前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第156回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まず、総理にお伺いします。簡単な質問ですのでお答えをください。  国連加盟国で、他国を攻撃できる法的根拠というのはどういうものがあるんでしょうか。挙げていただきたいと思います。
○前原委員 そのとおりです。自衛権と国連安保理決議、国連憲章の二十五条、この二つしかありません。  では、次に伺いますけれども、大量破壊兵器、またその運搬手段を保有している国、その理由のみで自衛権の発動の要件になりますか。御答弁をいただきたいと思います。
○前原委員 予防線を張られていると思うんですが、自衛権発動の三要件というのは、急迫不正の侵害があるということ、それから他に手段がない場合、それから必要最小限度、この三つが自衛権発動の三要件です。したがって、私からお答えをすると、大量破壊兵器を持っている、あるいはその運搬手段を持っ...全文を見る
○前原委員 それは詭弁なんですよ。  イラクを擁護するつもりは全くありません。シロだということは全くないでしょう。限りなくクロに近い。  そういう前提で言いますけれども、私は今聞いているのは、国際法に基づいて国連加盟国がどういう行動をとれるのかという話を聞いているわけです。で...全文を見る
○前原委員 初めからそう答えていただいたらいいんです。  つまりは、イラクの問題というのは自衛権の行使で物事が図られる話ではないということなんですね。ということは、もしイラク攻撃が可能であるならば、国連決議がなければできないんですよ。国連決議も、国連の決議の中に武力の行使を認め...全文を見る
○前原委員 ということは、入っていないということですね。  重大な違反があった場合に報告があるということは、また国連安保理が開かれることを想定していて、国連決議の一四四一で武力攻撃を行うということを認めているわけではないということですね。イエスかノーかで答えてください。
○前原委員 この一四四一については、アメリカの国連大使ネグロポンテさんも、今川口さんがおっしゃったことと同じことを言っています。つまりは、この一四四一の中には隠されたナイフはない、武力攻撃の自動性はないということをアメリカ自身も言っているわけです。つまりは、この一四四一の決議の中...全文を見る
○前原委員 そのとおりなんですよ。一九九八年の十二月にアメリカとイギリスがイラクを空爆しているんですね。砂漠のキツネ作戦ということで空爆をしています。そのときに求められた国連決議が六七八と六八七なんですね。でも、川口さん、外務大臣、六七八、六八七を根拠にすること、無理があるんじゃ...全文を見る
○前原委員 現実は国際法の厳格な解釈に基づいて行われなきゃいけないんです。その上で今までの国連決議。  国連決議というのは、今までの国連決議を想起し、想起しと何ぼでも書いてあるんですよ、幾らでも書いてある。それは今までのスタイルなんですよ、それを想起しというのは。だから、それを...全文を見る
○前原委員 誤解を生まないために何度も言いますけれども、イラクを守るために言っているんじゃないんです。攻撃というものが国際法に基づかれて行われないとなし崩し的になるということを心配して言っているわけです。イラクはクロであろうということは、私もそれは思いますよ、イラクがけしからぬ国...全文を見る
○前原委員 今の、物すごく大きな間違いを犯しておられますよ。六八七が武力攻撃を容認していると今おっしゃいましたね。いや、今そうおっしゃったじゃないですか。六八七が武力攻撃を認めているとおっしゃった。いや、今そうおっしゃいましたよ。それは、でも、もし間違いだったら訂正された方がいい...全文を見る
○前原委員 六七八に戻るというのはどこに書いてありますか。国連決議六百八十七に、どこに戻れと書いてありますか。どこに、戻って、それで六八七に基づいて武力攻撃ができると書いてありますか。
○前原委員 六八七については余り、でもこれは大事なところなのでちょっと詰めておかなきゃいけないんですけれども、六八七については大量破壊兵器についてのことを書いてある。でも、六七八というのは、クウェートをイラクが侵攻したことについて、そして原状復帰しなければあらゆる手段をとることが...全文を見る
○前原委員 話をもとに戻します。  国連決議一四四一、それまでにイラク関係に関する国連決議というのは十数本あるんですね。一番新しいのが一四四一です。最後の機会を与える、そしてまた、重大な違反があった場合にはまた国連安保理に報告をする、そういうところまで決めたわけです。全会一致で...全文を見る
○前原委員 ですから、ロジックの話として、一四四一の決議が自動性はない、そしてそれを、武力行使を認めていないというのはありますけれども、では、それがないけれども、重大な違反があった場合において、重大な違反があった場合に報告するとあるんですけれども、それを新たな決議を経ずに、ある国...全文を見る
○前原委員 あなたの方が現実とロジックを混同していますよ。ロジックの話をしているんだ、今は。頭を整理して答えてください。ロジックの話をしているんだから。  だから、一四四一に重大な違反があった場合、それで新たな国連決議がなかった場合に、ある国がイラクに対して攻撃する、国連加盟国...全文を見る
○前原委員 これはもう一遍言いますよ。  ロジックの話で、一四四一、重大な違反があった、国連に報告した、安保理に報告した。それで、そのときに、一つの選択肢として、ロジックの話として、要は国連が何かをまとめる前に、ある国が、もういいと、それで行動しちゃった、その行動については、イ...全文を見る
○前原委員 だから今、それはまさしくロジックの話を外れて、自分自身で、現実の話、可能性の話として想定しているんですか。純粋にロジックの話として僕は聞いているんですよ。ちゃんと答弁はしなさいよ。
○前原委員 なぜできないんですか。何度も同じ質問をして、何で答えられないんですか。ちゃんと答えないと、これ以上質問できないですよ。  外務大臣、ちょっと事務方に聞いていないで、あなたの責任で答えてくださいよ。これは、子供だましの話をしているんじゃないんだ。今、アメリカが実際にど...全文を見る
○前原委員 ふざけた答弁するんじゃないですよ。現実に起こり得る話を国会で議論できなくて何の国会なんですか。しかも、一四四一が、重大な違反があった場合に、それについて国連に報告する。それがなかった場合に、ある国がイラクに対して攻撃をした場合、それは、今までの国連決議に基づいて、それ...全文を見る
○前原委員 今のはおかしいんですよ。六八七というのはもう書いてあることで、それが、これから起きる状況によって六八七の解釈が変わること自体がおかしいんだ。むちゃくちゃ言っているんですよ。同じ質問に答えられないんだったら私は質問できませんから、その点をちゃんと答えてくださいよ。
○前原委員 同じ質問になりますよ。しつこく何度でも私は聞きますよ。この六八七、六七八に基づいて、アメリカ、イギリスがイラク攻撃をやったんだ。それを、昔の一九九〇年のクウェートを侵攻したときの決議を引っ張り出して、そしてそれに根拠を求めたんだ。  もっと違うことを挙げましょう。コ...全文を見る
○前原委員 もう一度改めて質問します。  国連の加盟国が他国を攻撃する根拠は、自衛権の発動か、国連憲章二十五条に基づく国連決議によるしかありません。今回のイラクの問題で、全会一致でこの間安保理でまとまったのは一四四一、これには武力攻撃を認める文言は入っていません。重大な違反があ...全文を見る
○前原委員 つまりは、一四四一の国連決議で国連に対して報告が、重大な違反があった場合、報告があった、新たな決議がなくても、その攻撃は国際法的な根拠はあり得るケースがあるということですね、今の答弁は。  そこで、ではちょっと聞きますよ。  国連の決議の中に、この六七八にしても六...全文を見る
○前原委員 そうなんですよ。だけれども、アメリカには国内法があるんですね。どういう国内法があるかというと、イラク解放法というのがある。これは完全にイラクの政権をかえるという国内法がある。しかも、アメリカは議会の決議、上院、下院も両方ですけれども、イラク攻撃を大統領にもう授権してい...全文を見る
○前原委員 そこの話になると、もう完全に逃げというか、仮定の話で全部逃げるんですよ。だから、そこをやはりここの国会の場というので議論しておかないと私はいけないと思うんです。  例えば、これは、イギリスというのは僕は立派な国だなとある種思うのは、イギリスの法務長官、法務大臣に当た...全文を見る
○前原委員 総理、この答弁聞いておられて、おもしろいですか。つまりは、国会として機能を果たしていると思われますか。  イギリスでは、法務長官が先ほど申し上げたようなことまでブレアさんに言っているわけですよ。つまりは、仮定の話で、しかし、そういうものについては注意してやりなさいと...全文を見る
