藤野保史

ふじのやすふみ

比例代表(北陸信越)選出
日本共産党
当選回数2回

藤野保史の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第193回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  質問に先立って、新潟県糸魚川市の大火で被災されている方々に心からお見舞いを申し上げます。  私は、大火直後の十二月二十五日に現地に入りました。県知事初め地元の方々が強く求めていた被災者生活再建支援法が適用されることになりましたが、被災...全文を見る
○藤野委員 パネルを見ていただきたいと思います。いわゆるハイジャック防止条約、航空機不法奪取防止条約など十三本、日本は締結をしております。政府はあたかも日本がテロに対して無防備であるかのように言うわけですが、これだけの条約を締結し、国際社会と連携してテロ対策を行っている。  ま...全文を見る
○藤野委員 それだけの重大犯罪についての未遂以前の処罰規定がある。これに加えまして、日本はアメリカと違って、いわゆる銃や刀剣の所持自体が禁止をされております。さらに、サリン等も所持自体が禁止をされている。  これを確認した上で、総理にお聞きしたいんですが、二十六日の当委員会で総...全文を見る
○藤野委員 いや、私が聞いているのは、爆発物を使おうと共謀した段階で共謀罪があると言っているんです。ですから、今私が聞いているのはいわゆるハイジャック予備罪に当たるのかではありませんし、私が聞いたのは、そういうことを爆発物取締罰則の共謀罪や凶器準備集合罪で取り締まることができると...全文を見る
○藤野委員 いや、ですから、裁判官のところは私も認めました。私がお聞きしたのは捜査段階のことであります。捜査段階について、そこはやはり捜査機関が捜査を行う、これで間違いありませんね。これはちょっと、端的に。
○藤野委員 つまり、捜査機関が行うということであります。  それで、これをどうやって判断するのかにつきまして午前中の質疑で、階委員の質疑におきまして、今後の盗聴法の適用が否定されなかった、拡大がですね、こういうこともございました。そうしたこととあわせて、きょうは組織的犯罪集団に...全文を見る
○藤野委員 要するに、三つに限られるわけではないと。つまり、これは例示にすぎないというふうにおっしゃいました。例示にすぎないと。  こういうことになりますと、テロとかあるいは暴力団、薬物密売組織、いわゆる捜査機関があらかじめ把握している、わかっている集団には限られない、捜査機関...全文を見る
○藤野委員 いや、重大な犯罪を目的とするとかおっしゃいますけれども、しかし、その重大な犯罪かどうか、先ほど緒方委員からも指摘がありました。定義が明らかでないし、今その解釈を変えようとしているけれども、その理由もこの委員会ではっきり述べない。結局、何の限定にもならないわけです。まさ...全文を見る
○藤野委員 そうなんです。一貫した定義は国際的にないということであります。  では、法務大臣にお聞きしたいんですが、麻薬密売組織の定義というのはあるんでしょうか。
○藤野委員 だから、検討していると、国民にはこれでイメージしてほしいと例を挙げられたわけです。例というのはそういうものです。  それで、今お聞きしたのは薬物密売組織の定義。本当にさっきの定義でいいんですか。なりわいとしている、これは本当にそうなんですか。もう一回お答えください。
○藤野委員 この問題は、刑罰の対象になるかどうか、人権がかかった大問題であります。その問題を議論しているときにこの三つの例を挙げられた。そして、これが組織的犯罪集団だと限定されているとおっしゃっているわけです。ですから聞いているんです。そうしたら、全くわからない。三つ挙げて、その...全文を見る
○藤野委員 総理、これは全然違うんです。  この号の九ページをちょっと紹介しますと、こう書いてあるんですね。警察では、原子力災害や原子力関連施設に対するテロの脅威に的確に対応するため、関係機関との連携、情報収集、警戒警備を強化していますと結んでいるわけです。警察庁は、あまたある...全文を見る
○藤野委員 大臣、恐縮ですけれども、恐らく読まれていないと思うんです。  ここに現物がありますけれども、原発が特集されているんです。特集されていて、これが始まりで、そしてその最後のところで、あまたある団体を見た後に、最後に、先ほど言った、原子力関連施設に対するテロの脅威に的確に...全文を見る
○藤野委員 私は、こういう一般の方々が対象になっているということに関連して、総理に一つお聞きしたいというふうに思っております。  総理は、組織的犯罪集団に限定されるんだ、こうおっしゃるわけですが、同じ説明が戦前、治安維持法をめぐっても行われていた、このことを御存じいただいている...全文を見る
○藤野委員 全く質問に答えていないんですね。  私は、違うかどうかなんて聞いておりません。その前提として、治安維持法そのものについての総理の認識を聞いているわけです。思想、良心の自由、こういうものを考える際のまさに原点中の原点が私は治安維持法だと思います。これについてどういう認...全文を見る
○藤野委員 聞いていることには答えずに、聞いていないことをずっとずっとしゃべらないでいただきたい。  この戦前の歴史があるからこそ今の憲法があるわけです。  総理、日本国憲法十九条は、世界の憲法にない思想、良心の自由という規定をわざわざ設けております。あるいは三十一条から四十...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、テロやオリンピックを口実にして物言えぬ監視社会をつくっていく、共謀罪はまさにその仕上げともいうべき違憲立法であります。しかし、国民はこうしたごまかしを絶対許さない。  日本共産党は、共謀罪を断固廃止するために国民とともに全力を尽くす。この決意を申し上げ...全文を見る
02月17日第193回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、共謀罪について質問をいたします。  金田法務大臣は、六日夕刻、「予算委員会における「テロ等準備罪」に関する質疑について」と題する文書を記者クラブに配付しました。文書は、それが基本的な政策判断にかかわるものであれ、具体的な法律論に...全文を見る
○藤野委員 我々国会議員の大事な役割は、法案が出ていようが出ていまいが徹底的に審議をして、国民の前にその問題点を明らかにすることであります。法案が出ていないから審議するななどということは絶対に許されない。きょうも、共謀罪の問題について徹底的に議論をしたいと思います。  政府は、...全文を見る
○藤野委員 今答弁がありましたように、国連はこの十四本がテロ防止条約だと言っている。指定している、分類しているわけであります。  重ねて外務副大臣にお聞きしたいんですが、この十四本の中に、TOC条約、これは含まれているんでしょうか。
○藤野委員 ちょっと驚きましたが、こちらにありますように、いわゆる国際組織犯罪防止条約、TOC条約、今回の共謀罪の担保する条約の方ですが、これは国連が言うテロ防止条約には入っていないわけですね。これは大変重要なことであります。政府はTOC条約はテロ防止条約であるかのように言ってき...全文を見る
○藤野委員 聞いていないことを長々としゃべるのはやめていただきたい。定義は、最後のほんの一部であります。  そして、テロ防止条約、国連が指定しているものは、あなた自身がこの十四本とおっしゃいました。そして、この十四本にはTOC条約は入っていないんです。何を言っているんですか。 ...全文を見る
○藤野委員 金田大臣は、この南野大臣の答弁、同じ立場なんでしょうか。
○藤野委員 一体何を聞いていたのか。今まで、国連自身がこのTOC条約はテロ防止条約ではないと。実際、その定義もテロとは関連づけられていないということを確認してまいりました。  もう一回お聞きします。  二〇〇五年の段階で、南野法務大臣当時は、その立場に立って、国連立法ガイド二...全文を見る
○藤野委員 ちょっと、今のはどういう意味ですか。純粋に政治信条やいわゆる経済的利益以外でテロを起こすことはない、そういう意味ですか。
○藤野委員 全くお答えになっていないんです。  二〇〇五年の南野大臣の立場と同じかどうかということを聞いているんです。大臣、イエスかノーか。
○藤野委員 目標が純粋に非物質的利益にあるテロリストグループや暴動グループは原則として組織的な犯罪集団には含まれない、こういうことでよろしいですか。
○藤野委員 前半ずっと確認してきましたように、国連自身が十四本のテロ防止条約を指定している、しかし、その中にTOC条約は入っていないんです。そして、TOC条約が入っていないもとでどういうふうに定義をしているか、犯罪集団について。それは、純粋なテログループは含まれないというふうに国...全文を見る
○藤野委員 全く同じことを言っていて、答えていないんですが、例えば二月六日の答弁では金田大臣はこうおっしゃっています。政治的な主張に基づくテロ行為、これはまさに純粋なというものですね、政治的な主張に基づくテロ行為も含めて、TOC条約五条の考え方、私どももそういう思いで成案を検討中...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、見てきましたように、要するに、このTOC条約は国連自身が、あえて、議論の結果、テロ防止条約から外したわけであります。そして、同条約に基づいて、そうした国連の立場と同じ立場で前回の共謀罪の議論は法務大臣が答弁をしていた。これを全て無視して、テロ対策だ、...全文を見る
02月27日第193回国会 衆議院 本会議 第7号
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○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、二〇一七年度一般会計予算外二案に対して、反対の討論を行います。(拍手)  反対理由の第一は、本予算案が、アベノミクスの行き詰まりのしわ寄せを国民に押しつけ、暮らしを痛めつけるものになっている点です。  安倍総理は、全国津々浦々で好循環...全文を見る
