古本伸一郎

ふるもとしんいちろう

小選挙区(愛知県第十一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

古本伸一郎の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○古本委員 御質問の機会をいただきましたことに感謝を申し上げながら、私からは、この「平成十七年度予算のポイント」という財務省からちょうだいをしておる紙に沿って、関係大臣にお伺いをしてまいりたいと思います。  まず、この聖域なき歳出改革という項目の中で、三位一体や、あるいは、三位...全文を見る
○古本委員 今大臣からありましたように、大どころは、独法化やあるいは郵政の公社化やそういうところで数字が外数になった、したがって、生首は減っていない。  では、ここで質問ですが、この昭和四十三年当時から、生首ベースでどれだけ減っているんでしょうか。
○古本委員 これは委員の皆さんにも御理解をいただきたくてあえて質問をしたんですが、実に、昭和四十三年から生首ベースで減っている数字は、これは事前にお伺いしましたが、二千四百九人です。生首という言葉は少し言いにくいんですが、でもこれは御省の担当が使っておられる言葉ですから、そのまま...全文を見る
○古本委員 では、もう少し具体的にお伺いしますが、総理は、例の三位一体の関連で、せんだっての我が党の寺田議員の質問にこう答えておられます。三位一体と行政のスリム化の関係について質問したことに対する総理の答弁は、三位一体の改革に当たり、組織の業務、あり方を見直す、行政の機構、定員の...全文を見る
○古本委員 今議論をしています来年度一般歳出四十七兆のうち、人件費は幾らでしょうか、財務大臣。
○古本委員 今のは間違っていまして、三十三万人の行政職に対する人件費は二・五兆だと思いまして、答弁、訂正があればお願いします。
○古本委員 私は、冒頭申し上げているとおり、議論のベースにしたいのは、総理が言われている一〇%削減という定削の問題です。定削の対象になっているのは三十三万人じゃないですか。この三十三万人の人件費は二兆五千億と事前に聞いています。
○古本委員 この二兆五千億のうち、先ほどの純減六百二十四名を、これは事前に計算しましたが、これに相当するコスト、単純割りですよ、単純割りしますと約四十億ぐらいです。したがって、率でいくと〇・二%です、割れば。  申し上げたいのは、実は、先ほどの聖域なき歳出改革ですか、財務省の予...全文を見る
○古本委員 嫌われながらと言われましたが、本当に嫌われていますか。  これはもっと言えば、各省庁ごとに仕事量なりをきっちり査定できる人がいないと、その仕事がむだかどうかわからないじゃないですか。原単位は変えられませんよ。アワーレートというのは公務員何とか法で決まっているんですか...全文を見る
○古本委員 もう一度整理しますよ。  国のコストは、それぞれのポストが今、麻生大臣がポストと言われましたので、三十三万種類職種があるわけですよ、ポストが。これは人員じゃないです。実数じゃなくて三十三万種類の、霞や出先も含めれば、いすと机があるわけですよ。  この三十三万分の仕...全文を見る
○古本委員 これは、公務員の皆さんのいろいろな働き方改革や行革で何か人員削減されたようですが、議論がバックギアへ入ったようでありますが、等々いろいろやっておられるのは承知しています。しかし、個々の職員の皆さんがそうなんだという思いにならないと原価と闘えませんよ。  例えばの例で...全文を見る
○古本委員 これは後刻理事会で、議事録削除も含めて、委員長、協議、お諮りをいただきたいと思います。
○古本委員 これは中小企業の皆さんでも零細の皆さんでもみんなそうですが、親方が部下を信じなくてどうやって行政改革できるんですか。最大の親方は総理ですよ。まさに個々の社保庁の職員の皆さんには罪はないんですよ。一人一人には罪はない。かつてそういうことがあったのも事実かもしれない。しか...全文を見る
○古本委員 これは、世間で言うリストラクチャリングというのは、人、物、金、セットでやることです。したがって、定削計画で平成十七年度また一〇%削減、これは定員の問題ですね、定員削減をする。でも生首の問題はなかなか難しいという議論だし、実はマイナスインパクトとしては大した割合じゃない...全文を見る
○古本委員 時間が参りましたので、最後に一言だけ。  実はきょうは事務総長も多分来ていただいていると思うんですが、せんだって、衆議院の院内の、ハウスの職員の方々の中で国会議員より給料が多いという方がいるんじゃないかという一部報道がありましたが、ああいうことに惑わされてはいけない...全文を見る
○古本委員 終わります。ありがとうございました。
02月28日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎です。  私からは、議題となっております定率減税に絞りまして質問を申し上げたいと思います。  今般の定率減税の縮小の法案でありますが、思い返せば、当時何の目的でこの定率減税を入れたか。これは何をか言わん、可処分所得の向上による消費の喚起であったと...全文を見る
○古本委員 マインドが冷えた理由を今伺ったわけでありますが、確かに八兆六千億に上る新たな国民的な負担増があったわけですね。これが大きな消費が冷えた理由だとすれば、今、果たして我が国の消費が、個人消費が、内需を底支えしている個人消費が改善しているかどうかというのを判断する物差しは、...全文を見る
○古本委員 今底が抜けるという話がありましたが、私は、大臣ほどの見識のある人ですから、底が抜けるというのがどういう定義かというのはまた別の機会に伺いたいですが。  今回、消費が上向いている、マインドが上向いているという判断をしているのが、定量的にかつ客観的にはかっているメジャー...全文を見る
○古本委員 もう少し家計実感のある生っぽい話でいいますと、平成十六年総務省家計調査、消費支出は対前年比では一・五ポイント上がっているんですね、対前年ですよ。だけれども、問題は、減税をした当時の経済環境と比較しなきゃいけないということを申し上げているんですね。  その意味では、直...全文を見る
○古本委員 消費には、恐らくマインドの部分、これは政府税調にもそう書いていますから、買い物をしたいという気持ちになる、これは消費の計画ですよ。今度はボーナスが入るから、おれもいよいよ液晶テレビ買おうかと。これはマインドですよ。それと、もう一つは実質の可処分ですよ。やはり先立つ財布...全文を見る
○古本委員 本当に寂しいですよ。それは十八年度の一—三でいけばそういうことかもしれませんが、半減がされて、それがすべて一—十二でかかってくる以降のインパクトでいけば、これは数字で出ているじゃないですか。財務省も発表しているでしょう。モデル世帯で年収七百万世帯でいけば、半減による増...全文を見る
○古本委員 液晶は例え話で言っただけで、まさに日本の経済全体が消費が上向いているという判断をする上に立てば、別に液晶テレビだけじゃなくて、あまたの消費財があるわけでして、そういった部分を買い支えている人は一体だれかというと、これは国税庁が出しているいわゆる所得の分布ですが、これに...全文を見る
○古本委員 それは計算すればそういうことなんですが、ただ、減税感を、恩恵をすごく感じてこの何年間か暮らしてきた人というのは、何をか言わん、私は、年収が五百万、七百万、あるいはその前後にある中堅所得層の皆さんだと思うんですね。この人々をまさにターゲットにした今回の増税なんですよ。結...全文を見る
○古本委員 今大臣がそうおっしゃっていただいたので、この財源を何に使うかについて議論を進めたいと思うんですが。  まさにこの定率減税によって得る財源を何に使うか。これは、国民年金の、公的年金の国庫の補助率を二分の一に上げていく、これによって不足するだろう財源に充てていく、これは...全文を見る
○古本委員 これは与党合意がありますよね。政調会長同士の合意ですか、自由民主党の与謝野さんと公明党の井上さんが、平成十七年予算・税制に係る合意ということで、こう書いてありますよ。平成十七年度税制改正における定率減税の見直しによる増収分については、交付税率相当分は地方交付税交付金と...全文を見る
○古本委員 今、見合いじゃないという話がありましたが、少なくとも政府税調の資料や今回の判断に至った経緯の紙には、いわゆる国庫の負担率二分の一、年金財源が今まさに枯渇している中でそれに充てていくためには、これはまことにもって数字的にも二兆円を超える税収増になりますから大変いいという...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  では、そのために増税をするという前提に立って議論を進めたいんですが、なぜ年金財源が危機的状況に陥ったんでしょうか。なぜ陥ったんですか。理由を述べてください。
○古本委員 まさに負担と給付のバランスの線形が予定外にして大変インバランスになってきた、こういうことだと思いますが、私は、このことはだれもとがめないし、とがめられたものじゃないですよ、わからないですから。ただ、出生率の数を隠していたというのは許せませんよ。そこをおいていても、これ...全文を見る
