原口一博

はらぐちかずひろ

小選挙区(佐賀県第一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数9回

原口一博の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第159回国会 衆議院 本会議 第4号
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○原口一博君 民主党の原口一博でございます。  民主党・無所属クラブを代表し、イラク特別措置法に基づく自衛隊派遣の国会承認問題に関して質問いたします。(拍手)  先遣隊は、委員会理事も知らないうちに再出発しており、国会は参考人として直接現場の意見を、そして情報を聞く機会すらな...全文を見る
○原口一博君(続) 他に対応をゆだねることではありません。情報の共有と法執行の妥当性の確認について不断の努力がなければ、議会制民主主義は成り立ちません。  劣化ウラン弾やクラスター爆弾の災禍にさいなまれる子供たち、イラクの現状を何度訴えたことでしょう。その声には耳をかさず、人道...全文を見る
01月30日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。総理並びに関係大臣に質問をいたします。  大きな政策転換の意識があるのか、そして、その責任はだれが負うのか、国会に政府が提出している資料は果たして自衛隊派遣の承認に足る資料なのか、情報を開示し、説明をしっかりして、理解を求める姿勢がある...全文を見る
○原口委員 私にもあるということですが、あなたがこの最高責任者ですから、あなたが最高の責任を負うということでよろしいですね。
○原口委員 さて、そこで、国会の始まって以来という答弁の撤回が起こりました。私の質問に対する、これは委員長、お許しをいただいて資料を配付させていただきたいと思います。  国会で、皆さん御案内のとおりですが、総理は私に、サマワの治安についてでございますが、住民の意向を反映した市評...全文を見る
○原口委員 初めてです。私が調べた中でも、総理になられてからでも初めてでしょうけれども、こんなもの、私が調べたあるいは私どもの国対で調べた限りにおいては初めてです。  それで、じゃ、総理がどう答弁を変えられたかというと、この市評議会の存在については、なかったんだということをおっ...全文を見る
○原口委員 資料二をごらんになってください。総理にもお渡しをしています。  資料二は、私たちがこの委員会で求めて、理事それから委員長にも提示をされた政府の資料です。「サマーワ市評議会は住民の意向を反映した構成のため、実質的に機能している。」とここでちゃんと示しているじゃないです...全文を見る
○原口委員 つまり、確たる確証を持っていないということを皆さんに、国民の皆さんの前で確認をさせていただきました。確たる確証を持っていないということで本当にいいんですか。私は、そのこと自体が大変問題だと思います。  これは、長島議員がつくっていただいた、昨日の委員会でも皆さんに長...全文を見る
○原口委員 総理、なぜ今参考人からお話を伺ったかというと、まさにここが協力の拠点なんです。協力の拠点が、あるいは我が自衛隊、あるいは我が日本政府の意図を市民の皆さんに伝えるその結節点なんですね。その結節点が今本当になくなっていて、そのことで、我が自衛隊や我が政府の活動が円滑に行え...全文を見る
○原口委員 総理から不規則発言がありますが、やめてください。  解散の、総辞職の理由を聞いているんです。一言言ってください。何で総辞職をしたんですか。
○原口委員 まさに民主的な手続の中でさまざまな不満があって総辞職をしているわけじゃないですか。違いますか。  さらに、そうしたら、今度また参考人にお伺いしますが、テロリストの侵入を防ぐため、不審者を見つけた場合は、その場で市民が取り押さえ、警察に通報するということを、先ほど十一...全文を見る
○原口委員 市評議会以外の行政機構の名前を教えてください。
○原口委員 もう国民の皆さん、ここまでお聞きになっておわかりだと思います。  では、どこが受け入れ先で、何が市の行政主体なのか。これだったらわかりますよ、総理が本会議で私に最初に答弁されたように、サマワ市民を代表する一つの行政組織が正統にあって、それは戦争の後の混乱ですからいろ...全文を見る
○原口委員 CPAは占領組織ですね。そことの、まさにその市評議会との対立によって、解散をしている、あるいは総辞職に追い込まれたんじゃないかと思っているわけです。  今の中に、サマワの市を、市民を代表する組織にCPAがあるなんという答弁、それはもう一回撤回しますか。
○原口委員 具体的にどういうニーズがあるか聞き取りをする、それは、県知事さんはいらっしゃって、県は機能しているというふうに聞いています。しかし、市は今、その代表は助役のようなものだと前におっしゃったじゃないですか、そういう行政組織が機能をしていない。  では、逆にお伺いします。...全文を見る
○原口委員 それでは、参考人にお伺いします。  今、外務大臣がお話しになった、各行政サービスを供給している行政機関と市の評議会の関係はどうなりますか。
○原口委員 行政をつかさどるそのヘッドクオーターが市の評議会でしょう。違うんですか。
○原口委員 CPAが行政の責任があるわけですね。そうすると、今外務大臣がお話しになったことと全然違うじゃないですか。
○原口委員 今外務大臣がお話しになったとおりだとすると、それぞれの市の、先ほどお話しになった各行政機関を統轄するのが市の評議会でしょう、それがないわけですから、大変な混乱になるんじゃないんですか。  もう一つお伺いします。治安についてお伺いします。  治安について、先ほどこの...全文を見る
○原口委員 私たちは、そうは思っていません。十二月十五日や、あるいは、これは世界のさまざまなところで報じられているところを挙げただけで、この一カ月、二カ月の間、サマワでの襲撃事件あるいは治安の悪化は深刻化しているというふうに見るべきじゃありませんか。違いますか。
○原口委員 数十名の武装グループが十二月二十二日、サマワ及びホダル・シティーに続く道路で米軍を襲撃しているじゃないですか。僕らが拾っただけでもいろんなものがある。  皆さんは、自衛隊を派遣しなければいけないということを先に持ってきて、そういったものを総理や官邸に上げるのを怠って...全文を見る
○原口委員 委員長、御注意いただきたいのは、私は具体的に日にちを挙げて、米軍が襲撃をされている、それは事実かということを聞いているんです。あなたは、十二月五日ですか、それ以降はないとおっしゃったじゃないですか。  こんな基本的なことも違っていて、どうやって自衛隊を派遣できるんで...全文を見る
○原口委員 私ははっきり申し上げました。サマワ及びホダル・シティーに続く道路でというふうにお話をしたわけです。(発言する者あり)ほかにもたくさんあるわけです。  周辺の地域や皆さんが持っていらっしゃる情報をしっかりと出すべきだと思いますが、いかがですか。
○原口委員 だから、よく議論を聞いていただきたいんです。私は、サマワ周辺では連合軍に対する大きな事件は発生していないと皆さんがおっしゃるから、これは事実ですかということで、一つ一つ調べて、だれが市内に限ると言いました。  そういう詭弁を弄して、そして国民に対して議論を逃げる、こ...全文を見る
02月19日第159回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  関係大臣に、通告に従い、質問をします。  まず、経産大臣と中小企業庁長官に御質問いたします。  まさに日本の活力である中小企業、今地域では、さまざまな金融の状況もあり、大変な苦労をされています。その中で、中小企業協同組合法に基づ...全文を見る
○原口委員 大体、県をまたがるもの、あるいはほかの、こういう共済以外のものについては経産省が持っているわけですが、佐賀県においては、昨年の暮れですか、一通のメールによって銀行に取りつけ騒ぎが起こるというようなこともあったわけです。これはどういうことで起こっているかというと、やはり...全文を見る
○原口委員 大臣の御答弁のとおりだと思います。理事は、大変大きな、無限責任を持つ、そしてその時効についても大きな責任を持つというふうに思います。  この商工共済組合は破綻する以前から粉飾決算を行っていたと言われておりますが、法務省に伺います。粉飾決算を行った場合に、だれにどのよ...全文を見る
○原口委員 刑事局長、一般的な粉飾決算の場合、だれにどのような犯罪が成立するかということを申し上げたので、特定の事件について伺っているわけではございませんので、そのことは改めて申し上げておきます。  一方、これは認可でございますから、認可権者は大変重い義務を負うわけです。佐賀県...全文を見る
○原口委員 そうしたら、さっきの答弁よりもっと悪いじゃないですか。  一般に、いわゆる行政官庁が、認可をしたところがきっちり指導をし、そして検査をし、そのことをずうっとこの予算委員会だって議論してきたわけですよ。金融の分野で、厳しく検査をし、そして指導をし、改善命令を出し、それ...全文を見る
○原口委員 個別の案件についても言えない。一般論も言えない。では、何を聞けばいいんですか。  この問題はどういう問題かといいますと、中川大臣、地域の一定の政治家と、それから県から天下った事務局長と、そして、それを知りながら内々に隠してきた者が、本来であればもっと被害は小さくてよ...全文を見る
○原口委員 中小企業庁長官にも、きょう、お見えいただいていますね。  日々さまざまな限られた情報や限られた活動範囲の中で頑張っていらっしゃる中小企業を守るために、どのような施策をお考えなのか。今後、こういう事案は、これは行政と一体になられて——私もずっと聞き取りしました。もうみ...全文を見る
○原口委員 そこで、やはり一人一人の中小企業にこの法の趣旨やさまざまな危険についても知らせる必要があると思いますね。民主党は、この問題についての調査チームを党内につくって、昨年、現地調査に派遣しました。今後もこのことについて追及をしていきます。中小企業を食い物にして自分たちの責任...全文を見る
○原口委員 そこでは、消費者が適正な情報を受ける権利、あるいは選ぶ権利、それから補償される権利、さまざまな権利がある。そして、権利が守られて初めて消費者の自立ということも成り立つわけでありまして、この権利は、だれかが付与して、それにげたを履かせるから生まれるというものではないとい...全文を見る
○原口委員 今、少し前向きの御答弁をいただきました。  消費者というのは、もう今すべての国民が何らかの消費活動をやっている。国民と言いかえてもいいわけです。その権利がしっかりと、保護の客体ではなくて権利の主体であるということから法律を説き起こして、そしてしっかりとした消費者政策...全文を見る
○原口委員 この児童虐待防止法ができてから、その後でももう百人以上の大切な命が失われているんですね。  例えば、今度児童福祉法の改正案も出ていますが、これもいわゆる地方自治法を誠実にトレースして、都道府県の役割と市町村の役割とが分けられています。ただ、こういう危機管理の大きなフ...全文を見る
○原口委員 私も、これは大変憂慮すべき問題だと思います。しかも、数は減っていても、少子化で母数が減っていますから。だから、単に数が減ったからめでたしめでたしというわけには絶対にいかないというふうに思います。  さらにお尋ねをいたしますが、その中で、経済的な要因で学校を欠席してい...全文を見る
○原口委員 私たちの実感と今の数字は、少しかけ離れています。  さらにお尋ねしますが、小中学校において本人の安否が、今回の岸和田のこの中学校三年生のように、学校側から確認できない子供たち、これはどれぐらいおりますか。
○原口委員 何回も、こういう悲惨な事件を繰り返さないと言いながら、結果的に、今前向きの答弁をいただきましたからそれで了としますが、本人の安否さえわからない。これには、中に立ち入れなかったりさまざまなジレンマがあります。だからこそ、ここの分野についても、私たちも、与党の皆さん、野党...全文を見る
