前原誠司
まえはらせいじ
小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月10日 | 第153回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 古賀議員に続いて質問をさせていただきます。 まず、防衛庁に伺いたいんですが、先ほどから答弁を聞いていますと、不審船についてはP3Cのパイロットが目視をした、こういう話ですけれども、本当に偶然に見つけたのか、あるいは何らかの情報があっ...全文を見る |
○前原委員 いろいろな報道がありますし、また、それについては玉石混交の部分があるとは思うんですが、当初から、米軍による情報があったとか、あるいは通信傍受を行う中で不審な発信源が近海に存在をするということの中でP3Cが特別に重点的に捜すようにと言われていたという報道もあります。 ...全文を見る | ||
○前原委員 だから、そういうことの中身を聞いているわけです。 前に情報があって、通常の警戒監視活動というのは、全く偶然に見つけたのかと聞いているんですよ。全く偶然なのか、ある情報があって、通常P3Cは警戒監視活動をやっているわけですから、それで見つけたのか、どちらかと聞いてい...全文を見る | ||
○前原委員 そういうふうにある程度ニュアンスを伝えるような話をしてもらえれば、また全然質問の仕方が変わってくるわけです。 なぜかといいますと、私は、今回のことについてはいろいろな教訓があるんだろうと思っているわけです。問題点はどこかというと、つまり、捜査を始めたきっかけという...全文を見る | ||
○前原委員 複数あるいは二隻だったという報道もありますが、もう一隻あるというような情報を得ていたのかどうか、その点はいかがですか。 | ||
○前原委員 多分御答弁はそういうことになるんだろうと思いますし、これ以上は質問は突っ込んでやりません。 ただ、私は、今後の教訓にしなくてはいけないと申し上げたのは、今回の法的根拠が漁業に関する法律であったということが一番大きな問題点なわけです。つまりは、今回の不審船が漁船の格...全文を見る | ||
○前原委員 つまりは、漁業法違反であるかどうかというところが排他的経済水域の中での捜査の限界なわけですよ。 根本的に言えば、本来、今回のような、なかなかはっきりはもちろん言えない部分はあるかもしれませんけれども、やはり、いろいろな交信をしていた、そして不審船だと断定をした、そ...全文を見る | ||
○前原委員 国連海洋法条約というのがあって、無害でない通航を取り締まることというのは、その国連海洋法条約に加盟をしている国は国内法として整備できるわけです。だけれども、例えば沿岸国の防衛または安全を害することとなるような情報の収集を目的とする行為、これは無害通航ではないんですね。...全文を見る | ||
○前原委員 いや、だから、さっきから言っているように、答弁は全く従来の繰り返しで、漁業法に違反をしているという疑いが持たれない限りは取り締まることはできないんですよ、裏返して言えば。そして、先ほどおっしゃった領海の中でも、国連海洋法条約で無害通航ではないと認められている行為につい...全文を見る | ||
○前原委員 いやいや、これは海上保安庁じゃないですよ。長官の範疇じゃない。国連海洋法条約だから、外務省、答えてください。 | ||
○前原委員 済みません、気の毒でありました。 扇大臣、今のやりとりを聞いていただいて、扇大臣は国土交通大臣でありますけれども、すべての政策の決定をする閣僚のメンバーの一人であります。 今私が申し上げたように、排他的経済水域での取り調べというものについては、かなり私はグレー...全文を見る | ||
○前原委員 今の御答弁でさらなる努力をいただきたいんですが、要は、漁業法というところで不審船を捕まえるというのは根本的に無理があるわけです。漁船に扮して来ているものについてはそれで取り調べができるけれども、これから堂々と漁船じゃなく来た場合にどうするんだという話があったときに、で...全文を見る | ||
○前原委員 海上保安庁長官の立場としては、それが精いっぱいだと思いますよ。 情況証拠で僕は相手国を特定しろなんということを言っていないわけです。総合的な情報収集をした中で判断をすべきことで、多分もうこれは特定できているんだと思うんですけれども、さっきから首藤さん、防衛局長が言...全文を見る | ||
○前原委員 ありがとうございます。 公安の方にも来ていただいているので少しお話をしたいんですが、この工作船、不審船と前後して北朝鮮の工作員が国内で活動をしているような情報があるのかないのか。あるいは、この間朝銀が破綻をいたしまして、そしてまた、資金流用事件ということで朝鮮総連...全文を見る | ||
○前原委員 簡単に御答弁いただいたら結構なのですが、今私が申し上げたような事実関係は認識をされているのか、それと、先ほど申し上げたように、今回の不審船の問題と関係があると公安当局は見ているのかどうなのか、その二点について御答弁ください。 | ||
○前原委員 時間が参りましたのでこれで終わりにいたしますが、いずれにいたしましても、主権国家で、国民の生命財産を守るという責務が我々にはあるわけです。早くその国を、もし外交的な配慮で特定していないのだったら、逆ですよ、ナンセンス。早くに特定をして、国として主体的な行動をとるように...全文を見る | ||
02月26日 | 第154回国会 衆議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○前原委員 きょうは、まず朝銀につきまして質問をいたします。チョウギンといいましても、長い方ではなくて、朝の方のチョウギンでございます。 防衛庁長官と外務大臣、そして国家公安委員長、これは治安、安全保障の問題でもありますのでいつ御質問をするかわかりませんので、ぜひ注意深くお聞...全文を見る |
○前原委員 この三行は健全だということでありますけれども、破綻をしたこの朝銀の典型的な融資の例をちょっと、三つばかり物件を用いてお話をしたいと思います。 まず、大阪府の高槻市で六百坪ぐらいの土地で、大体典型例というのは、初めは朝銀系が融資していないのです。例えばこの土地は、住...全文を見る | ||
○前原委員 私の聞きたいこととは話が大分ずれているんです。 確かに、二〇〇〇年四月から金融庁の監督になりまして、五月に管財人を送られて、検査も行われているということについては、おっしゃるとおりだと思います。これは、いろいろな事案に対する冒頭陳述を読んでいましても、そういう事実...全文を見る | ||
○前原委員 ごめんなさい。要は、総連にお金が行っていた、こういう融資を通じて、あるいはいろいろな借名口座、追加融資、架空融資、そういうもので金が総連に行っていたということをお認めになるということですね。(柳澤国務大臣「そういう事例があった」と呼ぶ)そういう事例があったということは...全文を見る | ||
○前原委員 ぜひこれは、今公の場で発言をされたので、組織ぐるみのものかどうかというものをしっかり調査していただきたいというふうに思います。 その上で、参考までに申し上げます。複数の方からお話を伺った中で、朝鮮総連に対するお金というものは、先ほど申し上げたように、主要なものはす...全文を見る | ||
○前原委員 本国送金についても含めてお調べいただく、そういう理解でよろしいですね、総理。はい。それでは、ぜひ調べていただきたいと思います。 私がここでこういうことを申し上げたのは、この間、ブッシュ大統領が来られました。それで、悪の枢軸ということで三つの国を挙げられました。その...全文を見る | ||
○前原委員 大臣、基本的な問題は、今おっしゃったのは、検査が甘い、そして状況把握ができていない、その上で法律を単に使ったという話なんですよ、今の話は。 つまりは、実態調査は全然できていない。さっき池田議員の質問にかなり気色ばんでお答えになっていましたけれども、ほかの金融機関に...全文を見る | ||
○前原委員 総理、お答えください。 要は、自分の庭しか掃除しないと。そして、自分の庭は掃除して、きれいになった部分については、あとはどうでもいいと。しかし、全体の、これは国民の税金を入れて、そして公的資金導入でこれを穴埋めしたわけでしょう。国民の税金を入れたにもかかわらず、自...全文を見る | ||
○前原委員 この公的資金導入が国民の理解を得られますかどうかということを聞いているんですよ。その辺について答えてください。——違う違う、総理に聞いているんだから。いやいや、冗談じゃない。総理に聞いているんだから。 | ||
○前原委員 だったら内閣全体の責任だという話なんですよ、それは。質問に答えてください、総理。国民の理解を得られるかどうか、イエスかノーかだけでいいんです。一言で答えてください。 | ||
○前原委員 調査してから判断しますと、もう金は入れているんですよ。金は入れて、戻ってこないんですよ。おかしいじゃないですか。入れたお金を調査してから判断しますと、いいか悪いかわかっていないのに、調査してから判断すると、お金は入っているじゃないですか、これだけ。おかしいじゃないです...全文を見る | ||
○前原委員 では、もう一つ質問しましょう。 先ほど申し上げたように、六つの破綻朝銀に対してまだ未処理なんですよ。これについて、ペイオフが間近ですよね。どうするんですか、この問題。今おっしゃいましたよね、よく調査して判断するというふうにおっしゃいましたよね。 まず金融担当大...全文を見る | ||
○前原委員 先ほど申し上げたように、平成十三年度三月期で債務超過額が四千三百四十七億円あるわけです。これを上回るのは必至ですよね。今おっしゃったようなところで、お金を入れるという話になるわけないですよね、これは国民の理解からすれば。 この点、総理、しっかりと国会で調査をして、...全文を見る | ||
○前原委員 委員長にお願いいたします。 調査の結果を予算委員会に資料として提出をいただきたいと思います。 | ||
○前原委員 先ほど申し上げましたこの新たな公的資金投入問題というのは、これはもろ刃の剣だと私は実は思っています。 これは、被害者は、大きく言えば二グループあるわけです。つまりは、真相が明らかにされないまま公的資金導入をされる国民、税金が使われる国民と、あとはこの朝銀というもの...全文を見る | ||
○前原委員 先ほどの検査の話からしても、言葉だけでは全く信用できませんので、そこのガイドラインというかフォーマットみたいなものをつくらないと、実際問題困っておられるのは、さっきも申し上げたように、在日の方々なんです。そこをしっかりつくって、国民にも在日の方々にも、こういった金融機...全文を見る | ||
○前原委員 先ほど申し上げました組織ぐるみかどうかという問題、本国送金の問題、調査をしていただくというお約束をいただきましたし、今お話のあったように、総連との関係を完全に絶った形で、独立した金融機関としてということの担保を、おっしゃったようにお願いをしたいと思います。 さらに...全文を見る | ||
○前原委員 先般の海上保安庁と銃撃を交わした工作船、沈没をしましたね、扇大臣。あれについて、ようやく調査が始まったということであると聞いております。 まず、これは総理がお答えになるのか、どなたでも結構なんですが、政府として、なぜあの船の帰属国の特定をまだやらないんですか。アメ...全文を見る | ||
○前原委員 もう時間になりましたので、来ていただいた方、申しわけないのですが、最後に総理にお尋ねをいたします。 悪の枢軸という発言をアメリカがしましたね。そして、その中に北朝鮮が入っているということについて、政府としてそれをどう受けとめるのかということと、先ほど扇大臣が、情況...全文を見る | ||
○前原委員 終わります。 | ||
03月28日 | 第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号 議事録を見る | ○前原委員 朝銀の問題について質問をします。 二月二十六日の予算委員会でこの問題をやらせていただきまして、その第二弾でやらせていただきたいと思います。 まず、事実認識からお話をいたしますと、最大三十八あった朝銀が、現在、合併、破綻を繰り返して、健全にというか、経営されてい...全文を見る |
○前原委員 これは質問通告しているんですけれどもね。質問通告していて、これが責任ある答弁はできないというのは、どういうことですか。 | ||
○前原委員 それはあなた方の問題であって、私は一番目に、朝銀破綻の主要因は朝鮮総連への資金提供があったと認めるかということなんですね。事実関係の話をしているんではなくて、つまりは、レクにも来られましたよ、レクにも来られたときに、私が二月二十六日に予算委員会で質問したところの大前提...全文を見る | ||
○前原委員 それでは、次の質問に移らせていただきます。 第二点目の問題なんですが、本国送金への事実認定ということなんですけれども、予算委員会理事会に出された私の質問への回答というのは、 総連が集めた資金の北朝鮮への送金については、外為法等に違反するとの事実は把握されていな...全文を見る | ||
○前原委員 事実を把握していないということはどういうことですか。つまりは、送金があったのかなかったのか。その事実を把握していないという意味はどういう意味なんですか。自分たちは把握できていないということですか。 | ||
○前原委員 だったら、そう言ってもらわないと。この答弁書だったら、これも「把握されていない。」と書いてあるんだけれども。要は、つまり、ということになれば、北朝鮮へ送られたお金についてはしっかりとすべて網羅的に把握できていない、つまりは、違法な北朝鮮への送金というものについて政府が...全文を見る | ||
○前原委員 知り得ないじゃなくて、だから、その可能性を否定するか否定しないかということを言っているわけです。 | ||
○前原委員 もう一遍、ちゃんと答えてください。 | ||
○前原委員 私が先ほど申し上げたように、複数の朝鮮総連の元幹部の方々にお話を伺ったところ、御自身で持っていかれたという方もおられました。一回に二億円と五十万ドルですからかなりの額でありますし、また、今から質問いたしますけれども、新潟に到着をする万景峰号に搭乗する人たちに、例えば百...全文を見る | ||
