古川元久

ふるかわもとひさ

小選挙区(愛知県第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数8回

古川元久の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第142回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○古川委員 民友連の古川元久でございます。  本日は大臣に、今後の地方自治のあり方につきまして、税の問題を中心にいたしまして、基本的にどのようなお考えを持っておられるのか、お尋ねをさせていただきたいと思います。  余り細かい話に入らなくて、むしろ大きなお話をいろいろ、大臣の率...全文を見る
○古川委員 今大臣は車の両輪というお話をされましたが、四WDであって、国と地方が両方ちゃんと機動力があってそれで動いているのであれば、それは私も大臣のおっしゃることがそうかもしれないなという気もいたしますけれども、今これは前輪か後輪、どちらでもいいのですが、とにかく国の方だけ機動...全文を見る
○古川委員 今大臣、国の借金と地方の借金のお話を、両方とも苦しい中で借金をしているというお話がありましたが、「都道府県展望」二月号の中で、東京大学の神野教授は、国の借金と地方の借金は違うのだというような議論をされておられるのですね。  国の借金の場合は、要は、いわば国民と政府の...全文を見る
○古川委員 大臣のお考えになっておられる国と地方との関係が少し明らかになってきたような気がいたします。  今の大臣が考えておられますような、国と地方が対等の関係というようなことをおっしゃられました。そういう関係をつくっていく手順として、私がちょっとお伺いしたいのは、どのような手...全文を見る
○古川委員 いろいろ議論がされておるのであれば、ぜひそういうものを早く示していただきたいと思うのですが、私はやはり財源の移譲こそがまず最初に行われるべきものではないのかなというふうな気がしております。  幾ら機関委任事務を廃止したり補助金を整理縮小したりしても、地方にお金がなけ...全文を見る
○古川委員 中長期的にという話がありましたけれども、繰り返しになりますけれども、私などは、分権といえども要は地方の側にお金がなければ自立する気持ちにもならないと思うのですね。今のままですと、とにかく下手に国に逆らうよりも、黙っていい子にしていれば何とか生かしてはくれる。ぜいたくは...全文を見る
○古川委員 この連邦制を認めるか認めないかというのは、かなり議論をまだまだしていかなければいけない話だと思います。  ただ、私は、本当にこの国のかたちを再構築するというのであれば、やはり今大臣のおっしゃったようなものですと、結局は、最終的なところは国が決める。先ほど私も申し上げ...全文を見る
○古川委員 では、これで質問を終わります。ありがとうございました。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○古川分科員 民友連の古川元久でございます。  きょうは、大臣もお疲れのところ、時間を少しいただきたいと思います。御予定が入っておられることは知っております。最初の十五分ほどだけ大臣にちょっとおいでいただいて、その後は事務方の方にお話を伺わせていただきたいと思います。  まず...全文を見る
○古川分科員 かつて私が大蔵省に勤務しておりましたときに、消費税を国民に御理解いただくということで、今の総理が大蔵大臣のときに、国民の皆さんに御意見をいただきたいという広告を出した。そのときには何万通という意見が来たのです。  それにすべて、全員ばらばらという文書ではありません...全文を見る
○古川分科員 かなりの大学がと、ほとんどだがとおっしゃいますが、常識的に考えれば、これはすべての大学において、むしろ必要のない規制なはずなんですよね。今申し上げたように、とにかく耳が聞こえないだけ、それでわざわざ、何でそんなに早く事前にそういうことを通知しなきゃいけないのか。これ...全文を見る
○古川分科員 ありがとうございます。大臣の決意をお聞かせいただきまして、本当に私も心強く感じました。  大臣、御予定があると聞いておりますので、どうぞ御退席ください。  それでは次に、知的障害児の高校進学についてちょっと御質問をさせていただきたいと思います。  ノーマライゼ...全文を見る
○古川分科員 各学校の判断にゆだねるというお話をされますが、こういう問題についてはかえってそういう形でゆだねることが、それは、高等学校の側からしてみれば、そういう生徒が入ってくるということはやはりそれだけの配慮もしなければいけないですし、とりわけ最近においては、余り問題が起きない...全文を見る
○古川分科員 お言葉を返すようですがというお話がありまして、私もちょっとお言葉を返させていただきますと、それぞれの学校がそれぞれの学校の自主性でというお話をされました。では、子供の側にとっても、それぞれの子供が、そして親がそれぞれの考え方で学校を選ぶ、そうした権利あるいはそういう...全文を見る
○古川分科員 今の現実を見てみますと、そういう定員割れのところを受けて落っこちた、教育委員会といろいろ相談をしてみる、それで次を受けてみた、落っこちた、それで定時制を受けてみたら受かったとか、それはもう受けてみないとわからないみたいな、非常に子供にとって、あるいは親にとってみたら...全文を見る
○古川分科員 ぜひともそうした形で、やはり少しでもそうした子供や、あるいは親御さんの負担を少なくするような工夫をしていただきたい。紋切り型に健常児と障害児を、ある意味でそういうところだけ平等に扱うのではなくて、むしろそこは、何らかの特別な扱いをしたからといって健常児の方から、ある...全文を見る