○原口委員 この問題は、法案審議の中でも詰めていきたいと思います。  虐待の連鎖が起こる。大体三割ぐらいは虐待が連鎖をする。それから、目の前でさまざまな暴力を見せられる、このシーンが日本では多過ぎます。かつて文科大臣と一緒の委員会で、Vチップのことも私も提起をいたしました。目の...全文を見る
○原口委員 しかし、厚労省さんからいただいているこれを見ると、ポートフォリオの中の株の比重というのはそんなに落ちないんですよ。これを見れば、恐らく、日本の経済は今デフレからの脱却をずっと言って、それをこの委員会での主要なテーマにしてきましたけれども、緩やかなインフレになっていくだ...全文を見る
○原口委員 さて、私は、規制改革、行政改革のことについても、石原大臣、随分頑張ってこられて、そして、私も今回規制改革のネクスト担当になっているわけですが、本当に独法というのは要るんだろうか。そして、こういう事態、これから申し上げますが、事態を目の当たりにすると、こういうものをなく...全文を見る
○原口委員 大臣、よくお聞きいただきたいんですが、今、フェンスは囲われていた、そしてかぎは元請に預けていたと。では、だれが入れたんですか。公団はどのような調査をされましたか。
○原口委員 かぎを公団の職員が持っていて、どうして別の人がここに入れられますか。そして、あなたたちは、当然、元請、下請、この人たちについても、一義的にはどうしたんだというふうに聞かなきゃいけないけれども、掘り返しもこの人たちにやらせているじゃないですか、調査も。違いますか。
○原口委員 時間が限られていますので、総裁、正確に答えていただきたいのは、掘り返しも、皆さん、きのう私に、十トンダンプ五十台分の産廃がここから見つかったんだ、だからあけてあるんだと。そして、朝いただいたこの資料、この資料を見ると、十トンダンプ九十七台分が入っていたんだと。もう一日...全文を見る
○原口委員 委員長、私が手元にいただいている資料では、十トンダンプ五百台分も入っただろうと。これは、今、産廃は幾らするのかわかりませんが、十トントラック一台当たり、産廃の処理及び運搬料で二、三万円だと。  そして、こういう証言もあるんです。まあ、公団にもしかるべきことをしてある...全文を見る
○原口委員 大臣、私は、こういう不透明な、しかも私たちが得ている資料では、飲食やゴルフの接待もした、お金も渡した、こういった証言まで出てきているんです。まさに公団ぐるみで外から産廃を持ってきて、そして、これはわかりませんよ、中の泥を外に出す。一度に何回おいしいんですか。これが事実...全文を見る
○原口委員 大臣、率直なお話をいただいてありがとうございます。  廃棄物のこれほど多くの、そんな、朝やっただろう、日曜日やっただろうと。これほど多くの、皆さんが認めていらっしゃるだけで十トントラック九十七台分ですよ。これはそんな人里離れたところのあれじゃないですよ。わからないわ...全文を見る
○原口委員 もうこれで質問を終えますが、このテープを、理事を通してこの理事会に御提示したいと思います。ぜひこれをごらんになって、しっかりとした捜査と、そしてこの組織、まさに、これが事実であれば、腐った組織ですよ。腐った組織で国民の命を危険にさらすわけにはいかないということを指摘し...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  規制改革の担当をしておりますので、金子大臣を中心に質疑をさせていただきたいと思います。  まず第一に、私たちはさきの選挙でマニフェストを掲げて戦いました。御党の規制改革のマニフェストの柱を教えてください。
○原口委員 冒頭お話しになりました消費者の視点。やはり、すべてのものが生産側の視点であってはならない。ユーザー側、利用者側の視点が大事だ。  私たちも規制改革についての基本的な考え方というものをまとめて、問いました。その中で、数点、今回の特区法に関連して確認をしておきたいという...全文を見る
○原口委員 ということは、鴻池大臣がおっしゃっている、医療に株式会社参入するということがこの特区法案の目玉というふうに明確におっしゃっていますが、そのことでよろしいですね。
○原口委員 いや、鴻池大臣の姿勢はもっと明確なんです。医療の分野について株式会社を参入させること、これが大事だということをるる述べておられて、そこの認識がどのようになっているのかということで。  それで、午前中、市村代議士が質問をしましたように、やはり、国民皆保険との関係でどう...全文を見る
○原口委員 聞いたことに答えていただきたいんです。ちょっとお下がりになって結構です。  本来、この委員会は政府委員とやるものじゃありません。私も、予算委員会で、あそこにいらっしゃる村上総括副大臣と議論をさせていただきます。政治のダイナミズム、政治主導ということで改革になっている...全文を見る
○原口委員 金子大臣、今お聞きになったとおりですよ。これは基本方針二〇〇三における決定事項ということで決められていても、いいですか、決められて皆さんは十五年度にやるということをもう明確に示されていても、今のような答弁なんです。  なぜ最初にマニフェストを挙げたかというと、皆さん...全文を見る
○原口委員 いや、だから、この総合規制改革会議のこれは答申であって、そして官邸のホームページに載っているわけですね。さっきホームページのお話をされていた。だから、この認識が一致しているのかしていないのか。市村議員が質問をしましたが、そうしないと、どっちの方向に行くのか、政府がどう...全文を見る
○原口委員 今のガイドラインは、去年の九月のたしか十六日か十八日でしたか、通達を出されて、各都道府県に、患者の側が医療機関に対してカルテの開示をお願いしたらそれは見せなさい、そういう指導、通達をされていると思いますが、これで間違いありませんか。
○原口委員 だから大臣、結局、カルテを開示された、この法的な根拠を定めた法律はない。今のガイドラインと通達でもってやっているんです。  だけれども、皆さん、カルテって何語で書いてありますか。ドイツ語かもわからない、英語かもわからない。あるいは、よしんば日本語で書いてあったとして...全文を見る
○原口委員 そうすると、皆さんが今まで定めてこられた高度先進医療というのがありますね。これとの関係はどうなりますか。
○原口委員 高度先進医療としては、皆さんが厳しい要件を設けて、七十一種類、二百三十七件、九十医療機関でなさっています。  この「高度な医療」というものが、私は何回法律を読んでもよくわからなかった。そして、どのようなニーズがあるのか。では、今おっしゃった四つにニーズがあるわけです...全文を見る
○原口委員 よくわからないんですよ、大臣、今の答弁では。  私は、規制改革はどんどん進めるべきだ。民主党は、自由な領域、経済規制については原則撤廃、そして社会規制については、人が人であるための尊厳を守るために、これは強化です。しかし、経済規制の中でも、共有する部分、電力だとか通...全文を見る
○原口委員 省令ではなくて告示でやるわけですね。本当ですか。それは法案のどこですか。確認をしたいと思います。
○原口委員 結局、厚生労働大臣がそれを告示という形で示すわけですね、指針というものを。  また、この法案では、高度医療の提供を行う病院等の設備、人員等についても、その厚生労働大臣が定める指針で決めるわけですか。そうでしょう。  そもそも、医療技術とか医療機械が進化、日進月歩、...全文を見る
○原口委員 ちょっとよくわからなくなった。  さっきの高度な医療についての基準は省令で決めるんですよね。どっちですか。告示でやると言ったでしょう、さっき。
○原口委員 そうすると、高度医療の提供を行う病院等の設備、人員等について、この基準を省令で決めるわけですね。それはどういうものになるんですか。
○原口委員 いや、だから聞いているわけですよ。金子大臣、私はシンプルに聞いているんですよ。日進月歩の医療技術、医療機器の進化の中で、そんなことまで省令に書き込めるんですかということを聞いているわけです。  では、そのガイドラインはどんなものですか。どういう理念に基づいたガイドラ...全文を見る
○原口委員 ということは、特区の申請があってから皆さんがガイドラインをおつくりになって、申請があってですね、そしてそれに沿って高度な医療や機器や人員といったことについて議論をするわけですね。  今の段階で、どんな申請があって、どこまで議論しているんですか。そんなものもこの中で吟...全文を見る
○原口委員 いや、だから、今例示された四つですね、四つ。この委員会に出してください。よろしいですか。出すか出さないかだけ答えてください。
○原口委員 大臣、つまり、何でこんな質問をするかというと、結局、私たちは、私たちがつくりました民主党の規制改革の基本的な考え方という中で、上乗せ規制があるんですよ、入り口では規制を改革すると言いながらも、今のようなガイドラインや省令や通達で上乗せ規制をして、実質的には何もできない...全文を見る
○原口委員 まさに医療改革の中身が少しずつ変遷しているわけです。本来は、高度先進医療についてもそれを多様な主体が担えるようになって医療の質を上げていこう、それが先ほど大臣がおっしゃった三つの柱、民でできることは民に、あるいは地方でできることは地方に、あるいは消費者のサイドでという...全文を見る
○原口委員 もう質疑をやっていると驚くわけですよ。ひっくり返ると言ってもいい。  規制改革の構造改革特区について、私たち民主党は賛成です。そして、規制改革を一刻も早く市民の立場、主権者の立場で広げていく。  しかし、具体的なニーズや提案がなくて仕組みについての提案があったんだ...全文を見る
○原口委員 では、伺いますが、その今の医療の株式会社というのは、高度な医療についての提案ですか。
○原口委員 必ずしもすべてが高度というわけではございませんという答弁がありますか。高度な医療について今皆さんは構造改革特区で株式会社の参入を認めるというふうにおっしゃっているわけですよ。必ずしもそうじゃなかったら、具体的なニーズはなくてこういうことをやろうとしているんじゃないです...全文を見る
○原口委員 もう我慢の限界です。  あなたは、私に、地域医療計画が何たるかを今教えていただけただけじゃないですか。そんなことは知っていますよ。こんなところで言わなくて結構。  私が伺ったのは、地域医療計画というのは、今おっしゃるように、既存の病院の配置でしょう、適正な配置のた...全文を見る
○原口委員 だから、効率的なも何も、既存の医療サービスと競合するものじゃないでしょう、この特区の、高度な医療と皆さんの言われたことは。  私の質問の趣旨、御理解いただけないみたいなんで、実際、政治家呼んでください。僕はもうこれ以上官の人たちと、予算委員会でもこういう質疑の仕方は...全文を見る
○原口委員 基本的に、委員会質疑というのは政治家同士の質疑なんです。ですから、それでも役人でお答えになれますということだったからお呼びをしている、この認識です。  もう一回聞きます。  いいですか、皆さんが今回特区で追加されようとしている医療、高度な医療というのは、通常の病院...全文を見る
○原口委員 私も大体温和ですけれども、そろそろ限界に近づきつつある。聞いたことをそのまま答えてください。  通常の病院ではできないような分野を対象にしているんでしょう。そうでしょう。
○原口委員 また、この法案の中で、自由診療ということでは保険外ですね。皆さんは混合診療も含めて適用をやるべきだというふうに総理のホームページに、官邸のホームページに高々とうたってあるけれども、それは、さっきお答えになったように、これは違いますと。官邸のホームページに書いてあること...全文を見る
○原口委員 あなたがおっしゃっているのは、その後のステップじゃないですか。地域医療計画の中に入って、そしてこの地域医療計画の中の内か外かという勧告を知事がやるかやらないかという話をされているので、これを地域医療計画の中に入れる、あなたは、ジャッジメントと行動、ドゥーをおっしゃって...全文を見る
○原口委員 もう合理的な答えは政府から来なかったということで。  もともと、地域医療計画というのは、病床の総量規制なんです、大臣。医療分野の自由な競争を阻害して、医療現場の皆さんも、果たしてこれでいいだろうかという問題を幾つも提起されているところなんですよ。それを改革の特区でも...全文を見る