○前原委員 いや、全然拍手するような答弁じゃないですよ。全然拍手するような答弁じゃない。  つまりは、他国は、主体的にこれをどう動かしていくかというような視点に立っているわけです。日本はその視点が全くない。つまりは、自分たちでどう国際社会の世論をつくり出していくかという観点が全...全文を見る
○前原委員 いや、中身のない議論を聞かせてもらった。私は、状況を総理に説明してもらおうと思って質問したんじゃない。  では、もう一つ、違う観点で言いますよ。  きょうの川口さんの談話、私はあきれましたよ。これ、パウエル国務長官の報告に対する談話。もう日本は完全にアメリカの安全...全文を見る
○前原委員 いや、説教するんならしてくださいよ。さっきの私の言ったところは言わずに、当たり前のこと書いてあるところを書いて何でいけないんだというのは、それは全くおかしな反論だと私は思いますよ。全く論理として成り立っていない。  あした、私また三十分ありますから、また続けて質問さ...全文を見る
02月07日第156回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。きのうに引き続きまして質問いたします。  きのうの続きを少しさせていただきたいと思いますが、きのう私が申し上げましたのは、国連加盟国が他国を攻撃できる条件というのは、自衛権の行使と、国連決議、国連憲章の第二十五条に基づく...全文を見る
○前原委員 では、お願いいたします。  昨日、総理大臣は、新たな国連決議がある方が望ましいとおっしゃいました。私どもは、新たな決議がなければやるべきでない、そういう思いを持っています。  幾つか論点を申し上げたいと思うのでありますけれども、まず一つは、これはアメリカの国内でも...全文を見る
○前原委員 国際協調を働きかけているということと、イラクに対して査察を全面的に受け入れろということについては、異存はありません。  もう少し具体的に、私が質問しているのは、新たな国連決議が望ましい、そういう場合に、どういう働きかけをアメリカも含めてされるんですかという話をしてい...全文を見る
○前原委員 十四日の報告を受けての話になりますが、新たな国連決議が必要であるとアメリカに言われますか。その点だけ簡単にお答えください。
○前原委員 ダイレクトにはお答えをいただいていないと思いますが、日本は国連にどれぐらいお金を出しているかというと、世界の第二位ですね。百九十一の加盟国がありますけれども、日本は五分の一のお金を出しています。二百四十億円。しかも、情けないことに、これはちょっと別個に答弁いただきたい...全文を見る
○前原委員 表明しても、それが変わっていないと、私は、物事が進んでいなければ意味がない——結構です。済みません。また、必要であればお願いいたしますので。  つまり、言っても変わっていないという、すべて、改革の話でも同じかもしれませんが、進まないことに対するいら立ちというのは物す...全文を見る
○前原委員 いろいろな話が言われています、つまりは、イージス艦を派遣したことについても、イラク攻撃を前提とした間接支援ではないかと。もちろん、政府の立場としては否定をされるんでしょうけれども、そう見られても仕方のない部分がある。  イージス艦については、カバーできる範囲が、今ま...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官はちょっと混同されていますね、私の質問を。私は、集団的自衛権の解釈を聞いているんじゃないんです。テロ特措法という法律の範囲の話を聞いているんです。  武力行使の一体化の話は今おっしゃったとおり。僕はその話を聞いていないんです。テロ特措法の範囲というのは、ま...全文を見る
○前原委員 いや、石破長官とあろうものがおかしいですよ、今の話は。わかっていて、しまったと思っておっしゃっているのかもしれないけれども。  つまりは、もう一遍整理しますよ、武力行使の一体化、僕は憲法解釈を聞いているんじゃないんです。集団的自衛権の話を聞いているわけじゃなくて、テ...全文を見る
○前原委員 いや、答弁になっていませんし、仮定の話にすりかえて逃げておられるだけですよ、それは。私が聞いているのは、先ほど切り分けられないとおっしゃったんです。明確にそれはおっしゃったんです。もうそれは答弁として覆らない。切り分けられないとおっしゃったのであれば、テロ特措法の範囲...全文を見る
○前原委員 同じ質問になってしまいますので、この点は留保させていただきたいと思います。  明確に切り分けられないとおっしゃった。そして、テロ特措法に基づいて、今護衛艦は二隻、一隻はイージス艦を派遣している。そして、情報収集能力、処理能力は格段に向上した。それはイラクの間接支援と...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりますけれども、今の竹中さんが答弁されたのは立件された分だけなんですよ。つまりは、一兆四千億円の莫大なお金の一部にすぎないんです、立件した話は。そうじゃなくて、さっき申し上げたように、架空融資とか仮名口座とかでいっぱい細工を、工夫をして、朝...全文を見る
○前原委員 これで終わりにしますが、最後に、委員長に要望します。  今総理の御答弁されたことは今までの答弁の繰り返しですし、何度も申し上げるように、立件されているものというのはごく一部なんですよ。一兆四千億円の話のごく一部。しかも、もう時効の話もたくさんあるんです、バブルのころ...全文を見る
○前原委員 はい、お願いします。  では、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
03月03日第156回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  総理に、まず、前回の質問の中で総理が御答弁をされたことの確認をさせていただきたいと思います。  国連加盟国が他国を攻撃できる正当性について、二つお答えになられました。自衛権の行使と国連の安保理決議と。総理がお答えになったことです。日本...全文を見る
○前原委員 その二つについて、日本の立場も当然そうであるし、国際社会もそうあるべきだというふうに思われますか。
○前原委員 外務大臣、歴史の確認で二つお答えをいただきたいんですが、一九八一年にイスラエルがイラクを空爆していますね、爆撃していますね、核施設の建設で。これは国際法的にはどう解釈したらいいんでしょうか、これが一つ。それから、一九九九年にNATOがセルビアを空爆していますね、いわゆ...全文を見る
○前原委員 前者については非難したということは、イスラエルは国際法を逸脱した行為を行ったということを日本政府としてはおっしゃっているわけですね。ということは、後者のNATOのセルビア空爆、コソボ介入については、アメリカも当然NATOの一員でありますので入っていますね。先ほど総理が...全文を見る
○前原委員 私は、今後起こることについても、あるいは過去起こったことについても、いかに国際法のルールというものを厳守した上で国際社会が対応していくかということを確認していかなくてはいけないというふうに思います。その意味で、少し二つのことについては歴史の事実として質問をさせてもらい...全文を見る
○前原委員 では、統一見解を出してほしいというお願いをしました。それで、それについては外務省から拒否の回答が来ていますね、不適切と考えると。なぜ不適切かということについては今外務大臣が答弁をされたとおりなので繰り返しをしませんけれども、純粋法理論的にはあり得る、こういうお話ですね...全文を見る
○前原委員 六七八の主文の二つ目で、「あらゆる必要な手段を取る権限を与える。」と。その前提として今おっしゃったのが、六六〇の安保理決議を堅持かつ実施するというところと、それから、同地域における国際の平和と安全を回復するために、この二つが並列だ、こういう話ですね。  ここは、そこ...全文を見る
○前原委員 そういうことも含めて、統一見解を出していただきたいと思います。
○前原委員 それでは、法律的な議論は、それを見た上でまた改めてさせていただきたいと思います。  今回、アメリカに行かせていただいて、これは総理、聞いておいていただきたいんですけれども、アメリカの戦争観が多分変化したんだろうと私は思っています。  つまりは、九月十一日のテロ以降...全文を見る
○前原委員 今後どういう世界情勢の転換になっていくかわかりませんけれども、私はさっき申し上げたような見通しを持っています。つまりは、今までの自衛権の行使の急迫不正の侵害という狭い範囲の自衛権の行使を認めるという考え方と、あるいは国連決議だけでは、なかなかアメリカの今後の行動という...全文を見る
○前原委員 今の、ちゃんと私の質問にもう少し答えてください、端的に答えてください。  盾と矛の関係、盾の役割、じゃ、今果たせるんですか。考えられるような武力攻撃、つまりは大規模な着上陸侵攻ではなくて、ミサイルが飛んできたりあるいはテロが起きたりしているときに、それでも自衛隊とい...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりにいたしますが、今防衛庁長官がお答えになったことは、実態がわかっておられながら苦しい答弁の部分があると思いますよ。  私は、アメリカとの関係というのは今後も大切だと思うし、アメリカを信じるかどうかということを言っているわけじゃないんです...全文を見る