○前原委員 例えば、こういうことは法律に違反するのかしないのか。今、百万円までであれば届け出なしに持ち出すことができるという話でしたが、ある一人の特定の個人あるいは組織が、百万円以上を頼んで分散させて持っていかせた、そして向こうに着いてお金を、御苦労さんということで集めた、これに...全文を見る | ||
○前原委員 ということは、もう一遍聞きますけれども、ある一人の人間あるいは組織が、百万円以上を国外に持ち出そうとして、そばにいる人あるいはお願いした人に百万円以下に分散をさせて持っていくことは、今のお答えだと合法だということですね。 | ||
○前原委員 今答弁されたように、ざるを見越して、分散をさせて、そして巨額の費用を国外に持ち出している、これはやはり私は、法律の文章あるいは解釈ではオーケーかもしれませんが、確実に法の精神からは反した行動であると思います。 このことについては、今、村田副大臣おられますので、聞い...全文を見る | ||
○前原委員 何を言っているのかさっぱりわからないんですが。もし答弁できないんだったら、時間のむだになるので、答弁しないでください。 要は、先ほど御答弁があったように、ある人の持ち物を頼んで小分けにして持っていっても、それは法律上問題はないという答弁があったわけです。これは、不...全文を見る | ||
○前原委員 一番初めに申し上げたように、今までで六千二百三十一億円、これからも、これをスタートさせるということになれば、七月一日がスタートだというふうな話を聞いておりますけれども、合わせて一兆円以上の公的資金を預金保険機構から出すという話なんですね、これは。 それで、この問題...全文を見る | ||
○前原委員 いやいや、そんな空手形をもらったって何も実効ある答弁にならないんですよ。 実際に、新たな、新設四信組の理事長について、さっき副大臣は、学習組には所属していないという我々の調査とは違う答弁をされているんですよ。そういうことは、実際に、事実と違う調査をして、甘く見過ご...全文を見る | ||
○前原委員 ですから、その調査が私の調査とは違うと言っているのですよ。 だったら、責任とるのですか、調査して、本当に学習組に所属をしている、あるいは、実際出たり入ったりしているケースも多いのですよ。そういうものを再調査するかどうかということを答弁を求めているわけですよ。そして...全文を見る | ||
○前原委員 さっき、答弁が違いますよ。さっきは、学習組に所属をしていないと確認をしたから認可をしたと言ったのですよ。今は、学習組かどうかは自分の所管じゃないと言ったということは、調査していなくて認可しているということじゃないですか。むちゃくちゃですよ、そんなのは。 | ||
○前原委員 だから、事実関係が違うのですよ。 そうしたら、逆に、違う聞き方をしましょう。 どういう調査をやったんですか。どういう調査をして、新たな理事長、それから常務理事などなど役員構成を占めている人たちが朝鮮総連と関係ない、学習組に所属していない、どういう調査をしてそう...全文を見る | ||
○前原委員 これは自己申告でやらせているわけじゃないですか、結果的に。そんなもの調査と言わないのです。子供だましと言うんですよ、そういうようなのは。 それで数千億のお金を入れるんですか。全額で一兆円のお金を入れるんですか。それは大問題ですよ、大臣。そんなもので認可申請したんだ...全文を見る | ||
○前原委員 要は、調査内容は聞き取り書面調査、本人に意思確認だけ。そんなもの、実態が把握できるはずがない。そんな子供だましの調査をして、そして再調査をしろと言ったら、再調査は今しないと言っている。こんなことで税金を入れるということになったら、本当に金融庁あるいは金融行政そのものが...全文を見る | ||
○前原委員 今、もう既に違反していると言っているんですよ、私は。将来違反しているなんてことを言っていない。だから再調査をしろと言っているんですよ。職務怠慢としか言いようがない。もう一遍再調査をすると言ったらいいんですよ。答弁してください。 | ||
○前原委員 では、次に行かせていただきますが、今、朝銀系の信用組合で三つ営業しているものがあります。先ほど申し上げたように北東、中部、そして西、この三つでありますけれども、この三つの朝銀についても、当然ながら、新設四組合の定款などに含める、経営の透明性とか独立性とか架空名義口座の...全文を見る | ||
○前原委員 ということは、この四信組と同じように定款変更、定款に盛り込ませたところがかなりありますね。経営の透明性、独立の確保、それから架空名義口座の排除とか、現金取引の適正化とか、監査機能の強化とか、そういう定款変更も含めて行政指導していくということでよろしいんですね。 | ||
○前原委員 ですから、定款変更を求めていくような行政指導を行うかどうか、つまりは、私が懸念しているのは——では答弁してください。 | ||
○前原委員 定款変更も含めてやられるということで、ぜひそれはお願いしたいと思います。 なぜなら、さっき申し上げたように、最盛期には三十八朝銀あったわけです。今三つあるわけですけれども、三つもどうなるかわからないし、さっき申し上げたように、このハナ、ミレ、京滋、兵庫ひまわりの四...全文を見る | ||
○前原委員 答弁を差し控えさせてもらうというのはどういう意味ですか。 つまりは、その存在を明らかにするということは国益上問題があるんですか。それとも、何かの捜査案件で今調べているところなんですか。なぜ明らかにできないんですか。 | ||
○前原委員 学習組があるということ、非公然組織としてあるということを認めていて、なぜ朝鮮労働党統一戦線部が直轄している組織があるということを認めることが警察の能力をわからせしめることになるんですか。全く理解に苦しむ。あるかないか、その答弁をしてください。 | ||
○前原委員 答弁できないということは、組織としてあるということを前提に立っているわけですね。それでいいんですか。 | ||
○前原委員 要は、工作員の受け入れになっているわけですよ、その朝鮮労働党統一戦線部のいわゆる直轄組織というものが。それが、さっきの平沢議員と外務大臣とのお話にあった金正男の受け入れ等も含めた実質的な機関になっているわけです。 その点を私は明らかにできないということは、警察の能...全文を見る | ||
○前原委員 これについては、大臣だったらもっと詰めますけれども、役人の方にこれ以上詰めても気の毒だと思いますので、これ以上は詰めません。 それでは、防衛庁長官、お待たせをいたしました。先ほどの元工作員の方々の話などによると、この間の不審船で、海上保安庁が危害射撃を加え、そして...全文を見る | ||
○前原委員 もう一度、確認のために御答弁いただきたいんですが、一般国際法上の正当防衛、緊急避難とも言える武力攻撃以外のマイナーケースの場合の自衛権も憲法は認めているんですね。 | ||
○前原委員 今、ちょっと気になる御発言があったんですが、九十五条は違うんですよ、これはマイナー自衛権とは。つまりは、九十五条というのは武器等の防護であって、例えば、近くにいる我が国の国民とか民間船舶は、これでは守れないんですよ。 任務についていて攻撃を受けた場合、そういうもの...全文を見る | ||
○前原委員 理事者でもう一度これは、時間が来ましたので、もう一度大臣というかお願いしたいんですが、マイナー自衛権についての政府の統一見解、これを少しまとめて、私の理解が乏しかったかもしれませんが、今の大臣の御答弁、ちょっと私は理解できません。 非常に大事なことだと思うんです。...全文を見る | ||
○前原委員 はい。よろしくお願いします。 では、質問を終わります。ありがとうございました。 | ||
04月04日 | 第154回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号 議事録を見る | ○前原委員 前回に引き続いて、朝銀の問題について質問をさせていただきたいと思います。 まず、警察に質問をいたします。 先般、理事会へ提出をされた回答の中で、この内容について少し御説明をいただく意味で質問をしたいんですが、回答の中で「本件捜査の結果、当該横領金の一部が朝鮮総...全文を見る |
○前原委員 今の答弁でも明らかになったように、個人の犯罪というよりは、先般から申し上げているように、総連という組織のためにやった、つまりは、組織の命令がまだ解明をされていないということでありますが、いろいろな調査あるいはヒアリングによって、総連の組織のためにやった可能性というもの...全文を見る | ||
○前原委員 別の観点から質問したいと思います。 関東興業という会社、これは資産を扱っていたと言った方がいいかもしれません。まだある程度資産を扱っているかもしれませんが、かなり分散をさせた、散らしたということが言われております。関東興業という会社について認識をしているか、また、...全文を見る | ||
○前原委員 私がなぜこういう質問をするかということなんですが、従来から指摘をしているように、朝銀の破綻処理に今まで六千二百三十一億円の税金が使われ、新たな四信組の平成十三年度三月時点での債務超過額というのが四千三百四十七億円ということで、この処理というものを合わせると、村田副大臣...全文を見る | ||
○前原委員 違う観点からもう一度同じ質問をしたいんですが、この朝銀の問題で明らかになっているのは、架空融資、それから仮名口座あるいは借名口座ということであります。 それで、ぼちぼち例として出始めているのが、自分がお金を借りていないのに名義だけ使われて、そしてRCCから債権が送...全文を見る | ||
○前原委員 質問は極めて簡単なんです。借名口座で勝手に朝銀から融資をされて、そして、自分はお金を借りていない、自分の懐にも入っていない、それが勝手に、例えば引き出されて総連に持っていかれた、そしてその朝銀がつぶれた、そしてRCCに送られて、そしてRCCからその借名口座人に債権の回...全文を見る | ||
○前原委員 いや、全然難しくないんですよ。具体例が出始めているんです。つまりは、勝手に名義を使われて、ちょっと、ちゃんとレクを受けておいてください。要は、勝手に名義を使われて、借りていないのに、取り立てがRCCから来るというケースが出始めているわけですよ。もっと簡単に聞きましょう...全文を見る | ||
○前原委員 では、一般論として答えてください。全く関係なかったということが明らかになった場合、だれが責任持つんですか。 | ||
○前原委員 ということは、借名口座人がみずから全く知らなかったということが証明された場合は、その借名口座人はRCCからの取り立てに応ずる必要はないということですね。 | ||
○前原委員 では、その借名された人が全く関係がなかった、その場合は、さっき副大臣が御答弁になったように、真に金を借りた人はだれか、どこに行ったのかというものを突き詰めて、RCCは債権の取り立てを行うんですね。 | ||
○前原委員 そしたら、これは、金融庁のみならず政府全体として取り組まなきゃいけない話になるわけです。つまりは、先ほど一番初めに捜査二課長がお答えになったように、個人の目的ではなかった、組織のためにお金が使われていたということが明らかになっているし、そしてその借名口座にしても、実際...全文を見る | ||
○前原委員 そのときに、先ほど警備局長がおっしゃった、朝鮮総連の資産の状況というものについては実態上明らかにできないということでありますが、ここは警備局長に御答弁いただきたいんですけれども、今村田副大臣がお答えになったように、朝鮮総連に対してRCCから債権の回収の可能性はあるとい...全文を見る | ||
○前原委員 村田副大臣に、今の件ではもう一度、確認のための答弁をいただきたいわけでありますけれども、今まで使った六千三百二十一億円というお金も、債権回収によっていかに低減をしていくかということは必要だし、これから認可をする方向性で動いておられる四つの信用組合の債務超過額も四千億円...全文を見る | ||
○前原委員 いや、ですから、その中に含まれているのかもしれませんが、私が申し上げた質問に的確にお答えください。 警察の協力も得て朝鮮総連の資産というものを把握する中で、その可能性も含めて、しっかりと政府一体となって、税金をより少なくするために努力をするかどうか、そういう御答弁...全文を見る | ||
○前原委員 お約束をされたわけですので、この点については厳しく今後も見させていただきたいと思いますので、また警察の協力というものも、もしそういう要請があればお願いをしたいと思います。 さて、先般議論をし、そして金融庁も再調査をするということで理事会に御報告をいただいた案件であ...全文を見る | ||
○前原委員 どういう捜査を行っておられるのか。プライバシーといっても、さっきから何度も申し上げているように、各信組の新しい定款というものを決めて、その定款の中には、朝鮮総連に、いわゆる組織の人間としてかかわらない、あるいは過去にそういう経験のない者をということなんですよね。もう一...全文を見る | ||
○前原委員 これは安保委員会でやる話じゃないかもしれません。予算委員会か財務金融委員会でやらなきゃいけないかもしれませんが、やはり金融庁の監督責任というのはかなり大きいと私は思いますよ。 つまりは、新たな四信組に、努力をされて定款まで盛り込んだ、しかし実際の運用については、先...全文を見る | ||
○前原委員 この間の答弁で村田副大臣は、定款に抵触するような事態が出てきた場合は免許の取り消しを含めましてと、ここまでおっしゃっているんですよ。だから、この重さはぜひしっかりと受けとめてくださいよ。つまり、個人を処罰したらいいということじゃないですよ。金融機関そのものの免許取り消...全文を見る | ||
○前原委員 厳しく調べた上で対処していただきたいと思います。 それでは、次の質問に移らせていただきたいと思います。 平時の自衛措置ということについてでございますが、これもきょうの理事会で、私の質問について政府の統一した見解をお示しいただいたということでございます。武装工作...全文を見る | ||
○前原委員 今御答弁いただいた中で、少し細かい確認をさせていただきたいんですが、最後に長官が言われたところで、武装工作員等が我が国に侵入するといった事態が外部からの武力攻撃に該当するとは判断し得ない場合に、三、四で述べた警職法を超える武器使用を含めて、自衛隊が武力の行使に当たらな...全文を見る | ||
