畑野君枝

はたのきみえ

比例代表(南関東)選出
日本共産党
当選回数2(参1)回

畑野君枝の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第193回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○畑野分科員 日本共産党の畑野君枝です。  まず初めに、子供の医療費無料化について伺います。  子供医療費無料化は、子供が何かあったときに、お金の心配なく医療を受けたいという保護者の、地域の皆さんの切実な願いから出発したものです。新日本婦人の会が取り組んだ「子ども医療費無料化...全文を見る
○畑野分科員 それでは、未就学児までの医療費助成について減額調整措置を行わないことによる国庫調整額は幾らになるのかということと、私はさらにこれは進めるべきだというふうに思っておりますので、同じく小学生、中学生、それぞれ国庫調整額の試算について伺います。
○畑野分科員 そうしますと、今回の未就学児の医療費助成の減額調整措置の廃止に伴う国庫調整額は約六十二億円。そして、それに対して、今後ぜひ進めてほしい、小学生の部分でいえば二十億円、中学生の部分でいえば十億円という試算が出ている。本当にあとちょっとということだと思うんですね。  ...全文を見る
○畑野分科員 私も、二〇〇一年、参議院議員として国会におりましたときに、参議院の本会議で、全会一致で、乳幼児医療費の国庫助成を重点的に取り組む、そうした国会決議を上げさせていただきました。本当に、皆さんの、国会挙げてこれをやろうというふうにしているわけですから、ぜひ、国としての責...全文を見る
○畑野分科員 二〇一三年の厚生労働省職業安定局の通知の中でも、雇用対策本部の役割について書かれていますけれども、的確な情報収集を行う、そうしたことを報道機関等に適切にやはり発表するんだということが言われているわけですね。ですから、この間のことについても、今後のことについても、やは...全文を見る
○畑野分科員 一方的に決まるということではなくて、労使の合意、労働者の意見もよく踏まえるということで、確認をいたしました。  次に、鉄鋼業での労働災害死亡事故の問題です。働き続けるという点では、本当にこうした事故のない職場環境にしていくことが喫緊の課題です。  鉄鋼業で、昨年...全文を見る
○畑野分科員 今後どのように進められるのか、特に推進の方向についてあれば、お答えください。
○畑野分科員 厚生労働省の方からもお願いします。
○畑野分科員 昨年は、前年を上回る十三人の労働災害死亡事故が起きているんですね。もう二度とこういうことがないように、しっかりとやっていただきたいと思います。  あわせて、建設アスベストの被害についてです。  アスベストを吸い込んで肺がんや中皮腫を発症したということで、建設労働...全文を見る
○畑野分科員 だめですよね。今ある制度はもちろんなんです。しかし、国と企業が責任をきちんと認めて、謝って、そして、裁判によらずに補償していく、そのことが、二度と被害者を出さない、アスベスト被害は根絶していくという国の本気の姿勢を示すことになるわけです。  全国建設アスベスト訴訟...全文を見る
○畑野分科員 そこで、高市大臣に伺いたいんですが、基本計画の策定は、都道府県に対しては努めるというふうになっております。建設産業は地域性のある産業で、やはり、地域の実態に即した実効性のある計画にしていくためにも、都道府県で策定をしていくように働きかけていくことが必要ではないかと思...全文を見る
○畑野分科員 ぜひ進めていただきたいと思います。  最後に、ホームドアのことについて一つだけ聞かせてください。  中間取りまとめが出ましたけれども、川崎市内のホームドアの設置計画について、武蔵小杉でどのようにするのか、横須賀線についてどうするのか、南武線についてどうするのか、...全文を見る
○畑野分科員 終わります。
03月08日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  まず最初に、天下り問題について質問をいたします。  ことし一月二十日、文部科学省は「文部科学省における再就職等規制違反について」を発表いたしました。  その主な内容は、二〇一五年に退職した吉田高等教育局長当時が、退職後、早稲田大学に...全文を見る
○畑野委員 それでは、きょうは参考人の皆さんに来ていただいておりますから、今御答弁あった事案あるいはその他のことについて、当時どのような状況だったか、御説明をいただきたいと思います。  十八番、上智大学事案については、藤江参考人、いかがでしょうか。
○畑野委員 それでは、藤江参考人に重ねて幾つか伺います。  二十一番、公立学校共済組合事案、二十六番、教職員共済生活協同組合事案、それから、三十五番、日本生命保険相互会社事案、この点についていかがでしょうか。
○畑野委員 それでは、今お名前の挙がった嶋貫参考人に幾つか伺いたいと思います。  この個別の事案の欄の中で、十一番に、伊勢呂氏等の玉突き再々就職事案というのがございます。これについてはどういう状況であったか、御説明いただけますか。
○畑野委員 今、嶋貫参考人からこの十一の件でお話があったんですが、先ほど、藤江参考人からも、生命保険会社とのかかわりがあるんですが、嶋貫参考人、重ねてお伺いしますが、保険に強いというか、そういう人脈が嶋貫参考人は多いということですか。幾つもいろいろな会社が出てくるんですが。
○畑野委員 そうしますと、嶋貫参考人、引き続き伺いますが、そういうポストというのは、引き継がれていったり、OBからさらに次のOBに声がかかるという、そういうつながりの中で、ポストというのは引き継がれていったり広がったりするという状況なんでしょうか。
○畑野委員 そうしますと、そういう経験者があればということで、ずっと紹介を求められてきたということでした。  次に、十四番の学校法人獨協学園事案について、藤原参考人に御説明いただけますか。
○畑野委員 ずっとお話を聞きますと、本当に天下りが、天下った人がまたさらにその天下りの人を紹介し合う、あるいは呼び込む、つまり天下りが天下りを呼んで拡大再生産している、こういう例が次々と今紹介もされ、御説明もいただいているんですが、こういう問題があるということについて松野文部科学...全文を見る
○畑野委員 松野大臣、それは認識が甘いと思うんですね。  要するに、このOBの問題で何が今回問題になっているかというと、法令を潜脱するという目的で、もちろん、現職の職員、文部科学省の職員とやりとりをするというのはだめなんだけれども、それをあえて潜脱する意味で抜け穴をつくってやっ...全文を見る
○畑野委員 続いて、五の事案について伺います。滋慶学園副学長事案。これは、当時の中岡審議官が、嶋貫氏について、学長が難しければ、例えば副学長とか事務局長とかの形でかかわることが必要である旨を述べたということです。  これも、大学の人事を審議官が勝手に決めようとした事案ではないか...全文を見る
○畑野委員 このように、人事の問題で文部科学省の方がいろいろと依頼をしたりするということについて、松野文部科学大臣はどのようにお考えになりますか。これはまさに大学の人事への介入になるのではないですか。
○畑野委員 大学の自治を守らなくちゃいけない、尊重しなくてはならないというのが文部科学省じゃありませんか。こういうようなことは日常的に行われていたのではないかと言わざるを得ないんです。  こういうことをきちんと調査する必要があるというふうに思います。この点への認識はいかがですか...全文を見る
○畑野委員 二〇一七年の三月六日に東京私大教連中央執行委員会の皆さんが声明を出していらっしゃるんですね。文部科学省退職者の私立大学への「天下り」問題に関する声明というものなんです。その中で、このように述べておられます。   文科省退職者が私立大学に、理事、学長、事務局長等の役員...全文を見る
○畑野委員 松野大臣に伺いますが、今の件、情報がほかのところに提供されていた、こういう点について、大臣としてあってはならないという認識はあるのかどうか、そして、ほかに同様のケースがあるのかどうか、この点について伺います。     〔山本(と)委員長代理退席、委員長着席〕
