古川元久

ふるかわもとひさ

小選挙区(愛知県第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数8回

古川元久の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第1号
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○古川(元)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、中山太郎君を委員長に推薦いたします。
○古川(元)委員 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されることを望みます。
02月08日第164回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  私は、今国会の大きな焦点の一つでございます医療制度改革の関連で、きょうは特にがん対策についてお伺いをしたいと思います。  その大前提といたしまして、この国会に政府の方で提案をされようとしております医療制度改革、その中心は、今...全文を見る
○古川(元)委員 今、大臣の方から医療費の適正化というお話がありましたが、どうもお話を聞いていると、政府の考えているのは、要するに政府の視点で、医療というのは公的保険で賄われておりますので、そちらから医療にいわば枠をはめて、何とか政府の視点から財政的に賄えるようにというそこの視点...全文を見る
○古川(元)委員 余りいつもの元気がなく、もっとこういうことに、国民が関心を持っていることですから、もっと勢いよく言っていただきたい、そういう思いでありますけれども、一応、総理としては認識はそう持っておるというふうに理解をさせていただきたいと思います。  そこで、きょう、まさに...全文を見る
○古川(元)委員 がんセンターのもとで、まさに第三次対がん総合戦略研究事業として、生活習慣改善によるがん予防法の開発と評価、資料の一ページ目でございますけれども、やられたわけであります。そこの結論として、日本人における喫煙、飲酒とがんの関連を総括し、野菜、果物とがんとの関連につい...全文を見る
○古川(元)委員 がんセンターとしてはやれることをやっておられると思うんですが、こういうものを見る人は、多分比較的まじめな生活習慣を送っている、自分の体を気にしているような人であって、逆に、こういうのを見ないような人、わざわざそういうことを心配しないような人の方が不摂生をやってい...全文を見る
○古川(元)委員 取り組んでまいりたいと。「がんの有効な予防法の確立を目指す。」こうやって総合戦略にも書いてあるんですが、では、具体的にどうするのかというのが何も見えてきていないんですね。こういう研究はやっているかもしれませんけれども、では、実際に研究した結果をどうするのか。 ...全文を見る
○古川(元)委員 次につなげていただく御答弁をいただきましたから検診の話をしますけれども、我々民主党は、やはり予防をきちんとしていくためには、国民皆健診を実現して、すべての国民の皆さん方、きちんと検診を必要なときに受けるようにして、そのときに生活習慣も含めたアドバイスというものを...全文を見る
○古川(元)委員 川崎大臣、やはりこの状況は、何か数値目標でもつくって検診率を上げるということをやらないといけないんじゃないですか。  今の総長の、いろいろな問題点を指摘されましたけれども、そこについて大臣はどういう認識を持っていらっしゃいますか。
○古川(元)委員 今大臣、基本的なデータが問題だと言われましたけれども、医療制度改革をこれから議論するに当たって我々がいつも困るのは、必要なデータがないんですよ。がんだって、きちんとしたがん登録が日本はされていないんです。がん対策をやる、これまで何回やってきたんですか。これは第三...全文を見る
○古川(元)委員 これは、厚労大臣、総理も聞いていただきたいんですけれども、本当に国家として、先ほど総理が最初に言われたような大事なこととして考えているんだったら、そして早急にこの受診率を上げようというんだったら、今のあり方でいいのかどうか。とにかく、がんの罹患率、死亡率、激減を...全文を見る
○古川(元)委員 これは大臣、もう去年、大々的に政府は打ち上げたわけですよ、がん対策本部。だから、当然そのときに先まで考えてやっておくべきであって、患者の皆さんから申したら、対策本部ができて一年たってようやくデータの整備から始めますというんじゃ、本当に一体どこまでやる気があるのか...全文を見る
○古川(元)委員 予算というのは、谷垣大臣も言っておられますけれども、きちんと、本当に必要なところにつけないと、薄く広く、何か砂漠に水をまくようにまいても、これは無駄遣いになっちゃいますよ。  七百万というので、一体どこまでのことができるのか。静岡のがんセンターは、患者さんたち...全文を見る
○古川(元)委員 役所の立場やそういうところからすれば、限られた中で頑張っているんだ、わかってほしいと言うかもしれませんが、これこそ総理、総理が主導権をしっかりとって、予算にめり張りをつけて、一病院七百万、千五百万、それでも第一歩だと。もう少し、せめて拠点病院に二人や三人、ちゃん...全文を見る
○古川(元)委員 総理にちょっと聞きたいですけれども、これ、国家戦略なんじゃないんですか、対がん戦略というのは。地方で頑張ってやってください、そういう話なら別ですよ。がん対策本部をつくって、国が先頭に立って、がんの罹患率と死亡率の激減を目指すというんでしょう。話は、これは国が主導...全文を見る
○古川(元)委員 今の総理の発言をがん患者が聞いたら嘆きますよ。重点をつけるというんだったら、まさにこういうがんのような、二人に一人ががんにかかって、三人に一人ががんで亡くなられるような状況の中で、国家を挙げてがん対策に取り組むというんだったら、そこに必要な予算をつけるのは、これ...全文を見る
○古川(元)委員 厚労大臣、いろいろな物理的な制約も、それは国立がんセンターもあるんでしょう。これは数値目標でも立てて、それぞれの拠点病院とか何かでも育成して、いつまでに何人を育成して、それこそ拠点病院にちゃんと配置する、やはりそれくらいの数値目標を立ててきちんとこなしていく、そ...全文を見る
○古川(元)委員 これは本当に、しっかりやるようにという言葉だけじゃなくて、具体的に成果が出ていかないといけないと思うんですね。  がん対策推進本部の政府の体制をちょっと見ていただくと、政府を挙げてという割に、余りにこれは政府は力が入っていないんじゃないかと私は思うんですね、六...全文を見る
○古川(元)委員 だったら、何で郵政民営化、竹中さんに任せなかったんですか。自分の好きなことだけ。  これは、総理のがんに対する認識がその程度だということを今明らかにしたということですよ。何でもかんでもやれと言うんじゃない。がんは大事でしょう。これで国民の皆さんが、がんの撲滅、...全文を見る
○古川(元)委員 であれば、もうちょっと、総理が先頭に立ってがんと闘うと。あのニクソン大統領だって、自分が、大統領が先頭に立ってキャンサーアクトという法律をつくって、そして、実際にアメリカでは、九〇年代に入っていろいろな、がんの罹患率とか死亡率、下がったりもしているわけですからね...全文を見る
○古川(元)委員 総長、お忙しいところありがとうございました。ちょっと時間が超過してしまいましたけれども、どうぞ御退席ください。ありがとうございました。  時間がもう本当になくなってしまって、いろいろ年金のお話を伺いたかったんですが、一つだけちょっと総理にお伺いしたいと思います...全文を見る
○古川(元)委員 要は、では、これが総理の言う廃止なんですね。確認させていただきます。
○古川(元)委員 小泉改革と言われるいろいろなものが、実は看板だけで中身がない、この象徴が私は議員年金の廃止じゃないかと思いますけれども、では、総理は、一切これは見直すつもりはない、これでいいと考えているというふうに理解してよろしいですね。最後に伺います。
○古川(元)委員 極めて残念ですが、質問を終わります。ありがとうございました。
02月16日第164回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  きょうは、年金に関する質問をさせていただきたいと思います。  公的年金の一元化という言葉が一昨年の年金議論のときに非常に大きなキーワードになりましたけれども、この公的年金の一元化という言葉の意味について、どうもいろいろと考え...全文を見る
○古川(元)委員 ちょっと細かい話になりますけれども、どういうことを閣議決定で決めたのか。この国会では閣議決定の意味合いについても大きな議論になっているわけでありますから、よく確認をさせていただきたいと思います。  皆様方のお手元に資料としてお渡しさせていただいている一枚目のと...全文を見る
○古川(元)委員 ということは、ここの中の最後の「公的年金制度全体の一元化」という場合には、この公的年金制度全体というのは、もう既に国民年金については終わっているから、後はこれは被用者年金のことを意味するというふうに理解してよろしいということですか。
○古川(元)委員 後から少しこの五十九年の閣議決定の意味をお伺いしたいと思いますが、では次に、二枚目の平成八年の閣議決定、ここの中では、実は公的年金制度の一元化という言葉はなくなって、被用者年金制度の再編成、そういう使い方がされているわけですね。ということは、今の大臣の御答弁だと...全文を見る
