平沢勝栄

ひらさわかつえい

小選挙区(東京都第十七区)選出
自由民主党
当選回数9回

平沢勝栄の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第177回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。  まず冒頭、きょうの朝日新聞に「普天間予算凍結提示へ」という記事が出ています。社民党に対して配慮して、予算が成立しても執行を凍結すると。どういう意味かよくわかりませんけれども、その検討を始めたと出ていますけれども、財務大臣、この報...全文を見る
○平沢委員 こんなことは絶対ないということを断言できますか。これは全くの誤報である、そんなことは検討もしていない、あり得ないということを断言できますか。
○平沢委員 いやいや、承知していないじゃなくて、では、例えば大臣のところにこれが来たときに、そんなことは絶対あり得ないということでいいですか。官房長官でもいい。
○平沢委員 いや、私が聞いているのは、執行の停止なんということはあり得ないということでいいですね。財務大臣、官房長官、執行の停止。だから、イエスかノーかでいいんです。執行の停止なんということはあり得るんですか。予算が通っていて、その予算については、どういう目的であれ、それを執行停...全文を見る
○平沢委員 では、この普天間の移設関連予算については、予算が成立しても執行停止は絶対ないということを断言してください。
○平沢委員 いずれにしろ、普天間の予算凍結、社民党に対して配慮というのがきょうの記事に出ていますから、これは誤報ということでいいですね。
○平沢委員 いずれにしろ、どこかで検討しているのかどうか知りませんけれども、そんなことはあり得ないということで理解しておきます。  そこで、私の方で配付資料を配らせていただいていますけれども、まず一番目の、平成二十二年五月十一日、鳩山総理名で出した政府答弁書、これは前にもここで...全文を見る
○平沢委員 そうしたら、二枚目を見てください。  覚書なんですけれども、四十一回の衆議院選挙に当たり立候補を予定する「枝野幸男氏とJR東労組東京地本本部とJR東労組支部は、推薦にあたり、次の通り覚書を取り交わします。」として、そして、こういう内容のことが書いてあるんですけれども...全文を見る
○平沢委員 そうしたら、今はもうこういう影響があるということを、こういう政府の答弁書で出しているわけで、それに官房長官も署名しているわけでしょう。では、今はどういう関係になっているんですか。
○平沢委員 何を言っているかさっぱりわからないんですけれども。  では、お聞きしますけれども、JRの中には、官房長官が覚書を交わしたJR東日本労組と、それから、この労組と対決しているJR連合というのがあるんですね。JR連合は、JR労組東日本、ここは革マルに毒されているということ...全文を見る
○平沢委員 では、覚書とかそういったものも交わしているんですか。そして会合にも出ているんですか、そういう大会とか何かにも。  というのは、JR総連、東日本労組、官房長官はもうしょっちゅう行っていますね、いろいろな会合。そして平成十八年には、これは覚書を交わした相手方が、御存じの...全文を見る
○平沢委員 JR総連、東労組からは、官房長官、この前、柴山委員がここで指摘したように、資金が官房長官に相当渡っていますよね。幾らだかわかりますか。七百九十四万円、報告書を見れば渡っていますよ。  では、JR連合はどうなんですか。
○平沢委員 ないんですよ。  官房長官、JRの革マル派の四十三名のリスト裁判というのは御存じでしょう。JRの中で、JR東労組の中で革マルで活動していた一部が要するに、もう一緒に活動できないということで出ていったんですよ。出ていった者が、JR東労組、JR総連の中には革マル派がいっ...全文を見る
○平沢委員 JR総連、東日本労組の関係者が去年六月三十日に裁判所に出した準備書面というのがあるんですけれども、その中で何と言っているかというと、JRの組合内には、かつては革マル派の組織が存在したが、現時点ではもはや存在しなくなった、こう言っているんです。一九九九年十二月。これはち...全文を見る
○平沢委員 官房長官、知らなかったといっても、結果的に、要するに官房長官がサインした相手は、その後、浦和電車区事件で逮捕されるんですけれども、この人は革マルの幹部と言われているわけです。そして、彼ら自身が、一九九九年十二月までは革マルが中で活動していたということを、裁判所に出した...全文を見る
○平沢委員 知らなかったかもしらぬけれども、後で結果的にわかったんでしょう。そして、本人たちも、去年の六月の裁判所に出した書面の中で、革マルが一九九九年十二月まではいたと自分たちが認めているんですよ。だから、結果的にわかったわけでしょう。そうしたら、それに対して、やはり官房長官だ...全文を見る
○平沢委員 今官房長官は、利用されることのないようにと言っているけれども、利用されているんですよ、官房長官、今から言いますけれども。そして、JR連合は、JR総連というのは革マルに毒されているということを言っているわけですよ。JRの中の組合が言っているわけですよ。それで、官房長官は...全文を見る
○平沢委員 そもそも、この呼びかけ人の、この紙はおかしくないですか。呼びかけ人は国会議員で、そして出欠の連絡、ファクスの返送先は〇三—三四九一—七一九二と、これはJR総連ですよ。一番下を見てくださいよ、JR総連政治部長。お問い合わせはJR総連の政治部長になっているんですよ、これ。...全文を見る
○平沢委員 官房長官、逃げないでくださいよ。  官房長官、このとき、ILOの勧告についてのヒアリングとか言っていますけれども、ここに詳細な議事録があるんですよ。  この議事録を見てみますと、官房長官は、警察が今現在進行形でやっている捜査について、これはおかしいおかしいと言って...全文を見る
○平沢委員 このヒアリングをやるときに、各省庁をやる前に、これを見てください、十時半からJR総連からまず注文を聞いているわけですよ。そして十一時から各省庁を呼んでいるんですよ。そうでしょう、この紙を見てください。  だから、まさにJR総連と一体となって動いて、そして、この議事録...全文を見る
○平沢委員 官房長官は、議事録を見たら明らかに圧力をかけているんですよ。  ですから、委員長、関係者を参考人で呼んでください。厚生労働省大臣官房国際課の課長補佐の平嶋さん、大臣官房国際課国際労働機関第一係長藤原さん、これは当時ですよ。それから、警察庁警備局公安課の山田幸孝さん、...全文を見る
○平沢委員 これはいずれにしろ聞きますけれども、最後に与謝野大臣。  与謝野大臣は、去年、たちあがれ日本を立てたとき、政見放送でこう言っているんです。テレビの政見放送でですよ。民主党には、日教組を初めとした労働組合に依存している、私が一番ひどいと思うのは、あの過激派の革マルの代...全文を見る
○平沢委員 では、革マルの候補者が当選したんです。民主党にいるんです。今、民主党の内閣に入っている。それについては、許しがたいと言っているわけでしょう。そうしたら、それについて何らかのアクションをとっているんですか。
○平沢委員 許しがたいとテレビで政見放送で言って、許しがたいと言って、その民主党政権の中に閣僚として入って、こういうことは許しているんですか。事実上許していることになるじゃないですか。
○平沢委員 何を言っているかよくわかりませんけれども、時間が来たから終わりますけれども、この問題はまだ全然終わっていませんで、先ほどの官房長官の答弁も全く納得できませんので、またいずれ質問させていただきたいと思います。  時間が来たから終わります。
02月21日第177回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。  民主党は組合から大きな支援をもらっているんです。別に、組合から支援をもらっていることについて、どうのこうの言うつもりは全くありません。しかし、その組合が反社会的な勢力に侵されていた場合、その組合からいろいろな支援をもらうというの...全文を見る
○平沢委員 これは本人たちも認めているんですよ。JR総連、JR東日本も、革マルが活動していたということは本人たちも認めている。ただし、彼らが言っているのは一九九九年十二月までだと。なぜ彼らはそういうふうに言っているかというと、自分たちの一緒に活動していた仲間が外に出ていって言って...全文を見る
○平沢委員 革マル派は、これだけ大きな事件を引き起こしてきた、極めて反社会性の強い団体なんです。それが影響力を行使し得る立場ということは、幹部にですよ、JR総連、JR東日本の幹部にいますということを政府が言っているんですよ。その組織から、官房長官も含めて多くの議員が多額の献金も受...全文を見る
○平沢委員 与謝野大臣、そのとおりのことを言われたわけでしょう、思っておられることを。それで、今も変わっていないわけでしょう、認識は。
○平沢委員 これは、去年、六月十三日というのは、菅内閣がスタートした直後なんですよ。その直後に、新左翼崩れが集まってつくっている政権と言われたんです。だったら、その政権に何で大臣として入られたんですか。
○平沢委員 ちょっと、言っていることがさっぱりわかりませんけれども。新左翼崩れの非常に問題のある政権だ、しかし、その政権の中に自分の信念を通すと。  では、例えば、会社が総会屋だとか暴力団に毒されているそういう会社でも、自分は経理だけやっているから全然関係ない、こういうことです...全文を見る
○平沢委員 与謝野大臣、革マル代表が民主党に入っているのはけしからぬ、許しがたいと言い、そして新左翼崩れの連中がつくっている政権だと御自分で言われて、そして、その政権に今入っているんですよ。政権がかわったわけじゃないでしょう。その政権に入っているんですよ。おかしいと思われませんか...全文を見る
○平沢委員 これは、与謝野大臣が幾らいい仕事をしようとしても、まずは信頼が大事なんですよ。大臣に対する信頼が大事なんですよ。こんなことを言われていて、そして今もこの認識は変わらないと言われていて、そして、いい仕事をしたいから入ったんだと言ったって、国民の皆さんはなかなか信頼しない...全文を見る
○平沢委員 だって、今、参議院議員として活動しているんでしょう。そうしたら、やはりおかしいと思わなきゃおかしいんじゃないですか。  この田城さん、もちろんJR東日本の事件の関係で家宅捜索も受けている。それがけしからぬといって、賠償請求の訴えを裁判所に起こした。負けていますけれど...全文を見る
○平沢委員 この目黒さつき会館、今まで警察は革マルの関係で捜索に入ったことはありますか。
○平沢委員 いや、個別問題じゃないんですよ。捜索に何度となく入っているんでしょう。何で言えないんですか。もうそんなもの、マスコミにも報道されているんです。公安委員長、何で言えないんですか。
○平沢委員 こんなことは報道に出ているから、私の方から言います。何度となく捜索が入ったところなんです。そこが掲示責任者の住所になっているんです。  防衛大臣、これは去年の二月の防衛大臣室での写真なんです。防衛大臣の後ろに田城議員がおられますけれども、一番右側におられるのは、JR...全文を見る
○平沢委員 内閣の危機管理はどうなっているんでしょうか。国家の最高機密の中枢である防衛省に、国家を転覆させようという革マル派の幹部が堂々と入っていく。それを迎え入れている、大臣が。これ、危機管理上どうなっているんですか。大臣、もう一回ありますか。
○平沢委員 何を言っているんですか。御自分たちが内閣で、その組合は革マル派が相当影響力を行使し得る立場に浸透していると言っているじゃないですか。皆さん方はみんな署名しているじゃないですか。そういう組織の代表じゃないですか。おかしいじゃないですか。  そこで、一番あれなのは官房長...全文を見る
○平沢委員 官房長官、相当浸透しているというのは、イコールじゃないからいいというんですか。では、例えば暴力団が会社の枢要なところにいても会社全体が暴力団じゃなければいい、総会屋が入っていてもいい、こういうことですか、官房長官。だから、その人たちを排除するように働きかけるのが官房長...全文を見る
○平沢委員 官房長官、官房長官はこのJR東日本労組、JR総連の会合に何度となく出ています。そして、平成十八年には、この署名した相手が浦和事件で検挙されて、そして一審、二審で有罪になって、今最高裁にかかっているんですけれども、その事件は冤罪だという集会に出て講演しているわけです。 ...全文を見る
○平沢委員 それならば、昨年の十二月十三日、官房長官は、岡田幹事長と一緒に、岡田幹事長の呼びかけで、JR総連の委員長、副委員長、政治共闘部長と朝食していますね。朝食懇談会に出ていますね。
○平沢委員 では、その懇談会でどういうことが話し合われたんでしょうか。
