古本伸一郎

ふるもとしんいちろう

小選挙区(愛知県第十一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

古本伸一郎の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第164回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  きょうは予算委員会での質問の機会をいただきました。委員はもとより、理事各位にも感謝を申し上げる次第であります。  私からは、今国会でも恐らく閣法で提出があると思います金サ法、金融商品取引法という名前に改まるんでしょうか、こういう...全文を見る
○古本委員 今、大臣は立場にないとおっしゃられましたが、少なくとも小学校、中学校の義務教育課程は、これはすぐれて御省が特に所管されているわけでありまして、大臣として、マネー教育を、今後ともというんでしょうか、今後、小中学生にやっていくおつもりがあるのかどうか、お答えを願います。
○古本委員 今、子供たちの教育のありようについてその御所見の一端を述べていただきましたが、同様に、実は朝日新聞の二月十一日のアンケート、これもおもしろいアンケートが出ています。「ライブドアの堀江前社長の功、罪、どちらが大きい?」こういうアンケートでありますが、功罪、恐らく両面があ...全文を見る
○古本委員 ライブドアに強制捜査が入った今年一月十六日でありますが、これはメディアを所管されている総務大臣に確認をするわけでありますが、第一報は何時ごろ打たれましたでしょうか。
○古本委員 では、わかる人、だれかいらっしゃいますか。
○古本委員 いや、これはだれもが知っていると思いますが、四時に、十六時に第一報が打たれているはずです。今、与謝野さんもうなずいていただいた。多分そうだと思います。  四時に第一報が打たれてから、ToSTNeTの午後の時間外取引は引き続き行われたわけですね。その際に、どのくらいの...全文を見る
○古本委員 今データが出ないということでありましたが、少なくとも、第一報を受けて、これはえらいことだということで、これは空売りをすることは可能な環境の中の時間帯で第一報が打たれました。これは、四時半までToSTNeTの午後の取引はできるというふうに理解をしておりまして、つまり、三...全文を見る
○古本委員 今の確認ですが、その間には取引がなかったのは、実績がないということですか。
○古本委員 これはたまたまなかったということですか。
○古本委員 個別の話とはいえ、これは法務大臣に少しお尋ねをするわけであります、杉浦法務大臣。  東京地検は強制捜査に何時に着手をしたのか。そしてその際に、株式市場への影響ということを考えたならば、少なくとも、後場は三時に閉まるという一般常識とは別次元で、実は話題になっているこの...全文を見る
○古本委員 今の法務大臣の答弁を確認するわけですが、わけても経済犯罪、特に企業の業績いかん、悪材料が出るいかんによって株価というのは大きく変動します。その意味で申し上げれば、地検がいつ入るかということはもちろん地検の御判断でありますが、それを所管する法務大臣として、配慮しないとい...全文を見る
○古本委員 これは個別の話を申し上げましたが、一般論で言えば、相場は常に動いているとはいえ、時間帯を考慮すれば、少なくとも、空売りを入れてその情報をいち早く一部の人が知ることがもしできたならば、これは何をか言わん、インサイダー取引であります。したがって、そういう意味での情報の漏え...全文を見る
○古本委員 もちろん漏れては困るわけであります。しかしながら、現実として、あの六本木ヒルズに入っていくときの映像は国民は嫌というほど見ました。まさにリアルタイムで、中継なんでしょうかVTRなんでしょうか、映像は見ました。六時に着手、入っていくときに御丁寧にみんな並んでいました、カ...全文を見る
○古本委員 理論的には可能ということでありましたが、時間外は朝の八時二十分から始まります。そして、その時間外が始まったときに、これだけ売りたいよという人がいるのが先なのか、これだけ買いたいよという人がいるのが先なのか、これは大きく議論が分かれるところでありますが、時間優先の原則の...全文を見る
○古本委員 与謝野大臣にお尋ねいたします。  大臣は、あの当時、これだけの数字が見合うということについて、疑問は当然持ったというふうにおっしゃっておられる。  大臣は、この数字を改めて今ごらんになって、当時の取引が、当時の担当大臣であった伊藤大臣が、少なくとも市場内で行われて...全文を見る
○古本委員 では、資料の一を少しごらんいただきたいと思います。昨年の二月十五日の伊藤大臣の閣議後記者会見の資料であります。  1と手書きで書いているところですが、「ライブドアの公表された資料によりますと、立会外取引において買付けを行ったということでありますので、そういたしますと...全文を見る
○古本委員 実は、ライブドアの公開した資料というのは資料の二なんですね、これだけの話なんですよ。これによって当時伊藤大臣は判断されたということなんですが、各位ということで「株式買付けに関するお知らせ」と。記、対象銘柄ニッポン放送、買い付け株数九百七十二万株余。  問題は六番の備...全文を見る
○古本委員 続いて三月三日、先ほどの資料でありますが、金融審において金融庁が、実に個別具体的な話について、ニッポン放送の新株予約権の発行差しとめ請求、ライブドアから出ているものについて、まさに係争しているさなかであります。係争中のさなかに再度言っているんです。これは金融審の金融庁...全文を見る
○古本委員 裁判所の判断なんですが、これは三月十一日に東京地裁の仮処分決定が出たときの文章であります。主文。これはお配りしていませんので少し読み上げますと、本件ToSTNeT取引は、東京証券取引所が開設する有価証券市場における取引であり、証取法上の取引所有価証券市場における取引と...全文を見る
○古本委員 大臣、こういう今日的な経済の混乱、あの日、強制捜査が入った日から翌日にかけて時価総額は幾ら減ったと思いますか。十四兆円飛んでいるんですよ。東証全体、一部、二部、ジャスダック、十四兆円が一日にして飛んでいます。我が国の所得税に匹敵する金額じゃないですか。それをまた増税し...全文を見る
○古本委員 一般論としてお答えいただいたわけなんですが、東京地裁の判断も一般論で答えているんですよ。だって、ToSTNeTの取引は東京証券取引所が持っているシステムなんだから、そこで行う取引はすぐれて市場内の取引であるという一般論で答えている。実は、一般論と一般論のぶつかり合いな...全文を見る
○古本委員 大臣、時点が一個ずれているんですよ。その後に改正したというのは当たり前で、それは改正しなきゃ立法不作為ですよ。事件はその前に起きているんです。その場面についてどうだったかと私は問うているんです。  もっと言えば、当時、伊藤大臣が軽々にあるいは早計にこうコメントせずに...全文を見る
○古本委員 資料八を見てください。三月三日の金融審の資料の別紙です、添付された。まさに係争中ですよ。ニッポン放送にしてみれば雌雄を決したい争いをしているそのさなかに、公開買い付け制度とはということで、また御丁寧に整理されている。上のボックスですね、もう読みませんが。  問題はそ...全文を見る
○古本委員 いや、これは、竹中さんともあろう方であれば、出るわけがないですよ。だって、そんなことをやった人を御党としてそうやって最大限のバックアップをしていきますか。これはやはり、二月八日のこの二十八分の出来事に対し、当時の行政の、政府の責任者である伊藤大臣が判断したことがすべて...全文を見る
○古本委員 では、きょうは監視委員会も来ていただいていると思います。監視委員会はこのことについて把握をされていますか。調べましたか。
○古本委員 資料の六—一、六—二、枝番を振っていますが、ごらんをいただきたいと思います。  サウスイースタン・アセット・マネージメント・インクというのがあります。ここは長らくニッポン放送の大株主でありました。過去形であります。ここが保有していた株数一〇・六二%、ぴったり符合する...全文を見る
○古本委員 ちなみに、これはもう東京地裁も高裁も判決が出ています。終わった事案です。それを言うならば、先般の杉浦法務大臣は、まさに現在進行中の事案であるにもかかわらず、捜査への支障がもたらされるおそれも特段ないと認められたから言っていいということで、個別の事案に答えたじゃないです...全文を見る
○古本委員 いや、大臣、それはおかしいですよ。それはおかしい。当時、伊藤さんは、ライブドアの資料によりますとと、個別のことに絞って答えているじゃないですか。そして、大臣がそれだけの判断に足る情報を、例えば今言ったような、こんなサウスイースタンの話も含めて、事務方は大臣にインプット...全文を見る
○古本委員 これは、いかなマネーに精通する竹中さんといえども、そんな綱渡りできるわけがない。つまりは、事前に合意が存在しないとこんなことできるわけがない。つまりこういう事実は、すべて実は監視委員会そして東証に対しニッポン放送の代理人である弁護士から提出がされているはずです。知って...全文を見る
○古本委員 委員長、これは皆さん知っていたんです。監視委員会も、それから東証もみんな知っていた。わけても、市場の監視役である監視委員会と今与謝野大臣からいただいた言葉、監視していないじゃないですか。だから今、証券取引等監視委員会の機能強化の議論が必要だと思うんですね。  ところ...全文を見る
○古本委員 私は、子供たちに、実はホリエモンは悪い人だったんだと言って話をしなきゃいけないことに本件の本質を見ます。つまり、どれだけいいルールをつくってどれだけ監視したって、その裏をかくという人が、これは人間の格が問われています。そういう意味できょう文科大臣にも来ていただきました...全文を見る
02月27日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  所得税法等の改正案の審議も、二日間にわたりまして、八時間目に入ってまいりました。まだまだ議論を尽くしていないというふうに思っておりまして、同僚委員がそれぞれ触れていただいたところからさらに漏れている観点等々を中心に私の方からは質問...全文を見る
○古本委員 改めて申し上げます。  あるべき税制を、具体的な絵姿を見せずして所得税の定率減税を縮減、撤廃するということは約束違反ではないかということをるる我々は今指摘をしてきたわけであります。  そして、そのあるべき税制の観点として、御党としてよく言っておられる三つの観点、公...全文を見る
○古本委員 それでは、大臣にお尋ねをいたしますが、あるべき税制、これは御党のマニフェストにも書いてありますし、税調にも書いてある。十九年度にはこのあるべき税制を示していくということでありますが、特にマニフェストにはこう書かれております。「十九年度を目途に、社会保障給付全般に要する...全文を見る
○古本委員 今回議論になっておりますのは所得税であります。したがいまして、所得税を増税するあるいは税の仕組みなり税率なりをいじるとなると、これすなわちサラリーマン増税だというふうに叫ばれちゃうと、あまたの人が大体今は給与所得者、サラリーマンなんで、これは所得税をいじったたびにサラ...全文を見る
○古本委員 所得税は、たしか大体平均で十四兆円ぐらい歳入があると思いますが、このうち、いわゆるサラリーマン、給与所得者が支えているのはどのぐらいありますか。
○古本委員 大臣、つまりは、所得税の専らは勤労性所得。さらに精査すれば、いわゆる給与所得者、つまりはサラリーマンが支えているということですね。したがって、サラリーマンの所得の捕捉率は一〇〇%ですよ、これはもうガラス張り。一方で、そうじゃない人々がいらっしゃる。  この不公平感が...全文を見る
○古本委員 委員長のお許しをいただきまして資料を配付させていただきました。  資料の一を少しごらんいただきたいと思うんですが、これは政府税調の平成十七年と平成十八年の資料でありますが、上の段が平成十七年の方であります。「個人所得課税の抜本的見直しまでの間」と書いてある。したがっ...全文を見る
○古本委員 いや、大臣、それはしんどいと思いますよ。これは少なくとも、個人所得課税の抜本的見直しまでの間に緊急避難的な特例措置として導入された、見合い財源なしに。つまりは、個人所得課税の抜本的見直しはやるということなんじゃないですか。それで、そういった対策は、少なくとも今回の税制...全文を見る
○古本委員 いや、それは、本当にこの国の未来を憂う谷垣さんであったならば、それは少し御見識が甘いのではないかと申し上げたいと思います。  その心は、大臣はお子さんいらっしゃいますか。(谷垣国務大臣「おります」と呼ぶ)大臣にとってお子さんとは何ですか。
○古本委員 資料の二の一をごらんいただきたいと思います。  谷垣大臣は、さすが自民党総裁をねらうだけのことはあると思います、総理とは申し上げません、だけのことはある。この国民生活白書、まさにこの平均のイメージですね、「生きがい・喜び・希望」「無償の愛を捧げる対象」。一方、よく言...全文を見る
○古本委員 資料の二の二もごらんいただきたいと思うんですね。同じく国民生活白書です、「子育ての手助けを頼る相手」。これは大臣の個人的なことはもう聞きませんが、自分の親なり配偶者の親を頼っているんですね。一方で、公的な支援や有料の子育てサービス、これを求めておられる方も幾ばくかはい...全文を見る
○古本委員 大臣も本当にこのイメージどおりなんです。  一方で、結婚のよくない点、デメリットは何かというと、これは今の世代ですよ、若年独身男性とか、いろいろ出ていますが、自分の自由になる時間が少なくなるとか、自分の自由になるお金が少なくなるとか、大臣のように思っておられる方が少...全文を見る
○古本委員 二の四の資料をごらんいただきたいと思います。これはおもしろいことが書いてあるんですね。子供のいる世帯の子供数ごとの割合、早い話が、子供のいる世帯は減っているんです。一九八〇年代、子供のいる世帯というのは千七百万世帯あったのが、今や、子供のいる世帯は千二百万世帯、これだ...全文を見る
