藤野保史

ふじのやすふみ

比例代表(北陸信越)選出
日本共産党
当選回数2回

藤野保史の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月23日第197回国会 衆議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  昨年、三重県のシャープ亀山工場で、外国人を含む労働者が大量に雇いどめになる事件が起きました。  私は、昨年の十二月、三重県に調査に行きまして、県の担当部署、三重労働局、そして、みえ労連とユニオンみえの二つの労働組合の皆さん、そして、実...全文を見る
○藤野委員 一つの工場で、日本人も含め、約四千人もの雇いどめが起きた。極めて異常な事態であります。  なぜこうした事態が起きたのか。  シャープは、労働者と直接雇用契約を結んでおりません。亀山工場での製造数量や納期を指示しているのは一次下請会社なんですね。そこが必要な人数を決...全文を見る
○藤野委員 今答弁いただいたとおりであります。  雇用期間が二カ月以内の場合は社会保険加入の適用が免除される。これは企業側がみずからの負担を減らそうとする意図が透けて見えるわけですね。  また、契約更新のたびに、十三回とか何回かをやるたびに、時給や手当を切り下げていくなどの待...全文を見る
○藤野委員 法務省に確認したいんですが、新しい制度のもとでは、シャープにおける三次下請のような、下請といいますか、会社がこうした特定技能一号労働者を直接雇用のような形で雇うというのは、これは可能なわけですね。
○藤野委員 要するに、シャープにおける三次下請のような会社も特定技能一号労働者を雇えるということなんです。  今回の入管法では、十四の分野が受入れ対象となっておりまして、派遣契約が認められるのは農業と漁業だけであります。では、ほかの十二分野では今おっしゃったようなきちんとした契...全文を見る
○藤野委員 厚労省にお聞きしますが、今回の離職者のうち、自己都合の数、会社都合の数、外国人労働者、日本人労働者それぞれについてお答えください。
○藤野委員 配付資料の一を見ていただければと思うんですが、自己都合が、全体でいえば三千九百三十八人中、三千二百四十人で、八二・三%。外国人労働者では、二千九十七人中、千三百九十九人で、六六・七%。日本人労働者では、何と、千八百四十一人中、千八百四十一人で、一〇〇%なんですね。明ら...全文を見る
○藤野委員 その事実認定が現時点でもできていないわけですよ。昨年十一月に告発したにもかかわらず、その結果もまだ出ていない。これほど明らかな事案でもそうなわけです。  三重県で私もハローワークの方からお話を聞いたんですが、その方によると、毎日失業した外国人労働者と接している、そう...全文を見る
○藤野委員 まさに、受け入れる側といいますか、その大どころである経済同友会からも、非自発的かどうかをチェックする仕組みはないと言われている。これは極めて重大だと思います。制度の欠陥なわけであります。  しかも、これは強調したいんですが、会社側は、あの手この手で自己都合に誘導して...全文を見る
○藤野委員 しっかり見きわめるとおっしゃいますけれども、今も、技能実習でいえば、技能実習計画というのは認可の対象であります。いいことが書いてあるんですよ、立派なことが。報酬も日本人と同等とか、そういう計画になっているんです。それで法務省さん、判こを押しているんです。その計画を見ま...全文を見る
○藤野委員 今、求職中であれば正当な理由として認められる場合もあると言いましたけれども、それはしっかりとやるべきだというふうに思います。  問題は、やはりそういう見きわめが難しいということなんですね。  自己都合となれば支援も受けられないし、最悪、帰国を強いられるということで...全文を見る
○藤野委員 しっかりしっかりとおっしゃるんですが、現時点でもできていないわけですし、労働法制の面を見ても、現状としては摘発できていないわけです。ですから、そのままでは、今の構造のままで新たに資格だけ設けて、契約もさわらないし、下請構造も変えないまま資格だけ新たな人を入れたって、そ...全文を見る
02月05日第198回国会 衆議院 本会議 第4号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、二〇一八年度第二次補正予算案に反対の討論を行います。(拍手)  今回明らかになった統計不正の結果、雇用保険や労災保険など、約二千万人、五百六十七億円の被害が生まれており、一刻も早い救済が必要です。  同時に、今回の統計不正は、政府の経...全文を見る
02月05日第198回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一八年度第二次補正予算案に反対の討論を行います。  今回明らかになった統計不正の結果、雇用保険や労災保険などで約二千万人、五百六十七億円の被害が生まれており、一刻も早い救済が必要です。  同時に、今回の不正は、政府の経済認識、景気判...全文を見る
02月15日第198回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○藤野委員 安倍政権は、昨年、わずかな審議時間で入管法改定を強行し、ことし四月から、外国人労働者の受入れを拡大しようとしております。受入先の多くが技能実習生からの移行を見込んでおります。ですから、技能実習制度の実態をどう捉えるのか、これは新制度のあり方に直結する問題だと思っており...全文を見る
○藤野委員 今、計画そごという言葉がありました。これは、単に、少し違う作業をさせていたというような軽い話ではありません。特定の技能を実習させるという建前で日本に呼んでおきながら、いざ日本に来たら、全く話と違う作業、企業にとって都合のいい作業をやらせていた。これは、技能実習制度の意...全文を見る
○藤野委員 調査中、作業中ということはお認めになりました。  これは、実は、この構図が、処分を受けた三菱自動車と全く同じなんです。  日立の笠戸事業所では、実習生の本来の目的は電気機器組立てであります。この実習生に対して、電気機器組立て以外の、例えば窓の取付けとかワイヤを引っ...全文を見る
○藤野委員 余計なことは答弁しないでいただきたい。  実習計画と異なる作業をさせていた、要するに計画そごをおっしゃった。これでは、三菱自動車も、そして日産自動車も、日産はまだ検査中ですけれども、日立と同じなんです。日立も日産も三菱も、実習計画と異なる作業をさせていた。ところが、...全文を見る
○藤野委員 配付資料の下段の方も見ていただきたいんです。これは法務省のつくられたやつですよ。法務省がつくられた運用要領を私は読んでいるんです。  ここに書いてありますように、留意事項というのがついているんですね、五十一条の運用要領には。「このような技能実習期間の途中での中止は、...全文を見る
○藤野委員 どんな指導をしたか、これは結果を見ればわかるんですね。  三菱等々、三菱や日産が行ったことすら日立は行わずに、冷たく九十九人を解雇し、結果、七十三人もの若者が帰国を強いられている。この結果があらわれております。日立は果たすべき義務を果たさなかったし、政府もそれを是正...全文を見る
○藤野委員 取消しの処分が起きた場合の実習生の円滑な転籍について私は決意を聞いたんです。  今回のケースは、この日立あるいは受入れ機関の問題と同時に、日本国内の監理団体、さらには、母国であるフィリピンにある送り出し機関や、その委託を受けた研修機関、この問題も浮き彫りにしたと私は...全文を見る
○藤野委員 結局、取り消していないということは、見ていないということですよ。もし日本人の契約書にこんな条項があったら、到底通用しません。これで実習計画を認可した政府の責任は極めて重大だ。  このホワイト・ダブから委託を受けて研修を行っているPNTCも問題であります。  配付資...全文を見る
○藤野委員 これは政府に優良と認定された機関のことであります。そこでこういうことが起きている実態も把握せずにやられている。極めて無責任だと。  配付資料の四を見ていただきたいんですが、これは外務省のホームページから、載っていたものなんですけれども、安倍昭恵総理夫人が、二〇一五年...全文を見る
○藤野委員 配付資料の五を見ていただきたいんですが、これは、上は先ほど言ったホワイト・ダブの日本側の連絡先であります。下はフレンドニッポンの連絡先なんですね。これは、両者の住所、電話番号とも全く同じであります。  ホワイト・ダブの担当者のEメールアドレスを見ると、アットマークの...全文を見る
○藤野委員 終わりますけれども、やはり、日本を代表する大企業、あるいは最大手の監理団体などが、寄ってたかって、長年にわたって、外国人技能実習生を雇用の調整弁あるいは安価な労働力として使い捨てにしている。この現状を放置したまま、もう一カ月半後に迫った四月からの受入れを強行すれば、人...全文を見る
02月20日第198回国会 衆議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、意見陳述人の皆さん、大変貴重なお時間をいただきまして、貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。今後の予算審議にしっかりと生かしていきたいと思っております。  私も、この長野を始めとする北陸信越ブロック、長野...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  次に、市村公述人にお伺いしたいんですが、先ほどもお話が出ました民間主導のまちづくりということで、午前中も、それこそ若者たちのまちづくりを拝見させていただいたんです。  先ほど来、行政と民間のめり張りという言葉もありましたけれども、そうした...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  次に、藏谷公述人にお聞きしたいんですが、公述人には、私、二〇一二年にお話をお聞きする機会もありまして、当時も長野県の状況について大変示唆に富むお話をいただいたことを思い出してお聞きしておりました。  先ほど来、ちょっと重なるところもあるん...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございました。  それでは、土屋公述人にお願いしたいと思うんですが、先ほど固定資産税についてのお話と消費税のお話、大変実態がよくわかるお話、ありがとうございます。そこの点で、固定資産税につきまして、実情に合った評価にしてほしいという御要望をいただいたと思う...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  こちらに来る前に、家計調査、総務省の資料をちょっと見させてもらったんですが、この中に、都市別の一世帯当たり年間品目別の支出のデータがありまして、これは都市別なので長野市もあるんですが、非常に興味深いといいますか、米とかパンとかそばとか、品目...全文を見る
○藤野委員 それとの関連で、先ほどもちょっと重なる部分はありますが、御指摘のところで、旅館、ホテル業というのは実質二十四時間営業である、さまざまな事務もあり、支払い方法も多様ということなんですけれども、そこで、ポイント還元等の、あるいは複数税率等の影響というので、事務負担が過重に...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございました。  今後の予算審議にしっかり生かしていきたいと思っております。  終わります。
02月26日第198回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  公述人の皆様には、御多忙のところ、大変ありがとうございます。いただいた御意見を今後の予算審議にしっかり生かしていきたいと思っております。  まず、末澤公述人にお聞きしますが、本日お配りいただいた資料の十六ページで、我が国の株式保有構造...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  続いて、上西公述人にお伺いしたいんですが、先ほど逢坂委員との質疑のところで、要は、企業の収益がふえて、雇用が拡大して、賃金が上昇して、消費が拡大して、景気が回復する、こうした描いている好循環というものが実現できていないからこういうことをした...全文を見る
○藤野委員 貴重な御指摘、ありがとうございます。  私も、要するに、企業の収益がふえるというのが当然の前提のように言われるんですが、やはりそれをどうやってふやすのか。今、上西公述人がおっしゃった、例えば高プロでいえば、労働者から見れば、残業してもそれが出ない、しかしそれは収益に...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  続いて、先に浦野公述人にお聞きしたいと思います。  先ほど食料品の値上げのお話もいただきました。いただいた資料の中には、イギリスの場合、食料品の税率がゼロ%、ドイツは七%、フランスが五・五%という指摘もいただいております。この食料品につい...全文を見る
○藤野委員 重ねて浦野公述人にお願いしたいんですが、先ほど、生計費非課税が大原則であるというお話をいただきました。本当にそう思うんですが、それとの関係で、今のお話ともかかわるんですけれども、今回政府は、一〇%増税しても大丈夫だよという、大丈夫といいますか、対策としまして、低所得者...全文を見る
○藤野委員 済みません、もう一点お伺いしたいんですが、インボイスの関係で浦野公述人にお伺いしたいんですが、公述人は、いただいた資料によりますと、韓国に調査に行かれてこのインボイスのことも調査されたということなんですが、その点でお気づきになった点についてちょっと教えていただければと...全文を見る
○藤野委員 本日は、大変貴重な御意見、ありがとうございました。  江口公述人にはちょっと時間の関係でお聞きできませんでしたけれども、大変貴重な御意見を今後の審議に生かしたいと思っております。  どうもありがとうございました。
02月27日第198回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
議事録を見る
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。  原子力規制委員会の皆さんに来ていただいていると思うんですが、規制委員会は、関西電力の高浜原発、そして美浜原発、大飯原発に対して設置変更許可を与えております。その際に、降下火砕物、いわゆる火山灰について審査もされております。  規制委...全文を見る
○藤野分科員 私がそのものと言いましたのは、今お話のあった前の部分に「降下火砕物は、最も広範囲に及ぶ火山事象で、ごくわずかな火山灰の堆積でも、原子力発電所の通常運転を妨げる可能がある。」、こういう記述があるわけですね。間違いありませんか。  通告してあるので、早くお願いします。
○藤野分科員 今答弁あったように、ごくわずかな火山灰でも原子力発電所の通常運転を妨げる可能性がある、だから審査するわけであります。  関西電力は、この火山灰の厚さについて、審査の際、最大でも十センチだと。この十センチをもとに、皆さんも再稼働の設置変更許可を出されたわけであります...全文を見る
○藤野分科員 要するに、十センチだった火山灰の最大厚さが二十五センチということが新しい知見として得られたわけであります。  この知見を受けて、原子力規制委員会は、二〇一八年十二月十二日に、関西電力に対して新たな命令を出しております。これは原子炉等規制法第六十七条一項に基づく報告...全文を見る
○藤野分科員 今回の厚さの問題は、単に火山灰の厚さがちょっとふえたという話じゃないんですね。建屋などの重要施設がその重みに耐えられるのか、あるいは取水口などが大丈夫なのか。取水口というのは、要するに冷却機能にかかわる大問題になってきますし、フィルターの問題も皆さんもチェックされて...全文を見る
○藤野分科員 これは大問題だと思うんですね。二十五センチで済むかどうかも、逆に言えばわからないんですよ、風向き等々によれば。それをもとに可能性すら否定するというのは、私、ちょっと、安全に責任を持つ委員会として、あってはならない態度だというふうに思います。  規制委員会自身が新し...全文を見る
○藤野分科員 要するに、これは個人的興味じゃないんです。原子力規制庁が税金を投入してカルデラ火山の研究を行っている。これはまさに、社会通念上こうした火山のリスクが許容できないから、まさに税金を使ってやっているわけですね。  この研究だけではありません。内閣府は、昨年九月から、防...全文を見る
○藤野分科員 要するに、大規模噴火時には国民生活、社会経済活動に大きな混乱が生じることが懸念される、だからやっているわけですね、内閣府でも。つまり、政府はいろいろな形で大規模噴火に対する対策を検討しております。  委員長にお聞きしたいんですが、リスクが社会通念上許容される水準以...全文を見る
○藤野分科員 規制がないということを繰り返されるわけですが、何でそういう巨大な、今おっしゃられたような物すごい規模の噴火に対する規制がないかというと、それがなぜ起きるのか、どうして起きたのか、これがわからないからなんですよ。わからないから、そもそも規制するにしたって、何を見たらい...全文を見る
○藤野分科員 今おっしゃられたことを踏まえて、だからこそ、今おっしゃられたように知見がないわけですから、それを法規制がないことの理由にしたり、あるいは対策がとられていないことの理由にするのはおかしいんじゃないですかというのが私の質問です。  ないとお認めになったわけですから、な...全文を見る
○藤野分科員 結局、質問には答えられないわけですね。  自分たちがそういう論立てをしていること自体を私は問題にしているんです。ないわけですから、知見が。だから調べようと皆さんおっしゃっている。そのとおりだと思いますよ。だったら、それをもとに法規制がないことを社会通念が許容してい...全文を見る
○藤野分科員 もう終わりますけれども、こういうのを答弁不能というんですよ。  ですから、余りにも短いのでちょっとこちらも切り返せないんですが、要は、そういう意味ではもうお答えにならないということで、厳しく抗議をして、質問を終わります。
03月01日第198回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、二〇一九年度総予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  そもそも、統計不正は予算の土台を掘り崩すものであり、その解明は予算審議の前提です。にもかかわらず、真相の解明に背を向け、実質賃金のマイナスを隠したまま審議を打ち切り、採決を強行す...全文を見る