○平沢委員 本当ですか。  官房長官、JR総連通信がこういうふうに書いているんですよ。民主党から岡田幹事長、枝野幹事長代理などが出席した、JR総連から委員長、副委員長、政治共闘部長が出席した、この中で、JR総連の抱える課題について議論が行われ、一番目に何と書いてあるかというと、...全文を見る
○平沢委員 官房長官、聞いていないことを答えないでくださいよ。私は、この話が出たか出ていないかと聞いているんじゃないですか。
○平沢委員 官房長官はこの前も、二〇〇五年ですか、警察庁等を呼んで、警察が今行っている現在進行形の捜査について圧力をかけたら、もう覚えていないというようなことを言われて、何か都合が悪くなると記憶がないとか覚えていないとかということで逃げますけれども、では最後に、時間がなくなりまし...全文を見る
○平沢委員 総理、これは返すおつもりはございませんか。
○平沢委員 とことんクリーンな民主党と言いながら、とことん汚い民主党になっちゃいますよ、それじゃ。  官房長官、官房長官は一九九六年から二〇〇九年まで、この組合から七百九十四万円受け取っているんですね、これはもう前に出ましたけれども。それで、官房長官、前に答弁されました。これを...全文を見る
○平沢委員 JR総連の前委員長はこう言っているんですよ。この前、二月四日にJR総連の中央委員会が開かれたんです。ここで何と言っているかというと、何とも情けないことに、我々が応援している何とかという官房長官が、李下に冠を正さずなどと証言したのである、つまり、疑わしいところからは今後...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから終わりますけれども、あらぬ疑いじゃないんです。問題があるということを自分たちが認めているんです。その団体から献金も受けている、そして官房長官は働きかけもしている、これはおかしいじゃないですか。この辺は、これで終わりません、これからも引き続き質疑を続けさせ...全文を見る
03月09日第177回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。おはようございます。  まず初めに、江田大臣には、法務大臣御就任おめでとうございます。  ただ、江田大臣は参議院の議長をされたわけでございまして、参議院の議長というのは三権のトップでございまして、その三権のトップまでされた方が一行...全文を見る
○平沢委員 法務大臣の御決意のほど、よくわかりましたし、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。  法務大臣の前の前になるんでしょうか、柳田元法務大臣は辞任に追い込まれたわけですけれども、柳田元法務大臣が言われたのは、法務大臣は二つだけ覚えていればいい。一つは、個別の事案について...全文を見る
○平沢委員 答弁をその二つだけで切り抜けないで、ぜひ正直に答えていただきたいなと思います。  ところで、最近、前原前外務大臣が辞任されたわけですけれども、その辞任は、政治資金規正法で禁止されている、在日外国人ですか、外国人からの献金を五年間にわたって年五万円、トータル二十五万円...全文を見る
○平沢委員 在日外国人に地方参政権を与えた場合、当然のことながら、地方というのは国防と密接に結びついているんです。例えば、沖縄の知事選挙というのは、これは基地の移転に大きく影響してくるわけですよ。ですから、地方であれ、国防に、安全保障に密接に結びついてくるんです。  そして、私...全文を見る
○平沢委員 私は、地方議会が地方の道路とかごみだとかそういったことだけを処理するんだったら、この参政権に反対する人なんかだれもいないと思いますよ。ところが、地方の参政権というのは、今言ったように、国政に密接に結びついているんです。ちなみに、この前、日韓の友好議員連盟の会合が東京で...全文を見る
○平沢委員 いや、大臣、ちょっと焦点がずれているんですけれども。  献金だって全然善意でくれる人もいるけれども、そういう意図で、日本の政治をゆがめようということで献金しようと思ったらできる、その余地を残しちゃいけないということで禁止しているわけでしょう、これは。  だから、私...全文を見る
○平沢委員 これは、やはり一番いい解決方法は帰化されればいいんです。ですから、国籍を取得されればいいわけで、実際に韓国の方でも帰化されれば国会議員にもなれるわけですから、私はその道をとるべきじゃないかなと。これは時間がありませんので、またいずれ、別途させていただきたいなと思います...全文を見る
○平沢委員 日中関係を考慮したということを言っているわけですから、堂々と。そうしたら、日米関係を考慮して米軍の犯罪に裁量を加えることだって可能になるんですよ、これは。日米関係だ、日ロ関係だなんということは捜査当局が考えることじゃないでしょう、これは。そう思われませんか、大臣。大臣...全文を見る
○平沢委員 これは捜査当局の判断じゃなくて、明らかに政治家の方から、あるいは政府の方から何らかの働きかけがあってなされたんでしょう。まあ、それはいいですよ。  では、刑事局長でいいですから。  今回、不起訴処分にしました。不起訴処分にしたときに、これは計画性はなかったというよ...全文を見る
○平沢委員 今、刑事局長がいろいろ理由を言われました。  その中に、例えば、船長が帰国しているというのを言われました。船長を帰国させたのではないですか。船長を帰国させたんですよ。あのときに、釈放はおかしいと言っていたにもかかわらず釈放していて、それで本来ならクローズしている飛行...全文を見る
○平沢委員 それはちょっと、刑事局長、苦しい答弁ですね。大体、そもそも、起訴猶予の不起訴にするというのは、犯罪が軽いとか、本人が本当に反省しているとか、もうこれから再犯のおそれはないとか、相手方、被害者の方が納得しているとか、こういう事情があるときでしょう。今回、そういう事情はあ...全文を見る
○平沢委員 刑事局長も苦しい答弁をせざるを得ないのは同情しますけれども、ちょっとどうでしょうかね。  では、もう一つ聞きましょう。  例の元海上保安官、映像をネットに流出させた保安官ですけれども、これについては、当時の官房長官は仙谷さんですけれども、ゆゆしき事態と、えらい怒っ...全文を見る
○平沢委員 同じことを、では、検察。
○平沢委員 では、警察。書類送検したんですけれども、そのときの意見はどういう意見で送ったんですか、情状意見。
○平沢委員 相当処分。だから、厳重処分の次になるわけですよ。ですから、それなりの処分をしろということで送ったのが不起訴になってしまった。  検察。もう一回聞きますけれども、これは不起訴処分にせざるを得ないんでしょう。なぜならば、相手方の中国人を帰しておいて、こちらの元保安官だけ...全文を見る
○平沢委員 いや、この事件は、先ほども言いましたように、初めから官房長官が、捜査当局がやる事件について、ゆゆしき事態だとか言ってみたり、要するに、船長の方は早く帰しておいて、こっちの方はゆゆしき事態だということで、これは徹底的にやれというようなシグナルを送っているんですよ。だから...全文を見る
○平沢委員 要するに、あれでしょう、これはもうこれ以上聞きませんけれども、また別の機会にしますけれども、やはり中国側に最大限の配慮をしてこの事件捜査は行われた、それで、中国側に対して配慮していることを妨げるようなビデオを流したやつはけしからぬというので大々的な捜査を組んだけれども...全文を見る
○平沢委員 そのとおりなんですよ。だから、私もそれは否定しないんですよ。それはなぜかというと、中国人船長がぶつかったときに、これは極めて悪質な事件だということを関係者は言っていたわけですから、そちらの方の船長は勾留の途中で釈放して、空港を真夜中にあけて異例の状況の中でさっさと帰す...全文を見る
○平沢委員 死刑を廃止する議員連盟の中に、例えばアムネスティ議員連盟というのがありますね。大臣はたしかメンバーでもあり、それから顧問か何かされておられたと思いますけれども、これもまだやっておられるんでしょうか。
○平沢委員 死刑は、刑事訴訟法で、判決確定から六カ月以内に法務大臣が命令して執行しなければならないということになっているわけですけれども、刑事局長でいいですけれども、判決が確定して六カ月過ぎているいわば死刑囚というのは、今、何人くらいいるんですか。
○平沢委員 その百四名、六カ月以上過ぎている百四名の中で、例えば再審請求だとか恩赦の請求だとか、こういうものが出ていない死刑囚というのは何人くらいいるんですか。
○平沢委員 ですから、六カ月過ぎて、要するに、もう完全に要件は満たしている、命令を下さなきゃならないという人もいるわけですよね。大臣、結局、刑事訴訟法四百七十五条の規定ですね。死刑執行しなきゃならない。  これは別に大臣だけじゃなくて、今までの歴代の大臣、ずっとそうなんですけれ...全文を見る
○平沢委員 訓示規定であれ、こういう規定があるわけですけれども、それで、司法は司法としてそういった判断を下すわけですから、もし、おかしい、要するに、今のような状態がずっと続くということになると、この四百七十五条というのは全く意味をなさなくなってくるんです。  だったらば、大臣に...全文を見る
○平沢委員 民主党はかつてマニフェストの中で終身刑の創設というのをうたっていました。私は死刑は当然あるべきだと思いますけれども。それと、裁判員制度が始まったんですけれども、無期懲役、実際には十年で仮釈放が可能という制度との間には余りにも大きなギャップがあるから終身刑を創設と、かつ...全文を見る
○平沢委員 死刑の問題はまた別途やりたいと思います。  大臣に、お読みになっておられると思いますけれども、万が一と思って、昨日、事務方に菊池寛の「若杉裁判長」という短編をお渡しさせていただきました。これはもう読んでおられたと思いますけれども。  これは、簡単に言いますと、要す...全文を見る
○平沢委員 よくわかりました。だけれども、やはり、被害者のことをちょっと忘れ過ぎているんじゃないかなと。そういう意味では、私は、問題提起としてはいいんじゃないかなという感じがしました。  そこで最後に、この前の所信の中で、大臣は、取り調べの可視化について、これは実現に向けて着実...全文を見る
○平沢委員 可視化は諸外国で行われているところはありますけれども、法制度とか取り調べ機能の意味合いが全然違うとか、いろいろありますし、諸外国の捜査当局と日本の捜査当局の権限というのを比較しますと、日本の捜査当局というのは極めて権限が限られているので、もし可視化を進めるのであれば、...全文を見る
○平沢委員 この可視化の議論は極めて大きな、奥行きの深い問題なので、また別途、議論させていただきたいと思います。  きょうは小宮山厚生労働副大臣においでいただいていますので、ちょっとお尋ねしたいんですけれども、この可視化の議論が起こるようになった一つの大きなきっかけは、村木さん...全文を見る
○平沢委員 村木さんは、たしか去年無罪が確定した直後に内閣府の政策統括官として復職しておられるわけですよね。ただ、監督不行き届きの結果、三十億とも四十億とも言われている大変な被害が出たわけですよね。今、確かに上村元係長の裁判は係属中です。だけれども、上村元係長は、大体事実関係は全...全文を見る
○平沢委員 いずれにしましても、これは私たちも十分注視していきたいなと思っていますので、これは別に村木さんがどうのこうのということではなくて、やはりこれだけ大きな問題を起こしたわけで、それに大きな責任があるわけですから、そこはやはり刑事事件とは別にしっかり考えてもらいたいなと思い...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから終わりますけれども、死刑の問題にしろ可視化の問題にしろ、これは極めて大きな問題なので、引き続きこの委員会で質問をさせていただきたいと思いますし、先ほど言いましたように、中国人の船長の問題は終わったわけじゃありませんので、引き続きまたこの問題は質問をさせて...全文を見る
03月30日第177回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  初めに、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、一、二問お聞きしたいと思います。  平成十四年から十年間で裁判官を五百人ふやすという意見書に基づきまして、判事と判事補五百六十二人、もう既にふやしてきたわけでございまして、今...全文を見る
○平沢委員 そういうことで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  今回で千七百八十二人から千八百二十七人になるんですか。これは今後の増員計画というのはどうなっているのか、ちょっと教えてくれますか。
○平沢委員 わかりました。  そこで、三月十一日の大震災についてお聞きしたいと思うんです。  私も先週末、石巻それから女川町に行ってきまして各所を見てきたところです。私も、阪神・淡路大震災のとき防衛庁の審議官で、現地に行きました。そして、内閣府副大臣のときに能登半島沖の地震と...全文を見る