○古本委員 景気回復の認識はいろいろな指標の受けとめによって差があると思いますが、少なくとも、冷厳なる事実として、依然として年金未納の問題が解決されていないと思うんですね。  それで、年金未納の人のさまざまな事情がありまして、これは社会保険庁がしっかり調べてくれていまして、資料...全文を見る
○古本委員 そんなことはわかっているんですよ。問題は、年金未納の問題を自律的に回復させないと、子は宝である、これは将来の社会保険料の稼ぎ手である、あるいは担税者になってもらいたいと言っている一方で、その人々が自律的に払おうじゃないかというふうな経済環境なり、収入が入ってこないと話...全文を見る
○古本委員 今、委員長、これは私、確かに細かな通告をしていませんでした。ただ、愕然とするのは、定率減税の縮減、撤廃で、いわゆるサラリーマンねらい撃ちですよ。だって、所得の捕捉率一〇〇%はサラリーマンなんですから。  その人々から三兆円に上る増税をしようとしていて、そのうち、気づ...全文を見る
○古本委員 資料の五をごらんいただきたいと思うんですね。これは収入別の世帯の構成分布です。  これで見れば大体わかるんですが、年収が六百万以下あるいは八百万以下と言った方がいいでしょうか、この辺のゾーンの方が約六割ですよ。それで、大体年収が三百万から五百万ぐらいの方というのは約...全文を見る
○古本委員 大臣、とはいえ、平成十九年度にそれを示そうと思ったら、概算は始まる、もうことしの夏には、えらい先の話を申し上げますが、あっという間に来ますよ。  つまり、このタイミングでそういったことを申し上げたときに、例えば、私は人口一億人でいいと思っているとか、あるいは、結婚は...全文を見る
○古本委員 この税調の資料を興味深く拝読しました。こんな議論がされているんですよね。お金持ちの御老人夫婦の連れ添いが亡くなって茫然自失のところに寄附金ねだりが来る非常に気の毒な例がある。これはまさに、独居老人が、あるいは二人の老人が大変な資産を持って人生の最期を迎えているという、...全文を見る
○古本委員 かつて日本では、お年寄りというのは、最期、孫子に囲まれて、みとられて一生を終えた。そして、今や病院のベッドで亡くなる人が大方になった。一方で、若い人は独立して、結婚する人も晩婚化が進んで、未婚率が非常に高くなっている。一方で、結婚すれば子供はもうけておられるという数字...全文を見る
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○古本分科員 きょうは、二階経産大臣に質問の機会をいただきました。大臣におかれましては、連日の予算委員会での御対応、大変お疲れさまでございます。また、役所の皆さんも、大変な連日の国会対応に御尽力をいただいておりますことに、冒頭、感謝を申し上げる次第であります。  私からは、まち...全文を見る
○古本分科員 ただいま大臣から、内閣官房の構造改革特区の検討状況にもお触れをいただきました。  きょうは、御担当にもお越しをいただいていると思うんですが、実は、免税特区に関して、ある一定の判断をなさっておられますね。平成十八年の二月十五日、内閣官房構造改革特区推進室の各府省庁か...全文を見る
○古本分科員 先ほど財務省の方からは、国内の同業他社といいますか、価格競争力において、むしろマイナスインパクトを与えるんじゃないか、そういう懸念もあるというお話でありました。  一方で、我が国の海外への対外直接投資と、一方で外国から日本に対する投資、この比較を見たならば雲泥の差...全文を見る
○古本分科員 まさにそのとおりです。ようこそ日本キャンペーン、国土交通省が所管だと思いますが、今も続いているんですよね。まさに、ようこその精神であります。  今、副大臣おっしゃった、外国人旅行者が日本の自然を大変好んでいただいている。パウダースノーなんて北海道で初めて見た、こう...全文を見る
○古本分科員 そんなことは承知しているんです。  問題なのは、六カ月の滞在という期間を超えて、例えば地球の裏側のブラジルから大枚をはたいて日本に来ているんです。そんなにしょっちゅうチケットを買って本国へ帰って、ハンドキャリーで持っていくということができない人も中にはいるわけです...全文を見る
○古本分科員 大臣、日本はこれから、社会が下流化している、購買力が下流化しているという中で、恐らく日本人の典型的、一億総中流だったかつての高度成長から、今の若い人たちは物が満たされている中で、さらなる購買意欲というのは余りないそうですね。これが、「下流社会」という世間ではやった本...全文を見る
○古本分科員 ありがとうございました。  産業振興を願う思いは、皆、日本人として、党派を超えて共通でありますし、大臣から琴線に触れるお言葉をいただきまして感謝を申し上げます。  ギャラリア二号店が和歌山にできることを祈念申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。
03月02日第164回国会 衆議院 本会議 第11号
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○古本伸一郎君 古本伸一郎でございます。  民主党・無所属クラブを代表し、議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案及び平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案等三案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。(拍手)  政府は、国民に負...全文を見る
○古本伸一郎君(続) 仮に千円の賃上げができたとしても一瞬にしてかき消される増税は、理不尽きわまりありません。  以上、所得税の抜本見直しが示されない中、個人消費を底冷えさせる、サラリーマンねらい撃ちの減税廃止法案について、全く賛同できないことを申し上げ、討論を終わります。 ...全文を見る
04月12日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、連日の御対応、大変お疲れさまでございます。そしてまた、政府参考人といたしまして本日は各省からおいでをいただいておりまして御対応いただいておりますことに、冒頭、感謝を申し上げる次第であります。  私からは、議...全文を見る
○古本委員 例えば、具体的な話を申し上げますと、先日、当委員会におきまして、委員長を団長に、都内のいわゆる都心にある公務員宿舎、あるいは防衛庁の研究施設の現地視察に行ってまいりました。その際に、大体の委員の方が出席されたという前提で申し上げますと、例えば、靖国神社に内堀が突き当た...全文を見る
○古本委員 では、今財務省が行っておられる監査という業務があると思います。これは省庁横断的に、例えば農水省が不要になったとしても文科省で必要である、その場合は、まさに采配役として財務省が再配分をし、スペースをコントロールし、結果、不用となった財産であっても、引き続き、国全体、政府...全文を見る
○古本委員 それでは、今回の法改正により、行政財産でありながら民間に貸し付けることができるようになるんでしょうか。
○古本委員 更地である国有地があったとして、現在、普通財産であれば貸し付けることができるというふうに理解しておりますが、これは行政財産のままであっても、用廃をしなくても、今回の法改正をもって民間に貸し付けることができるようになるんでしょうか。
○古本委員 そうしますと、私は今回の法改正の中で目玉の一つと思っています借地権設定が新規に、民法上の借地権五十年を認めるようになるというふうに織り込まれておると理解いたしておりますが、まさに堅固な建物を建て、そして何か民間が事業を行いたいという場合においては、これは認められるとい...全文を見る
○古本委員 そうしますと、現在ある国有地のあり高が全体で何十兆か総額であるんでしょうけれども、そのあり高の中で、行政財産である以上は必ず上物がある、つまりは更地はない、こういうことをおっしゃっておられるんでしょうか。
○古本委員 それでは、現実的な話でお尋ねをしますが、三番町の農水省の住宅は、約千平米に対して八戸の世帯が入っておられます。これは、法定容積率に基づいて目いっぱい建てれば、約八十平米のいわゆるマンションを建てたとして、約五十戸ぐらい、法定限度目いっぱいで高度化したとして確保できると...全文を見る
○古本委員 では、今宿舎に入っておられる方は建てかえたその郊外のところに転宅しなさい、こういうことが全体の流れだと思うんです。何となれば、大臣、まさに国家のかなめである霞が関の俗に言う高級官僚の皆様を中心に、恐らく都心三区を中心に、近隣に、危機対応も含め、あるいは特別な目的、警察...全文を見る
○古本委員 お配りをした資料の二番をごらんいただきたいと思います。これは昭和五年の、一九三〇年当時の皇居周辺の霞が関あるいは永田町かいわいの、今でいう住宅地図の感覚に近い図面でありましょうか。一連の資料を集めるに当たりまして国会図書館の担当御当局には大変な御尽力をいただきましたこ...全文を見る
○古本委員 それでは、資料の九の二をごらんいただきたいと思います。これは財務省の方でつくられた、谷垣さんのお手持ち資料だと思いますので、もうよく頭の中に入っておられると思いますので申し上げます。  今大臣は、まずは売却をし、いわば単年度での財政収入に貢献できる方が国家として喫緊...全文を見る
○古本委員 今おっしゃった台帳ベースというのは、国有財産台帳価格ということで、地価公示等を参考にしながら国において定期的に改定をなさっている、いわば時価に近い、実勢価格に近い価格だと思います。  つまりは、簿価ではなくて時価だという前提に立ちますと、十年間頑張って売ったって一兆...全文を見る
○古本委員 それでは、逆に、この一兆円以上に収入の入る、財政収入に貢献できるうまい方法があれば、それに乗るんでしょうか。
○古本委員 理財局長、先ほど大臣は、精査をし検討の幅は広げなきゃいけないんじゃないかという御趣旨をいただきましたが、技術的なことをお尋ねします。  先ほど来申し上げております三番町の土地、これはもう皆さんが視察に行かれていますから、わかりやすいので申し上げておりますので、その点...全文を見る
○古本委員 これは、国家の財政が火の車なわけですよね。皆さんで知恵を出し合おうじゃありませんか。  視察へ行ったときに、与党の理事の方々がいみじくもあの内堀を走りながらおっしゃった言葉が余りに印象的でしたので、調べてみました。ちょうどパレスホテルから毎日新聞東京本社屋等々を走っ...全文を見る
○古本委員 理財局長に技術的な確認をいたしますが、普通財産、行政財産を行政の用に供している中にあって、用地を民間に一部貸し付けるということについては、フロアについては、それを今回捻出をし、寄せて、とめて、あいたところを貸すということは本法に織り込まれているということで、これはまこ...全文を見る
○古本委員 運用してまいりましたということは、今後は、仮に普通財産に用途廃止をして振りかえて、入札等にかけても売れ残り、あるいは残っている、あるいは監査の結果、現在数千件まで物件が絞られてきているというふうに伺っておりますが、依然として、ある意味売れずに残っておるような物納財産等...全文を見る
○古本委員 そうしますと、借地権設定を、新たに民法上の五十年を今回の法案に織り込み、堅固な建物を建てる前提においては貸し付けることができるようになる、このように理財局長は先ほどおっしゃった。これは行政財産の場合だけに関して言っておられる、正しいですか。
○古本委員 今、国にある財産、普通財産と行政財産を合わせてどれだけあるんですか。その中で、本当にペンペン草が生えていて何にも使っていないという用地が、これは赤線とか青線とかというそういう特殊な用地じゃなくて、比較的地形もよくて使い勝手が非常にいいんだけれども、国有地という、管理地...全文を見る
○古本委員 そうしますと、その堅固な建物を建てて借地権設定していい場合というのは、飛行場における航空会社の何かそういう建屋だとか、非常に限定したケースだけを想定しておられる、こういう整理でいいですか。  そうしますと、他方で、財政収入に、断腸の思いで、本来は売りたくない土地も売...全文を見る
○古本委員 では、整理いたしますと、これまでは普通財産であれば、賃貸といいますか、国の場合ですから使用許可並びに貸し付け、短期の場合は使用許可、長期の場合は貸し付けという少し行政用語の整理をなさっておられるようでありますが、今回の法改正に伴いまして、行政財産につきましても、新規に...全文を見る
○古本委員 現状では普通財産しか貸し付けることができないわけでありますが、使用許可が出ないわけでありますが、今回の法改正に伴いまして、行政財産であっても長期に貸し付けることができるようになる、イエスかノーか。
○古本委員 ありがとうございます。  そういう議論を整理した上で、少し、お配りをした資料の四をごらんいただきたいと思います。A3の大きい方です。  財務省所管の、これは各省各庁が持っておられる宿舎、また監査をして、スペースコントロール等々で財務省の御協議も大変になろうかと思い...全文を見る
○古本委員 今、局長、大事な観点をおっしゃいました。国有地を売るか売らないかということについて、実は、かつての資料を調べますと、平成十一年の国有財産中央審議会報告「今後の国有地の管理処分のあり方について」という、ここの整理が、実は今、現行では生きておるんじゃなかろうかと思います。...全文を見る
○古本委員 そうしますと、先ほどの資料の九の二でお示しをいたしました、これは財務省の資料ですが、庁舎売却あるいは宿舎売却の基準として、これはまだたたき台なんでしょう、六月の骨太に向けての議論の俎上という前提で申し上げますが、更地の場合は一律売却、一刀両断に売却、一般庁舎の場合、法...全文を見る
○古本委員 そうしますと、国有地を持ち続けることによって得られる有形無形の何か利益のような概念が仮にあるとすれば、それを上回る利益があればこれは売るんだということがこの国有財産中央審議会報告書に書いておられることではなかろうかというふうに理解をいたしますが、現在もこの考え方は生き...全文を見る
