前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第136回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○前原委員 まず北朝鮮の情勢認識について御質問させていただきたいと思います。  御承知のように、北朝鮮は構造的な問題での食糧不足、また、それに水害が加わりまして非常に深刻な状況であるということが、国連の機関からも、あるいは現地に入った方々からも漏れ伝わっております。また、燃料の...全文を見る
○前原委員 大臣が今御答弁されましたように、狭い意味での政治的な基盤はできているかもしれませんけれども、全体で見れば、食糧の問題あるいは全般の経済的な問題等々で不安定な要素が多いという判断をされました。  そこで、じゃ一体、日本の方針として、対北朝鮮政策をどのように進めていくか...全文を見る
○前原委員 確かに、南北統一という大きなテーマになりますならば、大臣がおっしゃるように当事者間での話し合いというものになろうかと思います。ただ、現状認識においては、北朝鮮は、日米韓でいいますと、まずアメリカ、そして日本、そして最後に韓国というような優先順位での話し合いを進めている...全文を見る
○前原委員 まあ、南北対話が基本であるということは私も十分認識をしていることであります。しかし現状では北朝鮮がなかなかそれに応じようとしない、それで我が国は接触というものがなくて、北朝鮮が食糧の問題あるいは燃料の問題、また別のいろんな社会の問題などでどんどん孤立化をしていく、そし...全文を見る
○前原委員 終わります。
02月29日第136回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○前原分科員 質問通告をしております点につきまして、防衛庁長官並びに法制局に対して質問をさせていただきます。  まず第一に、集団的自衛権の行使についてでございます。  今までの政府の集団的自衛権に対する公式見解といいますのは、国際法上は、国家は、集団的自衛権、すなわち、自国と...全文を見る
○前原分科員 その認識は私も持っておりますけれども、伺いたかったのは、具体的に、他国に対する侵略あるいは他国においての紛争というものが、例えば火事でも、隣で火事が起こっていて飛び火をしてそれが広がるかもしれないというものについては、我が国を防衛するための必要最小限度の範囲というも...全文を見る
○前原分科員 もうちょっと突っ込んでお話をさせていただきたいと思います。  今の解釈はわかります。わかりますけれども、どうやって区別をするのかということなんですね。  例えば、近隣の諸国で紛争が起きた。ひょっとすれば、武装難民がこちらにやってくるかもしれない。それは、紛争自体...全文を見る
○前原分科員 そうしたら、別の聞き方をいたしますけれども、我が国に対する明白な攻撃という明白なというのは、例えば宣戦布告がなければ明白でないのか。宣戦布告なしに、例えば敵機が来たあるいは武装難民が来た、しかしそれは明白な侵略ととられないというふうに、宣戦布告がない場合はそうなるの...全文を見る
○前原分科員 では、先ほど個別にお伺いした四点。例えば海上封鎖。紛争自体は我が国の近隣で起きているけれども武装難民がやってきそうだ、それで海上封鎖を例えば米軍とともにやる。そして、スパイが我が国に侵入しないために臨検を行う。また、例えば機雷を敷設されてしまって我が国の商船や海上保...全文を見る
○前原分科員 ということは、一般論として個々の事象において判断をされるべきだということをおっしゃったということは、場合によっては海上封鎖もできるし、臨検もできるし、掃海もできるという御答弁でよろしいのですね。
○前原分科員 もっと簡潔で結構でございます。  要は、個々の判断基準に照らし合わせるということは、全く全面的に、そういう行為自身がすべての事象においてだめですということをおっしゃっているのではないのですねということを伺っているわけで、そうですとか、いいえとかということを言ってい...全文を見る
○前原分科員 そうしたら、ちょっと違う切り口からまたお話を伺いたいと思うのです。  日本も国連に加盟をしております。国連に加盟をしているということは、例えば、国連は、集団安全保障とかあるいは多国籍軍とか、そういうものが国連のもとにおいてなされているわけでありまして、当然ながら、...全文を見る
○前原分科員 ということは、日本が国連に加盟したときには、最高法規である憲法に相入れない部分があるという前提で、留保をつけて国連に加盟をしているということになりますね。
