馳浩

はせひろし

小選挙区(石川県第一区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数7(参1)回

馳浩の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第177回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○馳分科員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。午前中の最後のバッターということで、よろしくお願いします。  我が党の竹本さんから大相撲の現状を大変憂慮したお話がありましたが、私の考え方は全く反対なんですよ。仏の顔も三度まで、今まで何度同じ答弁を相撲協会が繰り返してきたか...全文を見る
○馳分科員 独法移管を法改正した当時の衆議院の文部科学委員会では、私も自民党の筆頭理事を務めさせていただきました。審議の末、それまで当該研究所で実施されていた日本語教育研究にかかわる業務の維持拡充を担保するための修正案と附帯決議案が、全会一致で採択をされました。そのときに知恵を出...全文を見る
○馳分科員 そこで、通告していた次の質問は、さっき伺いましたので結構です。  移管の前と移管した後で、大規模な調査研究事業の実施について何か影響はありますでしょうか。
○馳分科員 政府は、移管後も日本語教育に関する調査研究、資料の作成、公表等の業務が維持拡充されていると判断しますか。その根拠とともにお示しください。
○馳分科員 大規模な調査研究など事業性の高いプロジェクトを大学共同利用機関法人の枠組みの中で実施することに制度上の制約や限界があると思っていますか。それとも、そうではなくて、今のままでも十分だとお思いですか。
○馳分科員 この独法改革のときに修正案を私ものんだということは、まさしく今笹木副大臣がおっしゃっていただいた心配があったんですね。大丈夫かな、組織が変わって、この調査研究、こういった機能が失われたり縮小していくんじゃないのかなという心配があって、修正文や附帯決議をつけたんですね。...全文を見る
○馳分科員 実は、私、あえてこの質問の順番を変えたのは、ちょっとだけ説明させてください。  リーマン・ショックの後に、我が国で働いておられた日系外国人の皆さん方が職を失う、特に派遣の方も多かったりして、では今後の生活をどうしようかとなったときに一番最初にぶち当たった問題が、日系...全文を見る
○馳分科員 「行動計画に盛り込まれた事項のうち新たな施策については、外国人に係る住民基本台帳制度のスタートを」、これは予定されているのは平成二十四年夏でありますが、「目処として本格実施を目指すこととする。」と書かれています。  ここに書かれている新たな施策として、どのような施策...全文を見る
○馳分科員 「日本に定住し、日本社会に受け入れられるためには、日本社会におけるコミュニケーション手段である日本語をしっかりと習得することが必要である。」と書かれています。  では、現在、日本に定住している外国人の日本語能力はどの程度であるのか、日本語の習得状況はどうなっているの...全文を見る
○馳分科員 国として今後取り組むべき施策の一つとして、日本語教育の総合的な推進体制の整備を挙げています。具体的にはどのような施策を考えているのか、政府の方針をお聞かせください。
○馳分科員 副大臣、それはいいと思いますね。やはりデータベース、どこからでもアクセスできて、だれでも利用することができる情報の一元化、私はそれは本当に大事だと思います。  今副大臣がおっしゃった日本語教育関係府省連絡会議、その活動内容を具体的にお知らせください。
○馳分科員 「地域の日本語教室や日本語学校等における教育体制の充実を図る。」とも書かれていますが、地域の日本語教室ではどのような問題が起きていますか。それに対してどのように対応しようと考えていますか。また、日本語学校などの教育体制についてはどのような施策を考えていますか。
○馳分科員 外国籍児童生徒の不就学は看過できない問題です。文部科学省も積極的に取り組んでいるところでありますが、不就学児の学習支援のために実施されている虹の架け橋教室事業は、これまでにどのような成果を上げたのか、その実績をお示しください。この事業をなお一層充実させるための方策を検...全文を見る
○馳分科員 ちょっと質問を離れるんですけれども、子供がどうやったら寄ってくるかというのは、いろいろな知恵が必要だと思いますね。  長らく日本の学校制度の中で言われているように、給食があればやはりやってくるかもしれないし、あるいは、ブラジルといえばサッカーとか、あるいは、最近地方...全文を見る
○馳分科員 教員養成についての考え方というのは、私も大臣と全く一緒ですね。養成段階、よりハードルを高くせざるを得ないな、そして採用、それから採用された後の研修、また、信賞必罰といいますか、頑張っている教職員をしっかりと褒めたたえて、給料もちょっと上乗せしてやる、そういった姿勢を文...全文を見る
○馳分科員 生田さん、何で平成二十一年度からこの就労準備事業が始まったと思いますか、その社会的背景を含めて。今後の継続がやはり必要ですよ、充実も。そのことをちょっとお答えください。
○馳分科員 この問題は、総括的に私からも意見を申し上げて、大臣の見解を伺いたい。  日系人、また定住外国人の方々が、日本において生活をすることができるわけですよね。そうすると、生活言語、学校言語、それから就職、仕事をするための専門的な言語、それと、今般の地震じゃないですけれども...全文を見る
○馳分科員 私、ちょっと友達が静岡刑務所に入っておりまして、あそこは初犯の方が入るところなんですが、慰問に行ったときに、せっかくだから、刑務所の職員の皆さんといろいろと懇談をさせていただいたんですね。  一割が外国人の方でありました。刑務所ですから、もちろん少年刑務所とは違うん...全文を見る
○馳分科員 これは、私学はさておいて、公立を中心に話をしますが、実際に、職場に復帰できない、させられない、そういう教職員はどのぐらいいるんですかね。いないはずがないんですね。どのぐらいいるものなんですかね。それを、統計の数字がわかりましたら、ちょっと教えていただけますか。
○馳分科員 僕は、そこも今後一つの課題だなと思って聞いたんですね。  「精神疾患の療養を理由にした休職は最長三年間まで認められ、給与は一年目は八割、二年目以降は無給になっている。」という記事を私は参考にして申し上げさせていただきました。  そうすると、三年間までは身分保障で守...全文を見る
○馳分科員 これは去年の八月十三日の地元の新聞ですから、私も、同級生が、県の教育委員会や教員研修センター、あるいは小学校、中学校、高校の教員として現場におります。友達ですから、みんなに電話をしたり、会って確認をしてまいりました。  そして、県の教育委員会にもいろいろ伺ってきまし...全文を見る
○馳分科員 スクールカウンセラー、子供たちの心の相談相手、同時に、教職員の心の相談相手というのは必要なのかなと。  私は、出身が石川県の星稜高校、学校法人稲置学園なんですが、大学側が大学の予算、人件費で、まさしく教職員も含めて学生を相手のいわゆるスクールカウンセラー、大学ですか...全文を見る
02月28日第177回国会 衆議院 本会議 第6号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。  私は、自由民主党・無所属の会を代表して、ただいま議題となりました予算委員長中井洽君解任決議案について、中井君は一刻も早く委員長席からおりなければならない、その強い決意とともに、提案の理由を御説明いたします。(拍手)  まず、案文を朗読いたし...全文を見る
03月09日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  まず、小学校一年生の三十五人以下学級について、教育論と財政論、両面から見解をお伺いしたいと思います。  平成二十三年度予算の概算要求で、一律一〇%削減のシーリングがかけられましたが、これは義務教育費国庫負担金についても適...全文を見る
○馳委員 文部科学省の歴史上、今まで義務教育費国庫負担金について、一律シーリングがかけられたことはありますか。
○馳委員 平成二十二年度予算における義務教育費国庫負担金の金額は幾らですか。その金額に一〇%シーリングをかけた金額は幾らになりますか。
○馳委員 平成二十三年度に現行制度の四十人学級のまま概算要求をしたら、その金額は幾らですか。その金額に一〇%シーリングをかけた金額は幾らになりますか。
○馳委員 その差し引きは幾らになりますか。
○馳委員 そもそも、三十五人以下学級という重大な教育論を元気枠で要求したのは、財務省の一〇%シーリングへの対抗措置ではなかったのですか。一〇%シーリングでは現職教員の義務教育費国庫負担金総額を確保できなかったからではないんですか。
○馳委員 財務省は、平成二十四年度も一〇%シーリングを義務教育費国庫負担金に適用するつもりですか。
○馳委員 小学校一年生の三十五人以下学級で必要となる純粋増の人数とその金額を教えてください。
○馳委員 六億円でよろしいんですね。(山中政府参考人「純増分ですか」と呼ぶ)純増分は。その数字の根拠を教えてください。
○馳委員 今お示しいただいたその数字は、平成二十四年度以降、ふえるんですか、減るんですか。見通しと理由を教えてください。
○馳委員 文部科学省は、小学校一年生の三十五人以下学級を二年生以降も定数改善の対象にするおつもりですか。それとも、財政が厳しいので、今年度の一年生限りということで店じまいをするおつもりですか。
○馳委員 今までの質疑のちょっとおさらいをすると、最初、概算要求で一律一〇%のシーリングがかけられたときに、大臣は、これは困ったなと思ったんじゃないんですか。
○馳委員 そして、財務省から来ていただいた吉田政務官、あなたは、平成二十四年度以降について、基本理念が大事だというふうにおっしゃいました。まさしく、我が委員会でもこの基本理念というところの議論をしないといけないと思っているんですよ。これなくして、財政状況という議論だけで少人数学級...全文を見る
○馳委員 私の所感を申し上げておきますが、義務教育ではない高校教育の無償化予算は所得制限をして、義務教育である、国家として責任を持たなければいけない義務教育の段階においては着実に少人数学級を一年生から中学生まで継続していく、そういう中期財政フレームですか、そういう計画や見通しを立...全文を見る
○馳委員 今、鈴木副大臣がおっしゃったように、学校長の判断、あるいは設置者である市町村の教育委員会の判断、人事権を持っている都道府県の教育委員会の判断、どちらになるんですか。
○馳委員 では、次の質問に移りますが、小学校一、二年生で、現状、クラスがえをしていない学校は全体のどの程度の割合でありますか。
○馳委員 ここは大臣とちょっと議論したいんですが、一年生から二年生へのクラスがえをやった方がいいのかな、やらない方がいいのかなと。今、山中局長がおっしゃったように、地域によってちょっとばらつきがあるようですね。  まず第一点として、ちょっとこういうのは児童心理学上も、あるいは義...全文を見る
○馳委員 これは鈴木副大臣、地域においての事情というのは私もそうかなと思いますし、副大臣、先ほど学級編制については学校長の判断がやはり優先されるというふうな、当然だと思いますね。保護者との関係、またこの地域の子供たちをどういうふうに育てていくかという、学校長としての、公立学校であ...全文を見る
○馳委員 吉田政務官、聞いていましたか、今のを。今、鈴木副大臣は、私にしゃべりながらあなたに対してしゃべっていたんですよ。  つまり、クラスがえをせざるを得ないような状況になってはいけないなということは、これは二つの要素があると思うんですよ。都道府県の教育委員会からやれという圧...全文を見る
○馳委員 合意ができましたと型どおりのことをおっしゃいましたが、では、大臣に聞きますよ。喜んで合意したんですか。
○馳委員 吉田さん、帰ったら野田大臣にちゃんと言っておいてくださいね。やむなく、涙をのんで、嫌々合意したんですよ。  さて、次の質問に移ります。  そもそも、文部科学省は、概算要求では一、二年生の三十五人以下学級を出していたのではありませんか。
○馳委員 その純粋増は何人で、金額は幾らでしたか。
○馳委員 改めて伺いますが、どうして財務省は一年生だけの少人数学級しか認めなかったんですか。その査定の理由を教えてください。
○馳委員 文部科学省は、二年生以降の三十五人以下学級を平成二十四年度に要求するつもりかどうか、今の吉田政務官の査定理由を踏まえて、文科省としての姿勢を明確にしていただきたいと思います。
○馳委員 という高木大臣の決意でありますが、財務省もその方が望ましいと思っておられますか、それともいませんか、いかがでしょうか。
○馳委員 そんなことを言われると私はここで大いに反論していきたくなるんですが、ただ、きょうは一応所信質疑という段階でありますので、今の四点は議事録に残りましたので、吉田政務官のこの発言を踏まえて、法案審議のときにねちねちと質問をしたいと思います。  さて大臣、少人数学級という純...全文を見る
○馳委員 財務省も義務教育の少人数学級の教育的な必要性は認めているのではありませんか。見解をお伺いしたいと思います。それとも、現行四十人以下学級制度のもとでの加配措置や総額裁量制で十分対応できていると考えているのですか。お聞かせください。
○馳委員 これはちょっと肩の力を抜いてお考えいただきたいんですが、最近の報道にあったと思うんですが、義務教育の教職員、非常勤講師の割合が過去最高になったというふうな調査結果が出ていたと思います。この問題について私は報道ベースでしか知らないので、多分そうだったと思いますが、副大臣、...全文を見る
○馳委員 ここを、私は財務省と文科省、また我々国会議員も議論すべきところだと思うんですよ。  つまり、これは私たち自民党、公明党の責任でもあるわけですよね。いわゆる小泉構造改革のときに、義務教育費国庫負担金を二分の一から三分の一に引き下げた、教員の確保という観点から総額裁量制に...全文を見る
○馳委員 ゆゆしい問題の、やはり中身の問題なんですよね。  実は、私も教員として現場に少しおりましたので、職員室の空気というのは非常によくわかります。職員室の空気は子供たちや保護者にもすぐに伝わりますよね。ああ、あの人、非常勤だ、常勤であろうと講師なんだ、正規の職員と身分が違う...全文を見る
○馳委員 改めて申し上げたいと思うんですが、クラスの人数の、きょうは上限の話をしていますけれども、下限の話をしようと思えばできるわけですよ。つまり、今回法律が通れば、三十五人学級、一年生ですが、三十六人になったら十八と十八に分けなければいけないのかなという問題もそうですが、そんな...全文を見る
○馳委員 ということで、これは吉田政務官もおわかりのように、都道府県は、総額裁量制や加配などをうまく使いながら、九五%の学級、対象児童の母数のうちの九三%ですから、ほぼ三十五人以下学級になっているという実態を見れば、やはり、順次、二年生、三年生、四年生、五年生、六年生、中学生まで...全文を見る
○馳委員 文部科学大臣の権限は文部科学省設置法で定められていると思いますが、朝鮮学校の無償化手続も文部科学大臣の権限であることに間違いはありませんね。
○馳委員 内閣総理大臣が無償化手続を停止させることはできないはずだと思いますが、いかがですか。
○馳委員 そもそも、手続停止について閣議決定をしていますか。拉致担当大臣や外務大臣の了解を得たものでしょうか。
○馳委員 なるほど、閣議決定はしていないとなると、概観して見ると、内閣総理大臣による文部科学大臣の権限に対する侵害、こういう言葉を使うと大げさですか、越権行為といいましょうか、そういうふうには思いませんでしたか、大臣。
○馳委員 これは、指導助言を聞かなくてもいいんじゃないんですか。  大臣、頭の中に、ちょっと、教育的な問題だから、私が最終的に判断する、下村さんとの予算委員会でのやりとりでも、最終的には私が判断するとおっしゃっていましたよね。大臣からこれを言われたときに、一時停止について、指導...全文を見る
○馳委員 指導助言と指示は違うと思うんですね。  大臣は、本当は、総理のおっしゃることの気持ちはわかるけれども、決めるのは私なんだから、教育的な観点から決めるのであって、一時停止に従わなくてもよいと思ったんじゃないんですか。それとも、当時、私や下村さんからやいのやいのとつつかれ...全文を見る
○馳委員 高木大臣は、記者会見で超法規的措置と発言しています。内閣総理大臣としての超法規的措置なのですか、文部科学大臣としての超法規的措置なのですか、どちらですか。
○馳委員 では、記者会見で超法規的措置と発言された言葉は撤回されますね。
○馳委員 となると、もう一度先ほどの話へ戻ると、総理大臣からの指示とおっしゃいましたよね、これは法律的にも指導助言ですね。これはやはり、指示に近い命令のように、そういう重大性をもって高木大臣は当時受けとめられたのですか。
○馳委員 さて、手続の再開に当たっては、閣議での意思決定を図る必要があると私は思います。なぜか。あのときは、緊急事態という、内閣としても、政府全体、日本の国全体としても、これは大変なことが起こったなという緊張感がありました。ただ、時間がたって考えてみると、砲撃事件と朝鮮学校の現場...全文を見る
○馳委員 ここが何かポイントのような気がしましたね。  私は、閣議決定した方がいいと思っているんですね。そして、その際には、拉致担当大臣や外務大臣の了解を含めて、全会一致が必要だと思っています。私は、そういう手続が行われるのが筋だと思っています。ただ、これは私の考えですので、今...全文を見る
○馳委員 では、そもそも再開の基準はどのような具体的な基準だと考えておられますか。
○馳委員 高木大臣は、砲撃事件について、昨年十一月二十四日の下村博文委員の質問に対して、「正常な教育を揺るがす、ある意味では平和を揺るがす、その根底にかかわる問題」と答弁をしておられます。正常な教育を揺るがす我が国への影響とは、いかなる事態を想定して発言をされたのですか。
○馳委員 これは、大臣や政府側からは言えないと思うんですけれども、やはり外交に絡む問題なので。  そうか、砲撃事件があったら、それに連動して、日本の国内で何かテロに近いような不穏な動きが起きるのかなとか、治安を揺るがすような事態になるのかなという想像をたくましく働かせてしまうん...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。
03月23日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○馳委員 自由民主党の馳です。よろしくお願いいたします。  私も、大震災の被災者にお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々に心から哀悼の意を表したいと思います。  早速、法案審議に入ります。  三十五人学級法案を前提とした平成二十三年度予算案は、既に衆議院で成立を...全文を見る
○馳委員 この法律が年度内に成立をしないで困ることについて、ちょっと詳しくお聞きをしておきたいと思います。  今、山中局長も、基礎定数が確保できないので、四千人分ですか、留保せざるを得ないというふうな可能性について言及をされました。  文部科学省は、法案が不成立になった際は、...全文を見る
○馳委員 現行制度である四十人学級の部分の教職員については、予算が成立すれば現行法により義務教育費国庫負担金が保障されるので、何らの影響を及ぼすものではありません。影響を与えるのは、小学校一年生で三十五人以下学級を実現するための法改正により教職員の基礎定数がふえる部分であり、この...全文を見る
○馳委員 法案に対する国会の意思が示されていない、つまり法案が成立をしていない場合、でも、まだ廃案となるとかそういうふうな状況ではありませんから、いわゆる最悪でも審議中ということだと私は思っているんですよ。四千人分、八十七億円の予算執行について留保せざるを得ない、これは極めて重い...全文を見る
○馳委員 わかりました。それは文部科学省の立場であると思います。今後やはり与野党で話し合いをして国会の意思が示された場合のことについては、委員長、これはまさしく国会の責任であるのではないかなということを改めて申し添えておきます。  次の質問に移りますが、基礎定数を確保することを...全文を見る
○馳委員 正規で常勤の教職員を十分に確保することが望ましいことに私も異論を挟みません。教職員が自分の生活の不安を抱えていては、安心して教育現場に臨むことはできません。  しかし、既に義務教育費国庫負担制度では総額裁量制を採用し、人事は都道府県で弾力的に柔軟に行うようになっていま...全文を見る
○馳委員 今後、児童生徒数は減少の一途をたどりますし、残念ながら学級数も、四十人学級という現行制度においても学級数も減ります。それから教職員、今後年配の大量退職で、教員一人当たりの単価も減ることになります。したがって、加配定数への振りかえによって現場の多種多様な要望にこたえていく...全文を見る
○馳委員 今回の法律で小学校一年生だけの三十五人学級を実現してその分の基礎定数を確保すると、他の学年の少人数学級に影響を与えることはありますか。
○馳委員 他の学年に影響を与えることはありますかという、答弁を期待したんですが。鈴木副大臣、どうぞ。
○馳委員 平成二十二年度現在の加配定数は何名ですか。  そして、この加配定数の制度を始めたのはいつで、当時は何人から始めましたか。それがわかれば、どうぞ。
○馳委員 加配がふえてきているというのは事実ですね。そして、その加配がふえてきているのを現場では有効に活用しているということも事実ですね。いかがですか。
○馳委員 済みません、これもわかればで結構ですが、この六万人近い加配でどの程度常勤の教員がいるのか。そして、臨時任用もあるでしょう、非常勤ということもあるでしょう、その割合というのは把握しておられますか。  つまり、最初千七百八十七だったものが現在六万になってきているという、こ...全文を見る
○馳委員 これはやはり大臣に私はあえてお願いしたいですね。  加配がふえてきたというのは事実ですね。私はそれは否定しませんし、いいと思います。ただ、加配で配分して現場で使われている、常勤でどの程度で非常勤はどの程度で、臨時任用、これはやむを得ない事態でありますけれども、そういっ...全文を見る
○馳委員 それはそれでいいと思います。だからその上で大臣にお願いしたいのは、都道府県が自分たちの自腹を切ってでも配置した後の実態を踏まえて、加配でどの程度常勤あるいは期限つきの臨時任用と非常勤とを採用しているのかということを常にやはり踏まえた上で、政策を考える根拠の数字にしたらい...全文を見る
○馳委員 まず、学習成果と三十五人学級について伺います。  一クラスの人数が少ない方が学習成果が上がると言えますか。これは文科省に聞いた方がいいですね。
○馳委員 今の指摘は、私の質問とちょっと微妙にずれているんですよね。  私は、学習成果と三十五人学級についてという言い方をしたんですね。今の山中局長がおっしゃったところは、分母となる全国平均の一学級は多分二十八人でしたね。そうですよね。それを一つの根拠にしながらの話をされている...全文を見る
○馳委員 今の山中局長の言い方からすると、やはり小学校一年生の基礎定数を三十五人で確保すれば、実際にはさっき鈴木さんがおっしゃったように、現場は基礎定数と加配の定数をうまくあわせて割り振りしているんだから、ほかの学年の少人数指導にも有効に使っていくことができるようになるというふう...全文を見る
○馳委員 さっきその答弁をしてほしかったんですね。  次に、財務省に確認をいたします。  そもそも、学習成果とはどういう意味ですか。学力向上の意味ですか、それとも児童生徒が学習しやすい環境のことですか、それとも教師が指導しやすい環境のことですか。お答えください。
○馳委員 ここの学習成果という言葉の重みについて十分高木大臣から指導をいただくように野田財務大臣に言っておいてくださいよ、わかりましたね。  次に、財政上の後年度負担に耐えられるのかという点について伺います。  文部科学省と財務省はそれぞれ、三十五人学級を中学校三年生まで実施...全文を見る
○馳委員 尾立さん、聞いていましたか、今の鈴木副大臣のを。よく聞いておいていただきたいと思います。  次に、公務員人件費二割削減という民主党マニフェストとの整合性についての見解を文部科学省と財務省に伺います。
○馳委員 地方公務員の人件費というのは、多分人勧に基づいて国家公務員に準じるというふうな流れになっていましたよね。そう考えると、私は地方公務員が無傷でいいとは思っていないし、皆さんもそう思っていないと思います。私の考え方は、額よりも数、額よりも質。こういうことを考えると、涙をのん...全文を見る
○馳委員 財務省は、平成二十四年度も一〇%シーリングをかけるかどうかについては、一つ、予算編成の基本理念、一つ、経費の性格、一つ、中期財政フレームと整合的な概算要求枠として設けたいと先般の委員会で答弁をされました。  私は、負担金という性格上、憲法第二十六条の精神から考えても、...全文を見る
○馳委員 ことしの経緯を聞いたのではないんですよ。平成二十四年度に向けて、そもそもこの義務教育費国庫負担金、負担金という性格上も、これは絶対にシーリングにかけてはいけないとここで宣言してほしかったんです。  経緯はわかりました。けれども、尾立政務官もぜひ御理解いただきたいのは、...全文を見る
○馳委員 そういうことなんですよ。私は、やはりその姿勢を保った上で、同時に内閣の一員でもありますから、政府の財政の厳しさに対して正直に向き合うという姿勢も持ってほしいんですよ。私は、文部科学省として一番忘れてはいけない部分というのはやはり譲ってはいけないということを申し上げたいと...全文を見る
○馳委員 四千人のうちの千七百人は加配定数からの振りかえ活用ですが、それによって東京都は加配定数が減って困ると自民党の文部科学部会で証言しております。  紹介します。東京都は、少人数指導の有効性にかんがみ、小学校第一学年のみならず、全学年において少人数学級への転用を全く行ってい...全文を見る
○馳委員 九十六人の加配定数を減らされるといって文句言ったんですよ、自民党の部会で。配慮していないじゃないですか。どういうふうに配慮するんですか、東京都に対して。