○畑野委員 しっかりとこの点も反省をして、調査も含めてやっていただきたいと思うんです。  次に、個別の事案について、二十七番、文教協会会長退任情報事案について伺います。この問題について、前川参考人に御説明を求めます。
○畑野委員 前川参考人にちょっと確認なんですけれども、そういうことがずっと文科省で慣例的に、審議官の立場あるいは事務次官にある立場の人が、このポスト、そろそろあけてほしいから譲ってくださいよというふうにやられてきた状況というのはあるんですか。つまり、前川参考人だけでなく、歴代そう...全文を見る
○畑野委員 中間まとめの中に、共有するためのメモというのがあって、先ほど、各委員の質問の中でも、また文部科学省の報告の中にも、違反を隠すために虚偽の報告を行うというようなことがされていたということなんです。  豊岡参考人に来ていただいていますので、この点について伺いたいんですが...全文を見る
○畑野委員 幾つか聞いてまいりましたけれども、これは本当に深い問題が横たわっているということだと思うんですね。  それで、私は、今言ったような人事の介入の問題、あるいは大学設置に関する情報漏えいの問題、あるいは調査に対して隠蔽するような、そういう虚偽の報告を打ち合わせをして行う...全文を見る
○畑野委員 大臣が大学の自主性ということを言われました。本当に、大学の自治を守ると、この間、松野大臣はおっしゃってこられました。  この東京私大教連の声明の中では、最後にこのように言っております。   「天下り」の横行は、私立大学の教育・研究のあり方を大きく歪め、私立大学が民...全文を見る
○畑野委員 引き上がるということです。  入学にかかるお金というのは、平均でも、小学校一年生のランドセルが四万二千四百円、これは日本鞄協会ランドセル工業会の調査です。また、制服代四万三千六百九十円、これは文部科学省の調べということで、こうしたことだけでも高いんですが、そのほかに...全文を見る
○畑野委員 自治体で行っている前倒しの状況については、新聞報道などでも独自の調査をされておりますし、それぞれの団体が取り組んだ状況もまとめていらっしゃると思いますので、ぜひそういうものもつかんでいただきたいと思うんです。  例えば、新入学学用品費の支給が七月のために制服が買えな...全文を見る
○畑野委員 中学生については児童、生徒ということなのでということで、前向きな御答弁だったというふうに思います。  ぜひ文部科学省としても、運用上の問題ですから、そこを本当に進めていくことで保護者の皆さんにとっての負担を大きく軽減することにつながりますので、ぜひ国としても前倒しの...全文を見る
○畑野委員 資料の中にもその状況をつけさせていただきました。まだ、必要としている人には、全員には行き渡っていないという状況だと思います。  それで、松野文部科学大臣に伺いたいんですが、就学援助制度の周知、これはどういうふうにしていかれるおつもりなのか、今後の目標について伺いたい...全文を見る
○畑野委員 周知状況が子供の貧困に関する指標であるというふうに設定しているのは国ですから、全ての家庭に、わかりやすい内容で、確実に制度を伝える手だてを講じていただきたいと思います。  川崎市では、全家庭に申請書の提出をお願いして申請の有無を確認するという対応をして、申請漏れがな...全文を見る
○畑野委員 ぜひ、こうした就学援助の問題、また夜間中学への支援の問題、国としても積極的に進めていただきたい、そのことを申し上げまして、私の質問を終わります。
03月10日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部改正案について伺います。  教職員定数の改善について、まず、外国人児童生徒等の教育の充実ということで、日本語指導が必要な児童生徒への対応が強く求められております。 ...全文を見る
○畑野委員 現場からは、一体今後どうなるんだろうか、本当に配置してもらえるんだろうかという声もあるわけです。  それで、今後どのような計画で定数改善を進めていくのか、また、来年度についてはどれほどの定数改善になるんでしょうか。
○畑野委員 段階的に十年かけてということなんですが、もうこれでは間に合わないというふうに私は思います。  それで、私、横浜市議会の出されております「市会ジャーナル」というのを拝見させていただきました。「グローバル化に対応した教育 日本語指導が必要な児童生徒への教育支援の側面から...全文を見る
○畑野委員 在籍児童数が七百三十九人というのが、二〇一六年度のスタートの人数なんですね。そのうちの五五%が外国籍及び外国につながる児童の割合だということで、それは、さらに九月の段階ではふえているわけですね。  ですから、自治体では、こういう非常勤などを含めて、本当に先生をつけて...全文を見る
○畑野委員 両方やることが大事だと思うんですね。つまり、先ほど言ったように、配置されていないところの自治体への支援、そして本当に過大になっている大変な自治体、それぞれに行き渡るように私はしっかりとペースを上げてやっていただきたいというふうに申し上げておきます。  それで、基礎定...全文を見る
○畑野委員 それで、資料の中につけさせていただきました「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント DLA」、こういうものがあります。  それで、その裏に、JSL評価参照枠ということでステージが一から六までありまして、一、学校生活に必要な日本語の習得が始まるから始まって、四...全文を見る
○畑野委員 大臣としても、ぜひ、そういう点では、今の状況を本当に改善していく上で頑張っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○畑野委員 あわせて伺いたいのは、夜間中学なんですが、日本語指導が必要な生徒が通っています。夜間中学に在籍する日本語指導を必要とする生徒も、今回の基礎定数の算定基準に入りますか。
○畑野委員 しっかり進めていただきたいと思います。  次に、今回の法改正で少人数指導等のための基礎定数の新設が言われております。  現在、全国で少人数学級はどのくらいの割合で実施されているのか、小学校一年生から中学校三年生の各学年別に説明してください。
○畑野委員 これだけ少人数学級が広がっているということで、初めて御説明をいただきました。  それで、私、大臣に最後に伺う前に文科省に確認なんですが、今回の法改正によって、少人数指導等の推進のための基礎定数の新設は少人数学級の拡大に活用できると考えてよろしいですね。
○畑野委員 確認をいたしました。  それで、私、皆さんのお手元に資料を配らせていただいたのは、字が小さいのですが、全国の少人数学級の一覧でございます。全日本教職員組合のつくられた資料です。  それで、これだけ少人数学級が全国で広がっているんです。上から見ていただいても、二〇一...全文を見る
○畑野委員 終わります。
03月22日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  給付型奨学金の質問に入る前に、緊急に伺いたいことがあります。  八日の文部科学委員会の私の質問に対して、初等中等教育局長から、就学援助制度の入学準備金前倒し支給の補助対象が、中学校入学前は可能である、小学校入学前は鋭意検討を行っている...全文を見る
○畑野委員 松野大臣、そういうことで、ぜひ徹底していただきたいと思いますが、確認させてくださいますか。
○畑野委員 全国から本当に待たれていることですので、ぜひ速やかにお願いしたいと思います。  それでは、日本学生支援機構法改正案にある給付型奨学金の問題について質問いたします。  対象者の選定についてです。  法律案第十七条の二は、「特に優れた者であって経済的理由により極めて...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、確認ですが、住民税非課税世帯の無利子奨学金受給者は何人になりますか。