○古本委員 ちょっと違うんじゃないでしょうか、局長。更地の場合、一律売却と書いておられるじゃないですか。これは、有無を言わさず売却なんじゃないですか、この基準が。しかも、都心三区に限らず全国あまたの国有地に汎用性のある基準であるとおっしゃられた。先ほどの答弁を訂正されますか。 ...全文を見る
○古本委員 そうしますと、売却基準、一律更地売却、こう書いておりますが、個々の事案ごとに御省の専門の部局において精査をし、都度判断をする、こういう整理でいいですか。
○古本委員 これは、大臣の御党の、自民党さんの政府資産圧縮プロジェクトチームの、何かこれは報道ベースでありますが、伺いますれば、宿舎、寮は、昭和五十六年以前に取得した物件については売却でしょうか、五十七年以降に取得した物件については、容積率一五〇%以下または敷地面積三千平米以下の...全文を見る
○古本委員 資料の六の三をごらんください。先ほど来局長がおっしゃっておられるメンバーであります。国家公務員宿舎の移転・跡地利用に関する有識者会議のメンバーであります。民間の大手ディベロッパーの方が二人入っておられます。何が何でも売りたいんじゃないですかと国民が指摘をされたらどう答...全文を見る
○古本委員 逆ですよ、逆。こういう開発能力を持っておられる大手ディベロッパーの方々からまさに全方位的に意見をいただいて、ただ売ればいいという、その前の資料の六の二、念のため、総理のコメントをつけさせていただきました。  経済財政諮問会議、第二十七回、総理のコメントです。特に都心...全文を見る
○古本委員 少しおもしろい事例を御報告したいと思うんですが、きょうは防衛庁にも来ていただいております。お待たせしました。  六本木の交差点から入ってほどなくすると、右手に、今、大変な新たな東京のランドスケープになるであろう、東京ミッドタウンなる、三井不動産を中核グループとする開...全文を見る
○古本委員 当委員会で視察に参った中に、防衛庁の技術研究本部がありました。目黒ですね。ここの面積が十三万平米、都心のまさに一等地、高級住宅街のど真ん中、これをなぜ財務省が選定されたかはよく存じ上げませんが、見せてくれました。  こういう都心で、今後、いわゆる高額物件を動かすとき...全文を見る
○古本委員 谷垣さんは、先ほど同僚委員の質問に対して、土地というのは価格変動リスクがとれない、だから売れるときに売るんだ、こうおっしゃった。売れるときに売るということは、裏返すと、売ったことによって時として周辺地価の引き上げ要素になるケースもあると思われます。  具体的な例をお...全文を見る
○古本委員 マーケットで決まること、これはもうそのとおりであります。  しかしながら、今、国の金利政策も含めて総合的に考えたならば、金融機関の資金が不動産業界に再び還流してきています。これはREITあるいは新規の投資物件、これを見れば明らかであります。そういう中で、低金利によっ...全文を見る
○古本委員 先ほどの防衛庁の例に戻るんですが、防衛庁が、ここはもう要らないと。そして、財務省に渡して普通財産に用廃をしたというプロセスにおいて、まさに監査を行い、これは平成十三年の売却の話でありますので、各省各庁に、ここは本当に要らないかという確認をなされましたか。
○古本委員 つまり、監査をせずして、防衛庁が要らなくなったということを受けて用途廃止をし、そして買い主を探した、こういう理解でいいですね。——はい、うなずいていただきましたので、そういうことであります。  資料の中で少しごらんをいただきたいものがありますが、十番、「都心三区の借...全文を見る
○古本委員 今の答弁を整理しますと、片や、六本木の、檜町のまさに都心の一等地を民間に売り払う、そういうことをしながら、一方で、都心三区約十四万平米、フロアが足りないということで、もちろん建てかえニーズとかもあったんでしょうけれども、新規で年間約百億払っておられる。  これは谷垣...全文を見る
○古本委員 いや、大臣、違うんですね。実は、世の中の大家さんといいますか金持ちの常識、お金を持っておられる、土地持ちの方の常識は、土地は貸すんですよ。売っちゃだめ。そして、貸したところによって等価でフロアをもらうんですよ。これはディベロッピングの基本です。  つまり、東京ミッド...全文を見る
○古本委員 事実あったんですね。この都心の残された数少ない、切り売りしてきてしまって残っていた一等地を民間に売るに当たってもう一歩知恵が働けば、文科省の皆さんは東京ミッドタウン族になれた。ぜひ二度と過ちを犯さないようにしていただきたいと思うわけであります。  そして、大臣、少し...全文を見る
○古本委員 ただいま副大臣に法律論をおっしゃっていただきましたが、私は現実論をお尋ねしたいと思います。  谷垣さん、実に平成十六年の単年度だけで七兆に上る現物出資をいたしております。そして、これを見ていただければ、大臣の母校も、大変な金額の台帳価格ベースで出資を受けておられます...全文を見る
○古本委員 それでは、まるで仕送りを出した親は、後は全く子供に見限られちゃって、もう夫婦で二人、老人ホームに入るみたいな、本当に寂しい話じゃないですか。これは塩川さんに次ぐ新たな格言が出そうですよ、本当に。母屋がこれだけ苦労していて、おかしいじゃないですか。再度、御所見を求めます...全文を見る
○古本委員 今回の国有地、国の資産の圧縮の議論の始まりは、政府資産が少し大きいんじゃないか、諸外国と比べても大きいんじゃないか、これを圧縮していこうというところからスタートがあったというふうに理解しています。  結果、今、行革推進法の中でも、これは資産の圧縮という議論のパートに...全文を見る
○古本委員 いや、それは異なことをおっしゃいますね。十年間で一兆円ですよ。年間、単純割りで、加重平均じゃなくて単純割りで一千億。一千億でも、のどから手が出るぐらい欲しいから、都心の一等地をどんどん売りますと。これは断腸の思いだと。なぜこういう議論の俎上に、まさに未来永劫にわたって...全文を見る
○古本委員 自民党本部はいかがですか。思い切って、買い取られたらどうですか、売り払われたらどうですか。今の地価公示で幾らか、ちょっと前提がわかりませんが、仮に、あのかいわいですから平米数百万円でしょう、それで計算すれば百億円は下らない金額が入ると思いますけれども。のどから手が出る...全文を見る
○古本委員 委員長、私はなぜこういう議論をこの神聖なる財務金融委員会で申し上げておるかというと、実は、我が国のこの国土というのは一体だれのものかという非常に本質的な議論を申し上げているつもりであります。  遠く江戸時代に思いをはせれば、まさにここに徳川幕府が営々と天下太平のため...全文を見る
○古本委員 では、残された時間で、少し詰めておきたいことがありますが、売却によって周辺地価が、国有地の売却事例が周辺地価を引き上げてきたという事実がある。このことについてお認めになりますか。
○古本委員 少し議論がすれ違っています。  一般競争入札でやる限りは、オークションですから、どうしても競り落としたい人はだんだん上がっちゃう、こういう問題がどうしてもある中で、先ほどの六本木の防衛庁の跡地のケースでいけば、あれはもちろん一般競争入札ですが、与件を相当絞った関係で...全文を見る
○古本委員 一方で、土地価格変動リスクをとれないという、大臣がおっしゃったところから整理しますと、先ほど来申し上げた東京の六本木、防衛庁跡地でいけば、昭和六十三年のバブルピークを指数で一〇〇と置いたならば、地価公示ベースですよ、実は関東財務局が売却した平成十三年は指数でいけば一六...全文を見る
○古本委員 そうなんです。一般競争入札の一番高い人に買っていただく、結果として、オークションが行われ、つり上がっていくんです。三番町の一千平米なんて、もうマンション業者にしてみれば絶対欲しいですよ。絶対に周辺地価は上がります。したがって、全体の地価が上がってきて、ずっと、はねて、...全文を見る
○古本委員 官から民へが総理のキャッチフレーズじゃなかったんでしょうか。まさに民間の知恵を得るために今いろいろな有識者会議を行っておられるんじゃないんでしょうか。イニシャルコストという初期投資が、いわゆる業者にとってみれば一番負担になるんです。そのイニシャルコストを使わずして、こ...全文を見る
○古本委員 今後、参議院での審議に恐らくこの後なっていくんだと思いますが、売却基準、そしてどういう場合に売るのか、どのタイミングで売るのか、幾らで売るのか、だれに売るのか、さらには、どういう用途に使ってもらった方が国民共通の資源としてまさにそのお役を果たしたんだという理解ができる...全文を見る
○古本委員 太古の歴史から受け継いできた国有地でありますので、ぜひ、与党の先生方も含め、霞が関の官僚の皆さんも含め、みずからの問題として受けとめ後世に受け継いでいただきますことを切に願いまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月18日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○古本議員 民主党・無所属クラブの提出者を代表し、ただいま議題となりました証券取引委員会設置法案につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。  これまで政府は、我が国の金融システムを間接金融から直接金融へとその政策転換を誘導してきました。私たち民主党も、自由市場経済への...全文を見る
04月25日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○古本議員 まず、迅速性のところで必然性が余りないんじゃないかという御指摘がありましたが、実は、昨年の七月から、御案内のとおり、課徴金納付制度が新たに構えられ、この一年間で約六件の事案が、監視委員会からの勧告、そして、審判、審決を経て課徴金納付命令という一連のプロセスを経ておると...全文を見る
○古本議員 組織をつくるときには、まずニーズがあって、そこに人を集めてからその組織をつくっていくのか、あるいは、受け皿があって、組織があってそこに人が入ってきて初めて組織が機能するのか、これはどっちが先かの議論はありますが、今監視委員会の陣容、あるいは先ほど申し上げた機動的な対応...全文を見る
○古本議員 何度も出しているということで、物好きだなというふうに思われておるかもしれませんが、これは、ライブドア事案があろうがなかろうが出した案件であります。あわせてライブドアの事件が勃発いたしましたので、当然に、私どもといたしましても、何点か、これまでの出してきた中身により磨き...全文を見る
○古本議員 お答えいたします。  いわゆる商品先物の実態につきましては、ただいま大串提出者からお話のあったとおりでありますが、一般の参加者といわゆる当業者、これは実際に実需のある方だと思います、総合業者や流通、あるいは先ほどのあめ屋さん、砂糖屋さんですか、等々の実需のある人と、...全文を見る
○古本議員 共管にできるものならとっくの昔に共管になっているんでしょう、と思います。そのくらい、経産省、農水省が手放さない利権というのはおいしいものなんだろうというふうに想像いたします。  その意味で、委員たっての共管というお話でありますが、現実にあるんです。例えば不動産特定事...全文を見る
○古本議員 国会の中の議論は、当然に立法府でありますので、我々国会議員は、最大の職務は、国民の皆様が求めておられる安心、安全な暮らし、暮らしの中に含む経済行為も実現をしていくために、さまざまな法の整備をしていくということだというふうに理解しております。  その意味では、先ほど与...全文を見る
○古本議員 過去累次にわたって提出をしたというのは事実でありますが、実際に審議をしていただいたのは、たしか昨年の通常国会のときの一回でありまして、その際に浮かび上がった問題点として最大の問題点は、金融庁の傘のもとで監視委員会という組織があって、これは当時、証券スキャンダルの後に、...全文を見る
05月09日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、連日の御対応、大変お疲れさまでございます。そしてまた、金融庁を初め役所の皆様も、本法案、重要広範議案ということで、これまで議論を進めてまいっておるわけでありますが、お答えをいただいておりますことに感謝を申し上...全文を見る
○古本委員 そういたしますと、この証取法百五十八条違反を初め、この二つの事案において、これから公判が予定されているというふうに伺っておりますので、三権分立でありますので、立法府からはとやかく申し上げられませんが、仮に有罪となれば、どういう罪が予定されるんですか。
○古本委員 いや、これは通告していますからね。  委員長にお許しいただいて、この間に資料もお配りをしたいと思いますが。
○古本委員 では、仮に併科があった場合はどうなりますか。
○古本委員 つまり、保釈されて、部屋に戻られて、広いなとおっしゃったというふうに報道がありますね、堀江容疑者が。それは広いでしょう、六本木ヒルズのすごいお部屋で、広いなと。片や、二十何万人の個人投資家が、多分、奥様が小遣い銭で、ちょっとおもしろそうだと、御党の幹部まで一緒に手を握...全文を見る
○古本委員 一般論じゃないでしょう、これは。堀江さんについてどうかと聞かれ、再起してもらえるのではないかと。これは、再起ってどういう意味ですか。再び選挙に出てもらえるという意味ですか。それとも、再び上場企業の役員になれるという意味ですか。それとも、再びライブドアの経営に復帰をして...全文を見る
○古本委員 これは一般論でお答えいただいたというお話でありましたが、前後の文脈をきちっとごらんになった有権者といいますか視聴者の皆さんも含め、これはライブドアの個別の話にお答えになっているのは紛れもない事実であります。そして、こうやって、実は立法府にある人間が発言をすることによっ...全文を見る
○古本委員 これはそうなんですよ。当たり前の話なんですよ。ToSTNeT1というのは、東証が設置をしている、東証の中における時間外取引をするために用意したシステムなんです。したがって、これを使って取引をしましたということの事実だけをとらえれば、すぐれてこれは市場内で取引しておるわ...全文を見る