○古川(元)委員 そうしましたら、では次に、四枚目を開いてください。  これは平成十三年の閣議決定です。またここで公的年金制度の一元化に言葉が戻っているんですね。ここで言う、平成十三年の閣議決定で言う公的年金制度の一元化というのは、そうしますと、今の大臣のお話ですと、被用者年金...全文を見る
○古川(元)委員 わかりました。  ということは、政府は、五十九年の閣議決定以降、公的年金制度の一元化という場合には、それは被用者年金の一元化と同じ意味として使っている、そういうふうに理解してよろしいということですね。
○古川(元)委員 今、ここに平成十七年十二月七日、被用者年金制度の一元化等に関する関係省庁連絡会議の紙がありますけれども、ここに、被用者年金一元化の趣旨というところで、被用者年金各制度は共通点があり、これらの一元化をまず進めることは、公的年金制度全体の一元化をも展望する上で不可欠...全文を見る
○古川(元)委員 政府の中で、そんなに用語についての意味することが、国民年金が入るか入らないかということは、竹中大臣うなずいておられますけれども、わかると思いますけれども、公的年金の一元化というとき、ここのところが入るか入らないかというのは、ちょっと違うという意味では全然ないはず...全文を見る
○古川(元)委員 大臣、新しい課題と言われますけれども、厚生労働省は、かつて厚生省ですけれども、もともとは国民年金も含めた一元化を考えていたんじゃないんですか。実はそれが、ある段階から国民年金が外れて、そして被用者年金の一元化という流れになっていった。  だから、今のお話だと、...全文を見る
○古川(元)委員 では、局長に問いますけれども、では、どうして昭和五十九年には公的年金制度の一元化と言っていたのが、平成八年の閣議決定では、同じ意味を持つものとして被用者年金制度の再編成という言葉を使っているんですか。どうして変えたんですか。
○古川(元)委員 そうしたら、さっき平成十三年の公的年金制度の一元化というのは、これは被用者年金の再編成と同じ意味だというふうに言われました。では、ここで、平成十三年で、何でまた同じ公的年金制度の一元化という五十九年の言葉に戻ったんですか。
○古川(元)委員 閣議決定の文章ですよ、これは。同じ意味を持つものが二つあって、閣議決定のたびに変わるって、これは普通に考えて、大臣、おかしいと思いませんか。どうですか。
○古川(元)委員 これは普通に読めば、公的年金制度の一元化というのは国民年金も含んで、わざわざ別に、被用者年金の再編成とか被用者年金の一元化という別の言葉を使っているんですから。私もかつて役人をやっていましたけれども、こんな、場合によっていいかげんに言葉の定義を使い分けるなんとい...全文を見る
○古川(元)委員 霞が関では自然な用語かもしれませんけれども、一般の国民から見て、委員長、どうですか、これを読んだら、普通。なかなかこれは読めないと思うんですけれども。  では、少し違う見方から質問させていただきますけれども、閣議決定というのは、用語がそんないいかげんなことで、...全文を見る
○古川(元)委員 では、これは官房長官に聞きますけれども、この閣議決定、完了が済んでいなかったら、これは平成七年めど、完了させることができなかったら、それは考え方としては閣議決定違反になるというふうに理解してよろしいんでしょうか。  先日、官房長官が我が党の松野委員の質問に対す...全文を見る
○古川(元)委員 これは目標、それで目標が変えられたと言うんですけれども、どこにもその目標が変わったというのは見えないんですが、閣議決定は、では、この閣議決定自体はもう今はある種効力を有していないというふうに、そういう認識なんですか、官房長官。
○古川(元)委員 菅さんが大臣だったときのところだけ、厚生労働大臣も官房長官も強調される。今後は、何か決めたときのは一体だれが大臣やったのかきちんと、他党のことだけ言われるのは、非常にそれはフェアではないというふうに思います。  それにしても、ではそうやってやってきた、そこのと...全文を見る
○古川(元)委員 本当に年金制度について将来にわたって安定的なものをつくるためには、被用者年金を超えた国民年金の一元化の議論に、国民年金どうするかという議論をやらなきゃだめなんですよ。だから、我々はそれをやろうというふうに言ってきた。しかし、あの党派を超えた年金の協議会の中でも、...全文を見る
○古川(元)委員 財務大臣、総務大臣に伺いますが、所得税や住民税は何をベースに課税されているんでしょうか。
○古川(元)委員 その所得把握は正しいという御認識ですか、お二人とも。
○古川(元)委員 さっき厚生労働大臣が先走って、私が次に質問する想定問答の答弁を読んでいらっしゃいましたが、各種の社会保障や公的給付、負担に関しては、所得要件や所得制限がありますよね。  お願いをして、その一覧というものをつくってもらいました。そもそも今までそういうものがなかっ...全文を見る
○古川(元)委員 これは、本当に境目にあるような人たちは、児童手当がもらえる、もらえないとか、あるいは免除を受けられる、受けられないとか、そういうところがあるわけです。正しくないといけないはずなんですよね。  ただ、さっきの財務大臣や総務大臣の言葉を聞くと、努力はしているけれど...全文を見る
○古川(元)委員 私が聞いているのは、別にアングラがどれだけあるか聞いているわけじゃないんですよ。  課税台帳とかあるわけでしょう。一体どれだけの人がそういう形で、課税台帳で所得情報を持っている人たちについては、それは地方自治体もあるいは税務署も、その人たちについてはちゃんとし...全文を見る
○古川(元)委員 竹中大臣と同じ大学の石先生が、今資料の話を言っていただきましたから見ていただくと、言っているわけですよね。これは資料の五ページ目のところに、今の税制調査会長の石さんが「アメリカの内国歳入庁が過小申告にかんする自らの推計を公表し、世論を喚起しているのと非常に対照的...全文を見る
○古川(元)委員 私は年金だけの話をしているわけじゃないんです。社会保障全体、きちんと本当に手を差し伸べるところには手を差し伸べて、逆に必要のないところからは手を引く、そのためには、ちゃんとした所得情報、そういうものを把握する。少なくとも、ではどれくらい把握されているのか、そうい...全文を見る
○古川(元)委員 御講義ありがとうございました。  私は、経済学、苦手なものですから、なかなか難しくてよく理解できなかった部分もありますが、私が言いたいのは、そういう経済学的な議論をしたいわけじゃなくて、要は、年金を一元化できるかどうかというその議論をやっていくときに、常に政府...全文を見る
○古川(元)委員 だから、わかっているから、きょうは竹中大臣にも来ていただいたわけじゃないですか。  税だけでこれは済む話じゃないんですよ。市町村もかかわるわけですね、自治体も。しかし、その自治体においても、先ほどから言っているように、これは単に年金の話だけじゃないんです。社会...全文を見る
○古川(元)委員 私、実はきのうレクのときに、その前にも、きょうお配りをさせていただいている資料の中に、六ページ目とか七ページ目、ちらちらと未納者に対してペナルティーをかけるようなことが漏れておりましたので、これは事実かと。そうしたら、それは検討の一つには入っています、しかし、い...全文を見る
○古川(元)委員 社会保険庁は、情報漏れの、だだ漏れで有名になったわけですよね。あれだけ問題になった社会保険庁、またどうしてこういう問題、情報が漏れるんですか、大臣。私は、何で漏れたか理由を聞きましたけれども、言いませんでした。これは、調べていただけましたか。
○古川(元)委員 外には相談していますと言いながら、だから漏れるのも、何か今の大臣によると、仕方なさそうに言いましたけれども、そういう記事をベースにして、情報を出してくれと言ったのですよ、国会議員が。それに対して、それは上司の判断で出せませんという判断をしましたということですよ。...全文を見る
○古川(元)委員 しかし、これはもう法案の骨子まで出ちゃっているんですよね。少なくとも、私はこれは社会保険庁のレクに来た人にも言いましたよ。個人の情報とかそういうものであれば出せませんというのはわかるけれども、どういう項目を検討しているのか、いや、新聞に出たものだけじゃなくて、い...全文を見る
○古川(元)委員 僕は、法案全体を示せと言ったわけじゃないんですよ。どういう項目をペナルティーとして考えているとか幾つかちらちら出たりしている、その項目を示してくれと。それは上司の判断でできませんと言ったんですよ。それでいて、マスコミに出ていて、それで何にも、それはだれも責任は問...全文を見る
○古川(元)委員 こんなことでは、社会保険庁はやはりつぶすしかないと、多分与党の皆さんも思っていらっしゃると思います。ぜひそういう方向で議論を進めていきたいということを最後に申し上げて、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
02月23日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  まず最初に、今回の調査団に私も加えていただきましていろいろと勉強させていただきましたこと、中山団長を初め、同行させていただいた皆様方、そして御協力いただいた皆様方に心から感謝を申し上げたいと思います。  私からは、三点ほど調...全文を見る
