馳浩

はせひろし

小選挙区(石川県第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数7(参1)回

馳浩の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第145回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○馳浩君 先ほどの山本委員の意見とも少し重なってくるかもしれませんが、まず岡崎参考人にお聞きしたいんです。  お話の最初のときに、日米同盟以外のアジアの安全保障を考える上で、包括的安全保障とか、それから予防外交、自主外交という点を申されましたが、そのメニュー、日本としての予防外...全文を見る
03月09日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第2号
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○馳浩君 長野オリンピックの招致にかかわる疑惑問題について質問いたします。  国際オリンピック委員会、IOCの要請を受けて調査が行われ、そしてIOCに提出をされた日本オリンピック委員会、JOCによる国際オリンピック委員会問題プロジェクトの報告書の内容についてお伺いいたします。
○馳浩君 事前に私もこういう質問をしますということでいただいた資料は一枚紙のものしかないので、もうちょっときちんとした報告書の内容を提出してくださるようにまず要請をいたします。  それから、IOCのガイドラインに基づいての調査内容ということでありますが、例えばこういうことが書い...全文を見る
○馳浩君 当たるだろうじゃないです。当たるんです。刀にしても当たるんです。こういうことがあったという事実はあるわけですから、そういうことがあったということをひとつ十分しっかり受けとめていただきたいということが私の質問の趣旨なんです。  それで、先ほどの報告書の内容について三点ほ...全文を見る
○馳浩君 会計帳簿の焼却問題は継続調査でありますので改めて報告をいただきたいと思いますが、なぜ焼却しなければならなかったのか、やはりこれが一番の国民の関心でありますので、この点についての十分な調査をお願いしたいと思います。  次に、根本的な問題は、この調査メンバーがJOCの理事...全文を見る
○馳浩君 余りにも、国としてというか文部省として、この問題の疑惑解明に対する姿勢が及び腰であるというふうに指摘をします。  なぜなんですかということになるんですが、その点は後でまた局長にもお伺いしたいんですけれども、大臣にお伺いしたいのはこういう観点からです。  文部省はJO...全文を見る
○馳浩君 今の大臣の御答弁の趣旨というのは、招致委員会は任意団体であり、招致については自治体の問題であるというふうな趣旨であると思いますので、これに関連してはまた次に質問させていただきますが、先ほどの報告書の問題でもう一点局長にお伺いしたいんです。  実は、招致が決まる直前に日...全文を見る
○馳浩君 私の質問の答えに全くなっていないと申し上げたいと思います。  なぜそのライフル協会が長野オリンピックの招致に対して関与しなければならなかったのか、そのためにアフリカ諸国を回らなければならなかったのか、一カ月余りに一千万円も使わなければいけなかったのか、その会計処理も、...全文を見る
○馳浩君 それは別に何もライフル射撃協会だけじゃなくて、ほかの関与する競技団体の協会にも要請したり働きかけを強めてもらえばいい問題であって、このライフル射撃協会の問題は、内部で処理されたという不透明な部分があるということを改めて指摘させていただきまして、次の質問に移ります。  ...全文を見る
○馳浩君 ということで、大阪オリンピックの招致に向けてというのは、実は私のきょうの質問の主眼でありますので、新たに提言を三つほどさせていただきますので、どうお考えかお聞きしたいと思います。  まず第一には、招致委員会は任意団体ではなくて、特別法に基づく認可法人か、民法第三十四条...全文を見る
○馳浩君 最後に局長にもう一度お伺いしますが、大阪オリンピック招致委員会から今からでも公益法人として組織を整え直すというふうな要請があるならば、別にそれは構わないということですね。
○馳浩君 今回の国内の問題もそうですし、これを踏んまえて、IOCの改革についてももっと日本としても提言を積極的に出していただきたい。私もオリンピック選手の端くれでもありますし、この委員会にも何名もオリンピックに関与する国際的な選手もおります。サッカーくじ法案も通りましたけれども、...全文を見る
03月29日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○馳浩君 自由民主党の馳です。よろしくお願いいたします。  国会の行政監視委員会の場でODA問題について質問させていただくということは私のかねてからの念願でもありましたので、本当に貴重な場を与えていただいて感謝を申し上げます。  まず最初に、大島外務省経済協力局長にお伺いした...全文を見る
○馳浩君 その対象国・地域の中心はどの地域でしょうか。
○馳浩君 開発途上国に対する経済援助ということでありますから世界に貢献する日本とすれば対象地域の偏りがあってはならないと思うのですが、これまでにアジア中心であったということの意味はどういったところにあるんでしょうか。  それと同時に、今、局長からお話しいただきましたが、アフリカ...全文を見る
○馳浩君 今、世界最大の援助供与国とありましたけれども、世界のODAを拠出している国の中で何%ぐらいを占めているものですか。それと、日本として、昨年度でもいいですから、総額幾ら拠出しているのでしょうか。