○畑野委員 二万五千人だと確認をいたしました。  それで、今お話しされようとしていた、来年度、二〇一七年度からなんですが、その無利子奨学金の住民税非課税世帯の学生等に係る成績基準が撤廃されるというふうに伺っております。そのことによって、住民税非課税世帯の無利子奨学金の受給者数は...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、先ほど、今までの制度でいうと、住民税非課税世帯の無利子奨学金の人数は二万五千人だと。それを基準として、今後やる給付型奨学金の対象人数というのは二万人にしたんだという話だったわけですね。  しかし、来年度からこの無利子奨学金を受給する人数、非課税世帯でい...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、全世帯の進学率が七割、非課税世帯は三割、この差というのは、この差を縮めていこう、どれぐらいの方向にしていこうという方向で何かお考えですか。確認です。
○畑野委員 非課税世帯の高校生は、先ほど申し上げましたように十五万九千人いるわけです。例えばその半分、五割と考えても、約八万人の進学者というふうになるわけですね。ですから、今回、給付型奨学金二万人というのは本当に給付の対象としては少ないと思うんです。これをさらにふやしていく、二万...全文を見る
○畑野委員 ぜひ、引き続き、毎年のように見直しを進めていただきたいというふうに思います。  それで、成績基準についても伺います。  法文上の「特に優れた者」の内容として、各学校の教育目標に照らして十分に満足できる高い学習成績をおさめている者か、教科以外の学校活動等で大変すぐれ...全文を見る
○畑野委員 生徒の成長過程に着目するなど、対応も必要だというふうに思うんです。  一方で、これは選定が大変だと思うんですよね。中央労福協事務局長の花井圭子参考人からも、非課税世帯の生徒の中には、教科以外の学校生活に参加できる時間的、経済的余裕のない生徒もたくさんいるという紹介も...全文を見る
○畑野委員 終わります。
○畑野委員 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人日本学生支援機構法の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  修正案提案の理由及びその内容について御説明申し上げます。  我が国の高等教...全文を見る
03月24日第193回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝でございます。  本日は、角田正紀参考人、郷原信郎参考人、中矢正晴参考人に貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。  まず、裁判所職員定員法改正案について、中矢参考人に伺います。  法案には、国家公務員の女性活躍推進とワーク・ライフ・バ...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございます。  そこで、中矢参考人に、先ほど、なかなか私たちもふだんお話を聞く機会がないわけですが、書記官の具体的な仕事の内容について少し触れていただきました。また、家庭裁判所調査官の役割や職場の実態についても少し触れていただきましたが、時間が余りなかった...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございました。  次に、裁判所法改正案にかかわって、司法修習について伺います。  司法修習制度においては、国が責任を持って法曹三者を統一的に養成するという見地から給費制がとられてまいりました。ところが、二〇〇四年の裁判所法改正で、給費制が廃止されて貸与制...全文を見る
○畑野委員 時間が参りました。  参考人の皆さん、きょうはありがとうございました。
03月31日第193回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  裁判所職員定員法改正案について伺います。  成年後見制度利用促進法に基づいて、二〇一七年一月十三日に成年後見制度利用促進委員会の意見書が提出され、「今後の成年後見制度の利用促進に当たっては、成年後見制度の趣旨でもある1ノーマライゼーシ...全文を見る
○畑野委員 そこで、二〇一七年三月二十四日に成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定されました。これまで紹介した意見書の文言、「人的・物的体制の更なる充実強化」が、この基本計画では表現が変更されて、「保佐・補助を含めた成年後見制度の利用の促進による事件数の増加に対応できるよう、裁判...全文を見る
○畑野委員 同じ趣旨だと確認をさせていただきました。さらに進めようということだと思います。  日弁連の意見書で、家庭裁判所支部や出張所の新設についての意見というのも出されているんです。その中では、  全国、どこに住んでいても成年後見制度を利用するためには、身近な場所で審理され...全文を見る
○畑野委員 そこで、このような受け付けしかない家裁の出張所で成年後見制度を利用することはできるんでしょうか。管内在住者は、家裁を利用する上で不都合はないのでしょうか。
○畑野委員 一層の充実、つまり増加していくわけですから、それは求めたいと思うんです。  さらに、家裁の出張所の新設を求めている、地方議会も出されておりまして、地元の神奈川県でも、藤沢市議会、茅ケ崎市議会、厚木市議会、伊勢原市議会などで決議が上がっております。  例えば厚木市で...全文を見る
○畑野委員 アクセスの困難を初め、本当に解決が求められていると思うんです。  成年後見利用促進法に基づいて内閣府に成年後見制度利用促進委員会というのが設置されて、最高裁家庭局長もこのメンバーになっていると伺っております。最高裁として、地域の要望、日弁連、また成年後見制度利用促進...全文を見る
○畑野委員 家庭裁判所が発足した直後、一九五〇年、最高裁は、家庭裁判所をもっと国民の身近な存在にしてもらう必要があると考えて、三十四カ所の出張所を一気に新設したということを伺っております。今回、日本社会の高齢化に対応するために、当時に匹敵する家裁のさらなる充実強化をすべきだという...全文を見る
○畑野委員 さらに進めていただきたいですし、大都市部の問題を言いましたけれども、全体が少ないので、地方からまた大都市部に職員をシフトして何とか賄っているという状況もこの間聞きましたから、全体をさらに増員していく必要があると思うんです。  家裁の調査官について伺いたいと思います。...全文を見る
○畑野委員 大事な役割だという御答弁です。  家事事件手続法によって、夫婦の問題について、子の意思の尊重が求められております。そこで、年齢などに応じて、当事者夫婦から子供の陳述書を提出してもらうこともあれば、家庭裁判所が書面照会をしたり、場合によっては、家裁調査官が子供に会って...全文を見る
○畑野委員 資料の二枚目のところで、事件数がふえているということもいただいております。ですから、その家裁調査官がここ長きにわたってふえていないということをやはり改善していく必要があるということを私は申し上げたいと思います。  速記官について伺います。  弁護士会の声明が出され...全文を見る
○畑野委員 前向きな御答弁でした。  岩手弁護士会、福島県弁護士会、群馬弁護士会の各声明は速記官の養成再開を求めているということも申し上げておきたいと思います。  ぜひ電子速記タイプライターを進めていただきたいと私から重ねて申し上げておきたいと思います。  ヘイトスピーチの...全文を見る
○畑野委員 金田法務大臣に伺いたいと思います。  ヘイトスピーチ根絶に向けて現場で頑張っている市民や自治体の皆さんへの決意を伺いたいと思います。
○畑野委員 ぜひ進めていただきたいと思います。  時間が参りましたので、司法修習制度については伺えませんでしたけれども、前回の委員会で、角田正紀参考人、郷原信郎参考人からも御意見をいただきました。きょうは、ビギナーズ・ネットの皆さんも来られております。  大臣、ぜひこういう皆...全文を見る
○畑野委員 終わります。
○畑野委員 私は、日本共産党を代表して、裁判所職員定員法改正案に反対、裁判所法改正案に賛成の討論を行います。  裁判所職員定員法改正案は、判事五十人、書記官二十四人、事務官を十七人増員するとしています。必要な定員を増員することは、国民の裁判を受ける権利保障と司法サービスのさらな...全文を見る