○前原分科員 先ほど「武力による威嚇又は武力の行使」という文言を言われましたけれども、この文言は国際連合憲章にも書かれている文言でありまして、国連自体も、九条に書かれている文言が全くイコールとは言えないかもしれませんけれども、言ってみれば、同じような趣旨で武力による威嚇または武力...全文を見る
○前原分科員 そろそろ水かけ論になってきましたので、別のテーマに移らせていただきます。  防衛庁長官がおられますので、長官または担当者にお話を伺いたいと思いますが、今後の日米安保のあり方についてお尋ねをさせていただきたいと思っております。  私個人の考えとして、まだ党の考えに...全文を見る
○前原分科員 まだ日米でまとめておられる段階で明らかにできないというお考えはよくわかります。  私の要望だけさせていただきますけれども、法律ありきで、それに縛られた形でACSAそのものが矮小なまた小ぢんまりしたものになっては本来の趣旨とは違ったものになるのではないかと私は思いま...全文を見る
○前原分科員 おおむね十年程度を考えているということでございますけれども、今大臣がおっしゃったように、世界情勢がなかなか長い目で見通せるような状況じゃないということで、変化があればその以前に見直しがあるというふうに解釈をしてよろしいわけでございますか。
○前原分科員 次に移らせていただきますが、空中給油機の導入についてであります。必要性については、もう時間もございませんので、私はいろいろ御説明をいただいて理解をしているつもりであります。  与党の議論の中でも現中期防よりは一歩踏み込んだ形で結論を得たわけでございますが、我が党の...全文を見る
○前原分科員 時間も参りましたので、最後の質問をさせていただきたいと思います。  沖縄の米軍基地の整理統合・縮小についてでございますけれども、我が党が党内でまとめたものは、クリントン大統領が来られるまでに、沖縄の過度の基地の集中というものをできるだけ是正をするためにこの整理統合...全文を見る
○前原分科員 じゃ、終わらせていただきます。ありがとうございました。
03月13日第136回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○前原委員 新党さきがけを代表して、橋本総理に御質問をさせていただきます。  外務大臣臨時代理として外務委員会に御答弁に来ていただきましたことにまず御礼を申し上げます。通告に従いまして、三点御質問をさせていただきたいと思います。  まず、中台関係についてでございますが、できる...全文を見る
○前原委員 言葉じりをとらえるようで大変恐縮ですが、関心の表明ではなかなか私は国民の心情的な理解というのは得られないのではないかと思います。  国際法上に法的根拠がないということなので抗議はできないということでありますが、現に航空機が迂回をしている、あるいは定期船も運休をしてい...全文を見る
○前原委員 先ほど秋葉先生が話されたことと似通った質問をいたしますが、アメリカが空母インディペンデンスそしてまた空母ニミッツを周辺海域に派遣をするということでありまして、逆に中台というよりも米中間の緊張が高まっている側面もあるわけであります。  中国政府が発表しているのは、台湾...全文を見る
○前原委員 時間もありませんので次に移らせていただきますけれども、関連して、沖縄の基地の問題について発言をさせていただきたいと思います。  中台関係が緊張している中で、SACOの作業、そしてクリントン訪日に向けての作業が行われております。中台関係が緊張したから沖縄の基地の重要性...全文を見る
○前原委員 沖縄県も、今総理が御答弁されたように二〇〇一年までの返還要求というのが入っていまして、あした返せとか、あるいはことしじゅうに返せということでなくて、二〇〇一年といいますとあと五年ある話であります。そういった一番短いタームの中で求められていることについても、結構世界情勢...全文を見る
04月04日第136回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○前原委員 新党さきがけを代表して、通告をしております内容について御質問をさせていただきたいと思います。  まず、きょうはもう何度も御答弁されているので飽きたかもしれませんけれども、楚辺通信所の使用期限切れ問題について、幾つかの観点から御質問をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○前原委員 私は何も、これを占拠し続けることがいけない、あるいは直ちに明け渡せということを申し上げているわけではなくて、今の板付の判例をひもとくまでもなく、道路なんかで使用権原が切れる、あるいはゴルフ場で一部使用権原が切れても、それについて直ちに明け渡せという判例は出ていないわけ...全文を見る