○平沢委員 やはり百聞は一見にしかずなんです。  大臣、防災服を皆さん着ておられますけれども、防災服を現地に行かれて着られるならわかりますけれども、東京で着ておられて、現地を全然見ておられないで、それであれするのは、もちろんこれは全体の問題なんですけれども。  例えば、総理、...全文を見る
○平沢委員 私もいろいろなこういった災害等の危機管理をやってきましたけれども、最高リーダーに必要なことは、不眠不休と言われましたけれども、やはり決断、判断を下さなきゃならないんですから、休みはとってもらわなきゃならないんですよ。逆に、疲れた中で判断されたらたまったものじゃないんで...全文を見る
○平沢委員 今回、福島の原発で避難区域が徐々に拡大していったわけですね。二十キロから三十キロについては、今までは屋内退避だったのが、今自主避難。ちょっと自主避難という意味がよくわかりませんけれども。現地の方にお聞きしますと、戸惑いというか怒りもあるんです、これは本当にどうしたらい...全文を見る
○平沢委員 今度の大震災での法務省の関係は先ほど質問がいろいろ出ましたから、ダブるところはできるだけ省略させていただきたいと思いますけれども、先ほど、刑務所等の施設で問題が起こったときの対応についての質問が出ましたけれども、その中で、収容者について、万が一の場合は解放するという話...全文を見る
○平沢委員 ということは、凶悪犯であれ死刑確定囚であれ、被害の程度によっては、場合によっては解放するということはあり得る、こういうことでよろしいんでしょうか。
○平沢委員 私の地元には東京拘置所がありまして、やはり皆さん方、万が一の場合に逃亡とか何かという不安というのは抱いているわけですよ。  今は逃亡じゃなくて、これは解放なんですよね。今、大臣は万々が一ということを言われましたけれども、今回の地震、津波、一千年に一回と言われているん...全文を見る
○平沢委員 それで、今回の大震災での法務関係の法令については、既に今までの法律がありまして、その法律の対応で、あとはその法律に基づいた政令を制定すれば何とかなる、新規立法は今回の場合特に必要がないということで考えてよろしいんでしょうか。
○平沢委員 今までの災害、阪神・淡路大震災と今回の災害とは規模とかあらゆる面で全く違うようなところもありまして、あれは地震だったんですけれども、今回は津波なんですね。ですから、そういったこともありまして、既存の法律、それに基づく政令で対応できるのかどうか、これはしっかり検討してい...全文を見る
○平沢委員 民法とか遺失物法だけで対応できるのかどうか。いずれにしましても、また別の機会に聞かせていただきたいと思います。  きょうは警察が来ていますので、ちょっと警察にお聞きしたいんですけれども、今、大震災の被害者、きょうの新聞で死者が一万一千百六十八人、行方不明が一万六千四...全文を見る
○平沢委員 私もこの前、遺体が安置されているところに行ってきましたけれども、本当に涙なくしてそこでおれなかったわけでございます。  この死者の方、行方不明の方、日を追ってどんどん数がふえると思うんですけれども、死者の方と行方不明の方は、身元不明の方がまだ死者でも多いわけですから...全文を見る
○平沢委員 今、死者と行方不明の方、合わせて三万人弱ですけれども、これは、行方不明の方は、当然のことながら、警察に捜索願というか、そういった届け出が出た方をリストアップしているわけですから、御家族全員で流されて、出ていない方もおられるわけですから、今後、行方不明の方はどのくらいに...全文を見る
○平沢委員 身元不明で御遺体が多く出ているわけですけれども、そういった方々も当然埋葬等の手続にどんどん入っていますけれども、将来的にこうした方々の身元が判明できるように、例えば指紋をとるとか、DNA鑑定に備えた対応とか、そういったことができるようにきちんとなされているんでしょうか...全文を見る
○平沢委員 今回、私も現地へ行きまして、警察の検視官、全国から動員されて、大勢、一生懸命頑張っておられましたけれども、ぜひ引き続き、大変でしょうけれども頑張っていただきたいなと思います。  そこで、行方不明の方ですね。当然のことながら、先ほど副大臣、戸籍はそのままになる、関係者...全文を見る
○平沢委員 非常に残念なことですけれども、私は、今回のケースで、行方不明がずっと続いた場合は、やはりどこかで判断しなきゃならないときも、残念ながらこれはあるんじゃないかな、いつまでも戸籍だけがずっと続くというわけにもいかない、そういったケースも起こり得るんじゃないかなという気がし...全文を見る
○平沢委員 これはまたいずれ聞かせていただきたいと思います。  最後に警察庁、今回現地に行きまして、外国の報道では、日本は非常に治安がいいというか、これだけの大災害にもかかわらず、日本人は規律正しく礼儀正しく非常に整然としているということが称賛されているようですけれども、現地に...全文を見る
○平沢委員 もう時間が来ましたから、最後にもう一問だけ、樋口局長。  私、現地で聞いたら、要するに、若干の軽い犯罪、窃盗とか盗難とか何かは、こんな大変なときに警察に届けるわけにいかないと言っておられるんですよ。だから、恐らく警察が今認知している件数、それは実態とは違う可能性があ...全文を見る
○平沢委員 では、よろしくお願いします。  時間が来たから終わります。ありがとうございました。
04月13日第177回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。午前中に引き続きまして、質問を続けさせていただきたいと思います。  午前中の質疑で、今回の大震災への対応、特に原発への対応について、国民が非常に政府に対する不信感を持っているという話がありました。これは国民だけじゃないんです。外国も...全文を見る
○平沢委員 今、大臣いみじくも言われましたけれども、こういう大きな問題があるときには大体政府・与党が強いものなんです、選挙なんかで。ところが、政府・与党にとって厳しい結果が出たというのは、私は、当然のことながら、今回の対応に対する不信感というのが相当反映しているんじゃないかなと思...全文を見る
○平沢委員 今回の想定外というのは、これは私どもが政権のときにやはり問題があったことは間違いない。しかし、起こってからの対応については、これは未熟というか、余りにも問題が多いんじゃないかな。私は、今回は、三重苦と言われていますけれども五重苦じゃないかなと。それは、原発、それから地...全文を見る
○平沢委員 原発の対応というのは、火事もそうでしょうけれども、初期の段階が一番大事だ、最初の段階の、初動の三十分が一番大事だということが言われているわけで、しかし、大至急派遣してくれと言われてから二日半かかっているわけです。  そこで、きょうは資源エネルギー庁来ていますね。資源...全文を見る
○平沢委員 ちょっと理由にならないと思うんですけれども。  先ほど言ったように、方針が二転三転して、そして一番外国のメディアも疑問に思っているのは、警察は注水する専門家ですかと。それは確かに高圧放水車は持っていますよ。ただ、これはデモ隊に放水するものでしょう。何で強く経済産業省...全文を見る
○平沢委員 しかし、結果的には、注水するという方針を決めて頼んでから二日半、注水するまでにかかっているわけですから、その間の迷走ぶりというのは、これはいずれ検証しなきゃならないと思いますけれども、これはまた、いずれにしろ時間がかかりますから、別の機会にしたいと思います。  別の...全文を見る
○平沢委員 今度の釈放について、大臣は、前回の法務委員会では、先ほどもありましたけれども、釈放する理由があったと思う、そして比較的そう重くない情状のものであったというふうに聞いているというような答弁がありました。  副大臣は、翌日の内閣委員会で、一言で言えば、これは微罪だ、だか...全文を見る
○平沢委員 今度の釈放は、国民の目線から見てもやはりおかしいと思いますよ。だって、同じ警察署の中で、重罪のものは残って、それほど重罪でないと思ったのを釈放したということでしょう、これは。だから、何で釈放しなきゃならないんですか。身柄を預かっている警察の方で安全性が担保できないとい...全文を見る
○平沢委員 では、この関連でもう一問だけお聞きしたいと思うんです。  諸外国は、確かに取り調べの意味が全然違って、短いんですけれども、諸外国は大きな権限が取り締まり当局に与えられているんです。大臣は、先ほどイギリスに勉強に行かれたと言われましたから、イギリスの捜査当局がいかに大...全文を見る
○平沢委員 冤罪を防ぐことは当たり前のことで、同時に、事件を解決し犯人を一名でも多く検挙しなきゃならないんです。これは両方やらなきゃならないんです。一言で言えば、冤罪を防ごうと思ったら事件を全然やらなきゃいいんです。だれも捕まえなければ冤罪はゼロになるんです。  ですから、大臣...全文を見る
○平沢委員 村木さんの保管している印鑑が押された証明書によって十一億、今わかっているだけで十一億出て、これからもまだ損失が出てくると。  それについては、訴訟というのは、これはだれに対する訴訟なんでしょうか。今、訴訟を提起すると言われましたね。国が入るのかどうか、教えてください...全文を見る
○平沢委員 相手が負担能力があるかどうかは別にしまして、これは、村木さんが保管する正規の印鑑が押されて、村木さんの部下がこういったにせの証明書をつくって、その結果として、今わかっているだけで十一億の損害が郵政の方に出ているということですね。ですから、これからもその損害は膨らむと。...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから終わりますけれども、今わかっているだけでも相当の監督責任はあるんじゃないかなと思いますので、ぜひその辺はきちんとしたけじめをつけていただきたいと思います。  時間が来たから終わります。
04月20日第177回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  三人の参考人の先生方には、お忙しい中、本当にありがとうございました。時間がありませんので、できるだけ簡潔な答弁をお願いしたいと思います。  最初に、今の続きなんですけれども、親権について、今、大村参考人は、フランスでは何かオーソリ...全文を見る
○平沢委員 多分、恐らくパレンタルオーソリティーとか何かと言われるんだろうと思いますけれども、ちょっと何か言葉に違和感があるなという感じがするんです。  では、次にちょっと行かせていただきますけれども、また大村参考人にお聞きしたいと思うんです。  親権の喪失という形で最初に民...全文を見る
○平沢委員 次に、吉田参考人にちょっとお尋ねしたいと思うんです。  今回は、児童虐待を防止する、そして子供の権利利益を擁護する、これが目的の改正でございますけれども、この児童虐待、先ほど大村参考人ですか、二十年前からこの問題が大きくクローズアップされたというようなお話をされまし...全文を見る
○平沢委員 ありがとうございました。  次に、磯谷参考人にお聞きしたいと思います。  先ほど、親権の停止の申し立てに子供が加わったのは画期的というお話をされました。そうなんでしょうけれども、しかし、子供が加わることによって子と親の再統合が難しくなるんじゃないかということも考え...全文を見る
○平沢委員 ありがとうございました。  次に、吉田参考人にお聞きしたいんですけれども、先ほどの御説明の中で、親権の一部停止についてはあってもよかったんじゃないかというようなお話がございました。  確かに、例えば医療ネグレクトだけの問題であれば、その部分だけ停止して、ほかも全部...全文を見る
○平沢委員 最後に大村参考人にお聞きしたいと思います。  先ほど、今回はいわば児童虐待の観点から親権の一部を見直したということで、これから家族法全体の現代化等に取り組んだ方がいいというお話でございました。大村参考人、今回の法改正は児童虐待防止を目的としたものですけれども、児童虐...全文を見る
○平沢委員 ありがとうございました。  時間が来たから終わります。ありがとうございます。
04月22日第177回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  日韓図書協定について御質問をさせていただきたいと思いますけれども、その前に、竹島の問題について、大臣の見解をお聞きしたいと思います。  竹島で韓国の国会が特別委員会の全体会議を開催する予定だ、同委員会の所属の国会議員十八人全員が竹...全文を見る
○平沢委員 外交ルートというのは、だれからだれに、どういう形で申し入れしたのでしょうか。韓国は、竹島について、大規模建築物の発注も既にしているんです。どんどん既成事実化を進めているんです。大臣が動かなきゃおかしいでしょう。  私が聞いているのは、外交ルートをだれがやったかも聞き...全文を見る