○馳浩君 GNP比で〇・二二%。  GNP比ということを考えると、そういう意味でも世界最大の供与国ですか。
○馳浩君 額としては一番大きいというのはわかりましたけれども、GNP比という観点からすればまだまだ我が国のODAを量的に拡充する基礎体力はあるというふうに考えてよろしいのでしょうか。
○馳浩君 GNP比で十九位ということですが、では第一位の国はどこで何%でしょうか。
○馳浩君 ぜひこのGNP比一%に近い数値に近づけるためにも、先ほど局長は財政的に非常に厳しい状況であると言われましたが、財政的にGNP比一%に近づけることができない何か政治的な障害とか、国民合意がなされていないというふうにお考えですか。
○馳浩君 ぎりぎりのところをさらに拡充していただきたいんです。  アメリカなどは非常に低いということは数値でわかりましたけれども、どうでしょう、途上国から日本に対するより一層の量的な拡充を求める期待、あるいは平成十年度ですか、これは財政構造改革法でも枠がかけられていたと思います...全文を見る
○馳浩君 これは考えなきゃいけないのは、我が国の経済的な規模に応じたODA予算の拠出、そしてこれが国際貢献として被援助国に本当に喜ばれているのかな、日本がこれだけの額を我が国に拠出していただいているという日本に対する感謝の気持ちを持っていただいているのかなという点が一点。と同時に...全文を見る
○馳浩君 もう一つ、我が国の国民に広く理解していただいているかなという点なんです。  実はこの行政監視委員会の場で私たち国会議員がこのODA問題についていろんな問題点を指摘し、行政当局にその問題点を明らかにしていただいて改善していこうというのは、これは一つの国民に対する周知、理...全文を見る
○馳浩君 ちょっと観点を変えまして、我が国の国際貢献という観点から見たいと思うんですけれども、我が国の憲法の制約によりまして、軍事貢献という観点からすれば限定されます。我が国の国際社会の平和に対する貢献というものは限られます。これはもう私が指摘するまでもないことですが、そうなると...全文を見る
○馳浩君 局長は考えておるというふうにおっしゃいますけれども、外務省が把握しておるODA予算というのは大体六千億円を切るぐらいですよね。技術協力に関していえば十九省庁にわたりまして、経済協力のところに関すればOECFや輸銀やJICA等々多岐にわたっておるわけであります。そんな中で...全文を見る
○馳浩君 この観点から具体的なことを一つ申し上げますと、ODA予算の執行についてぜひ私たち国会でもっと注目したいなと思うのは評価のあり方なんですね。  毎年、経済協力局の方ではたくさんの事業評価というものをしておられると思いますけれども、そしてそれを新たな案件発掘、そして予算づ...全文を見る
○馳浩君 ここは私はこの行政監視委員会の場での質問で一番ポイントとしたいところなんですが、二十名のスタッフ。そして、先ほど私が申し上げましたように、ODAというのは外交上の一つの重要の手段なんですね。日本が国際貢献する上での重要な手段なんですね。  そう考えたときに、言葉は悪い...全文を見る
○馳浩君 通産省や経済企画庁あるいは外務省などでもODA改革というものは財政の厳しい折からいろんな提言が一昨年来たくさん出されておりますが、この第三者評価、あるいは評価手法の開発、こういったものについての指摘がどの改革提言書にもあるわけですよね。そういう観点からいえば、もっとより...全文を見る
○馳浩君 実はきょう私が質問通告をした質問は一つもしていなくて、ぶっつけ本番で局長にいろいろと伺いました。私の質問したかった趣旨は、この国会においてもぜひODA基本法をつくって、こういう本当に各党の皆さんがそろっている場でODAの本当の意味というものを理解して、より一層の途上国に...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第5号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳です。  本来ならば、政府・与党一体という観点から、法案を提出する一つの責任を持っておる自民党が余り質問するのもいかがかなという声もありますが、この法案につきましては、より質の高い高度な技術を身につけた看護婦さんにお働きいただきたい、...全文を見る
○馳浩君 もう一つ、どのカリキュラムがふえるのかという具体的な点をお願いします。
○馳浩君 この点に関しましては、来年から介護保険制度が始まりますので、それに対応した看護婦さんの育成というものも新たな分野としてふえてくると思いますので、その点の方も今後のカリキュラム編成の中に生かしていただきたいという要望を一つ申し上げておきます。  そして、教育の現場で学生...全文を見る
○馳浩君 石川県でも四年制の看護系大学、看護大学を整備するということで、やはりどうしても県の方の心配事は、十分な先生、教える方の教官を手当てできるかと。  伺ってみますと、全国で今四年制の看護系の大学をつくり始めておるので取り合いになっているんですね。そのときに大変苦慮している...全文を見る
○馳浩君 より一層整備をお願いいたします。  次の質問に移ります。  看護系短期大学の存続方針について質問したいと思います。  手元の資料によりますと、平成十年段階で看護系大学が六十四大学で、平成元年の十一大学に比べると六倍近くに整備されております。一方、短期大学は、平成元...全文を見る
○馳浩君 そういうわけでありますならば、どれだけ看護系の短期大学を存続させるのが適切なのか、その基本方針を明らかにしていかれなければいけないのではないかと思います。  国立系の大学の四大、医療短大を今度やめて国立系は四大にしていくと。私学の方がふえているという、設置申請があれば...全文を見る