02月23日第164回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  きょうは、四点についてお伺いしたいと思います。  まず最初に、年金積立金運用と国債管理政策について御質問をしたいと思います。  財務大臣の方にお伺いしたいと思いますが、今後の国債の発行予定、あるいは今後金利はどうなるという...全文を見る
○古川(元)委員 時間が限られておりますので、簡潔にお答えいただきたいと思うんです。  九〇年代の半ばに大量発行された国債の償還が来て、今後、国債の大量発行がまた起きてくるということは財務大臣もお認めになりますよね。
○古川(元)委員 でも、たくさん発行すれば、当然、金利は上がってこないとまさに消化はできないということになりますから、これから発行額がふえていくということは、普通に考えれば、常識的に金利は上昇していく方向だろうと。特に、景気もよくなってきているという政府の見解を正しいとすれば、当...全文を見る
○古川(元)委員 何か、さっきの「も」というところに意味があるような気がするんですけれどもね。あれはやらないということもあるのかなと思いますが、しかし、どうも聞いてみますと、方向としてはやる方向で検討しておられるようなんです。  その場合に、きょう、資料としていただいたもので見...全文を見る
○古川(元)委員 長期間というふうに言われましたけれども、要するに、今持っている国債の残存期間を見ていただくと、これは短期のものが多いんですよね。  ですから、短期のものがかなりの割合を占めている中で、新しく発行される長期の国債、しかも利回りが大きいものを買って、そういうものの...全文を見る
○古川(元)委員 よくこの国会では、詰めちゃってから決まりましたからといって、詰められてから決まったからというのでは、何のためにここで議論しているかわからないわけなんです。ここで議論して、どういう方が国民の将来の年金給付にとって好ましいのか、そういう中で方針を決めていただかなきゃ...全文を見る
○古川(元)委員 この段階で決めることは、やはり痛くもない腹、誤解を招くような状況を私は招くんだと思うんですよね。  私なんかは、ちょっとへそ曲がりですから、うがった見方をしますと、これから国債が大量発行される、そういう段階で、財務省からしたら、年金資金が国債を持ち切りしないで...全文を見る
○古川(元)委員 そう言われるとは思うんですが、ここはもう少し、厚労大臣、よく考えていただきたい。今財務大臣が言われたように、本当に年金受給者にとって好ましいのは何なのか。  私は、本来はもう少し長期の国債、しかも、かなり金利の高いもので発行されたところでそれを持ち切るというの...全文を見る
○古川(元)委員 大臣、これはやはり、多くの人、特に海外の人を巻き込むということは、日本の国債の安定性を維持するという意味で極めて大事だと思うんです。よく、日本の本屋に国債暴落という本がたくさん並んでベストセラーになるわけですよね。でも、暴落しても、今の状況だと、痛みをこうむるの...全文を見る
○古川(元)委員 何年かかかるかもしれませんけれども、でも、全部返すということは返すわけですよね、これは。
○古川(元)委員 これは、過少か過大かというのはありますけれども、意図的に正しい所得でない所得を申告したという事実においては同じですよね。過少のときにはペナルティーをかけて加算税を取って、過大の場合、しかも粉飾の場合には、ほかに意図があって、別にこの払った人はその法人税が返ってく...全文を見る
○古川(元)委員 それは財務省、国税庁としてはそうなのかもしれませんが、しかし政府全体としてそういうことでいいのか。これだけ今回の粉飾によって多くの投資家の人たちも被害を受け、そしてまた市場も混乱をしているわけですよね。こういう原因をつくっておきながら、やはりここについては、それ...全文を見る
○古川(元)委員 頑張っているということはわかりますけれども、こういう海外取引なんかを調査する、仕組みとしてはそれなりに整備はされている面もあるのかもしれませんが、その仕組みを運用するのはやはり人ですよね。人でいうと、国際税務専門官というのは、人数は若干ふえていますけれども、それ...全文を見る
○古川(元)委員 頑張りたいじゃなくて、やはり税制の一番の基本は私は公平であることだと思うんですよね。だから、同じ所得であれば同じように課税がされるという状況がきちんと確保されていなかったら、そして、お金持ちであればあるほど、海外へ持っていけるとか、そういう能力やそういういろいろ...全文を見る
○古川(元)委員 副大臣、私が聞いたのは、こういう事態が起こることを想定していましたか、認識していましたかということを聞いているんです。そこのところはどうなんですか。
○古川(元)委員 これは誤解じゃないですよね。中古のAVアンプやシンセサイザーなどは、基本的にはPSEマークがなければ売れないということについてはそのとおりでしょう。だから、それは誤解じゃなくて、それを売れなくなる。ついている、じゃこれを簡単に取れるかといったら、中古品については...全文を見る
○古川(元)委員 副大臣、どこまで勉強されたかわかりませんが、個人か事業者かというのは、別に店を持っているか持っていないかじゃなくて、反復継続すればそれはもう事業者とみなすと。どこで事業者とみなされるのかはわからない。例えばネット上で月に二、三品出すような、そこも事業者とみなすか...全文を見る
○古川(元)委員 この問題は、実は国会の中の審議でもほとんど議論されていなかったという意味では、これは我々立法府にも問題があるんですね。  しかし、先ほど副大臣からのお話にもありましたが、その後五年間、経過措置の中で周知徹底がきちんと行われたのか。聞くところだと、十九万部ぐらい...全文を見る
○古川(元)委員 これは見直すくらいで本当に問題が解決するのか。  資料の五枚目と六枚目を見ていただきたいと思いますけれども、売り上げはどんどん落ちて、助成金も十七年度はわずか二億五千万です。収入、支出を見てみますと、収入に対して支出がこれだけかかっていて、実は、この四番目のと...全文を見る
○古川(元)委員 金子委員からもそういう話がありましたが、これは大臣、私、記憶を思い出したんです。このサッカーくじのとき、このくじを入れて全国の学校のグラウンドを芝生にしようと言っていたじゃないですか。施設整備じゃないですか、それ。一体どれだけ芝生になったんです、これが入って。わ...全文を見る
○古川(元)委員 竹中大臣、こんなに地方の宝くじは効率的にやっているんですから、こっちでやって、先ほど小坂大臣は法律でやれないと言いましたけれども、法律を見たら、政令でこれは一項入れればいいんです。スポーツ振興と入れればいいんですよ、政令で。  だから、大臣がこれを総務省令で、...全文を見る
○古川(元)委員 これは、マーケットというんですけれども、調べてもらったんです、ではスポーツ振興くじが入って、サッカーくじが入って宝くじの売り上げが減ったのかと思って。全然減っていないんですよ。だから、やり方を変えれば、スポーツ振興で、例えば今回のオリンピック、オリンピック選手応...全文を見る
03月15日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○古川(元)議員 先ほど来から御議論があっておりますが、私ども、児童育成事業については、暫定措置の間は事業主からの拠出金の徴収、そこの部分を充てると。その間、先ほど来から、大臣いらっしゃらないですね、大臣と小宮山委員との間で議論されておりましたように、子供をめぐる、まさにこれは委...全文を見る
○古川(元)議員 済みません。大変先輩に恐縮でございますが、ちょっと歳出削減が恒久財源という、イエスかノーかと言われる、歳出削減したら当然その分歳出規模は小さくなるわけでありますけれども、残りの歳出の中で必要なことは行っていくということだというふうに認識をしております。
○古川(元)議員 私ども、所得税に係る配偶者控除、扶養控除等の改廃によりまして、約二兆円を予定しております。  さっき所得制限の話が出て、一言だけ言わせていただきたいんですが、ぜひ与党の皆さんにお願いしたいのは、一昨年の年金審議のときに、年金の一元化ができない理由として、所得把...全文を見る
○古川(元)議員 これは厚生労働委員会でございますので、財務金融委員会の方に提出するとかそういうことになるかと思いますが、私どもも、そういう必要があればこういう準備をしていきたいというふうに思っております。
○古川(元)議員 いつも私が質問してもイエスかノーかで答えていただけませんから、少し御説明させていただきます。  三位一体改革という視点でこの議論をするのは、ちょっとここのところは、先ほど委員の方はこの法案の中でという話をされていたわけですから、そういう中でお話をさせていただく...全文を見る
○古川(元)議員 この案については、そういう考え方は入っておりません。
03月23日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  私ども民主党は、この憲法改正国民投票法制につきましては、これは憲法の附属法として本来は憲法制定のときに整備されるべきであったものであります。その意味では、国民投票制度そのものの整備につきましては、これは整備をする必要性があると...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  次に、お二人に簡単にお伺いしたいと思いますが、投票権者の範囲でございます。  私ども民主党は、そもそも選挙権を二十歳から十八歳に引き下げる、それとの関連でこの国民投票につきましても十八歳以上ということで考えております。先ほど滝委員か...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございました。  終わります。