04月05日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  初めに、三月二十七日、栃木県で高校生の登山講習会中に発生した雪崩により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、負傷された方々にお見舞いを申し上げます。  文部科学省を初め関係者の皆さんの、原因究明と今後の対応を進めていただく...全文を見る
○畑野委員 それでは、その当時担当をされていた方に伺いたいと思います。どのような御認識だったのか。  きょうは、お越しいただいた、銭谷元文部科学事務次官、それから小松親次郎人事課長、お二人の参考人からお話をしていただきたいと思います。
○畑野委員 そうしますと、銭谷参考人は、そうは漠然と思っていたが、何かそれについて具体的に手を打ったということはなかったということですか。
○畑野委員 当時の雰囲気がよくわかる、大事な御答弁だったと思うんですね。何となく、先輩がやってくれるのかなと。  結局、この法が、いいか悪いかというのはまた後で私は意見を申し上げますが、それについての認識が甘かったんじゃないかと私は言わざるを得ないんですが、小松参考人は、その当...全文を見る
○畑野委員 つまり、今まで続けてきたことの、職員をどういうふうに再就職させようかというところに専ら頭があって、実際、それまでもそうなんだけれども、国民の疑念を抱かれないように天下りというのは禁止するんだ、関係あるところには行かないんだ、その精神が貫かれていたかということが問われる...全文を見る
○畑野委員 最後の大臣の御発言については、私は違う意見を持っておりますので、それは後で申し上げたいと思います。  次に、最終まとめの六ページのところを伺いたいと思います。  二の「再就職あっせんの概況」というところでございますが、嶋貫氏の活動の環境整備を平成二十一年当時の事務...全文を見る
○畑野委員 先ほども委員会の中で議論になっておりましたが、海外渡航中で来られないと。つい先ごろまでは日本にいらしたのに、突然いなくなられたということでございます。  それでは、その当時の人事課長の常盤豊参考人に伺いたいと思います。どなたによってこの構造はつくられたんでしょうか。
○畑野委員 そうしますと、最終まとめで言われている、「当時の事務次官をはじめ幹部職員が積極的に支援したのではないかとの推測も含めて調査を行った」、この推測は一体どこから来ているんでしょうか、政府の方に伺います。
○畑野委員 松野大臣に伺いますけれども、構造を解明する上で、誰がやったのかとか、そういうところまではメールなど含めて残っていないということですから、そういう点で、本当に、真にこれがわかったのか。外形的にはそういう構造があったなというふうにはなるかもしれませんけれども、そこの不明の...全文を見る
○畑野委員 完全ではないということはおっしゃるわけですが。  そこで、次に、報告書の中で、先ほど申し上げた六ページの下のところで、嶋貫氏がボランティアベースで行っていたというふうに書かれております。「嶋貫氏は、改正法施行により現職職員が再就職あっせんを行うことができなくなったこ...全文を見る
○畑野委員 しかし、その後のいろいろな再就職、御自身の部署を考えると、誰からの指示もなしに本当にボランタリー精神でというふうにはなかなか信じがたいわけです。  それで、先ほど松野大臣からも幾つかの点の御認識の御答弁があったわけですが、軽信していたとか遵法精神がどうこうというのに...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、重ねて伺いますが、この黒塗りのX氏というのはそういうことはしていなかったということでございましょうか。
○畑野委員 重大な答弁でした。  これは、問い、吉田氏はどのような経緯で早稲田大学に再就職したのか、答え、国家公務員退職後、平成二十七年八月五日、文部科学省の先輩である黒塗りのX氏から電話連絡があった、早稲田大学が高等教育行政に詳しい人材を求めているという内容であったので、挑戦...全文を見る
○畑野委員 済みません、再確認で申しわけないです。一番目の問いのこの内容についてはどうですか。
○畑野委員 つまり、そういうふうに、実際いない人物を介在させて、その人からの話だったというふうに話をつくっていたというその想定問答集ですよね。ですから、これは、単なる軽信だったとか、あるいはうっかりしたとか、法律をよく知らなかったというんじゃなくて、知った上でそれをどうやって隠そ...全文を見る
○畑野委員 それから、全職員調査をされたということなんですけれども、もう一枚資料をつけさせていただきました。職員各位、平成二十九年二月二十八日、「再就職等規制違反行為に関する調査(再調査)について」ということなんです。  これはなぜ再調査を二月二十八日にしたかというと、その中の...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、匿名の調査に基づいて、何件かそういうものはあったんですか。
○畑野委員 つまり、二件しかないということですよね。  だから、二月の六日時点で、こういうふうな書き方をしたらみんな萎縮する、二十八日も、もう一回そうだよと言われても、それを本当に証明するものがなかったら、いや、いろいろあるけれどもね、もやもやっとして、結局隠蔽に、さらに口封じ...全文を見る
○畑野委員 それで、なおかつ、やはり自己改革を進めていくということでの努力が必要だということを申し上げておきたいと思います。これは、政府としての、全省庁を挙げての今後の対応にもなっていくというふうに思うんです。  早稲田大学の問題を少し紹介しましたけれども、例えば、新潟大学でも...全文を見る
○畑野委員 大学数が七百七十七大学として、そこに百三十六人が天下りしている、一校当たり〇・一八人。そのうち、スーパーグローバル大学三十七大学に二十人ということになると一校当たり〇・五四人、特にトップ型の十三大学に十三人が天下りしている、一校当たり一人。これはトップ型に集中している...全文を見る
○畑野委員 つまり、天下りを受け入れたかわりに、こういうスーパーグローバル大学のトップ型に採択される、そういう癒着があるんじゃないかという疑念が出されても仕方がない状況があるのではないか。  そこで、きょうは当事者である吉田元高等教育局長に来ていただきましたから伺いたいんですが...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、さらに吉田参考人に伺いますが、スーパーグローバルに採択された見返りとして早稲田大学に再就職できたのではないか、再就職後、早稲田大学と文部科学省のパイプ役を担われようと思ったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○畑野委員 早稲田大学の大学総合研究センターのホームページに、文部科学省等の各種事業関係に関する連絡調整などへの関与、大学への助言を行うというふうに書かれておりましたが、早稲田大学にはどのような助言をされてこられたんですか。
○畑野委員 そこで、文科省に伺います。  スーパーグローバル大学創成支援事業に採択された私立大学の授業料はどうなったか。採択される前の二〇一三年度から三年後の授業料はどれだけ値上げしているのか、また平均値について伺います。
○畑野委員 あわせて、では、最新の私立大学の授業料の平均額と、三年前と比較してどれぐらい値上げしているかも伺います。
○畑野委員 そうしますと、スーパーグローバル大学に採択された私大の値上げというのは、全国の私大と比べて、ちょっと時期はずれますけれども、平均三倍以上の値上げになっているということなんですね。  それで、スーパーグローバル大学創成支援事業なんですが、外国人教員や英語の授業をふやす...全文を見る
○畑野委員 でも、そうやって自己資金を書くように国も求めている、欄をつくっているわけですね。  財政支援期間終了後の事業展開に向けた資金計画、学費の値上げを含めて、まだ書かなくてもいい時期に早稲田大学は先んじて書いているんですね。授業料値上げの先頭に立ってきた。こういうことを国...全文を見る