○馳浩君 この点、佐々木局長から何かあればもう一度言っていただきたいのですが、昨年も日下部委員から、今後の大学、短期大学の整備計画についての計画性が必要なのではないかという質問があったんですね。それに対しては、漸次やっていきますというふうな明確な答弁がなかったんですよ。あえて私も...全文を見る
○馳浩君 この問題は、医療現場においての需要と供給、どの程度、どのレベルの看護婦さんが必要なのかということのバランスになってくると思いますし、医療現場といいますとこれは経営上の問題とも絡んでくると私は思っておりますので、この辺はやっぱり厚生省や労働省とちょっとすり合わせが必要な点...全文を見る
○馳浩君 私もよくわかったようなわからないような今の説明だったんですが、少子化になってきて、助産婦さん今まで十分整備されてきているから新たに養成する必要はないのかな、それで二十の枠が削られたのかなと。ただし、希望者がいれば助産婦として資格を与えられる、それで担保しようかなと。 ...全文を見る
○馳浩君 今後の検討課題ということでありますから、今もう決定したものを私も覆せと言って暴れているわけではなくて、今後、学生さんが希望すれば助産婦の資格を取ることができるようになったときに、その勉強をする環境といったものを整えていただきたい。あるいはその実習に関しまして、あるいは研...全文を見る
○馳浩君 わかりやすく言えば、総定員法の枠にはまらないけれども、必要な職員は確保しましょうよと、こういったことでいいですね。  そこで、これは当分の間続くんですか。この附則第三項の部分はいつまで続くんですか。
○馳浩君 特例措置ということですから、当分の間これからも続くというふうに考えた方がいいと、まずここの点を押さえておきたいと思います。  それで、看護職についてもというところなのでありますが、具体的に見ますと、附則三項の定員を二万九十五人から十六人減少させて二万七十九人、減員とい...全文を見る
○馳浩君 全部これは事務系職員の方の減員ということでいいんですか。
○馳浩君 看護系も五名入っているということですね。
○馳浩君 細かいことかもしれませんけれども、そういうことで私ちょっと追及させていただきましたが、事務系職員でも減らせばいいというものじゃないんですよ。やっぱりそれは、事務的なことも大変でしょうから余り減らしてほしくないと。現場の人はこれは大変だと思うんですが、さらにこうやって聞い...全文を見る
○馳浩君 関連して続けさせていただきますが、この看護職員の増員については、国立大学附属病院の問題に絞って伺います。  すなわち、高度医療の知識・技術を持つ看護婦を養成するためには、大学等の整備もさることながら、看護婦の実習、研修も高度化すべきであり、そうであるならば、看護婦の受...全文を見る
○馳浩君 これはまた来年も同じような関係で法改正があると思いますので、来年も同じ質問を私はさせていただきたいと思います。  先ほどちらっと数字を申し上げましたけれども、三人夜勤体制を数字上どのくらい改善するおつもりか。これはやっぱり目標がないと改善されていかないと思うんですが、...全文を見る
○馳浩君 やっぱり財政事情に左右されるということでありますから、これは各党の先生方にも御理解をいただいて、国立大学附属病院の看護婦さんたちの職場環境、そして、にもかかわらずやはり望まれる高度医療、これに対応するのは本当に大変だと思うんですね。  私は、きょうは増員のことについて...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
04月15日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第7号
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○馳浩君 自由民主党の馳です。よろしくお願いいたします。  国立教育会館が解散されることになりますが、これによりましてどの程度の整理合理化の効果が上がるのか、会計と職員数の両面から教えてください。あわせて、移動する職員の勤務先は今後どうなるのか教えていただきたいと思います。
○馳浩君 これは質問事項に入っていなかったんですが、今現在負債がどのぐらいあって、その負債がどうなるのでしょうか。一応私の手元の資料では七億二千八百二十八万円の負債があるということなんですが、これは解散に当たりましてどうなるのでしょうか。
○馳浩君 負債について。
○馳浩君 解散に伴いまして、それの会計処理は今後どうなるんですか。
○馳浩君 いや、今、負債が二十三億ほどあるということなんですが、それが、解散したことによって会計上の処理をどういうふうにされるんですかという質問なんです。私、今のお答えだとちょっとわかりづらかったのです。  一般会計に戻るわけですよね。戻った後、どういうふうな処理になるのかとい...全文を見る
○馳浩君 いや、だから、二十三億のそれが一般会計に戻ってどうなるかということです。減価償却の分も一般会計に戻るんでしょうけれども、戻ってどういうふうな処理を今後されるんですかという質問です。
○馳浩君 実質的にはその負債を国が負うことにはならないということなんですか。もう一度お願いします。
○馳浩君 済みません、ちょっと私わかりませんので、もう一度お願いします。
○馳浩君 私の頭が悪いのかもしれませんが、特殊法人を整理統合してということの一環で今回の解散が出てきて、にもかかわらず、また国にこの業務とかを移管するということも考えられるということで理解していいんですか。