○馳委員 何か、もごもごおっしゃっているので、余り言っている意味がよくわからなかったんですよ。  つまり、東京都は全学年で少人数指導をやってきたと。(発言する者あり)やっていないんだよな。改めて議事録を精査した上で、ここら辺は、また金曜日に質問し直したいと思います。  九十六...全文を見る
○馳委員 東京都は、少人数学級はやっていないけれども少人数指導はやってきた、その分を減らされるというふうな言い方だったんですね。この点は、委員長や両理事の配慮で、多分金曜日の参考人として東京都の教育長がお見えになると思いますので、改めてお聞きした上で、またその午後の質疑でも対応さ...全文を見る
○馳委員 ということは、千七百人の全都道府県の割り振りは、全国一律で割り振ったということなんですか、今の局長の説明を受けとめると。つまり、千七百の数字を出してきたのは、一年生相当分の少人数学級をやっているところだ。でも、これを割り振る、つまり加配から基礎定数に割り振るわけですから...全文を見る
○馳委員 いや、だから、というのは、東京はやっていないから、一律に割り振ったので九十六人加配定数が削減されることになるんですよということでいいんですね。
○馳委員 さっきから何度も、最終的に確定した数字じゃありませんがという言い方をしますが、今週中に人事というのは大体新聞発表をされるんですよ。校長、教頭から始まって、各教員が、来週あたりかな、決まっていないはずないじゃないですか。  だから、全国一律の一定の削減率をかけたことにつ...全文を見る
○馳委員 さらに東京都の証言を紹介しますと、法案が三月末までに成立しない場合、四月当初の学級編制は現行法に基づき行わざるを得ない、現在でも先行き不透明なため、区市町村と学校には当惑が広がっていると。  この証言は、三月三日時点での発言であります。文部科学省の見解を伺います。
○馳委員 では、最後の質問にいたします。  さらに東京都の証言を紹介します。  教員採用選考は前年度の秋に合格発表せざるを得ないことから、今回のように前年度末に事業化の成否が判明する状況はそもそも好ましくない、東京都、区市町村、学校のいずれも、教員配置や教育課程の編成など、そ...全文を見る
○馳委員 終わります。
03月25日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○馳委員 自民党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  教員の資質向上についての今のやりとりを拝聴しておりまして、多分こういうことだったと思うんですよ。大臣、こういうことなんですよ。要は、民主党を一生懸命応援してこられた日教組の皆さんが、これはやはり負担が多い、十年研修と重な...全文を見る
○馳委員 対象外とした地方交付税交付金、これには教職員給与の三分の二負担の部分も含まれていると思いますが、間違いありませんね。
○馳委員 大臣、教職員給与は、三分の二地方負担とはいえ、実質的には全額国が負担をしている。あっちはシーリングの枠外で、こっちはシーリングをかけるというのはおかしいんじゃないかというふうには当時思いませんでしたか。
○馳委員 そこで、先般の下村委員に対する尾立政務官の答弁をちょっと私なりに読みこなしてみたんですよね。つまり、こういうふうな言い方だったと思います。国庫負担金の三分の一の額に合わせながら地方交付税の三分の二の負担額を合わせるようにしたと。つまり、予算編成の過程もあって、決定までの...全文を見る
○馳委員 なかなか一回聞いただけではよくわからない説明なんですよね。  でも、尾立さん、この三分の一の国庫負担金が現場で全部使われていると思っていますか。
○馳委員 細かい数字は山中局長が持っていると思いますが、二十二の県から国庫に返納になっているんですね。なぜだと思いますか。
○馳委員 尾立さん、そういうことなんですよ。国庫負担三分の一、三分の二が地方交付税の地財計画の中に入っているから、全額使われているものだと思いますよね。ところが、三分の一の部分も返ってきているんです。なぜか。私、今二十二と言いましたが、これは、具体的な数字はまた、多分文部科学省持...全文を見る
○馳委員 だから我々も、去年、高校無償化法案の審議のときに財源の問題で、当時は副大臣であった野田財務大臣にも、特定扶養控除の分の削減を随分中川正春副大臣努力されてやりとりしておられましたけれども、文部科学省をいじめるなよと随分とバックアップしてきているんですよ。今後とも、この後も...全文を見る
○馳委員 あなた、さっきから、私の話を聞いているようで全然聞いていないじゃないですか。  では、しつこいようですが、高木大臣にお尋ねいたします。二度と義務教の国庫負担金にシーリングをかけさせませんね。
○馳委員 ここが本当に最重要なポイントであると私たちは考えています。文部科学省にとっての大黒柱であります。ここがあいまいでありますと、来年も一〇%シーリングと特別枠という合わせわざを財務省に持ち出されてしまいます。合わせわざの可能性はないと改めて否定できますか。尾立さんに伺います...全文を見る
○馳委員 これから文部科学委員会があるたびに、あなたをここに呼び出したいと思います。  ましてや、東日本の大震災からの復興財源が膨大な額になります。平成二十四年度の予算編成は、ことし以上の財源不足で厳しくなります。先行き不透明であり、めどが立たないと思います。  そんなときに...全文を見る
○馳委員 またまた新定数改善計画の見直しについての具体的な答弁がありませんでしたので、でも、これはどっちみち残りますよ、初年度でちょっとつまずいたわけですからね。それはもちろん文科省の責任ではなく、あそこにいる財務省の責任ですよ。でも、政府としてとる姿勢を考えると、やはり早く見直...全文を見る
○馳委員 次の質問に移りますが、済みません、質問通告したその二の方に入りますから。  加配定数が制度化をされた昭和四十四年以来の経緯について、少し聞いていきたいと思います。  一九七〇年、八〇年、九〇年、二〇〇〇年、二〇一〇年、十年区切りで今申し上げましたが、それぞれの加配定...全文を見る
○馳委員 先般も質問をし、お伺いしましたが、これは何で一九九〇年だけ千四百十三人と急に少なくなったんですかね。
○馳委員 びっくりしました。急に政策の方針がこの年だけ変わったのかと思ったじゃないですか。  数字だけ見て大変失礼ではありますが、伸びてきていますよね、数字は。これはやはり文部科学省としても、いわゆる基礎定数プラス加配定数ということで、うまく合わせわざで、これこそ本当に合わせわ...全文を見る
○馳委員 実数の話で私ちょっと思ったんですけれども、児童生徒数は減っていく、当然学級数も減っていく。もう一つの実数があるんじゃないかなと思うのは、教員の退職ですよね。  そうすると、基礎定数というのは今後減ることはあってもふえることはないというふうに考えざるを得ないですよね。そ...全文を見る
○馳委員 そういう議論だったら、やはり二つしかないんですよ。第三条のところの、財務省は聞いておいてくださいね、一学年だけ三十五人という、何となく財政状況か財務省の方を見ながらあそこだけ変えるのではなくて、根本的に四十を三十五と変えてやろうじゃないかと言って財務省を説き伏せる。今の...全文を見る
○馳委員 私が今から言おうと思ったことを先におっしゃっていただきました。  まさしく、加配定数の決定プロセスの透明性と配分の客観性、予測性はまだ確定されていないのではありませんか。だから、中教審の議論でも懸念事項となっており、今後の課題となっているのではありませんかということに...全文を見る
○馳委員 都道府県の現場からは、加配定数の申請手続の簡素化や活用目的を限定しない教職員配置を求める声が多いそうですが、文部科学省の見解をお伺いします。むしろ、この調整をする権限を持つということの方が文部科学省としての役割ではないでしょうか。
○馳委員 私が心配するのは、ことし、一年生だけの三十五人学級を実現しても、来年度以降の法改正が不透明であるからです。政府案でも、来年度以降については附則にしか書かれていません。それも、国と地方の財政状況に配慮となっておりまして、財務省の思うつぼではありませんか。何よりも、財務省が...全文を見る
03月30日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○馳委員 おはようございます。午前中、残り三十分、よろしくお願いいたします。  私は、きょうは九十分いただいております。私が準備しております質問が最後まで行くかどうかわかりませんので、まず、結論の方から先に言いたいと思います。  自由民主党は、当初、以下の三点で政府案に反対し...全文を見る
○馳委員 では、どうして、ベースが同じなのに国庫負担にシーリングをかけて、地方交付金にはシーリングをかけなかったのですか。予算要求のあり方としておかしいのではありませんか。
○馳委員 つまり、国庫負担金の三分の一の額が最終的に決まるのに合わせて地方交付税の三分の二負担の部分の額も決まってくる、こういう理解でよろしいですね。
○馳委員 さらに、尾立政務官は、国庫負担金は現場で全部使われていると思っていますかという私の質問に、はい、適切に使用されているものと承知していると答弁されました。ところが、全部使われてはおらず、二十二の県から国庫に返納されていると私は発言をしました。  文部科学省に事実関係をお...全文を見る
○馳委員 尾立政務官、この件を確認していただけましたか。
○馳委員 三分の一国庫負担分からそれだけ国庫返納されたのですが、残り三分の二、地方負担のそれに見合う部分はどうなったのでしょうか。教員給与以外の他の項目に使われたということですか。
○馳委員 尾立政務官、百二十六億円が国庫に返納されていると。この三分の二の部分はすぐ計算がつきますね、二百五十二億円ですよ。この二百五十二億円がどうなったのと聞いたら、これは文部科学省は把握していないと今答弁しましたよね。おかしいなと思いませんか。
○馳委員 私はそういうことを聞いているんじゃないんですよ。教員給与費としての三分の二負担としてなっているんですよ。でも、百二十六億円が国庫に返納されてきているんだけれども、二百五十二億円は返納されていないんですよ。何に使ったのと聞いたら、確定していないんです、特定していないんです...全文を見る
○馳委員 私の質問に答えていないですよね。おかしいと思いませんかと聞いているんですよ。  では、国庫へ百二十六億円も返納されているのなら、まあ丸々とはいかないでしょうけれども、この分をもう来年から減額にしちゃおうかな、そういう誘惑に駆られたりしますか。
○馳委員 さらに、ここを突っ込んでいきたいと思います。  三月二十五日、山中局長はこのように答弁されました。「その最高限度額のところまでそれぞれの県の教員給与費の総額というものを確保できていないという県がある」と。  最高限度額とは、具体的にどういう意味ですか。もうちょっとわ...全文を見る
○馳委員 都道府県によってこの最高限度額が違うというのはちょっとわかりづらい議論なんですね。これは大臣に率直に今聞いていただいていたように、その中で国庫負担三分の一の方もベースとして決まっている。そうしたら、ベースに合わせて三分の二分を全額使えばいいんじゃないかなというふうに思い...全文を見る
○馳委員 ここはやはり今後の課題だなと思うんですね。  何度も言いますが、尾立政務官、ベースが決まっていて、三分の一は国庫負担だ、三分の二は地方交付税、これをあわせて現場で使っていただいている。ただし、都道府県は当然、条例、そして定数も決め金額も決めている。都道府県によっては、...全文を見る
○馳委員 午前中の質疑、そろそろ締めくくらなきゃいけないんですが、もう一回しつこく言いますよ。  義務教育費国庫負担金、交付税三分の二、合わせて、いずれにしても義務教育の教職員の給与費なんですよ。措置がされている以上は、やはりこれは満額給与費として使われた方が望ましいと思いませ...全文を見る
○馳委員 終わります。
○馳委員 ちょっと震災関係で一つだけお願いしたいと思うんですが、実は、仙台には朝鮮学校がございます。被災状況を確認しておられますか。報告は入っていますかね。
○馳委員 実は、仙台の朝鮮学校は、食堂は何とか動いているので、そこで炊き出しをして、いわゆる在日の皆さん方が近所に御飯を配ったりしておられるんですが、ところが学校校舎が半壊をして使えなくなっているという状況です。ちなみに、東京・十条の朝鮮学校も、体育館、屋根が落ちて使えない状況に...全文を見る
○馳委員 これは、朝鮮高校の無償化のときにいろいろな議論はしましたが、現実に各種学校として都道府県で認定をした上で教育活動が行われているということについての配慮、これは必要だということを申し上げて、本題の質問に入りたいと思います。  総額裁量制の議論について入りたいと思いますが...全文を見る
○馳委員 平成十六年に総額裁量制をスタートした背景、そして制度の趣旨を教えてください。
○馳委員 まさしく、額よりも数ということなんですが、ここで我々、与野党を通じてやはり問題意識を持たなきゃいけないのが、正規の教員を確保できなくなってきているんじゃないかという、ここの論点はどうしてもしなきゃいけないと思うんですよ。  そこで、次の質問に入りますが、基礎定数と加配...全文を見る
○馳委員 同じようなことをちょっともう一度聞きますね。義務標準法で国が定めた基礎定数と加配定数を枠組みとした上で、都道府県の条例で定数を決め、工夫をして、つまり総額裁量制という制度のもとで教員数をふやしている、そういう理解でよろしいですか。
○馳委員 平成二十三年度には、小学校三十五人以下学級法案が成立すれば、小学校一年生分の基礎定数が四千人、八十七億円確保されます。  この数字について伺いますが、これは、単純に一年生三十五人以下学級とした場合の、機械的に出てきた数字です。都道府県の現場においては、四千人分、八十七...全文を見る
○馳委員 先般の質疑で、鈴木副大臣は、基礎定数を確保したらそれは自由に使えるというふうに答弁されたと思うんですが、私はその趣旨も踏まえて、いわゆる基礎定数分、加配定数分、都道府県の独自に負担した分をあわせて、つまり、目的に沿って自由に使えるという、私の説明がちょっとわかりづらかっ...全文を見る
○馳委員 私の問題意識は、さっきから言っているように、自由に使えるんだけれども、非常勤や臨時任用を自由にたくさんふやしていいというふうな、それはちょっと意味が違いますよね、やはりできるだけ正規の教員がいて、来年の生活の不安もないように、つまり、臨時任用、非常勤の皆さん方にとってみ...全文を見る
○馳委員 そうすると、僕の本音をはっきり言いますよ。要は、できれば退職教員を活用して非常勤講師とか臨時的任用をした方が、いわゆる二十代から五十代までの方々を正規の方でより採用してあげることができるんじゃないんですかね、これが私の本音ですよ。これは副大臣に聞いた方がいいかもしれませ...全文を見る
○馳委員 次の質問に入りますが、二十五日の質疑で、私は、地財計画に入っている三分の二の部分が三分の一に見合っていない、少なく渡されていると指摘しましたが、その認識でよろしいですか。
○馳委員 では、ちょっと具体的にお聞きしますが、実際に平成二十二年度において国庫負担金三分の一は幾らですか。それに見合った地方交付金三分の二の分は幾らでしたか。
○馳委員 済みません、すぐに計算できないんですが、これはまさしく三分の二の実数ということでよろしいですか。
○馳委員 では、計上されているということですから、決算の方でむしろ聞いた方がいいんですかね。平成二十一年度の決算は、数字はわかりますか。
○馳委員 結局、また最高限度額の議論になってしまうということですね。この話は、これ以上突っ込んでも同じやりとりになるのかなと思いますね。  これは午前中やった議論だと思いますが、教職員給与費として三分の一国庫負担、三分の二はそれにあわせてというのであるならば、それが本当に丸々、...全文を見る
○馳委員 それだけ都道府県の工夫、総額裁量制のもとで、あるいは自己負担のもとで七千八百五十四人多く採用されているというふうな認識でいいわけですよね。でも、いわゆる義務標準法で定めた定数よりもここまで七千八百五十四人分多く給与費は使っている、こういう認識でよろしいですか。それとも、...全文を見る
○馳委員 では、具体的にということで、ほかの県を使うと失礼ですので、地元の石川県の総額裁量制についての資料をごらんいただきたいと思います。  石川県はこうなっています。さっといきますね。「一、総額裁量制後の国庫負担金の算定状況推移」を見てください。平成二十一年度、二億四千四百万...全文を見る
○馳委員 地方交付金で三分の二負担すべき四億八千八百万円はどこに使われたのでしょうか。
○馳委員 実は私、この質問をするに当たって、おととい、送別会中であった教職員課の熊谷さんという方に電話をして、どうなっているのと聞いたら、実はそういうことなんです、最高限度額まで使われず国庫に返納しています。では三分の二はどうしているのと言ったら、さあと。それは、では教育委員会の...全文を見る
○馳委員 こういう点も私も改めてお聞きしたいと思います。  関連して、文部科学省の資料を拝見して、平成二十三年度、中学校では千七学級、特別支援学校では三百十一学級も学級数がふえることになっています。小学校の特別支援学級では六百ほどあったと思います。ふえるんですね。  児童生徒...全文を見る
○馳委員 では、私の心配は要らない、二千学級、ちゃんと現場は対応できているというふうに断言してよろしいですね。うなずいておられますので、理解をいたします。  では、次に行きます。  もとの資料に戻ります。「二、義務標準法に基づく定数と実数の比較推移」をごらんください。平成二十...全文を見る
○馳委員 臨時的任用が五百五十一人ということなんですね。そうなんですよ。五千九百五十四の内訳を言うと、正規職員が五千三百五十一、臨時的任用が五百五十一、非常勤講師、これは換算数ですから、換算数ということはさらに多いのかなというふうな気もしますけれども、五十二、こういうふうになって...全文を見る
○馳委員 正規職員が減る傾向にあって、臨時的任用や非常勤講師換算、この人数がふえる傾向にあるということは容易に指摘できるんですが、私の認識でよろしいですか。
○馳委員 という数字が好ましくないと思いませんか。
○馳委員 そこで、次の質問に行きます。  「三、教職員定数算定状況」をごらんください。加配定数は五百五十人、九%です。基礎定数も加配定数もふやす方向に持っていくべきだと私は思いますが、現実は、児童生徒数減と学級数減とで、加配定数に振りかえられているのではないかと思われます。 ...全文を見る
○馳委員 ここで鈴木副大臣にちょっとお伺いしますけれども、基礎定数が減少傾向にあるから非正規教員や非常勤講師がふえ続けているのでしょうか。それとも、それだけが原因ではなくて、総額裁量制という制度によって非正規教員や非常勤講師がふえる傾向にあるのでしょうか。どういうふうにお考えでし...全文を見る
○馳委員 私と同じ認識なんですね。  重要なことは、基礎定数と加配定数を活用するときに、より正規教員を配置するという決意が文部科学省も都道府県もともに重要なのではないでしょうかということなんです。僕は、実はここを、尾立政務官にもこの議論を聞いておいてほしかったところなんですね。...全文を見る
○馳委員 改めて、これは尾立政務官にも御理解いただきたいと思っているんですけれども、今文部科学省は、地域スポーツクラブも、中学校単位ですか、ぜひ全国に定着させていこうとおっしゃっておられます。小学校のことも考えると、体育の専科教員というのも、これは意外とやはり必要なんですよ。年配...全文を見る
○馳委員 高木大臣、長崎県の数字をごらんになったと思います。七〇・八%でしたよね。つまり、申請がなかったからというだけの話なんですよ。  そこで、簡単な数字をお聞きして失礼なんですが、文科省は現在、都道府県や区市町村の教育委員会に何名の出向者を出していますか。
○馳委員 文科省は現在、都道府県や区市町村の教育委員会から何名の出向者を受け入れていますか。
○馳委員 この人事交流の目的は何ですか。
○馳委員 ここは、文科省の職員にとっても教育委員会の職員にとっても、貴重な体験で終わらせてはいけないんじゃないんですかというのが私の指摘でありまして、私は、出向者を受け入れたり出したりする一番の意味は情報の共有にあると思っているんですよ。  情報の共有ということは、すなわち、文...全文を見る
○馳委員 最後になりますが、まさしくこの四月一日から、新しい学習指導要領に基づいた教育が小学校で始まります。来年からは中学校で始まります。尾立政務官、ここなんですよ。  つまり、教育基本法が改正されて、教育振興基本計画ができて、教育三法ができ、こうして政権交代もありましたが、新...全文を見る
04月06日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  私もきのう被災地に行ってまいりまして、その声をきょうお伝えをし、また、できる限りの御答弁もいただきたいということで質問させていただきます。  私は朝七時に自由民主党本部を自分の車で運転して出発をしまして、帰ってきた...全文を見る
○馳委員 この後、るる現場の声をお伝えいたしますが、実は、結論は今から申し上げる一点なんです。子供や教職員が安全に学校生活が送れる放射線の基準は何ミリシーベルトなんですか。この一点に、教職員も保護者の皆さんも、それから市長さんもおっしゃっておられました。  現状でのこういう問い...全文を見る
○馳委員 速やかにということでありますし、きのう伺いましたら、相馬市の方は四月十八日から学校を一応再開するということでありました。それまでには、めど、目安、そしてその情報に接することのできる体制、このことをやはりお願いしたいと思います。  では、まず最初に訪問しました福島市南体...全文を見る
○馳委員 八幡小学校の職員室で四十分ほど話し合いをしたり、あるいは鹿島区役所に行って消防団を訪問したときに、私を見て先生方とか消防団が、あっ馳だ、馳、馳と言って、私のことをプロレスラーと思って見ているものですから、みんな、サイン下さいとか握手してくださいとか、わあっとちょっと盛り...全文を見る
○馳委員 そして、大震災、津波等によっての死亡、行方不明の幼稚園児、小中高校、大学生、どのくらいか、最新の数字をお伝えください。
○馳委員 ということは、石巻、気仙沼は本当に被害がひどく、なかなか実態の把握に手間取ったということでよろしいですよね。  それでは、避難している子供たちの学籍簿の管理、これは十分できておりますでしょうか。
○馳委員 次に、被災して使えない幼稚園、小中高校、大学の施設、これについて把握しておられるでしょうか。
○馳委員 では、その施設の復旧に向けての課題は何でしょうか。特に、私学は経営上も厳しいだろうなと思われます。また、現地での建てかえか、近隣での建てかえか、土地の確保なども大変だと推定できますが、この課題について今考えているところをお述べいただきたいと思います。
○馳委員 学校施設は避難場所でもありますし、より一層耐震化工事を進めるべきと思いますが、その際に、今回の大きな課題となりました津波対策ということも踏まえて、今後の課題は、我々政治の責任は、予算の確保、特別立法による補助率のかさ上げ、そして、ここに津波対策といったものも踏まえていく...全文を見る
○馳委員 最後の質問と、お願いを一つしたいと思います。  重要文化財の損壊状況と、これも今後の再建課題についてお伺いするのと同時に、実は去年、全国に三カ所ですか、マルチパラメーターレーダーが配備されたと思うんですよ。いわゆる災害のときに、時々刻々と変わる被災状況を把握して現場に...全文を見る
○馳委員 終わります。どうもありがとうございました。
04月13日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○馳委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。自由民主党の馳浩です。  麻生内閣、塩谷立文部科学大臣のもとで平成二十一年六月十九日に改正をした日本学術振興会法と、平成二十一年五月二十九日に成立をした平成二十一年度第一次補正予算によって、先端研究助成基金補助金と研究者海...全文を見る
○馳委員 これは、鳩山政権、川端文部科学大臣のもとで平成二十二年一月二十八日に成立をした平成二十一年度第二次補正予算で減額修正されました。それぞれ幾らになりましたか。
○馳委員 第一次補正と第二次補正の差額は、それぞれ幾らですか。
○馳委員 その差額は何に使われましたか。財務省にお伺いしたいと思います。
○馳委員 ちなみに、尾立政務官、いつも文部科学委員会に来ていただいてありがとうございます。緊急経済対策に使ったその中に学校耐震化に使った分は入っていましたか。
○馳委員 一たん予算化された補助金が減額修正されたことによって、執行機関である日本学術振興会の現場でどのような困ったことが起こりましたか。補助金を期待していた研究者には、予算減額によるハレーションが起こりましたか。それとも何も起こりませんでしたか。  日本学術振興会の理事長にお...全文を見る
○馳委員 小野さんに伺います。  この日本学術振興会、いわゆる文部科学省の別働隊とも言われておりまして、私も、小野理事長が文化庁の次長の当時、参議院で大活躍されたことをよくよく覚えております。  執行機関としての責任者である小野理事長は、確かに、研究者から、困った、計画を縮小...全文を見る
○馳委員 本来ならばこの時点で、当時、計画また法案立法の担当者だった塩谷さんと、あるいは、減額されたときの担当者である川端さんに出てきてもらって話を伺いたいところではありますが、とりあえず小野さんの今の一つの御見解で、承ったということにしておきたいと思います。  そこで、現大臣...全文を見る
○馳委員 実は、平成二十一年六月十九日に成立したこの日本学術振興会法の改正のときに、民主党の皆さん方の強い強い提案もありまして、修正しているんですよ。その修正を塩谷さんものんだわけです。その一文を申し上げますよ。大事なところなんですね。「現下の厳しい経済情勢に対処するための臨時の...全文を見る
○馳委員 ここはやはり小野さんに登場していただかないといけないですね。  というのは、私は何で最初に平成二十一年のときの法改正からきょうの議論をスタートしたかというと、そのときに麻生政権で、経済対策でやりましょう、基金化が必要ですねということでスタートしましたよね。平成二十一年...全文を見る
○馳委員 泉さん、あなたはいつから内閣府の方に行ったんでしたっけ。そして、そこに行く以前の役職をちょっとここでお伝えください。
