古本伸一郎

ふるもとしんいちろう

小選挙区(愛知県第十一区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数6回

古本伸一郎の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第169回国会 衆議院 本会議 第6号
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○古本伸一郎君 古本伸一郎でございます。  民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました公債特例法、所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、内閣総理大臣に御質問申し上げます。(拍手)  税は社会をつくります。法人税や証券税制の優遇措置はそのままに、恒...全文を見る
02月22日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、連日の御対応、大変お疲れさまでございます。そしてまたスタッフの皆様も、恐らくいろいろな準備等々で連日夜遅くまでやっておられることだと思います。改めて御労苦に敬意を表します。  まず、委員長、私からなんですけ...全文を見る
○古本委員 大臣も苦しいのかもしれませんが、個人が何か関係のある話だったですかと聞いています、税源移譲が。三位一体を行ったことに伴う税源移譲が何か個人に責任のある話ですかと聞いています。政府の都合でしょう。
○古本委員 影響は及ぼしたんです、今から説明しますけれども。それが個人の責任に帰するところですかと聞いています。
○古本委員 我々が責任を負うとおっしゃったと思いますが、では、その責任をぜひただしてまいりたいわけです。  実は、税源移譲がなされたのは平成十九年の一月一日です。したがって、十八年の十二月末日までに家を買われ、あるいはマンションを買われ、いろいろ購入をなさって入居をなさった方に...全文を見る
○古本委員 それは増税ですか。
○古本委員 大臣、また向こう十年間暫定税率を継続して、今からこんな議論をしていますけれども、片や所得税が、政府の勝手で行った税源移譲によって個人のローン控除額が減った、つまりは増税になったということなんです、今政府答弁がありましたから。六百億円です。これは十九年度居住者分で六百億...全文を見る
○古本委員 これは、また税金を使って、こういうパンフレットをいっぱいつくられましたね。きょう総務省にもお越しいただいていますけれども、「所得税と住民税が変わるゾウ」これは悪い冗談ですよ、本当に。これは一体幾ら使って宣伝したんですか。  まだありますよ。「あしたのニッポン」政府広...全文を見る
○古本委員 私は大臣の御家族構成まで存じ上げませんが、自分のうちの問題に受けとめて考えてくださいよ。きょう、本当に一般国民がごらんになっていますよ。明らかに主税局長が増税ですと言ったじゃないですか。十九年度単年度で六百億円、二十年度合わせて倍の一千二百億円見合い、増税でしょう。い...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。よろしくお願いします。  では続きまして、この問題はこれぐらいにいたしまして、さらに今増税をしようかしまいかという議論のさなかに、もう一点、忘れてはいけない問題があります。護衛艦「あたご」が今ああいうことになって、本当に御家族の皆様の心痛たるや...全文を見る
○古本委員 きょうは、防衛省、せっかくお越しをいただいていますので、一問だけお尋ねします。  このメーカーのマージンは幾らでしょうか。
○古本委員 今、防衛省は十七年度以降をおっしゃっていただきましたが、このオペレーションは二〇〇一年から始まっているはずですね。ですから、過去の分も、これは再三、去年の秋から求めているんです。出てこないんです。  委員長、あわせてお諮りをいただきたいと思います。
○古本委員 ありがとうございます。よろしくお願いします。  きょう、会計検査院も来ていただいています。  これは軽油76という、F76という、いわゆるNATO規格の軽油を入れるということだと承知いたしていますが、会計検査院は、この油が過去七年間、F76スペックで給油されたかど...全文を見る
○古本委員 前回もこうだったんですね、ちなみに。検査院、もう逃げるのはやめてください。前回もそうだったんですよ。前回もそうでした。(発言する者あり)いや、結構です。  ちなみに、大臣、検査院はF76の確認はとりようがないと言うそうなんです。海外出張には私たちは行けないと言うんで...全文を見る
○古本委員 いや、私が聞いているのは数値の目標なんですよ。これだけ下げますという目標がないと、五十九兆円は目いっぱい使い切るという話になりますよ。これは、政府・与党合意によれば五十九兆円まで使えると言っているだけであって、使い切りなさいとは言っていない。さらに、総理は、それは厳に...全文を見る
○古本委員 五十九兆円をまとめて今計画で出してきているわけですね。したがって、十年先まで、それぞれ約二倍から二・五倍の上乗せ増税をやるんだということを提案なさっているんじゃないんですか。その当局の本丸の主税局長が、いや、幾ら入るかわかりませんが、二倍下さいと。こんなばかな話はない...全文を見る
○古本委員 いや、これは大事な話ですよ。今すごく弱そうに答弁されていますけれども、向こう十年間堂々と取ればいいじゃないですか、そんな遠慮なさらずに。  幾らなんですか。十年間の暫定税率分の税収見込み額をきちっと答弁してください。
○古本委員 資料要求でけさ出てきた数字によれば、暫定税率を続けることによる十年間の税収予測ということで三十から三十三兆円、回答と書いて出してきているんですけれども、これは財務省の資料ですよね。だから、要するにこれは本則分も含めた関係諸税全体ということで、うち暫定税率分が、与件とし...全文を見る
○古本委員 そうしますと、今回の財源特例法の見直しで、もう先日来話題になっている、同僚議員も累次にわたりまして取り上げておりますこの第三条、繰り越せるというもの。この話で言うところの道路整備以外の部分の、予算を超えるという、予算を超えるというのは、ここで言う二十年度の場合は一般財...全文を見る
○古本委員 ちょっとよくわからなかったです。  道路に使わなかった額、それを超えた額については、これは概念として次年度以降に積み立てていける、これを今回の特財法の見直しで入れるそうですが、ここで言う道路整備費の予算を超えるという定義をちょっと確認したいんです。  この表に置き...全文を見る
○古本委員 国交省、そうしますと、道路整備の予算額を超えた額というのは、一般財源のこの一九二七は入らない、あるいは無利子貸し付け、金貸しに使った話も入らない。道路じゃないんですよ、これは。コンクリートに、アスファルトにはなっていないんですよ。でも、それは道路なんですか、この一般財...全文を見る
○古本委員 わかりました。これは、新たに明らかになったというか整理がつきました。  この財源特例法はあくまでも、もちろん揮発油税の使い方等の中にガス税が入っていますから、その使い方を議論しているわけなんですが、その分の差分で、道路に使わないだろうという、今は決算していませんけれ...全文を見る
○古本委員 いや、それは国交省、だめだと思いますよ。  なぜならば、二十年度からいろいろな工夫をしていけと総理もおっしゃっている、厳に慎んで、使い切りはよくないと言っている。今後、いろいろ絞ってくる、その努力をなさるんでしょう。なさってきた結果、揮発油税の暫定税率を継続し、そし...全文を見る
○古本委員 いやいや、財源に答えていません。ちょっととめてください。全然答えていないですよ。ちょっと財源を答えて。
○古本委員 いや、これは皆さんも苦しいんだと思いますよ。なぜならば、国交省は道路特財で確保したお金分を、だって一〇〇%道路をつくるべきなんですもの。それを無理筋に、平成十五年に小泉さんが絞るんだと言って絞ったために、無理筋でほかのことに使い始めたんじゃないですか。その背後には財務...全文を見る
○古本委員 これは本当にずさんですよ。なぜならば、財務省も国交省も、本当にお互いのセクショナリズムを超えて、やはり一億二千万人の皆さんから向こう十年間増税を決める議論なんですから、真剣にやってほしいですね。何が不誠実かというと、これは明らかなんです。向こう十年間、先生方、暫定税率...全文を見る
○古本委員 これは本当にびっくりしますね。政府は、都合のいいときはネットワークと言うんです。十年ないと道路はできない、十年計画が要るんです、用地買収からいろいろなことをやって十年かかるんです。計画は、だってあるんでしょう、ネットワークで十年なんですから。片や、毎年の余る額は幾らで...全文を見る
○古本委員 結局、十年間の結果的に積み上がった数字というのが、平成三十年度以降、次年度以降国交省のいわばポケットとして使える。だけれども、お金はバーチャルである。なぜならば、各年度でもう使っちゃっていますから、ほかのことに。そういうポケットを持つくらいならば、先生方、毎年毎年これ...全文を見る
○古本委員 本当にいいかげんですね。本当にいいかげんですよ。だってこれは、ガソリン税は倍取るんですよ。そして、その倍取ったガソリン税で道路をつくるという法律になっているんじゃないですか。それがこの財源特例法でしょう。それを余らすと言っているんだから、十年分出しなさいよと言っている...全文を見る
○古本委員 よろしくお願いします。  再確認ですが、御検討いただけるということでよろしいでしょうか。
○古本委員 これは、暫定税率を十年続ける限りは、与党の皆さんもそれなりの理屈を用意した方がいいと思うんですよ、政府も。これは現に二十年度分で余るということがわかっているんですから、同様に、この十年間でどれだけ余るのかというのははっきり出すべきですよ。その上で、それが仮にストックと...全文を見る
02月26日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎と申します。きょうは、諸先生方におかれましては、大変お忙しい中、当委員会にお越しいただきましたことを私からもお礼を申し上げます。  最初に、せっかく四人いらっしゃっておられますので、御教授を請う側が勝手を申して大変恐縮ですが、私も質問を小気味よくい...全文を見る