○古川分科員 ありがとうございました。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○古川分科員 民友連の古川元久でございます。  本日は、今小沢先生から大変夢のある将来的な話がありましたが、私も夢のある話も一つ質問させていただきたいと思いますが、もう一つ、非常に身近な生活、足元のお話をちょっと御質問させていただきたいと思います。  まず、さきに行われました...全文を見る
○古川分科員 今のお話だと、このペースで少しずつ努力していきますというふうにしか見えないのです。これは、先ほど私が申し上げましたように、今のようなペースだと、このノンステップバスを導入することによって、例えば車いすの方の生活範囲がどれだけ広がるかとか、そういうものが目に見えた形で...全文を見る
○古川分科員 今、大臣から大変心強いお話を直接いただきましたので、ぜひともそのような目に見えるような形で、やはりせっかく国民の税金を使ってやられる補助事業ですから、それが、やっていますよという形だけではなくて、本当に使う人の側にとって、ああ変わったのだなということがわかるような形...全文を見る
○古川分科員 今、規制緩和の時代というふうに言われておりますが、私は、例えば環境の面については、むしろ規制をしてでもそういうものの導入を促進をしていくというようなことが本当の意味でめり張りのきいた行政のあり方であり、またそれがまさに生活をしている者から信頼をされるような行政にして...全文を見る
○古川分科員 社会一般のこうした車いす利用の方に対する認識も変わってきております。先ほど申し上げたように、別に運転手の人がお手伝いをしても、あるいは乗客の中の人が手をかしても、バスに乗るくらいに必要な介護は十分にできるはずだと思いますから、こうした差別をするような通達は早急になく...全文を見る
○古川分科員 大臣にちょっとこれはお願いをしたいのですが、実は私、自由貿易地域の話を聞こうとしましたら、運輸省から、いや、うちじゃないです。通産省の方に行ったら、いやうちは貿易の話はできますが、税金の話は大蔵省です。大蔵省は、税金の話だけれども、そういうふうに設定するかどうかはう...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 地方行政委員会 第9号
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○古川委員 私は、民友連を代表しまして、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。  まず最初に、私どもは、地方に対し一刻も早く地方の自主財源たる地方交付税を交付できる状況にしたいという点に関しては、政府の考...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
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○古川委員 民主党の古川元久でございます。  私の方から三十分質問させていただきまして、その後、同僚議員の松沢議員に引き継ぎたいと思います。  私は、現在審議されている基本法案につきまして、これは総理もこの行革の基本方針を定めるいわゆるプログラム法だという認識でおられるという...全文を見る
○古川委員 また聞きますから、いいです。  今、百名前後というお話がございましたけれども、では、ここの推進本部で、この中央省庁の再編について当然各省設置法をつくらなきゃいけないと思うのですが、そうすると設置法の作成まで行うことになるのですか。
○古川委員 それだけでも相当膨大な作業になる と思うのですけれども、そうした設置法であれば、これはいつまでにつくる予定というか、めどで考えておられるのですか。
○古川委員 今の長官のお話で、来年の今ごろまでには設置法が出てくるというお話をされましたけれども、果たして本当にそういう膨大な作業をこれから一年足らずでできるのか、しかも百人足らずという人数ですね。  これは、先ほどおっしゃっただけの作業をやるというのは、私も役所の中にいて、そ...全文を見る
○古川委員 時間が余りありませんから、簡潔にお答えをいただきたいと思うのですが、要は関与するというわけですよね、これに各省庁。  そうしますと、今長官は大変に役所に対して好意的な感じを持っておられるようですが、私なんかが見ている範囲内で、あと聞いている範囲内でですと、今ある省庁...全文を見る
○古川委員 私は、この改革がまさに大改革であるからこそ、国民から見て、今現存する官庁の省益だとかそういったものが表に出ないように、むしろこの推進本部できっちりやるならやり切る、やはりそこを約束してもらいたいと思うのですね。今の、大改革なんだから今のお役所もみんな含めてやりましよう...全文を見る
○古川委員 再三になりますけれども、短く簡潔にお答えいただきたいのです。  私が聞きたいのは、要は推進本部だけでやり切るのかどうか。政治のリーダーシップは、これは当たり前の話です。しかも総理はいつまでやっているかもわからないわけですし、そういった意味では、もうこれが完璧だとは言...全文を見る
○古川委員 そうすると、要するにお役人ということになるわけですよね、これは。この辺の話、先ほどの長官の話もそうですけれども、すべてこの法案が通ってからだ、それからだと言われるのですけれども、この法案を審議するに当たっては、当然、その後どういうものを想定しておられるかということがは...全文を見る
○古川委員 そうしますと、事務局長は内閣審議官を充てるというふうになっていますが、これは お役人じゃなくて民間人だというふうに考えてよろしいということですか。
○古川委員 最終報告では、「内閣官房は、内閣総理大臣により直接選ばれた(政治的任用)スタッフによって基本的に運営されるべきもの」であるというような記述がありますよね。それであれば、そこを選ぶ、これは総理が最終的に選ぶのかもしれませんが、長官のお考えとしては、この場合の事務局長とい...全文を見る
○古川委員 そういうことであれば、やはり今どこかの役所に属している人じゃないというふうに考えるのが普通ですよね。そのようにとらせていただきたいと思います。  それで、ちょっと時間がなくなってきましたので、もう少し先の話に進ませていただきますが、今、中央省庁の改革基本法案、この法...全文を見る