○平沢委員 ちょっと大臣、問題意識を持ってもらいたいなと思います。やはり大臣が直接動くべき案件じゃないですか。委員会を開くというんですよ、竹島で、日本の領土で。ですから、そこは大臣、下に任せるんじゃなくて、大臣みずからが、これは極めて遺憾である、許せない、こういったメッセージを韓...全文を見る
○平沢委員 これ以上聞きませんけれども、最も適切なのは、大臣から直接向こうの長官にメッセージを伝えることだと思います。やはり日本としてはそのくらいこの問題を重視している、その姿勢をぜひ大臣には示してもらいたいなと思います。  そこで、日韓図書協定に入らせていただきます。  一...全文を見る
○平沢委員 ちょっとよくわからないんですけれども、自発的ということは、これからもどんどんやるということなんですか。  そもそも、韓国側が要求していたのは何なんですか。韓国側が日本に引き渡しを求めていたのは何なんですか、大臣。
○平沢委員 さっぱりわかりませんね。  韓国は、国会決議が二回ありました。大臣、韓国の国会決議で、二回にわたる国会決議で、日本から、韓国は返還と言っていますけれども、じゃ、韓国が返還と言っているのは何の書物ですか。
○平沢委員 話にならないですよ、これじゃ。そうじゃなくて、韓国の国会では、図書について何を日本側に返してくれと言っているんですかと聞いているんですよ。全然答えになっていないんです。これじゃ、質問を続けられませんよ。
○平沢委員 韓国の国会は朝鮮儀軌を渡してくれと言っている。きょう韓国の民間団体の方が来られていますけれども、民間団体の方も、朝鮮王室儀軌還収委員会の方々も私のところに来られたことがありますけれども、韓国からすれば朝鮮儀軌の書物を返してくれと言っている。  朝鮮儀軌と言っているん...全文を見る
○平沢委員 韓国側から国会決議で返してくれと言ったものはわからないでもない。韓国が全然言っていないものは、まだほかにも日本にいっぱいあるんですよ。それを日本側が渡すんですか。それを渡すということはだれが決めたんですか、そしてその残りはだれが選んだんですか。  だから、韓国が言っ...全文を見る
○平沢委員 内閣総理大臣談話に該当するものは全部引き渡すと。  では、今回のものが全部なんですか、ほかにもあるんですか。ほかのものが、もしこれに該当するものが出てきたら、今の大臣の答弁は、これもどんどん返すということですか。
○平沢委員 現時点というのはよくわかりませんけれども、この百六十七冊、千三十八冊、これは韓国側は、日本が無理やり韓国から、一言で言えば奪い取ったという言い方をしているんです。これは本当にそのとおりなんですか。  では、宮内庁に聞きましょう。百六十七冊、これは全部韓国から日本が奪...全文を見る
○平沢委員 奪い取ったものじゃないのは当たり前だけれども、朝鮮総督府が持っていたものもそうですけれども、日本が購入したものはないんですか。
○平沢委員 千三十八冊、結局、総理談話に基づいて宮内庁は選んだということなんですけれども、この千三十八冊について、いつ、だれから、どういう指示が来て、どういう基準で選んで、そしてそれを連絡したんですか。
○平沢委員 この百六十七冊、千三十八冊というのを宮内庁が外務省に連絡したのはいつですか。
○平沢委員 協定に署名するのは十一月十四日なんです。外務省からもらった資料によると、九月三日に政府内で附属書の範囲が確定と書いてあるんです。いいですか。それで、その後、それを受けた形で、九月三十日から日韓間で協議している、それで最終的に十一月十四日に至ると。これは、外務省、間違い...全文を見る
○平沢委員 今、九月三日までに附属書の範囲が確定というお話がありました。佐藤正久参議院議員が質問主意書を出しまして、それに対する政府の答弁は十一月二日付なんです。何て書いてあるかというと、政府としては、八月十日の内閣総理大臣談話に基づいて対応していく考えであるが、十一月二日現時点...全文を見る
○平沢委員 そうじゃなくて、これは十一月十四日に、まさに泥縄式に、間に合わせるためにやったんでしょう。今回だって、いずれ李明博大統領が来られる、それに合わせて急いでやっているんじゃないんですか。そういうことでしょう。これは問題はいっぱいありますよ。やはりいろいろ詰めなきゃならない...全文を見る
○平沢委員 今回のこの千二百五冊について、引き渡しと日本側は言っていますけれども、韓国側は、いろいろな資料を見ても、返還、リターンと言っているんです。  大臣に確認します。  これは、引き渡すというのはちょっとよくわかりませんけれども、先ほど来、日本が自主的に決めたと言うから...全文を見る
○平沢委員 しかし、日本側が自主的に渡すんだったら、これは別に返還でも何でもないでしょう。韓国は報道官も含めて、みんな返還、返還と言っているんですよ。だって、大臣はさっきから、日本側が自主的に返すんだ、こう言っているんだ。そうしたら、返還であるはずないじゃないですか。そうでしょう...全文を見る
○平沢委員 いや、そうじゃなくて、韓国の報道官とか、いろいろな韓国のホームページ、政府機関のホームページを見ると、リターン、返還となっているんですよ。だけれども、大臣はさっきから自主的にと言っているんだから、返還じゃないでしょう。それだけ言ってください。返還ではないでしょう、これ...全文を見る
○平沢委員 返還ではないということですね。  そこで、まだ聞きたいことがいっぱいありますので、次に進ませていただきますけれども、今回は日本にあるものを韓国側に渡すということになっているんですけれども、では逆に、日本のものが韓国にある、これはどういうものがあるんですか。日本の貴重...全文を見る
○平沢委員 具体的に聞いているんです。  外務省からもらった資料には、例えば、国史編纂委員会に二万八千冊の対馬宗家文書がある、大変貴重なものである。これは外務省の資料なんです。大臣、こういうものについて、韓国側に日本に引き渡せと要求するおつもりはありますか。
○平沢委員 この宗家文書だけじゃなくて、ほかにもいっぱいあるんです、外務省の資料にありますように。ですから、これらについては、日本にある韓国のものについて、向こうからいろいろ返還要求、向こうは返還と言っている、これを引き渡してくれと来ている。だったら日本も、韓国にある貴重な日本の...全文を見る
○平沢委員 だって、日本が購入したものまで今度渡すんですよ。大臣、朝鮮儀軌の中には日本が購入したもの、こんなものは、普通だったら、何で引き渡す必要があるんですか。今回、そういうものも入っているんですよ。それだったら、同じように言ったっておかしくないじゃないですか。もう一回。
○平沢委員 きょうは時間がありませんから、この点については、またこれから時間をかけてじっくりやります。  では、別な問題をやりますけれども、関西の寺院から日本の重要文化財が盗難に遭って韓国に渡ったもの、これはどんなものがありますか。文化庁。
○平沢委員 壱岐の安国寺で盗まれたものはどうなっているんですか。
○平沢委員 きょうは警察庁も来ていますから、警察庁、この問題でどういう対応をしたのか。たしか協議もしたはずですから、その協議の内容も含めて教えてください。
○平沢委員 要するに、壱岐の安国寺にあった日本の重要文化財が盗まれて、韓国に全く同じようなものがあるということがわかった、そこで警察と文化庁と外務省で協議した、それでそのときに決めたのは、韓国に専門家を派遣して確認作業を行おう、それを外務省を通じて韓国側に申し入れようということを...全文を見る
○平沢委員 調査が困難という、こんなふざけた話はないでしょう。だって、調査は、韓国でわかるはずないじゃないですか。持っていたのは日本なんだから、日本から盗まれたものなんだから、日本の専門家が行かない限り、日本から盗まれたものと同じかどうかというのはわかるはずないじゃないですか。韓...全文を見る
○平沢委員 今回、この日韓図書協定を結ぶのであれば、もう一回言いますよ。日本の重要文化財がお寺から盗まれた、それが韓国に渡った、それで、韓国では直ちにそれを国宝に指定してしまった。どう見たってこれは日本のものだと文化庁が言っている。文化庁、間違いないでしょう、非常に似ているという...全文を見る
○平沢委員 改めてなんて言っていないで、今度の図書協定をやるんだったら、何でこの機会に言わないんですか。  もう一回言いますよ。日本から盗まれたものですよ。重要文化財が盗まれて、それを韓国が直ちに国宝に指定しているんですよ。先ほど文化庁が言ったように、折り目だとか、いろいろなか...全文を見る
○平沢委員 大臣、はっきり言ってください。  要するに、平成九年に警察、外務省、文化庁で係官を派遣しようということを決めたんです。そして、外務省が申し入れしたんです。平成十年に、韓国政府は、そんな調査の必要はない、調査は失礼だということも言って、断ってきたんです。失礼でも何でも...全文を見る
○平沢委員 よくわかりませんけれども、ぜひやるように、この図書協定を、私は中身的には非常におかしいと思いますよ。朝鮮儀軌はともかくとして、ほかのところは、何でこんなのが加わったのか、さっぱりわからない。選んだのも、普通、専門家とか何かがみんな集まって議論するのが当たり前じゃないで...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから終わりますけれども、極めていろいろな問題を含んだ図書協定ですので、じっくり時間をかけて審議していただきますようお願いしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
04月27日第177回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  三人の参考人の皆さんには、お忙しい中、有意義なお話をいただきまして、本当にありがとうございました。  先ほど、下條参考人のお話を聞いていまして、重要なことが二つありまして、一つは、鄭東北アジア歴史財団理事長、この方が、今回の菅談話...全文を見る
○平沢委員 では、参考人として鄭さんをこの委員会に呼ぶように、これは後で私がお願いします。  もう一つ、先ほどの下條参考人の御説の中で非常に興味があったのは、きょう韓国からお坊さんが来られていますけれども、その中で、李相根事務総長が、これが日本国内の他の文化財返還運動の開始点と...全文を見る
○平沢委員 今回この日韓図書協定を結ぶことによって、日本側のとらえ方は、これによって未来志向とか友好親善が深まるとか、そういうようなとらえ方をしているんですけれども、これは協定、条約ですから、韓国側も同じとらえ方をしなければ意味がないわけです。  ですから、例えば、条約の中には...全文を見る
○平沢委員 先ほど下條参考人は、竹島問題がやはり最大の、日韓の間のいわばネックというか障害物だというようなことを言われました。やはり竹島問題が解決しない限り、日韓の友好親善といっても必ずこの問題が出てくるわけでございまして、そういう中で、今回、この日韓図書協定が結ばれようとしてい...全文を見る
○平沢委員 下條参考人にもう一つお聞きしたいんですけれども、今回は、先ほどから朝鮮王朝儀軌という御説明がありましたけれども、朝鮮王朝儀軌を韓国側は要求しているんですけれども、それにプラスアルファしているんです。朝鮮王朝儀軌だけじゃないんです。朝鮮王朝儀軌というのは百六十七冊なんで...全文を見る
○平沢委員 田代参考人にお聞きしますけれども、先ほど対馬宗家文書のお話がございました。先ほど荒井参考人からも、要するに、原産国というんですか、出所国にそれを引き渡すのがいいんだと。これはたしかユネスコとか国連総会の決議でも出ているんです。  だとすれば、対馬宗家文書に限らず、日...全文を見る
○平沢委員 今後、日本は北朝鮮と国交正常化というのは、いずれは必ずこの問題が起こってくると思うんですけれども、今回、韓国とだけこういう形の話し合いを進め、協定を結ぶということは、将来、北朝鮮との国交正常化というような場面があったときに、どういう影響が出るんでしょうか、下條参考人。
○平沢委員 下條参考人、では、もう一度確認しますけれども、今回の件は、今回は図書と言っていますけれども、朝鮮とかが由来のものというのは図書だけじゃなくてほかにもいっぱいあるわけですけれども、今後、そういうものに拡大する可能性というのはありますか。それで、民間団体の方がおられますけ...全文を見る
○平沢委員 時間が来たので、終わります。ありがとうございました。
○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  きょうは、仙谷官房副長官にもお忙しい中おいでいただきました。ありがとうございました。  この日韓図書協定、仙谷官房副長官が官房長官のときに努力されて、こういった署名が昨年の十一月十四日行われたわけですけれども、問題は、内閣総理大臣...全文を見る