03月01日第198回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一九年度予算三案に反対の討論を行います。  そもそも統計不正は予算の土台を掘り崩すものであり、その解明は予算審議の前提です。にもかかわらず、真相の解明を行わず、実質賃金のマイナスを隠したまま採決を強行するなど、到底認めることはできませ...全文を見る
03月08日第198回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず、技能実習生についてお聞きしたいと思います。  私、先日、二月十五日の予算委員会で、日立製作所の笠戸事業所、これは山口県下松市にあるんですが、技能実習生九十九人が解雇をされ、うち七十三人が帰国を強いられた問題を取り上げました。これ...全文を見る
○藤野委員 調査中ということでありまして、どのような結果になるのかはわからないんですが、どんな結果になっても、何の落ち度もない実習生が犠牲になってはならないと思うんです。  技能実習法第五十一条二項には、主務大臣は、実習実施者、監理団体その他の関係者に対する必要な指導及び助言を...全文を見る
○藤野委員 これは、同じ日立の笠戸事業所では解雇、帰国ということも起きていますので、こうしたことが二度と起きないようにしっかりとやっていただきたいと思います。  それでは次に、入管収容の問題についてお聞きしたいと思います。  前提として、法務省に確認したいんですが、現行入管法...全文を見る
○藤野委員 今のが全件収容主義なんですが、今回の入管法改定では、これに関する法令等は改正されておりません。これは実に制定以来約七十年間、この収容とか身体拘束にかかわる規定というのは、根本的な改正というのは行われていないということになります。  この問題は、実は、今回行われます外...全文を見る
○藤野委員 配付資料の一を見ていただきたいんですが、これは国連特別報告者、ホルヘ・ブスタマンテ氏の報告書の一部を抜粋させていただきました。二〇一一年三月二十一日であります。  この黄色の部分を意訳させていただきますと、特別報告者は、東日本入管センター、これは大臣が視察された、ご...全文を見る
○藤野委員 大臣、私がお聞きしたのは、今、在留ができないとか在留が好ましくないとおっしゃいましたけれども、その好ましくないとかできないという判断そのものが、入管だけしか関与できないではないか、恣意的ではないかという質問なんです。収容が必要かどうかの判断には、外部の裁判所も弁護士も...全文を見る
○藤野委員 私の質問に答えられないんですが、今おっしゃられた、仮放免が適当と認められない者の定義ですね、今、カテゴリーを幾つか大臣御指摘になりました。その中で、「社会生活適応困難者」というのがあります。何ですか、この「社会生活適応困難者」というのは。どうやって、あなたは社会生活適...全文を見る
○藤野委員 いや、全く理解できない。  ちょっと聞き取れませんからあれですけれども、外国人に人権がないみたいな発言を今されましたけれども、とんでもない話ですよ。健全な運用とかおっしゃいますけれども、大臣もごらんになったあの牛久で、たびたび自殺も起きている。二〇一七年には自傷行為...全文を見る
○藤野委員 いや、仮放免を弾力的にやっているとおっしゃいましたが、その仮放免に関する方針で、送還の見込みが立たない者にでも、送還の見込みが立つまでという事実上無制限の収容を指示しているじゃないかということなんです。  それで、なぜそもそも送還に応じないのか。送還に応じればすぐ釈...全文を見る
03月13日第198回国会 衆議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  冒頭、先ほど源馬委員も質問しましたが、昨日、東京品川入管で起きた事案についてお聞きします。  ちょっとまだ事実も、全体もまだわかっていないんですが、収容中の方が体調を崩されて、家族あるいは友人の方が救急車を二度呼んだにもかかわらず、本...全文を見る
○藤野委員 看護師はいたけれども医師はいなかったということであります。最終的な判断は東京入管局長が行ったということであります。  法務省にお聞きしますが、家族に話をしたということですが、誰がどのような説明をされたんですか。
○藤野委員 今後もこの問題は引き続き取り上げたいと思いますけれども、この事案そのものも後で大臣にもお聞きしたいんですが、やはり、収容という施設の中における、あるいは収容するかどうか、収容する期間、あるいは仮放免するかどうか、私も先日の大臣所信でお聞きしましたけれども、これは法律上...全文を見る
○藤野委員 大臣、ちょっと認識がやはり、私もまだ全体像をつかんでいるわけではありませんけれども、今、被収容者処遇規則三十条で医師の適正な処遇というようなことをおっしゃいましたが、今回、二度も救急車が行って、救急救命士が行っているわけです。十七時以降は医師はいないんです、東京入管に...全文を見る
○藤野委員 個々の対応について話さないといって、またああいうことを言われるんでね。しかし、それは、今後我々もしっかり調べて、一般論といえ、そうおっしゃったわけですから、しっかりとチェックしていきたいと思います。  重ねてですけれども、今回の方にしっかり医療が提供されるように、大...全文を見る
○藤野委員 そうしたことで実際に実効性があるかという点で、一点、お聞きしたいのは、私、二月十五日の衆議院予算委員会で、フレンドニッポンという日本国内の監理団体と、ホワイト・ダブという、これはフィリピンなんですが、フィリピンの送り出し機関の問題を取り上げさせていただきました。  ...全文を見る
○藤野委員 ですから、これは取消しの対象になるような契約なんですね。しかし、実際には通っちゃって、これで来てしまっているわけであります。  大臣、お聞きしたいんですが、フィリピンと日本は二国間協定を結んでおります。二国間協定を結んでいる。しかも、このホワイト・ダブはフィリピン政...全文を見る
○藤野委員 それはぜひやっていただきたいと思います。  その上で、配付資料の二を見ていただきたいんですが、このホワイト・ダブと日本の監理団体であるフレンドニッポンの関係なんですけれども、上のところはホワイト・ダブの連絡先なんですね。右の方のアドレスというところを見ていただきます...全文を見る
○藤野委員 じゃ、名称は別として、要するに、そういう形で、両方に同一の機関が、同一の会社が団体を設立してやる、そういうことは法律上排除されませんね。
○藤野委員 結局できるということなんですね。今回のフレンドニッポンとホワイト・ダブのようなことが新しい制度でも可能になる。  結局、送り込まれる実習生から見ると、母国ではそういう送り出し機関からさまざまな、渡航前費用も徴収され、日本に来たら管理費という形で、これは受入れ機関が払...全文を見る
○藤野委員 シャープの事案では、会社があの手この手を使って自己都合に誘導していくんですよ。  日本語がもともとわかりにくい人もいるわけで、いや、これは失業保険が早くもらえる書類だよなんて言ってサインさせるわけです、自己都合と書いてあるところに。とか、本当に非自発的離職なのかどう...全文を見る
○藤野委員 これは、端緒を得られるという仕組み、ちょっと政省令のどこか、にわかにわからないんですけれども、今わかるなら、どこか言ってもらえますか。
○藤野委員 ちょっと事前のレクになかったので、また改めてこの問題は聞いていきたいと思います。  もう一点お聞きしたいのは、外国人労働者の死亡事案への対応の問題でございます。  これはあってはならないことなんですけれども、残念ながら、外国人技能実習生でも、ここ八年間で百七十四人...全文を見る
○藤野委員 そこがよくわからないんです。せっかく検証されているわけですし、技能実習からの移行を大きく見込んでいる制度が今回始まる。状況は同じだと思うんです。  やはり外国人で、しかも、死亡された場合、もう時間があれですけれども、要するに、日本人だったら家族は日本にいますから、亡...全文を見る
03月22日第198回国会 衆議院 法務委員会 第5号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  憲法は、三十二条で国民の裁判を受ける権利を保障しております。全国どこにいても、国民は、裁判を受ける権利、十分な司法サービスを受ける権利がある。  最高裁にお聞きしたいんですが、本法案は、その権利を実質的に保障していくために、裁判部門の...全文を見る
○藤野委員 昨年の参議院の法務委員会、二〇一八年四月一日では、裁判所にとって最も大きな課題の一つと答弁されているんですが、これは変わったということですか。
○藤野委員 三権分立のもと、司法権の独立、さらに、先ほど申し上げた国民の裁判を受ける権利、それをいずれも実質的に担保していくのは、今おっしゃったように、人である裁判所の皆さんだというふうに思っております。  ところが、実態はどうかということでございます。  最高裁にお聞きした...全文を見る
○藤野委員 今答弁があったとおり、概算要求時から、判事は変わらないんですが、書記官はマイナス九人、事務官も、形式的に見ますとふえているんですが、それは概算要求後に起きました障害者雇用推進定員十四人が措置されたことによるもので、これを除きますと三人の減という答弁でありました。  ...全文を見る
○藤野委員 これは裁判所が自主的に判断したということなんですか。ちょっと確認させてください。
○藤野委員 なぜ、概算要求、これも自主的に出されたものをみずから削ると言うのかということなんですが、それを見ていく上で、ちょっと一つアンケートを御紹介したいんですね。これは、全司法労働組合が家裁調査官に対して行った超勤の実態調査アンケートでございます。昨年三月に行って、二百七十二...全文を見る
○藤野委員 他の行政機関とおっしゃいますけれども、やはり、裁判所は三権の一つであって、特別だと思うんです。実際、こういう生の声が起きているもとで、国民の裁判を受ける権利、そして司法府としての独立を担保する人的体制をみずから削っていくというのは、やはり私は問題だと思います。  そ...全文を見る
○藤野委員 おおむねといいますか、この間、二〇一六年から一七年にかけて、九十七人から百二十人と急にふえているんですね。先ほどの長期病休者の推移とも合致するんですが、最高裁にお聞きしたいのは、なぜ短期間にこういうふうに長期病欠、とりわけ精神疾患がふえているのか。その理由は何であって...全文を見る
○藤野委員 理由がさまざまで困難だという認識そのものが、それならいい対策が出てくるはずがないじゃないですか。この間、急増しているわけです、百二十人と、ぽんと。やはり何かがあるはずなんです。  この間でいえば、財務省から毎年査定を受けて、概算要求の水準にすら満たない、自分たちが要...全文を見る
○藤野委員 何か全く形式的答弁で、実際にふえているわけです、こういうデータとかを見ても。それが、何か、取り組んでいる、取り組んでいるというやり方では、そういう急増している状況がなぜなのか、あるいはそれが歯どめをかけられるのかという質問に対して、やっていますということでは極めて問題...全文を見る
○藤野委員 そういう認識ならふやしていただきたい。全然ふえていないわけです。十年以上、十年こういう状況で定員がふえないというのは、今の答弁からも矛盾しているというふうに思います。そういう意味では、お認めになったわけだから、本当にこれはかじを切っていただきたいと思うんです。  そ...全文を見る
○藤野委員 つまり、東京、大阪、名古屋はふえているんですけれども、それ以外のところは減っている。  地方から中央への定員振りかえが続けられております。この結果、裁判所の職員が二名とか三名しかいない、いわゆる二人庁、三人庁と言われるところがふえております。  最高裁にこれも確認...全文を見る
○藤野委員 結局、三人庁は減っているんですが、その分、二人庁がふえてしまっているということであります。  ことしについてもさまざまな、やはり東京はふえているんだけれども、東京は四十人増員、これに対して、北海道は五人減、中国では六人減、東北では六人減、九州で十六人減というような組...全文を見る
○藤野委員 適切な事件処理がされているといいますけれども、その認識はもう根本的に間違っていると思います。本当に今大変な状況で、職員の方が犠牲を払いながらやられているわけで、そのことは国民が受ける司法サービスを掘り崩している、その土台が掘り崩されているという認識がないと、やはりこれ...全文を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、裁判所職員定員法改正案に対し、反対討論を行います。  反対理由の第一は、最高裁が、先ほどの答弁でも裁判所職員の増員は裁判所にとって最も大きな課題の一つと言いながら、本法案では、概算要求段階の増員数から最高裁みずから削減して、障害者雇用促進...全文を見る
03月26日第198回国会 衆議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  厚労省と法務省は、外国人技能実習制度の柔軟化に向けた検討チームを立ち上げて、三月十九日に初会合を開いております。  厚労省にお聞きしますが、なぜこの検討チームを立ち上げることになったのか、そのきっかけは何なんでしょうか。
○藤野委員 自民党の法務部会の決議がきっかけであったと。  三月十九日の初会合には二団体を呼んだと聞いておりますが、どの業種の団体で、どのような意見が出たんでしょうか。
○藤野委員 これはいつまでに結論を出されるのか。それまでにどのような団体を呼ぶつもりなのか。その中で、技能実習生から話を聞く予定はあるんでしょうか。
○藤野委員 自民党の法務部会の決議に基づくわけですが、実習生には話は聞かない。団体、関連地域ということでありますが、結局、これは使う側のための検討ということになるのではないか、そのおそれがあるんじゃないかということなんですね。  今も、企業による悪質な技能実習生の使い方といいま...全文を見る
○藤野委員 調査中ということでありまして、配付資料の三を見ていただきたいんですが、実は、こういう事案が相次いでいるということで、法務省も厚労省などと連名で通達を出しております。  要するに、実習計画外の作業をさせたら、それはもう実習制度そのものを否定するといいますか、要するに、...全文を見る
○藤野委員 ちょっと今、質問と答弁がすれ違ったんですが、それは今から聞こうかと思っていたんです。  私がお聞きしたのは、要するに、今後と大臣がおっしゃった、まさにそのことなんです。厚労省が、こういう、実習生に必須作業以外のことをやらせようということを、今まさに柔軟化ということで...全文を見る
○藤野委員 いやいや、見守っていただいては困るという質問なんです。  というのは、既に悪用が起きている。今の計画とおっしゃいました、今の計画外のことを実際にやらせているわけです。日本を代表する日立とか日産とか三菱がやらせているわけですね。通達も出されて、今、調査もされているとい...全文を見る
○藤野委員 委員長の指揮で局長に答弁させて、私も一応聞こうかと思いましたけれども、全く関係ない。  私は動機を聞いているんです、四月から始まる。片や検討チームは、四月末までに結論を出す。何でこれは急ぐんですか。一緒、両方合わせようとしているんじゃないですかという質問です。端的に...全文を見る
○藤野委員 それは、非常に私は、それを信じておられるのであれば、本当なのかなと。  結局、技能実習制度というのは本音と建前というのが乖離しているというのは指摘をされてまいりました。今回、この検討チームが本当にそういう方向で動けば、この本音と建前の乖離というのが更に進む。特定技能...全文を見る
○藤野委員 そのとおりなんですね。退去強制事由に当たる疑いがあれば、基本的には収容して、疑いを調べるところからして収容していくという意味での全件収容なんです。  きょう取り上げたいのは、かつて法務省も、この全件収容主義、やってみた、やってみたけれどもいろいろ問題があるということ...全文を見る
○藤野委員 今答弁があったとおりであります。配付資料の四の下段に当たる部分でございます。  要するに、外国人の人権を尊重する精神から、全件収容、ここでは必要的収容という言葉になっておりますが、全件収容を緩和したと。これはなかなかの表現だなと思いますが、緩和をしたということなんで...全文を見る
○藤野委員 そうなんですね。  先ほどは外国人の人権に配慮、今回はより一層人権尊重に配慮というので、これは当時の田中法務大臣も、紹介しますと、現行の入国管理令では、退去強制手続を進める場合には容疑者を必ず収容しなければならない、身柄を収容しなければならないことにしておることを改...全文を見る
○藤野委員 いろいろおっしゃいましたが、全く質問に答えておりません。  要は、政府自身が見直しをされたということ、私はこれは大事なことだと思うんですね。それはなぜかというと、当時、大問題になっていたわけです。  実は、この衆議院の法務委員会に小委員会というのが設置されまして、...全文を見る
○藤野委員 時間ですけれども、この問題は引き続き追及していきたい。  先ほどちょっと聞き逃せない答弁があったのは、収容所で人権侵害は起きていないというような趣旨の答弁をされましたけれども、とんでもない認識だと思いますよ。  これはもう物すごい人権侵害が起きているわけです。その...全文を見る
03月28日第198回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速質疑に入りたいと思いますが、二月二十七日の予算委員会第六分科会で、私の質問に対して更田委員長が答弁をいただきました。  その質問というのは、関西電力が、福井県若狭湾の三原発、美浜、高浜、大飯について、鳥取県の大山からの火山灰の厚さ...全文を見る
○藤野委員 そもそも私は余り距離のことは聞いていなかったわけでありまして、といいますのも、やはり風の向きだとか風の強さによって灰がどこまで飛ぶかというのはわからないわけであります。  確かなことは、規制委員会が三つの原発に許可を与えた前提が変わるおそれが出てきたわけですね、十セ...全文を見る
○藤野委員 噴火のおそれとか可能性の話は、私が今質問したのは、二十五センチが仮に新知見としてこれが事実だとしますと、先日も予算委員会で指摘しましたが、関電も、建物自体が重さに耐えられないというふうに言っているわけであります。ですから、この二十五センチということが問題であって、それ...全文を見る
○藤野委員 七月三十一日に新たな、新たなといいますか、方針を出された三カ月後にこの契約が結ばれております。  この契約に先立って、二〇一八年三月十三日に、JAEAは原子力規制委員会に対して設置変更許可申請書の補正書を提出しております。  JAEAにお聞きしますが、変更内容はど...全文を見る
○藤野委員 配付資料の四を見ていただければと思うんですが、変更前は、一番左でありまして、「使用済燃料は、当事業団再処理施設にて再処理を行なう。」要するに、当事業団ですから国内ですよね。それが、補正前という真ん中のやつ、これは、真ん中のやつで、補正前で、「全量を譲り渡す。」という表...全文を見る