03月08日第193回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  大臣は、所信表明の中で、テロ等準備罪の創設などを含む法案をできる限り早期に国会に提出できるよう目指してまいりますと述べられました。テロ等準備罪という言葉をあえて使われた。これを聞いた国民は、この法案はテロ対策なんだな、そういう印象を受け...全文を見る
○藤野委員 今、必要に応じてと大臣はおっしゃいました。この必要かどうかというのは誰が判断するんでしょうか。
○藤野委員 国会との関係と今おっしゃいました。私たちは、選挙で選ばれた全国民の代表であります。憲法四十三条にも規定されている。国民の代表として、行政府をチェックする役割を私たちは担っているわけであります。  そこで、今大臣は国会とおっしゃいましたが、国民の代表である我々国会議員...全文を見る
○藤野委員 いや、今、成案を得た後の話をしておりますし、国民の視点ということであれば、国民は、まさにこのテロという文言が原案にあったのかなかったのか、それがその後の与党協議を通じてどうなったのか、大変大きな関心を抱いている。だから、私たちは、その代表者として大臣にお聞きをしている...全文を見る
○藤野委員 そう言われると、ちょっと戻っちゃったので、もう一回聞きたいんですが、私たちは国会議員として、大臣がおっしゃったような国民の視点で聞いているわけです。この国会議員の質問は必要だ、答える必要があると思われるんですか、思われないんですか。では、この点だけお答えください。
○藤野委員 何だか、やはりあの文書のときに戻ったなと。  要するに、国会議員は国民の立場で質問するわけですね。その国会議員の質問に対してまともに答えようとしない、そういう姿勢が今も私はあらわれていると感じざるを得ないわけです。  必要に応じてとおっしゃるのであって、しかも国会...全文を見る
○藤野委員 大臣、私が聞いたのは、法務大臣の、TOC条約、いわゆる国際組織犯罪防止条約についての解釈なんですね。条約はというふうに言っているんですよ、南野大臣は、「条約に言う「組織的な犯罪集団」には当たらない」と。そのときの具体的法案とかこれからの提出予定法案とかじゃなくて、条約...全文を見る
○藤野委員 では、二月十七日の答弁を変えられるということですか。同じでなくなる可能性があるということですか、大臣。
○藤野委員 では、聞き方をちょっと変えてみますけれども、二月十七日のとき、大臣はこうおっしゃっているんですね、私の質問に対して。仮に、純粋に精神的利益を得る目的のみで行われるものがあるとすればという仮定の話でありまして、そのようなテロが現実にあることを認めた趣旨ではない、こう答弁...全文を見る
○藤野委員 確かに、その後にこうおっしゃっているんですね。現実には、組織的犯罪集団がテロを含めた組織犯罪を行うに当たって、純粋に精神的な利益を得る目的のみで行うことは想定しがたいと。想定しがたい、こうおっしゃったわけですね。  性質上、組織的犯罪集団に関与することが現実的に想定...全文を見る
○藤野委員 それは二月十七日の答弁ですか。それですと、二月十七日の場合は、現実にはと私におっしゃいました。現実には想定しがたい、これは間違いないですね。
○藤野委員 それで、これは、要するに二〇〇五年の答弁には出てこない言葉なんですね。同じテロというものに関することなんです。今回は六百七十六から二百七十七、限定していくなんという話もあるわけですが、大臣、この想定というのは、テロの中で、現実に想定されるものとそうでないものがある。 ...全文を見る
○藤野委員 通常あり得るかどうか、これは誰が判断するんですか。
○藤野委員 一概に申し上げられないと。それによって処罰にかかわる犯罪を規定しよう、こういうことなんでしょうか。  大臣、私が聞いたのは、純粋なテロが含まれるかどうかということなんですね。それについて大臣は、通常想定しがたいとおっしゃいました。純粋なテロが通常想定しがたいというの...全文を見る
○藤野委員 改めて確認しますけれども、二〇〇五年には、南野大臣は全くそういう限定をしておりません。大臣は今回そういうことをおっしゃっているわけですけれども、これはやはり答弁を変えたということでよろしいんですか。
○藤野委員 これは、TOC条約がテロ防止条約なのかどうなのかにかかわる大問題でありまして、それの担保法である本法案がその担保法たり得るのかにかかわる重大問題なんです、大臣。  南野大臣は、純粋なテロは含まれないと言っているんです。つまり、TOC条約は本来的には、それは関連はある...全文を見る
○藤野委員 では、要は、南野大臣の答弁と金田大臣の答弁は違うわけです。変えられるわけですね。変えられるなら、変える理由を御説明ください。
○藤野委員 いやいや、もう一回、南野大臣の答弁を読みますね。「純粋な精神的な利益のみを目的として犯罪を行う場合には、この条約に言う「組織的な犯罪集団」には当たらない」、何の留保もありません、大臣。何の留保もないんです。「純粋な精神的な利益のみを目的として」というだけなんです。 ...全文を見る
○藤野委員 では、もう一つ、別な角度からお聞きします。  特定秘密保護法で、テロリズムという定義はどうなっていますか、大臣。
○藤野委員 わかりませんか、後ろ。十二条二項の一号です。
○藤野委員 そこは、通告はあれとしまして、では、こちらで紹介させていただきます。法文をそのまま読ませていただきます。「テロリズム(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊する...全文を見る
○藤野委員 私の質問は、大臣自身が、きょう、特定の主義主張とおっしゃったんですね。  では、私に対する答弁はいいとしましょう。現行法上、政治上のとあるわけです。これとの違いは何ですか。
○藤野委員 何だかさっぱりわからないんですが。  では、ちょっとまた別の聞き方をしますが、政治上であれ、特定のであれ、テロというのは、大臣の中では、想定されるものと想定されないものがある、こういうことですか。
○藤野委員 今のはちょっと重大な答弁だと思いますよ。  大臣、テロの中に、現実で想定されるものとそうでないものがある、こういうことですか。もう一回お答えください。
○藤野委員 現実にというのの意味がよくわからないんですが。想定もわかりませんけれども。  要するに、人を刑罰の対象にしようという、そのまさに定義にかかわる問題で、現実にとか、想定とか、こんなことを使っていいんですか、大臣。
○藤野委員 これは本当に重大な問題だと思っていまして、やはり曖昧であってはいけない、人権侵害につながるということなわけですね。  テロについて、含むか含まないか。南野大臣は、純粋なテロについては含まないと明確に言っているわけです。それに対して金田大臣は、現実に想定とか、よくわか...全文を見る
○藤野委員 いや、だから、その成案をつくるプロセスの話をしているんです。時の政権が、現実に想定とか想定でないとか、勝手に決めて別表なんかをつくっちゃって、どうするんですか。私はその物差しを聞いているんです。別表がどうなるか、成案がどうなるか、その前提として、大臣は現実に想定とおっ...全文を見る
○藤野委員 この点については、引き続き質問をしていきたいと思います。その犯罪のリストが出て、それが現実的に想定というのはそれぞれどういうことなのかとかですね。いずれにしましても、刑罰法規にかかわる重大な問題であります。この刑罰法にかかわる基本的な認識についても大臣にお聞きしたいと...全文を見る
○藤野委員 私は、横浜事件だけについて聞いているわけではありません。その御遺族の方ももちろん今も闘っていらっしゃいますが、それ以外にも、要するに、治安維持法のもとで理由なく逮捕、投獄され、自白を強要され、それを不当だということで国家賠償を求めることを初め、さまざまな方が今も苦しん...全文を見る
○藤野委員 ちょっとお答えいただきたいんですが、要は、今も苦しんでいる、昔の話じゃないんだ、今の話なんだ、こういう認識があるかどうかということなんです。大臣、お願いします。
○藤野委員 これは訴訟だけじゃないんです。立法措置を求めているんです。私たちは求められているんです。国家賠償する特別措置をつくってくれという請願を毎年いただいているんです、大臣。  ですから、私の質問の趣旨は、訴訟がどうとかそういうことではなくて、昔の話ではないんだ、今も続いて...全文を見る
○藤野委員 法務大臣というのは、刑罰にかかわる法規も担当されるわけですね。九十年以上前にできた、治安維持法が施行されたのは一九二五年です。九十二年前にできたたった一つの法律が、それによっていまだに苦しんでいる方を多く生んでしまった。  そういう一つの法律、刑罰にかかわる法律がこ...全文を見る
○藤野委員 私たちは今、刑罰法規を変える、しかも、先ほど来指摘がありますように、刑法の大原則である罪刑法定主義や行為主義、これに深く関係する、危うくする法律をつくろうとしているわけですね。これがどれほど多くの人の人生に影響を与えるか。これは、私たち国会議員、とりわけ法務委員は、立...全文を見る
○藤野委員 今御答弁いただいたとおりであります。  つまり、破防法の場合は、まず団体についての調査があって、それを団体に通知して、団体からの弁明、いや、私は違うんだという弁明を聞いたりして、その上で審査が行われ、それが団体に当たるかどうかという決定が行われるということで、決定さ...全文を見る
○藤野委員 団体規制ではないということを確認いたしました。  団体規制の場合は、まず、その団体が当該法律の予定する団体に当たるかどうかが問題になる。つまり、法適用の一番最初でその団体の性質が問題になるわけですね、その集団の性質。問題は、今回の法案はそれとは違うということでありま...全文を見る
○藤野委員 ですから、当該事案の時点ということなんですね。  いわゆる団体規制の場合、一番初めです、事案が起きる前から団体がその対象になるかどうかが決まる。ここから調査が始まっていきます。しかし、共謀罪の場合はそこじゃないんです、まさに事案。ですから、団体の性質以前に、二、三人...全文を見る