○平沢委員 昨年の七月七日の報道によりますと、官房長官は、昨年の七月七日の記者会見で、法律的に正当性があるといって、それだけで物事が済むのか、日韓関係の改善方向に向けて政治的な方針をつくり、判断をしなければいけないという案件もあるのではないかという話もあると述べ、政府として新たに...全文を見る
○平沢委員 歴史認識はまた、時間がなくなってしまいますので、別の機会にします。  まず、八月十日の内閣総理大臣談話、これは、いつごろからつくって、つくったのはだれなんでしょうか。
○平沢委員 この内閣総理大臣談話をつくる過程において、その内容等も含めて、韓国側と相談したことはありますか。
○平沢委員 先ほどの参考人質疑で、「週刊朝鮮」の昨年の十二月二十日号が紹介されました。その中には、こういう記事が書いてあります。これは、鄭東北アジア歴史財団理事長のインタビューです。  この中に何と書いてあるかというと、「政策を作るのに一定部分の役割を果たしたと考える。菅直人日...全文を見る
○平沢委員 少なくとも、公の冊子で、マスコミで、鄭理事長が、日本政府を説得し、菅談話をつくり出した、こう言っているわけですから、委員長、この鄭理事長を参考人として当委員会に呼んでください。
○平沢委員 それでは、内閣総理大臣談話の中にあります「朝鮮半島由来の貴重な図書」、この図書に限った理由は何ですか、お答えください。  というのは、先ほどありましたように、朝鮮半島由来のものというのはいろいろなものがあります。それを図書に限った理由というのは何ですか。
○平沢委員 ということは、大臣、いいですか、朝鮮半島を日本が統治している間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している貴重な図書ですね。当然、その時代にも、図書以外のものもいろいろあるはずなんです。そういったものについては、今後も一切渡すことはないということでいいです...全文を見る
○平沢委員 私の質問に答えてくださいよ。この時代にいろいろなものがもたらされたわけでしょう。  では、きょうは文化庁が来ているでしょう。この時代に日本に来た、例えば書物以外の絵画とか、そういうものはないんですか。絵画でも仏像でも彫刻でも、何でもいいですよ。そんなものはありますか...全文を見る
○平沢委員 承知していないので、これはいろいろあるんでしょうけれども。  大臣、こういったものについて、今後、万々が一、韓国側からすれば返還とかいうんですけれども、日本からすれば贈与ですけれども、上げることは絶対ないということは断言できますか。
○平沢委員 先ほどの参考人質疑で、こういうニュースも紹介されたんです。ことしの四月二十五日の聯合ニュース。きょうは韓国のお坊さんが来ておられますけれども、このお坊さんの方々は、朝鮮王室儀軌還収委員会のメンバーの方なんです。その事務総長が何と言っておられるかというと、日本国内の他の...全文を見る
○平沢委員 この協定が署名されたとき、仙谷官房副長官はわざわざ横浜まで行かれました。それはどういうお立場で、どういう思いで行かれたのでしょうか、ちょっとお願いします。
○平沢委員 仙谷官房副長官はその署名に立ち会われたわけですけれども、そのときに、韓国にも日本の貴重な図書がいっぱいあるということ、それから、一九九四年に長崎の壱岐で日本の貴重な文化財が安国寺というお寺から盗まれて、それが韓国に行って、もうそれが国宝に指定されている、それに対して日...全文を見る
○平沢委員 では、日本の文書というのはあることは知っておられたんですね。これについてはどういうお考えだったのでしょうか。  それから、その盗まれたものが韓国で国宝に指定されている、これについては副長官は、せっかく会われるなら、そしてこういう図書協定を署名されたのであれば、その時...全文を見る
○平沢委員 今回の図書協定は韓国側の要求のないものも含めて千二百五冊にわたるんですけれども、宮内庁、この千二百五冊の学術的というか文化的な価値はどのくらいあるんですか。
○平沢委員 この有益な資料が重要文化財に指定されていないのはなぜなんですか。宮内庁、なぜ重要文化財に指定されていないんですか。
○平沢委員 文化庁。
○平沢委員 要するに、重要文化財に指定してあれば、文化審議会とか何かの審議会できちんとチェックして、そして万々が一海外に持っていく場合には、その指定を外すとかといういろいろなプロセス、手続が必要なわけですよ。  宮内庁、皇室財産はしっかり管理しているから重要文化財に指定しなくて...全文を見る
○平沢委員 では、大臣にお聞きしますけれども、今話があったように、千二百五冊の貴重な日本の国の財産が贈与されるわけですよ。これは、宮内庁の係官か何か知らないけれども、こういう通達が来たからと、ぱあっと選んで、千二百五冊をそのまま報告したわけでしょう。それがそのまま行くわけですよ。...全文を見る
○平沢委員 私の聞いていることにちゃんと答えてくださいよ。専門家の目を経ないで大丈夫なんですかということを言っているんですよ。専門家の目を全然経ていないんですよ、これは。  例えば、文化庁には文化審議会というのがあるんでしょう。そこで専門家がいろいろと学術的な、文化的な価値をチ...全文を見る
○平沢委員 話にならない。全然答えになっていませんから。まあ、いいですよ。  それで、未来志向、未来志向と言いますけれども、双方の友好交流関係を深めるということが今度の協定に書かれているわけです。  そこでお聞きしたいんですけれども、日本で言う未来志向と韓国側の受けとめ方とい...全文を見る
○平沢委員 先ほどの参考人質疑で、未来志向と言うけれども、日本と韓国で横たわっている最大の問題は竹島の問題である、今度のこの協定によって竹島問題が若干でもいい方向に動く可能性は全くない、こういう話もありました。  そして、今、韓国は、竹島問題について、不法占拠の既成事実をどんど...全文を見る
○平沢委員 副長官にもお聞きしますけれども、この協定を結ぶことが日韓の友好関係の増進、未来志向につながるというようなことを言っていますけれども、先ほどの参考人質疑では、それは日本側が考えることであって、韓国側はむしろこれで、言えば結局これだけ戻ってくる、だから、まだまださらにエス...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから終わりますけれども、この協定を契機としましてさらに日本の文化財が韓国に引き渡される、これがないように強く求めたいと思います。  そこで、この協定の趣旨が真に生かされるために、私たちは、国会の意思として、韓国にある日本の図書を日本側に求めるという決議、そ...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから、終わります。ありがとうございました。
05月18日第177回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  三人の参考人の皆さんには、忙しい中おいでくださいまして、本当にありがとうございました。  最初に但木参考人にお聞きしたいと思いますけれども、先ほど江川参考人は、検察は特異な正義感を持っているんじゃないかというようなお話がございまし...全文を見る
○平沢委員 ありがとうございました。  もう一つ但木参考人にお聞きしたいんですけれども、昨年の中国船の船長の逮捕事件、第二勾留の途中で突然釈放されたわけですね。そのとき、那覇地検の次席検事は記者会見をやりまして、こういうことを言っています。「加えて、引き続き被疑者の身柄を勾留し...全文を見る
○平沢委員 率直な御意見、ありがとうございました。私は政府の働きかけがあったんじゃないかなと思っていますけれども。  次に、江川参考人にちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、江川参考人が、検察の在り方検討会議での御発言の中で全面可視化についていろいろ言っておられるわけですけ...全文を見る
○平沢委員 では、もう一つ江川参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、捜査当局、今、取り調べで事件検挙の端緒をつかむというのは全体の大体四二%ぐらいなんです。確かに、凶器をどこに捨てたとか、遺体をどこに捨てたとか、共犯はだれかとかというのは、みんなこれは大体取り調べでわかってく...全文を見る
○平沢委員 捜査の目的は、冤罪は絶対に生んじゃいけない、一人として出しちゃいけない、しかし同時に、事件は一件でも多く検挙しなければならないわけで、先ほどちょっとお話を伺っていると、冤罪を出さないためにはどうしたらいいかという話は十分に伺いました。しかし同時に、これは刑事訴訟法でも...全文を見る
○平沢委員 次に、石田参考人にお伺いしたいと思います。  弁護人を立ち会わせるというお話がございました。それはそれとしまして、私もイギリスに三年間いまして、当時、法務省のアタッシェがいなかったから、裁判官、日弁連、検察官、全部イギリスの内務省等に御案内しまして、いろいろお話を伺...全文を見る
○平沢委員 時間が来たから終わりますけれども、取り調べというのは日本ではかなり大きな意味、ウエートを持っていまして、古く言えば、例えば吉展ちゃん事件というのがありましたけれども、あれはどれだけ、何時間取り調べしたかわからない。なかなか本人が供述しなかった、もう徹底的に何回も、本人...全文を見る
05月27日第177回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○平沢委員 おはようございます。自由民主党の平沢勝栄でございます。  まず、法案質疑に入る前に大臣に御質問させていただきたいことがあるんですけれども、西岡参議院議長がいろいろと御発言されておられます。  まず、五月十八日の産経新聞のインタビューではこういうことを言っておられま...全文を見る
○平沢委員 やはり、議長という立場にありながら、恐らく西岡さんも議長というのはニュートラルでなきゃならないということは十分おわかりの上でここまであえて発言されるというのは、相当の覚悟を持っておられるんじゃないかなという気がします。  そこで、もう一つ、西岡議長が読売に寄稿した文...全文を見る
○平沢委員 これはまた別の機会にやりたいと思いますけれども、あのときの那覇地検の対応というのは、どう考えても那覇地検が単独で判断できる話ではないし、検察だけで判断できる問題ではないし、だからこそ、あの中に日中関係を考えたというような文言が入ってくるわけでございまして、恐らく、そう...全文を見る
○平沢委員 大臣、ありがとうございました。ぜひこれは検討を進めていただきたいと思います。  当時言われたのは、日本の刑法は、要するに犯罪の実行行為を処罰するのであって、実行行為に至らないもの、幾つかの例外はありますけれども、それは日本の刑法の原則から外れるんだというようなことが...全文を見る
○平沢委員 では、次に進ませていただきます。  今回の法案は大きく二つに分かれていまして、一つはサイバー関係の法整備、もう一つは強制執行妨害関係の罰則整備と、これは性質が違う内容のものを二つを一緒にして法案として出てきているわけですけれども、これを一緒にくっつけた理由というのは...全文を見る
○平沢委員 そこで、サイバー犯罪条約なんですけれども、サイバー犯罪というのは国境を越えて犯されるわけでございまして、国際協力が不可欠なわけで、そのためのサイバー犯罪条約というのを欧州評議会が起草しまして、日本も平成十三年に署名して、平成十六年に国会で承認されているわけですけれども...全文を見る
○平沢委員 これは、私ども政権与党にあったわけですから、もうちょっと早くやるべきだったんじゃないかなという感じがします。  ちなみに、サイバー犯罪条約、今、締結は三十カ国と聞いていますけれども、これは、中国とか韓国とか、近隣諸国は入っているんでしょうか。それで、もし入っていなか...全文を見る
○平沢委員 では次に、コンピューターウイルスの作成、供用等の罪が今回新設されたわけですけれども、言うまでもなく、コンピューターウイルスによるコンピューターへの攻撃といいますか、この前大臣は悪さと言われましたけれども、そういったことは今までもずっと行われていたと思います。  これ...全文を見る
○平沢委員 では、今回の新しい法ができれば、今度は検挙というのはかなりやりやすくなるんですか。
○平沢委員 コンピューターウイルスの作成罪というのは、この前、辻委員もいろいろと聞いていまして、辻委員は、ソフトを開発していたプログラマーが仮に妨害的なソフトを開発していたとしても、それを使うかどうかわからない段階でこれを検挙できるのかどうかというような質問をされたと思いますけれ...全文を見る
