古川元久

ふるかわもとひさ

小選挙区(愛知県第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数9回

古川元久の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○古川(元)委員 おはようございます。民主・維新・無所属クラブの古川元久でございます。  けさは、黒田日銀総裁にも、お忙しいところおいでいただきましてありがとうございます。  今、マーケットが大変不安定な状況になっております。ちょっとここは通告しておりませんけれども、きょう、...全文を見る
○古川(元)委員 株価も大変私も懸念するところでありますけれども、特に、これだけ急激な円高が進みますと、やはりそこは相当な不安が、不安だけじゃなくて、これは今後の日本経済に与える影響も、従来、安倍政権が言ってきた好循環というのが逆回転し始めるきっかけにもなっていくんじゃないかとい...全文を見る
○古川(元)委員 まあ、そういう答えしかできないんだと思いますけれども。  大臣、この円高が急激に進んでいる一つの大きな理由に、先ほど黒田総裁からも話もありましたけれども、今、世界的なリスク回避の動きがある。そうなると、そういう世界の中の、結局これは開放経済ですから、私は大臣が...全文を見る
○古川(元)委員 ちょっと私の聞き方が悪かったかもしれないのでそういう答えになったかもしれませんが、お二人にちょっと端的に聞きたいと思います。  今のお二人の日本経済の現状の認識であれば、この世界の経済状況に倣ったら、リスク回避の動きで円が買われてもっと円高の方に動いてもやはり...全文を見る
○古川(元)委員 いや、そうなんですけれども、さっきから申し上げたように、要は相対論なんですよ。  こんなことをお二人には釈迦に説法ですけれども、やはり何でこんなにこの二日ぐらいで急激に円高が進んだかといったら、強いと思われていたアメリカ経済が、別に不況に陥るんじゃなくて、思っ...全文を見る
○古川(元)委員 この点は、今までの議論は通告もしていなかったですし、きのうきょうの、おとといあたりからの状況を踏まえた質問でしたからこれくらいにしておきたいと思いますけれども、相当深刻にこれを受けとめていかないと、政府の中で担当させていただいた私自身の経験からいっても、大きな流...全文を見る
○古川(元)委員 そういうことになれば、当然、総裁のおっしゃることだと思います。  ちょっと前に戻るような話なんですけれども、総裁は一回目のときも二回目のときも、やはり相当マーケットに対するサプライズが、今回も、一週間前にはマイナス金利は考えていないと言って、そして入れたことに...全文を見る
○古川(元)委員 ただ、総裁なんかもよく、デフレマインドを変えると。やはりマインドを変えなきゃ、さっき財務大臣も前の質疑のときに、気持ちが、気分が大事だと。相当やはりこれまでの第一、第二も、そして今回も、やはりマインドを変えようというそういう要素も、この政策を決定するに当たっては...全文を見る
○古川(元)委員 そういう総裁が言われる方向にマーケットの関係者もマインドを変えてというか、そう思ったからこそ、前の二回のときはそれなりに円安も進み、また株価も上がるという、政策を打って、その後直ちにいわばマーケットに対するマインドを変えるといいますか、先行きに対する強気のマイン...全文を見る
○古川(元)委員 私が何でこんなに言っているかというと、黒田総裁はもう最初のときから、とにかくマーケットとの対話は非常に大事だということをずっと言い続けてきて、最初は信じていたんですけれども、だんだん最近ちょっとマーケットの方が、つい一週間前にやらないと言ったことを突然やったりと...全文を見る
○古川(元)委員 主観的には思っていないかもしれませんけれども、結果として見ればそういうことになっているんじゃないですかということを聞いているんです。  これは総裁が言われた言葉ですけれども、「私どもとしては、現時点で考えられるあらゆる政策を総動員して、二%の「物価安定の目標」...全文を見る
○古川(元)委員 答えていただいていないんですね。私が言っているのは、なぜ最初のところでということでありますけれども、これは見方が甘かったんじゃないですかということです。  今、総裁は、その時点では要するに量的・質的緩和を円滑にやるにはそこが必要だったというふうにおっしゃったか...全文を見る
○古川(元)委員 でも、総裁、先ほどから言われているように、最初からあらゆる手段をずっと考えた上で、この時点でこれで必要十分だと言って決めてきたとおっしゃったわけでしょう。当然、この時点でそのことだって検討に入れて、そして判断をしたということでなきゃいけないんじゃないですかね。 ...全文を見る
○古川(元)委員 いや、価格を想定しろということじゃないんですよ。しかし、下落が続くというそういうことも指摘されていたわけですから、やはりそういうリスクに備えた対応というのを、クリティカルモーメントだと言うんだったら、しなきゃいけなかったんじゃないですかと。そのリスクをやはり想定...全文を見る
○古川(元)委員 でも、二%は二年でというところは実現できていないわけですよ。実現できていないところをそのままこれは続けているということですか。  それに、今回ので見れば、今回こういう最強の枠組みをつくった、必要があれば何でもやる。最初はこれで打ちどめだという打ちどめ感を出した...全文を見る
○古川(元)委員 時間ですから終わりますけれども、最後に一点だけ確認させてください。  当初にはなかった、この達成のためならば何でもやるという部分を私は追加にコミットされたんじゃないかと思いますが、その点はどうですか。そこだけ聞いて質問を終わります。
○古川(元)委員 質問を終わります。ありがとうございました。
02月15日第190回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○古川(元)委員 おはようございます。民主党の古川元久です。  きょうは、まず最初に、消費税の逆進性対策について議論をしたいと思っております。  まず最初に、きょうは主税局長が来ていると思いますのでお伺いしますが、税制の基本三原則といえば何か、簡潔にお答えいただけますか。 ...全文を見る