○古本委員 厚労大臣じゃなく財務大臣ですから、私は、まさに金庫番の大臣としてこのことは問いたかったんですよ。大臣、実はそれは間違っているんですね。理由の中には入っていますが、主たる理由じゃないんですよ。  これは平成十四年の、社保庁もみずからをディスクローズしようという思いの中...全文を見る
○古本委員 参考までに、さっきのアンケートの中で、年金未納者の所得層の中央値を見れば、未納の方の所得層の中央値が年収で三百一万円です。納付されている方の中央値が三百七十三万。ですから、これだけを見て軽々には判断できませんが、総じて、やはり所得が低いことが原因となって払えていない背...全文を見る
○古本委員 こういう表現が政府税調の中にあるんですね。平成十一年来、所得税減税の三兆円ほか累次の減税が歳入を圧迫して、その分巨額の公債発行が続いている。私は、その分という言葉を解釈すれば、減税をした分はその分国債を発行してきたとこれは素直に読めるんですね。正しいですか、これ。
○古本委員 何となれば、では、今回の増税に伴って政府が新たに得る財源、二兆数千億に及ぶと聞いておりますが、来年は一—三月ですから、それ以降は通年できいてきますよね、この分は大臣は神に誓って国債を発行しないと約束できますか。純減できますか、この分を、見合いで。見合いでですよ。
○古本委員 まさに、加藤の乱から、大臣、ずっと男っぷりを上げてこられて今日に至っているわけですよ。もう後は、総裁のいすは目の前ですよ。総理とは言いませんよ。総裁のいすが目の前まで来ている。そういう方が、まさにきょう傍聴にも来ておられる方々の、まさに庶民の所得層、五百万前後の人が、...全文を見る
○古本委員 議論を進めたいと思うのですが、定率減税縮減の目的の中に、税の公平性という観点が、法律の中にも今後抜本的見直しを図っていくということを条件にうたっておられますよね。そのことを考えれば、政府税調の中にもはっきり書いてある、税の公平性を担保していく中で、今回所得税全体を見直...全文を見る
○古本委員 大臣、実は、これは私自身がサラリーマン出身だったからというわけではありませんが、現実的に、平成十四年の源泉所得、総額十四兆八千億、これの内訳を調べました。そうしますと、給与所得層からの源泉徴収所得税が九兆七千億、すなわち、七割を超えています。まさに我が国の所得税の屋台...全文を見る
○古本委員 ぜひやっていただきたい、切に願うところであります。  日本の少子高齢化という大変な課題の中で、未来を切り開く、きょうちょっと暗い話ばかりしましたので、ただ、現実ですよ、冷厳な事実として申し述べてきましたので、少し未来の話をしたいと思います。  大臣は、政府税調にも...全文を見る
○古本委員 大臣、大事な観点を落としていると私は思いますね。政府が歳入減によって今苦しい、ついては、歳入増を図るためには増税をする。そうですよね、定率減税縮減して増税するのですから。収入が欲しくて増税する、これは子供でもわかりますよ、こういう単純なことは。そうではないのですね、G...全文を見る
○古本委員 いずれにいたしましても、今回の増税に伴って痛みをより感じる所得世帯層は五百万から七百万あるいは五百万以下の、まさに減税の恩恵をより感じている層に可処分減という直撃をする、影響の出る増税には反対でありますし、そして、このことによって日本の個人消費が冷え込むことをまさに憂...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○古本分科員 民主党の古本伸一郎でございます。  麻生大臣におかれましては、連日の委員会での御対応まことにお疲れさまでございます。またきょうも、分科会、この後も控えておられますので、ぜひお体を大切によろしくお願いをいたします。  私からは、予算委員会の分科会でありますので、あ...全文を見る
○古本分科員 では、約五十人で三十三万人、常に三十三万人の定数の査定を入れているわけじゃないでしょう。恐らく、増員要請があり、あるいは純減で削っていく、計画努力の部分がある等々を見るにしても、例えば具体的に、私は今外務委員会に専ら所属をいたしておりますが、この外務省を例にとっても...全文を見る
○古本分科員 今、数字を伺いましたが、結果二十名の増員になった、この妥当性を判断するに当たり、担当のスタッフは何人でやっておられますか。
○古本分科員 実は今、これは御省御局の座席表のコピーをいただいておるわけですが、これは入り口に張ってありますから半ば公文書だと思っていただいていますが、現実的には、担当の人は二人でやっていますね。しかも、お二人の机がありますが、防衛と外務を兼務なさっていますから、純粋に外務省、今...全文を見る
○古本分科員 外務省からレクっていただく、あるいは外務省から出てくる物差しで判断をする、こういうことでありました。しかし、その当の外務省が、例えば、デンパサールに年間何万人の観光客が来る、観光客何万人当たり何人の領事がいるとか、あるいは進出している日系企業が何社ある、ついては在留...全文を見る
○古本分科員 なぜこのことに、入り口の議論としてこだわるか、私見ではありますが少し申し上げたいと思います。  これは、例えば今回の外務省の予算案、私も予算書を拝見しましたし、外務省の皆さんから説明を受けた。かくかくしかじかで在外公館をこういうふうに統廃合したい等々話があった。正...全文を見る
○古本分科員 そういう意味では、今、必要性はあろうと大臣におっしゃっていただきましたので、例えば、在外公館の実務を知るためには、何も海外に駐在しなくても、例えば短期で外務省に出向して人事交流をしてお互いに見る、そんなこともやり方としてはあると思うんですね。ぜひ御検討いただきたいな...全文を見る
○古本分科員 イメージしていただければいいと思うんですが、多分、企業でも、採用、配属する人事部と財布を見ている経理部は違うわけですね。しかし、企業は互いに利益を共有しているという大前提があるわけですね。  財務省と御省が共有していないとは言いませんが、しかし、査定段階で、この仕...全文を見る
○古本分科員 私はぜひそういう先駆けの事例をつくってやっていくのがいいのか、あるいはもう仕組みとして、これは現実問題、伺いますれば、主計の皆さんが、どちらが上流か下流かというと、これは恐らく財務省の主計の方が上流で、先に定員の問題並びにそれに付随する仕事の中身についての査定を入れ...全文を見る
○古本分科員 大臣、今、数字、お聞きになったと思いますが、せんだっての我が党の同僚議員とのやりとりも議事録で拝読をいたしましたが、公務員の皆さんがどうして、とりわけキャリアの皆さんが途中で転職するか、あるいは全体に士気が下がっているんじゃないか等々のやりとりを同僚議員とやっておら...全文を見る
○古本分科員 僕は麻生さんのその本音話、大好きです。まさにそのとおりだと思います。中部空港も結果として一千二百億円下げましたが、これは国庫に帰属しただけで、愛知県民あるいは中部空港のプロジェクトに携わった人には何の得もありません。使ったもの勝ちなんです。  しかし、そのシステム...全文を見る
○古本分科員 時間が参りましたので一言だけ。  きょう申し上げたかったことを再度、特に事務方としては肝に銘じていただきたいのは、大臣、最後にいい話をしてくださったと私は思うんです。  やはり、やりたくてもやる気の起こるシステムになっていないんです。これは、大きな話でいけば、ま...全文を見る
03月08日第162回国会 衆議院 本会議 第9号
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○古本伸一郎君 民主党・無所属クラブを代表いたしまして、古本伸一郎、ただいまより質問申し上げたいと思います。(拍手)  議題となりました旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、関係大臣に御質問申し上げます。  我が国では...全文を見る
03月16日第162回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、午前中から、途中参議院を挟んで大変お疲れさまでございます。  私からは、議題となっております在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、関係...全文を見る
○古本委員 ただいま大臣から、あまたの業務の分野があって、それに濃淡、軽重をつけられず、すべてが大事だ、こういうことだったと思うんです。とはいえ、各国にいらっしゃる大使は体は一つでありますので、そういう意味では、いわば大使の一日ではありませんが、一体何を重点に置いていくか、これは...全文を見る
○古本委員 とはいえ、現実問題、我が国を取り巻くさまざまな政治課題を考えますと、例えば、直近でいけば、国民も大変関心の高いBSEの問題があります。この問題は、伺いますれば、昨年の九月、これは総理がブッシュ大統領と会談される中で、早期に日本への輸出再開を求めてくる中で、総理は立派だ...全文を見る