○藤野委員 私も二〇一六年にこのラ・アーグの再処理工場を視察させていただきましたが、まあ、事実上ここだけだということであります。  JAEAにお聞きしたいんですが、搬出する契約を結んだ、搬出するということなんですが、搬出した後は、結局このラ・アーグで再処理するということなんでし...全文を見る
○藤野委員 ここが極めて不自然なんです。明言されないんですね、事前のレクなどでも。  ただ、JAEA自身が方針を変えて、国内だけで処理すると言っていたものを国外でもできますよというふうにわざわざ方針を変えたわけですね。そして、その十月にはフランスのオラノ社と搬出準備契約を結んだ...全文を見る
○藤野委員 いわゆる再処理のいかんで多少の変化はあるとしても、一・三トン前後のプルトニウムが出てくるわけであります。結局ふえるわけですね、端的に言いますと、再処理を行うと。  文科省にお聞きしたいんですが、配付資料二にあるプルトニウム利用の基本的な考え方、原子力委員会にも後でお...全文を見る
○藤野委員 いやいや、もう契約が、準備契約が結ばれて、フランスの会社と、搬出をするわけですよね。既にもう半分はしちゃっているわけですから。ですので、残りの半分をするということは決まっていて、しかし明言はされないんですね、その再処理が、先が決まっていないとか、時期が決まっていないと...全文を見る
○藤野委員 ちょっと全くお答えになっていないんですけれども、平和的かどうかなんか私は聞いていないんです。  要するに、「ふげん」の残りの七百三十一体が処理されれば、ふえますよね、プルトニウム、一・三トン前後。これは方針に反するんじゃないのかという質問なんです。ちょっともう一回お...全文を見る
○藤野委員 いや、それもお答えになっていないんです。  ふえますよねということであって、これは減少させるという原子力委員会の方針に反しますよねという質問なんですが。ちょっと重ねてで恐縮ですけれども、この点についてお答えいただけますか。
○藤野委員 これも、ふえるかどうかという質問に答えていないんですが、要するに答えられないということなんだと思います。これについては、また別途の機会でやりたいと思います。  きょうは経産省も来ていただいているので、最後、経産省にも確認したいんですが、エネルギー基本計画にも、プルト...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますけれども、四基ですよね。二〇二五年、何年か前には十六基とおっしゃっておりました。そういう意味では、もう破綻したエネルギー基本計画そのものをやはり見直すべきだ、このことを強く求めて、質問を終わります。
04月02日第198回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  本法案は強制執行におきます幾つかの改正点があるわけですが、まず大前提としまして、大臣に、そもそも給与の差押えというものが持つ意味についてお聞きしたいと思います。  資産は資産で大変な問題はありますけれども、やはり給与となりますと生活に...全文を見る
○藤野委員 私は別に、一切とは言っておりません。  非常に重要だという答弁がありました。ただ、実際は、非常に低額の給与、もともと低い給与の差押えも行われております。  法務省に確認したいんですが、法制審の民事執行法部会第十九回の議事録を読ませてもらいましたけれども、東京地裁で...全文を見る
○藤野委員 内訳もお願いいたします。
○藤野委員 今あったように、四万円台も含めて、非常に低額の給与が差押えをされているということであります。  給与の差押えがされた事案のうち一割以上が、六十五件中の七件ですから一〇%を超えているわけですね。決して少ない数ではないと思うんです。  もう一点、最高裁に確認したいんで...全文を見る
○藤野委員 今御答弁あったとおりなんですね。要するに、二〇一七年、ゼロだった。  配付資料を見ていただきたいんですが、一枚目が債権等に対する強制執行事件数でありまして、大体一万件前後で推移をしてきております。これは、全部が全部、今言っているような給与の差押えとかいうことではあり...全文を見る
○藤野委員 適切に運用とおっしゃいますけれども、先ほど言ったように、申出がない。しかも、申し立てた五件、狭い門をくぐり抜けて五件申し立てたけれども、ゼロですよね。  だから、ここまで書かせて、それが適切な資料だというのであれば、それを認めたのであれば今のお話は成り立つかもしれな...全文を見る
○藤野委員 今答弁ありましたけれども、国税徴収法は、一九五九年の改正以前は、まさにこの民事執行法と同じく四分の一まではできるという規定だったわけであります。そのもとで、今、趣旨の答弁ありましたけれども、それだと、低額所得者については最低生活費に不足する場合も生じる、片や高額所得者...全文を見る
○藤野委員 制度が違うのは当然でありまして、差押禁止範囲の変更とおっしゃいましたけれども、それが全然機能していないんですよ。先ほど言ったように、ゼロなんです。ゼロのもとで、これがあるじゃないかといったって、これは理由にならないですね。  要するに、この変更というのは事後的救済で...全文を見る
○藤野委員 今答弁あったとおりでありまして、配付資料の四がそれなんですが、一件については審理中とあったのが恐らく認容されたんだというふうに思います。要するに、十六件中五件ということで、代替執行によらず間接強制で引渡しが実現したというのが三分の一近い、ほぼ三分の一ということなんです...全文を見る
○藤野委員 やはり子の利益というのが非常に大事だというふうに思います。  子供というのは、決して引渡しの客体ではなくて、みずからの人権や、そういうものを持つ主体であって、そうした子の権利や福祉を実現していくという観点がこの執行においても求められているというふうに思います。  ...全文を見る
○藤野委員 ただ、いろいろおっしゃった制度はあくまで周辺的なものでありまして、一番初めおっしゃられた変更の申立て、これもハードルが高いんですよね。実際、その変更の申立てをやればいいとおっしゃるんだけれども、しかし、それが当事者にとっては、みずからアクションを起こさないといけない、...全文を見る
○藤野委員 今のは裁判所法の六十二条に規定をされております。  最高裁に重ねてお聞きしますが、執行官に必要な資格というのは最高裁が定めるということでありまして、今お話があったように、法律実務経験十年以上ということなんですが、今回、子の利益に配慮という規定が各所にたくさんあるわけ...全文を見る
○藤野委員 どんな研修をやっているんでしょうか。
○藤野委員 新任研修の方は、児童心理学等、一こま九十分のみ、五年以上たってから実務研修が、三日の合宿のうち一日が模擬強制執行という、今お話があったもの。これで本当に大丈夫なのかということなんですね。  いわゆる執行官規則の第十二条では、執行官がその仕事をするに当たって技術者又は...全文を見る
○藤野委員 具体的には今こういうことでやられていると思うんですが、そういう援助、執行官がというのは全ての子供に関する事件についているんでしょうか。
○藤野委員 今答弁があったように、八十三件中四十七件なんですね。五割、六割という感じであります。もちろん、ゼロ歳とかそういう場合もありますので、それはケース・バイ・ケースだとは思いますが、しかし、やはりまだ五割、六割しか率直に言ってそういう専門家がついていないという状況が現状とし...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、根本的にやはり裁判所の人員の拡充、予算の拡充、これがどうしても必要だということを主張しまして、質問を終わります。
04月03日第198回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、参考人の皆様、本当に貴重な御意見をありがとうございます。  早速ですが、まず山本参考人にお伺いしたいんですが、昨日、私、当委員会の質疑で、差押禁止債権の範囲変更の申立てが何件かということを聞きましたらば、二〇一七年は、給与に...全文を見る
○藤野委員 では、重ねて山本参考人にお伺いしたいんですが、では、教示すれば活用されるようになるということだと思うんですが、教示すべき事項としてはどのようなものが望ましいとお考えでしょうか。
○藤野委員 三上参考人にお伺いしたいんですが、そういう意味で、申立てが行われていない理由について先生はどのようにお考えか、まずそれをお伺いしたいと思います。
○藤野委員 この申立て、私もその書面も拝見したんですが、書面も、今おっしゃられたものもありますし、あと、郵便切手が五千八十円も要るというので、数万円で困っている方に、そこまで費用的にも負担させるというのはどうかなというふうに思いました。  その上で、ちょっと一点、松浦参考人にお...全文を見る
○藤野委員 それで、先ほどFPICという、ファミリー・プロブレム・インフォメーション・センターの頭文字だと思うんですが、山本参考人の著書も、私、読ませていただいて、執行官の方に女性がいないと。びっくりしたんですが、このFPICの方は、会員が八十九名で、男性五十一名、女性が三十八名...全文を見る
○藤野委員 合間参考人と三上参考人にお伺いしたいんですが、今回、財産開示手続違反者に対して罰則が強化されるということであります。罰則強化は両面あると思うんですが、それぞれについて、参考人、どのようにお考えでしょうか。
○藤野委員 ありがとうございます。  続いて、三上参考人にお伺いしたいんですが、先ほど、申立てについて、なかなか教示では難しいというお話だったんですが、一方、教示という制度が始まるという段階で、これを実効あらしめるためには、例えば、どのような教示というのがいいんじゃないかという...全文を見る
○藤野委員 最後になるかもしれませんが、そうした申立て、ある意味、正確な表現かどうかわかりませんが、事後的な救済で救っていこう、変更を申し立てればいいじゃないか、そういうたてつけで、それを促進しようということで、今回、教示という制度も導入されるんですが、三上参考人にお伺いしたいん...全文を見る
○藤野委員 本日は、大変貴重な御意見をありがとうございました。  質問を終わります。
04月10日第198回国会 衆議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、まず、第三者から給与債権に関する情報を取得する制度についてお聞きをいたします。  四月二日の質疑で、山下大臣も、給与の差押えについては、その生活を維持するのに困難を来すことになるなど、債務者に与える影響は非常に大きいと答弁されま...全文を見る
○藤野委員 今おっしゃられたような、債務名義を持つ債権者が養育費等の債権を持っているという場合は認める、それ以外は認めないということなんですが、やはり一方で、債務名義の保有者というのを見てみますと、多くは、いわゆる消費者金融といいますか、銀行系を含めた、そういうところになってくる...全文を見る
○藤野委員 そういう立場で、この趣旨を踏まえて運用に当たっていただきたいと思います。  次に、差押禁止債権の範囲変更の手続の教示制度についてお聞きをします。  先日の質問で、二〇一七年の一年間で、給与の差押えに対して範囲変更の申立てが五件、申立てが認められたものはゼロだったと...全文を見る
○藤野委員 把握されていないわけですね。ですから、私、これは立法事実にかかわる問題としてお聞きしたんですけれども、ないということでありました。  やはり、先日も指摘したんですけれども、変更に要する書類というのがかなり詳細で、ハードルが高くて、そういうことも一つではないかと問いか...全文を見る
○藤野委員 参考人からはちゃんと新制度のもとでの効果検証をすべきだという指摘がありましたので、それはやっていただきたいと思います。  これはやはり、大臣、根本的には、債務者の生存権にかかわるかもしれない問題を、その債務者のみずからの申立て変更に委ねていいのかという問題があると思...全文を見る
○藤野委員 それはそうなんですが、ただ、やはりその結果、国税徴収法も、四分の一というのは乗り越えて、十万円と一人頭四万五千円というところに変えたわけであります。その趣旨は、四分の一というやり方だと低所得者には重くて高所得者には甘いからだ、こういう非常に合理的な立法改正趣旨から最低...全文を見る
○藤野委員 いや、現有人員の有効活用はもう限界に来ておりまして、ぜひこれは増員に向けていただきたいんですね。  現場からは、例えば、勤務先や預貯金口座の探索のために作業が増加すると。あるいは、不動産における暴力団の買受け防止のための方策もありました。これが実効性あるためには、警...全文を見る
○藤野委員 今答弁があったとおりでありまして、ハーグ条約実施の規則八十七条で、そうした、家裁が執行官に対して解放実施に関し必要な協力をすることができる、その協力をするに際し家裁調査官に意見を述べさせることができるということで、事前のミーティング等々をできるということになります。 ...全文を見る
○藤野委員 ぜひそこは運用していただきたいと思うんですが、実際お聞きしますと、いわゆる執行官は地裁に所属している、地方裁判所。家裁調査官は当然家裁ということで、やはり制度上、なかなかその連携等々で制度上難しいみたいな話が先日参考人もあったんですが、今のお話だと、必要な協力というこ...全文を見る
○藤野委員 そこはこの解釈ということでありまして、そこはいろいろな合理性等もあるのかもしれません。  ただ、今回新しい執行官の責務が加わったもとで、先日質疑で、八十三件中四十七件ですか、数字としてはまだ専門家が立ち会えていないという実態もあるわけでありまして、どのように子の利益...全文を見る
○藤野委員 今御指摘があったのは民事保全法四十三条の二項で、確かに二週間と書いてあるんですね。だけれども、これもやはり物を前提とした世界といいますか、これはこれで、こういう法律があるのは認識しているんですけれども、やはり子供ですし、事前の準備が非常に重要だということでありますので...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、今回の法改正は第一歩にすぎないということで、今後の検証と改善、これをしっかり求めて、質問を終わりたいと思います。
04月17日第198回国会 衆議院 法務委員会 第11号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは一般質疑でありまして、いわゆる報告書の集中質疑ではないわけですが、そこに向けて、具体的な事案を参考にしつつ、お聞きをしていきたいと思います。  最低賃金以下というものが幾つになるのかというのはやはり一つ大きな論点だと思っており...全文を見る
○藤野委員 おおむねできたというのがわずかにふえたという答弁でしたかね。きのうのレクではちょっとそれはお示しいただかなかったんですけれども、後でまた資料を届けていただければと思います。  いずれにしろ、この最賃以下というのが大問題になっているもとで、やはり、重層下請のもとでは、...全文を見る
○藤野委員 繊維産業のはあくまで例として出しまして、きょうはこのPTの報告書に入らないという前提で、あえてこれを持ってきたんですね。  紹介だけしますけれども、このPTの報告書でも、十二ページの事例二というのがありまして、ここには、まさに私が今取り上げました、最低賃金の改定があ...全文を見る
○藤野委員 毎回ながらといいますか、答えないのは本当にけしからぬと思うんです。いや、皆さん方が不適切な事案を正したわけですよ。ですから、ちゃんと仕事されているということを確認したいということであって、当事者からも聞いているんです、私は。  問題は、戻したことは結構なんですが、戻...全文を見る
○藤野委員 不当なとおっしゃいましたが、皆さん方がそれは不当だということで二万一千円に戻されたわけで、これは直ちにやっていただきたい。  ことしの一月に名古屋入管とこの当事者が話合いを持たれていまして、そこで、検討する、調査すると名古屋入管もおっしゃっているんです。ただ、もう三...全文を見る
○藤野委員 これはまさに、一カ月近く、運んで、運んで、切って、運んでというやつですね、非常に単純作業であります。どういう技能が身につくのかという点からいっても、今、そご事案とおっしゃいましたけれども、やはりそうしたいろいろな角度からここを是正していく、改善していく。  地方農政...全文を見る
○藤野委員 この千二百団体については基礎調査の対象にしておりませんが、政務官、なぜでしょうか。
○藤野委員 私、それはおかしいと思うんですね。監理団体というのは技能実習において不可欠の存在であって、実習実施機関がおかしなことをやっていても、監理団体がちゃんとやっていれば防げるケースがたくさんありましたとこの報告書にも書いてあります。ですから、監理団体も加えて調査を行わなけれ...全文を見る
○藤野委員 いや、違うんです。技能実習制度という制度そのものが、三者があって初めて成り立つわけですよ。かつ、不正が起きた場合、失踪なり死亡のときは、監理団体が関与しているというのは皆さんの報告書で明らかになっているわけであります。ですから、なぜ調査しなかったのか。  実際、配付...全文を見る
○藤野委員 さっぱり理解できないんですね。  要するに、失踪をなくしていこう、死亡事案をなくしていこうという調査じゃないんですか。実習実施者だけをやり玉に上げる、そういう調査なんですか。違いますよね。やはり失踪をなくしていこう、人権侵害はあってはいけないということなんですよね。...全文を見る
○藤野委員 時間が来ていますけれども、違うんですよ。この二十六年の調査自体が国会の決議に基づくものなんです。当時から、内外で、実習生がもう大変な人権侵害になっている、アメリカからも奴隷労働だと言われて、国会で問題になって、衆参の法務委員会でそれぞれ同じ附帯決議が上がって、改善をし...全文を見る
○藤野委員 この点については次回も引き続き追及していくことを言って、質問を終わります。
04月24日第198回国会 衆議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  さきの臨時国会で私たちが問題にした聴取票の取りまとめ、この中身もそうですが、やはり表現ぶり、これなんですね。失踪した原因は実習者の側にあるという印象操作だと我々は指摘をいたしました。大臣の答弁も、九割の技能実習はうまくいっている、こうい...全文を見る
○藤野委員 事前通知を行うことが一般的ではないと。  厚労省にお聞きしますが、労基署の調査の場合はどのようになっていますでしょうか。
○藤野委員 今答弁がありましたように、やはり適正な調査を行うためには、予告なしに入るというのがやはり当然だと思うんですね。  法務省にお聞きします。今回の調査はどうだったんでしょうか。
○藤野委員 ですから、普通の政府がやられている調査とも大きく違うわけですね。事前に連絡をする。しかも、これは一般的な調査ではなく、失踪という事案が起きた、まさに合理的に推認される、隠すとかさまざまな、そういうことが合理的に推認されるような場合でありまして、そういう意味で、非常に異...全文を見る