○馳委員 申しわけないですね、私も知っていて聞いたんですけれども。  つまり、文部科学省、企画立案や参加につけての政治力を発揮する。学術振興会、執行機関として厳粛に、厳密に、そして研究者の皆さん方の相談に乗る。それから総合科学技術会議、審査の機関として公平公正で、透明で、そうい...全文を見る
○馳委員 何か一緒にした方がいいような気もするんですけれどもね。昔、文部科学省にいたような人ばかりそこに並んでいるじゃないですか。  ということは置いておいて、改めてこの点については、政治的なマターだと思いますので置いておきますが、総合科学技術会議は先端研究助成業務について選定...全文を見る
○馳委員 議事が非公開、そして議事録公開、これは一つのルールが何かあるんですか。
○馳委員 いや、言っていることは矛盾しているんですよ。審査の透明性、公平性だったら、全部審議も公開し、議事録もオープンにホームページに載せればいいじゃないですか。  ただ、審査するときに、その場にいろいろな人が周りにいたら確かに審査しづらいのはあるでしょう。それは私もわかります...全文を見る
○馳委員 わかりました。研究内容の機微にかかわる問題であるというふうなおっしゃり方でありますので、それならそうなのかなと思いますが、ただ、できるだけ議事要旨が、より細かく、その審査した側の意思がしっかりと伝わるような議事要旨が公開されることがやはり私は望ましいと思いますので、検討...全文を見る
○馳委員 最後の質問にさせていただきます。  平成二十三年度の科研費は二千六百三十三億円でありまして、そのうちの基金分が八百五十三億円であります。私は、法改正の趣旨からすると、もうちょっと基金の分をふやしていくべきだと思っておりますが、大臣の今の見解が実はもしかしたらすべてなの...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。
04月13日第177回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○馳委員 お疲れさまでございます。  江田大臣、よろしくお願いいたします。私も、参議院議員時代から江田大臣のことはよく存じ上げているつもりではありましたが、改めて、法務大臣として、法の番人としての冷徹な判断と、同時に、関係者に対する温かい、説得力を持って職務を遂行していただきま...全文を見る
○馳委員 結論を出す会議ではない、もしハーグ条約を批准したらという、どちらかというとあいまいな気もいたしますが、そうすると、何のためにこの副大臣会議を開いているのか、国際問題化しておりますこの問題への見せかけのポーズなのかという厳しい指摘もせざるを得ません。  そして、大事なこ...全文を見る
○馳委員 関係副大臣会議が開かれるようになったのには、私は二つの要因があると思っているんですよ。  一つが、これは岡田外務大臣以来、アメリカの議会あるいはクリントン国務長官などから直接、この問題について日本としても対応を検討し、そして一つの方向性を出してほしいという外交的な、圧...全文を見る
○馳委員 今お話を伺っておりましたら、いわゆる例外規定についてのとらえ方、それから、子の福祉に関して、そこをやはり最大限に考えていくべきだという方向性、私は、それは間違っていないと思いますし、その方向性は必要だと思います。  同時に、さあ、では締結するとして、もちろん締結する方...全文を見る
○馳委員 では、これは江田大臣にお伺いいたしますが、今私も指摘をし、小川副大臣にも御答弁いただきましたが、こういう根本的な価値判断自体について、江田大臣は共有することができるということでよろしいでしょうか。
○馳委員 私も同様に、やはり一定のルールが必要であろうというふうに思っております。  ちなみに、これは事務方で結構です。今大臣もお示しいただきましたが、今、国際結婚や国際離婚はなるほど多くなってきた。では、どのぐらいさかのぼろうかな、私はもう五十歳になりますから、五十年前、昭和...全文を見る
○馳委員 国際結婚が当たり前になった時代という感覚は、私も共有しております。  ただ、いろいろな問題をはらんでいますよね。例えば、某宗教団体の国際結婚というのは非常にシステマチックに行われておりまして、もしかしたら我が日本国の中山間地域の結婚対策になっているような背景もあったり...全文を見る
○馳委員 担保法とおっしゃいますが、私は、まず第一段階は手続法だというふうに思っているんですよ。そして、その手続の運用に当たるときにやはり配慮が必要だという法務省なりの配慮がなされているんだろうなというふうに私は思っているんですね。今、遅いというふうな声も牧野先輩からありましたが...全文を見る
○馳委員 わかりました。  これはちょっと蛇足になるかもしれませんが、親権ということに関しては、多分この後、民法の改正案のお経読みをして審議が始まるんだと思います。これもやはり、時代とともに家族観が変わり、家族を取り巻く社会的環境が変わってきた。懲戒権というのはどうなんだろうか...全文を見る
○馳委員 この例外事由、五つ申されました。これは、条約を締結した場合には、国内担保法でも当然制定されるべきものと考えてよろしいですね、小川副大臣。
○馳委員 そこで、問題の例外事由条項の十三条一項b号でありますけれども、改めて、どんな規定であり、具体的な典型例をお示しいただきたいと思います。
○馳委員 DV防止法については、これも私のつたない知識でありますけれども、保護命令がかかりますよね。そして、この保護命令がかかるのは大体一週間ぐらいじゃなかったでしょうか。とすると、我が国内法で、DV法の保護命令の規定を準用すれば十分例外規定として対応できるんじゃないかな、そうい...全文を見る
○馳委員 小川副大臣、実は私もこのスイスの事例というのも調べていたんですよ。やはり我が国としても、先ほどから気になりますが、これに反対する方々もいらっしゃる。その事情も、私もわかっています、小川副大臣もよくわかっているはずです。したがって、この国内担保法をつくるときには、このスイ...全文を見る
○馳委員 ここでも、蛇足ではありますが、非常に家族の問題、敏感でありまして、離婚となるともっと敏感でありまして、そうなると当事者同士での解決はなかなか難しいと考えるのが普通ですよね。  小川さんは女房と離婚の話をしたことがありますか。ないですよね。つまり、これは、私も一応離婚経...全文を見る
○馳委員 私、さっきから話を聞いていて、宮島さんは法務省の人かと思ったら、外務省の人なんですね。とてもこの問題に詳しいと思いますが、間違いありませんね。
○馳委員 江田大臣、こういう優秀な人が外務省にいるんだったら、法務省にちょっとスカウトしてきてトレードして、これは、要は外務省と法務省とやはり歩速を合わせなければいけない話じゃないですか。そういう意味での人事の連携というものも必要なんじゃないかなと思って。私は宮島さんは法務省の人...全文を見る
○馳委員 宮島さんらしくないですね。これはむしろ、フランスの国内担保法、あるいはフランスの国民性なのか。私は、どうしてなのかなということは、我が国外務省も法務省としてもちょっと把握しておいた方がいいんじゃないんですかという趣旨で今質問したんです。  次の質問を伺います。  難...全文を見る
○馳委員 ここは大臣か副大臣に私はちょっと聞いた方がいいと思うんです。強制執行ですよ、子供に対して強制執行ですよ。  今アメリカの事例を聞いたら、何か別件逮捕みたいな感じの印象も受けましたね。そうすると、ここは、確かに任意で行っている、法律に基づいてやっている。しかし、子供が判...全文を見る
○馳委員 そうですよね。  私は、これはまだもうちょっと時間がかかりそうな案件ではありますが、小川副大臣、大臣も、社会に対する周知徹底というものがやはりまず必要だと思いますよ。こういう問題がありますよ、国際的な子の連れ去りの問題がありますよ、ハーグ条約がありますよ、我が国として...全文を見る
○馳委員 何か外務省は、随分このハーグ条約締結に前のめりの割には実態をよく調べていませんね。そんなことではいけませんよ。これは本当に、ただルールをつくればいいというものじゃなくて、ルールが動いていかなきゃいけないわけでありますから、諸外国の対応状況というものの情報収集をお願いした...全文を見る
○馳委員 小川副大臣、ここもやはり大事な問題ですね。  つまり、連れ去ってきた方は、子供はとられる、金も取られるという気持ちに恐らくなるでしょう。逆に、子供を奪われた方は、子供を奪い返した、僕の責任じゃないのに何で金を払わなきゃいけないのかというふうな気持ちになるでしょう。そう...全文を見る
○馳委員 今答えたのは外務省なんですよ。私は、法務省はどう考えているかということも聞いておきたいんです。  ちなみに、私なりにいろいろ勉強もさせていただきましたが、外務省に、法務省に、あるいは厚生労働省に、文部科学省もそうですね、総務省もそうですね、警察もそうです、それぞれいろ...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。
04月19日第177回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○馳委員 自由民主党の馳です。きょうもよろしくお願いいたします。  今ほど、あべさんが最後におっしゃった阪神大震災のときの児童虐待の案件というのは、詳しく言うとこういうことなんです。いわゆる避難所等においての性的虐待が随分あったんですよ。改めて、今般の東日本大震災、避難所におけ...全文を見る
○馳委員 現行の、現在の親権内容をお示しいただきながら、それ以前の親権の内容との違いをお示しください。
○馳委員 明治以降からの親権規定の流れを踏まえると、今回の改正は、子の利益を軸に、明治時代にはない、戦後認められた親権規定を再構成したものと言ってよいのではないかと思います。そういう意味での歴史的意義を感じますが、大臣、いかがでしょうか。  あわせて、文言も、「子の利益のために...全文を見る
○馳委員 わかりました。大臣の、やはり明治時代以来の親権についての社会的な背景を踏まえた流れが今日に至っているということの理解が本当によくあって、私はよかったと思います。  実は、そうはいいながらも、平成十六年に児童虐待防止法を改正したときも、平成二十年に改正したときも、いずれ...全文を見る
○馳委員 交流の中にはメールも入りますね。
○馳委員 こういうところが時代の違いということだと思います。  平成八年の法律案要綱では「面会及び交流」となっていました。本改正案は「面会及びその他の交流」と変わっておりますが、両者の違いは何ですか。「その他の」を盛り込んだ意図は何ですか。親子の接触にはその他の交流より面会が基...全文を見る
○馳委員 平成六年の要綱試案では「面接交渉」となっています。「面会及びその他の交流」と「面接交渉」とどう違うんですか。
○馳委員 よりわかりやすい表現としたというふうに理解をいたします。  本改正案の面会交流の規定は、平成六年の要綱試案の説明に示された内容を踏襲しておりますが、この要綱試案の説明には、「子の養育・健全な成長の面からも、一般的には、親との接触を継続することが望ましい。」と大変大事な...全文を見る
○馳委員 これを踏まえて、今回の面会交流を特出しして明記した立法の趣旨をお伺いしたいと思います。  一部流言がありますように、裁判実務で定着している面会交流を確認するというだけなら、これは断じて納得できません。海外と比べても不十分な面会交流を積極的に推進していくという立法趣旨で...全文を見る
○馳委員 大臣、どんどんしゃべっていただいていいんですよ。なぜかというと、大臣の発言を明確に議事録にし、その議事録を最高裁にちゃんと読んでおいてほしいんですよ、私は。これまでどれほど、私もそうですが、御党の小宮山洋子さんあるいは公明党の富田茂之さんなどなど、何度も何度もこのことを...全文を見る
○馳委員 極めて現状肯定、現状追認的な答弁だったと思います。  実は、各国の実情もいろいろ参考に見てみました。お隣の韓国でも権利としてしっかりうたってありますね。主要国では正面から権利性をうたっておりますし、我が国が批准をした児童権利条約でも同様です。つまり、我が国の国民認識が...全文を見る
○馳委員 前回の法務委員会の一般質疑のときに、あのときはハーグ条約の話でありましたが、私、こういうことを申し上げたと思うんですね。離婚をしたら夫婦の問題、離婚をしても、子供にとってお父さんはお父さん、お母さんはお母さん。私は、そういうふうな観点、まさしく子の利益を優先するという考...全文を見る
○馳委員 しかし、父母の第一次的判断を尊重する余り、監護権のある親が面会交流に強く反対していると、後に家裁が介入することになっても、面会交流は基本的には認められないとの結論となりやすいんです。  事実、そう明言している審判例があります。この審判例を紹介いたします。横浜家裁で平成...全文を見る
○馳委員 最高裁の豊澤さんという人ですね、家庭局長。  それなら、私が今紹介した横浜家裁の平成八年四月三十日のこの審判例というのは、極めて特異な例、個別の例であり、今現在は余り好ましくないというふうに考えてよいでしょうか。豊澤さんにお伺いしたいと思います。
○馳委員 では、改めて私はもう一回言いますね。  やはり、離婚をしても、夫婦はいたし方ない、子供にとっては非監護親と面会交流を定期的にすることがふさわしい。しかし、諸般の、それぞれいろいろな事情によって、面会交流はしない方がよいときもある。これはまさしく個別、特別な事情があって...全文を見る
○馳委員 だったら、大臣、面会交流権と明確にうたってもよかったんじゃないんですかと私も思っているんですよ。いかがでしょうか。改めてお伺いします。
○馳委員 家裁の実務についてはまた後ほど詳しくお伺いいたします。  そこで、最高裁に調査を依頼したいと思います。過去十年間の面会交流に関する家裁の審判で、面会交流の是非にかかわる判断基準を示した審判例をすべて書面により公表していただきたいと思います。  これは、立法府から司法...全文を見る
○馳委員 るる御紹介いただきまして、では私も参考にして勉強させていただきます。ありがとうございます。  さて、そもそも離婚後の監護に関して高いストレス状態にある親に、子の利益を判断する冷静な判断能力があるのか。しかも、学問的に離婚後の親子の交流が一般論として子供の成長にプラスで...全文を見る
○馳委員 関連をして、一般論として、子が別居親と面会交流することが子の最善の利益にかなうわけですから、監護権のある親が面会交流に強く反対しても、特別な事情がない限り裁判所は面会交流を実現すべきだ、面会交流させることが子の利益と推定されるなどの価値判断が本改正案の趣旨としてあるとい...全文を見る
○馳委員 この問題の根底には、面会交流を家裁が命じても、強制力を家裁が持たないために、家裁の権威のために、命じたくても抑制が働くことに一番の問題があるのではないかと私は見ておりますが、いかがでしょうか。
○馳委員 ちょっと強烈なことを今から提案しますね。  家裁の履行勧告に従わなかった場合に、民事執行法百七十二条の間接強制はできますが、現実には余り機能しておりません。そこで、履行勧告や間接強制を何回も無視したり等、ひどいケースに、児童虐待防止法の虐待事案と認定したり、人身保護法...全文を見る
○馳委員 まさしく、定義の特出しということになると難しいんですね。実は我々も虐待防止法改正案をつくったときに、例えば、子供に対しての直接の虐待じゃないんだけれども、親同士が激しい争いをしているということを見せることは虐待に当たるよというふうな概念を定義の中に入れたんですよ。したが...全文を見る
○馳委員 わかりました。さらに進めていただきたいと思います。  家裁の負担の軽減も重要です。例えば、最近、現役弁護士を家事調停などの非常勤裁判官として採用しておりますが、仕事がない弁護士の活用の点からも、より推進すべきではないかと思いますが、いかがですか。
○馳委員 大臣、いい答弁をしていただきました。もっともっとふえてほしいと私も思いますし、弁護士になって五年たっても仕事のない弁護士というのはいっぱいいるんじゃないんですか。
○馳委員 この問題については、また別の機会にゆっくりと追及をさせていただきます。  関連して、子供代理人制度の創設も提案をしたいと思います。  離婚時の審判等で子供が親同士の紛争に巻き込まれた場合に子供の利益を代表する代理人を創設するものですが、いかがでしょうか。  例えば...全文を見る
○馳委員 法律の成立を望むものであります。  さらに、離婚後の子供との交流断絶が子供に長期的にどのような影響を与えているかという学問的追跡調査が海外にはありますが、日本には余りにも少ないんです。ここはしっかりと公的支援をして調査をさせるべきではありませんか。いかがですか。
○馳委員 せっかく最高裁が来ておるので、聞きますね。  裁判所が、監護、親権等、こういう決定をした後の子供の追跡調査に関する行政文書というものがありますか、ありませんか。
○馳委員 そうなんです。ないんです、大臣。これは私は、すごく大事なポイントかなと思っているんですよ。せっかく裁判所の方で監護について、親権についての審判が下った後の追跡調査ということについては、これは最高裁の仕事ではないとは私は思うんですが、これは研究の対象として、その動向を探り...全文を見る
○馳委員 実は私も、この辺がすごく気になっているんですよ。我が国の家族法に関する法改正の歩みというのがちょっとやはり遅いというか、悪い言葉で言えば鈍感というか。  私も国会に参りましてもう十七年目に入るんですが、ちょうど平成十年前後ぐらいからですか、DV防止法とか、そして児童福...全文を見る
○馳委員 たまたま私、ずっと議員立法を非常に使命感を持ってやってきたつもりなんですが、例えば、平成十三年か十四年に性同一性障害特別措置法、これも議員立法でやったんですね。資料を集めたり、いろいろな社会の声を聞いたりするときに結構力になってくださるのは、やはりマスコミの皆さんであっ...全文を見る
○馳委員 これは、豊澤さん、意外と自分のことに置きかえて考えると、月一回、例えば離婚をした子供に会いたい、会わせたくない、会いたいな。こういうふうな中で、月二回というのは二週間に大体一回ですよね、月一回でおれは我慢できるかな、毎日でも会いたいという親も、もしかしたら、これはほとん...全文を見る
○馳委員 よろしくお願いします。  親権停止の期間について伺います。  最長の二年なのか、一年なのか、また半年なのか、この決定を現場の家裁に丸投げでは、家事事件が増加している現在、余りに家裁にとって酷であります。期間の設定についてどのような対策をおとりになるのでしょうか。
○馳委員 実は私、ここは大臣に答弁を求めるよりも厚労省に求めた方がいいなと思って、さっきからずっと石井さんのことを見ているんですけれどもね。  つまり、これは、児童虐待という事案が発見されました、そして、一時保護、そして養護施設に保護をいたしましたと。そうすると、親子を引き離し...全文を見る
○馳委員 その上で大臣に実は聞きたかったんですよ。  まさしく、虐待の事案があった、一部始終、最初から事情というのをわかっているのは、やはり児童相談所であったりするわけですね。その児童福祉司の皆さん、職員さんから適切なアドバイスを受けながら、そして家裁の方で最終的に判断をしてい...全文を見る
○馳委員 大臣がそんなような感じをおっしゃいましたが、豊澤さん、いかがですか。多分これは大臣の経験からおっしゃったので、感じじゃないと私は思うんです。そういう流れで審判がされる、そして家裁の調査官と児相の職員の方々と十分連携がとれておるから、同じことを根掘り葉掘り子供や親に何回も...全文を見る
○馳委員 これは新しいシステム、制度ですよね。親権停止の期間を設定される。された方の親の立場になって考えるべきだと私は思っているんですよ。もちろん、子供の立場に立って私たちはこのシステムをつくったんですが、親の立場に立ってみたら、半年なのか一年なのか、本当に半年か一年たってちゃん...全文を見る
○馳委員 はい、わかりました。これはスタートした運用も含めて、やはり今後の課題だと思いますので、大臣の御説明でよくわかりました。  次に参りますが、再度の親権停止の申し立てがあって、いまだ親権者の行状に変化がないときには、基本的には親権停止となるんですか、喪失という形になるんで...全文を見る
○馳委員 医療ネグレクトの場合に、緊急を要することがほとんどですが、どういう迅速な手続をとって親権停止まで進めていかれますか。
○馳委員 ちょっと意地悪な質問をしますね。三十分、一時間でできるんですか、こういった手続は。  答弁を考えている間に先にしゃべっていますからね。  つまり、緊急とおっしゃいましたね。まさしく、輸血が必要だ、手術をしなければならない、事故に遭ったときなんかそうじゃないですか、し...全文を見る
○馳委員 それで、後から親から訴えを起こされても対応できますね。
○馳委員 私は、大変重要な答弁だったと思います。  親権停止の申し立ては、子供本人も申し立てできるようになりますが、その後の親子再統合のことを考えると、子供本人と親権者とを仲介したり子供の相談相手になったりする公的な支援体制は不可欠と思いますが、いかがでしょうか。
○馳委員 これは石井さん、私は児童相談所の司法的なバックアップ体制を十分とっておいた方がいいと思うんですよ。  今現在、児童相談所は顧問弁護士とか顧問司法書士とか、いますか。
○馳委員 顧問弁護士というのはそんなにお金がかかるんですか。児童相談所に司法上のバックアップ体制をとっておくためにも、全国の児童相談所は、全部で幾つあるか私は存じておりませんが、こういう法的なバックアップ体制は公的な支援も含めてとっておく必要があると、大臣、思いませんか。
○馳委員 お雇いになったらいいかと思いますという答弁はだめなんですよ。  私は、これは今後、この親権の一時・一部停止制度を民法に、何十年ぶりかの改正で、親権の概念まで広げていくというふうな話でありますから、児童相談所に対する司法的なバックアップ体制、支援体制というのは本当に重要...全文を見る
○馳委員 これは前回の児童虐待防止法の改正のときにも、つきまといとか徘回とかを制限しましたよね。ところが、やはり児相の職員さんにとっては、どこから親がやってくるかわからないような不安の中で、何かあったときに、まさしく警察の援助であったり司法的な援助というものが常に与えられて、連絡...全文を見る
○馳委員 本当に長きにわたり、ありがとうございました。まだ積み残した質問もございますが、あしたもやらせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
04月20日第177回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  改めて、東日本大震災被災者にお見舞いを申し上げ、犠牲者に哀悼の意を表したいと思います。  震災孤児の支援ということについて質問させていただきます。  長期的な養育問題で全国里親会が受け入れ体制を表明していると思いますが...全文を見る
○馳委員 里親には、養育里親、親族里親そして専門里親という三つの分類があると存じます。親族里親については、要件を緩和してほしいという要望がかねてからありました。今回も、やはり親族里親のもとで継続的に育った方がよりよいであろうという認識は厚生労働省にもあると思います。  そこで、...全文を見る
○馳委員 手当や生活費の支給の差は、養育里親と親族里親では違うと思いますが、現状どうなっていますか。
○馳委員 里親になりますと言って、手を挙げてすぐに認定されるものではなくて、調査をして認定されるはずですが、その調査をするのはどのぐらい期間がかかるんですか。  要は、私の言いたいことは、調査が手が足りなくて時間がかかりますから、なかなか引き受け手とのマッチングがうまくいきませ...全文を見る
○馳委員 よろしくお願いいたします。  文科省の方にちょっと伺いますが、報道によると、千葉県船橋市で、福島県から避難してきた子どもたちに対して放射能がうつるといういじめがあったとされております。  放射能というのはうつるのですか。まず、お伺いいたします。
○馳委員 事実関係を含めて、そういうことはない。したがって、福島県から避難してきた子どもたちと仲よくしましょう、これは一つの確認事項なんですね。そういうことをしていただければよいということなんですが、文部科学省、船橋市の教育委員会もきちんと対応しているということでよろしいですね。
○馳委員 ちなみに、私も、先週、先々週、二回にわたって飯舘村、南相馬市、相馬市と支援に行ってまいりましたが、教育長、市長、一様におっしゃることが、学校での子どもたちの生活の安全基準を示してほしいということと同時に、モニタリングの線量計をぜひ欲しいと。この要望は、恐らく現地を訪れて...全文を見る
○馳委員 一般に言う線量計は大体三十万円ぐらいするそうですね。ポケット線量計は大体十三万円ぐらいだそうですね。数の限りもあるかもしれませんが、早急にお配りいただいて、不安を取り除く努力をしていただきたいとお願いを申し上げます。  続いて、学校教育における精神疾患教育について質問...全文を見る
○馳委員 とても大切な指標だと承りましたが、学校教育でそういう指標について教えていますか。
○馳委員 そこで、私は、実は関係者の方々が研究会をされて、表紙だけ紹介いたしますが、こころの健康政策構想会議の提言書をいただいて、読んで、きょうは質問しているわけであります。これによりますと、DALYでは、我が国を初めOECD諸国において精神疾患がトップになっているが、にもかかわ...全文を見る
○馳委員 資料によりますと、受診率が低い上に、受診している精神疾患患者だけでも国民の四十人に一人、そして、自殺者は年間三万人を超える。こういう現状を踏まえると、我が国は心の健康の危機状態にあると思いますが、その認識はありますか。
○馳委員 ここまで聞いていただいて、大臣に登場していただきたいのですね。  心の健康推進を我が国の基本政策として進めていくべきときなのではないですかということと、このこころの健康政策構想会議でも、精神疾患対策基本法案を制定し、一番の肝となる部分は、やはり社会的入院を減らしていき...全文を見る
○馳委員 だんだん政府の中でも、国民の中にも少しずつ理解が広まってきているのは事実なんですが、私は二つのポイントをお願いしたいのが、ここなんです。発症するのは意外と若年者の方が多いので、中学生における保健教育においてしっかり事実を勉強してほしいなというのがまず一点。もう一つは、こ...全文を見る
○馳委員 次期の学習指導要領の見直しは何年後ですか。