○古本委員 資料の十四をごらんください。東京地裁と東京高裁のニッポン放送の新株予約権の発行の差しとめ、これを仮処分の申請をしたライブドアが勝訴したときの決定の文書であります。(1)番が東京地裁の方、(2)番が東京高裁であります。  東京地裁の仮処分決定の文意によれば、本件ToS...全文を見る
○古本委員 今大臣が読み上げていただいたのは高裁の決定ですね。これは、大事なことが一つ抜けているんです。これは何かというと、二十七条の二の公開買い付け規制に対して、単独では判断していないんです。つまりは、ライブドア社による、ニッポン放送社による新株予約権発行つき転換社債の発行差し...全文を見る
○古本委員 いや、これは一般論じゃないですよ。高橋委員長が、ライブドア事案についてどうだと聞かれたことに対し、具体的に答えているんですよ。  この意思というのは、では、私が介添えすると、単価とか数量とか時期とか、そういうことがお互い折り合えばということですか。もうイエスかノーか...全文を見る
○古本委員 つまり、何万株を単価幾らで、だれとだれが、いつのToSTNeT1、ToSTNeT1は午前とお昼休みと後場があけた後と三回ありますので、その三回のうちのどこでやるかということを事前に確認し合うということをもって意思の合致という理解でいいですか、もうこれでフルオプションだ...全文を見る
○古本委員 全然答えていないですよ。  少なくとも、さっき数量や単価、時期、そういうことも判断の一つだという趣旨のことをお答えいただいたんで、その確認をとった上で、資料の五をごらんいただきたいと思います。これはライブドアによるニッポン放送株の取得経緯を少し拾ったものであります。...全文を見る
○古本委員 五営業日後ということは、問題の大一番のあった八日の日が終わったその後なんです。  資料の方をごらんいただきたいと思いますが、六の一であります。ライブドア社による五%超えは、報告義務発生日、(4)、二月の四日、提出日、これは二月の十日。まんまと大一番は終わっています。...全文を見る
○古本委員 実は、予算委員会で私は東証からその話を聞いて本当かなと思って、現地、現物でこの目で見てきました。ToSTNeT1の端末をごらんになった方、この中にいらっしゃいますか。そして、もっと言えば、監視委員会の中で、今、長尾さんですか、ToSTNeT1の端末、さわったことはあり...全文を見る
○古本委員 見たことがあって、ではどのようにオペレートしているかということまで承知していますか。
○古本委員 実はToSTNeT1というのは、すぐれて場の提供なんですよ、大臣。私はこれは聞いてきてわかったんです。つまり、証券会社同士が互いに相対でやってしまった場合には、その後の譲渡益報告書やら、あるいはフェール、契約が不成立だったときの担保がとれない等々があって、東証が提供す...全文を見る
○古本委員 では、その際の売り方と買い方は、事前にさっきでいう意思の合致はあったと思われますか。
○古本委員 では、意思の合致がなくて一分間隔でできると思いますか。
○古本委員 私は不可能とは言っていないんです。一分間隔でやる唯一の方法があるんです。ある特定の証券会社がクロスに振ればいいんですよ。売り方、買い方が同一証券で、隣にオペレーターが並んでやればいいんです。これが一番最短でしょう。  ただ、現実的にはそういうことも、もちろん、自分の...全文を見る
○古本委員 できないんですよ。つまり、A証券が、ある売り主さんから何万株売りたいよという注文をまず受けるんです。そして、受けたらそれを掲示板に載せるという、メールみたいなものだとは言っていますけれども、その瞬間に買い主はだれですよとささやくんですよ。ついては、買い方の証券会社はこ...全文を見る
○古本委員 いや、これは細かく言えば、例えばA証券会社から、顧客が具体的な銘柄を指定して何万株売りたいという話がまずあるんですね。朝注文を受けた後に、買い主を探すために照会書を同業他社に切るんです。その上で、同業他社は照会書をもとに買いの注文を掲示板に出すんです。そして、買い主が...全文を見る
○古本委員 委員長、これは業界の常識だそうです。ToSTNeT1というものはどういうものかというのは常識だそうです。こんなものは、こんなものと言っては失礼ですが、こういう話は監視委員会は先刻承知なんですよ、恐らく。  今言ったような話は知っているんでしょう、監視委員会。知ってい...全文を見る
○古本委員 いや、これは通告していますし、一般論で答えてもらったっていいんですよ。  ToSTNeT1というようなものは、すぐれて事前に意思の合致がなければ成り立たない、東証の中に設置された市場内時間外取引のシステムである、これは正しいですか。
○古本委員 巷間そう言われているということは承知していると言っていただいたので、ToSTNeT1というのは、すぐれて事前の意思の合致がなければ、少なくとも一分刻みでほうり込むことなんかはできないとおっしゃった、こういう理解でいいですね。
○古本委員 いや、委員長、なぜここまで私がこう言わなきゃいけないかというと、証券取引委員会の必要性がないというふうにけんもほろろに一笑に付されたわけですよ、先回。御党からも御質問いただきましたけれども。このていたらくですよ。  もっといきますよ。資料の五を見てください、引き続き...全文を見る
○古本委員 これもまた介添えいたします。資料の八の一をごらんください。  これは、原因発生日が二月二十八日で、提出日、三月二日となっておりますが、売り主、サウスイースタン・アセット・マネージメント・インク、一〇・六二%、端数がちょっと出ていますが、実にぴったりです。この人じゃな...全文を見る
○古本委員 では、監視委員会は、それを通じてデータをとりましたか、調べましたか。やったかやってないかだけでいいですよ。
○古本委員 このサウスイースタン社は、巷間ここが売ったんじゃないかと言われていますが、実はこの一月の十九、二十日、二十一日にかけて、合計八十四万株、二・六%、これも売却しています。  ところが、これの大量保有報告の変更届ですね、五%を超えてその保有の変更があった場合には、残り一...全文を見る
○古本委員 いや、与党の先生方も聞いていてどうですか。監視委員会、縦覧されている資料ですよ、これは、インターネットで、ホームページにも出ているような資料ですよ。飛び道具でも何でもないですよ。出ているんですよ。これは、証取法二十七条の二十六違反じゃないんですか。五百万円か五年の罰則...全文を見る
○古本委員 これは、フジテレビという公器ですよ、公の器であると言っていいと思います。メディアを買収するという大変大きな話で、日本じゅうがひっくり返ったときのさなかに、実は水面下で、片やフジテレビはTOB規制のもとに公明正大に買い付けを進めた、片や六本木ヒルズの一室で、これは想像で...全文を見る
○古本委員 よろしくないですよ。結構です。  つまり、監視委員会の委員長としては、逮捕権もない中で、この後にいろいろ言っておられます。逮捕権を持つ検察と十分相談してからやる、過去の四十七件のうち四十件が検察と合同だと。つまり、証拠隠滅等を避けるためにこういう連携をとっておられる...全文を見る
○古本委員 この事情聴取をしようと思えばやれる権能は、金融庁ですか、監視委員会ですか、どっちにありましたか。これだけ情況証拠はそろっているんですよ。これは一年前からわかっていた話。これだけのことがあって、当事者である堀江容疑者はもとより、村上氏あるいはサウス・アセットのオーナーで...全文を見る
○古本委員 やろうと思ったらやれたんですよ。やった形跡はないですね。当時、これだけ注目を集めていた事案で、連日メディアの人も追っかけていた。仮に御庁が今言っている当事者の方々にコンタクトをとろうものなら、当然すっぱ抜かれる。やっていないんですよ。やっていないんです。やっていたら新...全文を見る
○古本委員 先ほどの資料の十三の三の監視委員長が述懐されておられるところに戻っていただきたいんですが、大臣とあうんの呼吸なんでしょうか、法律の解釈と証拠の問題で立件は困難だったというふうに言っておられますね。十三の三です。TOB、買い付け規制をもとに二十七条の二を適用して立件まで...全文を見る
○古本委員 それで、監視委員長は、法律の解釈という意味で困難だったと。さらに、証拠。証拠というのは何ですか、これ。意思の合致があればいいわけでしょう。伊藤大臣が丁寧に答弁で答えてくださっていますもの。さっき資料でお示ししました。資料の二の二ですよ。合意があって契約が成立していると...全文を見る
○古本委員 やっと本題にたどり着きましたよ。何が足りないんですか、監視委員会の機能に。監督権がないからでしょう。そのことをおっしゃりたいんでしょう。行政庁として行政処分権を有していないから、機動的に動けないんでしょう。私たちは、証拠を調べるだけです、常に段取り屋さんですと。その証...全文を見る
○古本委員 監視委員長が言っておられる法律の解釈と証拠の問題で立件が困難だったという法律の解釈において、まさに、さっそうとここにありという存在感を示すチャンスが去年の二月にあったんですよ。伊藤大臣も言っておられるじゃないですか。法律の立てつけからすれば、ToSTNeT1というのは...全文を見る
○古本委員 いや、それはおかしい、大臣、最後がおかしい。三権分立じゃないんですか。裁判所がどう判断しようとも、法律の立てつけをする立てつけ係の大臣がこうだと思えば、やればいいじゃないですか。やればいい。もちろん、司法の判断は尊重した方がいいとは思います、これは事実ですから。一方で...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○古本委員 証券取引法等の一部を改正する法律案に対する修正案及び証券取引法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対する修正案の趣旨説明を行います。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました証券取引法等の一部を改正する法律案に対...全文を見る
05月12日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  政府におかれましては、連日の御対応、大変お疲れさまでございます。  本法も、仮に通るということになれば、大臣におかれましては間接金融から直接金融へという政策誘導を、政府もかじを切っているわけでありまして、その意味では、この法整備...全文を見る
○古本委員 ただいま大臣から投資者保護という話がありました。これは、投資家の保護に関して申し上げれば、契約の相手方に対してその保護を図るということだと思うんです。  ただ、一方で、ではマーケットの、市場の保護はだれがやるかということになるわけであります。マーケット全体の保護とい...全文を見る
○古本委員 マーケットの保護は今だれがやっているかということにつきましては、いろいろな議論があると思います。私は、少なくとも、マーケットがおかしくなると投資者以外の人にも影響が起こる、つまりは国民全体に影響のある大変大きな話になると思います。  その意味で、市場が機能しなくなっ...全文を見る
○古本委員 実は市場の最大の利害関係人は政府じゃないんでしょうか。株が上がり、小泉さんが去年の総選挙で再選され、その後、日経平均がずっと安定的に上がってきた、これを最大に享受されておられるのは政府にほかならないんじゃないでしょうか。つまり、マーケットは上がれば上がった方が、国の政...全文を見る
○古本委員 今回の対象商品に、議論になっております商品先物が入っていなかったり、いわゆる預金が入っていなかったりいたしております。今後の課題として、これらのことはまだ積み残したという理解でいらっしゃいますでしょうか。
○古本委員 ライブドアの事件が起きたときに、ニッポン放送株の時間外買い付けがあったときに、その買い付けのあった日からわずか数日後に、きょうやっと伊藤さんに座っていただきましたが、当時の伊藤大臣が法の解釈を一般論としておっしゃられた。あのときの行政庁の責任者であったのは政府であった...全文を見る
○古本委員 もしそうならば、行政権は内閣にありそして行政庁にあるということであれば、思い切って、金融庁に監督権そして監視権も含めてというやり方も逆にあるのかもしれないと思っております。  いずれにいたしましても、この委員会の質疑を通じ、連日傍聴に来ておられる方々もおられたように...全文を見る
○古本委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     「証券取引法等の一部を改正する法律案」及び「証券取引法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」に対する附帯決議(案) ...全文を見る
06月06日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○古本分科員 民主党の古本伸一郎でございます。  決算の中で、国会分につきまして私からは質問を申し上げたいと思います。  昨今、国会職員という範疇なんでしょうか、あるいは国会図書館の方々も含めてだと思いますが、何かと御議論があるわけでございますが、これはそもそも給料が高いんじ...全文を見る
○古本分科員 そうしますと、本府省の課長さんという職種でしょうか、職能給が出ているわけですが、これは衆議院においてはどのあたりの方に相当するんですか。
○古本分科員 ということは、霞が関の方々の大体ざっくり言った年収、給与ですね、これと国会職員とはほぼ相違がないという理解でよろしいでしょうか。
○古本分科員 そうしますと、ここで疑問が出るわけですね。霞が関の皆さんは別に高いとか何だと余り言われている記憶がありません。新聞報道等でも、今、ある意味たたかれているのは国会職員であります。何が問題かというと、そこら辺が単純な疑問としてわいてくるわけであります。いや、霞が関の皆さ...全文を見る
○古本分科員 七カ月を要し、四十名の工数を投入し、法案にしますと大体何ページぐらい書かれたんでしょうか。