○原口委員 六十二の病院がどこにあって、そして皆さんは、株式会社だから利潤を追求して過剰な診療をしていないということを何をもってごらんになったのか。そんな株式会社がありますか。バランスシート、大臣は前、財務委員長でしたか、財務委員会でも何回も議論をしましたが、そんなバランスシート...全文を見る
○原口委員 そうしたら、委員長、この委員会に、その六十二の経理状況、本当に利潤を追求していないのか。それはどこで見るんですか。コストと、そしていわゆるかかった費用と、それから受けたベネフィット。どれも赤字ですか。  私は、そういう何か理屈にならない理屈をこねくり回していたんでは...全文を見る
○原口委員 いや、あれはこの構造改革特区の所管なんですよ、大臣が。だから、医療の質をきっちりチェックできるものがなければ、それこそ皆保険制度に穴をあけて、これはぼろぼろになるかわからない、その危険さえもある。  いや、私はそうじゃないという立場ですよ。しっかりとしたセーフティー...全文を見る
○原口委員 先ほど、私がやったふりと言ったのは、きっちりホームページに、平成十五年度中に措置する、二〇〇三年決定と書いてあってさっきの答弁だったから、それは違うでしょうということを言っているんです。何も根拠がなくて申し上げているわけではない。  私たちは、規制を、いわゆる行政が...全文を見る
○原口委員 私も、私たちの知らないところで法律が決まったんだなと思っていました。  私自身は、民主党の中で、規制といったものを再確認をしなきゃいけないと。規制というのは、もともと、働く人たちを守るためにできました。高度な社会、あるいはさまざまに複雑化する社会の中で、一たん被害を...全文を見る
○原口委員 いや、見直すべきところは見直すべきだというのを、それを言葉で言っただけでは本当に実際的にはオペレートしないんですよ。何年たった規制は必ず見直すとか、そういう外形的なルールがないといけないと思うんですが、いかがでございましょうか。
○原口委員 今回、特区法の改正といった中で、医療の規制改革の問題に絞って議論をしてきましたが、私は、規制改革を一生懸命前に進めていこうという人たちから大きな失望の声をこの特区法の改正については受けています。  国民皆保険制度を、一方で理念の部分に穴をあけてしまって、みんなに不安...全文を見る
○原口委員 いや、その人たちが借りている間は、そこはほかの、例えば漁民や一般の国民は使えないんでしょう。
○原口委員 本来であれば、そこに対する基準も、それからそこを使う使用料も、払わなくてよかった人たちが払わなければいけないかもわからない。  医療の質について最後お話をしますが、医療の質をどう担保するかということを特区の方に聞いたら、二つ答えが来ました、大臣。高度な医療にかかわる...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第12号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  今回、人質が無事救出されたことを、皆さんとともに喜びたいと思います。そして、今、政府の報告にもありましたとおり、関係各位、協力していただいた皆さんに感謝の誠をささげたいと思います。  また、逢沢総括副大臣、御苦労さまでございました...全文を見る
○原口委員 人命にかかわる問題でございますので、人質の命にかかわるような単独の取材だとか、あるいはそういったことについても自粛を要請するということはなかったわけですね。お答えください。
○原口委員 それは、外務省が邦人の安否と申しますか、いわゆる邦人援護をするという観点からの調査とはちょっと違いますね。どういう目的でもってなさったんでしょうか。
○原口委員 念のためにと言いますが、外務省がそれを、どこにどれぐらい邦人がいらして、安全が守られているかということをなさるというのはわかりますけれども、目的についてもよくわからず、これは、数人、こういう証言がありました。出過ぎたことをするな、さまざまな報道については注意しろと。 ...全文を見る
○原口委員 そこが私には余り理解できないんですよ。  先ほどテロ特措法の中で御報告がありましたとおり、これは閣議決定で延長を決める。そのときに、あれは予算委員会でございましたか、求めまして、どの国にどれぐらいの給油をなさっているのかということで、それを開示していただきました。 ...全文を見る
○原口委員 なかなか苦しい答弁ですね。  海幕長にも来ていただきたいということで、今大臣がおっしゃったコアリションについて少し議論をしたいと思っていまして、やはり脅威の対象が変わってきた、非対称性の戦争ということがよく言われています。そういう中で、テロとの闘いで、今、アフガニス...全文を見る
○原口委員 その外国人記者クラブの講演の後、古庄海幕長は、二十日の記者会見で、こうおっしゃっています。「今後の問題点として多分こういうものが浮き上がってくるのではないかということで、集団的自衛権もその一つになるのではないかということで話をしました。」と。  だから、今現状が問題...全文を見る
○原口委員 記者会見で、こうおっしゃっているんです。「解決しなければいけないというのは、つまり海幕長御自身としてはいずれかの段階で認めるべきだという……。」つまり、集団的自衛権をいずれかの段階で認めるべきだという御意見なんですね、そういう問いに対して、海幕長は、こう答えています。...全文を見る
○原口委員 大臣、今までいろいろな場面で議論をしてきましたので、聞いたことだけ答えていただきたいんです。  記者会見では、講演を離れて、そして別の設定でそう答えているわけですから、やはり本人に来てもらわないとこれはなかなからちが明かぬなと思います。  こう言っているんです。さ...全文を見る
○原口委員 ちょっと苦しいですよね。コアリションって、では何ですか。  それから、集団的自衛権は、どこまでできるかとおっしゃいますけれども、行使できないわけですから、それはゼロサムなのか、それとも、どこからどこまでが個別自衛権で、そこから先は集団的自衛権になりますよ、こういう議...全文を見る
○原口委員 だから、海幕長は、ここで、将来的には集団的自衛権の行使ということに踏み込むべきだと明確に言っているわけです。それは、外国特派員協会だけでおっしゃったのだったらあれだけれども、そのときには個人的な意見と断っていますが、翌日は、これは記者会見ですから、記者会見でやっている...全文を見る
○原口委員 今の大臣の御答弁であれば、大臣は、この海幕長を解任するか、呼んで事情を聞かないといけないと思います、政治の判断をしているわけですから。  今、大臣は、他国の例では、そういうものについて、クローズドした中でいろいろな議論を交わす、自由な議論を交わすと。これは大事ですよ...全文を見る
○原口委員 大臣は普通、もっとシャープな答えをされますよ。非常に論理明快。だけれども、今のはわからない。どう考えたって、政治的な発言をし、そして、この記者会見の個人的な、これは閉ざされた中のあれですから、この中で自由な議論をするというのは百歩下がってまだいいでしょう。しかし、完璧...全文を見る
○原口委員 だから、院におけるシビリアンコントロールを、私たちが、それこそ防衛庁長官をトップにする、本当は総理ですけれども、そこのシビリアンコントロールがどうきいているのかというのをチェックする上でその議論を今しているわけです。それをチェックさせてほしいということを言っているわけ...全文を見る
○原口委員 だから、そこがもうずれているわけです。将来的には必要だと言っている人と将来についてはわからないとおっしゃっている責任者とではずれているから、どうしてずれるんですかということを延々とこの質疑時間を使って聞いてきたわけで、ここまで来れば、本当のシビリアンコントロールを達成...全文を見る
○原口委員 もうこれで終えますが、イラクの子供たち、イラクの人たちのためにということで自衛隊を派遣しているわけでしょう。その間にどれだけのとうとい命がなくなっているのか。  それから、人権についても、私は、この人質事件についての政府の、逢沢副大臣は、現地でこういう会見をされてい...全文を見る
04月28日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○原口委員 民主党の原口一博です。  今回の警察不祥事について、基本的なことを尋ねていきたいと思います。  まず、これは平成十二年に、私たちも予算委員会で、当時の警察の信用が大変失墜した事案について、どのようにすれば国民の信頼を回復するかということで、議論をさせていただきまし...全文を見る
○原口委員 私、基本的なことだけを聞いているんです。どういう、警察に対して、公安委員会も含めたさまざまな刷新がそのとき議論されて、それが実行に移されてきたかという前提をまず聞きたかったわけです。  警察における監察の強化ということで、警察内部の自浄能力を高めること、それから、こ...全文を見る
○原口委員 今おっしゃったとおりで、私たちは、平成十二年のあの不祥事に際して幾つもの知恵を、そして議論を、結論を得てきているわけです。つまり、今大臣がお話しになったように、警察本部と警察庁との二重の監察、そして国家公安委員会はまたそこに、いわゆる市民、国民の代表としてきっちりと監...全文を見る
○原口委員 そこがこの警察刷新会議が予定したところと違うんです。  今、役所が書いた答弁をされて、私、きのう委員長と小一時間お話をさせていただいて、大変誠実な方だなと。子供の虐待についても大変前向きな姿勢を示していただきました。大変人間的にも尊敬する方だなと思います。ただ、今委...全文を見る
○原口委員 そうです。二月十三日に、今官房長がおっしゃった予算執行検討委員会、これはこう書いてありますよ。大臣、お聞きになってくださいね。「警察の予算執行の在り方に関して、多角的に検討し、その適正化の一層の推進を図ることにより、国民の信頼を確保するため、本日、警察庁に、官房長を委...全文を見る
○原口委員 委員長は、この委員会に対して、今、予算執行検討委員会が毎週報告をしているということですから、その報告書を提出してください。そして、それを開示していない理由はないんですよ。あなた方警察庁は——私は三年前、外務省の機密費の話をしましたが、あのときも外務省は相当たたかれまし...全文を見る
○原口委員 では、議事録はあるんですね。では、それを今出してください、この委員会に。
○原口委員 国家公安委員会の議事録を公開しているのなんか、私はとうの昔に知っていますよ。あなたがなさっている、長である予算執行検討委員会の議事録を出してくださいと言っているわけです。その報告の内容を出してくださいと言っているわけです。一々議事録をつくって、そしてそれが皆さんに見せ...全文を見る
○原口委員 なぜつくらないんですか。何をどのように検討しているか、私たちには見えないじゃないですか。  では、どうやって報告するんですか。では、その報告書はありますか。
○原口委員 いや、ホームページを見ればわかるけれども、では、検討委員会で何を検討しているのか。「予算執行の在り方に関して、多角的に検討し、その適正化の一層の推進を図る」、こう書いてあるわけですよ。ほかの役所だったら、大臣、それぞれ議事録をつくって、そして大臣に、こうこうこうでござ...全文を見る
○原口委員 違いますよ。  ペーパーを、後ろの秘書官が多分今間違って大臣に言ったと思いますから、大臣のあれは。紙をごらんになってください、私はお見せしてもいいですよ。  次長と元次長は別々に書いてあるんですよ。元次長は「元次長」とちゃんと書いてありますよ。「「ウラ金メモ」に記...全文を見る
○原口委員 先ほどの宇佐美議員に対する答弁で、警察庁出向者が会計課長であるにもかかわらず、神奈川県警それから愛知県警、書類が破棄ないし毀損をしているという事案が起こっていますね。どうして起こるんですか。  大臣は、再三再四、こういったことがないようにと。さっき、公安委員会の中で...全文を見る
○原口委員 三人の人がそこに見ていて、そして今国会で一番中心的なテーマになっていて、会計文書というのは、大臣、上にいろいろなものが書いてあるわけですよ。何月何日まではどうするとか、マル秘だとかなんとか、いろいろなものが。それを、三人もの人が見ていてそして廃棄するなんということは、...全文を見る
