平野博文

ひらのひろふみ

小選挙区(大阪府第十一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

平野博文の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月16日第169回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○平野委員 おはようございます。民主党の平野博文です。  四年ぶりの質問でございまして、私は、新人として、非常に緊張して、きょう質問に立たせていただきます。  きょうの法案は、日本原子力開発機構法の一部を改正する法律ということでございますけれども、それに関連して、もう少し、渡...全文を見る
○平野委員 大臣の言葉をそしゃくすると、これからも進めていかなければならない、こういう立場に立っていると。途中段階では、原子力は放射能の問題を含めてやめていこうという潮流があったけれども、地球的規模のいろいろな要因から、これからは改めてそういうことがより大事であるというふうに見直...全文を見る
○平野委員 それでは、前振りはこれぐらいにしておいて、本論に入りたいと思います。  きょうの質問の一番の趣旨は、先ほど申し上げましたようなことを含めて、国の国策事業として始めたわけですから、最後の廃棄物の処理並びに処分について、国がやはり責任を持ってこの事業を閉じていかなきゃな...全文を見る
○平野委員 基本的な思考回路についてはトータルパッケージで考えていくべきだということを前提にしながら、今回のものが出てきたというふうに思いますが、では、パッケージとして考えるセクションは、我が国においてどこなんですか、大臣。
○平野委員 今、大臣はそんなこと言うけれども、こちらは経済産業省、こちらは文部科学省、こちらは内閣府の原子力委員会、安全委員会、こういうふうに縦割りの弊害があるから、私は、ではトータルパッケージのスキームを、処理のところはそれぞれであっても、具体的な、司令塔となるトータルパッケー...全文を見る
○平野委員 やっと渡海大臣らしく答弁してこられましたね。本当に私は、縦割りという表現は、役所の立派な方に対しては失礼な言い方をしますが、やはり国益と国民のために、省益最優先ではありません。したがって、大臣おっしゃるように、政治がしっかりとコントロールしていく、そういう意味では、こ...全文を見る
○平野委員 それでは、具体的に少し私の考え方に沿って聞いてまいりたいと思います。  まず、放射性廃棄物がそれぞれの事業のもとに当然結果としてできるわけですが、処理スキームとしてのあり方については、一つには、平成十二年に、高レベルの廃棄物については原子力発電環境整備機構、通称NU...全文を見る
○平野委員 今松浪副大臣がおっしゃったのは、廃掃法に基づくルールと大綱に基づく原則で述べられたと私は思うんですが、では、民間は全部発生者責任でその負担を強いられるのか。  廃掃法の二条によれば、放射性物質及びこれによって汚染されたものは除くという規定があるんです。だから多分松浪...全文を見る
○平野委員 したがって、ここで確認をしておきたいことがございます。  放射性廃棄物に発生者責任があるとしても、その処理スキーム、処分スキームにおいては、発生者責任の原則からは、原子力機構などの発生者自身が処理処分を行う義務はないという考え方に私は立つんです。また、原子力発電と別...全文を見る
○平野委員 では、一体、原子力研究開発機構というのは、本来の主たる任務というのは何なんだろうか。あそこは研究開発をするセクションであって、これからどんどんふえてくる廃棄物の処理をする機関に、今回の法改正で、付随的に起こる部分から主たる任務に格上げしておるわけですよ。今回のスキーム...全文を見る
○平野委員 理事長の立場ではその答弁が限界なんだろうとは思いますが、今、余力はあるんですか、理事長。
○平野委員 私は先日、東海村を見学させていただきました。本当に皆さん一生懸命やっておられます。現場にも上げていただきましたし、現場の声も聞きました。  あの現場に行きますと、階段を上っていきますと大変疲れます。エレベーターないんですか、いや、予算がありません、私らゴルフで足を鍛...全文を見る
○平野委員 理事長、ぜひ頑張ってくださいよと言うけれども、まあ、無理なんじゃないか。この際、ここで公に、人と銭下さい、そうしなければできませんと言ったらどうですか。僕は、単純ですが、ぱっと見る限り、本当に切り詰めて、文科省から言われるままに、費用削減しろ、はい、削減します。今回の...全文を見る
