畑野君枝

はたのきみえ

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数2(参1)回

畑野君枝の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○畑野君枝君 中期展望の中の子育て支援対策について質問をいたします。二問でございます。  一問目は、待機児童ゼロ作戦にかかわって、この一月三十一日に、厚生労働省の担当課長通達で、今年の四月一日から保育所入所待機児童数調査の定義が変えられたということでございます。私は中身を見まし...全文を見る
○畑野君枝君 しかも問題なのは、早速、昨年の四月一日についても本来三万五千人が二万一千人に、もう既に年末の記者発表でもされている。本当にごまかし的なやり方で、私はやっぱりおかしいというふうに思うんですね。  それで、今お話がありました地方公共団体の保育室や保育ママなどに行ってい...全文を見る
○畑野君枝君 この点でいいましても、自宅と保育園だけじゃないんですね、保育所だけじゃないんですね。自宅と保育所と職場の関係で保護者の方は選ぶということなんです。ですから、そういう実態もきちっとこれに反映されていくのかどうかという点でも私は大変疑問だというふうに思います。  それ...全文を見る
○畑野君枝君 是非、出されております、各学童保育ごとに対処してほしいとか、少ない子供でも複数体制を図ってほしいとか、それから、国のそもそもの運営費、これを引き上げて、やはり指導員の待遇悪化にならないようにしてほしい、こういうことも是非加味していただきたいと思うんです。  あわせ...全文を見る
○畑野君枝君 一言。  その点で、施設整備の点でも、先ほどの小規模の学童クラブについても補助を進めていただきたいということを申し上げて、終わります。
02月27日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  参考人の皆さん、ありがとうございます。もう時間が迫ってまいりましたので、中村参考人と松井参考人、お二人に伺いたいと思います。  まず、リストラ問題との関係で、私は雇用を守る、そういう企業の責任、とりわけ社会的に大きな役割を担...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
03月06日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。本日はありがとうございます。  今、デフレということが大きな問題になっております。物価が下がるのはいいんですけれども、それと同時に不況が進行しておりまして、企業の業績が下がる、収入が下がる、デフレスパイラルの入り口か、入っているか...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
03月19日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず初めに、この四月から完全学校五日制が始まります。先ほどからも議論がありますように、国民が不安に思っている一つに新学習指導要領の問題があると思います。  今年の三月十一日付けの雑誌の中で、教育課程審議会元会長の三浦朱門氏が...全文を見る
○畑野君枝君 遠山文部科学大臣、御確認させていただきますけれども、こうした三浦朱門氏の発言というのは文部科学省の考えではない、こういうことでよろしいですか。
○畑野君枝君 私、文部科学大臣が「学びのすすめ」で最低基準と学習指導要領の問題を、新学習指導要領の問題をおっしゃり、そして一方で教育課程審議会の元会長ができない人はそれなりにという趣旨をおっしゃる。余りにも新学習指導要領の解釈が違い過ぎると思うんですね。無責任ではないでしょうか。...全文を見る
○畑野君枝君 これにかかわりまして、学力テストが全国で行われております。その結果によって新学習指導要領、これを見直すということはあるのでしょうか。
○畑野君枝君 そうしますと、新学習指導要領に反映するというのは、その次の学習指導要領に反映するということですね。
○畑野君枝君 新学習要領自身が膨らむといいますか、そういうふうになるんですか。反映するというのはどういう意味ですか。
○畑野君枝君 ということは、新学習指導要領をもう一回検討するということも含めて、はい。
○畑野君枝君 その結果を新学習指導要領に反映する可能性があるということでございました。  私たちは、やっぱり本当にこの現場、保護者、子供たち、もう大変な状況を抱えているわけですから、学習内容をどうするかというのは、やはり一番現場を知っている、子供たちの状況を知っている学校の先生...全文を見る
○畑野君枝君 それは定時制高校の例ですか、東京の例は。
○畑野君枝君 それも本当に深刻な状況について人ごとのようにおっしゃっておりますけれども、それでいいというふうにお認めになるんですか。七百人、六百人の子供たちが、定時制というのは神奈川県でいえば、一九八九年以来、二次までいけば全員が希望していれば入れた、そういう状況なんです。そして...全文を見る
○畑野君枝君 私も実態を伺いましたけれども、そもそも全日制の枠が減る、そして定時制高校そのもの、横浜市立でいえば百四十人定員を減らす、それから今の経済不況、私学助成もまだまだ少ないから私学に行きたくても行けない、いろんな状況が相まって本当に大変な事態が生まれたわけです。これはほっ...全文を見る
○畑野君枝君 同じような推移といいますけれども、実際増えているでしょう。ちょっと十年、十一年、十二年、言ってください。
○畑野君枝君 ですから、全体としても増えている。神奈川県や横浜市でもそうなんです。そういうときに定数削減をする、本当に無謀な話だというふうに思います。こういう点では、県や市が募集定員を増やす、あるいは教員増の必要性があるということになれば、教員の加配などの措置、これは国としても行...全文を見る
