馳浩

はせひろし

小選挙区(石川県第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数7(参1)回

馳浩の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○馳浩君 貴重な御意見をありがとうございました。  私は、たくさんの委員の先生方が御発言されると思いますので、お一人につき一点ずつ、教えていただきたいこと、御意見、見通し等々を質問いたします。  まず、長谷川参考人に対しては、このアジア地域の経済発展には一人一人のエネルギー消...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございます。
02月20日第140回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳浩と申します。  本日は、スポーツ行政のあり方についてを中心にしながら、とりわけ小杉文部大臣におかれましては、いまだにというのは失礼ですけれども、日ごろ心身を鍛えておられる、スポーツを中心にということでございますので、非常に明快な答弁...全文を見る
○馳浩君 はい、わかりました。  そこで、具体的に申し上げますけれども、子供たちの教育を施した上での、その教育をいかに身につけたかという点は学力の評価というところに出てまいりますね。そういったときに、この不易的な部分が学力の評価として、これはまさしくもつとはっきり言えば、入試の...全文を見る
○馳浩君 それで結構です。
○馳浩君 そこで、きょうの本題のスポーツ行政のあり方について伺いたいんですけれども、日本には昔から非常にいい言葉がありまして、文武両道という言葉がありまして、勉強にもスポーツにもいそしむという精神のことを私は言っていると思うんです。  その点におきまして、先ほどから申しましたよ...全文を見る
○馳浩君 スポーツの役割ということでは、心身の健全な育成ということと同時に、スポーツを通じた地域コミュニティー社会の形成という問題があると思うんです。と同時に、異世代、つまり十代、二十代、三十代から高齢者の皆様方まで、スポーツという一つの同じルールの土俵のもとに交流をし合い人間性...全文を見る
○馳浩君 この事業は、まさしく施設建設とか設備とか、そういったものではなくてソフト事業だということでありますので、私は非常に期待をしておるんですが、要はやはりここでも指導者の有効な活用ということになってくると思うんですね。この点、何か配慮しておられる点はありますか。
○馳浩君 この事業は一つの自治体において三年ということでしたね。
○馳浩君 引き続き、モデル事業としての報告が三年後というと、平成七、八、九、来年にも恐らく上がってくると思いますので、それ以降の問題もありますので、非常に注目しておるという意味でこれを期待しております。  ところが、平成九年度の新規事業としてスポーツタウン推進事業。スポーツタウ...全文を見る
○馳浩君 わかりました。  いずれにしろ、総合型地域スポーツクラブにしてもスポーツタウン事業にしても、地域に根差したスポーツ、それがやっぱり町全体を興す活力あるいは子供たちの健全な育成、もちろんスポーツは子供たちのためだけにあるものではなく、高齢者のためにもあるわけでありますか...全文を見る
○馳浩君 やはり冬季競技に集中しているということは、長野オリンピックに向けて十分金をかけたからかなという気もするんですが、余りそういうことを言うと身もふたもないのでそれ以上申し上げません。  そこで、競技スポーツのトップレベルの選手の強化ということは、その底辺の問題からいえば、...全文を見る
○馳浩君 先ほどから一貫した指導体制、ジュニアの選手のときからと言われますが、一貫した指導体制というのは具体的にはどういうことなのか。例えば、柔道で非常に活躍される女子の田村亮子選手は、小学校二年生のときから今現在まで同じ指導者に、これはある意味で一貫して指導を受けておるわけです...全文を見る
○馳浩君 その一貫した指導カリキュラムというのはあるんですね。
○馳浩君 これで、皆さん御承知のように、検討が進められているという段階なんですよ、東京オリンピックからですよ、今現在に至るまで。私はこれはちょっと日本のスポーツ行政のあり方としては非常に不備があると思いますし、一貫した指導カリキュラムというものを各競技団体にお任せして、それを検討...全文を見る
○馳浩君 ここに昨年十二月の「文部時報」があるんですけれども、ここでまさしく競技スポーツ課長の岡崎さんが、今議論しておるような選生育成、一貫した指導体制ということに関して、欠点と今後の取り組みを申されているんです。  私は、これを紹介する形で言いたいと思いますけれども、学校の部...全文を見る
○馳浩君 次の質問にいきますが、トップアスリートの育成に欠かせない点として、スポーツ医科学の研究とその研究の成果を現場で発揮するという点、今後の課題としてあるということは局長からも承りましたけれども、国立スポーツ科学センターの建設について、平成九年度の予算は一応計上されております...全文を見る
○馳浩君 わかりました。よろしくお願いしたいと思います心  そこで、今現在日本には体育系の大学が十五大学ありますし、そこにはまさしく設備も、それから選生育成研究等のノウハウもありますし、まさしくこれは研究のための実験台と言っては言い方が悪いんですけれども、元気のいい学生がたくさ...全文を見る
○馳浩君 その検討をよろしくお願いいたしたいと思います。  次に、間近に迫りました長野の冬季オリンピック、それから間近ではありませんけれども大変物議を醸して、物議じゃないですね、いろいろ問題を含んでおりますサッカーのワールドカップ、韓国と日本の共同開催に向けましての質問に移りた...全文を見る
○馳浩君 その十分な助言に基づいて円滑にオリンピックが行われることを願っております。サッカーに関してももちろんであります。  次に、長野オリンピックの準備状況なんですが、文部省に伺うことの一つとして、プレ大会におきまして、IOC医事委員会からドーピング検査室が十分に確保されてい...全文を見る
○馳浩君 十分な準備がなされることを願います。  そこで、私は、ちょうど昨年の二月二十二日のこの文教委員会におきまして、アンチドーピングということに関しまして質問させていただきまして、そのときの答弁で、まさしく佐々木さんからこういう答弁をいただいております。  このアンチドー...全文を見る
○馳浩君 一年を目途ということで、私、何かちょっと意地悪い質問になってしまって申しわけないんですけれども、その保健体育審議会の審議の状況を見ながら、より有効なアンチドーピング事業が推進されますことを願います。  それで、大臣にもこれまたお伺いしたいんですけれども、要は、アトラン...全文を見る
○馳浩君 とりわけ厚生省の方にお願いしたいのは、今までパラリンピックの選手に対して、そうやって厚生省のリードのもとにドーピングということに対しての例えば教材を使った指導とか、そういった通達とかで出されたことが過去ありますか。
○馳浩君 これはまさしく文部省に対しても同じことなんです。第二の伊藤選手の事件は、絶対これは引き起こしてはいけないと思うんです。これはまさしく日本の選手に、公平公正で、正々堂々と競技に臨んでいただくためにも、知らなかったというその一言が後で出ないように徹底した指導をお願いいたした...全文を見る
○馳浩君 白紙に絵をかくのはまさしく皆さんの得意とするところでありますので、本当にすばらしいお知恵をどんどん出して協力していっていただきたいと思います。  次に、スポーツ振興ということについて、これは法的な観点からいいますれば、スポーツの振興を法的に整備したのがスポーツ振興法、...全文を見る
○馳浩君 スポーツ振興に関する予算の問題ということを考えますと、私は、余り例に出して申しわけありませんけれども、例えば文化庁の予算とよく比べたりするんです。七百億を超えていますね、文化庁。それに比べまする体育局の予算、スポーツ振興に関する予算総額は幾らぐらいなんだろうなと。これは...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
02月24日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。ちょっと経済問題に関しては門外漢ではあるんですけれども、この調査会で勉強させていただいたことを整理しながら、それから加えて私見をも述べていきたいと思います。    〔会長退席、理事板垣正君着席〕  まず最初に、概念として私は、アジア太平洋地域の...全文を見る
○馳浩君 ODAの効率性を担保するためにどういうふうな方法を求めればよいのかという御指摘でありますけれども、先ほど上田先生も申し上げられましたように、ODA基本法に基づいて国と民間が入って国別の援助計画を立てていくべきだと思います。それが一番の遠くて近い道だと思っております。 ...全文を見る
○馳浩君 益田先生の御指摘されるとおりに、ODAによる政府の援助のソフト面の充実、この技術協力の面において充実するのはやはり私も当然であると思います。  ちょっと話は変わりますけれども、ペルーにおける大使公邸占拠事件、これはまさしくテロリストが自分たちの行為を正当化するために日...全文を見る
○馳浩君 東南アジアの安定的な経済発展ということでは、私はいつも一点、こればかり言うんですけれども、やっぱりエネルギー資源の安定的な供給、大量輸送の実現ということをこの域内において実現していくべきだと思います。  私は、先ほどもちらっと申し上げましたけれども、天然ガスパイプライ...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩でございます。よろしくお願いいたします。  政策研究大学院大学の設置に絡みまして、大学院の重点化政策に関しましてまず質問をさせていただきます。  平成三年の五月に、これは井上裕文部大臣のときに大学審議会の答申として「大学院の整備充実について」という答...全文を見る
○馳浩君 という答弁を期待しておりましたが、現実問題として、十八歳人口の減少という問題を考えましたときに、もしかしたら大学側が学部に入ってくる学生が少なくなる、では大学院修士、マスターを拡充して経営のことも考えて学生を確保するためにといううがった考え方も一つあります。  と同時...全文を見る
○馳浩君 まさしく、文科系の大学院の拡充をされるのはいいんですけれども、それによって行われる教育内容が重複しないように、下手をすると大学の学部教育が高校の補習科になってしまうと。恐らく、初等中等教育と高等教育の連携の悪さだと思うんですよ。大学の先生は、高校から上がってくる学生はど...全文を見る
○馳浩君 よろしくお願いいたします。  そして、最も私は重要だと思いますのが卒業生の就職先の問題であります。この点、文系と理系で違うとは思うんですれども、それに分けて、さあ教育はいたしましたよ、進路に関しては学生さん勝手にどうぞというわけにはいかないわけでありますから、文部省と...全文を見る
○馳浩君 まさしく、これから科学技術創造立国として日本は新たな分野に進出していかなければいけない段階にありますから、研究者が大学で教員として非常に自分の業績を評価されていくようなシステムになるとか、あるいは専門職的な職業人として企業に勤めるようになったときに有効な就職先を産官学が...全文を見る
○馳浩君 わかりました。  では、引き続きまして政策研究大学院大学の設置に関しましての質問に移ります。  ことしの十月一日に設置し平成十二年度から学生を受け入れると、三年間の準備期間があると思いますのでぜひその期間内により社会に、国家にとって必要な大学院大学として整備されます...全文を見る