○原口委員 いや、刷新会議の中でそのように、そのとき新潟云々の話があって、もともと、帳簿が二つあるというか、これは一般論で聞いているんですよ、今回のことについて聞いているわけじゃない。今回、まさに書類と本人たちの供述が全然違うという、これはまさに二重帳簿ですよ。だけれども、今大臣...全文を見る
○原口委員 なるほど。一般論としても、これは違法ですよ。  きょう、法務省に来ていただいていますが、二点お尋ねをします。一つは、こういう二重帳簿、裏金といったものについて、一般論で結構ですから、違法であるのか。それから、先ほど官房長は故意でなければその違法性を阻却できるかのよう...全文を見る
○原口委員 まさに今おっしゃるとおりで、生の事実がどこにあるかということが国会はわからないでいるわけです。そして、それは公安委員長といえども、先ほどのこの添付だけでは、これが本当に違法なのか、あるいは故意なのかそうでないのか。そして、証拠はどんどんどんどんなくなる。一方で国民の不...全文を見る
○原口委員 では、大臣に聞きますよ。大臣は、官房長から、今まで警察庁としてこの三つの事案についてどのようなことがわかったというふうに報告されていますか。そして、公金が別の使途に使われていた、その使途は何ですか。ほとんどわかっていないんですよ。何を報告されていますか。
○原口委員 だから、最初から私は議論をしているのは、各都道府県警でやる部分、それと、二重、三重にも、ダブル、トリプルチェックをするために、警察庁は警察庁として調査をするんだと、最初、二月の十三日に大臣は答弁されているんですよ、記者会見されているんです。そのとおりだと思います。 ...全文を見る
○原口委員 長官にお見えいただきましたので、長官にこの場をかりて要請をしておきたいことがあります。  外務省の不祥事のときも、外務省を挙げて、あのときは園部参与をヘッドに、どのように刷新すればいいか、国民の理解を得ればいいかということで、内部で検討委員会をおつくりになって、そし...全文を見る
○原口委員 いや、もうそこはずっと議論してきたところで、先ほど太田議員が指摘をされたように、警察庁としては何を調査し、どのような検討をしているんだ、その過程が見えないと、十二年の改正はほとんど機能していなかったんじゃないかという危惧を持つということをずっと議論してきたわけです。 ...全文を見る
○原口委員 もうこれで質問を終えますが、大臣、国家公安委員会自身もその存在の意義が問われているということを申し上げたいと思います。  最後に委員長、資料の請求をしたいと思います。  福岡県警から出てきた中間報告には、関係書類ということで、枚数だけの内訳が出てきています。これで...全文を見る
○原口委員 大臣におかれましては、ぜひ、国家公安委員会、これは国民が設立をした中立的な組織であって、警察を守る組織ではありません。警察の誇りや捜査員のプライド、これを私たち自身、国民は全員が守らなきゃいけない。それが今危機にさらされているということを申し上げて、質問を終えます。 ...全文を見る
05月14日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  本法案に対して幾つかの視点で質問を行いますが、竹中大臣、まず、競争政策、消費者保護政策の基本ということで少し議論を。この法案がだれのどのような公益を守ろうとしているのかということに関連して、共有できるところを共有させておきたいと思い...全文を見る
○原口委員 ここの認識が共有できたら、大きな進歩だと思います。  つまり、世界の中のルール、この競争なんです。平沼大臣、前の大臣、この委員でございますが、あのときにはBIS規制のお話を大臣ともさせていただきました。この規制をどのようにするかというのは、我が国の金融にとっても、あ...全文を見る
○原口委員 恐らくそこのところが私と大臣との考え方の違いなんです。自由というのは正義の上に成り立つものであって、自由を保障したから悪いことをする自由がふえるなんということは、私たちの考え方にはありません。  さあ、その上で、法案の手続について、私は、先ほど泉委員がお話をされまし...全文を見る
○原口委員 これは事件化しているんですよ。しかし、事件化に至るまでは、私は、この質問を三回、国会でやりました。そして、これは今、平成十二年のお話をされましたが、実は一九九三年に、もう皆さんは、これが実質債務超過であるということを知っていたんですよ。警察の調べでそこはわかっている。...全文を見る
○原口委員 法案提出者御自身がお認めになっているじゃないですか。この解釈について、事実の認定について、私と大臣との間にそごが今ありましたね。平成九年のときに金融庁は、実際に皆さんが経営改善計画の中に書いているじゃないですか、私はそれを素直に読んだだけですけれども、あなたは、そうで...全文を見る
○原口委員 そこを明らかにしたいと思って質問しているわけですよ。真実相当性というものをどのように争うのか。だから、もともとの骨格案にあった、まさに生じようとする、そういうところを緩くやっておかないと通報者を萎縮させるんじゃないかということを言っているわけです。  法案の手続論で...全文を見る
○原口委員 今おっしゃったとおり、だれがどのようなことをおっしゃったかという個人の情報に関するところは結構です。しかし、私が知る限りにおいては、制限的な今の内容をもっと拡大すべきだ、そういう意見の方が多かったんではないですか。いかがですか。
○原口委員 いや、それはさまざまな意見があったでしょうけれども、消費者側あるいは日弁連の話を何でさっき泉議員もしたかというと、やはりそこに直結することだからですよ。  今この法律をつくろうとしている意図はどこにあるのか。その意図からすると、皆さんは、審議会の意見書の中にあったも...全文を見る
○原口委員 そうしたら、答弁で明確に答えてください。本制度の対象とならない通報についてです。「本制度の対象とならない通報については、一般法理に基づき、個々の事案ごとに、通報の公益性等に応じて通報者の保護が図られるべきであり、」そして「制度の導入により反対解釈がなされることがあって...全文を見る
○原口委員 いや、それは解釈であって、解釈規定を入れているんでしょう、今おっしゃった法文の中の、濫用云々を妨げるものではないと。それだけでは私は不十分だと思うんです。なぜならば、皆さんが、保護される範囲を明確化するんだ、将来の予見性を高めるんだとおっしゃっているけれども、ここに書...全文を見る
○原口委員 だから、そこなんですよ。だから、一般法理でも、だれが見たって、これは今でも保護されるでしょう、違うんですか。皆さんがここに要件を書かれていること、これは保護されるでしょう、今おっしゃった労働基準法の中でも。保護されませんか。
○原口委員 これは、今でも一般法理によって明らかに守られていることなんですよ。それとはみ出たところがあるというんだったら今の答えですよ。しかし、今でも守られなきゃいけないことを、それ以外にも、例えば、わかりやすいように議論をしますが、刑事免責とか、独禁法の改正で私たちは措置減免措...全文を見る
○原口委員 それだったら逆に、さっきから何回も求めているとおり、一つの要件をつくれば、そこは強く守りますけれども、よそは知りませんよということにならないですね。つまり、反対解釈はしませんね。  ほかの法律の適用が云々というのは、今のお答えでは答えになっていないですよ。今の一般法...全文を見る
○原口委員 一般の法律を変質させるなんて言っていないですよ。もう一般法理で守られていることをわざわざここに特記してやるその法益がどこにあるんですかということを聞いているんです。  皆さんがここで守ると書かれているのは、今でも守られなきゃいけないわけでしょう。だから、ほかの、これ...全文を見る
○原口委員 いやいや、これは、さっきから大臣が何回もおっしゃっている、この法律はほかの法律に及ぼさないという、それだけですよ、第三条に……(竹中国務大臣「それでいいじゃないですか」と呼ぶ)いやいや、それじゃだめなんですよ。それじゃだめでしょう、その規定を妨げないと言っているだけだ...全文を見る
○原口委員 反対解釈が行われることがあってはならないという答弁をいただきましたので、もう一回具体的な事例に行きたいと思います。  きょうは国交省の皆さんもお見えいただいていますが、これも内部通報でございました。都市整備公団が整備をされているところに、これは予算委員会で二月の十九...全文を見る
○原口委員 いや、今の経緯だけでは、やはり一方的だと思うんです。  私は二月十九日の、これは石原大臣との議事録を持ってまいりましたけれども、まだまだ解明しなければならない、なるほどなというような調査結果にはなっていないと。私が、国交省、そして公団としての調査をし、そして、その調...全文を見る
○原口委員 竹中大臣、今の答弁をお聞きになってどうお考えになるのか。  三年ぐらい前ですか、外務省不祥事のときも、あれも刑事告発されていますよ、外務省も。しかし、外務省は外務省で独自の調査をし、そして、自分らの組織をもう一回見直す、刷新検討委員会ですか、名前はちょっと正確ではあ...全文を見る
○原口委員 ガイドラインだけじゃなくて、私たち民主党は、この立法府の中にGAO、日本版GAOをつくって、そしてそれでチェックをちゃんと働かせていくという基本的な考え方を持っています。  あるいは行政機構の中にも、今のように、私は、これは公団の協力なしに投棄ができなかった事例では...全文を見る
○原口委員 いや、ちょっとよく答弁がわからないんですよ。だって、かぎを、それはもう前の予算委員会に戻る必要はないと思いますけれども、総裁がお答えになったんですよ、かぎを管理していたのは公団だ、それとその当該の人だと。その二人しかかぎの管理者がなくて、かぎは壊されていませんでしたと...全文を見る
○原口委員 いや、聞き取り調査を出してくださいと言っているんですよ。現場の責任者は四人だったはずです。そして、皆さんは、九月にこの告発があったその直後に、三日間の残業、いつもはしないような残業をなさって、そして証拠を隠滅したという告発まで来ているんですよ。こういったことが事実かど...全文を見る
○原口委員 ぜひ委員長にもお願いをいたします。  これは公益通報にかかわる大変大きな事案なんですね。それで、まだ継続している事案だと思っています。ぜひ、今大臣政務官に御答弁いただきましたけれども、調査を求めて、それを本委員会に提示するように理事会で協議をいただきたいと思います。
○原口委員 ありがとうございます。  それで、聞き取り調査というのについては、国交省は御存じですね、どういう聞き取り調査か。その報告はいつ出ましたか。
○原口委員 対象はどなたですか。
○原口委員 それは報告をした人ですよね。報告をした人じゃなくて、その聞き取り調査をやった対象。現場に不法投棄をされた産業廃棄物があったわけですから、そのことについて、現場の管理者、私は四人ぐらいが現場に公団としていたというふうに聞いておりますが、そこには聞き取りされているんですね...全文を見る
○原口委員 いや、私は、現場に、そこにいた方に全員に、四名と聞いていますから、そこにちゃんと聞き取り調査があって、その方々が、そんなものは入ってきたのも知らないし、産廃が入ってくるなんということはあり得ない、そういうことが聞かれたんだと思っていましたけれども、所長以下三名というこ...全文を見る
○原口委員 いや、だからそれを最初聞いたわけですよ。最初三人とおっしゃったんですよ。それだったら違うじゃないですか、対象者が。全員に聞いているわけですね。そうしたら、三人じゃないじゃないですか。少なくとも七人か八人か十人かいるわけでしょう。
○原口委員 だから、だれにどうしたのかというのを文書で教えてください。現場の、業者の方というのは二名ですね。二名でしょう。それで、所長、それからあと二人。では、三人で現場監督をやっているわけですか。そうじゃないでしょう。  だから、私が申し上げているのは、関係者。さっき総裁がお...全文を見る
○原口委員 限られた時間で質疑をしていますから。きのう、これはもうずうっと聞いていて、夜中の二時半まで資料を待っていた話で。本当に、聞き取り調査の結果を出してくださいよ。そして、私は、だれかが罪に陥るとか、そんなことを望んで言っているんじゃありません。大事な、公に対する、公益に対...全文を見る