○古本委員 続きまして、冒頭に中里先生から興味深い意見陳述を賜ったんですが、少子高齢社会、グローバル社会になってきている、要するに、国の前提が変わってきている、変化している、税もそれを踏まえた対応が必要である、そういうふうに私は承りました。  これも同じく四方にお尋ねしたいと思...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  今お話が出ましたように、本当に、地方六団体を中心に今大変な暫定税率維持という御要望を承っているわけなんですけれども、いわば市長さんや知事さんというのは、民意を背負っておられる方々ですから、その民意を背負っておられる方々が迷いなく道路だとおっ...全文を見る
○古本委員 それでは、残念ですけれども、時間が迫ってまいりましたので最後の質問にいたしたいと思うんです。  勢い、諸外国に比べますと日本のガソリン税は安いんだという論調が一つあるのと、同時に、ガソリン税が下がれば環境に優しくない、つまり地球温室効果ガスである排気ガスがふえる、燃...全文を見る
○古本委員 きょうは大変勉強になりました。ありがとうございました。
02月29日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  昨日の委員会では、我が党の中川筆頭そして松野理事が、再三にわたる、租特の中身について確認をいたしてまいりました。三百になんなんとする今回の租特の案件について、それぞれ減税の効果、あるいはこのガソリン税でいけば、増税の目的、それぞれ...全文を見る
○古本委員 今ここに、両院議長あっせんがございます。この両院議長のあっせんによれば、「公聴会や参考人質疑を含む徹底した審議」を行う。これは「徹底した審議」というふうに書いてあります。  巷間言われております、利用率の低い高速道路、そういうのを見に行こうという提案があったんじゃな...全文を見る
○古本委員 今、大臣からは、約三千億円規模の増税になるというお話がありました。  これは御案内のとおり、交際費を損金に算入できないということによって、恐らくバブル期の後に少し緩まったという理解でありますけれども、三千億円の増税、政府が得られる増税益と、他方、損金算入することによ...全文を見る
○古本委員 委員長、これは全然答えていませんよ。三千億円を、法人税増税を立てるよりも、実は交際費を損金算入してさしあげることにより企業の交際活動が活性化し、よってさまざまな分野に交際費が使ってもらえたならば、大臣、むしろ日本のGDP全体が押し上げになるんじゃないかということを検証...全文を見る
○古本委員 今、これだけ衆人環視のもとの財務金融委員会ですよ、大臣。今回、約三百になんなんとする期限の切れる租特の中で、唯一増税になる税は自動車関係諸税以外はこれだけなんですよ。三千億円をあなたは今から取ろうとするんですよ。そんな簡単な話を、なぜサポートしてもらえないと答えられな...全文を見る
○古本委員 委員長、まず参考人の話を扱ってください。
○古本委員 今、理事をして委員長におはかりをいただいた趣旨は、これはもう御案内のとおり、国会活性化法という法律があるわけです。それに基づいて政治家同士の議論をしようではなかろうか、そういう中で官僚の皆様は、補佐的に後ろに座り、原稿を差し出すということまでは、それをも否定しているわ...全文を見る
○古本委員 大臣、意気地がないですよ、失礼ですが。  これは、毎年の予算の中で道路予算を上回る分は一般財源としてバーチャルに積み上げていくんですよ、その分を。今後将来、十年後にそれを道路予算として使えるようにするんですよ。では、十年後に積み上がった金額が仮に五千億円に積み上がり...全文を見る
○古本委員 大臣、政府は、都合のいいときは道路はネットワークだとおっしゃるんですよ。つまり十年計画があるわけです。だったら、一般財源に余らせて、そして将来バーチャルで積み上げる金額も、十年先まで見越すべきじゃないですか。もしそれができないと言うならば、毎年の議論で暫定税率を延長す...全文を見る
○古本委員 大臣、先日、与党推薦の参考人の御高説を拝聴いたしました。その与党推薦の参考人の方をもってして、暫定をいつまでも続けることはおかしいという趣旨の話がございました。つまり、暫定と言いながらずっと続けていくということは、国民みんな、おかしいと思っているんです。  現在、き...全文を見る
○古本委員 いや私は、今メディアの皆さんいらっしゃいます、世論調査をして、多くの方が、暫定税率をいつまで続けるのか、おかしいという声に対しどう思われるんですかと聞いただけなんです。つくりたい側の意見はいいですと言ったんですから、大臣、もういいかげんにちゃんと答えてください。本当に...全文を見る
○古本委員 これは東京メトロのパンフレットなんですが、十三号線、これ、建設の目的の第一は、この路線が開通すると地下鉄の有楽町線と半蔵門線がネットワークで結ばれるということが第一の目的じゃないですか。どこに、その道路の渋滞対策という話が第一番目に来ているんですか。第二番目に、埼玉県...全文を見る
○古本委員 大臣、向こう十年間、暫定税率を維持して三十兆円の増税をしようかという大臣なんですよ。その増税財源を使って地下鉄をつくっているんです。その地下鉄をつくった理由は何ですかとお尋ねになれば、渋滞対策ですとおっしゃったんです。  何となれば、では、この明治通りの十三号線の地...全文を見る
○古本委員 再度お尋ねします。  明治通り、東京メトロ十三号線に全国のドライバーの皆さんのガソリン税と自動車重量税をこれだけの金額を突っ込んでどれだけの効果があったのか、あるいは効果が今後見込めるのか、事前にどれだけ見込んでこの計画にお金を投入したか、教えてください。
○古本委員 それでは大臣……
○古本委員 私は、大臣が一般財源に回していくというのも一つの考え方だとおっしゃったから聞いているんです。  この論理は、どう考えましても、一般財源に回るぐらいならば、道路をつくらないと暫定税率をとっていく根拠がなくなってしまうじゃないですか。ドライバーは、暫定税率は道路をつくっ...全文を見る
○古本委員 大臣、もう私は単純明瞭に聞いています。ドライバーのガソリン税、自動車重量税を使って地下鉄工事に回した、これに当たり、財務省として査定されておられますかと聞いているんです。
○古本委員 今、大臣は大事なことをおっしゃいましたよ。今、大事なことをおっしゃいましたので。効果を事前に査定しているとおっしゃいました。ぜひ、明治通りの渋滞対策、どれだけ効果が上がるのか、事前の予測値を教えてください。
○古本委員 大臣、私は土木工学の専門じゃないですから、これは国民感情も含めて今お尋ねしているんですよ。これ、道路の下に地下鉄を掘って、何が道路なんですか。これはなかなか理解が得られませんよ。  百歩譲って、それを道路だという定義にしたとしましょう、道路特財を使うことができる道路...全文を見る
○古本委員 私は大臣に、この東京メトロ十三号線の効果をお尋ねしているんです。これの最大のうまみは、半蔵門線と丸ノ内線のネットワークじゃないですか。渋滞対策じゃないんですよ。  この工事の効果をお尋ねしていますと同時に、BバイCを聞かせてくださいよ。だって道路なんでしょう。Bバイ...全文を見る
○古本委員 これは、全国のドライバーが納めたガソリン税と自動車重量税が入っているんですよ。したがって、どれだけドライバーが渋滞対策になったか、おかげでスムーズに運転できるようになったか、それで初めて血税を納めたかいがあるというものじゃないんですか。それを聞いているんですよ。  ...全文を見る
○古本委員 大臣、僕は、今の答弁はある意味わかりやすかったです。東京都民が、あるいは東京に観光においでになった地方の方が将来この十三号線に乗るかもしれない。そして、快適な、確かにそうです、地下鉄は便利です、そしてクリーンです、その地下鉄に乗っていただきたいと本当にそう大臣が思って...全文を見る
○古本委員 地下鉄利用のBバイCというのはどういう意味ですか。
○古本委員 再度申し上げます。  これは、ガソリン税と重量税を使って地下鉄をつくっていいとそちらが解釈する最大の正義は、交通渋滞がなくなるからじゃないんですか。したがって、これまで運転していた人が地下鉄に乗りかえなきゃいけないんじゃないんですか。もとより、この明治通りを通って通...全文を見る
○古本委員 いやいや、官僚の皆さんがそうやってメモを入れられたのはそれはわかりますけれども、大臣、実は資料をつけておいたんですよ。  資料の八の二をごらんください。(発言する者あり)いや、そう来ると思って用意していますから。八の二をごらんください。東京都の渋滞箇所ベスト三十はほ...全文を見る
○古本委員 渋滞対策というのは、右折レーンをつくったり、オーバーパスをやったりアンダーパスをやったり、道路の工事をやるのが第一義的に渋滞対策だと全国のドライバーは信じていますよ。気づいたら地下鉄に化けていたなんという話はありませんよ、大臣。  ということは、大臣、今後ともこの路...全文を見る
○古本委員 委員長、再度これは整理しておきたいと思いますが、全国の納税者の皆さんの理解が得られる範囲で一般財源化していく、あるいは使途拡大をしていく、これは累次にわたり政府は答えておられますよ。答えておられますね。  さっきチャートでおつけしましたが、本四架橋の借金の償還に化け...全文を見る
○古本委員 今の話は大事ですよ。もしそうならば、地下道をつくればよかったじゃないですか。なぜ地下鉄なんですか。これは、地下鉄は渋滞緩和になると言うなら、その数字は出してもらいたいですよ。その数字は出してもらいたい。  これを引き続き、委員長、この委員会にその根拠は出してもらいた...全文を見る
○古本委員 その上で、同僚議員が大変私に時間を分けていただいたので、鈴木委員にお渡しをしたいと思いますが、最後に大臣、最初の質問にまだ答えてもらっていませんので、そこだけ気持ちよく答えてください。  一般財源化する金額が二十年度予算で約四百二十億円です。十年間で一体これは幾らに...全文を見る
○古本委員 大臣、だったらば、毎年の査定において区切り区切りで暫定税率を決めてください。どれだけ余るかわからない、余ったあげくに一般財源化、それをやるならば、暫定税率は廃止してください。  ドライバーは、暫定税率を昭和四十九年に入れたときの最大の根拠は、道路建設の推進なんですよ...全文を見る
○古本委員 道路特財方式を改め、そして、暫定税率を廃止することによって真の地方分権を求めていきたい、それを強く申し上げて終わりたいと思います。  ありがとうございました。
