藤野保史

ふじのやすふみ

比例代表(北陸信越)選出
日本共産党
当選回数2回

藤野保史の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第189回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は北陸信越ブロックの選出です。このブロックには、福井の高浜原発を初め、新潟の柏崎刈羽原発、石川の志賀原発など多くの原発があり、原子炉の数でいえば、日本の原子炉の約半分が集中しております。私は、この原発を全てこの目で見て、地元の皆さんか...全文を見る
○藤野委員 今、複数の炉で同時にとおっしゃいましたけれども、それは、今委員長がおっしゃったように、高浜なら高浜で三と四が同時に事故が起きた場合という、高浜の中で閉じた話でしかありません。すぐ近くにある大飯原発で四つの原子炉が事故が起きた場合のことはあわせて審査されていないというこ...全文を見る
○藤野委員 何度お聞きしても、今のお答えもやはり、審査で個々の原子炉ごとに審査しているから大丈夫だ、有効性は確認しているというお答えでしたけれども、そこで、個々に審査する、個別の原子炉ごとに見るというその考え方そのものについてお聞きをしたいと思います。  国会事故調は、この点に...全文を見る
○藤野委員 規制委員会に丸投げということでは、この事故調が言っている居住者の立場、そこに住んでいる住民のリスクというものに応えていないということになると思うんです。  個々の原子炉だけ見ていては原発が集中している地域に住んでいる住民の安全が守られない、個々の原発だけを見る考え方...全文を見る
○藤野委員 質問の趣旨なんですが、そういう基準自体が不合理だということなんです。基準ができたらいいじゃないかということじゃなくて、個々の原子炉だけを見る、そういう基準自体が不合理だという指摘なので、これはしっかり受けとめるべきだと思います。  そしてもう一点、規制委員長にお聞き...全文を見る
○藤野委員 新規の場合に検討するのであれば、今、再稼働しようとしているわけですから、今やるべきだという質問なんです。全然お答えになっていないと思います。  新規の場合にやるなら、再稼働の場合にやるべきじゃないですか。もう一回お答えください。
○藤野委員 新規の場合にどれぐらい過剰になるかという判断がもし下されたとして、それを上回るような集中をしている場合は、どの原発を動かすかというよりも、どの原発を廃炉にするかということが問題になるんじゃないですか。全然ベクトルは逆になってきます。ですから、今審査しなければ、再稼働の...全文を見る
○藤野委員 規制委員会に丸投げということではだめなわけですし、その規制委員長自身が規制委員会で勝手に決められることじゃないと言っているんです。だからこそ政治が、政治の出番ではないかという質問なんです。もう一回お答えください。
○藤野委員 質問にお答えいただいていないんですけれども、規制委員会ができないと言っているんです。では、どこでやるんですか。経産省ですか。環境省ですか。どこでもいいんですけれども、こういう大きな問題を政治が逃げちゃだめだということを言っているんです。  国会事故調はこういうふうに...全文を見る
○藤野委員 新しい立法をつくるとおっしゃいましたけれども、今まさにできるんです。政府が知恵と力を集めて、この問題、再稼働どころか再稼働以前にやるべきは、まさにこの集中立地、同時多発事故のリスクに真正面から向き合うことじゃないでしょうか。  私、先日、福井県若狭湾に行ってまいりま...全文を見る
○藤野委員 ですから、若狭湾にある美浜、敦賀、「もんじゅ」、この三つの原発の敷地内の一キロメートル以内に活断層が確認されている。  また、配付資料の四番目を見ていただきますと、これは関西電力の資料ですけれども、これ以外にも若狭湾には多くの断層がある。まさに断層の巣と言われている...全文を見る
○藤野委員 規制委員会と言いますが、規制委員会はその同時多発事故の審査もしていないと言っているんです。そして、集中立地については勝手に決められないと言っているんです。ですから、こういう大きな問題は政府がしっかり責任を持つ、政治が動くしかない、こういう提起をしているわけです。本当に...全文を見る
○藤野委員 原発に依存することはもうやめましょう。  今、政治に求められるのは、この声に応えることです。原発の再稼働はきっぱりとやめる、そして、原発即時ゼロの決断を下して、原発に頼らない別の道を皆さんと知恵と力を合わせて切り開く、このことを強く求めて質問を終わります。
03月05日第189回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  四人の陳述人の皆様、きょうは本当にありがとうございます。  私、実は所属は経済産業委員会なんですけれども、さきの総選挙で、この石川を含みます北陸信越ブロックから選んでいただきまして、そういうこともありまして、この石川で公聴会が開かれる...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  あわせまして、村木社長に、中小企業の現場、あるいはその支援もされているというお立場、あるいはソニーで働いた経験もあって物づくりの現場も御存じであるという立場から、中小企業の振興あるいは小規模企業の振興といった場合に、国への要望といいますか、...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  改めてちょっとまた知事にお伺いしたいんです。  私、先日、予算委員会で原発の問題を質問させていただいたんですが、この石川にも志賀原発がございまして、調査によれば、一号機の建屋の下にはS—1断層、二号機タービンの下にはS—6断層、そして、敷...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  避難の問題というのは全国各地で大変関心も高い問題ですので、ぜひまた今後もいろいろ御指摘いただければと思っております。  続きまして、西田事務局長にお伺いしたいんですけれども、先ほど労働者保護のルールのお話がありまして、岩盤規制というお話も...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  この国会はそういう意味でも大事な国会になると思っておりますので、頑張りたいと思っております。  あと、本田先生にもお伺いをしたいと思うんですが、私は北陸選出ということで、福井県もあるんですが、先日、本田先生は福井に行っていただいて、こうい...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございました。  これで終わります。
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。  大臣、大変お疲れのことと思いますが、私が最後ですので、よろしくお願いいたします。  私、北陸信越ブロックの選出でして、新潟を初めとして米どころがたくさんございます。そして、どの県でも農業、農家が地域の経済と社会と文化を支えている、こ...全文を見る
○藤野分科員 日本政府もこの国連決議を支持していると。つまり、家族農業や小規模農家が持続可能な食料生産の基本であるということだと思います。  こうした、家族農家を初めとする農家を応援する政治が求められていると思います。私も先日お話を伺ったある農家の方は、せめて二、三年後の見通し...全文を見る
○藤野分科員 今、大臣からさまざまな方策が示されまして、中で、農地の集積ということもお話がありました。きょうも多くの議員からこの農地集積につきましてはお話があったと思うんですけれども、私もやはりこの問題は非常に重要だというふうに思っております。  これも富山でお聞きした話ですけ...全文を見る
○藤野分科員 ありがとうございます。  要するにこの制度は、農地を集約すれば農家の実質負担がゼロで工事ができるということであります。破格の制度だというふうに思うわけです。ただでできるんだからこの際集約化しろというふうに地元では受け取られている。そのための予算が、昨年は三百二十四...全文を見る
○藤野分科員 私も、富山、あるいはほかのところも調べましたが、確かに富山は平均は二・三なんです。ただ、この十年ほどで見ますと、一番ふえているのは三十ヘクタール以上のそういう農業法人でありますし、二番目にふえているのが二十から三十、そういう大規模なところであります。ですから、まだ小...全文を見る
○藤野分科員 一方で、農地集約という、ある意味文字どおりの地ならしというものが進んでいるということと、同時に、今安倍政権が進めている国家戦略特区についてもお聞きをしたいと思うんです。  先ほど、企業参入の地ならしということとあわせて、要は特区の地ならしをしているんだということも...全文を見る
○藤野分科員 要するに、ほとんどが株式会社。養父の場合、八のうち二だけが有限会社で、あとは全部株式会社、新潟もローソンと新潟麦酒という株式会社ということで、当初の狙いどおり、株式会社が参入をしているわけです。  私たちも、安倍総理はよく民間企業の創意工夫ということを強調されるわ...全文を見る