○平沢委員 今回のウイルス作成罪等の法律は、これは故意犯なんですけれども、この前も大臣も辻委員の質問に対する答弁の中でいろいろと言っておられましたけれども、これは大事な問題だからもう一回やりたいと思うんです。  これは非常に主観的なものですね。この主観的なものを検挙するとなると...全文を見る
○平沢委員 時間がありませんので次に進ませていただきたいと思います。  保全要請なんですけれども、これは、通信事業者といいますかプロバイダーにいわば消さないでくれということを頼むんだろうと思いますけれども、これは罰則がないので、もしプロバイダーの方が、捜査当局がどこに関心を持っ...全文を見る
○平沢委員 ちょっとよくわからないんですけれども、保全要請を出した、ところが事業者の方が、ああ、ここが関心事だというのがわかって直ちにこれを消去してしまった場合、もちろん捜査当局は直ちに、これは協力的でないということがわかったから裁判官の令状をとって差し押さえするでしょうけれども...全文を見る
○平沢委員 時間が来たので最後の質問にさせていただきます。  今回の保全要請というのは、これは憲法の通信の秘密とか何かに触れるんじゃないかというような意見も一部あるんですけれども、私は触れることはないと思いますけれども、大臣、その辺ちょっと御確認させてください。
○平沢委員 時間が来たので質問を終わります。ありがとうございました。
08月09日第177回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○平沢委員 自民党の平沢勝栄でございます。  今の河井委員と大臣の死刑の話を聞いていまして、私は全く大臣の答弁には納得できませんでした。これからその点についても質問をさせていただきたいと思うんですけれども、その前に、今、大臣は環境大臣と兼務です。この前、理事懇に来られて、大臣は...全文を見る
○平沢委員 そうじゃなくて、ちゃんと答えてくださいよ。外務大臣と法務大臣の兼務なんということはあり得ないんですよ。財務大臣と法務大臣の兼務ということはあり得ない。環境大臣というのは、今、瓦れきの処理も含めて、大変に重いポストじゃないですか。法務大臣だって重いポストじゃないですか。...全文を見る
○平沢委員 現場では泣いていますよ。法務省というのは、法務大臣というのはそんな、環境大臣と一緒に兼務で務まるようなポストと思われているんですよ。おかしいと思いませんか。  だって、全国で法務省の職員だけで五万人いるんでしょう。出先もいっぱいありますよ。例えば、法務省の仕事に協力...全文を見る
○平沢委員 では、いつ、どこで、何回ぐらい聞かれたんですか。
○平沢委員 大臣の答弁を聞いていると、環境大臣と法務大臣は兼務で十分務まる、何かそういうふうに聞こえるんです。それならば、これから環境大臣と法務大臣、いつも一人置けばいいんですよ。務まるというようなことを今言っておるんだ。  やはり、法務大臣としてやることはいっぱいあるんですよ...全文を見る
○平沢委員 次に移らせていただきますけれども、今、河井委員と死刑の話をされていましたけれども、大臣は記者会見で、死刑というのは、悩ましい状況にしっかり悩みながら勉強している最中だ、こういうことを言っておられました。  それで、今、諸外国の例を挙げられました。今問題になっているの...全文を見る
○平沢委員 全然答弁になっていないんですよ。  今、死刑がもう確定した人は百二十人おられるわけでしょう。本当に勉強されるんだったら、判こを押すかどうかは別にして、その百二十人の書類を見るのが法務大臣の仕事じゃないですか。百二十人は、それらの死刑確定囚は、どういう犯罪を起こして、...全文を見る
○平沢委員 何を言っているんですか。刑事局長、死刑が確定したら半年以内に執行しなければならないと法律に書いてあるんですよ。そうしたら、刑事局長、その書類を上げるのは当たり前じゃないですか。では、法律を無視しているということ。  何で上げるのがまずいんですか、それを言えないんです...全文を見る
○平沢委員 そうしたら、刑事訴訟法四百七十五条というのは死刑確定囚に大きな心情的な影響を与えるんですか。刑事局長、もう一回。刑事訴訟法四百七十五条、半年以内にやらなきゃならないと書いてある、これは死刑確定囚に大きな影響を与えるんですか、どうですか。
○平沢委員 それでは、刑事局長にお聞きしますけれども、死刑が確定して、今一番長い期間収容されている人はどのくらいになるんですか。
○平沢委員 その中には、再審請求が出ていないけれども何十年も収容されている人がいるということですね、刑事局長、もう一回。再審請求等は一切出ていないけれども何十年の人もいると。
○平沢委員 おかしくないですか。法律で半年以内に執行と書いてあるにもかかわらず、こういう形で長期間、先ほど刑事局長はいみじくも言われました、半年以内に執行というのは極めてまれだと。法律が全く守られていない。日本は法治国家じゃないんですか。  矯正局長に聞きますけれども、かつて死...全文を見る
○平沢委員 私の質問に簡単に答えてくださいよ。  局長、そうじゃなくて、要するに、死刑の場合は出られる見込みがないわけですよ。いつ死刑があるかわからない、そんな人を何十年も置いておいたら、結局、終身刑以上に処遇が困難じゃないですかということを言っているわけです。それだけ答えてく...全文を見る
○平沢委員 では、この問題の最後にしますけれども、大臣は、こういった死刑の判決が確定した死刑囚の記録は読まれたことはあるんですか。
○平沢委員 読んでいないに決まっているじゃないですか。だって、これは死刑を制度的に検討して、今勉強の最中だと。  それで、要するに、先ほどからずっと答弁を聞いていると、制度のことを言っているんですよ。死刑の制度、外国はどうのこうのと。外国のことを今議論しているんじゃないんです。...全文を見る
○平沢委員 では、大臣にお聞きします。  去年も三人が、逮捕状が出ているにもかかわらず空港で逃がしてしまった。ことし四人逃がしてしまった。これで報道されて、問題になったら今からいろいろな対策を講じると。おかしくないですか。何で去年逃げられたときに、去年から一生懸命対策をとらない...全文を見る
○平沢委員 では、大臣、ぜひお願いしたいと思います。  次に、黒岩政務官にお聞きしたいと思います。  きのうも予算委員会で市民の党の関係がいろいろと出ていましたけれども、この問題については、この法務委員会で同僚の河井議員それから柴山議員が聞いているわけですけれども、市民の党と...全文を見る
○平沢委員 前回の答弁と違いますね。  前回は、あなたは何と答えたか知っていますか。選挙応援がないことを証明することもなかなか困難ですので、これについて否定し切れるのかといったら、そうだとはなかなか言い切れない。何を言っているかよくわかりませんけれども、そういう答弁をされている...全文を見る
○平沢委員 言うまでもなく、斎藤まさしが、これは選挙を手伝うことで有名なんですけれども、斎藤まさしがある雑誌で、荒岱介と、これはブントのリーダーですよ。ブントというのは共産主義者同盟。そこからどんどん分かれていくわけですよ。それで、よど号のハイジャック犯だとか、日本赤軍だとか、共...全文を見る
○平沢委員 お父さんのことは別に、それは個人個人だからいいんだけれども、あなたは今、法務政務官という公安調査庁の上にあるから私は聞いているんです。公安調査庁を統括する立場にあるから聞いているんです。  だから、例えばお父さんだって、お父さんはブントだったんでしょう。お父さんはブ...全文を見る
○平沢委員 私も、これはこういうところで言うのは余り本意じゃないんですけれども、やはりあなたは公安調査庁を統括する立場だから言わせていただく。  これは、あなたのお父さんの書かれた本なんです。あなたのお父さんの書かれた本の中に、安保闘争のころですけれども、「ブントの本郷細胞のメ...全文を見る
○平沢委員 しかし、政務官、あなた、この前、柴山委員があなたのホームページのことを紹介していたでしょう。  あなたは、井上桜という横浜の市議会議員をやっていた市民の党の議員、そこから百三十九万円をもらったことがある。このお金のやりとりも、極めて、この端数も含めて不自然だなと思い...全文を見る
○平沢委員 過ちがあったらやはり反省すればいいんです。  それで、今、あなたは議員の除名というのは前例がないと言ったけれども、国会もあるんですよ。たしか、昔ですけれども、川上貫一が除名されているんです。ですから、国会だって除名があるんです。  それで、あなたは、ホームページか...全文を見る
○平沢委員 きょうは公安調査庁と警察庁に来てもらっていますけれども、この市民の党、先ほどから言っていますように、リーダーは斎藤まさし、別名酒井剛。この男は、いろいろな議員の選挙を手伝っているみたいだけれども、菅さんとは三十年来の友人。しかし、何度も言いますけれども、この論文の中で...全文を見る
○平沢委員 この市民の党というのは、入っている事務所はすぐ近くの平河町なんです。それを持っていたのは、今その人は射殺されましたけれども、北の大物なんです。北に対する送金王と言われていた男なんです。その男が持っていたビルに市民の党は入っていたんです。そこからみんな応援をもらっていた...全文を見る
○平沢委員 今の警察庁の後段の説明を聞けば、これは当然視察対象ですよ。視察対象と具体的には言えないでしょう、公安調査庁も警察も。だけれども、当然これは視察対象ですよ。それで、その関係する人物も、当然これは視察対象になってくるんですよ。私も、でたらめを言っているんじゃない。私ももと...全文を見る
○平沢委員 では、時間が来ましたので、最後に大臣。  やはりこういういろいろな問題があるので、きちんと襟を正すべきだと思われませんか。こんなずぶずぶの関係というのはおかしいと思いませんか。襟を正すべきじゃないかと思われませんか。
○平沢委員 時間が来たから終わります。ありがとうございました。
10月25日第179回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。  今、柴山議員からいろいろ質問がありましたけれども、ダブりますけれども、大臣にお聞きしたいと思います。  最初に、滋賀県大津で二〇〇一年に少年がリンチで殺害されたという、本当に痛ましい、むごい、悲しい事件なんですけれども、この事...全文を見る
○平沢委員 ちょっと大臣の答弁、長いから、私の聞いたことだけ簡潔に答えてください。  大臣は、このむごたらしい犯罪の被害者のお母さんに、犯人を擁護するような発言をしているんですよ、犯罪を犯した少年にはそれなりの事情があったでしょうと。それは、事情はいろいろあるでしょう。だけれど...全文を見る
○平沢委員 今、被害者のお母さんにおわびの気持ちを示したというような話がありましたけれども、では、具体的にどういう形でおわびをされたんですか。
○平沢委員 被害者のお母さん、きのうもちょっと電話でいろいろ話しましたけれども、まだ大臣にえらい怒っていますよ。きのう、私は、被害者のお母さんと話して、これを質問してもいいですかと、もういろいろなお話を伺いました。これを質問してもいいですかと言ったら、怒っているということを言って...全文を見る
○平沢委員 もう一回確認しますけれども、被害者のお母さんの方にまずはおわびすべきじゃないですか、ホームページに載せる前に。順番としてはどっちが先だったんですか。
○平沢委員 これは被害者のお母さんの心をいたく傷つけただけじゃないんです。もちろん今も傷つけているんですよ、被害者のお母さんを。亡くなられた少年、少年の人間性、それから尊厳を著しく冒涜していると私は思いますよ。  そこで大臣、大臣はお母さんに電話されたらしい。だけれども、その亡...全文を見る
○平沢委員 被害者、亡くなった少年の人間性、尊厳を冒涜していないですかということを言っているんです。  あなたは、テレビで被害者のお母さんに向かって何と言ったんですか。加害者にも、こんなむごたらしい犯罪を犯した加害者にもそれなりの事情があったんだと思いますと、むしろ、そのむごた...全文を見る
○平沢委員 この番組に一緒に出ておられた大村秀章さん、今愛知県の知事になられていますけれども、あの方は直接被害者のお母さんの感情を傷つけたわけでも何でもない。だけれども、この話を聞いて、余りにもむごたらしい犯罪だ、被害者の少年がかわいそうだということで、大村秀章さんはその後、大津...全文を見る
○平沢委員 もう一回言いますよ。  被害者のお母さん、本当にしっかりした普通のお母さんですよ。今でも怒っているんですよ、大臣に。大臣、大臣になられたら、そんな可視化とかなんとかという前に、被害者のお母さんのところに行かれて、そして謝ってお線香を上げてこられるのがまず先じゃないで...全文を見る
○平沢委員 では、大臣、滋賀県大津まで行かれる、そしてちゃんとお母さんに、そして亡くなられた被害者の墓前におわびされるということでよろしいですね。もう一回確認させてください。