04月02日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  四月一日を境目に世の中が大きく動いてきてございます。きょうは参考人の方々も大勢お願いをいたしておりますので、各般にわたります、四月一日を境目とする、我が国におけますさまざまな課題につきましてきょうはお尋ねしてまいりたいと思っていま...全文を見る
○古本委員 要は、すべて普通税として課税している、こういうことでいいでしょうか。
○古本委員 一口で言えば普通税、こういうことだと思うんですが、それでよろしいですか。
○古本委員 委員長のお許しをいただきまして資料の配付をさせていただいております。先日、三月二十七日だったかというふうに承知をいたしておりますが、福田総理におかれましては、大変御決意をされた上での会見、いわゆる二十七日会見というんでしょうか、なさったわけでございます。その中で、これ...全文を見る
○古本委員 そうしますと、少し整理したいと思うんですが、昨日も、そしてきょうも、まさに地方と国分を合わせて約六十億円が失われているという言い方をなさっておられましたが、他方で本則税率というのは入っているわけでありますので、大体それに相応したような額、日当たり幾らというのは私もよく...全文を見る
○古本委員 そういたしますと、一般会計に入ったお金を、後日、後追いで財源特例法が成立した場合には、一たび一般会計に入ってしまった、入ってしまったという言い方が国交省の思いとしては適切だと思うんですが、取り返してくることができるんでしょうか。財政法上あるいはあらゆる法に照らし、それ...全文を見る
○古本委員 確認ですが、きのう、きょうのいわゆる本則分の入ってきた自動車関係諸税につきましては一般会計に入っている、一たん入ったものをそこから道路特会に持っていくことができる、こういう御説明でよろしいんでしょうか。
○古本委員 では、理屈としてはそういうことで法理論にかなって、あるいは税理論にかなって、財政法すべてに照らしてできるんだとしましょう。そうしますと、もう既に成立をしている今回の二十年度予算案が今二十年度予算になっているわけでありますけれども、その予算の項、目すべてに照らし、そのと...全文を見る
○古本委員 いや、私は臨交金のことだけを聞いていませんですけれども、きのう、きょう、税収が入っているお金は臨交金だけではないですよね。他の税もあるわけでありますから、他のものも含めてお答え願います。
○古本委員 そうしますと、臨交金に割り当てられる揮発油税の四分の一見合いが臨交金かと承知していますが、それ以外の自動車関係諸税は、すべて一般会計に入ってから特財に持っていくというふうな予算処理になっているんですか。
○古本委員 わかりました。  そうしますと、財源特例法が後追いで成立をしたとして、予算書のとおり、そのとおりになっているので、この四月一月分の徴収をした自動車関係諸税見合い相当額については、道路特財法が成立した暁には、予算書どおりにそれは執行していくんだ、これは何らの相違もない...全文を見る
○古本委員 では、先ほどの、総理の御決意に基づく「二十一年度から一般財源として活用します。」というこの言葉に少し戻りたいと思うんですが、財源特例法は、平成二十年から要するに平成三十年までの十年間で今回出ていますよね。他方、総理は、二十一年度から一般財源ということでお約束をされまし...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  それから、その五閣僚と言われる中に国交大臣も入っておられたんでしょうか。
○古本委員 そうしますと、国交省、もう一度確認ですが、国交省の責任者である国交大臣も陪席のもとで「二十一年度から一般財源として活用します。」ということにかじを切られたという前提に立つと、今出されている財源特例法というのは、実は、その期間を二十一年までというふうに見直して出し直さな...全文を見る
○古本委員 今おっしゃった話をそのまま額面で受けとめますと、財源特例法という、きのうもきょうも引き続き本則は依然課税されておりますので、ガソリンでいえばリッター約二十五円は本則として課税されておりますので、この本則分の税の扱いということでお尋ねさせていただきますと、いわゆる使途が...全文を見る
○古本委員 これは、例の五十九兆円、十年間という前提でこれまで一月の冒頭国会から議論してきているわけです。その中でさまざまな疑問や無駄遣いも明らかになってきたわけです。そして、これからさらにその十年間を続けるんだという大前提での法律をとりあえず議論しておいてください、今年度の秋、...全文を見る
○古本委員 そうしますと、適切な時期に別途法律の必要な手だてをするということと今受けとめましたが、これはすなわち、二十一年度の一般財源化に向け、政府・与党として、もちろん私どももその議論に、そういうことに正式になればテーブルに多分着くんでしょうけれども、財源特例法は今回通しておい...全文を見る
○古本委員 大臣、道路特財方式というのは、これはもうすぐれて、財源を確保する税制と、その使途を定める財源特例法とが不可分の状況でこれまで何十年やってきたんですが、残念ながら、これは共管にもならずに、それぞれの委員会で議論しているんです。ですから、他方の委員会の責任者といいますか、...全文を見る
○古本委員 そうしますと、大臣、今のお話で、きのう、きょう二日分で約百二十億円これはもう既に入っています。この百二十億円、今は一般財源で入っています。今の状況というのは、もう既に自動車関係諸税の一般財源化が図られているという認識でしょうか。きのう、きょうのところでどうでしょうか。
○古本委員 個人的なことまでおっしゃっていただいてありがたく思いますが、私は、大臣の今お話しなさったことは、大臣の自由民主党の党人としての御発言としては承りますけれども、財務大臣のポジションで聞いているんです。  つまり、きのうときょう二日間で既に百二十億円入っているんです。百...全文を見る
○古本委員 その囲まれていたものが、今何とおっしゃいましたか、囲いがとれると風通しがよくなって、財政当局としては本来喜ばなきゃいけない話だと思うんです。ちょっとほかの続いた議論に入りたいと思うんですが、いずれにせよ、財源特例法は今成立いたしておりませんので、別途、成立すればさかの...全文を見る
○古本委員 資料の七でお配りをいたしておりますが、全国石油商業組合連合会、こちらが暫定税率廃止に関する緊急声明、これは声明でございますので、恐らく、内外に発信をするということで声明を出されております。これによりますれば、裏面の「記」という以下でございますが、「ガソリンの課税済み手...全文を見る
○古本委員 確認ですが、その条件を整えれば、全国の四万五千店舗あるサービスステーションのガソリンスタンドの経営者の皆様から、三月末在庫はこれだけだったという申告に基づき、これは実際ローリーで引き取らなくても、製油所まで返さなくても、今の法律のたてつけの中でそれはみなし返品という解...全文を見る
○古本委員 今、終わりにだけ大事なことを言いましたよ。詰めればできるということでいいんですか。
○古本委員 それはなかなか道理が通りませんよ。酒税のときは、なるほど、あらかじめ政府・与党合意のもとで減税していますから、用意周到に準備してきました。これは事実です。  では主税局長にお尋ねしますけれども、これは減税に伴う話ですよね。これは三月末をもうまたいでいます、きょうで四...全文を見る
○古本委員 これは大臣、このやりとりは大事ですからよく聞いておいてくださいよ。これ、全国石油商業組合連合会さんが声明をきのう発表されています。このような事態の中で、全石連として、三月三十一日、期限切れの当日も与党首脳に働きかけを行いましたが、残念ながら結論が得られなかったと。大臣...全文を見る
○古本委員 合っていらっしゃると思います。これは、全石連さんあるいは石連さん、いろいろなところのお話、あるいは連合に加盟されているJEC連合さん等々、いろいろな人の話を総合すると、多分七百億円オーダーなんだと思います。つまり、暫定税率が下がった分を見合いでかぶる分です、業界の方が...全文を見る
○古本委員 大臣の政治判断はまた最後に聞きますけれども、局長、ところで、巷間うわさされておりますいわゆる再議決というものをこちらの皆さんが腹をくくってやってくるということに仮になったときは、今度は暫定税率がまた乗ってくる。そのときは、国税当局、税務当局として何かやるんですか。 ...全文を見る
○古本委員 ということは、暫定税率というのは、昭和四十九年に一度目が入って、五十一年、五十四年と累次にわたる刻みによる増税を重ねてきたと承知していますが、過去昭和五十四年等々、つまり、一夜明けたらリッター幾らか増税になったとき、そのときはたしか在庫に基づく手持ち品課税というのをや...全文を見る
○古本委員 よくわかりやすいですよ。一つは税収確保ですよ。財政の観点からです。せっかく増税したんだからしっかり取りたい。わかります。もう一つは、いわゆる便乗値上げ防止ですね。つまり、取るときだけは心配して、減税したときの要するに業者さんのかぶりは、それは関係ない、そういう立場なん...全文を見る
○古本委員 今、ユーザー、ドライバーの皆様は、下がって、確かに懐、財布が助かった。これは、みんな通勤通学ですね、何もレジャーばかりじゃありませんよ。病院に行くため、いろいろな本当に生活必需品として車に乗っておられる。そのガソリン代が大変助かったということで今喜んでおられる一方で、...全文を見る
○古本委員 する気があるかどうかだけ、時間が来ているので恐縮です。これが最後の一問、する気があるかないかだけです。
○古本委員 きょうは、実は内閣府に、四月一日を境目にどれだけ国民生活に影響があるか、あるいは厚労省に、後期高齢者の医療制度、何やらにわかに名前が変わったようでありますが、そこら辺をお尋ねしたかったんですが、また次回の機会ということできょうは失礼いたしましたことをお許しいただきたい...全文を見る
04月04日第169回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、連日の御対応、お疲れさまでございます。  閣法三十号の審査ということでありますが、いわゆる被害者の皆様が裁判に参加していくという新しい仕組みだというふうに承知をいたしております。  本件に関しましては、恐...全文を見る