○古本委員 その高度な政治レベルで方向性が見出されている、解決がされていると今おっしゃられましたが、もしそうであれば、今アメリカ側が、早期の輸入再開をしないのはなぜか、上院の農業委員会を中心に、あるいは下院を中心に、声がアメリカ側議会でも上がっております。もし日本側と米国側が、こ...全文を見る
○古本委員 科学的知見に基づく、あるいは食の安全の確保を大変大事になさる、またそれを前提条件に話をした。にもかかわらず、なぜアメリカ側から今、早期に輸入再開を決めたんじゃないのかとのごとく言われなきゃいけないんでしょうか。  これはむしろ、駐米大使が窓口となって上院の皆さんや下...全文を見る
○古本委員 昨年の九月からの日米首脳会談でもこの議題を取り上げて以降、数々の場面が加藤大使とアメリカ側とあったと理解しておりますが、再度伺います。  加藤大使は町村外務大臣の指揮命令のもとでお話をなさったわけでありますが、その際に、どの程度のタイムラグといいますかタイミングで大...全文を見る
○古本委員 ただいま大臣がおっしゃったような事案の処理に当たるということは、これは政治的な判断を要するものなんでしょうか。
○古本委員 大臣を支えるスタッフとして逢沢副大臣初め政務官もいらっしゃいます。この人々がまさに満を持して構えておられて、どうしてこういう有能なスタッフをそういう場において使われないんですか。
○古本委員 加藤大使は国民に選ばれたわけではありません、大臣に選ばれました。大臣に選ばれ、内閣で承認を得て、天皇陛下の認証を賜って任につかれる、これは承知しているつもりです。しかしながら、今話題となっています例えばBSEの問題や、あるいは今韓国大使が一時帰国していると伺っておりま...全文を見る
○古本委員 全部が必要だとは思わないんですね。ですから、案件にもよるでしょうし国にもよる。今話題となっているこの領土、領海の問題やら、あるいは国民の大変な関心事であります食の安全の問題が絡むこのBSE問題やらについて、大使が矢面に立つにはいささか任が重いんじゃないかと思うんですね...全文を見る
○古本委員 それにしてはタイミングがいいですね。アメリカもその辺は承知した上でかけてこられたんだと思いますが、そこでまた総理は立派ですよ。これらは科学的知見に基づいてということで踏ん張っておられる。  したがって、今我が国が国益を守るために、食の安全という意味ですよ、なすべきこ...全文を見る
○古本委員 大臣、大使がそうやって大変尽力をなさっているということを伺えばこそ、今度十八日にライス長官がいらっしゃいますね、来日なさる。これは通商問題じゃなくて食の安全で日本人がこだわっているんだ、これは明確に言っていただけるんでしょうか。
○古本委員 では、私も大臣にあえてもう一点だけ確認をいたすわけですが、局長級協議で確認をしたポイントというのは、特定部位を除去して、並びにアメリカ側は二十カ月以下の証明をこれはきちっとつける、これを条件にのんだわけですね。そのときには、科学的知見を必ず徴取して裏づけをとってやると...全文を見る
○古本委員 では、ぜひ、今度のライス長官との会談は期待を申し上げますし、応援を申し上げたいと思います。  その際に、先ほども経済局長が加藤駐米大使の奮闘ぶりを説明してくださいましたが、この問題が発生以来、この当委員会、まさに窓口になっている外務委員会に、例えば加藤大使が一度でも...全文を見る
○古本委員 逢沢副大臣ほどのエキスパートを前に私も僣越ですが、だからこそ皆様方が前面に出張っていって関与した方が、より生の声なり、生の交渉実態なり、その場の雰囲気なりが我々にも伝わるし、もしかしたら我々も誤解をせずに済む部分もあるのかもしれない。  したがって、今、議員でもない...全文を見る
○古本委員 お話は伺いました。ありがとうございました。  先ほどのライス長官との話、今後控えている話にもう少し戻りたいんですが、国民感情的にいいますと、これはやはり、ブッシュ大統領の政治的な資金の支援の団体であるいろいろな諸団体の中で、実に食肉業界の八割がブッシュ陣営をさきの大...全文を見る
○古本委員 まさにそんなもろい関係だったんだろうかと思うわけなんですね。対日制裁を示唆しているのは具体的ですよ。品目まで挙げられていますよ。矢面に立ちそうなのがタイヤじゃないんですか。したがいまして、WTOの手続を経ないそういった報復措置というのはWTO違反になりますよね。こんな...全文を見る
○古本委員 大臣にお尋ねいたします。  まさにそういう日米通商摩擦のごとく、もはや両国間においては死語となりかかっているとさえ受けとめてもいいこのテーマが再度惹起されるに至っていることについて、総理は何かお考えをお持ちなんですか。それを受けて町村大臣は、いわば交渉の当事者であり...全文を見る
○古本委員 終わります。ありがとうございました。
04月15日第162回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  私からも、議題となっております旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、質問させていただきたいと思います。  まず、この旅券法の改正に伴いまして、現在の旧式といいましょうか、...全文を見る
○古本委員 効用分というのは、大使館や領事館で、まさに邦人保護やいろいろなサービスの便益に浴することができるから、それへの見合いとして効用分が年間千円、こういうことでありますので、そこでまだ残り九年間は効用がないままに失効させるわけでありますから、新しいe—パスポートに更新したと...全文を見る
○古本委員 私が伺っていますのは、効用分というのはバーチャルなんですか、現実の世界なんですか。これは現実の世界で、どこか海外に出た邦人が何かサービスを受けて、効用分なわけですよね。  最前から申し上げているのは、残余の期間があった場合には、この分は、その効用がないままに更新をし...全文を見る
○古本委員 そうすると、e—パスポートに、せっかく国が導入してくれて、ある意味便利になるということで、特に忙しいビジネスマンなど、自腹を割いてか会社から費用が出るかは知りませんが、多分飛びつくでしょう。まさに外務省も期待をするところではないんですか。そうしたときに、今言っています...全文を見る
○古本委員 効用分という、効果の用の分と書いた効用分ということを国際派の大臣がご存じなかったというのは意外に感じますが、年間三百億円を超えて徴収されています。したがいまして、これをこの場で、わかりました、返還しますと、多分財源的には大きな問題になるでしょうから当然そういう答弁しか...全文を見る
○古本委員 ところで、パスポートといえば、今愛・地球博が開催されておりますが、出だしの来場者数ということを見れば、少し、特に諸外国からのお客様の出足が芳しくないという中で、主催者の皆さんも大変気をもんでおられるというふうに聞いております。  そういう中で、例の日韓、日中関係が御...全文を見る
○古本委員 端的に申し上げれば、竹島は日本の領土である、今大臣はそうおっしゃられたというふうに理解をいたしました。  その上で、今、日韓関係が、そういう意味では竹島のことをきっかけに波が、私は小さな波だと思いますが少し立ってきているなというふうに思います。  そういう中で、次...全文を見る
○古本委員 一九七二年に、田中元総理のまさに先見の明もあった中で国交が正常化されたわけですね。国交が正常化されている国の代表が相互に訪問し合うことができないというのは、まさに異常事態なんじゃないでしょうか。  何かの会合で、出会い頭とまでは言いませんが、ちょっとすれ違う程度で本...全文を見る
○古本委員 今、我が国の子供たちに使うための教科書について、かの国からある意味でとやかく言われています。  一方で、かの国の教科書について踏み込むということは、私は見方が二つあると思っていまして、同じ土俵に乗ってしまう危険性もある、これは一面では。ただ、一方で、大臣も読まれたこ...全文を見る
○古本委員 歴史の光と影でいえば、ここに書かれていることは影の部分なのかもしれません。一方で、光の部分でいけば、この戦後の六十年、ODAを初めアジア諸国にはもう一千億ドルを超えて投資しています。さらに、日本は世界に誇れる平和国家として繁栄してきました。これは、アジア諸国の皆さんの...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第2号
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○古本分科員 民主党の古本伸一郎でございます。  きょうは、文部科学大臣への質問の機会をいただきましたことに感謝を申し上げながら、学校教育、広い意味での公教育の中で学校教育という狭義の公教育に少し的を絞り、その中で、現在その公教育を恐らく相当な部分で補完しているんだろうと思われ...全文を見る
○古本分科員 教育費という意味ではそういうことだと思いますし、さらに加えて理科系だとか医学部等々に通えば二千万あるいは三千万、物すごく金額がかかってくる。これに加えて当然に養育費も要るわけでありまして、これは御家庭によっていろいろなお育て方があるでしょうから一概には言えませんが、...全文を見る
