藤野保史

ふじのやすふみ

比例代表(北陸信越)選出
日本共産党
当選回数2回

藤野保史の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第204回国会 衆議院 本会議 第4号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇二〇年度第三次補正予算案に反対の討論を行います。(拍手)  新型コロナ感染拡大の下で、入院もできず、宿泊療養もできず、自宅で不安な日々を過ごし、その中で命を失うという、あってはならない事例が急増しています。コロナ以外の病気...全文を見る
01月26日第204回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の第三次補正予算案に反対、立憲民主党、日本共産党共同提出の組替え動議に賛成の討論を行います。  新型コロナの感染拡大の下で、入院も宿泊療養もできず、自宅で不安な日々を過ごし、その中で命を失うという、あってはならない事例が急増してい...全文を見る
02月05日第204回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私からも、改めて、新型コロナで亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げます。また、現在治療中の方々にお見舞いを申し上げます。  医療、介護、保育など、厳しいコロナの対応、そしてケア労働に携わっていただいている皆さんに、心からの敬意と...全文を見る
○藤野委員 私が聞いたのは、批判はなぜ起きるのか、それは、選挙の票を金で買ったというまさに民主主義を揺るがす大問題だから、そういう認識はあるのかという質問なんですね。  問題は、この大買収事件がなぜ起きたのかということであります。河井氏だけでは到底起こり得ません。自民党本部の尋...全文を見る
○藤野委員 これまでの答弁なんです。何も明らかになりません。これでは国民の疑念は晴れない。  委員長にお諮りします。  河井案里元議員の選挙買収事件での集中審議を求めたい。そして、それに加えて、先ほど来問題になっております総務省の接待問題についての調査、この調査結果をこの委員...全文を見る
○藤野委員 次に、シフト制労働についてお聞きします。  総理は一月二十九日、シフト制で働く非正規労働者にお会いになりました。その後、厚労大臣に指示を出して、休業支援金を大企業労働者に広げるということを決められました。  厚労大臣にお聞きします。対象となる休業期間はいつからでし...全文を見る
○藤野委員 要するに、一月八日ということなんです、対象は。皆さん。  多くのシフト制労働の皆さんは、第一回目の緊急事態宣言、去年の四月から生活が一気に苦しくなったんです。ずっと収入が去年の四月からほぼゼロになるような、こういう状況に追い込まれた。それがなぜ、今日出されたんです、...全文を見る
○藤野委員 いや、それじゃ駄目なんですよ。第一回目の緊急事態宣言は営業自粛なんです。全部止まっちゃう。今、時短、時短とおっしゃった、時短のあれが各地で違うとおっしゃいました。確かに、二回目の緊急事態宣言は時短であります。けれども、一番初めの昨年の緊急事態宣言、自粛、営業そのものが...全文を見る
○藤野委員 今るるおっしゃいましたが、だからこそ、総理がお会いになった方がこれじゃ救われないんですよ。そして、百万人を超えるような、シフト制の、カットされて休業手当ももらえない、こういう人たちが救われないから私は質問しているんです。  もう一回指示してください。というのは、この...全文を見る
○藤野委員 検討しているということであります。  今回の時短とおっしゃるのは、やはりあれなんですよ、前回の緊急事態宣言は、営業自粛でもう丸ごと止まったわけですから。ですから、やはり、緊急事態宣言を理由にするのであれば、一回目に戻って、四月から、そこから苦しんだ方々を救うべきだ。...全文を見る
○藤野委員 このアンケートでは、こういう声があるんです。病床数という数値だけで民間病院がコロナ患者の病床確保が進んでいないという指摘は全く見当違いだ。他の国の医療提供体制とは異なり、日本では地域でそれぞれの病院の役割があることを踏まえていただきたい。私は、この声を重く受け止めるべ...全文を見る
○藤野委員 総理、今、更なる検討も行う、仮にそういうことになればと。具体的にはどういうことを想定されているんでしょうか。
○藤野委員 自分のことを言う場じゃないんです。私の質問に答える場なんです。  更なる検討を是非求めたいですし、それはもう総理、減収補填しかないんですよ、減収補填しかない。それはもう圧倒的な声です。今頑張っていただいている、先ほど紹介したような保険医協会、今頑張っている人を支える...全文を見る
○藤野委員 いろいろおっしゃいますけれども、要するに、政府が勝負の三週間と呼びかけた翌日に、病床削減支援の給付金を厚労省が出している。全く逆行するわけですよ。本気でやろうとするのか、病床確保しようとしているのかということが問われる。  今いろいろおっしゃいましたけれども、政府は...全文を見る
○藤野委員 今、五輪の重要な理念である男女共同参画に反するからとおっしゃられました。昨日も、枝野委員の質問のときに三回も、総理は男女共同参画という言葉を出されました。しかし、総理、五輪の理念というのは男女共同参画なんでしょうか。  五輪憲章というのが、オリンピック憲章というのが...全文を見る
○藤野委員 いや、総理、それだと総理の御認識が問われますよ。あらゆる差別が駄目なんです。性別はもちろんですよ。性別はもちろんです。しかし、いかなる差別も許さないというのが五輪の精神なんです。それに反するから森氏はあの座に立つべきではないという国民的批判が起こっているわけですよ。総...全文を見る
○藤野委員 これはもう総理自身の御認識が問われる事態になってきたというふうに思います。こういうオリンピックの基本理念に反するからこそ、私は、森氏は組織委員長という座にとどまるべきじゃないと思います。  総理、辞任させるべきじゃないですか。辞職を求めるべきじゃないですか。
○藤野委員 いや、結構です。  だから、総理が伝えよと言った、そこがポイントがずれているんです。男女共同参画じゃないんですよ、問題は。五輪憲章そのものに反するんだ、だからあなたは組織委員長は駄目なんだと、ずばっと言わないと駄目なんです。  そもそも、なぜ森氏が組織委員会の委員...全文を見る
○藤野委員 いや、それも違っていまして、組織委員会はJOCと東京都が五〇%ずつ出資をして、それに対して国が政府保証をしているんですよ。だから、何か関係ない、関係ないといろいろな形でおっしゃるんだけれども、それは違うと思うんです。  いずれにしろ、この問題、引き続き大問題になって...全文を見る
○藤野委員 今、答弁がありました。でも、目指しているということなんですね。  私、地元の一つである石川県でお聞きしたんですが、ある病院はこうおっしゃっていました。オリンピックに一万人、どこにそんな人員がいるのかと言いたい、慢性的に人員不足の中で、ぎりぎりの体制でコロナ対応を行っ...全文を見る
○藤野委員 本当に無理だと思います。  そして、英国で拡大し、各国に広がって、強い感染力を持つといういわゆる変異種、変異ウイルスは、二月三日時点で少なくとも七十五の国と地域に広がっております。  私、大事なのは、やはりアスリートの思いだと思うんです。朝日新聞が一月二十四日に行...全文を見る
○藤野委員 まだ決まっていないんですね。アスリートの方々に十四日間の待機措置を緩和する措置を、政府は昨年、一旦は取りました。しかし、変異株の拡大に伴って、これをやはり強化したんですね。やはり締めている。これ、どうするんですかとお聞きしたら、分からないとおっしゃる。  総理、昨年...全文を見る
○藤野委員 私は、もう今や決断すべきだというふうに思います。やはり、ここで立ち止まって、再協議に進んでいく。これはやはり、文字どおり、人類がコロナに打ちかてるかどうかという戦いの帰趨にも関わる大問題だというふうに思います。コロナが五輪発で世界に広がるという最悪の展開になった場合、...全文を見る
○藤野委員 確かに、五十万円、二回交付いただいているんですね。しかし、これは本当にもう一気になくなってしまう、消毒とか。負担増は並大抵じゃないんですね。  実際の声を御紹介したいと思うんです。  福井県のある保育士は、保育園と児童クラブと両方勤務しているので、接触している子供...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、コロナ禍でケア労働という言葉が広がりました。その価値が十分に認識されてきませんでしたけれども、このコロナの経験を通じて、私たちはそのケアなしに生きていけないことが明らかになった。そのケア労働者の抜本的な待遇改善を強く求めて、質問を終わります。
02月24日第204回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  公述人の皆さん、今日は、本当に御多忙のところ、貴重な御意見をありがとうございます。  早速質疑に入ります。  小畑公述人にお伺いします。  今国会、当委員会では、いわゆるシフト制の問題が大問題になっております。総理もシフト制の労働...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  おっしゃるように、やはり、休業支援金制度、政府がつくったんですけれども、そもそも苦労して労働者がそれを申請しないといけないということがおかしいわけで、企業側がちゃんと休業手当を払っていく、つまり、最低基準である労基法が適用されないような労働...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  もう一問、小畑公述人に聞きたいんですが、先ほど、ジェンダーの視点から予算の在り方を見直す必要があると御指摘いただきました。本当にそのとおりだと思うんです。  今、政府のコロナ禍に対する基本的対処方針というのが出ておりまして、改正されてきて...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  保坂公述人にお聞きします。  二月十七日放送のNHKクローズアップ現代、私も大変参考になりまして、熊野公述人がおっしゃったような、攻めの検査はどうあるべきかというテーマでやられていまして、保坂公述人が出られていたんですけれども、やはり効果...全文を見る
○藤野委員 時間が参りました。熊野公述人、そして小池公述人にはお聞きできなかったことをおわび申し上げまして、終わります。
02月25日第204回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  まず、山田真貴子内閣広報官に御質問いたします。  配付資料を見ていただきたいんですけれども、このA3のやつですが、これは総務省が提出した一覧表を時系列に並べ換えて、関連する事項を加えたものであります。中ほどに山田広報官の接待があるんで...全文を見る
○藤野委員 いや、それでは合理的な説明にならないんですね。  山田さんの前には、関係する課長とかがるる受けているわけです。谷脇さんの接待もここに集中している。その後に、当時初めて総務審議官、ナンバーツーとして山田さんが受けられたわけですね。これだけなぜ高額なのか。これは、やはり...全文を見る
○藤野委員 まさにこれが事実なわけです。動きません、これは。度重なる接待で放送行政がゆがめられたのではないかという疑惑はますます深まっていると思うんですね、審議を通じて。  委員長にお諮りします。  二〇一二年の第二次安倍政権発足以降の会食一覧、この資料、さらに、接待した側の...全文を見る
○藤野委員 今年は三・一一原発事故から十年になります。原発をめぐる幾つかの問題について質問します。  昨年九月、東電の社員が別の社員のIDカードを使ってカード情報を書き換え、チェックポイントを何度もくぐり抜けて原発の中央制御室に不正に入室した事件が起きました。原発を動かす資格に...全文を見る
