畑野君枝

はたのきみえ

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数2(参1)回

畑野君枝の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。きょうは本当にありがとうございました。  三人の先生に伺いたいんですが、まず初めに岩男先生に伺いたいんですけれども、テレビと子どもの関係など大変心理学の立場から調査を深めていらっしゃると思うんですが、きょうはそれではなくて、こちら...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
03月01日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。ありがとうございます。  少子化対策ということで塩野谷先生からは、両立が必要だ、つまり女性の労働条件と家族政策を両立させるという点では日本は両方おくれているというお話がございました。また、高山先生からは、男性の働き方を変える、日本...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
03月07日第147回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  三点ほど伺いたいんですが、一つは、先ほどからもお話がありましたように、一つに絞り切れなかったという問題が今後どういう否定的な影響を及ぼすかという点についての森会長さんの受けとめを伺いたいんです。  というのは、移転法によれば...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第4号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  教育を本当に進めていく上でも、子供たちのために教員自身の創意工夫が大事だと思いますし、自由に物を言う、また知恵を出し合っていくということが大事だというふうに思うんですが、卒業式、入学式などにおける国旗・国歌、日の丸・君が代の問...全文を見る
○畑野君枝君 そのとおりだというふうに私も思います。  さて、ILOとユネスコが出しました教員の地位に関する勧告というのがございます。大臣ももちろん御存じでいらして、私はそれを伺うことにしているんですが、これが原文でございます。(資料提示)例えば、この中の八十項というところでは...全文を見る
○畑野君枝君 大臣もそのとおりだというふうにおっしゃいました。  それでは、引き続きまして法制局に伺います。  「註解日本国憲法」によりますと、第十九条の「思想及び良心の自由」について、この自由の保障は絶対的であって、法律によって奪い得ぬのはもちろん、公共の福祉の名をかりてこ...全文を見る
○畑野君枝君 大臣からも、思想、信条の自由は守られる、国際的にもそうだ。法制局からも、建設的な意見を言うのは当然だというお話がございました。  しかし、現場はどうなっているかということなんですよ。職員会議で自由に物が言えない、反対を言う権利を侵しているという事態が起こっているん...全文を見る
○畑野君枝君 学習指導要領にこのチェックシートの項目全部なんか書いてないですよ。その点はどうですか。
○畑野君枝君 では私がもう一回申し上げます。「国旗掲揚 国歌斉唱 国歌斉唱時起立 国歌伴奏 国歌指揮 児童・生徒への斉唱指導 児童・生徒への起立指導 登壇(卒業生の担任等)」、全部これ書いてあるんですか、おっしゃってください。
○畑野君枝君 校長が必要と思ったのではなくて、教育委員会がつくった用紙なんです。  言っておきますけれども、では教育委員会の指針というのはどうなっているのか。学習指導要領の具体化ですよ。指導要領以外のことはそのとおり書いてあるだけですよ。その点どうですか。
○畑野君枝君 大臣、最初におっしゃったことと全く矛盾しているんですよ、今のお話は。  いいですか、もう一回整理しますから。これまでも、国会の国旗・国歌法案に対する論議の中でも「よくお話し合いをしていただきたい」、こういうふうに言っているんです。最後は処分だと言っているのは私は納...全文を見る
○畑野君枝君 そうしたら、こんなシートがあったら意思疎通、信頼関係はできないじゃないですか、そうでしょう。  結局これがどういうことになっているか。これは各マスコミが社説でみんな挙げていることですよ。だから、文部省だって知らないわけないでしょう。さっき言った毎日の社説でも、「横...全文を見る
○畑野君枝君 これを差し上げますからよく見てください。いいですか、自由な意見を書いているんじゃないんですよ。反対意見を表明した人の氏名を書いてチェックをしているんですよ。
○畑野君枝君 いや、そこまで言っちゃいけないですよ。撤回してください。だって、日の丸・君が代の問題についてどういうふうにするかというのは、自由に論議しなさいと今言ったわけでしょう。それに言ったということで、反対を言ってはいけないというようなことを言いましたけれども、これはちょっと...全文を見る
○畑野君枝君 どうなるか聞くのは当たり前ですよ。反対意見をチェックするというのは問題だと言っているんで、大臣、さっき言ったことはちゃんと調べてから言って──いいです、もう時間がないから。これじゃだめですよ。  私、ちょっと法制局に聞きます。職員会議での反対意見をチェックして圧力...全文を見る
○畑野君枝君 じゃ、憲法の問題からきちっと言ってください。それはどこに書いてありますか。
○畑野君枝君 これ、実態を調べてください。それで、大臣が最初におっしゃったことと、それから実態は違うんですから、圧迫になっているんですから。それは、そのままいったら処分の対象になるという、用紙に書かれているということなんですから、これは私、大臣のこれまでの国会答弁、それから最初に...全文を見る
○畑野君枝君 実際はそういう思想、信条の自由を圧迫するような中身になっているんだということを私は言って、引き続きこれはまた国会で質問したいと思います。  それだけじゃないですよ。本当にこういう押しつけがどういうことになっているのか。卒業式での起立斉唱によって、一人一人の子供や保...全文を見る
○畑野君枝君 時間が来ました。  私、科学技術庁長官としての中曽根大臣に質問しようと思ったんですが、時間が参りましたからまた次の機会にして、特に原子力艦船の防災計画の推進を含めて進めていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