○馳浩君 私は、それはおかしいと思います。政策研究については、これは政党は幾つもありますかもしれませんが、政策というのは幾つか複数の中から最良のものをその時代の国の方向性に合ったものについて選んでいくべきものであって、その一つに集約して研究の拠点を今回の大学院大学に置けばいいとい...全文を見る
○馳浩君 まさしく卓越した研究拠点としての期待があるということでございますけれども、三点大臣に申し上げます。所見を伺いたいと思います。  ぜひ研究の優秀性、卓越性を基準にして研究費等の予算配分をしていただきたい。私は大学の教授として籍を置いたことがないのでこれは石田先生に伺った...全文を見る
○馳浩君 実は、この教員の任期制という問題については大変な問題をはらんでおりまして、法改正の問題でありますとか、あるいは私学の場合には労働基準法の改正とか、国公立大学の場合には人事院規則の改正という問題まではらんでおりますので、これは私は改めてまたこの委員会で議論をさせていだだき...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
04月02日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第5号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳浩でございます。よろしくお願いいたします。  今回のこの南極環境保護法に関しましては、南極条約議定書とその附属書IからV、これを国内法的にも効力を及ぼすために制定されるものと承っております。船舶の航行、航空機の飛行、結果を公表する科学...全文を見る
○馳浩君 その最後の点ですけれども、確認を行うことになるということは、観測隊の活動というものはこれは文部省の所管のことでありますから、文部大臣に対して必要なことがあれば、この法に触れるようなことがあれば、文部大臣に対してもちゃんと指導というか意見を行うということで理解してよろしい...全文を見る
○馳浩君 はい、わかりました。質問を続けます。  この法律は外務省ではなく環境庁が主体となって南極の環境を監視、保護していくということでございまして、非常に意義が大きいものであると思います。とりわけ、外務省が所管しておりました南極地域の動物相植物相保存法が廃止され、この点を環境...全文を見る
○馳浩君 はい、ありがとうございます。  そこで、細かく入ってまいりますが、幾つか問題点を指摘させていただきます。  この議定書の附属書Ⅳ、これは南極の海洋汚染防止に関して定めているわけでありますが、この点については実は南極保護法は関与せずに現行の海洋汚染海上災害防止法で関連...全文を見る
○馳浩君 私は、実は環境庁と運輸省が両方が共管の法律であるということを基本的な問題のところで押さえておりませんでしたので、ちょっと失礼な質問になったように思いますが、運輸省にとりまして、恐らくこの海防法の改正ということに関しましては、南極海域というわけですか、この点に関しましての...全文を見る
○馳浩君 はい、じゃわかりました。環境庁とも連携をとりましてよろしくお願いいたします。  次に移ります。  この環境保護に関する南極条約議定書は、南極の環境保護にとりまして画期的な内容であります。しかし周知のごとく、協議国二十六カ国すべての国が締結して初めて効力を生じるのに、...全文を見る
○馳浩君 この後外務省にお答えいただくんですけれども、これは九一年に採択された条約でございまして、ことしは九七年ですから、もう六年たっておるわけでありまして、非常に優秀な日本の官僚の皆さん方が諸外国と比べてもそんなに六年もかかる必要があるのかなという私は疑念を持つのでありますが、...全文を見る
○馳浩君 お答えにはなっていないわけでありまして、進めますが、これは今回だけではないわけでありまして、例えば一九六四年採択の動物相、植物相の保存に関する合意措置の承認も、これは我が国が承認したのが八二年、二十年近くかかっているわけですね。これは協議国の中では一番最後であります。あ...全文を見る
○馳浩君 最初の方の御答弁で、他国の動向を見守りながらとかいうお言葉がありましたが、そういうのではなくて、むしろ他国に私たち日本国の取り組みが影響を与えるような取り組みをしていくべきでありまして、この点に関しまして、恐らく環境庁長官も国際会議があるときに外務省のおかげで恥ずかしい...全文を見る
○馳浩君 次の質問に移ります。  南極地域での陸域での活動はすべて第五条以下の確認の対象となりまして、確認がおりなければ活動ができないのが原則であります。しかし、例外もありまして、第五条の二項、これ読み上げます。「議定書の締約国たる外国の法令であってこの法律に相当するものの規定...全文を見る
○馳浩君 それはおかしいんですね。運用に任されているというふうな話で済まされようとしておりますが、おかしいんです、本当に。日本のこの法律で規定されているものは、やつちゃいけない、しちやいけない活動だと言われているものは、外国の法令で相当するもので類するものがあればやってもいいよと...全文を見る
○馳浩君 というわけで、活動するときには日本人同士とか外国人同士ではなくて非常に多国間のチームを組んで活動することもあるというので、そういうものに対応した法令であるということの説明でよろしいわけですね、わかりました。その点、各国との協議を常に綿密に連絡をとりながらしていただきたい...全文を見る
○馳浩君 しつこいようですが、続きまして、このような立派な法律ができましても、運用次第で簡単に骨抜きにされるのは法律の偽らざる姿であると思います。ある締結国の許可制度が日本の確認制度ほどの厳格さで法制化されていても、その国の運用段階でざる法化してしまい、日本人もこの第五条二項を通...全文を見る
○馳浩君 ちょっと長々と意地悪なような質問になってしまいましたけれども、要は知見や判例の積み重ねで今後対処していくしかないというわけでありますから、一言で言いますれば、本当に御努力を期待しております。  次の質問に移ります。  この南極環境保護法、この大きな特色の一つであり評...全文を見る
○馳浩君 具体的に言ってほしかったんですけれども、個人、国、企業、法人、国際機関、こういったような方々と言ったらいいのかな、私の今申し上げたことでよろしいですか。
○馳浩君 ありがとうございます。  それで、この環境アセスに関しましては、議定書の附属書Ⅰの一条、二条、三条がこの今回の法律にも適用されると思うんですね。附属書Ⅰの第一条は予備段階、第二条は初期的な環境評価、第三条は包括的な環境評価と。これはこの法律によりますと、第七条一項五号...全文を見る
○馳浩君 条約と国内法で用語が混乱しておりましてわかりづらい面がありますので、もう一回お伺いいたします。  議定書の附属書では、影響が軽微または一時的な場合を基準に、それを下回る場合と上回る場合の三つに分けております。本南極環境保護法では、影響が軽微な場合と著しいおそれがある場...全文を見る
○馳浩君 こういった環境の評価については、明確な基準のもとに何が軽微で何がそうでないかというふうな判断は大変難しいところでありまして、先ほども申し上げましたけれども、これはまさしく知見と判例の積み重ね、諸外国との連携によりまして適宜行っていただきたいと思います。  次の質問に移...全文を見る
○馳浩君 わかりました。申請者、つまり主宰者にとりましては大変厳しい縛りがかかっているということを理解させていただきます。  それで、これは基本的な問題かもしれませんが、そもそも南極への環境影響が軽微か否かの科学的指標とは何なのでしょうか。恐らく数値になるのだと思いますが、この...全文を見る
○馳浩君 これはまさしく今後の課題ではあるでしょうけれども、やっぱり方針としては日本国内に比べてより以上の厳しい基準の設定というものは必要になってくると思います。  なぜならば、南極地域の環境の重要性に関しましては、冒頭で石井長官が申されましたように、オゾン層の問題でありますと...全文を見る
○馳浩君 というわけで、この第二十三条の措置命令は、確認制度をすぐれて実効性あるものに担保する規定と言えますが、問題はだれが禁止行為をするか否かを現地でチェックするかにあります。また、どういう連絡方法をとって中止命令を出すのか。だれがこの禁止行為をするか否かを現地でチェックするの...全文を見る
○馳浩君 環境庁長官が指定する現地の職員と申されましたよね。それは、我々日本ですけれども、日本人あるいは日本として、先ほど申しましたように申請を受け付けた活動主宰者に対してしかその効力がないのか、それとも国際的な査察員みたいな人がいて、どこの国の人でも、あんたそんなことはやっちゃ...全文を見る
○馳浩君 ということは、これは環境庁に聞いてもわからないかもしれないですけれども、先ほど私が申しました国際的な査察員というのは存在しないわけなんですか。これは条約あるいは議定書には書いていないんですかね。
○馳浩君 続きまして、この第二十三条の措置命令では、第七条一項五号に違反する行為が対象外になっておりますが、なぜですか。環境アセスにより南極への環境影響が科学的知見に照らし著しいものとなるおそれがある行為を対象にしないのは不当ではありませんか。この法律の目玉であります環境アセスの...全文を見る
○馳浩君 わかりました。それでは次に移ります。  その禁止行為をした場合に原状回復を大いにさせるべきでありまして、この条文でもそうなっております。問題は、原状回復が著しく困難な場合、代替措置を認めておりますが、どんな場合を想定しているのでしょうか。さらに、ここで言う代替措置とは...全文を見る
○馳浩君 それで、この措置命令、第二十三条の三項なんですよね。その原状回復をさせる。ところが、環境庁長官によって原状回復しなさいというふうに「命令をされた者がその命令に係る期限までにその命令に係る措置をとらないときは、」、つまり言うことを聞かなかった活動の主宰者に関しては、これは...全文を見る
○馳浩君 次に、罰則規定について申し上げます。  これは第二十九条から第三十三条まででありまして、一番重い罰則は一年以下の懲役、百万円以下の罰金とあります。措置命令は行政処分ですからまだよい。まだよいというわけではないんですけれども、行政処分ですから。この第二十九条から第三十三...全文を見る
○馳浩君 ならば、今申されました普及啓発活動についての環境庁としての施策は何かありますか。
○馳浩君 質問を続けます。  議定書の附属書Ⅱの三条には、ペンギンやアザラシの群れを乱す有害な干渉を禁止しております。これは本法の十四条二項三号で禁止されると思いますが、この有害な干渉には罰則規定がないのはいかがかと思います。これは第二十九条を参照としていただければわかると思い...全文を見る
○馳浩君 ちょっともう一回確認しますが、罰則の第二十九条は「次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。」とありまして、その第一号ですか、「第十三条、第十四条第一項若しくは第二項(第三号を除く。)」と書いてあるんですね。第三号を除くということは、...全文を見る
○馳浩君 これはまさしく今後の検討課題にしていただきたいわけですね。間接といいますけれども、直接の行為の方をすぐにやっぱり取り締まるという言い方はどうかわかりませんが、うがった見方によりますとこの今回の法律だと黙視、黙認するような形になってしまいますので、これはまさしく今後の検討...全文を見る
○馳浩君 わかりました。  時間もありませんのでちょっと質問が飛びますが、先ほども南極観測に関しまして文部省にお伺いいたしましたけれども、昭和基地周辺の廃棄物の管理につきまして、その実態そして環境庁に対する報告、これはどういう体制となっておりますか。これが第一点目の質問。  ...全文を見る
○馳浩君 これは石井長官ちょっと聞いてください。  今まで報告の義務がなかったから報告していないということですね。これはおかしいんじゃないですか。南極観測隊はもう既に三十七回、今度三十八回目かな、三十年にわたってやっておって、昭和基地周辺の廃棄物処理に関して報告がないわけですよ...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございます。