○前原委員 済みません、ちょっとよくわからなかったんですが。 私の解釈を申し上げて、大臣でもあるいは官房長でも運用局長でもどなたでも結構です、御答弁いただければと思いますが、つまりは、武力の行使というのは、自衛権発動という後が武力の行使であって、自衛権が発動される、つまりは防...全文を見る | ||
○前原委員 いずれにしても、もちろん法律にのっとってということでありますけれども、自衛権が発動される前の必要な措置を行うことは武器使用に当たるということで、その部隊に対して、そしてそれをコントロールするROEを含めて、しっかりとした体制をとっていただきたいというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○前原委員 今の御答弁で一つ気になったのは、公船と主張した場合、相手国に確認をする、こういう話でありましたけれども、例えばの話ですけれども、北朝鮮に確認をした場合、北朝鮮船籍の公船であると主張して北朝鮮に確認をした場合、ナシのつぶてだった。そして、ナシのつぶてで対処した場合に、後...全文を見る | ||
○前原委員 質問でありますし、防衛庁長官にお答えをいただきたいと思うのです。 事工作船の問題になったときには、対外的にもかなり、後で問題になってくる。つまりは、公船と主張して、例えば北朝鮮に確認をして、北朝鮮がナシのつぶて、そして日本が対処したときには、日本は国際法違反を行う...全文を見る | ||
○前原委員 いろいろな状況を想定して、漏れのないような対応をとっていただきたいという意味で今の質問をいたしました。 したがいまして、相手国がどういうスタンスで来ても、いろいろなシミュレーションをした上で、日本の安全保障、治安上問題のないような対応というものをしっかりととってい...全文を見る | ||
○前原委員 人命に危害が及ぶという場合においてはおっしゃるような、対処することは可能だと思うんですが、しかし、そうでない場合、例えば覚せい剤を運んでいるとか工作活動を行っているとかいう場合においては、どういう法的根拠で取り締まりができるんですか、漁業法違反でなければ。 | ||
○前原委員 財産の保護は別にして、治安の維持のため必要がある場合というのはどういう法律なんですか。また、排他的経済水域においてはそれは可能なんですか、できるんですか。 | ||
○前原委員 いや、取り締まる根拠法令は漁業法違反でなければ何があるんだ、そういう質問をしているわけです。 | ||
○前原委員 つまりは、それ以外にないということなんですね。 また同じような質問をします。 漁業法以外に、国際海洋法条約の私の知識でいえば、排他的経済水域においては、地下資源の問題とか漁業資源の問題以外はかなりオープン、フリーなはずなんですね、排他的経済水域というのは。です...全文を見る | ||
○前原委員 となると、シミュレーションですよ、シミュレーションで、一緒に日本の安全保障について考えていきたいという思いで申し上げているんですが、漁船の格好をして来たから、偽装漁船の格好をして来たから、漁業法違反で法的根拠を持って前回は取り締まることができた。しかし、漁船の格好をし...全文を見る | ||
○前原委員 いや、ちょっと質問がずれていると思うんですね。 海上警備行動が発令されても、基本的には、海上警備行動というのは警察権なんですね。ですから、警察法の職務執行法の準用が適用されているわけです、基本的に。一部例外はありますけれども。ということは、海上警備行動が発令された...全文を見る | ||
○前原委員 今お答えになったところは、私は正直なところだと思うんですね。もちろん、いろいろな可能性にひっかけて初期の段階でしっかりと取り締まっていただくということ、また毅然とした対処をしていただくということは必要だとは思います。 大臣、御答弁いただきたいんですが、例えばスパイ...全文を見る | ||
○前原委員 少なくとも、私が先ほど申し上げましたように、国連海洋法条約で無害通航ではないという規定があるのに、その無害通航でないものを取り締まれない、そういう国内法制が整備されていないということが幾つもあるということは、これは私は極めてゆゆしき問題だと思いますので、ぜひ、一過性の...全文を見る | ||
○前原委員 これで終わりますが、一言だけ、簡単に大臣、御答弁ください。 先ほど私が一番初めに申し上げた、武装工作員等が我が国に侵入する事態に自衛隊が対処する場合の警職法を超える武器使用について、大臣御答弁になりました。その一番最後のところで、つまりは、武力行使に当たらない範囲...全文を見る | ||
04月05日 | 第154回国会 衆議院 内閣委員会 第4号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。長丁場でございますが、おつき合いをいただきますよう、よろしくお願いいたします。 私は、この質問をする前提として、まず四公団の現状認識について、石原大臣を中心に議論をさせていただきたいと思います。そこのまず一つの大きなポイント、議論をしたい...全文を見る |
○前原委員 お答えがいまいちよくわからないんですが、一つは、確かにパブリックカンパニーという言い方をされました、されましたが、建前はこれは独立採算制ですよね。しかも、三公社五現業の三公社の一つであった国鉄でさえ減価償却は計上していたんです。 今おっしゃったところで二つ指摘をし...全文を見る | ||
○前原委員 要は、もっと赤裸々に言うと、この貸借対照表というのは、道路公団のいわゆるプール制も、それから償還主義もあわせてですけれども、隠ぺいの構図そのものなんですよ。つまりは、実態を明らかにしないことに意味がある。だから国民にわかりにくいような貸借対照表を使っている。そこをどう...全文を見る | ||
○前原委員 その結果、この道路公団が出しているように、収支率が五〇、返済は順調に進んでいるということを大臣はお認めになるんですか。 | ||
○前原委員 それだったら、実態をつかむために新たにお願いをされて調査をされた結果というものが全く生きてきていないと思うんですね。 つまりは、道路公団であろうと、民営化をしようが、問題意識として持っておかなくてはいけないのは、工作物で営業をしている、事業を遂行している。工作物と...全文を見る | ||
○前原委員 質問者は私が選定しますので、大臣からは指示をされないようにしてください。 私は、この道路公団が出している決算ファイルでは、明らかな情報というのは全く出てこない、そして、やはり減価償却、除却というものを踏まえた上で明らかにするというのが本来の姿であるべきだというふう...全文を見る | ||
○前原委員 つまりは、この道路建設というのは、今道路公団総裁がお答えになったように、今までは国費も含めてでありますし、これからは国費を入れないということでは借金で賄う、それがいわゆる損益計算書に書かれているわけであります。つまりは、この新たな道路建設というのは、今までは国費プラス...全文を見る | ||
○前原委員 それはそのとおりだと思います。道路公団は、いわゆる全総とか、あるいはさっき副大臣が前の方の質問に御答弁されたように、九千三百四十二キロメートル、あるいは一万一千五百二十キロメートル、これは法律で決まったことでありますから、その計画をもとに道路公団としては、下請と言って...全文を見る | ||
○前原委員 減価償却、除却というものを企業会計に基づくんだったら入れなきゃいけないんじゃないですかという答弁を、イエスかノーかでいいですから、答えてください。 | ||
○前原委員 だから、それが入っていないわけですよ。入っていないということは、このままで、この道路公団のやり方、今までのものも含めていうと、つまりは、どんどんつくった工作物が朽ちていっているわけです。朽ちていったものが、それは何十年か何年かはわかりませんけれども、その分のいわゆる減...全文を見る | ||
○前原委員 償還準備金というのは、要は返していくお金のことでしょう。私の言っているのは、減価償却、除却というのは、つくった工作物についての価値が減っていっている、そして、つくりかえるときにそのお金が発生する。企業会計制度では、その部分について、毎年毎年積み立てるような形で、もちろ...全文を見る | ||
○前原委員 わかりました。私も頭の整理が今できたんですけれども、今までのストックの話をされているんです。私は、収支率というのは、単年度ごとのフローの話をしているんです。フローの話の中で収支率が五〇というのは、実際問題違うんじゃないですかと。そういうものも、借りた金は返さなきゃいけ...全文を見る | ||
○前原委員 いや、もう勉強してもらわなくていいんですよ、民営化するんですから。要らないんです。要らないし、これから、天下りで総裁を選ぶんじゃない、社長を選ぶんじゃなくて、本当に民間人が企業感覚で物事をやっていかないと、論理はわかるけれども、国民には全然わからない。 つまりは、...全文を見る | ||
○前原委員 そんなわけないです。そんないいかげんな答弁してだまされると思ったら大きな間違いですよ。 つまりは、国費三千百億円というのは物すごく大きな額なんですよ。それがなくなって償還計画が変わらないということになったら、何のために国費を入れていたんですか。幾ら低金利だといって...全文を見る | ||
○前原委員 国費がなくなれば相当変わるわけです。後でまた資金調達のところでもお話をしますけれども、道路公団の今のむちゃくちゃさというものを幾つかの点で私は申し上げたいと思うわけでありますが、まずは需要予測であります。これはどなたに御質問していいのかわかりませんが、まず実態から申し...全文を見る | ||
○前原委員 そんなことは百も承知なんですよ。百も承知だけれども、では、道路公団から出してもらった一つの資料をちょっとお示ししましょう。 取り上げられて嫌な道路ですけれども、東京湾アクアライン、これは平成九年の推定交通量、一日ですよ、二万五千四百六十八台。実際の交通量、一万一千...全文を見る | ||
○前原委員 だって、道路公団から資料を出させたら、この資料が出てきますよ、むちゃくちゃな資料が。需要予測がむちゃくちゃな資料が出てきますよ。お答えください。 | ||
○前原委員 その中身については後半でやりますので、この需要予測というものを本当にしっかりしないと、金利の動向も大きな変動要因ではありますけれども、全く前提が異なってくるし、私は、今までの道路公団の予測がいかにいいかげんだったかということについては指摘をしておきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○前原委員 道路公団もど素人じゃないわけですから、しかも、この数年でできた組織じゃないわけですから、どのぐらい工事が長引くとかかかるとか、そんなものは今までの経験でわかっているわけです。そういうものを取り込まないということ自体がおかしい話であって、しかも、それで四割も高くなるとい...全文を見る | ||
○前原委員 道路公団が九四年度段階で計画した高速道の建設費用の話をしています。アクアラインではありません。 | ||
○前原委員 幾らでも理由はつけられる、余り意地悪な言い方はしたくないんですが、そういう気が聞いていていたしました。 委員長、先ほどの要望でございますが、償還計画、国費を除いてとだけ申し上げましたけれども、需要予測というものが実際に七割しかない、しかも建設費用は四割アップだ、こ...全文を見る | ||
○前原委員 それをどのような資料を道路公団が出してくるかということを見なければ、私は新たなこの組織の議論というのはできないと思います。しかも、東京湾アクアラインで私に示したような極めていいかげんな需要予測をするのではなくて、本当に議論にたえ得るようなものを出してもらわないと、本当...全文を見る | ||
○前原委員 私も何人かお話を伺いましたけれども、十年の機関債では非常に心もとない、五年あるいは三年という言葉さえ出てきているという話を聞きました。それぐらい、道路公団、もちろん、先ほどスプレッドとおっしゃった。阪神高速道路公団なんかのスプレッドは大きくなっているというのを私も伺っ...全文を見る | ||
○前原委員 この財投機関債と政府保証外債を合わせた四千七百億円というのは、私はもう正直言って無理だと思います。違う方法での借り入れということをおっしゃっておりますけれども、それにしてもかなり頼み込んでの話だということを私は伺っています。 つまりは、それを前提にした場合、本当に...全文を見る | ||
○前原委員 その議論は後でやりましょう。つまりは、公平な第三者になるかという議論は後でしたいと思います。 道路公団総裁にもう一度御答弁いただきたいのですが、平成十四年度財投機関債、計画四千億、政府保証外債七百億、違う資金調達も含めて、あるいはその可能性ももちろん責任あるお立場...全文を見る | ||
○前原委員 厳密に言えば、予算書には財投機関債四千億円、政府保証外債七百億円と出して、それが認められたわけですから、今から組み合わせというまぜたあるいはごまかした議論をするんではなくて、それで調達をするというのがまず筋じゃないですか。 私は、申し上げたいのは、さっき国費の話で...全文を見る | ||
○前原委員 やはり、こういうものは自分自身逃げ場をつくっちゃいけないと思うんですよ、総裁。平成十三年度でも予算計画書にもうそぐわない形になったわけですよ。それだけでも、あなたはみずから辞表を提出して、予算計画書で認められたことをできませんでしたということを言うべきなんです。 ...全文を見る | ||
○前原委員 本四架橋公団の総裁にも来ていただいています。一つ簡単に質問したいと思います。 今五兆円近い要償還額がございますけれども、私どもの試算によりますと、これをチャラにしても、民営化して、そして減価償却、除却というものを計上していけば、それでも、つまりは借金を棒引きにして...全文を見る | ||
○前原委員 かなり正直なお答えだと思うんですね。我々の試算でも、もちろん、民営化された場合にはいろいろなコスト削減努力がされるんだと思います。それでもとんとん。減価償却、除却というものを入れていけばとんとん。私のいろいろ聞いた中では、それでも借金が累積をしていくということでありま...全文を見る | ||