○畑野君枝君 今、定時制の募集がこの四月から停止される、そうした学校の父母からもいろいろな要望が出されております。こういう状況というのはもう前から言ってきたものであって、今回の事態が起きた段階で、やはり募集を停止した定時制高校の募集は再開してほしいとか、あるいは受けられる枠を広げ...全文を見る
○畑野君枝君 終わります。
03月20日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  昨日、掛け算の九九を言えなくて中学校を卒業する子も出るという考えは教育の目的、新学習指導要領のねらいであるとお考えですかというふうに聞かせていただきました。岸田文部科学副大臣からは、新学習指導要領は基礎・基本を定着させるのが目...全文を見る
○畑野君枝君 三浦朱門氏が雑誌で紹介されているようなことでは文部科学省としてはないというふうに承りました。  さらに、三浦朱門氏が同じその雑誌の中で、続いて、「「九九を言えない子をなくす」ことがゆとり教育の目的ではないということか。」というふうに質問されて、それに答えて、「そう...全文を見る
○畑野君枝君 後れがちの子を放置するような教育ではないというふうに承りました。  しかし、この三浦朱門氏はいろいろなところで登場されて御発言をされていて、大変影響力があるというふうに思うのですね。例えば「教育の論点」という本が出されまして、この中では「機会不平等」という本の中身...全文を見る
○畑野君枝君 子供たちが心配のないようにきちっと予算措置を拡充していただきたいというふうに思います。  三・一四のお話がございました。一応それは教えるということにだけなっていますと暗記になってしまいまして、実際に筆算で計算できるというふうなシステムになっていないというふうに私は...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、やはり学校はなかなか開放できなくなると思うんですね。文部科学省としては、土曜日休みになると、完全休みになるということで、大いに子供たちのいろいろな体験をやってほしい、あるいは学童保育でもきちっと子供たちが安心して生活できるようにしていこうと、そういうお...全文を見る
○畑野君枝君 九百四十万人ということなんですが、これで全部網羅できるふうにはならないわけですよね。ですから、あらゆる問題を含めて、文部科学省としても、本当にすべてのお子さんが安心して活動できるように、あるいは事故があったときの対応をするということで、私は、学校健康センターの災害給...全文を見る
○畑野君枝君 是非、学校健康センターの災害給付も含めて、私は研究の対象にしていただきたいというふうに思います。  さて次に、文部科学省が土曜日の補習を容認したという報道をめぐっていろいろありました。それで、現実には土曜に補習をしようという自治体が続出しているというふうに伺ってお...全文を見る
○畑野君枝君 言わば放任だというふうに思うんですね。  一月十七日に「確かな学力の向上のための二〇〇二アピール」を出されて、この中では「放課後の時間などを活用した補充的な学習や朝の読書などを推奨・支援するとともに、適切な宿題や課題など家庭における学習の充実を図ることにより、子ど...全文を見る
○畑野君枝君 新聞の社説の中でも、土曜日に後戻りするんじゃないか、六日制に後戻りするのではないかとかいう声も出されて、歯止めをどうするのだという声も出されているんですね。  今、月曜日から金曜日までの話だ、土日は入っていない、これがアピールの中身だというふうにお話がありました。...全文を見る
○畑野君枝君 そういうふうに文部科学省がしているということなんですけれども、昨年の五月十一日に「平成十三年度に公立小中学校で少人数指導に取り組む学校に教員を配置する都道府県の方針等について(総括)」が出されております。これを見ますと、年間を通じて学級を少人数の学習グループに編成す...全文を見る
○畑野君枝君 文部科学省からいただいた「平成十三年度に学級編制の弾力化を実施する都道府県の状況について」というのがございますけれども、要するに三十人学級、少人数学級にした県の中身を見ますと、きめ細やかな指導とか生徒指導が困難な学校とか、そういうことで少人数学級をしようとしているん...全文を見る
○畑野君枝君 是非、国の制度も抜本的に充実して、実際には来年度からもっとやろうという県も増えるやに聞いておりますし、そういう県からの要望も国に来ていると思いますので、是非、国民の皆さんの願いにこたえていただきたいと思うんです。  それで、来年度予算の中で学力フロンティアスクール...全文を見る
○畑野君枝君 しかし、この絵を見ますと、「学力向上フロンティアスクール」、「成果を普及」、「全国のすべての小・中学校」となっているじゃないですか。そういう点では、「個に応じた指導の推進」というのが絵にありますけれども、その中には、発展的な学習をやるグループもあれば、もう一つは補充...全文を見る
○畑野君枝君 最後に、中教審に対して教育基本法の見直しの諮問がされまして、中教審の議事録がその後ストップされております。是非、議事録を公開、掲載するようにしていただきたいと思いますが。
○畑野君枝君 終わります。
03月29日第154回国会 参議院 議院運営委員会 第13号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました件について意見表明をいたします。  永年在職表彰議員に対する特別交通費や憲政功労年金法などの特典廃止は、我が党が一貫して主張してきたものであり、当然でございます。  また、国会議員の歳費が国民に納得される妥当な...全文を見る