○古川委員 長官は、先ほどの御答弁の中で、これからどんな設置法ができていくかというのはかなり細かい話まで、今までの各省庁との協議とかなんかそういう中で出てきたというお話をされましたよね。そうなりますと、今準備室にいる人たちというのは、まさにこれまでの、ずっと行革会議からの経過、流...全文を見る
○古川委員 時間が来ましたので終わりますけれども、ぜひともこれは、人の問題というのは大きな問題でありますから、長官におかれましても真剣に考えていただきたいと思います。  ありがとうございました。
05月08日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○古川委員 民主党の古川元久でございます。  連日で長官もお疲れかと思いますが、最初、先日私が御質問させていただいたことにまた絡んでちょっと入っていかせていただきたいと思います。  先日もお話をさせていただきましたけれども、この基本法案は何といってもプログラム法でございます。...全文を見る
○古川委員 長官の熱弁は結構でございますが、時間も限られておりますので、聞いたことに簡潔にお答えをいただきたいと思うんです。  民間の人に話を聞くのもいい。気迫はいいです、気迫だけで法律ができるわけじゃないんです。これからの設置法づくりというのは、本当にこれはかなり細かな実務的...全文を見る
○古川委員 前向きでとおっしゃいますけれども、各官庁のこれまでの行革会議の中でのいろいろな動きというのは、あれは前向きですか、皆さん。とにかく各官庁みんな、できれば何とか自分の官庁だけは残したいみたいな話で動いたのではないですか――いえ、長官がお話しになると長いですから。  こ...全文を見る
○古川委員 協力を求めるし、各官庁は協力するだろうという話でありますが、先ほども申し上げましたけれども、行革会議の議論の中で各省庁がどういう行動をしてきたか。それはむしろこの行革に反対するような方向で動いてきたわけでしょう。しかも、この行革会議の委員であったり、あるいは、後からち...全文を見る
○古川委員 そういう精神論を言われても、この問題については、やはりとにかく異常にみんな――この前の参考人のお話でもあったんですが、決してこの法案がいいとはとても思っていない、しかし、これでもやらないとまだ、一つのある意味では枠でもつくらないと全然何も進まないからやるべきだという賛...全文を見る
○古川委員 これはもう何度も繰り返しになりますけれども、私が聞いているのは、各役所がどういう形でこれに関与してくるのか。やはり何らかの形で限定をしないと、いつの間にか今の役所が事実上今度の新しい設置法までつくってしまうような、そういう状況になってしまう。  長官、いみじくも自分...全文を見る
○古川委員 後戻りとおっしゃいますが、そもそもこの法案は別に前にも進んでいないわけです。では、何からもって後戻りと言うのかというのがほとんど、これからのつくり方によって全然ですからね。ですから、個々の議論をしても仕方ない。  では、ちょっと切り口を変えます。  今、そうやって...全文を見る
○古川委員 本来であれば、どういったものをつくるかというのは、やはりこの国会審議の過程で、それは総理が決めることかもしれませんが、我々がこの法案を審議するに当たっては、当然ある程度、どんな形、どんなものを考えられているのか、どんな権限を持つものをと考えているのか、それくらいのもの...全文を見る
○古川委員 参与の重要性は、確かにそういうものも重要なんですが、それがどれだけ今後の作業において影響力を持ってくるのか、やはりそこの方が大事だと思うんですよね。いや、意見は聞きました、皆さん大変いい意見をいただきました、そこも踏まえてつくっていますからと言っても、そこを本当に踏ま...全文を見る
○古川委員 そうしますと、この広範な裁量権を生み出している大もとは、やはりこの設置法だというふうに言われているわけなんですね。設置法には、所掌事務とそれに対応する権限の規定があって、そこがいわば裁量権の根拠となって行政指導が行われている。通産省なんかは典型的な設置法行政、通産省の...全文を見る
○古川委員 わかりやすいようにと今おっしゃいましたが、私が今聞いた、例えば宇宙の利用を推進することというのは、これはわかりやすいことですか。わかりにくいでしょう。こんな形に権限規定をつくっていること自体がやはりおかしいわけでしょう。だから、確かに国民から見てわかりやすいのはどうし...全文を見る
○古川委員 これまでそうだったという話なんですが、今度やろうとしているのは、これまでとは離れて新しい「この国のかたち」を考えようとしているわけでしょう。これまで設置法の中に所掌事務と権限の規定が一体化していたから、基本的にそういうものを引き継いでいくというのは、そもそも考え方から...全文を見る
○古川委員 時間がなくなりましたけれども、規制緩和をしていくと一方で言いながら、この広範な権限規定を設置法に残して、そして行政裁量を残すようなことがあっては、結果として許認可を幾ら減らしたって――別に通産省なんて許認可は要らないわけです、今までだって別に許認可がなくたって行政指導...全文を見る
○古川委員 時間が来たので終わります。ありがとうございました。
05月12日第142回国会 衆議院 本会議 第37号
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○古川元久君 私は、民主党を代表して、政府提出の中央省庁等改革基本法案に反対、民主党提出の行政改革基本法案に賛成の立場から討論を行います。(拍手)  今回の行政改革においては、中央政府のスリム化は大前提であり、不可欠な改革であります。当然、橋本総理もこの点を以前から何度も繰り返...全文を見る
09月01日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第6号