○藤野分科員 私もその質疑を拝読したんですけれども、大臣は、閣議決定で自分がしっかり物を申すんだということと、あわせて、今おっしゃられた、いろいろな会議に臨時議員として参加されるということもおっしゃっていらっしゃいました。率直に言って、本当にそれで大丈夫なのかなというふうに私は思...全文を見る
○藤野分科員 はい、もう終わります。  冒頭申し上げましたけれども、二〇一四年は国際家族農業年です。そして、ことし二〇一五年は国連の国際土壌年に指定をされております。岩盤があって、土壌があって初めて農業は成り立つ。そういう意味では、岩盤規制を掘り崩すという見当違いの政策を転換し...全文を見る
03月20日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私も、落合委員と同じく、昨年末の総選挙で初当選させていただきました。先日、予算委員会で質問させていただきましたけれども、当委員会ではきょうが初質問となります。先輩方には、どうぞよろしくお願いいたします。また、大臣には、ぜひ真摯な御答弁を...全文を見る
○藤野委員 今答弁なさらなかった部分でもう一度確認したいんですけれども、二〇一三年七月十日のお答えの中で、今おっしゃった部分の後になお書きがあると思うんですが、そのなお書きのところは何と書いてありますか。
○藤野委員 ありがとうございます。  念のため確認しますけれども、原子力発電所の集中立地を行うかどうかについては、原子力規制委員会が申し上げることではなく、事業者の判断によるもの、こういう回答であります。  そこで、委員長にお聞きしたいんですが、田中委員長は、二月二十五日の予...全文を見る
○藤野委員 今、私の質問というのは、委員長自身が、そう簡単に結論が出る問題じゃないんだ、大変な問題なんだという御認識だと思うんですが、それを事業者の判断に委ねる、これはおかしいんじゃないかという質問なんです。ですから、今の答弁ではお答えになっていないと言わざるを得ないというふうに...全文を見る
○藤野委員 別に、私は今パーセンテージを聞いたわけではなくて、そういう構成の議論そのものがおかしな話だというコメントなんです。しかも、一個人の話ではなくて、関西電力のトップですから、東電が事実上国有化されているもとで、日本最大の民間原発事業者であります。そのトップが、今経産省がや...全文を見る
○藤野委員 私はカテゴリー的にはどこでもいいと思っているんですけれども、要は、おっしゃったように、東通を含めますと、さらに大きくなってくるわけです。  私の質問の趣旨というのは、事業者の判断、事業者の場合、判断の基本に何が据わるか。住民の安全が据わるのか、損得勘定が据わるのか、...全文を見る
○藤野委員 規制委員会というお話なんですけれども、私、予算委員会でも伺ったんですが、要は、先ほど、冒頭確認させていただいたんですけれども、なお書きのところで、集中立地についてどう考えるんだという柏崎の質問に対して、原子力規制委員会は、それは原子力規制委員会ではなく事業者の判断によ...全文を見る
○藤野委員 確かに予算委員会のときは、田中委員長は既設と新設を分けて御答弁をいただきました。  ただ、住民の安全という観点からは、原発が動き出すという観点からは、新設の場合も、既設の再稼働の場合も同じではないかというふうに私も質問いたしました。  さらに言えば、例えば、集中立...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第4号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず、今回の北朝鮮に対する輸出入の全面禁止措置の期限延長につきまして、我が党としては賛成をいたします。  その理由ですけれども、この間、北朝鮮は、三回の核実験を初めとして、さまざまな挑発的行為を繰り返してまいりました。これらの行動は、...全文を見る
○藤野委員 その根拠についてもお聞きしたいんです。  二〇九四号が、前文において、国連憲章第七章の第四十一条に基づいていると思いますけれども、この四十一条に基づく措置の性質として、非軍事的ないわゆる兵力を伴わない措置ということが規定されていると思いますが、この点を確認させてくだ...全文を見る
○藤野委員 その上で大臣にお聞きしたいんですが、今回の制裁がそういう兵力を伴わない措置ということでありますので、やはり平和的、外交的な解決に向けた努力というのが求められていると思います。  その点で、制裁のための制裁ではなく、今回の措置というのが北朝鮮を対話のテーブルに着かせる...全文を見る
○藤野委員 そういう点では、根拠となっている国連憲章の精神に基づいて、対話のための解決に向けた制裁ということを実施していくことが必要だというふうに思います。  そして、もう一つ別の角度からもお聞きしたいんです。  北朝鮮にしっかり対話のテーブルに着かせるという上で、核兵器のな...全文を見る
○藤野委員 核兵器禁止条約の交渉開始を求める、交渉を始めようじゃないかという決議にまで唯一の被爆国である日本が棄権をしているというのは、私は恥ずべき態度ではないかというふうに思います。  交渉を開始して、それぞれの国の立場で議論をしていくというふうに国連が圧倒的多数で決めている...全文を見る
○藤野委員 核兵器のない世界をつくっていくというのは、北朝鮮を交渉のテーブルに着ける上でも非常に大きな力を持つと思いますので、今後も政府の努力を私たちも求めたいと思っております。  最後になりますけれども、核兵器のない世界とも関連するんですが、先日、ロシアのプーチン大統領の発言...全文を見る
○藤野委員 核兵器の使用はあってはならないということで、本当に大事なお立場だとは思うんですが、一方で、先日、このプーチン発言について聞かれた菅官房長官は、こう発言していると報じられております。この問題について、みずから発信をすることはないと。国会で聞かれたら今のような御答弁がある...全文を見る
○藤野委員 ことしは、戦後七十年の節目の年であり、被爆七十年の年でもあります。被爆国政府として、プーチン大統領に対する強い抗議を求めたいと思っております。  そして、今、世界では核兵器の廃絶を求める流れが広がっております。だからこそ、日本政府の役割が大きいと思います。  日本...全文を見る
04月08日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
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○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、株式会社商工組合中央金庫法及び中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対して反対討論を行います。  安倍自公政権による消費税八%への増税と行き過ぎた円安誘導による原材料高騰は、中小・小規模事業者の経営にダブルパンチとしてのしかかり、まさ...全文を見る
04月15日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず、質問の前提ですけれども、昨日、福井地裁で高浜原発の再稼働を差しとめる仮処分決定が命じられました。政府はよく新規制基準が世界最高の基準だと言うわけですけれども、あの仮処分決定は、まさに、新規制基準は緩やかに過ぎ、これに適合しても本件...全文を見る
○藤野委員 県の事業ということで、そういう説明になるかとは思うんですが、しかし、これは国の交付金が入っていますので、私は問題にしているわけです。  私も実際、何本かは見てきたわけですが、避難として使えるといいますけれども、例えば、資料一の表の方にある佐田竹波敦賀線というのは、わ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  配付資料の二でもお配りさせていただいているんですが、事故が起きた場合の一義的な責任というのは事業者が負うと、閣議決定でもあります。  ということで、要するに、事故対応、初動も含めて事業者が一義的責任を負う、そういうことであれば、そのための...全文を見る
○藤野委員 そうおっしゃられるかなと思ったんですが、ただ、やはり国が、交付金ですから審査をして交付するわけですね。  資料でもおつけしておりますけれども、資料の一番最後の四になります。これは福井県からの申請書であります。  確かに四本しか申請は上がっていないんですが、そこに書...全文を見る
○藤野委員 二十四年というと震災後ですので、明確に、私も福井県の担当者からお聞きしたんですが、これは県としてホームページに書いてあるんですけれども、福島の事故を受けた事故制圧体制の充実強化、この福井新聞にも書いていますけれどもね。ですから、初めはそういう意図はなかったというのは、...全文を見る
○藤野委員 質問にお答えいただいていないわけですが、要するに、再稼働の環境づくりに国の交付金が使われているんじゃないか。民主党政権から始まろうが何しようが、やはり、今、県がまさにそう言っているわけです。副知事が、これは再稼働の地元同意の前提だと。これに国の交付金がどんと使われてい...全文を見る
○藤野委員 やはりお答えいただいていないんですね。福井県がそう言っているんです。私が言っているんじゃないんです。福井県が、これはその前提だと言っているわけなんです。  ですから、まさに、私は、今大臣がおっしゃった交付金の趣旨をゆがめている、逆に言えば。立地じゃないんです、福井県...全文を見る