04月10日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝です。長い時間ありがとうございます。  私の質問は一つだけなんですが、三人の参考人の皆さんに伺いたいと思います。それは、起業に当たっての支援の在り方について、先ほどからも出ておりますけれども、加えて何かあればということでございます。  先ほど...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
04月11日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  著作権法の一部改正案の内容につきましては、実演家にも第三者に著作物を勝手に改変させない権利、つまり同一性保持権や名前の表示を求める権利、氏名表示権などの人格権を創設する。放送局、有線放送局にインターネットを用いた無断再送信を防...全文を見る
○畑野君枝君 成立いたしました文化芸術振興基本法の中では、初めて「地位の向上」というのが入りました。これも長年の皆さんの御要望だったというふうに思いますけれども、その地位とは何かということをその法律の審議のときに議論をいたしまして、それは社会保障を含む経済的かつ社会的権利が含まれ...全文を見る
○畑野君枝君 先に御答弁いただいたんですが、私がここで確認したかったのは、地位の向上というものもありますから、隣接権にかかわる報酬請求権につきましても懇談会で論議されているということなのですが、それも早く結論が出るようにしていただきたいと思うけれどもいかがでしょうかということなの...全文を見る
○畑野君枝君 是非、速やかな結論を出していただきたいと思うんです。  これは、参議院の文教科学委員会の調査室が委託調査をいたしました「主要国の知的財産法制度における著作権制度の位置づけとその概要に関する調査報告書」ということで、今年の二月に出されております。これでも、主要国にい...全文を見る
○畑野君枝君 芸術家の地位に関するユネスコ勧告もあるわけですから、当然のことであり、是非具体的に進めていただきたいというふうに思うんです。  それで、そのユネスコが勧告を出すに当たって、やはり芸術家が置かれている不安定な状況を是正するために当局による対応が必要かつ喫緊のものであ...全文を見る
○畑野君枝君 例えば「映像情報化の諸機能の有機的連携に関する調査報告書」というのがありまして、その中では主にアニメの状況が中心に書かれております。それで、この中でも三十年後には日本のアニメに優秀な人材が残らないんじゃないか、人材確保でも大変苦労されているということで、その一番が四...全文を見る
○畑野君枝君 具体的な要望が本当に出されておりますから、是非それは実現に向けて努力をしていただきたいというふうに思いますし、いろいろな調査も含めて、聞き取りなどを含めてやっていただきたいというふうに思います。  そこで、地位の向上にかかわってもう一つ別の角度から伺いたいのですが...全文を見る
○畑野君枝君 それはもう本当に三十年来変わっていない御答弁なんですよね。そういう制度ができたのは三十八年前です。四十年来運動ができて、今日、著作権法でやっと実演家に人格権を認めようというときになって、いまだにそういう答弁じゃ本当にこの二十一世紀にふさわしいのかというのを私申し上げ...全文を見る
○畑野君枝君 是非、その勉強が早く進んで前世紀の遺物にならないように改善を図っていただきたいということを強く申し上げると同時に、文部科学大臣にもそうした芸術家の地位向上が税制面あるいは著作権法含めて広がっていくように努力をしていただきたいということを最後に申し上げまして、私の質問...全文を見る
04月17日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  お二人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  私、大田区の機械金属工業の集積の状況のお話も伺いまして、お二人の参考人に、この日本産業における意義、あるいは世界における意義というのはどういうものなのかということを、小倉会長...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
○畑野君枝君 ありがとうございました。
04月24日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  佐藤先生と永瀬先生に、まず、パートなどの非正規職員、社員の均等待遇、均等処遇の問題について伺いたいと思います。特に、正規を含む労働者全体の雇用条件の水準を引き上げていくという点で、どのように考えていったらいいのかということを含...全文を見る
○畑野君枝君 ありがとうございました。
05月22日第154回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○畑野君枝君 本調査会でいろいろ議論がされてきたというふうに思いますけれども、私はやはり……
○畑野君枝君 それで、二十一世紀の今後の在り方について、私は一つは雇用不安の問題、それからもう一つは将来不安の問題、その解決が必要ではないかということを申し上げたことがございます。それに対しまして、参考人の方からは、例えば一生を通して国は安定的な基礎的なことはちゃんと人間の尊厳を...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対の理由は、第一に、派遣先の免許状を持たないまま、中学・高校教員を小学校などへ派遣するなど、教職の専門性の原則を大きく崩すからです。学校教育においては、教師の果たすべき...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず最初に、今行われておりますワールドカップサッカーのチケット問題、特に空席問題について伺わせていただきます。  今回、史上初の日韓共同開催ということで大変白熱をしております。今日からはいよいよこの日本で日本代表の試合も始ま...全文を見る