○前原委員 ますますわからなくなってくるのですけれども、私、そんな質問しているのじゃなくて、要は、根は一緒なわけですよ。国は使う権利はあるんだ。そのプレゼンテーションの仕方がまずいんだという話をしているのに、我々は権利があるんだ、いや、それは使用とか所有の話だと言われても、質問と...全文を見る
○前原委員 いろいろな条件の中の一つとしてとおっしゃいましたけれども、それは腹には思っていても表に出して言うことでは決してない、反戦地主だからということは。その点は、もちろん私も施設庁長官がテレビで発言されているのをじかに聞いていまして、これはまずいことを言っているなということも...全文を見る
○前原委員 五日に裁判所での第一回の話し合いが持たれて、そして、仮処分申請ということでありますと、今までの判例上、比較的短期間でその結論が出る可能性が高い。また、片や収用委員会が四月十二日に第一回が開かれて、そしていつ結論が出るかわかりません。また、仮定の話でありますけれども、要...全文を見る
○前原委員 あとは政策的な問題にもなりますけれども、そういうものが出る前にこれは認めるということもあり得る話でありますし、そういう決定が下された後に、今答弁があったように技術的なものを詰めて認めるということもあると思いますけれども、私は対外的なことを考えれば、そういう決定が下され...全文を見る
○前原委員 不穏な動きがあるということは私も話として聞いておりますけれども丁過激派のメンバーも大分沖縄から帰っていったというふうな話も聞いておりますし、またそれを受けて警備の人数も相当程度減っているということでありますけれども、そういう客観的な情勢は整いつつあるとお考えですか。
○前原委員 この件については最後の質問にさせていただきますけれども、楚辺通信所の審理に入っているのは一名の所有者の方の件でありますけれども、あと三千一名の地主の方の件も、これは平成九年の五月十四日に使用権原が切れるわけでありますけれども、その見通しを立ててうまくやっていただけるの...全文を見る
○前原委員 この楚辺通信所がある意味で不法占拠状態になったということは、行政の方だけではなくて、あの当時といいますか、与党の立場でも責任はあった話だと私は思っております。ですから、今まで申し上げたことについては、ただ単に防衛施設庁に対する非難というよりは、我々もやはりこの点につい...全文を見る
○前原委員 質問は、日本は必要最小限度の実力に至っていないのかどうかということについてもう一度御答弁をいただきたいのと、もしそういう事態が起きた場合、敵基地攻撃ということが法理的にも可能だ、そして日米共同で日米安全保障条約に基づいてそういった攻撃を行う場合に、果たして具体的な共同...全文を見る
○前原委員 実際問題、敵基地攻撃が法理的に自衛の範囲に入る。しかしながら、そういった手段は持っていない。しかし、それは日米安全保障条約に基づいてアメリカにやってもらう。そしてまた、それはそうでありながらも、日本は現段階において必要最小限度の実力というものには達しているというふうな...全文を見る
○前原委員 次の質問に移らせていただきます。  現在、きょうもSACOのワーキングチームが開かれて鋭意御努力をいただいていることについて敬意を表する次第でありますけれども、クリントン大統領が来られるに当たって、やはり日米安保の重要性はもちろん認めながらも、そして、今御答弁があり...全文を見る
○前原委員 個別の議論、もちろん普天間という個別の施設でありますけれども、別に普天間の飛行場の返還の可能性を聞いているのではなくて、その前提条件として、どういう機能があって、そして一般の人たちは、難しい難しいと言われて、どことどう違うのかということは、やはり私は、これは別に隠す話...全文を見る
○前原委員 いや、要領を得ないわけでありますし、ちょっと私は防衛庁に対しても申し上げておきたいわけでありますけれども、これは委員会の質問で要旨を出しているわけですね。どういう質問をするかということも言っているわけですから、もし答えられないのだったら、事前に言ってもらわないと時間が...全文を見る
