馳浩

はせひろし

小選挙区(石川県第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数7(参1)回

馳浩の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
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○馳委員 おはようございます。自民党の馳浩です。  大臣、お元気ですか。風邪がはやっておりますので、ぜひお気をつけていただきたいと思います。  きょうは、私立大学の生き残りと、そして不幸にも経営破綻した場合の後始末について質問させていただきます。  今ほど大臣の所信にもあり...全文を見る
○馳委員 いわゆる四年制大学の廃校の幕あけともとらえてよい、非常に厳しい、切ない一つの現実であろうと思います。  四年制私立大学の定員割れが、一昨年で百四十九校、全体の三〇・二%、昨年が百四十三校、全体の二三・八%になりました。定員割れが四割を超える大学が、一昨年で三十五校、昨...全文を見る
○馳委員 大臣が非常に御心配されているとおり、学校法人運営調査委員会や共済事業団、そして今御指摘の私立大学経営支援連絡協議会などなどで私学の経営に対する御支援、相談体制はとっておられるようでありますが、そうはいいながらも、やはり今般のような立志舘大学の事例が今後出てくる可能性があ...全文を見る
○馳委員 議事録などは公開していただけるんですか。答弁は求めませんけれども、要は、できるだけ連絡協議会の議論が我々議員にもわかるような形で情報提供いただかないと、やはり常に私たちも、こういう指示というかお願いというか、こうした方がいいんじゃないかとか、あるいはそんなあり方でいいん...全文を見る
○馳委員 昨年、帝京大学問題もこれあり、あれは特殊な例かもしれませんが、学校法人の会計基準については、より透明性があって経営状況がよくわかるような方向性というのが大事ですから、今検討中であるそうでありますが、私学法の改正もひとつ視野に入れながら、文部科学省としてもぜひ厳しく見てお...全文を見る
○馳委員 この点に関しましては、ぜひ自民党の先生方にも税制調査会で大きな声で御支援いただきますことを強く要望しておきます。  次に、今までの質問は、危機管理マニュアルでいえば危機回避のための予防策にかかわるものでありましたが、ここから私は、最も関心がある危機管理マニュアル、さら...全文を見る
○馳委員 いずれにせよ、大臣、大学の設置基準の緩和等をした以上は、後始末の問題についてもある程度のガイドラインとか法的な整備というものを考えるべき時代に入ってきたなということなんですよ。学校法人再生法なんてつくれと、そこまでは言いませんが、それほど現場の学校法人の理事さん方が大変...全文を見る
○馳委員 今おっしゃったように、この出題をした企業の経営者の方は、大東亜戦争(太平洋戦争)の是非を問うような意図は全くない、近現代史の歴史の事実関係を把握しておるか、その辺を問うと言っているのでありますから、その点も考慮して、こういうふうな文書による行政指導というものはすべきでは...全文を見る
04月23日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○馳委員 私は、きょうは、リプロダクティブライツについても質問しようと思っていたんですが、先ほどの水島委員と米田副大臣のやりとりを拝聴しておりまして、ほぼ言い尽くされたのかなと思っております。また、厚生労働省として国民に理解していただこうとするリプロダクティブライツということと、...全文を見る
○馳委員 まさしく、やはりリプロダクティブライツと言われる、特に産む、産まないの権利のところで、これは青少年に対して教育の現場で指導される場合には、当然、我が国には母体保護法というものがあるわけでありますから、中絶に関しては非常に限定的に取り扱われているのであって、こういったもの...全文を見る
○馳委員 そこで、そうはいうものの、各自治体の条例に基づいて、いろいろな苦情などが出ております、問題等も出ておりまして、具体的にちょっと聞いてみたいと思います。  埼玉県、公立の男子高校五校、女子高校十一校ありますが、これを共学化するよう埼玉県の苦情処理委員が県教委に勧告してい...全文を見る
○馳委員 埼玉県の事例でもわかりますように、この条例を通じて苦情処理の名のもとに各自治体の勧告や指導、助言が行われるわけです。愛媛県では、ミスコンテストにおける県の関与を中止するよう助言が行われています。このような勧告、指導、助言が各自治体で行われ、しかも、その内容がばらばらであ...全文を見る