○畑野君枝君 本当に前大会に次いで二度目のこういう事態が起きているわけで、ファンは二の次、利益第一ではないかという声も上がっているわけですね。そういう点では文部科学省としてもいろいろな取組をされていらっしゃるということですが、是非、再度、遠山文部科学大臣にそういう立場を御確認させ...全文を見る
○畑野君枝君 九日には横浜ということも含めて、今後の対応も含めて、実態を明らかにしていただきながら、是非努力を強めて進めていただきたいというふうに思います。  さて、教育公務員特例法の一部改正案について具体的に伺います。  まず最初に伺いたいのは、そもそも教職員の研修の主体は...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、そもそもそれは主か従かというふうに聞いた場合に、大体法理的には最初に来た方が主になると思うんですが、そもそもそういう点では、より重いのは、主体は一項ですか二項ですか。
○畑野君枝君 その認識の論議をしている時間はないので、私の考えを申し上げておきますと、それはそもそも一般公務員と違って特例法を作った立法の趣旨があるというふうに思うんですね。  この法律を作った当時の一九四八年、創設の際に提案理由の補足説明というのがされております。その中では、...全文を見る
○畑野君枝君 自主的、主体的な研修活動を奨励するというのは当然のことだと思うんです。しかも、それは第一項がそういうふうに主体者は教育公務員というふうにまず述べて、そして行政の側は、正に教育基本法十条にもかかわりますけれども、条件整備を本当に進めていく、奨励していくというふうになっ...全文を見る
○畑野君枝君 聞いても、なかなか理由としてそういうふうにはっきりと分かるかというと、本当に分からないと思うんですね。  実際、いろいろなところでいろいろな努力をされているところもありまして、これは例えば埼玉県の十年次教員研修の手引というのがございますけれども、いろいろな選択メニ...全文を見る
○畑野君枝君 それで、今度の法案で新たに入っているのが、十年目研修の内容を能力、適性等で評価し計画書を作るということなんですよね。  それで、教育もそうですし研究と修養もそうなのですが、研修もそうだと思うんですが、まず本人のやる気というか意欲というか、そういうのがあってやっぱり...全文を見る
○畑野君枝君 論議の中でも、加えまして評価を受けると、自分の希望する中身でないかもしれない評価を受け、研修を受け、そしてその後にまた研修結果の評価も受けるというような話がされております。そういうことが実際どのように進められるんでしょうか。
○畑野君枝君 先ほどの議論にもありましたけれども、一番懸念しているのは、評価をされて研修を受けて、その結果がどうだったかというまた評価を受けて、その先どういうふうにつながっていくのかという出口なんですよ。さっきもお話があったように、特に重大なのは、二〇〇二年、今年出された中教審答...全文を見る
○畑野君枝君 こんなような研修結果の評価ということを、今まで法律でも触れたことないし、今その法律にも書いていないということなわけです。しかも、おっしゃったように、今度の二〇〇二年度の中教審答申の、そういうことではないということですね、確認をしますけれども。  今度の研修の評価と...全文を見る
○畑野君枝君 続いて、それでは、そもそも能力、適性等の定義や、あるいは評価の基準ですね。衆議院で答弁されたのは教科指導の評価基準だったと思いますが、それ以外の、つまり教科外指導の基準ですね、こういったそもそもの話について伺いたいと思います。
○畑野君枝君 本当にあいまいもことして、恣意的に運用されるんではないかというような疑念を持たれるような中身だというふうに思います。  伺いたいんですけれども、その研修をしたと、しかしその教員の資質向上にならなかったと、その場合にその責任はどこにあるというふうになるんでしょうか。...全文を見る
○畑野君枝君 これまた本当によく分からない答弁でございまして、大体、先ほど申したように、研修の評価ということについて、教養審の第三次答申では、そもそもどの研修に参加させる、するのかという評価はなかったんですね。それで、研修後の評価についても、それはさっきもおっしゃっていましたけれ...全文を見る
○畑野君枝君 終わります。
06月25日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず最初に、各委員からも質問が出され、今朝のマスコミでも一斉に報道されております帝京大学の財団による六十五億円の所得隠しが東京国税局から指摘された問題について伺いたいと思います。  この問題につきましては、関係者に対しまして...全文を見る
○畑野君枝君 それにつきまして、遠山大臣からも、既に通達もこの間、過去に出されてきたわけですが、きちんとした対応、御所見を伺いたいと思います。
○畑野君枝君 それでは、今回の文化財不法輸入規制法案と文化財保護法改正案について質問をいたします。  今回、文化財不法輸出入等禁止条約締結のための国内法を整備するということでございまして、保護対象となる文化財の定義を重要文化財、重要有形民俗文化財、天然記念物として、今回の措置で...全文を見る
○畑野君枝君 それでは、時間的な制約がありますので戦争遺跡について質問をさせていただきたいと思うんですが、文化庁が一九九六年度から近代遺跡の全国調査を実施され、各県が調査票にデータを記入して、ABCの三つのランクで評価をして、その後、詳細調査を一九九七年から二〇〇三年度に掛けて行...全文を見る
○畑野君枝君 世界遺産ということでは、戦争遺跡としてアウシュビッツと原爆ドームが登録されております。原爆ドームの丸い塔は将来起こり得る運命への警告を発しているということで、アウシュビッツも負の遺産を伝えるということで登録をされているというふうに認識しております。  ワールドカッ...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、Aランクという場合に国の史跡指定となるのかどうか、伺いたいと思います。