○原口委員 前向きの答弁をいただいて、ありがとうございます。  ですからこそ、国民、消費者に深刻な被害が発生する前に公益通報者が外部や内部に通報できるように、通報対象というのは、人の生命、身体、財産に対する危害、環境破壊、またはそのおそれ及び消費者利益等公益にかかわる違法行為一...全文を見る
○原口委員 だから、そこにある視点がやはり違うんですね。これを何とかしたいと思って通報する側に、国民の側にやはり視点を持たないと、一般人が公益にかかわる不正、違法と考えるということは、法令違反が行政処分を経て最終的に刑罰で強制される規定違反に該当するか否かの判断というのは、法律の...全文を見る
○原口委員 まさに今のような深刻な案件で、私は、RCCが検察やさまざまなところと手を結んで、やみと絶対に手をつながない、そして国民の負担を極小化するということでよく頑張っておられることは、これは大変評価しています。しかし一方で、本来自分らがそういうものを摘発し、そしてバブルに踊っ...全文を見る
○原口委員 起訴猶予なんですよ。ですから、この認定というのは非常に難しい。個人のお名前が出ましたから非常に質疑しにくいんですけれども、私も東京地検への告発についてまいりました。その翌日、これは偶然なんでしょうけれども、大きな真っ黒い車に、本当に命の危険を、たまたまなんでしょうね、...全文を見る
○原口委員 しかし、現実にこういうことが起こっている。  それから、これも財務金融委員会でたしか指摘をしていたと思いますが、自己競落の事実についても、ある地域である管理会社が頻繁に起こしている。これも内部告発だった。それも国会で指摘をさせていただいて、そしてRCCに対する預金保...全文を見る
○原口委員 やはり個々の金融機関とこのRCCは、性質もあるいはできてきた経緯も違うんですね。預保の一〇〇%の出資の国策会社ですよ。その国策会社のコンプライアンスをどのように担保するかということで、前もっていついつ入るなんということを言ってくれと言っているわけじゃなくて、大臣に求め...全文を見る
○原口委員 もう一つ、法案にまた戻りますけれども、私は、外部通報要件についても、公益通報者の正当性が訴訟で争われた際に、通報者において、通報時に将来不利益取り扱いや証拠隠滅が行われたはずであると信ずるに足る相当の理由があったことを立証するということは極めて困難だと思います。  ...全文を見る
○原口委員 そこのところはやはりあんこの中身なんですよ、どういうものが入るか。私は、この一時間半の間に、やはり要件を非常に狭めている、しかも、対象法令までどれになるかわからない。昨日でしたか、政務官が協議の場というようなお話もされました。一つの見識だと思いますね。  私は、少な...全文を見る
○原口委員 ぜひ、そういった法令の中身についても一つ一つの精査が必要だし、外部通報の保護要件としてはイ—ホまで挙げていただいていますけれども、これに付加して、通報の対象となった事業者等の行為の内容、人の生命、身体、財産、環境、その他の保護法益の侵害、危険の程度、通報先、通報者がそ...全文を見る
05月21日第159回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○原口委員 民主党の原口一博です。  冒頭、大変遺憾の意をあらわしておきます。  先日の質疑で求めた資料、この委員会質疑までに来ておりません。つまり、内部告発という大変重要な問題で、そして予算委員会で質疑をし、そして都市整備公団の総裁さえ調査をすると言ったものについて、その聞...全文を見る
○原口委員 ですから、私は、公益開示による公益擁護、私たちが出した法律もございます。これほど狭くするのであれば本来の意味での公益が守られないのではないかという多くの国民の心配はまさに的を射たものではないかと思いますし、審議経過からも、英国法を参考にしても、法令違反に限定する根拠と...全文を見る
○原口委員 大臣、おわかりでしょう。つまり、偽装表示をしたり、あるいは補助金の不正受給をしたり、そういうものを計画した段階。その計画をした人はとめられないんですよ。それを言ったときに、皆さんのこの法律はオペレートしないんです。いかがですか。
○原口委員 それをどうやって判断するんですか。そこは、内閣府の役人の方が伊藤さんに耳打ちされたのかもわからないけれども、だったら、まさに生じようとしているときなんて言わなきゃいいんですよ。「おそれ」でいいわけです。今あなたがお答えになったのは「おそれ」でも読める話で、まさに生じよ...全文を見る
○原口委員 今私はケースを言っているんじゃないんです。ケースを言うんであれば、事実を明確化するためにこのことを書いたというのは、皆さんの答弁、矛盾するじゃないですか。つまり、事業者もあるいは通報者も、どういう事実だったら明確に守られるんだということを、皆さんは殊さら何回も何回もこ...全文を見る
○原口委員 大臣に伺います。  だったら、「おそれ」でいいじゃないですか。犯罪行為を計画予備の段階でとめないといけないんですよ。その予備の段階でとめられるということを万人がわかるような法律にしておく必要があるんじゃないですか。いかがですか。
○原口委員 いや、全く答えがわかりません。計画予備というものが入るのか入らないのか。もう一回、大臣お答えください。
○原口委員 例えば補助金の不正受給という問題について、そういうことを計画しようとしている。どこどこに何を……(竹中国務大臣「計画しようとしてですか」と呼ぶ)いや、計画した、計画したんですよ。そして……(発言する者あり)ハンナンのケースでも結構ですよ、まさに偽装やあるいは補助金の不...全文を見る
○原口委員 全然明確じゃないですよ。計画予備について具体的に説明しろと言ったから、私は具体的に説明しました。これが計画予備です。これは入るんですか、入らないんですか。
○原口委員 いや、全然明快じゃありませんよ。  計画予備でしょう、まさに。計画予備については、では、入らないという意見ですね。それとも、それは判断をするということですか、ある場合には入ったり、ある場合には入らないということですか。では、そこの要件は何ですか。それを分かつ要件は何...全文を見る
○原口委員 蓋然性とは何ですか。つまり、計画が実行されるという蓋然性ですか。どういう意味ですか。
○原口委員 そうしたら、わざわざここに、まさに生じようとするなんということを入れる必要はないということを指摘しておきます。あなたがおっしゃっているのは「おそれ」なんですよ。蓋然性を示した言葉が「おそれ」という言葉になるわけです。違いますか。
○原口委員 それはいい答弁ですよ。だったら、この解釈はおそれということでもできるということでよろしいですね。蓋然性が高いかどうか、おそれが高いかどうかということでしょう。
○原口委員 切迫しようかどうかというのは、計画段階ではまだ切迫じゃないわけですよ、だから計画予備の段階は何ですかということを聞いているわけで。つまり、ここのところが狭く狭く解釈されてしまえば……(発言する者あり)大事な議論をしているんだから黙れ。  ここのところが一番大事なんで...全文を見る
○原口委員 それが入るということを確認させていただきました。  契約自由の原則など自由な経済活動も、法の支配、公共の福祉が前提であります。だから、皆さんが、国民の生命、身体、財産の保護、しかもそれを侵す犯罪行為の防止と何をバランスさせようとしているのかということが、この法律の中...全文を見る
○原口委員 もともと法案の原案はそうだったはずなんです。ところが、明確化を理由に通報対象を一方で限定して、そして労基法十八条の二による解雇無効の矛盾というものを、皆さんの答弁によると六条で該当しない場合でもケース・バイ・ケースで労基法十八条の二の適用があると答えているので、事業者...全文を見る
○原口委員 つまり、今の竹中大臣の御答弁は、事業者もそれから労働者も同じ、つまり解釈にあって別々の解釈をしないように、そういう混乱をできるだけ少なくするように明確化するんですよという御答弁ですよね。明確化を理由に、だから通報対象を限定したんだということをずっとおっしゃっているわけ...全文を見る
○原口委員 いや、少なくとも、事業者と労働者は、この一項が入ったことによって、また別のことでも保護されるわけですね。つまり、六条というものがあるわけだから。そのことを申し上げているんで、本法案の本来的な矛盾について指摘をしているというふうにとらえていただきたい。  ちょっと時間...全文を見る
○原口委員 いや、それは今までの局長の答弁とも違うんじゃないですか。局長は呼んでいませんのであれですけれども、そうすると、公益通報支援センターの弁護士に相談するのは、これはいいわけですか。大臣。
○原口委員 そうすると、公益通報支援センターの弁護士であれば、相談ということで、外部通報にはならないという法解釈でよろしいですね。
○原口委員 いや、だから、それは、公益通報支援センターの弁護士に相談というのが外部通報に当たるのか当たらないのか。当たらないんですか。
○原口委員 そうすると、公益通報支援センターでなくても、例えば国会議員にも弁護士がいますよね。その弁護士に相談しても、これは外部通報に当たらないんですね。——いやいや、指名していません。大臣に。
○原口委員 いや、つまり外部通報の対象になるわけですか。
○原口委員 では、確認します。  つまり、皆さんの法案で言う外部通報先でないということでよろしいですね。
○原口委員 よくわからない。  つまり、外部通報先に弁護士は当たるのか当たらないのか、国会議員は当たるのか当たらないのか。だって、そこを明確化している法律なんでしょう。  ぜひ、委員長、整理して答弁させてください。私は明確に聞いています。  国会議員である弁護士に相談をしま...全文を見る
○原口委員 それは、私たち国会議員だって守秘義務はありますよ。守秘義務をもって外部通報先とするのか、しないのか。全くわからないんです。  つまり、私たちは日ごろ行政府に対するチェックを専らとしています。ですから、この通報者が犯罪事実、あるいはまさに生じようとしている、そういうも...全文を見る
○原口委員 整理して答弁してください。
○原口委員 そうすると、五月十四日の泉委員の質問に対して、こう泉委員は質問されています。  「最後の質問になりますけれども、事業者団体、消費者団体との連携というものをこれまでの答弁で何回かお伺いをしました。しかし、私たちは、今の時点では、NPOやさまざまな団体との連携、労働組合...全文を見る
○原口委員 つまり、そうすると、さっきの政務官の答弁と、それでは通報前であればNPOやNGOともさまざまな議論をやっていいわけですね。これは答弁に残りますからね。  大臣、この認識でよろしい、今局長が答えたわけですけれども、よろしいですね。
○原口委員 そうすると、NPO、NGOは弁護士のような強い守秘義務はかかっておらないと思いますが、そこと弁護士を分ける論理はどこにあるんですか。つまり、通報前事前相談であればだれにでもできますということですね。
○原口委員 いや、秘密を漏らすなんて一言も言っていないですよ。いわゆる通報事実を、NPOやNGOに、事実がどんなものかわからなきゃ相談のしようもないわけですよ、そこのところはどうなんですかと。だって、そこがはっきりしないとこの法案はオペレートしないんですよ。大臣、いかがですか。
○原口委員 では、そういう、相談は内容によりますよということをちゃんと国民に周知してくださいね。今みたいなのでこの法律が明確だなんというのは言えないんですよ。  私は、いい方の外部通報の要件についても、これが形式的要件に置きかえられていることに大変大きな危惧を感じています。 ...全文を見る
○原口委員 いや、議論ではなくて聞いているんですよ、質問をしているわけです。  二十日以内に形式的要件で調査をしますと言いさえすれば、外部に行けないんじゃないですか。調査をして是正をするとか、あるいは行政機関についても、その後どのようにするかというものをちゃんと決めておかないと...全文を見る
○原口委員 そこは、本当に明記しないとオペレートしないんですよ。  つまり、行政はすべきことをするんだという行政性善説。今、葉梨先生が、信用しましょうと言っている。信用できたらそれが一番いいんですよ。しかし、どうですか。あの東電の事件もそうだし、さまざまな問題でそれがオペレート...全文を見る