○馳浩君 わかったようなわからないような、後で私も自分なりによく理解したいと思います。  大臣にお聞きしたいのは、特殊法人の整理合理化という大きな行革の柱としての解散の一つ、これは文部省関係では国立教育会館の解散ということになりますが、先ほどからお聞きしているように、業務の移管...全文を見る
○馳浩君 貸し館業務が平成十一年度限りということになるわけですが、私も虎ノ門ホールなどたびたび訪問させていただいたこともあるんですが、平成十一年度限りということになりますと、平成十二年度からは、その貸し館業務をしない施設の利用計画は今後どうなるんですか。
○馳浩君 さて、先ほどから話もありました、この国立教育会館がやっておりました業務の研修事業とか教育情報提供といった業務、これは重要な業務だと思いますが、これがどこへ移管をするのかというのが一つの焦点であると思います。どこですか。
○馳浩君 平成九年六月六日の閣議決定によりますと、この研修、情報収集等の業務の移管先は国立教育研究所等になっているわけですね。独立行政法人、これも一つの視野に入っていると思うんですが、特殊法人を整理合理化してその業務が国立教育研究所、国の機関にまた返ってくる、これもおかしな話であ...全文を見る
○馳浩君 今回の法律では引き継ぐ業務の移管先を明示していないわけですね。法律に明文化していないですね。  では、これは仮の話ですが、独立行政法人に移管するとなったときには、そのための法律をつくって、それに明文化をしてちゃんとやるんですね。これは確認です。
○馳浩君 だから、解散するときにこうやって法律をつくって解散しますと言っているんですから、新しく移管するときにも、これはたらればの話で申しわけないんですけれども、独立行政法人化をしてそこにまた移管するというときならば、まさしく我々国会のチェックが必要なわけでありますから、法律に明...全文を見る
○馳浩君 それでは最後の質問になります。  実は、特殊法人に対する文部省の方からの経費別補助金額という過去五年間の資料を読ませていただきまして、国立教育会館は今回解散されるんですが、過去四年間は着実に補助金の額が減っているんです。ところが、平成十年度から十一年度、つまり今年度予...全文を見る
○馳浩君 解散しようとしているのに、何で新たな事業が必要なんですか。
○馳浩君 この法案は私は賛成なんですが、考え方が理解できないんです。  特殊法人を整理合理化しよう、その一つのターゲットとして国立教育会館とある中で、行革行革と言って国民の皆さんに御理解を求めている中で、解散しようとしている前年に新たにこういう事業を追加するというのは、私の性格...全文を見る
○馳浩君 終わります。
04月21日第145回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○馳浩君 ありがとうございました。  概略的なお話だけだったと思うのですが、今回の問題の中で私がわからないところをまず教えていただきたいのは、ミロシェビッチ大統領の立場というのが、今回のNATOの空爆が泥沼化になることによってより一層ユーゴスラビア国内では求心力が高まっていると...全文を見る
05月13日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第9号
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○馳浩君 自由民主党の馳です。よろしくお願いいたします。  質問に入ります前に、私も時々大学で講義をしておる立場上、大学教育の現場の話を少しさせていただきたいし、委員の皆様にも御理解いただきたいところがあると思うんです。  授業をする以前の問題であるということも多々ある。授業...全文を見る
○馳浩君 予算との兼ね合いということでありますから、私たちも一生懸命努力いたします。  次に、大学の独立行政法人化との兼ね合いについて質問します。  大学の独立行政法人化について、平成九年の行政改革会議最終報告は、大学改革方策の一つの選択肢となる可能性を有しているが、長期的な...全文を見る
○馳浩君 わかりました。とにかく今回の改正に基づく改革が成功に導かれますことをまずは祈っておりますし、見守りたいと思います。  次の質問に移ります。  学校教育法五十五条の三について質問をいたします。この条文は、学生の主体的学習意欲とその成果の積極的評価を行う目的で、三年以上...全文を見る
○馳浩君 じゃ、制度の趣旨が違うので、現行制度は存続ということですね。わかりました。  次の質問に移ります。  薬学教育の充実と、この五十五条の三の卒業短縮規定との関係を伺います。  まず、厚生省に伺います。  現在、質の高い薬剤師の養成は極めて緊急を要する課題であると思...全文を見る
○馳浩君 同じ質問を文部省にしたいと思います。
○馳浩君 厚生省もお呼びしてこの薬学教育の充実について改めてお聞きしたのは、実は私も一つの体験がありまして、数年前でしたか、地元の総合病院で、金沢医科大学という病院です。看護婦さんと一晩一緒に夜勤をさせていただきました。仕事を手伝うことはできませんから、そばに行ってずっと見ていた...全文を見る
○馳浩君 よろしくお願いいたします。  ちなみにお聞きいたします。  今現在は、実習というのは、期間的には何週間あるいは何千時間、あるいは何カ月間と具体的にお答えいただけますか。薬剤師さんになろうとされる方々の現場実習ですね、いかがでしょうか。
○馳浩君 恐らくこれは厚生省さんも同じ考えだと思いますが、今後のことを考えれば、やっぱり六カ月間、このぐらいの現場での実習は必要であろうと。しかし、今現在は一カ月ですか、確認いたしますが。