○前原委員 終わります。
03月20日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○前原委員 民主党の前原誠司でございます。  それでは、イラク問題を通じて、憲法と条約の関係について話をさせていただきたいと思います。  国内法と国際法の関係に関しては、大まかに三通りのカテゴリーが考えられます。まず一つは、国内法と国際法は、それぞれ法的根拠を全く異にした別個...全文を見る
03月24日第156回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○前原委員 民主党の前原誠司でございます。  総理初め出席をいただいている各大臣に質問させていただきたいと思います。  まず、今回のイラク攻撃につきまして、我が党の考え方というものをしっかり述べさせていただきたいと思います。  湾岸戦争以降、十二年間にわたり十七の国連決議違...全文を見る
○前原委員 総理はよく、危険な大量破壊兵器が危険な独裁者の手に渡ったらどんな危険な目に遭うかわからない、日本も他人事ではない、こういう答弁あるいは説明をされておりますけれども、では、これは、法的根拠とは関係なく実際の問題をおっしゃっているということで認識してよろしいんですか。
○前原委員 それでは、その一四四一やら六七八、六八七という国連決議に基づいて、今回のアメリカ、イギリスなどによる武力攻撃というものは国際法上正当性がある、こういう御答弁ですね。  ということは、裏返して言えば、国際法上正当性のない攻撃については、たとえ同盟国であるアメリカであっ...全文を見る
○前原委員 もう一度御答弁いただきたいと思います。国際法上正当性のない行動については、同盟国であっても支持しないということですね。
○前原委員 そこは、これ、ずっとこれから今の総理の答弁というのは有効性を持ち得るわけでありますので、ぜひそのことは肝に銘じて、これからの外交をやっていただきたいと思うわけであります。  なぜこういう話をするかといいますと、二月の末にアメリカに私も行かせていただきまして、いろいろ...全文を見る
○前原委員 今御答弁されたことなんですけれども、要は、有権解釈権は国連安保理にあるとおっしゃったんですね、今。そのとおりなんですよ、国連安保理にある。  しかし、アナン事務総長が、アメリカ、イギリスの行動は国連憲章違反である、こういうことを言っているわけですよ。事務総長が言って...全文を見る
○前原委員 都合のいいアナン事務総長の発言だけを取り上げてそういう説明をするのは、私はおかしいと思いますよ。国連憲章違反だと明確にアナン事務総長はおっしゃったじゃないですか。  では、その一四四一のどこを指して一四四一が認めておるとおっしゃるんですか。だったら、なぜに他の安保理...全文を見る
○前原委員 後段については、また質問いたします。  総理、アナン事務総長が、有権解釈はない、単なる事務局のトップである、ですから安保理決議に対して有権解釈権はないんだ、こういう発言ですけれども、そのアナン事務総長の、権威を、一国の外務大臣がそういう発言をすることは妥当だと思われ...全文を見る
○前原委員 正当性について疑義があるとはどういう意味ですか。正当性に疑義があるということになったら、米英の攻撃の正当性に疑義があるということになりますよ。
○前原委員 アナン事務総長について川口外務大臣がおっしゃったことについては、今どう判断されているか。本当に国連の事務方のトップですよ。非常に権限のある人で、これは安保理、例えば前の事務総長は、アメリカの拒否権で更迭されたわけですよね、認められずに。それぐらい権限のある人を、そうい...全文を見る
○前原委員 つまりは、アナン事務総長が国連憲章違反だと言ったことについては、事務方のトップは口出すな、そういう話をしているわけでしょう、川口外務大臣は。有権解釈権がないと言ったんだから。それについては認める必要がないと言ったんでしょう。どうぞ。(発言する者あり)
○前原委員 アナン事務総長に対する発言については、これは私は、重大な発言として抗議をします。そして、外務大臣の資質を疑うものとして、厳しく指摘をしておきたいと思います。  それから、今の有権解釈権について、安保理の理事会にあるということですけれども、安保理の理事会は、決議六八七...全文を見る
○前原委員 二点について外務大臣に対して質問させていただきたいんです。  ちょっと私は知らなかったんですが、今、同僚議員の末松議員からアドバイスをいただきまして、国連憲章の第九十九条、「事務総長は、国際の平和及び安全の維持を脅威すると認める事項について、安全保障理事会の注意を促...全文を見る
○前原委員 全然わかりません。  後半の問題については、私がさっき申し上げたとおり、他の安全保障理事会常任理事国が、今川口外務大臣がおっしゃったことについてはそういう理解をしていないと言えば、すべて崩れるわけですよ、話は。それは、日本国の外務大臣としての見解じゃないですか、アメ...全文を見る
○前原委員 安保理が今決められていないということと、安保理が有権解釈権があって、今この地域における国際平和と安全を回復するための状況ではないということとは全く違う話なんですよ。全然違う話を今同じように答弁されているんですよ。違いますよ。しかも、デザートフォックスの話をされるのであ...全文を見る
○前原委員 ほかの問題について質問をしたいと思います。  私は、今回のアメリカ、イギリスの攻撃については幾つか腑に落ちないことがあります。一番初めに申し上げましたように、イラクに対して、私は、過去の十七の国連決議を履行していない、そして、非はイラクにあるということは改めて申し上...全文を見る
○前原委員 今まで事前協議というのは一個も行われていないし、答弁をされる時間を省くために申し上げましょう。ベトナム戦争のときも、つまりは、空母はその母港に、横須賀、そのころはエンタープライズ、今はキティーホークでありますけれども、解釈としては、政府の統一見解を言いますと、  航...全文を見る
○前原委員 きょうは赤城副大臣が来られていますけれども、お父さんが防衛庁長官のときに……(発言する者あり)おじいさん、失礼しました。おじいさんが防衛庁長官のときに、補給などについても、やはりロジスティックについてはちゃんと言及されているんですよ。補給をしていったものについては、そ...全文を見る
○前原委員 それはアメリカの立場に立った説明なんです。アメリカがわざわざ、横須賀を出るときに、何週間もかかるわけですよ、ペルシャ湾まで行くのに。そのときに、作戦行動がもう決まっているとか、そういう話するわけないじゃないですか。そうであれば、横須賀を母港としている空母が出てペルシャ...全文を見る
○前原委員 では、次の質問にちゃんと答えてください。  第六条、日米安保条約、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、」基地提供は、極東における国際の平和及び安全の維持のためということに使われているんですよ。  ベトナム戦争はぎりぎり...全文を見る
○前原委員 これはたまげたひどい答弁ですね。  極東の地域からほかの地域に行ったら、極東の平和と安全のためでオーケーだ。これはもう、条約遵守を生命線に置く政府の一番トップの人としては、全くもって、答弁、おかしいですよ。これはおかしい。こんな答弁、おかしい。     〔杉浦委員...全文を見る
○前原委員 これはびっくりしましたね。アメリカのために日本の政府が安保条約を拡大解釈し続ける。本当にアメリカの走狗と言われても仕方がない。  大臣、もう一遍読みますよ、これ。  安保条約の第六条、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため...全文を見る
○前原委員 このイラク攻撃が日米安保条約上の目的だとは、驚きました。日米安保条約を達成するための目的ですか、これ。そうしたら、日本は自衛権を発動したらいいじゃないですか。もう支離滅裂ですよ、この答弁は。  このままでは私は質問を続行できません。今の答弁でしたら、安保条約は全世界...全文を見る
○前原委員 同じことじゃないんですよ。川口大臣、私も国会に送ってもらって十年、安全保障をずっとやらせてもらってきて、余りなめた答弁をしてもらっては困ります。  つまりは、日米ガイドラインのときでも、極東の問題というのは非常にイシューになったんですよ。だから周辺事態という名前に変...全文を見る
○前原委員 その次の質問を、関連で統一見解を続けますよ。  新安保条約の基本的な考え方は右のとおり。右のとおりというのは、私がさっき言ったとおりであるが、この地域に対して武力攻撃が行われ、あるいは、この区域の安全が周辺地域に起こった事情のため脅威とされるような場合、米国がこれに...全文を見る