○馳委員 十年なんですが、学習指導要領は、十年を待たなくても、必要とあらば見直しをすることができるとなっていると思いますが、間違いありませんね。
○馳委員 ありがとうございます。  したがって、蓮舫大臣、この構想会議からの提言にありますとおり、精神疾患対策基本法案、これは、やはり事の性質的に、与党、野党関係なく取りまとめをして、こういう提言が専門家の方からあるということを踏まえて対応をいただきたいというのが私の趣旨であり...全文を見る
○馳委員 厚労省の調査と、私が資料としてきょう読んできたのが全国学童保育連絡協議会、ここの調査と違うなということを今からお伝えいたします。  まず、経済的な負担が理由で入所できない、多いんですね。この問題は、国として、保育料の減免措置を設ければ対応できるのではないでしょうか。そ...全文を見る
○馳委員 私は大臣のおっしゃるとおりだと思います。  もちろん、文部科学省が展開をしている放課後児童教室、私もそれを進めている推進派の一人なので何となく言いづらい立場ではあるんですが、いわゆる学童保育というものが、放課後の家庭的な生活環境を守りましょう、当然、家庭的な生活環境を...全文を見る
○馳委員 そこで、次に、学童保育の潜在的な待機児童について質問をいたしますよ。  特に、民営施設での待機児童数の把握が不十分であります。人数を報告しないとか、書類申請の前に入所を断られた人数をカウントしないとか、こういうことがあるんですね。高学年だから初めからあきらめている、こ...全文を見る
○馳委員 だんだん佳境に入ってきまして、つまり、希望する人がみんな利用できるようにというコンセプトですか、理解ですか、ここにいかに受け入れる場所と面倒を見る指導員さんを対応していくか、そしてそこで安全をいかにして守るか、ここがやはり政策の方向性になっていくと思うんですね。  で...全文を見る
○馳委員 いわゆる七十一人以上はだめよというこの政策の方向性によって数字が適正に傾きつつあるということは言えると思うんですが、そうはいっても、いまだに、いわゆる七十一人以上、百人以上もありますね。学童保育連絡協議会の調査では、昨年度で千三百カ所ということに実はなっているんですね。...全文を見る
○馳委員 私は徳久さんとは長いおつき合いなんですけれども、何となく都合の悪いことをしゃべるとき、あなたは早口になるんですね。  ここは、私が強く強く言っていきたいところなんですよ。なぜ、今私が学校施設を全面的に今後活用していくべきだという主張をしているかというと、やはり東日本の...全文を見る
○馳委員 心もとないですよね、また担当が違いますからと。だから、ここで蓮舫大臣に登場していただきたいんですね。  私は、この後、職員の処遇の問題をもちろん細かく聞きますが、やはり政府の方針、これは民主党としても異存はもちろんないと思っていますし、我々自由民主党も、ここは進めるべ...全文を見る
○馳委員 そこで、指導員の働く環境についてお伺いいたしますが、問題を端的に指摘していきますね。  国の補助単価が、非常勤職員の賃金と謝礼金で計算されている、このことが問題だ、ここに尽きると私は思うんです。いろいろ資料を拝見しましたが、二〇〇三年度の厚生労働省の学童保育の補助単価...全文を見る
○馳委員 そういう計算を厚生労働省はするわけですね。実際には、子どもたちが来る前の準備、帰った後の対応、それから夜あるいは土日の保護者への対応も含めて、平均して二千時間という数字が全国学童保育連絡協議会からの資料として出てきております。  そんな中で、今、石井さんが専任と非常勤...全文を見る
○馳委員 公営と民間運営と見ていきますと、公営で正規職員が四%、民間運営で正規職員が二二%、合わせて二八%、正規職員が。それ以外が、七割近くは非常勤職員なんです。そして、平均年間給与が、お一人頭大体百五十万から二百万円ですね。その背景は何かというと、私が説明した非常勤職員は賃金と...全文を見る
○馳委員 九割以上のクラブで研修はされているんですよ。けれども、私が言っているのは、非常勤の職員は十分に研修に行けるような時間もないんです。余裕もないんですよ。だから、指導員の能力はまさしく千差万別で、同時に、非常勤職員は大体一年から三年でみんなやめちゃっているんですよ、やってい...全文を見る
○馳委員 次に、「こうのとりのゆりかご」の問題について伺います。  私も、昨年四月八日にこの委員会で質問いたしました。その前には、池坊委員長のもとで現地に視察も参りました。  当時の答弁では、「こうのとりのゆりかご」施設は違法ではないが、児童福祉法上の一時保護施設などとして法...全文を見る
○馳委員 匿名遺棄は、このままでは育児放棄や虐待によって最悪死亡させてしまう、遺棄する側は、まさに児童の虐待あるいは虐待死という最悪の結果を招く、それを防ぐために「こうのとりのゆりかご」に預けたという評価をすることはできると思いますが、いかがですか。
○馳委員 最悪の結果を防ぐために預けたということについての御理解はいただいたと思いますが、であるならば、児童虐待の予防を行うための民間団体という評価ができると思いますが、いかがですか。
○馳委員 慈恵病院の理事長にも私たちはお話を承ってまいりましたが、違法ではない、法的な位置づけはないということで、熊本市や熊本県がいろいろな負担をせざるを得ない状況になるということについて心を痛めておられました。  今の石井さんのおっしゃることを私なりに整理すると、慈恵病院は、...全文を見る
○馳委員 去年、当委員会でドイツにも視察に行ってこられたと思います。ドイツのいわゆる「こうのとりのゆりかご」についての法的位置づけなども勉強してこられたと思います。  児童虐待防止法の改正なのか、児童福祉法の改正なのか、「こうのとりのゆりかご」の位置づけというものについては、さ...全文を見る
04月20日第177回国会 衆議院 法務委員会青少年問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。  きのうの法務委員会で積み残した質問がございますので、そちらの方から入りたいと思います。  親責任規定の言わんとするところは、親権は、親の権利というより親としての責任がその本質であり、その責任を遂行するのに必要な限りで親権の権利性が認められる...全文を見る
○馳委員 前回の児童虐待防止法の改正において、親責任という規定、これを議論し改正案に載せたという当事者として、立法趣旨としては、民法の親権概念の変更を意図していたという、そういう議論の経過もあり、そういうつもりでもあったんですね、立法者の皆さんの意向として。大臣、何か所感があれば...全文を見る
○馳委員 権利と義務という関係ばかりではなく、親としての責任がありますよね。その責任を果たしていないときに、やはり、社会的に罰を受けますよ、果たすべきことは果たさなければいけないですよという合意があって初めての民法のあり方ではないかな、こういうふうに私は思っております。  そこ...全文を見る
○馳委員 私自身は、子育てはまず第一義的に親の責任ですよ、親として果たすべき責任を果たしましょう、そして同時に、社会全体で子育てに、子の利益を考えた対応をしていきましょうと。私は、その方向性が今回明確に民法改正によって示された、そういう筋合いのものだなというふうに思っております。...全文を見る
○馳委員 現行法では、「必要な範囲内で自らその子を懲戒し、」とありまして、この「自ら」という文言を削除しておりますが、なぜですか。
○馳委員 民法の勉強ということでお聞きしますが、懲戒場というのはいつごろまであって、そこでは一体何が行われていたんですか。もしかしたら、私みたいな怖い刑務官みたいなのがいて、懲戒官か、腕立て伏せさせたりしていたんじゃないんですか。  これはあくまでも、だって、法律で今回取り除い...全文を見る
○馳委員 私が言わんとするところは、後生大事に何十年もこの懲戒場という文言、規定が残っておった、そして、きのうも申し上げましたが、親権の一時停止について、我々議員立法を担当していた者はもう十年近くずっと言い続けてきて、それに抵抗していたのが法務省なんですよ。現行法でも十分できます...全文を見る
○馳委員 今回の改正案には載ってきませんでしたが、私自身は、というよりも国会の中にも、共同親権あるいは共同監護権について議論をし、現実、海外にもこういう規定がございますから、我が国も規定として明示していかなければいけないという議論があります。これについては私、また後ほど追及してま...全文を見る
○馳委員 私見ではありますが、民法八百二十条の解釈からしつけが生まれるとの考えは捨てるべきだと思います。なぜなら、今回の改正案で、懲戒とは民法八百二十条の範囲内での懲戒だと明記したからでありまして、八百二十条の範囲内の懲戒こそしつけと同義と考えるべきだと思いますが、それでよろしい...全文を見る
○馳委員 さて、懲戒権の削除も含めた見直しは先送りされましたが、私は、しつけと同義となる懲戒権規定は残しつつ、必要な範囲を逸脱した懲戒が許されないという旨を明記する方がよいと考えますが、いかがですか。
○馳委員 必要な範囲を逸脱した懲戒は許されない。もう一回言いますよ。必要な範囲を逸脱した懲戒は許されないという指摘に対して、大臣は、それはそのとおりだがというふうに最初に申し上げられましたので、その大臣答弁で私は十分であります。  次の質問に移ります。  今回の法改正で、施設...全文を見る
○馳委員 親権者の親権に優先して児童の監護、教育及び懲戒に関して必要な措置をとることができる場合についての具体的な判断基準、ガイドラインを示す必要があると思います。不当な主張とは何ぞや、これはガイドラインをもってして提示をされないと、現場の方は困ると思うんですね。いかがですか。
○馳委員 関連して、本改正案においても、最終的に施設長がとる措置が優先することになるとしても、緊急事態は別として、手続的に、親権者への説明、説得、そして納得を得ることという、丁寧に手続を行うということが大事だと思いますが、それでいいですね。
○馳委員 問題は、親権者に対する適正手続が不十分だった場合、訴訟等が提起されて、結果として施設長等の措置が違法となる場合も法的にはあり得るのかどうかという問題ですが、いかがですか。
○馳委員 施設長等と親権者で児童の処遇について意見が対立した場合に、都道府県児童福祉審議会など第三者が意見を調整する仕組みを設けるべきとの意見もありますが、いかがですか。
○馳委員 具体的な事例として、軽度の知的障害を持つ入所中の被虐待児童の就学先として、親は障害を認めたくなくて普通学級を希望し、施設長が特別支援学級を支持している場合などは、判断が難しくなります。こういう場合、どういうふうな対処方針をとるつもりですか。
○馳委員 今申し上げた事例は、インクルージョン教育の問題であったり、そろそろ出てくるでしょう障害者対策基本法の問題とも密接に絡んでまいりますので、ここはやはり丁寧に対応をいただきたいと思います。  施設長等の監護方針と児童の意見が合わなかった場合に、児童が第三者に相談できるよう...全文を見る
○馳委員 今回の改正で権限強化された施設長等による監護が適切に行われるように、資質向上を図るための研修等の実施、あるいはサポート体制の強化が必要だと思いますが、いかがですか。
○馳委員 それでは、続いて、子供の連れ去り問題について入りたいと思います。  きょう、私がグラフを一つ資料としてお示しをしました。これは、スタート地点が一九六五年、一番右端の方が二〇〇九年ですね。法務委員会で、これは先週でしたね、江田大臣に、国際結婚、国際離婚について、最近では...全文を見る
○馳委員 ちなみに、私もこのグラフを見てふむふむと思いながら、スタート地点が一九六五年ということは、昭和四十年ですね、五千件に満たない国際結婚。そして、ちょっとふえ始めたなという真ん中から右のあたりが、これは多分、バブルのころというふうに言われると思いますね。そして、あれ、ちょっ...全文を見る
○馳委員 最後の質問にいたします。  子供の連れ去り問題は、今回の法改正にも深くかかわってまいります。例えば、片方の親が子供を連れ去り、その後協議離婚して、子供の監護問題で対立した場合、現在の監護状態が非常に優先されやすく、連れ去った側に監護権が結局認められやすいんです。そして...全文を見る
○馳委員 終わります。どうもありがとうございました。
04月26日第177回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  先週、四月二十日の連合審査会に引き続いて、子供の連れ去り問題から質問をさせていただきます。  子供の最善の利益を重視する姿勢を一段と今回の民法改正で出しました。ならば、未成年者の子供がいる夫婦間で起こった子供の連れ...全文を見る
○馳委員 具体的には、DV防止法上の保護命令を出すときも、より慎重に適正手続を踏んで行うこと、不当な連れ去りは、場合によっては児童虐待となる場合もあること、監護親を決定する場合に、不当な連れ去りは不利に働き、逆に、面会交流に積極的な親が監護親の決定に有利に働くこと、面会交流の約束...全文を見る
○馳委員 続いて、共同親権、共同監護権の問題について質問をさせていただきます。  このテーマで質問をする私の意図は、離婚をしても親としての機能は共同で果たすべきであるという、この大原則にのっとっての私の質問の趣旨であります。  まず最初に、今回の改正で子の最善の利益を軸に改正...全文を見る
○馳委員 我が国では、共同親権、共同監護権について法制審議会等で検討されたことはありますか。もしされていないのなら、これだけ学界やマスコミ等で議論をされているのに、なぜされていないのでしょうか。
○馳委員 では、伺います。  どうして単独親権でなければいけないんですか。
○馳委員 今回の改正で、離婚後も親子のきずなを絶つべきではない、親子の継続的交流が基本的には子の最善の利益に資すると価値判断されているのであるならば、当然、離婚後の共同親権、共同監護権も、選択的にでもできるようにすべきではないですか。いかがでしょうか。
○馳委員 今回の改正で、民法の親権規定の体系からも、共同親権、共同監護が認められないのはおかしいのではないかと私は考えています。  なぜなら、今回の民法第八百二十条の改正で、子の利益のために親権が行使されること、そして民法第八百十八条第三項で、子の利益のために、婚姻中の親権は共...全文を見る
○馳委員 大臣、ちょっとこの話を聞いてくださいね。  カナダで国際結婚をしていた女性が、カナダで離婚をして、共同親権ですね、諸般の事情があって子供を連れて日本に帰ってきまして、日本の家裁で審判の結果、最終的に単独親権となった。これはやはり、共同親権としてカナダで離婚をした一方の...全文を見る
○馳委員 一事例ではありますが、参考にということで、もう一度お聞きください。  カナダで結婚していた日本人同士が、カナダで離婚をした。カナダの法的根拠のもとで、共同親権。一方が、何かあったんですよね、日本に帰ってきて裁判を起こして、単独親権だと。カナダに残された日本人はたまらな...全文を見る
○馳委員 離婚をするに至るさまざまな事情があって非常に大きなストレスを抱えている夫婦にとって、やはり、共同養育についての要件あるいは養育費の支払い等を、その計画を立てないと離婚できないよというふうに法的に課すのはいかがかというふうにおっしゃいますが、あえてまたもう一度言います。 ...全文を見る
○馳委員 そこで、一つの提案をしたいと思います。親教育プログラムについてであります。  アメリカの多くの州で、子の監護や面会交流で争っている夫婦に対して、親教育プログラムの受講が義務づけられています。韓国でも、二〇〇七年法改正で、未成年者の子供がいる場合は、協議離婚書を提出する...全文を見る
○馳委員 我が国の協議離婚は、親権者を決めて離婚届を提出するだけで離婚が成立いたします。しかし、未成年者の子供がいる場合に、離婚後の子供の養育問題について何の取り決めもなく離婚を認めることは、余りに安易で、無責任で、まさしく子の最善の利益に反していると思いますが、いかがですか。
○馳委員 改めて質問いたします。  協議離婚が成立する法的要件として、離婚後の子供の養育計画、養育費の支払いも含めて、その提出を義務づけるように民法を改正すべきであると私は提案したいと思いますが、いかがでしょうか。この制度化は、母子家庭における児童虐待の防止にも大変役立つと考え...全文を見る
○馳委員 関連して、共同養育計画の義務づけは、民法の改正をしなくても特別立法でも対応可能ではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。  すなわち、民法第七百六十五条第一項は、「離婚の届出は、」云々とありまして、「その他の法令の規定に違反しないことを認めた後でなければ、受理す...全文を見る
○馳委員 面会交流の件について、一件お伺いいたします。  先般の質疑において、民法改正の趣旨がいかなるものか、大臣の答弁によって明らかになりました。特に、面会交流が原則なんだという趣旨は家裁等の実務者側によく伝わったと思いますし、大臣に感謝したいと思います。  そこで、あるべ...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。
04月27日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○馳委員 おはようございます。自民党の馳です。  四月十五日に福島県、宮城県の現地視察に行ってまいりまして、そこでいただいてきたお声について質問をさせていただきます。  朝六時に東京を出まして、東北道二本松インターチェンジをおりて、川俣町から飯舘村に入りました。いきなりカーナ...全文を見る
○馳委員 最悪のことで、私もちょっと素人ですから、聞きます。  放射線を浴びた家畜あるいは猫ちゃん、ワンちゃん、焼いてよろしいんでしょうか。つまり、そういったときにいわゆる放射性物質がまた環境に暴露されるんじゃないんだろうかという素人ながらの想像をするわけでありまして、焼いても...全文を見る
○馳委員 これはよく考えると、二十キロ圏内の津波等々で犠牲になられた人間、御遺体の最終的な処置もかかわる話ですよね。  これは、福山官房副長官にこの辺は答えていただいた方がいいと思うんですよ。あなたと私は、参議院の時代にダイオキシン類対策特別措置法案を議員立法でやったじゃないで...全文を見る
○馳委員 封じ込めというやり方もありますよね。そして、放射性物質それぞれあると思うんですけれども、半減期が違うと思います。恐らく、そういったことが処理方法等踏まえて方針がつくられるべきなんだろうと思います。  この問題は、いわゆる環境には国境はありませんので、近隣諸国、あるいは...全文を見る
○馳委員 飯舘村の門馬副村長よりの質問です。どうして罹災証明書は飯舘村で出ないのか。これがないと避難先のアパートにも入れないし、子供たちは転学もできない。政府発表や報道でさんざんあおっておきながら、余りにも対応が後手後手でずさんだという指摘でありました。いかがでしょうか。
○馳委員 飯舘村の皆さんの思いというのは、政府の根拠のある命令、指導、監督には従わざるを得ないんだけれども、マスコミに先に出ちゃって、では実務をどうしたらいいかということが何も報告がないままに進められていることに対する怒りでありまして、私は、罹災証明書のことも含めて、すべてやはり...全文を見る
○馳委員 きのう、実は全国知事会の会長選挙がありまして、京都府の山田知事が当選されまして、おめでとうございます。  実は、その前に原発立地九道県知事会合が非公式に開催をされまして、そこの中でこういうコメントが出されているので、これは中山さんにお答えいただきたいと思うんですが、国...全文を見る
○馳委員 この防災基準の見直しというのは、実は極めて不安に思っておられるんですよ。  関係して、きのう、北陸中日新聞の一面にこういう記事が載っておりまして、福井県の先生もおられるので、ちょっと私は確認の意味で尋ねたいと思います。  どういうことかというと、一面に大きく「追加電...全文を見る
○馳委員 これは、先ほどから松宮委員の顔色もだんだん変わってきていますが、そのとおりなんですよ。地域にお住まいの方にとっては、緊急時の対応、想定内の対応、想定外の対応も含めて原子力災害への指針が国で出て、そして地域の防災計画もつくる、各都道府県には恐らく危機管理官などもいらっしゃ...全文を見る
○馳委員 次の質問に移りますが、村の地域ごと、区域ごとに人間関係を維持しながらの避難場所の設定を望む声が多く寄せられました。そして、当然、すぐに自宅に戻ることができるようにと、飯舘村から近隣市町村への避難場所の設定が求められました。政府はそのような声にこたえる準備をしておられます...全文を見る
○馳委員 計画的避難区域に指定された飯舘村では、やはり、ではいつになったら戻ってこられるのかとの声が圧倒的でした。  戻ってこられるめど、期間ですね、とその基準について教えてください。
○馳委員 四月二十二日金曜日、菅総理が記者会見をされました。その中で、「福島原発事故の今後についてでありますが、既に十七日に東電から今後の見通しについて工程表が提示をされております。政府としては、この工程表を予定どおり実現する。ステップ2は、ステップ1の三か月に加えて、更に三か月...全文を見る
○馳委員 文部科学大臣は、ステップ1やステップ2が三カ月や六カ月で実現できると明言できますか。その科学的根拠をお示しください。
○馳委員 大臣、私はここは一つしかないと思っているんですよ。情報公開です。だれもが検証できる数値、モニタリングの結果を速やかに公開をしていくという姿勢、それをしてやっていけば、三カ月が三カ月と一週間になるかもしれませんよ、九カ月が九カ月とあと十日とかになるかもしれませんけれども、...全文を見る
○馳委員 子供については年間一ミリシーベルトにすべきではないかという科学者の声も多数寄せられておりまして、一なのか二十なのかということは、私には、残念ながら専門家ではないのでわかりません。  この一ミリシーベルトというのは、子供にとっての国際基準ではないのかという指摘もあります...全文を見る
○馳委員 今、一から二十ミリシーベルトと言いませんでしたか。
○馳委員 私は、子供にとっての放射線被曝量の国際標準を聞いているんです。  先ほどは、合田さんは、大人も子供も二十から百ミリというふうな表現をされて、私の再質問について一から二十という数値をお出しになったんです。そういう数字の出し方をされると私は信用できないんですよ。  では...全文を見る
○馳委員 あなたは先ほど、再質問に対して、子供については一から二十ミリシーベルトという数字を出されたんですよ。だから、私はそこを詰めて聞いているんです。そして、国際社会で、これは国家としてという意味ですよ、子供の年間放射線被曝量を一ミリシーベルトと設定している国はありますかとこれ...全文を見る
○馳委員 今の答弁について、多分、ここにおられるだれもが納得できるような答弁だったとは私は思えませんし、私もこれはさらにもう一回、しつこく聞きますよ。  あなたは、子供については一から二十ミリシーベルトというふうな数字をさっき出されたんですよ。出されたんですよ、いいですか。そし...全文を見る
○馳委員 私は、ここはもうちょっと、国際的な動向も見て我が国がこういう根拠で設定をしましたということで、比較的な資料を持ってきた上で私に対して答弁するんだろうと思って、確かに、各国の具体的な数値は質問通告はしていないですけれども、当然持っているんだろうなと思って実は聞いているんで...全文を見る
○馳委員 私は素人だから何でも聞きますよ。いいですか。  被曝ということは、大気中も水の中も、土壌、それも地表も含めて、子供たちに蓄積された場合に、健康への影響ということを考えると、内臓に蓄積された場合にどんな影響が今後出るんだろうか、そこまで踏まえてやはり答弁してほしいんです...全文を見る
○馳委員 私、準備してきた質問の三分の一もできなくて大変残念です。これは連休明けにまたさせていただきますが、大臣、一から二十とおっしゃいました。素直に一にすればいいんですよ。その与える影響力がどの程度のものかということを私は考えてほしいんです。  それから、国際的にはどうなんで...全文を見る
04月30日第177回国会 衆議院 本会議 第18号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。  私は、自由民主党・無所属の会を代表して、政府提出の平成二十三年度第一次補正予算案に対して、緊急を要する予算であり、被災者の立場を考え、賛成することを表明し、討論を行います。(拍手)  三月十一日に発生した東日本大震災により、一万四千名以上も...全文を見る
05月13日第177回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。  きょうは、ハーグ条約の締結、そして国内担保法の問題に絞ってお聞きをしたいと思います。  大臣、最近の報道によると、また大臣の記者会見によると、いよいよハーグ条約の締結に向けて決断をされる時期に来た、こういうふうに表明をしておられますが、いか...全文を見る
○馳委員 今月下旬にはフランスでサミットがございます。そのサミットの場において、菅総理は、日本もハーグ条約を締結し、国際的なルールを守るということを表明するのではないかと報道されております。  私は、政権交代の後、岡田外務大臣、前原外務大臣、そして松本外務大臣も副大臣として、こ...全文を見る
○馳委員 国益を考えての判断をされるということは当然なんですよね。その上で懸念事項を払拭することを、国民全体や関係者の理解を求めるという政府としての姿勢も必要だと思います。  私も、立法府にいる立場から、きょうはちょっと細かいことをお聞きしていくんですが、ただ、国際社会のルール...全文を見る
○馳委員 では、事務方にお聞きしますけれども、国際結婚が破綻をして海外から日本へ子供を無断で連れ帰ってくる、十六歳未満というふうに条約上はなっております、逆に、日本から海外に無断で連れ去られてしまうという案件はどのぐらいありますか。事務方、わかりますか。
○馳委員 委員の皆さん方、私は外務委員会で外務大臣に質問しておりますが、今、この基本的な数字を尋ねたら、法務省がお答えになりました。実は、やはり国際社会のルールとして日本もハーグ条約に入りましょう、そして大臣もおっしゃったように、いろいろ事情もありますからルールづくりが必要ですね...全文を見る
○馳委員 これは基本的なことなので、大臣にもちょっと私お伝えしたいと思いますが、アメリカやカナダなどの西側諸国では、リエゾンジャッジというハーグ条約専門の裁判官を任命しており、裁判官同士で電話や電子メールで連絡をとり合って条約の解釈の均質化への努力がされていて、いわゆる情報交換が...全文を見る