○前原委員 その議論は少し後でしたいと思います。少し、私がどうしても聞きたいことについて、二点ばかし伺いたいと思います。 きょうの新聞に、この七名の第三者機関の人選というのは、総理は道路族に、人選は事前調整する、こういう約束をされているということでありますが、こういうことにな...全文を見る | ||
○前原委員 これからこの委員会でも少し議論になろうかと思いますが、総理大臣が出てこられるケースがあるかどうかわかりませんが、総理大臣に石原大臣の方からこの報道についての真偽を聞いていただいて、そして、ぜひこの委員会、我が党の同僚議員の質問のときにお答えをいただきたいと思います。お...全文を見る | ||
○前原委員 その前提でありますけれども、国会同意がない理由、なぜ国会同意人事じゃないのかということについて、仮に総理のお考えが性善説に立ったといういい解釈をしたとしても、やはりこの問題というのは避けて通れないと思います。 なぜ国会同意人事でないのか。きのうの本会議でもいろいろ...全文を見る | ||
○前原委員 御説明では私は理解できないわけでありますが、水かけ論になると思いますので、違う観点から質問したいと思います。 事務局を置くことができるとされていますが、この事務局はだれを置くんですか。どういう人を事務局として置くんですか。 | ||
○前原委員 私が聞きたいのは、国土交通省の役人、そういう人が内閣府に出向して事務局を構成することがあるかどうかということを一番聞きたいわけです。その点、いかがですか。 | ||
○前原委員 大臣、私、この第三者機関、七名の人選も非常に重要ですが、事務局の選定というものはもっと重要だと実は思っています。事務局の選び方でこの方向性が決まると言っても過言ではない。つまりは、道路局が全員事務局を構成する、そんなことはあり得ないと思いますけれども、そんなことになれ...全文を見る | ||
○前原委員 方向性を聞いているんです。つまりは、委員会が、小泉さんの言葉どおり七名の委員も客観的に選ばれて、本当にあるべき民営化、さっきおっしゃったように、採算性を含めて、今後の、三つ四つを統合するかどうかはまた議論の過程に入ってくるんでありましょうが、そういう人選もされることは...全文を見る | ||
○前原委員 この点も私は非常に重要な部分だと思いますし、厳しくその点については国民の目がある、本気かどうかが問われているということについては指摘をしておきたいと思います。 次に、民営化のあり方について、もちろん第三者機関で議論をされるということになるのでありましょうが、一つの...全文を見る | ||
○前原委員 要は、一体ということですね、望ましいのは。そこでうなずいてもらって結構ですよ。今の言葉でいったら、一体しかないじゃないですか。分離じゃないでしょう。そこまで言っておいてちゅうちょしないでください。さっきはけなしましたけれども、もうけなしませんから。一体ですね。しっかり...全文を見る | ||
○前原委員 いや、答えてもらっていいんですよ。だから、総裁が悪いんじゃなくて、聞いた私が悪いということにすればいいわけです、これから議論するのに。 しかし、今の文章をとらえて考えれば、一体としかとらえられないでしょう。答えたら楽になりますから。しつこく聞きますよ。どっちですか...全文を見る | ||
○前原委員 道路局が削除する前の諸井委員会の答申と考えてよろしいんですね。イエス、ノー、どちらですか。 | ||
○前原委員 質問時間がなくなるので、では、もうやめておきましょう。 要は、一体ということですね。知っているんですよ。総裁が一体論者だというのを私は知っているんです。ちゃんと私の調査網ではそういうふうに色分けはしておりますので、御答弁いただいたとおりのお考えを持っておられるとい...全文を見る | ||
○前原委員 海外の例とおっしゃいましたけれども、日本でも上下分離をして失敗した例があるのを大臣は御存じですか。これは新幹線保有機構なんですよ。新幹線保有機構というのは、これは、新幹線保有機構という別組織に東海、山陽、東北、上越の四新幹線を保有させて、そしてJR東海、西日本、東日本...全文を見る | ||
○前原委員 とにかくここは非常に大きなポイントで、私は、ここのポイントが小泉内閣のいわゆる本気さのバロメーター、リトマス試験紙と言っても過言ではない。ここで上下分離方式をとって、そして下を今までどおりつくり続けられるような方式をとるのであれば、全くのにせものだということがわかると...全文を見る | ||
○前原委員 特定財源についてはそういう御見解、つまりはもっと一般財源化した方がいい、そういうことですね。 | ||
○前原委員 私は幾つか質問したわけです。一つは、国幹審で決めた一一五二〇、そして九三四二、これについてどう考えるのかということ、これをお答えいただきたいのと、もう一つは、道路の五カ年計画、五年間で七十八兆円、これはもちろん特定財源に極めて密接に結びついている話でありますが、これは...全文を見る | ||
○前原委員 さっき大臣が御答弁されたことは矛盾があるんです。つまりは、今後第三者機関で議論をされることで、担当大臣である自分が主観的な意見を申し上げて、そしてその議論に影響を及ぼすのはいかがなものかとおっしゃいましたけれども、リース方式、コンセッション方式ということになれば、自分...全文を見る | ||
○前原委員 矛盾していると思いますよ。もしその組織をつくって客観的議論をされるんなら、私ども委員が質問しても、そういうことも含めて答弁されない方がいい、それだったら。あるいは、今まで長い間議論してきたことについて、民営化のあり方について、何も、第三者機関ですることだからということ...全文を見る | ||
○前原委員 どういう意味ですか、それ。茶化さないでください。 | ||
○前原委員 残念な議論はしたくないんです。本当に政治家としてお互い、この国のあり方、またこの問題についてどういうあり方がいいのかということを真剣に議論しているわけですから、茶化さないでしっかり答えてもらいたいと思います。茶化しているでしょう、答弁が。そのことについて私は言っている...全文を見る | ||
○前原委員 子供のけんかじゃないんだから。まともに答えてくれと言っているわけで、それに答えないから、私の客観的な意見、あるいは報道されている、あなたは道路族に魂を売ったと言って何が悪いんだ。それが気に入らなくて答弁しないなら答弁しなくていいよ。帰ったらいいよ。そのかわり、この委員...全文を見る | ||
○前原委員 じゃ、前の発言を撤回してください、答弁しないと言ったんだから。 委員長、私のありのままの感想を言って、それが侮辱で、それに答えられないというなら帰ったらいいと言ったんです。別にそれは感情で言っているんじゃない。担当者として責任のない発言をしたから、それを撤回しても...全文を見る | ||
○前原委員 必要であれば、今までの大臣の発言、道路公団の民営化、改革についての発言、全部時系列的にどういう発言をされてきたのかということを見て、先ほどの私の発言が侮辱するものかどうなのか、幾らでも証明しろと言われれば証明をさせていただきます。 私の質問に答えてください。なぜ償...全文を見る | ||
○前原委員 そんな子供だましみたいな答弁をしないでもらいたい。つまり、償還主義というのはどういう定義かというと、決められた期限までに借入金を返済するということなんですよ。これは、だから償還主義というんです。では、民営化された例えばJRとかそういうものが償還主義をとっていますか。と...全文を見る | ||
○前原委員 それでしたら、五十年と決めた、今おっしゃった交通量、金利の動向、そういうものを調査の上とおっしゃったんだったら、そういう資料、もとになる資料を委員会に提出していただきたいということを委員長にお願いをしたいと思います。理事会に提出をしてください。 | ||
○前原委員 そういうものが本当になかったら、今の話というのは子供だましになるんですよ、大臣。聞いていますか。ですから、償還主義というのは、私は、民営化の考え方にはそぐわないというふうに思っています。 つまりは、決められた期限までに借入金を返済するように料金水準を決めるというこ...全文を見る | ||
○前原委員 そんなことは百も承知なわけですよ。しかし、形態を変えるんでしょう。道路公団の今までの運営が償還主義だったわけでしょう。プール制、償還主義一体でやってきたわけでしょう。それが、いわゆる事実の隠ぺい、そして借金の先延ばし、そういう問題になって、さっき私も言ったし、大臣も答...全文を見る | ||
○前原委員 つまりは、形態を変えるわけでしょう。だから、今までは償還主義だったのはよくわかっています、その議論でずっと今まで議論してきたんですから。民間会社になっても償還主義を続けるというのは理論的におかしいじゃないですか。違う形態にしようというのに償還主義をとるという前提を決め...全文を見る | ||
○前原委員 その議論はおかしいと思いますよ。国鉄からJRになって、JR各社が償還主義をとっていますか。とっていないでしょう。しかも、債務は引き継いでいますよ。債務をすべてほかのところに引き継いでいくなら償還主義から解放されるというのは、事実関係からしてもおかしいじゃないですか。だ...全文を見る | ||
○前原委員 今までの言葉と最後の償還主義が、言葉ではつながっていても内容では全然つながっていないわけです。償還主義を本当に理解されているんですか。 つまりは、新たな道路をつくらなきゃいけないというのは、わかりますよ、理解しますよ。それは、でも、国費でやるか何でやるかわからない...全文を見る | ||
○前原委員 償還主義は、つまりは終わる期限を決めるわけですよ。決めた期限までに返すということを前提とするわけです。そして、料金体系なんかをすべて決めるわけですよ。民営化する会社がそういうものに手足を縛られるのであればおかしいじゃないですかという話をしているわけです。 つまりは...全文を見る | ||
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりますけれども、償還主義というのはそもそも、何度も言いますけれども、支払う期限を決めて、そして料金体系を設定するというのが償還主義なんですよ。そんなものは、初めから足かせを決めるのではなくて、しっかりと民間会社に、償還主義をとるかとらないか...全文を見る | ||
04月12日 | 第154回国会 衆議院 内閣委員会 第6号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 まず簡単に事実関係を石原大臣、国土交通省にお伺いをしたいと思いますので、簡単で結構でございますのでお答えをいただきたいと思います。 まず、今の整備計画の九千三百四十二キロメートルについては、これは整備をするという前提に立って政府とし...全文を見る |
○前原委員 それで、第二東名、第二名神について、これは整備をするのかしないのか、このことについても石原大臣そして道路局長、それぞれお答えください。 | ||
○前原委員 九千三百四十二キロメートルの整備計画に、例えば第二東名の海老名—東京間は含まれていませんよね。ということになると、今国土交通省がお答えになったことを前提とするのであれば、九千三百四十二キロは当然のことながらさらに整備を進めていかなくてはいけない、一一五二〇というものの...全文を見る | ||
○前原委員 先日の私の質問で道路公団総裁がお答えになったのは、今の高速道路建設は国費投入がなくなった今となっては借入金によって賄っている、新たな建設については借入金によって賄っているということであります。 今回の日本道路公団の改革方針というものは、国費は二〇〇二年度以降投入し...全文を見る | ||
○前原委員 さて、今のようなお話があった中でいろいろちょっと詰めていきたいところがあるわけでありますけれども、一つは、石原大臣の御答弁は、基本的に行革担当大臣として、新たにつくるこの委員会において整備の進捗状況も決めていく、こういうことでありましたけれども、国土交通省は、これらの...全文を見る | ||
○前原委員 幾つか矛盾、問題点が今の大臣の答弁にはあります。需要見通しの話は後でさせていただきたいと思いますが、まず、償還主義のコインの裏表に、償還が終わった後の無料開放というのはそのとおりです。でも、これは道路公団方式ということでやっていく中で無料開放ということでありますよね。...全文を見る | ||
○前原委員 二つの点とも論理的にはお答えになっておりません。 一つは、今まで三十年、四十年、五十年という償還期限を延ばしてきた、プール制と償還主義で要はごまかし、そしてわからないような仕組みでやってきて、それが破綻をしかけている、こういうことで、しかし、五十年というキャップを...全文を見る | ||
○前原委員 極めて矛盾が多いんです。これはしつこくこれから質問しますが、今の大臣の御答弁を聞いていると、そうしたら道路公団は民営化しなくていいじゃないですか。何で民営化しなきゃいけないんですか。その議論に突き当たるんですよ。国費でやりゃいいじゃないか、税金で。そんなことになったら...全文を見る | ||
○前原委員 十分御理解をして答弁をいただきたいと思いますが、つまりは、民営化の議論をする、そして、民営化というのはコストパフォーマンスをどのようにしていくかということを求めていく、そして、先ほどおっしゃったようにむだな投資をなくしていく、こういう話だったわけです。しかし、今までは...全文を見る | ||
○前原委員 組織には投入しないのはわかります。高速道路建設について話をしているんです。 | ||
○前原委員 A'方式というものがもしこの議論の突破口になっているんだったら、国土交通省は極悪人だと思いますよ。つまりは、税金を使って高速道路をつくるという風穴をあけたから、今後も高速道路は、今までのものは別個に切り離して、今までのものはいわゆる民営化するところで管理維持しなさい、...全文を見る | ||
○前原委員 ちょっと、しっかり質問を聞いておいてくださいよ、時間の浪費ですから。 私は九千三百四十二キロの話をしているわけじゃないんですよ。九千三百四十二キロを前提に今まで道路公団はやってきた。それで、おっしゃるように、なかなか難しくなってきたので、A'方式もあった、我々から...全文を見る | ||
○前原委員 答弁内容がわかりませんので、資料を要求したいと思います。 つまりは、私の質問したかったのは、新たな新線建設をやっていく、その前提が国費ということであれば、今までのつくったものの借金の返済、そして通行料収入、そういったもので、道路公団方式で十分やっていけるんじゃない...全文を見る | ||