03月23日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第8号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、国立学校設置法一部改正案に対する反対の討論を行います。  医療技術短大の廃止については賛成ですが、定員削減や大学評価機関の設置には問題があり、反対するものです。  反対の理由の第一は、この評価機関の行う評価が、国などの予算配分に直結す...全文を見る
03月24日第147回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  米国原子力艦船の放射能事故への災害対策について質問をいたします。  中山国土庁長官は所信で、昨年の茨城県東海村の臨界事故を契機に、原子力災害対策特別措置法が成立したことに伴って、国土庁として、防災基本計画原子力災害対策編の全...全文を見る
○畑野君枝君 ぜひよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
03月28日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第9号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  三月十五日の当委員会で私が横浜市教育委員会の対応シートの問題について質問をいたしました翌日に、横浜市議会で市の教育長は初めて、シートは職員会議で扱う範疇ではないというふうに明言をされました。そして、職員会議では賛成、反対、いろ...全文を見る
○畑野君枝君 そうであれば、職員会議について私はこの間質問させていただいたんですが、反対をするということがあれば教員として適格ではないんじゃないかというふうにおっしゃいましたけれども、そうなりますと、思想、信条の自由の侵害にかかわるということにもなりますから、また大臣がおっしゃっ...全文を見る
○畑野君枝君 では、資格があるかないかという問題ではないということで受けとめてよろしいですね。漢字が違うということですね。
○畑野君枝君 大臣もおっしゃったように、自由な発言、それはお認めになるということですから、事実的には、この間言われたのは大臣の意に沿ったあれではないというふうに受けとめておきたいと私は思います。  次に進みます。もう時間がありませんので、いいです。
○畑野君枝君 わかりました。  それで、今回の教育職員免許法等の一部改正案についてですけれども、大きな改正点の一つは、特別免許状を持っている人にきちんと単位を取ってもらって普通免許状を交付する、また、五年先十年先の身分の保障がない不安定な状態を解決する、そういう趣旨の改正である...全文を見る
○畑野君枝君 本当に急いで進めないと、第七次計画のことも含めて概算要求の問題に入っていきますので、例えば、文部省の科研費補助金の基盤研究Aということで、「学校・学級の適正編制に関する総合的研究」というのを私も見せていただいております。それから、京都では政令市で初めて一億円かけて研...全文を見る
○畑野君枝君 時間がありませんので、次に進ませていただきます。  一方、地方自治体は独自に努力を始めております。  群馬県でもさくらプランというのが始まりまして、一九九九年度には全県の小学校一年生で三十六人を超える学級に非常勤講師を配置する、二〇〇〇年度からは、三十四人を超え...全文を見る
○畑野君枝君 三月時点で一千四百八十八自治体という数値も私は聞いております。  そういう点では、調査研究も本当に進めなくちゃいけないし、自治体からの要望も本当に多い。大臣の地元の群馬県でもこういう努力を、さくらプランということで一年生から始められていると。そういう点では、今こそ...全文を見る
○畑野君枝君 本当に急がないと大変な時期だと思うんです。  私は、河村政務次官に伺いたいんですけれども、国会の答弁の中で、先生を減らさない方向でいけば三十人学級に向けて展望が開けるんじゃないか、第七次改善計画への観点をこれまで述べられておりますけれども、いかがですか。
○畑野君枝君 国民が求めているときに、国会でも真剣に論議をするというのが議員の役割だというふうに思います。四十人学級実施のときには、文教委員会の中に小委員会も設けて審査、調査をしたわけで、文部省だけに、しかも助成局長さんの私的諮問機関の結果が出てからということではなくて、大臣もこ...全文を見る
04月03日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  当調査会では少子化について一年以上にわたって取り組んでまいりました。先日は、国立社会保障・人口問題研究所が発表した、男女共同参画社会が進むならば出生率は一・七八に上がるとの試算も紹介されました、保育園などの支援がもっと進んでい...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、そうしたおやつを食べたり休息をするために専用の部屋ですとか、それから、親がわりと言ってはなんですけれども、いつもその子供の様子がわかっている専任の指導員がいるということになるかと思うんですが、いかがでしょうか。
○畑野君枝君 厚生省としては、より充実をされていきたいということで法制化もされたというふうに思います。  いろいろな場所でやられているわけですが、例えば児童館で学童保育を行う場合もやはり、全児童対策の場がもともと児童館ですから、学童保育を行う場合にはそれとは区別をして専用室ある...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、例えば学校などで全児童対策の事業を始める場合にも、学童保育という場合には今の児童館と同じような考えで独自の体制をつくる必要があると考えてよろしいですか。
○畑野君枝君 大変よくわかりました。  厚生省はこの法律の精神に沿って努力されているということなんですが、実態はそうでない状況も起こっているということを申し上げたいんです。  例えば川崎市ですけれども、今年度、青少年プランの案というのを発表することになっております。そこでは、...全文を見る