○古本分科員 大臣が幼少期を過ごされた時代は多分そうだったと思います。私たちの時代もぎりぎりそうだったかもしれません。今のお子さん方は、例えば読み書きそろばんを習熟しようと思うと学校の義務教育課程だけではなかなか補い切れなくて、結果として、個別個社の名前は余りよろしくないかもしれ...全文を見る
○古本分科員 そうしますと、大臣の御認識を確認いたすわけですが、小学校の課程においてまずやるべきは読み書き計算である、こういう認識でよろしいんでしょうか。
○古本分科員 そうしますと、読み書き計算において、ありていに言えば、俗っぽく言えば落ちこぼれなる子が生まれたときは、その子供たちの補習なり、いわゆる昔でいけば居残りですね、先生が夕日が落ちても一緒になって計算を教えてくれた、ああいうことを大臣は奨励されるということを今お約束されて...全文を見る
○古本分科員 小学生の六年間において読み書きと計算というのは、まさに人間として今後生きていく上での生き抜く力ではないかと思うんです。ですから、そこの部分においてぜひやっていかなきゃいけないという思いを大臣がお持ちだということを心強く感じながら、一方で、先ほどの塾の話に少し戻るわけ...全文を見る
○古本分科員 小中校生のときは義務教育課程ですから、まだ切り詰める中でやりくりできるんですね。さすがに高校生二人を持っている御家庭であれば、第一の理由が共働きになります。したがって、生活費をまずは切り詰めて、次に働きに出て、とらの子の貯金に手をつけて子供を育てて、お子さんが塾から...全文を見る
○古本分科員 切り詰める理由の中に、上位の理由がいろいろあるんですが、旅行やそういったレジャーを切り詰めたり、被服費それから外食費を切り詰める、親の小遣いを切り詰める、さらには食費を切り詰める。これはまさに本末転倒じゃないんですかね。今、食育の問題も語られています。まさに、情操教...全文を見る
○古本分科員 平成十一年の特定商取引法の改正でしょうか、特定継続的役務に指定されるものとして、その他、エステ、結婚相手紹介サービス、パソコン教室、語学教室、そして塾。その範疇が、大臣、エステと一緒がよろしくないと言っているわけじゃないんですよ。エステサロンも、そういうことを欲する...全文を見る
○古本分科員 きょうは経産の方にも来ていただいておりますが、これは、クーリングオフを初め、いわゆるビジネスとしてこの業態をある意味で見ているということだと思うんですね。  何か、伺いますれば、直近で、年間で千数件の苦情、クレームが寄せられていると聞きますが、その中身はどういうも...全文を見る
○古本分科員 したがいまして、これはまさにビジネスとしてとらえているんですよ。苦情の中身もまさに中途解約に伴う返金の問題やらであって、何を教えているかとか、どういう先生が授業を担っているかとか、肝心かなめのところは何もノータッチなんです。御省も管理していない。管理という言葉が適切...全文を見る
○古本分科員 今、御省の予算の中で、一般会計で学校関係経費というのは、小中学校のいわゆる先生方の人件費、施設費ですね、それから高等学校、大学校での交付税や私立大学の助成金等々、全部積み上げると七兆六千億ぐらいあると思います。これは数字で事実としてあると思いますね。今年度ベース、昨...全文を見る
○古本分科員 そうしますと、もう一度おさらいですが、大臣は小学校の課程において、読み書き計算については公教育、学校教育の中で完結をしてきちっとやるんだということを言っておられるというふうに理解しました。そうじゃないというのなら後ほど御答弁いただきたいと思います。  その上で、で...全文を見る
○古本分科員 ぜひ誤解のなきように。  学校の先生が職務怠慢をしているということを指摘しているのでは全くなくて、学校の先生がそもそも読み書き計算についてまずは教えようということで指示を受けて、目的を持ってまずはそれに当たらないと、そういうことをやっても評価されませんよね、報われ...全文を見る
○古本分科員 もう最後にいたします。  大臣は、「土曜日に授業をやりたいという現場の要望がある。学校や市町村などの裁量に任せてもよい。」と発言をされておられます。例えばこの歴史問題しかり、あるいは先ほどの読み書き計算しかり、本当に学校の先生が教えたいことが教えられるようにするた...全文を見る
○古本分科員 終わります。
05月18日第162回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  私からは、過日、本委員会で既に賛成で可決をされております旅券法につきまして、実は、御案内のとおり、不肖私の本委員会における最後の質問の中で、法案にいささかの瑕疵があるんではないかということが明らかになった経緯がありました。  そ...全文を見る
○古本委員 そういたしますと、手数料ということは、例えば、幾つか財政当局からも教えていただきましたが、例えば登録免許税というものがございます。これは、例えば不動産登記、商業登記、いずれにしても、登記をつける、登録をすることによって、国がそういうライセンスを付与することにより得る利...全文を見る
○古本委員 そういたしますと、実は、先般の私の質問の中で大臣の御答弁をいただいた議事録を精査いたしますと、大臣はこうお答えになっておられるのですね。委員がおっしゃる意味が私もわからないではございません、これは大臣いわくですよ。しかし、切りかえは強制ではない。あるいは、あくまでも期...全文を見る
○古本委員 パスポートをとるというのは個人の判断です。そのパスポートもIC旅券にしたいかどうかは、個人の恐らくこれは判断でしょう。したがって、そのパスポートを発給するに伴う実費ですね、行政経費、直接経費は、これは個人の判断でしょうということはそのとおりじゃないかなと思います。 ...全文を見る
○古本委員 実は、効用分の積算根拠というのは極めて明快でして、通信関係諸費二十四億円、あるいは啓発宣伝費二億、旅費八十億、これは領事業務に要するものですね、人件費、これは館員の給料でしょう、百九十九億等々積み上げて、十六年実績で三百七十七億円、これを割り戻すと大体年間千円になるだ...全文を見る
○古本委員 恐らく、関係者はもう皆わかっているんですね。ただ、想像では物は言えませんが、これはおかしいということに少なからず気づいている事案だと思います。そういう中で、先例があったり、あるいは法律を守ってきた先輩方の顔が浮かぶんでしょう。しかし、本当におかしいことであれば、何らは...全文を見る
06月03日第162回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  私からは、議題となっております条約審議の中で、海事債権を中心に質問をしてまいりたいと思います。  まず冒頭、先ほど来、委員会の委員の皆さんの出席の状況は、委員長以下、御案内のとおりであったと思います。考えれば、本日の事案につきま...全文を見る
○古本委員 大臣の責を問うているわけではありませんが、これは全体の責任だと私は思います。しかも、条約の審議でありますから、これは内閣提出であるわけですから、厳に戒めていただきたいですし、重く受けとめていただきたいと思うわけであります。  そして、何よりも、日本の未来を、恐らく、...全文を見る
○古本委員 条約の締結に伴って、国内の利害関係人が、これは船主の立場もそうでしょうし、日本が将来ハブ港湾となって、巨額の港湾整備費を投入してそれぞれの港を整備しているわけでありますから、日本に入港する際には高い保険を払わなきゃいけなくなる、それから保険が義務づけられた、そんなこと...全文を見る
○古本委員 その後、追跡権も有しておると。先ほど来大臣の答弁にもありましたが、これは領海に逃げたもの勝ちなんでしょうか。それとも、そうさせないようにしっかりとEEZの日本側の追跡の中で確保し、拿捕する。どちらが望ましいんでしょうか。  そう考えましたら、これは領域内で、しっかり...全文を見る
○古本委員 そうしますと、現地で、韓国当局からの誘い水であったにせよ、このことについて逢沢さんが話題にしたということは遺憾に感じておられるわけですか。
○古本委員 縦割りということであればそうなのかもしれませんが、海上保安庁は国土交通省の組織であります。国土交通大臣、町村大臣並びに各大臣は小泉内閣の閣僚であります。したがいまして、コメントする立場にないというのはそのとおりだと思いますが、少なくとも連携はとってもらわないと困るわけ...全文を見る
○古本委員 解決に当たって、担保金の支払いで決着という報道が流れております。これはボンド制ということで、世界的に見ても、逆に日本の漁船がそういう立場に、被疑者になったときに早期に釈放してもらうということは、相対の話でありますから、これはそういう判断もあったんだと思うんですね。これ...全文を見る
○古本委員 これは、国際的な何か担保金に対する、ある意味、レートのようなものがあるんでしょうか。何をしたときは幾らと、科料のレートのようなものがあるんでしょうか。