○馳浩君 そうなんです。当面の目標として一カ月で、現実は一カ月じゃないんです。それだけの現場での実習しか今現在では縛りはかかっていないんです。それだけの実習しかしていない学生さんが薬剤師として国家試験を受け、現場に出ていくということを考えたときに、薬の取り違えとか、いろんな問題と...全文を見る
○馳浩君 次の質問に移ります。  今回の改正で問題となる国立大学の学内組織の基本的性格について確認をしたいと思います。この確認作業がきちんとできて初めて各条文の文言の意味が論理的に明らかにされると思います。  まず、大学の自治との関係で、学外の有識者の諮問機関である運営諮問会...全文を見る
○馳浩君 一連の答弁をお聞きして言えることは、今回の答申では明確に述べられているとは言えませんが、多くの文献で指摘されている、事実上の大学の意思決定機関は教授会であり、さらに現在の憲法、教育法の文献で教授会こそが大学の自治の中心的主体であると述べていることを、今回の改正はこれを覆...全文を見る
○馳浩君 運営諮問会議について質問します。  今ほど大臣から御説明がありましたとおりの役割が期待されると思いますが、意見を聞くだけでも十分なところを、運営諮問会議は学長に対して随時、諮問事項に関係なく、助言並びに勧告までできるとなっています。  この勧告権まで付与したねらいと...全文を見る
○馳浩君 さて、勧告権を付与したねらいはよく理解できますが、この勧告権についての評価が実は分かれております。  一方で、大学の自治主体でない運営諮問会議に勧告権を付与するのは行き過ぎだという反対意見、もう一方で、勧告権の付与は当然であり、むしろ、勧告が無視された場合を想定すれば...全文を見る
○馳浩君 社会に対して公表されるというのは、どういう形でなされるわけですか。それは想定しておられるわけですか。それとも、運営諮問会議自体が学外の第三者的な機関でありますから、勧告をしたということについて学長がそれを実行できなかったとしても、十分その過程においてマスコミ等を通じて外...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございました。
05月17日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○馳浩君 よろしくお願いいたします。自由民主党の馳です。  私が三月二十九日の質疑でODAは本当に国民に理解をされているのかという質問を申し上げましたところ、大島局長より、毎年の世論調査によりましておおむねの理解を得ているという御答弁をいただきましたが、四月二十四日に総理府が発...全文を見る
○馳浩君 より一層外務省としても国民の理解を得るための努力を続けていっていただきたいのでありますが、一応聞いておきたいのは、現在どの程度の、あるいはどのような国民の理解を得るための施策を外務省としてとっておられるのかということをお伝えいただきたいと思います。
○馳浩君 感想でありますけれども、私も時々外務省のホームページを参考に見させていただきます。ODAに関しては、非常におもしろいなと思いましたが、現地スタッフによります「省員徒然草」というようなページがありまして、外務省といえども非常に文学的素養のある方が多いんだなと私は思いました...全文を見る
○馳浩君 国民への理解という点で、一つは子供たちに対するODA政策についての理解を求めるという点があると思います。教育現場では、全国五百の中学校に外務省がビデオを作成して、そしてそれを活用していただいてODA理解を求める教育をしておられるということを承っております。大変好評を博し...全文を見る
○馳浩君 関連いたしまして、ODAについての教科書への記述について、平成九年三月の総務庁の行政監察報告によりますと、中学校、高等学校の教科書の記述がODAの正確な実態を反映していないというふうに指摘をしております。  その部分を読ませていただくと、二点ございまして、  政府開...全文を見る
○馳浩君 子供たちの国際理解に対する根本的な考え方をゆがめるような教科書の記述にならないように外務省の方もいち早く情報公開に基づいて十分な資料を提供し、それに基づいて文部省の方も最終的な検定の方をまさしく誤記のないようにしっかりと対応していただきたいと思います。  続きまして、...全文を見る
○馳浩君 この問題は私は前回質問したわけではないので概略的な話だけをお聞きしておくということにとどめておきたいと思いますが、今後調達のプロセスにおいて明らかに違反するような行為があった場合にはその時点でその案件をストップするとか、それだけの効力を持つような立法措置についても検討し...全文を見る
○馳浩君 実は、日本・アルバニア協会という民間の団体がありまして、私はそこの顧問を務めております。この事務局が金沢にありまして、その事務局長を務めておる者がAMDAの支援員の一員として四月末にアルバニアに渡りまして、私の方にも現地の状況をインターネットを通じて送ってくるということ...全文を見る
○馳浩君 最後になりますが、国境で隣接する国同士の民族問題というのは、残念ながら四方を海に囲まれている我が日本国としては国民になぜこういう民族問題がここまでの軍事的な問題に発展するのかということはなかなか理解されないところだと思うんです。ではありますが、一日も早くコソボ自治州にお...全文を見る
05月18日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第10号
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○馳浩君 きょうはありがとうございます。質問も簡潔にいたしたいと思います。  まず、天野参考人に伺います。  今回の改革が現場におきまして順調に実行されなければ、いよいよ大学の独立行政法人化の議論がされると思います。ことしの中央省庁等改革推進本部の大綱によりますと、「大学の自...全文を見る