○馳委員 日本一国といえども、北海道から沖縄まで地域性がありまして、各都道府県、市町村、こういう男女共同参画社会づくりのための条例を制定しようとすれば、その議会における論争もあるでしょうから、なかなか統一したものはつくれないとは思うのですが、余りにも行き過ぎたジェンダー論争を否定...全文を見る
○馳委員 そうであるならば、結果の平等から出てくる割り当て制、例えば、選挙の候補者について一定割合を女性にすべきだと法令で義務づけるようなことはしないという意味だと思うのです。  しかし、限界事例が問題となります。  例えば、政党が自主的に割り当て制をとるのは私的自治の問題で...全文を見る
○馳委員 最後になりますが、今行われております統一地方選挙においても、市町村長への立候補者、過去最高の女性の立候補者だそうであります。広島県などでは、町長選でお母さんと娘が争っていたりというふうなこともありました。  女性が社会的な立場で、しかるべき公的立場において活躍できる場...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
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○馳委員 おはようございます。自民党の馳浩です。  きょう、いわゆる出会い系サイト被害防止法案の質疑をさせていただくということで、朝、埼玉県のさる私立女子校の私の知り合いの先生に、どうかなと思って聞いてみましたら、朝七時にもかかわらずもう既に職員室におりまして、一体何事ですかと...全文を見る
○馳委員 今の答弁をお伺いして、大臣、一定の抑止力しか持てないというのがまさしく明らかになったわけですね。ちょっと警察庁も楽観的過ぎるなと私は指摘をしておきたいと思います。  私としては、本法案の規制は最低限必要なものとして賛成をいたしますが、もっと青少年を有害情報から守るため...全文を見る
○馳委員 今のは大事な答弁だったですね。第三条の児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に資する責務に含まれる、合致すると、警察庁としては大きな期待をしておられるわけですよ。  であるならば、こういったフィルタリングサービスなどについても、携帯電話会社だけではなく、また...全文を見る
○馳委員 この法案が成立いたしましたらば、附則二条にもありますように、三年後、その成果を見て見直すわけですから、十分な成果が得られていないのであるならば、私が提案をした、児童への接続自体の法的禁止も検討課題にしていただきたいと思います。  関連して、今答弁にもありました、例えば...全文を見る
○馳委員 大臣、今ちょっと聞いておられてわかったと思いますが、携帯電話を販売する末端の代理店がユーザーに対していろいろ指導していただくようにこれからやっていただくんです。そこを所管する役所はどこか、御存じですね。経済産業省なんですよ。  きょう、経済産業省、私呼んでいなかったか...全文を見る
○馳委員 私は、さまざまなサービスが規制されるようにという趣旨できょう質問をしているのではありません。いいですか、法案の趣旨にのっとって、末端の代理店において販売をされるときにしっかりとした対応がされなければだめですよということを私は申し上げていて、そこの所管は、警察庁でも総務省...全文を見る
○馳委員 続きまして、フィルタリングサービスと、その前提になるサイトの格付について質問をします。  そもそも、フィルタリングサービスは、サイトの適正か不適正かの格付が適切に行われて初めて機能するもので、その格付が難しいものであります。  そこで、格付を含むフィルタリングサービ...全文を見る
○馳委員 矢野さん、余りよくわからなかったんですけれども、要は、予算の問題、技術的な問題ですか、一〇〇%じゃないのは、フィルタリングソフトが普及していないのは。そんなもの、パソコン、インターネットを各学校に普及させるときに一〇〇%にするのは当たり前の話ですよ。これは何でですか。
○馳委員 わかりました。  次に、質問のテーマを変えて、本法案の違反業者への措置についてお伺いします。  法第七条の明示伝達義務違反や第八条の児童確認義務違反のサイト開設業者には、第十条で是正命令が出せますが、そもそも、違反後はこの出会い系サイト事業ができないような閉鎖命令等...全文を見る
○馳委員 つまり、七条、八条違反を起こして、しばらく是正命令に従っては再度七条、八条違反を繰り返す、こうやって十五条の罰則を免れる業者が多く出てくるのではないかと思います。また、もうけのよさから、罰金を支払って堂々繰り返し違反を重ねたり、同じ業者が別の違法サイトを開設したりするか...全文を見る