○古本分科員 さて、法制局はどれぐらいの人数で、私どものオーダーに対し一体どのくらいの成果品を出していただいたんでしょうか。
○古本分科員 そうしますと、これはもう大変粗っぽい単純比較でありますが、霞が関の金融庁の方々は四十名の体制、そして衆議院の法制局は四名、つまりは十分の一であります。一方で、法律をつくるところが国会でありますから、大変粗っぽいですが、出てきた、書かれた法律の枚数をもって成果物と言っ...全文を見る
○古本分科員 つまり、政府の方はもちろんこの証取法一本だという前提でいいですよね、金融庁。ほかに仕事はありましたか。
○古本分科員 これはなかなか定量的に比較というのは難しい作業なんですね。ところが、世間の皆様はこういうアプローチというのは多分今までしていなかったと思うし、何よりも、衆議院の予算、総長から先ほどの報告でいくと、今年度の予算は六百億ですか、このうち職員の給料、あるいは職員関係が幾ら...全文を見る
○古本分科員 予算の組み方は、恐らく人件費の部分が相当占めるという、我が国の職種、産業横断的に共通する問題だと思いますね。この人件費の問題を議論する与件として、単位労働コストという概念は大変大事だと思います。つまり、漠然と、退職金が何千万出ている、あるいは年収が何千万ある、これは...全文を見る
○古本分科員 先ほど中馬さんは閣法が多いという話がありましたが、最近の衆法並びに修正案の提出件数というのを少し法制局の方で出していただいたわけですが、平成三年ごろから定点でずっと見ていきますと、この十数年で、衆法、つまりは議員立法ですね、格段に数が伸びております、それから修正案の...全文を見る
○古本分科員 そこで、財務省なのか人事院なのかどちらでもいいですが、答えられる方にお願いをしたいのですが、生涯収入という概念で議論をしたいと思うのです。  これは霞の方々それから国会の職員の方々を含め、モデルを前提に入れていただいて、例えば高卒十八歳で入って勤続四十二年、六十歳...全文を見る
○古本分科員 これは大事なポイントなんですよ。高い安いとメディアの皆さんも騒いでおられるのは給与だけです。これは、月例の賃金と、賞与というんでしょうか皆勤手当というんでしょうか、世間でボーナスですね、これを合わせた給与所得分を本体としたならば、これに加え家族手当とかあるいは住宅手...全文を見る
○古本分科員 誤解なきように。言葉は悪いですが、決して茶坊主のようなものをつくればいいと言っているわけじゃなくて、つぶさに職員の皆さんの頑張りぶりを見ているのは私たちがまず第一義にあるわけで、皆様がハウスの職員としてサービスを提供するとしたならば、そのサービスを受けるのは我々の側...全文を見る
06月13日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  財務省、金融庁におかれましては、両大臣はもとより役所の皆さんも、今国会の御対応、大変お疲れさまでございました。国民的に関心の高い幾つかの課題が残されておるやに理解をいたしておりますので、私の方からは順次質問をさせていただきたいと思...全文を見る
○古本委員 一方で、西川氏は現在、日本郵政株式会社のこれまた責任者を務めておられます。政府肝いりの、まさに来年発足予定の純民間、純粋な民間企業になるとはいえ、今現在はまだその途上にある会社の長を務めていることについて、いささかの懸念も疑念もないのか、御確認をいただきたいと思います...全文を見る
○古本委員 いや、逆ですよ。まさに、その民間時代にこういう事案があったわけです。そして、金融庁の行政処分のただし書きの中にわざわざ書いていますね、当時の経営責任も遡及して判断をするようにと。まさに指導されているじゃないですか。その指導を受けて、三井住友はかつての経営者に、ある意味...全文を見る
○古本委員 委員長、これは、当委員会で同僚議員が参考人も求めた経緯がある中で、もちろん理事会での協議を重ねる中で、なかなか至らなかった経過は理事の一人として十分承知をいたしておりますが、大変大きな問題でありますので、また、今国会での積み残しの課題として、私は、恐らく来る臨時国会だ...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  それでは、FRC関連を終えまして、委員長のお許しをいただきまして資料の配付をいたしましたが、今国会は、当財務金融委員会の最大の論点だった証取法改正が控えておる中で、期せずして勃発したライブドア事案に、率直に言って、振り回されたこの半年間だっ...全文を見る
○古本委員 これは与謝野大臣のおっしゃっておられるところが率直な、偽らざるところだと思うんですが、残念ながら、これは何度も申し上げています。伊藤大臣が問題ないと御発言され、一般論とはいえ、明らかにライブドアの事案、ニッポン放送株の事案に対し問題ないと言われ、その後、まさにニッポン...全文を見る
○古本委員 とはいえ、事実はこういうことで、結果はこうなっているということを強く指摘いたしますが、そのことについては、大臣、そうだなとお認めになりますか。
○古本委員 勇気ある御発言に敬意を表します。  それでは、阪神株の問題に行きたいと思います。  資料の六をごらんいただきたいと思います。  村上ファンドによる阪神株の買い取りの問題なんですが、実に巧妙です。二〇〇五年の九月に阪神の筆頭株主に躍り出ました。その際の大量保有報告...全文を見る
○古本委員 これはもう既に報道されていますから。関東財務局が指導したんですよ。個別の事案だから答えられないと。大分なれてきましたけれども、言っておられる人も大分大変だと思いますが、これは出ているんです。  つまり、私が申し上げたいのは、一年ずれているんですね。一年間留保したんで...全文を見る
○古本委員 これは、与謝野さん、財源不足の十七兆円を歳出歳入一体改革の名のもとに進めていく上で、与謝野さんは堅実な前提ということを常々おっしゃっておられる。その堅実な前提を考えますと、実は、この十七兆円というのは本当に確かな数字かという議論もあるでしょう。恐らく、これでキャップが...全文を見る
○古本委員 では、念のため確認しますが、両大臣は出資されていませんか。念のため確認します。
○古本委員 何でこんなことをぐりぐり申したかというと、これは違和感ありますよ。やはり金利変動はまさに国家の一大事ですよ。国の借金、金利上昇したときに、この返済計画なり十七兆財源不足なりのこのスキームの前提は瓦解しますよ。それを、居丈高とまでは言いませんが、日銀、物価の安定の名のも...全文を見る
○古本委員 いや、残念ですよ、谷垣大臣。私は党派を超えて、大臣の自説には常々共鳴する部分があったんですが。例えば、さきの千葉の補選のときに、消費税論を石さんが言ったところ、中川政調会長は、選挙の前に増税を言うんじゃないと言ったことに対し、谷垣さんは、税は口をぬぐって政治家は町を歩...全文を見る
○古本委員 そうしますと、所得税についてはかつて大臣とも議論をさせていただいたと記憶していますが、日本の所得税税収というのは平均すると約十四兆から十五兆、そのうち、給与所得の方から、いわゆる源泉徴収組ですね、で得られる税収が約十兆ぐらいあるというふうに理解していますが、所得税の根...全文を見る
○古本委員 所得税の機能についてのありようは検討の余地があるということでありましたが、今後、我が国の基幹税は、やはりどんなお金持ちの方でも、どんな庶民の方であっても、税の逃れとか脱税だとかそういうことのないという意味においては、公平性という意味においては消費税がすぐれているという...全文を見る
○古本委員 これは、大臣、消費税、今一ポイント当たり約二兆五千億前後の税収が見込めるということですが、巷間言われている十七兆の歳出削減の手法として、仮に消費税がかなうということになったときに、八ポイントという議論が巷間出ていますけれども、仮に八ポイントになったときも同様に一ポイン...全文を見る
○古本委員 ですから、その成長率が金利によって、まさにリスクプレミアムがあるわけですよ。その金利をいじっている人が、いじろうとしている人が、先ほどの議論に戻りますけれども、意外とわきが緩いんじゃないかということを指摘しているんです。  つまりは、与謝野さん、きのうの国会中継も私...全文を見る
○古本委員 では、最後に、先日、何か与謝野大臣大穴という見出しで、総裁選候補ということで、失礼なメディアだな、おれは本命だと。いや、どうかわかりませんが。  つまりは、これは堅実な前提を組んでいくという、まさに谷垣・与謝野チームとしては、今回の財源不足をどうやっていくかという議...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。
06月14日第164回国会 衆議院 総務委員会 第29号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  きょうは、総務委員会での質問の機会をいただきましたことに、理事の皆様、同僚委員の皆様に感謝を申し上げる次第でございます。  私からは、我が国の少子高齢社会が加速していく中で、いわゆるシルバー人材の皆様に今後さらに労働力としてある...全文を見る
○古本委員 お尋ね申し上げているのは、「必要があると認めるときは、」と書いているということは、この指定管理者制度に基づいて、導入によって受託ができる範囲を民間に拡大したということなんですが、必ず民間に広く公募といいますか入札をかけてやらなければいけないということではない、こういう...全文を見る
○古本委員 そうしますと、地方自治法二百三十四条の方に移りたいんですが、こちらは、今度は逆に、構造改革特区の一環として、随契できる対象範囲をシルバー人材センター等からの役務の提供というふうに具体的に明記をして、逆に門戸を広げたといいますか、法的なたてつけとして裏づけを得たという意...全文を見る
○古本委員 大臣、お待たせしました。ぜひ大臣の御見解をここで伺いたいんですが、率直に申し上げまして、いわゆる草むしりとか駐輪場の整理だとか、単純労役といいますか、こういったことは従来のシルバー人材さんのイメージだったと思いますが、今後、いわゆる経験技術者ですとか、あるいは企業の設...全文を見る
○古本委員 大臣からは、高齢社会を踏まえた、シルバー人材の皆さんがさらに活躍していただける場をさらに整備していきたいという力強い決意をいただいたというふうに受けとめました。  最後に、私は常任委員会は財務金融に所属をいたしておりますが、昨日、日銀の福井総裁の一千万の問題が発覚い...全文を見る
○古本委員 竹中大臣御自身は出資されていますか。
○古本委員 ありがとうございました。以上で終わります。
06月16日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  私からは、先日来議論になっております福井総裁をめぐる問題につきましてお伺いをしてまいりたいと思います。  その前に、前提となります日銀の使命について少し確認をしたいと思うんですが、日本銀行は中央銀行として物価の安定を行うことが最...全文を見る
○古本委員 金利を動かすことをツールとして持っておられるという話でありました。  次に、マーケットあるいは国民、さまざまな利害関係人があると思うんですが、それぞれ、日銀にとっての利害関係人について確認をとらせていただきたいと思います。  マーケットとの関係はどういう関係にある...全文を見る
○古本委員 つまり、今後とも総裁はマーケットと対話ができる関係にあるというふうに理解していますでしょうか。
○古本委員 昨日も政策決定会合がありました。そして、当分はゼロ金利維持と決まりました。  その際、直近の東証の動きあるいは株価、日経平均等々、これは考慮していますか。
○古本委員 市場の動向は注視している、つまり考慮している、こういう理解、確認をとらせていただきました。  その上で、では次に、国民的な理解でありますが、ちょうど昨年の衆議院の予算委員会で答弁されていますが、実に、九三年から〇三年の十年間、ゼロ金利の副作用的に、一体どのくらい国民...全文を見る
○古本委員 必要な判断をしてきた、それは結構です。  違うんです。その時期に、総裁はある特定のファンドに出資をし、そして利益を得ていたんです、確定申告までされたんですから。そのことが国民感情的に尊敬される行為ですかと聞いているんです。そして、マーケット的に、引き続き、総裁の発言...全文を見る
○古本委員 では、政府、これも利害関係人だと思います。金利が上がれば国の借金の利払いがふえますので、これも利害関係人という理解でいいでしょうか。
○古本委員 つまり、整理すると、日銀の使命は物価の安定。物価を安定さすために、金利を動かすということをツールとして持っている。そして、日銀にとって、考慮したり、あるいは対話したり、あるいは参考にしたりする対象として市場がある。そして政府もある。さらには、国民の、いわゆる金利が上が...全文を見る
○古本委員 では、前提が今申し上げた整理のもとに、一つずつ掘り下げたいと思います。  まず、マーケットについてでありますが、総裁は就任後もプレーヤーとしてマーケットに参加した、こういう理解でいいでしょうか。
○古本委員 では、巷間言われておりますこの一千万を出資したファンドでありますが、このファンドの目的は何なんでしょうか。
○古本委員 先日の答弁ですが、一千万出資したんですかという問いかけに対し、出資というか株式、ファンドですから拠出と言えばいいのか、こういう言い方をされています。そして、このファンドの運用利回り等々、具体的な数値を求めておられました、参議院で。そして、総裁は留保されています。  ...全文を見る
○古本委員 それはいつ出してくれますか。
○古本委員 きょうで国会は閉じます。別途国会に出すということでいいでしょうか。
○古本委員 それは、この当委員会に提出ということでいいでしょうか。
○古本委員 これは大変重要な事案です。必ず閉中審査を開いていただきたい事案と思いますが、いかがでしょうか。
○古本委員 それで、投資かどうかということなんですが、幾つかお尋ねしたい観点があります。  まず、きょうは国税も来ていただいているんですが、国税庁、いいでしょうか。  こういうケースはどうなんでしょうか。あるファンドに出資というか株式投資ですね、出資者が、投資家が資金を投資し...全文を見る