○古本委員 国民が今この話題は大変注目していると思いますね。特に日本海で、島根や鳥取方面、山口、まさに操業をなさっている漁民の皆さんの切実なる思いの中で、今回の結果は、テレビにかじりついてごらんになっていたと思うんですね。  そういう状況を考えますと、手心を加えたというようなこ...全文を見る
○古本委員 非常にタイミングが、両国民的にも、未来志向でいこうと町村さんも常々おっしゃっています。小泉さんも常々おっしゃっている。しかしながら、こういうことがあるたびに、一人一人の国民感情からすれば、なかなか未来志向には感じにくいわけでありますね。片や殴っていないという当局がいて...全文を見る
○古本委員 少し乱暴な言い方をしたことは現場の皆さんにおわびをしながら申し上げるわけでありますが、これは相当な思いで昼夜を分かたず日本の海を守ってくださっていると私は信じています。  その意味で、そういう現場の皆様が銃後の憂いなくやるためには、政治がしっかりしなきゃいけない。そ...全文を見る
○古本委員 それでは逆にお尋ねをするわけでありますが、大臣は、かの国が、中国、韓国がどうしてここまでも、日本が常任理事国入りをすることに対して、明確な否定はしていないといたしましても、快くは思っていない、世論も含めてあると思われますか、お答え願います。
○古本委員 今、大臣はっきり答弁をしてくださいました。両国の外交トップとお話をされた中にあって、靖国が原因でそういった国民感情に、かの国の皆様の国民感情を含めてなっているわけじゃないと明言があった。では、一体何が原因でここまで言われなきゃいけないのかなと思っているのが、一般的な日...全文を見る
○古本委員 国連安保理常任理事国入りした暁には、このことを日本単独で議題にできるルールになっているかどうか、そして、このことを解決するために問題を提起する、国連の場で提起をする御決意があるかどうか、大臣にお尋ねいたします。
○古本委員 靖国のことが問題ではないと両国の外交トップがおっしゃった。では、今申し上げているような領土、領海をめぐる、中国とは領土、領海の問題はないとおっしゃいましたが、少なくとも韓国とはあるわけでありまして、このことが原因となっているかどうかの確認を両首脳に、あるいは外交トップ...全文を見る
○古本委員 この問題は大きな問題でありますので、続きは次の機会にゆだねたいと思います。  最後に一点だけ。例のIC旅券の導入に伴っての効用分の扱いにつきましては、文字どおり大臣の御英断をいただいて、まさに国民に喜ばれることをしていただきましたことに、まずお礼を申し上げたいと思い...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第14号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  委員長を初め各大臣におかれましては、連日の当委員会でのお答えをいただいておりますことをお礼申し上げたいと思います。  私からは、議題となっております今回の民営化法案の中で、企業経営の根幹であるイニシアルコストとランニングコストと...全文を見る
○古本委員 もとより窓口を持たない銀行ができるわけですね。したがって、郵便局のネットワークを頼らざるを得ない。  そこで、先日来話題になっている、一括してどのように委託契約を結ぶか。そこでもう少し掘り下げるんですが、契約の形態はどのようなことをイメージなさっておられるのか。麻生...全文を見る
○古本委員 大臣、恐れながら、端的に答えていただきたく思います。前置きを少しはしょっていただけると助かります。その意味で、端的に尋ねます。  全国の津々浦々の局と結ぶんですか、結ばないんですか。契約書の中に、これは一括と言いましたから、別添で包含されるのか、されないのかと私は問...全文を見る
○古本委員 ATMをスーパーの出先とかに置いておって、結果として、簡易局に置かずに、ふもとにおりていったスーパーのところにATMを置いていて、それも一台でカウントしているということを重々承知の上で、内数で申し上げています。  したがって、そのATMのショバ代というんでしょうか置...全文を見る
○古本委員 結ぶかどうか、答えてください。麻生大臣に助け船を出していただきました。そういうふもとにおりていったATMも含めて私は申し上げています。すべてと結ぶのかどうか、答えてください。
○古本委員 議論を整理したいと思います。  あまねく全国にある郵便局ネットワーク、その中には、ふもとにおりていった、スーパーに置いてあるATMを含めて、これらに対して委託手数料が払われるべくして一括契約が結ばれる。そして、その委託手数料というのは、もとより先ほど申し上げた三つの...全文を見る
○古本委員 では、そこを法律の条文の何条に読み取ればいいんですか。教えてください。
○古本委員 観点をちょっと変えますよ。  そうしますと、仮に、委託手数料が高い、郵便貯金株式会社としてはこれ以上郵便局株式会社に頼むのはもうつらい、そうなったときは、既存行に乗りかえることはできますか。地元の信金、信組のネットワークに乗りかえることはできますか。
○古本委員 そうしますと、大臣がおっしゃりたいこともよくわかるんですね。民営化法の九十八条で安定的な代理店契約をうたっております。したがって、不採算局に委託を義務づけられない、不採算局にまでですよ。こういう思いはよくわかるんですよ。これは銀行の健全経営からそうだと思います。しかし...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。ぜひお諮りをいただきたいと思います。  その上で、銀行の代理店、代理業務たるものをやるためには、銀行法の八条の壁を乗り越えていくという大きな問題があると思っています。  御案内のとおり、銀行法八条では、代理店たるその受託先は、委託先はと言った...全文を見る
○古本委員 今、伊藤担当大臣がおっしゃったお話は、内閣府令にうたっておると。他の都銀や地銀の皆さんに、イコールフッティングだとおっしゃるのであれば、この際、どうして内閣府令でやらないんですか。  私の質問は、今回、郵貯銀行だけ認めるわけですよ、そして郵便局株式会社だけ金融の代理...全文を見る
○古本委員 委員長、私、今相当今回の法案の肝のところを聞いているつもりです。何が肝かというと、これまで銀行は、代理店は一〇〇%会社、そして兼業を禁止しているところしか、銀行専業しか委託できなかったんですよ。それを、横で物産展をやっているかコンビニをやっているかクリーニングを開いて...全文を見る
○古本委員 これは、議事録を精査してほしいですが、郵貯銀行の郵便局株式会社への委託を問うているんですよ。そのときの主語が、郵貯銀行と郵便局株式会社が入れ違っていましたとしれっと言われたって、これはおかしいですよ。  もう一度聞きますよ。郵便局株式会社が郵貯銀行から受託をするんで...全文を見る
○古本委員 では、なぜ今回、内閣府令で、他のあまねく全国にある民間銀行に対して門戸を開かないんですか。
○古本委員 竹中大臣、今のやりとりは聞かれていたと思いますね。  先ほど大臣は、私も指摘させていただいた民営化法の九十八条で、安定的な代理店契約を結ばなきゃいけないと。他方、郵貯銀行は委託手数料がもう高くてかなわぬとなったときには他行に乗りかえてもいいということに、はいと答えま...全文を見る
○古本委員 伊藤大臣には、今回、イコールフッティングの原則に立つのであれば、代理店をやっていいということを民間銀行に対してもオープンにしてあげてはどうですかということを問題提起しました。そのことに対して、内閣府令で今回郵便局株式会社にだけは認めるとおっしゃいました。それは何となれ...全文を見る
○古本委員 今、竹中大臣の御説明を拝聴した上で、伊藤大臣に再度お尋ねします。  なぜ今回、内閣府令で行われる代理店の兼業を規制している部分を解いてさしあげて、郵便局株式会社がそれを受託し代理をすることができるようによろしく他の民間銀行に対してもその門戸を開かないのか、その理由を...全文を見る
○古本委員 午後にも同僚議員がこの部分は拾っていただけるというふうにお願いをしたいと思ってこれで終えますが、最後に私が指摘しているのは、イコールフッティングだと言うのであればどうして他の民間銀行にも今回の代理店を認めてあげないんですかと、極めてシンプルな質問をしているつもりです。...全文を見る
○古本委員 竹中大臣、初年度、大体幾らぐらい消費税を納める御予定ですか。
○古本委員 財務大臣、税の中立性という言葉があると思います。何かビジネスをするときにそのことが縛りになって、税がかかる、かからない、あるいは税に左右されてビジネスが左右される、これはいろいろ議論があるんでしょうけれども。もとより自社でネットワークを持っていれば、三事業を、郵貯と簡...全文を見る
○古本委員 この点は、経営的に見れば税の中立性原則に抵触するんじゃないか、こう聞いているわけですね。  きょう、生田総裁にもお越しいただいています。連日ありがとうございます。この消費税の観点は総裁も御懸念をされているというふうに伺っています。何か御意見があれば伺いたいと思います...全文を見る