○藤野委員 県民の皆さんが怒っているのは、東電はこういうことを繰り返しているんですね。不祥事が起きた、隠蔽する、それが発覚する、謝罪する、小手先の対応をする。しかしまた不祥事が起きる、体質は変わらないですけれども、そしてまた隠蔽する、発覚する、謝罪する、また小手先の対応。体質は変...全文を見る
○藤野委員 ほかの原発ではこんなことはありません。あの福島の原発事故を起こした東電だからなんですね。八十回もあるなんて、私、ほかのところの資料も要求していますけれども、新潟だけなんですよ。  配付資料の五を見ていただければ、朝日新聞の記事で、高橋エネ庁長官が自民党県連を訪問して...全文を見る
○藤野委員 配付資料の八を見ていただきたいんですが、これはATENA自身が、原子力エネルギー協議会自身が作った資料であります。役割のところに、3で「原子力産業界の代表者として、規制当局と対話」とあると思うんです。  今大臣もお話しになりましたが、かつては電事連、これは電力会社だ...全文を見る
○藤野委員 今そうおっしゃるんですが、実際このATENAとの会合で、更田委員長自身が、こういう新たな枠組み、例えば安全性評価、配付資料の九のATENAの提案、赤い枠組みのところで、事業者がやるところの欄に安全性向上評価届出というのがあるんです。この安全性向上評価届出を質を高めてい...全文を見る
○藤野委員 そういうものを本当に議論しているということ自身、私は大問題だと。原発事故から十年たって、そういう議論を表の場で堂々とやっている、これはもう絶対許されないということを厳しく指摘して、質問を終わります。
03月02日第204回国会 衆議院 本会議 第10号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、二〇二一年度予算案外二案に反対の討論を行います。(拍手)  新型コロナ対策を進める上で、何よりも大切なのは、政治への信頼です。ところが、予算審議を通じて、菅総理の長男が関わった総務省の接待疑惑でも、農水省の贈収賄事件でも、金で行政がゆが...全文を見る
03月02日第204回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇二一年度予算案外二案に反対、日本共産党、立憲民主党共同提案の予算組替え動議に賛成の討論を行います。  新型コロナ対策を進める上で何よりも大切なのは政治への信頼です。ところが、予算審議を通じて、総務省接待問題でも農水省の贈収賄...全文を見る
03月10日第204回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  大臣は所信の中で、様々な困難を抱える方々への取組、この冒頭で、性犯罪、性暴力対策を挙げられました。寺田委員も取り上げていらっしゃいましたけれども、私も今日、この点に関連して質問いたします。  緊急事態宣言が三月二十一日まで延長されまし...全文を見る
○藤野委員 大臣にお聞きしますが、このコロナ禍の下で、こうしたDVや性犯罪、性暴力が急増している。これはやはり法務省としても深刻な問題だ、そういう御認識だということでよろしいでしょうか。
○藤野委員 今大臣がおっしゃったように、氷山の一角といいますか、顕在化したものだけでも増えてきているということであります。  今、国連のグテーレス事務総長も、コロナ禍の下でのDVや性暴力の急増を受けて、これは陰のパンデミックだというふうに呼んで、各国に包括的な対策を求めておりま...全文を見る
○藤野委員 強化の方針については、また後ほどお聞きしたいと思います。  私は、今年一月十三日に、東京都の新宿歌舞伎町で、一般社団法人Colaboが行っているアウトリーチの現場に行きまして、代表の仁藤夢乃さんなどからお話を伺ってきました。  厚労省にお聞きしますが、このCola...全文を見る
○藤野委員 このColaboというのは、全ての少女に衣食住と関係性をということを合い言葉に、困っている少女が搾取や暴力に行き着かなくてよい社会を目指して活動されております。  配付資料二を見ていただきますと、伴走型の支援のフロー図というのがあると思うんですね。いろいろな関係機関...全文を見る
○藤野委員 今、大臣も寄り添い型とおっしゃられましたけれども、まさにそうなんですね、伴走型。何か、つないで終わるのではなくて、ずっと自立まで伴走していくというのがColaboの活動であります。  こうしたColaboを含めて、今、全国で百二十四の民間シェルターが活動されています...全文を見る
○藤野委員 私は、一から四のそれぞれの積算を聞いたんですけれども、ちょっと時間の関係で、もうこちらで事前にお聞きしているので言いますけれども、アウトリーチ、1が千六百八十四万円ぐらい、2が七十六万円、3が三百七十九万円、4が五百六十九万円ぐらいだというふうに聞いております。  ...全文を見る
○藤野委員 ですから、二割なんですね。使われていない。これは私は、今の現行制度の問題だというふうに思っております。  お聞きしたいんですが、この検討会で、今の、現状の制度の問題点について、課題について、そして新しい枠組みについての指摘があったと思うんですが、どのような指摘でしょ...全文を見る
○藤野委員 今、売春防止法に基づく現行制度というお話がありました。やはり、婦人保護施設の利用率がこれほど低い、しかしニーズはあるんだ。このギャップですね、この乖離、これはなぜ起きるのか。やはり、それはもう売春防止法そのもの、婦人保護事業の根拠法であるこの売春防止法がまさに限界にな...全文を見る
○藤野委員 複雑な法律なんですけれども、やはり主要な所管官庁である法務省の責任は重いと思います。  実は、大臣は、この婦人保護事業の見直し、大変関係が深くていらっしゃると思うんですね。勝手ながら、配付資料の七で、政府・与党内での婦人保護事業の見直しと上川大臣の関係といいますか、...全文を見る
○藤野委員 ですから、これは大変主導的な役割を果たされてきたというふうに思うんです。  もちろん、中身については我が党としていろいろな意見はありますが、ただ、大事だなと思うのが、この売春防止法が根拠となっている現行の婦人保護事業はもう限界だというこの認識、そして、法的な枠組みを...全文を見る
○藤野委員 要するに、検討を加速するとあるんですが、検討が進んでいないんですね。  私は、これはやはり厚労省だけでは、先ほどお話ありましたように、厚労省が所管するのは四章だけなんですね、この売防法の。一章から三章は法務省が所管しているわけであります。そして、中間まとめは、新たな...全文を見る
○藤野委員 長年、この売春防止法を根拠とした事業の下で活動されてきた方や、あるいは民間の支援団体あるいは研究者の方が、こうした、ある意味、認識を示していただいているわけで、やはりこれに応えるのが政治の責任ですし、この強化の方針で三年間を集中期間と、先ほどもおっしゃいましたけれども...全文を見る
○藤野委員 これは検討を強く求めて、質問を終わります。
03月12日第204回国会 衆議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速審議に入りますが、本法案の提案理由を読ませていただきますと、こう書いてあるんですね。  裁判所の事務を合理化し、及び効率化することに伴い、裁判官以外の裁判所の職員の員数を減少する必要がある。減少する必要があるというのが提案理由にな...全文を見る
○藤野委員 いや、だから、端的に結論ですよね。結論として減っている、それが提案理由になるというのは私はおかしいと思うんですね。  しかも、今、政府の定員合理化計画に協力して五十八名減員とおっしゃいましたけれども、そもそも、この三権分立の下で、司法権の独立、司法権を担っている裁判...全文を見る
○藤野委員 いや、今何か裁判所以外を合理化しているんだからいいんだみたいなお話でしたけれども、それ自体がやはりその合理化ありきの話で、私は、この間、減少、いわゆる合理化してきたことがどういう影響を与えたのか、それを検証すべきだと言っているんです。  それで、私は、今からも言いま...全文を見る
○藤野委員 やはりこうした人権侵害の事案というものが急増しているわけですね。  最高裁にお聞きしますが、児童福祉法二十八条一項事件とは何で、この間どのように推移しているか、基本的に。そして、同三十三条五項事件とは何で、この間どう推移しているか。教えていただけますか。
○藤野委員 今御紹介がありましたけれども、配付資料の一で、その傾向をお示ししております。やはり、こうした時間が増えてきている、いわゆる保護者に監護させることがよくないという場合の児童福祉法二十八条、こういう案件が増えていますし、十年前の倍以上になっております。そして、三十三条の方...全文を見る
○藤野委員 そういう御認識をお持ちでありながら、先ほど言ったように、最高裁自身が二〇〇九年以降、十年以上にわたって、家庭裁判所調査官、まさにこうした事例で力を発揮していただく専門性を持った方々を、増員要求すらしていないんですね。認めるかどうかはまた別ですけれども、増員要求すらしな...全文を見る
○藤野委員 いや、成年後見にもやはり調査官の方は関わるわけですよ。今、兼務とおっしゃったとおり、そうした仕事をされているわけですね。同じ家庭の中で、いろいろなことが起きている。  ですから、こうした実態も踏まえていただいて、今最後におっしゃいましたけれども、引き続き、この問題、...全文を見る
○藤野委員 本庁から行っている、大臣の指示も出ているということであります。  支援団体によりますと、この女性はスリランカで大学を卒業されて、日本語教師を目指して二〇一七年に来日をされている。ただ、いろいろな事情で留学生ビザが失効して、去年の八月から収容されていた。収容時と比べて...全文を見る
○藤野委員 体重減少というのは二十キロに達していたという報道もあります。ちょっと分かりませんけれどもね。とんでもないことなんですよね。  食道炎の症状があったとしますと、症状のあれにもよるんですが、多いと言われる逆流性食道炎の場合、酸性の胃の内容物が食道に逆流するわけです。長時...全文を見る
○藤野委員 私が聞いているのは、その因果関係ではなくて、一個一個の事実なんですね。ですから、例えば、体重が減っていたのかどうか、食道炎の症状があったのかどうか、点滴を求めていたのかどうか、これぐらいは答えられるはずなんですよ。  もう、三月六日ですから一週間以上たっているわけで...全文を見る
○藤野委員 ちょっと納得できないですね。  お一人、亡くなっているわけです。後でも言いますけれども、同じ名古屋入管で、去年の十月に別の方が亡くなっているわけですね。同じ入管施設で半年の間に二人、亡くなられている。もちろん、事案は違いますけれども、起きているわけですね。  先ほ...全文を見る
○藤野委員 これは仮に、食道炎があった、だから本人は点滴を求めていた、これに応じていないということになりますと、単なる急死という話にならないんですよ。まさに対応が問われてくる。  六か月前に同じようなというか、事案は違いますけれども、管内での死亡事件が起きた。にもかかわらず今回...全文を見る
○藤野委員 外部の支援団体の意見を聞くとは明言されなかったわけですけれども。  この問題は私、引き続きやりたいと思うんです、今日だけじゃなくて。今、調査中ということですから、今国会も含め、引き続きこの問題は追及したいと思います。  先ほど言ったように、去年の十月に起きた四十代...全文を見る
○藤野委員 時間が来ましたので今日はもう終わりますけれども、入管施設で死亡事件とかこういうコロナのクラスターとか、本来やはり起きてはいけないことが起きている。しかも、今回初めてじゃなくて、今までずっと死亡事件も起きてきたし、そして、クラスターについても、るる指摘もされ、ほかの入管...全文を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本案は、昨年に引き続き、十七人減という過去最大規模の減員を行うものです。これは、繁忙な司法職場の実態を更に悪化させるだけでなく、裁判所の使命である国民の裁判を受ける権利を保...全文を見る