04月07日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○馳浩君 大脇委員にひとつ報告というか私たちが実際に見てきたことを申し上げれば、基地が沖縄のやはり市街地の大半を占めている。例えば、以前ありました米軍牧港住宅跡地というところが返還をされまして、平成十一年までに段階的に再開発事業というのを今しておるわけです。まさしく本当に都市の真...全文を見る
04月08日第140回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  きょうは、まず訪問教育について質問させていただきます。  盲・聾・養護学校の高等部の訪問教育の試行的実施に関しまして、同僚の阿部議員も非常に努力をいただきまして、私たちも及ばずながら微力を注ぎましたけれども、この四月一日...全文を見る
○馳浩君 残りの十五県はなぜ申し込みをしてないのでしょうか。
○馳浩君 実は当初は二十数県ぐらいだろうという予想があったにもかかわらず、三十二県ということは、これはやはり文部省の取り組みのおかげだと思いますので、深く敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございました。  と同時に、まだ根本的な問題解決にはなっておらない部分がたくさんあるので...全文を見る
○馳浩君 わかりました。非常に文部省の寛大な措置に対しまして深く本当に感謝を申し上げる次第でありまして、障害者に対しましても、あらゆる子供に対する教育の機会が確保されますように今後とも引き続き御努力をいただきたいとお願いを申し上げます。  続きまして、学童保育の問題について質問...全文を見る
○馳浩君 児童福祉の観点からということで、私のきょうの質問の趣旨はそこに教育の観点もつけ加えていただきたいということなんですが、質問に入りたいと思います。  学童保育につきましては、一九六六年に文部省は留守家庭児童会補助事業として国庫補助をしてきました。しかし、一九七〇年にこれ...全文を見る
○馳浩君 はっきり言うと廃止の理由がよくわからなかったんですが、社会教育事業の一環ということでございますから、教育の一環というふうな形での補助をしていたというふうに私はとらえますが、よろしいですね。  それで、現在におきましても学童保育の問題を教育の問題ととらえていないのですか...全文を見る
○馳浩君 これは私の考え方がどうかなと思われるんだったらそう言っていただきたいんですが、私は学童保育は教育の問題として位置づけていただきたいと思っております。学校が終わりました放課後、児童が学校の外に出て学童保育の施設に入った瞬間に児童福祉の問題になり、そしてまた家庭に戻れば教育...全文を見る
○馳浩君 まさしく教育上の側面も持っているということについて委員の皆さん方もそんなに異論はないと私は思っておりますし、その点におきましては、実は厚生省との共管という形でこの施設に対する事業も文部省として行っていっていただきたいという希望を私は持っております。  一九九六年、昨年...全文を見る
○馳浩君 そこで、先ほど大臣も少し述べられましたが、第十五期の中教審の答申では、子供に生きる力を養い、ゆとりを与えよう、その中から自主的な学習意欲に燃えた子供たちを育成していこうという一つの指針が文部省に答申として出されたわけであります。この答申を無にしないためにも、むしろこれを...全文を見る
○馳浩君 考えていないということでありまして、ちょっと残念な気もいたします。ならば、もっと現実な問題で質問をさせていただきたいと思います。別に私納得しているわけじゃないんですけれども、今後とも引き続きもうちょっと努力していただきたいと思っておるんです。  現実的な問題として、学...全文を見る
○馳浩君 私も手元にあるんですが、余裕教室活用指針の十七ページを読みますと、「転用施設の管理は教育委員会が併せて行うことが望ましい。」という表現でありますけれども、「望ましい」というわけでありますから、それ以外の所管であってもいいという表現になると思うんです。それで、実はこの指針...全文を見る
○馳浩君 まさしく教育委員会が所管する諸施設の範囲内に学童保育の施設を入れていただきたいというふうな趣旨で私は質問しておるわけでありますので、御理解いただきたいと思います。  そこで、角度を変えまして、この余裕教室活用という点の優先順位について質問させていただきます。  まず...全文を見る
○馳浩君 この優先順位が三つあるんですよ。これを皆さんにも紹介しますよ。  一つ目は、第一優先順位ですよ、「児童生徒の学習のスペース、児童生徒の生活・交流のスペース及び授業準備のスペースの設置について検討」。二番目が、「管理スペース及び学校開放を支援するスペースの設置、また撤去...全文を見る
○馳浩君 まさしく自治体の自主的な判断によってとらえられるべき問題というわけでありますので、というのでありますならば、市町村がそういった形で取り組む姿勢を見せられたら、学童保育の施設への転用を望まれるような方向を文部省としても指導していただきたいと、そういうことを私は申し上げたい...全文を見る
○馳浩君 よろしくお願いいたします。  続きまして、総合学科の卒業生の進路につきまして質問させていただきます。  ことしの三月に総合学科の初めての卒業生が全国七校で卒業式を迎えまして、本当に新たな高等学校教育の一ページが開かれたと思います。実は私は昨年の三月にも質問させていた...全文を見る
○馳浩君 ことして全国の総合学科の高校を合わせれば七十五校ぐらいになりますよね。ということは、ことし七校でありますから、単純に言っても来年、再来年とその十倍に卒業生がふえてくるわけでありまして、より一層拡充していただきたいということを強く申し上げますが、いかがでしょうか。
○馳浩君 まさしく今おっしゃったようになじみが薄いという大学関係者の不安があるわけでありますので、その点の不安を取り除く対応をお願いいたしたいと思います。  総合学科に関しまして根本的には、教育評論家などによく言われることですけれども、職業高校の救済策なのか、あるいは進学校でも...全文を見る
○馳浩君 千校ということでありますが、一つこの問題点を指摘させていただきます。  スクールカウンセラーの育成、人員確保、これが問題になっております。と同時に、現場におきまして非常に期待感が大きく、うちの学校もうちの学校もという要望が多いと思います。これはひとつ私の提言であります...全文を見る
○馳浩君 よろしくお願いいたします。  続きまして、実は私もこの委員会で質問を一回したことがありますが、イギリスではいじめ問題に対して生徒が相談員になる、生徒が生徒の相談員になる。つまり、親や先生に話せないことでも同級生ならば相談ができるということで、そういう事例を紹介させてい...全文を見る
○馳浩君 続きまして、財政構造改革会議から出されております教育予算の聖域なき歳出削減ということに関しまして、実は四月十五日に文部大臣が大蔵省あるいはこの財政構造改革会議の意見聴取という形でそれに臨まれるということを承っておるのでありますが、教育の問題でありますので、不安なところは...全文を見る
○馳浩君 個別問題に移りますけれども、去る二月二十三日に大蔵省は、少子化を踏まえまして、教職員の合理化ということで一万人の削減要求を文部省に求める方針を明らかにしていると、もうこれは報道されているわけであります。ということは、今第六次の教職員の定数配置改善計画がありまして、それが...全文を見る
○馳浩君 この第六次の定数配置改善計画は、改善増が三万ちょっと、そのうちの半分近い一万四千二百九十七人、これはチームティーチングの導入による増なんですね。これに対する評価というものをまず伺いたい。  なぜならば、少子化で減る段階での教員の確保策ではないかといううがった見方と、そ...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
04月15日第140回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩でございます。  まず、委員長にきょうは御礼を申し上げたいのは、文教委員会で最初から全員がそろうというのはなかなかありませんでして、これもやはり有馬先生に対する期待感の大きさだと思いますので、きょうはよろしくお願いいたします。委員長、本当にありがとうご...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございます。
○馳浩君 有馬先生は理系の先生だということでぜひ考えていただきたい点があるんですが、大学院の教育の充実の面で、日本は科学技術創造立国を目指そうとしております。ということは、今現在は科学技術模倣立国であるというふうに考えた方がいいと思うのです。大学の先生方も基礎研究をより一層充実さ...全文を見る
04月21日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
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○馳浩君 御意見をいろいろとありがとうございました。川島局長にのみちょっと基本的な問題から伺いたいと思います。  安全保障と外交というのは、一種似て非なるものと私は思っておりますが、軍事力によって守られるべき国益というものの優先順位を、この東アジアにおいて今から伺いたいのは、ア...全文を見る
○馳浩君 国益、それぞれの国にとってのです。軍事力によってという一応前提を置いて。
○馳浩君 そこで、もちろん領土を守り国民を守っていく、それが国益につながるということなんだと思いますけれども、この東アジア地域の場合には、エネルギー資源の依存というのが中国を中心にして、今まで中東に頼っていたのが、これはまさしく一昨年から中国も準輸入国になったわけでありまして、中...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
05月08日第140回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳浩でございます。  本改正案が学校図書館の充実、ひいては児童生徒の読書離れを解消する上で大きな第一歩となることを確信しております。  しかし、本改正案だけで十分かといえばそうではありません。司書教諭の配置に伴う校内の協力体制をどうす...全文を見る
○馳浩君 有資格者一万二千五百六十九人中五百二十四人にしか発令されていない、つまりわずか四%の有資格者にしか発令されていないことになります。さらに、私立も含めて司書教諭は百校に一人しか配置されていません。小学校では三百校に一人だけであります。この状態が四十数年放置されたわけであり...全文を見る
○馳浩君 以上のような理由を踏まえまして、これまで文部省はどのような施策をとってこられたのでしょうか。
○馳浩君 読書指導研究指定校あるいは啓発活動、指導通達とありますけれども、例えばこの通達の内容にいたしましても、学校図書館法に司書教諭を置くようにと定めているのであるから置きなさいといった印象のある、形式面での強調でしかありません。今回の附則第二項の改正につきましても同様な側面が...全文を見る
○馳浩君 法改正なしでも、現在司書教諭の担当する授業時間数を軽減したり、さらには全くなくしていわば専任状態にすることはできるのでしょうか。
○馳浩君 学校の裁量によって専任状態にもできますし、授業時間数も軽減したりできるということでありますが、この場合にほかの教諭にしわ寄せが来ますが、司書教諭が適切に当該職務を果たすためには、教諭全体の理解のほかに、さらに校内の協力体制が不可欠であります。この点を各学校、教育委員会に...全文を見る