○畑野君枝君 ぜひ実態も含めて聞いていただきたいというふうに思います。  次に、大きな二つ目ですが、国は学童保育の基準についておおむね二十人以上という基準で補助を出されておりますが、少子化の中で各学校子供が減っているところがございます。  私の住んでいる横浜市の地域でも一学年...全文を見る
○畑野君枝君 次に、子供たちにとってよりよい学童保育を実現するために施設の充実や指導員の待遇改善など国の補助をふやすことが必要だと思うんですが、その点はいかがですか。
○畑野君枝君 そこで、千葉県の船橋市や埼玉県の三郷市などでは市が公設公営化するもとで逆に指導員が失業してしまうという問題が起きているわけなんですが、時間がありませんので詳しく申し上げませんが、例えば国もそういう点ではどういう対応をされているのか。これまで通知も出されて実施要綱も出...全文を見る
○畑野君枝君 ぜひ調べていただきたいと思います。  そこで、労働省に伺いますけれども、こうした解雇をめぐるトラブルで個人で援助を求めることができるということが新しく労基法の百五条の三ということで言われておりますが、その点について伺います。
○畑野君枝君 ということで、こういうこともあるということですが、やはり子供たちのために本当にきちんと内容を含めて指導員の待遇も進めていく必要があるのではないかと思います。  時間が参りましたので、実は待機児童の問題について伺う予定でございました、一言この解消に向けての御決意を伺...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
04月19日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。お二人の参考人の先生、きょうはありがとうございます。  まず、広岡先生にお伺いしたいと思いますけれども、若い方の意識も含めてこの間の歴史的な流れを大変詳しくお話しいただきました。特に、上手に子育てができるかどうか若い両親は強い不安...全文を見る
○畑野君枝君 そうですね、割引券制度。これが一枚につき千五百円の割引が受けられるということで、これを利用しているという方からもお話を伺いました。  それで、こういう財政的な支援を進めていくという点で、御要望など含めてあれば伺いたいというふうに思います。  消費税の問題は私も本...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
04月24日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうは、お二人の参考人の皆様、ありがとうございます。  それでは、まず初めに成瀬参考人にお伺いをしたいと思います。  おもちゃ会社のバンダイが、子供の誕生のたびに百万円を差し上げるということを始めたということで、少子化で...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
04月27日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第14号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  きょうの審議時間はわずか五十分、私に与えられた時間は十五分でございます。そういう点では、引き続き徹底した審議をしていただきたいということを委員長にもお願いしておきたいと思います。  私は、時間が短いものですから、少し絞ってお...全文を見る
○畑野君枝君 調査の結果は、今ちょっと言われましたけれども、国会図書館にもそういう世論調査があるのかと聞きましたら、ないということでございました。政府の方もないというふうに伺いました。  それでは、昭和という名にちなんだ祝日をつくることについて、新聞の「声」の欄がございますね、...全文を見る
○畑野君枝君 昭和の日の推進議員連盟趣意書を見せていただきました。そこでは、提案理由では書いていないことを率直に言われているわけですよね。四月二十九日がみどりの日として制定されたが、その目的やその由来とは全くかけ離れたものとして今日に至っております、四月二十九日を昭和天皇をしのぶ...全文を見る
○畑野君枝君 四百人の議員が議員連盟に入っているとさっきおっしゃったわけでしょう。それは国民の代表だというふうなことをおっしゃいましたけれども、その議員連盟のそもそもは、昭和天皇をしのぶにふさわしいように変えなくちゃいけない、今度の昭和の日というのは、四月二十九日にしたというのは...全文を見る
○畑野君枝君 それでは、四百人の議員連盟をもって合意形成ができたなんということは言えないということを私は申し上げておきたいというふうに思います。国民の中では、このことはよくわからないというのがまだまだ多いというふうに思うんです。  私、そもそもこの祝日法というのは、戦後どんなふ...全文を見る
○畑野君枝君 私の言ったような原則で審議されたということはよろしいですね。
○畑野君枝君 それからもう一つ伺いたいんですが、一九八九年にみどりの日に関して審議を行った参議院の内閣委員会でも、内政審議室長が、「例えば、明治天皇のお誕生日であったのは十一月でございますけれども現在は文化の日になっている等々の祝日法の建前から考えまして、大方の意見がみどりの日と...全文を見る
○畑野君枝君 その二十五人の有識者懇談会の中では、昭和記念日というふうに挙げたのは一人だけだったというふうにも伺っております。  つまり、さきの天皇の名前を冠した祝日をつくるということは、国民主権の憲法原則と相入れない、こういうことでみどりの日の名前にしたということだったという...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第15号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝です。  きょうは、お忙しいところ本当にありがとうございます。  先ほども、一九四八年の祝日法に向けた参議院での論議も紹介をしていただきました。その中でも、何よりも選定基準として、国民がこぞって祝い、感謝し、または記念するという祝日法に向けて...全文を見る
○畑野君枝君 その点で伺いたいんですが、先ほど明治節の話もございました。戦後はもちろんございません。  先ほど岩井参考人の方から、近代以前には亡くなった天皇の誕生日を祝った先例がないというお話がございました。明治というところでこういった誕生日を祝うというものは新しいものだったん...全文を見る