○藤野委員 二千六十件、千七百八十八ということでありました。  まとめた概要ペーパーの一枚目の(三)を見ますと、調査結果(軽微な書類不備に係るものを除く。)とあるその下に、最低賃金以下が五十八人とかいろいろ書かれているんです。二千六十件といえば、五千二百十八人のうちの四割なんで...全文を見る
○藤野委員 配付資料一を見ていただきたいんですが、これらの項目、今答弁をいただいた項目というのは実際の賃金計算にもろにかかわってくるものなんですね。これの記載の不備が二千六十と。いろいろあった中身は教えてくれないんですけれども、それが調査対象から外れている。だから、本当にその賃金...全文を見る
○藤野委員 もともと五千二百十八人のうち三千二百六十は括弧つき客観資料、そのうち二千三百が振り込み履歴書やサインで確認したというわけですから、もともとの五千二百十八との関係でいえば半数に満たない、四四%が台帳以外のものでチェックされたということで、逆に言えば、六割は台帳でしかチェ...全文を見る
○藤野委員 ですから、いろいろ裏づけを得られている、賃金台帳だけでないとおっしゃるんですが、振り込み履歴とかサインは四割強、今おっしゃったように実習生からの聞き取りも千五百五十五機関のうち八百六十ですから、半分ぐらいであります。  だから、基本的には、恐らく六割とか五割は企業側...全文を見る
○藤野委員 明細書を交付しなければならない。  厚労省にも確認したいと思います。この点、厚労省はどのように説明していますでしょう。
○藤野委員 ですから、会社には従業員に給与明細書を交付する義務がある、給与を支払う際に交付しなければいけませんということなんですが、法務省、今回、給与明細書を出してくださいと言ったんでしょうか。
○藤野委員 そんなことを言っているんじゃなくて、まともな企業なら給与明細書のコピーは必ずとるんですよ。給与明細書、一個も出てこなかったんですか。そんなことないでしょう。
○藤野委員 労基法上で求められていなくたって、所得税法上求められているんですよ。厚労省のホームページでも、出せ、交付しなければならないと書いてあるわけですよ。それはルールなんです。  しかも、昨日のレクでも、あったところもあったというんですね。それはそうだと思いますよ。普通の会...全文を見る
○藤野委員 それでは四割にも達しないから不十分でしょうと言っているんです。  給与明細書は必ず交付しなきゃいけないんだから、必ずあるわけですよ。それと台帳と照らし合わせれば、それは皆さん方の主張を裏づけるものになるじゃないですか。何でその作業をやっていないのか。それすらやらずに...全文を見る
○藤野委員 そういう今の政務官の悩みが全く見えないんです。むしろ、先に実習生の言い分を書いて、後ろでそれを否定するという書きぶりなんですよ、客観的に。読んだ方としては、要するに、否定されて、しかも、それは客観資料なるもので裏づけられているというふうに読めるというか、読まざるを得な...全文を見る
○藤野委員 ぜひ、要するに、拒否している、悪質と思われる事案ですから、そこは抜き打ちでやっていただきたい。  もう一点、これらの受入れ機関はそうなんですが、悪質な事案ほど、監理団体がかかわっている蓋然性が高いわけです。この三百八十三機関に対応する監理団体についても抜き打ち検査の...全文を見る
○藤野委員 皆さんの報告書でも、七事例のうち、五事例で監理団体が関与しているんですよ。だから、悪質な事案というのは実習実施機関だけでは隠せないし、そういう意味では、監理団体がかかわっているというのが推認されるわけですから、合理的に。ぜひ、新たに行われるこの追加調査については監理団...全文を見る
○藤野委員 多く見られたというのは。もうわかっているでしょう、十四件しかないんですよ。
○藤野委員 夕方の帰宅中ということは、仕事が終わった後ということになります。出勤中であれば、一旦リフレッシュして行かれる場合もあると思いますが、帰宅中ということになりますと、なぜ過重労働との関連を否定されるのか。その点は何か根拠があるんでしょうか。
○藤野委員 だから、そう書きますと、なかったというふうに読むでしょう、要するに関連が。過重労働との関連ですね。ここは過重労働の事実を確認することができなかったという結論になるわけです。過重労働がなかったということになるわけですよ。関連性を確認できなかったというならわかるんですが、...全文を見る
○藤野委員 人が亡くなっている事案に対して、事前のレクでも言を左右にして出さないわけです、わずか十四件の内訳についても。  書きぶりについても、ここだけではありません。死亡事案にもかかわらず、おおむねわかったとか、二十八ページには、必要な調査をおおむね行うことができているとか、...全文を見る
04月25日第198回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、参考人の皆様、大変お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございます。  私は、北陸信越ブロックから国会に送っていただいておりまして、福井県もそこに含まれております。つい先日も高浜の方に伺わせていただきまして、いろいろお話を...全文を見る
○藤野委員 続いて田中参考人にお伺いしたいんですが、新潟県の事故検証委員会ということでありまして、おっしゃられたように、他県と違って、新潟における原発再稼働問題というのは、東京電力、あの事故を起こした同じ東京電力が柏崎刈羽を動かそうとしているという点が大きいという御指摘をいただき...全文を見る
○藤野委員 引き続き田中参考人にお伺いしたいんですが、参考人は原子炉の専門家ということで、先ほどもありましたけれども、一Fの四号機の原子炉の詳細設計、圧力容器の詳細設計にもかかわられたということで、そうした原子炉の専門家という御立場から、いわゆる四十年を超えるような期間、運転をし...全文を見る
○藤野委員 ちょっと時間もあれになってきたんですが、桑子参考人にお伺いしたいんです。  前回といいますか、二〇一七年六月十二日にアドバイザリー・ボードとして当委員会に御意見いただいたときに、要するに、当委員会としてやるべき国会事故調の七つの提言を更にブレークダウンしていただいて...全文を見る
○藤野委員 山本参考人にはちょっとお聞きする時間がありませんで、大変失礼いたしました。  いただいた御意見は今後に生かしたいと思っております。  質問を終わります。ありがとうございました。
04月26日第198回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  東日本大震災や熊本地震を始めとする大規模災害におきましては、やはり所有者の把握というものが困難なケースが多くあったということであります。復旧復興関連事業や町づくりのための事業というものが阻害されているという点も事実だというふうに思います...全文を見る
○藤野委員 そうしたことを進めていくということと、一方で、やはり真の所有者の保護というものも大事だということで、そのバランスの問題だと思います。  本法案の四条では、利害関係人の意見又は資料の提出とありますけれども、この実効性をどう図っていくのか。あるいは、二十一条の関係では、...全文を見る
○藤野委員 ぜひ増員に向けて取組を強化していただきたいと思っております。  それでは次に、技能実習制度の運用に関するプロジェクトチームの報告書について質問させていただきたいと思います。  先日二十四日の質疑の中で、源馬委員の質問に対する答弁で、門山政務官が、今回の調査で賃金台...全文を見る
○藤野委員 いや、長官自身がそうおっしゃって、要するに、否定するためにそうおっしゃったわけです。要するに、九百あるけれども、それは入国時からそうだったんだというニュアンスで長官が答弁されているから聞いたわけですね。だから、これは答えていただかないと、その九百という数字そのものもど...全文を見る
○藤野委員 それはちょっと、ぜひ調査を求めたいと思います。時間の関係でできなかった側面もあるかもしれませんので。  ですから、なぜこういうことを聞くかといいますと、技能実習制度においても賃金は日本人と同等でなければならない、そういうルールなわけですね。ところが、答弁のあった、ま...全文を見る
○藤野委員 いや、もちろんあると思いますよ、あると思いますけれども、だから、それも含めてきちんと分析が必要だということなんです。  最賃と同額なんて、どう考えても不自然なわけですね。それが九百強という大きな固まりとしてあるということがわかったわけですから、それをちゃんと中身も含...全文を見る
○藤野委員 佐々木長官の答弁というのは、自分の都合のいいときに使うわけですね。ちゃんと確認しようとした質問とか、あるいはそれはどういうことなのかという質問に対して、長官自身が、いや、それは入国のときもあったんだとか、いや、それは実習生にも聞いたんだとか、御自分でおっしゃっているん...全文を見る
○藤野委員 だったら、こういう答弁はしないでいただきたい。何だか、いかにも裏づけがあるかのようにおっしゃるわけです。しかし、裏づけを聞いたら出てこない。これでは質疑は成り立たないわけですね。皆さん方がおっしゃっていることが本当なのかどうかわからない。  それで、もう一点お聞きし...全文を見る
○藤野委員 いずれにしても、中身ははっきり、よくわからないんです。  先ほど質問した九百のうちの入国審査の場合とか実習生にインタビューした数とかも含めまして、今後も、調べた結果がわかったら国会に報告をいただきたいというふうに思います。私も確認していきたいと思っております。  ...全文を見る
○藤野委員 ちょっと、答えになっていないです。  それにしたって、皆さんがそう誘導されているんであれば、相談の中から、いや、これは申告に上げるべきだというのも誘導されているんであれば、二千三百八十七に対して四十七ということにならないんじゃないかと逆に思うわけですね。  ちょっ...全文を見る
○藤野委員 やはりこれは、失踪を減らしていく、あるいは死亡に至る事案を減らしていく上でも重要だと思っております。  もう一点、五十五ページには、人権侵害行為の禁止規定等の運用実績が少ないことという指摘があります。「罰則の適用例がこれまでに見当たらないことを含め、適用実績は未だ少...全文を見る
○藤野委員 やはりこれは非常に少ないわけですね。  こういう人権侵害行為を、罰則を含め、その段階でしっかり適用していく。そのことが、失踪や死亡事案を減らしていくという上でもやはり重要だというふうに思うわけです。  なぜこの実績が少ないのか、この理由について、法務省、どのように...全文を見る
○藤野委員 これについては、大臣にも決意をお願いしたいと思います。
○藤野委員 さらなる改善を求めたいと思います。  配付資料の三を見ていただきたいんですけれども、外国人技能実習機構のホームページでは、今おっしゃったように母国語でいろいろな相談を行っております。災害時の相談、日本における労働基準監督法令についての紹介、労災保険請求のためのガイド...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、これは百三十ページを超えているわけです。今回の報告書、六十四ページですか、三ページですか、十分可能だというふうに思うんですね。しかも、この手帳では、やはり、あの失踪分野の記述というのは非常におくれていると思います。  そういう点で、ぜひこれは実現してい...全文を見る
05月08日第198回国会 衆議院 法務委員会 第14号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、外国人の人権の問題についてお聞きをしたいと思います。  まず前提として、大臣に確認したいんですが、大臣は当委員会の質疑でも、外国人の入国を認めるか否か、認める場合にどのような条件のもとにこれを認めるかについては、国家の自由裁量に...全文を見る
○藤野委員 今大臣がお触れになったマクリーン事件最高裁判決、これでもやはり国際慣習法ということが、今答弁ありましたけれども、挙げられておって、そのもとで広い裁量があるんだ、こういうことであります。  マクリーン事件といいますのは、御存じの方も多いと思うんですが、米国籍を持つロナ...全文を見る
○藤野委員 これ以外にもあるわけですけれども、その全てがこの一九七八年のマクリーン判決後に締結され、発効しているというふうに思います。  外務省、間違いないですか。
○藤野委員 いわゆる国家の自由裁量、外国人の受入れに関して自由裁量があるということなんですが、その根拠が国際慣習法ということであります。  としますと、大臣、お聞きしたいんですが、大臣の国家の裁量というものも、やはり国際的なこうした人権諸条約、この到達を踏まえたものというふうに...全文を見る
○藤野委員 私が聞いたのは、こうした国家の裁量というのが決して、いわゆる自由な、制限のないものではなくて、根拠となっている国際慣習法、これに基づいてやはり制約を、制約というんですか、それを踏まえた上での裁量だということなんですが、その点はそれでよろしいということですか。
○藤野委員 公正の確保と透明性の向上とおっしゃるんですが、実態がなかなかそうなっていない。実際には、この四十年以上前のマクリーン判決を事実上盾にしてといいますか、その後の国際的な人権諸条約の到達を踏まえない裁量論が、入管の実務でも、そして裁判の実務でも行われているというのが実態で...全文を見る
○藤野委員 いや、大臣、いろいろおっしゃいましたけれども、そうやって実際に定めたものが、裁量によって運用されているんですよ。実際に、それが裁量逸脱でおかしいじゃないかと争ったら、裁判の実務では、今言った以外の判例では、それはマクリーンを盾に、極めてもう丸投げのような、司法審査を放...全文を見る
○藤野委員 大臣、私が言ったのは、マクリーンを盾にして、マクリーンを口実にして、みずからの裁量の範囲です、こういうやり方はやめるべきだと言っているんです。一個一個の自分の行政処分が、果たして、人権という立場から見て、裁量権の逸脱に当たっていないのかどうか。これはやはり、まさに行政...全文を見る
○藤野委員 確かにこれは条約ではありませんので法的拘束力はないんですが、やはり、国連が移住という問題に取り組んで初めて合意した、極めて画期的な枠組みだと思うんですね。  移住というのは、受け入れる側も、あるいは送り出す側も、それぞれ複雑な課題に直面しておりまして、なかなか今まで...全文を見る
○藤野委員 いや、主権とおっしゃいますけれども、主権といっても、やはり国際慣習法上、一番冒頭に確認しましたけれども、自由裁量なりというものも、やはり国際慣習法上を踏まえて、これは当然行わなければならないわけですね。  この移住コンパクトというのは、まさにそれでいいますと、国際慣...全文を見る
○藤野委員 終わります。
05月10日第198回国会 衆議院 法務委員会 第15号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  本法案は、既に存在する戸籍副本データ管理システムを利用して戸籍関係情報をデータベース化するとともに、この戸籍関係情報をマイナンバーとひもづけするものであります。  この間、政府組織が抱える多くの情報がマイナンバーに組み込まれてきました...全文を見る
○藤野委員 あくまで報告ベースではありますけれども、それ以外にもあるかもしれないんですが、実質、二〇一五年は十月からですから非常に短い、二〇一八年度はまだ上半期のみの数ですから、実質二年半プラスアルファというあたりで七百七十九件、百人を超える重大な事態が十五件ということで、これは...全文を見る
○藤野委員 七百七十七件、全体はちょっとまだもらっていないんですが、重大な事態につきまして見ますと、十五件中十件が事業者によるものであります。そういう点でも、この問題というのは、現時点でも深刻な問題があるというふうに思っております。  今回、これを更に戸籍情報にまで広げようとい...全文を見る
○藤野委員 今、司法書士の事案が紹介されましたけれども、いろいろな方がやはりかかわっているんですね、行政書士のケースもありますし。  報じられたあるケースでは、末端の実行者が一件当たり八千円から一万円で依頼を受けて全国の自治体から二万件を超える戸籍情報を取得した、それを買い取っ...全文を見る
○藤野委員 通告していたんですが、この最終取りまとめの八ページにそのグラフも載っていまして、これによりますと、第一位、相続関係手続、三三・九%となっております。ですので、非常に多くの割合が相続であるということなんですが。  しかし、現に正当に利用されているこの戸籍の一番多い部分...全文を見る
○藤野委員 そういう点では、仮に本法案が成立して、マイナンバーとひもづけすることで利便性というお話がありましたけれども、実際には、二〇一五年十月以前にお亡くなりになった方については、そもそもマイナンバーがついていないわけですから、そうしたマイナンバーとの関係での利便性というのは想...全文を見る
○藤野委員 レクの際には死亡だけだったんですけれども、一日たったら未成年後見の事実もふえたということで、結局、限定列挙にしていないもとで、何でも入ってきかねないわけですよね。何で、その他の情報などという極めて曖昧な文言にしたのかということであります。まさに戸籍に載っているものはも...全文を見る
○藤野委員 これは大臣にお聞きしたいんですけれども、やはりこれはプライバシーにかかわる問題であり、しかも戸籍という極めて重要なプライバシーにかかわる問題が、後で決めますということで法案審議されているわけですが、これで実際にそうした措置がとられていくのか、プライバシー侵害を防止する...全文を見る
○藤野委員 おっしゃったプライバシー保護に対する策というのは、やはりまだ抽象的なものにとどまっておりまして、全てやはり今後の政省令ということなんですが、そもそも、今確認したように、制度設計そのものがされていないわけですよ。一体、この番号なるものはどういうもので、それがどのようにひ...全文を見る
○藤野委員 その説明がよくわからないんです。  マイナンバーに関する説明でも、要するに、分散管理というのは、個人情報が、例えば市町村、都道府県、健康組合、日本年金機構、ハローワーク、独立行政法人などに分散しているから一元管理ではないんだというふうに説明されておりまして、これが、...全文を見る
○藤野委員 ちょっと私の質問じゃなくて。  それが双方向になるわけですよ。今までは確かに副本です。副本をずっと蓄積されていた。それは法務省内にとどまっていたわけです、アップデートはされても。けれども、今後はそれが、まさに法務省を軸としていろいろなところに双方向に流れていくわけで...全文を見る
○藤野委員 この点については、ちょっと、システムも決まっていない、制度設計も決まっていないもとでの質問なので限界があるんですが、引き続きちょっとウオッチしていきたいと思います。  結局、ここの一元化の議論、今の一元化の議論をトレースしようと思いまして、法制審や、その前の研究会、...全文を見る