○古本委員 前提を確認しますけれども、この被害者が参加できる今回の制度の対象になっている犯罪は、現在、国選弁護人が選ばれる犯罪とイコールですか。これは基本的な話でしょう。犯罪の種類が違うじゃないですか。
○古本委員 一度理事会にお諮りいただきたいと思いますけれども、実は、お二方の、一番の御承知されている責任者からの答弁でありましたけれども、大臣、そもそも被害者の弁護をするというこの罪の種類は限定されているんですよ。故意を持って致死に至らしめたとか、強姦致死傷とか、それに限ってなん...全文を見る
○古本委員 それで、その前提に立ちまして、他方、裁判員制度の対象になっている罪の種類と被害者参加型の国選弁護制度の罪の種類はイコールですか。
○古本委員 大臣、ちなみに私はふだん財務金融委員会の方でいろいろやらせていただいておりまして、本当に法務は諸先生の御指導を仰ぎながらやらせていただいているんですが、これは最初に聞いて、直感的におかしいと思ったんです。  ですから、少し私の私見を申し上げますと、仮に被害者が、なか...全文を見る
○古本委員 御説明はよくよく拝聴いたしましたけれども、被害者本人が被告人の証人尋問、被告人に質問もすることができる、そういう場面を想像しますと、恐らく感情的にも情緒的にもいろいろなことが想定されますね。これは容易に想定されます。  そういうことが起きたときに、同じく陪席をしてい...全文を見る
○古本委員 日当が一万円を上限というのは、なるほど判事の、指定職級の仮に平均でとってもいいですよ、判事さんの年収といえばそれは随分だと思いますけれども、それを聞きましたけれども、答えてくれませんでした。百歩譲って三百六十五日休まず働いた前提で割り戻して日当たり幾らですかとお尋ねし...全文を見る
○古本委員 では、検察官そして裁判官ともに日当たりの、年収というものを三百六十五日で割り戻すという概念は非常に粗っぽいですが、土日を除けば二百四十四日ですか、だから本来二百四十四で割ってもいいと思いますけれども、土日も分かたずいろいろなことに思いをはせているという前提に立てば、三...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。では、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  宿泊代といいますけれども、やはり世の中、一宿一飯の何とかというのもあるぐらいですから、片や対面に座っている判事殿は一万四千八百円の宿に泊まって、自分は八千七百円かと聞くと、感じがいいか悪いかといった...全文を見る
○古本委員 事務局にお尋ねしますけれども、判事、検事のそれぞれの年間の平均処理件数というのは何件ですか、それぞれから。
○古本委員 ちなみに、局長、事務局から五百二件と来ていますよ。これは事件数が全国、東京からずっとあって、検察官の数があって、それぞれ単純平均で出ていますね。五百二件じゃないんですか。いや、それは結構なんですけれども、五百二件だそうです。  わかってください。今まで一カ月、二カ月...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。  大事なことを言い忘れました。その彼は、東京大学という志を貫くよりも、裁判官になるという自分の志を一年早く貫くために大学に進学をされたというふうに聞いております。よろしくお願いします。ありがとうございました。
04月08日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣初め政府の皆様には、連日、大変お疲れさまでございます。本日は、議題となっております電子情報処理組織による税関手続の特例等に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆるNACCS法案ということでございます。  最初に、先輩議員が...全文を見る
○古本委員 NACCSセンターの事業の中身を見ますと、今、事業収入が、これは決算ベースなんでしょうか、約百二億円。このうち、国が四十九億円で民間が五十三億円を支払っているということであるのですが、この事業収入の内訳を見ますと、要は国が専ら払っているわけですよね。ですから、安く設定...全文を見る
○古本委員 民営化している一方で、本来民間会社というのは収益を目指すべきなんだと思いますが、なるべく安い料金でというふうに第十条で縛りが入っています。会社の責務としてうたってございます。一方で、これは昨年度実績なんでしょうか、事業収入が約百二億円でありますが、その内訳を見ると、大...全文を見る
○古本委員 ちなみに、いただいた資料を見ますと、システム利用料金の各国比較ということで、いわゆる国際ハブが海外に大変とられているという懸念は我が国の港湾事業からすると恐らく大きな課題だと思うのですが、実は、ここを見ますと、為替の前提がちょっと書いていませんけれども、平成十九年十二...全文を見る
○古本委員 民営化をした暁には、将来はこれは株式の公開も考えられるのでしょうか。
○古本委員 その際、外資の規制ということでいえば、どういう状況になっていますでしょうか。
○古本委員 これまで、設立以来、直近でいきますと、大きなシステム投資ですと、平成三年に調達をなさっておられます七百六十億円のシステム投資、それから平成十一年の六百六十億円のシステム投資、そしてこのたびの、二十年十月稼働目標の、今一般入札をかけておられて、ある社が応札があったという...全文を見る
○古本委員 そういうことでぜひよろしくお願いをいたしたいというふうに思っています。  続きまして、先日質問をさせていただいた部分を、自動車関係諸税でございますが、少しおさらい、確認をさせていただきたいと思います。  まず、先日答弁の中で、私は、きょう現在入っている税については...全文を見る
○古本委員 今、全国の自治体、市町村あるいは都道府県の中で事業凍結という事態になっているところも幾つかあるというふうにお伺いをしておりますが、次長の理屈が法理論にかなった話だということもよくわかりましたので、もしそうならば、その気があれば繰り入れていけば、たとえ暫定税率が今の状況...全文を見る
○古本委員 そもそも、きょう現在入っている揮発油税は、納税という意味では来月末納税という、法にそう規定がありますが、少なくともきょう蔵出している税は課税していますので、今、本則分で課税されていますね。こうやって入ってくる税については、今は財源特例法がないんです。したがって、期せず...全文を見る
○古本委員 これは実は大事な話だと僕は思いますけれども、きょうはこういう閣法審査の場でもありますので、また後日、集中日でも設けていただくように、また理事の先生方にはお諮りいただきたいと思います。  もう一点、きょうはどうしても聞いておきたいことがありまして……(発言する者あり)...全文を見る
○古本委員 これはまた次回ぜひ時間をいただきたいと思うんです。  ちょっときょうチャートが間に合いませんでしたが、実は自動車重量税というのは、普通車、いわゆる皆さんがふだん乗っておられる公用車みたいなイメージですね、普通車の場合、一トンまでの車、一トンまでの車というのはなかなか...全文を見る
○古本委員 それは、国民の可処分所得もふえているので税負担が担税力として出てきているという御趣旨かのように聞こえましたが、他方、乗用車というのは昭和四十六年は実は登録ベースで九百十万台だったんですよ。今やこれは五千七百万台でして、約六倍です。まさに一家に一台の時代が到来しました。...全文を見る
○古本委員 ということは、一方で権利創設税、あるいは車体保有課税と言った方がわかりやすいと思うんですが、そういう意味では地方の自動車税という税もあるんですよ。これは排気量で課税されます。したがって、実は道路を全然損壊しないサンデードライバーの方が、車庫に置いているだけでこれだけ取...全文を見る
○古本委員 もう時間が来ましたので終わりますけれども、実は揮発油税は昭和二十四年にできたんです。これは、はっきり言って戦後の混乱期に油を買える人というのは金持ちだったんです。ですから、応益負担です、金持ち課税。同様に、自動車税というのは、実は道府県税として昭和十五年に創設されてい...全文を見る
04月18日第169回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○古本委員 おはようございます。民主党の古本伸一郎でございます。  本日は、先般に続きまして、閣法であります保険法の中身につきまして、大変時間をいただいておりますので、順次質問をさせていただきたいと思います。  冒頭、きょう配付の資料を理事にお諮りさせていただきましたが、もと...全文を見る
○古本委員 きょうは金融庁にもお越しをいただいておりますが、私も、いわゆる火災保険から自動車の損害保険等々、いろいろお世話になっておるわけでありますけれども、なかなか約款というものは読む機会はないんです。読んだ上で同意するということになっていますけれども、文字も正直言って小さいで...全文を見る
○古本委員 実は、この約款の中身で大変消費者の皆様が実際に混乱なさる場面というのは、例えば、死亡保険、生命保険を請求するタイミング、あるいは火災保険、不幸にして火災に遭われた方にあっては、その請求をする、その請求をしたときになって初めて、ああ、自分はこういう保険に入っていたんだ、...全文を見る
○古本委員 この相当の期間というのが結果として不払いの口実になるんじゃないか、こういう御懸念を法曹の関係を中心に、とりわけ消費者の立場に立っておられる方々からいただいております。  具体的に、この相当の期間というのは大体何日ぐらいを想定されておられますか。
○古本委員 今、法務省は、保険契約というのはさまざまな類型もある、当然、生命保険、損害保険あるいは第三分野によって異なるでしょうし、さらにはその中で、その保険の種類によって変わってくる、こういうふうにおっしゃっておられるというふうに受けとめました。  きょうは、一般的に、いわゆ...全文を見る
○古本委員 それぞれお答えをいただいたとおりではないかと想定をいたしておりましたが、そのとおりお答えをいただきました。  配付をさせていただいた資料の九ページに、それぞれ生保、損保あるいはJA共済さん、あるいは全労済さん初めの例を少し載せておきましたが、生命保険については大体五...全文を見る