○古川(元)委員 まさに、今の公平、中立、簡素ですね。やはり税というのは公平でなければいけない、そしてまた中立というのは、税があることによって、消費活動とか投資活動とか、あるいはさまざまな経済活動に影響があってはいけない、できるだけそれは、税制が経済活動に中立的でなきゃいけない、...全文を見る
○古川(元)委員 口で言うのはそうかもしれませんけれども、どうですか、大臣、今のを聞いていて、お母さんたちはどう思いますかね。たまたまうちの学校は給食で、うちの子供が行っているところは学生食堂と。今の主税局長の話だと、学生食堂の人はほかに選択もある、つまり、では、標準税率が嫌だっ...全文を見る
○古川(元)委員 軽減税率で税金が安くなるんですよ、消費者にとってメリットですよということを、メリットばかり言っていますけれども、こういう、コストが大体どれくらいになるかということをやはり考えなきゃいけないんだと思うんですよね。それを、試算ができませんということじゃなくて、やはり...全文を見る
○古川(元)委員 話を聞けば聞くほど混乱するんじゃないかと思うんですけれども。  では、今人気の福袋、この福袋の中に食品とそれ以外のものが入っていた場合、これはどういう形で値づけしたらいいんですか。
○古川(元)委員 わけがわからなくなってくると思うんですけれどもね。  どんどんちょっとほかにも具体例について進めていきたいと思います。  総理、総理はペットを飼っていらっしゃいますか。総理はペットは飼っていない、飼っています。ペットは、私も犬を飼っているんですけれども、そう...全文を見る
○古川(元)委員 結局、そうなると、ペットフード業者は、軽減になりますということであれば、みんな人も食べられる、そういうものをつくってくるんじゃないですか。わざわざ税のためにそういう新たな製品を生み出すということになってくるんですよ。  これは明らかに経済活動の中立性を阻害する...全文を見る
○古川(元)委員 いや、私が言っているのは、わざわざこの軽減税率が入るためにそういう食品表示法の規定が適用になるような商品というのをつくるという、まさに、麻生財務大臣は首を振っていますけれども、やはり経済活動に介入している、中立性を阻害していることになっているんじゃないですかとい...全文を見る
○古川(元)委員 こういうふうに分けなくていいということはいいのかもしれませんが、しかし、そういう主観で決まるということだったら、では、ちょっと次のを見ていただきたいと思います。  これは結局レジの段階でどっちにするかという話ですけれども、例えばよく今ハンバーガーショップなんか...全文を見る
○古川(元)委員 これは、軽減税率が入るがためにそこまで本当にチェックをして、それに反していたら摘発をするということになる、事業者は本当に従業員をどこまで管理したらいいのかということにもなってくると思うんですよね。  しかも、レジで問題だけじゃなくて、これはテークアウトと言って...全文を見る
○古川(元)委員 そうすると、隣で普通に店内で食べると言って食べていた人が、何で俺は標準税率で、隣で食べているのは軽減なんだ、俺の分を返せというふうに言われたときに、お客さんからそうやってクレームをつけられて、そしてもし返したら、それはやはり法律違反になるということですか。
○古川(元)委員 要は、これは結局、事業者がみんなそういうリスクを負ってくれ、現場の店員がそういうリスクを負ってくれということですかね。  総理、目を閉じて聞いていますけれども、どうですか。こういう混乱が現場でどんどん起きてくると思いますけれども、そう思いませんか、総理も、聞い...全文を見る
○古川(元)委員 まさに、大臣、前からずっとおっしゃっているんですよ、こんなのを無理に来年四月にやったら混乱するぞと。だから、そんな、混乱することがわかっていることを強行するのかということなんですよね。  次の方に行きますけれども、事業者にとってみると、レジの改修も大変なんです...全文を見る
○古川(元)委員 これは本当に、物すごく皆さん、不安になっているんですよ。  きのうも、たまたま私、地元に日泰寺というのがありまして、そこの参道にある、もう大正十三年からやっているという古くからの、みたらしやお好み焼き、焼きそばをやっているお店に行ってお好み焼きを食べたんです。...全文を見る
○古川(元)委員 そんな問題じゃないと思うんですよ。  では、総理にこれは聞きます。  社会保障・税一体改革に関する三党合意、総理、この三党合意は、総理の認識では、今も生きているというふうに考えているのか、もうこれは過去の話だという認識なのか、どういう認識ですか。
○古川(元)委員 三党合意というのは、法律が通ったところで終わりじゃないんですよ。あとは国会で議論するという話じゃないんですよ。三党協議もやっていくというのは、ちゃんと後のフォローをしていくという話があったんです。  税についての三党協議については、私は今、党の税調会長として、...全文を見る
○古川(元)委員 自民党総裁として、聞いていませんというのは、これはびっくりしましたよ。私は、これはちゃんと岡田代表からの指示を受けて、党として申し入れをしたんですね。ですから、それを知らないということ、そもそも私はそれはびっくりしましたし、仮に知らなくても、では、そういう話であ...全文を見る
○古川(元)委員 これでは三党合意が生きているとはとても言えないと思いますよ。  軽減税率の問題というのは、繰り返しになりますけれども、きょうの議論を聞いていただいても、多分、国民の皆さんもそう思うと思うんです。こんなに詰まっていないし、こんなにはっきりどうなるかわからないとい...全文を見る
○古川(元)委員 国会で議論をすればと言うんだったら、この消費税の法案について、来年度の税制改正の中に一緒に入れてとにかく日切れだなんという扱いをするのは全くおかしいですよ。  そういうことを言うのであれば、この税制改正法案について、消費税部分については、これはやはり分離してし...全文を見る
○古川(元)委員 終わります。