○馳浩君 次に、門脇先生にお伺いいたしますが、教授会、私は籍を置いたこともないのでわからないのですが、事実上の意思決定機関であるのか、それとも単なる執行機関あるいは審議機関にすぎないのか、現場の実情も踏まえまして、どういう仕切りをしたらよいのだろうかということをお教えいただきたい...全文を見る
○馳浩君 非常に微妙な言い回しであったように思います。わかりました。
○馳浩君 教授会それから評議会について、私は非常に審議事項が重なる部分があるのではないかなというふうに思っているんですが、基本的な規定等考えれば、教授会は教育研究事項について審議をする。評議会というのは大学の運営について審議をする。ただし、教授会の教育研究の内容面については、それ...全文を見る
○馳浩君 わかりました。  次に、運営諮問会議の性格についてちょっと御意見をいただきたいと思うんです。  公共的な機関である大学が社会に対する説明責任を果たす意味で、学外の有識者の意見を取り入れつつ、社会のニーズに機敏に対応する大学にするために創設された機関であるということで...全文を見る
○馳浩君 関連しまして、評議会のメンバー構成についてお伺いしたいと思います。  実は、この評議会については筑波大学の評議会をモデルにしているということでありますが、今回の改正案をよく見てみますと、評議会のコアメンバーといいますか常設の評議員について、筑波の場合は教育公務員特例法...全文を見る
○馳浩君 ちょっと肩の力を抜いて質問したいと思います。  矢原参考人にお伺いしたいんですが、私も実は大学で授業を二校ほどでしておるんですが、教授が、自分が行う授業について、あるいはゼミなどは研究体制についてだれかから評価をされるということになったときに、実際に授業をして、そして...全文を見る
○馳浩君 最後に一つだけ。  自分の授業がいいのかどうかというようなことを話し合うような場というのは正式にあった方がいいと思いますか。矢原参考人にお伺いいたします。
○馳浩君 終わります。
05月27日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第13号
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○馳浩君 自民党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  まず、齊藤参考人にお伺いいたします。  今後の日本の著作権法上の課題ということで、技術的な動向、国際的な動向に照らし合わせて緊急性のあるテーマ、これは何なのかということを教えていただきたいと思います。といいますのも、我...全文を見る
○馳浩君 先ほど来のお話を伺っておりますと、附則十四条の廃止について齊藤参考人にお伺いいたしますが、どうしても日本人の著作権という権利に対する考え方が非常に未成熟ではないかというふうに思っておりますが、今後の課題も含めまして、齊藤教授はどのように日本人の中にこの著作権というものの...全文を見る
○馳浩君 森参考人にお伺いいたします。  お話を伺っておりまして、二点問題点があるのかなと思います。  まず一点目は、細部の問題は今後詰めていく、条件つきというふうな言葉がありましたが、これは具体的にはどういう点なのかお聞かせくださいというのが一点目です。  二点目として、...全文を見る
○馳浩君 利用者として支払う側と徴収する側で、法律で決まったから払えよ、今まで払っていないのに何だ、こういうふうな平行線になっちゃ困るんですね。やっぱりお互いの常に話し合いのもとでの理解が私は必要だと思いますので、その点は今後、もちろん文化庁にも仲介の労をとっていただきながらも、...全文を見る
○馳浩君 わかりました。  まず冒頭に申し上げたいのは、権利者と、それから利用者から利用料金を徴収する、そういう仲介の立場にありますので、運営については非常に大変な御苦労も多いと思いますが、公平で公正な運営を今後もしていかれることを望みます。  と同時に、今後の全国環境衛生同...全文を見る
○馳浩君 ありがとうございます。  最後に棚野参考人にお伺いいたしますが、きょうは一つの問題提起として御意見をいただいたと思います、実演家の著作権の問題ということに関して。  これは将来的な課題とは思いますが、さてそうなったときに、実演家の映像物に係る権利について、実際に芸団...全文を見る
○馳浩君 素朴な質問なんですが、では、そういう場合には十分に円滑な分配がなされることができるということですね。
○馳浩君 私は、これは要らぬ心配かもしれませんが、例えば映画になったとき、主役、準主役、助演、脇役、果ては通行人までたくさんの方がかかわっておられるというときにどのように分配なされるのかなと。素人考えで申しわけありませんが、そういったことも含めて大丈夫なのかなというふうにお聞きし...全文を見る
○馳浩君 こんなことを聞いて失礼なんですが、そのランクづけでもめたりすることはないんですか。
○馳浩君 ありがとうございました。  終わります。
06月01日第145回国会 参議院 文教・科学委員会 第14号
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○馳浩君 自民党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  まず、文部大臣にお伺いいたしますけれども、同僚議員の世耕委員の質問の全体的な内容とも重なりますが、情報通信技術の日進月歩の発展というのは非常に目まぐるしく、これが日本経済発展の一つの生命線ともなっておりますが、一面、著作...全文を見る