○古本委員 これは、経営の真髄を知る総裁だからそういうことをきょうこういう場で恐れずにおっしゃっていただいたのだと私は思うんですね。  したがって、経営者というのは、恐らく経営をなさるということは、いかにして事業を継続するかということ、この事業の継続性が経営の真髄だと思うんです...全文を見る
○古本委員 今、竹中大臣から、新しい郵貯銀行の経営者の判断でそのネットワークを自前で構築してもいい、こうおっしゃいました。そうなると、郵便局株式会社の委託手数料の収入もくろみはぐんと落ちると思うんですが、そのケースにおけるフィージビリティーは検討なさっているんでしょうか。検討があ...全文を見る
○古本委員 今、大臣、大事な点をおっしゃいましたね、実は。自前の店舗を、一から、土地を買って建家を建ててそこにATMを置いてという、何もそうしなくても、どこかを買収すればネットワーク構築できるじゃないですか。ところが、今回の民営化法では、何と郵貯銀行は、他の銀行のネットワークとい...全文を見る
○古本委員 確認しますけれども、民営化法の百十条で、たしか、郵便銀行は銀行を子会社としちゃいけないと。したがって、自前のネットワークを一からつくろうとしたときに、一番簡単な方法は、企業買収して乗っかればいいわけですね。ところが、そのすべは取られている。そういう中で立ちはだかってい...全文を見る
○古本委員 今、郵政公社の資産というのは、全部合わせて四百兆円なんですね。これは貸借対照表から計算すると約四百兆円が出ますよ。この四百兆円の資産を、やはりそう簡単にどこかのだれかに買われてしまうということのないようにぜひしていただきたいんですね。  その上で、今郵政公社を買収し...全文を見る
○古本委員 だから、BS上は六兆強、過半をとるためには三兆、そのままがいわゆる上場時の売り出し価格にはならないとは思いますが、そのぐらいのお金がない企業は全世界にないことはないと思うんですね。  ですから、私が指摘しているのは、郵貯銀行が自前のネットワークを広げるべく地銀のネッ...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  普通国債ベースで、平成十七年で国債発行残高は五百三十八兆ですよ。これが、十年後ですよ、わずか十年後の平成二十七年で八百三十八兆ですよ。プラス三百兆増ですよ。これは財務省の資料にそう書いてあります。  したがって、この三百兆がふえたときの八...全文を見る
○古本委員 いや、谷垣さん、本当に加藤の乱で名を上げて、次は麻生か谷垣か、こういう人がそういう国債の話を言ってもらっちゃ困りますね。  これは冷厳な事実ですが、今、国債市場を支えているのは金融機関が八割ですよ。その中のほとんどが、郵貯、簡保、それから財政融資ですよ、年金財源も入...全文を見る
○古本委員 時間が来ましたので、終わります。  ありがとうございました。
06月29日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第20号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  きょうもまた質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  昨日、三班に分かれまして、各地に地方の公聴会を開催されたわけであります。したがいまして、地方の声がちゃんと中央に届かないと、公聴会を開く意味がありません。開くだけ...全文を見る
○古本委員 そうしますと、総理が言われる官から民へというのは、人の官から民を指しているのか、事業の官から民を指しているのか、これはどちらになるんでしょうか。  なぜこういうことを聞くかというと、問題意識は、民間部門、それから公的セクター、これを少し切り分けて、その公共性というこ...全文を見る
○古本委員 大臣、わかっておられてわからないふりをするというのもなかなか大変だなと思うんですが、大臣も、和歌山という大変な、どちらかといえばそういうところにいらっしゃったわけですから、郵便さんに世話になったという記憶はあるはずですよ。その郵便さんが公務員でなければ安心できないと言...全文を見る
○古本委員 今、大臣から今後の方向も含めてお話があったわけですが、印象に残ったのが、国民の目が見ている、やはり疑惑の念を持たれてはいけない、それはきっちりそういうことをやっちゃいけないんだと、本当にいいお話をいただいたと思うんですね。  他方、先ほどまで議論をしていた、同僚議員...全文を見る
○古本委員 会計法に照らしても、それから排他性あるいは緊急性、午前中来ずっと議論をしていたどの法律に照らしても、これは合法とは思いにくいですね。この議論をやってもまた繰り返すでしょうから、とりあえずここで切りますが、おおよそ合法行為とは認められないということは指摘をしておきたいと...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  竹中大臣、今、徴税責任者である、所得税増税も辞さずという政府税調のその責任者である谷垣さんから、しっかりやれよとこういう話がありましたが、今回の民営化案で、この変動費が下がるスキームというのは骨格経営試算を見れば載っていますが、調達という観...全文を見る
○古本委員 今回、民営化に伴ってシステムの変更をなさったりなさいます。大どころの発注でいけば、例えば大きな局舎をやりかえたり、あるいは新事業の中で建屋を、駅前の再開発とか、大阪とかそういう中央局の一等地ですから、そういうことも御計画なさっている。これはまさに、原価と闘うネタがもう...全文を見る
○古本委員 その上で、民営化した際のその効果を最大限引き出せるスキームになっているかどうかということを引き続き聞くわけですが、実は、昨日の公聴会の中で、与党の方で招聘なされた公述人が述懐されていました。金融に対してでありますが、規模に関する効率性の問題は、ユニバーサルサービスから...全文を見る
○古本委員 ほかに金融機関のないところに住む人の立場というか思いというのは、大臣、お考えになったことありますよね。そう信じています。  もしそうならば、他の金融機関とのそういうネットワークを組んでもいいという仕掛けになっていますよね。前回、私が質問した際に、郵便局株式会社が他の...全文を見る
○古本委員 妨げないということなんですよ、そうでないとイコールフッティングにならないですから。  そのイコールフッティングでいえば、そもそも、そうやって来てくれる銀行があるならいいですけれども、ないところはどうするんですか。さらに、来てくれたとしても、早晩、結局は、郵便局におけ...全文を見る
○古本委員 さらに、その公聴会で出た与党推薦の陳述人はこうも言っていました。ノウハウのない郵貯というのは結局運用面が心配だ、民間貸し出しをして、資金が本当にフローしていくかというときに、貸し付けの査定能力も含めて非常に心配だ、したがって、スコアをつけての機械的な貸し出しもするんだ...全文を見る
○古本委員 要は民営化ありきなんでしょうね。  それで、この法律論、さらに、こういう資金を回していくというフィージビリティーを考えても、これは、確かに資金運用した結果のその運用損については負えないというのがありましたが、一番大きな政府保証というのはペイオフですよね。そういう意味...全文を見る
○古本委員 要は、そういう民営化をしていくんだと言われるんであれば、さまざまな準備、先ほど来申し上げている、原価もきちっと変動費を下げていくようにするのかとか、消費税が新たにかかるようになったときにその対応をどうするのかとか、さらに、そもそも口座自身がどうも国民の人数より多いぞ、...全文を見る
○古本委員 大臣、上手に議論をすりかえないでください。私が伺っていますのは、三十三万人の削減というのは、自然減の退職減とかそういうのを待たないと、公務員で身分保障されているんですから、これは無理ですよ。そうじゃなくて、だったら、八十兆をこの三十三万人で割れば、単純計算で二億幾らの...全文を見る
○古本委員 ということは、これはもうみんなわかっているんですよ。なのに、今回、郵政公社だけをつるし上げちゃって、悪いんだ悪いんだ、これはおかしいですよ。そのことを私は言っているんです。  済みません、もう時間が少なくなってきましたので、そこで、では国土交通大臣、御答弁の舞台をつ...全文を見る
○古本委員 いや、国交省から百九十八名、うち八十名が二カ月以内に再就職とこれはありますよ。それで、道路関係四公団から延べ百三十名、うち八十四名が退職後二カ月以内、決して間違っていないと思いますけれども。PC橋梁会社二十三社、国交省から百三十三名、うち五十六名が二カ月以内に再就職と...全文を見る
○古本委員 向こう十年で国債残高が三百兆ふえるじゃないですか。
○古本委員 いや、それこそ谷垣大臣らしくないですよ、らしくない。これは、今回の民営化法の百九条にもはっきり書いていますよ。国債以外の投資、要するに、新たにリスク投資していこう、国債以外のことをやろうと思うと、持っている株の比率を下げないとだめでしょう。政府持ち分を下げないとほかは...全文を見る