○原口委員 時間が参りましたけれども、この法案は、第三条、当該通報が被害の発生を未然に防止するために相当な通報先とはどのような内容かということ、これも示されていません。  さっき議論が混乱しました。後で議事録を精査しても、本当に国会議員は事前相談できるんだろうか、何なんだろうか...全文を見る
○原口委員 それは、今まで皆さんがお考えになっていた、内閣府でさまざまな企画や立案をして、そしてさまざまな行政改革をやっていく、構造改革をやっていくという考え方からすると、必ずしもその方向性を向いているとは思いません。  ぜひ、一元的な、権限のない行政機関に権限があると誤信して...全文を見る
05月25日第159回国会 参議院 内閣委員会 第15号
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○衆議院議員(原口一博君) おはようございます。御答弁をさせていただきます。  冒頭、各委員におかれましては、大変な御努力の中で消費者政策の憲法と言われるこの基本法の見直しについて真摯な御議論をいただきまして、そして全党派一致という中でここに至りましたことをお礼を申し上げたいと...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 今先生が御指摘のとおり、民主党案と申しますか、民主党の主張に各会派の御理解をいただいて、今回のその権利の中には、CI、いわゆる国際消費者機構の八つの権利の内容を余すところなく位置付けることになりました。その八つの権利、特に国民の消費生活における基本的な...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 法案の第二条第一項には、消費者の権利として、消費者に対し必要な情報が提供されることを明確に規定をしております。このような権利の確保のために講ぜられる施策として、後段の法案第十七条の方で、国が消費生活に関する知識の普及及び情報の提供等消費者に対する啓発活...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 第七条には、消費者が知識を修得し、情報を収集するなど自主的かつ合理的に行動するよう努めなければならないことということにしています。環境の保全及び知的財産等の適正な保護に配慮するようにまた努めなければならないことを規定していて、これは、だれかが権利をこの...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 後段の御懸念に対してでございますが、我が国は知財立国を目指している。私たち民主党も知的財産の保護といったことに強い政策的なドライブを掛けているわけでございますが、この法律は、今、岸田議員がお話しになりましたように、消費者が偽ブランドや違法コピー商品を購...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 正にこの第十九条は、苦情の処理及び紛争の解決の規定を充実させたものでございまして、その改正の趣旨の一つは、都道府県とともに市町村が消費者からの相談窓口としての機能を果たすことを明らかにしたものです。つまり、地方自治法をそのままトレースしてしまうとオーバ...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 正に御指摘のとおり、高度情報通信社会においては、情報を収集して、そして情報を読み解く力が必要となります。  ただ、じゃ高度情報通信社会といって、物すごい量の情報があるわけです。人間が一遍に物事をぱっと出されて認識できる数は七プラスマイナス二と言われて...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) まず私に対する御質問でございますが、先生お話しのように、民主党案では八条委員会として勧告権を付与する、つまり、今まで生産の現場での政策というのはありました、それが労働者であったり経営者の側であったりするものの。しかし、消費者、生活の現場での政策を一体的...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 正にありがとうございますという質問で、日進月歩の社会の中で、国民や消費生活を、これを取り巻く環境は急速に変化しています。例えば、数年前だと分からなかった化学物質、もうはんらんしています。あるいはダイオキシンに対する食品の安全というのも新しい問題提起がさ...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 岩佐先生、本当にありがとうございます。  第七条の消費者の努力規定について、補足の答弁をさせていただきたいと思います。  この規定は、先ほど答弁させていただきましたが、消費者の役割と名付けるのか、あるいは責務と名付けるのかについては様々な議論がござ...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 黒岩委員の御指摘、大変大事だと思います。  この条項は、私どもの案に他の政党の皆さんの御理解をいただいて付け加えたものでございますが、正に政策目標というのは数値化すべきであると。ここに明記しているCIの八つの権利、これがどのように保障されたかといった...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 大変いい御指摘だと思います。  三点を要望しておきたいと思います。  一つは、消費者の、いわゆる消費者団体も含めて、当事者の意見がその中に率直に反映されるということでございます。  それから二番目は、岸田先生もお話しになりましたけれども、その実効...全文を見る
05月27日第159回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○衆議院議員(原口一博君) 冒頭、たくさんの議員の皆様のお力でこの議員立法の改正というところに至りましたことをお礼を申し上げたいと思います。  その上で、この第三条第三項の規定でございますが、障害者の権利というのは、これはだれかから与えられたものではございません。元々、自然権的...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 正に、岡崎議員おっしゃるとおりだと思います。障り害者と書いて障害者と、大変後ろ向きで、取り方によっては悲しい言葉でございます。  ジョン・F・ケネディがチャレンジドをタックスペイヤーに、つまり神様から挑戦する課題を生まれながらにしていただいた人たち、...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) この法律の改正によって、医療、教育、労働、公共施設のバリアフリー、情報のバリアフリー等について、障害者の自立のための新たな規定が設けられることによって障害者の一層の社会参加が進んで、障害者の権利利益が更に拡充、拡大していく。  正に、今委員御指摘のよ...全文を見る
○衆議院議員(原口一博君) 正に、岡崎委員御指摘のとおりだと思います。  障害のある本人が属する地域社会において、インクルーシブかつ利用可能な教育を選択することができる、こういう条件整備を一刻も早く政府に求めたいというふうに思います。  つまり、権利の主体はだれなのか。それは...全文を見る
10月18日第161回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  総理並びに関係大臣に、通告に従って質問をいたします。  まず、先ほど官房長官が北朝鮮による核開発が進んでいるという御答弁をされましたが、総理、この御認識は、総理も一致した認識をお持ちですか。
○原口委員 官房長官の認識と違いますね。核開発を計画しているか、しかし、それを実行に移して進めているというのとはえらい違いなんですよ。第二次小泉訪朝で、ミサイルのモラトリアム、それから核開発の凍結、こういったことも話し合われたんじゃないですか。日朝平壌宣言がまさに死文化していると...全文を見る
○原口委員 そんなこと、大問題ですよ、あなた。  だったら、NPT、あなたたちが結んできた日朝平壌宣言に、あなたは、もう向こうが違反しているということを宣言していると言っているのと同じじゃないですか。では、平壌宣言は破棄されているじゃないですか。違いますか。
○原口委員 全然違う答弁じゃないですか。あなたは、核開発が進んでいると向こうが認めていると言うんであれば、平壌宣言にもう違反していると向こうが認めていると同義じゃないかということを言っているんですよ。これは物すごく重大な発言ですよ。
○原口委員 今みたいな答弁が成り立つんだったら、平壌宣言に幾ら違反していてもいいじゃないですか。平壌宣言、読んだことありますか。こんな失礼なこと言いたくないけれども、向こうがそうやって兵器を用意しているんだったら、平壌宣言違反なんですよ。違反でしょう。違反だと向こうが言っているん...全文を見る
○原口委員 官房長官は、北朝鮮が開発をしていることを国民は認識すべきだとまで言ったんですよ。それだったら、違反の事実は明らかじゃないですか。六か国協議じゃないんですよ、これ、平壌宣言は。二カ国間の宣言なんですよ。その宣言に、これから検討すればいいなんてのんきなことを言っている場合...全文を見る
○原口委員 総理、今の答弁でいいですか、うなずいていらっしゃるけれども。平壌宣言は、先ほど前原委員が指摘をしましたけれども、すべての国際法を遵守していくと。そして、この核の問題がそのかぎなんですよ。総理が頑張ってやってこられたわけじゃないですか。それを、向こうはもう政府が言ってい...全文を見る
○原口委員 国家としての犯罪というお言葉でした。私は、拉致被害者の救出のためには実行犯の供述が何よりも重要だと思います。北朝鮮は実行犯について、三人、一人は処刑したという情報がございますが、裁判記録の開示、供述調書の引き渡し、日本政府は求めたんですか。政府参考人で結構です。
○原口委員 私は具体的に聞いているんです。裁判の記録の開示を求めたのか、供述調書を求めたのか、そしてその引き渡しを今後求めるつもりがあるのか。北朝鮮の拉致被害者に対する調査は、六月まで行われていなかったんじゃないですか。どのような体制で行っているんですか。拉致被害者の調査、安否不...全文を見る
○原口委員 私は、だめだった、だめだったという結果を聞いているんじゃないんです。要求している中身を聞いているんです。裁判記録や供述調書、求めてください。そして、拉致被害者は招待所に管理されていたはずです。招待所の記録を調べれば、いわゆる共産主義国家、文書主義、徹底しているんじゃあ...全文を見る
○原口委員 どうしてあなたまでそういうふうになったんですか。今の答弁に私、納得いきません。聞いたことだけ答えてください。  私は、先方は外務省ですね、ですから、まさに、間接的に聞いたこと、つまり調査委員会、どんな調査をしているのか、それさえも聞いていないんですか。だれが調査して...全文を見る
○原口委員 民主党がいつこのことを政治的利用しましたか。政治的利用することは許されないと言ったんですよ。  あなたが、あの七月の参議院選挙の直前に、ジェンキンスさんを帰すからには北朝鮮側も相当の配慮をしたでしょう、北朝鮮側からしたらあなたに恩を売ったことになるんじゃないですかと...全文を見る
○原口委員 私は、この問題は総理と認識をここで一致させておかなきゃいけない。それは、政治利用しないということと、一刻も早く原状復帰する、このことだと思います。  さて、日歯の話に移ります。この問題、ちょっとお手元に、委員長、資料をお配りしていますので。  これは、まず、資料の...全文を見る
○原口委員 橋本総理だけで終わるのであれば、今の答弁でいいんだと思いますよ。しかし、なぜ冒頭、この一と二の資料をお示ししたかというと、莫大な額のお金が動いて、そして、それこそ記載の、不実な記載だったんだと思いますが、東京地検、多くの人たちが捜査をして、今に至っているわけです。 ...全文を見る