○古本委員 そういう御懸念を大変なさっておられる皆様のポイントは、今回改めて保険法という法律の中で保険給付の履行期ということで定義をするわけであります。その定義をするに当たって、相当の期間という表現をすることによって、結果として、それが保険の不払いにつながったり、あるいはいたずら...全文を見る
○古本委員 私が近所のそういう生保の営業の人に聞くレベルの話で申し上げれば、大体五日です。逆に、五日を上回るようなことがあったら、特に外資系に負けちゃうそうですね。もう支払いのスピードが勝負。ですから、現実的には、オーバーに言えば、九十何%は五日、ある会社の例でありますけれども。...全文を見る
○古本委員 大臣、今のやりとりを聞いていただいて、ちょっと出番がないとあれだと思いますので。いや、これは大事なポイントなんですね。  つまり、はっきり言えば、結果、履行期間を法で定め切っていないんです。だけれども、実態は、きちっと五日と三十日というのはそれぞれの保険を運営なさっ...全文を見る
○古本委員 今大臣から御答弁いただきましたが、やはり全国でごまんと被保険者になっておられる方、それから保険金の受取人になっておられる方、それぞれの立場からすれば、今回の法改正がむしろ後退するようなことがあってはならないということから、実態に即していますかと私は単純に聞いただけであ...全文を見る
○古本委員 つまり、第二十一条の一項、二項を読む限りは、保険というのは基本的に期間があるんだ、その定めが基本的にはあるんだ、しかし、その保険を履行するために必要な調査期間というものは何がしか要るんだ、したがって、それは別途、保険によって異なるので、種類によって異なるので、ここでは...全文を見る
○古本委員 したがって、法務省をして恐らくないだろうと言ったとおり、保険給付を行う期間を具体的に明示していない、規定していない商品なんて、多分、商品性価値が著しくないわけでありまして、恐らくないんだと思うんです。ただ、そういった場合にあっても、なお、その保険給付を履行するために、...全文を見る
○古本委員 今のところは物すごく大事なので、もう少し丁寧にやりたいと思うんですが、配付資料の四ページでございます。恐らく今局長がおっしゃったようなことは、1で線を引いてあるところの、最高裁の判断として示されている箇所かと思うんですが、ちなみに、当該火災保険の約款の中身がかぎ括弧で...全文を見る
○古本委員 今、業界が考えておられるんだろうと思いますという答弁があったんですが、これは、法制審を初めこれまでの立法作業の過程において、当然業界の方々の意見も聴取なさっておられると思うんです。  いわば、相当なる期間ということを規定することによってかえって不払いの口実をつくるん...全文を見る
○古本委員 指導をしっかりやっていただきたいと思うんですが、そのポイントになるのが、せっかくこの法律をたてつけても、少なくとも最高裁で三十日ということについての妥当性はあると。  これは、もう一度確認ですけれども、この三十日というのは、相場として三十日という日程観が妥当だという...全文を見る
○古本委員 配付資料の五の2を読み上げていただいたんだと思いますけれども、ちょっと何か論点がずれていると思うんです。  私が言っているのは、三十日と五日というのがいわゆる相場観として、今各当局が説明なさったとおり、大体三十日か五日なんですよ、約款は。その三十日か五日という相場を...全文を見る
○古本委員 今、大事なところを言っていただいたんですね。  実は、法曹の方々が大変懸念されておられる御主張の中で、こういうくだりがあるわけですよ。  平成九年三月二十五日の最高裁判決があります。このことですが、この判決は、支払い時期の延期に関する部分は、単なる事務処理基準にす...全文を見る
○古本委員 最高裁の判決の要旨を引き続き、判決の理由以下、ずっと今読んできましたので、六ページ、七ページも少し見ておきたいと思うんですね。  五ページからまたいでおります2のところで、実は今法務省がおっしゃったとおり、  調査のために必要な一定期間内は保険会社が保険金支払につ...全文を見る
○古本委員 そうしますと、随分時間を使ってやりましたが、実は、巷間懸念があります最高裁の判決というものに対して、少し今回のことが後退するんじゃないかという御懸念が法曹の方々の一部にあるわけなんです。  これはむしろ、ただし書きがよりきちっと明確に、しかも例示的になされるように、...全文を見る
○古本委員 さらに確認をしておきたいと思うんですが、第二十六条、五十三条、八十二条に、それぞれ「強行規定」ということで、これは片面的強行規定かと承知をいたしておりますが、規定がございます。  条文案の強行規定であります。例えば第二十六条でありますが、「第十五条、第二十一条第一項...全文を見る
○古本委員 先ほどの最高裁の例に少し照らして確認をしたいと思うんです。  仮に時計の針が当時に戻ることができたならば、この火災保険の事案があって、それで放火の疑いがあるという中で、被保険者と保険会社、そして警察当局も入っている中で大変なことだったと思うんですけれども、そのときに...全文を見る
○古本委員 随分議論してまいりましたが、今回の、特に第二十一条の解釈、運用については法曹界からそういう御懸念もいただいておるということにぜひ留意をいただいて、各関係する所管の省庁との連携を図っていただきたいというふうに思っております。  続きまして、例の一連の不払い事案が法制審...全文を見る
○古本委員 加えて、一連の不払い事案でありました、告知をしないことを少し促すといいますか、とりあえずそこにサインして、あれしておけばいいよというようなこと、いろいろ持病があるんだけれどもそういうのを言わなくていいのかなとかいう思いも被保険者側にあっても、恐らくそういうケースもあっ...全文を見る
○古本委員 今法務省から御説明いただいたのは、第二十八条の告知義務違反に関する解除ということかと思いますが、「保険契約者又は被保険者が前項の事実の告知をすることを妨げたとき。」こういうことかと思います。一連の不払い事案の反省に立ってこういう法律もたてつけていただいているというふう...全文を見る
○古本委員 ということは、金融庁にお尋ねしたいんですが、今回の法改正によって、いわゆる制度共済の方々が業法適用会社とみなされるということになるのかならないのか、御所見を求めたいと思います。
○古本委員 ぜひ、今回の法改正に伴って、今それぞれの制度共済、JA共済さん初め、制度を運営されておられますので、混乱を来すことのないようによろしくお願いをいたしたいと思っていますし、その点につきましては、先般も附帯決議というお話も与党の先生からあったやに記憶いたしておりますので、...全文を見る
○古本委員 私が申し上げたかったのは、例えば、会社が従業員の方々に何らかの人材育成ですとか、あるいはそういう費用的な投資をしてきて、その方が不幸にして亡くなることがあったならば、それまでのいろいろ投資してきたことについては、これは企業は営利団体ですから、当然回収という概念が他方で...全文を見る
○古本委員 やはり、企業のそういった投資したものに対する、ありていに言えば見返りですよね、それから従業員自身も、恐らく会社に貢献した分の見返りということ、お互いにギブ・アンド・テークで恐らく成り立っているんだと思います。  この同意ということに関して、少なくとも、この団体生命保...全文を見る
○古本委員 ぜひそのように所管をしていただきたいと思っています。  損害保険の話もいたしましたので、少し自動車関係諸税について、がらりと話題をかえてお尋ねしたいと思っています。法務省は、どうぞ、もう安心してください。  自動車重量税……(発言する者あり)
○古本委員 裁判員参上の看板も取ったんですよね、大臣。裁判員参上の看板も取られたということでありますので、石関委員の留飲も下がったと思います。人権を所管される、議論をされる当局なんですから、しっかりやっていただきたいと思います。  自動車重量税の話でありますが、自動車重量税とい...全文を見る
○古本委員 本則税率は〇・五トン当たり二千五百円、これが今暫定税率で六千三百円、実は二・五倍なんですね。二・五倍取っているんですよ、大臣。本則二千五百円、これを二・五倍で六千三百円いただいているんです。車は〇・五トンということはありませんので、大体一トンかそれ以上ありますので、随...全文を見る
○古本委員 総理は、暫定税率がもとに戻ると環境によくないということを盛んに言っていますけれども、実は、この自動車重量税というのは、本日現在期限をまだ迎えておりませんで、日切れが恐らく四月の三十日というふうに承知をいたしております。  この自動車重量税というのは、当時、福田大蔵大...全文を見る
○古本委員 これは大臣、大臣も国務大臣ですから、ぜひ聞いておいてもらいたいんですけれども、自動車重量税というのは年間で一兆円取っておられるんですよ。結構なものですよ、一兆円。しかも、車検のときの引きかえ。だから、いや応なしに払っている。大方の納税者は車検代と勘違いしています、わか...全文を見る
○古本委員 どちらかといえば、一兆円、しかも道路を損壊するんだから、それを整備する、あるいは道路を使用するんだから、当然社会資本整備、受益と負担でやってくださいよということで税が創設されたんですよ。以来、三十有余年、しかも暫定税率が四十九年から乗っかって、〇・五トン二千五百円が〇...全文を見る
○古本委員 自動車重量税法自体は財務省の所管でありますと同時に、車検という行為に関して、その車検証の交付というのは国交省がやっておられる、それぞれの所管が今やっておられるんですが、担税者に何を趣旨として求めていくかというと、実は、少なくともその立法の精神から見れば応益負担であるべ...全文を見る
04月22日第169回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第2号
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○古本分科員 民主党の古本伸一郎でございます。  きょうは決算行政ということで、経済産業省、それから資源エネルギー庁、環境省と、全般に今、洞爺湖サミットも控えている中で、話題のガソリン関連を中心に、そしてそのガソリンを使って走行させていただいている自動車、その関係諸税という観点...全文を見る
○古本分科員 そうなんだと思います。つまりは、車を運転してお出かけになる、あるいはオートバイに乗って通勤か通学に出かけられる、あるいは自動車に依存をしている、病院に行く、あるいは学校に行く、勤めに出かける、これはそれぞれ地域の偏差というのは物すごくあると思うんです。  これは卑...全文を見る