○平沢委員 お母さんはやはり怒っておられますから、私自身もそれは、大臣をお母さんが受け入れられるかどうかというのはわかりません。わかりませんけれども、やはり法務大臣として一番大事じゃないですか。やはり、そうした傷ついた、これだけむごたらしい被害を受けた少年のお母さん、まだ傷ついて...全文を見る
○平沢委員 特別職ですからね、大臣秘書官は。それは法には触れないでしょう。しかし、大臣の秘書官というのはしかも法務省の大臣の秘書官というのは、法務省の中枢にいるわけですよ。いろいろな機密情報にも接するんですよ。  大臣、大臣のその秘書官の採用というのはどうなっているんですか。ど...全文を見る
○平沢委員 先ほど言いましたように、法務省の大臣秘書官は、いろいろな機密情報に接する機会があるわけですよ。大臣、今回、こういう犯罪歴のある、しかもかなり直近の犯罪歴のあることを全く知らないで、要するに、今言われた能力とかそんなことで採用されたということですよね、今の大臣のお話だと...全文を見る
○平沢委員 今、自民党、自民党と言っていますけれども、我々の秘書も大事ですよ、だけれども、大臣秘書官となったら役所の情報が全部入ってくるんですよ。だから、もう全然違うんですよ、大臣秘書官というのは。大臣は、それはあれでしょう、一議員の秘書もそれは大事ですよ、もちろん。だけれども、...全文を見る
○平沢委員 では、次の質問に移りますけれども、先ほど柴山議員にもありましたけれども、死刑の問題ですね。  大臣は、この前の予算委員会でも、勉強している、勉強している間は執行することは考えないと。先ほど柴山議員がこの勉強というのは何の勉強だということを言っていましたけれども、民主...全文を見る
○平沢委員 大臣、私の言った質問に答えてくれればいいんです。そんな余計なことを言わないでください。私は制度論を聞いているんじゃないんです。そんなことは私だって知っていますよ、それは。だけれども、今、法律としてあるんですよ。法治国家なんですよ。ですから、その法を守らなくていいんです...全文を見る
○平沢委員 要するに、しっかりと行動するということは、死刑を執行しないということでしょう。死刑を執行しないということでしょう。もう一回答えてください。
○平沢委員 ですから、死刑を執行するのかしないのかと聞いている。しないのかということ。
○平沢委員 申し上げられないというけれども、法があるんですよ。法があって、最高裁が判決を下しているんですよ。その判決を行政の長が覆していいのかということを後藤田先生は言っているんですよ。では、覆してもいいんですか。
○平沢委員 では、後藤田先生は別のところでこういうふうにも言っています。あだおろそかな手続で、判決が済んだからといって事務的に決裁しているんじゃないですよ、慎重の上にも慎重にやっている、もちろん、制度論として死刑に賛成するか廃止するかは別です、しかし、死刑の判決を出しておいて、保...全文を見る
○平沢委員 いやいや、半年というのは決まっているでしょう。法律に書いてあるでしょう。半年というのは、法務省からもらった刑事訴訟法のあれの中では何て書いてあるかというと、いつまでも執行されないままで置かれてはならないから六カ月と書いてある、こう言っているんですよ。そうしたら、やはり...全文を見る
○平沢委員 後藤田先生はこういうことも書いておられます。死刑の問題というのは、人生観から宗教から、いろいろな見方がある、だから、自分としては執行命令に軽々に判こを押したつもりはない、しかし、これをしなければ法秩序が死んでしまう、改めるならば制度論でする、こう言っているんです。 ...全文を見る
○平沢委員 見識だったらば、大臣もそういう考えに立ちますか。
○平沢委員 何を言っているかよくわかりませんけれども、検事総長をやられた但木敬一さんが読売新聞にこういうふうに書いています。新政権として死刑執行が好ましくないと判断するならば、政治責任をかけて国民にその考えを表明すべきだと。私はそのとおりだと思いますよ。そうでない限り、死刑の執行...全文を見る
○平沢委員 全然わかりませんけれども。勉強会をやっていて、その勉強というのは、要するに百二十人がどういう犯罪を犯したか、この判決には間違いがないかどうか。これは後藤田さんもいろいろ書いていますよ、いろいろそういうところはチェックしたと。一審でどういう判決があった、それを二審でどう...全文を見る
○平沢委員 含まれているんじゃなくて、それだけでしょう。  要するに、大臣だったらば、百二十人の今たまっている死刑囚について、これについて本当にこの死刑は執行して大丈夫か、間違いないかどうか、再審が出ているのか、出ていないのか、そういったことを徹底的に調べるのが大臣の仕事じゃな...全文を見る
○平沢委員 そんなことを聞いているんじゃないんです。そういう制度は制度として勉強するのはいいでしょう。だけれども、今、法治国家ですよ、法にあるんですよ、最高裁の判決があるんですよ。だったらば、その判決書を取り寄せて、そして本当に間違いないかどうか大臣の目でしっかりチェックする、こ...全文を見る
○平沢委員 やっていないということを、先ほど予算委員会に出たということをあれしましたけれども、大臣、勉強会、制度論のことを先ほどから盛んに言っていますけれども、制度論をいろいろと勉強するのは、これは別のところでやればいいことであって、大臣としての、後藤田先生が言われるように、ある...全文を見る
○平沢委員 心理的影響というのなら、刑事訴訟法四百七十五条の方がよほど心理的影響を与えるじゃないですか。だったら大臣、四百七十五条、心理的影響なんというんだったら、削除したらどうですか。そこをやるのが大臣の仕事じゃないですか。削除したらどうですか。削除するつもりはあるんですか、四...全文を見る
○平沢委員 そういうことを言っているんじゃなくて、やはり今の四百七十五条の方がよほど心理的に大きな負担をかけているんじゃないですかということなんです。だから、それがあるにもかかわらず、何で死刑の確定判決書を大臣が見ているなんということが言えないんですかということを言っているわけで...全文を見る
○平沢委員 私が聞いているのは、四百七十五条があります。四百七十五条の方が死刑の確定判決者に大きな大きな心理的な負担を与えているんじゃないですか。だったらば、その規定があるんだったら、確定判決書を大臣が見るのは当たり前じゃないですか、あの規定があるんだからということを言っているん...全文を見る
○平沢委員 だから、何で言えないかということですよ。何で今勉強しているということが言えないかということを聞いているんです。(発言する者あり)いや、時間が来たけれども、きちっと答えてください。何で答えられないのかと。そんな心理的負担だ何だと、何で答えられないの。
○平沢委員 では、時間が来たので終わりますけれども、心情の安定がどうのこうのというんだったら、四百七十五条がある以上、そんなことは理由になりませんよということを言っているんです。ですから、そこは大臣、そういう今までのあれがあるなら、それは改めて答えてください、今度また質問しますか...全文を見る
10月26日第179回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。  きょうは官房長官に質問をさせていただきたいと思います。  私は二十五、六年前、藤波、後藤田両官房長官の秘書官をしていまして、官房長官というのは極めて激職であると。官房長官というより繁忙長官、もう非常に忙しいということを当時よく...全文を見る
○平沢委員 今、官房長官は、フォロワーシップ、要するにみんなで支えると。そうなんだと思いますよ。総理一人でできるものじゃないんです。ですから、内閣みんなで支える。だから、憲法には、内閣は連帯して責任を負うということが書かれているわけですよ。とりわけ官房長官はその一番近くにおられる...全文を見る
○平沢委員 鳩山内閣のときに、たしか菅さんは副総理だったと思うんですよ。そうだったらば、あの普天間であれだけ迷走している、そして、もう私たちは腹案なんかがないのはわかっている。あの腹案というのは徳之島のことを指していることはわかっていますから、私なんかは徳之島に行って町長さんに聞...全文を見る
○平沢委員 これはやはり責任はしっかり、私は本来なら御本人からきちんと責任があるということを言ってもらいたいと思いますけれども、その辺についてのことが今のところまだ聞けていませんけれども、いずれ機会があればあれしたいと思います。  そこで、次の質問に移りたいと思うんですけれども...全文を見る
○平沢委員 今、官房長官が言われた、五訓と言われていますけれども、官房長官の五訓、あれは、内閣組織令が改正になりまして新しく内政審議室等の五室ができたときに、私もその場に同席していましたけれども、その五訓を後藤田官房長官があいさつで言われたわけでございまして、その五訓はぜひ忘れな...全文を見る
○平沢委員 官房長官、今考え始めちゃ困るんですよ。官房長官になったときから、そのときから、官房長官、総理、内閣に国民の運命がかかっているんですよ。命、財産がかかっているんですよ。ですから、今わかったんじゃどうしようもないんです。官房長官になったその日から。それはそうでしょう。なる...全文を見る
○平沢委員 私も後藤田さんから言われたんですけれども、悪いことは夜中どんな時間でもいいからたたき起こしてでも伝えてくれということを言われました。実際、私は、夜中の二時であれ三時であれ、そういう情報が入ったときは後藤田官房長官をたたき起こしてそういう情報をお伝えしたわけですけれども...全文を見る
○平沢委員 きのう、私は法務委員会で質問させていただいたんですけれども、予算委員会でも答弁していますけれども、法務大臣は、死刑の制度について今勉強している、自分で考えている間は執行ということは考えていない、こういうことを言っているんです。こんなことは法務大臣になってから勉強するこ...全文を見る
○平沢委員 内閣の決定というより、死刑の執行命令というのは法務大臣が下すんですよ。法務大臣が命令を下さない限り、死刑執行はできないんです。これは、歴代の法務大臣が苦しみながら、しかし執行命令を下してきたんです。  それで、後藤田さんの本の中に「情と理」という本がありまして、その...全文を見る
○平沢委員 今の法律では、六カ月以内に法務大臣は執行命令を出さなきゃならないと書いてあるんですよ。六カ月過ぎたからといって罰則はありませんよ。しかし、いつまでもそう放置してはいけないということは、これは法的な義務だと言われているんです。ちなみに、但木さんという元検事総長が読売新聞...全文を見る
○平沢委員 時間が来ましたから終わりますけれども、官房長官、この死刑の制度というのは、一言で言えば極めて難しい問題なんです。国民の間にもそれはいろいろな意見があります。国会議員の間でもそれはいろいろな意見があります。  ですけれども、制度としてある以上これは執行しなければならな...全文を見る
○平沢委員 では、時間が来たから終わりますけれども、また別の機会に質問させていただきます。  ありがとうございました。
11月08日第179回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○平沢委員 自由民主党の平沢勝栄でございます。  聞いたことだけを簡潔にお答えいただきますようお願いしたいと思います。  最初に、まず総理にお聞きしますけれども、二年ちょっと前の選挙で、民主党は国民の大きな期待の中で誕生しました。そこで鳩山内閣ができました。ところが、鳩山内閣...全文を見る
○平沢委員 総理は、鳩山内閣はいい仕事をしたと思われますか、菅内閣はいい仕事をしたと思われますか、今のお話を聞きますと。失敗したんでしょう。いろいろな問題を残したんでしょう。その反省に立って総理はやってもらわなきゃならないんです。  ですから、総理はどういう反省をしておられるの...全文を見る
○平沢委員 さっぱりわからないんですけれども。  私は、鳩山内閣、それから菅内閣を見ていまして、とんでもない内閣だったなと思いますよ。国民は不幸だったなと。  例えば、鳩山内閣は、政権の終わるころになって何と言ったか知っていますか。沖縄の海兵隊の抑止力、学べば学ぶほどやっとわ...全文を見る
○平沢委員 危機管理で初めてのことだからとか仮免許なんということは、これは絶対に言っちゃいけないんですよ。危機管理の担当者なんですよ、総理、内閣の関係者は。危機管理でこんなことを言うことが許されるんですか。  総理、許されると思いますか。どんなコンテクストだろうと、こういうこと...全文を見る
○平沢委員 例えば、初めてのことだからと言われたのは、だから、原発あるいは震災、初めてのことだから不完全なところがいろいろあるかもしれないと。これは完全にしてもらわなきゃ困るんですよ、国民からすれば。そんな、初めてのことに決まっているじゃないですか。すべて、起こることは初めてなん...全文を見る