04月05日第136回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○前原委員 外務公務員法の一部改正案について御質問いたします。  今回の法改正によりまして、外務公務員の配偶者についての国籍規定が削除をされ、外国人配偶者の日本への帰化という問題も生じなくなります。しかしながら、配偶者が外国の国籍を有するということで、外務公務員が諸外国に赴任す...全文を見る
○前原委員 では次に、中東の問題について御質問させていただきたいと思います。  もし今全世界で一番どこが重要かというような質問がされたならば、いろいろなお考えがあるでしょうけれども、私はとにかく中東だということを思っております。世界の火薬庫と言われる地域でございますし、今の和平...全文を見る
○前原委員 パレスチナの暫定自治、西岸それからガザ地区、こういったところで徐々に自治が拡大をされていっているわけでありますけれども、それに逆行する活動、テロというものがございます。先般外務大臣もテロ・サミットに行かれて、日本の立場というものを明らかにし、唯一具体的なお土産を持って...全文を見る
○前原委員 無償援助も、確かに今大臣が決意を述べられましたように、さらなる拠出というものの必要性は認めるわけでありますけれども、円借款とか、あるいは今つくられる途上にございます中東アフリカ開発銀行、あるいはほかのそういう公的な金融機関を通じての融資というものも含めて、何とか、キー...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、これで終わらせていただきますけれども、ODAについてはODA大綱という原則がございます。もちろんこの原則を逸脱しない範囲内で、そしてまたその使われ方がよくわかる中でいろいろ知恵を絞っていただいて、中東和平というものの大切さを十分認識をされておると...全文を見る
04月25日第136回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○前原委員 自由民主党、社会民主党・護憲連合のお許しをいただきまして、御質問させていただきたいと思います。  まず第一点目は、メキシコとの租税条約関連でございます。  東京国税局の税務調査によりますと、首都圏の外国企業や外国人に支払った特許使用料や報酬などの非居住者等の所得か...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。  続きまして、エチオピアとの航空協定関連で御質問したいと思います。  アジアの成長と航空需要の拡大が予想されます中で、アジア諸国では、自国の航空需要の増加に対し、さらにアジアのハブを目指して、国際ハブ空港の整備が急ピッチでございます。これ...全文を見る
○前原委員 最後に外務大臣にお伺いしたいと思いますが、今のハブ空港の問題に関して、やはりこれからポイントとなってくる政策課題は以遠権の問題ではないかと思います。運輸政策上以外の問題として、アジアにおける位置づけなど外交政策上のお考え、またどういうふうな立場で今後の交渉に当たられる...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。  終わります。
05月24日第136回国会 衆議院 外務委員会農林水産委員会運輸委員会科学技術委員会連合審査会 第1号
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○前原委員 新党さきがけを代表して質問させていただきます。  この海洋法の審議に当たりまして、領域、領海あるいは接続水域、また排他的な経済水域等々の設定ということで、漁業の問題も絡みまして、周辺諸国との話し合いをしていただいているところであります。  一つ私が今回指摘をさせて...全文を見る
○前原委員 今後は非政府間の事務上の関係という前提条件の中で、しかし問題解決については台湾当局とは御議論されるということでございますが、その中にまた含めていただきたい問題として一つ提起をさしていただきたいのが、防空識別圏の話でございます。  これも、昨年の外務委員会で沖縄へ訪問...全文を見る
○前原委員 最近は、私の持っている資料でもスクランブル発進とかはございませんが、そういう事実は過去にもございますし、また、与那国飛行場が新たな飛行機を導入して、そして進入経路を変えるというようなことになれば、この点の見直しというのは出てくるわけです。  私も専門的なことはよくわ...全文を見る
○前原委員 すべての問題を含めて今後は非政府間の実務上の関係というものに取り組むべきであると、また、そういう御答弁だったと思います。  全体の日本と台湾の問題について、私は持論も踏まえましてちょっとお話をしたいと思うわけでありますが、今まで、中国との兼ね合いで台湾へ対しての遠慮...全文を見る