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○古川委員 民主党の古川元久でございます。  今、山本議員からも野党案について若干ありましたが、この委員会に付託されております、そして私たち野党三会派が提出をさせていただこうと思っておりますこの金融関連法案を審議するに当たりましては、宮沢大蔵大臣のやはり基本的な現状の認識あるい...全文を見る
○古川委員 私が今大臣にお尋ねしたのは、確かにセーフティーネットが七十年前と比べればある、いろいろな形で過去の悲劇を繰り返さないような状況はできている。その話はわかるのですが、じゃ、今の日本経済の現状あるいは世界経済の状況、それを見て、まさにニューヨークなんかでもこれだけ、ここわ...全文を見る
○古川委員 大臣はそうおっしゃるわけですけれども、最近、こういう「「大恐慌型」不況」なんという本も結構売れているみたいなんですね。お読みになられたかどうかわかりませんが、これなんかだと、現在の不況というのは従来型の不況と違って、先ほど大臣がおっしゃった、失業に対するセーフティーネ...全文を見る
○古川委員 そういう抽象的な話しかできないというふうにおっしゃるんですが、この金融問題を考えるに当たっては、今の日本経済の状況がデフレ的な状況なのか、あるいはそうじゃないのかということを確認することは極めて大事だと思うのです。  なぜかといえば、デフレの状況下では、要は、不良債...全文を見る
○古川委員 今大臣の方から、アメリカの当局の方がギャンブルをしたと話をされていましたが、それはやはり私は一種の危機管理だったと思うのですね。危機管理の体制をとっている。  私は、今の政府の金融行政を見ていると、そういう危機管理体制にあってそうやっているのか、あるいは通常の行政体...全文を見る
○古川委員 今危機管理の話が出ましたので、ちょっとそこについて、大臣も一般的なお答えをされるのがお得意のようでございますので、一般的なことでお伺いしたいのですが、そもそも危機管理というものはどういうものだというふうに大臣はお考えになっていらっしゃいますか。
○古川委員 そういう状況にするための危機管理の体制、つまり、当局として、政府としてどういう体制をしくのが本来のあり方だというふうに思いますか。
○古川委員 ちょっと私の聞き方が悪いのかもしれませんが、危機管理体制という場合には、やはりある意味で権限と責任を一カ所に集中させて、そこでやはり集中的に管理して指揮していくということが必要じゃないかと思うのですね。これは恐らく賛同いただけると思うのですが、そういった意味で、私たち...全文を見る
○古川委員 大臣、私が聞いておるのは、今の危機管理の体制が権限と責任がばらばらになっていて、こんなことではすき間に落ちちゃうことが起こるんじゃないかと言っている話で、我々が提案している株式を取得して特別な公的管理に入れるとか、そういう話を聞いているんじゃないんですね。  さっき...全文を見る
○古川委員 私は、今ここまでいろいろな事態が大きく問題になってしまったのは、やはり政府、とりわけ大蔵省に対する信頼感が欠如してしまっている、いわばそういった意味では、今の状況というのは、金融危機でもありますけれどもクレジビリティークライシスだと思うのですね。その信用をどうしたら取...全文を見る
○古川委員 それは私は逆だと思いますよ。今、本当に正常に返したいと思って一生懸命やっても、何をやっても、大蔵省の役人が言うとだれも信用してくれない、信用してくれないからまたうまくいかない、まさにこれはクレジビリティークライシスですよ。本当は、信用があれば、やることも出してくること...全文を見る
○古川委員 では、そういうマーケットに対して、政策当局としてはどのような対応をしていくべきだというふうに考えておられますか。
○古川委員 そうしますと、大臣は、基本的にはマーケットはあるがままに任せておく、そして何か起こったらそこに後から対応をしていく、それが基本的な政策当局の姿勢だと考えておられるというふうに認識してよろしいですか。
○古川委員 大臣が前々からマーケットを尊重されておられることは私も承知をしておりますが、私は、マーケットというのは、もちろんこれは基本的には自律的なものに任せなければいけないのですが、しかし、やはり政策当局というのはある程度マーケットの先というものを読んで、それに、先々のところに...全文を見る
○古川委員 世界とこれから競争していくということであれば、これは現状でいいますと、BIS基準、いわゆる自己資本比率八%が求められている銀行は、平成八年で八十一行、平成九年になってもまだ四十五行あるわけですね。世界で競争できるのは、こんなに必要ないですわね。  そういった意味では...全文を見る
○古川委員 要は、今自分で金融機関に任せておいたら、金融機関はとにかくできる限り生き延びられるだけは生き延びて、最終的に市場に追い詰められたら動こうというのが、残念ながら今までのところの金融機関の一般的な行動ですね。まさに長銀なんかもそういう事例だと思うのですが、これは、そうした...全文を見る
○古川委員 そう長く続くとは思わないとおっしゃいましたけれども、では、どれくらい続くのですか、これは。
○古川委員 先が見えているとおっしゃいますけれども、先が見えていないからこんなにおかしくなるのではないですか。先が見えていればこんなにおかしくなるはずないと思うのですよ。しかも、世界の情勢もあるということです。  まさにいみじくも、日本の金融機関の不良債権の問題なんというのは、...全文を見る
○古川委員 この辺で、要するに今の状況をそうやって悲観的に考えるか楽観的に考えるかによって、これはかなり対策の打ち方が違いますよね。  悲観的に考えて楽観的に行動する、それが基本的な行動のパターンではないかということもよく言われますが、今の政府は、楽観的に考えて、今の長銀の問題...全文を見る