03月16日第204回国会 衆議院 予算委員会 第19号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速質問させていただきます。  一般社団法人衛星放送協会は、二〇二〇年九月三十日の総務省、衛星放送の未来像に関するワーキンググループで、衛星放送の現状と課題と題するプレゼンを行っております。  配付資料の一枚目といいますか、配付資料...全文を見る
○藤野委員 岡本氏は、囲碁将棋チャンネルの社長などをやられていた東北新社の元取締役ということであり、週刊文春で、木田氏が、うちの岡本さんが面倒を見てもらっている、こう言われた方であり、菅正剛氏が、あんないい仕事、こう言った人物なわけであります。  問題は、この固定費の低廉化とか...全文を見る
○藤野委員 衛星・地域放送課といっても、いろいろな方がいらっしゃるんですね。けれども、やはりこういうワーキンググループに入っていらっしゃる方が選ばれて接待を受けているわけです。ここにはやはり明確な意図があるのではないか、誰もがそう思うわけです。  結果として、古い報告書になかっ...全文を見る
○藤野委員 これは極めて大事でして、というのは、東北新社は、今の状態ではまずいと思って、このままでは免許を取り消される、だからこそ総務省に相談したと思うんですね。  私、ちょっと先ほど驚いたといいますか、先ほどの答弁ですと、まず井幡晃三氏に相談しようと思ってかけたけれども、休み...全文を見る
○藤野委員 私は、今どう思うかということなんです、こうやって、るるいろいろ明らかになって。当時、あそこまで言った、あれは余りにも踏み込んだ発言です、まだ調査中にもかかわらず。反省してください。
○藤野委員 私は大臣の発言について聞いたんですが、委員会のお話をされても全くお答えになりません。  澤田参考人にもお伺いしたいんですが、いわゆる業務上に関するようなお話、あるいは業務上で便宜を図ってもらうような話、そういうことは出ておりませんので、出しておりませんので問題ないん...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、委員長にお諮りします。  やはり、昨日、今日の予算委員会の審議で疑惑はますます深まりました。東北新社の菅正剛氏、木田由紀夫前社長ら当事者の国会招致と重ねての集中審議を求めて、質問を終わります。  委員長、お願いします。
○藤野委員 終わります。
03月17日第204回国会 衆議院 外務委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  外務委員会では初めて質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  今回の在外公館法案には、我が党としても賛成をいたします。ただ、一点申し上げますと、昨年十一月に出された財政制度審議会の令和三年度予算の編成等に関する建議で...全文を見る
○藤野委員 技能実習生はこの間、約二十一万人増加しているんですが、そのうち十六万人以上がベトナム人、ベトナムからということで、大変多くを占めているわけですね。  前駐ベトナム日本大使の梅田邦夫氏は、毎日新聞のインタビューで、こう答えられているんですね。「コロナ禍で、多くの技能実...全文を見る
○藤野委員 今お話がありましたように、兼務が法律上認められているんですよ。しかも、その実態も把握されていないということで、その下で大変な人権侵害等、搾取というのが起きてしまっているわけです。先ほど言ったように、ベトナムの実習生がこの間増えているところの大宗なんですね。  配付資...全文を見る
○藤野委員 今いろいろやられているというお話なんですが、しかし、やはりこの実効性が私は問題だと思うんですね。多額の借金を背負って、過剰な借金を背負って入国してくる例というのがほとんどですし、先ほど言ったように、悪質ブローカーというのは至る所にいるわけですね。これは本当に野放し状態...全文を見る
○藤野委員 今御説明あったように、やはり相手国というか、ベトナムとしても、やはりこれはもうほっておけないということで、そういう、労働者から仲介料、これを取ることを禁止行為として第七条で定めたり、あるいは十条で免許の支給条件というのをはっきり定めたり、一歩前進、踏み出したというふう...全文を見る
○藤野委員 こうやって具体的に指摘をされております。  一番目のパラグラフのところで、こう言っているんですね。過剰な金銭徴収の阻止を目指した法的義務のある審査手続を日本政府は十分に実施しなかった、こういう指摘なんですね。  外務大臣、この指摘、どのように受け止めていらっしゃい...全文を見る
○藤野委員 やはり実効性が私は問われていると思うんです。  ベトナム政府は新たに法律を作って、今、法的義務のある審査手続、これを、実効性を担保する一つの方法として法的な措置を取ったということだと思うんです。ですから、二国間協定を結んでいる日本も、やはりそれに見合うといいますか、...全文を見る
03月17日第204回国会 衆議院 法務委員会 第4号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  昨年の検察庁法改正問題を契機に、法務省は法務・検察刷新会議を立ち上げ、昨年十二月、報告書が出されました。  そもそもの始まりは、黒川弘務元東京高検検事長の勤務延長を行うという閣議決定が行われた。それに伴って、戦後一貫していた従来の検察...全文を見る
○藤野委員 今申し上げたように、黒川氏は辞任、検察を辞められて、法案も廃案になっているわけですが、変更された検察庁法の解釈というのは撤回されていないわけです。先ほど稲富委員からも指摘がありました。  しかし、この解釈をそのままにすることはできないというふうに思うんです。というの...全文を見る
○藤野委員 要するに、文書の中に残っていない、過程が、プロセスが。だから検証できないという話なんです。  配付資料の二を見ていただきますと、これは、篠塚元の東京弁護士会の会長がこの刷新会議の委員をされておりまして、その会議の終盤、十二月に報告書が出るんですが、十月の一日、同じ十...全文を見る
○藤野委員 いや、様々な御意見じゃなくて、法務大臣が、前大臣ですけれども、やってくれと、三つの課題をやってくれと言ってお願いをして、そして議論をした結果、納得できるものじゃないと言っているわけですよ、この法解釈のプロセス、説明が。だから、いろいろな意見じゃなくて、御自身がというか...全文を見る
○藤野委員 もしこの解釈変更を撤回せずそのまま維持するとなれば、国民の信頼失墜を招いた前の法務省と同じ立場に今の法務省も立っているということになってしまうわけですね。ですから、刷新会議がこういう指摘をしているわけですから、そういう解釈を維持すべきではない。法治国家というのであれば...全文を見る
○藤野委員 私も、当委員会で、冤罪を二度と起こしてはならないという立場で、再審段階、通常審ではなくて再審段階における証拠開示、これは不十分なんですね、率直に言って。だから、これをルール化して、実際行うべきだと繰り返し質問してきました。今も、大崎事件の原口アヤ子さんなど、多くの冤罪...全文を見る
○藤野委員 この間、最高裁に五つの再審事件が同時に係属するという戦後初の事態が起きているんですね。これは逆に言えば、それだけ冤罪が大変深刻、最高裁まで争わないと冤罪を晴らせない、そういう事態が今日本で起きているわけですね。その中には、その冤罪を晴らすのに逆行するような動きもあった...全文を見る
○藤野委員 大臣、大臣はどう思われますか。  大臣は、所信の中で、多文化共生社会の実現を掲げられました。大変重要だと思います。  この女性は、何か不法行為をしたとか、反社会的行為をしたとか、そういうわけじゃないんですよね。むしろ、自分の得意な英語を生かして日本社会に貢献したい...全文を見る
○藤野委員 配付資料の五を見ていただければと思うんですが、これは、名古屋で入管の支援に取り組んでいらっしゃるSTARTという団体が三月十一日に出した申入れ書であります。  この女性は、収容時と比べて体重はもう二十キロも減って衰弱していた。今年一月下旬頃から体調不良を訴え、点滴を...全文を見る
○藤野委員 医師から点滴を打つという話があったのに入管が断ったということが仮に事実だとすれば、これはもう大問題になると思います。  その後も、この申入れ書にありますが、体温が三十七・五度を超えても、コロナの検査などの対応をしなかったと。処方した薬というのはビタミン剤と痛み止め、...全文を見る
○藤野委員 今大臣がおっしゃった第三者というものの関与、これは今までもずっとやられてきているんです。二〇〇七年以降、十七名の方が入管施設でお亡くなりになっているんですが、そのたびに、例えば外部のお医者さんにも聞きましたよとか、あるいは入国者収容視察委員会、今おっしゃられた委員会、...全文を見る
○藤野委員 今、今国会に出している入管法改正案のことを述べられましたけれども、私、この今回の事件が起きた原因、これをどう考えているのか問われると思うんですね。まさにこの女性が全件収容主義の犠牲者となってしまったこの事件の原因究明と真相究明なくして、法案の審査なんてあり得ないと思い...全文を見る
○藤野委員 要するに、原因が分からないんです。そうであれば、更に感染が広がる可能性があるということです。  二月二十六日に、三つの団体、全国難民弁護団連絡会議と、入管問題調査会と、全件収容主義と闘う弁護士の会、ハマースミスの誓いという、この三団体連名で緊急要請が政府に提出されて...全文を見る
○藤野委員 拡大した原因が分からないわけですよ。なのに、対策を取っていますと言われても、何の説得力もない。  最後に大臣にお聞きしますが、そうやって、今、そういう危険なところに閉じ込められて大変不安なわけですね。そして、外部と、特に家族と、状況を伝えたい、こういうお話を伺ってお...全文を見る
○藤野委員 是非その具体化を求めて、質問を終わります。
03月18日第204回国会 衆議院 経済産業委員会原子力問題調査特別委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  東電の小早川社長にお聞きします。  核物質防護設備というのは、梶山大臣のお言葉をかりれば、原発を動かす上での基本中の基本、原子力発電所の運転開始当時から設置されるべきものであります。  配付資料の一を見ていただきたいんですけれども、...全文を見る
○藤野委員 なぜ私が二〇一八年一月より前のことを聞くかといいますと、規制委員会が柏崎刈羽の六、七号機に対して設置変更許可を出したのは二〇一七年十二月二十七日なんですね。事実上再稼働への合格証と言われるほど重要なのが、この設置変更許可であります。ですから、もし二〇一八年一月よりも前...全文を見る
○藤野委員 いや、ちょっとそれでは合理的な説明にならないと思うんですね。だって、核防護施設というのはずっとあるわけです、昔から。先ほど来お話があるように、東電というのは、繰り返し繰り返し、委員長自身、東電スペシャルとおっしゃるようなところなわけですね。なぜ二〇一八年一月からなのか...全文を見る
○藤野委員 過程に応じてそういった議論が出てくるのも否定しないというお話でありました。  配付資料の二を見ていただきたいんですけれども、そもそもなぜ核物質防護が求められているのかということなんです。  これは、原子炉等規制法第一条、まさにこの第一条です。黄色く塗ってありますけ...全文を見る
○藤野委員 今お話しありました三名、保坂長官と小澤首席エネルギー・地域政策統括調整官、そして佐々木調整官ということであります。  配付資料の四、同じ資料ですけれども、真ん中下の方にあるんですね。「自民党県議は「今年六月に議会が判断して、夏に再稼働するというシナリオを東電や国と共...全文を見る