○前原委員 実務的なレベルで話がつく問題とつかない問題があると思うわけでありまして、じゃ、つかない場合一体どうするのか。実務者レベルではあるけれども正式な政府との関係を持たないということ、しかし日本国益にかかわる問題で、じゃ、実務者レベルで詰められなかったらどうするんだということ...全文を見る
○前原委員 時間も参りましたので、簡単に、最後、一言だけで御答弁いただきたいと思います。  今回民主的な方法で李登輝総統が選ばれたわけであります。今までの経緯として、なぜ李登輝総統の訪日に対する入国許可をおろさなかったのかということと、それから、今後もそういった方針については変...全文を見る
○前原委員 終わります。     〔関谷委員長退席、松前委員長着席〕
05月30日第136回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○前原委員 新党さきがけを代表して、質問をさせていただきたいと思います。きょうは、主に集団的自衛権の解釈について、いろいろな角度から質問をさせていただきたいと思います。  今回のACSAでございますけれども、共同訓練、PKO、そして人道的な国際救援活動に限られているわけでありま...全文を見る
○前原委員 私も同じ認識でおりまして、もちろん仮定の話でありますけれども、日本有事、第五条の場合を想定したときには憲法上は問題ないのだろうと思いますが、第六条、いわゆる極東有事とか周辺諸国で有事が発生した場合については、今おっしゃったようにいろいろ検討しなくてはいけない問題がある...全文を見る
○前原委員 憲法上は保有していない――ごめんなさい、ちょっと聞き漏らしてしまったので、もう一度、済みません。
○前原委員 わかりました。ちょっとわからぬようなあれですが、要は、憲法上は集団的自衛権の保有を認めていないということを結論づけることができる、こういう御答弁でございますね。
○前原委員 わかりました。  これはきょうメーンの質問ではありませんので、従来から保有と行使でうまく使い分けられている部分があったので、私がちょっと確認をしておきたかったことでありますので、これはまた改めてほかの質問で詰めていきたいと思います。  次でございますけれども、少々...全文を見る
○前原委員 では、その前提に立って御質問をさせていただきたいわけでありますけれども、国連憲章の第四十三条、あるいは第四十五条もそうでありますし、つまり、国際紛争の解決手段として話し合いあるいは外交的な努力、そういったものが通用しなかった場合においては、国連として、あるいは安全保障...全文を見る
○前原委員 いや、別に何も朝鮮半島の情勢だけを想定して議論をするということではないわけです。私が危惧をしておりますのは、日米の間でのガイドラインの見直しということで、日米安全保障条約に基づいてどういう役割分担ができるのか、また日本の法律の範囲内で何ができるのかという検討を始めたと...全文を見る
○前原委員 今御質問してすぐどうだということはなかなか難しいと思いますし、ぜひ要望させていただきまして、また御質問なりお答えを聞かせていただきたいと思いますけれども、私はやはり、もともと日米安全保障条約自体が、集団安全保障という国連軍の想定をする過渡期のものとして位置づけていると...全文を見る
○前原委員 定義を述べてほしいということでも、まだ、個別事例を当たらないと結果的にはわからないということであります。ということは、個別事例をお聞きするしかないのかなと思います。  もちろん、いろいろな状況があると思いますし、個別具体の事例をすべて聞くわけにいきませんので、私が思...全文を見る
○前原委員 ということは、これは、作業を進めていかれる政府にも頭の痛い問題だと思いますけれども、いろいろな状況で場面は変わってくる、しかし、日本の領域内においては可能であろうということなんですね。ただ、公海上においては、地理的な関係で、その紛争に近いかどうかというふうなことで、ま...全文を見る
○前原委員 今の御答弁でわかりませんし、また、そういう状況で御質問するのも酷かなという気もします。ただ、実際問題、クリントン大統領が来られて、そして日米ガイドラインの見直しということが決定をされました。そして、今までガイドラインにおいて明確にされてこなかったいわゆる極東有事という...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。終わります。