○古本委員 もうちょっと大きな声でしゃべってください。よく聞こえなかった。パススルー課税とおっしゃったのでいいんでしょうか。はい、そうですね。  これは、パススルー課税する大前提として、間に法人格を有しない組合を介してある方が投資した場合のケースだと思いますが、そういう理解でよ...全文を見る
○古本委員 今一般論で国税は答えてくださいましたが、今私が申し上げたケース、投資ケースというのは、まさに福井総裁がせんだって答弁されたケースであります。  個別の事案に入りたいと思いますが、利益確定をしていない、売却益、キャピタルゲインが確定しないのに確定申告をした。これはどう...全文を見る
○古本委員 仕組みもわからず、サラリーマンにとって負担の重い一千万を出したんでしょうか。  それでは、お尋ねします。その一千万の出どころを教えてください。
○古本委員 今国税からも答弁ありましたが、間に投資組合のようなもの、民法六百六十七条組合でしょうが、それを介在しているケースである、こういう理解でいいですか、総裁。あなたが投資したケースです。
○古本委員 そうしますと、その投資組合の目的、資金を集めた目的、そして運用方法等々を書いてあるその募集要項、これをこの委員会に提出いただけますか。投資契約書です。
○古本委員 あなたは中央銀行総裁です。国民はこの件は注視しています。毎日時給数百円で働いて汗している人が、山ほどいます。そのときにあなたは利殖に走っていたんです。国民の声が聞こえないんでしょうか。  そして、今ちょうどいいことを総裁はおっしゃっていただきました。ほかの人のことも...全文を見る
○古本委員 ということは、富士通総研の皆さんの志ある仲間で最初スタートしたときは、一つのクラスターのような固まりで組合があったんでしょうか。
○古本委員 これは大事な観点です。もしそうならば、これは仮に五人としましょう、何人の御有志で、お仲間で集めたか、よく存じ上げませんので。仮に五人で富士通総研の仲間の方と出資したならば、総裁お一人が、これは利殖じゃないとおっしゃっている。生み出された利益はすべて世のため人のために使...全文を見る
○古本委員 心の中を問うているんじゃないんです。契約上のことを聞いているんです。契約上、投資行為だ、利殖だ、投資家の皆様に年利幾らでお返ししますと、何か書いているわけですよ。見せてください。それを見ないことには議論は進みません。当委員会へのその契約書の提出を求めますが、いかがでし...全文を見る
○古本委員 では、当時富士通総研の皆さんと、その一千万というのはどういうところから決まった金額なんでしょうか。別にローンで手当てしたわけじゃない、要するに自分の蓄財の中から回した、こういうことでありますが、一千万という金額はどのように決まったんですか。
○古本委員 その際に、村上さんの志を支えたい、こういう思いで出資した。残りの方々もそうであった。ただし、ファンドで運用し、結果得られた利益の扱いについては、その契約書には書いていない。そして、心の中で私はそれを、私というのは総裁は、自分のポケットに入れるつもりはないとかたく誓った...全文を見る
○古本委員 今大事なことをおっしゃいました。海のものとも山のものとも、利益が出るかどうかもわからないとおっしゃいました。先日の答弁で、そうも答えていますね、確かに。利息という概念はない、ファンドが株を売ったり買ったりし、売買のネット益が、幾らかネットで益が出て、毎期フローで決まる...全文を見る
○古本委員 そこは大事ですよ。  では、確定利付的に、いわゆる的にですよ、確定的な利付を、この契約は総裁に対し、つまりこのファンド出資者に対し、ある一定の運用利回りは約束していないわけですね。間違いないですか。
○古本委員 そうしますと、この確定申告のときの納税原資はどこから持ってこられましたか。
○古本委員 一体どのくらい利益が出たんでしょうか。全く判断がつかないんです。どのくらいでしょうか。
○古本委員 毎期毎期、何千、何百円利益が出たかまで問うているんじゃないんです。  では、いいです。もうかったなと思う年の期末の締めで、大体このぐらいの運用益が出たなというイメージで、大体何%ぐらいでしたか。あなたの問題なんですよ。
○古本委員 重要な事実を伺いました。数百万円年間で出るといったら、運用利回り五〇%超えていますよ。そういう年もあったわけですね。庶民はゼロ金利で財布の中がすっからかんになっているときに、あなたは運用利回り五〇%以上で回した年もあった、こういう理解でいいですか。
○古本委員 これは、キャッシュアウトして、現金化して口座に運用利益が入ったわけじゃないんです。にもかかわらず、あなたは自分のポケットの中から納税したとおっしゃっているじゃないですか。これは限りなく利益は出たんですよ。そして、元本が積み上がっているんですよ。一千万が、では今幾らかに...全文を見る
○古本委員 必ず出してください。  しかしながら、きょうのこの時点で、きょうメディアも来られている、皆さんも、国民周知のこの議論ですよ。年によっては一千万の元本に対し数百万円の利益が出た年もあった、こういう理解でいいですか。
○古本委員 いずれにしても、海のものとも山のものともつかないファンドに投資をし、利益が出るか出ないかわからないファンドに投資をし、年によっては数百万の運用益が出、これは世の中では投資といいませんか。利殖といいませんか。御答弁願います。
○古本委員 次のやりたいことがあるので行きますが、国民が見ていますよ、総裁。そういうことが通用するとなると、小学生もみんな悲しくなっちゃいます。大人が信用できなくなりますね。  マーケットの参加のところで言います。  総裁は、前回の答弁の中で、志に共鳴し、そしてお金を集める自...全文を見る
○古本委員 要するに、お互いに恩義を感じ合っていた仲であれば、そこで一千万を拠出する相当な根拠がないと出さなかったと思うんですね。これは総裁の心の中に入りますから。これは、明らかに利殖行為で、もうけ話だからそれに乗っかったんですよと国民が誤解しても、弁明できません。  したがっ...全文を見る
○古本委員 今、現行法、日銀法あるいは内規、心得等々すべてに照らし、日銀の幹部職員があるいは審議委員の皆さんが、みずから、どこに投資し、どの株を買い、どの株を売っているかということについては……。もといです。そもそも、買ったり売ったりしていいんですか。
○古本委員 委員長、これもびっくりなんですよ。実は、日銀の内規則を精査すると、売買もできるんです、報告すれば。悩んだときには上司に相談すると書いてあるんです。これは正しいですね。はい、正しいんです。  総裁の場合、上司というのはだれなんですか。総裁が新規で株を買ったり売ったりで...全文を見る
○古本委員 これは日銀法の改正も視野に入れた大変な改革をしないと、この後同僚議員がやってくれますが。総裁、これは二回目ですよ。九八年の大疑獄が起きたときのまさに二回目なんです。日銀法の改正がいかに必要かということは胸に手を当てて考えていただきたいと思います。  そして、利殖のと...全文を見る
○古本委員 では、最後に、解約のタイミングをお尋ねいたします。当惑したのはいつごろからですか。
○古本委員 では、総裁がこの投資組合を介してファンドに投資した、この契約に基づけば、何カ月前までに申し出れば解約できるんですか。
○古本委員 ということは、六末が決算期ですよね、締め月ですね、六末と十二末。そこから三カ月前というと、三月末でもよかったんですね。それをなぜ二月末に解約されたんですか。
○古本委員 心の中と伺ったんですが、具体的な判断ポイントは幾つもありました。  まず、二〇〇三年三月の総裁就任時です。この時点で利益は出ていましたか。
○古本委員 では、なぜこのとき解約しなかったんですか。なぜ解約しなかったんですか。
○古本委員 では、もう一つ。  〇五年九月、阪神株、村上さんが支配し出した、大株主に躍り出たと第一報が打たれました。そして、先回の委員会で、参議院の方で、阪神ファンの総裁は非常に思いが錯綜した、志に疑念を感じたという文脈がありました。だったら、二〇〇五年の九月、ここも第二のポイ...全文を見る
○古本委員 では、二〇〇四年の十二末の運用益はどのくらい出たんですか。これは個別の話になるから今わからないとおっしゃるんですけれども、まさに、もうかっていたからもうちょっと置いておこうかなと思ったんじゃないんですか。
○古本委員 さらに二〇〇五年の十二月末、阪神株、四〇%超えました。議決権の三分の一を超えたときですよ。これはさすがにコーポレートガバナンスを目指すために出資した、集まった志としてはかけ離れてきた、こんなことだったのかなと思うならば、ここもあったはずです。二〇〇五年の十二月、なぜ解...全文を見る
○古本委員 二〇〇六年の三月九日に量的緩和解除になったわけですよ。そのときに、総裁は私は独裁者じゃないという趣旨のことを答弁されていたが、これの提出者はだれだったんですか。量的緩和の解除の提出者はだれでしたか。
○古本委員 委員長、最後にまとめだけさせてください。恐れ入ります。  もうけた額、それからマーケットの参加状況、これは、今指摘した日銀の関係者、幹部です。それから参加の目的、ファンドはどういう目的の募集要項で募集したか等々、同僚議員がこの後やってくれると思いますが。  これは...全文を見る
06月22日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  総裁におかれましては、連日の御対応をいただいておりますことに感謝と敬意を表します。逃げも隠れもしないというふうにおっしゃっておられますので、きょうは納得のいくまで御説明をいただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ...全文を見る
○古本委員 これは具体的に申し上げますと、MACジュニア投資事業組合第三号、契約が九九年秋です。これは総裁が答弁されているとおり、第一回目の投資の開始です。ところが、このMACジュニア投資事業組合は平成十三年の二月に解散しています。その際に、何と二百四十二万円を現金で受け取ってお...全文を見る
○古本委員 その際、ファンドに投資したときの総裁の動機づけは、村上氏の若い志を支えたいと言っておられます。志を支える割にはやけにもうかるなという意識は、そのときありましたか。二百四十二万円。一千万を拠出し、わずか二年です。利回り幾らですか。お答え願います。
○古本委員 これは大事なんです。  十三年二月に、一たんMACジュニア投資事業組合は解散しています。その後に第一回アクティビスト投資事業組合第三十六号、これも理事会限りと言われましたが、質問には使っていいというお許しをいただいて使わせていただきますが、これを二カ月の猶予期間を経...全文を見る
○古本委員 その二百四十二万円はどのように処理されるんですか。今、口座にあるんですか。
○古本委員 黎明期を過ぎ、村上ファンドは、一体いつから安定期に入り、資金的なバックアップをせずにひとり立ちできるようになったと認識されていますか。この平成十三年、〇一年の三月、再び総裁みずからの手でサインをし直す時点において、村上ファンドの残高は一体幾らあったんですか、拠出全体残...全文を見る
○古本委員 では、利殖行為だったかどうかを少し掘り下げてまいりたいと思うんですが、ここに国税庁から出していただいた資料があります。総裁がいらっしゃるところですから神奈川税務署でしょうか。行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等に基づいて提出をいただいておる適正な資料というふ...全文を見る
○古本委員 これは、財務省が出しておられます財務省の課税最低限モデルとか、いわゆるモデルを算出する上での前提条件をほうり込んで計算してみました。給与所得控除、それから奥様がいらっしゃるというお話でありますので配偶者控除、さらには社会保険料控除、総裁のお年にモデルを当てはめてこちら...全文を見る
○古本委員 そうしますと、例えば相続だとか何か限定的な臨時所得が発生したんでしょうか、この年に限り。これは税務署の公示資料ですよ。
○古本委員 前年の所得は、一千三百五十七万二千円の納税額、平成十二年から類推すると、五千万ちょっとですよ。そして九九年は、約一千百万の納税額から類推すると、約四千二百万の所得ですよ。二千万から三千万、飛び抜けて所得がふえたという計算にならないと、何も税務署にこんなに納税しなくたっ...全文を見る
○古本委員 特別に投資ということは、何か普通に投資はあったんでしょうか。
○古本委員 この間、総裁は持ち株をされておられます、現在も。五社の顧問や社外取締役に就任されています。この五社の名前は、巷間もう既に報道されているとおりであります、公表のとおりであります。この五社からの、これは役員報酬が大変入っておったという理解でよろしいんでしょうか。もしそうな...全文を見る
○古本委員 では、この二年間は富士通総研の理事長の給与所得が専らである、こういう理解でよろしいでしょうか。  七千万と八千万が入ったという理解でよろしいんでしょうか。二〇〇一年と二〇〇二年です。
○古本委員 資料の提出を求めます。委員長、お諮り願います。
○古本委員 なお、この時代には民間人です。一方、総裁は、二〇〇三年に総裁に就任されました。みなし公務員であり、公器の長であります、中央銀行の総裁であります。その初年度の納税額は、総裁就任後ですよ、一千三百二十五万一千円です。これはどう見積もっても、総裁の給与所得はその年が三千六百...全文を見る
○古本委員 日銀総裁の給与所得は三千六百三十六万円、これ以外に一千万円を超える何かがないと、この年にはこれだけの納税は発生しません。何があったか、これは明確にしていただかないと困ります。今この問題が問われているんです。他に利殖行為はなかったと身の潔白を証明していただきたいんです。...全文を見る
○古本委員 では、その内訳をぜひ出していただきたいことと、これは委員長に要求します。  加えて、問題の村上ファンドからの配当金ももちろんありました。しかしながら、この年、わずか四十九万円です。それにしたって、差し引き一千二百万以上の何かがないとそうならない。退職金とおっしゃった...全文を見る