04月12日第193回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  民法債権関係改正案について質問をいたします。  この民法の審議を終局させて共謀罪の委員会審議入りを行おうとすることなどは、断じて許されません。引き続く民法の審議、続いて刑法の審議入りを行うべきだということを申し上げまして、質問に入りま...全文を見る
○畑野委員 次に、定型約款について伺います。  当委員会では、UR賃貸住宅契約など大規模住宅の賃貸は定型約款に当たるかどうかという私の質問に対して、法務省は、個別事情により、例外的にひな形が定型約款に該当することがあり得ると答弁いたしました。  定型約款に当たるか否かは、消費...全文を見る
○畑野委員 少し具体的な話をしていただいたんですが、こういったことの該当性について具体的に議論を尽くしていくことが私は必要だと思います。  次に、保証問題について伺います。  第三者保証については、公証人による意思確認をすれば保証契約を締結できる点で、なお断ることができないと...全文を見る
○畑野委員 金融庁からの御説明でしたが、そうであれば、保証人の意思確認は本当に丁寧に行う必要があります。公証人による第三者保証の意思確認については、それが形式的なものになれば公正証書作成による強制執行のリスクが高まり、保証人保護に反することになる、このような公正証書の乱用による保...全文を見る
○畑野委員 今お話がありましたが、熟慮期間というのは、保証意思の確認にとって必要な制度で、これを、具体的に進めるときにきちっととれるようにするべきだというふうに申し上げておきます。  配偶者保証について伺います。  委員会で議論になりました。最も保証を断ることができないという...全文を見る
○畑野委員 そこで、金融庁に伺います。  先ほどお配りした資料には、中ほどに「経営者に準ずる者」というのがございまして、そこには、「事業に従事する配偶者」の例が記載されています。  事業に従事する配偶者とはどのようなものをいうのか、具体的に説明をしてください。現場ではどのよう...全文を見る
○畑野委員 ですから、ただ単に配偶者たる地位というのを要件として意思確認を不要とするのは合理性に欠けていると言わなくてはなりません。「事業に現に従事している」という要件だけでは不十分だということです。  伺いますけれども、個人事業者の事業に従事する配偶者について公正証書の作成が...全文を見る
○畑野委員 配偶者保証の問題は、なお慎重な審議が必要だと思います。  保証人の責任制限について伺います。  現在の民法第四百四十八条に今回第二項を追加して、主たる債務の目的または態様が保証契約の締結後に加重された場合にあっても保証人の負担は加重されないことを明示することとした...全文を見る
○畑野委員 保証人の責任制限については引き続き検討をする必要があると思うんです。  法制審議会では、個人保証人が過大な保証債務を負い、破綻に追い込まれることを防ぐために、保証人の責任制限規定の導入について議論がされました。当委員会でも議論がされました。保証は主債務者との情義に基...全文を見る
○畑野委員 約百二十年ぶりの民法改正の議論が尽くされたとは到底言えません。  引き続く審議を求めて、質問を終わります。
04月25日第193回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  参考人の皆さん、きょうは大変貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。  まず、高山佳奈子参考人に伺います。  共謀罪法案における実行準備行為は、外見だけでは行為の意味はわかりません。花見と下見の違いは目的であり、目的をしっかり...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございました。  続いて、小林よしのり参考人に伺います。  先ほど、物言う市民をどう守るかが民主主義の要諦だ、これは物言わぬ市民にとっても大事だというようなことをおっしゃいました。  思想信条の立場の違いを超えて、やはり、国家から監視され、内心の自由、...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございました。激励いただきました。  次に、早川忠孝参考人に伺います。  本法案の対象犯罪は二百七十七と、余りにも広いという意見がありまして、参考人は対象犯罪を絞る方向で修正すべきだという御意見だと伺っておりますが、その点について伺いたいと思います。
○畑野委員 ありがとうございました。検討が必要だというお話でした。  次に、井田良参考人に伺います。  本法案は、発生する結果の重大性の違いにもかかわらず、一律に計画段階で処罰されるということですが、この点についてどのようにお考えになりますか。
○畑野委員 いろいろな問題をこれからまた考えていきたいと思います。ありがとうございます。  小澤俊朗参考人に伺います。  TOC条約を締結するときに、国内法の条約適合性についてチェックする国際機関というのはあるのでしょうか。
○畑野委員 ないということでした。ありがとうございます。  それで、高山参考人に伺いますが、先ほども委員の方から紹介があった、刑事法学者として声明を取りまとめていらっしゃいます。共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明というものです。  その刑事法学者の立場として伺いたい...全文を見る
○畑野委員 高山参考人にもう少し伺いたいんですが、そうしますと、TOC条約を締結するために憲法に反する法律をつくるということについてはどのようにお考えでしょうか。
○畑野委員 そうしますと、もう少し伺いたいんですが、先ほど、アメリカなども留保して条約の締結をしているということですよね。こういうのは当然可能だということですね。
○畑野委員 そうすると、結論としては、日本の場合は今の状態のままでTOC条約に入ることができる、締結することができるという理解でよろしいのでしょうか。
○畑野委員 時間がそろそろ参りましたので、以上で私の質問を終わらせていただきますが、きょうは、五人の参考人の皆さん、ありがとうございました。  今後とも委員会で、引き続き議論や参考人質疑なども大いに進めてまいりたいと思います。  ありがとうございました。
05月12日第193回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  組織的犯罪処罰法改正案、いわゆる共謀罪法案について質問いたします。  まず、国際組織犯罪防止条約、TOC条約について伺います。  我が党は、この条約の承認については賛成をしてまいりました。そこで、過去の議論についてもう一度振り返りた...全文を見る
○畑野委員 はい、お答えのとおりです。  次に、二〇〇五年七月十二日の法務委員会で、当時の南野法務大臣は、「国際組織犯罪防止条約は、一層効果的に国際的な組織犯罪を防止し及びこれと戦うための協力を促進することを目的といたしております。」と述べられておりますが、それでよろしいですね...全文を見る
○畑野委員 お答えがございました。国際組織犯罪防止条約の趣旨は国際組織犯罪対策にあるということです。そのための締結国間の協力を促進するということなんですね。  では、このTOC条約を締結することによって、我が国に具体的にどのようなメリットがあるのか。各締約国との関係でどのような...全文を見る
○畑野委員 つまり、条約によって、主に捜査共助と犯罪人の引き渡しということですよね。  実際の捜査共助について伺いたいんですが、厚生労働省の資料で、第四次薬物乱用防止五か年戦略における主な施策として、目標五に、「薬物密輸阻止に向けた国際的な連携・協力の推進」というふうにあります...全文を見る
○畑野委員 わかりました。  国際組織犯罪防止条約は、現時点でも取り組まれている捜査共助あるいは犯罪人の引き渡し、これをさらに効率的に進めようというものだと思うんですね。  しかし、そのために共謀罪を新設して、刑法の大原則を根本から変えるということは許されないと言わなくてはな...全文を見る