○馳浩君 この点を具体的な事例をもってお聞きをしたいと思います。  五月二十七日に東京地裁で中古ゲームソフト販売に関する判決がありました。争点は中古ゲームソフトが映画著作物に当たるか否かでありましたが、映画著作物であればゲームソフトのメーカー側に頒布権が認められ、極端な話、メー...全文を見る
○馳浩君 注目をしておられる間に、そしてメーカー側の方はさらに争うという姿勢でございます。数年はこの争いが続くとなると、中古ソフト販売の方は、適法と裁判でも認められたのだからどんどん売りますよというふうになってくる。メーカー側は、新製品を開発するための開発費とか大変な努力をしてき...全文を見る
○馳浩君 この点はまさしく企業間の対立の源泉でございますので、この調整をするのが文部省なのか、あるいは流通の問題でもありますから通産省なのか、どちらなのか私はわかりませんが、非常に注目をするとともに、特に文化庁としては間に入っていただきたいなと思っております。  今回の法改正で...全文を見る
○馳浩君 ちょっと資料を見させていただいたら、ゲームソフトの販売市場は、三割近くが中古ゲームソフト、七割が新製品のゲームソフト。今おっしゃっているようなことになると、中古ゲームソフト市場は一千五百億円近くあるんだそうですね、まさしくこれをさらに拡大することになってメーカー側は大変...全文を見る
○馳浩君 まさしくこれは、知的所有権をいかに我々日本人が尊重するかという精神的な哲学にもなると思いますし、対立する企業間の調整になると思いますので、重ねて調整にとにかく入っていただくようにお願いしたいと思います。  次に移ります。  今回の法改正で、著作隣接権者であるレコード...全文を見る
○馳浩君 この譲渡権が国際消尽する権利であると次のような問題が生まれます。  日本のレコード会社が中国を初めとするアジア諸国にレコード原盤の使用許諾、ライセンスをした場合に、アジア諸国はこの原盤を使って日本のレコードを生産して日本に輸出して販売することになります。いわば日本のレ...全文を見る
○馳浩君 この問題の立法的な解決策として、譲渡権の国際消尽を前提とする限りにおいて、輸入コントロール権を創設することが考えられます。この輸入コントロール権は現時点でも相当数の先進国が導入していると伺っております。日本でも十分考えられる手段と思いますが、いかがでしょうか。
○馳浩君 ならば、問題となっている日本のレコードの逆輸入盤のみを対象とする輸入権の創設は無理なのか、教えていただきたいと思います。  さらに、輸入段階での規制は無理としても、輸入後、国内販売の際に何らかの販売規制、例えば日本盤販売の時点から一定の期間販売禁止にするなどの規制がで...全文を見る
○馳浩君 私は以上、中古ゲームソフトの販売、あるいは日本のレコードの逆輸入盤について質問いたしました。同じ中身の製品の二次販売が問題ということであります。二次販売市場が大きくなり過ぎて、メーカー側が製作や開発に投資した巨額の資本を回収できない事態に陥っております。これを放置してお...全文を見る
○馳浩君 終わります。
06月04日第145回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○馳浩君 ちょっと論点を変えて二点、お聞きしたいんです。    〔会長退席、理事岡利定君着席〕  二年前に黄長ヨプ氏が亡命されまして、これは共和国にとりましては大変思想的な問題として大きな衝撃だったのではないかと思いますが、その後の共和国内の思想体系に何か影響があったのか。そ...全文を見る
07月26日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○馳浩君 私は一点に絞って意見を述べさせていただきます。  今現在、政府開発援助がどのような形で諸外国に対してなされているかということが私は余りにも日本国民に浸透していないと思っております。その一つは、我々国会議員が選挙区へ戻って有権者にお伝えしたりとか、あるいは行政府から意見...全文を見る
08月02日第145回国会 参議院 国旗及び国歌に関する特別委員会 第4号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳です。  まず冒頭に、ちょっと質問通告はしていないんですが、ただ、衆議院の方でも議論があったと思いますので教えていただきたいんですが、この法案は、第一条「国旗は、日章旗とする。」、第二条として「国歌は、君が代とする。」とありますが、「...全文を見る
○馳浩君 わかりました。ありがとうございます。  今、竹島さんもおっしゃいましたが、慣習法として定着しているという事実についての質問をさせていただきます。  いわゆる日の丸も君が代も慣習法として成立していると述べておられますが、昭和五十四年四月十日、衆議院内閣委員会の会議録に...全文を見る
○馳浩君 もう一点、事実たる慣習という部分。
○馳浩君 君が代はいつから慣習法となったのでしょうか。
○馳浩君 日の丸・君が代を慣習法と肯定するにはきちんとした裏づけ調査は欠かせないと思います。政府は、昭和四十九年十二月の年号制度・国旗・国歌調査以来、公式の調査はしておりません。その後、何年も経過した後に君が代は事実たる慣習から慣習法になっているわけですが、どんな裏づけ調査から君...全文を見る
○馳浩君 一般論として、だれがどんな手続のもとで慣習法の存在を認めるのでしょうか。国会はその認定に関与するのでしょうか。
○馳浩君 いや、国会はその認定に関与するのかしないのかという質問だったんですが、ちょっとわかったようなわからないような答弁なので、余り深く突っ込みません。次に行きます。  君が代も慣習法と考えて、関連質問をいたします。  すなわち、慣習法としての法ならば、一般論からいえば、論...全文を見る
