前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第140回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きょうは国鉄清算事業団の問題を一つの切り口として、財政再建の問題にまで分野を広げて総理並びに関係大臣にお話を伺いたいと思います。  昭和六十二年の四月の一日に国鉄からJRになりました。そのときに継承された長期債務の総額が三十七兆一千億...全文を見る
○前原委員 当初、JR各社の営業収益がどうなるかわからないということについてのもちろん未確定要素はありました。しかし大臣、JRができてからもう十年たっているわけですね。それで、ある程度の目鼻だちというものは、前半でこれはわかっているはずですね。  大臣、ちょっと御質問しますけれ...全文を見る
○前原委員 ちょっと答弁になっていないんですが、土地の問題とあわせて一緒に答弁していただきたいと思います。  国鉄清算事業団で売却見込みになっている土地の問題、これも七兆七千億円であります。これは当時の地価公示価格等を基礎にして、推定値ということで算出をされたものだと伺っており...全文を見る
○前原委員 現在、現在といいますか平成七年度末でございますけれども、処分できている土地の面積が六二・四%なんですね。ということは、まだ三七%余りの土地が処分できていないということであります。  今大臣、確かに、熱病という言葉がいろいろな分野で言われることがございますけれども、そ...全文を見る
○前原委員 事実関係としては確かにそれは世論の論調だというのは、私ももちろん、その時点のマスコミ等々の論調はわかっています。しかし、僕は政治は結果責任だと思うのですよ。その結果、将来に負担を残してもいいというふうなことでそれは与党あるいは政府全体として決めたのであれば、その責任を...全文を見る
○前原委員 数字の話を随分いたしましたけれども、結果的に後手後手に回っているのは否めないと思うのですね。それによって、先ほどから申し上げているように、一日で三十六億円の利子がついて、一年間で一兆三千億円の、利子だけでそれだけのお金がついているわけです。  そういう、後手後手に回...全文を見る
○前原委員 質問時間が終わりましたので、これで終わらせていただきます。  ありがとうございました。
02月19日第140回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きょうは参考人の皆さん方におかれましては、お忙しいところを来ていただきましてありがとうございます。  民主党も、現在、山花政治改革調査会長を中心として意見の集約を行っているところでございまして、党としての決まった考え方というのはまだご...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、資金のことについて、また午後皆さん方にお話を聞かせていただきたいと思います。以上で終わります。
○前原委員 政治資金についてまたちょっとお伺いをしたいと思うのですけれども、私個人の意見としては、政治改革というのは三つの柱だろうと思っておりましたし、今も思っております。一つは選挙制度の改革、二つ目が政治資金規正法の強化、三つ目は腐敗防止策の徹底、この三つだと思っています。 ...全文を見る
02月21日第140回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○前原委員 質問通告をしていた内容について御質問をさせていただきます。  まずは、今後の対中政策についてということで、両大臣にお伺いをしたいと思います。  まず、鄧小平さんが亡くなられました。いろいろな評価はあろうかと思いますけれども、私自身は希代まれなリーダーシップを持った...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。  今の外務大臣の御認識を踏まえて、じゃ対中政策をどういうふうに今後も展開をしていくかといったところに話を移していきたいと思っているわけであります。  一つは、私はもちろん日中友好というものを信じてやまない、その観点からもちろん御質問をする...全文を見る
○前原委員 言いたいことはいろいろありますけれども、また次回に譲ります、安保委員会ですから。今のには大分言いたいことがあります。  最後にODAの問題についてちょっと簡単に御質問して、終わりたいと思います。  核実験をやって、無償援助を人道以外はとめていた部分がありますけれど...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたので終わりますけれども、ODAについては、ODA大綱というものがあるわけですから、もっと大原則を貫いてもらって、何か中国に対してだけ優遇をしているような、平等にやられているならいいけれども、僕はそういう感じがしてなりません。またこれも機会を譲って大臣とお...全文を見る