○前原委員 移動について、では、日米安保条約のどの部分をもって日米安保条約で認められていると言うんですか。  それともう一つ、今までの答弁と異ならないとおっしゃいましたけれども、行っている地域が違うんですよ、全く。今までは極東、では、全世界どこでも行けるんですか、第六条に基づい...全文を見る
○前原委員 私の質問に明確に答えてください。  どこに移動を認めると書いてありますか、第六条。解釈を拡大し続けていることについての後乗りをするだけじゃないですか、今の答弁は。
○前原委員 川口外務大臣、私は、外務大臣という仕事は、日本の国益をいかに代弁するかというのが外務大臣ですよね。少なくとも、もし私があなたの席に座っていればそんな答弁は絶対にしないですよ。  先ほどの事前協議の問題、そして今のアメリカの地域の範囲の問題、まさに先ほど私が披瀝をした...全文を見る
○前原委員 ということは、今の論拠に立てば、その前提に基づいて日本の裏側で活動することも可能だということですね、ロジックとして。
○前原委員 いや、しかし、これは、日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するために、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許されていると書いてあるじゃないですか。これがそもそものことじゃないですか。 ...全文を見る
○前原委員 では、そのとおりを答えてください。そのとおりを答えてください、総理。(発言する者あり)
○前原委員 いやいや、もういい。子供のけんかみたいなことはやめますよ。  つまりは、総理、いい、もういい。読むんだったら、そんな、わかって、頭で理解しているような答弁の仕方をしないでくださいということを私は言いたかったんだ。  では、総理……(発言する者あり)
○前原委員 これについて、委員長、もう一度、つまりは、ペルシャ湾に展開しているキティーホークが今まさにバグダッドを攻撃している、そして、これについては、第六条の解釈については全く問題ないということをおっしゃいましたけれども、それの統一見解という形でもう一度出すように、委員長にお取...全文を見る
○前原委員 では、さらに質問いたしたいと思います。まあしかし、少し今のは私はあきれました。  日本がアメリカのイラク攻撃を支持しなかった場合、どういうデメリットがあるかについて、総理と議論させていただきたいと思います。  先ほどの法的解釈については、国連安保理の決議に基づいて...全文を見る
○前原委員 今の質問は、イラク攻撃を日本が支持しなかった場合、アメリカは五条事態の不履行ということを辞さない可能性がありますかという質問をしたんです。
○前原委員 日米安保条約というのは非対称性がありますけれども、私は双務性があると思っているんです。  つまりは、五条については、日本有事のときにアメリカが支援をする、その期待をするということ。ただ、そのかわりとして、先ほどから話になっている六条、これが全世界で適用されるなんとい...全文を見る
○前原委員 そういう答弁をする、あるいはそういう答え方をする人がいるから私はあえて申し上げたわけです。  最後に一つだけ。今大量破壊兵器の問題、おっしゃいましたね。イラクへの攻撃は、もともとアメリカはフセイン政権の転覆じゃないですか。大量破壊兵器の破棄というものが本来の目的であ...全文を見る
○前原委員 時間が来たのでこれで終わりますけれども、アメリカは国内法を持って、イラク解放法というのを持っているんですよ。要は、政権の転覆そのものがまずありきなんですよ。  そんな答弁は全く事実と反しているということを指摘して、私の質問を終わります。
03月25日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  四名の参考人の皆さん方、お忙しい中、また早朝よりお越しをいただきまして、貴重な御意見を開陳していただきましたことを党を代表して御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。  それでは質問に移らせていただきたいと思いますが、基本...全文を見る
○前原委員 それでは、事実確認の質問をもう一度川本参考人にお伺いしたいんですが、この償還主義というものを既に公団は変更する意図があるのかどうか、あるいは存続をしていくのか、その点についての御認識をお伺いしたいと思います。
○前原委員 では、次の質問は、田中参考人とそれから川本参考人、お二人にお伺いをしたいと思いますけれども、御尽力をされた推進委員会の中間整理で、新会社と国が契約を行うということが出されておりました。コンセッションという横文字が契約となっております。この委員会では、中間整理に関しては...全文を見る
○前原委員 それでは、具体的な法案の質問をさせていただきたいと思います。  まず、この本四連絡橋公団についてであります。  川本参考人に質問させていただきますけれども、この本四連絡橋公団につきましては、とりあえずの止血措置ということでございますけれども、私は、織方参考人のお考...全文を見る
○前原委員 もう一度質問をさせていただきたいと思うのでありますけれども、これは田中参考人もおっしゃいましたし、今、川本参考人もおっしゃったように、民営化推進委員会においての答申というものの一つの具体化としてこういう法案が出てきているんだという認識は私は持っているわけでありますけれ...全文を見る
○前原委員 次に、これもお二人に集中して申しわけございません、あとのお二人にはまた後で質問させていただきたいと思いますけれども、いろいろすったもんだがあれ、しかしながら最終答申というものを出されたわけでありますけれども、この最終答申を前提に、何を総理に望まれるのか。  極めて漠...全文を見る
○前原委員 次の質問をさせていただきたいと思います。  道路のスキームというものは、国家の財政においてはあくまでもその一部でありまして、これは周知のこととして、国、地方合わせて七百兆円近い債務がある。その中で、果たして今後、今まで決められたような高速道路建設が可能なのかどうかと...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
03月27日第156回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○前原委員 民主党の前原でございます。まず、イラクの問題に絡んで、日本の安全保障の体制について質問をさせていただきたいと思います。  この戦争の法的根拠であるとか妥当性については、我が党と政府は意見の分かれるところではありますけれども、実際始まりました。  始まった中で、今後...全文を見る
○前原委員 今ある危険とおっしゃった部分でつけ加えて言うのであれば、では、矛の能力は日本は持たなくていいのか、アメリカにすべて任せていっていいのかということがあると思うんですね。イラクの問題について、日本はアメリカを支援しなかったら北のときに協力してもらえないという議論があるのと...全文を見る
○前原委員 今までのことはよくわかっているんです。打撃力は米国にゆだねるということは、おっしゃるとおり。私は、今後の話をしている。今後の話をしている中で、この議論はオール・オア・ナッシングじゃないんです。  つまりは、アメリカがやってくれていることを全部日本でやるなんということ...全文を見る
○前原委員 瓶のふた論という話をされましたけれども、私は、残念ながら、そういう議論はかなり色あせてきているんだろうと思うんです。これは、日本の経済がかなり長期不況の中で、脅威の対象に値しないと見られている部分もあるわけですね。  そういう中で、私は、年に一、二回アメリカに行って...全文を見る
○前原委員 現大綱の見直しに私は若干かかわらせていただきましたけれども、あれは二十年近くも変わらなかったですね、前の大綱は。私は、これは逆に全くおかしいと思うんです。  今おっしゃったように、ポスト冷戦ではなく、私も、一昨年の九月十一日のテロ以降、これはまたじっくり議論しなきゃ...全文を見る
○前原委員 安全保障会議の中で、当然この問題については防衛庁長官の御意見というものはかなり重く受けとめられると思います。その意味で、防衛庁長官の今のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○前原委員 先ほど同僚の渡辺議員からも質問がありましたが、あした衛星が二機打ち上げられるということでありますけれども、よく言われているのには、その衛星の打ち上げに前後して北朝鮮の何らかの行動があるのではないかということでありますけれども、先ほど守屋防衛局長の答弁では、そういう動き...全文を見る
○前原委員 同じ質問を、防衛庁長官、御答弁ください。
○前原委員 事実関係ですので、議論をするつもりは全くありません。ぜひお二人には、さらに調べていただきたいと思います。  外務大臣がおっしゃったように、組織的なものなのかどうなのかというところについてはかなり詰める必要があると思いますけれども、ピョンヤン以外では十カ所ぐらいの地点...全文を見る