○馳委員 では、帰って、この問題についてのこれまでの外務省との協議、そしてどのぐらいの案件があったのかということぐらいは調べておいていただきたいと思います。  大臣、では、改めてお聞きしたいと思います。  私も、なぜこのハーグ条約にここまでこだわっているか。実は私、参議院議員...全文を見る
○馳委員 その際、きょうは法務省の方も来ておられますので、改めて私なりの問題意識を申し上げておきたいと思います。  まず、今回の民法の改正でも、今から言う考え方、理念というものが据えられました。子供の最善の利益を考えること、それから子供の意向、まさしく子供の意見表明権というのが...全文を見る
○馳委員 そうすると、離婚をした後の子の最善の利益を考えた場合に、一緒に生活をしていない一方の親との面接交流、面会交流という言い方をしますけれども、その必要性についてはお感じになりませんか。
○馳委員 今回の民法改正でも、七百六十六条だったと思いますが、面接交流についての規定は盛られたんですね。その必要性というのが法学界で認められてきているということの理解の上でですね。  本来の問題に戻りますけれども、一番大きな問題は、これからは、では、ハーグ条約に加盟をするとして...全文を見る
○馳委員 まだ国内担保法の具体的な議論に入っていないので、私の案を言いますね、私なりに。  私は、やはり窓口ですから、外務省がいいと思っているんです。ただし、先ほども申し上げたように、リエゾンジャッジという考え方は、これは法律でなくてもできます。したがって、法務省や最高裁判所、...全文を見る
○馳委員 さて、もう一つ関係者からよく言われるのが遡及措置なんですね。今現在でも紛争が継続しておる中で、早くルールをつくって、その適用を遡及適用してほしいというふうな議論があるんですよ。大臣、いかがお考えですか。
○馳委員 私があえてきょうリエゾンジャッジの話を申し上げたのは、法律がない、ハーグ条約に加盟していなくても、裁判官がハーグ条約の問題に詳しくて、もちろん、国際的なやりとりができて、電話やメール等で領事館を通じてやりとりをし、紛争になる一歩手前で解決しようと思えばできるやり方もある...全文を見る
○馳委員 大臣、さすがに私の誘導尋問にはひっかからなかったですね。そうなんです。あのときは、遡及適用じゃなくて、その年に起きた災害の被災者を公的に救済し、再建支援のために支援金をお渡しするというふうな仕組みとしてまとめたんですよね。  ただ、大臣、そうは言いますけれども、一方、...全文を見る
○馳委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月18日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
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○馳委員 自由民主党の馳浩と申します。  きょうはありがとうございます。私は、当然、原子力政策については一通り国会議員としての理解はしておりますが、こういった事故あるいは健康被害という問題については素人でありますので、失礼なことを聞くかもしれませんが、できれば、かんで含んで教え...全文を見る
○馳委員 事故が、人為的な対応のまずさ、連携不足、公開不足により事件性を帯びてきているのではないかなという疑いを持って私たち見ておりますが、そうすると、この後、やはり検証しなきゃいけないんじゃないだろうかと国会でも議論になっております。  そうすると、菅総理は、政府が任命した人...全文を見る
○馳委員 もう一点、武田参考人にお伺いします。  私たちも、SPEEDIがあるのに、どうして毎日、できれば一時間に一枚ずつ、SPEEDIによる、地図の上に放射性物質が拡散していくようなあれを報道してくれなかったんだろう、公表してくれなかったんだろうかといまだに疑問なんですよ。三...全文を見る
○馳委員 内閣参与であった小佐古先生も、法令に基づいて対応していればよかったのにというふうな疑問の声を持って、記者会見をして退任されました。私は、この辺は今後の検証の課題なんだろうと思います。  次に、山口参考人にお伺いをいたします。  きのう、大塚厚生労働副大臣がジュネーブ...全文を見る
○馳委員 山口先生、素人なので何でも聞きます。  血液検査とかがん検診とか、お子さんから高齢者まで必要だと思うんですが、当然、その費用は国なのか東電なのかによって行われるべきだと思いますが、そういった体制を整える必要性はあるというふうにお考えですか。
○馳委員 もう一点、放射線障害というふうに聞くと、がん、白血病、甲状腺とかそういう単語がすぐ思い浮かんでまいりますが、また、これは先生御専門じゃないと思いますが、生態系への影響、こういったことも私はやはり懸念が出てまいりまして、そうすると、人間のホルモン作用への影響というのは、や...全文を見る
○馳委員 山口先生、もう一点、さらに突っ込んでお聞きします。  いわゆる世代を超えた健康被害ということを考えると、生殖系への影響が何かあるんじゃないかなというふうに疑ってしまうんですね。そういった点の心配はありませんか。
○馳委員 次に、仁志田参考人にお伺いをしたいと思います。  表土をはぐことは市長の判断ですか。
○馳委員 市長が判断をされるに当たって、市の教育委員会、県の教育委員会、文部科学省、学識経験者、だれの意見を参考にして決断をされましたか。
○馳委員 実は私、四月五日に、福島市、相馬市、南相馬市の市長、教育長、視察に参りまして、一番懸念されることをお伺いしたときに、この健康基準を国が定めるべきであるという強いおしかりをいただきました。この委員会でも質問をし、その後、四月十九日にこういった基準、三・八マイクロシーベルト...全文を見る
○馳委員 長瀧参考人にお伺いしますが、科学的事実に基づいて安全を願う国際的なポリシー、私は、今、伊達市長の一連の発言とこの経緯をお伺いをしていると、政治的にというか、行政の長として極めて妥当な判断をされたと思いますが、長瀧先生もそう思われますか。
○馳委員 放射性廃棄物の処理、いわゆる放射線を浴びた物質の処理についてお伺いしたいと思います。  こうして放射性物質が降り注いでくる中での日常生活というのは、我が国が戦後初めて経験をした事態でありまして、当然、放射線を浴びた物質、あるいは被災地においては、実は御遺体がまだそのま...全文を見る
○馳委員 終わります。どうもありがとうございました。
05月20日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩と申します。  武田参考人には、先般、文部科学委員会でもお世話になりました。あのときちょっと話題になりましたね。プールは今後どうかということで、各市町村は、小中学校を抱えていて、迷っておりました。先生として、学校における今後のプール...全文を見る
05月20日第177回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  きょう委員会に付されております条約四案件については、自由民主党は賛成という立場から、私は、関連質問ということで、ここ数日で報道されている中で外交案件が動いておりますので、その件についてお伺いをしたいと思います。  きょう...全文を見る
○馳委員 締結に向けた準備について閣議了解ということでありますが、閣議了解と閣議決定はどういう違いがあるんですか。
○馳委員 その了解をするときには、こういう方向性ですよという文書に署名を全員がする、そういう趣旨なんでしょうか。
○馳委員 そういう文書には、署名は特にはしないんですか。
○馳委員 済みません、まだ閣議に出たことがないものですから、閣議了解というのはどういう筋合いのものか、ちょっと聞いてみたということであります。  そこで、その具体的な内容は、どこまでの内容でしょうか。
○馳委員 今の外務大臣の答弁について、法務省原民事局長、来ておられると思いますが、当然了解をしているということでよろしいですね。
○馳委員 今まで、どちらかというと法務省がブレーキ役になっておりました。原民事局長、一生懸命外務大臣に協力して作業を進めていただきたいと思いますが、決意のほどを述べてください。
○馳委員 実は、前回の委員会で私は、リエゾンジャッジという制度を紹介いたしました。いわゆるハーグ条約に精通した裁判官が、両国間において電話やメールなどでお互いに情報交換をしながら対応をし、助言をしていく、こういう方式でありますけれども、我が国もやはりそういう対応をしていくことはで...全文を見る
○馳委員 五月二十日、けさ閣議了解をされたということは、今後の外交日程を考えれば、来週のフランスのドービル・サミットにおいても、我が国の姿勢を明確に表明する必要があると思います。そのときには、菅総理の方からされるのか、あるいは関係大臣会合などで松本大臣の方からされるのか、どういう...全文を見る
○馳委員 実は、サミット参加国の中で、日本ともう一カ国ハーグ条約を締結していない国があるんです。ロシアですね。したがって、そうすると、ロシアだけがサミット参加国の中では残される。我が国においても、ロシア人との国際結婚もたくさんございます。そういう意味でいえば、この今回の政治的判断...全文を見る
○馳委員 希望を申し上げます。できるだけ早くお願いします。しかし、禍根を残さないように、法制審議会などを通じて、あらゆる方々の御意見を踏まえて対応を、法整備をお願いしたいと思います。  大臣、一つだけ、次の寺越武志さんの問題についてお伺いして、参議院に行っていただいて結構ですが...全文を見る
○馳委員 私はここに、北朝鮮名金英浩、寺越武志さんの住所を持っております。大臣はもちろん持っておられますよね、この住所は。
○馳委員 わかりました。では、大臣、参議院に行かれてください。ありがとうございました。  では、この後、続いて、寺越武志さんの問題について申し上げたいと思います。  私はきょうは、いわゆる寺越事件という観点ではなく、寺越武志さんが、今大臣もおっしゃったように、北朝鮮の平壌にお...全文を見る
○馳委員 地元、北国新聞、けさの朝刊には、寺越武志さんの自筆で拉致ではありませんと書かれた戸籍謄本を持って帰られたようでありまして、これを政府に提出したいというふうにお母さんはおっしゃっておられます。この戸籍謄本を政府として受け取りますか。
○馳委員 政府として検討しますということでありますが、「友枝さんが持参した戸籍謄本に「拉致ではありません」と記し、母印を押した」と報道ではあります。  これは、拉致の認定にかかわる問題でもあります。今副大臣は、検討されると言いました。私は、政府としては、ある意味でいえば証拠物件...全文を見る
○馳委員 提出をされたら受け取っていただけるんだろうなという希望は持って、これ以上は追及しません。  そこで、その寺越武志さんの北朝鮮での安全確保のためには、我が国外務省としてはどのような課題があると現段階での認識を持っておられますか。
○馳委員 では、もっと答えやすい質問にしますよ。  寺越武志さんは日本人です、今現在、平壌にお住まいです。したがって、寺越武志さんの身の安全を確保するあるいは保護をするという責任は、外務省としてあるのではありませんか。
○馳委員 そういうことなんですね。  やはり日本政府として、日本国籍を有している寺越武志さんが平壌にお住まいです、住所はわかっています、その身柄の安全の確保ということは、寺越さんは一人でお住まいなわけではありません、家族とともにお住まいです、家族の安全も確保する責務が日本政府に...全文を見る
○馳委員 なかなか歯切れが悪いんですが、では、お聞きします。お母さんの友枝さんは、今回で何回目の訪朝か御存じですか。
○馳委員 およそ六十回ということでありまして、八十歳になるお母さんが、五十八回、それだけ繰り返し訪朝される経済的また精神的負担がいかばかりかということは、これは副大臣もよく御理解をいただけると思います。  そこで、寺越武志さんは北朝鮮から日本に帰国をすることはできるんですか、今...全文を見る
○馳委員 では、二つ目の質問で、今までに帰国をしたことはありますか。そのときは日本人としてですか、それとも違う立場での帰国でありましたか。
○馳委員 委員の皆さんお聞きいただいたように、当時は、私が最初に申し上げました、金英浩という名前で、朝鮮労働党のいわゆる幹部という立場での帰国であったと思います。これ以上、外務省には追及はいたしません。  そこで、最後の質問にいたします。  寺越武志さん及びその家族、北朝鮮に...全文を見る
○馳委員 寺越武志さん、日本人でありますから、身柄の安全、家族の安全、今後とも確保されることを最大限の外務省としての任務として自覚をいただいて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
05月20日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  まず、委員長初め委員の皆さんにおわびを申し上げたいと思いますが、実はきょう、私、三つの委員会を午前中かけ持ちをしておりまして、今まで外務委員会で質問をしておりました。この後、科学技術・イノベーション特別委員会でまた質問に入...全文を見る
○馳委員 非常識ではないという判断をされておられるのは、私の感覚とはちょっと違うなと。つまり、成功報酬を含まない着手金という形でいきなり四千五百万円ですか、ぽんと払える。恐らく、払える金額を持っているから払ったんだと思いますけれども、成功報酬としてならば私もそんなものかなという気...全文を見る
○馳委員 続いて、この四年間で理事長は何人かわっていますか。
○馳委員 現在の理事長の高坂節三さんはいつ就任されましたか。
○馳委員 報道では、前理事長の池坊保子さんが臨時理事会のクーデターで追い落とされたと、尋常ならざる表現で報道されております。  そもそも、理事会の招集権限はどうなっておりますか。
○馳委員 池坊前理事長は、都合により本人の参加が難しい上に、開催を中止すると全理事に内容証明つき郵便で送ったと証言しておられます。それを無視して集まった臨時理事会が三月五日に開催をされました。これは事実ですか。
○馳委員 事実関係ですので、事の経緯をさらに詰めて、私は改めて追及したいと思います。  理事会が中止になったと思い込んで欠席をした理事もいる、つまり理事長からやめますよという報告が来たわけですから、内容証明つき郵便が。そういう中で開催された理事会が、これは正当な招集に基づいた理...全文を見る
○馳委員 理事長は理事の互選で決められることになっています。緊急理事会では、理事の九人中、三分の二であるぎりぎりの六票の賛成によって議決されたと聞いております。しかし、先ほどから申し上げたように、池坊前理事長が欠席で、中止になったと思い込んで欠席した理事もおり、議決前に退席した理...全文を見る
○馳委員 賛成に回った非常勤理事のうち三名は、この採決の直前に、経済的報酬、つまり、高坂理事長が誕生すれば常勤理事に昇格をさせ、在宅勤務を含めて週三日勤務すれば、八百万円前後の報酬を約束するという約束をされた上での表決と伺っております。公益事業を営む法人の理事会の議決の仕方として...全文を見る
○馳委員 一面的な見方をすれば、買収じゃないですかという指摘もできるんですね。それも、理事長が決まった三月五日に非常勤から常勤に格上げをして。  ちなみに伺いますよ。非常勤の報酬というのは幾らなんですか。
○馳委員 会議ごとに七万円が、一挙に年八百万円を約束されて、余りこういうえげつないやり方はしませんよね。高坂理事長が誕生したその日に、非常勤から常勤に格上げしているんですよ。  そこで、妥当な手続を経ていない理事会において、買収行為的なこういった議決によって役員が選定をされた。...全文を見る
○馳委員 あなたの答弁は言いわけにしかすぎません。文部科学省としてどう思いますかと聞いています。残念です。  さらに聞いていきますが、今回の池坊前理事長の退任理由が、三月五日の高坂新理事長の記者会見によると、国会議員として多忙であるがゆえに、京都本部で指揮命令をとりにくいという...全文を見る
○馳委員 新しく理事長におさまった高坂節三さんは、選任された三月五日時点で東京都の教育委員でした。間違いありませんね。
○馳委員 高坂新理事長は、いつからいつまで東京都の教育委員を務めていましたか。
○馳委員 高坂新理事長は、いつからいつまでまえはら誠司東京後援会の代表でしたか。
○馳委員 地方教育行政法第十一条の五項において、教育委員の服務について何と書かれていますか。
○馳委員 改めて私も読みます。「委員は、政党その他の政治的団体の役員となり、又は積極的に政治運動をしてはならない。」と定めています。東京都に限らず、全国どこの自治体でも適用される法律です。  この条文を素直に読む限り、高坂節三東京都教育委員が政治家前原誠司さんの東京における後援...全文を見る
○馳委員 服務違反に罰則はありますか。
○馳委員 服務違反である。しかし、法的には罰則はないんですよ。  私も、総務省からこの政治団体の収支報告書を取りそろえて、すべてチェックをしました。多々問題がありますが、ここはそういうことを追及する場ではありませんので、また次回、違う場所でやらせていただきます。  そこで、高...全文を見る
○馳委員 委員長初め皆さんもお聞きいただいたように、やはり所管省庁として、板東局長は誠意を持ってお二人に説明をし、運営についての是正を求めていたわけですね。にもかかわらず、余り穏当とは言えないような三月五日の緊急理事会という形で、先ほどから私が申し上げたような形で新しい理事長が決...全文を見る
○馳委員 財団法人日本漢字能力検定協会には、平成二十二年度時点で、一体幾らの内部留保金がありますか。
○馳委員 いわゆる、ずっと前の大久保理事長親子のころに大問題になりました。非常に、文科省も調査に入りまして、実地検査、行政指導をされてこられました。それ以降、平成二十一年度以降これまでに、漢字能力検定試験、この試験の受検料は幾ら引き下げられましたか。
○馳委員 私は、先ほど内部留保金という言い方をしましたが、いわゆるフローのキャッシュばかりではなくて、資産も抱えているはずですよね。それらを含めた資産は、平成二十二年度でどの程度の規模の資産を抱えておりますか。
○馳委員 目ん玉が飛び出るとはこういうことでありまして、差し引き七十億の資産をめぐっての理事の内紛と、ワイドショー的に言えば言えるんですよね。つまり、本質的に私が言いたいことは、もっと検定料を引き下げることができる余地があるんじゃないんですかということなんですよ。いかがお考えです...全文を見る
○馳委員 最後に大臣に登場していただくわけでありますが、醜い内部の争いというのはどこの公益法人にもあるのかなという印象を私は持ちながらも、いろいろと調べさせていただいたんですよ。役員の資質とかも、それは言おうと思えばいろいろありますよ。  ただ、今後、平成二十五年度の公益法人改...全文を見る
○馳委員 終わります。ありがとうございました。
05月25日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第6号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。  まず、お配りをした資料をごらんいただきたいと存じます。「海溝型地震と原子力発電所の位置図」とありまして、提供は文部科学省であります。  そこでまず、地震や津波の予測、観測、今現在、日本でどの程度のレベルまで予測や観測ができるのか、そのデータ...全文を見る
○馳委員 いわば、私は今確認の意味で聞いたので。  そうすると、民主党の政調会長である玄葉大臣は、この資料の存在については当然御存じで、事前に菅総理から相談を受け、そして、中部電力に対していわゆる停止の要請をしたいと思うので、政調会長、精査しておいてくれよという要請を受けたと考...全文を見る
○馳委員 では、菅総理の浜岡原発停止要請という政治的判断は、英断ですか、独断ですか。
○馳委員 政策判断のプロセスは適切であったと思いますか。
○馳委員 政策決定に至るプロセスとして極めて不透明であったということだけは、私からまず指摘しておきます。  本題に入ります。  私もこれをずっと見ておりまして、東海地震においてマグニチュード八クラスが三十年以内に八七%の確率で起きるとなっておりますが、その科学的根拠、これを一...全文を見る
○馳委員 一回聞いただけではよくわかりませんでしたので、今後とも折に触れてお伺いしたいと思います。  要は、そういう最新の科学的知見に基づいて、地震が来る可能性があるぞ、プラス今回は、当然津波が来るぞ、それに備えなければいけないよね、備えるためには何がわかっていなければいけない...全文を見る
○馳委員 そこで、その地震・津波観測監視システム、文科省でしょうか、予算要求のときの資料を拝見してちょっと不安になったんですよ。  読みますね。「海域には十分な観測機器が整備されておらず、地震発生予測に必要となる観測データが不足しているとともに、緊急地震速報や津波予報警報の精度...全文を見る
○馳委員 とすると、やはり聞いておかなきゃいけないのは、菅総理も指摘をされました東海地震の観測監視システムは大丈夫ですか。
○馳委員 では、伝言ゲームの話をします。  つまり、観測監視システムが機能します。地震が来るぞ、来たぞ、どこでどの程度起きたか。それを、先ほど私から申し上げたように、自治体関係者とかインフラ管理者に伝えていくとするんですが、停電したら電話も携帯電話もテレビもつながらないですよね...全文を見る
○馳委員 平野副大臣が答えていただいてよかったと思います。  つまり、イノベーションを進めて、より早くそれを予測、察知する。そして、その情報をよりわかりやすく伝えていく。しかし、最終的に伝えていくのは、やはり日ごろの住民同士の連携、あるいは防災計画にのっとった行動しかないんだろ...全文を見る
○馳委員 これは大臣にお聞きしたらわかると思うんですね。  陸域が千四百カ所で海域が四十カ所。我が国の領土、領海を考えたら、領空は関係ないですが、もっともっともっと海域のモニタリングの設備を配備しておかなければいけないんじゃないんですか。ここは、今後のまさしく国家戦略だと私は思...全文を見る
○馳委員 まさしくそうで、これはやはり、ITインフラの整備も並行して、復興構想会議などでも今議論されておりますし、その情報は自治体を通じても流れていかなければいけないので、私は、そこは本当に今後の大きな課題になってくると思いますので、頑張っていただきたいと思います。  そこで、...全文を見る
○馳委員 関局長、XバンドMPレーダーというのは、実は私はよく知っているんですが、実際にこれは機能していかなきゃいけないですね。  今、試験的な稼働の段階だと聞いておりましたが、実際に、北海道から沖縄まで、太平洋側も日本海側も含めて、まさしく、きょう提示いたしましたこういった海...全文を見る
○馳委員 次の質問は、これまた平野さんに答えていただいた方がいいと思うんです。  今おっしゃっていただいたように、ゲリラ豪雨を初め地形の変更とか浸水状況というのは、一分から二分ぐらいですから、本当にほぼリアルタイムですね。そこまで伝わるようになった。これは、七月から地デジが始ま...全文を見る
○馳委員 御家庭のテレビ、ないしは警察、消防、あるいは自衛隊、少なくともこういったところにはこういった情報がリアルタイムに伝わっていく、それをもとに、プラス防災計画に基づいた避難計画とか、こういった体制整備というのは必要じゃないかなと私は思います。  では、次の質問に移らせてい...全文を見る
○馳委員 では、具体的にお聞きしていきたいと思いますが、地球温暖化防止等の地球環境にも配慮しながら脱原発を果たす有望な再生可能エネルギーとは、具体的に何ですか。
○馳委員 環境省は四月二十一日に、国内で再生可能エネルギーを導入した場合にどの程度の発電量が見込めるか、試算結果を公表しました。それが再生可能エネルギーポテンシャル調査結果ですが、この調査は、理論上可能な最大導入量から、土地利用や技術上の制約を差し引いて、さらには事業として採算性...全文を見る
○馳委員 さっき、経産省は太陽光をトップにおっしゃって、今、環境省は風力発電の方を先に何か期待を持っておっしゃったので、両省の姿勢が何となくかいま見えたような気がいたします。  太陽光発電と風力発電の普及に当たってのまず見通しを立てていくこと、そこに対する投資をいかにしていくか...全文を見る
○馳委員 太陽光発電は、相当なイノベーションによってコストダウンが図られなければ事業化は難しいということなので、経産省、もし言いたいことがあったらしゃべってください。  そこで、風力発電にちょっと絞ってお聞きしたいと思います。  まず、北海道や東北の風力発電は、事業ベースにお...全文を見る
○馳委員 今回の調査結果で余り明確になってはおりませんが、風力は風が吹かないと電気が起きません。供給側の立場に立てば、安定供給のためには、電気を蓄える蓄電池の開発がなければ、結局は、事業化、実用化は無理なんじゃないんですか。
○馳委員 蓄電池の技術開発状況はどうなっているんでしょうか。近い将来の技術開発の可能性は高いんでしょうか。そして、日本のこの分野における技術的優位性はどうなっているんでしょうか。経産省にお伺いします。
○馳委員 蓄電池の問題は、風力発電だけではなくて太陽光発電にも当てはまります。つまり、イノベーションなくして脱原発はないと私も申し上げましたが、蓄電池なくして脱原発はないと言っても過言ではないと思います。  そうであるならば、特に蓄電池の開発に我が国の予算を傾斜配分して、それこ...全文を見る
○馳委員 ちょっと一つ心配なのは、そのリチウムイオン電池、いわゆる蓄電池のための原材料の確保の問題ですね。  これは、エネルギー戦略ともまさしく密接不可分の問題だと思うんですが、その原材料の確保は安定的に今後ともなされるというふうに考えてよろしいんでしょうか。それとも、まさしく...全文を見る
○馳委員 私もかつて、もう十年以上前ですけれども、ケント・カルダー教授の「パシフィックディフェンス」という、安全保障と、要は、北東アジア地域に天然ガスパイプラインを敷いていくべきだという著書を読んで、まさしく国家を超えたエネルギー安全保障戦略といったものに日本が積極的に関与し、日...全文を見る
○馳委員 今回の環境省の調査で、各再生可能エネルギーを比較した場合に、相対的には風力発電がすぐれているとの内容を示されたということは理解をいたしました。  しかし、今議論となりました蓄電池の問題のほかに、落雷などで故障した場合の修理費用や、外国製品に依存している現況での修理期間...全文を見る