○馳委員 今の答弁も極めて重要な答弁でありまして、やはりプロバイダー等と開設者との間での、民間と民間のお約束ですから、こういったものに行政がああしろこうしろと口を挟むのもあれですが、問題が問題ですから、そういう約款をつくって、違反した人はすぐもう契約を打ち切りますよ、サイトを閉鎖...全文を見る
○馳委員 これは政府としての取り組みですから、矢野局長、申しわけありませんが、大臣に答弁を最後にいただきたいと思います。
○馳委員 ありがとうございました。
05月08日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号
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○馳委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  では、まず森参考人にお伺いいたします。  携帯電話の販売者であったりあるいはプロバイダーであったり、いわゆる事業者の方々は、こういう出会い系サイトを利用した犯罪とは、私たちは中立的な立場にあり関係なく、全く責任がない...全文を見る
○馳委員 法律の第三条の、児童によるインターネット異性紹介事業の利用の防止に資する責務ということを考えれば、いわゆる事業者の方々に一定の責務があるという観点から、今後、ドコモさんもフィルタリングサービスについて積極的に取り組んでいかれると思っておりますし、期待いたします。  そ...全文を見る
○馳委員 提案ですが、こういう出会い系とかアダルトサイトにはそもそも接続できないというふうにしておいて、希望者には接続できるようにする、こういうことは技術的に可能なのでしょうか。
○馳委員 大変難しいですよ。私は宮台参考人のお話を伺っていて、成り済ましであるとか、あるいは出会い系サイトを使った犯罪というのは、例えばデート商法なんかもぼちぼち出てきておりますし、なかなか取り締まりが難しいので、なるほど警察庁の方もよく考えたな、いわゆる一定の抑止力を持つ法案と...全文を見る
○馳委員 難しいな。私がそういうことを言っちゃいけませんね。本当に、探そうと思えば抜け道が……。売春が目的ではない子供たちにとって、ちょっとおもしろそうだからやってみようかなという子供たちにとっては一定の抑止力になると思うんですが、確信犯の子供たちにとっては大丈夫かなと。そして、...全文を見る
○馳委員 問題があるという御意見はしっかりと私も受けとめたいと思います。  それから、森参考人にまたお伺いいたしますが、私、きのう、ちょっと役所の方に提案したんですが、サイトの開設者とそしてプロバイダーというのは、契約するときに利用約款を結ぶわけですよね。そのとき、こうしたらど...全文を見る
○馳委員 もう最後にいたしますが、宮台参考人に。  少女たちのこういう行動に非常にお詳しいと承っておりますが、今回、第六条違反を通じて、児童も犯罪者になるんですね。私は非常に心を痛めておりますが。  さて、少女たちは、いわゆる少女として、自分の性としての肉体が武器になるんだ、...全文を見る
○馳委員 そこを突っ込んで聞きたいんです。その動機の部分なんですよね。これは野口参考人にもちょっとお聞きします。少女の精神的な、思いの専門家ですからね。  その動機が、おもしろく、興味があってやってみようかな、友達もやっているからではなくて、そしてまた、もちろんお金のためでもな...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。
05月13日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第6号
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○馳委員長代理 大臣、既に質疑時間を大幅にオーバーしておりますので、簡潔に御答弁をお願いいたします。
○馳委員長代理 水島さん、質疑時間が終了いたしておりますので。
05月30日第156回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○馳委員 おはようございます。  時間の関係上、独立行政法人日本学生支援機構法案についてのみお聞きいたします。  まず、今回の日本育英会等の独法化で最も重要なことを冒頭にお聞きします。それは、独法化によって、奨学金を受ける学生の人数や受け取る額が減ったりしないかという心配です...全文を見る
○馳委員 今、副大臣はこうおっしゃったんですね、これまでの事業規模を引き継いでいく。この答弁は大いに不満があります。いいですか、平成十五年度貸与人員が八十六万六千人、事業費総額が五千七百九十億円。昨今の経済事情等を考えれば、さらにこれを拡充していくと副大臣として答弁しなければなら...全文を見る