02月24日第140回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  先般、三十分の時間をいただきまして、国鉄清算事業団の債務の問題について質問させていただきました。引き続き、それを一つの切り口として財政投融資の改革の問題について、大臣四名に来ていただいておりますが、御質問させていただきたいと思います。 ...全文を見る
○前原委員 この問題は、政府・与党に任せておくだけではなくて野党側も対案をきっちり示して、そして議論を高めていくということも必要だと思いますので、我々も、野党の立場でございますけれども、早急に案をまとめて議論を闘わさせていただきたいと思いますし、一日も早い処理というものを要望させ...全文を見る
○前原委員 となると、この国鉄清算事業団の問題というのは、ただ単に清算事業団の収支というものを軽減をしてやるということでなくて、先ほど運輸大臣にも御要望いたしましたとおり、トータルの処理というものをいかに早急に示していくかということが必要だと私自身思うわけであります。  もう一...全文を見る
○前原委員 ということは、今認識は正しいということを言っていただいたということは、本来なら、この国鉄清算事業団の債務というものを軽減するためには民間の資金というものに借りかえた方が有利なんだけれども、しかしながら、財投というものの計画があって、それに基づいてお金を借りている、した...全文を見る
○前原委員 質問していないところまで答弁をしていただきましたが、これからそれについては質問しようと思ったのですけれども、要は、今の私の問題意識というのは、郵貯、それから簡保、年金を初めとして財投資金の原資と言われるものは、言ってみれば集めるだけ集める、特に郵便貯金については、これ...全文を見る
○前原委員 厚生大臣の発言は、本当に拍手を送りたい気分というのはありますが、質問は、完全自主運用についてはどう思うかということを聞いているわけで、お二人ともそれについてはお答えになっていない。
○前原委員 郵政大臣、財投は長期のそういう安定したお金を供給するということで必要だということをおっしゃいましたけれども、いろいろこれはやり方はあるわけですよ。つまり、郵貯、簡保、年金等は自主運用にして、そしてそれについては自由に国債を買ってもいいし、あるいは後で申し上げるような、...全文を見る
○前原委員 言われていることは全くその逆なんですよ。  要は、自主運用をして、そしてうまく扱えるかどうかわからない。それについて、赤字が出ればどうするのかという話をされましたけれども、今、国全体が運用していること自体で赤字がどんどんどんどん膨らんでいっているわけです。それについ...全文を見る
03月25日第140回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○前原委員 参考人の皆さん方、きょうはお忙しいところおいでいただきまして、どうもありがとうございました。貴重な意見を拝聴させていただきました。  四人の方それぞれに幾つかお伺いしたいところでございますが、日米安保についての将来像というものをまずお伺いしたいと思います。  確か...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。  十五分間なので一問で終わってしまいますけれども、私の認識も、基本的には日米安保というのは当面死活的に重要だ、そして、地域的な安全保障体制というできるかどうかわからないものに期待をかけて現実の足元を見なくなるというのはもっと危険である。そう...全文を見る
04月03日第140回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  通告をしました問題に入ります前に、総理に一つお尋ねをさせていただきたいと思います。  きょう、臨時の閣議が行われまして、駐留軍用地、米軍に対する用地でございますけれども、その特別措置法というものが閣議決定をされたと聞いております。この...全文を見る
○前原委員 当然、閣議で決められて、そして出された責任者で総理はあられるわけでありますから、今の段階ではベストのものだという御主張をされるのはわかるわけでありますけれども、国権の最高機関としての国会で、これを法律案として、改正案として議論をするということで、その中で、今総理がおっ...全文を見る
○前原委員 次からの質問にかかわってくる問題でありますので、この問題についてはこの程度でとどめさせていただきますが、私も、沖縄振興策とそして基地の問題というのは基本的に分けて考えるべきだというふうに思っております。ただ、こういう国会の場で、あるいは、きょうはテレビも中継されている...全文を見る
○前原委員 何%ぐらい……。
○前原委員 七割ぐらいということでございますが、先ほど長官がおっしゃったように、できる限りその予算を、もちろん額の高いものはWTOの取り決めで一般競争入札をしなければいけないということでありますから、なかなかそういう県内発注ということには誘導できないと思いますけれども、できる限り...全文を見る