○藤野委員 これだけ聞いてもちょっとかみ合わないのですけれども。  この交付金そのものでいいますと、使途は明確なんですね。特別会計に関する法律で、おっしゃったような、周辺地域の安全対策、あるいは発電の用に供する施設の設置及び運転の円滑化に資するものを政令で定めると書いてありまし...全文を見る
○藤野委員 終わりますけれども、今言ったように、県からは、交通不能区間の解消とかバイパスとか、こういう申請しか来ていないわけです。けれども、それが制圧道路に使われているということが問題なわけで、やはり、これはそもそも原発を再稼働しようとするからこういう変な矛盾が生まれてくるわけで...全文を見る
04月16日第189回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  先ほど来お話が出ておりますけれども、国会事故調の報告に基づいてさまざまな提言がなされております。私自身、今国会、二月の予算委員会で、この国会事故調の報告に基づきまして規制委員長にも質問させていただきました。  この報告書は、七つの提言...全文を見る
○藤野委員 この規制委員会のあり方の見直しと深くかかわる決定が一昨日、福井地裁で行われたというふうに思っております。  福井地裁は、関西電力高浜原発の三、四号機運転差しとめを認めたわけですが、非常に画期的な判決だというふうに思います。これは、司法の判断によって実際に原発がとまる...全文を見る
○藤野委員 意見を別に求めているわけじゃないんですけれども、要は、規制委員会の見直しを行う上で、まさに規制基準そのものが不合理であるという指摘ですから、決して無関係じゃないと思うんですね。ですから、そういう意味では、内閣官房としてもしっかり受けとめていただいて、これをそうした見直...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  改めて、その上で規制委員会にお聞きをしたいと思うんですけれども、田中規制委員長は、この間、策定段階から、この規制基準につきましてこうおっしゃっていらっしゃいます。それ自体では現時点では世界最高レベルのものというふうに考えておりますが、この基...全文を見る
○藤野委員 この点についても事実誤認というか趣旨が違うということでありますが、細かい部分はさておき、私も今からはその判決から離れまして、基本的な一般論といいますか、一般論というよりも、むしろ福島の原発事故そのものに立ち返って、ちょっと考えてみたいというふうに思うんです。  あの...全文を見る
○藤野委員 これは多くの方が、やはりかなりいろいろなこと、幸運が重なったんだなというのが一般的な認識だというふうに思います。幸運という言葉を使うかどうかは別としましても、やはりそうした切迫した事態であったということを私としては強調したいと思うんです。  この福島の事故の教訓から...全文を見る
○藤野委員 国会の事故調の報告書の百四十二ページなんですけれども、四号機の事故を振り返った後に、こう指摘しております。「使用済み燃料プールに対しては第五の壁以外の閉じ込める機能がないこと、原子炉よりも多量の燃料が貯蔵されていることがあることなど、原子炉内とは異なる条件が存在する。...全文を見る
○藤野委員 私もあの審査書を読ませていただいて、要するに、水の部分についてはいろいろ審査をされているというのはよく承っております。  確かに、水についていろいろな対策もとられているなとは思うんですが、私が質問しましたのは、要するに、国会事故調は、原子炉内の燃料体と同様に十分な配...全文を見る
○藤野委員 ちょっと今のは驚きました。  この事故調の報告でも、アメリカのNRCで報告書が二〇〇四年に出ているんですが、そこでは、使用済み燃料の、要するに水がなくなった場合ですけれども、ジルコニウム火災の懸念、過熱による火災があって、それは大変問題だから対策をとれという指摘がさ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  要するに、水がなくなったときのこともやはり考えることも私は必要だというふうにも思いますし、要は、防護が水しかないということを私は言いたいんです。そこについてはお答えがないわけですね。それではだめだということを指摘して、質問を終わります。
04月16日第189回国会 衆議院 本会議 第16号
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○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、電気事業法等改正案について質問します。(拍手)  まず冒頭に、一昨日、福井地裁が高浜原発の運転差しとめを命じる画期的な仮処分決定を行いました。政府は、新規制基準は世界最高水準と繰り返してきましたが、今回の決定は、新規制基準は緩やかに過ぎ...全文を見る
04月23日第189回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  先ほど来お話が出ておりますけれども、二つの裁判所の判断がありまして、私も改めて、その二つの判断がなされた川内原発と高浜原発の審査書を読ませていただきました。きょうは、この二つの審査の違いといいますか中身について御質問させていただきたいと...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  そこで、その一三%あるいは酸素五%というものを実現といいますか審査するために、審査ガイドではジルコニウム反応量についても定められていると思うんですが、これについてはどういう数値になっていますか。
○藤野委員 破損する前ということですが、七五%という御答弁でした。ちなみに、七五%のジルコニウムが水に反応すると、川内原発の一、二号の場合は大体七百キログラムぐらい水素が発生するということであります。  基準はそうなんですが、重ねてお聞きしますけれども、川内原発の場合、これは何...全文を見る
○藤野委員 審査書を読ませていただきますと、七五%、いわゆる圧力容器が破損する前ですね。それが破損した後のことも審査せよと、規制委員会はもっと厳しくやれということで注文をつけられて、実際、申請者である九電は厳しくやったということで、七五の残り二五%も全部ジルコニウムが反応したらど...全文を見る
○藤野委員 今おっしゃったとおりなんです。だから、川内は一〇〇%やっている。これは、要するに全部反応したということですから、私は一つの、ある意味ちゃんとした審査だというふうに思うんです。  しかし、問題は高浜の方なんですね。今、MCCIのことをおっしゃいましたけれども、配付資料...全文を見る
○藤野委員 ですから、やはり部長に答弁してもらっては困るなと思いましたけれども、それはあくまで解析コードの話なんですね。  私が言っているのは、解析コードに依拠せずに、二五%、九電がやったと。これは事実なんです、基準審査書にはそう書いていますから。解析コードに依拠しないと。解析...全文を見る
○藤野委員 この審査書を読ませていただきますと、私、大変興味深かったのが幾つもあったんですけれども、中でも、表現の違いといいますか、今のところにかかわるところなんですけれども、川内の審査書の方ではこういう表現なんですね。「規制委員会は、上記の申請者の評価が十分保守的であるため妥当...全文を見る
○藤野委員 いや、審査書に違いがあるんですよ。「十分保守的」であると川内は書いてある。高浜は「保守的」としか書いていないんです。そういう審査しかしていないんですよ。あるいはそういうレベルだというのを審査書自身が示しているというふうに思うんですね。問題は、なぜこうなのかということも...全文を見る
○藤野委員 御答弁いただいたように、これはやはり試算としてはもう正しいわけですよね、元技術参与ですから。  そういう点では、なぜ一〇〇パーをやらなかったのかというのは、やはり関電がわかっているわけですよね。関電側としては、これは一〇〇パーでやっちゃったら超えてしまう。だから、そ...全文を見る
04月24日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第11号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、大変お忙しい中、東電の廣瀬社長と、あと田中規制委員長にもお越しをいただいております。ありがとうございます。  本法案は、先日、本会議質疑が行われました。私は質問させていただいたんですが、そのときの安倍総理の答弁が大変重要だと...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  この事故について、先ほど御紹介した配付資料の一で、吉田元所長はこのように証言されています。「あれで冷却系統はほとんど死んでしまって、DGも水に浸かって、動かなかったんです。あれはものすごく大きいトラブルだといまだに思っているんです。今回のも...全文を見る
○藤野委員 東電社長にもお聞きしたいんですが、今回のものを別にすれば、日本のトラブルの一、二を争う危険なトラブルだという吉田所長の指摘、社長の御認識はどのようなものでしょうか。