○古川委員 支援をしろと言われても、それは乗れない相談なんですね。特に長銀問題なんかは、これはまさに逆に進んでしまうのですよ。  要は、長銀、きのうも頭取もいらっしゃっていました。ある意味で長期信用銀行が、もう既に何十年も前に、何十年も前といっても二十年ぐらい前かもしれませんが...全文を見る
○古川委員 この問題につきましては、同僚議員であります仙谷議員からまた質問させていただくと思いますのでこれぐらいにしておきますが、今の政府のやっている、きょうの大臣のお話を聞いていても、どうも手法があべこべだと思うんですよね。平時には銀行なんかにもあれこれ細かいことを指示しておい...全文を見る
○古川委員 今、議会とかあるいは枢密院の話が出ましたけれども、最近よく高橋亀吉さんが書いた「昭和金融恐慌史」についてちらちら引用されて、まさに今大臣がおっしゃったみたいなところ、そこをちょっと読んでみますと、  震手処理法案は、その表面理由はともあれ、そ  の実際的適用におい...全文を見る
○古川委員 ビスマルクは、賢者は歴史に学び、患者は経験に学ぶと言ったといいます。平成の高橋是清とちまたで言われている大蔵大臣でございますから、どうか歴史からきちんと学んでいただきたいということをお願いして、質問を終わります。ありがとうございました。
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○古川議員 お答えいたします。  ただいま石原委員から御指摘をいただきました破綻の認定でございますけれども、政府におかれましては、これは原則的に預金保険法の第二条の第四項にある規定の破綻金融機関の定義、すなわち「業務若しくは財産の状況に照らし預金等の払戻しを停止するおそれのある...全文を見る
○古川議員 その点に関しましては、私たち、金融再生委員会がしっかりとこれは規則を定めてやっていくわけでございまして、そもそもそこの金融再生委員会が定める規則の基準というものが、これは政府とは基本的に変わってくるのではないかというふうにも考えております。  と申しますのは、私ども...全文を見る
○古川議員 そこのところ誤解があったようでしたらはっきり申し上げたいと思いますが、私どもは、例えば長銀問題などは、もう実質的に債務超過に陥っている、そういう銀行である、ですから、政府の方は、監督庁も含めて債務超過ではないというふうにおっしゃっておられるわけでありますが……石原委員...全文を見る
○古川議員 私たちは、これを強制的に引き当てるということは考えておりません。
○古川議員 基本的にそれは各銀行に任せられることでありますが、その引き当て率につきましては、金融再生委員会がガイドラインを提示し、そして各銀行が各分類についてどれだけ自分で引き当てるか、そこの部分については公表させるということにしております。
○古川議員 基本的には、その段階ではもちろん有税でやる。ただ、最終的にそれが本当に損になれば、その時点で、当然それは、今の制度の中でも一年に限っては繰り戻しなども含まれておりますから、そうした部分で、最終的に税の話と引き当てのところをどうするかということは、またこれは別の問題だと...全文を見る
○古川議員 お答えをさせていただきたいと思います。  ただいま政府・与党から出されております案におきましては、金融機関が破綻した場合には金融管理人というものを置きまして、そのもとでまず営業譲渡ができるかどうか、そういうことを考えるわけでございますが、大手の銀行の場合、この金融管...全文を見る
○古川議員 お答えいたします。  私どもが、今委員御指摘のような大手の、破綻をすると大変に影響が大きい、そして、清算をさせるようなことでは、これは周りに与える影響、そしてシステミックリスク、そのような観点から、やはり特別公的管理に入る方がふさわしい、そういうように判断したものに...全文を見る
○古川議員 まさに、今委員と監督庁長官とのやりとりを聞いておりまして、この辺が我々野党も危惧をしているところでございまして、まさに今この委員会で審議をしております問題について、要は監督庁を初めとする行政の行っている検査が信用されていない、まさにクレジビリティークライシスとも言える...全文を見る
○古川議員 お答えいたします。  委員御承知のとおり、私どもの提案させていただいております法案では、金融機関の破綻処理の大原則の一つといたしまして、経営の健全性の確保が困難な金融機関を存続させない、それを大原則にしております。ですから、その意味では、私どもは、原則としては金融整...全文を見る
09月08日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第11号
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○古川議員 金田委員にお答えをいたします。  ただいまの問題につきましては、委員からアメリカの基準よりも厳しいのではないかというお話がございましたが、今、日本の金融機関が置かれている立場は、健全である金融機関までもがすべて、日本の金融業界全体が、銀行全体が悪いのではないか、そう...全文を見る
○古川議員 お答えいたします。  実は私のところにも地元の信金の理事長さん、会長の信金の方がいらっしゃいました。どうも誤解をされておられるようでございます。ひょっとすると金田委員も誤解をしておられるかもしれませんが、私どもは、第二分類になっている、そこの企業の名前まで公表しろと...全文を見る
○古川議員 先ほど金田委員は、ディスクロージャーについて、我々の案がアメリカよりも厳しいのではないかというお話がございましたね。  アメリカの方では、第二分類をもう少し細分化しているのですね。そういった意味では、私たちが言っているのは、アメリカよりもまだ今の日本の方は、つまり第...全文を見る
○古川議員 今委員御指摘のとおりでございますし、また、それに加えまして、私どもがなぜこういう金融再生委員会という形で一元化して権限と責任をここに集中させようとしたか。  私たちが提案しておる、そして私たちが現状認識しております金融の状況は、まさにこれは危機管理をしなければならな...全文を見る