○前原委員 ぜひ、今大臣が御答弁になりましたように、私も、なかなか沖縄だけというのはこの点については難しいと思っておりますので、日本全体でビザというものを、今の二つの国、地域に対して……(発言する者あり)そうですね。日本全体としてやっていただいて、あとは地域間の競争だというぐらい...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、これで最後の質問にさせていただきますが、今土地を国に提供していただいているという方々の中には、返還をされて後、要は、跡地利用が決まるまでに随分長い間かかってしまって、基地として提供している間は政府に協力をしていたのに、返還が決まつた、しかし長い間...全文を見る
○前原委員 終わります。ありがとうございました。
04月07日第140回国会 衆議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第2号
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○前原委員 通告をしておりました順序をちょっと変えまして、まず、この特借法についての話についてお伺いをしたいと思います。  私は、ちょっと簡略に申し上げますけれども、この特別措置法の法改正自体はそれほど問題ではないと思っています。法律というのは、ある政策目的というものを達成する...全文を見る
○前原委員 余り本音と建前の議論をここで私はすべきではないと思うのですよね。立法府がつくったものだから政府が謝る必要はないと……(久間国務大臣「いや、そういう言い方じゃない」と呼ぶ)今おっしゃったのはそういう言い方ですよ。  議院内閣制において、要は多数派をとったところが内閣を...全文を見る
○前原委員 要は、政策目的を達成するために特措法というのがあるわけです。基地を提供するために国民から、反対される方もいるけれども、基地を貸してください、土地を貸してくださいということで、特措法をつくってその政策目的を達成しようとしているわけですね。ただ、想定していなかったような状...全文を見る
○前原委員 大臣の御趣旨は私はよくわかります。  ただ、私が先ほど指摘をさせていただいたように、こういった節目をてこに、今まで忘れ去られた問題についてしっかりやってくれ、こういう要望があるというのは今も受けとめておられると思いますけれども、そういったことを、これは行政府ではなく...全文を見る
○前原委員 要は、昭和三十五年にこれだけ安保条約の拡大解釈というものに懸念を帯びて、そしてその一つの大きな歯どめとして事前協議というものが設定をされて、これは岸総理とハーター国務長官の交換公文でも書かれているわけでありますけれども、一回もやられていないということであります。私はこ...全文を見る
○前原委員 部隊の移動というのは、直接戦闘には当たらないかもしれないけれども、しかし正面と後方という言葉があるように、すべて兵たんまで含めて動いてトータルな軍事作戦行動ができるわけでありまして、具体的な軍事行動に直接行っていないから、あるいは移動して、そしてそのほかのところが直接...全文を見る
○前原委員 私、安全保障について必要性は十分認識をしておりますけれども、なぜそれだけの兵力が必要なのかといったことを具体的にわかりやすく国民に説得しなければなかなかこの議論というのは前へ進まないと思いますし、ぜひそういう議論を我が党としても進めていくことをお約束して、終わります。
04月09日第140回国会 衆議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第4号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  両参考人の先生方、本当にきょうはお忙しい中お越しをいただきまして、貴重な御意見、ありがとうございます。  私どもも、日米安保の重要性というものは十分認識をしているわけでございますし、それが日米間の基軸であり、また日本の安全保障の根幹を...全文を見る
○前原委員 もう時間ですので、簡単に一言ずつお答えいただければ結構ですけれども、私は、現状においても、沖縄の海兵隊の一部は撤退可能だと思っています。アメリカの西海岸と東海岸にある海兵隊の部隊というのは、沖縄の倍ぐらいの規模でありますけれども、いわゆるツー・メジャー・リージョナル・...全文を見る
○前原委員 どうもありがとうございました。終わります。
04月10日第140回国会 衆議院 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第5号
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○前原委員 私は、民主党を代表し、今回の法律案に対しまして修正案を提出することについて、その提案理由及び概要を御説明いたします。  我が党は、日本の安全保障、そしてアジア・太平洋の平和と安定を責任を持って追求をしていく立場から、在日米軍基地に係る土地使用に関して法的空白を放置す...全文を見る
04月11日第140回国会 衆議院 本会議 第25号