○前原委員 大臣、先ほどから話がかみ合っていません。別の観点から質問したいと思いますが、小泉総理大臣が予算委員会で、九千三百四十二キロメートルなんてできっこない、こうおっしゃいました。あなたはどう思われますか。 | ||
○前原委員 私の質問に答弁していない。できると思いますかという……(石原国務大臣「できると思うからこういうことになったという今お話をしているんです」と呼ぶ) では、もう一度答弁してください。いや、イエスかノーでいいのですよ。九千三百四十二キロはできるんですね。 | ||
○前原委員 民営化がどういう形になるのかわかりませんけれども、五十年償還期間、そちらの土俵に乗って話をして、それでできると思いますか。 | ||
○前原委員 ここの問題が明らかになったのは、要は、国費を投入してつくり続けようというところが見え見えなんですよ。となると、民営化するという一つの大きな意味のむだな投資、これは石原大臣がおっしゃった言葉をそのまま使いますが、むだな投資が抑制されるという当初の目的とは乖離した話になる...全文を見る | ||
○前原委員 ということは、新たな仕組みになったとしても、今の日本の財政状況を考えれば、九千三百四十二キロは、どんな枠組みをつくってもできるかできないか、どう思われますか。 | ||
○前原委員 今まで議論したので一番いい答弁だ。だから、要はできないということなんですよ。できないということを、では、さっきの話だと、国土交通省は九千三百四十二キロをやる、第二東名、第二名神は必要だ、第二東名、海老名—東京間は九千三百四十二キロにも入っていない。全く矛盾しているじゃ...全文を見る | ||
○前原委員 それでは、委員長の御発言でございますので、重く受けとめて、合同審査があるそうですので、国土交通大臣と行革担当大臣の発言が食い違えばその議論は前提として成り立たないということを留保した上で、質問を続行させていただきたいと思います。 しつこいようですが、もう一度償還主...全文を見る | ||
○前原委員 今まで償還主義で来て、そして借金があるから償還主義を続けなきゃいけないという議論は、それはあり得ないのです、そういう議論は。 では、実例を申し上げましょう。国鉄からJRになって、国鉄だって三十数兆円の借金があった。それをJR各社が持ったわけですけれども、JR各社は...全文を見る | ||
○前原委員 原点に置いていることが大きな間違いだと言っているわけですよ。 今のJRの例を聞いておられて、償還主義をとらなきゃいけないと本当に思われますか。つまりは、民営化、民間会社にするということは、何年で借金を返すという前提ではなくて、ひょっとしたらうまくいったら早く返せる...全文を見る | ||
○前原委員 キャッシュフローは国鉄にもあったんですよ。しかも、この間お話ししたように、あの国鉄でさえ減価償却はしていたわけです、会計制度で。こっちはしていないわけですよ。だから、そういう前提に立つと、今までの答弁は私に言わせると全く無味乾燥、全然答弁になっていない。償還主義という...全文を見る | ||
○前原委員 時間が少なくなってきて、私がこの間質問をして理事会に出していただいた資料の質問ができなくなりましたが、ある程度の質問はさせていただきたいなというふうに思っております。 委員会の資料、十日と、そしてきょうの朝の理事会で提出をしていただいたということでございますが、幾...全文を見る | ||
○前原委員 はい。 | ||
○前原委員 私は結構ですよ。 | ||
○前原委員 それでは、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 | ||
04月19日 | 第154回国会 衆議院 内閣委員会 第8号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 時間がそれほどありませんので、簡単にポイントを絞って、主に総理にお伺いをしたいと思います。 この特殊法人等整理合理化計画の中に、道路公団あるいは首都高、阪神、本四に関する方針が書かれております。例えば、「国費は、平成十四年度以降、投...全文を見る |
○前原委員 五十年の問題はおっしゃるとおりでいいと思います。五十年は上限ですから、短くなっていい。私の言っているのは償還主義の話なんです。 つまりは、今の総理大臣の御答弁は、償還主義をとらなくても、民営化推進委員会で、当面スタートをするのにやりやすい方向で決めることも含めて考...全文を見る | ||
○前原委員 違う観点でこの点を言いますと、民間会社というのは、借金を持ちながら経営することは可能なわけですよ。つまりは、ある程度の借金を持ちながら、しかし、金融機関とうまくやり、もうけがある程度あれば、借金をゼロにしなくても民間の企業が経営を営々と続けていくことは可能なわけです。...全文を見る | ||
○前原委員 ということは、今おっしゃったような経営者の努力の中で上場を目指すという選択をすれば、償還主義、何度も申し上げますよ、ある時点が来ればゼロにするわけです。借金等をすべてゼロにする。その償還主義はとらなくてもいい、それが決して前提でないということをおっしゃるということです...全文を見る | ||
○前原委員 これは大事な発言ですよ。つまりは、償還主義は前提としないということを今総理がおっしゃった。私は、これであれば、今総理がおっしゃったことを前提にすれば、民間会社の議論をするフリーハンドを与えたことになると思います。今おっしゃったことは、償還主義を前提としなくてもいいとい...全文を見る | ||
○前原委員 では、そもそも論に返って質問をいたしますが、道路公団方式で国幹審が決めたことを整備していかなくてはいけなかった。その中で総理は、民営化しないとむだな道路がつくられる、むだな投資が続けられる、こういうお話をされていたと思うんですね。 その部分、国費を投入するものにつ...全文を見る | ||
○前原委員 そこまでおっしゃるんでしたら、私は、小泉総理の戦略に穴がある、これを申し上げたい。 つまりは、同じ方向性で多分議論ができていると私は思うんです。日本の国家財政を考えたときには、道路をつくり続けるという仕組みはおかしい。また、道路公団方式であれば、今総理が御答弁をさ...全文を見る | ||
○前原委員 それは全く詭弁ですよ。 つまりは、先ほど、道路公団方式でも私は改革ができるというふうに思っていますということを申し上げた。なぜかというと、道路特定財源を一般財源化して道路にお金がかからないようにする。あるいは、五カ年計画、五年間で七十八兆円、この大部分が特定財源に...全文を見る | ||
○前原委員 総理、お言葉を返すようですけれども、総理の御発言、真剣さというものは感じるものがありますよ。あるけれども、余りにも漠然とし過ぎているんですよ。内容がない。内容がないと言ったら失礼かな。内容が乏しい。それも失礼かもしれないな。 つまりは、道路特定財源の一般財源化、さ...全文を見る | ||
○前原委員 だから、こういう具体論になると途端に慎重になられるじゃないですか。ですから、私はためにする議論をしているわけじゃないし、小泉内閣の本気さというもの、あるいは総理の意識というものをだめだと言っているわけじゃないんです。 つまりは、特定財源の問題にしたって、議論を任せ...全文を見る | ||
○前原委員 そういう問題を言われると、郵政の問題とか個別の問題でははっきりおっしゃっているので皮肉を言いたくなりますし、道路特定財源の問題とかあるいは五カ年計画の見直しというのは、技術論じゃありません。本質論です。この高速道路を議論するときに、そこを議論せずして、あるいはそこの改...全文を見る | ||
○前原委員 生意気な言い方ですけれども、技術論は任せればいいということをさっき特定財源や五カ年計画でおっしゃいましたけれども、余りにも細かなところまでに関心がなさ過ぎますよ、総理、失礼ですけれども。つまりは、上下分離か一体かというのはこの問題の本質的な議論なんです。 私は、石...全文を見る | ||
○前原委員 では、お伺いしますが、その第三者委員会、新聞等の報道では、与党あるいは道路調査会の会長、我々風に言わせてもらえれば道路族とも話をして事前調整するということがちまたで言われていますが、そうされるんですか。それとも、総理が七名をみずから、この人が自分の改革をするにふさわし...全文を見る | ||
○前原委員 すれ違いもありますし、時間も終わりましたので、これでやめさせていただきますが、この人選、そしてその中で議論されて出てきた結果、これが小泉改革が本当に本物であるかどうか、それが問われる。これだけみんな真剣に議論してきて、技術的なことまで国民の前に明らかにしたことですから...全文を見る | ||
04月24日 | 第154回国会 衆議院 外務委員会 第12号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、拉致問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。 八尾恵さんというよど号ハイジャック犯の元妻の方が、情報提供ということで有本恵子さんの話をされることになりました。その事実に基づいて、警察庁が対策本部をつくって、拉致事件...全文を見る |
○前原委員 具体的な事項については答弁を差し控えるということでありますが、可能性が全くないと断言されるんですか、それとも、あるかもしれないとおっしゃるんですか。その点については触れてもらわないと、何のために来ていただいたのかわかりませんので、そこははっきりしてください。 | ||
○前原委員 さまざまなことが考えられるということでありますが、八尾恵さんには娘さんがおられますね、北におられると。どういう状況で北におられるかということは、公安調査庁は把握されているんですか。 | ||
○前原委員 娘さんがおられるわけです。まだ北朝鮮におられて、悪く言えば、身内がまだ北朝鮮にいるということは、私が先ほど申し上げた可能性というものは否定できないというふうに思います。 さて、この二十九、三十に日朝赤十字会談が行われるということでございますけれども、この有本恵子さ...全文を見る | ||
○前原委員 少し技術的なことを二点だけ申し上げて、簡単に御答弁いただきたいんですが、拉致問題と行方不明者問題と言葉が違うんですけれども、外務省としては拉致問題としてしっかりと北朝鮮に物をおっしゃっているのかということが一つと、新しい局面ということをおっしゃったのは、それは、南北の...全文を見る | ||
○前原委員 その日経の記者の方の話は私もよく伺うんですが、向こうももう面倒になったという話も伝わってこないわけではありません。何をもって新しい局面と言うかということはかなり慎重に見きわめた方がいいし、有史以来、二千万人を超える国で、あのような情報統制なり専制体制がとれている国とい...全文を見る | ||
○前原委員 要は、拉致問題というのは、政府が認定された、先ほど有本さんを除いて十名ということを申し上げましたけれども、その問題解決なくして日朝間の正常化交渉の進展はあり得ない、そういう認識でよろしいんですね。 | ||
○前原委員 先ほどの日経の記者の方の帰国ということが新たな状況だとおっしゃいましたけれども、私は全くそれは思っておりません。そしてまた、どのような状況の変化というものが向こうを利する形でやってくるかわかりません。したがって、大原則だけは持って交渉していただきたい。つまりは、一つの...全文を見る | ||
○前原委員 簡潔にお答えいただきたいんですが、私は、足して二で割るような話には落ちつけてほしくない、そうであれば、徹底的にまたいろいろな場面で追及をしていきたいと思います。つまりは、すべての役員について洗いざらいその背景を調べていただけるか、一部の役員の交代ということでお茶を濁し...全文を見る | ||
○前原委員 時間が来ましたので終わりますが、今お答えになった二番目の問題については、少し内部で検討してください。つまりは、しっかりとした、三信組についても総連からの独立というものが目に見える形でやるかということは、ぜひ内部で、ある時期までにそういうものを目指すということを決めてい...全文を見る | ||
05月21日 | 第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 それでは、通告をしております基本的人権の問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。 今回のこの武力攻撃事態における云々の法律案の中に、このような規定がございます。「日本国憲法の保障する国民の自由と権利が尊重されなければなら...全文を見る |
○前原委員 私がまず申し上げたいのは、この武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びにの安全確保法案でございますが、これは従来から基本法と位置づけられていたものですよね。基本法と位置づけられたもののもとに、例えば、第一分類、第二分類、あるいは今回出ていませんが、国民の避難とかそう...全文を見る | ||
○前原委員 少し食い違っております。つまりは、私は、憲法とこの法律の関係というものを申し上げているわけであって、その憲法の中の基本的人権の理念しか書かれていない、それがどのように担保されるかという話をしているわけであって、今おっしゃっているのは第三分類の話が中心になっているわけで...全文を見る | ||
○前原委員 ですから、私が申し上げているのは、それは個別の、第一分類、第二分類、あるいは将来、先送りをして二年後にやると言っている民間防衛あるいは米軍の支援との関係、そういう個別の法案は二年後にやるんでいいんですよ。基本法、つまり、包括法であるこの武力攻撃事態の法律において、根本...全文を見る | ||
○前原委員 いや、示されていないんですよ。 では、例えば、具体的に聞きますよ。 官房長官のおっしゃっているのは、いわゆる保護の話であって、言ってみれば、これからやろうとしている第三分類の領域の話なんですよ。私は違うんです。例えば、では具体的に伺いますよ。憲法第二十一条、集...全文を見る | ||