○古本委員 ふえた理由、総裁就任後、そして、〇五年は残念ながら公示制度が廃止になりましたから出てきません。我々は反対しましたが、まさに制度が廃止になりましたので。  したがって、関係する書類の提出を求めます。委員長、お諮りください。
○古本委員 納税額から見ても、これは、きょうは徹底的にお話しいただけるというふうに理解いたしておりましたが、よくわかりません。  そして、この利殖の問題でありますが、きょうは日銀のスタッフも来ていただいていますが、日銀法の内規によると、その知り得た情報をもとに利殖した場合だけが...全文を見る
○古本委員 お尋ねします。  一体、どういう利殖行為が内規の七条に抵触するんでしょうか。具体的な商品名のイメージでお願いします。どういう金融商品に日銀マンたる人が投資した場合、内規に抵触するんでしょうか。もちろん、知り得た情報をもとに利殖した場合ですよ、それは承知しています。
○古本委員 これは、利殖行為という疑いがいささかもないということを言うためには、例えば金利スワップだとかヘッジファンドだとか、巷間言われておるいわゆる利殖行為の対象になる商品というのは可能性があるわけですよ。したがって、総裁、こういう金融商品に一体どの程度出資をなされておられるの...全文を見る
○古本委員 では、総裁の現在の資産のポートフォリオは、五銘柄の、今、時価評価額三千四百万円、これは正しいですか。
○古本委員 それから、昨年の十二月末段階での村上ファンドの残高、時価評価、当時ですよ、二千二百万、これを合わせて約五千六百万に加え、投資信託があとはあるんですか。
○古本委員 では、それらの商品が総裁の立場で知り得た情報と、そして、投資を続ける、あるいは出資、拠出でもいいですよ、ことの遮断がされているという証明ができますか、それらの個々の商品について。(発言する者あり)金利など、そのものじゃないですか。
○古本委員 今、ルールを見直しするとおっしゃいましたが、厳格なルールをつくっていただくのは結構でありますが、そもそも、総裁の今行っておられた行為が、我々立法府として、日銀法に抵触しないのか、あるいは内規に抵触しないのかということは依然として確認ができません。関係する金融資産全体の...全文を見る
○古本委員 では、この際お尋ねします。  巷間言われております、奥様が何かそのような運用会社を持っておられるという報道がありますが、これは否定してください。ないんですね。
○古本委員 そうしますと、総裁におかれましては、最後に、日銀法並びに内規の見直しを今後図っていく上で、これは残念ながら、日銀の閣議請議権は谷垣大臣しか持っていませんですね。したがって、日銀法の見直し等々、今後、内規では済まないと思うんです。  日銀法の二十九条、「日本銀行の役員...全文を見る
○古本委員 総裁の在任中に国民の金利は一体どれだけロスしたんでしょうか。低金利の副作用として、九三年から二〇〇三年の十年間、百五十四兆円が国民の財布から消えていったと国会で既に答弁されています。何となれば、総裁の就任のこの三年間の間に、どれだけ国民の財布を痛めたんでしょうか。数字...全文を見る
○古本委員 これで終わりますが、在任期間中に、国民の財布から四十八兆もの金利所得が低金利の副作用としてなくなりました。そして、今あなたの行った行為に対し、さまざまな疑惑が依然として晴らされておりません。なぜならば、内規の見直し等々を取りかかっていただいたことは評価いたしますが、事...全文を見る
10月27日第165回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  両大臣におかれましては、このたびの御就任、まことにおめでとうございます。本日は、過日に承りました所信を受けての一般ということで、どうぞよろしくお願いをいたします。  そしてまた、本日は当委員会に、新たに与党の委員として、さきの補...全文を見る
○古本委員 同様の質問を山本大臣にもお願いいたします。
○古本委員 ありがとうございました。  それでは、所信の中身に入ってまいるわけでありますが、閣内の不一致といえば、例の道路財源の問題は少し大きな話になると思っております。  尾身大臣におかれましては、道路財源につきましては、最初の入閣後のインタビュー等々、さまざまなメディアの...全文を見る
○古本委員 国交大臣は納税者の理解を得る、財務大臣におかれましてはその調整をする。ただ、これはそう簡単に一刀両断に切れる話ではございませんですね。  何をか言わん、大臣御自身、就任前は、各種団体の長をお務めになる中で、むしろ、暫定税率の引き下げ等々も何やら申し入れていただいたり...全文を見る
○古本委員 それでは、入閣の際のサインと引きかえにみずからの信念を曲げた、こういう理解でよろしいんでしょうか。
○古本委員 今大臣から重大な御発言がありました。  恐らく、自動車重量税が余るということを想定しておっしゃっておられると思いますが、これは、小泉さんの五年間に公共を大変抑えてきた中で結果として余るわけでありまして、きょうは全国津々浦々から先生方いらっしゃっていますが、地方の道路...全文を見る
○古本委員 それでは、いかにして、その改革の手を緩めれば、二〇一一年にプライマリーバランスが黒字になるかという議論についてお尋ねしてまいりたいと思います。これは、必要な対応額というのは大体何兆円ぐらいもくろんでおられるんでしょうか。
○古本委員 これは、内閣府発行の、基礎的財政収支均衡のための要対応額というペーパーですが、これによりますれば、二〇一一年度の国、地方合計ベースで、名目三%の成長を前提に置いて、約十七兆円程度の要対応額を見込んでおられます。  この数字は、かつて内閣の要職にもあられた大臣におかれ...全文を見る
○古本委員 消費税について、これまた入閣のサインによって、そのサインをした際にみずからの志は捨てた、こういうことなんでしょうか。消費税論者でいらっしゃったわけです。そのことをお尋ねしているのです。
○古本委員 あと五年なんです。その間に十七兆円を圧縮していかなきゃいけないわけですね。  この大臣の所信の中に入っています中で、目玉なのは恐らく資産・債務改革、例えば国の資産圧縮、この程度ですよ。これは約一兆円だというふうにたしか与党の試算で出たと伺っていますけれども、国有地の...全文を見る
○古本委員 その前提となる来年の結果を見る上でも、今回の予算編成というのは非常に大事だと思うんですが、めり張りの中で、先ほど来本会議の中、大変気勢が上がっていましたが、省昇格が決まれば、これは主計の話になるのかもしれませんが、大体幾らぐらい必要財源が発生するのか等々、防衛省を想定...全文を見る
○古本委員 最後に、山本大臣に、消費税についての御見識なり御覚悟がもしおありになりましたら、金融担当大臣のお立場からでありますが、消費税というものについて御意見を求めます。
○古本委員 ありがとうございました。
11月01日第165回国会 衆議院 法務委員会財務金融委員会連合審査会 第1号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  私からも、引き続きまして、連合審査の議案となっております信託法並びに関係する業法を中心にお尋ねをしてまいりたいと思います。  冒頭、両大臣におかれましては、大変お疲れさまでございます。そしてまた、法務の委員長が恐らく中心になって...全文を見る
○古本委員 恐らく、今、所得税法の十三条並びに二十四条等々を中心にお答えをいただいたと思うんですが、現実的な話を少し想定したいんです。  自己の、収益性のある不動産を持っておられる企業があったとして、本来であれば、これを売れば譲渡益が発生するわけですよ。あるいは、大家さんとして...全文を見る
○古本委員 つまりは、同僚議員に指摘いただいたとおり、四十九人以下であれば、これは業法の適用外ということで受益証券の分割は自由にできる、こういう理解でよろしいですか。業法の適用外で自由にできるということでいいですか。
○古本委員 いや、四十九人以下だと業法の適用外なんですかと聞いているんです。イエスかノーか。
○古本委員 これは大事ですよ。その場合は、その人たちは、キャピタルゲイン課税も払わなければ、それを取得した際の取得税も払わなければ、売り抜けたときの譲渡益課税も、これはすべて逃れられる、こういう理解でいいですか。そういうことを言われているんですよ。
○古本委員 そこで、大臣になるんですよ。  今回、もちろん、いろいろな会社法等々、本法を改正した後に関係する税制をいじるというのは、これはもうよくよく承知しております。  しかしながら、今回の事案は、くだんのライブドアの事件、さらに今パススルー課税というのがいみじくも出ました...全文を見る
○古本委員 細かいですが、登録免許税的概念はどうなりますか。
○古本委員 一口で言えば、実質的に四十九人以下でも業法の適用をするとおっしゃったんですか。
○古本委員 今のは、相対でやるときに、A社が持っている不動産をあるBという個人が引き受けるときに、このお互いの契約約款の中に、具体的に、いずれ実質的に四十九人に分割しますということを書き込んだ場合は業法、こういうことを言っているんでしょう。だれもそんなこと最初から書く人はいません...全文を見る
○古本委員 可能な場合というのはどういう場合ですか。
○古本委員 ということは、今局長が答弁された、想定する人以外の人が受託者だった場合は、実質的に四十九人以下の分割をもくろんだケースは、これはすぐれて業法の適用外となる、こういう理解でいいですか。イエスかノーかですよ。
○古本委員 この点は引き続き、あいまいなままですので、機会をぜひまたつくっていただきたいと思います。  大事なのは、その際に、今想定した、あるA社という企業の不動産をだれかが引き受けてくれる、こうなったときに、これは第三者機関のチェックを行う、こういうたてつけになっているという...全文を見る
○古本委員 ということは、その際の、相対の一対一ですよ、相対の一対一の受益証券を発行し、ある会社が引き受けてくれた場合、この場合の証券というのは登記をつけるんですか。抵当権の乙区か何かに書くんですか。
○古本委員 そういたしますと、第三者機関というのは、これまでのように、きちっと信託銀行が間に入って、受託者がいて、そして受益者たる、受益証券を引き受けてくれるというこの三者がいる場合はいいと思うんですが、恐らく、信託銀行の中の弁護士さんとかそういう人がチェックするということを言わ...全文を見る
○古本委員 今の話は大事ですよ。ということは、自分のうちの何か収益型不動産を持っておられる会社がこれを委託したい、そして、これを受託してくれる人がいて、その受益証券を買ってくれる人がおった。この物件に瑕疵があるかどうかのチェックは、実は大家さんである、持っておられるオーナーの会社...全文を見る
○古本委員 今ここに、金融庁、平成十八年四月五日発行の行政処分の紙があります。JPモルガン信託株式会社に対する行政処分。これは非常に稚拙な手口ですね。いわゆる不動産投資信託を引き受けた際に、個別個社の名前を言ってなんですが、もうこれはホームページにも出ていますから申し上げますが、...全文を見る
○古本委員 まだありますよ。その審査の基準というのは、今後、具体的に何かガイドラインみたいに引いていくんですか。少なくとも今回の整備法を見ても載っていませんね。
○古本委員 きょう通告いたしておりませんが、尊敬する渡辺喜美副大臣も今陪席をいただいております。  内閣府令と今おっしゃいましたが、副大臣、これはやはりこういう可能性が、さきの常会でも、さまざまな金融商品が広がっていく中で、まじめに額に汗して働いている人が、所得税の増税で、一〇...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。  そうしますと、局長、今渡辺副大臣から御答弁がありましたが、金融商品取引法の対象商品になるかどうか、これは恐らく一つの重大な、判断をする分水嶺になると思うんですね。  先ほど来お尋ねいたしましたが、実質的に四十九人以下の場合はこれは金融商...全文を見る
○古本委員 今回の改正で、これまでいわゆる受益証券については券面を書かなきゃいけませんでしたね。それから、名簿も無記名というわけにはいかなかったですね。これからは無記名が許されるようになりますね。これはそういう意味では、だれが今投資しているかということを、もちろんSPC、今でもで...全文を見る
○古本委員 そのとおりなんです。しかしながら、当初、委託し、そして受託した、これが成立した段階では何らそれを不特定多数に販売する意思が外形的になくとも、その先に分割した場合はフォローできない立てつけになっているんですよ。したがって、そこは、先ほど来指摘申し上げているように、少し丁...全文を見る
11月06日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第7号
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○古本委員 おはようございます。民主党の古本伸一郎でございます。  各大臣、そして民主党の提出者におかれましては、連日の御対応、大変お疲れさまです。  冒頭、今般のいじめによる、みずから命を絶たれた、それぞれの亡くなられた生徒の皆さんの御冥福を心よりお祈り申し上げ、そして、御...全文を見る
○古本委員 今回の未履修の問題もそうですが、結果として、試験に出るから勉強する、あるいは大学が、入試の傾向がこういう傾向があるから、そこに合うように高校は勉強の準備をする、これは私立、公立問わず、高校受験に関して言えば、中学生はそうやって勉強する。そうやって、さかのぼってくれば、...全文を見る
○古本委員 実は、調べますと、何を教えるかというのは指導要領です。国が、まさに小中とそれぞれの段階によって、公示行為として大臣が出されておるわけですね、責任を持って。これは国として責任を持ちます、何を教えるか。  一方、これに書いてあることに沿って、では何を学んだか、習熟状況や...全文を見る
○古本委員 民主党案の話も触れていただいたんですが、これは、この委員会で諸先生の御議論をずっと拝聴していますと、大臣のおっしゃるところのイズムのある人が首長を務めている可能性が高いわけでありまして、そういう人に任せていいのか、こういう議論になりますが、でも、現実問題、教育委員会の...全文を見る