○藤野委員 いや、幾ら言葉で否定されても、八十回去年入った、こういう事実は動かないわけですね。  それで、もう一つお聞きしますけれども、同じ配付資料の四の下の方に梶山大臣のお名前も出てくるんです。早期決着に向け勝負をかけたい経産省が用意していた切り札が、梶山弘志経産相による柏崎...全文を見る
○藤野委員 もう一つお聞きしたいんですが、エネ庁の幹部というのは、自民党県議とは、先ほど大臣自身がおっしゃったように、長官を先頭に会食、飲み会をしているわけですね。自民党県議とやっているわけですけれども、では、東京電力とはどうなのか。この八十回のうち八回は東京電力と経産省幹部との...全文を見る
○藤野委員 確認しますけれども、夜の会食というのはないという理解でいいですか。
○藤野委員 この配付資料の四というのは、よく調べているなと思うんですけれども、こうあるんですね。ここにはあれですけれども、これの二面というのがありまして、これはちょっとつけてはいないんですが、御紹介しますと、こうあるんです。いよいよ詰め将棋で最後の一手というところでこのルール違反...全文を見る
○藤野委員 今日の質疑で、東電の体質改善とか東電の経営問題、これがるる出されました。私もこれは大変重要な指摘だったと思います。東電の責任はもちろんある。  ただ、同時に、経産省が八十回も新潟入りして、まさにいろいろな関係者に根回し、地ならししてくれる、そういう姿を目の前で東電が...全文を見る
○藤野委員 いや、それはまさに東電の体質に私は大きな影響を与えていると思いますよ。何があったって、それは、自分たちができないような地ならしを経産省の幹部が地元に入ってやってくれるわけですから。多少の問題が起きて、それを改めようというマインドがそこから生まれてくるのかということです...全文を見る
○藤野委員 もう時間が来ましたが、私は、東電の設置変更許可は取り消すべきだし、経産省は原発再稼働路線をやめるべきだ、このことを強く求めて、質問を終わります。
03月19日第204回国会 衆議院 法務委員会 第5号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今日は大変貴重な御意見をありがとうございます。  相続登記の義務化についてお聞きしたいんですが、この点で、先ほど石田参考人から、意思の伴わない、そういう状態をつくるというのは危険だという御指摘がありました。  今年の二月二十五日には...全文を見る
○藤野委員 石田参考人にお伺いします。  先ほど、そういう意思の伴わない相続というのは危険だというお話もありました。もし何かそれでつけ加えることがあれば教えていただきたいことと、あと、先ほど来出ておりますアメリカのいわゆるランドバンク、これについて、もう少し詳しく教えていただけ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  ちょっと時間がなくなってきたんですが、山野目参考人にお聞きしたいんです。  全国青年司法書士協議会はもう一つ指摘していまして、民法の登記の対抗要件主義との関係で、民法は御承知のとおり百七十七条及び八百九十九条で登記を第三者対抗要件と定めて...全文を見る
○藤野委員 今日は大変ありがとうございました。  終わります。
03月24日第204回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  本法案、確かに全国で所有者不明土地が多数存在していると。私は比例ブロックで、新潟、長野、石川、富山、福井とあるわけですが、やはり地元でもいろいろな声をお聞きします。  ただ、この法案、なぜ所有者不明土地が生まれるのかという点に対応して...全文を見る
○藤野委員 国交省にお聞きしますが、平成二十九年度の地籍調査における土地所有者等の調査では、登記がなくても別途地籍調査をすれば所有者が判明した場合も多かったんじゃなかったでしょうか。
○藤野委員 確かに、お聞きすると、長野県上田市で、先行事例ということで、所有者不明土地をどうやって解決していくのかという事例も、私も勉強させていただいたんですが、確かに大変な労力、地元の方の協力もないとできないというお話でもありました。  ただ、一方で、登記簿だけの問題ではない...全文を見る
○藤野委員 多面的というお言葉がありました。  十九日の参考人質疑で、石田参考人は、たがが相続、されど相続と。相続は一つ一つ全部ドラマが違いますというふうにおっしゃっておりまして、だから、遺産分割をいつまでにしてくれという制度を取っている国は、世界で、私が調べたところでは一つも...全文を見る
○藤野委員 ちょっと、二つお聞きするんですけれども。  申請を義務化しますね、この法定相続分についての。これは今、余り増えないとおっしゃったんですが、それは、確かに、申告の方があります、それはまた後で聞こうと思うんですけれども、まず前段の、私が聞いたのは、義務化されるわけですか...全文を見る
○藤野委員 先ほどから小出民事局長は、できれば任意とか、何というか、そういう法案を目指していらっしゃるんだなというのは伝わるんですけれども、しかし、義務化をされますと、過料もついておりますから、これはやはり、義務を果たそうというインセンティブの非常に強い法案だというふうに認識をし...全文を見る
○藤野委員 そうありたいとは思うんですが、しかし、やはり、自分の知らないところで登記されているという事態を心配されている参考人の声だったと思います。  もう一点、ちょっと法務省に簡単に確認しますが、今、困難にならないとおっしゃいましたけれども、例えば、法定相続分の法定の分だけが...全文を見る
○藤野委員 もちろん、持分について、なるんですが、要するに、元々からしますと、更に当事者は増えるわけですね。新しい第二次相続の相続人にしてみますと、全く関与していないところで既にもう登記がされちゃっているということになって、これは先ほど、単に一旦法定相続されたとしてもその後の合意...全文を見る
○藤野委員 私が懸念するのは、登記というのは、やはり権利関係の公示機能というのがあると思うんですね。  当事者間で実体的な権利関係を話し合っていない下で法定相続分だけが公示される。あるいは、それが、更に相続がもう一個発生してしまって、更に当事者が増えてしまうと、その新しい当事者...全文を見る
○藤野委員 そういう御答弁なんですが、じゃ、実際、この法案の、実効性と先ほどもありましたけれども、私からしますと、過料まで科して、相続登記という、登記の中でも最も手続的負担の重い登記の義務化をするわけですね。これは非常に重い。片や、名前とかそういうのだけで登録すれば、その義務を履...全文を見る
○藤野委員 そのとおりなんですね。  つまり、民法第百七十七条が、要するに、権利に対する登記というのは第三者に対する対抗要件を備えるためであるから、私的自治の原則に従ってその利益を享受しようとする者が必要に応じてその登記をすればいいからだ、こういう理由で公法上の義務とされていな...全文を見る
○藤野委員 それはちょっと、後でまたいろいろ聞いた上で、もう一回大臣にもお聞きしたいと思うんですが、今申し上げた研究会では、要するに、この相続による物権変動について登記の位置づけを改めることを検討しております。登記を、相続による物権変動の効力要件にする、つまり、もう、相続の権利移...全文を見る
○藤野委員 結局、検討はされているんですね、民法との関係で。例えば、百七十七じゃないけれども、相続に限って効力発生要件にするとか、あるいは相続に限って対抗要件にするとか検討をしているんですが、それはやはり無理だねということになって、私もその部分、そのとおりだなと思うんです。  ...全文を見る
○藤野委員 では、ちょっとお聞きしていきますけれども、法務省にお聞きしますが、この報告書では、新たな申請義務を課す場合の根拠について、この申請義務の根拠についてどのように指摘していますか。
○藤野委員 つまり、登記申請義務を今度新たに設けるんだけれども、その根拠というのが民法との関係では整理できませんから。先ほど言ったように、対抗要件でもない、権利発生要件でもないと。  この報告書では、一つは土地所有者の責務、つまり、これはもうちょっと正確に言いますと、「土地が基...全文を見る
○藤野委員 今三つの考え方をお聞きしたのは、やはりそれぞれの考え方によっていろいろ変化が出てくるからだと思うんですね。  というのは、社会的責務とおっしゃいました。確かに、土地基本法が成立されていますので、やはり土地を所有していることの責務というのは土地基本法にはなじみます。仮...全文を見る
○藤野委員 重ねて法務省に聞きますが、不動産登記法第三条は、登記することができる権利というのを何種類定めていて、それぞれどういう権利でしょうか。
○藤野委員 不動産の権利関係を登記に的確に反映させるという要請は、所有権に限らないと思うんですね。不動産登記法三条には様々な権利が、登記することができますよといって挙げられているわけです。  法務省にお聞きしますけれども、今回出されている法案のうち、相続土地国庫帰属法案の第二条...全文を見る
○藤野委員 ここで終わりますけれども、いいですか。
○藤野委員 じゃ、一言だけ言って終わります。  要するに、不動産登記法の改正案では、所有権のみが対象なんですね。ほかの権利は省かれている。相続土地国庫帰属法案では、担保権などの権利がかなり重要な位置づけをされているということで、こうした問題を含めて、ちょっと後半、またお聞きした...全文を見る
○藤野委員 大臣、大変お疲れさまです。  私の質問、引き続いてやらせていただきますけれども、思い出していただくためというわけじゃないんですが、法務省に一問お聞きしたいと思います。  冒頭、私は、全国青年司法書士協議会の会長声明で、要するに、今回の法案で当事者の合意形成がますま...全文を見る
○藤野委員 先ほどと同じ説明であります。  この論点は終わりますけれども、私、感じるのは、民法の原則がやはりあるわけですね、例えば、八百九十六条で、相続はもう発生する、それに伴って所有権も移転する、ここは触らないと。松平委員からも指摘がありましたけれども、所有権の放棄は認めない...全文を見る
○藤野委員 いや、先ほどおっしゃったように、自治体と連携するということなんですよね。検討するというならまだ分かるんだけれども、お答えする立場にないって、こんな法案を出しておいて、それはないと思いますよ。  大臣に、ちょっとお聞きします。  山野目参考人は、土地政策と社会福祉と...全文を見る
○藤野委員 そのことをしっかりと見ていきたいというふうに思っております。  もう一つ、山野目参考人がこういう指摘もされております。暮らし向きに困っておられるような方が土地の放棄をやむを得ず望むような場合に、本法案のたてつけのみで十分に対応できるかはよく分からない側面がございます...全文を見る
○藤野委員 とりわけ、この土地国庫帰属法案の方は、大臣がという主語が多くて、そして、具体的には全部、法務省令とか政令で定めるとなっている、こういうたてつけでありまして、大臣が主語で、かつ、具体的には全部政省令だという、これは非常に、今後いつまでにこの細目が決まっていくのかというこ...全文を見る
○藤野委員 もう一点お聞きしますが、日本のランドバンク、今あるものと、アメリカのランドバンクの違いというのは何だということでしょうか。
○藤野委員 そこはそのとおりだと思います。  その上で、石田参考人が紹介していたのは、要するに、アメリカも、初めは日本のような空き家バンクに登録させて、市場でどんどん、何とかなるんじゃないかということで、市場経済に送り込んだ。しかし、その結果、どうしても投機的な動きで、買われる...全文を見る
○藤野委員 午前中の質疑でも、市町村が公共事業等を行う場合はそこに行くことができるというようなお話もありましたので、今後、ちょっとそうしたアメリカの制度も参考にして考えていただきたいと思います。  最後に、大臣にお聞きしますが、現在、不動産登記というのは、法務省の出先機関といい...全文を見る
○藤野委員 終わります。
03月25日第204回国会 衆議院 本会議 第15号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、少年法等一部改正案について質問します。(拍手)  本案は、十八歳及び十九歳の少年を特定少年と新たに規定し、虞犯の対象としないなど、保護と更生の機会を失わせるものです。さらに、検察官送致の対象事件を大幅に拡大し、起訴後は推知報道を解禁する...全文を見る