○藤野委員 これはやはり、制度設計も決まっていないし、システムの仕様もわかっていないし、その他の情報というのが何が含まれるのかもよくわからないし、かつ予算もわからないというもとで、これは審議しろということ自体も問題ですし、非常に大きな問題があると思います。  最後に大臣にも聞き...全文を見る
○藤野委員 終わりますけれども、研究会に示された問題点を今法案は解決するものではないということを述べて、質問を終わります。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、日本共産党を代表して、戸籍法改正案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案により、プライバシー侵害の危険が高まる点です。  戸籍には、婚姻、離婚、親子、養子など身分関係や出自に関するセンシティブな情報が含まれ...全文を見る
05月15日第198回国会 衆議院 法務委員会 第16号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、きょうは再審制度についてお聞きしたいと思います。  再審制度は、いわゆる無辜の救済、無実の人が冤罪に問われることはあってはならないという立場で、確定した判決をやり直すものであります。これは、無実の人を救うための非常救済手段であっ...全文を見る
○藤野委員 そうした大事な非常救済手続ということなんですが、しかし、その手続の中身を見ますと、これは、実体は非常に少ないし古いということであります。  再審に関する現行刑訴法の条文は二十条に満たないものでありまして、しかも、審理に関する条文というのはたった一つ。その一つの条文に...全文を見る
○藤野委員 通告の問題は、こういうことを再審について聞くということで、しておりました。  加えて、個別のということなんですけれども、一般論で結構なんですが、大臣は、大臣といいますか法務省は、この間、証拠開示、再審について、私も昨年の四月四日に、当時上川法務大臣にお聞きをしました...全文を見る
○藤野委員 今、附則のお話もありましたけれども、今、協議会というお話がありました。しかし、これも、議事録も公開されておりません。今まで幹事会が十二回、協議会が一回開かれているんですが、何を議論しているのかもわからない。先日、報告書が出るんですか、中間報告なりが出るんですかと聞いた...全文を見る
○藤野委員 違法、不当な再審開始決定って、今まであったんでしょうか。  戦後に発生して、死刑若しくは無期懲役が確定した事件のうち、これまで再審開始決定が確定したのは九件です。この九件全てで、その後、無罪が言い渡されております。不当、違法な再審開始決定なんてないんですよ。  こ...全文を見る
○藤野委員 重ねて、右側を読んでいただきますと、やや表現があれなんですが、「単なる精神論にとどまらず、「引き返す勇気」を実効化するための仕組みが必要である。」というふうに言っていまして、これは要するに、一旦起訴したけれども、いろいろな証拠が出たり自白が覆されたりした場合には、「引...全文を見る
○藤野委員 趣旨は当てはまるということだと思うんですね。  法務省にお聞きしたいんですが、要するに、この「「引き返す勇気」を実効化するための仕組み」というのは、いろいろつくられていると思うんです。この後、三年後に出されたレビューというのも私、読ませていただきました。  その上...全文を見る
○藤野委員 そのうち、再審にかかわる部分はあるんでしょうか。
○藤野委員 やはり、大臣おっしゃったように、こうした勝敗にこだわって無実の者を処罰することに恐れを失うことになっていないかを絶えず省みるというのは、これはやはり全体にかかわる精神だと思いますし、この表現であれば、例えば引き返す勇気というのも、再審段階でも必要になると思うんです。 ...全文を見る
○藤野委員 今、司法省のものでないという答弁がありましたけれども、実際は、きょうは紹介していませんけれども、司法省はガイドラインをつくっております。それは、国連で既に一九九〇年につくられたものが二〇〇〇年代に改正されて、それを受けて、アメリカの司法省がガイドラインをつくっているん...全文を見る
05月17日第198回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  法務省は、今回の法案の提案理由の中で、現在、児童養護施設等の中には、保護者がいないことや虐待を受けていることなどが原因で、多数の子が入所しておりますが、その中には、特別養子縁組を成立させることにより、家庭において養育することが適切な子も...全文を見る
○藤野委員 そうした数万の子供たちが要保護対象であって、施設で暮らす子供が八割ということでお話があったと思います。  法務大臣にお聞きしたいんですが、ちょっと重なるところもありますけれども、現状は、そういう意味では八割が施設で暮らしていらっしゃる、子供たちがですね。今回の法案で...全文を見る
○藤野委員 今、厚労省の調査では二年間で二百九十八件、約三百件。そのほかに、先ほどの局長の答弁では、特別養子が要件を満たさないので普通養子の形式をとらざるを得なかったものもあるのではないかという答弁もありました。三百件ということで決して少なくはないんですが、しかし他方で、やはり要...全文を見る
○藤野委員 このビジョンについては現場からいろいろな意見がありまして、数値目標を掲げていますから、非常に高い数値目標、それとの関係でいろいろな意見があるのは認識しておりますけれども、やはり、こうした方向性ということで国が努力をしていくというのは大切なことだと思っております。  ...全文を見る
○藤野委員 しっかりやっていただきたいと思うんですが、やはり現場ではなかなか苦労している。その苦労の一つとして、入り口の問題を指摘されております。  といいますのは、例えば虐待などで子供が一時保護された。その後、ではこの子をどうするのかということで、児童養護施設などに入所しても...全文を見る
○藤野委員 そうした手続も経て入所される方も結構いらっしゃるんですが、その入所の大半といいますか、二万五千を超えるのが児童養護施設なんですね。  児童養護施設というのは、そうしたある意味いろいろ個別的な診断をして、この人はこういう子だなとやった上なんですが、で、最近は小規模化も...全文を見る
○藤野委員 ぜひ、そこを考えていただきたい。  今、三割というお話がありましたけれども、この三割、二八・五%だと思うんですが、これは平成二十五年、つまり二〇一三年なんですね。ですから、もうそれから五年近くたっております。恐らくこれはまたふえていると思いますし、二〇一三年から虐待...全文を見る
○藤野委員 元家裁調査官の方の話では、その方の経験ですけれども、少年事件でも特に難しいケースというのは、そうした特別養子縁組でみずからの出自がわからないということが関係していたケースもあるというお話をお聞きしまして、やはりこれは非常に深刻であり、難しい問題だなと思います。  こ...全文を見る
○藤野委員 これは大変難しい問題でありますので、運用に伴って、ぜひいろいろ工夫をしていっていただきたいというふうに思っております。  次に、これも現場からお聞きしますと、児童相談所に弁護士の方が常勤又は非常勤でいると大変大きな役割を果たしているというふうにお聞きをしております。...全文を見る
○藤野委員 大臣にもお聞きしたいんですが、やはりこれは非常に大きな役割を持っておりまして、法務省としてもその認識をお持ちか。そうであれば、やはり法務省としても何らかの努力ができるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○藤野委員 そのとおりだというふうに思います。  これはルポルタージュなんですけれども、大久保真紀さんという方が書かれた「ルポ 児童相談所」というのを大変興味深く読んだんですが、この中に、福岡市のこども総合相談センターの藤林武史所長のインタビューというのも出ておりまして、そこに...全文を見る
○藤野委員 ぜひお願いしたいと思います。  一つ紹介したいのは、その「経済的課題」の中で、こういう声もあるんですね。国、県の負担割合が下がり、自己負担の額が大きくなっていると。  これは、お聞きしますと、そういう制度改正はしていないというふうにお聞きしたんですが、ただ、やはり...全文を見る
○藤野委員 終わります。ありがとうございました。
05月22日第198回国会 衆議院 法務委員会 第18号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、参考人の皆様、本当に貴重な御意見、ありがとうございます。  伊藤参考人や安藤参考人から、期せずといいますか、子供に伴走するという言葉をいただきました。サヘル参考人からは案内人という言葉もいただきまして、言葉は違うんですけれど...全文を見る
○藤野委員 あわせて、施設のことにつきましてサヘル・ローズ参考人にお伺いしたいんですが、先ほど、各地の施設を回っていただいているというお話もお聞かせいただきました。その中で、外国の、ルーツといいますか、そういう子供たちとお会いになったということも触れていただきました。  先ほど...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  安藤参考人にお伺いしたいんですが、日本では現状としては施設内処遇が多くなってしまっている。この原因といいますか、ちょっと抽象的で申しわけないんですけれども、今後そうした家庭養育をふやしていこうという場合の課題も含めて、お考えを教えていただけ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  大村参考人にお伺いしたいんですが、本法案とは離れてしまうことになるのでちょっと恐縮なんですが、今、多様な家族のあり方というのが広がっておりまして、背景には多様な性のあり方もあると思っております。先ほどサヘル・ローズさんからは、本音としては父...全文を見る
○藤野委員 最後に、伊藤参考人にお伺いしたいと思うんですが、ちょっと時間の関係で、二つまとめて。  一点は、子供の手続代理人という御指摘をいただきました。最高裁の事務局によると、二〇一三年から昨年十二月までの六年間で選任数は九十七人にとどまっているといいますか、そうなっている。...全文を見る
○藤野委員 大変ありがとうございました。  質問を終わります。
05月23日第198回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私からは、ことしの二月二十七日の予算委員会第六分科会、また三月二十八日の当委員会でも取り上げました火山灰の問題についてお聞きをしたいと思います。規制委員会の審査とは何かが問われるテーマだと思っております。  関西電力の三つの原発、高浜...全文を見る
○藤野委員 今答弁いただきましたが、配付資料の一を見ていただきまして、その「まとめ」の部分にも当たります。申請許可の段階、許可を審査する段階では十センチだったものが、それぞれ二十一・九、十九・三、十三・五ということで、「少なくとも発電所の安全機能に影響を及ぼしうる火山事象に係る基...全文を見る
○藤野委員 委員長がやはりきっちりと審査の土俵に乗せるべきだとおっしゃっているわけですが、関西電力はその土俵に乗ってきていないという状況であります。このまま現状を黙認、追認するということは許されないというふうに思います。  具体的には、配付資料の三を見ていただきますと、これは、...全文を見る
○藤野委員 結局、これは、新しい知見が得られたわけですね。新しい知見が得られたから、規制委員会自身が報告徴収命令を出して、再調査をしなさいと。関電がそれに基づいてみずから調査をしたら、審査時の十センチから、二十センチ前後ということが判明したということであります。この結果に基づいて...全文を見る
○藤野委員 今お話あったアプローチの話はちょっと後で聞きたいんですが。  その前に、今委員長もおっしゃいましたが、基準への適合性については、委員会でもまだ議論がされていないということであります。私、ここがポイントじゃないかと思うんですね。  審査のときには十センチだったものが...全文を見る
○藤野委員 いや、一定の期間をとってとおっしゃいましたが、もう一カ月以上たっているわけですね。昨年からこの問題がずっと議論されて、規制委員会自身がそういう命令も出された結果の話であります。結果が出たにもかかわらず、関電は申請もしない、何にもしない、原発だけが動いている。安全性に影...全文を見る
○藤野委員 これは本当に放置できない事態だというふうに思っております。  規制委員会と事業者のあり方、関係の根本、そして、審査とは何か、与えられた権限をどのように使っていくのかというさまざまな問題が問われているというふうに思います。その点からも、こうした問題に早急に答えを出して...全文を見る
05月24日第198回国会 衆議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  先日、二十二日の参考人質疑というのは、大変、私自身、認識が深まりました。その際、複数の参考人から、児童養護施設等の処遇の改善も必要という意見をいただきました。法案に入る前に、この問題についてお聞きをしたいと思います。とりわけ、実態の把握...全文を見る
○藤野委員 後半の方は後でまた聞く予定なんですが、まずは、実態は把握されていないということであります。  配付資料の二、裏を見ていただきますと、これは全体の個別の中身がわかる資料なんですが、二十九年度、二〇一七年度でいいますと、全体は千七百四十四件なんですけれども、このうち施設...全文を見る
○藤野委員 ぜひこれはやっていただきたいというふうに思います。  中日新聞のことしの四月一日の報道では、中日新聞は調査をされたんですね。全国ではなくて、中部地方を中心とした九県、愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀、石川、富山の百四の児童養護施設についてアンケート調査をされていま...全文を見る
○藤野委員 その上で、厚労省に重ねてちょっとお聞きしたいんですが、参考人から、今厚労省が進めている小規模化との関係で、小規模化はそれ自体必要なんですけれども、しかし、例えばですが、影山参考人は、小規模化すれば当然のことながら職員の人数も少なくなる、大きな施設であれば何十人という職...全文を見る
○藤野委員 配置の問題がございました。ぜひ進めていただきたいんですが、同時に、影山参考人は、配置してもなかなか定着しないという話もありまして、二、三年でやめてしまう実態もあるという指摘もありましたので、やはり待遇改善という要望もありました。ですから、そういうことも含めて、あるいは...全文を見る
○藤野委員 入所以前の一時保護の段階でそうしたことが必要ではないかというのが伊藤参考人の指摘でしたので、そこも踏まえて対応いただきたいと思います。  次に、法案についてお聞きしたいと思うんですが、法案では、十五歳に達している場合には、特別養子縁組の成立に当たってその者の同意が必...全文を見る
○藤野委員 今お話がありましたように、やはり家庭裁判所の調査官というのが非常に大事な役割を担ってくると思っております。  とりわけ、現場の調査官、現役の調査官の方にもお話を聞いたんですが、非常にその方が心配されていたのは、告知、つまり、いろいろなケースがあると思うんですけれども...全文を見る
○藤野委員 調査官の方も心配されていましたけれども、やはり事前のそういう周知しかないんですよね、事前の。やはり事後、皆さんも、参考人もおっしゃっていましたけれども、特別養子縁組だからもう支援はないよということではなくて、成立後も、この告知の問題というのは非常に大きなウエートを占め...全文を見る
○藤野委員 これはぜひ前向きに検討いただきたいというふうに思っております。  次に、いわゆる、先ほどもお話がありましたけれども、家裁の役割、とりわけ調査官の役割というのが大変重要になってきているというふうに思っております。  今回、今法案だけではなくて、この法案でいえば、それ...全文を見る
○藤野委員 いやいや、それはちょっとおかしいと思うんですね。今、平成十二年から二十一年までで七十三人ふえたと言いましたが、それから十年間、何といいますか、平成二十一年まではふやした、そこでふやして最後なんですね、そこからずっとふえていないわけですよ。その間、家事事件については非常...全文を見る
○藤野委員 いや、もう動向は明らかじゃないですか。この間ずっとふえてきているから、我々は、国会としては法的に対応しているわけであります。だから、こうやって議論もされているわけですね。  もう動向ははっきり言って明らかであります。にもかかわらず、二〇〇九年、平成でいえば二十一年以...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、家裁調査官の増員については重ねて強く求めて、質問を終わります。
05月29日第198回国会 衆議院 法務委員会 第20号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、外国人の入管施設への収容問題についてお聞きをいたします。  まず、法務省に確認しますが、全国の入管施設の外国人の被収容者数は、二〇一六年以降、何人になっているか。そのうち、収容期間六カ月以上一年未満、一年以上一年六カ月未満、一年...全文を見る
○藤野委員 通告では、二〇一八年度分の前の二〇一六年と二〇一七年も、同じように、六カ月、一年、そして一年六カ月以上というようにお聞きしていたと思うんですが。
○藤野委員 通告はしていたので、ちょっと後でまた確認していただきたいと思うんですが、ざっくりした、法務省からいただいた資料でのこちらの計算だと、二〇一七年は、一年六カ月以上の方は一一・一%なんですね。二〇一六年は二・九%。細かい数字は違うかもしれませんが、大体三%前後。二〇一七年...全文を見る
○藤野委員 長期収容がふえることによってやはりストレスも高まってくるということで、いろいろな問題が起きます。起きて、それを制圧するために、あるいは解決するために、対処するために、隔離をしたり、あるいは戒具による制圧というのがふえてきているというわけですね。二〇一八年は、前年に比べ...全文を見る
○藤野委員 今ちょっと短目の期間をとって言われたんですけれども、私がいただいているのは、平成十九年ですから、二〇〇七年からの資料をいただいております。これの数字でいくとどうでしょう。
○藤野委員 今四件ということですけれども、それ以外に、平成二十二年、つまり二〇一〇年二月九日は、非定型縊死なんですね。ですから、非定型ですけれども、これも縊死ですから、これは当然自殺なわけです。つまり五件になる。  しかも、これは十四件死亡されたということですが、そのうち八件が...全文を見る