○畑野君枝君 あわせまして、選定基準の中では国際関係を慎重に考慮するということが言われているんですが、この点について、特にアジアの関係。この間、日の丸・君が代の法制化やあるいはガイドラインの法制化等が行われてきましたが、そういう流れとの関係で岩井参考人と佐高参考人に伺いたいと思い...全文を見る
○畑野君枝君 選定基準では世論を尊重するということもあるんですが、先ほど嶺井参考人の方から若い人の声も紹介されました。  それで、参考人がおっしゃるように、もっともっとこういうのは国民の中での論議も必要ですが、残念ながらこの委員会では十一日採決という予定でもう既に進んでおります...全文を見る
○畑野君枝君 どうもありがとうございました。
05月11日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第16号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝です。  前回の祝日法の委員会審議で私は、祝日法の趣旨に照らして、先ほどもお話がありましたように、国民こぞって祝う、この問題で世論形成が大切なことを指摘させていただきました。それに対しまして発議者の須藤議員からは、TBSのラジオ番組のバトルトー...全文を見る
○畑野君枝君 私は、須藤議員がお答えになった後にTBSのプロデューサー・ディレクターの方にお聞きいたしました。そうしましたらそのときには、電話、ファクス、インターネット、それぞれの賛否の内訳はデータをとっておりませんので一括した内容ということでお答えをいただきました。その中ではど...全文を見る
○畑野君枝君 私が聞いたのは、そういう点ではTBSからは、そういう個別にとったものはございませんでしたというふうにTBSのプロデューサー・ディレクターからわざわざこのファクシミリをいただいて、これは小山議員のところからも問い合わせがありましたので同じものをお送りしておりますという...全文を見る
○畑野君枝君 そういう電話の調査がある一方で、先ほど言った四百二十五人のファクス、電話、インターネットでいえば、反対の方が四八%で多い、こういう数値がある、こういうのもあるということなんですよ、TBSで。ですから、それだけで機運は盛り上がっているとかいうことは言えないんじゃないで...全文を見る
○畑野君枝君 この間、機運が相当盛り上がっているとおっしゃったんですが、そうではないということですね。電話についてはそういうふうに思ったけれども、今こういうTBSの全体の調査を受ければ、そうとは言えないとお認めになりますか。
○畑野君枝君 そして、その議員連盟の皆さんは昭和天皇をしのぶということで議員連盟をつくっていらっしゃる。そういう点では、あなたが先ほど本岡議員からも言われたことに反するような中身を言っている議員連盟が四百人だと、こういうことですから、今回の法案の趣旨や説明と全く矛盾するじゃありま...全文を見る
○畑野君枝君 変化はあった、そういう違いはあったということでよろしいですか。
○畑野君枝君 そうしますと、前の時代と後の時代は違うと。新憲法にのっとって祝日法を決めると。前の時代は新憲法じゃないですよ。大日本帝国憲法下の時代も国民こぞって祝う、記念する、こういうふうになったら全くこの新憲法に沿っていないじゃないですか。どうなんですか。
○畑野君枝君 明確に違う、それをひっくるめて祝うということ、これはもう道理が通らない話なんですよ。あなたたちは昭和の時代と言うから、私はどうなんですかと言ったら、それは二つに区別されますと。じゃ、今の新憲法に基づいて祝うということは祝日法に当たるけれども、その前の新憲法に当たらな...全文を見る
○畑野君枝君 主権在民でない大日本帝国憲法下の日本をどうやって記念するんですか。私は、やっぱり皆さん心配されているように、昭和天皇をこぞって祝いたいと。だから、昭和の時代といったら二つにくくって矛盾があるようなことを、一くくりにして何とか祝いたいと、私はそういうことが本当に本音だ...全文を見る
○畑野君枝君 本当に甘い認識だと思います。  一九八九年の一月九日に、天皇が亡くなった後のマレーシアの新聞ビジネス・タイムズがこういう報道をしている。これにかかわるのは三冊出ているんです。三冊目ですけれども、「天皇ヒロヒトは、一人の人間として、八七歳で死んだが、生前軍服を着た「...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第8号
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○畑野君枝君 日本共産党を代表して意見表明を行わせていただきます。  急速な勢いで進む日本の少子化は、今の社会の行き詰まりが最も顕著にあらわれている現象です。特に、非婚、晩婚、女性が仕事と出産、育児を両立できない、男性の育児参加の難しさなど、少子化の要因とされている問題の大きな...全文を見る
05月17日第147回国会 参議院 本会議 第25号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案について、関係大臣に質問いたします。  まず最初に、私は、国民が唖然とした森総理の神の国発言について、総理の責任を厳しく問うものであります。  総理が今月十五日、集会のあいさつで、日本の国はまさ...全文を見る
05月18日第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第18号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人教員研修センター法案に反対の討論を行います。  このセンターは、これまで国立教育会館及び文部省がそれぞれ行ってきた研修業務を移管し、運営するものとされています。これまで国立教育会館及び文部省が行ってきた研修の内容を見ると、そ...全文を見る
05月25日第147回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  いわゆる選択的夫婦別姓を初めとした今回の改正案の背景には、今日の目覚ましい女性の社会進出や国民生活、意識の変化、あるいは女性差別撤廃条約、子どもの権利条約の批准などがあると思います。婚姻、相続制度についても、男女平等、子供の権...全文を見る