○馳浩君 司書教諭の資格について質問いたします。  七科目八単位、実務経験によっては一科目二単位の講習の履修で資格が取れることについて、その専門性からいって不足、不十分との意見をよく耳にいたします。この点、文部省はどう考えておられるのでしょうか。
○馳浩君 おおむね妥当というような意見もありましたけれども、学校図書館を取り巻く状況というのは、例えば情報化社会に対応するということでありますとか、あるいは図書館が保健室と同様にある意味では心のオアシスとなるというふうな観点もありますので、そういう意味では、講習の内容が現代的なも...全文を見る
○馳浩君 次に、いわゆる小規模校の取り扱いについて質問いたします。  今回の改正で、例外的に政令で定める規模以下の学校については司書教諭の設置が改正前同様に猶予されます。政令ではどの程度の規模を対象にする考えでしょうか、その理由もあわせてお聞かせください。
○馳浩君 学校教育法施行規則第十八条によりますと、分校は、小学校は原則五学級以下、中学校は二学級以下であることから、この五学級または二学級以下を小規模校として当該政令で定め、六学級以上または三学級以上では司書教諭の配置を義務づけることはできないのでしょうか。できないのであるならば...全文を見る
○馳浩君 今、辻村さんは数字のレトリックを使われたような感じで人数のことをおっしゃいましたけれども、盛んにおっしゃいます十二という学級数を、逆に小規模校が十一学級以下ということにいたしますと全体の約四〇%以上が小規模校に当たるわけであります。ということを考えますと、これまでに四十...全文を見る
○馳浩君 今、大臣は十二学級にしたとおっしゃいましたけれども、まだしたというのではなくてこれからの文部省の取り組みでありますので、その点はちょっと自重していただきたいと思います。  さて、本当に大臣のおっしゃるとおりでありますが、問題は、司書教諭を置けないかわりの次善の策として...全文を見る
○馳浩君 よろしくお願いいたします。  では、大臣に質問を申し上げます。  第十五期中教審が打ち出した答申の中で「生きる力の育成」ということがありまして、要は自主的に学び、力をつけていく学習方法ということでありますが、その中で、調べ学習ということが、これが生きる力を養成するた...全文を見る
○馳浩君 いや、結構です。ありがとうございました。  続きまして、いわゆる学校司書について質問を申し上げます。  いわゆる学校司書と言われる学校図書館の職員がどのくらいの割合で配置されているのでしょうか。小、中、高校別で教えてください。
○馳浩君 では、その身分あるいはその雇用形態はどうなっているのでしょうか。
○馳浩君 そこでの質問ですが、学校司書が現場で果たしてきた役割は大変重要であります。いわゆる学校司書のおかげで学校図書館が活性化し、さらには先生の授業にも役立った例は枚挙にいとまがありません。子供の読書離れを現場で防いでいる職員と言えます。その学校司書の職が、今回の法改正による司...全文を見る
○馳浩君 最後に、提言といいますか、一言申し上げさせていただいて終わりたいと思います。  現在、各自治体で学校図書館の活性化に向けてさまざまな取り組みをしております。私の選挙区の石川県におきましても、小松市、松任市、辰口町が司書資格のある者を募集・採用して小中学校の学校図書館に...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
05月19日第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第8号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩でございます。よろしくお願いいたします。  日本の経済協力のあり方についてひとつ考える、これは大きな問題点だったと思うんですけれども、我々が調査会でこうやって議論しておるさなかに、昨年の十二月来、ペルーの日本大使公邸におきまして人質事件がありました。無...全文を見る
○馳浩君 先ほど益田理事からお尋ねがありました点で、レバノンの政治状況、それから日本とレバノンの二国間関係、それからベイルートを中心とした再建計画といった問題、これは恐らく日本としての経済援助の問題にも絡んでおりますので、その点について簡潔に三点申し上げさせていただきたいと思いま...全文を見る
05月21日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第8号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩と申します。先輩の河本委員と多少重複する点があるかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。  まず、質問をする前に、行財政改革の厳しい折柄、環境庁におきましても、その存亡の危機に面していると私は承っておるわけでありますが、ある意味では環境省として...全文を見る
○馳浩君 大きく三つの効果を挙げていただきましたけれども、これらからもわかりますように、いずれも重要なものばかりでありまして、この三つの効果が十分あらわれるならば本当にすばらしい、かつ魂の込められたアセス法案になると思います。ただし、果たしてこのままで三つの効果が十分あらわれるの...全文を見る
○馳浩君 今提案を申し上げましたこの環境管理計画の事前提示制を実効性あるものにするためには、地域環境管理計画に示された自然環境の重要度がスコーピングにおいて参考にされるように、調査等の選定に当たっての基本的事項や指針にこの旨を明記すべきであると考えますが、いかがでしょうか。
○馳浩君 問題点は、自治体がこの趣旨に沿った環境管理計画を策定するかどうかであります。この点、環境庁、どんな施策でこの計画策定を促進させるつもりでしょうか。
○馳浩君 より一層の充実をお願いしたいと思います。  今提案させていただきました手だても効果があると思いますけれども、これはやはり自治体次第でありまして、やや他人任せの感があります。最善の方法は、答申にも指摘されておるとおり、上位計画段階のアセスであります。アメリカで実施されて...全文を見る
○馳浩君 具体的に詰められているということでありますし、今後の対応をしていくということでありますから、好ましいことでありますけれども、この上位計画アセスがいつ導入されるかはまだわかりません。また、このほかにいろんな手だてを考えてこそ実効性のあるアセスになります。  そこで、また...全文を見る
○馳浩君 もありますと強調していただいたようでありますけれども、私としては、効果が認められる政策でありますので、義務づけでなくても立地の代替案の提示ができるとしてほしいと考えますが、いかがでしょうか。これだけでもあれば、立地の代替案の提示を第三者が促すことになり、その結果事業者が...全文を見る
○馳浩君 続きまして、今度はスコーピング手続の導入効果の一つであります関係者の理解促進効果について、これが本当にそういう効果があるかどうかについて質問を続けていきます。  この点のポイントとなりますのは、評価項目や評価手法の選定の仕方を規定する法第十一条の規定の理解であります。...全文を見る
○馳浩君 今の答弁を聞いておりますと、広く問題となる方法は科学的に普及したときでなければ見直しの対象にならないといった、ちょっと腰の引けた感じがあります。これでは十分な環境への配慮がなされていくとは思えないと思いますが、具体的に伺います。  科学的知見が広く普及し固まる前でも、...全文を見る
○馳浩君 個別の事業につきましてできるものという答弁でございますので、この点を確認ができたことを一つの成果としておきたいと思います。  次に、評価項目や評価手法の選定基準となる第十一条三項の指針につきまして、例えば住民や知事提案の評価項目、評価手法を積極的に取り入れるためにも、...全文を見る
○馳浩君 ここからはちょっと先ほどの河本委員の質問とも重なっていくのでありますけれども、第十一条一項の規定の仕方を見れば、知事、市町村長、一般市民の意見を十分検討し考慮してくれるように見えます。しかし、評価項目や調査、予測及び評価手法の選定権者はあくまでも事業者であります。そうで...全文を見る
○馳浩君 先ほどの河本委員に対する答弁とほぼ同じようなことで、最終評価書の審査で事業者の利己的な決定を非難し、許認可等に反映させられるので心配は要らないというふうな環境庁としての御意見でありますけれども、本当にそうであるならば結構でありますが、懐疑的にならざるを得ない。といいます...全文を見る
○馳浩君 次の質問に移ります。  今回の法制化に当たりまして注目されている論点の一つとして、アセス対象事業の拡大があります。しかし、この問題は実は観点の異なる二つの問題であります。一つは、対象事業そのものの拡大問題です。発電所を対象とするかどうかなどはここでの問題であり、いわば...全文を見る
○馳浩君 確認をさせていただきましたが、明確に答弁いただきましたので、ありがとうございます。  続きまして、問題はゴルフ場やごみ焼却場などです。現時点でこれらを対象事業種と考えてはいないのでしょうか。
○馳浩君 では、まずゴルフ場について、なぜ対象事業種に加えないのでしょうか。その理由を述べてください。
○馳浩君 ちょっと詳細に今の答弁を分析し、かつ批判をしたいと思います。  まず、ゴルフ場には許認可法が存在していないから対象外との理由は、そもそも発想が逆であります。ゴルフ場をアセスでチェックしていく必要性があるかどれだけ環境に悪影響を与えているかを検討して、チェックする必要性...全文を見る
○馳浩君 私が質問した中でお答えがちょっと私はっきり理解できなかったんですが、このゴルフ場について、第二条第二項二号に言う届け出事項にしてアセス対象事業にできるようにすべきではないかと私は申し上げましたが、それについては具体的にどうお答えをいただけるのでしょうか。
○馳浩君 重ねてしつこく質問いたしますけれども、そのゴルフ場というのは、私もたまにゴルフをやるので余り大きなことは言えませんけれども、非常に大きな範囲にわたりますし、それから東京近郊の千葉、埼玉、静岡、神奈川などは一カ所に集中しておることもありまして、地方に任せてよい問題ではない...全文を見る
○馳浩君 ごみ焼却施設の排ガス発生能力は確かにほかと比べて小さいと。しかし、ここで問題となっている排ガスはダイオキシンであります。最強最悪の猛毒ダイオキシンはその猛毒性ゆえに、排出量が極端に小さくとも人体に決定的ダメージを与えます。  この点を踏まえて、今回、この法でも評価項目...全文を見る
○馳浩君 本法案に関する私の質問の答えにはなっていないように思いますが、今おっしゃった答弁も効果的な一つの方法であると考えられますが、ダイオキシンの排出規制についていち早く、これは大気汚染防止法によるのか、早く規制の基準を決めて、数値目標を決めて総量規制なりしていただきたいんです...全文を見る
○馳浩君 夏ぐらいに出していただければ秋の臨時国会に間に合うわけでありまして、私たちとしても厳しい目でその進捗状況を見詰めていきたいと思います。  最後の質問の方に移ります。  次に、規模要件の緩和による対象事業の拡大の問題でありますが、まず確認の意味で、規模要件については従...全文を見る
○馳浩君 この基本となります閣議アセスの規模要件にこそ問題があります。  例えば、今問題となっております長崎県の諌早湾のムツゴロウ問題。これは閣議アセスができる前の長崎県のアセスを受けて事業化されておりますが、これは埋め立て及び干拓に当てはまる事業であり、この規模要件が面積で五...全文を見る
○馳浩君 最後になりますけれども、規模が小さいからかからないというのは、私は環境委員という立場からいえば非常に逃げの姿勢であると思いまして、こういうことを進めておってはいつまでも環境庁がその存在価値を発揮できないのではないかという懸念もあります。私は、最初から申し上げましたように...全文を見る