○藤野委員 しかし、実態は極めて深刻になっております。  配付資料の二を見ていただきたいんですけれども、これはチョラク・メメットさんという被収容者本人が情報公開請求によって求めた資料で、開示された資料であります。東京入管診療室の記録であります。  つまり、これは、先ほどの、今...全文を見る
○藤野委員 いや、行っていない例として挙げているんですよ、まさに。この方、チョラク・メメットさんは、これほどの、収容所内の医師の診断でもこうなっているにもかかわらず、仮放免されていないから言っているわけです。  大臣、これは対応が必要じゃないですか。
○藤野委員 全くお答えになっていないわけですね。  やはり、これほど、今おっしゃったように、収容に耐えられない場合は仮放免、柔軟とおっしゃるわけだけれども、されていないから取り上げているわけですね。ですから、収容に耐えられないわけです、もうこれは。  実際、二十代から四十代の...全文を見る
○藤野委員 全く実態を、大臣、踏まえていないというふうに思うんです。  もう一点、聞きたいと思うんです。  子供がいる非正規滞在の外国人を入管当局が拘束して施設に収容する際に、その子供を親元から分離して、児童相談所等に保護を依頼することがあります。  法務省にお聞きしますが...全文を見る
○藤野委員 これは事前のレクでも出てこなかったんですが、今のは、少なくとも年間数件というのは、入管が依頼した子供さんの数であります。それ以外にも、外国人の子供を、警察段階で児相に保護を依頼する子供もいるという説明を受けましたけれども、この数というのは把握されているんでしょうか。
○藤野委員 いや、難しいとおっしゃいますが、やはり、法務省の指示を見ても、子供がいる場合は監護者はなるべく収容しないとか、通達が出されているわけですよね。自分たちのところについては年間数件というふうに把握しているんだけれども、警察を通じて児相に入ってくる分については把握していない...全文を見る
○藤野委員 これもやはり裁量行政の弊害だと思うんです。  お母さんと娘さんが行っている、にもかかわらず会えていないということが続いているわけですね。それは何でなのかといったら、本人に会わせていないと。これは本当にそうなのかという話なんですよ。法務省の裁量のもとでそういう事態が起...全文を見る
○藤野委員 いや、私は、何でこういうことをやるのかと。わざわざ、もう一回入れてあげますよと言っているわけですよね。もう一回入れてあげて、その場合はもう認めてあげますよと。にもかかわらず、一回出ていけというわけです。  こういう生木を裂くようなことをなぜやる必要があるのかが全く理...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、この問題は引き続き追及していきます。
05月31日第198回国会 衆議院 法務委員会 第21号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず初めに、本法案の改正に関連して、関係者の皆様の長年にわたる人権の擁護を始めとする幅広い活動に対しまして、心から敬意を申し上げたいと思います。  本法案の第一条には、「国民の権利を擁護し、もつて自由かつ公正な社会の形成に寄与すること...全文を見る
○藤野委員 今、憲法十三条、そして二十五条という答弁もありました。そうした社会をつくっていくということが大事な使命になってくると思います。  次に、この使命の実践にかかわってお聞きをしたいと思います。  今回の使命規定によりまして、個々の司法書士の皆さんにつきましてはそうした...全文を見る
○藤野委員 もう一点、使命の実践にかかわって質問したいと思います。  本法案では、無資力者に対する法律扶助の規定というものが明示はされておりません。  他方、例えば弁護士法の三十三条第二項では、「弁護士会の会則には、次に掲げる事項を記載しなければならない。」とした上で、その第...全文を見る
○藤野委員 お話をお聞きしますと、先ほども出ましたけれども、登記に関する仕事というのは大変重要なんだけれども、実は、法テラスでは、現在、登記手続に関する費用というのは対象になっていないわけであります。  今、どんな登記でも原則として登録免許税を払わなければいけないわけで、その費...全文を見る
○藤野委員 続いて、同じ判決文五十八ページでこういう記述があると思います。貴公というのは桜井さんです。  「貴公と○○を××さんの家の前で見た人がいるんだよ」  「貴公が勝手口の石台に上がって××さんと話していて、○○が道路に立っていたのを、道路を通った人が見ているんだよ、そ...全文を見る
○藤野委員 最後にもう一点、判決文の五十八ページでは、原告側の主張として、  「貴公の母ちゃんも、やったことは仕方ないんだから一日も早く素直になって話せ、と言ってるんだぞ」 こういう記述があります、警察官の言葉として。  これについて、裁判所は、判決文七十四ページ二十五行目...全文を見る
○藤野委員 つまり、桜井さんの兄とかあるいは母親、そういう言葉を勝手に捏造して自白を迫るわけであります。さらには、目撃証言も勝手に捏造して自白を迫るわけであります。本当に許しがたいと思うんですね。  警察は一言も謝っておりません、二十九年、三十年たっても。私は、警察は本当に桜井...全文を見る
○藤野委員 本当にこの重みというのが大臣にどれほど伝わっているのかと思わざるを得ない今の答弁だと思います。  最高裁にお聞きしますが、判決は、検察官の証拠開示義務について、判決文の百十六ページの七行目から二十二行目までで判示していると思うんですが、どのように判示しておりますか。
○藤野委員 今回初めてこうした形で検察官の証拠開示義務が明示をされたというのは極めて重要だというふうに思います。  この上で、問題がまだ残っている。再審段階における証拠開示の問題なんですね。今回の判決というのは確定審段階におけるものでありまして、これは非常に重要なんですけれども...全文を見る
○藤野委員 附則九条三項に基づく検討ということなんですが、では法務省にお聞きしますけれども、この検討会は今まで何回行われていて、そして、今後例えば中間報告とかを出す予定があるのか、その点についてお答えください。
○藤野委員 これは、私が事前にレクでお聞きしますと、前々回ですけれども、議事録というものが公開されていないわけですね。一体何を議論しているのかがよくわからない。今後、中間報告とか、そうしたまとめ物が出るんですかとお聞きしたら、それはまだわからないということなんです。  ですから...全文を見る
10月11日第200回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、関電の原発マネー還流問題についてお聞きします。  関電幹部らが高浜町の元助役から、わかっているだけで三億二千万円相当の金品を受け取っていた。この問題は、決して一企業の金銭不祥事などではありません。国策として進められてきた原発推進...全文を見る
○藤野委員 関電が第三者委員会をつくっていると。人ごとのような答弁なんですね。私は、政府の責任がある、国策であるということでお聞きをしたわけであります。  今回の問題についても、私は、経産省自身が深くかかわっているというふうに思います。  大臣にお聞きしたいと思います。  ...全文を見る
○藤野委員 今答弁あったとおりであります。  配付資料の二を見ていただければ、その中身が書いてあります。  出向期間、おっしゃいましたが、初めの方は、五年にわたって副町長を務められていらっしゃる。その後は、政策推進室長などを務めていらっしゃいます。  大臣に重ねてお聞きした...全文を見る
○藤野委員 もう少し詳しく教えていただきたい。政策の要請があったということなんですが、どのような政策でしょうか。
○藤野委員 今、ちょっとはっきりおっしゃらなかったんですけれども。  私自身も、何で高浜のようなと言いますと語弊がありますけれども、人口一万ちょっとの町に経産省から出向者が十年以上途切れることなくずっと送られてきているのはなぜかなと、率直に言って思っておりました。しかし、ほかな...全文を見る
○藤野委員 今大臣が、町の振興のためというお話がありました。  そこで、私は、その町の振興という角度からも見ていきたいと思うんです。これは高浜町長自身のお言葉で見ていきたいなと思うんですね。  配付資料の三は、これは高浜の町議会便り、二〇〇八年十月二十四日号ですが、ここで、町...全文を見る
○藤野委員 私は別に、出向者が来たからということは言っておりません。  大臣先ほどおっしゃったように、この交付の前提は地域振興計画であります。それに基づいて交付するわけですよ。しかし、そこにも経産省がかかわっているわけです。ですから、私は、今回の問題にも連なるようなこの問題で、...全文を見る
○藤野委員 いつ、どのような調査をされたか、これはちょっと伺っていないので、また改めてお伺いしたいと思いますが。  まさに、関電は、盆暮れ、正月、森山さん詣でをしていた、こういうことも報告書にも書かれております。そういう年中行事のように、節目節目でそういう状況が、十年以上地元に...全文を見る
○藤野委員 私が申し上げたいのは、やはり経済産業省自身がこの問題に深くかかわっているわけであります。プルサーマルという国策を推進しよう、プルサーマルによる原子力立地のモデルケース、そこに高浜をしようじゃないかということで、人も送り込み、そして知恵も出し、一緒に一体となってこの高浜...全文を見る
○藤野委員 もう一点お聞きしたいのは、関電の報告書で肝心の部分が黒塗りにされている点であります。  まさにノリ弁当のようなページが何回も続くんですけれども、ここには、例えば、吉田開発という問題になっているところに対して、いわゆる報告した、こういうふうにやりますよと森山さんに報告...全文を見る
○藤野委員 それじゃ、白紙じゃなくてちゃんと数字が書かれていると思いますけれども、国会に提出してください。
○藤野委員 いや、公開できないのはおかしいと思うんです。  今回の報告書では、関電側が勝手にサンプルを選んで、それについてはそれなりに正しかったみたいなことを、自分が選んだサンプルについては言っているわけです。それじゃ納得できないわけです。  この吉田開発が取引した中には、森...全文を見る
○藤野委員 今、関係ないとおっしゃいましたが、どうやってそう判断できたんですか。関係ないとおっしゃいましたけれども、今回の事案に。どうしてそう判断できるんですか。
○藤野委員 いや、これは、その他とおっしゃられた企業も含めて、全体像、わからないじゃないですか、まだ。それも含めて、まだ調査中だと言っているわけです。当事者も言っている。  ですから、私たちは国会として、国会の立場でこれを明らかにしなければならない。しかも、経産省は持っている、...全文を見る
○藤野委員 総理にお聞きします。  やはりこれは総理の指示で、大臣に、持っているんだから、国会に提出しろと、総理、言うべきじゃないですか、真相解明のために。
○藤野委員 はい。  全く納得できません。やはり委員長に、この資料の提出を国会にするように強く求めたいと思います。  そしてその上で、最後に、やはり国策として原発を推進してきた、そのもとで、ゆがみが押しつけられ、住民の皆さんの多くは、中には、やはり物が言えない、そういう空気で...全文を見る
○藤野委員 終わります。
10月23日第200回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず冒頭、台風十九号の被害により大変な被害を受けていらっしゃる皆様に心からお見舞いを申し上げます。  私、北陸信越ブロックというところから国会に送っていただいておりまして、発災直後には、長野県、千曲川が決壊した現場にも行かせていただい...全文を見る
○藤野委員 それはわかっていまして、具体的に何を検討するのかということをお聞きしたんです。ちょっともう一回お願いします。
○藤野委員 先ほどの大臣の答弁の中で、例えば、仮放免の身元保証人、これの要件の厳格化だとか、あるいは仮放免の保証金の金額のあり方という答弁も大臣がされているわけですね。ですから、そういったことを今後検討していく。  具体的には、要するに、仮放免について言えば、送還もありますけれ...全文を見る
○藤野委員 大臣は所信の中で、長期収容者の問題は、我が国の出入国在留管理制度の根幹を脅かしとおっしゃっていらっしゃいまして、私は、このいわゆる出入国管理制度の根幹が問われているという認識は私も同じなんです。この間、法務委員会でこの長期収容の問題は私は何度も何度も質問させていただい...全文を見る
○藤野委員 社会にとって危険な人物だから収容を継続していいんだ、こういう論理は実は大変危険なものがございます。ある意味、日本人でも犯罪歴を持っている方や仮釈放の経歴がある方はいらっしゃるわけで、社会に危険だからと政府が認定すれば隔離できるんだ、収容を継続できるんだということになれ...全文を見る
○藤野委員 つまり、昭和二十七年ですと一九五二年ですかね。七十年近く法律は変えられていないわけであります。  その当時の立法趣旨を当時の政府はどのように説明していたかというのが配付資料の一でございます。ごらんいただければと思いますが、一九五四年の二月三日の衆議院法務委員会で、当...全文を見る
○藤野委員 今のは全国の数字じゃないですよね。東京入管ですか。ちょっと確認してくれますか。
○藤野委員 事前に伺っていたのとちょっと数字のまとめ方が違っていたんですが、結構だと思います。  要は、例えば二年以上の方が二百五十一人いらっしゃるということなんですね。本来、船待ち、飛行機待ちであるはずの収容が二年以上というのが二百五十人を超えているわけですね。これはもう入管...全文を見る
○藤野委員 確実に送還とおっしゃっていますけれども、二年以上が二百五十人を超えているわけです。全く確実に送還されていない。そこの原因にメスを入れるべきであって、それを更に長期化しようなんというのはもう逆行以外の何物でもないと思います。  大臣、確かに前科等があるのは好ましくない...全文を見る
○藤野委員 だから、存在しないというか認められないわけですね。  配付資料の四には、この点についての過去の国会審議も紹介しております。  これは我が党の正森成二議員に対する答弁なんですが、「御指摘は治安維持法下の予防拘禁のことであろうかと思いまするが、今日の憲法秩序下では、原...全文を見る
○藤野委員 いや、どうもお答えにならないんですが、私は長期収容は確かに問題にしております、大臣おっしゃったように。  ただ、その原因が、今、本来収容すべきじゃない人まで収容してしまっている。それによって、もともと送還という出口に行けない人ですから、帰れないいろいろな事情を今から...全文を見る
○藤野委員 これは、やはり両弁護士会が要求していますし、世界的にも当然の要件なんですね、法律上は。ですから、これは日本でもぜひ実現していただきたい。  もう一つ提案したいのは、第三者の関与なんですね。今の入管法を見ますと、第三十九条の二項ではこう書いてあるんです。「収容令書は、...全文を見る
○藤野委員 ちょっとずらされているんですけれども、その理由なんです。  人権保障とおっしゃいましたが、配付資料の八がその国会答弁なんですね。一九四八年六月十九日。なぜ家庭裁判所を関与させたのかというところは、その黄色い部分であります。「新憲法のもとにおいては、その人権尊重の精神...全文を見る
○藤野委員 今大臣がおっしゃった三段階の審査ですか、入国審査官、特別審理官、そして法務大臣、これは全部法務省内の手続なんですよ。私が言っているのは、法務省内で全部の手続が終わっていることがおかしいじゃないですかという質問なんです。  だから、判断が法務省内で行われることによって...全文を見る
11月08日第200回国会 衆議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速質疑に入りたいと思います。  大臣は、先日六日の所信質疑の中でこう述べられました。法務省は法をつかさどる役所であり、正義の実現のために力を尽くすべきであると。  きょうも答弁されていらっしゃいましたけれども、改めて、この法務省に...全文を見る
○藤野委員 大臣は、同じ質疑の中で、法務省というのは、今回、多文化共生社会の実現に向けて総合調整機能を担うことになると。  この多文化共生社会、つまり外国人についても、今大臣が述べられた正義の実現、これは当然求められると思うんですが、それでよろしいでしょうか。
○藤野委員 きょう初鹿委員も取り上げていらっしゃいましたけれども、外国人、とりわけ収容問題というのは、まさにこの正義がない状態なんですね。ですから、大臣にこの分野でも正義をぜひ実現していただきたいというふうに思います。  私は、河井前大臣の所信質疑の際に、この問題に絞って質問さ...全文を見る
○藤野委員 確かに大臣は、所信や答弁等で前の大臣と違う御発言をされております。しかし、この専門部会での検討が続けば、前の大臣が敷いた路線、これが具体化されていってしまうわけです。つまり、予防拘禁に当たるような、現状でさえ当たるようなものが更に悪化していくということになるわけであり...全文を見る
○藤野委員 この認識は変わらないということでよろしいですか。
○藤野委員 私、予算委員もやらせていただいているんですが、先日六日の予算委員会では、安倍総理のやじが大問題になりました。昨日の本会議でもたくさんのやじが飛んでおりました。やじもやはり政治的な意思表示でありますし、政治参加の一形態だというふうに思うわけです。  ところが、この間、...全文を見る
○藤野委員 配付資料の二を見ていただきたいんですけれども、これは、やじで排除された人は少なくとも九人だというふうに現場での集会等で報告をされております。九人というのは、私、物すごい数だというふうに思うんですね。  これは、警察庁、九人排除した、間違いないですか。
○藤野委員 私も、街宣などでの警備の必要性は認めております。警備しちゃだめだとか、そういうことは言っていないんですね。ただ、それが過剰だったのではないかということを問題にしているわけであります。  実際、例えば、プラカードを膝に置いていたら、警官が寄ってきてその人を安倍総理の目...全文を見る
○藤野委員 別にこの答弁だけじゃなくて、似たような答弁があるんですけれども、聞いても答えないのはなぜなのかなと。  いろいろな辞典に載っているわけです。例えば、三省堂の大辞林というのには、政治警察というのは何なのかといいますと、「既存の政治体制の維持のために、反体制的政治運動を...全文を見る
○藤野委員 やはり行政権力というのは執行力を伴うものであります。ただ、とりわけ警察というのは、まさに個人の人権に直接影響を与える、場合によっては侵害する、こういう作用ですから、だから、ほかの行政規定にはないこういう警察法二条二項のような規定がわざわざ設けられている。しかも、戦前の...全文を見る
○藤野委員 今回のこの異常な排除行動の法的な根拠は何でしょうか。