○原口委員 私はそこに今の日本の政治の限界を感じます。そんなことをやっているから、次々にまた似たようなことが起こるんじゃないですか。  先ほどのイラクの大量破壊兵器の問題についても、アメリカは、なぜ誤ったのか、自分たちでみずから調査委員会をつくって、そしてつぶさにそれを反省する...全文を見る
○原口委員 その責任者はだれですか。官房長官ですか。私は今の御答弁は初めて聞きました。だれに命じられましたか。  そして、それは、今調査をしているということでございましたから、ぜひこの予算委員会にその調査の結果を出してください。
○原口委員 いや、だから、その責任者はだれですかということを伺っているんです。総裁が責任者で調査委員会をつくっていらっしゃるんですね。そうなんですか。
○原口委員 ありがとうございます。調査の責任者はあなただということが判明しました。  そこで聞きます。いつまでにその報告書を出しますか。
○原口委員 それで本当に調査になるんですか。私は危機感が足りないと思いますよ。  民間にできることは民間にと総理はおっしゃいますが、政官には甘く、民間には厳しい。行政の説明責任や政治の責任はあいまいにして、民間活動の罰則は厳しいというのでは、国民は納得がいくでしょうか。  今...全文を見る
○原口委員 今、よく聞こえなかったんです。  この問題は党の問題ではないとおっしゃったわけですか。つまり、日歯の事件の問題というのは党の問題ではないとおっしゃったんですか。いや、聞こえなかったから、聞き直している。
○原口委員 いや、ちょっと、よくわかりません。  各派閥にも、御党の場合も、政党の助成金が入っているんじゃありませんか。そこで起こったこと、それから政策を金で買ったようなこと、国民政治協会、後で言いますけれども、国民政治協会というものから党本部、それから移っているんじゃありませ...全文を見る
○原口委員 理事にお願いしますが、質問と全然違うことを時間とって、やめてくださいよ。村岡さんの起訴事実は何かということで、それをあなたは、今までほかの人たちだって言っているわけですよ。もう一回答えてください。
○原口委員 私は、そこは大いに疑問だと思います。平成研の皆さんの調査によると、この平成研の幹部会というのは毎週水曜日十一時半から行われていたそうです。そして、その十一時半の幹部会は合議制をとっていた。そしてそのころ、橋本元総理は入院をされていた。しかし、そのころにはもう手術が成功...全文を見る
○原口委員 では、それはどこで調べるんですか。あなたがさっきおっしゃったこの一億円の献金の問題は、党で調べずにどこで調べるんですか。
○原口委員 なぜ党の問題じゃないと言うんですか。あなたの党の所属の、しかもこの間まで総理をされていた、日本の代表の方の疑惑ですよ。そういう態度で本当にいいんですか。一億円をもらったのはいい、記載しなかったのが罪ですということはおかしくないですか。  皆さんにお渡しをした資料の中...全文を見る
○原口委員 それはだれから受けているんですか。迂回献金をしていないというのは、総務局長が言ったんですか。(発言する者あり)経理局長ですか。経理局長を呼んで調べられたんですね。
○原口委員 その報告を信じることはできません。  私たちの調査では、あなたがそこまでおっしゃるので、九九年に三名の派閥の領袖に一千万円ずつ渡っている、このことが明らかになりました。そして、二〇〇一年、これは、ここも三名の方に、三千万円お一人、そして一千万円お一人、一千万円お一人...全文を見る
○原口委員 あなたが受けた報告と、私たちが手にしている調査が違うから聞いているんです。一致しているんだったら聞きません。  今、総理がそのようにおっしゃいました。内閣の責任として、私は、委員長、この予算委員会、それはこの委員会で決めなくても済む話です、政府の人ですから。山崎拓さ...全文を見る
○原口委員 国会で取り上げるというのは大きなことなんですよ。  皆さんは、この日歯にこれほどの捜査が入る、あるいはこれほどのことが行われている、まさにこの文書を一つ一つ読んだら、自分たちは大きな権力と一緒になっているから、捜査されることもなければ、それは中途で終わるんだと言わん...全文を見る
○原口委員 わざわざなぜ資料を出しているか、法務大臣、ごらんになってください。  資料の六です。「匿名情報が警察に多数寄せられているので年内に終わらせたいから協力して頂きたいと特捜部からの依頼でこれに応じた。」そう書いてあるわけです。資料の五についても同じです。早目に終わらせた...全文を見る
○原口委員 では、もう一回皆さんに資料、そういう答えは私予想していませんでした、正直予想していなかった。九ページをごらんになってください。パネルにしてきました。  この捜査のスタートは、ここの日歯に書いてあるように、経産省のIT事業ですよ。イメージ情報科学研究所というところに経...全文を見る
○原口委員 総理、お聞きになりましたか。つまり、発注側は特段問題なかった、その先が悪かったんだ、みんなこれなんです。外形的に発注側が手続さえ整えていれば、今の官製談合の構造も全部同じなんです。発注側はどこか外側に天の声を出して、そして受注側が捕まる。官の方は何の責めもない。だれが...全文を見る
○原口委員 今、日歯連の事件からこのことについて議論をしましたが、先ほど総理が、日歯連の事件は自民党の問題ではない、そうおっしゃったことは大変大きな、私は総理の政治姿勢を象徴するお言葉だというふうに思います。  本来であれば、これほどのことが起こっているんだったら、御自身で調査...全文を見る
○原口委員 非常にわかりにくい議論ですね。つまり、これは個人の問題であって、党として、自分の所属の、私たちであれば、公人として大きな責務を持っているから、自分の党の所属議員に不祥事があれば、総務局長がそれを調査をし、そしてそれをつぶさに報告する、その義務を持っていますが、今回のは...全文を見る
○原口委員 いや、本当、驚きました。あなたは御党で公認をされ、そして御党の中枢にいらっしゃった方、そして元総理、全く解明の気持ちがないということがこれでよくわかりました。  総理御自身の問題についても私は申し上げたいと思います。  総理の、平成十三年分、これはまさか党の問題と...全文を見る
○原口委員 適法だとさっきから言っているじゃないですか。あたかも疑惑があるように言っていないですよ。そんなこと全然言っていないです。こういうお金を国民に説明できますかと。  だって、その使い道を外に全然言う必要がない、監査を受ける必要もない。ただ、あなたに一億円あげますよと。総...全文を見る
○原口委員 党派間で議論しようにも何も、私たちにはないんです。そして、私は疑惑があると言っていないんです。こういうお金で、毎回総理になるたびに一億円渡すという政党のあり方がいいのかということを言っているんです。
○原口委員 そこまで声高におっしゃる意味がよくわかりません。  私は、お互いに切磋琢磨して、政党というのは近代化しなきゃいけない、国民に対して説明責任を果たさなきゃいけない、その中で、こういうお金が本当にどういう根拠で出されているのかわかりません。あなたにどうして一億円なのか、...全文を見る
○原口委員 代表はどなたですか。
○原口委員 場所はどこにありましたか。あなたは参議院で、自分の自宅ではないというふうにおっしゃっていましたが、御自身の所有される土地の敷地にございました。そして、櫻井議員が質問をしたその直後に、別のところへ移されています。  それはどこに移されました、今どこにありますか。
○原口委員 その収支は私も手元に持っています。しかし、その収支を見る限り、事務所費として六百万、大きなお金が出ています。それはもう一つの政治団体も同じように出ています。それは、たしか、けさの新聞にも報じられていたところであります。一体これは何ですか。  そして、家主さんの証言に...全文を見る
○原口委員 そうすると、その小泉同志会というのは、家賃は払っていないんですね。
○原口委員 家賃を払っていらっしゃるのか、いらっしゃらないのかということを聞いています。  私は手持ちの資料として、たくさんの方から、総理の政治資金団体の不透明なことを私たちに告げていただきました。一つのタクシー会社からのお手紙でありました。  自分たちは、もう本当に月二十万...全文を見る
○原口委員 このタクシー会社が出したお金があなたの政治団体にないから言っているんです。事実に基づいて質問しているものを、あたかも疑惑がと、そんなことを声高に言われるような首相は私たちの首相に向かないということを申し上げて、質問を終わります。
11月04日第161回国会 衆議院 本会議 第8号
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○原口一博君 鈴木議員にお答えします。  民主党は、経済回復の足を引っ張り、そして我が国の経済を根本から腐らせている談合社会、これに終止符を打ち、古い依存と分配の政治、官僚社会主義、これを排除したい、二十一世紀にふさわしい経済憲法を確立すべく、独禁法改正案を提出いたしました。 ...全文を見る
11月09日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  まず、谷垣大臣に、財政問題について議論をしたいと思います。  昨日ですか、財政制度審議会財政制度分科会の歳出合理化部会、財政構造改革部会合同部会ということで、試算が出されています。私たちは、今の日本の財政の状況、特に財政赤字の現状...全文を見る
○原口委員 私は、今、もう現在でも、歳入構造改革に思い切って踏み込まないと、この財政赤字の発散というのはとめられないと思います。八年前に財政構造改革法のときに審議をしましたが、あのときにも同じようなパースペクトを出されました。そのときの最悪のラインをもう超えていて、そしてまさにこ...全文を見る
○原口委員 いつもこういう試算をされるときは税収弾性値を今お答えのように一・一で計算をされるんですが、じゃ、実質どうだったのか。十年平均の弾性値をとってみると、マイナスの二・二五ですよね。それから、十五年平均でもやはりマイナスであって、税収はこのトレンドを見てみてもふえてはいない...全文を見る
○原口委員 私はもう、議論のときではなくて実行のときであると思います。この財政赤字が中長期的に経済成長の阻害要因となることは確実で、しかもそれは、かなり昔から指摘をされながら、歳入の構造改革にだれも踏み込めないという形が進んできたわけです。ですから、さっきの大臣のお言葉をかりれば...全文を見る
○原口委員 今大臣、多様化の御答弁をいただきましたが、実質は、銀行、民間保険会社、企業年金等で持っているのは三三・七%もあります。これは平成十六年度の数字ですが、家計は二・六、海外は三・七ですから、多様化したところで、国債に対する信頼というものが上がらなければ、それを持つ人はどこ...全文を見る
○原口委員 国民の大切なお金を預かっている、その預かり手としての責任を果たしていくことが必要であるということを述べて、財政の質問を終わりたいと思います。  さてそこで、先ほど理事会でも聴取をさせていただきましたが、経済産業省とそれから産業再生機構、ダイエーに関する産業再生機構の...全文を見る
○原口委員 機構が期限として通告した十二日を延長した、延長するように求めたというふうに聞いておりますが、これは事実ですね。
○原口委員 ありがとうございます。  北畑局長や迎審議官が個別名、例えばウォルマートあるいは丸紅、イオンなどという個別企業名を挙げて機構にさまざまな要請をされたということはございますか。
○原口委員 コメントをなさったという事実、それはどんなコメントですか。例えば、イオンというのは、これは我が党の岡田代表の親族が経営をされている会社で、自由民主党さんの今大臣である村上大臣も御親戚になるらしくて、村上大臣はイオンだから云々というお話をされたんでしょうか。全く関係のな...全文を見る
○原口委員 そうすると、村上はイオンで、イオンは民主党だからけしからぬと言われたこともあるわけですか。
○原口委員 記憶をよみがえらせていただきたいんです。  村上大臣の名誉のために申し上げますが、民主党とは何の関係もございませんし、個別の企業のために、村上大臣がさまざまな判断をゆがめるような大臣ではない、他党でございますが、そういう大臣であるというふうに思っておりますが、御認識...全文を見る