○藤野委員 規制委員長も大変重大な事故であった、極めて大きな事象であったということなんですけれども、吉田所長が言っているように、大変なんだけれども余りそういう扱いをされていないということなんですね。  先ほど廣瀬社長が、紹介されているそのとおりだとおっしゃったんですけれども、最...全文を見る
○藤野委員 いろいろと対策をとられたんだとは思います。しかし、やはり電源喪失ということなんですね。浸水する、内部溢水にしろ、外部からのにしろ。要するに、電源が喪失するという事態は、やはり対策はとられていなかった。  だから、今回、肝心の電源盤が地下に置いてあったということで、結...全文を見る
○藤野委員 本人の意向ということで、わかるところもあるんですが、実際、二百三十名の方が公開されているわけですね、ほぼ実名で。  ちょっとこの点で、非常に重要な方々の名前を私は探したんですけれども、なかったので確認したいんですが、キーパーソン中のキーパーソンと言われております元東...全文を見る
○藤野委員 これを見せていただきますと、当時の経産大臣だとか、あるいは総理大臣、官房長官、環境大臣という方々が重要な証言をされておりますし、このカウンターパートといいますか、事故のまさに中枢にいらっしゃったこの四人の方、国民はまさにこの方々の声が聞きたいというふうに思うんですね。...全文を見る
○藤野委員 やはり、それでは国民の思いには応えられないと思いますし、総理がおっしゃった事故原因の究明にとってもやはりマイナスだと思うんです。  二百三十六名の方が現在ほぼ実名で公表されておりますが、そのうち、私が数えたところでは、二十二名が東電の関係者、ほぼ一割なんですね。部長...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  まさに、東電がどうなるかというのは、電力システム改革を占うといいますか、それよりも帰趨を左右する大問題だと思います。  しかし、その東電が、今、再建計画が一体どうなっているのかということで、先ほどいろいろな御質問もありましたけれども、東電...全文を見る
○藤野委員 資料を御紹介いただいたので、私も紹介したいんですが、この資料の右下に注書きがあるんですけれども、二〇一四年七月から柏崎刈羽が順次再稼働するということが大前提の計画になっております。二〇一四年七月ということですのでもう過ぎているわけですけれども、結局、今、柏崎は全然動い...全文を見る
○藤野委員 今おっしゃったように、動いていないことでかなり大きな、三千億円を超えるような狂いが生じている、それを埋めるためにいろいろやっていらっしゃる、コストダウンということでいろいろ今埋めているということで、結局これでいつまでもつのかということだと思うんですね。先ほど質問もあり...全文を見る
○藤野委員 やはり、はっきり言えないんだとは思いますけれども、ことしの秋ごろには終わるというような報道も一部されている状況であります。  しかし、審査は進んでいくのかもしれませんが、私は北陸信越ブロックの選出なんですけれども、その中に新潟県もありまして、泉田知事のこの間のお話な...全文を見る
○藤野委員 大きく収支に影響を与えるということ、そうだと思うんですね。結局、電力システム改革の先導役である東京電力と、その東電の行方というのが柏崎刈羽原発の再稼働に左右される、しかし、それは全然見通せないというわけであります。  一生懸命、今、改定作業をされているというふうにお...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  今御答弁がありましたように、要は電力事業者というのが大変大きなシェアを占めているということになります。  実際、関西電力のガス販売量あるいは東京電力のガス販売量というのも、それぞれ九億立方メートルあるいは一億立方メートル、中部電力は三億立...全文を見る
○藤野委員 矛盾することはないというお話なんですが、やはり矛盾すると思うんですよね。  事前にお話を聞いて、柏崎刈羽の再稼働というのはどっちに入るんですかと聞いたら、お答えがないんですね。収支だと。それは収支の話であって、しかし、そもそも会社のあり方を左右する柏崎刈羽の位置づけ...全文を見る
○藤野委員 納得いただいたということですが、やはり、先ほど来の審議にもありますように、大きな不安と懸念が広がっているというのが実態だというふうに思います。  そもそも、なぜガスについて自由化を急ぐのかという現実的必要性がやはり誰にもわかりにくいというふうに思うんです。電力につい...全文を見る
○藤野委員 これは、二〇一一年まではある意味右肩上がりでふえていて一七までいきまして、それがその後一二まで五ポイントも急激に下がっております。  これはやはり震災の影響もあるとは思うんですけれども、一つはやはり、先ほどお示しいただいた、電気事業者の中で東電が大きな割合を占めてき...全文を見る
04月28日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第12号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  参考人の皆さんには、大変お忙しい中御出席いただきまして、また、大変示唆に富むお話を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。  時間の関係で早速質問に入らせていただきたいと思うんですが、まず、電事連の八木会長にお伺いしたいと...全文を見る
○藤野委員 お話の、トータルとして見るとどうなるかとか、あるいは長期として見るとどうなるかというのは、私も御指摘のとおりだと思うんです。  ただ、要は、私が御質問した趣旨というのは、そういう情報が国民にないということなんですね。こうした委員会をフォローしていれば、多少は見えるか...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。ぜひ、中長期的課題として緊急に検討していただければと思っております。  規制委員会の点でいいますと、国会事故調の指摘というのは、同一サイトの中での複数プラントではないんだという指摘なんですね。複数プラントの中での同時事象ということですので、そこ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  橘川参考人にお聞きしたいんですけれども、私、参考人が、「希望の福井、福井の希望」というプロジェクトの中で、福井の現地に足を運ばれて、いわゆる商工会青年部の方々とお話しされているというのを大変興味深く聞いているんです。私も北陸信越ブロックの者...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。大変示唆に富んだ御指摘だと思います。  最後に手塚社長にもお聞きしたいんですけれども、先ほどお話で、小さな変電施設、会社にとっては大変重要な変電施設だけれども、なかなかそれを電力会社の方でというお話、大企業病というお言葉を使われたかと思うんです...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございました。  質問を終わります。
05月15日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、四月十六日の本会議に続いて、安倍総理に質問をさせていただきます。  本会議では大変多くのテーマを取り上げたわけですが、きょうは原発に絞ってお聞きをしたいと思います。  先ほど来出ておりますが、先日、経産省が、二〇三〇年度時点で...全文を見る
○藤野委員 私の質問は、その二〇から二二、これは、達成するには、よく四十年たったらという話があるんですが、今審査しているものあるいは建設中のものを入れてもだめなんじゃないかということなんですね。  一方で、昨年四月に、政府は、エネルギー基本計画の中で、原発依存度を可能な限り低減...全文を見る
○藤野委員 総理はよく、取り戻すという言葉が好きなんですけれども、私は、エネルギーシステムについて言えば、発送電一貫だとかあるいは地域独占、大手電力体制からやはり住民や国民の手にエネルギーシステムを取り戻していくことが必要なんじゃないかというふうに思うんですね。  そして、それ...全文を見る
○藤野委員 もう時間も来ておりますが、国民の浄財といいますけれども、やはり企業からの献金ですから、これは全然性質が違うと私は思うんですね。  予算委員会のときに総理は、政策が評価されたんだというふうにも答弁されております。私は、そっちの方が正しいんじゃないかなとある意味思うんで...全文を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  皆さん、大変お疲れさまです。午前中に引き続いて質問をさせていただきます。  午前中の答弁の中で宮沢大臣が、この配付資料一に関連しまして、何かこの二十六基以外の原発も申請してくるんだというようなニュアンスの答弁をされました。これはちょっ...全文を見る
○藤野委員 ですから、事業者が検討する、それを規制委員会が審査する、これはいい制度だときょうもたしか答弁されていたと思うんですけれども、それを乗り越えて大臣が、何か二〇%—二二%の関係で物事をおっしゃったので、これは相当踏み込んだ発言だというふうに思うんですね。  より具体的に...全文を見る