○平野委員 八年かけても今そういう程度ですよ。  東海村に行ったら、もうすき間がないほど廃棄物がたまっていますよ。もし、これからまだあと十年先だから大丈夫だみたいな考えでおるとしたら、大間違いだと思いますよ。国民の信頼を得られていないんですよ、この放射性廃棄物に対する考え方を。...全文を見る
○平野委員 大臣、さっきNUMOの話が出ましたけれども、NUMOも、では今どうなっているか。こんな最終の埋設処分の立地を探す仕事がNUMOの仕事か。一番困っているのはそこなんですよ。  きょう隣に田名部さんお越しでございますが、六ケ所村の問題も含めて、隣にいるから余り言いにくく...全文を見る
○平野委員 だから、最初私が申し上げましたように、もともと原子力のエネルギーのところについては、国の国策事業で始めたんですよ。だから、最後は国策、国のスキームで埋設処分してくださいよ。その過程に、埋設するための効率的な埋設のあり方とか、これは法律にのっとって処理スキームでやればい...全文を見る
○平野委員 今大臣言ったように、では、すき間はないという認識なんですか。このスキームで、今回の法改正をすれば、低レベル廃棄物の処理処分については全部目が詰まって、基本的に日本の放射性廃棄物の問題については大丈夫ですと、これは言えるのですか、理事長。
○平野委員 私が言いたかった、放射性廃棄物処分のための諸制度の整備状況というのを、これはいつのものかはちょっとわかりませんが、最近のものですが、ウランの廃棄物を除くになっているんですよ。このウラン廃棄物についても、これは大丈夫なんですか。ウラン廃棄物を除く。まして、これは余裕深度...全文を見る
○平野委員 検討しているということは、やっていないということですよ。いい答弁言葉ですよ、そんなの。検討するということはやっていないということです、やらないということですよ。御意見を承りましたで終わるのですよ。  だって、これは現実に書いているじゃない、ウラン廃棄物を除く。これは...全文を見る
○平野委員 そう言ってもらわないと話が進まないんだ。  したがって、私は、言いたいことは、まだパズルのように歯抜けになっているんですよ。この際に、歯抜けのないように、もう後ろはないんですよ。だから、せっかくの機会だから、しっかりとお決めをいただいて、ばらばらばらばらとあちこちで...全文を見る
○平野委員 決意、覚悟はお聞きいたしました。  ただ、機構自身がこの埋設処分事業に、テクニカルなところに精通しておると私は思っていません。研究開発に対しては、私はすばらしい機関だと思っております。  一部、埋設さらには減容する施設をつい最近、先日、見させてもらいました。私は、...全文を見る
○平野委員 ああいう状況の施設であれば、私は、今申し上げている低レベルというレベルにおいての処理は、余りにもマニアックに凝り過ぎている、表現は妥当ではありませんが、凝り過ぎた施設かなと。もっと簡単に、低コストで安全にやれる仕組みはあるんだろうというふうに思います、コストをかけずに...全文を見る
○平野委員 いや、だから、先ほど言うたように、研究開発用に凝りに凝った施設をつくれば、費用対効果でいくとその処理コストが上がるじゃないですか。世界の各国の処理は、みんな民間でやっているところが多いですよ。なぜならば、やはりコストなんですよ。国民負担をいかに軽減させるか、こういうこ...全文を見る
○平野委員 透明性を確保することは当然だと思いますが、会計の財布が三つもある、同じ機構の中でそういうワークをする、当然、流用する可能性だってあるんですよ、資金の関係でいえば。しかし、例えばこちらの研究開発費用が少なくなったら少しこちらの部分を回そうかとか、一般会計の経常経費を少し...全文を見る
○平野委員 最後になりますが、「もんじゅ」の再開に向けてそれぞれ努力をいただいているんですが、トラブルがあった、ナトリウム漏えいの検知器においての一部ふぐあいがあった、こういうふうに聞いています。  これの対処と、もともと予定でいきますと、再開に向けての確認試験で、臨界の再起動...全文を見る
○平野委員 方針はいいんだけれども、十月というリミットがやはりあるわけです、当初の。今のお立場でいったら、十分にしっかりとやりますと。しっかりやってもらっておくれていくということもあるのかもしれません。おくれないでしっかりやってもらうようにぜひお願いをしておきたいと思います。 ...全文を見る