03月30日第204回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  通告した質問の前提として、ちょっと民事局長に確認したいのと、それに伴って、大臣にもちょっと確認させていただきたいと思います。  三月二十四日の質疑で、私、局長には、相続登記が義務化されると、それに伴ってケースが増えますよねという質問を...全文を見る
○藤野委員 お聞きしたのは、条文を読みますと、七十六条の二が義務化なんですね。七十六条の三が申告登記なんですけれども、条文上は、局長がこちらの方に期待するんだと、要するに、七十六条の三の方、こちらが使われることを期待するというのは、条文上は読めないんです。しかし、そうおっしゃって...全文を見る
○藤野委員 想定しているということなんですね。  大臣にお聞きしたいんですが、大臣は、先ほど言ったように、申請の、まあ登記でしょうと思うんですが、登記の実効性を確保するべく申告制度を創設したというふうに読めるんですが、同じような理解ということなんですか。そちらを想定しているとい...全文を見る
○藤野委員 私どもも、相続登記というのは大変重い、なかなか負担も大変だという下でそれを義務化するということについては、中間取りまとめの段階でも日弁連もかなり批判をしていたし、参考人質疑でも、全日本司法書士協議会の会長の今川参考人も、単なる義務化では私たちも消極的だったとおっしゃっ...全文を見る
○藤野委員 今後の政令や法務省令の具体的な中身というのをしっかりと見ていきたいと思っております。  その上で、これは要望ですけれども、やはり遺産分割協議がしっかり行われて、その結果が登記に反映される、それがやはり登記の公示機能というものの本来の役割だと思いますので、そういう意味...全文を見る
○藤野委員 結局、まだ、一番肝腎なところがよく分かっていないということであります。  三月二十五日のNHKの「ニュースウオッチ9」でこの事件が取り上げられました。その中で、スリランカ人女性が亡くなる直前まで面会を重ねていた真野明美さんという方のインタビューがあるんですね。  ...全文を見る
○藤野委員 もう一つお聞きしますが、スリランカ人女性から点滴してほしいという訴えはあったんですか。確認できましたか。
○藤野委員 支援団体から、点滴を打つべきだという申出があった、入管庁、これは事実ですね。
○藤野委員 支援団体は繰り返し、点滴すべきと申し出ているわけです。  そして、先ほどNHKのこれは画像でも、本人が書いた日本語の手書きの手紙が真野さんに寄せられたと言いましたけれども、ここに、回復するためには食べなきゃいけないの、でもそれができないのとあるわけです。  ですか...全文を見る
○藤野委員 二〇一四年の三月三十日に茨城県牛久の東日本入国管理センターで死亡したカメルーン人男性死亡事件があります。この事件でもビデオが重要な今役割を果たしているんですね。  そのビデオの場合、その亡くなった男性が、アイム・ダイイングと何度も絶叫している様子や、最後は大声を出す...全文を見る
○藤野委員 今日は警察にも来ていただいております。  この女性は、静岡で、DV被害から逃れる目的で警察に駆け込んだと伺っているんですが、これは事実なのか。
○藤野委員 いや、私が聞いたのはそういうことじゃなくて、この方はDV被害の相談で自ら出頭したのか、出頭というか相談に来たのか、もうそれだけ端的にお答えください。その場合、なぜその女性をDVシェルターなどにつながなかったのかということなんです。  その二つ。
○藤野委員 これ、全くひどいと思いますよ。  支援者の方にも聞いたら、本人は、入管施設というのをシェルターのようなものと誤解していた可能性もあるというんですよ。そういう場合、警察は何をすべきかというと、その被害を聞いて、これはやはりシェルターに連絡しなきゃいけないということであ...全文を見る
○藤野委員 重ねて國場政務官にお聞きしますが、これまで、入管施設では、多くの外国人被収容者の命が失われているんですね。外務大臣クラスからこうした事件への言及があった事例というのは今まであるんでしょうか。
○藤野委員 ですから、これはやはり極めて異例なことでありますし、相手国の外務大臣がわざわざ持ち出されているという、それはやはり、日本の子供たちに英語を教えたいということで夢を抱いて日本に来た、日本が大好きで、日本の着物を着て外に出かけることをずっと願っていた女性が、何で入管施設で...全文を見る
○藤野委員 今、四月上旬をめどというお話がありました。こういう事件を起こし続けている入管庁に、入管法改正案で新たな裁量権限を与えていいのかという問題とも関わってくる問題です。また四月の調査結果も踏まえながら、引き続きこの問題は追及したいと思います。  終わります。
04月02日第204回国会 衆議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今日は、少年法の審議に先立って、少年法のそもそもの成り立ちや、あるいは戦前戦後の動きについて質問したいと思います。  少年犯罪者を成人と区別して処遇する制度としては、近代法としては、まず旧刑法があります。これは、満二十歳までは、裁判所...全文を見る
○藤野委員 今のが旧少年法の提案理由説明で、つまり、感化教養によって優良な、戦前は絶対主義的天皇制ですから、いわば皇国臣民、優良な国民の育成を目指すという法案でありました。その後、日本が戦争に突入していく中で、この旧少年法というのが、いわゆる保護少年、犯罪少年らを戦争遂行に動員す...全文を見る
○藤野委員 やはり、かなりの数が少年審判所から実際の戦場に行った。一九三八年、昭和十三年には百五十九人、一九三九年には二百二十三人です。  満蒙義勇軍については大変限られた資料しかないんですが、今、後半御紹介いただいた少年保護年報の昭和十三年度を見ますと、応募者六十二名に対して...全文を見る
○藤野委員 立場というより、私は少年法のことを聞いたんですね。  旧少年法も、そういう意味では、旧刑法とか感化院法とは違って、いわゆる育成という側面、保護主義という側面もかなり萌芽としては出てきていた。しかし、戦争に入っていく中でそこが大きく変わっていって、まさにそこから少年た...全文を見る
○藤野委員 まさに新憲法の下において、人権尊重の精神と、裁判所の特殊なる地位、つまり司法権の独立、やはりこの観点から家裁がつくられた。  「なお」以下と申し上げているのは、実は、初めは少年裁判所というのをつくろうと、家裁じゃなくて。という構想だったんですが、そのところにあります...全文を見る
○藤野委員 そういうことなんですね。「この改正はきわめて重要にして、かつ適切な措置」ということでありました。  そして、第三が、その横にありますけれども、保護処分と刑事処分との関係です。これは、戦前の旧少年法が、刑事処分先議主義というか検察官先議なんですね。これを家裁全件送致、...全文を見る
○藤野委員 ちょっと、聞いていることにはお答えになっていないんですね。やはり重い歴史的事実があるんだ、その下にこういう柱で改正がされているわけであります。  ところが、現行少年法というのは、成立直後から改正の圧力がずっとかけられ続けてきました。一九六六年には法務省から少年法改正...全文を見る
○藤野委員 配付資料の三に紹介しておりますが、ちょっと私は驚いたんですね。要するに、当時、一九六〇年の法務省というのは、戦前、旧少年法が保護少年たちを戦場とか満蒙、満州に送り出していった、多くの犠牲を生んだ、そういう法体系の中心にある少年法を優れた制度と評価しているわけです。そし...全文を見る
○藤野委員 今お読みいただいたのがこの意見なんですね。  確かに、今と状況も違いますし、今回の法案と当時の改正構想には違いもあります。他方、しっかり分析されているので、今と重なる論点も結構あるんですね。  そういう意味で、私は、今回最高裁が、あるいは家裁がこうした意見書を出さ...全文を見る
○藤野委員 いや、立法政策の問題だからって、かつては物すごく意見を言われているんですよ。すごく内部でも検討されて、最高裁長官が意義あることであると言って、やられているわけですね。  大臣にもお聞きしますけれども、今回の審議に当たっても、やはり大臣が呼びかけられれば、それは大臣が...全文を見る
○藤野委員 いや、法制審とおっしゃるんですけれども、今回、どれだけ異常なプロセスだったか。法制審では三年にわたって議論しましたけれども、やはり立法事実に欠けるという根本矛盾を乗り越えられずに、膠着状態に陥るわけです。これを乗り切るために与党PTがつくられて、強引にと言ってはあれで...全文を見る
04月06日第204回国会 衆議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今日は、四人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございます。早速質疑に入らせていただきたいんですが、まず川出参考人と、そして須藤参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど川出参考人が、今回、同じ保護処分という言葉でも、特定...全文を見る
○藤野委員 続いて、須藤参考人にお聞きしたいんですが、お配りいただいたこのパワーポイントの中で、こういうくだりがありました。ただし書によって、保護処分もあり得ることになるが、二〇〇〇年改正以降における少年法二十条二項の実務から明らかなように、犯情といった外形的な事実が重視され、た...全文を見る
○藤野委員 いわゆるこれは死亡事件、死亡が起きた事案についての場合でありまして、今回、それをかなり広げるわけですね、短期一年以上と。短期一年以上に広げて、更にこういう形で、要するに、周辺事情はいいんだ、犯情だけ、犯情の軽重、文言上も犯情の軽重しかないんですね、六十四条には。  ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  本当にそういう点では、これは少年、いわゆる処遇全体に大きな影響を与えるというふうに実感をいたしました。  引き続いて、武参考人とそして片山参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、やはり、犯罪被害者の人権保障、そして犯罪被害者のケア、これ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございました。今後の法案審議に生かしたいと思います。  終わります。
04月07日第204回国会 衆議院 法務委員会 第11号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、保護処分についてお聞きします。  配付資料一を見ていただきたいんですが、現行法は二十四条でこういう条文になっております。これに対して改正法は、下の六十四条で特例を設けておりまして、犯情の軽重を考慮してという文言が加わっております...全文を見る
○藤野委員 それは参考人の理解と全く違うんですね。私は刑罰そのものだとは言っていないんです。十七歳までの保護処分と違って、十八、十九は刑罰に近づくと参考人はおっしゃっているわけで、同じ認識かと聞いたわけですね。  しかも、上限を画するとおっしゃいましたけれども、問題は上限を画す...全文を見る
○藤野委員 こういう異質の原理を持ち込むこと、それが今後の足場になっていく危険性、これについて私はお聞きしたんですね。ですから、そういう、保護主義と相入れない刑事責任、刑事原理。まさにこれは、川出参考人はやはり正確におっしゃったと思います。そういう意味では、これは刑罰に近づくもの...全文を見る
○藤野委員 いや、何だかよく分からないんですけれども、実際には、こうやって厳しく厳しく、刑事処分以外には行かないようにしているわけですね。  先ほどちょっと気になったのは、与党の議員のときに、刑事局長の答弁で、逆送の数字や割合について答弁されました。ちょっと今いらっしゃらないの...全文を見る