○藤野委員 事実確認とおっしゃるんですけれども、七月十五日ですから、四カ月たっているんですよ。日本の警察の事実確認力というのはそういうものなんですか。そんなことはないですよね。  結局、法的根拠すら、大臣、言わないわけです。これだけのことをやっておいて、概要も言わないし、法的根...全文を見る
○藤野委員 違います。私が聞いたのは、そういうことがあるにしろ、それならあなた方はいいと思っているのか、それとも四カ月は長過ぎると思っているのか、評価を聞いているんです。
○藤野委員 私が聞いているのは皆さん方の評価です。プロセスは聞いていないんです。そういうことがあれば、四カ月間、法的根拠も示さずに、これだけの人権侵害を犯していいと警察庁は思っているのかということなんです。もう一回お答えください。
○藤野委員 私は、内容についての評価じゃなくて、四カ月もかかっているということについて聞いているんです。
○藤野委員 結局、私は、これを事実上容認していると。警察庁が今回の事態について評価すらしない、評価すらしないわけですよ。これは、政治警察の弊害を防止するための警察法二条二項、不偏不党とおっしゃいましたけれども、この趣旨を警察庁自身が没却している。  配付資料の四を見ていただきた...全文を見る
○藤野委員 そうなんですね。これは、要するに、選挙のたびに通例に倣って出されている。二〇一七年のものも、私もいただきました。大体似たような文言だなというふうに思うわけであります。  要するに、今回の北海道警もこれを根拠にああいう警備をした、そういう理解でよろしいですか。
○藤野委員 いやいや、これは、要するに、警察庁警備局長が、「第二十五回参議院議員通常選挙における警備諸対策について」という通達でありまして、まさに、これは六月二十六日に出されているんですが、この後、七月十五日に、北海道で先ほど紹介したような事案が起きているわけであります。  こ...全文を見る
○藤野委員 いや、私は呼んだんです、きのう。ところが、来られない、まあ、検討するということでしたけれども、結局来られていないわけですね、きょう。その理由をお聞きしているんですけれども。
○藤野委員 理由も言えないというのは何なんだというふうに思うんですね。  今の警備局長は、ことし一月二十二日付で警察庁警備局長に就任されております。その前は、二〇一二年十二月に安倍総理が政権に復帰して以降、約六年間にわたって首相秘書官をずっと務めていた方であります。それが、こと...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますけれども、要するに、政治警察の弊害を生じないために、わざわざ警察法二条二項が設けられているわけですね。そのもとで活動すべき警察が、四カ月たっても評価すらしない。評価しないこと自体が私は政治警察の弊害と言ってもいいんじゃないかと思うんですね。正義の実現のた...全文を見る
11月12日第200回国会 衆議院 本会議 第7号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、会社法の一部を改正する法律案について質問します。(拍手)  まず冒頭、安倍総理のもとで、総理主催の桜を見る会の支出は予算の三倍に膨れ上がりました。この会には総理の地元から後援会員約八百五十人が参加しており、後援会旅行の目玉行事と位置づけ...全文を見る
11月13日第200回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず冒頭、桜を見る会についてお聞きしたいと思います。  前の法務大臣も、いわゆる私費でアナウンサーの方に多額の給与を払ったということなどが報じられて辞任をされた。経済産業大臣も、私費でメロンやカニか何かを配ったということが報じられて辞...全文を見る
○藤野委員 精査中ということは、存在するということでいいですね、廃棄していないということで。まず、それを確認したいと思います。
○藤野委員 文部科学省では、大臣官房人事課の保存期間表というのがありまして、ここにもあるんですけれども、この期間表によりますと、栄典又は表彰に関する事項というのがあって、それの1から4まであって、4が園遊会、桜を見る会等となっておりまして、その園遊会、桜を見る会等に関する文書、そ...全文を見る
○藤野委員 いや、これは調べなくても出せるはずなんです。別に何か個人情報があるとかいうわけではありませんから、これは全省庁に出しているわけですから、内閣府が。これをすぐ出していただきたいんですが。
○藤野委員 いや、有無を含めてといいますか、これはあるわけですよ。  じゃ、ちょっと角度を変えて聞きますけれども、法務省にもこの保存期間表というのはございます。ここにあります。これのどこの、根拠条文といいますか、今、文科省のは御紹介させていただきましたけれども、法務省の場合、今...全文を見る
○藤野委員 内閣府からの推薦依頼、あるいは内閣府からの照会事項、これに関する文書の保存等に関する根拠を教えてください。
○藤野委員 いや、そうではなくて、私が聞いたのは、文科省の場合はこういうのがあるわけです、保存期間表というのがありまして、各課ごとにあるんです。これは法務省にもあるんです、当然。おっしゃった法律に基づいてそういうのをつくりなさいというふうに出しているわけですね。ガイドラインもびっ...全文を見る
○藤野委員 これは通告しておりまして、簡単にお答えいただけるのかなと思っていたんですが。  要は、人事課の文書にも、大臣官房秘書課の文書にも、栄典又は表彰に関する事項というのがあるんですね。これは、先ほど御紹介した文科省のところでも同じなんです。栄典又は表彰に関する事項の中に、...全文を見る
○藤野委員 ちょっと精査していただいて、後でまた教えていただければと思うんですが。  いずれにしろ、文書はある、三年分はあるということでありまして、今精査中ということですから、これは精査したら出していただけるということでよろしいでしょうか。
○藤野委員 これは出していただかないと、安倍政権のもとで、従来一万人でずっと続いていたものが、一万八千人を超えるまでにふえているわけですね。なぜふえたのかというその根拠として、まず、各省庁が例年大体一万人ぐらいで来ている、それのバックデータになると思うんです、法務省が、じゃ、どな...全文を見る
○藤野委員 初めから減員で要求するというのは、本当にちょっと、本当にこれで人権が守れるのかというふうに思うんです。  衆議院にこれはちょっとお聞きしたいんですけれども、過去二十年以上にわたって同一件名で採択された請願というのは幾つあって、件名はそれぞれ何でしょうか。
○藤野委員 わずか三件ですね、二十年以上にわたって採択されていると。  この裁判所の人的・物的充実に関する請願というのは、いつから提出されて、どのようになっているか、もう少し教えてください。
○藤野委員 つまり、平成八年、一九九六年以降、解散等で、要するにやむを得ない事情で流れてしまったという以外は、全て採択をされております。  与党の皆様もよく御存じのように、やはり与野党が一致しませんと請願というのは採択されないわけで、ここ二十年以上にわたってわずか三件ですけれど...全文を見る
○藤野委員 もともと三権の一つである司法権には、内閣がこの間行われてきた定員合理化計画に協力する義務はないんです。もう皆さんも答弁されているように、協力する義務はないけれども協力するとおっしゃって、定員削減で物すごい、私から見れば過度の協力を行政府に対してはしてきたわけですね。 ...全文を見る
○藤野委員 質問を終わりますが、最高裁には人的、物的体制の充実を強く求めておきたいと思います。  終わります。
11月15日第200回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私からも、まず冒頭、香港の弾圧、デモに対する言語道断の野蛮な暴挙につきまして強く抗議をするとともに、即刻中止を求めたいと思います。  私ども、先ほど山尾委員も御紹介いただきましたけれども、党として対応しておりまして、十月十六日には、孔...全文を見る
○藤野委員 自殺の場合は、確かに、いつどこでそういう事態に至るのかというのは、入管はこれはなかなか判断できない、把握できないこともあると思うんです。  しかし、ハンストの場合、その先に、ハンストの末に飢餓死に至るような場合というのは、今回の報告書も出ていますけれども、入管の管理...全文を見る
○藤野委員 三十六人全国でいらっしゃるうち、十四人が大村に集中している。  昨日、院内集会が行われまして、先ほど松田委員も触れられましたけれども、私も参加をさせていただきました。その中で、その大村で支援されている方の報告では、今十四人というお話がありましたけれども、十人以上がハ...全文を見る
○藤野委員 あとについてはまた聞きますので。  確認したいのは、拒食を開始してから二十一日が経過していること、あるいは体重減少が一〇%を超えた場合というのが一つのメルクマールで、そして、医師が必要と認めた場合に速やかに強制的治療を行うというのが通達で定められております。配付資料...全文を見る
○藤野委員 つまり、今回の場合はいずれも要件に当てはまっていた、二十五日たっていたということや一六%減少していたということでですね。これは、つまり、強制的治療を必要とするほどに命の危険が差し迫っていたということであります。  配付資料の二は、法務省が十月一日に発表したこの件に関...全文を見る
○藤野委員 結局、危機的状況にあるという、ある意味、要件を満たしていたにもかかわらず、医師等による診察や外部医療機関の診察も行われなかった。  調査報告書を読みますと大変驚く記述がありまして、非常勤医師がこの方の診療に当たったんですが、この非常勤医師にはこの二〇〇一年の通達のこ...全文を見る
○藤野委員 いや、十分承知をしていたにもかかわらず、先ほど言ったように、六月十七日以降は一週間にわたって医師の診察も受けさせないという状況だったわけですね。  先ほど言いましたように、二〇〇一年の通達というのは、治療をするかどうか、最終的にするかどうかは、これは入管所長の判断な...全文を見る
○藤野委員 今、医師が、医師がとおっしゃるんですが、私が聞いたのは、これは最終判断は入管所長なんです。今回は、そもそも、報告書の四ページにありますけれども、入管所長の方が医師にこの通達のことを言っていない事案なんですよ。医師が判断できるはずがないじゃないですか。だから、この事案こ...全文を見る
○藤野委員 いや、私が聞いているのは違うんですよ。非常勤医師がこの通達を知らされていない事案なんです、これは。  一方、看守職員から、皆さんは、四ページにあるように、看守職員が作成した報告書によって、もう一回読みますよ、この看守職員が作成した報告書は、今後、強制的治療の要否を検...全文を見る
○藤野委員 これも全くお答えにならないわけですね。  大臣にお聞きしたいんですが、いわゆる入管所長らは、強制的治療が必要な危険な段階にあることを知りながら、六月十七日以後、一週間にわたって医師にも見せない。その結果として飢餓死に至ったわけであります。この責任をどのようにお考えに...全文を見る
○藤野委員 調査が必要ということなんですけれども、私どもが、先ほど言いました看守職員が作成した報告書、この報告書のもとになっているもの、これを出してくれと言っても、出そうとしないわけです。あるいは、二ページには、監視カメラで動静を監視したというんですけれども、これも提出しないわけ...全文を見る
○藤野委員 つまり、法務省出入国管理部長が責任者で、警備課という、まさに今回、当事者に当たるようなところの課長も参加して行われたのが今回の調査と。まさにハンスト飢餓死を引き起こした当事者が当事者を調べて、今回の報告書がつくられ、問題なかったという結論に出ているわけですね。  法...全文を見る
○藤野委員 重ねて伺いますが、この十五件の死亡事件で、法務省以外の第三者による調査が行われたことというのはあるんでしょうか。
○藤野委員 今まで、いわゆる自殺や病死がありまして、それについては本格的な第三者による調査というのは行われていないんですね。先ほど大臣などがおっしゃられた視察委員会というのは、あくまで事務方を法務省が担っていますし、予算も法務省からのものということで、独立性については極めて厳しい...全文を見る
○藤野委員 ですから、入管、その視察委員会は、折に触れて視察をされているのも私も認識しております。個々の委員の方は頑張っていらっしゃることも認識しております。  ただ、事務方が法務省に担われ、予算も握られ、そのもとで毎年毎年出されるんです、報告書。けれども、A4数枚ですよ、A4...全文を見る
11月19日第200回国会 衆議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速質疑に入らせていただきます。  本法案は、株主提案権に新たな制限を加えようとしております。法案の三百四条二号では、いわゆる不当な目的の場合、例えば、自己若しくは第三者の不正な利益を図る目的などの場合、あるいは第三号では、株主総会の...全文を見る
○藤野委員 それでは、三百五条についてはどの機関が判断するんでしょうか。
○藤野委員 今、取締役会等が判断するということでありました。  しかし、濫用に当たるかということと株主の権利行使というのをいわばはかりにかけて、濫用を理由に権利行使を制限するというのは、私は、そもそもこの株主提案権が会社法に導入された趣旨を没却するんじゃないかというふうに思うん...全文を見る
○藤野委員 今御答弁いただいたところ、株主相互間のコミュニケーションという答弁もありました。  今御指摘のあった答弁をもうちょっと紹介しますと、当時の民事局長はこう答弁されているんですね。「自分の言い分、主張というものを会社に対して申し出て、そしてそれを総会の議題にしてもらうこ...全文を見る
○藤野委員 ですから、この一九八一年の議論というのは私は大事だと思っておりまして、何か自分の言い分をアピールするというだけではなくて、まさに会社と株主の対話ということで、他の株主とのコミュニケーションを高めるということも含むし、結局はそのことを通じて株主と会社の間の連帯感、ひいて...全文を見る
○藤野委員 今紹介した両院の附帯決議は二年間にまたがっておりまして、当時の商法というのは一国会ですんなり通したのではなくて、七四年が参議院の附帯決議だとすると、一九八一年ですから、七年かかっているわけです。やはり、それだけかんかんがくがくの議論をして、この株主提案権をどうするかと...全文を見る
○藤野委員 いや、私は濫用はないなんて言っていないんです。濫用はあるということは当然認識した上で、しかも、それをこの国会、この委員会を含めてさんざん議論した上で、濫用は確かにあるね、しかも、提案権なんというものをもし創設したら、それは更に悪化するんじゃないか、こういう懸念があった...全文を見る
○藤野委員 それは、立法趣旨で、株主提案権の重さというものに対する、大臣、やはりちょっと認識が違うんじゃないか。  濫用事例は民法の一般法でも規制できますし、議長の議場整理権もこのときに強化をされております。取締役会の権限というのも強化されているわけですね。ですから、本当に、濫...全文を見る
○藤野委員 何か正当なものと濫用の事例を今一緒になっておっしゃったように思うんですが、私が聞いたのは、要するに、当時、他の株主に対して働きかけるということも、これは一般論で結構ですよ、他の株主に対して働きかけるということも正当な、要するに、まさに会社法が期待する議決権行使のあり方...全文を見る
○藤野委員 どれだけ権利行使するのに苦労されているかということも御紹介したいんですけれども、まず法務省にお聞きしたいんですが、八百人、先ほど賛同を集めたと言いましたが、これをやるために議決権行使書面を閲覧して、前の年、その株主の方がどういう議決権を行使されたかというのを調べる必要...全文を見る
○藤野委員 だから、大体二週間というのが一般的になってくるわけであります。二週間で、限られた期間でやるというのはなかなか大変なのであります。  しかも、三百十一条、現行法は何と書いてありますかといいますと、「株主は、株式会社の営業時間内は、いつでも、第一項の規定により提出された...全文を見る
○藤野委員 いや、私はこれを聞いてびっくりしたんですよ。謄写の請求とありますから、例えば、今の時代でいえば、コピーしてくださいと請求したら、請求することができると書いてありますから、それはもうコピーしてもらえるとか、あるいは、それが無理でもコピーはできるとか、費用負担の関係で、会...全文を見る
○藤野委員 いや、確認というか、ああいう答弁で、それを盾に場所だけ貸すというのが実態なんです。これでは、ここでせっかく請求できると書いてある権利の実情が伴わないわけであります。ですから、これは確認ではなくて、事務方に指示していただいて、少なくともコピーは認めるというふうにしていた...全文を見る
○藤野委員 いや、そこがよくわからないんですね。  名前等が含まれる、つまり、同質の情報が、百二十五条の株主名簿、名簿ですから、名簿閲覧請求権にあると。今回、三百十一条で、その権利行使のところに名前が入る場合もある、だから、同質だから、百二十五条にある目的の制限、目的の制限とは...全文を見る
○藤野委員 そういう説明を受けたんですけれども、やはりよくわからないんですよ。そういう事態があるのなら、濫用ともおっしゃいましたけれども、やはりそういうのは別で、権利を制限することによって濫用を防ぐという発想そのものが株主提案権にはなじまないんです。濫用というのはあるという前提で...全文を見る
○藤野委員 はい。わかりました。  では、一点だけ。  要するに、この参考人が指摘しているのは、真ん中あたりにあります、「わが国における経済社会というものを支えております企業のいわば姿勢を健全にし、国民、投資家大衆との間のコミュニケーションを太くする、国民の側から企業に対する...全文を見る
○藤野委員 引き続き審議することを述べて、質問を終わります。
11月20日第200回国会 衆議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  まず初めに全員の参考人にお伺いしたいんですが、ちょっと重なるんですけれども、電力会社に対する例えば脱原発の株主提案運動という、運動といいますか、そういう提案権の行使がございます。...全文を見る
○藤野委員 この問題との関係でなんですけれども、前川参考人にお伺いしたいんですが、仮に株主提案が拒絶された場合に、どういう救済手段があるというふうにお考えでしょうか。
○藤野委員 これも三人の参考人にお伺いしたいんですけれども、今関西電力の関係で、原発マネーと言われるものが還流したのではないかというケースが起きておりまして、関電だけでなく、日産のカルロス・ゴーン元会長の問題もありますし、東芝の不正経理の問題もありまして、結局これは、経営陣が不正...全文を見る
○藤野委員 先ほど立法事実の御指摘がありまして、続いて前川参考人にお聞きしたいんですが、立法事実がないのになぜ今回こういう法案が出てきたのか、先生はどのようにお考えでしょうか。