02月24日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久です。  まず、今の斉藤議員の意見には私もいろいろ言いたいことがあるんですけれども、軽減についてはきょうはじっくりやることにして、その前に、きょうは総務省の方に来ていただいていますので、地方税が関係している部分について、まず最初にちょっと確認を...全文を見る
○古川(元)委員 では、今の措置で、新たに何かをやるということは考えていないということですか。
○古川(元)委員 要は、これ以上やらないということですね、その答弁は。  でも、これだと、交付税の不交付団体というのは、これまで企業立地などで一生懸命頑張ってきたところなんですね。頑張って努力して、交付税のお世話にならなくても自分たちでやっていける、不交付団体になっている、そう...全文を見る
○古川(元)委員 さっきから申し上げているように、要するに、今やっている以上やらないということでしょう。  もちろん、私は是正は必要だと思いますよ。でもそれは、やはり税のあり方全体、税源総体の国と地方との見直しとかそういう中で考えるべきものであって、こういう形だと、本当に頑張っ...全文を見る
○古川(元)委員 私も全く同じ認識をいたしております。  本当に、今や車は我々の生活にとって切っても切り離せない。特に、地方、田舎の方に行けば行くほど、もうこれがなければ本当に動けない、孤立してしまう。そういった意味では、もうまさにこれは生活必需品ですね。そういう意味からいった...全文を見る
○古川(元)委員 さっきの軽減税率もそうなんですけれども、よくヨーロッパがと。何か、明治の最初ならヨーロッパ、ヨーロッパと言うのもいいんですけれども、もう明治維新から百五十年もたっているんですから、別にヨーロッパがどうであろうと我が国は我が国だということでいいんじゃないかと思うん...全文を見る
○古川(元)委員 大臣がおっしゃるように、都市部なんかだとやはり保有コストが高いんです。駐車場なんかも、とにかく今、車庫証明が要るじゃないですか。昔は、私たちのころは、車庫証明なんか要らなかったから、学生はどこかに路駐しておいて、でもやはり何か車を持っていないと彼女もできないとか...全文を見る
○古川(元)委員 枠組みは違うように見えて、この税制改正の記述にも書かれているように、自動車取得税のグリーン化機能を維持強化する環境性能割を導入ということですから、これは代替だということをいみじくも言っているんだと思うんですよね、幾らそういうことを言われても。  しかも、地方財...全文を見る
○古川(元)委員 では、これは軽減すると書いてあるけれども、軽減しない場合もあるということですか、そうしたら。
○古川(元)委員 大臣、きょうの議論で聞いていてわかるように、自動車の国民生活における役割や、あるいは自動車産業が雇用や日本経済全体に与える影響を考えれば、これはやはり、自動車の関係諸税は整理統合していって、簡素化して、負担を軽減して、もちろん、地方の税収をどうするかという話は最...全文を見る
○古川(元)委員 税収が大きいということは、それだけ大衆課税になっているということなんですよ。それだけ負担があるということなんですね。しかも、今回そういう新たな環境性能割の導入や、また、軽自動車や二輪はさらに今回の税制改正で増税されるんですね。  そうなると、本当に地方の足にな...全文を見る
○古川(元)委員 では、例えば今度そういう話でいったら、お肉なんか、そのまま、生きたままの鳥とか何かだったら、それは多分標準税率ですよね。でも、潰してお肉として仕入れる場合だったらどうなんですか。
○古川(元)委員 では、魚の場合はどうですか、生きたままの魚。よく最近、生けづくりとか、生けすに入っていて、これはちゃんと、死んでいるのだったらそれは食べ物でしょうけれども、生きているままの魚だったらどうなんですか。
○古川(元)委員 人の口に入るかどうかの前提というのはどういう基準で判断するんですか。
○古川(元)委員 余りこんな例はないかもしれませんけれども、この前、私が委員会で、人も食べられるペットフード、そういうのが出てくるんじゃないかと思うんです。  では、人も食べられる、鑑賞もできます、そういう魚が出てくる、でも、それは人も食べられるとなれば軽減税率になるということ...全文を見る
○古川(元)委員 そういう人が出てくるかもしれませんよね、これは。やはりおかしなことが起きるんですよ、こういう税が入るとそのために。  では、もう少しお伺いします。  いろいろな調味料なんかをつくっている製造業者が、よく味の素はグルタミン酸だとかいいますよね、そういうだしの原...全文を見る
○古川(元)委員 では、これは何か別の医薬品用とかそういうふうに使うんだったら、それは同じこういう酸とか何かでも標準税率になるということですか。
○古川(元)委員 そうすると、販売業者の売り方によって、食用として売ったものは八%、そうじゃないものとして売ったものは一〇%になる、そういうことですか。
○古川(元)委員 では、今の局長の話でいえば、逆に、食品表示法に基づいて、これは食品としても使えますし、そうじゃないものにも使えますよと売ったら、それは八%で売っていいということですか。
○古川(元)委員 では、そういうことでいいますと、食品の中には食品以外の用途に使えるものもあるわけですね。  例えば、お米なんかは工業用でのりの原料なんかにもなったりします。ですから、こういうのも、食品としてもこれは食べられますけれども、のりの原料としても使えますという形、食品...全文を見る
○古川(元)委員 いや、食用として表示をすれば、その買った人がそれを別にのりにしてもいいわけでしょう。そうですよね、いいですか。  そうしたら、例えば、のりの原料として米を仕入れる業者が、少しでも安くしてもらいたいから、おまえのところ、これを食品表示法にちゃんと合うようにして、...全文を見る
○古川(元)委員 いや、聞いているのは、売る方が買い手の方から言われて、わかりましたというのでそれで応じても、それは別に、ちゃんと食品表示法の規定に合っていれば問題ないということですか。どうなんですか、それは。
○古川(元)委員 では、売る側としては、これは売る側から考えたらですよ、そういう食品業者に売れば八%、そうじゃないところに売ったら一〇%、その分だけ高くなるわけですから、それこそほかの業者との競争を考えたら、うちのは全て食品として売っています、後どういうふうに使っていただくかはそ...全文を見る