○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  きょうは、陳述人の皆さんそれぞれから貴重な意見を拝聴いたしました。  私からは、まず稲田さんにお伺いをするわけですが、郵便局が福祉、防犯の連絡所の役割も担ってきた、それから、まさによろず相談の憩いのサロンとなっている等々、郡部あ...全文を見る
○古本委員 では、続きまして、細江陳述人からもお伺いしたいわけであります。  まさに顔を見て配達をしてくれた、要するに、顔を覚えている。これは、顔を覚えているという行為は、個別個社の名前は控えますが、たとえ宅配の方でも、島に住みついてずっと、そこのじげの人というんでしょうか、生...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  これは仮定をするわけですが、恐らく、宅配便の方が、今は、港に置いてそのままとりに来なさいよという、そういう意味ではその先の配達をしていないということなわけですけれども、仮に、お宅を訪問して、おばちゃん元気かねと肩をもむとか、私の在所ではもち...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  かつては、特定局長の方々が非常な特権的な世襲になっているだとか、あるいは簡保の旅行のときに御夫妻で事前の調査と称して行っているとか、実は住んでいる皆さん方から見ても、おかしいな、ちょっとこれはやり過ぎだなと感じている部分は多分あったと思うん...全文を見る
○古本委員 ちょっと私の質問の仕方がまずかったかもしれません。  かつては、郵政省の時代は、俗に言われている、今、いろいろな税金のむだ遣いやらが指摘されている中であって、まさに、例えば簡保のそういう旅行に行くのにも、事前の企画、調査だとかと称して夫妻で行っていたとかが散見された...全文を見る
○古本委員 済みません。  では、稲田さんに。同じ質問です。
○古本委員 そこで、深川陳述人に少しお伺いするわけですが、郵便局のステークホルダーという部分があったんですが、要は、切手を張って投函した人、それから郵貯に預けた人、簡保に加入した人、これがまさにお客様であり、第一のステークホルダーだと思うんですね。  このことは、実は公的セクタ...全文を見る
○古本委員 細江さんの住む島にコンビニはありますか。(細江四男美君「何ですか」と呼ぶ)コンビニエンスストアというんですか、個別個社の名前はこういう場でよくないんですが、ローソンとか何とかイレブンというのがありますか。
○古本委員 では、同様に、稲田さんの御近所にはコンビニはあるんですか。
○古本委員 先ほど深川参考人は、郵便局でコンビニをできるようになると、セブンイレブンがかなわないとおっしゃいました。ところが、実態は、かなうもかなわないも、コンビニがないわけですね。大体、そういうものがない島もある。片や、同じ九州でも事情は違う。  一方で、コンビニに銀行の代理...全文を見る
○古本委員 本日いただいた現場の生の声をあす以降の国会の場に生かしてまいりたいと思います。  本日は、ありがとうございました。
07月22日第162回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、国連の改革のまさに大詰め、大一番を迎えている中で、またこのように当委員会に御対応いただいておりますことを、委員の一人としてもお礼を申し上げたいと思います。  そしてまた、恐らく、今国会、私としては多分最後の...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  非常に守秘義務の高い領域ですとか、今交渉中の事案とかはなかなか評価はまだできないでしょうし、例えば国連改革一つとっても、どっちにどう転ぶかわからないこのタイミングで、進捗度合いが幾らかなんということを定量的にはかるということはなかなか難しい...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  そうしますと、ビザをとりに行かなきゃいけないという問題はクリアされた。一方で、効用分の問題になるわけですが、来年の春、例えば二〇〇六年の一月、二月、三月というのは、大学生の皆さんが卒業旅行シーズンを迎えると思います。今どきの時代ですから、既...全文を見る
○古本委員 そのときの判断を尋ねるわけですが、これはかつての委員会の質問でも局長からお答えいただいているんですが、まだ効果があるのにそれを個人の判断で切りかえるということについては、自己責任、自己負担をしてもらいたい、こういう判断の趣旨のことを再々答弁なさっていると思うんです。実...全文を見る
○古本委員 では、その旅券の原価を仕分けしたならば、今の、現行の十年旅券でいくと、三千円が紙代ですよ。あの赤いものの紙代です。一万円というのが、まさに邦人援助、救助や、あるいはパスポートの再発行業務を在外公館でしてさしあげる際の行政サービスの分を先取りでもらうというのが効用分の一...全文を見る
○古本委員 これは、一たん外務省に入る、特別会計のようなもので一たん入るんですか。それとも税外収入として財務省に直接入る収入ですか。
○古本委員 そこで財務省にお尋ねをするわけですが、行政が取る手数料というのはどういう概念なんですか。もっと言えば、実費弁償が基本ではないんでしょうか。
○古本委員 手数料には多分幾つかの考え方があると思うんですが、例えば、この旅券の発給手数料というもの、これを持っているから効果があって、その分をまさに効用分と称して先取りでもらいますという概念を続ける限り、今後さまざまな、例えばバイオメトリックス技術がさらに進んで、現在の顔認証か...全文を見る
○古本委員 今、受益者負担と言われましたが、実は受益していないんですよ。だって、持っているだけでたんすの中に入っている人と、もう本当にヘビーユーザーで毎週成田に飛んでいますという人では受益の度合いが全然違いますね。  そうなると、例えば、本当に、大使館に駆け込んで世話になった人...全文を見る
○古本委員 最後に、きょう、大変無理を言って経済産業省にも来ていただいております。  大臣、グッドニュースもあるんですね。新聞報道で見ましたが、この電子旅券の、まさに日本のハイテクの技術、これは問題は、静脈の、あの例のATMの認証もそうですけれども、やれ手あかがついていてリーダ...全文を見る
○古本委員 昨日、ロンドンで日本時間の夜中にまた残念なテロがあったとの報道がありました。事実関係、まだ掌握しておりませんが、この技術は、まさにこれは時代の趨勢であり、まさにこれは要求だと思います。  したがって、今後、町村大臣、今外務省とも連携してということを経産の方からもあり...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。終わります。
10月12日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  両大臣におかれましては、連日、大変お疲れさまでございます。そしてまた、きょう、一般質疑の機会をいただきましてありがとうございます。  私からは、先日拝聴いたしました谷垣財務大臣の大臣所信、これに沿いまして、二、三お伺いをしてまい...全文を見る
○古本委員 現在の定率減税は、当時の小渕元総理の御英断で、まさに日本の景気が極めて悪化をしている中で判断をなされた施策の一つだったというふうに理解しています。そして、その際には、恒久的減税という言い方をなさって整理されたかというふうに理解しています。  そして、今回の縮減並びに...全文を見る
○古本委員 失礼いたしました。  そうしますと、国民基礎年金の未納や未加入により年金財政を破綻させ、そしてその穴埋めに使う分が、割合でいけば過半を占めている、こういうことですね。
○古本委員 次の四—三分につきましては翌年度の税制改正ということになるんでしょうが、今後の議論の行方について、引き続いて、国民年金の未納による穴埋め分を、もとより未納や未加入のないサラリーマン増税によって得られた財源によって充当するという方向性に変わりはないですか。
○古本委員 今いわゆる恒常的未納と言われる二十四カ月未納の方が四百万人ですか、それで、足らず前、いわゆる未納額の総額が七千億を超えている、八千億に近いという数字も社保庁から出ておりますよね。  そういう状況の中で、一方で、負担分引き上げに伴う財源が枯渇して、そして気づいたらこん...全文を見る
○古本委員 年金の未納の問題は、我が国の金庫番である財務大臣におかれましても、私は、これは直視せざるを得ない大問題だというふうに思っているから、今お伺いをしているわけでございます。  そして、今御案内のとおり、これは社保庁が最近大変情報開示をしていただいておりますので、年金未納...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。今大臣から踏み込んで御発言を、思い切って言っていただいたなと思っています。少なくとも、与党政調会長合意によると、恐らく年金未納により財政が破綻している年金財源に、定率減税縮減、撤廃に伴う増税財源を充当すると明記している中で、そのことについてはいか...全文を見る