○畑野君枝君 私も日吉台地下壕、それぞれのところに入って調査もしてまいりました。非常に歴史的に重要なところだというふうに思いますが、横浜市だけでなく、神奈川県内にもそうした遺跡がいろいろありますし、また全国的にも歴史的な重要性を持つそういうものが老朽化によって安全度を保つ必要性が...全文を見る
○畑野君枝君 次に、後継者育成、埋蔵文化財担当者の問題について伺いたいというふうに思います。  文化芸術振興基本法の十六条では、国が芸術家等、すなわち文化財等の保存及び活用に関する専門的知識及び技能を有する者も含めまして、養成及び確保を図るための研修やあるいはその他必要な施策を...全文を見る
○畑野君枝君 あわせまして、埋蔵文化財専門職員なんですが、二〇〇一年度五月一日現在の資料で言いますと、三千二百四十九自治体のうち千六百五自治体、配置率が四九%しかないというふうに伺っております。二〇〇一年度の調査では初めて全国の職員数が減少しているということですが、いろいろな開発...全文を見る
○畑野君枝君 それでは、最後に遠山文部科学大臣にお伺いをいたしますけれども、このような近代遺産が子供たちにも体験学習として有効に利用されるべきではないかというふうに思っております。既に国立博物館や美術館などでは子供たちが無料入館できるという措置がされておりますけれども、地方自治体...全文を見る
○畑野君枝君 終わります。
07月18日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第15号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  朝から議論になっております帝京大学の医学部の入学に当たっての宮路厚生労働副大臣の口利き問題が明らかになっております。現在は前副大臣ということになっておりますが、その宮路氏が、我が党の小池晃参議院議員の質問の中でも次のように委員...全文を見る
○畑野君枝君 この宮路副大臣のこうした問題も問題だということですか。
○畑野君枝君 この宮路副大臣の口利きにつきましては、先ほども、文部科学省が大学側に問い合わせたと、そうしましたら帝京大学はそうした電話をもらったりあるいは総長などから電話を掛けたりしたことはなかったということだったという御報告でございましたけれども、帝京大学が十五日に出しました特...全文を見る
○畑野君枝君 そういう点では、委員長にお願いをしておきますけれども、やはり冲永荘一総長を是非当委員会としても参考人として招致をすべきだというふうに思います。厚生労働委員会でも参考人として招致をするということが求められていて、それは当然でございますが、当委員会としても大変なかかわり...全文を見る
○畑野君枝君 よろしくお願いをいたします。  さて、この政治家の口利き問題は宮路氏だけではないということなんです。宮路氏本人がだれでもやっているというふうに言い、また自民党の山崎幹事長も、入学、就職、結婚のあっせんまで、政治家はよろず相談所と述べている。とんでもないことだと思い...全文を見る
○畑野君枝君 是非、口利きがあったのかどうかということはこの調査の中でやっていただきたいと思いますし、そもそも政治資金規正法そのものが抜け穴だらけじゃありませんか。だから改正もしなくちゃいけない。ましてや、こうした原資がどのように使われているのか。いろいろな不正なことに使われてい...全文を見る
○畑野君枝君 社会常識からすれば、正に手が届かないですよ。お金がない学生は入学できないということですよ。  私のところに私学の教職員組合、私教連の皆さんや父母の皆さんが、先日、私学助成と三十人学級の実現で御要請に来られましたけれども、そういう学校で調査したら、もう本当に授業料が...全文を見る
○畑野君枝君 その総額ですとかお金の流れとか、そういうのもきちっとこれから調査するということですね。確認しておきます。
○畑野君枝君 帝京大学の調査報告書の八ページによりますと、大学側も認めた不正な寄附というのは、今お話がありましたように過去五年間で入学者総数の九・九%、つまり一割とされておりますし、文部科学省に伺いますと、全体の額の二〇%、約二〇%に及んでいるということなんですけれども、これだと...全文を見る
○畑野君枝君 きちっとした調査を求めます。  そして、この寄附金の問題で最も重大な問題は、今度の調査報告書が冲永荘一総長の関与は一切ないというふうにしてしまっていることだと思うんですね。つまり、今度の調査報告書は、その不正な寄附の責任者は事務局長にあったんだということで、総長の...全文を見る
○畑野君枝君 更に重大な問題というのは、この百四十億含めた巨大な寄附がどのように流れて使われてきたかということだと思います。  この報告書の中では、過去五年間に五四%は帝京大学に、残り四六%はその他の学校法人と関連財団に行っているというふうに自ら言っております。医学部などに入る...全文を見る
○畑野君枝君 今までは報道等ではいろいろと言われておりましたが、文部省が聞いたところ六十五億円というふうに言われたと。これはもう初めて私もここで確認をさせていただきました。  つまり、六十五億円もの所得隠しをしていたという事実が明らかになったわけです。しかも、それは医学部の学生...全文を見る
○畑野君枝君 是非とも本当に厳しい態度で臨んでいただきたいと思うんです。  国税庁にはその件につきまして伺おうというふうに思っておりましたが、時間の都合でまたの機会に伺うことをお許しいただきたいと思います。今日はありがとうございます。  さて、その六十五億円が本来の目的と違う...全文を見る
○畑野君枝君 本当に精査しないと駄目ですよね。だって、出す人は、そのために使われているなんという、事業収益のために使われているなんて思っていないわけですから、それは目的外の使い方ということもきちっと立証していただいて、そういうことが分かれば強い指導を求めていきたいというふうに私は...全文を見る