○畑野君枝君 先ほどもございましたけれども、今回の改正案で婚姻年齢を十八歳にするということでございます。その理由について、つけ加えてあれば伺いたいと思いますし、また、父母の同意という問題についてどのように考えているか、お伺いをしたいと思います。
○畑野君枝君 あわせて、再婚禁止期間についても伺いたいと思います。  民法の今の規定は子供の父親の判定のためということになっております。男女平等の観点からも女性だけに再婚禁止期間を設ける必要はないという考えや再婚禁止期間はゼロにするべきではないかという意見もございます。  今...全文を見る
○畑野君枝君 また、非嫡出子の相続の差別撤廃の意義について伺います。  現民法では、非嫡出子の相続は正式な結婚で生まれた嫡出子の半分としています。既に一九七六年に日本共産党は、すべての国民は法のもとに平等という観点から、非嫡出子の相続を嫡出子と同等とする民法改正提案もしてまいり...全文を見る
○畑野君枝君 次に、選択的夫婦別姓について伺います。  女性の社会進出が進み、また働く女性がふえる中で、結婚による改姓によって同一人物であることがわからなくなって、個人として積み重ねてきた信用や実績が途絶えてしまうという不利益や、あるいはプライバシーにかかわるストレス、精神的負...全文を見る
○畑野君枝君 あわせまして、子供の氏の決定期について伺いたいと思います。  生まれたときに決定するということに対しまして、一方で婚姻したときに決めるという意見もこの間ございました。この点について提案者はどのようにお考えか、伺います。
○畑野君枝君 私の知っている方の職場でも、半分は夫婦別姓をとっているとかあるいは最近結婚した方たちの職場ではみんな夫婦別姓など、本当に実際そのものが大きく変わっているというふうに思います。ですから、そういうこともよく調べていくと同時に、今お話がありましたように、それでは夫婦別姓の...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 文教・科学委員会 第1号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。大島文部大臣並びに科学技術庁長官に質問をいたします。  まず初めに、野外スポーツの事故防止についてです。  八月六日、群馬県湯桧曽川で埼玉県のサッカー少年団が鉄砲水に流されて一人が亡くなり、六人が重軽傷を負う事故が起きました。心...全文を見る
○畑野君枝君 大島大臣もおっしゃったように、二十一世紀に向けて自然と交わる野外活動、これが国民にとって一層大切な活動になっていくというふうに思います。そういう点でもぜひ支援を強めていただきたいというふうに思います。  次に、三十人学級について伺います。  五月十九日に教職員配...全文を見る
○畑野君枝君 当面はというお話がございましたが、もともと三十人という学級定数の御要望というのは、国民の皆さんの要望と財政状況の接点ということで、教育学会などは昨年、二十人を適正と打ち出すなど、もっと少人数のクラスの効果があるんではないかという主張もされているわけです。  ですか...全文を見る
○畑野君枝君 若い教員の問題でございますけれども、これはこの委員会の中でもかねてから論議がございましたように、やはり教育現場を維持していくという点では本当に働き盛りの教員も頑張っていただく、同時に若い教員も大いにこれは一体となってやっていただくということは当然だというふうに思いま...全文を見る
○畑野君枝君 私が問題にしたいのは義務化、この問題でございます。その義務化についてはいいというふうにはおっしゃいませんでした。  「個人の尊厳を重んじ」、あるいは「個人の価値をたつとび」、自主的精神に満ちた国民の育成、あるいは「実際生活に即し、自発的精神を養い」、こう書かれてい...全文を見る
○畑野君枝君 奉仕活動は、当然、ボランティアですから自主的にやるということですね。やっぱりきちっとそういうことについては、教育基本法の立場で大臣がしっかり進めるということは私は大事だということを申し上げて、時間がありませんので、最後の質問をさせていただきます。  防災基本計画の...全文を見る
○畑野君枝君 横須賀市が原子力軍艦事故防災マニュアルの作成をされましたけれども、これについてはいかがですか。
○畑野君枝君 マニュアルも当然そういう地域防災計画に生かされていくということでよろしいですね。
○畑野君枝君 終わります。
11月07日第150回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回の著作権等管理事業法案では、著作権管理団体の適用対象の範囲が見直されて、俳優や歌手といった実演家などの権利である著作隣接権まで広げられたことは重要なことだと思います。しかし、意見のある点もございますので、疑問点を含めて質問...全文を見る
○畑野君枝君 大島大臣には出してなかったんですが、ちょっと御確認をさせていただくんですが、著作権保護や権利者擁護ということを管理事業者に文化庁としてきちっと徹底するというのは当然のことだというふうに思うんです。ぜひ、そういう点で心配のないように進めていただきたいということを御確認...全文を見る
○畑野君枝君 次に、使用料規程についての紛争の問題ですが、その際、権利者と利用者が十分納得できる裁定にする必要があると思います。  法案二十四条では「文化庁長官は、裁定をしようとするときは、文化審議会に諮問しなければならない。」とされております。今回、新しく文化審議会がつくられ...全文を見る
○畑野君枝君 その下部機関というのは、具体的にどのようなものをつくっていくということになりますか。
○畑野君枝君 これまで以上に分野も広がるわけですので、権利者においても、また利用者においても、実態や実務に詳しい人の意見をよく聞いていただいて、きめ細やかな対応をしていただきたいというふうに思います。  見直し規定も三年後ということでございますので、本当によく意見を聞いていただ...全文を見る
○畑野君枝君 文化庁からも伺いましたけれども、十二月のWIPO外交会議に向けて日本の政府案というのも伺っております。検討中だということだと思いますが。  それで、当該実演家の公平な報酬を請求する権利を創設することができると。つまり、国内法で自由に決定できるよう多様性を認めるとい...全文を見る
○畑野君枝君 内容としては、一つの提案ですから、いろいろと検討していくことは大事だというふうに思いますけれども、映画の制作を助成することで底上げを図って収益のミニマムを当面つくることで、一定のリスクを取り除きながら著作隣接権の二次使用についても報酬請求権を保障する、こういうリンク...全文を見る