○前原委員 外務大臣に質問をしたいと思うのでありますが、中東和平をこれからどう築いていくのか、私は、今からその中身について外務省あるいは日本政府として知恵を絞って考えておくということは必要なことなんだろうというふうに思います。  ラビンさんという首相がおられましたね、イスラエル...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりにいたしますけれども、立場は違いますけれども、戦争が始まった、そしてアメリカの支援を日本がしているということで、私は、中東での今までのスタンスよりはより厳しい立場に日本が置かれると思います。  そういう意味で、顔の見える、そして、金だけ...全文を見る
05月06日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第5号
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○前原議員 ただいま議題となりました緊急事態への対処及びその未然の防止に関する基本法案につきまして、民主党・無所属クラブを代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  東西冷戦の終結に伴う国際情勢の多様化、複雑化に従い、正規軍による外部からの武力攻撃のみならず、各種のテロリズムやゲ...全文を見る
○前原委員 ただいま議題となりました武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案に対する修正案につきまして、民主党・無所属クラブを代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  今回、政府より提出されている武力攻撃事態対処法案は、武力攻撃事態等に対...全文を見る
05月09日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号
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○前原委員 今御指摘をされましたように、我々は一つの対案と、そして一つの修正案というものを出しております。  この武力攻撃事態対処法についての修正ポイントというものを我々出しているわけでありますけれども、それ以外についても、先ほど筒井議員が質問されましたように、答弁で担保しなく...全文を見る
○前原委員 我が党は、結党以来、有事法制を含めた緊急事態法制の必要性というものについては、党の安全保障政策等で確認をしてきております。したがって、今回も有事法制そのものは必要だという立場に立脚をしております。  それで、その上で申し上げますと、我々は、九九・九九九%、九を幾つ並...全文を見る
○前原委員 先ほどの御質問を伺っていて、我が党と御党との一つの違いというものは、アメリカとの同盟関係をどう考えるかといったところに私は一つの大きな考え方の違いが出てくるんだと思います。つまりは、アメリカの戦争に巻き込まれるかどうかというのは、それは有事法制の議論ではなくて、まさに...全文を見る
○前原委員 一番初めにお答えをいたしましたように、我が党は結党以来、有事法制を含む緊急事態の法律を定めるということは必要なことであると。したがって、今回も党内議論を経て対案、修正案というものを提案したということであります。これはあくまでも、日本の有事に全くそれに対応する法律がない...全文を見る
○前原委員 周辺事態と、そして武力攻撃事態、予測事態、それは併存することはあり得ると私は思います。  しかしながら、周辺事態においては、その基本計画に基づいて行動する。そしてまた、武力攻撃事態、予測事態においても、対処基本方針というものを定めて、そしてそれにいろいろな行動を盛り...全文を見る
05月12日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第8号
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○前原議員 今お話をされましたように、もともと筆頭理事を伊藤先生が務められて、また党内の緊急事態法制の座長を長らく務めておられましたので、そちらでお話しいただいてもいいことかと思いますけれども、提案者からもしっかりとこの場で発言をせよということだと思いますので、御答弁をさせていた...全文を見る
○前原委員 今御指摘がありましたように、有事法制というのは、有事に際して国がどう国民や地方公共団体に協力を求めていくのかという部分、これももちろん大切でありますけれども、それと同時に、協力を求められた国民なりが、憲法上で認められた基本的人権をどう保障されるのか、あるいは侵害された...全文を見る
○前原議員 自由党さんが示されているように、PKO活動の必要性というものについては、我が党も同じ考えを持っております。  ただし、若干異なりますのは、御党が別組織という形で国連の平和維持活動に積極的に参加をすべきだという御意見でありますけれども、我が党は、自衛隊の活用においてP...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○前原委員 この間木島委員にも御答弁をいたしましたように、この武力攻撃事態対処法の問題と、また日米安保条約、それに基づく外交関係との問題を混同されているんではないかということを再三再四申し上げました。  ブッシュ・ドクトリンの先制攻撃戦略については我が党は危惧をしているというこ...全文を見る
05月20日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号
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○衆議院議員(前原誠司君) 今御指摘をされましたように、憲法には緊急事態というか戦争に関する規定というものがございません。唯一あるとすれば、憲法第五十四条に「参議院の緊急集会」というものが書かれているぐらいでございまして、戦時あるいは緊急事態においてどう、例えば憲法で保障されてい...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど答弁をさせていただいた中にもかかわってまいりますけれども、憲法に基本的人権のくだりがございます。しかしながら、緊急事態においてもそれが果たして本当に担保されるのかどうかという疑念がございました。  去年からこの三法案につきましては衆議院でいろい...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど総理は、政府原案についておれもおかしいと思っていたんだよなと、こういうことをおっしゃって、それは提出者として私もいかがなものかと思います。したがって、今回の修正案については自信を持ってお送りをしておりますけれども、しかし一〇〇%完全なものかといえ...全文を見る
05月22日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第4号
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○衆議院議員(前原誠司君) 先生のお話をこの間、そして今日聞かせていただきまして、根本的に戦争を絶対起こしてはいけないという思いは共有をしております。そして、この法律ができても外交的な努力は一切変わるものであってはいけないと思いますし、有事法制ができたとしても、使われない法律にし...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) おとついですか、答弁をさせていただきましたけれども、憲法には、委員御指摘のように緊急事態というか危機管理に関する条文が全くと言っていいほどないと、あえて言うのであれば第五十四条の参議院の緊急集会と、こういうものだと思います。  したがいまして、憲法に...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 私は、少し間接的にはなりますけれども、今の国際協調というものは私は今の憲法では担保できているんだろうというふうに実は考えております。  どういうことかといいますと、九十八条だったと思いますけれども、条約の遵守義務というのがあります。その条約の遵守義務...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 政府の人間だとなかなか言われづらい部分があると思いますけれども、一議員として御指名でございますので発言させていただきますが、もやもやは共有しております。  例えば、おっしゃったように、自然権から自衛権はあるという解釈になっておりますね。先ほど議論にな...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号