03月30日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  本当は柴山委員にちょっと聞きたいと思ったんですが、柴山委員が離席されてしまいましたので、ちょっと意見を述べさせていただきたいと思います。  一般的な国民投票について、この委員会で憲法改正のための国民投票を議論する際に、そこま...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  医療制度改革法案に対しまして質疑をさせていただきたいと思いますが、具体的な質問に入る前に、ぜひ私は大臣に、今の日本の医療制度についてどういう現状認識を持っておられるか、その確認をさせていただきたいと思っております。  と申し...全文を見る
○古川(元)委員 ここはやはり我々と根本的に現状認識の違いがあるんですよね、これを議論するのに。私は、今の日本の医療制度を考えてみますと、何か崩壊直前のソ連みたいな感じがするんですね。  医療制度というのは公的保険、いわば計画経済みたいなものですよね、診療報酬という公定価格で、...全文を見る
○古川(元)委員 今の話を聞くと、では、保障しているのは機会の方ですか。それでよろしいですか。
○古川(元)委員 要するに、保障しているとは言えないというわけですよね。言えるのであればそう言えるはずですから、それを言わないということは、先ほど機会を保障している、まあそこは先ほど言われましたから。  そういう意味では、これは実は国民皆保険も国民皆年金と同じで、国民はみんなち...全文を見る
○古川(元)委員 大臣、国保の問題は実は国民年金と全く同じ構造的な問題を抱えているんですね。三枚目の資料を見てください。国保の世帯主の職業別世帯数構成割合の年次推移を見ていきますと、昭和五十八年ころは、半分近い人がいわゆる自営業の人で、無職の人というのは二割にも満たなかったんです...全文を見る
○古川(元)委員 我々を批判する前に、収納率がどんどん下がっている事実、これに何も手を打ってこない、そのことについての反省がないじゃないですか。  それに、これは実は年金と同じなんです。所得把握の問題、自営業者とサラリーマンと違う、雇用主負担の問題。こういう問題はどこかでけりを...全文を見る
○古川(元)委員 念のため申し上げておきますが、別に我々が共済年金と厚生年金の統合案を出してくれと言ったわけじゃありません。我々は一元化という新しい案を出している、それに対して新しい案、そちらも考えがあるなら出してくれと言ったら、二十年前に考えたのを同じに出してきたわけですよ。だ...全文を見る
○古川(元)委員 要は、患者が意識を持って払ってほしい、病院も頑張れ、そういうことですか。
○古川(元)委員 大体何でも頑張ってほしいと、後からも言いますが、都道府県は頑張ってほしい、そんな話ばかりなんですよね、頑張れ頑張れと言うだけで。大体もうこれだけ病院関係者だって、経営にも支障を来すというような話が出ているんですよね。  この法案が通ったとして、この未収金の問題...全文を見る
○古川(元)委員 だれも金で補てんしろなんて言っていませんよ。いいですか、局長。これがさっきの、まさに制度がもたなくなったら最後は金で補てんすればいいという、国保の、とにかくもう制度的に破綻しかかっているところに財政的に手を入れて何とかもたせようとしている、そういう発想があるから...全文を見る
○古川(元)委員 では申し上げますが、医療機関は、治療を受けたいという患者が来たときに、いや、あんたはちょっと払ってくれなさそうだからといって断れますか、どうですか。
○古川(元)委員 ちょっと今、局長、場合によりますからと、では断れる場合はあるんですか。病院側や医者側が治療を拒否できる場合はあるのか、どういう場合があるんですか。
○古川(元)委員 では、居留守も使えますね。危なそうな人が来たら、いや、きょうはお医者さんがいませんと言って。  未収金の問題を頑張れ頑張れと言いますけれども、病院側は、医療サービスを提供しなきゃいけないという義務を法律で課せられているんですよ。自由な契約関係だったら、こういう...全文を見る
○古川(元)委員 では、要するに、この制度改革によって未収金の問題がより深刻化することはないという、基本的にそういう認識だということでよろしいですね。
○古川(元)委員 ちょっと別の側面からこの保険の問題、未収金絡みの問題で聞いてみたいと思います。  資料の六枚目を見ていただきたいと思いますが、これは、先日エコノミストのコンファレンスというところで日本医師会の副会長の方が説明をされたときの資料なんですけれども、日本の医療保険制...全文を見る
○古川(元)委員 では、もうちょっとわかりやすく聞きます。  では、医療契約、当然あるわけですよね。医療契約の相手方は、これは債権債務の関係ですよ、その医療サービス提供にかかった代金の法律上の債務を負うのは患者なんですかそれとも保険者なんですか。どちらなんですか、これは。
○古川(元)委員 債務を負うのはだれですかと聞いているんです。  ということは、では、七割部分は保険者が債務を負い、三割部分は患者が債務を負っている、そういう法律関係にある、裁判所で医療契約を認定してもらえば、政府としてはそういう主張をするということですか。
○古川(元)委員 では、保険者と患者との間、これは七ページを見ていただくと、一部負担金の仕組みとして保険局に持ってきていただいた資料で言うと、きのうの説明ですと、保険者と被保険者の間には何らこれは別に、例えば保険者が三割部分は連帯保証をするとかそういう関係でもなくて、保険者は被保...全文を見る
○古川(元)委員 私、きのうしっかり、ここの法律関係、確認をしてここで答弁してくれと言って、ちゃんと通告しましたよ。この三角関係の中の法律関係。今私が聞いたのに答えてくださいよ。  保険組合と患者、保険者と被保険者の間の保険契約というのは保険者が支払う七割の部分についてのみカバ...全文を見る
○古川(元)委員 ということは、もう一回確認させていただきますが、被保険者と保険者の保険契約というのはあくまで七割の部分、そこに限定されるということですね。
○古川(元)委員 局長、私も法学部出身で、でも法律を離れて長いですけれども、局長はどこの学部の出身か知りませんが、しかし、私はきのう、そこの部分の法律関係のところを、医療契約、保険契約、一体どういう関係になっているのか、ちゃんとここで答弁してくださいよとお願いしたんですよ。  ...全文を見る
○古川(元)委員 法律に基づく契約じゃないんですか、これ。契約関係はないの。どうなんですか。
○古川(元)委員 では、契約があるんだったら、その契約の範囲というのは、先ほどから聞いておりますけれども、要するに七割部分について保険者は保険医療機関に払う義務がある、そういう契約ということですか。
○古川(元)委員 そうなると、三割については、医療機関と患者とが、ある意味で直接、そこの部分については患者が支払い義務を医療機関に対して負っているということでよろしいんですね。
○古川(元)委員 これは、医師会初め多分病院関係者の人たちと全く認識が異なる話になってくるんじゃないかと思いますが。  要は、確認になりますけれども、そういうことであれば、最終的に回収できなかった未収金の損害をこうむるのは医療機関ということになるわけですよね。いいですね、ここは...全文を見る
○古川(元)委員 でも、実際にはほとんどこれは使われていないわけじゃないですか、これだけ未収金がふえているんですから。  さっきの話に戻っていくんですけれども、医療機関の方は医療契約を拒絶できないわけですよね、義務を負わされていて。患者が払えなかった、あるいは払ってくれなかった...全文を見る
○古川(元)委員 今のお話を聞くと、病院関係者とかはどういうふうに思いますかね。  だから、もうこれは自己防衛しなきゃいけないと思うから、次の入院時の保証金についてちょっとお伺いしたいと思いますけれども、多くの民間病院がだんだんこういう入院保証金を取るようになってきているんです...全文を見る
○古川(元)委員 でも実際にそういうことを言われたときに、では今の局長の話は、これは国民に向かって言ってくださいよ、入院保証金を言われても断って結構です、断って、いや、それでは申しわけないがと言われる、それだったら文句を言って結構です、あなたにはその病院で入院する権利があります、...全文を見る
○古川(元)委員 それなら、ちゃんとその説明の中で、この入院保証金は必ずしも義務的に患者の方が払う必要があるものでありません、払えなくてもそれは強制されるものではありません、それくらいちゃんと説明するように、それは指示していますか、どうですか。
○古川(元)委員 その十分な説明の中に、断ってもいいんですよ、断れますよ、これは義務じゃないんですよ、ちゃんとそれも入っていますか、どうですか。