○平沢委員 総理は、先日の我が党の谷垣総裁の代表質問に対して、解散の問題について、まずは震災復興、原発事故収束、それから現実に危機的な状況にある経済と金融の危機への対応を的確かつ迅速に進めなくてはならないと考えている、こういう答弁をされました。  ところが、総理は、二十年の十月...全文を見る
○平沢委員 それはわかります。それならば、この平成二十年の十月三十日のとき、戦争をやっている国難のときでも日本は総選挙をやってきた歴史がある、だから国難のときこそ民意を問え、こういうふうに書いたのは、これは間違いですか。
○平沢委員 まあ、総理は要するに変わったということでしょう。都合のいいことをそのときはそのときで言ったということでしょう。  そこで、では次に、マルチ商法について聞かせていただきます。  まず、マルチ商法というのは、国民の皆さんおわかりにくいからちょっと簡単に説明しますと、要...全文を見る
○平沢委員 これは別に、警察だけじゃなくて国民生活センターも、これはパンフレットなんですけれども、「マルチ商法」というパンフレット、こういう形で呼びかけているんです。  きょう国民生活センターが来ていると思いますけれども、国民生活センターはなぜ注意を呼びかけているんですか。
○平沢委員 要するに、消費者庁も警察も、マルチ商法はいろいろな問題が起こりかねないということで注意喚起を呼びかけている。  ちなみに、消費者庁にお聞きしますけれども、マルチ商法に関する苦情、相談、これは例えば過去五年間くらいでどのぐらい来ていますか。
○平沢委員 要するに、万単位の相談が毎年国民生活センターに寄せられている、こういうことだろうと思います。  かつて、このマルチの問題については、訪問販売法ができまして、それが特定商取引法という法律に変わるんですけれども、訪問販売法ができたのが昭和五十一年、そのときに国会で参考人...全文を見る
○平沢委員 そのとおりなんです。竹内参考人は、マルチにはいいマルチも悪いマルチもない、いいマルチとか何かというのは安全なペスト、無害なコレラというのと同じことだ、こういうことも言っているんです。  そもそも、この委員会の冒頭で委員長が何と言っているかというと、マルチというのは、...全文を見る
○平沢委員 今読んだのを簡単に言いますと、マルチというのはもう禁止した方がいいという声があるけれども、マルチというのはトップは外国にいる、だから、下の方だけ捕まえてもしようがないからマルチを禁止しなかった、こう言っているわけですよ。  だけれども、マルチはどんどん被害が拡大して...全文を見る
○平沢委員 大臣、これが出たということは後で当然マスコミ報道等で知ったわけですから、では、三重県の伊賀市の社協とかそういったところに対して、これは私のものじゃないということを言われたんでしょうか。それとも、これをだれかが出したわけでしょう、出したのは前田さんか牧さんでしょう、それ...全文を見る
○平沢委員 それでは、山岡大臣、そこまで言うんでしたら、山岡大臣とマルチ商法との関係についてこれから説明させていただきます。  まず、二〇〇六年六月号「ネットワークビジネス」というマルチの業界誌があります。この中で、マルチの業界連盟の理事長がお亡くなりになった中に、メッセージを...全文を見る
○平沢委員 大臣、そんなことを言っていると、後で大恥かきますよ。  二〇〇六年の十一月二十三日の業界紙の日本流通産業新聞、これはマルチの業界紙ですけれども、そこでは、大臣がD社というマルチの会社の四周年の式典に行かれた、そこで大臣のあいさつが出ています。きょうここに来られている...全文を見る
○平沢委員 ちなみに、今のD社というのは、その翌年に経済産業省から業務停止命令を受けた会社でございます。  では、大臣、そこまで言うんでしたら、二〇〇八年の六月十五日、大臣が国対委員長をやっておられたときですよ、忙しいときですよ。忙しいときに、幕張メッセで、NPサミットコンベン...全文を見る
○平沢委員 大臣、ちょっといいかげんにしてもらえませんかね。ここに、大臣が当時行かれたときのコンベンションの全部、大臣のスピーチも含めて全部入っているんですよ。  委員長、これを理事会でぜひ見てください。これに全部入っていますから。
○平沢委員 そして、このコンベンションの模様を起こしたペーパーがここにあるんですけれども、これはNPというマルチの会社の大会なんです。その会員がやったような形をとっていますけれども、NP、NPということがずっと出てくるんです。  そして、大臣がスピーチされる前に映像が流れるんで...全文を見る
○平沢委員 それならば、これはテープを起こしたものを読ませていただきます。これは最初から最後までマルチ商法に対する宣伝なんです。  この中で大臣は何と言っているかというと、「今みなさんのお仕事をしてるお仕事についてですね、やっぱりちゃんとした国の為になる仕事だと言う事をですね、...全文を見る
○平沢委員 何か今の大臣のを聞いていると、マルチを一生懸命宣伝するのは全く問題ないと聞こえるんですよ。  ちなみに、大臣が行って大演説をぶたれたNPという会社、この会社は、その大臣が行かれる三年前に社長以下が脱税で起訴されているんです。そして、その翌年は社長が覚せい剤で逮捕され...全文を見る
○平沢委員 これは、最初から最後まで、ビデオを見れば大臣の今言ったことは明らかな虚偽であるということはわかりますので、このビデオを理事会でぜひ見てください。その上であれしてください。  では、大臣に、大臣の関係者の中には、マルチを一生懸命やっている、例えば女性でいえばTさんとか...全文を見る
○平沢委員 これは、きょう、このテレビをその方も見ていると思います。そして、いずれにしましても、証人喚問ということになればちゃんと出てくるということですので、委員長、証人喚問をぜひあれしていただきたいと思います。大臣と、それから元秘書の高橋昇さん、今、真岡の市議会議員をやっていま...全文を見る
○平沢委員 後でそれはちゃんと言います。きょうはテレビが入っていますので、後で連絡します。
○平沢委員 いずれにしましても、これは山岡大臣もオーケーしてくれると思いますので、証人喚問をぜひお願いしたいと思います。  大臣は、マルチ商法を応援しているだけじゃなくて、献金ももらっているんですよ。これは私の方で調べた献金の中身ですけれども、業界団体、それからC社とかP社とか...全文を見る
○平沢委員 この問題はまた別に聞かせていただきます。  もう一つ、次のパネル。  大臣の地元の真岡市の前の市長の福田さん、その福田さん御夫妻のところに、大臣は、二〇〇〇年の十二月十六日に政策秘書の山田さんと御一緒に行かれましたね。
○平沢委員 その当時、この福田さんは、その翌年の二〇〇一年に真岡の市長選挙に出て、四月、当選するんですけれども、その前の十二月に、ここに十二月十六日と書いてあります、この日に行かれて、そして、このメモは、書かれたのは政策秘書の山田さんらしいんですけれども、その奥様の御証言では。 ...全文を見る
○平沢委員 お金を全然もらっていないということを言っておられますけれども、片や、契約書で、実際に、ニューワールドというのは大臣の関係会社ですけれども、十五万掛ける二十七カ月払われているんです、これは。振り込み用紙とか何か全部残っているんです。ですから、払われたことは事実なんです。...全文を見る
○平沢委員 全然質問に答えていないんですけれども。  もしこれを、選挙応援に秘書を派遣するから金をよこせということを言ったら、総務省、これは何になるんですか。
○平沢委員 要するに、公選法に触れるからこういう契約書を結んだんでしょう。  では、大臣にお聞きしますけれども、この事実を報じた週刊新潮を大臣は損害賠償と謝罪広告を求めて訴えました。しかし、それを途中で請求放棄しました。  先に法務省に聞きます。請求放棄というのはどういうこと...全文を見る
○平沢委員 まさに今の答弁どおりじゃないですか。大臣は、訴えておいて請求放棄したということは、全面降伏したということじゃないですか。事実を認めたということじゃないですか。
○平沢委員 今は、報道が事実無根だということで訴えたけれども、もし裁判を続けていたら自分が出ていかなきゃならない、それができないから請求放棄という形で全面降伏みたいなことをした、時間がないからと。  しかし、大臣、国対委員長のときに、幕張まで行って、マルチの会社の大会に行ってス...全文を見る
○平沢委員 大臣の言っていることは支離滅裂だなと思いますけれども、もし裁判に行く時間がなかったら、国会でやればいいんじゃないですか。  では、委員長、また証人喚問ね。大臣と、それから政策秘書だった山田知彦さん、それから真岡の福田記念病院の理事長さん御夫妻、福田武隼さんと寿子さん...全文を見る
○平沢委員 いずれにしましても、こういう問題が次から次にあるんですけれども……(発言する者あり)まだあるんですけれども、おととしの総選挙のときに大臣の陣営が運動員買収したということが大きく報じられていますけれども、これについては刑事告発が出ているはずです。法務省、それはどうなって...全文を見る
○平沢委員 今、選挙違反で告発が出て、まだ時効にかかっていないんですよ、捜査中なんです。これは普通だったら選挙違反というのは警察ですけれども、警察の方はどうなっていますか。
○平沢委員 総理、今までの話を聞いていて、どう思われますか。  まず、マルチ。これからビデオを見ればわかります。まさにマルチの広告塔、セールスマンと言って過言じゃない。先頭に立って売り込みを図っている。事務所を挙げてやっている。これは見てもらった方がいい、これを。そして、今、真...全文を見る
○平沢委員 何を言っているかさっぱりわかりませんけれども、何かドジョウのようにするするっと逃げるんじゃないですよ。これはやはりこれだけいろいろな問題があって、では私、お聞きします。  大臣、現場でマルチ商法に一生懸命取り組んでいる消費者庁それから警察の捜査員に対しては、何と訓示...全文を見る
○平沢委員 法に触れていないから絶対いいとは言えませんよ。これはマルチとは全然違いますけれども、例えば、十月一日から暴力団の排除条例というのができましたでしょう。暴力団は別に法に触れていないじゃないですか。だけれども、つき合うな、つき合うなと言っているじゃないですか。  だから...全文を見る
○平沢委員 要するに、大臣の言わんとしていることは、マルチは法で禁止されていないから、先ほど、竹内教授は外国にボスがいるから結局禁止しようと思ったけれども禁止できなかったということを言っていますけれども、禁止されていないから全然構わない、私はこれからも応援団として続ける、こういう...全文を見る
○平沢委員 ちょっと総理、もうちょっとしっかりしてくださいよ。これでは全国の現場で苦労している、悪質商法と闘っている現場の方々が泣きますよ。  蓮舫さん、先ほどの伊勢の関係は、悪質商法に取り組んでいるということで、たしか蓮舫さんは感謝状を出したんじゃないですか、ことしの五月。ち...全文を見る
○平沢委員 片や表彰し、片や一生懸命推進しているんだったら、これはどうなっているんですか、内閣として。いずれにしろ、この問題はまた別途やります。  最後に、大臣、大臣の改姓改名問題についてちょっとやりたいと思うんです。  大臣は、もともと本名は金子賢二さんでした。それから藤野...全文を見る
○平沢委員 私は、山岡荘八さんの実のお孫さんと長時間ずっと話をしたんです。相当御立腹なんです。お名前を言っていいと言うからあえて言います。山内幹雄さん。私はずっと話をしました。大臣は改名されるときも一言も相談がなかった、こう言っておられて、えらい怒っておられます。  ですから、...全文を見る
○平沢委員 こういう質問をしなきゃならないのは残念なんですけれども、例えば、お墓があるということを言ってましたけれども、お孫さんも言ってましたけれども、山岡家の墓というのはないんだそうですよ。藤野家はあるけれども、山内家はあるけれども、そのわきの方にはあるけれども、墓としてはない...全文を見る
○平沢委員 いずれにしましても、いろいろな問題があり過ぎるんです。今の問題は、なぜ聞いているかというと、改姓改名について参議院でも聞かれましたけれども、何かこれは疑問がある。  では、法務省、きょう来ているでしょう。改姓とか改名というのはそんな簡単にできるものなんですか。しかも...全文を見る
○平沢委員 では、正当な事由というのは何ですか。
○平沢委員 だけれども、一般に国民の皆さんが姓を変えたいと思っている人がいるでしょうから、一般的な基準もあるでしょう。  民事局長、ですから、一般的な基準はどうなんですか。例えば、婿入りしたところの義理のお父さんのペンネームに変えるとかという、こんなことはできるんですか。
○平沢委員 ですから、今回の場合が本当にそれに当たるかどうかということについて、何で亡くなられて十年たって法務政務次官のときに変えられたかということも参議院でいろいろ出ましたけれども、疑問がありますので、この点はまたいずれ、引き続き質問をしていきたいと思います。  いずれにしま...全文を見る
○平沢委員 では、終わります。ありがとうございました。