○畑野君枝君 会計検査院に伺いますけれども、そうした問題で国民の貴重な血税が湯水のように投入されてきているということで、そういう点ではどのように対応されるのでしょうか。
○畑野君枝君 重大な本当に問題だということが一層明らかになってきたというふうに思います。  それで、私、今回この報告書を読みまして、本当にいい加減な、ずさんな中身だということを先ほど御指摘してまいりました。  それで、普通、報告書を出すときには、十八回も足を運んだら本当にその...全文を見る
○畑野君枝君 正に今、文部科学行政と政治に対する信頼が揺らいでおります。そういう点では、最初に申し上げましたように、正に教育基本法の立場に立ち戻ってそれを徹底させる、そのことが本当に今回の事件からも明らかになったと、そのことを重ねて申し上げまして、私の質問を終わります。
07月24日第154回国会 参議院 議院運営委員会 第41号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました本会議の議事日程の中で、郵政関連四法案の採決に当たり意見を表明するものです。  郵便は、安価で簡便な国民の基礎的な通信手段であり、これをあまねく国民に保障することは近代国家の基本的使命でありますが、郵政関連四法案...全文を見る
07月26日第154回国会 参議院 議院運営委員会 第42号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました本日の議事日程、健康保険法一部改正法案等に対して議決をすることに、また本会議そのものを開会することに反対の意見表明を行うものであります。  倉田議長は、昨日、本日の本会議の公報掲載をされました。山崎議運委員長も本...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  今朝の新聞で一斉に報道されましたように、昨日、帝京大学が入試試験合格発表前に多額の寄附金を集めた問題にかかわって、口利き料約三億一千万円を隠し、約一億四千万円を脱税したとして、東京地検は冲永前総長の実弟で学校法人帝京学園元会長...全文を見る
○畑野君枝君 実際、二〇〇〇年までの四年間で、医学部や法学部、経済学部の受験生八人の保護者から寄附金を総額五億数千万円もらって、その口利き料が約一億一千万円だということですから、これはもう帝京大学の入試にかかわってのことなわけですね。  ですから、許される限りの調査をしたと言う...全文を見る
○畑野君枝君 遠山大臣、是非そういう点できちっと必要な調査があればしていただきたいと思いますが。
○畑野君枝君 やはり文部科学省そのものが問われることだと思いますので、しっかりとした対応をお願いいたします。  続きまして、学校の震災対策、耐震化の問題について伺います。  お話がありましたように、イタリアでも地震がありまして、十月三十一日に、イタリア南部の地震では死者二十九...全文を見る
○畑野君枝君 そうしますと、体育館も入るわけですね。
○畑野君枝君 この予算はどのように事業化されておりますか。
○畑野君枝君 この間、二〇〇二年度事業費として六千億円が計上されているというふうに伺っているんですが、これ実際どのような状況かというのはお分かりになりますか、実際の利用の状況。
○畑野君枝君 六百億です。失礼しました。全体ですね。
○畑野君枝君 是非、来年度含めてしていただきたいと思いますし、これは今年度の分については追加ということは考えていらっしゃるんですか。
○畑野君枝君 分かりました。是非、拠点となる公立施設、学校を含めて支援を進めていただきたい、来年度以降も強力に進めていただきたいということをお願いしておきます。  さて、文部科学省に伺いますけれども、公立学校施設の耐震診断実施計画というのが十月二十二日に発表になりました。  ...全文を見る
○畑野君枝君 こういう遅れている状況、深刻に受け止められたということなんですが、その主に自治体の実情というんですかね、理由というのは分かりますか。
○畑野君枝君 そうした診断を進めて、その結果、問題ありとなれば耐震化のための取組、進まなくちゃいけないと思うんですね。例えば、文部科学省さんにいただいた資料でも、既に耐震診断を進めている、六〇%以上の県は、東京、神奈川、岐阜、静岡などあるわけですね。ですから、それは診断、もちろん...全文を見る
○畑野君枝君 それぞれの状況が違ってくるでしょうからすぐには出ないと思います。相当の額になると思うんですね。  私、遠山大臣に御決意を伺いたいと思うんですけれども、これから調査をして、やはりその先に進まなくちゃいけない、耐震化に進まなくちゃいけないと。そういう点で、もう是非それ...全文を見る
○畑野君枝君 今から相当な決意を持って私たちも取り組まなくちゃいけない問題だというふうに自覚をしております。  それで、今回の調査以外の幼稚園や高校、私学の問題、大学の問題ですけれども、財政的な確保あるいは補助制度の見直し等必要になってくると思いますが、今検討していることを教え...全文を見る
○畑野君枝君 十月十八日に調査研究も行うということが発表されましたので、是非そのことも含めて推進を図っていただきたいと思います。  残り、時間が参りましたので、育英奨学金の問題について一言だけ伺います。  中間取りまとめが出されました、十月七日に。それで、この問題点は、学生と...全文を見る
○畑野君枝君 終わります。
11月21日第155回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。十分という大変短い時間でございますので、私は、認証評価機関について絞って質問をさせていただきます。  そこで、まず伺いたいのですが、一九九八年にユネスコの「二十一世紀に向けての高等教育世界宣言—展望と行動」が採択されました。今回の...全文を見る