○藤野委員 いや、私が聞いたのは、先ほどの答弁で、当該事案の時点だとおっしゃいましたね、一変するかどうかというのは。事案の時点ですから、集団が生まれた時点じゃないわけです。事案が嫌疑の対象だということと私はイコールだと思うんですが。前者は当該事案とおっしゃいました。それを、具体的...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますけれども、これは団体規制でないとおっしゃいました。ですから、その嫌疑というのは団体に対する嫌疑じゃないんですね。事案とおっしゃいました。事案に対する嫌疑なんです。  ですから、やはり今回の法案は、二、三人、あるいは複数の人が話し合っているということをま...全文を見る
03月21日第193回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  政府は、きょうの閣議で共謀罪法案を閣議決定いたしました。断固抗議するとともに、撤回を厳しく、強く求めたいと思います。  私は北陸信越ブロックから選んでいただいているわけですが、例えば長野県では、須坂市、千曲市、御代田町、栄村など県内十...全文を見る
○藤野委員 一条の目的には、法案の目的にはテロリズムという文言は入っていないということであります。  これはなぜなのか。私は、この法案がTOC条約の担保法である、その大もとのTOC条約の性質、そしてそれを担保するという法案の性質から見れば、テロリズムという文言が入らなかったのは...全文を見る
○藤野委員 いや、ですから、私も、関連性も認識しておりますし、起草当時の議論もずっと研究してきました。しかし、その議論の結果、明確にテロとは区別して国連はこの条約を採択したということなんですね。  ですから、私は、今回の法案の目的にテロリズムという文言が入っていないというのは、...全文を見る
○藤野委員 その意味を聞いているんですが。
○藤野委員 では、その区別の基準は何なんでしょうか。
○藤野委員 ちょっとよくわからないんですが。  では、ちょっと別の角度から聞きます。今度、対象犯罪の数を絞り込んだということでありますが、この絞り込む際の基準は何なんでしょうか。
○藤野委員 では、テロの方に戻りますけれども、要するに、現実的に想定されるものと想定されないテロの基準が可能性ということになりますと、この区別はどういうふうにされるわけですか。可能性とおっしゃいましたが、もう少し御答弁ください。
○藤野委員 ちょっとよくわからないんですね。  これはまた今後聞いていきたいと思うんですが、二〇〇五年の南野法務大臣の答弁では、純粋なテロは含まないと明確に答弁されておりまして、それが、では可能性があるものは含むのかどうなのか、要するに、答弁を変えられるのかということにかかわっ...全文を見る
○藤野委員 いや、ですから、他の犯罪と同じかどうかは別としまして、その捜査の過程で、今回の最高裁が指摘したような私的領域に侵入されることのない権利との衝突が問題になってくる、こういう認識でよろしいですかという質問です。
○藤野委員 質問にお答えにならないんですが、適正な捜査とおっしゃいますけれども、このGPSをめぐって何が問題になっていたか。  これは、最高裁が指摘するように、プライバシーを著しく侵害するおそれがある捜査方法なわけであります。ところが、令状も要らない、任意捜査だと位置づけて、つ...全文を見る
○藤野委員 つまり、このGPS捜査をやったとしても、被疑者の取り調べでそれを使ったことは明らかにしない、被疑者に教えない、捜査書類にはそのことを書かない、事件広報の際にも公にしないということで、言うな、残すな、知らせるな、まさに運用そのものを知らせない。事実上隠蔽を全国の警察にこ...全文を見る
○藤野委員 しかし、今でもこうやって保秘の徹底ということをずっと言ってきたわけですね。今回、控えるように周知すると言いますが、控えるようになる担保というのを何か制度としてつくられるんでしょうか。
○藤野委員 いや、ですから、担保する制度はなくて単に徹底するということでは、現状がまさに恣意的運用そのものなわけで、しかも、それを隠すといいますか、教えない、記載しない、公にしないという運用がずっとやられてきて、それが「控えられたい」というだけで改まるという方が私はおかしいという...全文を見る
○藤野委員 やはりそれでは何の担保にもならないというふうに思います。  現在、警察はGPS捜査をしているかどうかを検察にも知らせていないわけですね。ですから、裁判で弁護側から反証を出されて検察官がびっくりするというケースまで生まれているわけで、そういう点では、チェックする仕組み...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、私が聞いたのは任意捜査の問題でありまして、令状のチェックなどというのは別の世界であります。  この共謀罪は、GPS捜査と同じく実行着手前や結果発生前の捜査ということでありますから、今後も厳しくこの問題を指摘していきたいと思います。  終わります。
03月22日第193回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、裁判所法についてきょうお聞きしたいと思います。  本法案は、法曹人材確保の充実強化を図るために、司法修習生に対し修習給付金を支給する制度の創設などを行うものであります。  司法修習制度は、国が責任を持って法曹三者を統一的に養成...全文を見る
○藤野委員 今、法曹の一元という言葉もありましたけれども、戦前、明治憲法のもとで司法権は天皇に属しておりました。このもとで、戦前の法曹養成制度というのは今おっしゃったような中身になっていて、率直に言いまして、弁護士の地位の方が判事や検事に比べればかなり低い。養成時代も無給でありま...全文を見る
○藤野委員 この給付によりまして司法修習生の経済負担というのは約二百万円ほど軽減されるということになりますので、やはり現状に比べれば前進だと思っております。  ただし、これで十分なのかという問題は残っている。  今回給付されるのは月額十三・五万円ということでありまして、年額百...全文を見る
○藤野委員 総合考慮ということなんですけれども、やはり考慮していくその観点というのが私は大事だなと思っております。  やはり、国民の声を反映した司法、質の高い司法という場合に、私はそういうものが中身としては求められると思うんですが、そういう法曹を育てていくというときに、言葉で言...全文を見る
○藤野委員 認識していただいているということで、これは本当に私は重く受けとめていただきたいなと思っております。  当事者のお話をお聞きしますと、やはりこの世代、変な言い方ですけれども谷間世代と言われるような、いろいろなケースはありますけれども、大体三百万円ぐらいの借金の方が多い...全文を見る
○藤野委員 そういう方向でぜひ、細目を最高裁がつくられるということですので、その細目もその立場でつくっていただきたいと思っております。  公的な使命を持っている法曹三者を育てるのは私は国の責任だというふうに思います。この立場から、私たちは、貸与制ではなく、給費制の完全復活という...全文を見る
04月05日第193回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  質問に先立ちまして、きょうの質疑が、昨日夕刻の職権立ての理事懇におきまして、一部の野党が、野党第一党が欠席のまま決定をされるということについて強く抗議をしたいと思います。  しかも、中身としましても、先日、裁判関連二法が成立をし、今回...全文を見る
○藤野委員 判例等で、目的物の交付なしに消費貸借を認める、いわゆる諾成的消費貸借が認められているということで、それを明文上規定する。ただ、全面的に合意だけではなくて、書面の交付というものを要求している。全面的な諾成ではなくて、書面を要求した、一定の要物性を残した、この趣旨は何なん...全文を見る
○藤野委員 今、軽率な契約の成立を防ぐという言葉がございました。  軽率というのが正しいかどうか別としまして、私がお聞きしたいのは、やはり、いわゆる、かつて問題になった高利貸し業者や闇金業者が一方的に押し貸しと言われるような形で契約を、金銭消費貸借を成立させてしまう、そういうも...全文を見る
○藤野委員 周知徹底を図っていくということとあわせて、損害の中身が過大なものにならないようにする。つまり、解除したけれども、交付した後の弁済期までの利息を要求することがないように損害の中身を限定していくんだということでありますが、それはしっかり周知徹底していただきたいと一方では思...全文を見る
○藤野委員 ですから、適正なものが前提というふうには現実はなかなかいかないわけですね。  こういう規定が新たにできたことによって、かつて押し貸しが問題になったのは二〇〇三年、四年のころでありますが、これができたことによって新たな形で押し貸しが復活するのではないかということを専門...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、ぜひ、この問題は非常に懸念されておりますので、対策をとっていただきたいと思います。  きょうはちょっとできなかったんですが、このように、ほかにも、いろいろな論点がございます。本当に生活に直接かかわるような問題もございます。そういう点では、引き続き、...全文を見る
04月06日第193回国会 衆議院 本会議 第17号
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○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、組織犯罪処罰法改正案、いわゆる共謀罪法案について質問します。(拍手)  同法案は、過去三回、国会に提出されましたが、いずれも廃案に追い込まれました。なぜ三回とも廃案に追い込まれたのか、総理は、その理由をどのように認識していますか。  ...全文を見る
04月14日第193回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  質問に先立ちまして、政府は、この一般質疑が終わった後、組織的犯罪処罰改正法、いわゆる共謀罪法案の趣旨説明、審議入りを強行しようとしております。この法案は、過去三回廃案になったものであり、行為主義という近代刑事法の大原則を覆すだけではなく...全文を見る