○古川(元)委員 これはきちんと指示しないと、病院と患者の立場というのは対等な関係じゃないんですよ。もちろん病院側は、先ほどの話から見たら、とにかく受け入れた場合のリスクは全部病院で背負わなきゃいけない。しかし患者の側からすると、病院から、今病気のときに、あなた、この入院保証金払...全文を見る
○古川(元)委員 いや、それは大臣そのとおりなんですが、事前に言われたら、やはりそれは、事実上患者に対してプレッシャーをかけることになるでしょう。事実上、これはフリーアクセスを制約する、そういうことにつながっているんじゃないですか。どうですか、大臣。そう思いませんか。
○古川(元)委員 時間が来ましたから終わりますが、ぜひ大臣、これはそう言うんだったら、きちんと、そういう誤解が患者に生まれないように、そういう指示、通達を出すように、それを事務方に指示してください。そのことを最後にお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月10日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  過日、といいましても二月なんですが、ここにいらっしゃる鴨下委員や福島委員と一緒に、日本医療政策機構が主催する医療制度改革に関するシンポジウムに参加をさせていただきましたが、そのときに、この日本医療政策機構が、千十一人の方から回...全文を見る
○古川(元)委員 理解してくれという大臣の気持ちはわかりますけれども、やはり十分とはとても言えないんじゃないかと思うんですね。これで十分だと思いますか。これはもっと市民や患者をやはりこの中に入れるべきではないか。  専門家というのはもちろん大事でありますけれども、しかし、さっき...全文を見る
○古川(元)委員 今回はということは、次また改革をされて、市民や患者の代表がもっと入るような方向で改革をされるということ、そういうことだというふうに認識してよろしいですか。
○古川(元)委員 それでは、先ほど言われた、理解してほしいということを理解できませんよね。  最初に申し上げたように、これは、患者の声や市民の声がやはり反映されていないということが医療制度に対する不満の大きな要因を占めている、そういう世論調査の結果などを踏まえれば、そうした方向...全文を見る
○古川(元)委員 そういう大臣やあるいは政府の認識が、今医療現場で起きている、そして国民の皆さんが不安に思っている、このままでは一体病気になったときあるいは子供ができたとき、どこに駆け込んだらいいのか、そういう医療現場の、そのまさに先端の悲鳴というのがやはり聞こえてこないんじゃな...全文を見る
○古川(元)委員 期待をするのはいいんですが、今の都道府県が置かれている状況、そして、これまで都道府県が取り組んできた医療環境をめぐるそういう動きを見ていますと、現実問題として、本当に期待をしてその期待にこたえられるような、そういう状況になっているという認識がありますか、大臣。ど...全文を見る
○古川(元)委員 機運は生まれているかもしれません。そしてまた、協議会もできているかもしれません。しかし、実際にワークしているのか、そして本当にワークするのか。そこのところを、とにかく、前も予算委員会のときに大臣と検診の話をしましたら、それはやはり地方でやってもらわないとと。やっ...全文を見る
○古川(元)委員 踏み出さないようにということで、一言一句、大臣にしては珍しく想定問答をそのままお読みになられましたけれども、そこの公的病院、自治体病院は、普通の民間サービスではなかなか提供できないようなサービスや本当にそこの住民にとって必要な医療サービスを、今の自治体病院がきち...全文を見る
○古川(元)委員 さっきから期待するとか努力するとか、私が聞いているのは、現状、本当にその役割を果たしているというふうに認識しているかどうかということなんです。  資料の三枚目を見てください。これは、愛知県の新城市というところの新城市民病院がことしの三月末に全戸に新聞折り込みチ...全文を見る
○古川(元)委員 では、一〇〇%対応できていないと言ったらどれくらい対応できているんですか。九〇%ですか、八〇%ですか。一体それは、ではどれくらい対応できていると認識があるんですか。
○古川(元)委員 では、点数が難しいんだったら今の状況は合格点ですか、厚労省から見て、これで大丈夫だ、十分合格点は満たしているというふうな。大体、そもそも自治体病院の機能を果たしているかどうか、厚労省はきちんと把握していますか、どうですか。
○古川(元)委員 きのうも、私もいろいろレクで、隣に座っていらっしゃる、きのうお話を聞きましたけれども、実はその実態をほとんどの人が余り把握していないんですね、厚労省は。大体、新聞紙上に出てくる、産科がなくなった小児科がいなくなった、これは大臣、ほとんど自治体病院が多いんですね。...全文を見る
○古川(元)委員 これは、もっとやはり危機感を持っていただかないといけないと思うんですね。公立病院、自治体病院が、大臣がさっき想定問答を読まれたような、最初に出てきたような求められている役割を果たせないような状況になってしまっている。  今崩壊しつつある医療現場の体制、医療提供...全文を見る
○古川(元)委員 個別は無理かもしれませんけれども、一しか減っていないのを、こんなものは別に個別に理由を聞かなくても、一つしか減っていないようなものまで財政措置をつけるというのは、では一体、病床の実質的な削減と認められないものは除く、この除かれる場合というのはどんな場合なんですか...全文を見る
○古川(元)委員 それは、さっき審議官言われたでしょう、個別にチェックできないと言ったけれども、改築によるものかどうかというのは、それはチェックしなきゃできないじゃないですか。そうしたら、ここの、病床の実質的な削減と認められないものは除くというこの規定は、何の意味もない。とにかく...全文を見る
○古川(元)委員 これは、審議官、こんな状況がわかっても調べないの。それは出してくるのを信じるんですか。一つしか減らせなかったのに、堂々とお金をもらう申請をする。  こういうことをやっているんだったら、こういう都道府県や市町村に再編やネットワーク、合理化なんてどうして期待できる...全文を見る
○古川(元)委員 これというのは、さっきも言った医師確保総合対策、その中の自治体病院の再編、ネットワーク化を推進するための措置として入れられたわけでしょう。やっているわけでしょう。こんな状況で、一体いつ再編やネットワーク化が進むのですか。こんな状況で一体、本当にいつになったら自治...全文を見る
○古川(元)委員 そういう視点で、普通、大臣、そう考えるんですよね。やはり、まず隗より始めよですから。都道府県知事がリーダーシップを発揮しようとなったら、まず足元の自分のところからちゃんとやらないといけない。しかし、どうもそういうのが余り進んでいないように見えるんですよね、この自...全文を見る
○古川(元)委員 これは総務省の方はどう認識しているのですか。
○古川(元)委員 でも、これは本来、今回の法改正でも、一番リーダーシップをとらなきゃいけない都道府県が後ろ向きなんですよね。  こういう状況が、これは山形の例ですけれども、ほかのところでもあったらどうなりますか、大臣。やろうという、せっかく前向きな病院とか前向きな市町村とかがあ...全文を見る
○古川(元)委員 厳しく有用な指摘がなされているという御答弁があったんですけれども、資料の九、十を見てください。これは、全国市民オンブズマンが外部監査の結果を評価した、全国市民オンブズマン連絡会議の外部監査の通信簿というところからちょっととらせていただいたんですけれども、十ページ...全文を見る
○古川(元)委員 ちょっと私、さっきの審議官の答弁に対して申し上げますけれども、監査のあるなしにかかわらず病院の改革をしなきゃいけないんだ、やるようにと指示したんだったら、では、こんなにお金をかけて監査するのはもうやめたらどうですか。一千万も二千万も、税金でしょう。しかも、立派な...全文を見る
○古川(元)委員 では、その監査で指摘されたことをきちんとやっていない、そういうことについては今後どうやってチェックして、そしてどうやって担保していくんですか。
○古川(元)委員 厚労省も、これは医療の立場から見たら、せっかく出してもらった監査でしょう。この医療の話になると、総務省と厚労省さん、総務省は、いや、そこは医療の話ですから厚労省です、厚労省さんに聞くと、いや、それは地方の話だから総務省さん。物すごく、医療がこんなにうまくいってい...全文を見る
○古川(元)委員 私が昔いた財務省とよりはもっと距離は近いのかもしれませんが。  大臣、きょうの議論を聞いていていただいてわかると思うんですが、どうも、都道府県、都道府県という言葉がこの法律を見ていると幾つも出てくるし、都道府県の指導力、都道府県がリーダーシップを発揮してという...全文を見る
○古川(元)委員 時間になりましたので終わります。ありがとうございました。
○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  本日は、意見陳述人の皆様方には、大変お忙しい中おいでいただきまして、また貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。  私ども民主党は、日本の医療制度、いつでもどこでもだれでも安心してお医者さんにかかれる...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございました。  中山陳述人の方には現場の責任者としてお伺いしたいと思いますけれども、この法案が通って、勤務医の大変な過労、過重な労働状況、それが改善するような、そういう措置が含まれていると思われるか。  また、久能陳述人におかれては、御自身も病院...全文を見る