○畑野君枝君 いろいろな問題も、今後、今回の法案も含めて進んでいくというふうに私は思うんです。  それで、映画への支援というお話がありましたけれども、神奈川県にあります松竹の大船撮影所が昨年の十月二十七日に売却発表がされて、ことしの六月三十日、六十五年の歴史を閉じたわけです。こ...全文を見る
○畑野君枝君 そういう点では、文化予算の大幅増額という点で、文化の経済効果、これもぜひ検討していただきたい。既に文化庁が文化振興マスタープラン、九八年の三月に経済と文化の問題について言っておられますし、また文化庁の委託調査でも文化の経済効果に関する調査研究というのが九七年の三月に...全文を見る
○畑野君枝君 調査研究はどうですか。
○畑野君枝君 終わります。
11月08日第150回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  岩手県、そして横浜市から参考人にお越しいただきましてありがとうございます。  まず初めに、横浜市の合田参考人に伺いたいと思います。  私も横浜市に住んでいるものですから、いろいろと貴重なお話を伺いました。先ほど岩手県からも...全文を見る
○畑野君枝君 保育室とそれからそれ以外の認可外保育所もありますね。そういうところで認可されているという、横浜保育室だけでなくて、その他含めて全体で。
○畑野君枝君 自治体から国に対して、含めて、あれば。
○畑野君枝君 ありがとうございました。
11月15日第150回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。本日はありがとうございます。  先週、岩手県と横浜市からも参考人にお越しいただきまして、いろいろ資料も伺いました。例えば、「結婚に関する意識」ということでは、岩手県で調査をしたところ、「いずれは結婚するつもりだが、今はしたくない」...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
11月16日第150回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第4号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回審議されている警察法改正案は、私も選出されております神奈川県の県警本部による不祥事が発端となったものであります。    〔委員長退席、理事簗瀬進君着席〕  神奈川県警本部長もされておられた石川官房長に伺いたいと思います...全文を見る
○畑野君枝君 資料をお配りしていただきました。今、石川官房長もおっしゃいましたように、警察が正義を重んじて県民の命と財産を守るということを高らかに歌い上げております。(資料を示す)皆様のお手元にありますように、一番では、「法と正義の厳しさを明るく学ぶ悦びにああ神奈川警察学校の若人...全文を見る
○畑野君枝君 現在は発行されていないそうでございますが、発行されているということですか。
○畑野君枝君 国会図書館に伺いましたらないんですね、最近のは。ですから、入れていただけるといいと思います。    〔理事簗瀬進君退席、委員長着席〕  それで、その二枚目のところに資料がございますけれども、一九五七年の神奈川県警察年鑑の中では、懲戒処分の状況につきまして処分種目...全文を見る
○畑野君枝君 私、お配りいたしました神奈川県警察年鑑、国会図書館から借りてまいりました一九五七年版には懲戒処分の詳しい内訳が載っておりましたけれども、例えばその後の、これは昭和四十七年版、一九七二年で見ますとこういうことはもう載っていないんですね。ですから、今おっしゃったような中...全文を見る
○畑野君枝君 直ちにそういうことも進めていただきたいというふうに思います。  こうした情報公開と並びまして、閉鎖性の問題、ここでは警察組織がいかに市民に開かれているのかが一つの物差しになると思うんです。  神奈川県では、全国初めての民間団体として警察見張り番というのもできまし...全文を見る
○畑野君枝君 警察庁からもきちっと徹底をしていただきたいというふうに思うんです。  要望書の話に戻りますけれども、請願権というのは、これは法律でも、そしてそもそも根本的には憲法十六条で定められておりまして、人権を保障する基本なわけでございます。ぜひそういう回答の方向に向けて進め...全文を見る
○畑野君枝君 刷新会議の提言の中でも、警察は国民の批判や意見を受けにくい体質があるというふうにも指摘をされてきたわけでございます。そういう体質があるからこそ、今おっしゃられた苦情処理あるいは警察署協議会の制度がつくられようとしているというふうに思うんです。  西田公安委員長には...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、そういう点で、大臣もおっしゃられたように、どんどん進んで人権が大事になると。それは、警察でもそういう方向で人権を大事にしていくということが大事だというお考えで受けとめてよろしいわけですね。──はいとうなずかれましたので、それでは先に進みたいと思います。...全文を見る
○畑野君枝君 その中のパラグラフ三十二について、内容をお聞かせください。
○畑野君枝君 それでは、今の国連人権委員会の勧告を受けまして、警察教育の具体的な改善はどのようにされたのか伺います。
○畑野君枝君 時間と同時に中身の問題も大事だというふうに思いまして、それではどういうテキストでお教えですかと伺いましたら、公開することができない情報が含まれているということで、今回もお出しいただけませんでした。これについては積極的な情報公開を求めたいと思うんですが、いかがですか。
○畑野君枝君 ぜひお願いをしたいというふうに思います。警察に任せておりますとなかなか時間がかかって出てこないという状況があるので、それはぜひ改善をして進めていただくという方向に今お答えがございました。  それで、人権に対する問題という点では、警察不祥事の数々の人権侵害に結びつい...全文を見る