○古本分科員 いや、そうなんです。これは実は私も関心があったので、わざわざ、筑波ですか、そこからその担当された研究員の方にお越しいただいて説明をしていただいたら、本当にびっくり仰天なのが、全国平均で見ているだけなんですよ。  つまり、多分、先生方が選挙区に帰れば、一家に一台どこ...全文を見る
○古本分科員 ですから、弾性値がある、ないの議論は、マクロでおっしゃるのではなくて、地域偏差は必ずあるんです。一家に一台なのか、一家に家族の人数プラス軽トラ一台ぐらいある地域かによって、実はそれは、単に値段が上がろうが下がろうが、乗らないと生活できないという人は乗らざるを得ないん...全文を見る
○古本分科員 せっかく決算の場ですから、価格弾性値の哲学論争をここでやるつもりはありませんので、ぜひこういうことにこそ、国交省の例のいろいろな財団に研究と称してお金をあれするのじゃなくて、本当にこれは実のある話ですよ。  国立環境研究所の方々にしてみれば、時間的な制約、研究費の...全文を見る
○古本分科員 私は、国立環境研究所の機能は否定していませんし、むしろエールを送っているつもりであります。ましてや、一国の政策を左右するに資する、実はこれは大変大きなレポートなんですよ。  そのレポートによると、ちなみに暫定税率が廃止になったら何トンぐらいふえるとおっしゃっていま...全文を見る
○古本分科員 そうなんですね、八百万トン。  続いてまいりたいと思うんですが、実は、今総理が大変このサミットの年に環境を打ち出しておられるというのは、私はこれは率直に言いまして共鳴するものがございます。  例の排出権取引の議論もございます。たしか東欧のいずれかの国からその枠を...全文を見る
○古本分科員 四割ということです。実に四割の車が十年以上たっている車ですね。  特にクリーンな排気ガスといいますか、グリーン税制という税制もあるぐらいですから、吸っても大丈夫とまでは言いませんが、要するにそのくらい本当に日進月歩で、排出ガスというのはより地球の温室効果ガスを排除...全文を見る
○古本分科員 副大臣、そういうことなんですよ。  ガソリンが値下がりしたら、みんな、これで安くなった、車を運転しまくるぞ、そういうことなんでしょう、皆さん方は。そういうことで、仮に運転しまくったとしましょう。私はそんなに言うほど、今日本の皆さん、財布も楽じゃないし時間的なゆとり...全文を見る
○古本分科員 これは率直に言って、これまで日本あるいはイギリスが産業革命を経験し、恐らく化石燃料に依存して今日の産業の成果が得られた時代がありました。やがて原子力発電へと移行し、そういう中で、他方、アフリカの皆さんや、あるいはインド、中国の皆さんというのは今、私たちの、先行するい...全文を見る
○古本分科員 力強い御答弁をいただきましたので、ぜひ御省を挙げて御対応いただきますようにお願いしたいと思います。  最後に、残された時間で、実は今回、閣法で恐らくこれから上がってくるということで、まだ審議に入っていないということで、少し頭出しということでお許しいただきたいんです...全文を見る
○古本分科員 時間が参りましたので終わりますが、ぜひ経産委員会で審議の際には、また慎重審議、充実審議を期待したいと思います。  ありがとうございました。
04月22日第169回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○古本委員 おはようございます。民主党の古本伸一郎と申します。  それぞれの参考人におかれましては、公務御多用の中、当委員会にお越しをいただきまして、そしてまた貴重なる意見を開陳いただきましたことに、私からも感謝を申し上げる次第であります。  そしてまた、きょうは、学界、それ...全文を見る
○古本委員 実際の現場の、まさにお言葉をかりれば、本来、保険というのは公共性の高いシステムである、要は公の器である、そういう自負も持っておられる業界にあって、一連の不払い事案というのは本当に残念なことであったわけでありますが、他方で、当然、競争なさっておられるでしょうから、巷間、...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  それぞれ意見を聞きたいので、委員長、大変恐縮ですが、尋ねたことだけお願いしたいと思います。大体平均どのくらいかということだけお願いします。
○古本委員 お待たせしました。ぜひ日弁連の意見を聞きたいんです。  少なくとも、ほとんどのケースが三十日、五日の中におさまっている、おさまっている中でレアケースがあるんだ、こういう御説明だったんですが、そのレアケースの中に、いわゆるモラルリスクですとか、あってはならない保険金殺...全文を見る
○古本委員 今、ふだん消費者の相談に乗っておられる弁護士の先生がこういうふうにおっしゃっているわけですが、一方で、三十日と五日というたがをはめることがかえって多様な商品開発を阻害したり、ひいては公の器である保険という商品を開発するたがになったりとか、いろいろなデメリットも考えられ...全文を見る
○古本委員 参考人の皆様、ありがとうございました。終わります。
04月25日第169回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○古本委員 おはようございます。民主党の古本伸一郎でございます。  政府におかれましては、連日の御対応、大変皆様お疲れさまでございます。  先日、閣法審査に当たりまして、学界それから業界、さらには消費者を代表するお立場で日弁連、それぞれの参考人の皆様から各般にわたります意見を...全文を見る
○古本委員 ということは、そのただし書き以降が余りにもできが悪い、これは不明確なただし書きなのでそれをまず排除した、結果として残った数字が三十日なので三十日という数字に妥当性を見出した、こういうことでいいんでしょうか。
○古本委員 ということは、実は、この三十日という数字の水準、二十九日なのか、三十一日なのか、何日がいいのかというこの絶対的水準は、恐らく事案ごとによって変わるでしょうし、当然に必要とされる調査の期間というものは、千差万別の保険商品があるわけでありまして、必ずしも絶対的な水準として...全文を見る
○古本委員 そういう議論に立ちまして、もう少し具体的な話をしたいと思うんですが、現在話題となっています生命保険あるいは損害保険商品、それぞれのシェアを少し調べていただきました。これは、ざっくり言いまして、生命保険に関しましては、要するに個人、保険会社と個人、この契約の比率というの...全文を見る
○古本委員 つまり、調査に必要な相当な期間というところが、恐らく今後の議論、ハウスが変わっても引き続いての議論の一つになるかと思うんですが、これはどちら側に挙証責任があるのかによって随分話が変わると思うんです。  当然、損保会社が、これは放火の疑いがある、それを立証しなきゃいけ...全文を見る
○古本委員 今、少し各般に広がりますお尋ねをいたしましたが、要するに、保険法という法律の中で一体どこまで、参考人からもいただいた、お客様の早く確実に保険金を受け取りたいんだという一番のニーズにこたえていきたいという業界のお立場、それから消費者の立場に立てば、これは免責事由を背景に...全文を見る
○古本委員 消費者という立場に立てばそういうことなんですけれども、他方、新しい分野に対する、企業がいろいろなことをやっていこうと思うと、当然保険会社とその事業に対するリスクをとってもらえる保険というのを開発していかなきゃいけないわけでありますので、そういう将来の新しい保険契約の登...全文を見る
○古本委員 時間が参りましたので終わりますが、ぜひ御議論にこれまで上がってきた観点を踏まえました運用になりますことを期待申し上げて、終わりたいと思います。  大臣、またの機会にお願いしたいと思います。ありがとうございました。
05月08日第169回国会 衆議院 財務金融委員会 第18号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  本日は、改正金融商品取引法の審査の中での参考人質疑ということで、参考人各位におかれましては、早朝より御対応いただきましたことに、私からもお礼を申し上げる次第でございます。  諸先生から随分議論が各般にわたりまして出ておりますが、...全文を見る
○古本委員 今いただいたお話の中で、税の話が出ました。御案内のとおり、税制によって、いろいろな節税をしたり、あの手この手で知恵が出されるわけでありまして、その意味では、税が世の中を変えていく、つくることができるという影響力を恐らく持っていると思うんですけれども、その意味で、相続税...全文を見る
○古本委員 さらにお尋ねしてまいりたいと思いますが、中身の分散と時間分散という、またこれも興味深い御説明を拝聴いたしました。恐らくこの時間的分散というのは、短期間でとっていくのではなくて、少し長い目で投資というものを見てほしいと。  たしか著名なファンドの、皆さんのお会社の名前...全文を見る
○古本委員 時間が参りましたのでそろそろ終わりたいと思いますが、要は、今、東証の方からお話がありましたような、東京の工業品取引所でいけば経産省なんですよ。それで、東穀さんの穀物でいけば農水省なんですね。皆様のETFでいけば金融庁なんですね。各省がそれぞれきちっとやっていただけると...全文を見る
09月11日第169回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  本日は、閉中ではありますが、災害対策特別委員会で質問の機会をいただきまして、どうもありがとうございました。  全国的な集中豪雨によります災害が広がりを見せる中で、今般は愛知県岡崎市を中心とした災害であったということもありまして、...全文を見る
○古本委員 委員長のお許しをいただきまして今資料を配付いたしましたが、めくっていただきまして、資料の三でございます。出所を気象庁というふうにちょっと誤記をいたしまして、この場で出所を岡崎市というふうに訂正させていただきたいと思いますが、三でございます。  例えば岡崎市で独自の雨...全文を見る
○古本委員 つまり、なかなか一カ所の雨量計で今般のような、例えばこの資料の一をごらんいただきたいと思うんですが、ちょうど気象庁は当日の午後、夕方の四時ごろに大雨警報と洪水注意報、これはその日の午前には大雨洪水警報だったものを注意報に格下げしていますね。その後、十九時から二十時にか...全文を見る