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○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど委員がおっしゃったように、日米防衛協力の指針というのは三つの柱があったと思います。平素からの協力、そして周辺事態での協力、そして日本有事の際の協力と。そして、一番初めに防衛協力の指針、ガイドラインが進んだのが周辺事態であって、そのことについては周...全文を見る
06月03日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第10号
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○衆議院議員(前原誠司君) 点数というのはなかなか難しいと思いますが、大学でいえば優は与えられる点数、つまり八十点以上だとは思います。  しかし、御質問じゃないので、また御質問があればお答えをいたしますけれども、有事法制の議論というのは正にこれから始まったばかりで、国民保護法制...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど自由党さんが基本法の必要性ということをおっしゃいましたけれども、我が党も全く同じでありまして、緊急事態基本法というものを提出をいたしました。  ただ、その求めたところが少しお話を伺っていると違うなと思いましたのは、我々は、憲法の中に緊急事態に対...全文を見る
06月04日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第11号
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○衆議院議員(前原誠司君) 御指摘のように、我が党が出しております緊急事態基本法というものにつきましては、御指摘のように、有事のみならず、大規模自然災害あるいはテロ、それから原子力災害等といったものもカバーした内容になっております。  そもそもこの基本法が必要だと我々が考えまし...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 二点お答えをしたいと思いますけれども、一点は、先ほどから申し上げておりますように、憲法に緊急事態の規定がないということから、憲法で保障された基本的人権の尊重というものも、有事という人権制約が最も働きやすい状況の下でもこういった憲法に書かれたものがしっか...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 委員が御指摘の部分については、若干共有を、意識を共有する部分がございます。  この周辺事態法を作るとき、あるいはその前のガイドラインのときに、私は衆議院の本会議で質問をいたしましたけれども、正に今、委員が御指摘をされたように、条文に基づかない協力とい...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど委員がおっしゃったような前提で仮に日本が戦争に巻き込まれたときに、日本に攻撃をしてきた国が法的な正当性はないというのは林条約局長がおっしゃったとおりだと思います。そしてまた、そうさせないように努力をする、また、なったときにはいったん中断をするとい...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 我々は、国会関与があると思っております。  つまりは、認定の閣議決定というのがありますけれども、その閣議決定をしたものの認定を対処基本方針に盛り込むということになっておりますし、また、実際に自衛隊が動くことになるわけでありますけれども、この法律の関連...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど申し上げましたように、具体的に物事が動き出すのはこの対処基本方針が国会承認されなければ動かないということでございますので、実質、私は事前の国会承認と同じ意味合いを持つというふうに認識をしております。
○衆議院議員(前原誠司君) 委員御指摘をいただきましたように、六項目については我が党のこだわりを持って修正に臨んだポイントでございまして、また、久間議員から話がありましたように、四項目につきましては、法の下の平等、意に反する苦役の禁止、思想及び良心の自由、表現の自由については改め...全文を見る
06月05日第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第12号
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○衆議院議員(前原誠司君) 私は、主権国家として、平和を追求して、そして自国を戦争のふちに追いやらない、そういった外交努力が徹頭徹尾されるべきだというふうに認識をしております。  ただ、その努力はあらゆる限り行ったとしても、万々が一の事態においてそういった法律がないということは...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) この事態認定というものについては、初めの原案は、おそれ、予測というものも含めて、極めてその境目も分かりにくかったというものもありますし、一体どういう根拠をベースにして認定をするのかということについては、私は、おそれがなくなって予測と武力攻撃事態という二...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) まず、内閣法第九条についてお話をしたいと思いますけれども、委員御指摘のように、今は運用で五番目までの順位が決まっているということでありますけれども、アメリカはもちろん大統領制で、日本の議院内閣制とは違いますけれども、すべてナンバーが付いているということ...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど申し上げましたように、私は憲法解釈というものを内閣の法制局が行ってそれに縛られているということだと思いますし、内閣法制局の長官というのは政治家ではないわけですね。私は内閣の法制局のその考え方は尊重しなきゃいけない部分は多々あると思いますけれども、...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 先ほど、五年間陸海空のシェアがほとんど変わっていないという話でしたが、私の調べでは、もっと長い間、この陸海空のシェアは変わっていないというふうに思います。  先ほど石破長官が、財務省との話、単年度主義の話をされましたけれども、私は、議論の組み方が逆な...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 公の職にある者は高い意識、義務感を持って物事に当たらなければいけないというのは、今、防衛庁長官がおっしゃったとおりだと思いますが、先般、我が党の谷林議員の質問がありました。質問の中で、お父さんが消防の仕事に携わっておられて、そしてその消防の仕事に携わっ...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 九条について、文字を読んだ解釈と、そして現在の九条の解釈というのは、その文字を読むんではなくて、主権国家として当然自衛権があるということで、自然権をいわゆる明文化していないものがあるというような解釈の中で自衛隊の保持なんかもその理屈付けになっていると私...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 御指摘のように、アジアの国々からこの有事法制制定の過程あるいは成立後の日本の行動に対して不安の声が上がるのだとすれば、それは私はきっちりとした説明が必要なんだろうと思います。あくまでもこの有事法制というのは、我が国が侵略をされたときに我が国が主権国家と...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 武力攻撃事態法の中には、予測事態とそしてまた武力攻撃事態というものの二つがございますけれども、何をもって予測事態と認定をするのか、また何をもって武力攻撃事態と認定をするのか、その判断は閣議決定にゆだねられるわけです。つまり、政府が判断をするということで...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 私は、この有事法制ができても、この法律というものは使われない法律にしなくてはいけないというふうに思っています。万々が一のときに備えた法律であって、日本は決して戦争に巻き込まれない、ましてや戦争を起こさない、そういう意思を私はこの日本国から海外に伝え続け...全文を見る
06月25日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まず質問の前に、我が党のスタンスと、また、この委員会にかけられています二つの法律についての我が党の考え方を述べさせていただきたいと思います。  まず、イラク支援特別措置法と、そしてテロ対策特別措置法の延長問題、二つかけられておりますが...全文を見る