○藤野委員 聞いていらっしゃるということで、私の方で少し説明しますが、これは、岐阜県警大垣署の警察官によりまして、平穏な市民運動のメンバー、あるいはそれと無関係な個人の情報が収集され、それらの方々と利害が対立する民間企業にその情報が提供されていたという事件であります。  具体的...全文を見る
○藤野委員 どういった報告を受けているんでしょうか。具体的な中身を御答弁ください。
○藤野委員 これは幾ら聞いても出てこないんですね、支障が出るからという理由で。これはとんでもない話だというふうに思います。  配付資料で見ていただきたいと思うんですが、これは、一方当事者であるシーテック社の方が作成した議事録であります。シーテック社は、朝日新聞の取材に対して、こ...全文を見る
○藤野委員 本当に答えないわけですね。本当にけしからぬと思います。  その下の「二」の「打合せ内容」を見ていただきたいんです。これは、三角が大垣警察で、丸がシーテック社でありますが、黄色い線を入れておるところ、「同勉強会の主催者である三輪」「氏や松嶋氏が風力発電に拘らず、自然に...全文を見る
○藤野委員 そうした業務は通常の業務の一環として行っているということでよろしいですか。
○藤野委員 配付資料の2になるわけですが、二〇一五年五月二十六日参議院内閣委員会で、我が党の山下芳生議員の質問に対して、山谷えり子国家公安委員長は次のように答弁しております。「大垣署の警察官が公共の安全と秩序の維持という責務を果たす上で、通常行っている警察業務の一環として事業者の...全文を見る
○藤野委員 これは通常の業務の一環として行っていたということでありまして、警察関係の大臣の言葉でこう語られたということは大変重要であります。  配付資料の三枚目を見ていただきますと、それの三段目のところに、高橋参考人、当時、二〇一五年六月四日ですが、こういう情報収集というものは...全文を見る
○藤野委員 今、暴力団あるいは一定規模の事業とおっしゃいましたが、そうした事業に伴って生じ得るトラブルの可能性について関心を有している、そういうことですか。
○藤野委員 曖昧な答弁をされますので、これは引き続きずっとやるつもりですので、逃げられないと思いますよ。  配付資料の三枚目を見ていただきますと、二〇一五年六月四日、高橋参考人はこういうふうに答弁しています。  一般に警察は、管内における各種事業等に伴い生じ得るトラブルの可能...全文を見る
○藤野委員 いやいや、共謀罪の審議のときに、対象にならない、対象にならないとあれだけおっしゃっているわけです。先ほどもそういうやりとりがありました。肝心のこういう話を聞いたら、それはもうお答えしませんと。これはとんでもない話だと思うんですよ。  では、ちょっと具体例で聞いてみた...全文を見る
○藤野委員 公共の安全とか言いますけれども、例えば大垣署の事件でいいますと、二〇一三年、一四年段階というのはまだアセスメント段階なんですね。建設計画はまだ始まっていないわけです。アセスメントが行われた段階で、住民の皆さんは勉強会をやっていた。だから、それに伴って何かトラブルが起き...全文を見る
○藤野委員 個別の事情というふうにおっしゃるわけですけれども、いろいろなことが事業に当たり得るということなわけですね。二〇一六年の答弁では、道路工事ということまで挙がっております。  では、例えば競馬の場外馬券売り場とか、あるいは競艇の場外舟券売り場、こういうものは私の地元にも...全文を見る
○藤野委員 大垣署の事案でも、本当に、まだ勉強会あるいはチラシをつくるとか、そういう段階であります。それが、病歴含め、さまざまな情報収集の対象になっていた、こういう具体的な事案なわけですね。  これが共謀罪というふうになったらどうなるか。  今はいわゆる犯罪捜査ではありません...全文を見る
○藤野委員 いや、私の質問を全くわかっていらっしゃらないようなんですが、今の段階で、犯罪のはるか以前、犯罪どころじゃないんです、いわゆる勉強会の時点でもう既に警察はこういう情報収集をし、それが通常業務の一環だと言い、しかも、その論理を聞いたら、事業に伴うトラブルだというわけです。...全文を見る
○藤野委員 いや、もう本当に、そういう答弁では全く今後答弁を維持できないというふうに思います。  警察が各種事業をめぐってトラブルの可能性があると勝手に判断して、捜査のスイッチが入っていく、これは実態なわけですね。共謀罪が新設されれば、これがさらに大手を振って行われる。そうした...全文を見る
04月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  共謀罪審議入り、この初日に、その委員会の冒頭で、まさに数の力で刑事局長の出席を強行したことに強く抗議したいと思います。しかも、公正中立であるべき委員長がこうした提案を行ったということにも強く抗議したいと思います。逆に言えば、これは、金田...全文を見る
○藤野委員 全く質問内容に関係のない、要するに、自分の思い、こうしてほしいという思いだけを答弁される。時間の無駄だと思います。  要するに、目的を調べると言わざるを得ない。なぜなら、実行準備行為は外形からは全く違法性がないわけです。日常の行為なわけであります。だから、目的を調べ...全文を見る
○藤野委員 今でも警察は、通常業務の一環として、組織的犯罪集団でも何でもない人たちを実際に監視の対象にしているわけです。そこに共謀罪ができれば、通常業務と犯罪捜査が一体化して、普通の人たちの日常の行為が監視や捜査の対象になっていく。  大垣警察署事件の弁護団の一人は、こうおっし...全文を見る
○藤野委員 私は、日本共産党の藤野保史です。  まず、本日の理事会冒頭で鈴木委員長の発議によりまして、政府参考人の出席を与党の賛成多数で一方的に決定いたしました。これは前代未聞のことだと先ほどお話がありました。先ほどは前例がないということですが、ちょっと確認したいんですが、この...全文を見る
○藤野委員 まさにこれは前代未聞なんですね。憲政史上始まって以来の異常事態だ。一九九九年に国会法が改正をされまして、政府委員制度が廃止をされました。これは我が党は反対したわけですけれども、ここにその議事録も持ってまいりました。政府委員制度が廃止されて現在の政府参考人制度になって以...全文を見る
○藤野委員 私は委員部にお聞きしておりますし、今申し上げたのは、具体的な解釈というのはないわけですね。委員会前の理事会において、この間ずっと、要求があったときに、政府参考人を理事会で了承を得たという形で慣例が続いてきたということであります。  そもそも、委員会が決めたとおっしゃ...全文を見る
○藤野委員 これは本当に、そういうやり方自身が私は規則に反するものだというふうに思います。そして、今までの長年の慣例にも反している。  そもそも、刑事局長に、委員会としてどういう事項についての説明を求めて出席を求めたんですか。
○藤野委員 これも本当に、私たちは全く納得していないということであります。  理事会で配られたつづりの別紙二という出席者等を見ますと、初めのものには、私のところには、政府参考人は何の印もないわけです。ところが、後で配られたものには、勝手に、私のところに、刑事局長のところに丸がつ...全文を見る
○藤野委員 いや、全く意向は聞かれておりません。  朝、突然発議され、すぐに委員会で一方的に採決をされる、こんな委員会をやられたら、国会が国会でなくなってしまう。これが、法務委員会の先例が全委員会に広がったらどうするんですか、委員長。こんなのは続けられないですよ。いかがですか。
○藤野委員 指名ではありません。委員会をどう運営していくのか、理事会で、あるいは委員会で、根本にかかわる問題です。  朝、一方的に通告し、提起、発議をし、それを強行に採決する、これは、委員会運営の土台、基盤にかかわる問題です。  私は、委員会を休憩にして、きちんと整理すべきだ...全文を見る
○藤野委員 いや、野党は、細目にわたる場合にはきちんと政府参考人を要求しております。私も、きょう、原子力規制庁にも来ていただいております。  問題は、要求がないにもかかわらず、一律に、こういう形で、質問権にかかわるような形で、手を突っ込むような形で委員会を運営していいのかという...全文を見る
○藤野委員 これは、憲法六十三条にもかかわる問題だと思います。  国会が国会である、その大前提として、委員会をしっかり運営していく大前提として、こういうやり方は絶対に許されない。私は、休憩すべきだと思うんですが、いかがですか。休憩して整理すべきです。
○藤野委員 この憲政史上例がない極めて異常なやり方というのは絶対に容認できないということを指摘したいと思います。  こんな異常なことをやらなければこの法案を審議することができない、金田大臣がまともに答弁できないということを、与党みずからも態度で示したということでもある。  い...全文を見る
○藤野委員 共謀罪の質疑というのは、まさにきょう実質審議入り、初めてなわけですが、初めからこういうやり方で強行してくるということを本当にやるべきじゃないというふうに思います。  私は、今回の質疑では、先ほど来問題になっております警察の捜査、あるいは犯罪の嫌疑がない前の段階の問題...全文を見る
○藤野委員 いや、内容じゃなくて、あなたがおっしゃったんです、適正だと。不偏不党かつ公正、この二条もあなたは挙げられました。その上で適正だとおっしゃった。適正じゃないじゃないかという質問です。中身を聞いているわけじゃありません。何で適正だと評価したのか。
○藤野委員 ですから、これは全く、ある意味で警察活動の実態をあらわしているものだと思うんですね。  配付資料の、次の5を見ていただければ、これは第三回目の会議録であります。二〇一四年五月二十六日。  これに何と書いてあるかといえば、「五月二十日に上石津町上鍛治屋地区から風力発...全文を見る
○藤野委員 いや、ですから、その保護条例に基づいて非開示決定にした理由を聞いているわけです。時間の関係で、もうこちらで言いますけれども、二〇一五年でも答弁しております。  岐阜県警察では、当該開示請求にかかわる個人情報が存在しているか否かを開示することにより、警察が特定の個人に...全文を見る