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○前原誠司君 私は、民主党を代表し、いわゆる駐留軍用地特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその趣旨を御説明いたします。  我が党は、日本の安全保障のみならずアジア太平洋地域の平和と安定を責任を持って求める立場からも、日米安保条約は重要であるとの認識に立ち、...全文を見る
05月15日第140回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○前原委員 参考人の皆さん、ありがとうございました。  二点ばかり御質問を阪中参考人と西元参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど阪中参考人が、ガイドラインの見直しにおいては、法律の枠というものをあらかじめ決めるのではなくて、日本の安全保障の観点からこのガイドラインの見直し...全文を見る
05月16日第140回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まずCTBTにつきまして二間質問をさせていただきたいと思います。  アメリカのペニャ・エネルギー長官は、未臨界実験につきまして、貯蔵核兵器の安全性と信頼性を確保するためには不可欠な実験であり、環境への影響はないと指摘をしまして、CTB...全文を見る
○前原委員 次に、まだCTBTについて質問をいたします。  本条約の第八条には、この条約の発効の十年後に締約国会議を開催して「締約国の要請に基づき平和的目的のための地下における核爆発の実施を認める可能性について検討する。」と規定をされております。この条文は中国が従来より条約に盛...全文を見る
○前原委員 ということは、今の河村審議官のお答えでありますと、十年後に検討会議あるいはそれの後の全体の会議においてそういうテーマが出てきたときにおきましては、一カ国でも反対をすればそれは成立をしないということ。ということは、今まで日本は例外を認めないということを主張してきたわけで...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。  それでは、可塑性爆薬条約に移らせていただきます。  この条約の設立の契機となったというのが、昭和六十三年十二月に発生をしたパンナム機の爆破事件だということをお伺いしました。スーツケースに入れられたラジオの中にセットされたプラスチック爆弾...全文を見る
○前原委員 我々、外国に行ったり外国から帰ってくるときに荷物の検査を受けるわけでありますけれども、もしそういうものを人が持って入らずとも、郵便などで送られたり送ったりする場合においては同等のチェックをやはりすべきだと思いますけれども、すべての郵便物に対してそういうチェックが行われ...全文を見る
○前原委員 ぜひ、この条約を締結する以上はそういう義務が生じるわけでありますから、よろしくお願いを申し上げます。  次の質問に移らせていただきます。  外務大臣にお伺いをしたいと思うわけでありますけれども、日米防衛協力の指針の見直しについて御質問をさせていただきたいと思います...全文を見る
○前原委員 そういう前提でやっていただいているということは大変頼もしいことでありますが、それを前提としてまた質問に移らせていただきます。  法律というものは確かに重要なものであって、法治国家としてそれを守るということは必要なことだと思うのです。ただ、防衛協力の具体的な中身という...全文を見る
○前原委員 今の御答弁ですと、集団的自衛権の今までの政府見解というものの解釈は変更しない、そういうことでよろしゅうございますですね。  ただ、私はこれは非常に問題があると思っているのは、広義の意味で集団的自衛権というものを考えたときに、同盟関係にある二国の片方が第三国から戦争を...全文を見る
○前原委員 もう時間が来ましたので終わらせていただきますけれども、一言だけ申し上げさせていただきたいと思います。  先般、十名ぐらいの若手の議員でキッシンジャー博士にお会いをする機会がありまして、外務委員長も御一緒だったのですけれども、そのときにキッシンジャー博士がどういうこと...全文を見る
05月28日第140回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きょうは、三人の方、本当にどうもありがとうございます。  木島議員と同じことを聞こうと思っていまして、引き続き民意の話をさせていただきたいと思いますが、石川参考人に対して御質問をさせていただきたいと思います。  専門家に議論を吹っか...全文を見る
○前原委員 先ほどから北岡参考人と野澤参考人がおっしゃっているとおり、私の考えは、集約の部分と破片の部分がある程度組み合わさったこの制度、もちろん百点満点ではないけれども、これだけ六年間に三人ぐらいの総理の首がすげかわった問題について、一回きりでこれを変えるべきではないと私は思う...全文を見る
○前原委員 せっかくのメンバーの方々ですので、ちょっと広げた議論を最後にお伺いしたいのです。  これも政治の立場が本来なら考えるべきところでありますけれども、参考にさせていただきたいという思いで質問をさせていただきます。  地元に帰ると、どの党がどういう考え方なのかよくわから...全文を見る