○古川(元)委員 大臣、どうですか、これを聞いていて。経営者でもあるからわかると思いますけれども。厳しい競争でやっている中で、二%というのは結構大きいですよね。うちから買ってくれたら、これは軽減で仕入れられますよ、うちのは全部食品表示法の適用をちゃんとしていますからという経営者が...全文を見る
○古川(元)委員 法律上は引けるんですよ。でも、私がここで言っているのは、法律上はこうで明確ですと言っても、現実の現場の経済活動や生活の中では、やはりそういう線というのは引けないんですね。そういうことを言っているんです。  だから、やはりこれは本当に、いろいろ考えたって、えっと...全文を見る
○古川(元)委員 これは、影響を受けるのはやはり小さいところなんですよね。絶対、聞かれたときに、転嫁してもらうんだと言うけれども、値上げしたら、消費者の皆さん、おまえのところはこれは食べ物だから上がらないんじゃないのかと。そのときにその人が、いやいや、仕入れのところの中で軽減じゃ...全文を見る
○古川(元)委員 還付を受けるということになると、今まで大体還付業者というのは、輸出なんかの大手の、輸出免税でそういう大手のところですよ。こういうところはいいですけれども、今度の場合、個人事業者とか物すごく小さなところが対象になってくると思うんですね。  例えば農業者とか漁業者...全文を見る
○古川(元)委員 では、政府としては、こういう農業者とか漁業者とか、今回の軽減が入ることによって還付を求める例なんというのはそんなに生じてこない、そういう認識ですか。あるいは、生じるとすればどれくらい生じるというふうに想定しているんですか。
○古川(元)委員 これは、今、簡易課税の話でありますけれども、簡易課税を利用している中小事業者は還付申告はできませんよね。それでいいですね。
○古川(元)委員 局長、もしかなりの農業者とか漁業者とか還付の例が出てきたら、やはりこれは、簡易課税じゃなくてこっちの還付を受けられるんだなということで、そういう簡易課税を断念してこちらの方に行かないとむしろ損しちゃう、そういう動きも誘引してしまうんじゃないかと思うんですよね。 ...全文を見る
○古川(元)委員 いつからコールセンターをやるんですか、また、ちゃんとこのための予算とか何か、きちんとそれも手当てもされているんですか、そういうコールセンター初めもろもろのことについて。
○古川(元)委員 定員、予算と言うんですけれども、来年度の国税庁の定員査定では、消費税軽減税率制度に関する相談等の対応のために百三十二人を増員することになっているんですけれども、全国には、十二の国税局と五百二十四の税務署があるんですよ。百三十二人でどうやって対応するんですか。一人...全文を見る
○古川(元)委員 次長もおわかりだと思いますけれども、今やはり、国税庁、税務署の現場というのは物すごく忙しいんですよね。  つい先日、私も税理士の先生方がやっていらっしゃる無料相談のところを回ってきて、税理士の先生方とお話をしていますと、最近、調査に来るという割合が非常に少なく...全文を見る
○古川(元)委員 何だかんだ言って、いずれにいたしましてもというのはマジックワードみたいなもので、努力するというのはわかりますよ。でも、本当にそれは、次長、現場の今の大変な状況をわかっているかということですよ。マイナンバーへの対応、そして、この軽減税率の対応なんかをやっていたら、...全文を見る
○古川(元)委員 終わりますけれども、意気込みだけではやはり現場の混乱は避けられない、そのことを最後に申し上げて、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
02月29日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  きょうは、参考人の皆様方には、お忙しいところ、大変貴重な御意見を拝聴させていただき、どうもありがとうございました。  私は、消費税の軽減税率問題について御質問をさせていただきたいというふうに思っております。  まず、森信参...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  だからこそ、我々もマイナンバーを導入したのは、まさにそういう新しい社会保障制度をつくり上げていくためには、今まで把握されていなかった課税最低限以下の低所得の人たちの所得を把握すると。  この中でも議論があって、所得が把握できないんじ...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  その上で、先ほどからも話がありましたが、森信参考人はヨーロッパのいろいろな、現場が混乱しているとか、問題になっている事例もよく御存じだと思うので、ぜひ少しここで具体的な例をお話しいただきたいと思うんです。  この委員会、予算委員会な...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  もう時間がありませんので、事業者の対応について、まさに税務の現場とかをやられた森信参考人と、あと、まさに御商売をやっていらっしゃる太田参考人にお伺いしたいと思います。竹森参考人、済みません、ちょっと時間がなくなって聞けないんですが。 ...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございました。  時間になりましたのでこれで質問を終わりたいと思いますけれども、今のお話を伺っても、まだまだやはりいろいろと議論をしていかなきゃいけない問題はたくさんあると思います。それに、これは一度導入すると、繰り返しになりますけれども、本当にどん...全文を見る
03月01日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久です。  まず、きょうは総理中心にお伺いしたいと思っていますけれども、総理は二〇一四年の十一月に消費税の引き上げを延期した際に、来年春、再来年の春、そしてまた翌年の春、所得が着実に上がっていく状況をつくり上げてまいりますというふうにおっしゃった...全文を見る