○藤野委員 最高裁はお持ちですか。
○藤野委員 ですから、先ほどの万引きとか入れた一般の総数、総人員で母体にすると一%とかそういうことになるんですけれども、そうではなくて、実際の逆送、例えば死亡事件の中で実際に逆送されたのはどれぐらいなのかとか、重大事件の中での逆送率というのを見ないと、私は実態は分からないというふ...全文を見る
○藤野委員 しかし、実際は、同じ条文で、もう期間も決められているんです。上限も決められているんです。あくまで行為責任の範囲内でいかに処遇するかというのが今回の十八、十九歳なんです。これは十七歳はないんですよ。十七歳は期間を決めないんです。送る、保護観察するとか、少年院に、保護処分...全文を見る
04月08日第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  規制委員会は、三月二十四日の定例会合で、東電柏崎刈羽原発における核物質防護設備の機能喪失事案を受けて、東電への行政処分方針を決めました。原子炉等規制法に基づく行政処分は「もんじゅ」以来二例目なんですけれども、更田委員長が同日の記者会見で...全文を見る
○藤野委員 しっかり検査していただきたいと思っております。  経産省にお聞きしたいんですが、私は、今回のこの事案の要因として、やはり経産省による、もう原発再稼働するんだ、もう期限も決めてやるんだ、こういうシナリオが大きく影響していると思っております。  配付資料の二を見ていた...全文を見る
○藤野委員 国民の税金を使って出張しているわけですから、報告書というのを書かれると思うんですね、出張されたら。これは是非、求めておりますので、速やかに出していただきたいと思っております。  そのうちの一つについてちょっとお聞きしたいんですが、十一月二十七日、保坂長官自身、小澤首...全文を見る
○藤野委員 続いて、こう記事があるんですね。「地元の民意に配慮して柏崎刈羽の再稼働を六、七号機に限るよう求めた幹部に、保坂氏が「(他号機が立地する)柏崎市が納得しない」と、さらなる推進姿勢を示す場面もあったという。」こういうことなんですが、長官、こういう発言もされたわけですね。
○藤野委員 前半の方は事実で、後半は違うとおっしゃるんですが。  そもそも、なぜ長官がこういうことを、仮に言ったとすれば、言う必要があるのかということが私はポイントかなと思うんですね。  というのは、今、東京電力は、六、七号機以外の原子炉については再稼働申請していないんですね...全文を見る
○藤野委員 いや、この記事は、地元の議員は、やはり民意がありますから、よく民意を知っていますから、六、七で何とか収めてほしいと。しかし、それに対して、保坂氏がということなんです。長官が、いやいや、それじゃ一、二、三、四が立地している柏崎が納得しないと。  これは、確かにそういう...全文を見る
○藤野委員 今のはちょっと失礼な発言だと思いますよ。生産的じゃないとか。国会議員が質問しているわけですから。  経産副大臣にもお聞きしたいと思います。  私やはり、政府が、東電を破綻させずに収益力を回復させて回収していくんだ、払うんだという再建計画をお作りになったと。原発事故...全文を見る
○藤野委員 いや、それじゃ答弁にならないんですけれども。  もう一回お聞きしますよ。もう一回お聞きしますけれども、再建計画があります、東電の。それは、柏崎刈羽を全部動かさないと実現できないんです。これは政府もコミットしているんですね。だから、六、七だけじゃなく、一、五も動かすと...全文を見る
○藤野委員 いや、私は総論じゃなくて、新潟について聞いているんですね。  全国の原発立地県について、私は同じように出張の資料を求めました。先日その回答をいただきました。それを見ると、去年一年でいえば、新潟がやはり一番多いんです。去年でいえば、はっきり言って多いんです。  副大...全文を見る
○藤野委員 やはり私は、東電の再建計画で、柏崎刈羽原発が動くということはもう決定的だから、これが動かないともう東電は破綻しますから、そういうのが一つと、そしてもう一つは、新潟県民というのは、これまでの様々な選挙で、繰り返し柏崎刈羽原発の再稼働は駄目だという民意を示してきているんで...全文を見る
04月09日第204回国会 衆議院 法務委員会 第12号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今大臣から、少年院での職業訓練のお話がありましたので、ちょっと順番を変えて、資格制限の話からお聞きしたいと思います。  先日の参考人質疑で、片山参考人がこうおっしゃいました。  日本看護師協会に電話をして、前科を持った人が看護師の資...全文を見る
○藤野委員 いや、自分が法案を出しているわけですよ。  私も少年院に幾つか行かせていただきまして、後でも紹介しますけれども、例えば、電気工事士の資格になるために、いろいろなプログラムをやるとか、パソコン講習をやるとか、手に職をつけるために、自立に向けていろいろなことをやられてお...全文を見る
○藤野委員 これは私、事前に何度も聞いたんですが、把握していないと言うんですよ。これだけ少年の立ち直りにとって決定的とも言っていい仕事が制限されるわけですね、本法案によって、十八歳、十九歳。しかし、その影響を把握していないわけです。  今、政府は、連絡会議もつくって、再犯防止と...全文を見る
○藤野委員 いや、だから、それはまだできていない下で、今回、資格制限をするということなんです。  次に、推知報道解禁についてお聞きしますが、最高裁にお聞きします。  現行法の下でも、例えば公開の法廷で、公開なんだけれども、推知報道禁止の趣旨を踏まえて、実名を呼ばないとか、傍聴...全文を見る
○藤野委員 ですから、現行法の下でも、やはり、公開なんだけれども、配慮をして、実名が分からないように、紙で示して、そうですと言えば、そこで確認されたということが行われているわけですね。  ですから、今回、本法案によって、いわゆる重大事件に限らない、様々な短期一年以上の事件が含ま...全文を見る
○藤野委員 男子で三割、女子で五割ということは、これはあくまで申告、本人から申告があったものだけなんですね。様々な調査では、例えば、虐待を受けた女性が七割とか、暴力を受けた経験が八八%、九割近いとかあるわけです。  今、コロナ禍の下でDVや性暴力の被害というのは増加しております...全文を見る
○藤野委員 私、若年女性への支援活動を行っている一般社団法人Colaboの現場も視察させていただいたんですけれども、代表の仁藤夢乃さんによりますと、二〇一九年度は、これはコロナ前ですけれども、大体六百人ぐらいの相談を受けていたそうです。それが、コロナ禍の二〇二〇年度は千二百人を超...全文を見る
○藤野委員 ちょっと答えが違うんですけれども、要するに、十八歳、十九歳には、十四歳とかじゃなくてですね、十八歳、十九歳には適用がないんです。  また、対象者自身に支援に応じる意向がない場合は、今言った様々な施設はもとより、警察による継続補導の対象にもなりません。つまり、行政や福...全文を見る
○藤野委員 この虞犯、適用しないというのは、先日指摘をした、やはり刑事処分的な発想といいますか、保護の発想ではなくて、これはもう行為責任、刑事責任だという、その論理的な一つの結果だというふうに思います。この点もやはり私は問題だと思うんですね。  配付資料をお配りさせていただいて...全文を見る
○藤野委員 ちょっと時間の関係でこっちで言いますけれども、そうした少年院の、入っている少年たちの約半数が十八歳、十九歳であります、半数が。この少年、十八歳、十九歳が対象から外れるとなると、全国にある少年院にこれは大きな影響を与えると思うんですね。それぞれの少年院ごとの特色が失われ...全文を見る
○藤野委員 実は、問題性が深刻な事案ほど、保護者もいろいろな問題を抱えております。  現行法の二十五条の二というのは、家裁に対して、少年だけでなく保護者に対しても働きかける権限を与えております。これは刑事手続と決定的に違う点なんですね。これは須藤参考人も強調されておりました。十...全文を見る
04月14日第204回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  早速ですが、配付資料一を御覧いただければと思います。  これは、四月六日の参考人質疑で、法制審の委員も務められた川出参考人がおっしゃったところであります。  黄色い部分なんですが、民法の成年年齢が十八歳に引き下げられたこととの関係を...全文を見る
○藤野委員 いや、実は、川出参考人は、この保護原理という言葉を、この配付資料一の僅か二ページの議事録で十回も使っているんですね。まさにキーワードなんですよ。  局長にお聞きしますが、四月七日の答弁で、松平委員の質問に対して、保護原理という言葉と要保護性、先ほどから出ていますけれ...全文を見る
○藤野委員 ざっくり言いますと、要保護性というのは、当該少年への介入の必要性とかいうものを、再犯の可能性とかを考えながら総合的に判断した、必要性に関わる概念だと思います。  他方、保護原理というのは、先ほど局長も正当化根拠と言いましたけれども、介入が必要だとしても、それはやはり...全文を見る
○藤野委員 ですから、これは原理が違うんですね。行為責任という言葉を川出参考人は使っていらっしゃいます。  先ほどの答弁で、責任主義という言葉も出てきました。保護原理とは違うんですね。あくまで犯した罪に対する、いわゆる法益を侵害したことに対する非難や応報、これが責任主義とか行為...全文を見る
○藤野委員 今のは端的にお答えいただいたと思います。  要するに、より短い期間を考慮することも、より長い期間を考慮することもできないんですね。要保護性なんかはもう考慮しないというんです。あくまで、犯した罪の責任に照らして許容される限度を超えない範囲内と。これがまさにキーワードに...全文を見る
○藤野委員 いや、それが、この法案ですと、例えば三年以内とか、六十四条の三項で、保護処分でも、三号の場合の保護処分をするときは、その決定と同時に、三年以下の範囲内において少年院に送致する期間を定めなければならないとか、いろいろ制約がもう決まっているわけですね。  現行の少年法に...全文を見る
○藤野委員 ですから、私、あのときの質問は、要するに、児童福祉法の対象にならない、十八歳、十九歳、特定少年が。それが、今の答弁でも、やはり児童福祉法というのは満十八歳に満たない者を対象とするわけで、結局やはり対象にならないんですね。  例外的に、十八歳になる前の段階でそういう施...全文を見る
○藤野委員 虞犯規定のいいところは、本人が申請したり、少年鑑別所のそういうセンターに行くとか、そういうことをしなくても、町で、虞犯ではないかという疑いがあったら、例えば働きかけられる。それは、やはり虞犯規定という根拠があるからなんですね。これがなくなってしまいますと、様々なそうい...全文を見る
○藤野委員 そういう意味のない答弁に来ないでいただきたい。  要は、私が一番感銘を受けたのは、少年法一条の健全育成の理念が刑事裁判にも及ぶから、そうやって配慮しているんだと。大臣は先ほど、一条は特定少年にも及ぶとおっしゃっているわけですね。ですから、この推知報道についてはやはり...全文を見る
○藤野委員 本来であれば、法案を出される前にそういう調査をされるべきだと思うんですね。そして、その立法事実に基づいて、法案を出されるなり出されないなり、やるべきだと思うんですが、今回はそれのないまま、先日の答弁だと把握もしないまま、この資格制限、法改正しようとしているということに...全文を見る
○藤野委員 個別の国じゃなくて、私は、国連が、そういう世界の知見も踏まえて、この一般的意見というのは結構ちゃんと検証した上で出されるんですけれども、その上で、二〇一九年に、十八歳以上を法適用した国は称賛するという一文が加わったわけです。そういう意味で、やはり世界の流れだと思うんで...全文を見る