○古川(元)委員 次に、医師不足との絡みで、医師の偏在等に絡みまして、病院の再編、とりわけ公的病院の再編の問題についてちょっとお伺いをしたいと思います。  福岡県は、県立病院について外部監査を入れたわけなんですけれども、外部監査が行われた後もなかなか県立病院の業績は上がっていな...全文を見る
○古川(元)委員 私は、県を除外視するというんじゃなくて、もう少し知事がリーダーシップをとってきちんとやれるような仕組みをつくるべきじゃないかと。人件費が高いのは、別に福岡だけじゃなくて、ほかのところでもあって、思い切って民営化したりとか、そういう形で人件費をぐっと下げているとこ...全文を見る
05月17日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  総理にまずお伺いをいたしますが、今の日本の医療について、総理はどういうふうに評価しておられますか。うまく機能していると思っていらっしゃるか、あるいは問題が多いというふうに考えているか、お聞かせください。
○古川(元)委員 話を広げて私の聞いていることに答えないということはちょっとやめていただきたいと思うんですね、時間がないんですから。  今の日本の医療、総理が言われた、国民のニーズにちゃんとこたえるような状況になっているという認識はありますかと聞いているんです。あるかないか、答...全文を見る
○古川(元)委員 いや、ほかの国と比べてどうかという話じゃなくて、国民が満足している、今の医療をいいと認識しているというふうに思っているかどうかということを聞いているんです。どうですか。
○古川(元)委員 総理、さっき、各国と相対的に言えば日本はいいと言いながら、今度は、では日本の国民はと言ったら、それは個別には、相対的に言えないんじゃないですかみたいな話は、それはおかしいでしょう。  では総理、聞きますけれども、今のこの日本の医療の問題点はどこにあると。一つ上...全文を見る
○古川(元)委員 ちょっとまた別の視点から質問させていただきますが、総理は、御自分の小泉改革というのを、今までだれも手をつけられなかった改革に手をつけたのが、郵政民営化とか道路公団の民営化、こういうことを称して、小泉だからできたというふうに自画自賛しておられるわけでありますけれど...全文を見る
○古川(元)委員 それは、別に小泉さんじゃなくてもほかの人もみんなそう言ってきたんです。小泉だからできたというところはあるんですか。この医療制度改革で、あの郵政民営化や道路公団の民営化で叫ばれるように、私だからできたんですということが一つでもあるんだったら教えてください。
○古川(元)委員 ということは、総理の中の、小泉改革の中の優先順位でいえば、郵政民営化や道路公団の民営化よりもこの医療制度改革は優先順位が低かった、そういうことですね。
○古川(元)委員 あなた、でも、総理は、自分だからできたんだと。手をつけただけであたかもそれが大改革であるかのような、そういうことをこの五年間言ってきたわけですよ。御自分が厚生大臣何度もやられて、総理になってからでも二度もこの医療制度改革、法案が国会に出てきている。少なくとも、そ...全文を見る
○古川(元)委員 昨年の今ごろとはえらい違いですね。今ごろは、反対するんだったら出ていってもらえばいいと言っていたその人とは、とても同じ人だと思えませんが。  では、そういう視点で、今のお話を聞きますと、私は、総理のやってきた医療制度改革を総理お得意のワンフレーズで象徴的にあら...全文を見る
○古川(元)委員 これは驚きましたね。厚生大臣何度もやった人が、医療費の推計の仕方を知らない。そして、それが精査されてこういうふうな医療費に変わってきた。  川崎大臣、総理に、医療費の推計、どういうふうに推計しているのか、それで、一九九四年と二〇〇五年とで推計の仕方、変わったの...全文を見る
○古川(元)委員 期間のとり方が違うといっても、これは、だって、過去の医療費の伸び率、何年間の部分を平均した、それをそのまま延長した、それだけでしょう。それ以上、私は一回来てもらって、もっと複雑な計算しているのかなと思ったら、それだけですと言われて、そういう簡単な計算ですよね、大...全文を見る
○古川(元)委員 総理、そんな難しい計算じゃないんですよ、これは。それくらい、やはり、厚生大臣もやっていて、これだけ医療制度改革を何度もやられたんだったら、知っておいてもらわないと。それで、知らなくて、計算の仕方はよく知りませんがと。それでこの医療費が七兆円も減りますということで...全文を見る
○古川(元)委員 総理、そこの話、私はもうそこまで、御自分で言われたから言いますけれども、さっきも申し上げたように、この医療費の推計というのはいわば議論の大前提のところですよ。総理、どう言っているか、自分で。伸び続ける医療費をどう抑制するか。その根底になっている数字の、いや、計算...全文を見る
○古川(元)委員 いや、僕は、だから、専門家の人がやるぐらいのそういうちゃんとした推計なのかなと思って聞いてみたら、過去の伸び率の平均を出すと。これは小学生でもできる話ですよ。  総理は、自分は頭のいい人じゃないからと言いますけれども、こんな計算もできないんだったら、日本の教育...全文を見る
○古川(元)委員 総理、そんなのうてんきな話をされますけれども、この数字をベースにして、将来伸び続ける医療費を抑制しなきゃいけない、削減だ、診療報酬改定もどんと下げる、すべての議論の前提になっている数字なんですよ。そんなふざけたことでカットして、本当に国民が求めているニーズに合っ...全文を見る
05月24日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  大臣、あきれますよね、これ。あいた口がふさがらないというのは、まさにこのことをいうんじゃないかな。懲りない面々という言葉がありますが、社会保険庁ほど懲りていない人たちや組織はないんじゃないか。  我々、従来から、社会保険庁は...全文を見る
○古川(元)委員 では、どこまでのマイナスがあれば異常値というふうに判断しておるんですか。
○古川(元)委員 京都以外で、こういうちょっと気になる数値があって照会をして調べた、そういう事例はあるんですか。
○古川(元)委員 では、この事例を端緒に調べたという中で、今回また明らかになった大阪を初めとするそういうところは、何ら統計上では異常が見られなかったということですか。
○古川(元)委員 これは京都に照会して不適切な免除処理が判明したということですよね。これは、要は、減ったということは、勝手に一回免除申請として受け付けておいて、またそれを勝手に取り消した、だからこの八千というマイナスが出てきたということで認識してよろしいですか。
○古川(元)委員 では、どうして京都の事務局はそんなことをやったんでしょうか。これはどこまで把握しておられるんですか。
○古川(元)委員 では、こういう不適切な免除処理が判明したということ、長官、この二月十日の時点、これは調べて、御存じでしたか。
○古川(元)委員 では、異常値が発生して、京都で不適切な免除処理が行われていたということについては、この時点でちゃんと報告を受けておりましたか。
○古川(元)委員 報告を受けて、どのような指示を出されましたか。
○古川(元)委員 どうしてこの時点で発表されなかったんですか、外に対して。
○古川(元)委員 そもそも何でその経緯をそこには書いてこられないのかと思いますし、では、三月十三日に、国年の事業室長から全事務局長あてに、調査をするようにというメールを出した、この指示は長官がされたんですか。
○古川(元)委員 二月十日に発覚してから、この調査の指示が、メールが出るまでどうして一カ月以上かかっているんですか。
○古川(元)委員 では、三月十三日の時点ではもう事案は正確に把握をしていたということですよね。それでいいですか。
○古川(元)委員 長官、でも、京都において明らかに不正が行われていたということがわかった時点で、どうしてちゃんと公表しなかったんですか。
○古川(元)委員 では、ちょっと三月十三日のメールについてお伺いしたいと思います。  メールの信憑性というのになると、どこまで正しいかというのはありますが、それはこちらから出されておるんですから正しいと思いますけれども、資料にありますが、これは、月曜日の、三月十三日の九時四十四...全文を見る
○古川(元)委員 では、すべてこれは、午前中までに一報はあったんですか。
○古川(元)委員 午前中に出せといって指示して、大部分のものはと、その程度でいいんですか、社会保険庁は。長官、その程度で、民間企業って、午前中に出せと言われて回答が来ない、大部分は来た、そういう指導を、長官が民間からいらっしゃってしておられたんですか。その程度の回答率、そういう形...全文を見る
○古川(元)委員 この経緯を見ていると、十三日には大阪から、事例のようなことはない、十五日に静岡から、十六日に千葉、長崎、鹿児島とあるんですが、一体、最終的に回答が集まったのは三月の何日なんですか。
○古川(元)委員 これは、経緯の方を読んでみると、「意思確認を取って免除等している」というふうに書いてあるわけなんですね。しかしこれは、三月十三日の段階で、国年の事業室長から各社会保険事務局に対して通知された中では、「さて、最近、ある社会保険事務局において、」とありますから、京都...全文を見る