○畑野君枝君 いろいろ対策を打っているということですけれども、九月三十日付の新聞でも、警察庁のOBが罪の意識もなかったというふうに語っているということで、人権侵害が当たり前になっているというここのところを解決していくことが何よりもチェック体制等含めて必要だというふうに思うんです。...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございます。ぜひ、消防署でも、組合ではないけれども、そういう労働条件の問題とかいろいろ意見を言うところで平成十年度までにできてから二万件意見があって、いろいろ改善されているというお話も伺っているわけで、いろいろな制度を検討されていただきたいというふうに思い...全文を見る
○畑野君枝君 次に、公安委員会の人事についてでございます。  今回、国家公安委員という方々の人となりを新聞各紙で知り得た方が多いと思うんです。国家公安委員会は内閣総理大臣もやめさせることができない独立した機関でありまして、もっと国会がその人事について同意人事を慎重に行ってもいい...全文を見る
○畑野君枝君 続いて、公安委員会の警察官の独立のためにも独自の事務局が必要だと言われていますが、どのような事務局をお考えですか。
○畑野君枝君 最後に、警察の情報公開について伺います。一言でお答えください。  七十五条の二の訓示規定を置くだけでなく、情報公開法も改正する、この理由について伺います。
○畑野君枝君 終わります。
11月24日第150回国会 参議院 文教・科学委員会 第5号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  本日は、三人の参考人の先生方、ありがとうございます。  私は、主に生命科学と生命倫理の問題についてきょうは伺いたいというふうに思います。    〔委員長退席、理事岩瀬良三君着席〕  そこで、まず井村参考人に伺いたいのです...全文を見る
○畑野君枝君 次に、位田参考人に伺いたいんですけれども、ユネスコのヒトゲノムと人権に関する世界宣言のお話がございました。各国のいろいろな状況もお話がございましたが、こうした規定がどのように守られていくのか。例えば、イスラエルの例のお話がございました。たしか不妊治療に対しては認める...全文を見る
○畑野君枝君 次に、ぬで島参考人に伺います。  今回の法制定に向けてクローン技術の規制は生殖医療と切り離せないという立場から、生殖医療全般を規制する法制度もあわせて検討すべきではないかという声が日弁連などを含めて出されてきたというふうに思います。生殖医療の現場で生み出されている...全文を見る
○畑野君枝君 次に、三人の参考人の先生方に共通して伺いたいと思います。  生命倫理委員会や厚生科学審議会などが専門的な知見での論議をされていると思うんですけれども、クローン問題や生命倫理問題については国民的な議論が必要になっているというふうに思います。先ほど例に挙げたドイツのよ...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
11月28日第150回国会 参議院 文教・科学委員会 第6号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今回のヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案では、クローン技術等が用いられ方のいかんによっては重大な影響を与える可能性があるということから、大きく言って二つの内容での規制のあり方を示しているというふうに思います。  ...全文を見る
○畑野君枝君 九八年九月の総理府のクローンに関する有識者アンケート調査でも、人のクローン個体を生み出すことに生命倫理上問題があるという回答は九三・五%を占めて、法規制を求めた声は七一・二%になっておりますし、またことしの三月に科技庁が生命倫理に関するアンケートを実施しておりますが...全文を見る
○畑野君枝君 クローン小委員会の論議でも、そうした道具化、手段化あるいは人間の育種、それから特定の個人の遺伝子が複製された、そういう点での人権の侵害のことが言われておりますし、またそれらを勘案すると、社会的な観点からは、人間の個人としての自由な意思や生存が尊重されているという状況...全文を見る
○畑野君枝君 それでは次に、人クローンの個体をつくることを禁止しているという点で国際的な合意形成はどのようになっているのか、また禁止とされている理由はどのようになっているのかという点について伺いたいと思います。
○畑野君枝君 していただけますか。
○畑野君枝君 今、大臣また政務次官からもお話がありましたが、やはり人の尊厳というのは本当に守らなくてはならないというふうに思います。年報医事法学の巻頭言の中でも、人間の尊厳が特に強調されなければならないのは、それが侵されやすい領域であり、その典型例の一つが生命倫理の領域であるとい...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、胎内に移植するということは子宮の中に戻す行為ということで、それは犯罪行為の要件であるということになることかと思うんですが、その犯罪行為の主体なんですけれども、これはどういう人が対象となるんでしょうか。
○畑野君枝君 女性にも大変深くかかわってくる問題だということがよくわかりました。  次に、二つ目の大きな規制の問題について移りたいと思うんですけれども、クローン技術等による胚の作成、譲渡及び輸入の規制等適正な取り扱いを確保する措置を講ずるものとしている点でございます。この点につ...全文を見る
○畑野君枝君 そのようにされているというのは、一つは科学研究の自由の問題、そして先ほど申し上げましたヒトの胚は人の生命の萌芽とする生命倫理とのバランスということがあるかと思いますが、その点についてはいかがですか。
○畑野君枝君 その点で、特定胚の取り扱いに関する指針に基づく届け出の問題ですけれども、その内容をどこでどのように審査をしていくのか、この点についてきちっとチェックがされているのかという点についてはいかがでしょうか。
○畑野君枝君 その専門家の御意見を伺うという点では、考えていらっしゃる機構とかシステムとか、そういうものがあれば教えてください。
○畑野君枝君 そうした新しい科学技術学術審議会と、そのもとに専門委員会がつくられていく方向だということでございます。  そこで、ヒト胚研究小委員会の中で、これはヒトES細胞樹立機関という例でございますのでちょっと違うわけでございますが、例えば、そういう樹立機関内に審査委員会、I...全文を見る