○畑野委員 このままでは我が国の法制度と相入れないと強く言って、我が国としても積極的な交渉を行った結果、我が国の主張が受け入れられ、本条約第五条の規定になったというふうに当時言っているわけなんですけれども、それにしても、そういうふうに言ってオプションがついた割には、そのオプション...全文を見る
○畑野委員 お答えいただきましたが、つまり、刑法で守られている人の利益、保護法益というのが実際に侵害される危険性があるときに限り処罰されるということだと思うんです。  金田法務大臣に伺いますが、保護法益の侵害について、最高裁は、観念的なものにとどまらず、現実的に起こり得るものと...全文を見る
○畑野委員 最高裁でこのような判示が出たということについては、大臣、よろしいですね。
○畑野委員 そうだと思います。  当委員会の参考人質疑で、高山佳奈子京都大学教授は、「内心の自由、思想、良心、それから表現の自由など含む精神的自由というのは、経済的な自由と比べても一段と上の価値を有する。それを、いわんや刑事罰をもって制限しようというからには、相当の理由がないと...全文を見る
○畑野委員 反するというふうに言うんですが、当該合意の内容を推進するための行為に実質的な危険を要求していないということなんですか。実質的な危険がない行為を処罰するというのは、国内法の原則に反するんじゃないかというふうに思うんですね。ここは先ほどから議論されているんですが、あくまで...全文を見る
○畑野委員 できないのではないかと考えているということですけれども、条約の解釈というのは、国の方も、政府の方も、幅があって次々と変わってきたということですよね。だから、考え直すべきだということを申し上げなくてはなりません。  高山参考人は、国内法の基本原則に従った、憲法に従った...全文を見る
○畑野委員 それでは伺います。共謀罪法案第六条の二第一項ただし書きには、「実行に着手する前に自首した者は、その刑を減軽し、又は免除する。」という自首減免規定があります。なぜ条約にない規定が今回の共謀罪法案に書かれているんですか。
○畑野委員 金田大臣にちょっと確認なんですけれども、今の刑事局長の答弁で、政策的な配慮に基づいて自首減免規定を置いたということですが、そのことでよろしいですか。
○畑野委員 しかし、かつての共謀罪法案のときから、このことは大変議論になってまいりました。  二〇〇五年十月二十六日の法務委員会での、日弁連の海渡雄一参考人からの発言です。   このような規定があれば、犯罪を持ちかけた者が会話を録音するなどして相手の犯罪実行の同意を得た上で届...全文を見る
○畑野委員 資料につけさせていただきましたが、二〇〇〇年八月四日、警察官が公務員職権濫用の罪に問われて、大阪地裁は懲役三年、執行猶予五年を言い渡しております。あるいは、二〇一七年二月四日、警官、組員に捜査情報漏出疑惑、LINEで兄貴は再逮捕になっているよなどと送付したなど、そうい...全文を見る
○畑野委員 先ほどから、テロを含むとかテロ対策、そしてテロに万全にと言うけれども、こういうローンウルフ型のテロというのは入っていないということですよね。  つまり、このTOC条約は何か。  きょう資料につけましたけれども、参考人質疑でも紹介されたように、アメリカのノースイース...全文を見る
05月16日第193回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  参考人の皆さん、本日は大変貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。  まず初めに、参考人の皆さん全員に伺います。  共謀罪法案に関して、捜査機関が権限を濫用するおそれがあるという声があります。そこで、取り調べその他の捜査を行う...全文を見る
○畑野委員 参考人の皆さん、ありがとうございました。  次に、指宿参考人に伺います。  参考人質疑の前回のときに高山佳奈子教授が紹介されておりました、二〇一七年二月一日の共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明、これに指宿参考人は賛同されていらっしゃると思いますが、その理...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございます。  引き続き、指宿参考人に伺います。  先ほどのお話の中でも、捜査技術が高度化している、その中で、捜査を前倒しするとプライバシー侵害のおそれが高まるのではないかという危惧をするのですが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○畑野委員 ありがとうございました。  次に、海渡参考人に伺います。  先ほど与党の議員から、集会などのチラシについて、表現の自由にかかわる発言がございました。それについて反論権が与えられていなかったと思いますので、先生の御意見を伺いたいと思います。
○畑野委員 海渡参考人に引き続き伺いたいのですが、二点伺いたいと思います。  資料の中に載っていて触れられていなかった点なんですが、一つはイギリス、アメリカの共謀罪について、もう一つは、共謀罪法案は現代版治安維持法だという声も聞きますが、両者の共通点についてどのようにお考えなの...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございました。  続いて、加藤参考人に伺います。  この間、秘密保護法、安保法制、すなわち戦争法、盗聴法拡大、刑訴法の改悪、そして先日の安倍総理の九条改憲発言などの流れの中で、今回、共謀罪法案が提出されている、この点についてどのようにお考えになりますでし...全文を見る
○畑野委員 ありがとうございます。  引き続き、加藤参考人に伺います。  憲法との関係で共謀罪法案についてどう思われるかということなんです。  先ほども海渡参考人にも伺いましたが、集会のチラシなどについて、この委員会で、表現の自由にかかわる、こういう発言が与党議員から出ると...全文を見る
○畑野委員 参考人の皆さん、大変貴重な御意見をいただきました。ありがとうございます。  昨日、五月十五日発表のNHK世論調査では、共謀罪法案について、賛成が二五%、反対が二四%、どちらとも言えないが四二%でした。よくわからないという国民が圧倒的多数、賛成は本当にわずかだというこ...全文を見る
05月18日第193回国会 衆議院 本会議 第26号
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○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました金田勝年法務大臣に対する不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  第一の理由は、金田法務大臣が共謀罪法案の担当大臣でありながら、憲法六十三条に基づく国務大臣としての答弁義務を果たさず、国民に対する説明責任に...全文を見る
05月26日第193回国会 衆議院 文部科学委員会 第15号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  文化芸術振興基本法の一部を改正する法律案の起草案は、文化芸術振興議員連盟の場で昨年来議論を続けてきたものであり、成案の取りまとめに当たられた皆さんに敬意を表します。  私も議連の場で意見を述べてまいりましたが、文化芸術振興基本法制定後...全文を見る
○畑野委員 各地の美術館や図書館、公民館などで、創作物の発表を不当な理由で拒否するなど、表現の自由への侵害が相次いで、創作活動の萎縮も懸念される中で、文化芸術の基本法に表現の自由を明記するということは意義があることだと思います。  本起草案は、文化芸術の振興にとどまらず、観光、...全文を見る
○畑野委員 本起草案では、現行の文化芸術の振興に関する基本方針を文化芸術推進基本計画へと改めております。  文化芸術の振興そのものは、何か成果を上げなければ行わないとか、成果を上げていないものは行わないというものではなくて、文化芸術の創造、享受は、本法律にあるように国民の文化的...全文を見る