05月31日第136回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○前原委員 おはようございます。新党さきがけの前原でございます。通告に従いまして御質問をさせていただきたいと思います。  まず、集団的自衛権の解釈の問題について、法制局にお尋ねをさせていただきたいと思います。  きのうも外務委員会で質問をさせていただきましたものの続きという感...全文を見る
○前原委員 燃料の補給については、戦闘行為に供されるようなものについては疑義があって、貯蔵については大丈夫じゃないか、こういうお答えでございますね。  これはこれとして、また同じような質問をさせていただきたいのでありますが、きのうのお答えの中で、一体化の定義について教えていただ...全文を見る
○前原委員 ガイドラインの見直し等々を含めて、これから具体的に、個別具体例として何ができるのかということを日本の政府あるいは与党の中でも議論をしていくわけです。きのうも外務大臣に申し上げたのですが、私はこの作業を大変危惧をしておりまして、ガイドラインの見直しをやる、そしてそれに基...全文を見る
○前原委員 いや、そんなことはできないのですよ。というのも、戦闘行動というのは、それこそ簡単に典型的な類型ができるものではなくて、どういうシチュエーションかというのも変わってくる、そしてまた時々刻々として変わるわけです。その中で、この場合にはオーケーで、この場合はちょっと時間がた...全文を見る
○前原委員 これはもう法制局の御答弁は要りません。これは、委員の皆さんとか、あるいは大臣もお見えになりましたので、私の意見として申し上げたいわけでありますけれども、法制局の役割というものを決して軽視をするつもりはありませんし、逆に、個別具体例で判断を求められたときにはどうだという...全文を見る
○前原委員 今のお答えでいきますと、ミサイル攻撃を受けた場合、特に技術進歩を勘案したときに、TMDも含めた、非常に短絡的な言い方で恐縮でありますが、ミサイルにはミサイルを、こういうような発想で臨まれるというふうに私はどうしても今聞こえてしまったわけです。誤解があればまた御訂正をい...全文を見る
○前原委員 私が御質問したかったのは、防衛ということになるわけでありますけれども、要はミサイル攻撃を受けて、今までの政府の統一見解においては座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨とするところではない、そういう敵基地を攻撃するということは法理的にもかなうというような中で、しかし、...全文を見る
○前原委員 となると、憲法が認める必要最小限度という例えば一つの円があったとして、今の防衛力整備というのは、その円よりもさらに面積的には狭い。こういう判断の中で、そして狭いのだけれども、要は必要最小限度で認められているものと現状のギャップを日米安全保障条約に基づいてアメリカにやっ...全文を見る
○前原委員 時間が来たので終わりますが、一つだけ要望を言わせていただきます。  大臣、この間からもお話をしたことでありますけれども、ガイドラインの見直しというのは、日米間で合意をしたことであります。日米間で合意をして、日本ができることできないことの区別をしていこうという作業をし...全文を見る
05月31日第136回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第2号
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○前原分科員 外務省の決算につきまして御質問をさせていただきたいと思います。小川政務次官、また林局長、畠中局長にお忙しいところ御質問いたしますが、よろしくお願いいたします。  決算という観点からいろいろと質問をさせていただきたいと思うわけでありますが、私のきょう質問をする内容は...全文を見る
○前原分科員 今次官が御答弁をされましたことで結構だと思います。  ODAについては、これは政府の専権事項でありますので、これは機動的にかつ戦略的にやっていただければいいと思いますけれども、予算をつけるのは国会でございまして、国会というのは国民の総意が代表されるところであるとい...全文を見る
○前原分科員 今の御答弁について、行政監察の話をした後にまとめてちょっと御質問をさせていただきたいと思います。  行政監察局が、無償資金協力と技術協力を中心として監察をしていただいております。  有償資金については平成七年度に調査をスタートするということで、まだ終わっていない...全文を見る