○前原委員 終わります。
○前原委員 民主党の前原でございます。  政治改革というと選挙制度がとらえられがちでございますけれども、もう二つが非常に意味があったと私は思っていまして、一つは連座制の強化、もう一つは政治資金規正法の強化なんですね。それで、ちょっとお金のことについてお話をさせていただいて、御意...全文を見る
06月10日第140回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○前原委員 民主党の前原誠司でございます。  通告をしております質問要旨に従いまして、順次質問をさせていただきたいと思います。  今回出されました中間報告におきまして、細かな点もたくさんございますけれども、きょうは、ちょっと大きな観点から、日本の安全保障という観点からこのガイ...全文を見る
○前原委員 ということは、この防衛協力の見直しということをやっていくと、私もよく地元で聞かれるのですけれども、これを行うことによってより防衛費がふえるのではないか、こういうような懸念を持っておられる国民の方というのは、私は多いと思うのですよ。  ということは、確認をさせていただ...全文を見る
○前原委員 今防衛庁長官がおっしゃったことで確認をしたいのですけれども、直ちに防衛力の増強とかにつながるものではないとおっしゃいました。ということは、このガイドラインの見直しをやる中で、中期防というか、中期防は減額するという話ですから、その内容についても後で御質問しようと思うので...全文を見る
○前原委員 では、別の角度から御質問しますけれども、今回のこの防衛協力の指針の見直しについては、現在日本が持っている装備の中ですべて対処できるものである、こういうふうに理解をしてよろしいのですか。長官、いかがですか。
○前原委員 わかりました。九千二百億円の減額の話は後で御質問をさせていただきます。  国民の中で、今質問したような防衛力の強化につながるのではないかとかいう懸念は、この防衛協力の指針の見直しにおいてはないということを断言されたということで確認をさせていただきました。  次に、...全文を見る
○前原委員 私は、今の長官の御答弁の方がちょっと本末転倒じゃないかと思うのです。  日米関係を強化するための見直しであると、しかし、安全保障条約というのは、万が一日本の国に何か起きたとき、あるいは周辺で起きたとき、あるいはそういうことにならないために日本とアメリカが結んでいる条...全文を見る
○前原委員 国民の意識からすると、これを見直しをすることによって日本はより安全な国になるのかどうか、そういう点が一番気にかかる点だと思うのですけれども、それでいいのですね。(久間国務大臣「そのとおりです」と呼ぶ)はい、そのとおりですという答弁です。  次の観点からまた御質問させ...全文を見る
○前原委員 信頼関係を高める、強めるという意見、それは、当然そうだと思います。  私が質問したかった観点というのは、日米安保条約を結んでいるメリットというのはお互いあるだろう。アメリカにとってもあるし、日本にとってもある。  アメリカにとってのメリットというのはどういうものか...全文を見る
○前原委員 もっとピンポイントに御質問します。  私が聞きたいのは、日米安保条約というのはお互いメリットがある、今るる外務大臣がおっしゃったとおりです。私は、その認識は全く一緒です。メリットをアメリカは持っているじゃないか、だったら、例えば周辺地域で何か起こったときに日本が協力...全文を見る
○前原委員 今防衛庁長官がおっしゃったのは、要は、この防衛協力の見直しをしないで、仮に周辺諸国で何かがあって、アメリカがやって、それについて日本が協力しなくても日米安保体制自体にとっては揺るぎはない、そういうことですね。
○前原委員 私自身はこの防衛協力について否定的なことを言っているんじゃなくて、私自身も、この防衛協力を見直して、そしてある程度日本ができることについてはきっちりやることが日米安保体制の強化につながっていくと思います。  ただ、国民全体とかあるいは対外的に説明をするときに、アメリ...全文を見る
○前原委員 質問に答えていただきたいのですが、日本が改めて防衛協力を要求した中身というのは具体的にどれですか。  今の北米局長の御答弁ですと、例えば平素からの協力とかあるいは日本有事の際なんかは、細かな点、法整備はできていないけれども、昭和五十三年のガイドラインでもそういう話は...全文を見る
○前原委員 平成六年に朝鮮半島が緊迫をして、そのときに国連決議がなされるかどうか、北朝鮮に対して制裁をやるかどうかといったところで、アメリカから対日支援の要求というのが来ていますよね。平成七年の十二月一日の統幕四室は、在日米軍司令部第四部から対日支援要求第三次案の幕僚資料というも...全文を見る
○前原委員 抑止力というのは、例えばアメリカ自身が核を持っているわけですけれども、アメリカに対する攻撃の抑止力と同盟国の日本の抑止力というのはちょっと変わってくるのですね。例えば日本に対してある国がミサイル攻撃を行ってきたときに、ニューヨークやワシントンに報復をされるかもしれない...全文を見る