○古川議員 最初に、ちょっと委員にお話をさせていただきたいと思うのです。  私も、委員の巧みな会話に昨日引きずられたような感じで、ちょっと私ども、しっかり委員がおっしゃっている意味を理解せずに答弁をさせていただいたことがあるのですが、この不良債権処理の問題、今、私ども野党三会派...全文を見る
○古川議員 先ほどの私の発言が、本筋じゃなくてちょっと横筋じゃないかと申し上げたのは、今私たちが提案をさせていただいている四法案の審議をするに当たっては、限られた審議時間の中ですから、できればその問題のところで深くお互いの理解を深められるような形で審議を進めていっていただけたらあ...全文を見る
○古川議員 この前も、先ほども繰り返しましたけれども、ここでこういう形で議論を深めるのはいかがか、もっとそれは、本来は私たちの修正案も出たところでやられた方がいいんじゃないのかなという気はいたしますが、一般論として申し上げれば、当然、これは有税で積み立てるということになればその分...全文を見る
○古川議員 ちょっと委員がおっしゃっている趣旨がよくわからないのですけれども、私どもは、銀行に対して情報開示を義務づけるのは、それは、各分類債権がどれくらい、総額幾らあるのか、そしてそれについて引き当てがどれくらいされているのか、その部分について開示していただきたいということであ...全文を見る
○古川議員 情報開示は、これは、銀行の経営の健全性がどういうふうに担保されているか。つまり、銀行は、普通は大手なんかですと当然株式市場なんかにも株式を公開しているわけでございますから、そうした一般投資家あるいは企業、その銀行と取引をする人にとって必要な情報が開示されればいいわけで...全文を見る
○古川議員 私も委員と同じように役人をやっておって、企業経営をしたことがありませんから、その立場というのは、あくまでこれはその立場になってみないとなかなかわからない話だと思いますが、一般的に、銀行との取引の間では、どこに分類されているかというよりも、ちゃんと自分のところに必要な資...全文を見る
○古川議員 特定合併とは、二〇〇〇年度末までの時限的措置として、要は、複数の経営が悪化した、破綻した金融機関同士が新設合併する場合に、金融監督庁長官のあっせんがあれば特定合併に対して資金援助が可能になっている、その仕組みのことを言っておられるというふうに理解しておりますが、我々は...全文を見る
○古川議員 金融再生委員会につきましては、現下の危機的な金融の状況、これを二〇〇一年三月までという期間を区切って短期集中的にこの間に処理する、そういうものでございますので、その形でそのことに集中することにしておりますが、この金融再生委員会をつくることによって、ここに金融行政に関す...全文を見る
○古川議員 これは、大蔵省設置法の方を一部を改正いたしまして、従来の、要は、金融監督庁の指示のもとでやっていた、あるいは大蔵省の指示のもとにやっていた部分は、これは再生委員会の指示、委任、委託を受けてやるような形になるという感じになると思います。  ただ、この部分につきましても...全文を見る
○古川議員 基本的には、裁判所の認可につきましては、今おっしゃいました柱書きの部分も含めて、委員会が決定をしました事項について、これは基本的には裁判所の方がそれほど、実質的なことを決定するというよりも、むしろそこは客観的条件がそろっているか、ある意味で条件を満たしているかというも...全文を見る
○古川議員 今委員の御指摘の「金融機関の申出」は、御承知のようにこれは雑則のところに入っておりまして、これはそもそも、金融再生委員会が、いわゆる特別な公的な管理に入るか、あるいは金融整理管財人をつけるか、その判断をする前のところのアクションを起こすときの両方にこれはかかっているん...全文を見る
○古川議員 法案の方に、私ども、破綻処理の原則として六つの原則を挙げさせていただいております。  第一には、破綻した金融機関の不良債権等の財務内容その他の経営の状況を開示すること、いわゆるディスクロージャーでございます。また、経営の健全性の確保が困難な金融機関を存続させないもの...全文を見る
○古川議員 もちろんそういうふうに考えておりますが、民間銀行だけじゃなくて、これから金融ビッグバンの中では、場合によっては、民間企業でこういうことをやるところに営業譲渡してもいいというふうに考えております。
○古川議員 御指摘のような指摘を与党の自民党の中の議員でもされておられるような方がいらっしゃいますが、私どもはそこまで強制をさせる必要はないのではないかと。むしろ基準としてのガイドライン的な、一般的に、過去、ここ数年来、バブル崩壊後の数年来の不良債権率などを、各分類ごとの不良債権...全文を見る
○古川議員 その点は委員がかなり深読みをしておられるのではないのかなという気がいたしますが、そこの、どちらで、どのような形で金融整理管財人を置くのか、あるいは特別公的管理に入るのか、それは金融再生委員会がこの条文に基づいて、その状況を見て判断するものでございまして、地方銀行がどう...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第12号
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○古川議員 宮本委員の御期待は、確かにそういうふうに今の現状を見たいというふうに思われるお気持ちはわかりますが、確かに私たちは、やはり政治家として、長期的には日本の国がこの状況から立ち直っていける、そういう楽観的な感覚を持たなければならないのではないかと思いますが、今の現状を見る...全文を見る
09月14日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第15号