○藤野委員 万一の場合とおっしゃいましたが、今までこうした要請は何回やられていますか。
○藤野委員 これは、二百十八回、毎週毎週水曜日、会合のたびにやっているわけですね。極めて異常であります。私、大体の省庁に聞いてみました、一般の方が傍聴に来られるような会合で警察に警備を要請するようなことをやっていますかと聞いたら、ほとんどやっていない。聞いたところ、全部やっていま...全文を見る
○藤野委員 要請しておいて、来なかったということを確認されたということですか。毎回要請して。
○藤野委員 これは、事前に伺った話とも違いますし、毎回毎回この資料のようにちゃんと要望項目を書いているわけです。忙しい警察の方に来てもらっているわけですね。それが、実際に来たのかどうか、実際、要望項目に対する結果、どうだったのかという報告を受けていない。  警察に聞いてもいいわ...全文を見る
○藤野委員 ですから、要請は毎回毎回やっている。しかし、誰が来て何をしているのか、来ていないときもあるかもしれない。しかも確認はしていないわけですね。これは非常に気持ちが悪い。一般の傍聴者が来られるわけですね。しかし、そこに警察官とわからないような形で警察官が来ていて、何をしてい...全文を見る
○藤野委員 基本的な通告はしているわけですが、答弁については今私が紹介しましたので、もう一度ポイントだけ言いますと、実行準備行為に当たるかどうか判断するときに、行為の目的などについても捜査が行われることはあり得ると。  ここで言う捜査というのは、大臣、強制捜査も任意捜査も両方含...全文を見る
○藤野委員 いや、私が聞いたのは、任意捜査、強制捜査、これは両方含まれるんですね、こういうことなんです。
○藤野委員 任意捜査も含まれるという答弁でありました。  これは、実行準備行為に当たるかどうかということのメルクマールとして目的についての捜査が行われることがあり得る、任意捜査もあり得るということなんですが、大臣、これは実行準備行為が行われる前でも、任意捜査であれば行われる可能...全文を見る
○藤野委員 つまり、大臣にちょっと確認したいんですが、実行準備行為が行われる前の段階でも任意捜査があり得るんだ、こういうことでよろしいですね。
○藤野委員 率直に言って、同じ答弁ですから、初めから大臣がやられたらいいと思うんです。時間が無駄になってしまいます。  その上で、これはやはり非常に重大だと思うんですね。実行準備行為が行われる前の段階で任意捜査が行われるということになりますと、これは本当にもう、先ほど、初めに行...全文を見る
○藤野委員 私は、嫌疑がいつ生じるかなんということは聞いておりません。  要するに、実行準備行為を調べるには行為の目的を調べないといけない、それは実行準備の前から行為の目的を調べるんだ、となれば、あらゆる段階から任意捜査が行われるんじゃないか、大臣、こういうことなんです。次は、...全文を見る
○藤野委員 大臣、私が聞いていますのは、実行準備行為の前から任意捜査があり得るとお認めになったわけですね。しかも、それは行為の目的にかかわる、それもやるんだということになってくるわけです。  そうなってくると、内心、その行為の外形ではわからないわけですから、内心、この捜査に近づ...全文を見る
○藤野委員 とんでもない話であります。冒頭紹介したように、刑事法学者の多数が、捜査権限が前倒しされる、そのことによって公正性がゆがめられると指摘しているわけですね。何ら変わることはないなんということは、そんなことはあり得ないわけであります。  そして、実際、実行準備行為の前から...全文を見る
○藤野委員 本当に、これほど答弁に基づく簡単な質問にも、大臣の答弁に基づく質問にも答えられない。同じことを、五回も六回も局長が出てくるというのは、私も一回目、二回目は我慢して聞いていましたけれども、そんな何回も出てきて同じことばかり言うということなんて許せませんよ、委員長。こうい...全文を見る
04月21日第193回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  改めて、刑事局長の出席を強行した今回の委員長の発議そして強行採決、強く抗議をしたいと思います。  私が改めて感じますのは、こうまでしなければ法案審議ができないのか。こんな場に外務大臣をお迎えする、本当に情けない。  これは、与党みず...全文を見る
○藤野委員 この資料二ページを見ていただきますと、先ほど言ったように、「我が方より」というところで、法務省、警察庁そして外務省というところが紹介されております。  三枚目を見ていただきますと、ここから対象犯罪の話に入ってまいります。下の方を見ていただきますと、第二条、これが現在...全文を見る
○藤野委員 そういうことで、基本的な構図というのはそういう状況であります。  つまり、今、リスト化に反対したと申し上げた国々は、テロ行為、テロリズムアクトの処罰化、これをこの条約で行うことに反対した。処罰化の義務づけ、テロ行為を処罰化することに反対した、リスト化とあわせてですね...全文を見る
○藤野委員 そこでわからないんですか、この程度のことが。
○藤野委員 当時、テロに関する既存の条約としては十二本ございます、今は十四本にふえておりますが。  フランスが主張していますのは、TOC条約でテロリズムというものを含めると既存の条約に悪影響を及ぼしかねない、こう言っているわけですね。外務大臣、これはどういう意味なんでしょうか。
○藤野委員 今るるおっしゃいました。要するに、テロリズムというものはこの条約の対象ではない、こういうことですね。
○藤野委員 私が聞いていますのは、関連を聞いているんじゃないんです。この条約そのものが、テロリズムというものをどう議論したか、どう議論して、結局どうしたかということなんです。省いたということなんです。そのことは大臣自身がもうるるおっしゃいました、その理由も含めて。(岸田国務大臣「...全文を見る
○藤野委員 では、大臣、お聞きしますが、この公電にもあるんですが、この第十回交渉で日本政府はどういう発言、主張をされたんでしょうか。
○藤野委員 テロリズムについてはどのような主張をされたんでしょうか。
○藤野委員 ちょっと聞き方を変えますが、この公電には、日本政府代表団はどのように主張したと書かれていますか。
○藤野委員 ここで、今大臣おっしゃっていただいたように、こう書いてあるんです。「テロリズムについては他のフォーラムで扱うべきであり本条約の対象とすべきでない」とはっきりしているんです。これはもう誤解のしようがない。ですから、この条約は……(発言する者あり)まあリスト化を含めても。...全文を見る
○藤野委員 テロリズムに関連があるということと、それをいろいろ議論した上、この条約ではやめておこう、条約の目的からは外そう、これはもう全然違います。私たちも関連があることは否定しません、当然です。  当てはめの問題として、テロリストが人を殺せば殺人罪。しかし、誰も刑法をテロ対策...全文を見る
○藤野委員 外務大臣は、再三各国から要請されていると。だったら、すぐ締結したらいいんですよ。私たちも、このTOC条約、すぐ締結したらいいと思っています。それだけ要請されているのなら、すぐ締結する、こういうふうに申し上げたいのと、あと、十三本とおっしゃいました。これは日本は全て締結...全文を見る
○藤野委員 改めて外務省にお聞きしますが、かつて条約上限定できないと言っていた根拠、端的にお答えください。
○藤野委員 これでは通告した意味がないわけですね。私は、日時まで限定して、かつての二〇〇六年の外務省大臣官房参事官の答弁について聞くと。  これは何かといいますと、条約上限定できないというのはよくあるわけですが、なぜ限定できないのか。当時の外務省は二つ説明しております。一つは交...全文を見る
○藤野委員 条約上限定できないという解釈は変えないわけですね。それなのに、なぜ対象犯罪は六百以上から二百七十七まで減るのか。基準、解釈、物差しは変わらないのに、当てはめだけ何で変わるんですか、大臣。
○藤野委員 基準を変えられたということですか。条約上の解釈は変わらないと先ほど答弁がありました。変わらないということは、要するに、交渉の経過、そして文言上限定できないんだ、この解釈は変わらないというわけですね。これは変わらないんでしょう。
○藤野委員 要するに、条約上の解釈は変えていないんだとおっしゃいます。そうしますと、当時想定していた犯罪と今想定している犯罪、これは同じなんだという理解でいいんですか。
○藤野委員 結局、それは、交渉過程や文言上見れば限定できない、こういう条文の解釈を変えるということですね、そのオプションを加えることによって。  では、何で使わなかったんですか。
○藤野委員 これはわからないんですね。条文の解釈は変わっていないと強弁されるんですが、では、何で対象犯罪が変わるんですか。(発言する者あり)いやいや、基準が変わらないのに、当てはめが違ってくると。  では、これは金田大臣にもお聞きしたいんですけれども、対象犯罪について、二百七十...全文を見る
○藤野委員 今、政府部内で決めたとおっしゃいましたが、どこで決めたんですか。
○藤野委員 では、その最終案というのは、いつどこで決まったんですか、この二百七十七というのは。
○藤野委員 対象犯罪を選ぶ際の条約上の根拠、かつては条約上限定できないと言っていた。それが、基準は変わらないけれども、条約上の解釈は変わらないけれども、半分以下に減る。そして、その決定プロセスとしても、どこで決まったのかはよくわからない。どこかの会議で決まるわけですか、これは。自...全文を見る
○藤野委員 いやいや、共謀罪という、日本のいわゆる法体系あるいは憲法にもかかわる重大な法案を、どんな基準で、かつての基準との関係、あるいは今回どういう基準で選んだのか、どこで誰がどういうプロセスで選んだのか、全くわからないわけですね。判断基準も判断権者もわからない。現実的に想定と...全文を見る
○藤野委員 こうした審議の前提となる資料を必ず出すことを強く求めて、質問を終わります。