○畑野君枝君 それでは伺いますけれども、大臣が引用されました質的な評価の問題でございますが、そこでは、ユネスコの宣言では独立した全国レベルの機関が確立されなければならない、大学の自己評価とともに、外部評価というのであればそれは独立した、というふうに言われております。この独立した、...全文を見る
○畑野君枝君 そこは全く認識は私は違います。  それで、今、午前中の参考人の方やあるいは国立大学協会などが一番懸念をされているのは、文部科学大臣によって認証を第三者機関が受ける、これで規制が強まるのではないか、こういうことなわけですね。私立大学を始め、参考人の方からの御心配もご...全文を見る
○畑野君枝君 今、局長がおっしゃったように、一定の水準があって社会的に確認されるということであれば、それは本当に社会的な中でよくないというか第三者機関というのは廃れていく、そういう本当に自律的、自主的な評価の制度を作るということが今私は大事だと思うんです。それを何で国があえて認証...全文を見る
○畑野君枝君 もう時間が来ましたので終わりますけれども、そういう点では、各大学にいろいろな状況あるでしょう。これはもっと議論したらいいじゃないですか、大臣がそうおっしゃるなら。本当にそれぞれの大学、国がどうなっているのか。
○畑野君枝君 終わります。
○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、大学の学部等にかかわる認可事項の見直し、法令違反状態の大学に対する是正措置の整備、法科大学院を含む専門職大学院の創設、認証評価制度の創設という四つの重要な内容を持って...全文を見る
11月27日第155回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。本日はありがとうございます。  鶴参考人、高橋参考人、古泉参考人に共通して一問だけ伺いたいと思います。それは、青年の就職難の問題でございます。真に豊かな社会の構築、今日は地域社会の活性化と課題についてということにかかわって、この青...全文を見る
○畑野君枝君 三人の皆さん、どうもありがとうございました。
12月03日第155回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  まず最初に、独立行政法人日本スポーツ振興センター法案について伺います。  今回の法案で言われている日本スポーツ振興センターが、今後サッカーくじ中心の言わば日本スポーツ振興くじセンターになっていくのではないかと、こういう懸念の...全文を見る
○畑野君枝君 大きな検討課題というのは進めるというニュアンスを含んでいるじゃないですか。そこを私は問題だというふうに言っていて、先ほど、午前中の同僚委員の質問で、コンビニどうするんですかと言ったら、今日は何もおっしゃらない。後退したんですかというふうにも思うわけでしょう。だから、...全文を見る
○畑野君枝君 じゃ、反対の意見、青少年の影響を懸念する意見、そういうのも十分聞いていくということでいいですか。
○畑野君枝君 推進ではないという立場を堅持していただきたい。そうでないと、文部科学省、役割が本当に問われるというふうに私は言わなくてはなりません。  それで、その点につきまして、私は今度の法案の中での文部科学大臣の役割は大変大きいというふうに思うわけです。文部科学大臣の監督責任...全文を見る
○畑野君枝君 私は、やはり総合的な見地で考えていくというのであれば、本当に国がきちっと公的な予算をこのスポーツ振興のために充てていくという方向に転換しないと、やはり二年間やってみて、くじの売上げが激減するという状況があるわけですよ。やっぱりこの方向で未来があるのか、そういう角度で...全文を見る
○畑野君枝君 国庫補助の削減ではなくてやはりきちっと国庫補助で手当てをすべきだというふうに思うんですけれども、実際、今の経済不況の中で、あるいはスポーツ界が抱えている財政の逼迫という点からいうと、今後、規模が大きくて使用料の高い国立競技場の利用状況が好転していくと、そういうことは...全文を見る
○畑野君枝君 そこで、国立の霞ケ丘競技場をめぐって、先に決まっていた全国高校定時制通信制陸上大会の日程がプロ格闘技のために空けてほしいとセンターが要請をして変更をさせるというような問題が起きていると。これは重大問題だと思うんですけれども、この点についていかがですか。
○畑野君枝君 本当に大問題だったと思うわけですね。つまり、働きながら苦労して学んでいる生徒の年一回の大会よりも、より収益の上がるそういうプロのものを優先するようなことがあってはならないということですから、この点はもうきちっとそういうことのないようにしていただく。大体十倍ぐらいの差...全文を見る
○畑野君枝君 独立行政法人化になっていろいろな懸念があるということを、私、申し上げてまいりました。そして、特にセンターの変質、あるいは本当に収益を上げるために正に青少年の健全育成あるいはスポーツの役割そのものをないがしろにされるということがあってはもう絶対ならないわけであります。...全文を見る
○畑野君枝君 そういう点では、この参議院の文教委員会の附帯決議で、一九七五年の七月にですけれども、附帯決議を掲げて、私立大学に対する国の補助はできるだけ速やかに二分の一にするように努めるというふうに言われてきたわけですね。それに比べますと、本当にまだまだ遅れた状況であります。 ...全文を見る
○畑野君枝君 そういう点で、一般補助もなかなか増えないという状況がありますが、それを本当に是非増やしていただくということを求めまして、私の質問を終わります。
12月05日第155回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○畑野君枝君 日本共産党の畑野君枝でございます。  構造改革特別区域法案について、私は最初に教育の問題に係って質問をさせていただきたいと思います。  まず、特区法案の十三条の市町村費負担教職員任用事業にかかわりまして、その問題に入る前に、まず義務教育費国庫負担制度の問題につい...全文を見る