○原口委員 私は就任の後の話をしておりまして、先ほど記憶をよみがえらせていただきたいということをお願いしたのは、まさにそういう事情があるからでございます。  経済産業省に高木委員長の辞任届が届いていると、これは先日、我が党の中塚委員が配付をされた資料によっても明らかだと思います...全文を見る
○原口委員 理事会に御出席なさっていた方は、理事会でお話しになったことと今のところが、必ずしも整合性がとれているかと疑問に思われる方もいらっしゃると思います。  続いて質問をいたしますが、中川大臣、斉藤社長会談に局長は同席をしておられますね。この会談で、経済産業省は、先ほどお話...全文を見る
○原口委員 ありがとうございます。  今の趣旨からすると、機構が支援を決定するかどうかについて意見を述べるというふうに書いてあって、機構については、後で質問しますRCCと違ってちょっと複雑なんですよね。RCCは、預金保険機構の一〇〇%出資の子会社であり、金融庁、金融担当大臣のコ...全文を見る
○原口委員 基本方針でうたわれているのは、中立性、公平性なんですね。これはまさに小泉構造改革の中核の部分であって、なぜ株式会社にしたのか、なぜ委員会方式にしなかったのか、そして、なぜこの中立性、公平性を前面に出しているか。  法律を一文一文読んでみますと、株式会社産業再生機構法...全文を見る
○原口委員 きょうは、お二人の主任大臣というか、伊藤大臣は総理の権能をまさに委任されてという形でございます、お二人、財務大臣それから金融担当大臣に、この産業再生機構のいわゆる我が国の経済再生における位置づけ、そして皆さんの役割、それぞれの大臣がどういうことをつかさどっているかとい...全文を見る
○原口委員 今まさに私が問題としているのは、両大臣がお答えになりましたように、この機構がパフォーマンスが悪ければまさに国民負担が生じる、それを財政でもって補てんをしなきゃいけない。また、伊藤大臣がお話しになりましたように、これはよそから介入を受けるようなものではないわけです。 ...全文を見る
○原口委員 それはちょっとよくわからないんですが、個別の案件については答えられない、そして、機構がデューデリを行うのは民間機関からの申し出によるものだ、今そういうふうにお答えになりましたか。
○原口委員 守秘義務が、こういう国会に対しての説明責任を遂げないということではありません。ですから、前段についてはなかなか納得をしませんが、後段については、まさに要請があったからこそ資産査定が進んでいた。こういう資産査定が進んでいる中で、まさに権能のない人たちが期限を決めて、それ...全文を見る
○原口委員 お一人の方にお伺いするのは酷かもわかりませんが、そこで疑義があるから伺っているわけです。  機構の判断を尊重して、つまり、業務改善命令に対する改善計画の提出日なんというのも、これもすぐれて金融機関にとっては大事なもので、それが延ばせるんだったら、それは借り手からすれ...全文を見る
○原口委員 もう一回質問をいたします。  期限の設定というのは、これはたしかこの機構法の二十三条で、資産買い取りの期限が決まっていますよね、来年の三月三十一日でしたか。その中で国策としてのさまざまなオペレーションが進んでいる中で、今はもう十一月ですよね。この期限の設定というのは...全文を見る
○原口委員 今そういうお答えをいただきました。大臣からもお伺いしておきたいと思います。  直接の、何か報道によると、取っ組み合いがあったとかだれかが仲裁したとか、そんなお話がありますが、まさに、まあ小泉内閣というのはそういう内閣ではないと思いますので、総理はよく、質問をすると、...全文を見る
○原口委員 とすると、まさにその業務の根幹にかかわるところに経済産業省の方が介入をされている疑いが高まったわけでございます。  私たちが機構とつるんで反政府運動をしようとしているとかさまざまな雑音が入ってきますが、そんなつもりは全くありません。産業再生が恣意的に行われない、そし...全文を見る
○原口委員 ありがとうございます。  委員長のお言葉をいただいたところで、次の質疑に入りたいと思います。  RCCです。これは、私は、この委員会でも予算委員会でも何回も、RCCに対する検査、これに入るべきだということを申し上げてきました。そして、不適切な回収事案、まさにRCC...全文を見る
○原口委員 今お読みになりましたけれども、本当にそうですか。債権回収に全力を挙げて国民負担を極小化しようとしていて、法令遵守については少し力が抜けていた、本当ですか。  実際に、この福岡の不祥事事件は、十一月四日の報道によると、当該の職員は逮捕される。これは債務者から集金した現...全文を見る
○原口委員 そのフォローアップが不十分だから申し上げているわけで、自己競落あるいは競売を不調に終わらせて、そして安く自分の子会社に任意契約する、その一方で、まじめに働いている人たちが泣きを見る、こんなことは絶対に許せないということだけ申し上げて、最後の質問に移りたいと思います。 ...全文を見る
○原口委員 両者のいわゆる会社が所有している株式だと言っている中に個人名義の株式があったわけです。私はそのように承知をしています。  これの報告書を見ると、平成十六年三月期、西武の、株式会社コクド所有の割合、それからその他、十社の合計は、コクドが四三・一六%で合計が六三・六%で...全文を見る
○原口委員 もうこれで時間が参りましたので質疑を終わりますが、私は、相対で、市場外で重要事実を秘匿して株の売買を持ちかけているとすれば、これは大変大きなことであるというふうに思います。  また、今、証券等監視委員会の御答弁は、犯則調査権についても触れられました。今、私たちは、独...全文を見る
11月16日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  きょうは、日銀総裁にもお見えいただいておりますので、幾つかの点について、今の岩國委員の質問にも関連しますが、これからの経済のリスクについて、特に国債発行のリスクについてただしていきたいと思っております。  まず、財務大臣と日銀総裁...全文を見る
○原口委員 BPの統計だけ見ますと、世界の石油消費量の動き、BPの統計にもいろんな不透明さや問題の指摘はございますが、とりあえずその統計をきっちり見てみると、一九七〇年代が四千六百万バレル、石油消費量の動きが、ことし、四年では八千百二十万バレル、物すごい伸びになっている。しかも、...全文を見る
○原口委員 為替政策はその国固有の主権であるのかないのか、これにも議論が必要です。きょうはそのことを深く議論する余裕はありませんが、私は、それぞれの主権を主張して、それぞれの国が自分のところのことだけを議論すればいいという時期はもう越えたと思います。例えば、九月のアメリカの対中貿...全文を見る
○原口委員 私は、その中でも、これは実際にニューヨークでもいろいろな人たちと議論をしましたけれども、注意深く見ておくものがあるだろうなと。それは、住宅であるとか消費であるとか今総裁がおっしゃった雇用の部分であるというふうに思います。  限られた時間ですので、日銀のバランスシート...全文を見る
○原口委員 総裁がおっしゃるように、保有期間中に時価がどのような変動をしても、取得時から償還時までの期間を通じて見れば、取得原価と償還額の差額が収益または損失となるという意味では、どんなに評価法を変えてみたところで、保有期間を通じての損益は、低価法であろうが償却原価法でも変わらな...全文を見る
○原口委員 それぞれの自己資本に対して大変大きな保有額ですね。  ですから、なぜ財政再建の列車を早く走らせなきゃいけないか。つまり国が、中央政府がこれほど借金に借金を重ねていくと、長期金利の上昇リスクを吸収できるところがどんどんどんどん少なくなっていく。その結果として、私たちは...全文を見る
○原口委員 今の内閣の中で御答弁なさるのはそれが限度かなと思います。総理・総裁がああいう形でお話しになっているということもよく存じ上げていますが、おくれた列車にならないために、もうとうの昔に発車している財政再建のミッションというものに乗りおくれないような施策を強く求めたいと思いま...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○原口委員 民主党の原口一博でございます。  先ほどの中塚委員に対する御答弁で、高木委員長が介入と感じられたことは御自身にはわからないという貴重な御答弁がありました。私、そのとおりだと思います、斉藤社長。  ですから、委員長がどうして介入と思われたのか、これは大変政治的にも法...全文を見る
○原口委員 ありがとうございます。  まず、問いの一番でございますが、一体委員長というのはどういう権限を持っているのか、そして、だれに責任があるのか。  産業再生機構法第十五条では、支援決定等は委員会は取締役会から委任を受けたものとみなすというふうにされています。また、第十六...全文を見る
○原口委員 明確な御答弁ありがとうございます。  まさに、支援の最終決定の責任、その権限、これが委員長にあるわけでございまして、その委員長が——きょう委員長、資料を配付させていただきたいと思います。  お手元に、先ほど中塚委員が配付された辞任届とそれから要望書をお示ししていま...全文を見る
○原口委員 多分、そこが経済産業省との認識が違っていたところだと思うんです。  つまり、この九月三日、先ほど読み上げましたけれども、機構への正式支援要請を前提としないデューデリを民間と機構とで同時並行でやるんだということを経済産業省の文書は物語っています。つまり、このデューデリ...全文を見る
○原口委員 その間の経緯がよくわかりました。つまり、私が今お配りしたペーパーにございますように、八月二十日の時点で民間の入札参加、民間入札の締め切りの予定日も十月十二日になっている。それと並行して機構の事前のデューデリが進んでいる。  延ばしたのは民間の方であって、期限というこ...全文を見る
○原口委員 今の御答弁で明らかになりましたけれども、機構が設定したというか、これは合意した期限ですね、一方的に機構が設定した期限でなくて、銀行及び当該の企業と合意をした期限。それを大きく延ばせというのは、大変業務に支障がある、こういうお答えであったと思います。  それで、ちょっ...全文を見る
○原口委員 まさにそのことが起こったわけですね。つまり民間ベースにおける支援決定と機構による支援決定とがある意味では火花を散らした。そのときに、今おっしゃった、機構を優先してくださいねというのはお願いであって、それは契約ではないわけですね。ちょっと御答弁をお願いします。
○原口委員 ということは、もう一回伺いますが、デューデリについて回答期限を設定するということは機構の重要な業務であると。省庁がそのことについて、ああしてくれこうしてくれと、監督官庁であっても言う権利というのがあるのか。機構の重大な業務について、私もこの機構法をずっと読みましたけれ...全文を見る
○原口委員 つまり、法律に基づかないことをやられた。あるいは逆に、これは逆から聞きます。もしそういう中で主務官庁が機構の業務に期限を延ばせということをやってきたときに、何が起こりますか。私たちは何を心配すればいいんでしょうか。
○原口委員 御理解をいただいたというふうには、社長は思っていらっしゃるかもわかりませんが、私どもは理事会でもこの委員会でも当該局長にお話を伺っていますので、御理解いただいていないと思っています。  何となれば、こうおっしゃっているんです。これは我が委員会の理事会での御発言ですが...全文を見る
○原口委員 オペレートという意味は、きょうは御本人がいらっしゃらないのでまたそれを聞かなきゃいけないんですが、つまり、産業再生機構法に言う正式申請があったその後のことをおっしゃっているのではないか。つまり、事前審査の中のさまざまな申し出については、そこは機構の正式なオペレートでな...全文を見る
○原口委員 誠実にお答えいただいてありがとうございます。  この当該企業の問題は、当該球団が実際に外資に売却をされている、そのことも後になってわかるというようなこともございました。官製談合という言葉がありますが、官製ぐるみの粉飾のことが行われるとすれば、まさに国民は負担だけをし...全文を見る