04月28日第193回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  二十五日に行われました参考人質疑は大変参考になりました。立場の違いを超えて、本当に認識が深まったなと感じております。これは委員全員の共通認識ではないかなと思っております。  本法案の充実した審議という点でいいますと、やはり、こうしたさ...全文を見る
○藤野委員 参考人質疑では、早川参考人などから、対象犯罪はまだまだ減らせると思うという指摘がありました。そこで、本法案の対象犯罪について見ていきたいと思います。  まず前提として、法務省に確認したいんですが、本法案の対象犯罪をどうするか検討するに当たって、TOC条約を締結してい...全文を見る
○藤野委員 具体的に見ていきたいというふうに思うんですね。  提出していただいたこの資料、これには、例えば傷害罪、刑法二百四条がテロの実行に関する犯罪ということで分類されております。恐らく、他の国々でも傷害罪は対象犯罪になっていると思うんです。しかし、この傷害罪というものそのも...全文を見る
○藤野委員 答弁になっていません。私が聞いたのは、傷害罪という一つだけを見ても、他国は懲役刑を区分しているわけです。重大な犯罪に当たらないとなっているわけですよ。ここが日本は広いんじゃないかというのが私の質問です。
○藤野委員 私は、体系について問わないと冒頭に申し上げました。そして、聞いたのは一つの犯罪であります。一つの犯罪について聞いているので、それについてのお答えが全くないということです。  では、もう一つ聞きます。  この法務省が提出した資料の中で、窃盗罪、刑法二百三十五条は、テ...全文を見る
○藤野委員 いや、もう全く質問に答えていないわけですね。  大臣、では、話し方を変えますけれども、例えば窃盗罪、法務省が出してきた窃盗罪はテロ犯罪じゃなくて、その他資金源だというんですね。他方で、強盗罪はテロ犯罪だというんです。各国では法定刑の違いしかないわけですよ、ほかの国で...全文を見る
○藤野委員 答弁としては最後の部分だけでいいんです。長々と事実をずっとしゃべるのはやめていただきたい。事実ですから、それは私たちは認識しております。委員長も、その点はきちっと指導していただきたいと思います。  そして、今申し上げたのは、一つ一つの犯罪で見ると各国に比べて広過ぎる...全文を見る
○藤野委員 私は、大臣がそうやって現実的に想定とおっしゃるのであれば、公務員と組織的犯罪集団のつながり、あるいは政治家と組織的犯罪集団のつながり、こんなものも現実的に想定されるんですよ。これが除外されている。これは本当に不均衡だというふうに思います。  そして、きょうは国家公安...全文を見る
○藤野委員 今、基本的な要件と手続について御答弁いただきました。  もう一点だけ、要件のところで、組織内の構成員の中に占める犯罪経歴保有者の比率が政令で定められていると思います。これはたくさんあるんですが、例えば十人から十四人の場合だったら何%か、あるいは五十人から五十四人の場...全文を見る
○藤野委員 ですから、暴対法の場合は、メンバーの中に犯罪経歴保有者が何人いるか、何%か、そこまで厳格に、ある意味客観的な数値で定めているわけです。だから、いわゆる主観的な認定が排除されていく、勝手に認定できない。そういう制度的仕組みが客観的にあるわけですね。ところが、共謀罪で言う...全文を見る
○藤野委員 今御答弁いただいたように、憲法の結社の自由との関係もあって法に詳細な要件を規定したということでありました。まさに、普通の労働団体や市民団体がまかり間違っても指定されてはならない。だから、これだけきっちりとした要件と手続が定められたということであります。  大臣にお聞...全文を見る
○藤野委員 こうした指定制度がないということは、組織的犯罪集団の認定に当たって、公開の手続もない、指定される側に反論の機会もない、捜査機関以外の第三者、公安委員会とか民間の審査専門委員、そういうものが関与することもない、捜査機関だけが関与する。結局、捜査機関による恣意的判断が可能...全文を見る
○藤野委員 大臣に改めてお聞きしたいんですが、今見てきたような指定制度はないわけです。憲法との関係で、憲法に違反しないように、まかり間違っても普通の団体が指定されないように、そういう制度はないと。大臣、そうであれば、結局、捜査機関による恣意的な判断を防ぐ仕組みがないじゃないか、こ...全文を見る
○藤野委員 事後的救済とかおっしゃいましたけれども、捜査機関が恣意的に判断するということは否定できませんでした。やはり今回はそういう仕組みなんです。この中で一般の方々もそうした対象になっていかざるを得ない、そこを防ぐ仕組みは全くないということであります。  そこで、次の問題をお...全文を見る
○藤野委員 先日、二十五日の参考人質疑で、法律の専門家と言われる方は井田参考人、高山参考人、早川参考人だったと思います。それぞれ何とおっしゃったか。  山尾委員が、一般人が捜査の対象になると思うかと聞いたのに対して、井田参考人は、誤った人を捜査の対象にしてしまうおそれというのは...全文を見る
○藤野委員 あくまで一般人は対象にならないとおっしゃっていまして、これがやはり参考人の皆さんの認識あるいは国民一般の認識と大臣がいかにかけ離れているかというのを改めて確認させていただきました。  ちょっと具体的な事例で見ていきたいと思うんですね。先ほどの法務省が提出したテロ等準...全文を見る
○藤野委員 今御答弁いただいたように、捜査の端緒と言われるものの中で一番多いのは八九・九%。これはいわゆる通報なんですね。件数でいえば、総数百九万八千九百六十九件のうち九十八万八千二百四十三件を占めております。  つまり、自分は関係ないよ、自分はそんな悪いことをしないから、捜査...全文を見る
○藤野委員 犯罪の類型にかかわらずということでありますから、共謀罪についても捜査の端緒になり得る。実に九割ですよ、九割が他者の通報。共謀罪が新設されれば、多くの犯罪が新設されるんです。それに伴って通報も行われることになる。幾ら自分は関係ないと思っていても、他人から怪しいと思われれ...全文を見る
○藤野委員 刑事訴訟法の手続にのっとって行われるのは当たり前でありまして、その手続にのっとって何を調べるかを問題にしているわけです。花見か下見か、目的でしかわからない、大臣はそこをしっかり調べるとおっしゃった。それは刑事訴訟法の手続にのっとって調べるんでしょう。しかし、内心を調べ...全文を見る
○藤野委員 いや、今のはおかしいんですね。実行準備行為があるから内心を処罰しないとおっしゃるんですが、その実行準備行為に当たるかどうかを判断する際には目的つまり内心を調べざるを得ないとおっしゃっているわけです。だから、全く限定にならない。限定にならないどころか、理屈としても破綻し...全文を見る
○藤野委員 今何かおっしゃいましたけれども、それは客観的な行為が発生しているわけです、交通事故なりなんなり。それがなぜ起きたのか、それを調べる際に主観を調べるのは当たり前ですよ。  しかし、この共謀罪というのは客観面は何もないんです。わからないんです、外で見ても、花見か下見か。...全文を見る
○藤野委員 現行法上も目的罪があるんだと。先ほども通貨偽造罪などを挙げられましたが、あれはやはり客観面があるわけです。  通貨偽造罪で言えば、刑法百四十八条ですが、一項、行使の目的で、通用する貨幣、紙幣または銀行券ですね。通用する、おもちゃのコインじゃだめなんです、人生ゲームの...全文を見る
○藤野委員 双眼鏡を持って、バードウオッチングとか、花だけじゃなくて、鳥も来ますから。いやいや、笑っている場合じゃなくて、それでは全く区別にならないと言っているんです。そんなことで判断されたら大変だと言っているわけです。笑っている場合じゃないですよ、大臣。  やはり、内心を調べ...全文を見る
05月09日第193回国会 衆議院 本会議 第23号
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○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、法務委員長解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  まず、安倍総理が五月三日、憲法九条に自衛隊を明記する改憲を行い、二〇二〇年に施行を目指すと表明した問題です。  憲法尊重擁護義務を負う行政府の長が、憲法の平和主義の核心である九条...全文を見る
05月12日第193回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  ちょっと順番を変えて質問させていただきたいと思います。  配付資料の二番目になるわけですが、毎日新聞が二〇一五年六月十日付の調査で、二〇一〇年度から二〇一四年度の五年間で、憲法や平和・戦争、原発、特定秘密保護法の四つをテーマとするイベ...全文を見る
○藤野委員 安倍総理は、五月三日に、九条を名指しして、日にちも区切って、改憲、施行すると打ち出したわけで、今後、九条、俳句のみならず、どうなっていくのかというのが本当にますます心配になっているわけで。  そして問題は、共謀罪なんですね。共謀罪ができたらどうなるのか。警察が絡んで...全文を見る
○藤野委員 これは適正な職務執行だったという認識ですか。端的にお願いします。
○藤野委員 これはとんでもない話なんです。どこが適正なのか。選挙に行きましょうと。今、気勢を上げていたとか言いましたけれども、これはとんでもない話ですよ。女性たちが参議院選挙前に、しかも、条例違反だと今おっしゃいましたけれども、こういう選挙の啓発活動というのは、条例に照らしても、...全文を見る
○藤野委員 そのとおりであります。  大臣にお聞きしたいんですが、今資料でもお配りしているんですが、会話傍受がなぜいいのか、それは特殊詐欺や暴力団対策にいいんだ、そして仮装身分捜査がなぜいいのか、それは暴力団のような集団にいいんだということなんですね。  大臣は、この間、組織...全文を見る
○藤野委員 いや、私は予定とかを聞いておりません。警察は、これは有効だと言っているんです。大臣が挙げた振り込め詐欺集団や暴力団の捜査に有効だと言っているんです。大臣は有効とは思わないということですか、それだけお答えください。