○古川(元)委員 では総理、予想どおりちゃんと総理が考えているように賃上げが進んでいく、そう考えているというふうな認識でよろしいんですか。
○古川(元)委員 では、もしその結果を見て思わしくなかった場合はどうするんですか。
○古川(元)委員 私は消費税について聞いているわけじゃないんです。総理は二年前に、経済の好循環を実現するためには、来年も再来年も、そしてそのまた翌年もと言っているんですよ。  私が聞きたいのは、総理が思っているような賃上げがこの春されなかった場合、ではどうするんですか、では、来...全文を見る
○古川(元)委員 いや、仮定の質問じゃないですよ。こういう場合にはどうするんですかということですよ。今の状況の中でいえば、そういった場合に対してどう対応するかということをきちんと考えておかなきゃ、今はそういう状況になっていく可能性が非常に高いんですから。賃上げ、そんな総理が思って...全文を見る
○古川(元)委員 質問したことにだけ端的に答えてください。  マイナス金利が年金生活者の人たちの消費をむしろ冷え込ませることにつながるんじゃないですか、そこについて聞いているんです。どうですか。
○古川(元)委員 では、その分析はどういう形でするんですか。経済財政諮問会議なんかでそういう検討でもさせるんですか。どうですか。
○古川(元)委員 賃金もなかなか伸び悩む、そして高齢者の消費も広がらないとなれば、安倍総理がずっと言っている経済の好循環というのが実現できないということになって、結果的にこれはアベノミクスの失敗だというふうに言われても仕方がない状況になると思うんです。まさに今そういう状況に入りつ...全文を見る
○古川(元)委員 いや、その基本的な考え方を聞きたいんです。税制について根幹部分を変えるという決断をしたときには、これは信を問うという考え方は変わらないかどうかということを聞いているんです。
○古川(元)委員 では、今度は、例えば引き上げを延期しても解散しない場合だってあり得るという、今の話を聞くとそういうふうに聞こえますが、そういうふうに認識してよろしいんですか。
○古川(元)委員 しかし、これは一般論としてちゃんとその考え方は、これは総理が自分で言ったんですよ、それでまさに解散・総選挙をやったぐらいの話なんですから。これは総理大臣として言ったことの重みというものをやはり感じてもらわないと、そのときそのときで、いや、解散したときの口実として...全文を見る
○古川(元)委員 それができないんじゃないかなというのが、ずっとこの間の議論や、あるいは、今の経済状況を見ているとそう見えているんですよ。ここについて、何度聞いても同じことしかおっしゃらないと思いますから次に行きたいと思いますが、微妙に変わってきている、そういうふうに皆さん認識を...全文を見る
○古川(元)委員 今は総理に聞いたんですよ。財務大臣はこのOECDと同じ考え方だということは、何度も財務大臣御自身で去年ずっと十二月まで発言しているから覚えていらっしゃるでしょう。ですから、別に財務大臣に聞いているわけじゃないんです。総理に聞いたんです。でも、時間がないですから次...全文を見る
○古川(元)委員 それは事業者だって、そうやって言われればやりますよ。  でも、この前の予算委員会のときに聞きましたけれども、覚えていらっしゃるかと思いますけれども、テークアウトだと言ってその場で座って食べ始めて、そして隣の人は、これは中で食べると言って標準税率を払っている。そ...全文を見る
○古川(元)委員 そうしたら総理は、お店の人に、子供がそこでテークアウトと言って買ってそこで食べ始めたら、それはテークアウトだと言ったんだからあなたは外へ行って食べなさい、そうやって言いなさいというふうに指導すべきだ、そう考えているということですか。
○古川(元)委員 でも、言わなかったら、やはりそれはそういう子供たちが出てきちゃいますよ。やはりこの問題というのは本当に、法の根底には正義がある、そういう言葉もあるんですけれども、やはり、法がおかしいからこそそういう脱法行為みたいなものを助長してしまう。私は、そういった意味で大変...全文を見る
○古川(元)委員 もうかなりの追加の業務が、これを見ていただけても発生するんです。  次の「地方の商店の例」というのを見ていただきますと、これは零細事業者の場合、これを見て私もちょっとびっくりしたんですけれども、この右側のところ、売り上げの都度、商品ごとに適用税率を判断、代金を...全文を見る
○古川(元)委員 本当に零細事業者にここまでやれるんでしょうかね。ここにおばあちゃんの絵がありますけれども、おばあちゃんとかおじいちゃんでやっているような商店で今からこんなことをやれと言ったら、それこそ麻生大臣が私が聞いたときに答弁した、この機会にやめちゃおうという人がやはり出て...全文を見る
○古川(元)委員 そういうふうで考えると、これはどうしたって四月以降になってきますよね。  そうすると、ここに「最低一年半程度」というふうに書いてあるんです、最低でも一年半はかかるだろうというふうに言っているんですけれども、今、政府の方はとにかく来年の四月からこの軽減税率を導入...全文を見る
○古川(元)委員 混乱が生じないように万全の準備を進めたとしても、やはり、大臣も何度もおっしゃっているように、それでも混乱は起きると思うんです。ここでもずっと、きのうの参考人でもそうでしたよ、とても対応できませんよという話でありました。  それは前に出した資料だと言いますけれど...全文を見る
○古川(元)委員 三党合意、三党合意といつもおっしゃいますけれども、この前も私申し上げましたけれども、三党合意というのは、その後の三党協議もきちんとやってそこで決めるという話になっていたんですよ。そこまでを含めての三党合意なんです。しかし、今回、これについて協議が全く何にもないん...全文を見る
○古川(元)委員 つまり、では、今後三党で協議するという考え方は全くないということですね。
○古川(元)委員 総理、それだと完全にこれは三党合意を破棄したというふうに我々は解釈せざるを得ませんよ。あの三党合意というのは、ちゃんとその後の三党協議もやっていく、三党で協議してこういう問題についてもきちんと決めていくという話だったんですから、もう三党協議をやらないということだ...全文を見る