○馳浩君 しつこい質問になりますが、法的には公権的に解釈する必要もないと私は思っておりますが、これを公権解釈する法的以外の理由は何でしょうか。その意図するところは何でしょうか。
○馳浩君 君が代の解釈の政府見解の拘束性について質問いたします。  国民には、政府の解釈は解釈として、別に自分なりの解釈をする自由はあるのでしょうか。  関連して、例えば君が代の「君」や「代」の解釈について学校の先生が政府見解と異なることを教える裁量権はあるのでしょうか。特に...全文を見る
○馳浩君 もう時間がありませんので、最後に私の意見を申し上げて終わります。  非常に私が思うのは、君が代、あるいは古今和歌集におきましては我が君というふうにうたわれておりますが、こういう日本の文化、伝統として、すばらしい和歌として、長らく日本の伝統として定着してきたこの和歌を国...全文を見る
11月19日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第4号
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○馳浩君 おはようございます。自由民主党の馳です。  公正取引委員会は不当廉売をちゃんと取り締まっているのかというテーマについて質問をさせていただきます。  平成十年版の中小企業白書によれば、中小企業庁「設置法に見られるような独立多数の企業が自由で公平な市場経済において事業活...全文を見る
○馳浩君 積極的な競争促進策には規制緩和は不可欠でありますが、同時に市場の公正な競争秩序の確立も不可欠であり、したがって両者は車の両輪と言えます。  政府も、今年の三月三十日の閣議決定において、「規制緩和の推進に伴う諸方策」の一つとして「公正かつ自由な競争の促進」を掲げ、「規制...全文を見る
○馳浩君 まだ十分な対応ではないということはまず申し上げておきたいと思います。  というのも、我々国会議員に来る不公正な取引方法に関する陳情は後を絶ちません。特に、独禁法で禁止されている不当廉売についての陳情が多く、公取のさらなる厳正な運用を望む声が多いからです。また、衆参の委...全文を見る
○馳浩君 結局は、取り締まり審査官といいますか、員数の問題に収れんされてきております。しかし、行政改革の一環としての公務員削減が叫ばれている中、大幅な増加は非常に困難であります。そして結局この問題は行き詰まっております。  そこで、私は別の観点からこの問題を考えて、結果として不...全文を見る
○馳浩君 経済というのは動いております。警告が六カ月から一年、注意に至っては二カ月、法的な拘束力もない中で、これはどのような実効力を日本の経済、とりわけ中小企業の皆さん方の日ごろの事業活動に与えるのかということをもっと厳しく私は追求する必要があるのではないかということを指摘させて...全文を見る
○馳浩君 一言で言うならば甘いと私は思います。  確認ですが、不当廉売の価格要件を満たす行為は、明らかに影響要件を満たさない場合、例えば販売数量が数個とかそういう場合を除いて、この段階で注意を出せばよいと思うのですが、そういう結果にちゃんとなっているのか確認したいと思います。 ...全文を見る
○馳浩君 若干の見通しというお言葉がありましたが、この点について一般の国民の皆さん方が十分に理解していないのではないかという点を私は指摘をさせていただきたいと思います。  文献等を読みますと、公取は、勧告の運用もさることながら、注意についても厳格に運用している等の意見を目にしま...全文を見る
○馳浩君 申し上げたいことは多々ありますが、警告について質問いたします。  先ほどの答弁では三要件全部を考慮して出すとのことでありますが、どの程度の確信を得て警告を出すかが問題だと思います。といいますのも、平成八年から現在までの不当廉売に関する警告件数は、平成八年がゼロ件、平成...全文を見る
○馳浩君 最高裁の判決を何か公取は拡大解釈しているような私は印象を受けますが、もっとこの最高裁の判決を重く受けとめて、価格要件が満たされた場合に十分に注意もし、警告に対してもやっぱりきちんと対処すべき、そういう仕事をするのが公取ではないのかということを私は申し上げているのでありま...全文を見る
○馳浩君 法改正の立場について、この時点でそういう御答弁であろうかなとは思いますし、私の意見は、意見としての意味ですが、この点はむしろ積極的に政府側が取り組まないのであるならば、これは中小の事業者の皆さん方の声をいただいて、議員立法としてでも私たちは考えていく姿勢を示すのが国会の...全文を見る
○馳浩君 TLOの課題について二点質問いたします。  まず第一点目ですが、大学での技術というのは大変基礎研究が多い。これを実用化するときには、さらにほかの技術との組み合わせも必要になってきたりいたします。さらなる研究開発が必要なときもあります。そういう意味で、このTLOの補完機...全文を見る
○馳浩君 私、一点指摘をさせていただきたいのですが、これからの企業活動は、まさしく国内においてはもとより国際的にもその持っておる知的財産、特許といったものをいかに有効に活用していくか、今回のように技術移転の場合にいかに法的に迅速に処理をしていくか。そういう観点からすれば、今大企業...全文を見る
○馳浩君 これは私の意見でありますが、ベンチャー支援という観点からのTLOの取り組みばかりではなく、既存の中小零細企業も集まって協同組合等をつくって、特に若手の方に多いのですが、新しい材料、繊維業界だったら新しい生地をつくろうか、そういう場合にこういうTLOの取り組みをしていこう...全文を見る