○藤野委員 ですから、そういう鑑別所の実務の積み重ねで、おおむね二十六歳までは可塑性に富んでいると。だから、刑事ですけれどもね、少年じゃないんですけれども、刑事の分野では、二十六歳まで鑑別の対象を引き上げようというふうになっているわけです。ですから、そういう意味で、日本の中でもそ...全文を見る
○藤野委員 いや、そういう方向性だと言ってほしいというわけじゃないんですよ。あらゆる方向性が否定されませんねという、当たり前のことというか、いろいろ知見も発展しますし、そういうので実際、引き上げた国もあるわけで、可能性としては、私は当然あり得るというふうに思います。  大臣は今...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますが、やはりそういう意味での大きな法案だ、少年法というのは本当に大事な法案だと。それを、やはりこれだけの審議で終わるというのは、私たちは強く反対して、質問を終わります。
04月16日第204回国会 衆議院 法務委員会 第14号
議事録を見る
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、少年法一部改正案に反対の討論を行います。  本案の最大の問題は、立法事実を欠くことです。少年事件は大幅に減少し、再犯率も抑えられています。政府・与党も少年法が有効に機能していることを認めています。今求められているのは、少年法を更に有効に機...全文を見る
04月16日第204回国会 衆議院 本会議 第22号
議事録を見る
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、入管法等一部改正案について質問します。(拍手)  政府は、外国人政策について、移民政策は取らないという建前を取りながら、実際には、経済界が求める安価な労働力、雇用の調整弁として外国人の受入れを拡大するという、極めて欺瞞的な姿勢を取り続け...全文を見る
04月20日第204回国会 衆議院 法務委員会 第15号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私も、階委員、池田委員と同じく、名古屋入管での死亡事件を取り上げたいと思います。  今日は、在日スリランカ協会の副会長、そしてもう一方、傍聴にお見えになっております。そして、国会の議員会館前でも、多くの日本人支援団体の皆さんが座込み、...全文を見る
○藤野委員 とんでもない話なんですよ、これは。一般の病院だったらあり得ない話でして、しかもこれは土曜日です、起きたのは。土曜というのは、この報告書にありますが、医師もいない、看護師もいない。測定を行ったのは、書いてあるように、看守勤務員なんです。普通だったら、自分のところにそうい...全文を見る
○藤野委員 今回の入管法の話が先ほど来出ておりますが、この法案の五十五条の三十七というところには、入管の新しい役割として、一般の医療水準に照らした医療を提供する、条文上言いますと、「社会一般の保健衛生及び医療の水準に照らし適切な保健衛生上及び医療上の措置を講ずる」という条文が入っ...全文を見る
○藤野委員 元々八十四・九キログラムだったこの方の体重は、二月上旬の時点で六十九・五キログラム、十五・四キロも減っているんですね。OS―1の出番じゃないんですよ。  これはTBSニュースの独自の報道ですけれども、四月十四日。二月十日の面会記録で、面会された松井さんという方の話と...全文を見る
○藤野委員 いや、医師がそういう診察をした上で改善の傾向と言うならまだ分かりますよ。しかし、入管庁だけの対応で、しかも、非常に断片的なものですけれども、こういう状況がある。  実は、この看護師作成メモというのは、中抜きというか、これは主観的情報Sというのと、客観的情報Oというの...全文を見る
○藤野委員 いや、本当に私はもう許せないというか、こういう中間報告は報告に値しませんよ。いろいろなところで矛盾があるし、印象操作的に何か、病気になることにより仮放免ということが専門家の知見として書かれているわけですよ。何なんだ、これは。  もう一つ紹介しますと、配付資料の二の左...全文を見る
○藤野委員 私は、この中間報告、到底納得できないんです。最終報告、もちろん拝見しますけれども、これは法案に深く関わるわけです。最も基本的な死因すら明らかにしないまま、法案審議というのはできないと思うんですね。  先ほど申し上げた条文だけじゃなくて、ほかにもあるわけです。もう一個...全文を見る
○藤野委員 いや、同じなんですよ。主任審査官が相当と認めるときなんです、結局。要するに、法務省内の裁量がもう一個増えたという、同じスキームなんです。  大臣、お聞きしたいんですけれども、今回の事件、例えば法案の五十五条の三十七では、先ほど言いましたけれども、社会一般の保健衛生及...全文を見る
○藤野委員 結局お答えにならないんですね。  私は、もう終わりますけれども、この方はそもそも収容する必要はなかったと思っています。身元引受人もいたわけですから、仮放免されるべきだったと思うんです。ところが、全件収容主義で収容され、不合理な仮放免の運用によって身柄解放の機会も奪わ...全文を見る
04月21日第204回国会 衆議院 法務委員会 第16号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今日は、四人の参考人の皆様、本当に貴重な御意見をありがとうございます。  まず、四人の参考人全員にお聞きしたいと思うんですが、今回、法改正で、退去命令制度そして旅券発給申請命令制度が創設されまして、罰則もつくということなんですが、この...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  専門部会、私も読ませていただいたんですけれども、この専門部会で、先ほど市川参考人が収容するかしないかの分かれ目とおっしゃった監理措置制度の前提として、仮放免の運用方針について繰り返し議論がされております。  今日持ってきたんですけれども、...全文を見る
○藤野委員 実際、仮放免は、二〇一五年には三千六百六件あったんですが、二〇一九年には二千二百十七件まで減っているんですね。だから、減っているという事実があって、こういう真っ黒けの方針が出ているという下で、仮放免の運用の厳格化にどういう方針を出されたのかというのは大事な前提になるわ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  重ねて児玉参考人にお聞きしたいんですが、先ほどトレンドとしては不法残留は減っていると言ったんですが、今、政府は足下で増えているみたいなことを言うんですけれども、しかし、法務省の政策評価懇談会というのが今年の二月十六日にやられていまして、ここ...全文を見る
○藤野委員 時間が参りましたので、終わりたいと思います。  しっかりと法案審議に生かしたいと思います。今日はありがとうございました。
04月23日第204回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私も、今の名古屋入管におけるスリランカ人女性の死亡事件、そして、TBSが報じた、外部病院から入管への診療情報提供書、これについてまずお聞きしたいと思います。  先ほど、寺田委員の質問への答弁で、松本次長は、患者が仮釈放を望んで、心身に...全文を見る
○藤野委員 いや、書くことが大事ということであれば、これは極めて不十分なんですよ。  これを読みますと、この四日のその報告書を受けて、五日には仮放免を検討しているんです。報告書に五日から検討していると書いてあるんです。しかし、自分たちがやったかのように書いているんですよ。これが...全文を見る
○藤野委員 確認していただきたいんですが、要するに、このTBSというか、この診療情報提供書と併せて、共同通信が報じているのは、入管から診療依頼書の中で詐病の疑いがこの人はあるよと言及していたというんですよ。これは重大でして、しかも、この丁病院の医師は初診なんです、初めてこの方を診...全文を見る
○藤野委員 これは引き続き追及したいと思います。  委員長にお願いしたいと思います。  先ほどもありましたが、診療情報提供書に並んで、入管から外部病院に対する診療依頼書、この提出を求めます。
○藤野委員 この問題は、この事件は、引き続き追及していきたいと思いますし、まさに今日、死因が投げ込まれたという、本当にこの扱い、私自身も許せません。これも含めて、引き続き追及したいと思います。  その上で、法案に入っていきたいと思うんですが、これは法務省に確認しますが、難民認定...全文を見る
○藤野委員 今、三回目の認定はないと言ったんですが、その後に言ったことが大事でして、配付資料の三を御覧いただければと思うんですが、これが入管庁からいただいた資料で、その一番下の米印のところですね。この一名については、敗訴判決により二回目の難民不認定処分が取り消され、二回目の難民認...全文を見る
○藤野委員 ですから、重大なんです、大臣。  二回の不認定処分を受けても、実際、この配付資料の三の令和二年のところにありますが、一人、難民認定を受けているんですね。日本の厳しい厳しい基準をくぐり抜けて、三回目で受けているんです、事実上、申請で。けれども、それまで二回この不認定処...全文を見る
○藤野委員 いや、これは生じるんですよ。  というのは、条文が、なった者というのであれば、まだ分からなくはない、不認定処分に。けれども、なったことがあるということになりますと、例えば令和二年で、二〇二〇年でやった人は、条文でいえば本則の方に入ってしまうわけですね。相当な資料とか...全文を見る
○藤野委員 極めて重要という御答弁でした。  私も各地で支援者の皆さんにお会いしてきたんですが、先ほども出ましたけれども、二〇一九年の六月に長崎県の大村入管センターで、四十代のナイジェリア人男性が、ハンストの末、飢餓死に至った事件。私も、同年十一月に現地の収容施設も視察させてい...全文を見る
○藤野委員 例えば、十五ページには、監理措置対象者の処遇についての懸念という質問がありまして、九〇%が、全ての監理措置対象者に対して就労が、働くことが許可されていないことということを挙げておりました、九割。  同じ九割が、住民登録や国民健康保険の加入の可否が不明瞭である。八八%...全文を見る
○藤野委員 全く中身がないんですね。  例えば、今回のスリランカ人女性は、八月二十日に収容令書が発付されて、翌日にもう退去令書ですよ。大体早いんです。それで、今お話があったように、退去令書の後は働けないんです、今回の制度。条文でそうなっている。もし、対象者が生きていくためにどう...全文を見る
○藤野委員 これは、プロですから、この人たちは。ずっとやってこられた、その方々がこうおっしゃっているということなんですね。  私、更にもっと深刻だと思うのは、これは単に制度がワークしないとかいうことではなくて、民間の支援の在り方そのものを大きく変質させる、根本的に変質させるとい...全文を見る
○藤野委員 終わりますけれども、要は、この法案は、大変制度としても悪いだけでなく、今頑張っていらっしゃる民間の支援をもゆがめる中身になっている、このことを指摘して、質問を終わります。
04月27日第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第4号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  今日は、アドバイザリー・ボード会員の皆様、本当に貴重な御意見、ありがとうございます。  今年は三・一一から十年目の節目と、黒川元委員長も御指摘されました。  私も、改めて、今日の御提言もお聞きしながらもですが、今日の委員会の前に、こ...全文を見る
○藤野委員 ありがとうございます。  続いて、今、鈴木参考人からもありましたけれども、いわゆる四十年ルールについて、これは是非四人の参考人全員にお聞きしたいと思います。  原子炉等規制法の第四十三条の三の三十二というのはこう規定しておりまして、発電用原子炉を運転することができ...全文を見る