○馳委員 さて、最後の質問になるんですが、遠隔操作ロボットの問題です。  最近は、ダビンチといいまして、医療用でも遠隔操作ロボットが、これは本当に内視鏡を使っての手術、3D型の映像を見ながらの手術で、日本でも導入されてきております、まだまだ韓国には及んでおりませんが。  この...全文を見る
○馳委員 どうしても、実用化というと採算ベースの話をせざるを得ないんですが、しかし、国家の戦略として取り組むべきは、国民の生命財産を守っていく、そして、国家としての最後のとりで、インフラであるという観点から、この開発に取り組んでいくのは、やはり政府の力強いリーダーシップ、内閣府の...全文を見る
○馳委員 終わります。
05月25日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第12号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  一時間いただきましたので、きょうは、スポーツと学校体育、部活動、そしてスポーツの国際戦略、こういうテーマで質問をさせていただきます。  スポーツ、いろいろな定義を包含しておりますが、教育の要素を位置づけたものが体育...全文を見る
○馳委員 さて、体育というと、社会体育と学校体育、それから、学校における体育、教育的な側面を考えると、実は、部活動の位置づけというものもございます。部活動の顧問、監督の過剰負担といったものが教職員にやはり重荷を乗せているのではないかというふうに指摘をされております。  大臣は、...全文を見る
○馳委員 では、笠政務官にお聞きしますが、部活動は教育課程の中に位置づけられていますか。
○馳委員 つまり、明確な教育課程としての位置づけではなくて、学校教育の重要な活動の一つとしての位置づけという認識だと思うんです。  でも、これは、保護者や部活動を頑張っている子供たちの立場に立てば、けががあってはいけない、事故があってはいけない、放課後や土曜、日曜などの休日に行...全文を見る
○馳委員 では、笠政務官にお聞きをします。甲子園塾というのは御存じですか。
○馳委員 私も、実は昨年十二月の後半、甲子園塾に参加してまいりました。日本高野連それから都道府県の高野連が非常に協力をし合いながら進めておられる野球部の指導について、その指導者の育成について、毎年二回から三回行われるんですが、大体一回当たり五十人ずつです。そうすることによって、受...全文を見る
○馳委員 では、次は鈴木副大臣に聞いた方がいいと思いますが、部活動の指導者がプロ球団あるいは大学関係者から金品等の物をもらったり接待を受けたりすること、これは、公平で公正なスポーツのあり方としてふさわしいと思いますか。
○馳委員 するとここで、事前に言っておきますが、ちょっとこれはひっかけ問題ですから。  私学は、建学の精神があって、建学の精神に基づいて特待生を受け入れるんだという主張をした場合には、公平や公正という議論とはまた一つ次元の違う議論に入ってしまうんです。公立高校もあれば私立の高校...全文を見る
○馳委員 でも、そこがやはり一定の自主的なルールが必要ですよねということで社会問題になったものですから、高野連としても、五人ぐらいまでですねとかというルールを決められたんです。高体連も私は一緒だと思います。最近はリトルリーグなんかでも活躍する選手もいますから、中体連においても同じ...全文を見る
○馳委員 私も今、専修大学レスリング部の監督として、選手のスカウトに全国走り回っております。やはりいい選手が欲しいので、虎屋のようかんぐらい持っていきますよ。これは社会的な儀礼でしょうけれども。  ただ、大学側と話をして、私の部は専修大学において三人までしか特待生は認められてい...全文を見る
○馳委員 今、大臣がお示しいただいた観点と、もう一つ、これはスポーツ基本法にも絡んでくる話ですが、安全であり、そしてけがとか事故というのは、これは実はつきものなんですよ。いかにそれを予測して、事前に準備をしてそうならない方向に持っていくかという部分を研修することと、事故や不祥事が...全文を見る
○馳委員 二〇一九年ラグビーワールドカップ招致には成功しました。その勝因は何だと思いますか。
○馳委員 鈴木副大臣、残念ながらそれは間違っています。  国際大会の招致というのは、青少年を初め、国民が間近で本物を見ることができる。それから、経済波及効果もあります。最近余りこういう言葉は使われませんが、国威発揚といいますか、日本人もやればできるじゃないかという活力を国家的に...全文を見る
○馳委員 そうなんですね。IRB、国際ラグビー連盟の招致を決める会議で過半数を得たから、我が国は二〇一九年にラグビーワールドカップを招致することができるようになったんですよ。つまり、国際連盟の会議において、日本で国際大会を開催することに合意を得る調整力が働いて最終的に決まったとい...全文を見る
○馳委員 やっと私の期待するお答えになってきまして、やはり人脈なんですよ。そして、人脈といっても、毎年あるいは二年に一回ぐらい、日本を代表する役員が出ていっては、人脈をつなぐことはできません。そして、私はさっきちょっと笑い話で虎屋のようかんみたいな話をしましたけれども、なかなか空...全文を見る
○馳委員 そこで、今、副大臣もお示しいただいた国立スポーツ科学センター、JISSの情報戦略の役割というのは、今までるる議論してきた戦略を進めていく上で、まずはいち早く情報収集し、分析し、戦略を立てて進めていく上で、極めて役割が重要ではないかと思います。スポーツ立国戦略を出された中...全文を見る
○馳委員 布村さん、とてもよい答弁をしていただいて、ありがとうございます。  そこで、これは一回、私は鈴木副大臣にも申し上げたことがあると思うんですが、JISSの所長の人事ですよ。ここをやはりきっちり文科省としても押さえておかなければいけないと思うんです。なぜか。  確かに、...全文を見る
○馳委員 そこで、現状をちょっと追及します。  現在のIOC及びFIFA、国際サッカー連盟、ここに役員として日本人委員が何名いて、その方々の任期はどれくらいか、教えていただきたいと思います。
○馳委員 八十歳定年というのもびっくりするような話ですが、これは国際ルールですから、いたし方ありません。  では伺います。岡野さんと猪谷さんの後任、FIFAの小倉さんの後任は決まっていますか、それとも決まっていませんか。見通しは立っていますか、見通しは立っていませんか。お伺いい...全文を見る
○馳委員 大臣、お聞きいただいたように、猪谷さんと岡野さん、IOC委員を八十歳定年でことしじゅうに任期は終わってしまうんです。後任は決まっていないんです。小倉さんについても、任期が終わった後、決まっていません。後でちょっと紹介しますけれども、日本サッカー協会としてもちょっと下手を...全文を見る
○馳委員 ここは、実務を担当される鈴木副大臣あるいは布村局長、今の大臣の決意というものをやはり大事にしていただきたいというのが私の願いなんです。  ちょっと、IOCの委員枠についてお伺いします。IOC委員の構成はどのようになっておりますか。それぞれの委員枠の人数を含めて教えてい...全文を見る
○馳委員 実務的なことですから、布村局長にまたお伺いします。  猪谷さんと岡野さんが任期を終わった後、今のところ、お示しいただいた委員構成の中で、どの枠でだれが委員になれるかという見通しは立っていますか。立っているはずなんですけれども、それをわかっていて聞いているんですよ。だれ...全文を見る
○馳委員 局長の立場で言いづらいと思いますから、私の立場で言いますよ。これは報道もされていますから、私の立場で言えると思うんですね。いわゆる、JOCの竹田会長ですよ。竹田会長がなるとすれば、これはNFの枠、NOCの枠ですよね。  そこで、竹田さんがNFの枠、NOCの枠で来年ロン...全文を見る
○馳委員 そうしたら、まあ私が名前を言う分には大丈夫だと思いますので、竹田さんが委員となったとしても、六十代前半とはいっても、そうはいっても、五、六年後に同じことが繰り返されるんですよ。だから戦略と体制が必要だということを大臣に御理解いただき、今のうちにその体制を整備しておいてい...全文を見る
○馳委員 そこで、二〇〇二年冬季ソルトレーク・オリンピックと二〇〇六年冬季トリノ・オリンピックで荻原健司元参議院議員が立候補しましたが、残念ながら、二回とも落選しています。その後、二〇〇八年北京オリンピックで室伏広治選手が立候補しておりますが、落選しております。  このアスリー...全文を見る
○馳委員 二〇〇八年北京オリンピックのアスリート委員選挙においてトップ当選を果たした韓国のテコンドーの金メダリスト、この人はアテネ・オリンピックの金メダリストですね。毎日、選手村のレストラン前で試合用のユニホームを着て名刺を配り、笑顔で握手をし支援を求めていたんです。それから、そ...全文を見る
○馳委員 実は、FIFAの理事についてもそうですよね。  小倉さんが国際サッカー連盟の理事を今年度でおりることを受けて、ことし一月に開催されたアジアサッカー連盟の総会で田嶋副会長が立候補しました。しかし、残念ながら、アジア選出の二枠に入ることができませんでした。アジアサッカー連...全文を見る
○馳委員 終わります。どうもありがとうございました。
06月01日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第14号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  さて、早速質問に入らせていただきます。福島県の小中高校のプールの使用基準の問題についてお伺いをしたいと思います。  放射能汚染ということで、運動場の使用について、学校生活における子供が許容される放射線量についての議論がか...全文を見る
○馳委員 国交省の審議官、来ていただいておりますね。下水道へ流されるプールの排水の基準について、何らかの規制というのはあると考えてよろしいでしょうか。
○馳委員 これは、保護者の心配という、ここの一点に尽きると思うんですね、大臣。プールを使用してもよいのかと。  当然、使用するためには、冬の間防災用に水を張ってあった、それを流さなければいけない。今何か、下水道の基準はないというふうにお示しいただきました。これはやはり基準が必要...全文を見る
○馳委員 既に、福島県内の小中高校で、プールを活用した授業や部活動、またグラウンドを活用した運動会、中止を決めた学校は幾つぐらいあるか把握をしておられますか。
○馳委員 私が提案するというのも変なんですが、もうきょう、六月に入りましたから、六月中に文部科学省としての方針をお示しをした方が、現場は、保護者からやいのやいの言われるじゃないですか、それで、設置者としての責任で中止をするのを決めたり、見送りをしようかという議論をしているんですね...全文を見る
○馳委員 次に、小中高校の運動場に仮設住宅を建設するという予定が、どんどん建っているはずなんですけれども、そうすることによって、被災者の生活の場所と子供たちの教育の場所と、これ、正直、ごった煮になるわけですよね。それによって起こる教育上の課題というのは幾つかあると思うんですよ。そ...全文を見る
○馳委員 次に、被災地の学校の簡易給食についてお伺いしたいと思います。  簡易給食というのは、主に何と何が提供されるわけですか。
○馳委員 これは恐らく学校給食の趣旨には合わないと思うんですよ。つまり、一日や二日、一週間ぐらいなら我慢できても、学校活動の中における栄養の補給ということを考えると、簡易給食を一カ月、二カ月、三カ月もずっと続けるということは、これはやはり次の段階として考えなければいけない。さりと...全文を見る
○馳委員 次に、津波からの避難マニュアルについてお伺いをいたします。  三・一一以降、被災をした、あるいはその周辺、全国でも結構ですが、まずは被災をした岩手、宮城、福島、そして茨城、千葉、こういった市町村の教育委員会で、改めて津波避難マニュアル、これを見直しをしているでしょうか...全文を見る
○馳委員 一例を言えば、津波警報が出た、注意報でもいいですね、それが解除されるまでは、保護者が迎えに来たとしても、校舎の上階の方にとどめ置いておくとか、あるいは、学校が定めた高台の避難場所に、その場にいてもらう、津波警報が解除されるまでいてもらうなどのマニュアルは、改めて見直しの...全文を見る
○馳委員 ここは政治的に選択肢を示していく、そして物事を動かしていくという姿勢が必要で、私はそこを高木大臣に求めたいと思うんです。  つまり、東京都とおっしゃいましたので、どこかほかの場所に今よりもちょっと広い場所を見つけて、したがって、場所を等価交換する。今の場所で、多分狭い...全文を見る
○馳委員 布村局長、今聞いていましたね。大臣のそういった姿勢というものは局長としてしっかり踏まえて、あらゆる選択肢、あらゆる財源を求めて、それをぜひ大臣に事務的に提出していくという積極的な作業を私は求めたいと思います。  次の質問に入ります。  日本クレー射撃協会の内紛の現状...全文を見る
○馳委員 中山由起枝選手を御存じですか。
○馳委員 中山由起枝選手の所属がどこで、出身がどこで、高校時代にどんなスポーツをしていたか御存じですか。     〔委員長退席、松宮委員長代理着席〕
○馳委員 中山由起枝選手は、高校時代にソフトボールで活躍をされたそうです。茨城県結城市の出身だそうであります。我が党の永岡桂子代議士がとても一生懸命応援をしておられます。  しかし、残念ながら、茨城県、地元には正式な射撃場はないんです。ふだんどこで練習しているか御存じですか。
○馳委員 大臣、ちょっと私は意地悪なことを今聞いたようでありますが、そうではないんです。今から言うことを聞いておいてくださいね。  実は、この中山由起枝選手は、所属する日本クレー射撃協会の内紛のあおりを受けて、JOCから、つまり国からJOCを通じ、強化費の支援、世界大会に出場す...全文を見る
○馳委員 では、布村局長にお伺いします。  大臣は今、救済措置が必要だと明言をいただきました。これは極めて重要な答弁なんです。どのような救済措置が必要だと考えていますか。
○馳委員 局長、私、具体的に提案したいと思います。こういう場合の救済措置として、どういう点に配慮すべきか。  まず、日本代表を決定するルールが必要です。そうですよね、当然。二つ目に、国際大会への出場の確約が必要です。三つ目に、そういった国際大会に派遣するための支援が必要です。全...全文を見る
○馳委員 布村局長、相談するなら子供でもできるんですよ。相談をした後に、先ほどの大臣の、救済措置は必要だという大きな方針に従って物事を決めていかなければいけないんです。  今後、大臣が判断できるような政策を提示することをお約束してください。
○馳委員 やりますねと、私は念押しをして聞いているんです。布村局長、やっていただけますね。
○馳委員 では、二〇〇三年四月にスポーツ専門の紛争解決機関として設立されたその日本スポーツ仲裁機構、JSAAと略称として呼びます、設立から今日までの処理した事案の数は幾つですか。
○馳委員 現在、スポーツ仲裁規則による仲裁は、五万円の申し立て料金で手続を行うことができます。しかし、被申立人、競技団体を限定しているので、規定された競技団体以外に関する紛争であれば、特定仲裁合意に基づく申し立てを行うことができますが、通常の商事仲裁と同様の費用が規定されており、...全文を見る
○馳委員 大臣、そういうことなんですよ。  公平で公正なルールのもとで競技者が仲裁を申し立てる。しかし、団体側が加盟していなければ、その仲裁は宙ぶらりんになってしまうんですよ。私は、今そのことを指摘しているんです。一言で言えば、これは応諾義務という言い方をしているんですよ。 ...全文を見る
○馳委員 残り半数の団体に対しても、自動受諾、つまり、仲裁の申し立て、調停の申し立てがあったらそれに応じますよという、同じ土俵に乗って、速やかに調停に応じますよという姿勢が実は必要になってくるんですね。まだそこが半分しか仲裁条項を採択していない。文部科学省としても、やはりここがス...全文を見る
○馳委員 ちなみに、私が副会長を務めている日本レスリング協会は自動受諾条項を採択していますか、していませんか。
○馳委員 残念ながら、どうもしていないようなんですね。  したがって、これは、各団体の会長さんあるいは役員さん方の理解を丁寧に得ていく必要があると私は思っています。本当に、今回基本法ができる。そして、その中に、スポーツに関する紛争の迅速かつ適正な解決をするというふうな項目が設け...全文を見る
○馳委員 手続をより簡単にするとか、あとは費用、つまり財源の支援などなど、課題は多うございますが、今後とも全面的な支援をしていただくことを求めまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
06月16日第177回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○衆議院議員(馳浩君) 御指摘のとおりです。
○衆議院議員(馳浩君) ちょうど今日、衆議院で障害者基本法が全会一致で成立しましたけれども、法案にもございますとおり、障害者という言葉の定義は身体障害者、精神障害者、知的障害者ということで、障害者の方々が、今まではどちらかというとリハビリとか健康のためのスポーツという認識が国民の...全文を見る
○衆議院議員(馳浩君) まず、一点目のナショナルトレーニングセンターで障害者スポーツの方々もトレーニングすることができるようにというのは、一つの考え方であり、これは調整をすればできることだと思っていますし、我々の夢としては、パラリンピックのための、障害者のためのナショナルトレーニ...全文を見る
○衆議院議員(馳浩君) 二点あると思うんですが、まずアンチドーピング活動と統合医療の関係については、統合医療を進めることがアンチドーピング活動により有効なのかどうかという観点からやっぱり研究がまずされるべきではないかというふうに思っています。法案の第十六条でも、スポーツに関する科...全文を見る
○衆議院議員(馳浩君) 昭和三十六年に成立をしたスポーツ振興法においては、障害者という概念が入っておりませんでした。その後、パラリンピックが世界的にも当たり前のように行われるようになってきたことにおいて、日本においても明確に、スポーツを所管する基本である法律において明文化をしてほ...全文を見る
○衆議院議員(馳浩君) 障害者の方、その前にインクルーシブ教育、いわゆる統合教育の重要性ということについて私もよく理解しているつもりでありますが、ただ、個別の事案がたくさんあると思うんですが、指導する教員の指導の問題だと思うんです。また、そのための十分な研修がなされていなければい...全文を見る
07月20日第177回国会 衆議院 本会議 第34号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。  私は、自由民主党・無所属の会を代表して、平成二十三年度第二次補正予算案に賛成の立場から討論を行います。(拍手)  被災者の方々の生活の再建と一日も早い被災地の復旧復興は、与野党問わず、政治に課せられた使命であります。  震災後四カ月が経過...全文を見る
07月22日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第7号
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○馳委員 自由民主党の馳浩と申します。  きょうはありがとうございました。  まず最初に、本庶先生にお伺いいたします。  私見として、科学技術は人類並びに国民の生存を守るための最大の武器であるというふうに表明しておられますが、よりよく死ぬための科学技術というのはないんでしょ...全文を見る
○馳委員 私はあえて、うつ病とかアルツハイマーとか、加えて難病も入ると思うんですけれども、わからないことがわかるようになって、自分の死をどのようにして迎えるべきかということが明らかになると、覚悟というものが生まれるのではないかと思っているんですよ。  たまたま私は、実は高校で古...全文を見る
○馳委員 大震災の後に、アクションプランの四本柱の一つになりました、復興再生並びに災害からの安全性向上についてちょっとお伺いしますが、内容を見てみますと、どれも予算措置が必要な事業ともちろん思いましたが、科学技術の開発という観点からして、どんな技術開発あるいは国家戦略として想定さ...全文を見る
○馳委員 ありがとうございました。
07月27日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○馳委員 大臣、お疲れですか、大丈夫ですか。よろしくお願いいたします。  朝からの議論を聞いていて、一点、放射性物質が原子力施設や管理区域の外にこれだけ大々的に漏れ出てしまったのは我が国始まって以来のことだと言われておりますし、その認識は大臣も変わりませんね。
○馳委員 そうすると、それぞれの委員会でも指摘が多々あったんですが、したがって、漏れ出してしまった放射性物質をいかにして低減をさせていくか。そして、放射性物質のついた廃棄物など、きょう議論になっておりました土壌や、これは農用地の土壌にもかかわりますよね、こういったものを低減させて...全文を見る
○馳委員 この点については、私はきょうは個人的な見解としておさめておきますが、やはり今国会中に、漏れ出してしまった放射性物質、そして、それの付着した廃棄物の処理についてのルール、これはまさしく立法です、新規立法のもとで、今大臣がおっしゃったように、最新の科学技術、除染に関する技術...全文を見る
○馳委員 さて、きょうは、今までの震災関係とちょっと離れまして、古九谷論争について、文化財に関する論争についての質問をさせていただきます。  十七世紀の中ごろ、我が国の色絵磁器の王者と呼ばれる古九谷が誕生しました。九谷焼のルーツとして、長らく、石川県加賀の九谷で生産されたと信じ...全文を見る
○馳委員 文化財保護法の規定から、文化財の定義を考えてみます。  この法律には、文化財の定義は記載されているものの、指針となるメルクマールがありません。法律としては不十分です。明確な定義がなくて文化財行政をどう実施、展開するのかと私は思います。  私は、文化財とは、風土論とし...全文を見る
○馳委員 ちょっと意地悪な質問を吉田さんにしますね。  あなたが今から陶芸教室に通って陶磁器をこさえたら、それは国宝になりますか。
○馳委員 百年と言われましたが、まさしく、文化財と指定をされ、まして、それがさらに重要文化財とか国宝となるに至るまでにどのようなプロセスがあったかについての評価、そしてその尺度といったものが明らかにされる、それを学術的に明らかにしていくのが文化庁のやはり仕事であると私は思うのであ...全文を見る
○馳委員 では、次の質問に移ります。  文化財保護法では、文化財のうち重要なものを重要文化財として指定しています。その一つに古九谷色絵竹叭々鳥文大皿があります。これを重要文化財に指定したときの古九谷とは学術上どのようなものを考えていたのか、お聞かせをください。
○馳委員 現在、東京国立博物館を初めとする独立行政法人の国立博物館では、古九谷を、伊万里古九谷様式もしくは伊万里焼として展示しています。これは、かつて石川県で制作されたと言われた古九谷が、すべて佐賀県伊万里、つまり有田で制作されたものと断定してのことと思いますが、こうした伊万里古...全文を見る
○馳委員 重要文化財として指定したときは、古九谷色絵竹叭々鳥文大皿なんですよ。それが国立博物館での表示は、伊万里古九谷様式となっているんです。  だったら、法律改正して、伊万里古九谷様式と指定し直したらどうですか。それとも、学会の説というのは、今後とも、証拠が出てくれば変わり得...全文を見る
○馳委員 大臣、今聞いていて、ちょっと答えていないでしょう。私はこう言いましたよね、文化財保護法に従って古九谷色絵竹叭々鳥文大皿と指定されているんです。それが国立博物館では伊万里古九谷様式と表示されているんです。これは、一々学会の学術的な成果についてコメントしないというふうな逃げ...全文を見る
○馳委員 さて、次の質問に移ります。  我が国の重要な伝統産業である九谷焼を、そのルーツというべき古九谷が石川県産ではないとする伊万里古九谷様式として表示したことの影響について、その後の九谷焼にかかわる産業界に多大なマイナスイメージを与えました。  また、古九谷表示イコール伊...全文を見る
○馳委員 ちなみに、私はちょっと意地悪な質問をしますね。  この佐賀県肥前鍋島藩と加賀前田藩とどのような御縁があるか御存じですか。これは実は大きなポイントなんですよ。どうでしょう。
○馳委員 そうなんですよ、大臣、ここが実はこの論争の一つのポイントでもあって、鍋島藩の娘さんが二人、加賀前田藩の系列である大聖寺藩にお嫁入りしているんです。江戸時代における藩同士がお嫁入りをすることの意味、はっきり言いますけれども、まさしく産業的な結びつき、地域としての結びつきと...全文を見る
○馳委員 江戸時代における藩と藩との縁戚関係、わかりやすい言葉で言えば政略結婚、いい言葉で言えば、強力なタッグチームの結成なんです。私は、この意義を産業の側面からもやはりとらえていただきたい。ここに古九谷伊万里論争の一つの原点があるということを実はお伝えしたくてこの話をしているん...全文を見る
○馳委員 文化庁所有の国指定重要文化財古九谷色絵牡丹獅子文銚子が、平成十九年の、文化庁、九州国立博物館主催日本のやきもの展で、重要文化財指定名称とは異なる伊万里(有田)古九谷様式という表示で展示されておりました。これは事実ですか。
○馳委員 どうして本来の名称とは違う名称の表示をして展示したのですか。
○馳委員 文化庁の主催事業でこうした表示をするのであれば、重要文化財の指定名称を変更した上で実施すべきではありませんか。見解を求めたいと思います。
○馳委員 特段の問題はないわけがないんです。  では、何でそういった名称でもともと重要文化財に指定したんですかというところから始まり、先ほど私が指摘したように、九谷産地の我々石川県民としては、何でなの、ちゃんと説明してよ、だったら文化庁で名前を変えればいいじゃないのと指摘せざる...全文を見る
○馳委員 私はさっきから一言で陶磁器と言っておりますが、古九谷は磁器でありますね。それで、有田の登り窯で色絵の破片が見つかっているんですが、登り窯では色絵磁器は焼けるんですか。