05月22日第140回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳と申します。  まず、著作権法改正の質疑に入る前に、私も実は昨年来インターネットを通じてホームページを開いて政治活動を報告するという形をしておりまして、院内におきまして私は文教委員会と環境特別委員会に所属しておりまして、その議事録を要...全文を見る
○馳浩君 そこで、無制限に無節操に情報の垂れ流しであってはいけないわけでありまして、とりわけ今回の改正では著作権、著作隣接権といったものがしっかりと守られていかなければならないということでありまして、この法改正が率先して日本でも進められていくことによって、我々利用者が有効に利用す...全文を見る
○馳浩君 この点は私も個人的に早く規制をしてほしいなという問題があります。実は私のキャラクターを使ったゲームソフトが出ておりまして、私は一年間別に寝ておっても一昨年で二百万円入ったんです。去年で二十七万円入ったんです。  もちろん、それは私のプロレスラーとしてのキャラクターをゲ...全文を見る
○馳浩君 通信技術、情報技術の技術進歩というのは日進月歩といった形でありますので、後追いにならないような法改正がこれからも進められるべきだと思っております。  続きまして、今回の法改正では、著作者にはいわゆる送信可能化権を含めた公衆送信権が認められるのに、実演家・レコード製作者...全文を見る
○馳浩君 時間の都合もありますので、ちょっと質問を飛ばしまして、インターネットに合わない発信地主義というふうな問題について質問させていただきます。  皆さんも御承知のように、インターネットというのは国境を越えて情報を発信するわけでありますが、著作権法の未整備な国から発信された情...全文を見る
○馳浩君 次の質問に移ります。  今回の法改正によりまして、今の図の下段の左側にありました送信可能化権を適切に運用するために、以下申し上げます三つの点についての文化庁の施策が必要になってくると思います。  一つ目は、だれが著作権を持っているかということのデータベースの構築。二...全文を見る
○馳浩君 啓発という観点から言えば、最近は我々大人よりも中学生、高校生の方がこういったインターネットを利用しておりまして、自分のホームページを活用したりしておりますが、著作権意識といったものがないと勝手に人のものを盗んで歩くわけですね。これはある意味ではまさしく盗作ということにな...全文を見る
○馳浩君 最後の質問をさせていただきます。  ホームページに私なども自分の馳浩という名前で情報を載せておるわけですが、匿名で有害情報、これは最近問題になっておりますけれども、わいせつな映像などを載せて、あるいは写真などを載せてしまうということで、これはもしかして大変子供たちに対...全文を見る
○馳浩君 今申されましたように、フィルタリングソフトという接続遮断ソフトも開発されているようでありますし、余りにもえげつないと申しますか、そういったものはやっぱり刑法にも照らし合わせて規制されなきゃいけませんので、その点、各省庁の連携をもってして、自主規制だけにゆだねるのではなく...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 文教委員会 第14号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳浩と申します。よろしくお願いいたします。  大学教員に任期制を導入しようという法案についてではありますが、我々国会議員も六年間という任期のもとに仕事をしておるわけでありまして、任期が終わって再任というか再選されなかったときのことを考え...全文を見る
○馳浩君 今の基本的な質問に関連しての質問ではありますが、今回のこの任期制は強制ではなくて選択制ということであります。いわば学問の自由、大学の自治に配慮してのことだと思いますが、それでは私は問題があると思っております。  選択制の結果、ごく一部の大学、学部での導入にとどまった場...全文を見る
○馳浩君 もとより私は任期制の導入については賛成派の人間でありまして、今回の法案の中身では手ぬるいのではないか、むしろ積極的にこの任期制を採用していくべきではないかという考えであります。  でなければ、一般の産業社会ととりわけ基礎研究に携わる大学の中といったものが乖離してしまっ...全文を見る
○馳浩君 私は二点ぐらい要望したいと思います。  研究スタッフがその教授とともに移動するというのは、院生の自主的な判断というふうに今おっしゃられたと思うんですけれども、研究チームとして教授が異動する限りは、その薫陶を受けている院生が移って一緒に勉強するというのは、自主的な判断と...全文を見る
○馳浩君 次の質問に移ります。  法律案の第二条四号の部分について質問させていただきます。  ちょっと読ませていただきます。任期についてです。  国家公務員としての教員等若しくは地方公務員  としての教員の任用に際して、又は学校法人と  教員との労働契約において定められ...全文を見る
○馳浩君 そこで、「引き続き任用される」の意味には同じポストに再任される場合も含んでおりますが、原則が退職とある以上、再任にはおのずと限界があると思いますが、いかがでしょうか。
○馳浩君 ここは、今現在その職にある方々にとっては非常に微妙な問題であると思いますので、重ねて御質問を申し上げます。  やっぱり再任される限界の回数であるのではないかなと。つまり、二回までは再任は許されるのか、五、六回は大丈夫なのかという点でありまして、この再任の限界というのは...全文を見る
○馳浩君 適切に判断していただく事柄でありますが、事任期制に関しては非常に微妙な問題でもありますので、これについては私は法案成立後も関心を払っていきたいと思います。  次の質問に移ります。法の第三条について質問いたします。  ここで言う大学管理機関とは、国公立大学については「...全文を見る
○馳浩君 わかりました。  では次、第三条の二項で規則変更権を大学に認めておりますが、この変更権について二つ質問いたします。  時間的に、いつでも一定の手続さえ踏めば変更は可能なのでしょうか。二番目に、内容的な変更の限界はないのでしょうか。  以上二点をお聞きします。
○馳浩君 私が心配しておったのは、例えば五年という任期で採用されて、ところがその人が三年のときに大学側が、五年という任期だったけれども、じゃ十年にするというふうにすれば実質上再任が認められてしまうわけでありまして、そういった変更が可能なのかどうかということをお聞きしたがったんであ...全文を見る
○馳浩君 その程度だと最低限のものだと思いますが、それ以上については各大学の裁量に任せて規則を定めてもよいと理解してよろしいのでしょうか。
○馳浩君 次に、第四条についての質問に移ります。  任期制の対象となるポストは三種類に分けております。いわゆる流動型、研究助手型、プロジェクト対応型、これは第四条の第一項一号、二号、三号で分類されておりますけれども、第一号の流動型についてですが、確かに前段の方では「先端的、学際...全文を見る
○馳浩君 この「特に」というところが非常に問題でありまして、何かこの法案が成立しました後に不平不満あるいは争議が起きてきた場合に、この取り扱いについての文部省側の対応が求められるときもあると思いますので、これは検討をぜひしておいていただきたいと思います。  最後に、第五条第五項...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
06月03日第140回国会 参議院 文教委員会 第15号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩と申します。  本日は、大変貴重な御意見をありがとうございました。  まず、慶伊参考人に御質問いたします。  紳士協定という形で任期制を採用されているということでありますが、私は本案に賛成の立場から、より多くの大学にこの任期制を採用していただく場合...全文を見る
○馳浩君 本案は選択制ということでありますから、昇任あるいは転任の場合に、異動しようとするそのポストに魅力がなければ、やはり本人が納得しなければこれは任期制も本来の意味を発揮しないわけでありますね。  と考えますと、今回、この国会で総務庁所管の法律として国立の試験研究所において...全文を見る
○馳浩君 続けて慶伊参考人にお伺いいたしますが、北陸先端科学技術大学院大学というのは大変若い大学院大学でありますけれども、その立ち上げに当たりまして、慶伊参考人は多分御自身の人脈等を通じまして優秀な研究者、教授などを各企業あるいは全世界の各大学からお集めになったと思うんです。この...全文を見る
○馳浩君 もう時間がないので最後になりますが、要は、この任期制を採用しました場合に、任期が切れました、さあ異動先のポストが決まらないということは、研究あるいは教育の業績評価がなされた上での異動先のポストが決まらないのか、あるいは異動先のポストが少ないから決まらないのかという観点が...全文を見る
○馳浩君 どうもありがとうございました。
○馳浩君 自由民主党の馳です。よろしくお願いいたします。  前回に引き続きまして、今回の法案の任期制導入に伴いましてのインセンティブの付与に関して質問をさせていただきます。  今国会の提出法案の中で、総務庁所管の一般職の任期付研究員の採用、給与及び勤務時間の特例に関する法律案...全文を見る
○馳浩君 さらに詳しくお尋ねいたしますが、招聘型の研究員の場合には、俸給としては現在の公務員に相当するどの程度の金額が何段階に応じて支払われることになるのか、あるいは若手研究者の場合にはどの程度の金額がというふうな、そういう具体的なものを教えていただければ幸いと存じます。  研...全文を見る
○馳浩君 というふうに、同じようなというような言い方をしますけれども、国会に提出された法案で、総務庁が所管している国立試験研究所で働く招聘型あるいは若手登用型の研究職に対して、こういうふうに給与についてのインセンティブを設けられていると。最高額が指定職の俸給表の十二号を超えないと...全文を見る
○馳浩君 大変詳しい説明をありがとうございました。  次に、文部省にこれを受けて御質問申し上げます。  問題は、今御説明いただきました給与に関する特例、あるいは裁量勤務時間といったインセンティブを任期つきの大学教員にも応用できないかという質問であります。とりわけ、大学教員任期...全文を見る
○馳浩君 一番心配するところは、同じ研究に携わる公務員として、片一方の国立試験研究所においてはそういった給与面での、待遇面でのインセンティブがあり、片や大学の教員に関してはない。これはもしかしたら差別を生じることになるのではないか。とりわけ、同じ研究分野で研究している者にとっての...全文を見る
○馳浩君 この給与面でのインセンティブの付与については、今後の検討課題でもあるというふうな認識を文部省にもずっとお持ちいただければ、私はそれで結構でありますので、これ以上は追及はいたしません。  それでは、五月十六日の衆議院の文教委員会におきましてなされました質疑を踏まえまして...全文を見る
○馳浩君 わかりました。今後の検討課題ということで、この法案が成立しました後の私の注目の材料として見ていきたいと思います。  続きまして、私はまた賛成の立場からの質問となるのでありますが、やはり大学の教授を初めとしてその横断的な、余り大学の教授を労働者という言い方はしたくないん...全文を見る
○馳浩君 これは文部省に対するお願いなんでありますが、この任期制が採用されて、じゃこの任期制にこの教授のポスト、助教授、講師、助手のポストとなりましたときに各大学で規則を設けるわけでありますが、その任期についての情報の公表、これを各大学に任せるのではなくて、文部省としても日本全体...全文を見る