○古本委員 もちろん議会の承認もありますが、議会もまさにイズムの殿堂でありまして、そこの多数会派の意見によって決まるわけでありますから、それも実はファイアウオールは現状はないと私は理解いたしております。  その上で、今個別法の地教行法等が出てまいりましたが、この委員会では、累次...全文を見る
○古本委員 小学六年間で何を学ぶか、これは、恐らく基本的に読み書き計算を学ぶ。ここに、読み書き計算にプラスアルファで、やはりいいことと悪いことの区別がつくような人間として育てていっていただきたいと思うわけですね、学校現場で。加えて、もちろん、家庭教育の話は後ほどやりたいと思います...全文を見る
○古本委員 大臣のおっしゃらんこともよくわかりますが、文部科学行政の頂点にある方なんですから、もう少し腹くくってもいいんじゃなかろうか、そういうことでお尋ねをしてまいったわけであります。  今の要録の話で、一点失念していました。これを指摘しなければなりませんが、実は、日本語の乱...全文を見る
○古本委員 いや、これは誤解があるようであります。これは、書いていないからだめなんだと言っているのではなくて、結果として、学校の勉強がよくできる子が社会の成功者になっていくんですよ。これは、教育の機会均等等々、もう諸先生方、意見は一緒ですよ。結果的に、塾に行って、そしていい学校行...全文を見る
○古本委員 要するに、町村筆頭も横にいらっしゃいますが、この辺みんな優秀な人ばかりですよ。今の子たちは、読み書き計算がなかなか、これは公教育ですよ、公教育の小学校課程において、やはり分数が入ってくるぐらいからだんだんちょっと落ちこぼれていく子は落ちこぼれるんですよ。そういうところ...全文を見る
○古本委員 大臣が今おっしゃられる話はよくわかります。ただ、一点、決めつけちゃいかぬよという、また御指導をいただいたんですが、厚生労働省の大臣官房が出しておられるパートタイム労働者総合実態報告によると、働く理由の第一、女性の場合、家計の足しと書いてありますよ。第二が生活維持のため...全文を見る
○古本委員 ただいま大臣の御決意を承ったというふうに受けとめたいと思います。  そしてその上で、残された時間でもう一、二点。  実は、教育再生会議の中で、これは現在の東大の総長が言っておられることだと思うんですが、本質をとらえる知というのが大事だというのと、他者を感じる力が大...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  そして、この総長が言っておられることを私なりに解釈しますと、本質をとらえる知というのは、これはやはり、なぜ、なぜということを繰り返して、探求していくということだと思います。そして、他者を感じる力というのは、例えばで申し上げれば、電車の中で座...全文を見る
○古本委員 理念法であるということでこの基本法の議論に参画いたしておりますが、これは最終的には地教行法や学校教育法で具体的にうたい込んでいかなきゃならない話でありますから、中教審やそれぞれの御専門の場に議論は譲るとしても、我々は、教育の責任を学校現場に求めちゃいかぬと思っています...全文を見る
11月28日第165回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号
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○古本委員 お答えいたします。  その前に、先ほどの御懸念の部分ですが、そもそも私どもの修正案の第二に記しております刑事罰の問題でありますが、これは、もとより意図的な高金利をやろうという向きに対する処罰を想定しておるわけでありまして、天変地異を初め、予期せぬ不測の事態によって、...全文を見る
11月29日第165回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○古本委員 お答えいたします。  まず、先ほど法務省のお話はよく聞きました。その意味で増原委員がおっしゃることもよくわかります。これは恐らく、民事でそもそも問われない話をさらに刑事で問うほどの話になるんだろうか、グレーゾーンだと言っていた話が、今やこの四十三条がなくなることによ...全文を見る
○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  これまで、同僚議員あるいは与党の先生方、議論が深まってまいりました。私からは、これまで触れられていない部分、あるいはさらに議論を深めるべき部分に絞りまして、政府にお尋ねしてまいりたいと思います。  今、同僚の寺田議員の議論を引き...全文を見る
○古本委員 ただいま評価をしていただいているというお話がございました。  そして、法律に書くか書かないかというところは、これは今まさに我々とそちらと議論が、溝がまだ埋まらないわけでありますが、しかしながら、今の議論を聞いておりますと、二年半後の見直し、これは御案内のとおり、附則...全文を見る
○古本委員 今、NPOバンクが、例えば新潟の地震災害があったときに、早速立ち上げて貢献した等々、いろいろな話があります。これは枚挙にいとまがありませんが、ぜひ精査いただきたいと思います。  そして、こんなに役に立っているんだとわかった暁には、見直しを行っていただけますね。
○古本委員 きっちりと議論というのは、見直しを視野に入れた議論、こういうことでいいでしょうか。
○古本委員 今最後に言われた、検討というのを取っていただけないでしょうか。
○古本委員 ありがとうございました。確認がとれましたので、この件については終わりたいと思います。  それでは、幾つかに少し層別したいと思うんですが、まず、サプライサイド、供給者側に立った質問をお尋ねしたいと思います。  問題のATMなんですけれども、これは、今回の委員会の始ま...全文を見る
○古本委員 きょうは、国民生活センターの所管であります内閣府も来ていただいていますね。我々も拝見をいたしております、この「多重債務問題の現状と対応に関する調査研究」、これは大変力になる情報がふんだんに入っているわけでありますが、このまさに国民の生の声に基づけば、若い人、無人契約機...全文を見る
○古本委員 さらに、その若い人たちが、では何に使うために借りたかという、このアンケート結果を見ていますと、遊興費ですとかギャンブル、あるいは物品の購入ということでありまして、妹を高校にやらせるために借りてあげたとか、病弱な母のために薬代を借りたとか、そんな理由はどこにもないですね...全文を見る
○古本委員 確認でありますが、それは、例えば遊技施設以外にもいわゆる射幸心をあおる施設というのはあるんでしょうけれども、そういった施設の横に、夜間きらきら輝いているああいうATM、二十四時間やっていますから、ああいうものを設置することを業界側に自主規制を求めたい、こういうお答えだ...全文を見る
○古本委員 では、観点をちょっと変えたいと思います。  三分の一の総量規制も入るので心配ない、これは無人機についても適用するというお話がありましたが、それではお尋ねします。  給与明細あるいは源泉徴収票、そういったものを、あのATM、我々も神田のプロミスさんのを見にいきました...全文を見る
○古本委員 今回の法改正の中には、複数社で、トータルで百万以上の場合は所得確認が要る、一社で五十万以上、こういうことですよね。ということは、三つぐらいああいう無人機が並んでいるところに、これは三十五万円ずつ刻みで同時に借りれば、結果として百万を超えていますが、個々で見れば三十五万...全文を見る
○古本委員 連檐性があるんですね。非常に連檐性があって、つながって郊外にあるわけです。そういうところに、非常に人目を忍び、借りに行きやすいわけで、そこで多重債務が起こっているわけです。  ついては、ATMというのは、我々も聞きましたよ、一時間近くオペレーターでやりとりしながら慎...全文を見る
○古本委員 与信能力ということが多分問われると思うんです。恐らく、全情連を中心としたシステムに乗っかって、その人の、ある意味前があるかどうか、あるいはきれいかどうかというのを確認するわけですね。  ところが、私たちは新規で借りる人を懸念しているわけなんです。つまり、幾らセンター...全文を見る
○古本委員 ただいま大臣から、実態をさらに調査していただいて、もちろん、業界の皆さんも、これは財産権としてATMを設置されておるわけでありますから、これはいたずらに否定するわけにはまいらないと我々も重々承知の上で、さりとて、若い人のそういう借りる傾向をかんがみて、しかるべき措置を...全文を見る
○古本委員 では、続きまして、午前の質疑で与党筆頭からは、いわゆるユーザーサイドというかディマンドサイドばかりに立って、社会経済全体をマクロで見ていないという厳しい御指摘をいただきましたので、予定外の質問を、通告はちゃんとしていますので、してまいりたいと思います。  貸金業者の...全文を見る
○古本委員 大変な数字なんです。それだけ借り入れておるわけでありますね。  さらにあります。  今回いろいろ要求した資料の中で、生保の未払い事件もありました。それから、中には過徴収の社もありました。取り過ぎちゃいけない保険料を取っていたという言語道断までありました。そういった...全文を見る
○古本委員 そうしますと、資産査定はしっかりとやられている、心配はないということでいいでしょうか。
○古本委員 それは当たり前の話なんです。  お尋ねしているのは、公的資金を注入している銀行からも低利で借り入れているところが、高利で国民に貸し付け、中には団信でああいう自殺に追い込まれたという事件もるる暴露されてきたわけですよね、数字を捏造していたまで出てきたわけですから。そう...全文を見る
○古本委員 これは大事ですよ。この法律が通っていったならば、各業界、いろいろ懸念があるわけですね。銀行も、もしかしたら資金引き揚げなきゃいけないんじゃないか、いろいろ戦々恐々としているかもしれない。そういう状況の中で、多額の資金を融通している銀行、生保を所管する金融庁として、適正...全文を見る
○古本委員 適切な措置という中に、公金注入も視野に入っているんですか。
○古本委員 今話題となっていますグレーゾーン金利相当分、大体年間で一兆円ぐらいあると言われています。そういう中で彼らはこれまでビジネスしてきたわけですね。さらに、今、まさに逆風でしょう、サプライサイドに立てば。例のみなし弁済の部分について、過払い金の返還要求、団体訴訟等々が提訴さ...全文を見る
○古本委員 では、お尋ねいたしますが、いわゆる不当利得の返還請求権の消滅時効、何年ですか。
○古本委員 そうなんですね。最高裁の昭和五十五年の判決で、商事取引で通常五年なんですが、これは、「その消滅時効の期間は民事上の一般債権として民法一六七条一項により一〇年と解する」という判例が出ています。十年なんです。十年だとすると、一体何兆円積み上げなきゃいけないんですか。
○古本委員 言いかえますと、現在積まれておる一兆一千億余において、この最高裁判例も踏まえた今後の団体訴訟が想定される中で十分対応できる、こういうことでいいでしょうか。
○古本委員 この問題は、今後とも、与党筆頭御指摘のとおり、経済全体をとらまえたならば、これは見逃せない大事な観点でありますので、当委員会でも引き続き注視をしてまいるべき課題だということの共通認識にぜひ立たなきゃならぬというふうに思っております。  さて、幾つかの事実も委員会の質...全文を見る
○古本委員 きのうの質疑の中でも明らかになりましたが、まとめて業界から発注のあった、スタイルをとった本だったんですね。出向されたのが十五年の八月、そして注文を受けたのが十五年の十二月という時系列になります。  このぐらいの本ですと、精通された方ですと大体何週間ぐらいで執筆できる...全文を見る
○古本委員 十五年の八月に出向され、執筆に当たられたのが、その二カ月後から執筆を始め、十二月、二カ月かけて仕上げ、初版が一月に出た、こういう時系列ですね。これは見方によれば、非常に首尾よく進んでいるという感じで受けとめられかねないわけなんです。  さて、そこで文科省にお尋ねしま...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。  最後に、金融大臣、これは一円たりとも金融庁にはプール金として戻っていないと約束していただけますか、この今回の事案について。
○古本委員 ありがとうございました。  続きまして、働き方という観点で少し確認をしたいと思うんです。  これは、違法な取り立てがきっかけとなってアイフルもああいう行政処分を受けたということだと思うんですが、そもそも、取り立てに行く営業マンの働き方実態のようなものは、労基署、厚...全文を見る
○古本委員 ぜひ、当委員会としては、そこの現場で働いている、サプライサイドの人の働き方という観点が実は議論の中に抜け落ちていたような気がいたしますので、今後とも注視をしていく必要があるんじゃなかろうかと思うわけであります。  それから、コマーシャルで、結果として借りに行ったとい...全文を見る
○古本委員 大臣の御決意を承ったというふうに受けとめたいと思います。  最後に、先ほど馬淵議員が指摘をした部分を少し引き取りたいと思います。  にせのロレックスだという議論を振ったわけでありまして、ああいう答弁があったと思うんですが、逆に、仮に、金の延べ棒、インゴット、純正で...全文を見る
○古本委員 そうしますと、そういう意味でのビジネスモデルとしてこういうものが出てきたときに、今は救える仕掛けはない、こういうことを言っておられるという理解でいいですか。
○古本委員 いろいろな知恵を出しながら、多分、業界も考えてくると思います。  そういう中で、ぜひ今後とも、見直しも視野に入れたさまざまな柔軟な対応をしていくということを強く求めて、質問を終わりたいと思います。これまで金融庁の皆さん大変御苦労さまでした。ありがとうございました。
○古本委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。  一 上限金...全文を見る