○前原委員 それでは、憲法の第三章に定められている国民の権利、自由の中で、制限が加えられ得るものというのはどれですか。列挙してください。 | ||
○前原委員 それは理念として書かれているものと全く同じなわけです。つまりは、憲法の第三章の「国民の権利及び義務」の中の、今おっしゃった部分というのは、まさに総論的な部分なんです。その後に個別のいわゆる権利それから自由というものが書かれているわけです。その中で、どれが制限を加えられ...全文を見る | ||
○前原委員 つまりは、何度も申し上げます、一番初めに申し上げたことを言いますけれども、この武力攻撃事態の法律というのは、これは基本法でしょう、もともとやられたものが。包括法というか、基本的な部分が書かれているものですよ。それに基づいて、第一分類、第二分類とか第三分類、米軍の行動に...全文を見る | ||
○前原委員 それはおかしいんですよ、今官房長官おっしゃっていることは。 例えば、個別の法律、今回出されている自衛隊法、それを適用するに当たって憲法で定められた基本的人権が侵害をされているというときに、じゃ、その基本理念に戻って、自分はどうすべきかと。その侵害された人間が、基本...全文を見る | ||
○前原委員 一つ委員長にお願いしたいのは、これ以上続けても問答の繰り返しになりますので、憲法に定められた国民の権利、自由の中で、どの権利、自由が制限をされ得るのか、あるいは、どの権利、自由が制限をどのような状況においてもされないのか、そのことについての整理をしていただきたいと同時...全文を見る | ||
○前原委員 では、三十分という細切れですので、この問題で聞きたいことを少し単発的に聞かせていただきます。 私がお伺いをしている限りは、行政不服審査法というのは適用除外であるということでありますけれども、それはそれでいいのか。しかし、損失補償についてはこの行政不服審査法が適用さ...全文を見る | ||
○前原委員 要は、適用除外じゃないということですね。 | ||
○前原委員 だから、適用除外じゃないか、イエス、ノーで結構ですから。 | ||
○前原委員 ちょっと、済みません、理解できなかったんですが。 例えば、武力攻撃事態と認定をされているときに、憲法で認められた権利、自由が侵害をされたと感じた人が、行政不服審査法にのっとって行政不服申し立てをすることはできるんですか。イエスかノーかで答えてください。 | ||
○前原委員 そうしたら、憲法上、基本的な人権が侵害されたという場合は、今御答弁では、この行政不服審査法の申し立てではないとおっしゃいましたけれども、では、これは最高裁、裁判所に訴えなきゃいけないということですか。 | ||
○前原委員 では、法律で、「公正かつ適正な手続の下に行われなければならない。」とされていますけれども、それで、されていないと感じたときには、それは、この行政不服審査法——憲法の問題ですよ。この法律は理念しか書いていないわけですから。さっき答弁されたように、理念しか書いていない。と...全文を見る | ||
○前原委員 今、官房長官、聞かれたように、この武力攻撃事態法の中には具体的な法律が、理念だけで、書いていないわけですよ。ですから、行政不服審査法によっての不服申し立てができない、こういう話なんですよね。 ということは、一番先の話になりますけれども、理念だけ書いたって根本にこれ...全文を見る | ||
○前原委員 先ほどの話とあわせて、つまりは、尊重するということの国際慣習があるということで、具体的にそれがどう担保されるかどうかということが明確ではないし、翻って、米軍もあわせてでありますけれども、自衛隊の行動において、何度も申し上げますけれども、我々は有事法制そのものがだめだと...全文を見る | ||
05月29日 | 第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 法律論に入る前に、一点、在外公館の問題について質問を、防衛庁長官、外務大臣にさせていただきたいと思います。 瀋陽の問題が起きまして、在外公館のいわゆる警備の問題というものがクローズアップをされてまいりました。日本の在外公館には、言っ...全文を見る |
○前原委員 法律論とか実態の話をしているわけではなくて、あるべき姿として長官どう思われますかということをお尋ねしているわけです。 | ||
○前原委員 同じ質問ですが、外務大臣、実態論、法律論はもう結構でございますので、必要性、今回の事件を踏まえた必要性についてどうお考えですか。 | ||
○前原委員 もう一度外務大臣にお尋ねをしますが、ハードなどの面での見直しを進めるということでありましたが、別に自衛隊員に限らなくてもいいと思うんです。先ほど防衛庁長官が御答弁いただきましたように、警察官ということで十分だということであればそれでもいいと思うんですが、しかし、他国の...全文を見る | ||
○前原委員 いや、だから、その先の話を聞いているわけです。一言で結構です。 | ||
○前原委員 本題ではありませんのでこれ以上やりませんが、たまたま亡命者であったから、こういうような、マスコミ報道も含めて国民の世論になっているわけです。逆にあれが、テレビに映っていない、あるいはテロ、ペルーの大使館等でありましたけれども、ああいう占拠をする人たちであった場合には全...全文を見る | ||
○前原委員 しっかり御検討いただきたいと思います。 それでは、法律の中身について議論させていただきたいと思いますが、先般、途中で切れております事柄に、基本的人権の尊重ということがございました。 速記録をいただきまして、私なりに前回のポイントというのはこういうことだなと思う...全文を見る | ||
○前原委員 この法案の一つの大きな欠陥というのは、今まさに官房長官が御答弁をされたことなんですね。 つまりは、憲法にのっとった法案だと、憲法に明記された国民の権利、自由。では、武力攻撃事態になったときに、どういう権利、自由が制限されて、どういう権利、自由が制限されないのかとい...全文を見る | ||
○前原委員 要は、この法律が本当に憲法に合致しているものかどうかというのは、理念だけでは担保できないわけですよ。具体的に、今申し上げたように、どの権利、自由というものが制限され得るのか、されないのか、され得るとすれば、どういう状況で、どの程度なのか。その前提がないと個別の法案を審...全文を見る | ||
○前原委員 では、別の角度から質問いたしましょう。 この間、法制局長官が、つまりは理念の部分しか書いていないと、この法律自身。つまりは実体的な規定が置かれていないと。ということになれば行政不服審査というものにはならないと。適用除外じゃなくて、ならないと。具体的な法律に基づいて...全文を見る | ||
○前原委員 この間答弁されたとおりで、時間のむだですので、もう繰り返しはやめていただきたい。 ない場合はどうするんだという議論をしているわけですよ。ある場合はそれでいい、適用除外でない限りはそういう個別法をすればそういう対象になる、それはこの間御丁寧に答弁されたからわかりまし...全文を見る | ||
○前原委員 ですから、言いわけを聞いているんではなくて、官房長官、なぜ議論の前提として類型化を出されないんですか、少なくとも。どの権利、自由が制限され得て、絶対不可侵なものは何なのか、どういうときにその権利、自由が制限されるのか。それは、この理念を議論する上で示されないと、白紙委...全文を見る | ||
○前原委員 質問通告しているわけです。質問通告していて、その類型化をしてくれと言っているわけです。類型化をしないと私の質問ができないと言っているわけですから、質問しません、これから。出してください。 | ||
○前原委員 これは日本の最高法規の憲法にかかわる問題なんですよ。憲法に保障されている権利、自由というものが、具体的に、ではこの法律を通したときにどう制限されるのかされないのかということを類型化できないというのは、これは、官房長官、失礼ですけれども、答弁者として失格ですよ。 そ...全文を見る | ||
○前原委員 それは、理念だけ示して、そして、ちゃんとやるから後の個別法を通してくれという議論なんですよ、今の話は。 ですから、憲法に書かれている権利、自由、そういうものを、どれが制約されるのか、どれが制約されないのか、何度も言っているじゃないですか、それを示してくれと言ってい...全文を見る | ||
○前原委員 実は前回も要求したんですが、憲法で保障された国民の権利、自由、どれが制約され得るのか、あるいは絶対不可侵なのか、制約され得るとしたら、どの程度なのか、また、それはどういうふうに補償、救済措置があるのか、それをすべて類型化してくださいということをお願いしたはずです。ぜひ...全文を見る | ||
○前原委員 では、それをもとに、また、官房長官、あらかじめ事前通告しておきますから、その必要最小限度というのは、だれがどのような基準で判断するのか、そのこともしっかり答えられるようにしてくださいよ。 それから、公正かつ適正な手続ということでこの間官房長官は御答弁されましたよね...全文を見る | ||
○前原委員 法律に根拠は示されても、急な事態の場合には適用されない場合もあり得るということですね。 では、改めて答弁を求めますが、戦闘地域においては、この間防衛庁長官は、八十八条の世界である、こういう話でしたけれども、戦闘地域ではほかの法律は適用されないということになれば、こ...全文を見る | ||
○前原委員 ということは、国民の権利、自由というものが制約され得る可能性があるときは、戦闘地域にしてはいかぬということですか。そういうふうに今の御答弁では聞こえますよ。戦闘地域というのは、だれが望む望まないにかかわらず戦闘地域になり得るわけですから、そこに巻き込まれて、憲法の保障...全文を見る | ||
○前原委員 しかし、実際問題、武力の行使が行われていて、ドンパチが行われている戦闘地域というのがあったときにどうするんですか、今申し上げた権利、自由は守られるんですかという話をしているわけですよ。法律論の話じゃなくて、実態が戦闘地域になっている場合に、守られない場合はどうするんで...全文を見る | ||
○前原委員 では、戦闘行為が行われている場所、まあ結局、でも地域になるわけでしょう、どうしたって、人間は浮いてやることはできないんだから。だから地域があるわけですよ、それは。地域でドンパチが行われている、その活動根拠は自衛隊法の八十八条だと。その場合に、憲法で定められた国民の権利...全文を見る | ||
○前原委員 つまりは、公共の福祉ですべて逃げるという話なんですよ。要は、戦闘地域になった場合には、それは公共の福祉で、いわゆる憲法で保障された権利、自由というものが制約され得るという話ですけれども、そうなると先ほどの話に戻るわけです。絶対に不可侵のものがあるという御答弁がこの間あ...全文を見る | ||
○前原委員 初めからその答弁をしてくれたらいいんですよ。要は、制限され得る権利、自由、制限されない権利、自由を今初めて突っ込んで御答弁いただいたんです。内面的な自由でも、内面でとどまっている限りは絶対に不可侵だ、そういう話をしてくれということを先ほどから言っているわけですよ。 ...全文を見る | ||
○前原委員 では、もうちょっと絞って質問します。 尖閣列島が占拠された場合、しかし、ほかのところにその国が武力攻撃をする意図がない場合、とにかく尖閣だけ占拠したい、実効支配をしたいという場合は、武力攻撃事態なんですか。 | ||
○前原委員 国がと言っているんですよ。国が占拠した場合、つまりは、実力組織をもって国が占拠した場合。 | ||
○前原委員 官房長官、同じ質問です。 | ||
○前原委員 この国は本当にだめですね。つまりは、みずからの領土が実効支配を他国にされて、それについて武力攻撃事態だと認定するかどうかはわからないと。みずからの国土が占拠されたんですよ。実効支配している。そして、その周りの領海、接続水域、排他的経済水域、全部実効支配されるということ...全文を見る | ||
○前原委員 ちょっと、具体的にもっと詰めましょう。 例えば、組織的に尖閣列島を占拠するということになれば、前ぶれがあるわけですよね。そのときには自衛隊はどう動くんですか。そのときに、みずからの領土を占拠されないために、例えばスクランブル発進したり海上自衛隊の艦船が出るわけでし...全文を見る | ||
○前原委員 私、もうこの委員会で質疑するのがばからしくなってきた。情けなくなってきた。つまりは、具体的なことを質問して、そういうことを想定されないんだったら、有事法制やめたらいいよ。有事法制なんか整備しなくていいよ、こんな議論をするんだったら。何考えているんだ。そんな答弁する内閣...全文を見る | ||
○前原委員 個別に聞いているわけですよ、具体的に、防衛庁長官。そんなことは、ある程度勉強した人だったらだれでも答弁できますよ。防衛庁長官の答弁じゃない。実際、みずからの国の主権が、ある部分が脅かされそうになった場合に武力攻撃事態になり得ると一言答弁したらいいんですよ。僕がそっちへ...全文を見る | ||
○前原委員 初めからそう答えたらいいんですよ。ですから、みずからの国の一部が占拠される場合、これは主権侵害ですよ、領土を占拠されるというのは。それを武力攻撃事態と認定するかどうかについて答弁できない国なんて、内閣なんて、本当にもうやめた方がいいですよ。それは、まさしく武力攻撃事態...全文を見る | ||
○前原委員 今の御答弁ですと、今私が申し上げたような事態においては、武力攻撃事態と認定され得ない、こういうことですね。ということは、法の不備じゃないですか。 つまりは、今後、テロ、ゲリラ、そういうものに対しての対処というものを考えていかれるということでありますが、ある国が組織...全文を見る | ||
○前原委員 テロ、ゲリラというのは有事に至るまでということでありますが、これだけインターネット等いわゆる情報通信社会になった以上、単に弾が飛んでくるとかいうことだけがテロあるいは戦争じゃないわけですよね。そういう観点からすると、今後整備をされるということでありますが、この点につい...全文を見る | ||
○前原委員 最後に、自由党の提案者の方に御質問したいと思いますが、自由党案と政府案の違いというのはどこにあるのか、また、その中で、自由党案の特徴はどこにあるのかということをまず一点御質問したいのと、それから、武力攻撃事態の定義が違うということですが、自由党案と政府案とどう違うのか...全文を見る | ||