○古川(元)委員 申請書を出さなくても、例えば、よく役所の、何日までに申請書類を出してください、例えば税務申告、三月十五日は確定申告の期限です。私は出す意思があります、出しますと言っておけば、三月十六日や十七日に出してもいいということですか。そういうことになりますよね。  日ご...全文を見る
○古川(元)委員 では、三月の時点では、福島や熊本、静岡、千葉、長崎、鹿児島のこういうのは認めたということですね、今。これは、不適切だというふうに認識をしながら認めた、そういうふうに理解してよろしいですね。
○古川(元)委員 少なくとも不適切だという認識はあったと。  それにもかかわらず、三月十四日に京都の話だけ公表して、それ以外については、今回の大阪のものだって法律違反だというふうにはっきりは言っていませんよね。不適切な、誤りだったというふうに言っていますね。何でこの時点でそうい...全文を見る
○古川(元)委員 後の人たちに詰めていただきたいと思いますが、では、もう少し流れを追っていきます。  これだけのところでこういう不適切な手続が行われていたのであれば、これは普通、幾つかの営業所とか何かでそういうことが行われていたら、全社的に、こういう問題があった、こういうことは...全文を見る
○古川(元)委員 それだけですか。長官、よくメールで職員に自分の言葉で語っていますよね。こういうことが起きて、どうもほかのところでも不適切な手続が行われている、それを認識しながら、そのニュースに載せた、それくらいでいいという御認識だったということですか。
○古川(元)委員 長官、何で長官がこのポジションにつかれたか、もう一度よく御認識いただきたいんですよ。そういう当たり前のことがこの社会保険庁はできていなかったから、あなたが呼ばれたんじゃないですか。ほかのところの公務員だったら当たり前にやれていることがやれていない、だから呼ばれた...全文を見る
○古川(元)委員 緊急対応プログラムに基づいて、社会保険庁職員行動規範、資料の十二番目にありますけれども、そういうのが出されたと聞いております。その中に、「法令遵守・公務員倫理」「私たちは、法令遵守を徹底し、高い倫理観と責任感を持って行動します。」これは渡しただけなんですか。 ...全文を見る
○古川(元)委員 あと、長官の御指示でコンプライアンス委員会というのができているはずですね。こういう事案が起きたら、なぜこういう不適切な問題が起きたのか、それを委員会にはかけなかったんですか。
○古川(元)委員 それは、かけるほどの問題ではないという認識だったというふうに理解してよろしいですか。
○古川(元)委員 何のために委員会をつくるかですね。まさにこれはコンプライアンスにかかわる問題ですよ。できていたということは、もう認識があったわけですから、それでいてかけない。それで、一般的にわかっているだろうと。わかっているような役所だったら、こんな何回も何回も国会の中で問題に...全文を見る
○古川(元)委員 このことは、では、社会保険庁の方には何ら報告もなかったということですか。
○古川(元)委員 では、もうちょっと別の聞き方をしますが、この投書を受領して、実際に大阪の社会保険事務所は調査をしたんですか、この投書を受けて。
○古川(元)委員 では、指示しただけで、調査はしていないということですか。
○古川(元)委員 では、その確認ができたということなんですね。
○古川(元)委員 結局、そのまま放置されて、五月十五日に、ABC放送から大阪事務局に対し、免除申請書の偽造があるのではないかとの取材申し込みがあって、これで初めて事務局長は調査したということですね。それでよろしいんですね。
○古川(元)委員 では、二十四日から五月十五日まで、確認しただけ、それでよかったというふうに認識していたということですか、これは。
○古川(元)委員 その指示をしたけれども現場が従わなかったということというふうに認識してよろしいんですか。
○古川(元)委員 さて、これは、十五日に調査して、該当事例があることが判明しましたね。なぜ、ここで大阪の事務局は本庁の方に報告をしてこなかったんですか。
○古川(元)委員 全容が判明しないと報告しなくていいんですか。
○古川(元)委員 長官、今の遅きに失したという認識はないという、長官もそういう認識でよろしいんですか。
○古川(元)委員 これは、京都のがあってまだ二カ月もたっていないわけですね。京都のがあって、みんな指示を受けて、大阪の事務局も受けているわけですよ。それでいて、十五日の段階といいますか、もっと前の段階で、そもそも、そういう投書が来たのに、確認するだけで調査もしないということ自体が...全文を見る
○古川(元)委員 ベストじゃなくて、そもそも入れないのはおかしいでしょう。  その上で、これは今長官から、再調査は長官の指示でやれという話ですね。  これは、十八日、資料の六枚目を見ていただくと、またメールの添付文書でこういうものが送られている。「再度あらためて貴局管下の事務...全文を見る
○古川(元)委員 長官、今のを聞いてどう思いますか。  前に本日午前中と言って返ってこない、大部分。もう少し、現場を知れと言って、現場の人のことで調査するんだったら、時間がかかるんだったら、大至急というならわかるけれども、本日中というのは、何かこれだと、本日中と言われても、ああ...全文を見る
○古川(元)委員 長官、これは、調査を自分でしろと言って指示したわけでしょう。何で長官名で出さないんですか。どうして室長に任せたんですか。何でおれの名前で出せと言わなかったんですか。
○古川(元)委員 先ほどから申し上げているように、その程度の認識でいいのですかということなんです。二回目ですよ。しかも、これがこのように明らかになればこういう大問題になるという認識は長官はなかったんですか。
○古川(元)委員 大問題であったら、どうして自分の名前で出さないんですか。前のメールで出して、ちゃんとまともな回答が返ってこなかったわけでしょう。虚偽の報告があったわけでしょう。室長の名前で出しても虚偽の報告を返してきていたわけですよね。そういう体質のところに、先ほど、長官も少し...全文を見る
○古川(元)委員 これは先ほどからの議論を聞いていていただければ、おかしいんですよね。「昨日、念のため、貴職管下の社会保険事務所の処理状況を再度確認いただき、結果について小職あてご報告いただいたところ」であります。さっきのお話だと、昨日中には報告は全部からはいただいていないわけで...全文を見る
○古川(元)委員 部長、そうすると、このメールというのは、先ほどの長官によると、これは室長からの指示というか、役所でいういわゆる命令書みたいな、そういうものかと思ったけれども、単に事務連絡的な、かなりそういう意味では、公式的な文書というより、私的な、よろしく頼むねというくらいの、...全文を見る
○古川(元)委員 そういう指示があっても、三月のときでもちゃんと聞いていなかったわけですよね。三月の時点でちゃんと聞いていて、先ほど長官が言われたように、きちんと浸透しているんだったら、四月二十八日の段階で東京事務局で申請のないままの免除処理なんか行われるわけがないですよ。どうし...全文を見る
○古川(元)委員 そう言いますが、長官がつくられた納付率八〇%の達成に向けたアクションプログラム、この手順を見ると、明らかにまずは免除を拡大しろと言っているんですよ。これは、十七年度で見れば、ステップの一で、「十六年度末の納付対象月数及び納付月数を把握する。」とあるんですけれども...全文を見る
○古川(元)委員 それは当然、法令を遵守した形でやられて初めてですよね。それが最低条件ですよ。  しかし、そうは言われても、昨年の十一月八日に長官が国民年金収納率緊急メッセージというのを出した中に、これは資料の八にありますけれども、「この時期になって、言い訳は無用である。まずは...全文を見る
○古川(元)委員 時間が限られていますから、最後に、長官の二月三日に出されたあいさつのところを見てみたいと思うんですが、十三の資料です。この一ページ目のところで、「社会保険庁が信頼を回復するために何をすればいいか」「一つ目は危機意識の共有、二つ目は改革の推進、三つ目はガバナンスの...全文を見る
○古川(元)委員 いや、私が聞いているのは、ほかの人がやっているかではなくて、言われている御自身がちゃんとこれをやっているかということですよ。  二ページ目を見ると、「最後に、リーダーと現場力に関する考えをお話しする。」「リーダーとはリーダーシップを持っている人。リーダーシップ...全文を見る
○古川(元)委員 御自分でやっていると言われても、それは周りが見ての判断だと思いますが。  そこで、大臣にお伺いしたいと思います、任命権者であるわけでありますから。  大臣、この事態、この問題の、きょう私の質疑を聞いていただければ、どういう流れでこうなってきている、こういう事...全文を見る
○古川(元)委員 これは大臣、村瀬長官は、残念ですけれども、ミイラ取りがミイラになっている。これは、長官の責任を含め、根本的な問題だ、こんな法案を議論する大前提の問題だと我々は考えておりますので、この問題についてきちんとした事実解明、そして責任の所在が明らかになること、そのことが...全文を見る
06月01日第164回国会 衆議院 本会議 第33号