○馳委員 登り窯では色絵磁器は焼けないんです。これが陶磁器界全体の共通した見解なんです。でも、有田の登り窯で四つの色絵の破片、そのうち、陶器が三つ、磁器が一つ、これが見つかったことが、先ほど次長もおっしゃいました古九谷伊万里説の有力な考古学的な証拠になっているんですよ。でも、登り...全文を見る
○馳委員 まだそんなことを言い続けていますね。このことを本当に我々プライドをかけて石川県民としてさらに追及していきたいと思いますが、古九谷の有田産説と加賀産説とでは随分違います。  伊万里焼、つまり有田産説では、一六四四年ごろから一六六一年ごろまでとしています。古九谷はすべて有...全文を見る
○馳委員 むしろ、この論争を生かして、有田及び九谷の窯跡などの文化財整備と連動した文化財の実効性ある保存と活用を図り、陶磁器を好む中国人などの観光客誘致に生かすべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○馳委員 経済産業省にお伺いをいたします。  有田焼や九谷焼などの伝統工芸品の商標登録等、文化財名でもあるブランドの保護はどうなっているのかをお伺いいたします。  特に、中国や韓国では、まがいもののなんちゃって有田焼やなんちゃって九谷焼が登録をされているということはありません...全文を見る
○馳委員 その姿勢はわかったんですが、この有田焼は、撤回させて損害賠償を請求したんですか。お伺いいたします。
○馳委員 取り消しの審判ができるというだけで、していないんですかということを私は聞いているんですよ。  これは、きょうは大臣に問題意識を持ってもらった方がいいと思うんです。敵もさる者というか、中国もひどいことをやりますよね。結局、有田焼という名前を先に登録しちゃって、それで商品...全文を見る
○馳委員 きょうのあの特許庁の方の説明によって事態が明らかになったわけなんですよ。これは吉田さん、次長の一つの責任というか、問題意識の持ち方にもよると私は思うんです。  なぜならば、重要文化財として文化庁が指定をしているこの伝統工芸品の有田焼について、登録商標として中国がとっち...全文を見る
○馳委員 静観をしていたという日本語というのは、結構都合のいい表現ですよ。静観をしていた、私が言ったように、知っていて知らんぷりしていたというのと同じじゃないですか。我が国の国益を守るためにも、文化財的な見地から、文化庁はもっとやはりびしっと怒るべきですよ。すぐに行動に移すべきで...全文を見る
08月03日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩と申します。  私は放射性物質については素人でありまして、さはさりながら、環境中に放出された放射性物質を規制するという法律が我が国にはありません。  まず、その点から第一点伺いますが、ジェー・シー・オー事故があったときは、あのとき...全文を見る
08月08日第177回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。よろしくお願いいたします。  男子のワールドカップサッカー、いよいよアジア三次予選が始まります。日本対北朝鮮、ホームアンドアウエーで行われます。九月二日には埼玉スタジアム、そして十一月十五日には、場所は確定ではありませんが、北朝鮮でこのホームアン...全文を見る
○馳委員 FIFAの規約第三条、そして第十三条、これは差別の禁止、こういうことがあった場合には制裁を科すということは明確でありますから、今の松本大臣の明言によってちゃんと確約をされるということは安心しました。  一つ、これは問題があるんですけれども、では、報道機関、サポーターが...全文を見る
○馳委員 いつまでに検討し、方針をお決めになりますか。私は、八月中には一定のめどを立てておくべきだと思いますよ。いかがですか。
○馳委員 さて、北朝鮮との外交問題というと、二つほど、私はどうしても確認をしておきたい問題があります。  中井委員長、あなたは先般、国会中であるにもかかわらず、平日に、中国の長春でしたか、行かれたというふうに報道され、宋日昊さんにお会いをしたという情報が伝わってきております。 ...全文を見る
○馳委員 これは、二重外交、二元外交という観点からの疑問、疑惑、疑いを国民が持っているという現状について私は質問をいたしております。  自民党の外交部会、あるいは私もそうですが、情報として、委員長は一人で行ったわけではありません。外務省から出向した内閣府の課長補佐Kさんと、また...全文を見る
○馳委員 委員長、動揺しましたね。
○馳委員 委員長、あなたが答弁する場ではありませんから、私は武部さんと中川さんに理事会で協議をしてくださいと言ったんです。
○馳委員 それ以上あなたの答弁を求めてはいません。
○馳委員 では、次の質問に移りたいと思いますが、不測の事態です。  高木文部科学大臣、高校の授業料無償化、私たち自由民主党は、これは教育問題として、どう考えても義務教育ではない高校を無償化するというのは目的を逸脱しているし、所得制限が一つの落としどころかな、こういう議論をして、...全文を見る
○馳委員 総理の指示と今大臣はおっしゃいました。どういう基準で、不測の事態を脱して、朝鮮高校に対する無償化審査を再開するんですか。基準をお示しください、総理。
○馳委員 私は、基準をお聞かせくださいと申し上げました。今の総理の御発言は、基準とはほど遠い、憶測とか目測に近いような発言でありました。  では、高木大臣に改めてお伺いします。  これは外交問題、安保にかかわる、国家の平和を守るかどうかという問題じゃないですか。教育の問題と違...全文を見る
○馳委員 ということは、超法規的措置ととらえていいですね。法律に基づく停止措置ではありませんね。
○馳委員 そういうことが教育の現場において行われてよいと思っていますか、文部科学大臣。
○馳委員 先ほど自由民主党の立場を明確にいたしました。高校授業料の無償化については、教育対策なのか経済対策なのか明確ではないという観点と、義務教育ではないということを考えれば、より経済的に苦しい御家庭に対する支援、いわゆる給付型奨学金などを充実するなど、メニューを丁寧に出すべきで...全文を見る
○馳委員 極めてあいまいであります。  枝野官房長官、今御答弁いただいたので、私、日ごろ言われていることをちょっとお伝えいたしますね。  あいさつがちょっと気になると言われるんですよ。毎日記者会見をされるときに国旗に対して敬礼をされますが、何か出勤途中のサラリーマンが電車にお...全文を見る
○馳委員 ハーグ条約について、御存じない方もいらっしゃいますので、簡単に私の方から言えば、国際結婚をする、そして生活を始める、子供も生まれる。残念ながら離婚をしてしまう。そうすると、子供を連れてもといた国に無断で、つまり夫婦の合意もなく帰ってしまう。じゃ、未成年の子供の監護権につ...全文を見る
○馳委員 松本大臣、結構です。  よく外務省、法務省、すり合わせをして、特にこの問題についてはスイスの国内法が極めて丁寧に整備をされておりますので、参考にしてください。  ところで、国際離婚の話をいたしましたが、国内の離婚においても、無断で子供を連れ去るという事案、そして、そ...全文を見る
○馳委員 法務大臣をお務めになった中井さんも、この話はよく御存じだと思います。私は、離婚をした後、子供の立場に立った法的な整備の必要性、いわゆる面会交流を担保するんだよ、もちろん養育費もちゃんと払いなさい、こういう議論について早く整備をしていくべきだと思います。  委員長、先ほ...全文を見る
○馳委員 高木大臣、そして野田大臣にもこれは聞きたいと思うんですけれども、実は、放射能の話はまた後でいたしますが、我々自由民主党は、各野党の皆さん方ともいろいろ協調して、被災地の私学、施設設備等が随分と損壊いたしました、これを復旧するために、補助率を公立並みに、六七%ぐらいにです...全文を見る
○馳委員 これは枝野官房長官にもお願いしておきたいと思います。我々は、衆議院の文部科学委員会でそういう事態になりましたので、参議院でお願いしようということで、参議院の方で今、提出に向けて、今週中が山場としてやっておりますので、現場の調整についてもよく理解をいただきたいと思います。
○馳委員 結構です、枝野さんはよくわかっておられますから。  それで、放射能の話を改めて申し上げますが、高木大臣、では、先ほど申し上げました福島県内の子供たち、親御さんも含めて、どうやったら安心してもとのふるさとに戻れますか。
○馳委員 これは平野復興担当大臣、そして細野原発担当大臣に聞いたらいいと思うんですけれども、我が国でかつてありませんでしたよね、原子力施設や管理区域の外にこれだけ大量に放射性物質が漏れ出してしまったということは。いわゆる大気汚染防止法とか、環境基本法とか、環境アセス法、水質汚濁防...全文を見る
○馳委員 これはかつて、十二年前ですけれども、ダイオキシン類対策特別措置法、これも、実は当時、私は参議院議員だったんですけれども、当時も自公民で議員立法としてやったんですよ。なぜか。当時は九省庁が絡んでいたんですよ。今回も、この放射性物質の対処については、細野さんも平野さんもよく...全文を見る
○馳委員 電話の一本もかかってきていないんです。これが首脳外交が六月二日以降全く機能していないという現実で、みんな不安に思っているんです。野田さん一人が頑張っていてもだめなんですよ。首脳外交の意味の大きさということは皆さんもよく御存じだと思います。  最後に、私も元国語の教員で...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第17号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。  下村委員の指摘を引き継いで、三党合意そして「政策効果の検証」というところをちょっと詳しく入りたいと思います。  あの去年の高校無償化法案の審議のときに積み残しということでもありましたことなんです。まず、高校無償化をする政策の目的が教育目的な...全文を見る
○馳委員 政策効果の検証といえば、当然、今大臣がおっしゃったように、教育の面から見る。そうすると、教育基本法第四条、私もこの点を指摘したのは、海外の日本人の十六から十八歳、いわゆる海外に住んでいる高校生には及ばないんですよね、この高校無償化の実利というのは。ここも政策効果の検証の...全文を見る
○馳委員 子ども手当の所得制限が九百六十万円になりましたね。正直、私はここもちょっと不満なのは、世帯主なのか世帯なのかというところも実はあるんです。  お父さんが年収九百四十万円、お母さんが年収九百四十万円、この御家庭は支援を受けるんです。でも、お父さんが九百七十万円、お母さん...全文を見る
○馳委員 大臣、この三党合意の確認書が交わされた背景というのは、どうしても二つの議論はせざるを得ないじゃないですか。いわゆる財政健全化のそもそもの議論ですよね。プラス、復興財源を出すときに、私たちは、ばらまき四Kという、民主党にとっては余りありがたくない表現をしておりますが、政策...全文を見る
○馳委員 では質問に入らせていただきますが、スクールカウンセラー事業について伺います。  最近の報道でも、自殺防止対策にモデル事業も含めて文部科学省が本格的に取り組むとありました。非常に私はすばらしいことだと思います。  そのときに、スクールカウンセラーの問題について私の姿勢...全文を見る
○馳委員 ことしは義務標準法の議論が国会前半の大きな山場でありましたけれども、あのときに、単純に数字割りで決まる義務定数と加配定数、義務定数の方から加配の方に随分と振り分けられてきますよねということを経年的に証明もいたしました。  僕は教員をやっていたから言うんですよ。学校の先...全文を見る
○馳委員 児童生徒が減少する、数字割りをすれば義務定数は減るんですね。そうすると、加配定数の方にそういった教員も配慮していく。もちろん、資格のある、指導できる、カウンセリングをできる教員というのはいますから、そういった人材の活用というものを求めたいという趣旨であります。  そこ...全文を見る
○馳委員 そこで、スクールカウンセラーとスクールカウンセラーに準ずる者と、この配置あるいは待遇について格差はありますか。そして、それを修正すべきだと考えていますか。
○馳委員 実は大臣、スクールカウンセラーというのは、対象が臨床心理士等なんですね。つまり、はっきり言いますけれども、教育現場の専門家というわけではないんです。この方がスクールカウンセラー。  しかし、それに準ずる者として、学校カウンセラーとか教育カウンセラーとかガイダンスカウン...全文を見る
○馳委員 大臣、教育現場では何となく本末転倒のように思われているんです。これはスクールカウンセラーを導入した経緯がありますから、それを今ここでくだくだは言いません。  ただ、採用のときに、これは税金を使う事業ですから、公募を中心にやってほしいんですよ。というのは、このスクールカ...全文を見る
○馳委員 公募というのは意外とすばらしくて、私は石川県金沢市ですが、市長がかわって、学校図書館に学校司書、司書教諭を採用しようということで公募に出したら、何と全国から集まっちゃったんです。びっくりするような人材が集まって、三十人ぐらいのところの公募をして、二百人近く集まったんです...全文を見る
○馳委員 大臣、実は、臨床心理士を一週間単位で交代で派遣したというふうに聞いておりまして、中学校の校長先生とか、私も現地視察に入ったときに事情をいろいろ聞いてきましたら、子供たちが混乱して余計に教師の手間となり、現場の負担となったと聞いています。幾ら専門家といえども、入れかわり立...全文を見る
○馳委員 私が指摘した問題点は大臣も御理解いただいていると思います。子供たちが震災に遭いました。学校がなくなったり、あるいは友達が亡くなったり、家族が亡くなったりという想像を絶する状況に置かれている中で、やはり継続的なカウンセリングの必要性、そしてやはり息の長いカウンセリングの必...全文を見る
08月25日第177回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○衆議院議員(馳浩君) 一言で言えば、この法律はお掃除法案でありまして、放射性物質に汚染された廃棄物の処理、そして地域の除染に全力を挙げるという特別措置を当面この方針でやりましょうというルールを定めただけであって、我々も議員立法をする間に、高濃度の汚染地域に住んでいる人、そしてそ...全文を見る
○衆議院議員(馳浩君) 実は、自民党でも関係部会長で最初この法律を作るときに議論をしたときに、どうしてもやっぱり福島第一原発周辺、近いところは国がやっぱり買い上げるべきじゃないかとか、あるいはここを、一定のエリアは処理場としていくべきじゃないかという議論はありました。しかし、それ...全文を見る
○衆議院議員(馳浩君) 最終的には法案成立後に環境省が決めることですが、その八千という数字については参考にすべき数字だと思っています。ただし、最新の科学的知見に基づいて定められるべきであるというふうに考えています。
08月26日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第18号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  まず、私学の災害復旧助成法案についてお伺いをいたします。  参議院で成立をしましたこの法案で、衆議院でも成立をした場合に必要となる所要の予算は幾らなのかをまずお伺いしたいと思います。  法案が成立しない場合には二分の一...全文を見る
○馳委員 財務省からわざわざ来ていただきました五十嵐先生にお伺いしたいと思います。二百十八億のやはり意味の大きさということ、この御理解を求めたいと思うんです。  民主党の文部科学の部門会議では一たんこの法案についての必要性の理解が得られましたが、国対に持ち込んだところでストップ...全文を見る
○馳委員 丁寧に御答弁、ありがとうございます。  そこで、この議論を深めなければいけないなというところなんですね。別途二百十二億円を措置されたといいましても、では、それが建物に丸々使えるのかというと、そうではありませんよねということなんです。そこと、私学の緊急性というのを私はあ...全文を見る
○馳委員 これは五十嵐副大臣も高木大臣も、あきらめているわけではないけれども、政府として統一的な対応をしてきたこれまでの経緯を踏まえれば、現状においては反対せざるを得ないという苦しい立場であるということはよくわかりました。  実は安住国対委員長の方も、けさ、我が党のベテラン議員...全文を見る
○馳委員 そうすると、減額を視野に入れての見直しをすると。  見直しのテーマを、私はあえて高井さんの発言からちょっと引っ張ってきたいと思います。この高井さんの文書の中に明確に出てまいります「公私間格差の問題」、「授業料減免済みの経済困窮家庭には恩恵がないこと」、「高校教育の質の...全文を見る
○馳委員 検証した上で見直しをする。三党合意というのは極めて練り上げられた文書で、御存じのように、我が党においては撤回と言い続けてきましたよ。ところが、ここの文章では「見直し」という文言になっているということを御理解いただきたいとともに、三党合意には減額の方向性も明確に書いてあり...全文を見る
○馳委員 そういうことを言い続けるから、高井さんのようなこういう文書が表に出てしまうということを指摘しておきたいと思います。  何度も言います。所得制限という現実的な話をなぜ持ち出すかというと、文科省も数字を出してくださったように、中退者が減ったということ、これは政策の効果とし...全文を見る
○馳委員 平成二十三年度予算にはその二億円は計上されていますか。
○馳委員 毎年計上し、そして、この一時停止措置が解除されなければ毎年決算剰余金になるという理解でよろしいですよね、大臣。
○馳委員 となると、これは予算委員会で私が指摘いたしましたけれども、超法規的措置なんですよ。そのまま続けていいと私は思いません、法治国家ですから。  大臣、この一時停止の措置についても、解除することについても、規程ではなくて法律にするのか、せめて省令として明確な方針を示さなけれ...全文を見る
○馳委員 だからそこで、大臣は私や下村さんとの議論の中で、教育問題として判断すると口を酸っぱくしておっしゃってこられたけれども、ある日突然、総理からの御下命で超法規的措置をされ、それに同意をされてしまいました。  恐らく数日中に辞表を書かれると思います。その前に、この問題につい...全文を見る
○馳委員 万が一辞表を取りまとめられる段階が来ても、この問題についてやはり教育担当大臣としての明確な方針をお示しの上でやめられることが、まさしくこの問題に携わった当事者としての責任であるし、それこそが私は政治主導の意味ではないかと思っております。  以上申し上げて、私の質問を終...全文を見る
09月13日第178回国会 衆議院 本会議 第1号
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○馳浩君 自由民主党の馳浩です。  私は、自由民主党・無所属の会を代表し、今国会の会期を四日間で閉じることに対し、断固反対の討論をいたします。(拍手)  政権交代から二年、選挙もしないで三人目の野田総理が誕生し、九月二日にドジョウ内閣が発足いたしました。この政権の正統性はあり...全文を見る
○馳浩君(続) あなた方民主党は、どこへ行こうとしているのですか。野田総理の道しるべは三党合意しかありません。決して、野田総理の道先案内人は松下政経塾ではありません。  私は、船出したばかりの野田政権が、わずか四日間、代表質問だけで会期を閉じることに対し、断固反対を申し上げて、...全文を見る
10月25日第179回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。  一川大臣、まずは、同じ石川県民として、防衛大臣に就任なさいましたことに心からお祝いを申し上げたいと思います。(発言する者あり)本心ですよ。諸課題、多くあります。一生懸命務めていただきたいと思います。  まず最初に、もうキャッチフレーズとなり...全文を見る
○馳委員 国民目線で小松基地のF15タンク落下事故が対応されたのかということをきょうは質問したいと思います。  第一報として、一川大臣に、タンク落下事故について、どこに落ちたと報告が上がりましたか。
○馳委員 防衛省の十月七日十二時四分付のファクス、報告書を見ますと、防衛省運用企画局運用支援課とありますが、発生場所については、空自小松基地北北東約四キロの海岸付近の地上という表現がなされているんですよ。今大臣がおっしゃったことと微妙に違います。間違っているとは言いませんが、正確...全文を見る
○馳委員 したがって、確認されたことが正確に伝言ゲームで大臣に伝わっていなかったということが、この最初の報告書からもうかがえております。私は、この海岸付近の地上という表現に、今の防衛省の本質見たりというふうに思いました。  そこで、大臣は、地元の井筒小松基地司令と事故後最初に直...全文を見る
○馳委員 実は、事件翌日に極秘に井筒司令をお呼びになったという情報を小松空港の関係者からいただいておりますが、それは間違っているということをおっしゃっていただけますか。
○馳委員 そこで、改めて落下場所についての具体的なことを確認したいと思います。  どうもこの事故はできるだけ小さく処理して大臣には負担をかけないようにという、現地小松基地司令の考えがうかがい知れます。小松基地から防衛省への最初の報告書では、先ほど申し上げたとおり、海岸付近の地上...全文を見る
○馳委員 落下現場には大きな穴があいていました。報道陣も確認しております。石川県警は現場検証したのでしょうか。
○馳委員 ここが一つのポイントなんですよ。大臣、今後のことなのでよく御理解いただきたいんですが、現場検証、いわゆる交通事故などがありましたら、黄色い線を張ってだれでも入れないようにして、事故原因の究明と今後の再発防止などに取り組むじゃないですか。ところが、自衛隊の諸君は、現場を警...全文を見る
○馳委員 自衛隊の基地の中のこと、犯罪捜査とかいろいろなことは、警察ではなくて自衛隊内の警務隊が引き継ぐ、これは当然のことだと思うんですが、これは自衛隊の中で起きていませんね。いわゆる一般の住民の皆さんが生活をしている、また、高速道路のすぐそばで起きたことである以上は、私はこれは...全文を見る
○馳委員 十月十五日は土曜日です。大臣のその日の公務をちょっと調べさせていただきました。自衛隊殉職者追悼式関連行事、そして、防衛大臣感謝状贈呈式関連行事がございました。  私は、ここを指摘したいんですよ。大臣の指示で時間を調整すれば、羽田一時発のJALないしは三時五分発のANA...全文を見る
○馳委員 僕は、大臣は国民目線といういい言葉をおっしゃるから、あえて厳しいことを言うんですよ。  パーティーに出席されるのは、民主党石川県連代表として、パーティーチケットをお買いいただいた皆さんのためにお礼に行くのは当たり前で、私はそのことを言いません。でも、パーティーが始まる...全文を見る
○馳委員 さて、タンクが落下したということでありますが、このとき落下事故を起こしたF15はタンクを三つつけていたと。通常ではそういう訓練は余りしないそうなんですよ。何のための訓練だったか、お聞きしましたか。
○馳委員 大臣、観閲式のための予備飛行の訓練だったんですよ。あなたのための訓練といっても過言ではありません。そういう意味でも責任を感じてほしいんです。これが小松基地で起こったということなんですよ。  今回の落下事故が原因で、本来ならば我々石川県民が大臣をお迎えするはずだった基地...全文を見る
○馳委員 イベント等式典は中止ですか、それとも延期ですか。
○馳委員 実は、小松基地にF15戦闘機が配備される当時、反対闘争が起きました。当時の中西知事と杉山副知事は、小松市民のことを考えて、能登に移したらどうかと内々検討されました。当時、石川県は、非公式に能登への航空自衛隊基地移設同盟会の準備をしたそうです。しかし、騒動が大きくなって、...全文を見る
○馳委員 大臣は、これまでも選挙を戦うたびに小松基地に反対闘争をする方々からも政治的には選挙の応援をされてまいりました。いろいろな思いのある中で、私はあえてきょうこの課題を申し上げました。なぜか。住居に落ちていれば、高速道路に落ちていればと考えると……。  あそこは、戦闘機は能...全文を見る
10月25日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○馳委員 おはようございます。自由民主党の馳浩です。  この科学技術・イノベーション特別委員会は、大臣の失言を追及するような委員会ではございませんので、古川大臣には安心して、そして我が国の未来にとって有益となるような答弁をいただきたいと思います。  冒頭ではありますが、この二...全文を見る
○馳委員 では、お伺いいたします。  当該閣議決定においては、準天頂衛星システム、つまり測位衛星システムは、産業の国際競争力強化に資するものであるとされているが、その具体的な内容はいかがなものでしょうか。
○馳委員 我が国の技術が世界標準を目指す、これはやはり、我が国ならではの産業戦略のトップの理念だと思うんですね。大臣も、これは当然異論のないところでもありますし、国家戦略の担当大臣としても、やはりこれは今後の我が国の宇宙開発が、あえてライバルを中国としましょう、中国が求めている宇...全文を見る
○馳委員 その準天頂衛星の軌道がアジア太平洋地域をカバーしているということは、先ほども申しましたように、我が国の産業戦略として、マーケットをこのアジア太平洋地域に広げて、内需を潤すのは当然ではありますが、マーケットを拡大することによって我が国の経済戦略にも資する、こういう考え方で...全文を見る
○馳委員 資源の少ない、また少子化に向かう、高齢化に向かう我が国の、そして島国である我が国にとっての大変重要な戦略であり、極めて可能性が大きいということを私も理解したいと思います。  その上で、同じく閣議決定にございます「日米協力の強化」、この具体的内容をお伺いしたいと思います...全文を見る
○馳委員 そこで、同じく「広義の安全保障に資する」ともしておりますが、広義の安全保障とは何ですか。広義の安全保障といえば、当然、狭義の安全保障と指摘せざるを得ません。広義の安全保障があるとする、狭義の安全保障とは何ですか。  極めてわかりにくい表現になっておりますので、具体的に...全文を見る
○馳委員 では、狭義の安全保障とは何ですか。
○馳委員 では、私からはっきり言うしかないですね。  正面から、宇宙基本法第三条にあるように、我が国の安全保障に資すると唱えることはできなかったのでしょうか。