○畑野君枝君 女性にも大変深くかかわる問題だということが先ほどからも言われておりますので、ぜひ女性、男性、両性含まれるという点で進めていただきたいというふうに思います。  それから、次に、今指針の運用の担保措置ということで六十日間というお話がございました。あわせまして、何か問題...全文を見る
○畑野君枝君 ぜひそうした体制も人員あるいは内容を含めて充実させていただきたいと思います。  次に、ES細胞、胚性幹細胞ということで、あらゆる組織、器官に分化する能力を持つ細胞というこの問題の研究についてなんです。  これは今論議されている法律とは違うものでございますが、しか...全文を見る
○畑野君枝君 その余剰胚の扱いについてなんですけれども、先ほどからも言われているように、提供者の方の同意など、慎重に行われるべきだというふうに思うんです。  そこでまず、厚生省に伺いたいんですが、不妊治療を含めた生殖補助医療全般の中で、余剰胚についてインフォームド・コンセントを...全文を見る
○畑野君枝君 これは、提供は無償提供ということでよろしいですね。
○畑野君枝君 次に、余剰胚の扱いにつきまして科学技術庁に伺いたいと思いますけれども、今後、どのように扱っていかれるのか、指針について伺います。
○畑野君枝君 ヒト胚研究小委員会の基本事項の提案の中でも、「妥当性の確認」ということで、「第三者的な立場を含めて、研究実施機関内で十分な検討が行われるとともに、国または研究実施機関外の組織の確認を受けること。」というふうになっておりまして、この点では適切な対応を強めていただきたい...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、そのときに法律の問題も検討するということになるわけですね。
○畑野君枝君 続きまして、三つ目の問題として、私は生命倫理と情報公開の問題について伺いたいと思います。  研究の自由を守る、学問の自由を守る、こういうことと同時に、生命倫理、これをきちっと守っていくということであるわけですが、やはり一番のかぎは自己規制といいますか、みずからそう...全文を見る
○畑野君枝君 第三者機関をつくってほしいなという意見もあるわけですね。ですから、いろいろなことがあると思いますので、ぜひ今後とも広く御検討をしていただきたいと思いますし、私たちも一緒に進めてまいりたいというふうに思います。  さて、こうした生命倫理の問題あるいは自己規制の問題を...全文を見る
○畑野君枝君 そういう点では、さきの参考人の御意見でも、生命倫理に関する教育は小学校段階から始めるべきであるとか、また別の参考人の方からも、社会の行動規範となる倫理は小学校のころから教える必要がある、こういう御意見があるわけでございますから、ぜひこういう声にもおこたえしていただき...全文を見る
11月30日第150回国会 参議院 文教・科学委員会 第7号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  ヒトクローン規制法案について、一昨日の質問に続いて伺います。  まず一つ目に、生殖補助医療との関係で伺いたいと思います。  生殖補助医療について、特にヒト胚、ヒト受精胚の問題についての対応をどのように考えておいでか、厚生省...全文を見る
○畑野君枝君 そこで、今、厚生科学審議会先端医療技術評価部会の生殖補助医療技術に関する専門委員会のお話がございました。その点での審議状況について伺いたいと思います。  安全面や倫理面や法制面などを含めて論議をされ、また十二月にその一定の報告も出されるというふうに伺っておりますが...全文を見る
○畑野君枝君 生殖補助医療技術についての国民意識の調査も厚生省としてされていらっしゃると思うんですけれども、なかなか理解という点では、例えば一般国民の七割以上の方が配偶者が望んでも利用しないと回答されているなど、そういう状況もあるというふうに伺っているんですね。ですから、まだまだ...全文を見る
○畑野君枝君 なかなかそうすぐには難しいのではないかというようなニュアンスを私は受けているわけですが、しかし慎重な審議をしていただくことは大事なことだというふうに思うんです。  そこで、科学技術庁に伺いますけれども、なぜそれではヒトクローン規制法を今つくる必要があるのか。生殖補...全文を見る
○畑野君枝君 そこで、国民の中から懸念として出されている生殖補助医療の問題について、今すぐ法規制ができない、当面はできないということであるならば、少なくともヒト胚について、ヒト受精胚、余剰胚について取り扱いのルールを現時点で国民にもはっきり示していくと。そういう国民の声や女性の疑...全文を見る
○畑野君枝君 ぜひその辺もきちんと情報公開、あるいは提供する側の気持ちも酌んできちっとやっていただくことが必要だというふうに思うんです。  次に、二つ目に先端医療技術との関連で伺います。  その点では再生医療との関係で、特にES細胞の研究の到達点、これは日本あるいは外国ではそ...全文を見る
○畑野君枝君 今御説明がありましたけれども、ヒト胚の扱いについても慎重に動物胚を使ってから研究を進めるべきだという意見もあるわけですね。  それで、ES細胞研究に関するガイドライン、これを今後どのようにつくっていくのか、その点ではヒト胚研究小委員会の到達でやるのか、どのようなこ...全文を見る
○畑野君枝君 小委員会の到達点でおやりになるということですね。  この先端医療技術について、厚生省としては、ヒトクローン規制法案と今後どのような関連が出てくるとお考えになっていらっしゃるでしょうか。
○畑野君枝君 はい、結構です。
○畑野君枝君 その点で、今後研究が進む中で特許の問題ということも出てくるだろうと思うんですが、この点について、ヒトクローン規制法案に関係してはどのような運用になるのか、まず特許庁に伺いたいと思います。
○畑野君枝君 特許法の三十二条で公序良俗に反するのは特許にしないというふうにも書かれているわけですけれども、そこで、先日、政務次官の方から急ぐ理由としてその特許の問題もあるやの御答弁があったんですね。それで、特にアメリカの商業化の現状から、特許競争を背景にルール無視の研究が進むお...全文を見る
○畑野君枝君 そこで、三つ目に、次期の科学技術基本計画では、クローン技術や生命倫理の問題では社会とのチャンネルの構築ということも言われておりまして、社会的なコンセンサスの形成や倫理面などでのルールづくり、あるいは情報公開、そして有識者や国民の意見を聴取する場を設けるということなど...全文を見る
○畑野君枝君 以上で終わります。     ─────────────