○藤野委員 不可欠とは考えておらない。  私が聞いているのは、有効かどうかだけなんです。それだけお答えください。
○藤野委員 ですから、共謀罪法案をつくって、それを運用する実態、現場の人たちと大臣の認識が全く違う、あるいは大臣がそこを答弁しない、どっちかなんですね。それじゃ国民は納得できませんよ。現場はこんなに有効だ有効だと、大臣が挙げた集団について言っているわけです。それを頑として認めない...全文を見る
○藤野委員 ですから、安倍政権の閣議決定で仮装身分捜査も導入を検討すると言っているわけです。警察庁だけじゃないんです。安倍政権全体として、これをやっていこうと閣議決定までしている。  大臣、共謀罪が新設されたら、こういう新たな捜査手法を導入しようという動きが強まるのは明らかなん...全文を見る
○藤野委員 警察庁だけじゃないんです。閣議決定で仮装身分捜査の導入を検討すると言っている。共謀罪が導入されたら、それに有効だと警察の現場の人たちが言っている、こういう捜査手法が導入されるんじゃないですか。大臣、そうじゃないんですか。
○藤野委員 本当に、ちょっと、そういう姿勢そのものが、刑罰権のかかわる重大法案に、全く大臣の資質を欠いていると言わざるを得ないと思います。  もう一点、民主主義の問題で、時間もあれなのでお聞きしたいんですけれども、京都大学の毛利教授が、二〇一六年十一月の「法学セミナー」でこのよ...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、やはり今のもお答えになっていないんです、大臣。  そういう法的制裁の予告をたくさんつくることが、萎縮効果を個人だけでなく日本の民主主義にも及ぼしていく。共謀罪法案はその点でも絶対に許されない、このことを強く指摘して質問を終わります。
05月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今までの審議を聞いておりましても、審議が全く尽くされていない。論点が大臣の答弁のたびに新たに生まれてくる。きょうも、先ほど、威力業務妨害という国民の関心の非常に高い問題で大事なやりとりがありました。これで全く審議しないまま採決など絶対に...全文を見る
○藤野委員 今、蓋然性が高いとおっしゃいましたが、東京地裁は、これらの資料は警視庁公安部作成の資料であると認定しております。  少し紹介したいんですが、例えば身上調書というものも流出しておりまして、対象になったムスリムの方の国籍、氏名、住所、勤務先、使用車両、容疑、家族、交友関...全文を見る
○藤野委員 いやいや、まさにこれそのものが権利侵害なわけですよ。それを大規模にやっている。関係国とか言いますけれども、イラン大使館の大使以下八十名の大使館員含む銀行口座の情報、給与の振り込みから現金の出入りまで警察は調べ上げている。こんなことをやって、関係国との友好関係を自分で壊...全文を見る
○藤野委員 これは幾ら聞いても答えないんですね。  しかし、私は、これは今もやっていると思います。なぜか。流出した資料の中にこういうものがあるんですね。関東地域国テロ担当補佐等会議概要、二〇〇九年一月十四日付、こういうものがあります。これは、警察庁国際テロリズム対策課の文書であ...全文を見る
○藤野委員 ですから、国連の人権理事会特別報告書二〇〇七年一月二十九日では、二〇〇一年から各国で行われたこうした人種等に基づくプロファイリング、つまり情報収集は、テロ対策としても不適切で非効率で、しかも逆効果になってくるということを言っているわけですね。  実は、その翌年、二〇...全文を見る
○藤野委員 ちょっと今お答えにならなかったんだけれども、こちらで紹介しますが、要するに、翌年でも同じことなんです、こうしたやり方は適切でも効果的でもないということが国連で確認されている。かえって逆効果だと。  つまり、そういう無尽蔵の情報を集めていくと、そこに人手もとられ、予算...全文を見る
○藤野委員 それをやっていないから問題にしているわけです。むしろ、何の犯罪の嫌疑もない、何も犯罪の嫌疑すらない、単にムスリム、モスクに立ち寄ったとかそういう人であるだけで調査の対象にしている。ですから、今のは答弁になっていないというふうに思います。  そして、もう一点御紹介した...全文を見る
○藤野委員 通告もしておりますし、事実上お認めになりました。  これは、実に二十九日間にわたって、自宅を出てから、いろいろやって夜帰るまで、びっちりと監視をしているもので、捜査員は延べ百七十一名、少なくとも四台の車両と六台のビデオが使用された。  この資料からわかりますのは、...全文を見る
○藤野委員 大臣、私は、被疑者であるかどうかなんて聞いておりません。警察はそこで、加藤参考人もおっしゃっていましたが、シームレスにやっているわけですね、強制捜査、任意捜査、行政警察活動。境なく恣意的にやっている。ですから、もう被疑者になった場合は相当固まっているわけです。  私...全文を見る
○藤野委員 今、大臣は冒頭に、警察の活動については言う立場にはないと言いながら、自分に都合のいいというか、言いたいことだけとうとうとしゃべるという、とんでもない話であります。  本法案の最大の問題というのは、何をしたかではなくて、結局、何を相談したのか、何を合意したのか、これを...全文を見る
○藤野委員 これは通告してあったんですけれども、こういう答弁なんですね。「要するに、計画に基づく行為と認められるかどうかの判断ということが重要になってくるわけであります。」ということで、これは大臣、実行準備行為に当たるかどうかということは、要するに、計画に基づく行為と認められるか...全文を見る
○藤野委員 長々とおっしゃいましたけれども、私の質問は、計画がわかっていないと実行準備行為が判断できない。結局、外形だけじゃなくて、計画をつかんでいないといけないわけです。そうなると、結局、話し合い、内心、コミュニケーション。内心を事前につかんでいるということになるわけです。そう...全文を見る
○藤野委員 そうしないと、外形準備行為も判断できない。まさに語るに落ちたという答弁なんですね。  そういう点で、この法案は、改めて、内心の自由そのものを侵害しなければ実行準備行為すら判断できない、全く憲法違反の法律であり、さらなる徹底審議を強く求めて、質問を終わります。
05月23日第193回国会 衆議院 本会議 第27号
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○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、組織犯罪処罰法改正案、いわゆる共謀罪法案について、断固反対の討論を行います。(拍手)  まず、十九日の法務委員会での強行採決に満身の怒りをもって抗議します。  自由と民主主義がかかった重大法案であるにもかかわらず、本法案の審議は全く尽...全文を見る
05月25日第193回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、私は北陸信越ブロックで選出いただいているんですが、地元の一つである柏崎刈羽原発、同僚委員に続いてお聞きしたいと思います。  原子力規制委員会は今、六号機と七号機の審査を進めているわけですけれども、この審査に当たって、同原発の...全文を見る
○藤野委員 その中で、いわゆる刈羽テフラというものがあります。テフラというのは火山灰のことでありますが、つまり、柏崎刈羽ですから、刈羽の火山灰ということで、ある断層がどういう年代のものかというのを判断する際に物差しの役割を果たすのが、この火山灰、物差しの一つとしてですね。柏崎刈羽...全文を見る
○藤野委員 今、二十万年前という東電の評価が答弁されました。  他方で、今申し上げた研究会、地質学者等も入っている研究会は、十二から十三万年前ではないかと。違っているわけですね。なぜ研究会がそういう指摘を行ったのかということなんです。  この研究会は、東電から刈羽テフラの提供...全文を見る
○藤野委員 ですから、火山灰は一緒なんです、火山灰は一緒。しかしその評価が違う。地質学界の大勢を占める評価と東電の評価が違っているということで、やはりこれは、私は県民は納得しないというふうに思います。  再稼働には地元の同意というのが不可欠なわけですが、ここまで、火山灰は同じな...全文を見る
○藤野委員 ですから、その審査で、やはり当事者、二つの同じ火山灰なんだけれども評価が違ってきているという段階ですから、ぜひ独自の、ここはひとつ中立公正な立場で規制委員会が乗り出していただく必要があるんじゃないのか。そうじゃないと県民は本当に納得ができないという状況なんですね。 ...全文を見る
○藤野委員 最後に言ったのは、要するに安全だった、安全性があるみたいなことだったんですが、問題は、東電はこの結果を県や市や村あるいは住民に説明もしていないし、プレスへの公表も行っていないということなんです。  配付資料五枚目を見ていただきますと、これも東電の報告書でありますが、...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、規制委員会は、この報道が出て以降、東電からは話を聞いているんですね。けれども、研究者からは話を聞いていない。これでは不十分だと思います。  原子力規制委員会設置法は、第一条の「目的」で「中立公正な立場で独立して職権を行使する」というふうに書いており...全文を見る
06月01日第193回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず冒頭、先ほど福島第一原発事故の原因について、直接的には津波というような話もありましたが、まだやはりこれは原因究明そのものが途上だというふうに認識しております。国会事故調報告書そのものも、そこはまだ解明途上というふうに指摘しております...全文を見る
○藤野委員 要するに、目的は地下水をくみ上げることであるということであります。  配付資料の五を見ていただきますと、これは東電の資料ですが、今、七号機のお話がありましたけれども、「七号機の原子炉建屋基礎スラブ底面は、海水面より十三・七メートル下にあり、この様な構造物の場合地下水...全文を見る