○藤野委員 何か非常にやはり実現可能性が感じられないといいますか、審査については、おっしゃるとおり、既に高浜一号、二号は、運転期間延長申請とあわせて、普通の適合性審査の申請も両方出していらっしゃる。  きのうきょうの報道では、美浜の三号についても運転延長も審査をあわせてやるとい...全文を見る
○藤野委員 私は、附則七十四条二項についてお聞きしているんです。ほかの法律のことを言っているんじゃないんです。  この附則七十四条二項に基づいて、ほかの法律をつくる必要は全然なくて、政府が、著しく悪化することが明らかだ、悪化することが明らかと認定すれば、必要な措置がとれるじゃな...全文を見る
○藤野委員 それはどうやってやるんでしょうか。新しい法律をつくるということ以外にどうやってやるんでしょうか。
○藤野委員 第一回目の審議のときに、この条項がまさに問題になって、明らかに悪化した場合だけではだめだ、それでは原子力政策に係る事業者が困るじゃないかということで、明らかにという言葉をわざわざつけ加えたわけですね。  ですから、恐らくこの法律に基づいてやりたいんでしょう、そういう...全文を見る
○藤野委員 法案審議ですので、まさにこの法案そのものについて審議すべきなんじゃないでしょうか。  私は、解釈を今大臣にお聞きしたのであって、この意味は何ですかということをお聞きしたんですね。ですから、お答えいただくのは大臣の責任だというふうに思うんですけれども。  その上で、...全文を見る
○藤野委員 今ので少しわかったような気がいたします。  おっしゃるとおりなんですね。立法措置が必要になることもあるでしょう、この必要な措置の中には。そういう意味だとすればそのとおりであって、まさにこの二項に基づいて新たな立法措置が行われるかもしれない、立法措置なくできることもあ...全文を見る
○藤野委員 やはりそういうことだと思うんですね。  この法案の中でただ一つ「原子力政策」という言葉が書かれている、その条文で、いつでも、どんな問題でも、原子力事業者を、競争条件を改善するとか、適正な競争関係を確保するとか、資金調達に支障を生じないようにするとか、それ以外にも、な...全文を見る
05月20日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょう、本法案の最後の質疑ということで、改めて大もとからお聞きしたいんですけれども、今回、法的分離による発送電分離ということで、先取りと言われる東京電力は持ち株会社方式を選択した。配付資料を配らせていただいておりますけれども、五月一日の...全文を見る
○藤野委員 おっしゃるとおりだと思うんですね。実際、そういう意味で、八木会長がつくづくと感じたと、電力を持ってやりたいということでありますので、そういう分離のレベルといいますか、電事連などが受け入れられる分離にとどまっているということなんですね。  この点で、ちょっと時間の関係...全文を見る
○藤野委員 確かに、ホールディングスの方の場合は、発電と小売の一体ということは形式上はないわけですけれども、そういった場合でも、実際に子会社や孫会社のところに行ってどうなるのかという話も、松村参考人の方から、いわゆる審議会の方では意見も出されているということでありますし、親会社の...全文を見る
○藤野委員 やはり物事は動いていくわけですし、高橋参考人がドイツの例を紹介されていて、ドイツも確かに初めは所有権や財産権の問題で法的分離にしたんだけれども、結局、経営合理性の観点から所有権分離を選択したということも紹介されておりました。ですから、やはりそこは、考えが変わらないとい...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  そういう意味で、配付資料の二でもお示ししているんですけれども、ドイツでは、やはり小売、要するに、発電から下に行って小売の段階に行けば行くほど、地方の関与、あるいは自治体、地域密着型の企業というのが大きな役割を果たしているということだと思うん...全文を見る
○藤野委員 そこはやはり考え方が違うと思いますし、その上でですけれども、例えばドイツでは、公から民に一旦移管して、しかし、やはりこれは公的な問題だということで、再公有化あるいは再自治化という言い方をする専門家もいますけれども、これがこの間非常にふえていまして、約百九十の事業体が民...全文を見る
○藤野委員 最後になりますけれども、やはり、せっかく世界からおくれて始まるわけで、世界のそういった到達点をしっかり踏まえるべきだと思うんですね。  結局、大企業の利益がどうしても優先されるとか、原発がどうしても優先されるということの前提に沿う範囲で、ある意味いいとこ取りをしてい...全文を見る
05月27日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第17号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず初めに、幾つか特許庁長官に確認をさせていただきたいんです。  本法案は、第三十五条三項を新設して、この分野では原始使用者帰属を認めるということだと思うんです。しかし、同条には一項、二項がありまして、依然としてこれについては基本的に...全文を見る
○藤野委員 これは、原則と言われる二十九条がしっかりあるわけですので、これとの整合性というのはやはり問われてくるというふうに思うんですね。  レクの段階では、原則としては、そういう契約や規則がある場合、こういう場合のあくまで例外だということが言われておりましたので、そこをやはり...全文を見る
○藤野委員 この点は、特許法全体の組み立てとの関係で引き続き追及したいと思っております。  次に、現行法でいえば法定対価請求権という形になると思うんですが、今度、相当の対価から相当の利益に変わるということで、どういう名前になるのかわかりませんが、いわゆる法定請求権、対価を抜いた...全文を見る
○藤野委員 これは、三項が適用されて、いわゆる原始使用者所属になる場合でも四項はしっかり生きているということだと思うんですね。  特許庁にお聞きしたいと思うんですけれども、ガイドラインというのが先ほど来話になっておりますけれども、これはお話にあるように手続に関するものだというこ...全文を見る
○藤野委員 でも、それはあくまで手続なんですね。  結局、担保する規定があるかという言葉については、それは担保する規定はないというお答えだと理解しております。担保するものがないということは、結局、相当の利益が合理的か不合理かということについて争いが起き得るということだと思うんで...全文を見る
○藤野委員 もう一点、簡潔にお願いしたいんですが、結局、このガイドラインというのは事実上の拘束力しかない、法的な拘束力はないと。当たり前のことですけれども、よろしいですか。端的に。
○藤野委員 事実上の拘束力かどうかだけ、もう一度お願いします。
○藤野委員 効果という言葉を繰り返されるんですけれども、その効果というのがくせ者で、ガイドラインに定めればいいんだと書いてありますけれども、先ほど紹介された特許小委員会の報告書を見ますと、「政府は、ガイドラインの策定にあたっては、研究活動に対するインセンティブについて民間における...全文を見る
○藤野委員 やはりこれはちょっと、非常に議論として珍しいといいますか、不思議な経過だと思うんです。  もう少しだけ紹介させていただきますと、この中間取りまとめといいますかこれまでの整理というものが出された後に開かれた審議会を読みますと、いわゆる企業が、先ほど言った五名の方から驚...全文を見る
○藤野委員 いや、全体を読めば読むほど不自然なんです。ですから、そういう意味で紹介したんですけれども、やはり私、これは特許制度そのものにかかわる問題じゃないのかなと思います。  といいますのは、先ほど紹介されておりましたけれども、私も重要だなと思うのは、すぐれた職務発明というの...全文を見る
○藤野委員 私がお聞きしたのは、その前にですけれども、私は別に今の現行水準以上のものを出すべきだとは言っていないんです。そういうことは言っておりません。相当の対価と言われる今のものと同等水準のもの、現行水準を切り下げるようなものになってはいけない、こういう質問なので、以上とは言っ...全文を見る
○藤野委員 私は逆に、現行法よりも、会社帰属になることによってやはり発明者の方にとっては不都合な例がふえてくるということを懸念せざるを得ないと思います。  最後になりますけれども、冒頭言いましたけれども、やはり二十九条を初めとする特許法全体としては原始発明者帰属なわけで、この原...全文を見る
05月28日第189回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  先日、伊方原発の審査書案が出されまして、この中で規制委員会としては技術的能力ということを審査されているわけですが、同時に、規制委員会として経理的基礎というものについても別途審査をされているというふうに思うんですね。経済面といいますか、技...全文を見る