○前原委員 アメリカというか日本の同盟国という意味ですけれども、みずからの国益があるから同盟関係を結んだ、メリットがあるから同盟関係を結んだ、そのとおりなのですね。ということは、逆に、メリットがない、あるいはそういう危機が訪れたときには条約というのは解消してもいいわけです、言って...全文を見る
○前原委員 今大臣は、日米安保条約の基礎、根底にあるものであるという言い方をされました。ということは、ミサイル攻撃を日本が受けた場合には、アメリカは確実に自分の国がやられたとして、つまり集団的自衛権の一番根本に当たる部分でありますけれども、みずからの国が攻撃を受けたとして本当にや...全文を見る
○前原委員 ミサイル攻撃を日本が受けた場合にアメリカがやってくれるという一文を書けば、国民は相当この防衛協力の見直しというものについてプラスに評価すると思いますし、その一文を書くだけでも、ミサイル攻撃に対する抑止力が相当高まると思いますよ。  ですから、私が申し上げたいのは、こ...全文を見る
○前原委員 日米両国の間でも合意をしていることでありますけれども、引き続き沖縄の負担を軽減するための努力を両国でもしていくということでありますね。  なぜ沖縄の負担の軽減をしていくかということでありますけれども、確かに沖縄の方々の気持ちというものを考えたときに、それはやらなきゃ...全文を見る
○前原委員 ガイドラインの見直しの中に基地の縮小の問題を絡めるのは性格上適切ではないとおっしゃいましたけれども、私はその意味がよくわかりません。  というのも、今からお話しする沖縄の海兵隊でありますけれども、この間、あるテレビ局が放送していたものを聞きますと、これは元第三海兵師...全文を見る
○前原委員 特措法の改正以来、沖縄に関する議論というのが、本当に国会の中でもあるいはマスコミの中でも、急激に冷え切ったような気がするのですね。ともすれば、一番危惧していたことではないかと私なんかは思っています。  沖縄の基地をゼロにするということを申し上げているのではなくて、沖...全文を見る
○前原委員 じゃ、違う切り口で質問しますけれども、実効あらしめるためには、長官としてはどういうことが望ましいと思われますか。このガイドラインの見直しを具体的なところまでおろしていくために、実効あらしめるために、どういうことが望ましいと思われますか。
○前原委員 今回具体的に検討される中に、ACSAで決められている十五項目でしたか、そういうものも含まれています。あれがACSAとして一括して条約で決められたということは、日本の物品管理とか金銭の授受の問題でやはり条約にした方がいいということでありましたけれども、この一部もやはり条...全文を見る
○前原委員 実効性のあるものにするためには、いろいろなそういう条約とかあるいは法的な整備、一括でやるのかばらばらにやるのかは別にして、そういうものを進めていただかないと意味がないと私は思っています。  その中で、私どもが主張させていただきたいのは、それを後押しする意味で、このガ...全文を見る
○前原委員 今回、防衛協力の見直しを進めていって実効性のあるものにしていくわけでありますけれども、そういう防衛協力をやりましようという下地ができたときに、アメリカが実際防衛協力をしてくれというようなときに、そこら辺の留保というかセーフティーネットというか、もちろん、すべてそれにつ...全文を見る
○前原委員 一九六〇年に今の安保条約が結ばれたときに、実際、アメリカがやることに対して日本がいろいろ意見を言える場として設けられたのが事前協議制だったのですね。この間の安保特のときに私は質問しましたけれども、事前協議というのは一回もやられてないということであります。  こういう...全文を見る
○前原委員 時間ですのでこれで終わりますけれども、事前協議については、今回のガイドラインの見直しにおいて、そういう権利義務に関することについては変更しないという前提でやっておられるということは認識をしています。  ただ、ガイドラインが決まった後には、言ってみれば事前協議自体も一...全文を見る
10月24日第141回国会 衆議院 議院運営委員会 第6号
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○前原委員 委員会運営につきましては、与野党で十分議論をした上で、そしてお互いの合意を見出す、特に議院運営委員会ではその趣旨が徹底をされなければいけないと認識をしておりますが、本会議の趣旨説明を抜きにしてこの二本の法案を委員会に付託をするという議論は、私は、余り十分であったとは思...全文を見る
10月29日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第10号
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○前原委員 民主党の前原でございます。民主党を代表いたしまして、大蔵大臣、外務大臣、防衛庁長官に御質問をさせていただきたいと思いますが、防衛庁長官はまだいらしていないのでございましょうかね。