○古川(元)委員 先日も予算委員会で申し上げましたけれども、ちゃんと私きちんと野田前税調会長に三党協議の申し入れをしたんです、再開しましょうと。それで合意しているんです。よく一回確認してみてください。それを全く音沙汰なしでこういう状況になっているんです。  だからこれは、与党と...全文を見る
○古川(元)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     所得税法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 高水準で推移する申...全文を見る
03月16日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○古川(元)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 関税率の改正に当...全文を見る
04月26日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○古川(元)委員 民進党の古川元久です。  まず本日は最初に、震災の件で御質問したいと思います。  今も熊本、大分では余震が続いております。今回の地震で被災をされて、また、今も大変不自由な生活を送っていらっしゃる被災者の皆様方に心からお見舞い申し上げますとともに、今回の地震で...全文を見る
○古川(元)委員 今はそうかもしれませんけれども、適用を受ける可能性もないわけじゃないですよね。絶対ないということが言えるんですか、総裁。
○古川(元)委員 聞いていることにお答えいただきたいんですけれども、今回の義援金、あるいは補正予算で財政資金が地方自治体に振り込まれて、それが指定の金融機関に預け入れられると、それが当座預金にどんと入ってきて、それによってマイナス金利の適用を受けるという、そういう状況が起きる可能...全文を見る
○古川(元)委員 ということは、そういう可能性があっても、日銀としては何も対応はしないというふうに理解していいということですか。
○古川(元)委員 何か、減るとかそういうことじゃなくて、これは金融機関の経営に影響を与える可能性があるんじゃないかという、そういう懸念が報道なんかでもされているんですね。そういう懸念は全くないんですか。それは、減ることはないというのはわかりますよ、金融機関に預けるんだったら。 ...全文を見る
○古川(元)委員 では、結論をちょっとだけ聞かせていただければいいんですけれども、今回の震災絡みで、マイナス金利の適用の例外を設けるとか、そういうことは考えていないということでよろしいですか。
○古川(元)委員 しかし、こうした懸念が示されていることも間違いないわけでありますから、やはりそこは日銀としてもしっかり状況を把握して対応していただく必要があるんじゃないかと思いますし、こういうことで、例えば、地方自治体が持ち込みたいというときに、いや、それはもう受け入れられませ...全文を見る
○古川(元)委員 今決まっていなくても、私もまだテレビ等で見るだけですけれども、阪神大震災や東日本大震災並みのかなり被害を受けているところは甚大な被害があるわけですから、やはりこうした今ある普通の災害のときに適用される税制上の特例にさらに上乗せしたようなものが必要ではないかという...全文を見る
○古川(元)委員 今回も激甚災害に認定されましたけれども、そういう従来の、今の税法の中で予定している災害の想定を超える激甚災害が最近非常に多いと思うんですね。  ですから、そういった意味では、税法の場合、前の東日本のときも、別にこれは特例法という形でやっていたわけですね。ですか...全文を見る
○古川(元)委員 今回の激甚災害の指定も、それこそ政府の立場から見れば、実際に本当に補正を打つときに指定すれば、それでちゃんと補助は出せますよ、補助率を上げますよということでなるんですけれども、やはり被災地の人たち、被災者の皆さんから見たら、一日も早く激甚災害の指定をすることが安...全文を見る
○古川(元)委員 私は、こういう災害対応というのは、やはり被災者の立場に立って考えるということですね。これは私も東日本大震災を与党の立場で経験いたしましたけれども、やはりやれることは何でもやる、そういう姿勢をきちんと政府の方が示すことが安心になるんですね。  ですから、実際には...全文を見る
○古川(元)委員 一律に決めた上で、適用するかどうかはその現場現場の状況によって変えればいいんだと思うんですね。ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。  これはちょっと消費税絡みの話になりますけれども、今のところでは、今回の地震があったからというので、これがいわゆるリーマ...全文を見る
○古川(元)委員 また新たな地震が起きるという可能性もあると思いますが、同時に、経済的ないろいろなダメージ、それこそ自動車の生産がとまったりとか、きのうもちょっとテレビを見ていましたら、大分の方の温泉街はがらがらだとか、そういう経済に対しての波及的なマイナスの影響が今後もっと大き...全文を見る
○古川(元)委員 わかりました。  では、次の質問に行きたいと思います。財政健全化についてちょっとお伺いしたいと思います。  さきに財政審の方で、海外各国における財政健全化の取り組みを調査したというふうに伺っています。多分、大臣の方もその報告を受けていらっしゃるんじゃないかと...全文を見る
○古川(元)委員 大臣、計画を確実にと言われているんですけれども、安倍政権は、三党合意で決めた二〇一五年十月の消費税の引き上げというのも延期したわけですよ。計画を着実にやっているというふうに言えるのかなというふうに思います。  それに、今、財政の話も言われましたけれども、今回の...全文を見る
○古川(元)委員 二〇二〇年の目安を立ててきちんとやらなきゃいけない、気構えはというふうにおっしゃるんですけれども、この調査の報告の中に、「財政健全化に当たっては、経済成長が期待通りにいかないことがあることも踏まえ、客観的で堅実な経済前提を置くことが重要」だと。また、「経済が予想...全文を見る