○藤野委員 済みませんが、これは、設置の工事、あるいは今回でいえば再稼働の際の審査に準用されていると思いますので、そういう設置や再稼働の始まりのときだけで、運転のときとかそういうときにはこの経理的基礎の審査は行わないということでよろしいでしょうか。
○藤野委員 ありがとうございます。  きょう取り上げたいのは、この経理的基礎の審査の対象が狭過ぎるんじゃないかということなんですね。  技術的能力につきましては、この審査書にありますように、伊方でいえば四百二十七ページもあって、私も大変な苦労をして拝読させていただいているんで...全文を見る
○藤野委員 いずれやるんだという話ですけれども、この法律上でいいますと、この特定、いろいろな緊急室ですね、五年間の猶予があると。要するに、再稼働する審査以降二〇一八年まで、つくることが免除、免除といいますか認められている、そこまでにつくればいい。  ですから、事業者側としては、...全文を見る
○藤野委員 始めるときだけの費用は見て、運転中も見ないし、終わりのときも見ない。これでいいのかということなんですね。かつてはそう考えられたかもしれないし、今の法のたてつけはそうなっているのかもしれませんが、ここに、私はやはり問題があると思うんです。  もう一つおもしろいのが、こ...全文を見る
○藤野委員 所掌でないという御発言ですけれども、原賠制度専門部会、確かに始まりました。ただ、わずか一週間前なんですね、五月二十一日に第一回会合が開かれたばかりで、まさにこれからという段階です。しかも、彼らはデザインはしますけれども、チェックはしないんです。  所掌じゃないとおっ...全文を見る
○藤野委員 おっしゃるとおり、現行法のたてつけというのは私も認識をしております。  ですから、その上で、やはり現場の責任者として、現行法は不備だ、我々はもっと仕事をしろということで、そういう認識がもしあればお聞きしたい。  といいますのも、配付資料の二枚目の下を見ていただきま...全文を見る
○藤野委員 では、委員長の御認識をお願いします。  その前にお聞きしますけれども、原賠法の制度がどうなるかというのは関係ないんです、私の質問とは。問題は、それに基づいてどんな制度になるか知りませんが、国が一〇〇%見るよという極端な制度にならない限り、事業者に賠償責任があるわけで...全文を見る
○藤野委員 初めにも言いましたけれども、技術的能力についてはこれだけやって審査をされている。しかも、その前提は、過酷事故は起こり得るということなんだと思うんですね、あの福島の事故を受けて。過酷事故は起こり得る、そのもとでこれだけ審査をされているわけです。  経理的審査も規制委員...全文を見る
05月29日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第18号
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○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、特許法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  本法案は、職務発明に係る特許を受ける権利の原始的な帰属先を、発明を行った従業者から使用者へと百八十度転換しようとするものであり、容認できません。  特許法第二十九条は、産業上...全文を見る
06月10日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第21号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、原発事故と避難の問題を中心にお聞きをしたいと思っております。  全国保険医団体連合会という団体が、ことし二月、鹿児島、静岡、滋賀、佐賀の四県で医療介護施設にアンケートを行いまして、原発事故の際の避難計画についての対応などを調...全文を見る
○藤野委員 説明してというお話ですけれども、やはり現実はなかなかそういかないと思うんですね。  福島の実例を見ましても、NHKが「クローズアップ現代」で去年の三月五日に放送している番組を見ましても、福島の場合は、三月十二日の午前五時四十四分に、当時、十キロ圏内の住民への避難指示...全文を見る
○藤野委員 そのしかるべき場所というのが問題で、地方自治体には三十キロ圏外でしなくていいという方針なんですね。これにも書いてあります。このパブリックコメントに対する答えの中で、別二の六という場所に、「このため、今回の原子力災害対策指針の改定では、UPZ外におけるプルーム通過時の防...全文を見る
○藤野委員 結局、備蓄もしないでいい、けれども一定の場合には逃げてもらうよという基準だということが明らかになったというふうに思うんです。これではやはり非常に現場は不安に思っている。実際、保団連のアンケートでもそういう声が出ておりますし、お聞きしたある県の保険医協会の医師の方は、事...全文を見る
○藤野委員 私はギャップについてお聞きしたんですけれども、やはり物すごいギャップがあると思うんですね。国会で総理が、かなり緻密に決めてきた、もうばっちりだと言わんばかりの答弁をしているんですが、ことし二月の調査でまさにこれだけできていないという状況なわけですから、これは本当に大き...全文を見る
○藤野委員 まさにいろいろな災害でこういう状況が起こるわけですけれども、とりわけ原発というのは、まさにこの問題が最も過酷に厳しく問われる局面になるわけですし、そこで医療や介護に携わっている方々がそういう局面に立たざるを得なくなってしまう。屋内退避という方針は、そのことを職員に強い...全文を見る
○藤野委員 やはり、政府がそういう屋内退避という方針を出しているわけですから、そこで屋内退避ということは、介護される方はもちろんですけれども、医療や介護に携わる方を大前提としていると思うんですね。  その方々にも家族がいて、親や親戚がいるということも含めて、こうした問題は避けて...全文を見る
○藤野委員 説明ということなんですけれども、鹿児島の例だけでも、自治体等からの説明がないというのが百八十六に上っているわけで、結局、現場には何の説明もないというのが実態だと思うんです。  ですから、今説明とおっしゃったけれども、それが実際にはやられていないということですし、しか...全文を見る
06月17日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第23号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、各党理事の御理解をいただきまして、質疑時間を前回よりも若干長目にいただいております。ありがとうございます。  それだけ当委員会としても大事な法案だというふうに考えているということの反映だと思いますので、大臣の方にも真摯な御答...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  資料を配らせていただいておりますが、その一は、今累計をおっしゃっていただいたんですが、その各年度ごとの細かな中身、事業地ごとの中身を示しております。  中身を見ますと、発電機とかポンプとか制御機器とか蒸気発生器とか原子炉容器、メンテナンス...全文を見る
○藤野委員 今大臣おっしゃったように、単体としてもあるだろうし、全体としてのシステムも可能性としてはあると御答弁いただきました。まさにそうだと思うんです。今回、それに対応するために、さまざまな制度変更というのを行っているというふうにも認識しております。  そして、今、原発の話を...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  配付資料の二を見ていただきますと、ちょっと数字が粗くて申しわけないんですが、今御答弁いただいた数字が上の方の表に並んでおります。  その中身、三十社と言いましたけれども、資本金別に見たものが(3)という形で出ておりまして、一兆円以上のもの...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  今おっしゃったように、オーダーでいうと一桁ぐらい違うんですね。日本は、民間の保険というものよりも、公的保険でさまざまなリスクをカバーしている割合というのが全貿易保険の一〇・三一%に達しているということで、アメリカは〇・三二とおっしゃったと思...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  ですから、これも非常に日本は特殊なんですね。日本は公的保険のカバー率が非常に広い。つまり、保険の中でほかの国なら民間保険が見ているような分野や契約でも公的保険がカバーしている。にもかかわらず、その保険料というのは非常に安い。アメリカは〇・幾...全文を見る
○藤野委員 それは、二十八条に確かに予算の範囲内でと書いてありますので、予算ということですから国会の議決がある、それはわかっているんですが、現行法にあるようなこういう限度額という形での明確な、非常に明確な、金額まで指定した歯どめというのがなくなるということで、これはやはり今までと...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  そうなんですね。国立研究法人森林総合研究所というのがこの制度を持っているそうでありますが、いわゆる政府出資の特殊会社としては持っていないということであります。まさに唯一の機能がNEXIに与えられる。  特殊会社というのが今二十四個あるうち...全文を見る