○前原委員 それでは、その正当性について少しお話をしたいと思います。  このイラク人道復興支援法の第一条「目的」のところに、国連安保理決議六七八、六八七、一四四一並びにこれらに関連する安保理決議に基づき、こういうことでございます。  川口大臣に質問いたしますけれども、今小泉総...全文を見る
○前原委員 二つの問題提起をさせていただきたいと思います。  では、この国際法上の正当性の一つの根本になっている国連決議でございますけれども、六七八、六八七、まあ一四四一は武力攻撃の根拠にならないと、これは明確に国会で総理並びに外務大臣が御答弁されておりますけれども、この六七八...全文を見る
○前原委員 事実を申し上げたいと思いますが、まず一つは、現時点においては大量破壊兵器は見つかっていない。これは事実ですね、外務大臣。  それからもう一つは、アメリカが新たな国連決議を求めなかった。一四四一、最後の機会を与える。それに対しての評価はいろいろあると思いますけれども、...全文を見る
○前原委員 要は、外務大臣のおっしゃりたいのは、大量破壊兵器が見つからなくてもいいんだ、結論としては。つまりは、アメリカ、イギリスが中心として、これは国連と言ってもいいかもしれません、その段階は。求めたことに忠実に履行しなかったから攻撃したんだ。それについて認めたんだから、大量破...全文を見る
○前原委員 不履行に起因するものであった、アメリカ、イギリスなどによる攻撃は。  ということは、私の質問にお答えをいただきたいんですが、大量破壊兵器が仮に見つからなかったとしても、政府の立場、見解は変わらない、イエスかノーかで結構です。
○前原委員 二つ私は質問しているわけです。  一つは、今外務大臣がおっしゃったように、イラクの対応に問題があった。要は、国際社会に対して誠実に対応しなかった。アメリカ、イギリスなどによる攻撃については、イラクのそういった国際要請に対する不履行に起因したんだ、だから、その時点にお...全文を見る
○前原委員 外務大臣、いつものことなんですけれども、仮定の質問で逃げないでください。  つまりは、今の段階において大量破壊兵器は見つかっていないんですよ。ですが、見つかるかもしれません。そのときは、見つかったということで、やはり我が国の対応は正しかったと胸を張ればいいんですよ。...全文を見る
○前原委員 何か総理がお答えになるそうですから、総理にお伺いします。  二つのことを聞いているんです。目をつぶっておられたが、ちゃんと聞いておられましたか。私は二つのことを質問したんです。  一つは、要は、イラクの大量破壊兵器に対する情報開示の不履行というものに起因したという...全文を見る
○前原委員 わかりました。  でも、これ、総理、非常に重い発言をされたことですよ。つまりは、政府の対応が正しかったかどうかということについては留保されたということなんですよ。(小泉内閣総理大臣「いや、そうじゃない」と呼ぶ)いや、そういうことですよ。大量破壊兵器が見つかるかどうか...全文を見る
○前原委員 総理、質問と違うことをお答えにならないでください。それは二つの質問のうち初めの方なんですよ。初めの方はもうわかりました。むしろ私が見解の相違ですねと言ってあげているんですから。それについては認めているわけですよ、いいか悪いかじゃなくて。  私が伺っているのは、大量破...全文を見る
○前原委員 それは、ですから、留保したということで、重大な答弁をされたということです。  つまり、これは、なかったら、見つからなかったら私は大変なことになるということだけは申し上げておきたいと思います。だって、総理が先ほど、国際法に照らし合わせて、正義のない攻撃については、たと...全文を見る
○前原委員 国連は、アメリカ、イギリスの情報をもとにして査察をしたけれども、見つからなかったということを言っているわけです。それと同時に、米英は期限を切ってイラク攻撃だと言ったけれども、国連、UNMOVICは査察継続だと言ったんですね。IAEAもそう主張したわけです。  私は、...全文を見る
○前原委員 やはり答弁してもらわない方がよかったと思います。時間のむだだったと思います。  つまりは、これは別に答弁をお伺いするつもりはなかったので、ここまでは申し上げようとは思いませんでしたけれども、外務大臣の今までの御答弁は全部、要は、すべてアメリカの武力攻撃を前提としたお...全文を見る
○前原委員 子供のけんかみたいになりますので。疑惑が深まったということ、アメリカを認める立場に立っていないというのは、私は論理矛盾だと思います。  別に質問したわけじゃないので、もうこれで切ります。次の質問に行かせていただきたいと思います。防衛庁長官、官房長官おられますので、次...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官、この法律は特別措置法ですよね。つまりは、時限立法で、最大四年間、こういう期間が設けられておりますけれども、特別措置法というのは、恒久法、一般法と違って、枠組みを決めて中身は後で考えるという代物であってはいけないと私は思います。つまりは、今おっしゃった医療、...全文を見る
○前原委員 私は、もう少し詰めてもらわないとやはりいけないと思うんですね。今、防衛庁長官が、特別措置法だから具体的な活動内容に言及しなければ議論できないということは理解できるとおっしゃった。私は、でもそのとおりなんだろうと思います。  きょうはテロ対策特別措置法の議論はいたしま...全文を見る
○前原委員 ですから、それでしたら答弁を求めている意味が全くないんです。  私どもは、先ほど一番初めに民主党としての立場を申し上げました。イラク攻撃に対しての問題は、問題というか正当性の議論というのは政府と我々は違うけれども、しかし、実際問題、イラクが崩壊をして、まさに建国のた...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官、議論をしっかり詰めるために、もう一度少し論点を絞ってお話をしたいと思います。  この法律は特別措置法ですよね、恒久法、一般法じゃありませんね。ということは、時限立法で何をやるかということを事細かに決めて法律を出すのが本来のあり方じゃありませんか、特別措置...全文を見る
○前原委員 幾つか申し上げたいと思います。  臨時国会と申し上げたのは、これは僣越でした。これは総理なりあるいは国会で決められることでありますので、それは別に臨時国会に限定する必要は全くありません。  私が申し上げているのは、行ってきて、どういうニーズが具体的にあるか、もう少...全文を見る
○前原委員 これは委員長に要望したいと思います。  政府も調査団を出されているわけです。そして、ある程度のニーズというものについては、ぽろぽろと漏れ伝わってくることもあるわけですね、報道などを通じて。ですから、今石破長官がおっしゃったような医療、輸送、施設、補給、さまざまなニー...全文を見る
○前原委員 総理、今委員会で協議をしていただきますが、私は間違ったことは言っていないと思うんです、このことについては。イラク復興については、我々も基本的には、イラクの復興支援、日本は貢献すべきだという考え方、そこの大前提は政府も与党も野党も一緒だと思うんですね。中身の話です。でも...全文を見る
○前原委員 委員会でも理事会でもそういう議論をしていただき、ぜひ、議論が中身の濃いものに、より具体的に相なるように、今総理がおっしゃったように御努力をいただければというふうに思います。  次に、戦闘地域と非戦闘地域という分け方でありますが、これは、きのう同僚の中川理事が本会議場...全文を見る
○前原委員 憲法解釈の武力行使に当たるか当たらないかということで、戦闘地域をあえて法文上に書かなきゃいけないんだというような理屈づけに私は聞こえるわけです。私はそれはおかしい。現状に合わせて戦闘地域、非戦闘地域なんか分けられるわけはないし、それと同時に、先ほど赤松議員の質問を聞い...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、これで終わりますが、武器使用基準の問題あるいは今の仕分けの問題含めて、まだまだ議論は煮詰まっていないし問題は多いということを申し上げて、私の質問を終わります。
07月02日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○前原委員 今の御質問にお答えする前に、二つだけ申し上げておきたいと思います。  まず、政局絡みでこういった対応を民主党がしたのではないかという指摘を先ほどされましたけれども、それは全く当たりません。我々は、一番初めにイラクに現地調査団を出し、本当のニーズは何なのかという視点か...全文を見る
○前原委員 我々の案は、政府案をベースにした修正案でございます。その柱というのは、イラクの復興支援職員を出すということと自衛隊を出すということが政府案の根幹になっております。そして、それに対して安全確保であるとか、あるいは人道支援活動というものがあり、そして基本計画をつくって、そ...全文を見る