○前原委員 いや、我が党は、今、防衛庁長官が来られてからお話をしようと思ったんですけれども、我々は、政府委員の方には御答弁いただかなくて結構でございますので、政府委員の方は御退席をいただいても結構でございます。
○前原委員 ああ、政府委員室を出ておる。失礼いたしました。
○前原委員 では、改めて質問させていただきます。  防衛庁長官もおいでになりましたので、もう一度改めてお話しさせていただきますが、我が党といたしましては、大臣に御答弁をいただくということでございまして、質問の要旨も細かいところまで前もって提出をさせていただいておりますので、政府...全文を見る
○前原委員 これは二年前だつたと思いますけれども、防衛庁の方から「歳出化の繰延に係る問題点等について」というペーパーをいただいております。ケース一、ケース二、ケース三ということで三つの繰り延べのケースを想定して、それについての問題点というものが出されているわけでございます。  ...全文を見る
○前原委員 大臣のお気持ちはわかった上で御質問していますので、その点は御容赦いただきたいのですけれども。  では、この集中期間の三年間、果たしてうまく切り抜けられるのかどうかというふうなところで具体的にちょっと聞いていきたい部分がございますけれども、平成十年度の概算要求額におけ...全文を見る
○前原委員 九年度から十年度が六百三十四億円で、十一年度はちょっとその増のペースが減るわけでありますね。しかしながら、平成十二年度については、今おっしゃったようにまた七百三十億という増、これは定年延長のはね返りという御説明を防衛庁からいただいておりますけれども、それだけの多くの額...全文を見る
○前原委員 危惧をしていたよりも、六百七億から千百八十億になって、それが全部ところてん式でふえていくのかということと思っておりましたが、そうではなくて、平成十一年度が一千億、それから平成十二年度の概算要求の予定が八百億円ぐらいということで、ある意味では安心をいたしました。  し...全文を見る
○前原委員 これが減った、あれがふえた、そのプラス・マイナスであって一概に特定はできないという御答弁でございました。  では、観点を変えまして、現在の中期防衛力整備計画と絡めて、この予算のあり方、この法律案に基づく防衛費のあり方について見ていきたいと思うわけであります。  平...全文を見る
○前原委員 もう一度確認のために御質問させていただきますけれども、じゃ、一千百億円という調整枠は残っているわけですね。
○前原委員 中期防の策定のときもある程度かかわらせていただいて、私もよく覚えておりますけれども、あのときは自社さの、今もそうですけれども、自社さの政権の中で、いわゆる両論併記的な形で、抑制の意見のあった社民党さんと、まあそのときは社会党さんでしたけれども、そうではないという考え方...全文を見る
○前原委員 海上自衛隊と航空自衛隊の充足率というのは大体九五%前後でございますね。陸上自衛隊に比べるとまあまあ一〇〇に近い、定数に近いということでございますけれども、主要装備、例えば戦闘機なり艦船なりが定員に近い海空で生じたときには、その定員に即して戦闘機とかあるいは艦船の割り当...全文を見る
○前原委員 いや、充足率の関係で言ったのは、一〇〇%に近い海空の自衛隊の中で、要は、部隊編成に合わせて装備を決めていくわけですよ。ですから、おっしゃったように防衛大綱を決めて、そして十何年か二十年近くそれに対しての整備計画を立てるということで防衛大綱を決めた。そして、五年ごとに中...全文を見る
○前原委員 今までるる繰り延べの議論とか減額の話とかさせていただきましたけれども、議論が極めて逆ではないかということを私は思っております。  というのも、防衛大綱というものがあって、それに対しての中期防衛力整備計画を決めて、そしてお金もそれにつけて、そしてどのように整備をしてい...全文を見る
○前原委員 今おっしゃったように、防衛大綱の枠組みというものは二年前決めたところなので、それはもうもちろん変えない。それを、財政構造改革という厳しい状況であるけれども、何とかうまく乗り切る中で防衛大綱で示した形に持っていきたい、そういう御答弁であったと思います。  今までハード...全文を見る
○前原委員 それでは、ちょっと違う観点から、外務大臣もお越しになっておりますので、この防衛費についてお話を伺いたいと思います。  この一般物件費、今防衛庁長官が御答弁いただきましたけれども、その中に在日米軍駐留経費負担というものが入っております。これについては伸び率、伸率が四・...全文を見る
○前原委員 それの額ですけれども、提供施設の整備というものについては確かに百五十二億円の減額になっているわけでございますけれども、労務費、光熱水料それから訓練移転費、これについてはほとんど下がっていないところか、合計すると上がっているわけですね。そういうことを考えるならば、特別協...全文を見る
○前原委員 私が申し上げているのは、特別協定に基づいて外務大臣とアメリカの国務長官との間には書簡が交わされている。ここに具体的な記述が書いてあるわけですね。その根拠に基づいて、労務費とか光熱水料等あるいは訓練移転費の負担というものが出てきているわけです。ここについての議論というも...全文を見る