○藤野委員 今二つのことをおっしゃって、それぞれがちょっとあれなんですけれども、まず前半の方について言えば、保険料をいただいているから民間に近いという趣旨なのか、ちょっとよくわかりませんでした。  先ほど、田嶋委員の質問でしたか、お答えになったように、NEXIの案件では、要する...全文を見る
○藤野委員 しかし、民間・民間ならわかるんですけれども、最終的に公的な負担制度も一緒につくってセットでやっているわけですから、そこはやはり普通の話ではいかないし、これはNEXIが出されている年次報告書でも、主な引き受けプロジェクトといっていろいろ個社名が出ているんですね。個社名を...全文を見る
○藤野委員 廃止するのはいいんですけれども、要するに、これからの貿易保険は何を担うべきかという議論をした上で、検証を経て、それにはお金がどれぐらい必要だねという議論ならまだわかるんですけれども、そうしたことがやはり国民には見えずに、一兆三千億円が丸ごと引き継がれる。全く理由がよく...全文を見る
○藤野委員 最後になりますけれども、大臣がそう言ってもやはり納得できないんですね。経済構造が変わっているもとで、なぜ輸出を応援するのかという議論をしっかり積み重ねた上ならわかるんですけれども、そういうものが全く見えない。見えないにもかかわらず、さまざまなリスクをNEXIが負う、限...全文を見る
06月19日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第24号
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○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、貿易保険法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  我が国の貿易保険は、質疑で明らかになったように、資本金百億円以上の巨大企業上位三十社が保険利用の八割を占めており、諸外国に比べ格段に安い保険料など、メ...全文を見る
07月01日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第25号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  この法案につきましては、私たち日本共産党も賛成の立場で臨んでおります。  その上で、きょうは、地方公共団体における官公需の重要性と、それを応援していく国の姿勢のあり方といいますか、そういったものを質問させていただきたいと思っております...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  今おっしゃっていただいたように、発注事例集を私も見せていただきまして、やはりなかなか参考になると思いました。  私が今紹介した小規模工事登録制度も、北海道恵庭市と東京都調布市のものが紹介されております。それをネットにまとめた官公需情報ポー...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  最後になりますけれども、おっしゃった、災害の最後のとりでということも本当にそうだと思いますし、やはり日常的に官公需を使って小規模業者を育てておくことが、いざというとき、あるいは日常の安心にもつながると思いますので、本法案でしっかり手当てして...全文を見る
07月03日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第26号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうはコンビニの問題についてお伺いをしたいと思っております。  今や私たちの生活になくてはならないインフラということで、私も一日に一回は必ずお世話になっているような状況でありますけれども、そのコンビニで今人手不足が大変深刻な問題にな...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  御指摘のとおり、九割が何らかの人手不足を感じているということで、大変深刻だというふうに思うんです。  問題は、なぜこうなっているかということで協会の会長さんが幾つか指摘されていたわけですけれども、一つは、やはりコンビニ大手が大量に出店戦略...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  まさに経済的にも社会的にも多様な役割を果たされている、総合生活産業と言ってもいいような状況だと思うんですが、そのコンビニが人手不足にあえいでいて、本当にそれではコンビニに期待される今言ったような役割が果たせない。それどころか、もっとひどい状...全文を見る
○藤野委員 今御指摘があったように、家族でやらないといけない。人手不足以前と言いましたけれども、人手不足だから家族がやらないといけないという側面もあって、お話を伺うと、店舗に寝袋を持ち込んで仮眠をとって勤務しているという例もあるそうで、やはり深刻な人手不足状況が背景にあると思うん...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。そのとおりだというふうに思うんですね。  概要でいいますと、その三つおっしゃったうちの二つ目を強調されていまして、冠婚葬祭等とおっしゃいましたが、要するに本部から派遣する。これは業務代行制度ということで、この報告書にも書かれておりまして、それを...全文を見る
○藤野委員 私は、これはやはりおかしいと思うんですね、率直に言って。頑張れば頑張るほど本部に持っていかれる。頑張れば頑張るほど自分の、オーナーの取り分がふえるんなら、これは本当にウイン・ウインだと思います。しかし、それはウイン・ウインじゃないですよね。頑張ったら、そこに行かずに本...全文を見る
○藤野委員 これは、経産省自身が設置した研究会でも人手不足問題が指摘されております。  私、なぜそういう認識が出てくるかといいますと、この研究会には加盟店のオーナーが一人も入っていないんですね。先ほど言ったように大手の社長は入っております。ですから、どうしても本部目線になって、...全文を見る
○藤野委員 いや、ですから、加盟店のオーナーがメンバーに入っていて、その方がそうおっしゃるならまだいいですけれども、本部しか入っていなくて、本部は加盟店に社会保険とか労務管理を丸投げなんです。ですから、そういう中で声がなかったなんというのは、本当に実態を踏まえていない。私、ちょっ...全文を見る
○藤野委員 最後になりますので終わりますけれども、こういう研究会を立ち上げていらっしゃるわけで、これは貴重な研究会だと思うんですね。こういうものが既に経産省にあるわけですから、コンビニそのものに特化した研究会であります。コンビニの社会保険の問題をやはりこういう研究会がつかんで対応...全文を見る
07月31日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第29号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今回の案件は、北朝鮮を外交のテーブルに着けるというか、対話のテーブルに着かせるということが私たちとしては大変重要な目的だというふうに思っております。  しかし、対話という点につきまして、最近、北朝鮮で重大な発言が繰り返されていると認識...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  今御答弁いただいたように、包括的共同作業計画、JCPOAというのを高く評価するということでありまして、私もこれは大いに注目をしているところでもございます。  これは宮沢大臣にもお聞きしたいと思うんですけれども、この合意を大臣としてはどのよ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  まさにイランも切迫した状況であるけれども、外交そして対話によってこうした一つの道が切り開かれようとしているということで、大いに注目して、日本政府としても努力をされるというふうに先ほど答弁いただきましたので、大いに頑張っていただきたいというふ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。当然だというふうに思うんですね。  この時代、二〇一一年という時間の問題もあるとは思うんですけれども、やはり北朝鮮を対話のテーブルに着かせようというときに、まるで潜在的な核抑止力を外交カードとして考えているというようなことがメッセージとして伝わ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  今御答弁いただいたように、二〇一三年の国連総会で日本政府は初めてこの共同声明に賛同されたということで、私も注目をいたしました。それまでのさまざまな、例えば二〇一二年の総会ではそこまで日本政府は踏み込んでいなかったわけですけれども、二〇一三年...全文を見る