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○古川元久君 民主党の古川元久です。  私は、ただいま議題となりました民主党提出の日本国憲法の改正及び国政における重要な問題に係る案件の発議手続及び国民投票に関する法律案及び自由民主党、公明党提出の日本国憲法の改正手続に関する法律案について、民主党・無所属クラブを代表して質問い...全文を見る
06月02日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第27号
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○古川(元)議員 お答えいたします。  私どもがこのがん対策基本法を提出した目的といいますか思いは、まさに、がん患者そしてその家族の皆様方の命の叫びにきちんと政治はこたえていかなければならない、そのように考えたからでございます。  本日、先日参議院の本会議場で、みずからがんと...全文を見る
○古川(元)議員 私どもは、このがん対策推進本部を内閣総理大臣直轄のもとに設置するということを規定させていただきました。これは、国家としてがんと闘っていくという強い意思を明確にする、そして総理のリーダーシップのもとに、先ほど来から御議論に上がっております省庁間の壁、そういうものも...全文を見る
○古川(元)議員 田名部委員から御指摘ございましたように、私どもは、がん対策でやはり一番大事なことは、がん治療に従事する医師であったり、あるいは医療従事者であったり、あるいはがん患者やがんの家族の皆さん方を心の面で励ますような人たち、私どもは、チームをつくって、チームでがんと闘っ...全文を見る
○古川(元)議員 お答えいたします。  日本は、これだけがんの患者さんが多い、そしてまたがんでお亡くなりになられる方が多いにもかかわらず、実際にどういうがんにかかって、そしてまたどういう治療が行われたのか、あるいはどういう経過をたどったのか、そういう病態についての情報というもの...全文を見る
○古川(元)議員 現在、政府においても、平成十八年度の予算で、がん対策の予算として百六十八億円余りが手当てをされておるわけでありますけれども、私どもは、やはり少なくとも五百億円ぐらいの予算はつけなければ、先ほどから申し上げております人材の養成あるいはシステムの構築ということから考...全文を見る
06月16日第164回国会 衆議院 厚生労働委員会 第32号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  今、山井委員の方から、我が党が従来から主張しております新しい年金制度、今の年金制度をやめて、国民年金も含めてすべての国民の皆様方がひとしく同じ制度に入る、その年金制度の創設と、同時に、保険料というものは、これはもう税と一緒に徴...全文を見る
○古川(元)委員 ということは、これは確認させていただきますけれども、いまだに大臣はというか政府は、歳入庁という考え方はとらない、あくまでも税と年金は別々だ、歳入庁はだめだと、これはファイナルアンサーですか。
○古川(元)委員 ファイナルアンサーだということであると、もしそれで間違っていた場合には、これは政権をかわってもらわないといけないということになると思うんですけれども。  では、本当にそこまで自信を持ってこれは検討した結果なのか。これは一枚しかないですから、なかなか、どこまでこ...全文を見る
○古川(元)委員 よく質問を聞いていてくださいね。それは私が次に質問しようとしたのをしゃべっているんですよ。全くちょっと、よく質問を聞いて答えてもらいたいんですけれども、この……(発言する者あり)いや、順番は違っていないですよ。ちゃんとその順番どおりですよ。  源泉徴収をこの辺...全文を見る
○古川(元)委員 何か、ちゃんと質問通告したのに、余りちゃんとしたのがまともに返ってこないので残念なんです。  要は、ほとんどこれは普通は、アルバイトしても何しても、私も昔学生のときもそうですけれども、一〇%引かれるわけですよね。  ですから、それを要は、国税庁からすると、税...全文を見る
○古川(元)委員 いや、ちょっと大臣、勘違いしているのかもしれませんが、税金の話です。税金は当然源泉徴収しますよ。
○古川(元)委員 では、どれぐらい、でも、実際にかなり源泉徴収している部分もあるでしょう。もしそういうことを言うんだったら、多分皆さんだってアルバイトして、源泉徴収されていた経験というのはあると思いますよ。ですから、それはされていないという人もいるかもしれないけれども、これはされ...全文を見る
○古川(元)委員 厚生年金のところでちょっと言いますと、厚生年金の保険料は、これは所得税の源泉徴収と完全に重複するはずですよね。そうしたら、我々の考えとは違いますよ、しかし、例えば、では、もう厚生年金の保険料の部分は税金と一緒に一括徴収というふうにしたら、その部分だけでも効率化す...全文を見る
○古川(元)委員 いや、今、大臣、その話になると最初のファイナルアンサーとちょっと違ってくるんですよ。歳入庁は考えていないと言っていて、今のお話だと、では、何ですか、雇用者だけみんな一緒に徴収する、そういう役所をつくろうというふうに考えていらっしゃるということですか。
○古川(元)委員 そうであれば、我々が提案している歳入庁というのも十分検討に値するんじゃないですか。どうして今のお話と、我々が提案している税と保険料の一括徴収というのは、これはそういう検討の中に入らないんですか。
○古川(元)委員 今大臣言ったように、何か年金は二千二百万人を見て、税務署はわずか何百万人しか見ていないみたいに言いますけれども、これは税務署だって、ある意味でこれはすべての国民の皆さん関係する話なんですよ。たまたまこれは、所得が課税最低限まで及ぶか及ばないかという話だけであって...全文を見る
○古川(元)委員 大臣と、これは党首討論のあれじゃないですから私が答える必要はないと思いますが。そもそも大臣、今の話は、言われましたけれども、私の質問にまず答えてからそう言われるなら言っていただきたいんですよね。  国民の視点に立った考え方をしているのか、きょう、私は、政府が検...全文を見る
○古川(元)委員 でも、この前テレビで、社会保険庁の最高顧問と言われる堀田さんが、歳入庁の話をしたら、いや、それは国税庁からだめだと言われていますから、もうそれ以上話が進まなかったとテレビで言っていましたよ。では最高顧問の人が言っていることがうそなのか違うのか、本当にちゃんと検討...全文を見る
○古川(元)委員 それをそもそもやっていないんじゃないかと思いますし、では国税の方も聞きますけれども、国税の脱税案件への調査査察による対応に重点が置かれているというのは、何か少額の、三十万ぐらいの脱税は見逃していいのかというふうにも読めますけれども、これを見て、徴収部長、どうです...全文を見る
○古川(元)委員 今の話を聞けば、要はそんなに変わらないということですよ。逆に言えば、今の制度が、例えば消滅時効で税と年金の保険料と異なっている、あるいは、一方は督促できるになっていて、もう一方は督促するになっている、そういう規定の仕方自身を違えているという、違う形で規定している...全文を見る
○古川(元)委員 でも、ここまで密接不可分で業務を切り分けられないと言うんだったら、それはすべてやるべきじゃないですか。  時間が来ましたからやめますけれども、これは、この不祥事の問題の調査をするだけじゃなくて、川崎大臣はファイナルアンサーだと言われましたが、これは次の総理にか...全文を見る
10月26日第165回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号
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○古川(元)委員 民主党の古川元久でございます。  本日は、民主党を代表して質問させていただきますが、質問に当たりまして、ここまで中山委員長のもと、この憲法改正のための国民投票法が与党側そして私ども民主党から議員立法という形で提案をされて審議に入るということに対しまして、これま...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  それでは、それぞれの提出者の皆様方の憲法に対する考え方を踏まえた上で、もう一度改めてお伺いいたしますが、それでは、なぜ、そのお立場にあって今国民投票法の制定が必要とお考えになっておられるか、それぞれの提出者からお答えいただけますか。
○古川(元)委員 ありがとうございます。両提出者とも、憲法改正の議論とは切り離して公正中立なルールをつくろう、そういう認識に立っておられるということはわかりました。  ただ、安倍総理は自民党総裁選挙のときには一番に憲法改正を掲げておられるわけでありまして、そういう声もあってか、...全文を見る
○古川(元)委員 ありがとうございます。  これは、今の保岡議員の御答弁にもありましたが、幅広く、護憲、改憲、両方を含めたコンセンサスをつくってというお話がありました。枝野委員からも、できれば全会一致でというお話がございました。しっかりと、やはり真摯に、そして胸襟を開いた議論を...全文を見る
○古川(元)委員 時間となりますので質問はこれで終わらせていただきたいと思いますが、私たち民主党は、国民の皆さんと憲法についての対話をより深めていく、今の時点で改憲とも護憲とも、そういうふうではなくて、とにかくオープンにやっていく。そういう意味では、公正中立な視点で公正中立な制度...全文を見る