○馳浩君 最後に大臣に。この任期制が採用された後の制度的な担保が十分必要であるというふうなことについては、大体各会派の皆さんとも意見が一致するのではないかと思います。  けさ、北陸先端科学技術大学院大学の慶伊学長はこういうことを申されました。我々は、お金が欲しいのは確かにそれは...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
06月04日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第10号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  質問に入る前に、昨日の閣議後の記者会見におきまして石井環境庁長官が発言された内容が、きのうの夕刊そしてけさの朝刊と大変にぎわしておりまして、根本的に閣議におきましては事業を継続するということは了解しておるということは私も了...全文を見る
○馳浩君 新聞記者の皆さんはあらゆる質問をし、時には誘導尋問と言われるような質問もするでしょうが、しかしそれを受けて立って答弁をするのは大臣としての一つの使命であると私は思っておりまして、その言質をとられてどうのこうのといったことで閣内不一致であるとか言われないように、主張は主張...全文を見る
○馳浩君 この許認可の範囲を広くとらえる考え方もあり得るところでありまして、実際にそれが議論された場面もあると伺っております。したがって、今後の規制緩和や地方分権の動向も踏まえれば、アセス法の対象事業に変化もあり得ることから、アセス法における許認可にかかわる国の関与のとらえ方につ...全文を見る
○馳浩君 わかりました。よろしくお願いいたします。  もう一つ、ゴルフ場などのリゾート施設をアセスの対象にしないという意見の中で、地方がやっているのだから国がやることはないという、地方分権にかなったことであるというふうな前回の御答弁があったと思いますが、もう一度確認いたしますが...全文を見る
○馳浩君 この点について改めて質問をしたいと思います。  ゴルフ場はアセス条例または要綱を持つ五十もの団体が地方アセスの対象としており、引き続き地方に任せるのが地方分権にかなうというのが政府側の答弁でありました。  これに対して意見を申し上げます。  現在言われている地方分...全文を見る
○馳浩君 この点が、いま一つ環境庁が、あるいは国として踏み込めないところではないかなという心配をいたしておりまして、要は、ゴルフ場のアセスをこのまま地方に任せたままでよいのかということでありまして、国がある程度の後支えをしているんだよというふうな形でいいのかという疑問であります。...全文を見る
○馳浩君 これは新聞の記事を引用して申し上げるので、どちらを信じていいかわからないんですけれども、参考に供するとかという今答弁をいただきましたが、明確に新聞記事には「指針はゴルフ場、スキー場、ホテル建設などのリゾート開発を対象に、構想策定段階から環境対策に取り組むよう自治体、事業...全文を見る
○馳浩君 御理解ができないわけなんですよね。  この新聞記事が間違っているなら間違っているというふうに抗議していただきたいですし、先ほど申し上げた記事とはまた違うページの説明のところに、「今回のガイドラインは、法的拘束力はない行政指導にとどまるが、構想段階から営業に至るまで行政...全文を見る
○馳浩君 我々国会にいる人間は調査室にお聞きしたり直接環境庁などに資料を要請したりしていろいろな情報をダイレクトにいただけるわけですが、やっぱり国民の皆さんは、新聞を通じて一般の大学の先生方でも自然保護団体の方でも国の動きを知るわけでありまして、そういう観点からいえば、今の御答弁...全文を見る
○馳浩君 私自身は、この質問をずっと前回から続けてするというのは、大規模なゴルフ場開発はこのアセス法の対象にすべきであるという首尾一貫した考え方からですが、これ以上追及してもらちが明きませんので、地方に任せるというその考え方を受け入れるとして、ただし、この今回のガイドラインだけで...全文を見る
○馳浩君 この問題については最後に大臣の答弁を求めたいと思います。  今回のこのゴルフ場の問題でも明らかなように、対象事業についてはまだまださまざまな問題点が残っているということはわかりました。今回の法案ではそういった形でよしといたしますけれども、その対象事業を全く固定化するの...全文を見る
○馳浩君 では、次の質問に移りたいと思います。  次は、実際にアセスを行う技術者についての質問であります。  法ができました。運用状況についても、今現在長官から答弁いただいたように、法の運用に対して特段の配慮を今後もしていただくというふうな答弁をいただきまして、よろしくお願い...全文を見る
○馳浩君 ここは少し私、重要な問題だと思うんです。このアセスを効率よくといいますか、きちんとした評価のもとで行っていただくにはそれなりの資格を持った技術者がやっていただくものという前提で私はずっとおったんですが、この法律には資格を要求するということが規定されておらないということは...全文を見る
○馳浩君 ちょっとまだ納得できないんです。  実際に技術者というものの絶対数というのは足りているんでしょうか、不足しているんでしょうか。あるいは、今民間にお任せしてやらせるということでありましたけれども、そういった国が関与することについて、民間の会社にお任せしたままで、そこに情...全文を見る
○馳浩君 それはまた改めて、私は先ほど技術者の絶対数が本当に足りているのかというふうなことを申し上げましたが答弁がありませんでしたので、これは実際にその数字は基準もないので資料は出てこないと思いますが。  今後、アセス法が今国会で成立して施行されるようになった運用の段階において...全文を見る
○馳浩君 そうなんですね。実際にそういう資格というものもないし、技術を持った方、技術士については、今から質問しますけれども、絶対数が少ない、どういった分野にどういつだ方々がおられるかということの把握はし切れていないというふうなことだと思います。これはアセス制度の重要な、まさしく人...全文を見る
○馳浩君 非常にわかりやすく説明いただいてありがとうございます。  国家試験というわけでありますから、試験があるわけでありまして、試験の内容は学科試験だけなのでしょうか、それとも実技試験もあるのでしょうか。
○馳浩君 実は、私が持ってきた技術士制度についての「概要」の中にこうあるわけです。「国はこの称号を与えることにより、その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。したがって、例えば、企業、地方公共団体、国等が、技術コンサルタントの助けを必要とする...全文を見る
○馳浩君 一日も早く生活環境保全に関しての科目も選択科目の中に入りますように期待をいたします。  この環境部門について環境庁は幹事になっているとお伺いしておりますが、何をする意味での幹事で、関連して、環境部門の技術士を今後どのように政策の中に活用していかれるのでしょうか。
○馳浩君 このアセス技術者についての最後の質問というよりも提言になりますが、近い将来にこのアセス法の対象事業については、アセス結果の信頼性の担保とそれからアセス技術者の育成のために、この環境部門の資格を持つ技術士のアセス実施を義務づけし、これを公表していただきたい。  このこと...全文を見る
○馳浩君 ここは本当に抽象的な言葉なので、なかなか苦しい答弁だったんじゃないかなと私は感想を持ちました。  実際に、今現在の負荷量、それにその環境開発によって得られる汚濁負荷量を加えたものがどの程度かというものを環境アセスメントではかると。前提となる部分の予測が、前提条件が幾つ...全文を見る
○馳浩君 よろしくお願いいたします。  次に質問いたします。  評価項目の拡充についてですが、SPMについてきちんとした予測手法がないのはわかりますが、地域住民にとっても関心がある問題であり、今後精力的に検討すべきではないかと思いますが、コメントをいただきたい。  ちなみに...全文を見る
○馳浩君 次に、東京、大阪などの大都市、既に大気汚染の環境基準を大幅に超過している地域では、そこでの大規模開発に対する予測評価、とりわけ評価の基本方針を明確にすべきであると思います。この点が不明確だとアセス自体の社会的信頼性は向上しないと思いますが、いかがでしょうか。
○馳浩君 大都市において大気汚染が進んでおる中で環境基準を大幅に超過している、この点においてアセスがどの程度効力を持っているのかという素朴な疑問から出た質問なわけでありまして、初期段階での数値の設定あるいは目標といったものがずさんであってはならないわけでありまして、今後ともその指...全文を見る
○馳浩君 最後に二点を質問いたしまして終わります。  アセスの審査について環境庁は企画調整局内に環境影響審査室を設けて審査をしておりますが、ほかの省庁でも同様な組織があります。例えば、建設省河川局の河川環境課、道路局の道路環境課など、いずれも環境庁の審査能力を上回るといううわさ...全文を見る
○馳浩君 この点に関しましては、むしろ私たち立法府の方からの一つの課題であると思いますので、今後の私の勉強の課題としたいと思います。  時間が二分ほど余りましたが、最後に、私の質問を熱心にお聞きいただいた石井長官に御感想をお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。
○馳浩君 ありがとうございました。
10月16日第141回国会 参議院 運輸委員会 第1号
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○馳浩君 委員派遣について御報告申し上げます。  去る九月三日から同五日までの三日間にわたり、大分県及び福岡県における空港、港湾及び鉄道の整備状況等の実情を調査してまいりました。  派遣委員は、泉委員長、二木理事、戸田理事、中尾理事、渕上委員、筆坂委員、栗原委員、芦尾委員及び...全文を見る
10月27日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第1号
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○馳浩君 異議があります。  この前は議論をしている途中で話が終わったのであって、もうちょっと運営のあり方について詰めていただかないと、例えば十二月中に何か一つの方向性を出すのか、あるいは、通常国会に継続してこの小委員会は続くわけでありますから、来年の五月か六月ぐらいを目途にし...全文を見る
○馳浩君 それでほかの委員の皆さん方がよいのであれば、私は異存はありません。     —————————————
○馳浩君 五分間は私はそんなに特別必要ないんですが、平成元年六月二十一日にまとめられた七項目の合意事項というのは、これはやっぱり国際情勢であるとか日本国内の情勢を考えれば、日本としても軍事的な協力はできない以上は、ODA予算をさあふやせという量的な拡大を図る時期の合意事項というふ...全文を見る
○馳浩君 理念のところで、まさしく十二月にCOP3が日本で開かれるわけですが、この環境保全というのは、先ほどの政府のODA大綱でもたった一行か二行程度の問題でありますけれども、地球が存在するかしないかぐらいのこういう大問題がもう目の前に迫っておる段階で、理念の中にこれをひとつ私は...全文を見る
○馳浩君 同じことで余り山本先生を攻撃はしたくないんですが、先ほど山本さんがおっしゃった中で開発、経済発展が日本の国益に資するというようなことなんですけれども、だからこそ、外務省がODA予算、最終的に現場で判断するときの裁量を悪い言い方をすれば手放さない、外務省の現場主義で我々国...全文を見る
○馳浩君 きょうは理念のことで非常に各般にわたっているんですが、ある意味で日本のODAはこれまで戦後の賠償の一つの側面もあったということは否定できず、それが逆に東アジアの経済発展と生活水準の向上に資してきたということは否定できない。けれども、僕はいつも思うんですけれども、日本は世...全文を見る