○古川(元)委員 大臣の口から言いにくいのかもしれませんけれども、どう考えたって、これは客観的で堅実な見通しだと言えないと思うんですね。しかも、アベノミクスで得られた果実を分配するんだといって、想定を上回る税収が得られた分もあると思うんですけれども、それをまた分配に回しちゃってい...全文を見る
○古川(元)委員 最後にちょっと、財務大臣麻生太郎さんに聞くというよりも、総理、外務大臣も経験された麻生大臣個人の立場としてお考えをお聞かせいただきたいと思うんです。  日本は、TICAD、ことしはアフリカでも開催する予定です、やはりこういうものに積極的に対応していく。安倍政権...全文を見る
○古川(元)委員 しっかりやっていただくことをお願いして、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。
04月27日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○古川(元)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配...全文を見る
05月18日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○古川(元)委員 民進党の古川元久です。  まず、休眠預金を活用するこの法案がこういう議員立法の形でここまで提案をされたことを、大変私自身も感慨深く思っております。  と申し上げますのも、この休眠預金の活用につきましては、我々政権のもとで、新しい公共を推進していこうと、「新し...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  次に、これから団体をつくって活用していく、しかし、本当にちゃんと使われるんだろうか、やはりそうした不安や疑念もあるわけであります。  やはりそうした疑念や不安に応えていくためには、この法案が施行された場合に、ちゃんと当初の目的、効果...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  次に、休眠預金を活用する前提として、まずはそもそも、こういう誰のものかわからない、取引もずっと十年以上ないというものが多く存在をしている。  そういった意味では、まず、休眠預金が発生しないように努める必要があるんじゃないか、そのため...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  また、この休眠預金については、国によっては、もうこれは誰のものかというか、ずっとそのままだと銀行の、金融機関の収益になってしまいますから、国庫に納めてしまって、国の財源として使うという国もあるわけであります。今回はそういう形をとらなか...全文を見る
○古川(元)委員 最後の質問にしたいと思います。  マイナンバーが導入されたことによって、これを預金口座に付番すれば休眠預金は発生しなくなるんじゃないか、そうした意見がありますが、その点についてはどのように考えているかを最後にお聞きして、質問を終わりたいと思います。
○古川(元)委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
11月01日第192回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○古川(元)委員 おはようございます。民進党の古川元久でございます。  きょうは、法案についての議論と同時に、来年度税制改正に向けての議論もちょっとさせていただきたいと思っております。  まず麻生大臣、大臣も去年の今ごろは、こんな制度をやっていかがかというふうに各所で発言して...全文を見る
○古川(元)委員 次に聞く話まで読んでしまわれたようなんですけれども、もう一度簡潔にお答えいただきたいと思います。  今の大臣のお話を聞いたら、適用品目については見直しはあり得ない、そういう議論もしない、そういうことでよろしいですか。
○古川(元)委員 議論もしないというふうに考えていいですか。
○古川(元)委員 今の段階ではそうじゃないけれども、では、例えば世の中的に、これが軽減税率の対象に入っていないのはおかしいじゃないかとか、そういう世論でももし沸き起こったら、そのときには議論する可能性はあるということですね。
○古川(元)委員 今の大臣のお話を聞くと、多分あしたから自民党の方に、うちも軽減に入れてくれという陳情がどっと噴き出すと思いますよ、今回の範囲に対しては非常におかしいんじゃないかと不満を持っているところもたくさんありますので。  そういった意味で大変大きな御答弁じゃなかったかと...全文を見る
○古川(元)委員 大臣、モラルとか、私も基本的にはそういう方々が多いと思いますよ。しかし、そうじゃない人もいるのは事実ですよね。だからこそマル査もあるわけだし、新聞報道なんかを見ていますと、そういう調査とかをかなり厳しくするという話もある。それは、モラルのない人、守っていない人が...全文を見る
○古川(元)委員 数年にわたって議論されたと言うんですけれども、一年も議論していないんです。最初に申し上げたように、大臣は今ごろは、こんな軽減税率なんかとんでもないとおっしゃっていたんですから。ですから、この議論、範囲が決まって運用が決まって、どうするんだと不安が広がったのはこと...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  大臣、昔から、二度あることは三度あると言うんですよ。今は正直、大臣だって、本当にちゃんと二〇一九年に一〇%に必ず上がると確信を持って言えますか。多分言えないでしょう。私は、実はもう去年の年末ぐらいから、絶対に延期すると思っていました。...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  そうなりますと、では、時間ができたからこの間にちゃんと投資してやろうかといったら、多分、ほとんどの経営者はやらないと思います。私がもし聞かれても、いや、また延期する可能性は十分ありますからねと。そこで投資しちゃったら、結局、今の話で、...全文を見る