○馳委員 理解をするために質問しているんですが、要は軍事的な、ここのポイントですよね、狭義の安全保障といいますれば、軍事的な技術協力、そして作戦的な協力、技術的な協力、こういうことも広義の安全保障には含まれていると判断してよろしいのですか。
○馳委員 わかりました。  特に日米協力の強化で、アメリカのGPSとの互換性ということを先ほどおっしゃいました。私は、ここが一つ我が国の経済戦略としても大きな可能性を秘めたポイントになるのではないかなと思っておりますので、それが我が国主導でできるかどうかということが今指摘した狭...全文を見る
○馳委員 よくわからない言葉が出てきましたので、ちょっと聞いてみたいと思います。  我が国独自の補強信号、より安定的な補強信号という、補強信号という言葉を二回お使いになりました。補強信号とは何なんですか。
○馳委員 ということは、アメリカのGPSよりもより精度の高い測位システムを展開することができるようになるというふうな成果と受けとめてよろしいんですか。
○馳委員 さっきから聞いていてちょっと違和感を感じるんですが、では、我が国独自のGPSを開発して運営することは可能なんじゃないですか。
○馳委員 ここは、やはり大臣に聞きたいですね。  同レベルというならば、アメリカよりもよりすぐれた性能のGPSを我が国が開発して、打ち上げて、運営して、その果実をアジア太平洋地域に分け与えるというか、それをまさしく産業に生かしていくということもできるのではありませんか。
○馳委員 何となくごまかされたような答弁ですが、後ほど、このアメリカのGPSとの連携についてはまた質問をいたしますので、次の質問に移ります。  準天頂衛星システムの予算について、来年度概算要求において、内閣府より四十一億円が要求されております。その具体的な内訳をお伺いしたいと存...全文を見る
○馳委員 この概算要求が日本再生特別枠で要求されているのはどうしてですか。  特別枠では、次年度以降の予算獲得が非常に危ぶまれるので問題だと思います。いかがですか。
○馳委員 私が質問したのは、指摘をしたのは、特別枠だと次年度以降の予算獲得が非常に危ぶまれる、どうして特別枠にほうり込んじゃったんですかということなんですね。  今の御答弁では、シーリングもかかっている、一〇%のある中での、削る部分は削る部分、そして、一・五倍の枠が特別枠で要求...全文を見る
○馳委員 自民党が与党時代はこういうやり方だったんですよね。復活折衝枠に残して目玉にするということで演出をしたわけですよね。似たようなことが日本再生特別枠ということで総理の肝いりで行われ、その担当が古川さんだというふうに私は何となくシナリオが読めたような気がいたします。  私に...全文を見る
○馳委員 ステップワン、ステップツー、ステップスリーというように、まずステップワンで実証、ステップツーで実用、そしてステップスリーでは七機体制。私はここの数字にこだわりたいんですね。なぜ七機じゃなければいけないのか、そしてその七機には幾らぐらいかかるのか、ランニングコストも含めて...全文を見る
○馳委員 非常にわかりやすいというか、本当に意味のあるお話だと思います。アメリカのGPSなしでもというところが非常に大きな意義を持ち、まさしくそういう方針を目指すことは、我が国がリーダーシップを発揮し、そのために技術者の皆さんに目標を持たせるということは意味があると思います。 ...全文を見る
○馳委員 この大ぶろしきはいい大ぶろしきですからね。この二千六百億円という数字を、第四次、第五次の科学技術基本計画、これにのっけていくんだ、明示をして取り組むという姿勢を求めたいということであります。  次の質問ですが、我が国の測位衛星システムは、特定地域向けのいわゆる地域測位...全文を見る
○馳委員 まずはRNSSからという石田さんの力強いお言葉ですが、将来的にはGNSSを目指すということでよろしいんですね。
○馳委員 全く同じです。協力したいと思います。  次の質問に移ります。  同じく、九月三十日に、「宇宙空間の開発・利用の戦略的な推進体制の構築について」の閣議決定を行っておりますが、その内容はどうなっておりますか。
○馳委員 宇宙政策の司令塔を内閣府に持ってくるとなっておりますが、なぜ内閣府なのか、文科省ではだめなのか、その理由をお伺いしたいと思います。
○馳委員 内閣府が実効性のある司令塔になるためには、各省の利害にとらわれないプロジェクトの評価、見直し、各省間の政策連携を内閣府が実施できるようにならなければならないと思いますが、いかがですか。
○馳委員 そこで、現在、宇宙関連予算は各省ばらばらに組まれておりますが、内閣府一括で宇宙関連予算を管理、執行したり重点配分したりできなければ、内閣府は実効性のある司令塔にはなれないと思いますが、いかがでしょうか。
○馳委員 先ほどお伺いしたときに、その司令塔を内閣府に持ってくるために必要な法案の改正も視野に入れているとこの閣議決定で示されておりますね。必要な法案の改正とは、どの法案を具体的に指摘しているのでしょうか、教えてください。
○馳委員 ありがとうございます。  設置法二つ、JAXA法、宇宙基本法ですね。その法律は、超党派の議員立法として成立したものが含まれております、宇宙基本法。そこの附則第二条、第三条などに、その体制整備については、一年を目途になどと年限を区切ってやるようにとなっておったんですが、...全文を見る
○馳委員 来年の通常国会には、ぜひ古川大臣のリードで出していただきたいと思いますが、あれから、一年を目途と言っていたのが二年、三年とたってしまいました。いかがでしょうか。
○馳委員 もちろん協力しますが、内容次第では修正を求めるかもしれません。それは大いに議論したいと思います。  そこで次の質問に移りますが、関連して、宇宙開発委員会は廃止する必要があるのではないかと思いますが、いかがですか。
○馳委員 では、宇宙開発委員会がダブりが出てくれば、将来は廃止も視野に入れている、そういうことでいいんですね。
○馳委員 宇宙関連予算に関係して、国際的現実を踏まえれば、宇宙開発の目的は安全保障がメーンとなっていると思います。防衛省の来年度宇宙関連予算の減少が際立っておりますが、どうしてこうなったんですか。
○馳委員 ちなみに、今胸を張ってお答えになったXバンド衛星ですか、二千六百九億円、Xバンド衛星というのは、何に、どういうふうに使うんですか、ちょっと教えてください。
○馳委員 私のつたない知識によれば、このXバンド衛星とMPレーダーと組み合わせれば、防災のために、例えば積乱雲などの雲の動きとか、あるいは地崩れ、がけ崩れしたときなどの地形の変化とかが瞬時にというか数分以内に解読ができて、そして自治体や警察や消防などに送ることができるようになると...全文を見る
○馳委員 これは国交省、気象庁や文科省の科学技術部門と話を聞いていただければわかると思うんです。  私が言いたかったのは、防衛省の予算としてXバンドの衛星をやっていますよということは、防衛省のためだけではなくて、その衛星を使って、MPレーダーと組み合わせれば、まさしく民生に、ま...全文を見る
○馳委員 野田総理は宇宙政策が目玉だと言っている割には、来年度予算はついていないんです。野田政権における宇宙政策への意気込みを改めて古川大臣に問いたいと思いますが、いかがですか。
○馳委員 さきの閣議決定には「「宇宙庁」的な一元化ではない形で実効的な宇宙開発利用体制を構築すること。」と、非常にわかりづらい表現で体制構築のことが書かれております。また、宇宙庁の設置は将来的な課題として先送りしておりますが、どんな課題があって先送りとしているのでしょうか。
○馳委員 JAXAの位置づけも不明確で、先送りされております。  思うに、宇宙基本法に基づく宇宙開発利用を推進する政府全体の中核的な実施機関としてJAXAを位置づけるべきであると考えています。  JAXAは現在、文科省と総務省の共管でありますが、内閣府が実効性ある司令塔になる...全文を見る
○馳委員 大臣、ここでにやっと笑っちゃだめなんですよ。このJAXAの位置づけをどうするかというのは、実は、宇宙基本法を超党派で検討してきた、その成立をした後の体制整備で最も重要な問題だから、だから私はここで改めて指摘しているんですね。  大臣のお考えをお願いします。
○馳委員 私は、内閣府において所管をするということ、予算の額を見ても、文科省、JAXAの予算が突出しておるわけでありますから、司令塔の役割を果たすという観点からも、JAXAは内閣府で所管することの方が自然な流れであるという私の見解を申し上げておきます。  最後に、世界の宇宙開発...全文を見る
○馳委員 このパッケージ型インフラの輸出というのは、鉄道もそうでしょうし、こういった宇宙戦略における衛星システムも一つ入ると思います。  また、原発の安全運転管理というものも入るんですが、今般の震災でちょっと見直しでおりますけれども、私は、安全管理、安全運転という点においては、...全文を見る
10月25日第179回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第3号
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○馳委員 おはようございます。  十月十六日から三日間、超党派の議員で、沖縄県の青少年問題を調査するために視察をしてまいりました。メンバーは、馳浩、あべ俊子が自民党、民主党から瑞慶覧長敏さん、玉城デニーさん、田中美絵子さん、共産党から宮本岳志さん、無所属の糸数慶子さんです。 ...全文を見る
○馳委員 まさしく沖縄の子育て支援という問題は米軍基地問題と連動しております。きょうはこの後るる申し上げますが、そのことを踏まえて、子育て支援にかかわっている福祉、教育、就労関係の皆さん方の現場の声を聞いた上で、沖縄子ども振興計画という位置づけで明確におつくりをいただき、十年間の...全文を見る
○馳委員 全事件に占める少年の割合は、全国統計と比較してどうなっていますか。
○馳委員 毎年、青少年の補導件数で、深夜徘回は全国の三倍、飲酒は七倍に近い結果が出ています。さらに、低年齢からの非行発現、集団暴行事件も後を絶たず、沖縄の深刻な社会問題となっております。この状況を変えるには何が必要だとお考えになりますか。
○馳委員 警察のこういう対症療法の対応はピントがずれているとしか言いようがありません。  非行少年として生まれてくる者はおりません。なぜ非行少年となったか、なぜ再犯率も高く、成人後も犯罪に走るのか、そのプロセスをさかのぼると子どもを取り巻く状況が見えてくるのではありませんか。 ...全文を見る
○馳委員 沖縄弁護士会の平成十五年のある集団暴行事件に対する見解では、事件にかかわった少年らは、劣悪な育成環境にありながら、福祉的援助を受けることなく放置されたことで、暴力による制裁が正しいとする価値観が形成され、集団暴行事件が発生したと述べております。  もちろん、そういう生...全文を見る
○馳委員 浦添市の母子生活支援施設浦和寮の視察を受けて、質問をいたします。  まず、沖縄県の離婚率は、全国平均と比べていかがですか。
○馳委員 若年結婚と若年離婚、そして再婚率の割合は、全国平均と比べて沖縄県はいかがですか。
○馳委員 大臣、何となく見えてきたように思いますが、若いうちに結婚し、離婚し、再婚の繰り返しが実はとても多いんですね。なぜそういう環境に置かれているかというところがこの青少年問題対策への実は肝になってくるということを御理解ください。  では、さらにお伺いします。  沖縄県のD...全文を見る
○馳委員 沖縄県にDV被害母子緊急一時保護施設はありますか。
○馳委員 委託ということで八カ所あるということを確認させていただきました。  では、母子生活支援施設への入所条件はどうなっているのでしょうか。  浦和寮でお伺いしましたら、入所条件が厳しいので、残念ながら、入りたくても入れないという御意見が多くありました。母子寮をふやせばいい...全文を見る
○馳委員 一点だけ申し上げます。これは、大臣も女性ですので、わかると思います。  この母子生活支援施設に入所する条件として、門限は九時なんですね。夜の仕事はしちゃいけないんですよ。夜の仕事というと飲食業というふうに想像する方が多いんですが、介護サービス、沖縄は観光も盛んでありま...全文を見る
○馳委員 大臣、勘が鋭いですね。  夜も子どもを預かるサービスがあればいいですねという、一応懇談の中での意見もありましたが、DV被害者、母子の生活実態を考えれば、夜、お母さんがそばにいることがいかに必要かということを考慮すれば、なかなか難しい問題なんです。そうすると、次に焦点と...全文を見る
○馳委員 母子寮の運営については、厚生労働省の基準、ガイドラインというのはありますか。
○馳委員 石井さん、丁寧に御答弁をありがとうございます。  大臣、そのとおりなんですよ。運営の指針がないんです。そして、ないからだめと言っているんじゃなくて、とりあえず、最低限、居室を提供するサービスはできているんです。ただ、一番重要な自立支援の部分と心のケアの部分に対する支援...全文を見る
○馳委員 母子寮に入寮をしますと当人の費用負担はありますか。全額支払われておりますか。
○馳委員 ちなみに、この浦添市母子生活支援施設浦和寮の建設予算は、どの予算を使って建てられているか、御存じですか。
○馳委員 いや、私は質問通告していませんから、準備がないのは当たり前なんです。  これはぜひ委員の皆さんも御理解いただきたいんですが、大臣、これはSACOの経費で建てられているんですよ。だから、これが沖縄の特殊事情の一つなんですよ。  大変立派です。そして警備員もいます。当然...全文を見る
○馳委員 沖縄県には、虐待された児童を治療する通所対応の情緒障害児短期治療施設はありますか。  被虐待児が十分な治療がされないままに里親に委託措置されており、里親の苦労は並大抵ではありません。つまり、あいさつを初め、本来親がすべきことの最初から教え直しなのだそうであります。 ...全文を見る
○馳委員 園田政務官、ここなんですよ。必要性は沖縄県当局もよくわかっていますが、やはり予算との見合いで具体的な計画ではないんです。  だから、二〇一二年度からの沖縄振興計画、一括交付金の話もありますが、私は、子ども振興計画というのを明示した上で、情緒障害児短期治療施設の設置を速...全文を見る
○馳委員 沖縄県里親会では、里親支援専門員を里親会の組織の中に配置してほしいとの強い要望でした。沖縄県の里親会は、法人化されて、しっかりとした組織があるそうですね。厚生労働省の基準では、児童養護施設の中でなければならないかのように指摘されておりまして、ここは都道府県の事情、または...全文を見る
○馳委員 里親さんのもとで生活できるのは何歳までですか。その後に帰るおうちがないのではありませんか。どうすればよいとお考えですか。
○馳委員 これは、里親さんのもとを離れると同時に、児童養護施設、十八歳を過ぎてからの問題と同レベルの問題であります。これは後ほど、また質問いたします。  NPO法人のサポートセンター、ゆめさきというところを訪問しての質問をいたします。  沖縄県のニート率は全国平均と比べていか...全文を見る
○馳委員 委託事業、合宿型若者自立訓練、これは平沼経産大臣のときにお始めになりました旧若者自立塾でありますが、現在どのような事業として地域に定着していますか。お聞きすると、平成二十三年六月まで行われて、その後は終了というふうに聞いておりますが、間違いありませんでしょうか。これは何...全文を見る
○馳委員 ここは、私の見解を含めて、大臣にちょっとお伺いしたいと思います。  ポイントとして、学校から職業への移行と指摘されますが、学歴社会において若者の職業自立を先送りしてきたツケが回ってきているのではないかと考えています。長くなった学校在籍と親がかりの青年期をどのように終結...全文を見る
○馳委員 次に、学童保育の質問をいたします。  那覇市と浦添市の四カ所の学童保育、放課後児童クラブの施設を訪問してまいりました。  沖縄県で、放課後児童クラブの長時間開設加算の基準はどうなっているんでしょうか。その基準は妥当とお考えになるのでしょうか。どうも放課後児童クラブの...全文を見る
○馳委員 沖縄県の学童保育の施設利用料金の平均は幾らで、全国と比べていかがですか。
○馳委員 施設利用料金をもっと下げるためにも、小学校の敷地や学校施設内に設置すべきではありませんか。全国平均と比べて、沖縄県での小学校内での施設設置状況はどうなっておりますか。
○馳委員 歴史的な背景から、保育に欠ける幼児も、多くが公立幼稚園に在籍しています。小学校に隣接している公立幼稚園です。しかし、午後の預かり保育の実施が十分ではないため、放課後児童クラブが幼稚園児を受け入れざるを得ない実態が沖縄にはあります。これが沖縄県で放課後児童クラブを利用した...全文を見る
○馳委員 実は、ここがきょう私が一番言いたかったポイントのところなんですよ。なぜ特例措置になっているのか。なぜ沖縄県だけ公立幼稚園が小学校の敷地に隣接してあるのか。アメリカがつくってくれたんですよ、占領時代に。ところが、給食を出すことができないから、公立幼稚園という形で終わってし...全文を見る
○馳委員 ここは、私たちはもう十年間、児童虐待防止法の改正に取り組んできましたが、小宮山洋子大臣、また、今は世田谷区長になっちゃいました保坂展人さん、ここが物すごく気になっている。だけれども、余り国が前のめりになるのもどうかなということで、ずっと附則に残してきたという経緯があるん...全文を見る
○馳委員 島添の丘入所の子どもたちは、現在、六十六名中八割が被虐待児でありました。とても退所後に家庭復帰は望めそうにありません。  退所児童の支援イコール自立支援のための予算、これを継続的に支援すべきではありませんか。これは園田政務官にお伺いしたいと思います。
○馳委員 最後になりますが、大臣、この一時間を通じて多分お気づきになったかもしれませんが、私は、親責任についてはきょうは余り触れませんでした。親責任のあり方については、あえて実は触れなかったんです。  そこは触れたいところではありますが、そうはいっても、沖縄県の米軍基地との共存...全文を見る
○馳委員 終わります。
10月26日第179回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○馳委員 中川大臣、就任おめでとうございます。  大臣は、就任前の八月下旬に、中国の天津外国語大学に出張されていますね。自分のお金で出張したんですか。
○馳委員 世界日本語教育研究大会での基調講演を我が国を代表してしていただいたということですが、この目的と、そして、大臣が出張をされた、まあ大臣前ですけれども、その成果についてお話をください。
○馳委員 済みません。  今回、世界の何カ国から世界日本語教育研究大会に参加をしておりましたか。
○馳委員 来年は名古屋で開催されると伺っておりますが、間違いありませんか。
○馳委員 名古屋大会を成功させる必要があると思っています。日本語教育関係者すべてが参加できる大会とすべく、大臣のリーダーシップを期待しますが、いかがですか。
○馳委員 中国政府が猛烈に推進している孔子学院を御存じだと思います。孔子学院の設立の目的を教えてください。
○馳委員 現在、孔子学院は世界に何カ国で、そして何校設立されていますか。日本には何校ありますか。
○馳委員 大臣、世界日本語教育研究大会には二十六カ国参加しているんですね。私が比べる形で指摘をいたしました孔子学院は、世界百四カ国と地域、八百二十六カ所ということで、規模的にも四倍近いですね。私は、ここに国力と国家としての戦略の違いがあるのではないかということを指摘せざるを得ない...全文を見る
○馳委員 大臣、実は日本の大学でも、人件費で一大学で二千万円近く支援を受けている大学があるんですよ。私、確認をしてまいりました。びっくりしましたね。ここにやはり中国の戦略性、国家として、教育イコール言語であり、中国語を世界の各大学、小中高を含めて展開をし、中国文化の理解を深めると...全文を見る
○馳委員 努力の決意を伺った上で具体的に伺いますが、孔子学院の日本版が必要だと思います。政策的に検討する余地はありませんか。
○馳委員 私は、その第一歩として、来年の名古屋での世界日本語教育研究大会、ことしは二十六カ国しか参加をしていないんですね。孔子学院の展開の百四カ国と比べたら歴然の差があります。私は、せめて倍の五十カ国ぐらいを招待する。世界で日本語教育を展開している大学の日本語関係者、ことし二十六...全文を見る
○馳委員 来年、主催者は日本語教育学会、尾崎会長でしたか、よく知っているじゃないですか、私もよく知っていますけれども。  だから、私も、ずっと日本語教育学会の皆さんに、あなた方も大学の中に閉じこもって研究ばかりしているんじゃなくて、ロビー活動をもっとしなさい、民主党には中川正春...全文を見る
○馳委員 大臣よく御存じなので、私からこれは一言だけ申し上げておきたいと思いますが、要は、外国人に対する日本語教育の実践的なカリキュラムをつくるには、これまでのいわゆる日本語教育をしてきたデータベースが必要なんですね。それをもとに新たなカリキュラムをつくり上げて、それを指導できる...全文を見る
○馳委員 柏市内の公有地のモニタリングと土壌除染措置について伺います。  費用負担は、国が全額負担することでよろしいのでしょうか。その根拠となる法律は何ですか。
○馳委員 国として必要な財政措置という言い方をされましたが、この法律を取りまとめた隣にいる田島一成さんと私と公明党の江田康幸さんとの合意の中では、一たん国が全額負担するということではありませんでしたか。そうですよね、田島さん。  鷺坂さん、答えてください。
○馳委員 国会の審議では、しっかり大臣答弁でそのように言っておりますし、決議にも入っているんですから、そこを最初に言ってもらわなきゃ困るんですよ。  さて、公有地ばかりでなく、民有地でも放射能汚染土壌の問題があるはずです。モニタリングや除染の費用はどうなっておりますか。
○馳委員 実は、二週間ほど前に、たまたまですけれども、柏日体高校に視察に行ってまいりました。これは教育事情視察で個人的に行ってきたんですが、大変心配しておりました、情報ももう入っておりまして。  側溝の泥を除去する計画を立てて、見積もりを立てたら三十万円だったと。それをどうする...全文を見る
○馳委員 わかりました。基準次第ということで、国の支払いの対象になるかならないかということなんですよね。  ただ、ここは実はポイントで、私もお伺いしたんですね。鷺坂さんも御存じのように、やはり風評被害ということも含めて、住民、とりわけお子さんを持つ保護者の不安が大きいので、やは...全文を見る
○馳委員 これは、私は素人でありますが、ブルーシートを土壌にかぶせておくだけで本当にいいのかなというところなんですね。保護者の方々からすれば、セシウムなどを含んだ汚染土壌を校庭の片隅に山積みにしてそのまま、ブルーシートがかぶせてあるままなんですね、それで本当に大丈夫なのかというこ...全文を見る
○馳委員 スポーツと政治の間柄というのは微妙なところもありまして、私もどこまで発言していいか悩みながら、本日、文部科学委員会にも提出をいたしましたが、実は、サポーター外交を容認すべきだ、こういうふうな論調で、共同通信の求めに応じて記事を書かせていただきました。私もどうしようかなと...全文を見る
○馳委員 私は、外務省に感謝を申し上げたいと思います。そこまでの具体的な検討課題を上げて、双方ですから、これは日本側と北朝鮮側のサッカー協会の合意が前提なんですね。だから、私は、奥村副大臣に期待をし、お願いを申し上げているということをまず御理解いただいた上で、せっかくですから、き...全文を見る
○馳委員 奥村副大臣、私は今、大体の関係省庁のお話を伺ったと思っておるんですが、多分四点ほどのポイントかなと思っています。  まず、出入国の手続の問題が一つ。我が国は北朝鮮を国家として承認していないという問題が二つ目。三つ目が、チャーター便という問題。四つ目が、邦人保護、つまり...全文を見る
○馳委員 選手団、スタッフ、協会関係者、報道陣、このあたりまでは大体合意に至っているんですが、サポーターをどうするかという問題が極めて重要な課題になっているということを踏まえて、奥村副大臣には、特にスポーツ基本法を、今回新たに全面改正した理念の一つに、スポーツの国際性という理念を...全文を見る
○馳委員 読売さんのスクープでありますから、大臣、恐らく十一月初旬に会計検査院からそういう、記事にあるような報告が多分なされると思うんですね。そして、会計検査院ですから、義務教育費国庫負担、三分の一分は国費です、国費の返還を要請するのは、これは文科大臣としての権限だと思いますが、...全文を見る
○馳委員 ここで、森副大臣にお伺いしなければいけないですね。  森ゆうこ副大臣は、十月十三日の記者会見で、「会計検査院により、北海道の義務教育費国庫負担金に関する会計検査が進められておりますが、この中で教職員の不適切な服務の実態が見受けられる」と述べております。  全道的な再...全文を見る
○馳委員 そこで、文科省も、新たにその実態調査を行うよう両教育委員会を指導したということでありますが、会計検査院の報告は最終的には十一月初旬に上がりますが、今回、北海道、石川県、鳥取県、沖縄県の抽出調査でこういうふうな情報が上がってきておるということで、これは言語道断だと我々も指...全文を見る
○馳委員 さて、きのうからけさにかけて、報道ベースでの情報なので、ここは答弁の方は、中川大臣かあるいは神本政務官か、どちらからでも結構なんですが、所感を述べていただきたいんですよ。  義務教育負担金カットという、つまり、公務員制度改革で、国家公務員の給与を平均七・八%引き下げる...全文を見る
○馳委員 わかりました。  神本さん、私は、あなたが日教組の政策部長のころから大変いろいろな政策面での御指導をいただいておりまして、敵対するものでも応援するという立場でもありませんが、法律に従って教育現場の条件整備をしていくのがまさしく我々国会議員の務めであり、政務官として政務...全文を見る
11月24日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
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○馳委員 自由民主党の馳浩です。  二、三点、簡単にお伺いいたします。  政府の行政刷新会議から、提言型の政策仕分けというのが行われて、コメントが先般出されました。「ITER計画については、国際交渉を進めることにより、日本の負担を圧縮するなど、膨張する負担について、更なる削減...全文を見る
○馳委員 ありがとうございます。