○馳浩君 そういうことです。広中先生のおっしゃるとおり、そういうことです。
○馳浩君 今後の進め方という点で提言として。  今の福本先生のお話を聞いておったら、最終報告に何か言葉は出てきそうな気はするんですけれども、きょうの議論はある意味で、まさしく基本法ということを考えたら第一条は理念になってくるわけですから、その辺の意味でのお互いの何か理解を深める...全文を見る
10月29日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○馳浩君 両参考人、ありがとうございます。  まず、小此木先生にお伺いいたします。  朝鮮問題は、ひとえに共和国と韓国の当事者間の問題だと思うんですね。第一義的に、我々日本としていかにそこに関与していくかということになってくると思うのですが、それを考えると非常に期待が大きいの...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございます。
10月31日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第2号
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○馳浩君 日本のまず全体的な話をして、ODAのあり方が、戦略的な意味も込めて、戦後補償の意味も込めてアジア地域に非常に目が向いていたと。今後の課題として私はアフリカ地域に対する案件もそれから支援も充実していくべきだと思っておりますが、そのアフリカ地域に対してどのように今現在なって...全文を見る
○馳浩君 全体的な流れの中で、今この時期に日本のODAのあり方を考えるときに必要な視点が為替レートの変動ですよね。それから、それに基づいて国際機関への拠出金の問題も話し合わなければいけないんじゃないかと思います。円高の時期はよかったですけれども、円安に流れてきて実質目減りする、そ...全文を見る
○馳浩君 基本法に基づいて予算の審議を国会において承認していくというふうな方向の一つの論点は、もちろんこれはメリットとデメリットをまず考えていくべきだと私は思うんです。年次別にその援助計画を国会に出して承認するといったことが、果たして日本の国益に資するODAのあり方として考えた場...全文を見る
11月10日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第3号
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○馳浩君 私は、山本委員のように専門的に携わっていたわけではないので、いろいろ御質問したいんです。  まず大島局長に、国別、地域別の援助計画を立てて、我々の税金あるいは財投で出ている資金を今後活用していただくためにも、在外公館の情報収集のあり方に対する批判がちょっと多いわけです...全文を見る
○馳浩君 いろんな議論をありがとうございました。  最後に、大島局長にお聞きしたいことがあるんですが、ODA予算もこれからはリサイクルの時代に入るんじゃないかと。要は、今までの円借款が元本と金利の部分と順調に返ってきているのかと。日本のどこの財布に返ってきて、それをODA当局と...全文を見る
11月17日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第4号
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○馳浩君 両参考人、どうもありがとうございます。  簡潔にということですので、まず、資料を拝見いたしますと杉山参考人は例のハイジャック事件のときに大変な肉体的、精神的なダメージを受けられたということですが、もうお元気なのでしょうか。
○馳浩君 ということで、心配しますのは、専門員、調査員、青年海外協力隊員などが派遣される国は政情不安であったり生活水準が著しく厳しいからこそ派遣されるわけですが、彼らの現地における生活の安全性について非常に心配しております。一説によりますれば、派遣される人の三%ぐらいの割合で事故...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございます。
11月19日第141回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。山本委員に引き続きましてよろしくお願いいたします。  冒頭に、質問通告はしておりませんが、今般の行革会議の方から、省庁再編の中で環境庁は環境安全省としての枠組みを一つお約束いただいたというふうな結果が報道されておりまして、私も党内におきまして議論...全文を見る
○馳浩君 では、引き続きましてCOP3関連の質問に入らせていただきますが、十一月八日、九日の二日間、東京で行われました非公式閣僚会議での結果、特にベルリン・マンデート・アドホックグループ会合からどんな点が進展したのかをお聞かせください。
○馳浩君 大木長官初め環境庁の取り組みに比べて、通産省の取り組み方や政策判断に問題はなかったのかということを次の質問とさせていただきます。すなわち、政府案作成をめぐりまして環境庁と通産省が激しく対立したことが新聞等々で伝わってまいります。政府案がまとまる以前の両省庁のCO2削減率...全文を見る
○馳浩君 通産省からは数字は出てこなかったのですが、報道によりますと三%増かゼロ%といった数字が出ております。この環境庁がお示しになった七%、通産省の三%増ないしはゼロ%という削減に関する数字の違いの対立のポイントは、これは前提条件の違いであると思います。そのポイントが二つ、一つ...全文を見る
○馳浩君 十兆円の場合というふうに想定されたそうでありますが、この大きく分けた二つのタイプで温室効果ガスの削減効果に差はあるのでしょうか。
○馳浩君 どちらの案にしても削減効果というものは同じであるということでありますから、国民からすれば負担が少ない方がいいなというのがこれは正直言って当然なのでありますが、ただこういったことにしても、もうちょっと国民に対してオープンに出していただかないと比較検討できないのではないかな...全文を見る
○馳浩君 ところが、実は大枠では税収は恐らく五兆円前後でありまして変わらないのでありますが、資料をいただきましたので見ますと、実効税率のところで、現行とそれから経済企画庁の試案で見ますと、ガソリンがキロリットル当たり五万六千円から一万九千円ぐらいに下がる。軽油は三万四千円から一万...全文を見る
○馳浩君 お答えできないのは当然の、立場上問題があるとは思いますが、現実には総額は変えなくても、個々に見ればこれだけの御負担がありますよということを国民の皆様に示した上で、これでもいいですかというふうな議論に入る方が、非常に私のように攻撃的な人間からすればオープンにして議論した方...全文を見る
○馳浩君 この点が、私は本当に日本のリーダーシップを世界で持っていただきたいなと思うんですが、炭素税の導入にしても、国際的に導入するという形にすればいいのではないかと私は思うんですね。  従来、通産省が言われております、これは報道によりますが、国際競争力が落ちたり失業者が増加す...全文を見る
○馳浩君 さらにまさしく分析をして評価を加えていただきたいんですが、それを積極的に環境庁とともにやっていただきたいと思います。  それから、失業の問題なんですが、これは私も九月三十日の読売新聞朝刊を見て非常にびっくりしたんですけれども、CO2、九〇年比五%削減なら二〇一〇年にお...全文を見る
○馳浩君 ですからこそ、省エネのエコビジネスによる産業の創出に関する分野に対して積極的に取り組んでいただきたいということを要は言いたいわけなんですよね。余りにも刺激的な数字、失業者が百七十五万人というと、それはやっぱりやめておこうぜという、そういうふうな印象を国民に与えてしまいま...全文を見る
○馳浩君 余りそういったところを審議会任せにせず、リードしていっていただきたいと何度も繰り返し申し上げますとともに、これは世論にありましても、炭素税の導入に対しては、やむを得ない、積極的にも含めまして四割から五割近い人が、これは未来の世代に対して私たち今こそやるべきだというふうな...全文を見る
○馳浩君 今、数字を私お伺いしまして、暗算しましたが、省エネ関連で六百四十億、新技術推進で七百四十億、それに石油税、電源開発等を合わせて一千三百から五百億ぐらい。先ほど申し上げました炭素税の環境庁の案でも少なくとも一兆円の案が出ておるわけでして、この財源にも通産省の試算と大きなこ...全文を見る
○馳浩君 原発の増設については私も意見がありまして、国民的な意見というよりも、その立地の住民の合意なんですよ、これは。これと、それから、安全問題とおっしゃいましたけれども、安全問題について、通産省云々ではなくて、科技庁、あるいは今度省庁再編されましたら文部・科学技術省になるわけで...全文を見る
○馳浩君 続きまして、COP3での日本案が出るまでの決定プロセスについて質問いたします。  私も、ある日突然、党から資料が一枚ファクスされまして知ったという事実です。今回の政府案が決まるまで、与党を含めて広く国民的議論がなされずに密室で決定されたという問題が一点あります。もう一...全文を見る
○馳浩君 これまでの決定プロセスに対する批判があったというのは事実のところでありますので、COP3以降の、削減目標を設定した後の実施のプロセスについての透明なあり方というのをぜひ慎重にしていただきたいということをお願い申し上げて、次の質問に移ります。  新聞によりますと、十月六...全文を見る
○馳浩君 今後のことを指摘したわけでありますので、よろしくお願いいたします。  この地球環境問題というのは、モニタリングのあり方とか科学的知見、モデル分析がストレートに政策の決定に結びつく問題と言われておりますので、非常に両省庁の連携を期待するものでありますが、先ほど指摘いたし...全文を見る
○馳浩君 この問題については、例えばハイブリッド車などはAIMモデルには反映されておりませんので、今後の改善の中でより通産省と連携をとりながらいいモデルを出していただいて、それに基づく政策決定をぜひオープンに出していただきたいということをお願い申し上げます。  次に、日本案の修...全文を見る
○馳浩君 衆議院での御答弁でも同じようにあるわけですよね。今後、二、三百年の間で平均気温の上昇が二度以内、海面上昇が五十センチ以内となるようにするには五百五十ppmぐらいと。ただ、二度上昇、海面上昇五十センチというのも、これも中程度の予測でありますので、高程度の予測も前提としてお...全文を見る
○馳浩君 今説明いただいたように、生態系や社会経済系に与える急激な変化を緩和するためには今から始めなければいけない問題ということになると、いただいた資料により、IPCC二次レポートのグラフによりますれば、今からでも緩やかに始めなければ、二一〇〇年以降はがくんと将来世代が削減幅を大...全文を見る
○馳浩君 大体先行きが見えてきたと思いますが、このグラフを拝見いたしますと、本来ならば、二〇一〇年までは九〇年比で先進国で一〇%から二〇%の削減をしなければならないはずです。これでは先進国間で三・二%削減の日本案ではかなり足りないということになります。この点をどう考えるのかがまず...全文を見る
○馳浩君 午前中最後の質問にしますのでよろしく。  COP2では途上国に義務化をしないと決定しておるので、そういった国際的な合意を大事にしなきゃいけないとは思いますが、途上国の削減がなければ先進国の負担は大変なものになる。二〇一〇年で先進国に途上国は排出量で追いつき、二〇三〇年...全文を見る
○馳浩君 どうもありがとうございました。