○畑野委員 あわせて、地方自治体にも、地方文化芸術推進基本計画として、地方の計画を策定する努力義務を新たに規定しております。国の計画を参酌して策定するということになっていますが、国の計画のとおりに地方自治体も計画を策定せよと受けとめられかねないのではないかと思いますが、その懸念に...全文を見る
○畑野委員 それでは、最後に伺います。
○畑野委員 現状の文化予算の規模を当然視するのではなく、文化芸術の振興のために予算面で国が積極的な役割を果たすべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○畑野委員 終わります。ありがとうございました。
06月02日第193回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  まず初めに、五月十九日、前回の当法務委員会で審議を断ち切って共謀罪法案を強行採決したことに強く抗議をするものです。  共謀罪法案の内容というのは、審議の中でも、まさに憲法違反であり、また、政府自身が中身をきちんと説明できない。今議論に...全文を見る
○畑野委員 二〇一五年四月現在ですが、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の調査によれば、治安維持法により、警察署での拷問による虐殺者九十三人、服役中、未決勾留中の獄死者百二十八人、服役中、未決勾留中の暴行、虐待、劣悪な環境などによる発病で出獄、釈放後死亡した者二百八人、弾圧で再起で...全文を見る
○畑野委員 これはぜひ掌握していただきたいと思っているんですが。  さらに伺います。  治安維持法犠牲者に対する拷問などは、当時の刑法でも禁止され、処罰対象になっていたのではありませんか。
○畑野委員 戦後の日本の原点は、軍国主義の除去と民主主義の確立を基本的な内容とするポツダム宣言の受諾ということにありました。それを具体化して、再び戦争をしないという日本国民の決意と願いによって生まれたのが日本国憲法です。  伺いますが、治安維持法はポツダム宣言の受諾によってどう...全文を見る
○畑野委員 伺いますけれども、治安維持法ですが、ポツダム宣言の受諾によって廃止されたことについて、法務大臣の御見解を伺いたいと思います。
○畑野委員 この議論は国会でかつてもやられておりまして、金田大臣の御答弁もあったわけですが、一九七六年の九月三十日、我が党の正森成二衆議院議員に対する三木武夫総理の御答弁という点では、「治安維持法につきましてはすでにそのときでも批判があり、今日から考えれば、こういう民主憲法のもと...全文を見る
○畑野委員 金田大臣、だめですよ。それをまた繰り返すんですか、共謀罪法案。  当時も、明治憲法のもとで、憲法違反、強行採決、国際社会からの批判も聞かない。その結果、侵略戦争に突き進んだんじゃありませんか。そのような認識だから、人権の問題でも、きちっとした国際的な懸念に応えること...全文を見る
○畑野委員 本当に政治が変わる必要があるということを申し上げて、これは必ず解決すると決意を申し上げたいと思います。  次に、同様のことは戦後のレッドパージでも行われてまいりました。  二〇一〇年八月三十一日、内閣総理大臣に対して日本弁護士連合会は勧告書を出しております。レッド...全文を見る
○畑野委員 この大橋さんは、レッドパージとしての被害者で、今大臣が言うような冷たい対応で、ずっと救済されてこなかったわけです。  そして、国家公務員として逓信省、電気通信省に在職していたわけですが、その働いていた時期の年金の支給もされていないと訴えておられます。きちっと調査すべ...全文を見る
○畑野委員 これも、私が質問するということで、初めてそういう御答弁をいただくことができました。  私の父もレッドパージ被害者の一人です。多くの方々と御家族が塗炭の苦しみをされてきた。この戦後最大の人権侵害の解決、これも図らなくてはならないということを申し上げたいと思います。 ...全文を見る
○畑野委員 真剣に検討した結果、早く締結するように強く求めておきます。  最後に、先ほどから議論になっている共謀罪法案についての国連特別報告者ジョセフ・カナタッチ氏の日本政府に対する公開書簡について伺います。  カナタッチ氏からは、プライバシーの権利と表現の自由への過度の制限...全文を見る
○畑野委員 信義則の話がありましたけれども、カナタッチさんからそういうのが出たというのは、普通は、一カ月かかって、答弁にかかるという関係でしょう。  独立した、本当に国連からきちっと位置づけられてやっている方ですよ。ここの委員会で強行採決を十九日にする、そういう状況の中で十八日...全文を見る
○畑野委員 以上で終わります。
06月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  刑法の一部改正案について質問いたします。  先ほどからお話がありますように、百十年前の制定から初めての性犯罪に係る刑法改正です。きょう一日の委員会審議でなく、参考人の皆さんの御意見など、しっかりした論議を尽くすべきであったということを...全文を見る
○畑野委員 刑罰法規である以上、構成要件は明確でなくてはならないと思います。法務省として明確な見解を示すべきだということを申し上げておきたいと思います。  二〇一五年二月十八日付神奈川新聞に次のような記事が載りました。  特別支援学校の小学部に通う長女には知的障害がある。放課...全文を見る
○畑野委員 時間がもうなくなってしまいました。警察庁、検察庁、内閣府に来ていただいたんですが、積み残しでございます。  最後に、金田大臣に伺いたいと思います。まだまだこれから、法改正そして運用の改善を含めていろいろな支援を進めていく必要がある、財政的にも必要になってくると思いま...全文を見る
○畑野委員 終わります。
11月15日第195回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  林文部科学大臣は、きのう、十一月十四日、加計学園獣医学部の認可を行いました。ところが、大学設置・学校法人審議会がつけた審査意見を見てみますと、当初、加計学園の提案には警告というものがつけられておりました。  大臣に伺いますが、警告とい...全文を見る
○畑野委員 大臣から、根本的な見直しをしなければということがありました。それをしなければ獣医学の教育などできないという厳しい意見がついたわけです。  国家戦略特区として、当時の山本幸三担当大臣は何と言っておられたか。京都の提案よりも今治市の提案の方が熟度が高いと判断したと言って...全文を見る
○畑野委員 大臣、説明になっていないですよね。  つまり、これは鳴り物入りでやるというふうに言ってきたわけですよ。ところが、大学設置審の方は、抜本的な見直しと。では、今までどういう熟度が高いと言える計画があったのか。獣医学部の教育などできないというふうに言われているわけですから...全文を見る
○畑野委員 大変な内容ですよね。カリキュラムの実現可能性に疑義があると、本当に重大な指摘がされたわけです。このままの教員体制ではおよそ獣医学の教育ができないということですよね。  林大臣に伺いますが、これまで、当時の山本大臣は、今治の提案が熟度が高い理由として、「教員の確保の道...全文を見る
○畑野委員 つまり、熟度が高いというのはうそであったということですよ。これまで今治、加計学園に決めた理由として熟度が高いと言っていた政府の評価を、大学設置審の指摘は否定している、そういう結果です。  水際対策についても伺います。  大学設置審は、水際対策に対して加計学園に重大...全文を見る
○畑野委員 これも重大な内容です。人獣共通感染症に関する内容を学ぶ実習がない。実習がない。どうやってやるのか。熟度が高いなどとなぜ言えるんですか。林大臣、御説明ください。
○畑野委員 熟度が高いと言って、今のは二次審査ですよ。何回やってもこういうことが出てくる。最初からだめ、次もだめということじゃありませんか。つまり、政府が言ってきた国家戦略特区としてお認めになった理由も根拠も大学設置審でことごとく否定された、そういうことです。  当時、山本大臣...全文を見る