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○古川議員 濱田委員の御質問にお答えいたします。  私自身も、一時は大蔵省に籍を置きました者として、このような事態を招いていることを大変に残念に思います。  まさに今の金融危機を招いている状況の大きな背景にあるのは、大蔵省がやってきた金融行政に対する信頼感が失われてしまった、...全文を見る
○古川議員 全く委員おっしゃるとおりでございます。
10月13日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第22号
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○古川委員 民主党の古川元久でございます。  一カ月半近くにわたりまして、二カ月近くになりましょうか、この特別委員会で、我が国の金融システムが一日も早く本当に安定するように、そして、二十一世紀に向けて一日も早く、金融システムが足を引っ張ることによって経済状況がますます悪化してい...全文を見る
○古川委員 ありがとうございました。  坂口先生の苦悩が今の御答弁からもかなりうかがえました。お気持ちをお伺いしただけでございましたが、次に聞こうと思っております、今提出されております修正案と私ども民主党が提出いたしました修正案と、どういうふうな違いがあって、どこがすぐれている...全文を見る
○古川委員 大先輩の御答弁ですので、私の理解が足らないのか、あるいは状況が、ここ毎日のように二転三転いろいろしておりますので、その案に私が気がつかないところで変わっていたのか知りませんが、今の藤井先生のお話を聞きますと、私どもの修正案にはちゃんと引き当て率等まで法律の中で明示して...全文を見る
○古川委員 今のお話の中で、ここだけ確認しておきたい。〇は入っているのですか、入っていないのですか、どっちですか。
○古川委員 では〇%も入っているというか、〇%ということは破綻なんではないですかね、それは。答弁されますか。
○古川委員 ということは、では〇は入っているというふうに考えていいわけですね。そうしますと、藤井先生のおっしゃることと矛盾するのではないですか、藤井先生。
○古川委員 鈴木先生がお話しされますと長くなりますが、ちょっと鈴木先生、今週の週刊東洋経済で、「自己査定に基づく不良債権を自主開示し、第Ⅳ分類は一〇〇%、第Ⅲ分類は七五%、第Ⅱ分類は二〇%の引き当てをする。その結果、自己資本比率が国際業務をする八%銀行の場合は二%以下、国内業務限...全文を見る
○古川委員 日ごろはっきりと筋を通される鈴木先生の御発言としては、何かきょうは非常に奥歯に物が挟まったような言い方で、従来から自由党さんは、経営の健全性の確保が困難な金融機関は存続させない、これははっきりとおっしゃってきたわけですね。まさにこのインタビューでもその部分ははっきりさ...全文を見る
○古川委員 今の保岡先生のお話を伺いますと、鈴木先生がおっしゃっているような清算に向かうような部分は極めて例外的であるというふうに見ますけれども、鈴木先生、それはいいのですか。
○古川委員 三党協議の中で、鈴木先生が、とにかく整理という言葉もだめだ、清算という言葉を使えと。そこまで存続可能でない銀行については原則清算だというふうに主張されておられた同じ先生がこういう御答弁をされるということについて、私も尊敬しておりました先生の御発言で、大変に残念でござい...全文を見る
○古川委員 ということは、引き当て率等については、金融再生委員会は実態的には金融監督庁に要は丸投げしてしまっているわけですよね。これで本当に基準が明示されていると言えるのかどうか。  坂口先生に御質問いたしますけれども、とりわけ平和・改革さんは、さきの金融再生法案の協議のときに...全文を見る
○古川委員 お気持ちはわかるのですけれども、共同提出者になられるということは、まさに責任を共有されることになるわけですから、そういった意味で、本当にこれで――私たちが出した再生法案のときには、これは金融再生委員会が委員会規則で決めるということになっていました。今回、私たち、修正案...全文を見る
○古川委員 ということは、今の山本先生のお話ですと、ここに「実態を踏まえて定めるところにより、」とありますが、これは規則で定めてもいいというふうに理解していいということですか。
○古川委員 そういうふうに再生委員会が定めることということであれば、そういうわかりにくい、まさに裁量行政をできるだけ今や排除していこうということになっているわけでありますから、そういうことであれば、坂口先生、今のお話であったように、そこまでは、規則で定めるということまではいいとい...全文を見る
○古川委員 大臣、大変にきょうは、きのうの鈴木先生とは違って御気分を害しておられるようでございますが、私がお伺いしておりますのは、この法案によってどういう形で金融再編が進んでいくことになると考えておられるのか。これは、出したからといって、いや、このままずっとあとはやるままに任せて...全文を見る
○古川委員 この今出ている法案です。
○古川委員 この早期健全化スキームの、今まさに審議している法案です。
○古川委員 いや、修正後の法案。
○古川委員 だから、自民党さんとこちらの平和・改革さんとみんなで出しておられる、今まさにここで審議している法案です。
○古川委員 ですから、今まさに、三会派の。
○古川委員 今のお話、別にこの法案があろうがなかろうが、いつも何か聞かされておるお話のような気がいたしますが、この法案ができることによって、金融再編どのように進んでいくと思われているか、平和・改革さんと自由党さんからお話を伺いたいと思います。
○古川委員 時間になりましたので終わりたいと思いますが、私は、この法案が本当に今、藤井先生がおっしゃったような形でワークするのであればそれはいいのでありますが、しかしながら、それをやるためにはやはり本当に思い切った資本注入もしなきゃいけない。その資本注入をどれだけしなきゃいけない...全文を見る
10月13日第143回国会 衆議院 本会議 第19号