○藤野委員 これは三人の方にお聞きしたいと思うんですけれども、株主提案権を制限するというのは、私は、もともとの趣旨である、株主総会の活性化を図るという趣旨でやられたと思うんですけれども、それが逆方向になっていく。  実は、先日の委員会で紹介したんですけれども、一九八一年の国会で...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  次に、ちょっと、取締役の報酬と会社補償制度についてお聞きしたいと思うんです。  今回、ストックオプションなどの業績連動型報酬の要件がいわば緩和といいますか、広がる、使いやすくなる、会社補償制度というものを創設されるということでありまして、...全文を見る
○藤野委員 本日は大変ありがとうございました。  質問を終わります。
11月22日第200回国会 衆議院 法務委員会 第11号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、役員報酬の問題についてお聞きしたいと思います。  先ほど松田委員も質問されていましたが、まず、法務省に確認いたします。  本法案を議論した法制審の中間試案の段階では、役員報酬の個別開示も検討とされていたと思いますが、最終的...全文を見る
○藤野委員 先ほどもおっしゃいましたけれども、プライバシーというのは理由にならないと思うんです。おととい神田参考人もおっしゃっていましたが、今既に金融商品取引法のもとで、年総額一億円以上なんですけれども、報酬は個別開示されているんですね。ですから、プライバシーというのはもう理由に...全文を見る
○藤野委員 資料も出しています。だから、これを聞くよといって通告しているんですから。
○藤野委員 開示状況じゃなくて、算定方針について答えてください。
○藤野委員 ですから、取締役会で決定方針を決めるとか、方針を決めるとおっしゃるんですけれども、既にこれだけ決まっているわけです。  決まっているんだけれども、この配付資料の一の左を見ていただきますと、監査役会設置会社では、全員個別開示、二〇一八年、〇・〇%、監査等委員会設置会社...全文を見る
○藤野委員 私たちは、何も、官僚OBの方がその知識や経験を生かして民間企業で活躍されるというのは当然あり得ると思っております。しかし、実際はそうなっていない例というのもこの間出てきております。  東芝の不正会計問題では、社外取締役に元大使クラスの方が二名参加されておりましたし、...全文を見る
○藤野委員 民間企業と言いますが、私が聞いたのは法務省OBの話なんです。  私は、別にOBが民間に天下りしちゃいけないとは言っていないんですけれども、しかし、これだけ兼務をされて、渡り鳥とか言われるいろいろな批判を受けて、いろいろな決まりもつくったのに、結局、今はこうなっている...全文を見る
○藤野委員 ちょっと余りにも人ごとだったので、重ねて聞いたんですけれども。  やはりこの問題は、私はなぜ聞くかといいますと、配付資料の四を見ていただきたいんですね。これは週刊東洋経済の二〇一八年六月二十三日号なんですが、今既に九八%の企業で社外取締役が設置されていると。しかし、...全文を見る
○藤野委員 別に天下りがだめとかというわけではなくて、少子高齢化になってくる、人手不足だとおっしゃっているもとで、ちゃんとしっかりと透明性を持って働けるような仕組みをつくる上で、役員の報酬の個別開示が必要じゃないかということでありますから、そのプライバシーとか、全くかみ合わない答...全文を見る
○藤野委員 SDGsというのは、持続可能な開発目標という国連の目標でありまして、二〇一五年に定められました。これは、十七の目標と百六十九のターゲットから構成されておりまして、誰一人として取り残さない、リーブ・ノー・ワン・ビハインドというものを理念としておりまして、既に企業活動にも...全文を見る
○藤野委員 私が聞いたのは推移なんですけれども、推移をちょっと答えてもらえますか。
○藤野委員 先ほどの調査室の資料でちょっと確認してもらえますか。
○藤野委員 指名委員会等設置会社というのは、もともと最先端なあれですからちょっとあれなんですが、監査役会設置会社や監査等委員会設置会社では、この間、ちょっとずつですけれども、ふえてきているんですね。社外取締役なんだけれども、ストックオプションをもらっている。  こうなりますと、...全文を見る
○藤野委員 そんなことで手を挙げないでほしいんですよ。私が聞いているのは、社外取締役でふえて、四人に一人になっているということなんですよ。  大臣にお聞きしたいんですが、日本経団連というのは、二〇〇四年二月にCSR推進に当たっての考え方を発表しているんですね。同時に、CSRの取...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますけれども、やはりこの十数年、そういう民主導でやってきたんです。私も別にそれを否定しませんけれども、しかし、こういうやはりモーメントが変わっていくようなときは、しっかり政策が総合的に見通しを持ってやらなければ進まないし、それが、こういうまさにSDGsのよう...全文を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、会社法改正案の修正案に賛成、政府原案に反対の討論を行います。  反対する理由の第一は、原案が、株主提案権について、提案数、提案内容の双方で権利を制限するものとなっている点です。  参考人質疑では、株主提案権が濫用されているという立法事実...全文を見る
11月27日第200回国会 衆議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、性暴力をなくすための刑法改正について質問いたします。  ことし四月から、毎月十一日にフラワーデモというものが行われております。十一月は、東京駅前の広場で三百人が参加をいたしまして、私も参加をしてまいりました。これは、デモという名...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  このフラワーデモを主催している団体のフェイスブックを拝見しますと、やはり一つの大きなきっかけとして、ことしの三月に四つの地裁判決が連続したということが紹介されているんですね。  三月十二日の福岡地裁、これは、女性が抵抗できなかったという状...全文を見る
○藤野委員 これは、大臣の先ほど答弁があったように、性暴力というのは人格に取り返しのつかない傷を与えると大臣はおっしゃいました。そのとおりだと思うんです。こうしたことをやはり先延ばしにすれば、またさらなる被害者が生まれるわけですから、これは三月に向けてその取組を加速していただきた...全文を見る
○藤野委員 私が聞いたのは、例えば、コメンタールに載っている解説によりますと、十三歳未満の者は、わいせつの意味を十分に理解できず、同意能力にも欠けるため、暴行又は脅迫によらない場合であっても本罪を構成する、こういうふうに説明されておりますが、こういう理解でよろしいですか。簡潔に。
○藤野委員 その前にもおっしゃったんですけれども、現行刑法の十三歳という要件は、これは明治四十年ですから一九〇七年なんですね。実に百十二年前の法律でありますし、この刑法がモデルにしたのはフランスの刑法典ですけれども、これは一八一〇年なんです。ということはもう二百九年前でして、いわ...全文を見る
○藤野委員 ちょっと答えがずれているんですね。  私は、年齢というのは、あくまで一つの線は引かれるとは思いますが、趣旨というのがそこにはあって、やはりその趣旨からすれば、例えば二十歳になっていてもそういう能力が欠ける場合、今からやりますけれども、障害児者のような場合は、本来であ...全文を見る
○藤野委員 三十一年度は含まないんですね。
○藤野委員 先ほど言いましたように、フラワーデモが始まったきっかけというのは、三十一年度です、二〇一九年度に起きた地裁判決なんです。これを、なぜ無罪になったのかという分析なくして、今度の刑法改正をやろうというんでしょうか。私は、それはちょっと違うんじゃないかと思うんですね。  ...全文を見る
○藤野委員 いや、答えていないんですね。三十一年、実際にもう地裁判決がおりているんです、起訴云々じゃなくて。  この三十一年の三月以降の四つの判決は分析対象なんですか、結局。
○藤野委員 耳目を集めていますので、これは含まれるというふうに明言してください。
○藤野委員 この四つを分析せずに今度の刑法改正というのは、私はあり得ないと思うんです。  一つだけ紹介しますけれども、例えば、静岡の事案でいえば、被害者の少女が児童相談所の職員に、前日には、また家に帰らないといけないというので、もう告白したというんですね、こういうことを受けてい...全文を見る
○藤野委員 その際、外国の法令も分析していると大臣もおっしゃいました。  法務省に簡潔にお聞きしますが、検討会の段階で、どの国及び州で障害者の構成要件化、障害者の規定というのが具体化されているでしょうか。
○藤野委員 ですから、そうした実践も行われて、運用も行われております。そういう点で、定義等の検討というのは確かにあると思うんです、難しさもあると思いますが、しかし、やはりそこに向けて、いずれ避けられない課題ですから、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  もう一点、法律...全文を見る
○藤野委員 先ほど言った静岡の三月二十八日のものは、少女の証言が信用できないということなんです。こういう聞き取りをやっていたら、そういう認定になったのかというふうに本当に私は思います。  ですから、これは確かに省庁を超えますけれども、しっかり法務省がイニシアチブを発揮していただ...全文を見る
○藤野委員 研修と、あと、やはり裁判官へのさまざまな取組や広報ですね、こういうものにも取り組んでいただきたいと思います。  この問題はことしから来年にかけて最大の問題になりますので、引き続き取り組むことを述べて、質問を終わります。      ――――◇―――――
11月28日第200回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第2号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私も、関電の原発マネー還流問題を質問したいと思います。  この間、高浜町や福井県がそれぞれ独自の調査結果を発表しております。十一月十五日には、高浜町が、監査委員からの特別監査実施報告を発表しております。  これを見ますと、森山栄治元...全文を見る
○藤野委員 それ以外のはまたちょっと後で聞きますが、今のことについて、二百六十九名に聞いたというんですが、誰が聞いたんでしょうか。
○藤野委員 これは高浜町も福井県も報告書をまとめているんですが、経産省は報告書にすることは考えていないんでしょうか。
○藤野委員 いや、それを検証するためにも、やはり報告書は私は必要だと思うんですね。  この間のやりとりで、そういうのをやっているというのを私も聞いて、二百六十九名と、率直に言って驚きましたよ。ただ、誰がやったかもわからないし、いつ、どういう形でやったかも検証できないわけですね。...全文を見る
○藤野委員 これは、報告書はつくられるんでしょうか。
○藤野委員 いや、私はそれでは通らないと思うんですよ。  福井県も高浜町も、不十分とはいえ、まとめて、それを報告、発表しているわけですね。  私が経済産業省がとりわけ重要だと思うのは、この配付資料の一で紹介しているんですけれども、経済産業省から、二〇〇八年以降、今日に至るまで...全文を見る
○藤野委員 いや、問題があったかどうか、我々がチェックしなければなりません。税金が使われているわけです、プルサーマル交付金もそうですけれども。そこに経産省から出向して、本当に推進していたわけです。ですから、それはどうだったのかということを文書で確認しないといけないというふうに思う...全文を見る
○藤野委員 これは委員長にもお願いしたいと思うんですが、これはやはり、調査したと言っていて、しかも中身は、一応答弁し、しかも問題ないと言っている。しかし、これはチェックしないといけないと思うんです、国会として。ですから、委員会として、後ほどこの提出を求めたいというふうに思います。...全文を見る
○藤野委員 本当にこの問題は、国も経産省も深くかかわっている問題であります。決して高浜とか福井県だけの問題ではありませんし、ましてや関電という企業だけの問題でもないというふうに思います。  そこで、次に、地元同意との関係でちょっとお聞きをしたいと思うんです。  今回の福井県や...全文を見る
○藤野委員 いや、その地元同意を行うトップが今疑義が持たれているわけで、これではちょっと答弁にならないと思います。  更田委員長にもお聞きしたいんですが、やはり、先ほど来、関電の問題、問題になっているんですが、公益事業を担う会社として適切なのかというその根本が私は問われていると...全文を見る
○藤野委員 いや、私が聞いたのは、それはまあそうだと思いますけれども、そうではなくて、そもそも企業として公益事業を担えるのかという根本の問題の答えが出ないまま、いや、それは原発があるからとか、核燃料があるからということで、それはそれでやるんですが、再稼働に向けた審査をやるのはおか...全文を見る
○藤野委員 いや、ただ、根本的な会社の適格性が問われているときに、審査だけ進めますという、それは別のメッセージになるわけです。  東電のときは、規制委員会自身が適格性というのを問題にされたんですよね。東電は事故を起こしたし、いまだ廃炉や汚染水や補償の問題で全く収束できていない、...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますけれども、この問題の真相解明なくして再稼働というのはあり得ないということを述べて、質問を終わります。
11月29日第200回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速質疑に入らせていただきます。  今回、外国弁護士制度をまた改正するということですが、我が党は必ずしもこの制度自体を否定しているわけではありません、当然ながら。ただ、これは、歴史的にも、そして今現在の問題から見ても、やはりしっかり考...全文を見る
○藤野委員 やはり弁護士法一条、社会正義の実現にとって、今回この法改正がどういう意味を持つのかというのをちょっと見ていきたいと思うんです。  その前提としまして、この七十二条の趣旨というのは、いわゆる無資格者、資格を持たない者が法律事務を提供することを禁止しておりますが、それは...全文を見る
○藤野委員 この間、この外弁法というのは何度も改正されまして、それこそ要件も緩和されてきて、法人についても、A法人と言われるものについてはもうできるようになっているということなんですが、今答弁があったように、率直に言って、期待されているほどふえていないと言わざるを得ないというふう...全文を見る
○藤野委員 やはり、この間の規制緩和というのが一体何だったのかというのを分析した上で、今回の法案がしっかりと立法事実に基づいて出されているというふうにちょっと思えないところがあるわけであります。  具体的にちょっと幾つか見たいと思うんですが、今回、共同法人について新たな規制緩和...全文を見る
○藤野委員 不当関与というお話がありました。  二〇一四年の当委員会での質疑等を見ておりますと、谷垣当時の法務大臣はこうおっしゃっているんですね、答弁で。  要するに、B法人もやれ、いいじゃないかというのに対して、当時の谷垣大臣はこうおっしゃっております。「このいわゆる共同法...全文を見る
○藤野委員 いや、A法人をやってみて弊害が見当たらなかったからB法人をやるなんというのは、それは全く理由にならないというふうに思います。  日本弁理士会が要望書を発表されているんですけれども、そこで、こうおっしゃっているんですね。いわゆる不当関与に関する懸念、そして意図せぬ情報...全文を見る
○藤野委員 これは調査室がつくってくれた資料もなかなかおもしろくて、アメリカは、今回の法案がもっと早く出るはずだったと思っていたんですね。こう書いているんです。二〇一八年十月、法務省は、特定の懸念に対処する外国弁護士法の改正案を起草した、ただ、この改正案は国会に提出されていないと...全文を見る
○藤野委員 このECB報告書というのもなかなか興味深くて、読んでみますと、年次現状報告というのを毎回やるわけですね。  この現状報告の中で、例えば、こういう法人化については、若干の進展はあったが、適用は限られている、外弁事務所の法人化を認めることによって複数の支店を開設できるよ...全文を見る
○藤野委員 手元にない。時間の関係で、事実ですから、こちらで紹介しますと、ベーカー・マッケンジーは一年で二十九億ドルの利益を上げております。DLAパイパーは二十六億ドル、そして、キング・アンド・ウッド・マレソン、チャイナは十億ドルというような感じで、いずれにしろ、物すごく利益を上...全文を見る
○藤野委員 終わりますけれども、私たちも、国際仲裁制度の拡大については、これはやはり必要だというふうに思いますし、そういう国際仲裁などについては、今回入っている部分についてはいいと思うんですが、やはり法人化とか職務要件の緩和というのは問題だということを指摘して、質問を終わります。
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、外弁法改正案に反対の討論を行います。  反対する理由の第一は、本法案の共同法人制度の導入により、弁護士と外国法事務弁護士の共同事業関係、雇用関係に本質的な変化が生まれ、外国法事務弁護士である社員が、社員又は使用人である弁護士を指揮監督して...全文を見る
12月05日第200回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  きょうは、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  アドバイザリーの皆さん方からまさに一様に、今までも指摘はありましたけれども、七つの提言の実施計画とその進捗状況の国民への公表という御指摘がありました。私自身も本当に改めてやらな...全文を見る
○藤野委員 これ、もう一点指摘したいのは、これを推進しているのは実は経済産業省だということなんですね。  時系列で見ていきますと、「新たな組織の設立などメーカー等も含めた」、電事連に加えてですね、「メーカー等も含めた産業大での連携を強化」ということがエネルギー基本計画に載ってい...全文を見る
○藤野委員 済みません、ちょっと時間があれですが、ちょっと黒川委員長に。  今言った自主的な規制に干渉していく、要するに規制機関の意思決定に業界が干渉していく懸念というのが私は強まっていると思うんですが、それが政府が実は旗を振っているという点についてはどのようにお感じになるんで...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございました。質問を終わります。