○畑野委員 京都について調べたのかというふうに伺っているので、それをお答えください。
○畑野委員 京産大学が辞退したのは後の話です。(発言する者あり)
○畑野委員 比較検討するときに、当時の山本大臣は、水際対策で今治の方がよい、すぐれていると言っていたわけです。ということは、京都についても具体的にそれは調査をしなくてはならないと思いますが、したのですか。もう一回お答えください。
○畑野委員 大阪などともやっているということを含めて、この実績の資料を私はお示ししたわけですから。それについて調べたんですか。
○畑野委員 ワーキンググループでは、私も読んでいますけれども、そういうのはありません。ですから、あるというんだったらちゃんと出してほしいけれども、ないわけですから、調べていないというふうに言わなくてはなりません。  感染症の水際対策や地方自治体との連携で京都産業大学が劣っている...全文を見る
○畑野委員 全く納得できないですね。  審議は、初回に是正を求める意見が相次いだために、二次で終わらなくて、異例の三次までもつれ込んだわけですよ。設置審のある専門委員の方はこうおっしゃっています。設置審の審査は答えを教えながら何回も試験をするようなものだ、要するに設置基準を満た...全文を見る
○畑野委員 大学行政史上かつてないことです。文部科学行政に汚点を残してはなりません。きょうは二十分です。引き続き、この審議をやらなくてはならない。私は、文部科学省から加計学園の申請書をいただきました。これも全部見なくちゃいけません。議事の内容がどうだったのか、このことも徹底して明...全文を見る
12月01日第195回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
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○畑野委員 日本共産党の畑野君枝です。  林芳正文部科学大臣は、十一月二十九日の大臣挨拶で、加計学園の問題について、国家戦略特区における獣医学部新設について、国会等さまざまな場面において、引き続き丁寧に説明する努力を重ねてまいりますと述べられました。  そこで、きょうは、冒頭...全文を見る
○畑野委員 そうしますと、ワーキンググループという会合でそういう比較の検討がされた事実はなかったということでよろしいですか。
○畑野委員 お答えになっていないから聞いているんです。  松本副大臣が、この間、加計学園に比べ、京都産業大学の水際対策が、獣医学部のある大阪府との連携が必ずしも確保されていないという状況などで、不十分という評価をせざるを得なかったと言ったから、一体どこにあるんですか、それはどこ...全文を見る
○畑野委員 だったら聞けばいいじゃないですか。聞いたんですか。そういう資料を出してくださいと。加計についてはこうですよ、京都産業大学はどうなんですかと聞いたんですか。
○畑野委員 全く無責任。私、ちゃんと通告しましたよ。一体どこでそういうものが、ワーキンググループでやったのか。ワーキンググループの公式な会合ではなかったと今お認めになりました。個々の委員に聞いただけだと。  では、その議事録を持ってきてください。今出してください。
○畑野委員 それは聞いているんです、そういうふうに山本大臣が言ったということは。その根拠になる、どういう議論だったのかというのを正確に出してください。林大臣は丁寧に説明すると言っているんだから、そのもとになった国家戦略特区の説明をちゃんとしてください。じゃないと、大臣だって困るわ...全文を見る
○畑野委員 京都に対して、では聞いたんですかとさっき言いましたけれども、それはどうですか。
○畑野委員 勝手に理解しちゃだめですよ。アンフェアですよ。そうでしょう。それぞれ聞いていて不十分だと思うなら、本当にいい獣医学部をつくろうと思うなら、広域連携が感染症対策、水際対策で必要だと思うんだったら、真剣にどこがいいのかと聞くでしょう。  そして、私が示した資料も、今お認...全文を見る
○畑野委員 やっとお認めになりました。ですから、これはほんの端緒ですよ、この間の続きだから。  林文部科学大臣、どうですか、これは。もっとちゃんと説明を求めるべきだと思いますよ。林大臣だって困ると思いますよ。どうですか。
○畑野委員 林大臣のおっしゃるとおりだと思いますよ。日本の獣医学研究教育に係る大事な、大きな問題です。  それで、私は、この間野党の議員そろって求めているように、私も、委員長、改めて、これは内閣委員会とも合わせた文部科学委員会の連合審査を求めたいと思います。
○畑野委員 ぜひ実現をしていただきたいと思います。  この間、加計孝太郎理事長の証人喚問も私は求めております。予算委員会も開かれましたけれども、引き続き、安倍総理大臣出席のもとでの国会内の審議もさらに進めるように求めておきたいと思います。この続きはまた次の機会にさせていただきま...全文を見る
○畑野委員 実際で言えば三千億円必要になってくるという御答弁でした。  昨年度の予算額は、当初予算が七百九億円、補正と合わせて二千百十六億円という水準だと伺っております。それでは、今年度の予算額はどうなっていますか。
○畑野委員 そうなんですよね。  お配りしている資料をごらんいただきたいと思います。こちらですね。いっとき三千八百五十九億円とか三千六百九十八億円とか、時々、震災後の状況で多かったり、また少なくなったりという状況がありますが、ずっと多く支出されていたのが、今年度予算は六百九十億...全文を見る
○畑野委員 大臣がおっしゃることをぜひ進めていただきたいというふうに思います。  洋式トイレのことも調べていただいたということで、本当に今、子供たちの世代というのは和式トイレじゃなくてみんな洋式トイレなので、学校へ行っても使い方がわからない。  それと、エアコンも、地球温暖化...全文を見る
○畑野委員 ぜひ進めていただきたいと思います。  あわせて、全国市長会からは、「特に、少人数学級については、後退することなく、引き続きその推進を図ること。」という御要望が文部科学大臣に宛てて出されていると思います。  林大臣は大臣挨拶で、教員定数の改善充実の必要性について述べ...全文を見る
○畑野委員 林大臣、そこで、これは本当に急いでやる必要があると思うんです。のんびりしていられないと思うんです。なぜかと申しますと、教育の現場では、既に、先生が足りない、もう授業に穴があくという事態が生まれているからなんです。  例えば、千葉県に伺いますと、新年度が始まった直後の...全文を見る
○畑野委員 年齢構成、あるいは教育実践の継承という点でも、やはり若い方たちも本当に採用できるようにしていく必要があるというふうに思うんです。  それで、大臣もおっしゃったように、非正規の教員すら、今、非正規で充てていたものですから、もう足りなくなって、とり合いになっているという...全文を見る
○畑野委員 申し上げましたように、国が今後どういう教員採用をしていくのかということを示さないから地方は困っているんだということを私は申し上げたわけでございます。ぜひ検討してください。  それで、十一月二十八日に、学校における働き方改革特別部会の中間まとめが出されました。結論はい...全文を見る
○畑野委員 時間がありませんので、最後に一言だけ申し上げますけれども、例えば、少人数学級の取り組みで、相模原市が、二〇一四年度から三年間、モデル事業として、中学校での少人数学級に取り組んでまいりました。  市の教育委員会がまとめた点検・評価結果報告書によれば、一人一人の学習状況...全文を見る
○畑野委員 まとめて二つ、文部科学省に伺います。  国立大学を中心に、無期転換を避けるためと思われる雇いどめ事案が広がっておりまして、例えば東北大学で三千二百人、東大で五千人など、伺っております。こうした事態に対してどのように対応しているのかというのが一つ。  もう一つ、また...全文を見る
○畑野委員 時間が参りました。  資料に、大学において請負契約等に基づいて授業を行うことということで、請負契約による講師は、学長の権限と責任のもとにおいて、みずから授業を行うことが困難であるというふうにも述べられているんですね。ですから、こういうことのないようにきちっと適切な指...全文を見る