○前原委員 時間が来ましたので、終わります。 | ||
07月24日 | 第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第18号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 それでは、通告をしております質問内容に即してお尋ねをしていきたいと思います。 まず、きょうの理事会で私の質問していたことに対しての回答をいただきまして、冒頭、官房長官からそれについての御披露がありました。まず、その感想から申し上げた...全文を見る |
○前原委員 では、次に、二十条の保障する信教の自由のうち信仰の自由ですね。ここで、外部的な行為がなされた場合の、それ自体、公共の福祉による制約を受けることはあり得るということでありますが、具体的に、どういうものが想定されますか。 | ||
○前原委員 では、あえて私の方から違う例を申し上げますので、それがこの外部的な行為に当たるかどうかを御判断いただきたいと思うんです。 例えば教会をつくる、あるいはお寺をつくる、お墓をつくる、これは一種の信教の自由の信仰の自由からくるものということが言えるわけだと思いますね。つ...全文を見る | ||
○前原委員 何を私の聞いていないことをぺらぺらと時間を使ってしゃべっているんですか。私の聞いたことに答えればいいんですよ。 つまりは、信教の自由の延長線上で、いわゆる信仰の自由、そして、それの形としての神社仏閣あるいは教会、そういうものが収用の対象になり得るかどうかと。収用と...全文を見る | ||
○前原委員 官房長官、もう一遍私の言ったことに、法制局長官は頭がいいのかよくないのかわからないんですけれども、ちょっと簡単に答えてください。 つまりは、教会とか神社あるいは仏閣というものが作戦行動の中で邪魔であるというときには、それを正式な手続に基づいていわゆる撤収したり除去...全文を見る | ||
○前原委員 ですから、私が伺っているのは、憲法で保障された自由、権利というものがある、しかし、それは内面にとどまっている限りは絶対的な保障であるけれども、外部的な行為がなされた場合にはそれが制約を受けることもあり得る、こういうお話の具体例を申し上げているわけであって、神社仏閣それ...全文を見る | ||
○前原委員 初めからそう答えたらいいんですよ。 防衛庁長官、その百三条で、土地を壊したりできないと。では、原状復帰できる範囲でということになったら、その中に教会とか神社仏閣は入るんですか、入らないんですか。 | ||
○前原委員 それを初めから答えてもらったらいいんですよ。その質問をしているんですから。 ですから、まあ今さら言ってもしようがないですけれども、ずっとこういう答弁なんですよ。国民の皆さん方には、有事法制の必要性云々かんぬんよりも、やはりもう少し政府としては僕は真剣にこれは答えて...全文を見る | ||
○前原委員 質問は、どうやってそれを担保されるんですかと。 それでは、もう少し突っ込んだ質問をしましょうか。軍隊というのは、日ごろの訓練、またその計画に基づいて、それぞれのオペレーションというものがあらかじめ想定されているわけですよね。それは、どの国でそういう行動を行うかどう...全文を見る | ||
○前原委員 調整というのは、では、どういう調整のメカニズムになるわけですか。どことどこがやるんですか、その調整は。 | ||
○前原委員 有事の際に、その合同委員会というのが調整メカニズムとして機能するということが前提だと考えていいんですか。また、その主な構成メンバーはどういうメンバーになるんですか。 | ||
○前原委員 では、その調整メカニズムは、事前に日本の法令というものを米軍に知ってもらうような調整をするのか、あるいは、問題が起きたときにそれに対しての調整をするものなのか、どちらですか。 | ||
○前原委員 私の理解では、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインというものについては三つのパターンがある。平素からの協力と、それから周辺事態での協力、日本有事の協力。 日本有事の協力についてはまだ議論されていないはずですよ、内容的には。ということは、具体的にまだ決まっていな...全文を見る | ||
○前原委員 それは指針の一般的な項目であって、具体的な話では全くないんですよ。 先ほど申し上げたように、周辺事態の防衛協力でも、まだ詰まっていないところがあるはずです。その中身というのは、一番大変だというのを私が聞いているのは、調整の話、調整メカニズムの話です。 いわゆる...全文を見る | ||
○前原委員 議論し得るということで、私はその組織のことを言っているのではなくて、実際問題、今私の根本的な質問というのは、米軍が日本有事の際に行動する際に、日本の法律、特に憲法の遵守というものがどう担保されるかという話の中で、それを調整するのが、一つの形が合同委員会ということですけ...全文を見る | ||
○前原委員 結論からいうと、何も議論していないわけです。議論していないし、例えば、この法律ができていない状況で議論できないという理屈もわからないではありません。しかしながら、さっき申し上げたように、周辺事態の法律ができていても、まだ日米間ではこの具体的な詰めというのは調整できてい...全文を見る | ||
○前原委員 では、細かいことというのは、どういう具体的なことを議論しているんですか、言ってみてください。 | ||
○前原委員 御答弁されたように、共同作戦については、それは調整を日ごろからしておくことは当たり前の話なんですね。私は、その中に、日本の法律、特に憲法をどう米軍に遵守をしてもらうかというような徹底を事前にやっておかないと、さっきの外務大臣の御答弁のように、後でこれは調整してもしよう...全文を見る | ||
○前原委員 官房長官に一言御答弁いただきたいのですが、私も年に一、二回アメリカに行かせていただいて、向こうの政府の方あるいは専門家の方と話をしますけれども、日本有事の場合の防衛協力についての関心というのは極めて低いですよ、今。 つまりは、周辺事態については、ある特定の想定され...全文を見る | ||
○前原委員 次に移らせていただきますけれども、今有事法制の議論をしているわけでありますが、法律の中身、これについていろいろ問題があるということは再三申し上げてきたとおりでありますし、また今は、米軍との協力のいわゆる詰めの必要性、また戦略的な議論の開始の必要性というものをお話しした...全文を見る | ||
○前原委員 防衛庁長官、政治家同士の議論ですから、それを読まないで答弁してください。 つまり、私が言いたいのは、今の陸上自衛隊、陸におられたんですよね長官は、本当に今のその体制というものが、旧ソ連の着上陸侵攻作戦阻止から全く違う展開に変更できているんですか、部隊編成が。それを...全文を見る | ||
○前原委員 もうちょっとリーダーシップを持って答弁してもらいたいですね、それは、残念ですけれども。 ちょっと関連して二つ、違う質問をさせていただきたいのですが。 不審船の海底からの引き揚げについて外務大臣に伺いますが、中国への損害賠償というのはやるんですか、やらないんです...全文を見る | ||
○前原委員 外交というのは、私は相互主義というのが必要だと思うんですね。それは、不審船の引き揚げで何日何十日も船が停泊して、その辺の漁民が迷惑しているのは、それはあるかもしれませんが、中国の海洋調査船というのは、過去、かなり日本の排他的経済水域、あるいは尖閣の周りだと領海内にも侵...全文を見る | ||
○前原委員 向こうはお金の話まで来ているわけですね。余りお金の話をするのはどうかと思いますが。 先ほどおっしゃったように、枠組みができた後も違反件数というのはあるわけですよ。ありますし、それと同時に、それに対する被害というのも私はあると思いますよ。ですから、申し入れをして、向...全文を見る | ||
○前原委員 きょうは公安の方に来てもらっていると思いますが、ミレ、京滋、兵庫ひまわり、この理事長、副理事長、常務理事、それから非常勤の理事、この中に、定款に当たる、問題に当たると言われる朝鮮総連の幹部、元幹部、学習組、その所属メンバーや、所属したメンバーがいるかいないか、その点に...全文を見る | ||
○前原委員 今答弁されたように、村田副大臣、これはまだ人事で問題ありますよ。今聞かれたとおりですよ。 つまりは、定款違反、定款に抵触をしない人事であるというふうに思うとおっしゃいましたけれども、私も、今の局長が答弁されたように、そうじゃないと思っています。もしこれをスタートさ...全文を見る | ||
○前原委員 これで終わりにしますが、委員長にちょっとお願いをしたいと思います。 この事態特で、理事会で諮っていただくのが適切かどうかわかりませんが、日本の安全保障上、極めて重要な問題でございますし、今、私の議論と、それから警備局長、それから副大臣の答弁の中には、定款の定義とい...全文を見る | ||
○前原委員 質問を終わります。ありがとうございました。 | ||
10月29日 | 第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。私は、日朝正常化交渉に関連をして幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 まず、外務大臣にお伺いをしたいわけでございますが、九月の十七日に日朝首脳会談が行われました。そのときに私が一番奇異に思ったこと、そしてまた、それが余り議論されて...全文を見る |
○前原委員 情報がないということでありましたけれども、事実の解明ということは、今の金正日総書記の言葉、つまりは、自分は知らなかった、特殊機関の一部がやったことだということの是非も含めて事実の解明を行うということでよろしいんですね。 | ||
○前原委員 マスコミで報道されているという言い方を大臣はされましたけれども、マスコミで報道される以前に、亡命者の方々、かなり工作員として中核の役割を担っておられた方々の手記あるいは本、そういうものを見ましても、こういった拉致活動について、軍の一部がやれるような話ではない、これは必...全文を見る | ||
○前原委員 では、次に移らせていただきますが、先ほど伊藤英成議員に対する答弁の中で少し出ておりましたけれども、きょう、あしたとクアラルンプールで行われております日朝国交正常化交渉の中で、拉致そして核の問題というものが優先課題である、こういうことでございますけれども、もう一度私の方...全文を見る | ||
○前原委員 今、警察がお答えをいただきましたように、政府が認定した以外にもその可能性のある案件というものはある、こういうことでございます。 したがいまして、今クアラルンプールで行われております国交正常化交渉、拉致が優先課題の一つであるということでありますけれども、もう一度、外...全文を見る | ||
○前原委員 次に、国交正常化交渉の前提の問題でありますけれども、少し違った質問をさせていただきたいと思います。 日本に密輸されている覚せい剤につきまして少しお話をお伺いしたいと思うわけでありますが、警察からいただいた、生活安全局薬物対策課からいただいた資料でありますと、近年、...全文を見る | ||
○前原委員 まず、出し側と受け入れ側についてお話を伺いたいと思うのでありますが、北朝鮮が出どころであるということでございますけれども、その背景、つまり、どういう組織がやっているのか。つまりは、一般人が勝手にやっているのか、あるいは違う組織がやっているのか、あるいはまたは国家がやっ...全文を見る | ||
○前原委員 よく言われているのは、北朝鮮の北東部の羅南地域と言われるところで覚せい剤が栽培をされていて、工場などもある、精製されている、こういう話でありまして、今局長がお答えになったように、かなり資金力を持って組織的にやらない限りは、大量、高純度、そして統一の規格というものがなか...全文を見る | ||
○前原委員 認識をしていただいた上で、つまり、私がなぜこの覚せい剤の話をするかといいますと、国家が関与している可能性が高いわけです。先ほどの拉致の問題もしかりですけれども、あのように軍事独裁国家で、このような統一的な規格で、高純度で、覚せい剤を栽培そして精製して輸出をしているなん...全文を見る | ||
○前原委員 それで、さらにこの問題で伺いたいんですけれども、一つ、我々に明らかにされていないのが、昨年の五月の一日に金正日総書記の息子である金正男が入国をしたのではないかということが言われておりますけれども、そのことについては、いまだ国会の場で明らかにされておりません。しかし、い...全文を見る | ||
○前原委員 何度もその答弁は伺っていますし、また、やりとりの中で、それだったらなぜ外務省がわざわざ護衛までつけて北京までついていって送り返すのかということになるわけですね。 私は、やはりこの国会の場で確認できなかったということは、これはうそだと思います。つまりは、国会の場でう...全文を見る | ||
○前原委員 それでは、よろしくお願いいたします。 あと、警察にもう一つお話を伺いたいんですが、朝鮮総連の非公然組織と言われていました学習組が解散されたかどうかというような話があります。解散されたのではないかという言い方がなされているわけでありますが、私が在日の方に話を伺うと、...全文を見る | ||
○前原委員 私が聞いた中では、それは警察も十分に調査をされていると思いますけれども、やはりまだ日本国内に工作員が数百の単位で存在をするし、また、何か暗号放送もまだ続いているらしいですね。そういうことも含めて、私の聞いた範囲の中では、別組織、もちろん非公然組織だったものがさらに非公...全文を見る | ||
○前原委員 今後の追加的な、組織ぐるみとしての捜査ということはもうしないということですか。刑事事件として立件したということは、もう立件済みという意味ですか、今のは。 | ||
○前原委員 もちろん、皆さん方の努力があったからこそ、判決の中身で組織ぐるみというものにまで至っているのはそのとおりだと私は思います。私も話を聞きましたら、時効の問題とか、いろいろ難しい問題があるということを伺いましたけれども、組織ぐるみの犯罪であるということが明らかになって、し...全文を見る | ||