○馳浩君 休憩前に引き続き、日本政府案の修正について提案を幾つか申し上げたいと思います。  まず、先進国間の共同実施だけではなく、先進国と途上国間の共同実施を法的拘束はできないとしても努力義務として議定書で定めていただきたいと思います。  その際、重要なのは、途上国での削減量...全文を見る
○馳浩君 途上国あってこその先進国の発展があり、経済関係があってこそ我々も発展してきたのでありますから、この点は論点の一つとして今後ともぜひ注目をしていただきたい分野であります。  次の質問に移ります。  議定書の中で途上国の区別をすべきであると考えます。韓国、メキシコのOE...全文を見る
○馳浩君 今のところ、最後の一点なんですけれども、中国等の途上国の排出量の将来予測はしなくてよいことになっているらしいんですね。やっぱり十分な将来予測の義務をまず中国等に求めるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○馳浩君 次に、削減目標について質問いたします。  日本案は上限五%を最低基準値にしておりまして、GDP当たりの排出量、一人当たりの排出量、さらには人口増加率による国別の差異化は認めておりますが、これによりまして五%未満に削減率が下がる国が出てきます。これを認める趣旨は、一般に...全文を見る
○馳浩君 この人口増加による差異化の衡平性というのは私は認めないわけであります。なぜかと言いますれば、例えばAとBという両国がありまして、どちらも人口増加率が同じであるとした場合に、Aという国は省エネ等をして、あるいは炭素税を導入するなどして削減努力をしているということで三%の削...全文を見る
○馳浩君 次に、修正の方向について三点お伺いいたします。  一点目は、EU案、途上国案、アメリカ案等々、日本の削減目標というのはなかなかまとまり切っておりませんが、もしまとまらなければ二〇一三年から一七年の削減目標も立てるべきではないかというまず御指摘。  もう一つは、十一月...全文を見る
○馳浩君 わかりました。誤解が解けました。  日本案によれば、日本は九〇年比で二・五%の削減目標となりますが、現在の政府の積算によれば、エネルギー由来のCO2でゼロ%、エネルギー以外のCO2、メタン、亜酸化窒素を加えても〇・五%しか九〇年比で削減されない積算しか出ておりません。...全文を見る
○馳浩君 議定書違反とはできないというようでありますが、簡単な問題ですけれども、達成できなきやどうするのかという問題です。せめて今回の京都会議に参加した国々の中で査察団でもつくって今後の基準をチェックするような、そういう機構も必要なのではないかという気がいたしますが、いかがでしょ...全文を見る
○馳浩君 達成目標が達成されなければ制裁措置はどうなるんでしょうか。
○馳浩君 重要な聞きたい点を一点。  バスケット方式にするのかガス・バイ・ガス方式にするのかという問題です。この点、バスケットに入れるような形で温室効果ガス、窒素、亜酸化ガス、CO2、一緒にやるのではなくて、そういうバスケット方式ではなくガス・バイ・ガスでやるべきだと私は思いま...全文を見る
○馳浩君 今の点に加えて、森林や農地や草地やあるいは植林などによりましてのネット方式、CO2吸収源をも計算に入れたこのネット方式としても対策としてはやるべきだと思いますので、今回は入っておりませんが、今後日本としてより一層の科学的知見を積み重ねて、この点も問題点があるということを...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
11月21日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第5号
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○馳浩君 ODAと国会のかかわり方という面では、私は、いろんな講演会を通じてODAの話をしても国民の皆さんの関心が非常に薄いということと、我々が今回の予算削減で国際機関からいろんな悲鳴をお聞きするに当たって切実に感じているのとは、一般国民の認識の違いに非常に差があるということを逆...全文を見る
○馳浩君 いただいた資料で私もずっと見てきたんですが、我が国における基本法ということで十四の法律があるわけですね。その条文の概要というのが六つありまして、目的、方針、政策の目標、国の施策(責務)、国会への年次報告、審議会等の設置と。これはむしろ国民に対するアナウンスメント効果とい...全文を見る
○馳浩君 具体的なODAの実施体制のお話を現場の人から伺いながら、方向性というものでは山本委員も私も大きな差はないのではないかと私は思っております。  私はもう最初に基本法ありきと言って姿勢を明確にしておりますから、そういう入り口論が違うというだけであって、積み上げてきた以上は...全文を見る
12月01日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第6号
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○馳浩君 聞きたいことは山本委員と大筋では同じなんですが、私は、根本的に最初からぜひ基本法を制定してという論者です。  まず、どういった内容の基本法なら外務省がリードしておつくりになることができるか、これを端的に大島局長にお伺いしたいと思います。  諸外国、特にアメリカの援助...全文を見る
12月04日第141回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  ことしの一月二日にロシア船籍ナホトカ号が事故によりまして油を流出いたしましたが、ほぼ一年たちまして、また寒い季節がやってまいりまして、どうしても我々日本海側の住民としてはあの忌まわしい事故を思い出さざるを得ません。そ...全文を見る
○馳浩君 それはぜひお願いしたいですね。  情報の一元化につきましても、石川県の場合にはお隣の福井県と管区がちょうど分かれておりまして、情報を集めるのに現場の、加賀市というちょうど境の市になるんですけれども、目の前に油が来ておるのに、福井のあそこは第十でしたか九でしたか管区が違...全文を見る
○馳浩君 まさしくそのとおりで、当事者同士の争い、争いといいますか相談事でありますので、国として中に入っていくことはできないということは重々承知しておるのでありますが、いつどこでどのような状況で起こる事故かわかっておる問題ではありませんので、その点、運輸省の政策局なのか海上保安庁...全文を見る
○馳浩君 できるところまでのお答えをまずいただきたいんですけれども、要は、シーレーンを中近東の方から大変タンカーがたくさん通ってきておるわけであります。沿岸国は多岐にわたって複雑に絡んでおるわけでありまして、その国際的な枠組みというのは現在どうなっておるのか。その法体系があるのか...全文を見る
○馳浩君 環日本海の経済圏ということを考えますと、要は、油資源を大量供給できる体制を整えておくということが必要不可欠でありますので、今後とも引き続きその点に関しまして安全対策というものについての取り組みは日本がまずリードしていただきますようにお願いを申し上げたいと思います。  ...全文を見る
○馳浩君 御努力はやっぱり多として、労をねぎらいたいと思います。  次に、ダブルハルについて質問させていただきます。  IMO、国際海事機関のMARPOL条約では、九六年七月以降引き渡しのタンカーはダブルハルを義務づけしておりますし、さらに船齢二十五年以上のシングルハルのタン...全文を見る
○馳浩君 次に、ダブルハル化に対するこれは海運会社に対してインセンティブを与えるべきだと思います。その理由は、ダブルハルには二十億から四十億円の工費がかかると言われているからでありまして、その点どういうインセンティブを与える施策を考えておられるのか。  加えて、これは七月十六日...全文を見る
○馳浩君 次に、ポートステートコントロールについても強化をすべきだと思いますが、どの施策を立てたりあるいはIMOで主張しておられるのか。  具体的には、ダブルハル化の義務づけがIMOでなされるとはいいましても、そのチェック機能はどうなっているのか、あるいは制裁措置はあるのかどう...全文を見る
○馳浩君 次に、地方空港問題について質問させていただきます。  この四月から参入規制が廃止されまして、路線の参入、撤退の自由が航空会社に与えられました。さらに、七月以降、羽田と結ぶ国内線につきましても既存枠の転用が認められました。  さて、それ以降、とりわけ十月以降、路線変更...全文を見る
○馳浩君 いわば自由競争原理が導入されて、もうかる路線はできるだけ増設しなさいよ、そうじゃないところは切り捨てよというところなのでありますが、これは関係する自治体にとってみれば、安全上の問題は私はそんなにないと判断いたしますけれども、切り捨てられる地方空港、地方都市にしてみれば、...全文を見る
○馳浩君 次に、地方空港の整備のあり方について、今後のビジョンについて大臣にお伺いしたいと思います。  六月に決定された財政構造改革の推進方策の中でも、地域の振興、地域間の格差の是正という観点にも留意すると盛り込まれておりますが、この点を踏まえて今後の地域空港整備についての御所...全文を見る
○馳浩君 まさしく費用対効果を考えた上で運輸省として厳しくそれに取り組んでいただければいいのであります。  その次の観点で、私ども石川県としては、先ほどの財政構造改革の推進方策の中でも言われましたように、地域間格差の解消のためにも、能登空港の予算についても計上していただいておる...全文を見る
○馳浩君 最後に、また大臣にお伺いいたしますが、昨日でありますか、国鉄長期債務問題の処理策というものが与党の方から出されたようであります。これはひとえにまずは隗から始めよで、運輸省としても公共事業予算を圧縮していくのは当然のことでありますけれども、それによってすべての予算が圧縮さ...全文を見る
○馳浩君 どうもありがとうございました。
12月05日第141回国会 参議院 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第7号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩であります。  こうやって週一回皆さん方と意見交換をさせていただき、それから参考人の皆さんにもいろいろと現場の御苦労等をお聞かせいただきまして、大変勉強になりました。私も議員になる前は、ODAというのは、日本が経済大国でありお金が余っているならば途上国...全文を見る
○馳浩君 最後の上田委員の意見に非常に賛同するものでありますけれども、まず現実問題として、次の通常国会においてもこの小委員会はぜひ続けていただきたい。きょうをもってまずは中間報告がまとめられる方向だというのは非常にありがたいんですが、週に一回では確かにこれは通常国会になると大変で...全文を見る
○馳浩君 今の話でありますけれども、私が先ほど引用させていただきました「ODA最前線」という青木公さんの御本によりますと、例えば人材についての育成ということでは、これは文部省の一九九六年の資料なんですが、「国立大学における国際開発関係研究科」の大学院関係では六つの大学院の修士・博...全文を見る
○馳浩君 自由民主党の中でも、党内において対外経済協力特別委員会でしたか、これが実は月に何回か行われておりまして、個別に、OECFであり、JICAであり、大島局長であり、お呼びして意見交換しているんです。私も板垣小委員長も山本さんも毎回参加するんですけれども、外交というのが票にな...全文を見る
○馳浩君 私は、山本委員とは若干違って、煮詰まってはいると思う。この点は、いわばアカウンタビリティーの問題と、要は外務省、政府に対して我々国会からのプレッシャーがもうちょっとかけられないかという点なんですね。  前にも外務省側が、今回の小委員会をやっているときにも本当にまめに我...全文を見る