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○古川元久君 私は、民主党を代表して、民主党提出の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に対する修正案に賛成、自由民主党、平和・改革、自由党提出の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案に対する修正案及び自由民主党提出の原案に反対の立場から討論を行います。(...全文を見る
12月03日第144回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○古川委員 民主党の古川元久でございます。  最初に、私どもは、現在の極めて深刻な貸し渋り状況に対するいわば緊急避難措置といたしまして、今回のように政府系金融機関を利用するという本法案の基本的な趣旨には賛成の立場であることを表明をいたしたいと思います。  しかしながら、提案者...全文を見る
○古川委員 今回のはかなり緊急に迫られているということもありますし、同時に、今お話をされたような、そういう新しい業域に踏み込むということで慎重でなければいけない、ある意味で二律背反のことをやらなければいけない、そういった意味では、気をつけられるところは今まで以上に極めて気をつけて...全文を見る
○古川委員 それは、何か特別に新たな体制をつくるとか、もう少し厳しい基準を設けるとか、そういうことですか。
○古川委員 これは、今まで以上に厳しくモニターしていくというふうに受け取ってもよろしゅうございますね。  これから開銀等が出します融資について、会計検査院としてもやはり資金の使途については十分確認していかなければいけないと思うのですが、そこについては会計検査院はちゃんとやられる...全文を見る
○古川委員 それでは、そこの資金使途についても、今後そういう体制をとってちゃんと検査をするというふうに受け取ってよろしいですね。
○古川委員 わかりました。  今のお話をお伺いしても、最終的にはこれは開銀と北東公庫等の審査体制にかかわってくるというわけでございますが、今申し上げましたような問題のある資金の提供が行われないようにするためには、やはりそこの審査体制をしっかりさせるということが不可欠であることは...全文を見る
○古川委員 ぜひそこのところは監督当局としてしっかりと指導していただきたいと思います。  また、開銀や北東公庫は、本当に今の人員でそうした使途不明金なんか出ないような融資ができるという自信があるのか。また、そういう自信を裏づけるような、今大蔵省の方からお話がありましたけれども、...全文を見る
○古川委員 これは濱本総裁の責任ではないんですけれども、しかし、とりわけ北東公庫につきましては、むつ小川原開発とか苫小牧東部開発を初めとする大型プロジェクトについて多額の不良債権を事実上抱えていることは周知の事実です。先日の読売新聞の記事を皆さんにお配りしていますけれども、まさに...全文を見る
○古川委員 わかりました。  今の総裁のお話も含めてなのでございますが、大蔵大臣からちょっと御見解をお伺いしたいのです。  もちろん、むつ、苫東だという話はありますけれども、それが相当な重荷になっていることは事実でありまして、これを、ある意味で今や政府系の機関で唯一と言っても...全文を見る
○古川委員 いずれにいたしましても、今最後に大臣がおっしゃられましたように、この問題については、やはりちゃんと新銀行発足のときに切り分けるなら切り分けるとか、そういうような形で、問題を先送りするような形でなく、しかも新銀行が最初からそういう重荷を課せられるようなことがないような、...全文を見る
○古川委員 この代理貸しについて、会計検査院としては、民間金融機関についても開銀とか北東公庫等と同じように厳格な検査を行うべきじゃないかと私は思いますが、その点については会計検査院はどのように考えていらっしゃいますか。
○古川委員 ぜひともそこのところはしっかりやっていただきたいと思います。  時間がなくなってしまいましたので、いろいろお話を伺いたかったのですが、最後に総裁にちょっとお伺いをして、私の質問を終わりたいと思います。  私は大蔵省時代に、財政というのは常に財政規律というものを保つ...全文を見る
○古川委員 質問を終わります。ありがとうございました。
12月18日第144回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
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○古川委員 民主党の古川元久でございます。  両参考人におかれましては、お忙しいところを貴重なお話をお聞かせいただきまして、どうもありがとうございました。時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。  先ほど両参考人のお話の中で、格付というのは、債券...全文を見る
○古川委員 今のお話を聞かせていただきますと、増永参考人からもお話ございましたが、実は格付にかなり大きく左右されているのは、むしろ私は、欧米の投資家というよりも日本の機関投資家なんじゃないか。  ですから、今はちょうど変動時期であると思うんですけれども、まさに日本の投資家の場合...全文を見る
○古川委員 ありがとうございます。  時間がありませんので次の質問に移りたいと思うのですが、先ほども日本国債の格付の引き下げの話がありました。これは両参考人にお伺いするのがいいのかどうかわかりませんが、私は、格付というのは、ある国の企業はその国の国債の格付を上回ることはできない...全文を見る
○古川委員 ありがとうございます。  時間がなくなりましたので最後にちょっとお伺いしたいのですが、国際金融情報センターの方では、増永参考人の方からお話がございましたように、今月末に格付会社に関するレポートを発表される。これがマスコミ等でも逆格付だというような話で、ムーディーズ等...全文を見る
○古川委員 ありがとうございました。