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりますが、今副大臣が御答弁のように、しゃくし定規に、言ってみれば、独立性を阻害することにはならないので、傘下団体の役員だからといって定款違反には当たらない、しかし、傘下団体の役員であっても独立性を阻害する人がいれば、それについては定款違反だ...全文を見る | ||
11月26日 | 第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第6号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 四名の参考人の皆さん方、きょうは、お忙しいところわざわざお越しをいただきまして、貴重な御意見を賜りましたことをまず御礼申し上げます。 まず、私のアフガニスタンあるいはイラクの問題に対する考え方を少しお話をして、それを受けていただく形...全文を見る |
○前原委員 さらに掘り下げた質問を、田中参考人、酒井参考人のお二人にお伺いをしたいんですが、先ほど酒井参考人がおっしゃった武力攻撃の事後の話、それは、そのケアというのは私も大切だと思います。先ほど田中参考人がおっしゃったように、平和的な解決だけでテロの根絶というのはなかなか難しい...全文を見る | ||
○前原委員 お二人にもう一点、さらにお伺いしたいんですが、パレスチナ問題、中東問題の解決というのがテロの根っこの部分にあるのはそのとおりだというふうに思います。 では、このパレスチナ問題、今なかなか難しい状況にあると思いますし、またテロ以降、風向きが変わってさらに激しくなって...全文を見る | ||
○前原委員 最後の質問をさせていただきたいと思うわけであります。 テロ特措法の基本計画に話を戻したいわけでございますけれども、私自身が少し政府の考え方あるいは取り組みに理解ができないというのは、これは政府というよりも与党三党の考え方なのかもしれませんけれども、どのような支援を...全文を見る | ||
○前原委員 貴重な御意見、ありがとうございました。 質問を終わります。 | ||
12月02日 | 第155回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 持ち時間の中で、私は、主に外交、安全保障、特に北朝鮮、そしてイラク、テロ対策などにつきまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、総理に伺います。 九月十七日に北朝鮮に行かれました。金正日総書記との話し合いの中で、相手側が...全文を見る |
○前原委員 いや、自分が会ってきて、その内容について評価するどうのこうのという質問をしているんじゃないんです。つまりは、おれは知らなかった、軍の一部が英雄主義、妄動主義に陥って勝手にやったことなんだ、この言葉を信じるかどうかという質問をしているんです。 | ||
○前原委員 ちゃんと質問に答えてください。つまりは、金正日総書記の、おれは知らなかった、軍の一部の英雄主義、妄動主義でやったことで知らなかったんだということで、問題をすりかえているわけですよ。そこの前提を是とするか非とするかですよ。 | ||
○前原委員 実は、この問題は、安保委員会で私、川口外務大臣にもう質問をしています。川口外務大臣の方が、私は、より外交についてシビアだなと思いました。信用しているとも信用していないとも言わない、しかし……(小泉内閣総理大臣「同じだよ」と呼ぶ)同じじゃないですよ。今から言いますから、...全文を見る | ||
○前原委員 全体像の話をする中で、今の小泉さんの言葉がいかに空虚かということがわかるかと思いますけれども、私は、五人の方を返さなかったのは政府はよかったと思っているんです。これは評価しているんですよ。 ただ、この間、田中均さん、アジア大洋州局長、大連に行かれましたね。そして、...全文を見る | ||
○前原委員 外務大臣、わかっておられないのかもしれませんが、日朝平壌宣言はもう崩れているんですよ。だって、核を開発していたんだから。核を開発していない前提であの文書をまとめたんでしょう、情報はあったかもしれないけれども。ということは、もう日朝平壌宣言を守っていないんですよ、彼らは...全文を見る | ||
○前原委員 そんな中で、先ほどちょっとお聞きをしましたけれども、田中局長が大連に行かれて接触されたと伺っておりますけれども、これは、五人の方の家族の問題のみですか、それとも他の交渉の糸口も含めて話をされたんですか。簡潔に御答弁ください。 | ||
○前原委員 全体像の話を進める前に、一つだけ国家公安委員長に御答弁をいただきたいんですが、今政府が認定をしている拉致被害は十件十五名ということでございますが、それ以外にも拉致された方々がおられるんではないかということがちまたで言われております。それについてどう真剣に取り組んでいた...全文を見る | ||
○前原委員 その点についても、日朝国交正常化交渉の中でしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。これは外務大臣にもお願いをしておきます。 それで、日朝交渉を全体としてどう進めていくのか、どう考えていくのかということのポイントで、今、ともすれば、拉致の問題あるいは核...全文を見る | ||
○前原委員 北朝鮮の工作船の一つの重要なミッションが麻薬取引だったのではないかというふうに言われております。 それで、別の観点から質問したいわけでありますけれども、去年の五月に成田にやってきた一人の人物が、金正日総書記の息子の金正男氏ではないかということが言われております。写...全文を見る | ||
○前原委員 そんなことを国民、だれも信用できないんですね。写真も撮って、では何で、外交官が付き添って、わざわざボディーガードまでつけて御丁寧に送り返したんですか。そんなことないですね。当時の田中外務大臣は、そんな厄介な者は帰しちゃいなさいと言ったという話もありますよね。 なぜ...全文を見る | ||
○前原委員 ちゃんと調べてから帰すものでしょう、普通は。だったら、その責任も含めて大問題ですよ。だって、写真も撮られているわけですしね。 国家公安委員長、写真も撮られていて、この人物が一体だれなのか。それは国家公安委員長からしっかり御答弁いただかなければいけない話かもしれませ...全文を見る | ||
○前原委員 では、事前にお渡ししている質問をしますよ。谷垣大臣、ちょっと聞いておいてくださいね。 金正男は、今まで日本に何回入国しているんですか。 | ||
○前原委員 さっきの法務大臣の御答弁ですけれども、調べないで、確認できなくて、それが重要な人物だから帰すことは間々あるなんて、こんな話は子供だましですよ。国会議員を冒涜していますよ。国会の場を冒涜していますよ。ちゃんと御答弁いただかなかったら、次の質問に行けません。 | ||
○前原委員 さっき、入管の方も含めて、外務省もついていっているわけですよ。そういう例がありますか、送り返しで外務省もついていった例は。しかも、何で北京なんですか。外務大臣。 | ||
○前原委員 例はないんですよ。例はないのにやっているのに、氏名がわからなかった、そして、よくある業務で帰したと。これはむちゃくちゃな答弁ですよ、法務大臣。 私がなぜこれにこだわるかというと、麻薬取引の中心人物かもしれないと言われているわけですよ。工作船の問題とも絡んでいるんじ...全文を見る | ||
○前原委員 うそがいっぱい入っているんですよ。つまりは、わからなかったら、そんな護衛を、前代未聞の護衛までつけて送るということはあり得ないんですよ。 これは、委員長、こんな答弁で私、質問を続けることはできません。協議してください。 | ||
○前原委員 今までの答弁と全く一緒でしょう、それだったら。今、委員長にまとめてもらったことについて文句をつける気ですか、法務大臣は。 つまりは、今の答弁に対して私は不服だと言っているわけですよ。それは入管ではあるかもしれないけれども、外務省でああいうふうにやるのは前代未聞なん...全文を見る | ||
○前原委員 北朝鮮との話し合いの全体像の中で、今覚せい剤の問題の話をしました。そして、この覚せい剤、今日本で出回っているものの中で、これは警察が出している数字でありますけれども、他の国を抜いて一位になっています。つまりは、政府が、警察庁がもう、北朝鮮製のものが入ってきて、それが一...全文を見る | ||
○前原委員 もうこれは事務手続からするとタイムリミットなんですね。今御答弁されて、あした、あさって発表されたら私は怒りますよ。つまりは、もうある程度内部で固まりつつあるんじゃないですか。 じゃ、まとめたいという思いを持っておられるかどうか、その程度でいいですよ、もう一度御答弁...全文を見る | ||
○前原委員 ハナに対して受け皿が決まる、そして正式にスタートするということになると、四千四百億円ぐらいのお金が投入される可能性がございます。となると、今まで合計をして一兆四千億円の公的資金、税金が朝銀破綻の穴埋めに使われる、こういう話になります。 総理に答弁をしていただきたい...全文を見る | ||
○前原委員 では、総理のおっしゃる全体とは何ですか。わかっておっしゃっているんですか。そういうふざけた答弁をしないでください。全体を考えて、何ですか、その全体というのは。 | ||
○前原委員 ちょっと、余りにも失礼な答弁じゃないですか、それは。つまりは、これは私、総理に質問するのは二回目なんですよ。 いろいろ調査しますとおっしゃった、二月の二十六日ですよ。何度も事務当局には来てもらいました。そして、民主党の部会にも来てもらって話をしました。全体でだれが...全文を見る | ||
○前原委員 いや、それは小泉さん、そういうのは逆ギレというんですよ。 今の話は、しかもハナのことですよ。僕はハナのことだけ言っているんじゃないんだ。ハナのことは四千四百億円の話だけれども、今までトータルで一兆四千億円だという話をしているんですよ、財務大臣は御存じだと思うけれど...全文を見る | ||
○前原委員 生意気な言い方ですけれども、判断じゃだめなんですよ。判断して、どう対処するかなんですよ。具体的に言えば、だれが責任をとるかということなんですよ。一兆四千億円の税金を入れるんですよ、金融監督がおかしかったんだから。判断をしてくれなんという話をしているんじゃないんだ。どう...全文を見る | ||
○前原委員 しっかり対処してください。 時間がそろそろ参りましたので、今の北朝鮮問題については、つまりは、拉致、核の問題、きょうは核の問題はやりませんでしたけれども核の問題、それから覚せい剤、そして朝銀の問題、トータルでやらなきゃいけない問題なんですね。確かに、拉致被害者の方...全文を見る | ||
○前原委員 答弁になっていません。なっていませんが、後で同僚の原口議員が引き続き質問をされると思いますので、私はこれで終わります。 | ||
12月05日 | 第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、海上保安庁長官、お越しでございますね、質問をさせていただきます。 二日の予算委員会の続きを質問させていただきたいと思うわけでありますが、昨年暮れに、奄美大島沖で北朝鮮の工作船と海上保安庁の巡視艇が銃撃戦を繰り広げまして、工作船...全文を見る |
○前原委員 長官、これは海上保安庁の職員に対する、殺人未遂なのかどうかわかりませんが、傷害未遂も含めて、そういう事案で捜査をされていると思います。 そして、まだ捜査の最中ですので細かな内容についてはおっしゃれないということはそのとおりだと思いますので、それについて深く追及はい...全文を見る | ||
○前原委員 外交問題、安全保障問題を解決する上でも今大事な捜査をされていると思いますので、今の御決意でよろしくお願い申し上げます。もう長官、結構でございます。 さて次に、渡辺周議員の質問にちょっと関連をしてお話をしたいと思います。 北朝鮮との国交正常化交渉の中で、これは政...全文を見る | ||
○前原委員 二点、今の御答弁でさらにお伺いをしたいんですが、食糧援助については取引とするつもりはないとおっしゃいましたけれども、その修飾語に、今の時点ではとおっしゃいました。 私は、今の時点ではということではなくて、もちろんそれは話が進んでどうなるかということはありますけれど...全文を見る | ||
○前原委員 防衛庁長官にお尋ねをしたいと思いますが、工作船の問題、これはおっしゃりにくいことかもしれませんけれども、日本独自の情報収集で昨年暮れの工作船が奄美大島沖にいるということがわかったことではないということに私は認識をしております。また、核の開発については、これもまたアメリ...全文を見る | ||
○前原委員 今、アメリカあるいはフランスから衛星の画像をもらって、そして、それを分析する。当然ながら、タイムラグがあります。 今おっしゃったように、四機打ち上げをして、これは建前は多目的衛星という、安全保障の目的のみに使われるものではないということですから、そういったところの...全文を見る | ||
○前原委員 認識は一緒なんです。とにかく自衛隊法の改正だけでは不十分です。 ただ、憲法の問題などをあわせて、包括的な機密漏えいを防止するための法律というものを、今の問題意識に立って、それは大臣の責任として、他の役所にまたがる話かもしれませんけれども、ぜひリードしていただきたい...全文を見る | ||
○前原委員 パキスタンの立場からすればそういう答えしかできないのかもしれませんが、しかしながら、そこはさらに日本の懸念というものを常に外交ルートで、またいろいろな要人にお会いをされる中で伝え続けていただきたい。日本の意思を明確にパキスタンに伝えるということが必要なんだろうと思いま...全文を見る | ||
○前原委員 答弁は要りませんが、私は、成功しているとおっしゃった今の外務大臣の根拠というのは余り賛成できないですね。つまりは、数が減ったから成功しているということは、少し後でフォローされていましたけれども、少し短絡的じゃないかと。つまりは、数が減っても核細胞分裂みたいにテロという...全文を見る | ||
○前原委員 時間が来たので終わりますが、先ほど田端議員の質問にもありましたけれども、もし私が懸念するとすれば、我が国周辺の環境の中で、イージス艦を中東に派遣することに対して、身の回りの安全がしっかり確保できるかどうか、その点は十分に検討されていると思いますけれども、遺漏なきを尽く...全文を見る |