○藤野委員 全体として見ているというのはわかるんですが、私が聞いたのは、要するに、サブドレーンで水をくみ上げることによって液状化が建屋周辺では起きないという評価をしているんですね、こういうことなんです。
○藤野委員 ですから、過去、これは二〇〇七年の中越沖地震の液状化ですが、それ以外にも何度も液状化が起きているわけですね。地元では、豆腐の上に建っている原発とよく言われるんです。埋め戻し層という埋めた土だけでなく、砂の層というのもありまして、要するに、古い、古安田層というところの上...全文を見る
○藤野委員 外部電源喪失やポンプの故障というのは想定されているというふうに私も認識をしております。  ただ、私がお聞きしたいのは、先ほど資料の四で見たように、これは、要するに、井戸本体があって、そこにポンプが備わっているということなんですね。そのポンプは電源で動いているというこ...全文を見る
○藤野委員 ですから、それも含めて、要するに、サブドレーンの機能が丸ごと失われるということは審査の前提にはなっていないですよねということなんです、申請というか。
○藤野委員 これは、通告といいますかレクのときにも聞いたんですが、要するに、外部電源がなくなるとか、ポンプが壊れるとか、一個がだめになるとか、けれども、たくさんあるわけですね、これが、全部かどうかは別として、サブドレーンそのものが機能しなくなるということは想定しているんですかとい...全文を見る
○藤野委員 直ちにとおっしゃいますけれども、それが丸ごと機能しなくなる、要するに地下水がくみ上げられなくなるということは、やはり審査の、申請の中では想定されていないというふうに私は認識をしております。それでいいのかということなんですね。  先ほど社長もおっしゃいました。ちょっと...全文を見る
○藤野委員 そうなんですね。  配付資料七を見ていただければ、これも東電の資料なんですけれども、赤いバツがついているのが、だめになった、復旧不能でありまして、右下に、バツ、「未復旧サブドレンピット[三十基]」と書いてありますように、三十基であります。ですから、やはり五十七のうち...全文を見る
○藤野委員 そうなんですね。  Cクラスというのは、つまり、正確に言うと、ノンクラス、分類されていないということでよろしいですか。
○藤野委員 規制委員会にお聞きしたいんですが、これは何でCクラス、あるいはノンクラスなんでしょうか。
○藤野委員 その前段の方の、守るべき施設との関係をもう少し詳しく教えていただけますか。
○藤野委員 これは地下水でありまして、いわゆる建屋の外、地下等の地下水をくみ上げるというものでありまして、今おっしゃったような浸入してくるとか、内部溢水とか、そういうこととはやはり私は違うんだというふうに思うんです。  そもそも、これは浮力やあるいは液状化ということにかかわる問...全文を見る
○藤野委員 はい、もう終わりますが、今おっしゃったように、まさに配管等に影響が及ぶ可能性があるから私は指摘をしているわけで、ぜひこれは、安全神話に陥ることなく、厳しく審査することを求めて、質問を終わります。
06月12日第193回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  本日は、アドバイザリー・ボードの参考人の皆様、本当にありがとうございます。  私は北陸信越ブロックから選出していただいておりまして、ここには福井県若狭の原発群初め、新潟の柏崎刈羽、石川の志賀原発、それぞれあります。原子炉でいいますと、...全文を見る
○藤野委員 はい。  「近接する複数の原子力発電所の周辺住民の立場からは不合理なものであるかもしれない。」つまり、集中立地というので、「より高いリスクの下に置かれている」「居住者の立場からリスクの公平性を考えるならば、このような多数のユニットが集中して設置されている原子力発電所...全文を見る
09月14日第193回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第6号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  本日は、参考人の皆様、大変貴重な御意見、本当にありがとうございます。  きょうは、大変恐縮なんですけれども、時間の関係で、鈴木参考人に三点お聞きしたいと思っております。  第一に、核燃料サイクルの問題であります。鈴木参考人は、さまざ...全文を見る
12月01日第195回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、上川大臣の所信について質問させていただきます。  大臣は所信の中で、テロ等準備罪、いわゆる共謀罪法について、「適正な運用がなされるよう努めてまいります。」と述べておられます。我が党は、同法は内心の自由等を侵害する憲法違反の法...全文を見る
○藤野委員 大臣、所信で五回も法の支配という言葉を使われております。これはやはり形式的に法の支配ということであってはならないと思うんですね。法の内容あるいは趣旨、そうしたものとの関係で、実質的にそうした立場で法務行政に当たっていただきたいという意味で、あえてプロセスの問題をお聞き...全文を見る
○藤野委員 事実だという御答弁をいただきました。そして、重要性に鑑み、規則から国会法へということも御紹介されました。  ですから、実際の運営は議運だとしましても、では、時々の議運の判断がどうだったかという場合には、やはりこの趣旨に立ち戻って判断されるべきだというふうに思っており...全文を見る
○藤野委員 大臣が法の支配とおっしゃられる場合に、やはりこうした法の趣旨、あるいはそれを実際に適用した場合の法の趣旨に合致しているのかどうかということも含めて、ぜひ今後、法務行政に当たっていただきたいというふうに思っております。  そして、大臣、所信の中で、共謀罪法の適正な運用...全文を見る
○藤野委員 今御指摘があったように、内心の自由、あるいは思想、良心の自由、これを理由に処罰するのではないか、まさにそうした理由から、日弁連や自由法曹団などの法律家団体、百六十名を超える刑事法学者の皆さん、全国の地方議会あるいはジャーナリストなど、広範な団体、個人が憲法違反だと強く...全文を見る
○藤野委員 周知するだけでは本当に適正に運用されるのかという問題があると思います。これは引き続き今後も追及したいと思います。  例えば、組織的犯罪集団の定義について、政府は、衆議院の当委員会では、一般人は一〇〇%対象にならないと当時の大臣は繰り返しておりましたが、参議院に移った...全文を見る
○藤野委員 大臣、この法律というのは、私たちは憲法違反の法律だと思いますが、解釈、運用というものが極めてやはり大きなウエートを占めてくる、しかも、刑罰にかかわる法律であります。  ですから、この法律の解釈、運用を通じて憲法違反の事態が生まれ得る、そういう可能性がある、これは大臣...全文を見る
○藤野委員 私がお聞きしたのは、今おっしゃったのは大体前国会で議論されている話でありまして、附帯決議はついたわけです、審議の結果といいますか。そこに、万が一にもそういうことがないようにというふうに書かれているということは、少なくとも当委員会の附帯決議の認識として、万が一にもあり得...全文を見る
○藤野委員 周知徹底という点につきましては、やはりそれでは不十分だというふうに言わざるを得ないと思うんです。  ちょっと警察庁と法務省に聞きたいんですが、同法は七月から施行されていますが、今日まで、同法に基づく逮捕、起訴というのはあるんでしょうか。
○藤野委員 もちろんこれは、捜査あるいは捜査以前の情報収集等ありますので、実態はまだわからないわけです。しかし、少なくとも逮捕等という形ではあらわれてきていない。警察の立場に立てば、せっかく法律ができたのに適用できていない。  法案審議の際にも、多くの識者の方々は、現在の捜査手...全文を見る
○藤野委員 としますと、例えば二〇一四年の警察白書では、会話傍受、いわゆる盗聴についてこう書いてあるんですね。「日本において会話傍受が導入された場合に有効と考えられる点として、特殊詐欺や暴力団犯罪等の秘密保持が徹底された組織犯罪や、密室で行われる犯罪において、犯行の事前謀議や実行...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、私たちは、やはり憲法違反の共謀罪法は廃止するしかない、この廃止を目指して国会内外で闘いを強める決意を述べて、質問を終わります。
12月05日第195回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず、給与法につきましては、これは人事院勧告に沿った改定であり、かつ、若年層に厚く引き上げる内容になっております。私たちとしては賛成をしたいと思っております。  その上で、きょうは、いわゆる未来の司法を担う若手法曹の問題、修習生の問題...全文を見る
○藤野委員 配付資料の一を見ていただきますと、今おっしゃっていただいた数字が並んでおります。平均で七四%の方が貸与を受けている。谷間世代と言われる方の中の七割、多いときは八割がそういう方々だということで、これは極めて大きな影響を与えるわけですね。  ここで一言言っておきますと、...全文を見る
○藤野委員 今言っていただいたように、二〇〇一年の六月十二日に出されました司法制度改革審議会の意見書でも、社会的責任という文脈で、この公益活動ということが位置づけられているわけであります。  ところが、先ほどのアンケートにありましたように、この谷間世代の人たちにとっては、会務活...全文を見る
○藤野委員 いろいろおっしゃいましたけれども、例えば国の財政負担、国民の理解を得られるのかとありましたが、私は得られると思いますよ。  先ほど日弁連の集会のことを紹介しましたが、この集会には、与野党を超えて、百五名の方が賛同のメッセージを寄せている。与党からもたくさん寄せられて...全文を見る
○藤野委員 ですから、百四十三億円、これは本当に政治決断で解決できる水準だというふうに思うんです。  他方で、今のは免除に関する金額でありまして、先ほど、二六%、実態がわからないと申し上げましたけれども、貸与が受けられなくて親族や民間業者から借りた人や、あるいは、もう要らないよ...全文を見る