○古本委員 今、有益な、有用なものだという話があったんですが、実はこの配付した資料の五番目、五に添付をいたしておりますが、これは国交省から出していただいた資料でありますが、河川の大中を問わず、発表する防災情報とそれに対応する水位を全国的に統一しようではないかという趣旨で改善されて...全文を見る
○古本委員 洪水予報指定河川、水位周知河川、こういうふうになっていますが、河川局長、全国で、河川というのは大体、一級河川が一万四千本弱、二級河川が七千本、準用河川が一万四千本、合わせて三万本余の河川ということになるんですが、このうち、気象庁としても、有益である、水位計によって判断...全文を見る
○古本委員 ちゃんと用意しているじゃないですか。何が突然ですか。この数字ももらっていますよ、千六百十二本。四・五%しかないんです。  一カ所幾らしますか。
○古本委員 これは事前に資料要求しましたけれども、なかなか出なかったので、当委員会に提出を、お諮りを求めたいですが、大体どういうメーカーにどういうふうに発注しているか、随契なのか競争なのか、その辺の契約の概要を当委員会に提出を求めたいと思いますが、委員長、いかがでしょうか。
○古本委員 委員長、ありがとうございます。  要は、人の命が奪われているわけですよ。それで、当該の伊賀川、先ほど来、杉浦正健元法務大臣におかれましては、何とかしてほしいと言っておられますが、残念なことに、何とこの伊賀川には水位計はついておりません。  この伊賀川は過去何回はん...全文を見る
○古本委員 委員の皆さん、そうなんですよ。もうええかげんにしてくれというのが地域の方々の叫びであります。  この三万本ある河川の中で、過去に、例えばS字カーブであるとか、どうしても川のワイドが急に狭小してしまって、そこで水が歩どまってはんらんしやすいとか、いわゆる危険箇所という...全文を見る
○古本委員 本当に泥縄なんですよ。こうなってからなんです。  それで、あえてこの伊賀川の件でいいますと、杉浦正健先生が先ほど言っておられたように、実は、河川区域内に家が建っていまして、そこの家の立ち退き交渉をちょうど十年ぐらい前まで愛知県が鋭意やっていたらしいんです。その断面が...全文を見る
○古本委員 あと、連絡という意味では、気象庁、大雨洪水警報あるいは注意報というのは、出せる権能を持っておられるのは気象庁だけですよね。  ちなみに、こういう雷注意報とか急な雨が降りますというのは、テレビ局のテロップが流れてわかるということだと思うんですが、あるいはラジオで流すと...全文を見る
○古本委員 きょう総務省も来ていただいていますが、交付税の基準財政需要を計算する際に、いわゆる算定費目に、これは恐らく包括的算定経費として建設事業費、その他建設事業という範疇の中で入っておるということなんですが、したがって、財政需要額としては計算しておられるにもかかわらず、残り二...全文を見る
○古本委員 いや、そのとおりなんですよ。基準財政需要を計算した総額が自治体に渡されるわけでありまして、それを実際の同報無線、命の糸をつなぐ、雨が来ている、みんな逃げろということを放送する無線を実際に需要計算したとおりつける自治体もあれば、それをほかのことに使う自治体もあるわけであ...全文を見る
○古本委員 無線あるいはテレビでテロップを流す、いろいろなやりとりがあると思うのですが、ただ、岡崎市に関しては、実は、総代さんといいまして、区長さん、自治会長、ここに市役所から連絡してみんなで伝達し合うというシステムだったそうでして、これは区長さん自身が水につかっていたら機能しま...全文を見る
○古本委員 済みません。  ちょっと大臣が、今、御決意を確認したいので、あわせて。でも、これは本当に、委員長、大勢の人が被災されている話ですので……
○古本委員 ちょっともう一つだけお願いします。  今回、車が大分浸水しています。あるいは家屋も大変浸水しています。これは建てかえたり買いかえたりするのに随分お金がかかりますね。  国税、地方税、関係税の減免に当たりましては、各自治体の裁量ということになっています。特に地方税で...全文を見る
○古本委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
10月29日第170回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  大臣におかれましては、御就任おめでとうございました。  重要広範というふうに伺っておりますので、ぜひ充実した審議をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  まず、昨日の本会議でも我が党の中川筆頭の方か...全文を見る
○古本委員 では、少し置きかえますと、サブプライムに端を発した、証券化商品に端を発した、今日的な混乱を招いている我が国の金融市場における状況は大体どういうふうにごらんになるか、一言でお願いします。何に刺された程度ですか。
○古本委員 御本人がいらっしゃらないのであれですけれども、私は与謝野さんというのは非常に洒脱な方だと思っていまして、そういう意味では、あの局面で、何とか政治からの強烈なメッセージとしてそのように表現なさったと受けとめるんですね。  それで、今クマンバチという話でありましたが、昨...全文を見る
○古本委員 委員長のお許しをいただいて資料をお配りいたしております。ちょっと手書きでナンバリングをいたしておりますので見づろうございますが、資料の十八、十九をごらんいただきたいと思います。今回の、まさに中小零細の全国の経営者の皆様並びにその従業員、御家族に、本当に今大変な思いをさ...全文を見る
○古本委員 では、あわせて、有価証券の残高、つまり、金融機関が運用に回した、証券投資に回したという残高でありますが、この間にふえたのか減ったのか、数字で答えていただけますか。
○古本委員 続いて、資料の十九をごらんいただきたいと思います。話題になっております中小への貸し出しということでまいりますと、この間、残高ベースで中小はふえていますか減っていますか、数字で答えてください。
○古本委員 今お答えいただいたとおり、大体五十兆円オーダーで貸出金残高が減り、そして有価証券に回したのが大体六十兆円オーダーでふえている、こういう話になります。  この間に、まさに二〇〇六年の量的緩和の解除後、日本経済がどうなったかという議論に入るわけでありますが、これは、本当...全文を見る
○古本委員 今、預貸率の目標は付与しないということでよろしいですね。(中川国務大臣「条件にはしない」と呼ぶ)条件にはしないということですね。そうしますと、現行法、三末で切れておりますこの強化法、これの改正案ということであります。  金融庁の方からいただいた資料十五番をごらんいた...全文を見る
○古本委員 いや、これは実務的な話じゃないんですよ、大臣。与党の先生方も、まさに中小に本当に回るんだろうかということで、さっきもだれかのときに拍手が出ていたじゃないですか。  つまり、今回、仮にあるA行に百億突っ込んだならば、そのA行は、その百億円のうち一体どのぐらいの目標で預...全文を見る
○古本委員 つまり、半年に一回のその検査でそれは事足りる、こういうことでよろしいでしょうか。
○古本委員 いいとは思わないということは、もうちょっとピッチを縮めた方がいいという御感想ですか、御希望ですか。
○古本委員 これはぜひ同僚議員も与党の先生方も、今後議論をしていただく中で、結局、先ほど日銀に数字を言っていただいたように、本当は金融機関はお金が余っていた。一方で、貸し出しの残高は減っていたんです。そして投資に回してしまった。こういう実態を数字として言っていただいた上で、今回、...全文を見る
○古本委員 同時に、貸し出しの上限も大臣の腹づもりを聞いておきたいと思うんです。  仮に、今言っておられる、今年度の予算総則ベースでいけば二兆円ですね。この二兆円を、対象行が、メガと地銀を合わせて百十数行、それから信金、信組を入れて全体で五百五、六十行多分あると思うんですけれど...全文を見る
○古本委員 資料の九をごらんいただきたいと思うんですが、政府保証、第四十五条でありますが、「国会の議決を経た金額の範囲内において、」「係る債務の保証をすることができる。」こういうことでありますね。対象が五百六十から七十行ぐらいある中で、最終的に申請がどれだけ上がってくるかによりま...全文を見る
○古本委員 ということは、仮に二兆円として、ある特定の行にほぼ全額入って、残りは申請がなかったという場合も、それはあり得べし、こういうことでしょうか。
○古本委員 資料の十一、十二、十三あたりをごらんいただきたいと思うんですが、これは、全国の農協さんの一組合当たり平均の事業内容なんですよ。  今話題になっている農林中金は、もうここの委員の皆様に申し上げるまでもなく、農家の皆様あるいは漁業の皆様からお預かりしたお金を、県信連を介...全文を見る
○古本委員 今話題になっているこの農林中金さんは、この議論の中で、現段階では政府の皆さんは組み込んできておられますね。ですから、ここが多分にかぎを握っていると思っておりまして、同僚議員からまた後ほど農林中金の話はあろうかと思いますので、きょうのところはこの辺にとどめておきますけれ...全文を見る
○古本委員 定額減税といいますか、最終的にどうも給付金になるということで与党内で御議論いただいているようですが、当時、かつて、子供がいる世帯に支給した九九年の地域振興券、このときに、これは逆に政府の評価として、大半がもともと買う予定だった生活必需品の購入に回っただけだった、したが...全文を見る
○古本委員 いやいや、ですから、きのう総理は、ちなみに我が党の同僚議員の委員会質問で、もう大臣には聞きませんけれども、カップヌードル一個が四百円だとおっしゃっているんですよ。つまり相場感覚なんです。  つまり、大体どのくらいの所得階層の人ならば、次の冬のボーナスで、非常に株も下...全文を見る
○古本委員 ありがとうございます。  であるならば、大臣が主張している定率減税の方が筋が通っていますよ。日本の景気を本当に底支えをし、個人消費を喚起し、そして物を買おうかなというきっかけになるという意味では、残念ながら、今提案なさっている給付金では、日々のお米を買うので消えてし...全文を見る
○古本委員 つまり、大臣は金利については口出しできないとおっしゃいましたけれども、百七十兆円から助かっているじゃないですか。そういうことなんですよ。  つまり、今、本当に手を打つならば、これはもうはっきり言って、量的緩和、さらには金利の引き下げ、ゼロ、マイナスも含めてお金を供給...全文を見る