○馳委員 そろそろ概算要求に向けて、文部科学省としても、そして我々議員としても大いに文部科学省をバックアップしていく態勢をとらなければなりませんので、引き続き副大臣にはその職にとどまって今の答弁に責任を持っていただくように、強く強くお願いを申し上げておきますが、しかし、財政難の折...全文を見る
○馳委員 今具体的に二百人程度の人員削減とおっしゃいましたが、それを上回る削減をできるように、遠藤局長、努力をいただきたいと思います。  参議院での議論を見ておりますと、育英奨学事業は無利子貸与の第一種奨学金が基本で、有利子の第二種はその補完でしかありません、ですから無利子をも...全文を見る
○馳委員 こういう制度は奨学金だけの制度であり、高く評価したいと思います。しかし、三%は、現在の〇・二%に比べたら相当高いと思います。将来の経済状況にもよりますが、一%くらいを上限にできないのか、文部科学省としても政府全体に働きかけてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○馳委員 今の慎重に検討するは、前向きに検討するというふうに理解いたしますよ。これは、金を貸してもうけるというふうな筋合いのものではなくて、やはり学生の学ぶ意欲、そして教育の機会均等という大きな目標があるわけでありますし、そのために組織も見直して合理化しようというわけでありますか...全文を見る
○馳委員 今の答弁はきっちりと議事録に残りますので、こういった範囲を超えないように、声が大きくなりましたが、超えないように。局長、笑っている場合じゃないですよ。本当にこれは、学生さんあるいは御家族の立場を考えると、しっかりとその辺は踏まえてやっていただきたいと思います。  最後...全文を見る
○馳委員 大体、そういうしゃくし定規なことを言っているから役所はだめなんですよ。遠藤さん、いいですか。今、私は特例として言いましたけれども、スポーツもそう、文化芸術活動もそうですが、学校に学んで、それだけの能力を身につけて発揮した、これは国家にとっても、というよりも、非常に教育効...全文を見る
07月17日第156回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第10号
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○馳委員 おはようございます。大臣は結構ですから、一言申し上げておきますが、その心余りて言葉足らず。その心余りて言葉足らずというのは、別に鴻池大臣のことを言った話ではないんですね。古今和歌集の仮名序で、紀貫之が在原業平の和歌の歌風を評した一文でありまして、思いがあふれているんだけ...全文を見る
○馳委員 専門委員会の報告書を拝見いたしますと、予算面というふうな観点から絞りますと、児童福祉施設の職員の増員あるいは専門性の強化が何よりも重要と思いますが、いかがでしょうか。また、きめ細やかなケアが可能となります地域小規模児童養護施設の拡充であるとか、あるいは年長児童の自立促進...全文を見る
○馳委員 より具体的に、いわゆる職員の加配について要求をさせていただきます。  児童養護施設の職員配置基準について、現行の三歳児未満が二対一、年少児が四対一、就学児が六対一となっておりますが、現場からは二対一にしてほしいとの要望も強くあります。現場の声にこたえる意味でも、少しで...全文を見る
○馳委員 概算要求に向けては、厚生労働省内においても、いよいよ大詰めを迎えていると思います。鴨下副大臣のリーダーシップを期待したいと思います。  さて、予算要求とも関連いたしますが、今国会において、次世代育成支援対策推進法と児童福祉法の一部改正法が成立しました。実は、両法案とも...全文を見る
○馳委員 次に、総務省について、同じく来年度の概算要求に関して質問いたします。  周知のように、児童虐待対応の中核機関である児童相談所の体制強化、さらには、虐待予防で大きな力を発揮している保健師の拡充も喫緊の課題と言えます。そこで、この機会をとらえて、交付税においても、児童相談...全文を見る
○馳委員 最後に、鴨下副大臣にお伺いいたします。  この児童虐待防止法を成立させるときに、我が党のオピニオンリーダーとして、当時、法案の取りまとめをいただいたのが鴨下副大臣でありまして、三年後の見直しをいろいろな思い万感に迎えておられると思います。  今お聞きいただいたように...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。