○前原分科員 この中で、例えば行政監察を受けて、この点についてはもう既に措置をしたとか、あるいはこの点については改善策を行ったということがありましたら挙げていただきたいと思うのでありますが。
○前原分科員 こういう問題について改善の努力をされているということ自体は大変評価はできることでありますが、問題が起きた事後にいろいろ対策をとるということだけではなくて、問題が起こる根本原因というのはやはりいろいろあると思うのです。そこで、私も二点ぐらい指摘をしたいわけでありますが...全文を見る
○前原分科員 ODAというのも一種の公共事業になるわけでありまして、無償の場合は、一般競争入札でございますか、それが徹底されておりますので問題がない部分もありますけれども、円借款、有償については、やはり日本と同じような構造が持ち込まれていると私は思っております。  そして、行政...全文を見る
○前原分科員 これで質問を終わりますが、先ほど申し上げましたように、おおむねこのODAについてはよくやっていただいているという評価がございますけれども、その中で、やはりまだまだ会計検査院や行政監察の方から不備な点があるという指摘は真摯に受けとめて、さらに一〇〇%に近い内容のあるも...全文を見る
06月14日第136回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○前原委員 新党さきがけの前原でございます。  通告をしました数点について御質問させていただきます。  まず、特定通常兵器使用禁止制限条約、CCWの改正、いわゆる地雷規制の強化について御質問をさせていただきたいと思います。  この特定通常兵器使用禁止制限条約の改正というのは...全文を見る
○前原委員 事前に関係省庁とも相談をされてということでございます。これは、これで大変結構なことだと思いますけれども、私は、これよりまたさらに一歩踏み込んだ内容のものを取り組むべきではないかと思っております。  日本もPKOでカンボジアに行きましたし、今ゴラン高原にも行っておりま...全文を見る
○前原委員 積極的な態度ということでありましたけれども、さらに突っ込んで御答弁をいただきたいと思いますが、今度は防衛庁長官にお伺いします。  対人地雷の使用については、我々の国の専守防衛という観点からも、今までは必要である、有効であるというお立場をとっておられたと思いますけれど...全文を見る
○前原委員 現時点ではそうだということでありますが、これは起きたらいけないことでありますし、外交的な努力あるいは防衛力をある程度整備する中で、日本に対する侵攻あるいは攻撃の抑止というものは絶対に最大限一〇〇%やっていかなくてはいけないわけであります。  しかし、仮に、本当に万が...全文を見る
○前原委員 確かに軍事的な問題というのは他国の動向を見据えなければいけない、それはわかります。こちらだけ突出して、気がついだらばしごが外されていたということではいけないわけでありますけれども、しかし、私が今質問したのは、対人地雷ということに限定しているわけでありまして、何も対戦車...全文を見る
○前原委員 ぜひリヨン・サミットで日本が積極的な対人地雷全面使用禁止に向けてイニシアチブをとられますことを期待して、この問題については終わらせていただきたいと思います。  次に、日米防衛協力の話、集団的自衛権の絡みについてお伺いをしたいと思います。  先般、先週でありますけれ...全文を見る
○前原委員 集団的自衛権の問題等々でさらに少し突っ込んでお話を伺いたいと思います。  今までのいろいろな答弁の積み重ねはありますけれども、原点に返った場合、九条に書かれております武力行使に当たるかどうかといったところが原点の問題だと思うわけです。  憲法には個別的自衛権という...全文を見る
○前原委員 もう一度私の考え方を整理しますと、武力の行使との密接性ということをおっしゃいましたけれども、今までの法制局の答弁なんかの積み上げでも、例えば施設・区域の提供というものは当たらない、情報の提供も当たらない、経済的な支援というものも当たらない、経済的な支援の中に含まれると...全文を見る
○前原委員 これ以上続けてもしょうがないような気がしますけれども、そういう判断をされるというところが、どういう文言からそんなものが読み取れるのかということがいまいち私は不明確だと思います。答弁をされて、それがそうだということであれば、私も政府委員になって答弁を積み重ねていきたいよ...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたので終わりますが、早い時期に総理もしくは外務大臣が中東に行っていただいて、日本の中東和平に対する取り組みの真剣さ、熱意、中東和平の今の流れを逆行させないという日本のメッセージをぜひ伝えていただきたいということを要望して、質問を終わらせていただきます。