○古川(元)委員 安倍政権発足からずっとそうやっておっしゃっていて、ちゃんときちんとやれるようにと言いながら、二回も結局上げられないような経済状況で来ているわけです。  さっき申し上げたように、こんな二回も延期されて、これから先、では、今やっていることで本当に景気は立ち上がって...全文を見る
○古川(元)委員 私もその認識は共有するんですけれども、そういう中でいいますと、先ほど申し上げているように、ここのところずっと所得課税は、社会保障・税一体改革では少し高所得者の負担をふやすという改革をしましたけれども、基本的な流れはずっと、消費税導入以降、その以前からも少しあった...全文を見る
○古川(元)委員 私も大臣と基本的な認識は同じなんです。我々の改革の中で、一定の負担を上げる、また、特に高所得者の人あるいは資産を多く持っている人たちの負担を多くしていく方向、負担増をお願いしたところでありますから、そういった意味でその推移は見ていかなきゃいけないと思うんですけれ...全文を見る
○古川(元)委員 財政再建、財政再建というだけだと、もちろんそれは結果的には財政健全化にも資さなきゃいけないんですけれども、国民の皆さん方が負担を御理解するのはやはり難しいところもあるんじゃないかと思うんです。ちゃんと負担したものがきちんと自分たちの中に返ってくる、北欧などで高い...全文を見る
○古川(元)委員 私が聞いたのは、イメージはそうかもしれませんけれども、税制上としては百三万の壁はない、それが役所の説明でしたけれども、大臣も、税制の問題ではないんだ、今のイメージはそういう認識でよろしいですか。
○古川(元)委員 そうであれば、イメージでそういうことがあるからといって、では、とにかく百三万を百三十万だとか百五十万に上げれば、それで何か問題が解決するという話じゃないですよね。  ですから、そういった意味では、今何か議論されているのは、では、そのイメージがあるから、そのイメ...全文を見る
○古川(元)委員 むしろ、税よりも多分この百三万の方が現実的に問題になるのは、配偶者手当の方ですよ。御存じのように、配偶者手当に収入制限を設けている割合が、人事院の調査によりますと約八五%で、さらに、収入制限の額として七割が百三万となっている。  ですから、この事実を前提にして...全文を見る
○古川(元)委員 時間が来たので終わりますが、やはり税でありますから、イメージだとかそういうことだけで、そして思わぬところまでいろいろな影響も与えかねない話ですから、しっかりそこは慎重な議論をした上で物事を進めていただきたいということを最後にお願いして、質問を終わります。  ど...全文を見る
11月02日第192回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○古川(元)委員 民進党の古川元久でございます。  総裁、お疲れさまでございます。  きのうの会見、今はネットで中継しているんです。中継で私も見させていただきました。一時間以上を超える記者会見、先ほど伴野さんからもお話がありましたけれども、なかなかきのうの会見は大変だったんじ...全文を見る
○古川(元)委員 確認ですけれども、要は、結果的に、過去のも見れば、確かに金融政策が物価に大きな影響を与える。しかし、物価は貨幣現象だという経済理論、そんな簡単なものじゃない。そういうことですよね。それでいいんですね。
○古川(元)委員 ありがとうございます。  フリードマンさんはそうだと思うんですけれども、岩田副総裁は昔そんなようなことを、本を読むとそう書いてあるように私は認識をしたものですから。そこのところは、総裁は少しフリードマン的な、もうちょっと幅広く考えていらっしゃるというふうに認識...全文を見る
○古川(元)委員 総裁の頭の中では同じだと思っているかもしれませんけれども、やはり世間の受けとめ方は違うんですよ。  総裁は最初に何とおっしゃったか。期待に働きかけなきゃいけないというふうに言われましたでしょう。期待というのは、いい期待もあるけれども、逆に、期待、エクスペクテー...全文を見る
○古川(元)委員 それではお伺いしますが、もし、日本の方の期待物価上昇率がずっと上がっていって二%を安定的に超えてくるような状況になったら、実際の物価上昇は二%に届かなくても、やはりそのときには政策変更というのはあり得るということですか。
○古川(元)委員 そうすると、確認ですけれども、日銀が出している二%の物価目標というのは、もっと後ろを突き詰めていきますと、要は、期待物価上昇率、それが二%以上にアンカーされるような状況、そういうことの意味で認識として理解していいということですね。
○古川(元)委員 でも、仮に、実際に物価は二%にはまだいかないけれども、先に期待物価上昇率が上がる可能性はありますよね。それはないとは言えませんよね。そういう場合は、これは確認ですけれども、総裁はさっき、そういう状況になればそれはアメリカみたいにテーパリング等があり得ると。そうい...全文を見る
○古川(元)委員 私は、この二%、目標として掲げることはいいと思うんですけれども、先ほどお話ししていらっしゃいますように、物価を上げること自体が最終的な目的ではなくて、やはり経済を安定した状況にするということ、それが金融政策の目的でもあると思うんです。その一つの指標として、まさに...全文を見る
○古川(元)委員 従前も長期金利に影響を与えていたと言いますけれども、日銀は今までなるだけ市場の自主性を尊重した方がいい、そして市場からの情報をやはり大事にするべきだ、重要だというふうに言っていたわけです。  そういった意味では、今、マーケットが、債券市場がほとんど機能していな...全文を見る
○古川(元)委員 ハイパーインフレというのは、別に容認しなくたって、起きてしまうときは起きてしまうんだと思うんです。そういう問題だと思うんです。  時間がなくなりましたから最後の御質問にしますけれども、総裁、今やっていることは、さっき、オーバーシュートコミットメントもほかの国は...全文を見る
○古川(元)委員 時間が来ましたので終わりますけれども、また別の機会に議論させていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。