○畑野君枝君 これまで義務教育費国庫負担については堅持堅持というふうにおっしゃってきたわけですね。そして、その中でいろいろと手を付けてこられたというふうに思います。  私たちの議員団も過去にはいろいろな大臣に質問をいたしましたけれども、例えば一九八五年の十二月十九日の文教委員会...全文を見る
○畑野君枝君 その案を出しても財源を決める権限はないわけですから、それはもう本当に混乱を生むわけですよね。  そして、地方自治体含めて今どういう声が寄せられているか、文部科学省はつかんでいらっしゃいますか。
○畑野君枝君 今おっしゃったとおりの声が本当に、大勢占めているわけですよね。  十一月二十九日の地方制度調査会、総理諮問の調査会の意見の中では、退職手当、共済長期給付等に係る経費を国庫負担対象から除外する案が検討されているが、これについては財源措置も明らかにされず、何ら地方の自...全文を見る
○畑野君枝君 地方自治体で保障できる条件が整っていないときに、そうやって空論を言っても私は説得力を持たないというふうに思うんです。そういう流れでどんどん、堅持といいながらも、今度はそういうものを五千億円だと幾らだと、これを本当に人質に差し出して減らしてきたわけですよね。それで、私...全文を見る
○畑野君枝君 だから、具体的にそういうところがあるんですか、考えられるんですか。
○畑野君枝君 もしそういう自治体が手を挙げるというふうになりますと、そこの自治体はお金があるじゃないか、国の負担がなくても全額保障することはできると、そういうふうになってくると、そこは自治体があるから今後その分の教員給与費の国庫負担まあ減らしてもいいじゃないかということが大変危惧...全文を見る
○畑野君枝君 そうでなくては困るんですね。しかし、十一月二十日の衆議院内閣委員会で河村副大臣が特区のケースについて、その動きを奨励しながら、つまり市町村で全額見るということも含めてですよね、奨励しながら、また今後全国的な制度化はどうだということに進んでいくことになるだろうと、どん...全文を見る
○畑野君枝君 鴻池大臣、済みません、今の点で。要するに、こういう特区で国庫負担を減らすという方向に行くのではないかという懸念があって、そうではないという話ありました。そういう問題を含めて、市町村費の教職員の問題について御認識を伺いたいと思います。一言で結構です。
○畑野君枝君 株式会社のことを聞いているんじゃないんだけれども。  やはり今回の法案も、地方では少人数学級にしたいという願いがあるわけです。だからそういうところに本当に、標準法もやはり緩和しても国からの負担がないということで非常勤になっているわけですね。だから今やるべきことは、...全文を見る
○畑野君枝君 やっぱり三十五人以下が原則という、この三十五人ということが本当にそれぞれのところで幼稚園の運営の大きな支障になっている、あるいは保護者の負担になっているわけですよね。それで、やはり定数改善をしてほしいという声が本当に自治体からも現場からも寄せられていると思うんですけ...全文を見る
○畑野君枝君 一人当たりというのは伺いましたでしょうか。
○畑野君枝君 チーム保育の話とか、あるいは後で預かり保育の話もしようと思っていたんですが、いろいろされているということなんですが、まだまだ少ない額ですし、それから就園奨励費ですか、これも本当に収入による制限もいろいろと差がありまして、これも本当に増やしてほしいという声がたくさん出...全文を見る
○畑野君枝君 しかし、預かり保育をやっているところに伺いますと、やっぱり三十人超えたら幼稚園の先生、視野に入らないとかもう八人で手一杯とか、本当に手間が掛かる中で二歳の子供たちが入ってくるわけですね。それで、今度の特区法案で省令を変えて保育園と幼稚園のクラスを合同にできるようにと...全文を見る
○畑野君枝君 具体的にどうするかということは本当にこれからというふうに思います。  その点でも本当に聞きたい不安な点はあるんですが、もう時間がありませんので最後にこの問題について厚生労働省に伺いたいと思うんです。  十月三十日の地方分権改革推進会議において幼保一元化問題が検討...全文を見る
○畑野君枝君 それで、鴻池大臣、教育の問題、株式会社参入問題は私は大臣と違う立場でございまして反対なんですが、そこはもう時間がなくてもう一つ別のことを伺おうと思っているので伺えないんですが、幼稚園のその二歳のお子さんたちが入ってくる特区というのは、いろいろなまだ不安なところ、今、...全文を見る
○畑野君枝君 それでは私、最後に特区法案の十四条、港湾問題について伺いたいと思います。  地方公共団体が、特区内の港湾において特定埠頭と規定したところを特定の民間業者に長期貸し付けることが可能になるというふうになっております。  これは、岸壁使用、あるいはヤードなどでの荷さば...全文を見る
○畑野君枝君 私が問題視したのは、正に形骸化していくということです。  今ありましたように、国際競争力というふうに言われます。一言で言えばアジアに負けるな、シンガポールや韓国に負けるなということが言われているんですが、結局、国際ハブ港湾を目指すものなわけですね。単なる中継にすぎ...全文を見る
○畑野君枝君 港湾運送事業法はそのままだというふうに言いますけれども、大きな、例えば北九州などで問題になっているPSA社などが入ってきた場合にはコスト削減が目指される、運送事業者も労働者も低コストでたたかれるということですから、どうなるか心配だと。  結局、運送事業法が変わらな...全文を見る
○畑野君枝君 最後に申し上げたいのは、そういうことも本当にまだきちっとやられていないという中で特区をやるということなんですけれども、例えば国土交通省が一バース当たり百五十万トンというふうに言ってきましたけれども、アジアのシンガポールなどではもっと多い数をやっているわけですね。それ...全文を見る