○藤野委員 そうした北朝鮮のおかしさも含めて、ただ、やはり唯一の被爆国である日本がそうしたことをいろいろな形で発信していくことが大事だというふうに思いますので、その努力を求めまして、私の質問を終わります。
08月28日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第30号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  八月十一日に川内原発一号機が再稼働されまして、この再稼働の後の世論調査でも、反対が多数という状況は変わっておりません。共同通信では五五・三%が反対、読売新聞の世論調査でも五八%が反対。まさに多くの国民の意思に反して再稼働が強行されたとい...全文を見る
○藤野委員 福島以前に戻る、何もそのまま戻ると言っているわけではなくて、あれだけの事故があったにもかかわらず再稼働するということで、そのことを問題にしているわけです。  そして、私の質問をちょっとお聞きになっていなかったかもしれませんが、どういった趣旨からこうした制度を検討され...全文を見る
○藤野委員 原発依存度を低減していくという趣旨からすれば、当然のことだというふうに思います。  そして、そういう趣旨からしますと、今回、事業費という形なんですけれども、私は、そういう単年度の、しかも、事業に対する、ある意味ちょっと限定された形ではなくて、交付金制度のあり方そのも...全文を見る
○藤野委員 質問にお答えになっていないわけで、これはインセンティブがどうなのかということをお聞きしました。  時間の関係もあるので言いますけれども、要するに、再稼働すればもらえるのがふえる、しなければ減るというわけですから、明確にインセンティブとしては再稼働を促進するということ...全文を見る
○藤野委員 おっしゃったとおり、配慮はしていますね。しかし、私が質問したのは、廃炉という観点から、単なる配慮、配慮と廃炉、似ていますが、配慮じゃなくて交付金制度そのもののあり方を抜本的に見直すべきだという質問なんですね。  先ほど公平だみたいなことをおっしゃいましたけれども、原...全文を見る
○藤野委員 私が聞いたのはそういうことではなくて、原因物質がある限り被害というのは出続けるんだと。この点についてそのとおりだと思われませんかという質問です。もう一度お答えください。
○藤野委員 結局お答えになっていないわけですね。原因がある限り損害や被害は出続ける、これは中小企業団体中央会の指摘であります。そのとおりだと思うんですね。いろいろ周知徹底してもその原因物質がある限り被害はなくならない、出続けるということでありますから、二年で打ち切りではないという...全文を見る
○藤野委員 株主ということをおっしゃるんですけれども、ではあえてお聞きしますけれども、この東電の最大の株主は誰でしょうか。
○藤野委員 株主ということでいえば、原子力損害賠償・廃炉等支援機構が五四・六九%、半数以上を持っているわけですね。しかも、この原子力損害賠償・廃炉等支援機構を担当する大臣、これは宮沢大臣ですよね。  ですから、株主、株主とおっしゃるのであれば、まさに大臣がイニシアチブを発揮して...全文を見る
09月03日第189回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、先月の九日、十日と福島県に行ってまいりまして、十日には第一原発にも入って視察をしてまいりました。そして、直前には、第一原発で働く労働者の方からもお話を伺ってまいりました。  きょうは、この生の声に基づきまして幾つか質問したいと思...全文を見る
○藤野委員 本当に厳しい環境だというふうに思うんですね。  私も構内に入りまして、二回目だったんですけれども、びっくりしましたのは、道路とか斜面とかをモルタルやコンクリートで舗装している。要は雨がしみ込んで地下水にならないようにということなんですが、何といいますか、それも大規模...全文を見る
○藤野委員 今、委員長からお話がありました。被曝限度につきましては私たちはまた考え方が違いますけれども、労働環境の改善についてという点については私は大事な指摘だと思います。  今も委員長からありましたマスクの問題、私も現場で労働者からお聞きをいたしました。ちょっと具体的に提案し...全文を見る
○藤野委員 私の質問は、今のマスクじゃなくて、もっといいマスクがあるじゃないか、一つ四万五千円ぐらいなんだから、そういうものが全部行き渡るようにしたらどうかという質問なんです。質問のお答えになっていないし、ちょっと時間があれなので、ぜひ検討していただきたい。それぐらいの予算はある...全文を見る
○藤野委員 八月八日はそうなんです。  では、八月一日とかあるいは二十二日の事案はどうですか。
○藤野委員 そういう見解をおっしゃると思いましたけれども、そういうこと自身がやはり問題だと思うんです。  あるいは二〇一五年一月十九日あるいは二〇一四年三月二十八日、土砂崩れや天井から落ちた、こういう事案では監視員はいなかったというふうに事前のレクで伺っております。  ですか...全文を見る
○藤野委員 どういうふうに違うんでしょうか、具体的に、端的に。
○藤野委員 これは通告してあったんですけれども。  要するに、全体として、法令では決まっていないと。東電として、全体として、そういう内規はないけれども、火気を扱う、要するに火の気を扱う業務については監視員を置くというふうに伺っております。  私は、今ばくっとおっしゃいましたけ...全文を見る
○藤野委員 協力会社との関係というのは当然で、このガイドラインでも、協力会社についても別に記載をされております。ただ、冒頭は東京電力におけるそういう責任者とか体制ということが指摘されているわけで、これはやはり重く受けとめるべきだというふうに思うんですね。  そして、また論点はあ...全文を見る
○藤野委員 最後になりますけれども、そういう意味では、労働環境改善といった場合に、その方が住まわれている地域、つまり、一F構内だけじゃなくて周辺全体をやはり復興していかないといけない。その意味で、東電任せにせず、政府を挙げた対策というものを求めまして、私の質問を終わります。
12月04日第189回国会 衆議院 経済産業委員会 第32号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  先ほど来触れられておりますけれども、我が党を含む野党共同で、憲法五十三条に基づいて臨時国会の開催を求めております。安倍内閣が応じない、これはもう明確な憲法違反であって、強く抗議をしたいと思います。そして、改めて臨時国会の開催を強く求めた...全文を見る
○藤野委員 重ねて、外務省にも確認したいと思います。  一九九九年、日米の合同委員会におきまして、原発関連施設などの上空で米軍機の飛行を回避するということについての合意がなされております。こちらで読み上げますと、「在日米軍の航空機は、原子力エネルギー施設や民間空港などの場所を、...全文を見る
○藤野委員 要するに、日本政府も、そして日米両政府も、原発の上空は航空機を飛ばさないということで通知や合意を重ねてきたということであります。  しかし、大臣、これは現実には全く守られていないという状況が続いております。  資料をお配りさせていただいておりますが、一枚目から三枚...全文を見る
○藤野委員 私の質問をちょっと繰り返しますと、そういう質問ではなくて、伊方原発に四〇%集中している。ほかの原発は、私も六ケ所再処理工場に行きましたけれども、あそこもすごいんですね。視察中、すごい爆音がずっとしている。何ですかと聞いたら、三沢基地があって、射爆場というのがあって、始...全文を見る
○藤野委員 そのことはまた後で聞きたいと思うんですが、要するに、お答えにならない。  私は、これは上空の飛行という点でいえば、伊方は最も危険だし、だからこそ対応が必要だというふうに思っております。  この問題というのは、二年前に当委員会でまさに我が党の塩川鉄也議員が質問してお...全文を見る
○藤野委員 わからないということなんですが、大臣、この確認票、資料の四枚目を見ていただきますと、日時もわかっているし、時間まで分単位でわかっております。飛んできた方向も、南から北へ行ったということもわかっている。写真も撮られている。  岩国基地に所属する自衛隊機で、四つのプロペ...全文を見る
○藤野委員 やはり、私は危機感の問題は指摘せざるを得ないと思うんです。これは大変危険な状況です。  伊方だけではなくて、これを見ますと、川内原発では一号機と二号機のタービン建屋を突っ切って飛行しているとか、玄海原発では一号機と二号機の原子炉の真上を飛行しているとか、東通では原子...全文を見る
○藤野委員 今、大変重要な答弁をいただきました。実態がどうなのかは、調査を含めて対応したいと。(林国務大臣「検討する」と呼ぶ)これは、本当に私もお願いしたいと思うんですね。やはり実態調査、これだけの資料がありますけれども、あくまで電力会社が、気づいたといいますか、電力会社からの申...全文を見る
○藤野委員 ぜひ、これは検討していただきたいというふうに思います。  原発再稼働につきましては、先ほど来他の委員からもありましたけれども、やはりいろいろな問題があります。避難計画の問題、あるいは活断層の問題、住民合意の問題、いろいろありますけれども、この上空を飛行するという問題...全文を見る