○藤野委員 終わりますが、黒川参考人の配付資料で、規制のとりこの問題も残ったままだという指摘がありまして、私、こうならないように力を尽くしたいということを述べて、質問を終わります。
04月28日第204回国会 衆議院 法務委員会 第18号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  昨日、今の話にもありましたビデオはまだ出てきていないんですが、それ以外、一定の書類が理事会に提出されました。両筆頭の御尽力に感謝申し上げたいと思います。  ただ、与党の方で、コピーは駄目だ、書き写せ、こうおっしゃるんですね。二十一世紀...全文を見る
○藤野委員 いや、改善の傾向というのは、前回も指摘しましたけれども、それは全く違うわけですね。看護師メモを見ただけでも、本人が頭が痛いとかいろいろなことを訴えているというのは先日も紹介いたしました。  そして、看護師が毎日何かリハビリしていたと言いますけれども、看護師メモの二月...全文を見る
○藤野委員 報告書には、一月二十一日に「血液検査、心電図検査及び尿検査を実施した上で」となっていまして、その結果が一月二十八日にこの方に知らされているんですね。  いずれにしろ、じゃ、二十八日以降はやられていないということですか。
○藤野委員 血液検査というのは基本中の基本だと思うんですね。ところが、これが全くやられていない、大事な期間。まあ一定、初めの方はやっているんですけれども、病状が悪化していく過程で、医師の診査も受けさせないし、血液検査もやっていない。これは本当に私は大問題だと思うんです。  委員...全文を見る
○藤野委員 あと、委員長にもう一つお願いしたいのは、確かにいろいろ貴重な資料だと思うんです、看護師メモとか。昨日見せていただいたんですが、やはりまだ今日の質疑を聞いても、ちょっともう一回、今の答弁もここからは出てこないことなので、また改めて閲覧、コピーを求めたいと思います。
○藤野委員 その上で、ちょっともう一つ聞きたいのは、大臣が先ほど来もおっしゃいました、外部の第三者を調査に加えるよう指示したと。階委員からも指摘がありました。報告書の一ページに、入国者収容所等視察委員会の現委員又は元委員、合計五名に調査に加わってもらったというふうに言っております...全文を見る
○藤野委員 いや、この日弁連のを読まれたらいいと思いますけれども、まさに今おっしゃったことを指摘されているんです。日弁連と医師会は関わっているが、あとの委員は全部入管が選んでいるから客観性が担保できないと書いてあるんですよ。何が透明性だという話ですよ。  ちょっと法務省にお聞き...全文を見る
○藤野委員 いや、これはどういう契約を結んでいるのかという話なんですね。先ほど秘密保持とありましたが、もう既に、この運用要領を読みますと、委員は国家公務員法第百条の守秘義務が課せられるとわざわざ書いてあるんですよ。  それは別に私は問題にしているんじゃなくて、それ以外に、大体、...全文を見る
○藤野委員 その上で、この問題は、まさに、先ほど来指摘がありますけれども、本法案の大前提の問題でありまして、最終報告、先ほど来出ておりますが、この余りにもひどい中間報告からどう変わるのかも含めて、これは審議抜きに法案審議できないというふうには思っております。直ちに出していただきた...全文を見る
○藤野委員 いや、権利の保護と言いますけれども、要するに、既に現時点でも入管施設は刑務所よりひどいという声があるのは事実であります。  ただ、問題は、今回の法案で、まさに刑務所化するという宣言をしているわけですよ。文言も限りなく一緒で。権利制限と言いましたけれども、刑務所の場合...全文を見る
○藤野委員 私は、法務大臣の人権感覚を疑わざるを得ないと思います、率直に申し上げて。ここまで、文字まで一緒なんです。要するに、発想がおかしいと私は思う、持ってきたらいいだろうというね。本当にこんなものをよく出してきたなと思いますよ。  対比の関係で資料の三を見ていただきたいと思...全文を見る
05月07日第204回国会 衆議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私も、名古屋入管、スリランカ人女性の死亡事件についてお聞きしたいと思います。  そして、先ほど来お話が出ておりますが、山花委員から大変貴重な指摘をいただきました。私も議事録を読ませていただきましたけれども、やはりこれは、今、階委員から...全文を見る
○藤野委員 実績をお聞きしたいんですが、入管庁にお聞きしますが、名古屋局において、二〇一七年、一八年、一九年の間、こうやってこの措置要領の下で把握された外国人DV被害者の数を答弁ください。
○藤野委員 今答弁していただいたのは、配付資料の三の、これは白書の数字であります。  続いて、配付資料四を御覧いただきたいんですが、これが、今答弁ありました、当時ですけれども、二〇〇八年七月、法務省入管局が策定した、いわゆるDV被害、DV事案に係る措置要領というものであります。...全文を見る
○藤野委員 通訳がついたのは一番初めのときだけということでありまして、それ以降は特段の対応を取ったという事実は認められていない。これは四月二十日の池田議員の質問にもそう答弁されているんですけれども、法務省、そして名古屋局でも、実際にこの措置要領に基づいて毎年二十人以上の方をDV被...全文を見る
○藤野委員 いや、今、答弁、その前にしましたけれども、要するに、DV被害者としては対応していない、特段の対応をしていないと。これが私はそもそもおかしいと思うんです。自分たちが決めたルールで、仮放免して退去強制手続をやりなさいと言っているわけですね。実際、そういう実績もある。ところ...全文を見る
○藤野委員 それ自身がこの要綱に反しているんですよ。だって、ちゃんと調べろと書いてある。例えば三ページ、まあ一ページでもいいですが、幾つもあるんです、これ。あらゆる段階できめ細かい対応を求めているんですね。  例えば、一ページの真ん中あたりですけれども、「その手続においては、D...全文を見る
○藤野委員 検証というより、理事会でもいろいろ、容体が悪くなられてからのことは仮放免について問題になっていますが、これは要するに、法務省自身が定めているルールとの関係で、私は聞いているんです。それについては、先ほど特段の対応をしていないという答弁、もう結論が出ているみたいなことを...全文を見る
○藤野委員 全く答えていないです。  じゃ、大臣にお聞きします。  要するに、法務省自身が出したこの措置要領が実践されていないわけですよ。この措置要領からすれば、私は、仮に退去強制手続に乗ったとしても、仮放免されるべきだったと思うんです。大臣、そう思いませんか。
○藤野委員 いやもう、本当に人ごとというか、自分たちが作って、かつ運用もしているわけです。毎年二十人以上の方がこうやって保護されている、白書に出ているわけです。これは私、評価したいと思うんです。それがなぜこの事案で適用されなかったのか、幾ら聞いても分からない。その結果として命が失...全文を見る
○藤野委員 配付資料の五を御覧いただきたいと思うんです。  これは、Aさんと面会を重ねていた真野明美さんから御提供いただいた、亡くなられたウィシュマさん御自身が書いた手紙やイラストであります。中間報告でも紹介しているのが一月二十七日の手紙でありまして、これが配付資料の五でありま...全文を見る
○藤野委員 時間が来ましたけれども、要するに、自らが作ったDV事案に関するルール、これも守れていなかったのではないか。  今日、ちょっとできませんでしたけれども、配付資料でつけていたのは、仮放免の運用方針もいまだに黒塗りを外さないんですね。どんな仮放免のルールを作っていたのかは...全文を見る
05月12日第204回国会 衆議院 法務委員会 第20号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  先日、理事会メンバーで、今回の死亡事件に関する資料、二度目の閲覧を行いました。今回も手書きを強いられた、このことには改めて強く抗議したいと思います。  その上で、今回の書き写しを通じて、新たな疑問が浮かびました。  まず、一月二十五...全文を見る
○藤野委員 配付資料の一を見ていただきたいと思います。  これは菅総理が、昨年十月、総理就任直後にベトナムを訪問した際のスピーチです。黄色く塗っている部分。「アセアン各国から日本に来ている、技能実習生などの若さとエネルギー溢れる人材は、いまや、日本人の生活や経済にとって必要不可...全文を見る
○藤野委員 ですから、この配付資料にあるように、長野県で見れば、本来監督すべき監理団体あるいは相談に乗るべき監理団体が受入先企業の役員を兼務しているのが六割に達しているんですよ。相談できない、監督もできないわけです。まさにそうした実態が放置されている下で何が起きているか、次の配付...全文を見る
○藤野委員 もう終わりますけれども、菅総理が、技能実習生が日本人の生活と経済に必要不可欠とまで言っているんです。必要不可欠だから、どんどん来てくれ、どんどん来てくれと言いながら、一旦資格を失えば、もうさっさと帰国してもらう。この入管法というのは、日本はこういう国ですよというのを国...全文を見る
05月27日第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
議事録を見る
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。  私は、福井県の老朽原発についてお聞きをします。  関電の高浜一、二号、美浜三号、いずれも四十年を超える原発であります。四十年ルールがある下で、本来であればやはり廃炉にすべき原発なんですね。しかも、これまでこれらの原発は十年以上動いてい...全文を見る
○藤野委員 一般論ばかりなんですが、ちょっとこちらで紹介したいんですね。今、十二月までに説明会が終わったと言いましたけれども、十二月に何が起きたか。  実は、福井県知事というのは従来、使用済核燃料、福井で生まれた核のごみは県外に出せ、その候補地を提示しろということを再稼働の前提...全文を見る
○藤野委員 全く答えていないんですね。  要するに、再稼働に賛成かどうかは関係ないんです。推進の方も、反対の方も。県知事が説明しているわけですね、知事選があって、こうこうこういうふうにしますと。議会でも答弁されている。まさにセットで、ずっと前の知事から来ているわけです。もっと言...全文を見る
○藤野委員 内部でとか、四月六日までにとか、そういうことは聞いていないんですね。要するに、二十五億ものお金がどういう過程で決まったのか。  配付資料の九を見ていただきますと、そもそも公文書管理法というのは、第一条で、公文書が健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源である、...全文を見る
○藤野委員 今後経るということなんですが、私はこの質問に先立って、例えば稟議書とかあるいは決裁書とか、そういうのがあるんでしょうと聞いたんですよ。じゃ、それはあるんですか、今後手続に入るということは。
○藤野委員 結局ないということなんです。事前の私たちへの説明も、稟議書もない、決裁文書もない。要するに、四月六日までに内部で決めたというところにとどまっているんですね。  先ほど、一月三日、正月三が日から二月十二日まで十六回出張したと言いましたけれども、じゃ、この出張に関する復...全文を見る
○藤野委員 これもふざけた話なんですよ。私はこの質問に先立って、復命書はあるはずだと。  というのは、配付資料を御覧いただきたいんですけれども、なかなか歴史がある話で、配付資料の四に「官庁綱紀の粛正について」という文書がありまして、一九七九年に空出張とかがいろいろ問題になって、...全文を見る
○藤野委員 昨日今日に要求した資料ではありません。私はこの問題をずっと、アドバイザリーのときから同じ資料でやっていまして、ずっと要求しているんです。それでも出してこないんです、要するに。調整とか言いますけれども。  やはりこういうやり方でしか動かせないようなエネルギー源に日本は...全文を見る