○古本委員 この経済財政運営に関する基本的考え方並びに平成十八年度予算編成の中に、行間に、あるいはあぶり出して出てくるだろう最大の課題は、向こう十年で新規で国債残高が、普通国債ですよ、普通国債だけで三百兆円増になるというこの冷厳なる事実にいかに対峙していくかということにあるのでは...全文を見る
○古本委員 御省の金庫に、支払い伝票を切って国庫から出さなかったということで、国庫に帰属して残っただけなんですよ。したがって、国交省予算でしょうから、石原前大臣もいらっしゃる中でその実態はよく御存じだと思いますが、結局どこかの公共工事か何かに化けちゃったわけでしょう。  つまり...全文を見る
○古本委員 誤解なきようにお願いをしたいわけでありまして、私が申し上げた主張を整理いたしますと、もちろん、純減問題や給与削減の問題、これは即効性があります、即効性がありますが、経営者としてやる手法としては最低の、かつ最後の手段でしょうね、こんな単純なやり方はありませんから。まずは...全文を見る
○古本委員 つまりは、効用分と称して窓口で徴収しているこの一万円相当、十年旅券であれば一万円、五年旅券であれば五千円、これは税金なのか手数料なのかというこの入り口の議論の整理が、昭和二十六年の、旅券を広く一般国民に持たすことが解禁となった、渡航の許可が出だした二十六年から、余り議...全文を見る
○古本委員 そこで、大臣、いろいろ一方的に申し上げまして大変心苦しく思いますが、これは国民の声と思ってぜひ聞いていただきたいわけで、今申し上げた次第であります。  この効用分の問題について、闘う覚悟があるのかどうか、改革をする覚悟があるのかどうか聞かせていただきたいと思います。
○古本委員 最後に、大臣所信の結びについてお伺いをして終わりにしたいと思いますが、「郵政民営化を初めとする構造改革について、国民の皆様から強い信任を得ることができました。また、選挙を通じ、財政構造改革に対する国民の関心と期待の強さを肌身に感じました。」とおっしゃっておられます。こ...全文を見る
○古本委員 終わります。ありがとうございました。
10月17日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。私からも、引き続いて、時限立法である本法を一年に限って延長するというこの事案につきまして質問をさせていただきたいと思います。  手元に、防衛庁から「「テロとの闘い」と自衛隊の活動」という大変わかりやすいパンフレットといいますか、いただ...全文を見る
○古本委員 もちろんこの場は立法府でありますから、野党委員である私たちにもよろしくということでありましょうが、ただ長官、これは国民の皆さんの支持支援、そして財源が伴う話でありますから、なるほど海上自衛隊ようやってくれておる、その指揮をとっておられる防衛庁長官あっぱれ、そういう声が...全文を見る
○古本委員 もちろん、隊員の皆さんの御労苦は想像にかたくないわけでございますが、これをいかにして国民の皆様にわかっていただくか、その意味で私は質問をしたわけでありまして、残念ながら具体的にはお答えいただけなかったというふうに今思います。もちろん、こういう場に制服組の現場を呼ぶこと...全文を見る
○古本委員 そこで、同時に、国民の皆様に開示をしなきゃいけない、こういう数字もございます。  これは、この間に、テロ対策特措法に基づく協力支援活動に係る予算措置並びに執行実績の一覧でございますが、事前に役所の方からもらっている紙でございます。これによりますと、総額で四百四十三億...全文を見る
○古本委員 今、小泉さんが改革を唱え、大変御党は大勝なされました。そして、聖域なき改革をしていくとおっしゃっておられます。そういう中で、残念ながら、冷厳なる事実として、向こう十年間で新たに三百兆円の、普通国債ベースで、いわゆる残高がふえる。わずか十年後であります。八百兆を超えてい...全文を見る
○古本委員 つまりは、在日米軍の艦船に給油する際の、これは横須賀で、そういうふうに仮に置かせてください。横須賀で給油する際は思いやり予算で別途出ている。他方、インド洋上で給油する際の労務費も、これは別途出ているというお話でありました。手当類がこの四百四十三億円の内数として計上され...全文を見る
○古本委員 そういういい話がもしあるのであれば、それは技術的にですよ、技術的にいいという話があるのであれば、それは国際社会の中でもアピールしていっていいと思いますので、そのことも含めて国民への理解活動の際にはお含みをいただけるとありがたいなと思いますし、国民もまた、そういう技術が...全文を見る
○古本委員 ぜひ、もちろん他国のことも国際社会の一員として心配しつつ、足元も盤石にしていただきたいと思うわけであります。  そこで、けさ総理が靖国参拝をされました。その直後だと思いますが、北京発時事ということで、「中国在留邦人に注意喚起、日本大使館」。日本大使館は十七日、総理の...全文を見る
○古本委員 これは谷内次官が、御案内のとおり、これは次官の出張ですから、大臣の指示、ミッションにより出たということだと思いますが、中国の外務大臣とこの十五日にお会いになりました。その際に、中国の外務大臣は初めて、日本の常任理事国入りを理解できるという趣旨の御発言をなさっておられま...全文を見る
○古本委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
10月28日第163回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。質問の機会を再びいただきまして、ありがとうございます。  私からは、引き続きイラクに我が国の自衛隊の皆様が駐留をなさり、イラクの国民の皆様に、あるいは国際社会の一員として国際世論に、何よりも足元の日本国内において国民世論、つまりは国民...全文を見る
○古本委員 これは数字の見方にもよるんでしょうけれども、五五%の方が多少は評価する、多少とはいかがなことかと言いたい思いですね。  一体、幾らこれまでに我が国の税金を使って自衛隊の皆さんの駐留経費を捻出、手当てしているんでしょうか。
○古本委員 イラクでの駐留経費に関してはそういう数字がある。  加えて、ホスト・ネーション・サポートという思いやり予算の問題もあります。過日の委員会でも長官に指摘をさせていただいたわけでありますが、今後恐らくホスト・ネーション・サポートの、これをバーゲニングと言うべきかどうかは...全文を見る
○古本委員 ホスト・ネーション・サポート単体で見れば、もちろん日米の安全保障上の問題であるというふうに議論を分断することもできるのかもしれませんが、少なくとも、では我が国に駐留している在日米軍の艦船それから将兵、ヘリ、どうしてあれだけヘリの墜落事故が在日米軍で続いたか。これは明ら...全文を見る
○古本委員 イラクの皆さんが喜んでいただけることに使うというのは、これは当たり前のことであります。何よりも、お金は渡しっ放しではなくて、そこで産業が復興され、あるいは新たな技術開発もイラクの国民の皆さんができるようになって、いわば自律的な回復ができる、そしてそれが軌道に乗り、国際...全文を見る
○古本委員 この不朽の自由作戦にはP5の国々は全部入っている、こういう理解でいいですね。  では、その上で、イラクへのまさに不朽の自由作戦において、現地に軍隊を派遣、展開していないP5の国はありますか。
○古本委員 では、イラクの復興支援国会議でお金を出さないP5はありますか。
○古本委員 中国は幾ら出していますか。
○古本委員 国際連合の安保理常任理事国入りを目指そうとしているんですよね、我が国政府は。そして、国際社会の一員として、まさに誉れ高き地位を得たくて、役割を果たすべく巨額の税金を投入し、そして自衛隊の皆さんも命を賭して現地に赴いておられるわけですよね。  では、入ろう、ぜひ入りた...全文を見る
○古本委員 政府全体の話ということになりましたので、官房長官にお尋ねをするわけであります。  イラクでの戦費、駐留経費を我が国として負担する六百億。これは地域地域で切るべきだ、オペレーションごとに切るべきだと長官はおっしゃいましたが、少なくとも冷厳なる事実として、連日ここへ車い...全文を見る
○古本委員 官房長官、桟敷席を答えてもらっていないような気がするんです。桟敷席に日本は上がる予定があるのか、上げてもらえるのか。桟敷席というのは、祭りに行ったって勝手に上がるわけにはいきません。祭りをやっている主催者が、さあどうぞ、先生どうぞといつも言われて桟敷席でしょう、長官も...全文を見る
○古本委員 今、官房長官から金額とその見合いの言葉がありましたので、そこはぜひしっかりやっていただきたいなと思います。あれほどわかりやすいお祭りの事例はないですよ、金何万円の人が一番そういう意味では貢献したと。国際社会の中で日本がこれだけ貢献していると、国民自身わかっていないです...全文を見る
○古本委員 防衛庁長官、最後に、先ほど申し上げましたホスト・ネーション・サポートの関係でありますが、少なくとも、自衛隊の皆さんの現地でのオペレーションに要する費用は国民の税金から出ていますね。それから、インド洋でのオペレーションも国民の税金から出ていますね。それから、ホスト・ネー...全文を見る
○古本委員 終わります。ありがとうございました。