○古本委員 要するに、税制が変わればそれに従うのは当たり前です、法治国家ですから。だけれども、家という商品は、大変リスクをとってみんな投資しているんですよ。それが買ったタイミングによって翻弄されるというのは、これは税のたてつけとしてもっとほかの方法もあるんじゃないかという研究をし...全文を見る
10月31日第170回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○古本委員 おはようございます。民主党の古本伸一郎と申します。  きょうは、参考人の皆様におかれましては、大変お忙しい中、御対応いただきましてありがとうございます。  私からは、きょういらっしゃっておられる皆様の中でできるだけ満遍なく御意見はいただきたいと思っておりますが、少...全文を見る
○古本委員 事前に、委員部でしょうか調査室でしょうか、いただいているいろいろな諸先生方の略歴を拝読させていただく中で、「理事長メッセージ」ということで、アニュアルレポートの中で恐らく書かれているんだと思いますが、農林中金が農林漁業系統協同組織の中で果たす基本的役割ということで、第...全文を見る
○古本委員 逆に、預証率といいましょうか、有価証券への投資あるいは国債運用、いわゆる投資に回しておられる割合はどのくらいありますでしょうか。
○古本委員 ありがとうございます。  きょうは、第二地銀協会長ということで、北洋銀行の横内さんにもお越しをいただいております。ちなみに、会長行ということでお許しをいただいて、北洋銀行の場合の預貸率、預証率でいけば、大体何割ぐらいになるんでしょうか。
○古本委員 あわせて、預貸率も、貸し出している割合もお尋ねさせていただきます。
○古本委員 つまり、このたび、予防的に国の保証をつけ資金を注入しても、先ほど来、佐伯全国中小企業団体中央会長がまさに御懸念をいただいているように、毛細血管の細部にまでそのお金が回らないと意味がないわけでありまして、この預貸率がまさに問われるんです。  そうしますと、実は、預貸金...全文を見る
○古本委員 つまり、会社として百円の収益を上げるためには、大体二万円ぐらい貸し出せば百円の収益が上がるという効率でいらっしゃると思います。  さて、農林中央金庫さんの場合には、この預貸金利ざやは何%ぐらいなんでしょうか。
○古本委員 つまり、百円を農林中金さんとして稼ぐには、百万円を貸さないと百円の利益が出ないんです。  これは、ディスクローズのこの資料で理事長御みずから、「融資や有価証券投資などの効率的かつ安定的な運用を行い、」とおっしゃっておられますけれども、実は、ビジネスのモデルとして、こ...全文を見る
○古本委員 その意味で、農林中金さんにおかれては、今後どういう経営努力をなされば貸し出しにおける収益が上がるようになるんだろうかというのが、恐らく、予防的とはいえ、不測の事態に備えてこのたびのスキームに入りたいとおっしゃる大前提になると思うんですよ。  そこまで申し上げる背景に...全文を見る
○古本委員 理事長、ところが、当委員会で先日松野理事が資料を要求してもあいにく出していただけないことが、今理事長がおっしゃっているところなんですよ。  実は、農家、漁家の皆様が、本当に地方で、今ゆうちょの人がバイクで来てくれなくなりましたので、その分を補完するかのごとくJAバン...全文を見る
○古本委員 有価証券の種類別の保有残高が、今、国際部門で、十九年度、直近のアニュアルレポートベースですから、ここから拝読する限りは約二十五兆円弱があろうかと思うんですが、実はこれ、理事長が就任された時点では十一兆円だったんですね。ですから、まさに二・五倍増にふえております。  ...全文を見る
○古本委員 現状心配はないというお言葉の中に、先ほどの陳述の中にありました、投げ売りをすればさらに状況が混乱するので、つまり、これは証券ですから、売らなければいい、こういうことだと思うんですけれども、これが将来、仮に、例えば百のものが、例えばですが、七十とか六十、毀損していく、含...全文を見る
○古本委員 もう時間が参ったようですのでこれでちょっと最後にいたしたいと思いますが、これは北洋銀行頭取の感覚も含めていろいろ皆さん聞いていただいたと思うんですが、実は、メガバンクと呼ばれるみずほ、東三、三井住友、りそな、いろいろな再編とかありましたから一概に言えませんが、現在の経...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。終わります。
11月05日第170回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○古本委員 民主党の古本伸一郎でございます。  ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正す...全文を見る
11月18日第170回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○古本委員 おはようございます。民主党の古本伸一郎でございます。  違憲判決を受けての法改正ということで、大変重たい事案でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  子たちの笑顔というものは、それに偽りは私はないと思います。そのいたいけな子たちの姿に偽りはないと思う中で、...全文を見る
○古本委員 そうであれば、婚姻を求めたという準正要件そのものが問題であって、つまりは、要件緩和というやり方で対応する余地はなかったのか。いかがでしょうか。
○古本委員 つまり、同じく血統主義をとってきた英国でも、登録をしたり養子縁組をしたりとか、幾つかの条件を付与するという運用もあったわけですね。日本は、父系血統主義でありましたのを、昭和五十九年に父母系の血統主義に変えたわけであります。この血統主義である限りは、分娩の事実がない、男...全文を見る
○古本委員 科学的な調査による補完ですとか、いろいろな御議論がありますが、例えば出生場所という観点もあると思うんですね。実は最高裁も、事案の概要説明の冒頭でこう述べておられます。「日本国民である父とフィリピン共和国籍を有する母との間に本邦において出生した上告人らが」と切り出してい...全文を見る
○古本委員 意識はしたということを今、多分是認されたというふうに受けとめましたが、実は、国際情勢の変化というのを随分最高裁は酌み取ったというふうに受けとめているんです。  国際情勢の中で、児童の権利に関する条約七条、これは、児童は、出生のときから氏名を有する権利、国籍を取得する...全文を見る
○古本委員 では、何が違憲であったかについてもう二、三お尋ねしたいんですが、最高裁は、判決文の抜粋ですが、「四 国籍法三条一項による国籍取得の区別の憲法適合性について」というくだりで、「日本国籍は、我が国の構成員としての資格であるとともに、我が国において基本的人権の保障、公的資格...全文を見る
○古本委員 例えば生活保護なんかですと、偽装の認知によって日本国籍を取得し、生活保護をある意味かすめ取るといったような御懸念もあるんですが、そんなことというのはできるんですか。
○古本委員 つまり、このたびの法改正によって新たに国籍を取得した子が、例えば本件の事案でいけばフィリピン人から日本人になったということによって、従前と従後によって生活保護に差異はない、これでいいでしょうか。
○古本委員 大臣、つまり、公的給付についてはまず差はないようなんですね。  もう一つ、子たちの将来の就職や、あるいは参政権といった社会への参加という概念も大事なんですが、まずは食べることですよ。まずはこの日本で暮らしていく。今マニラにいらっしゃるのかどうかわかりませんが、生きて...全文を見る
○古本委員 つまり、教育も受けられるんですよ。ただ、就学通知ということで、一年生に上がるときに学校へ行きなさいよという案内が親御さんに行くか行かないかなんですけれども、これもよくよく聞けば、希望者への教育の機会提供ということで、案内はきちっとしているそうです。  ということで、...全文を見る
○古本委員 では局長、言いかえますと、先ほど来DNAの鑑定の話も出ておったように記憶しますが、これをやる気はありますか。
○古本委員 今重要なことを言っていただきましたね。現在認知されている父子関係をひっくり返すことになるかもしれないということだったんですが、今、我が国における認知は、認知の際にDNAなんて求めていませんよ。届け出ればいいわけですね。つまり、それは何かというと、例えば前夫の子というの...全文を見る
○古本委員 つまりは、こうした認知の違いというのは、今民事局長をして御理解をいただけたのは大変光栄に存じますけれども、やはり本件の本質だと思うんですね。ですから、今後の運用で、さまざまな真贋の確認についてはぜひ遺漏なきを図っていただくということを強く念を押しておきたいと思いますが...全文を見る
○古本委員 恐らくふえるんですね。だから、範囲は広がったというふうに私は受けとめます。  他方、きょう与党の先生もにわかに動きが、いろいろとやっておられるようでありますが、実はこれは法制審にも諮っていないんですね。例えば、御党の中でも移民政策を唱える大家もおられるというふうに伺...全文を見る
○古本委員 つまり、国籍行政といいながら、実は生地主義か血統主義かというのは、これは根幹の話なんですね。最高裁に言われたから慌ててやったという感が否めないんですよ。  ですから、きょう論点惹起がまだし切れないのが山とありますけれども、その意味では、本当にこの後、終局、採決という...全文を見る
○古本委員 あと、加えて、いつから違憲状態になったのかという論点も実は残っているんですね。違憲状態がいつになったか。最高裁は、昭和五十九年の法改正のときには準正要件は合理的だったとおっしゃっているんですね。その後、平成十五年ごろには、準正と非準正の区別が違憲になったとおっしゃって...全文を見る
○古本委員 他方、報道によれば、フィリピン人と日本人の間の子をジャピーノというそうですね。この子たちが今五万人控えておるというふうに聞きますね。五万人といったら、ちょっとした町ですよ。全員が仮に日本国籍を取るということになれば、大変な潜在母数が私はあると思いますね。  ですから...全文を見る
○古本委員 ありがとうございました。終わります。