12月05日第139回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
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○前原委員 民主党の前原でございます。党を代表して、この防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成の立場から御質問をし、また、これを一つの切り口として防衛費のあり方あるいは種々の問題について御質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに御質問をいたします...全文を見る
○前原委員 もちろん大蔵省が、防衛庁だけではなくて各省横並びで為替レートを計算するということでありますけれども、あれは大体半年の為替変動の平均値でしたね。そうなると、歳出化経費は一体幾ら押し上げるようになって、概算要求というのは二・八八%からしてどのぐらいになると計算できるのです...全文を見る
○前原委員 予算とか防衛費全体の問題として、私が過去二回そういう問題に携わらせていただく中で、不思議に思うこととかあるいは問題点に思うことというのは結構あるのですね。  大体、防衛費は三分類に分けて、一般物件費、それから人件・糧食費、歳出化経費に分けられていますけれども、よく言...全文を見る
○前原委員 中期防、五カ年の計画、もちろん政府として決定をしましたし、また、その中での正面契約額というものもある程度の枠はもちろん決定した。そういう流れはあるのはわかっていますけれども、さっき申し上げたように、毎年、予算の一つを占める歳出化経費というものがでこぼこして、それで防衛...全文を見る
○前原委員 平準化の努力はさらに続けていただきたいと思います。  この問題をさらに進めて、違う角度から御質問をさせていただきたいと思いますが、今回、SACOの最終報告を受けて、基地や訓練の移転——訓練の移転はこの予算にも一部入っておりますけれども、訓練の移転、跡地利用、新たな施...全文を見る
○前原委員 SACOの中でも、先ほどから質問が出ておりますが、普天間の移設の問題があります。これについてもある程度早い時期に方針を決めておかないと、これまた防衛費をすごく圧迫する要因になりはしないか、私はそういう心配をしております。  その前段として一つ御質問したいのは、海上の...全文を見る
○前原委員 質問は、要はその三案に絞って、ほかの選択肢はないということでいいのですかということです。もう一度お願いします。
○前原委員 局長、済みません、もう一遍だけ。  要は、海上施設案というのはその三案のどれかだということでいいということですか。その二言だけで結構ですから。三案のうちどれかということですか、海上施設案というのは。
○前原委員 その確認をしたかったのは、要は、先ほどの質問の中で十分にお答えされなかったのは、この三つについて概算で結構ですから、それぞれが幾らぐらいの建設費用がかかるのかということ。  それから、私がもっと知りたいのは維持費なんですよ。私が聞いている中では、数十億から百億を超え...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたので、終わります。
12月12日第139回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号
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○前原委員 比例と小選挙区の組み合わせによる選挙でありましたけれども、小選挙区というのは、今まで話があったように、民意を集約する、より政権交代を生みやすくするというところに重点が置かれていると思いますし、また比例というのは、小選挙区だけでは死票が多くなるのでその部分を救済をする、...全文を見る
○前原委員 小選挙区も比例も党の公認候補として立候補しているわけで、私はポイントは一つだと思うのですけれども、各政党がだれを当選させたいのかということに尽きると思うのです。  ですから、新進党さんのように、二人しか重複の当選者がおられない、要は小選挙区でみんな立てて惜しくも負け...全文を見る