○前原委員 これについては議論をされていないということでありますが、違う観点から御質問いたしますけれども、この米軍の駐留経費負担の中で、提供施設の整備というのがございますね。さっき私が指摘をさせていただきましたように、これは特別協定にも依拠をしていないわけであります。昭和五十三年...全文を見る
○前原委員 地位協定については、施設の提供ということは義務づけられていますけれども、整備の内容についての話を今しているわけであって、バランスの問題で言っているわけです。ですからさっき申し上げたように、これだけのお金をゼロにしろと言っているのではなくて、全体のバランスの中で、繰り延...全文を見る
○前原委員 もう一点、この防衛費に絡んだお話をさせていただきたいと思いますが、普天間飛行場の移転の話でございます。  まず、その前提として確認をさせていただきたい。一括してお答えをいただいたら結構でございますが、この財政構造改革の推進に関する特別措置法案の中に、SACO関連経費...全文を見る
○前原委員 それでは防衛費はこれぐらいにいたしまして、次はODAの問題についてお話を変えさせていただきたいと思います。  多分すべての議員、地元に帰りましたらこういう質問を有権者の方からされるのかもしれません。なぜ、財政再建あるいは財政が厳しいと言われている状況の中で、これだけ...全文を見る
○前原委員 私が地元の有権者からそういう質問をいただいたときに、一つ例に出すのがパレスチナの援助なんですね。パレスチナというのはまだ国ではありません。暫定自治政府ということでありますけれども、私は、日本の先輩諸氏が極めていい判断をされて、パレスチナに対しては援助をされてきたと思い...全文を見る
○前原委員 今回の財政構造改革のODAについても、聖域にしないということで一〇%のカットということになっております。後でODAを聖域にしなかったことへの判断根拠というものをお伺いしたいわけでございますが、私がこれを見て気になりましたのは、二国間援助に比べて国際機関への拠出金の削減...全文を見る
○前原委員 今大臣が最後におっしゃったように、こういう数字をあらかじめ出すことによって、いろいろ不満というものは出てくる。そういう中で、逆にそういう不満というものを何とかてこにして復活を図りたい、こういういろいろな思いがあっての額かもしれません。しかしながら、私は、二国間援助も減...全文を見る
○前原委員 もう一度重ねてお願いをいたしますけれども、外務大臣としては、御就任をされてまだ間もないということでございますけれども、大臣というよりは、むしろ外務省の援助の体制というところで私は問題提起をさせていただいているわけです。つまり、日本が援助をしている国がほかの国に対してど...全文を見る
○前原委員 私は、今のことはぜひ具体的に検討を進められることを望みますし、また、ある一定期間たちましたら、このことについてまた再びお尋ねをさせていただきたいと思います。  とにかく私が申し上げたかったのは、国民の税金で海外に対して支援をしている、そして、その支援の内容というもの...全文を見る
○前原委員 終わります。
12月02日第141回国会 衆議院 本会議 第16号
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○前原誠司君 私は、民主党を代表して、ただいま報告のございました日米防衛協力の指針最終報告について総理に質問いたします。  この指針の前提として、「指針及びその下で行われる取組みは、いずれの政府にも、立法上、予算上又は行政上の措置をとることを義務づけるものではない。」と書かれて...全文を見る
12月05日第141回国会 衆議院 議院運営委員会 第19号
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○前原委員 十二月八日は定例日ではないにもかかわらず、与党側は参議院での質疑時間を確保するためにとの理由で強引に採決しようとするのは極めて遺憾であり、問題であります。  反対の理由の一つに、我が党は本日の大蔵委員会で質疑を終局するとは考えておりません。さらに、参考人質疑等の時間...全文を見る
12月10日第141回国会 衆議院 本会議 第19号
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○前原誠司君 私は、新進、民主、太陽の三党を代表して、井上喜一君外三名提出の亀井議院運営委員長解任決議案に対し、心から賛成の討論を行うものであります。(拍手)  そもそも、今般の臨時国会は九月二十九日に召集され、七十五日間という十分に長い会期を設定いたしました。本来なら、今回問...全文を見る
12月11日第141回国会 衆議院 議院運営委員会 第22号
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○前原委員 私は、民主党を代表しまして、議題となりました国会法等の一部改正案について、反対の立場から意見表明をさせていただきます。  そもそも民主党は、前国会並びに本国会に行政監視院法案を提出し、国会の行政監視機能充実を他党に先駆けて強く求めてまいりました。  国会は国権の最...全文を見る