○前原委員 伊藤委員も御承知のとおり、四月の十日ぐらいからの資料しか私は持ち合わせておりませんけれども、それから以降で、米軍で八十名以上の死者が出ておりますし、けがをされた方はもっとたくさんあります。また、イギリス兵もこの間六人亡くなられて、私が持っている統計では、十人以上の方が...全文を見る
○前原委員 それは、福田官房長官か石破防衛庁長官に聞かれたらいかがでしょうか。  つまりは、この自衛隊の活動というのは、今伊藤委員の御質問だと、では、日本でNGOあるいは文民の方が行ったら、その方々を守るんですか、自衛隊の活動は。違うでしょう。補給とか、あるいはバグダッド、他の...全文を見る
○前原委員 委員御承知のとおり、イラクというのはかねてから親日的な国柄であるという話を私も聞いておりますし、委員も聞かれていると思います。  まさに今占領統治が行われていて、それに対する反発もある。御承知のとおり、サダム・フセインがいなくなったのはよかった、しかしアメリカも出て...全文を見る
○前原委員 今でも、イラクへの米英などによる攻撃は国際法違反の疑いが強いと思っております。  六七八、六八七、一四四一というものをベースにということでありますが、私が逆にその席から外務大臣に対して質問をさせていただきましたように、六七八、六八七をベースにしたとしても、これは、大...全文を見る
○前原委員 CPAの前身であるORHA(オーハ)、ORHA(オルハ)と言う方もおられますけれども、それに対して職員を派遣することについて、我が党としても徹底的な議論を行いました。そして、先ほど申し上げたような経緯の中で、我々、ORHAに対しては政府職員を派遣して、そして情報収集、...全文を見る
○前原委員 四年が合理的な期間であり、また二年は短過ぎるというのも、それもまた私は主観的に変わり得る年数だというふうに思っておりますけれども、確かに、おっしゃったような長期にわたる占領統治、あるいはそういう暫定行政機構が発足するまでの期間があったと思います。日本につきましても六年...全文を見る
○前原委員 私も、もう七、八年前だったと思いますけれども、ゴラン高原に、当時与党でございまして、調査団の一員として視察に行きました。PKOをゴラン高原に出すかどうかという調査団の一員として行ったわけでありますけれども、やはり、平和維持活動において、我が国も人を出して積極的に貢献を...全文を見る
○前原委員 自衛隊というものを活動に付す場合、それが日本の有事、あるいは待機命令、治安出動、あるいは海警行動、また治安出動、それから災害の問題にしても、迅速性は必要でございますけれども、やはりそういった実動部隊を出すということについては、最高のシビリアンコントロールが必要であると...全文を見る
07月15日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第31号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。  道路公団の民営化、改革につきまして、まず藤井総裁、そして平井民営化総合企画局長にお尋ねをしたいと思います。  まず、先日、我が党の長妻昭議員が予算委員会のときに藤井総裁に質問をいたしました。四月十六日の尚友会館での...全文を見る
○前原委員 しかしながら、平井局長は、会議の存在そのものについては御自身の手帳で確認をされて、存在そのものはお認めになっているわけでございますので、中身について思い出していただくようにお話をしたいということでございます。  四月十六日、会議そのものはあったということなんですが、...全文を見る
○前原委員 会議は議事録をとって、会合は議事録をとらない私的なものだ、その違いというのはよくわからないんですが、では、会合ということにしておきましょう。  会合には、藤井総裁御自身それから平井局長、濃添副局長、芝村総合企画調整課長となっていますが、その会合におられたのは間違いあ...全文を見る
○前原委員 そのほかに、高速道路技術センターの顧問の高藪さん、そして鶴田さんが参加されておりましたか。イエスかノーだけで結構です。
○前原委員 扇大臣にお尋ねしたいと思うわけであります。  会議で、藤井総裁の発言の中で、怪文書とおっしゃっていますし、記憶にないとおっしゃっているわけでございますが、それは、もし詰めなきゃいけないときになれば、また参考資料として出させていただきたいと思いますけれども、こうおっし...全文を見る
○前原委員 このお二人についてですか。(扇国務大臣「いいえ、すべて」と呼ぶ)ですから、私が聞いているのは、このお二人のことについて事前に聞かれていましたかということです。
○前原委員 民間人を多用するということは、流れとしては悪くないんだろうと思いますが、後でお話をしますように、問題はトップなんだろうと私は思います。それは後で申し上げますが。  確かに、この間の予算委員会、我が党の長妻議員の質問に際して、扇大臣も、民間人を入れて何が問題なのか私に...全文を見る
○前原委員 今からるる問題点を指摘していきますけれども、さまざまな問題点、隠ぺい体質というのがあるわけですね、それが関連団体に及んでいると私は思います。そういう意味では、逆説的な意味ですけれども、私は藤井総裁のリーダーシップというのはなかなかのものだというふうに思うわけであります...全文を見る
○前原委員 今おっしゃったように、概数でお答えをいただいたと思いますけれども、平成十三年度の決算でいきますと、全収入が三十九億百二十三万円なんですが、そのうち公団の発注額というものが三十六億四千三百八十一万円、今おっしゃった概数とほぼ匹敵しているわけであります。つまりは、実に、こ...全文を見る
○前原委員 会議と言ったり会合と言ったり、非常にあやふやな部分もあります。  平井さんにちょっとお伺いしたいんですが、東京電力から来られましたね。私は、変な言い方ですけれども、平井さんのお立場を非常に同情しております。つまりは、民間ということで来られて、そして、これからだんだん...全文を見る
○前原委員 平井さん、もう一点だけ。済みません、しつこいようですが。  過去のことを聞かれるというのは、それは上司として当然のことなんだと思いますが、御自身がこれからいろいろな経験をされると思うんですね。あるいは、中でお仕事をされると思います。そのことについてうそ偽りなくお話を...全文を見る
○前原委員 きょうはほかに聞きたいことがありますのでお伺いしませんけれども、この間、記者会見をお一人で、本当に気の毒だなと私は見ておりました。つまり、過去の経緯を知らない人に一人だけぽつんと記者会見をさせて、そして過去の問題についていろいろと答弁をさせる道路公団というのは何と冷た...全文を見る
○前原委員 総裁としてなければ、昔の上司として、あるいは古くからの知己を得ている者としてしゃべったことはあるんですか。
○前原委員 総裁と片桐さんの個人的なつながりというのは、私も調べて存じ上げておりますし、そういう長年のおつき合いというものの上で個人的に話をされたということでありますが、総裁室に呼び入れて片桐さんにそういう話をされたということは、いかに過去の個人的なつながりがあったとしても、総裁...全文を見る
○前原委員 今総裁がおっしゃったことはすべて事実という認識でいいんですか、確認です。それだけで結構です。事実ですね。——はい、うなずかれましたので、事実だということですね。  今、残念な思いをしているということでありますが、きょうの新聞なんかを見ていますと、片桐さんの処分につい...全文を見る
○前原委員 二つお伺いしたいと思いますが、この文章のどの部分をもって処分をしなければいけないんだという判断をされたのかということが一点。  それから、先ほど、片桐さんらしくないすごい表現があった、本当に彼が書いたのかなとおっしゃいましたけれども、どの部分を指してそういうことをお...全文を見る
○前原委員 具体的な中身についてはなかったわけでありますが、法的なものも含めて対処されるということでありますので、それはそれを待ちたいというふうに思います。  済みません、扇大臣、ちょっとさっき確認するのを忘れたのですが、いわゆる公務員倫理規則違反について、コンプライアンス委員...全文を見る
○前原委員 したがって、所管大臣として道路公団にその報告を求める、そういう理解でよろしいんですね。そして、それを大臣からこの国土交通委員会に報告していただくと。
○前原委員 確認しておいてよかった。  では、総裁、今の大臣の言葉を受けて、ちゃんとこの国土交通委員会に報告していただけますか、コンプライアンス委員会の報告を経て。
○前原委員 聞いておりますって、総裁も入っておられたわけでしょう。総裁はちゃんと払われたんですか。聞いておりますじゃなくて、自分は払ったかどうかですよ。御自身も当事者なんですから。
○前原委員 確認して答えを出してください。  でも、大臣、余り偉そうなことを言われない方がいいですよ。ちょっと前、若築の問題とかあったわけでしょう。あのときのいきさつはみんなまだ忘れていないわけですから、そんなに堂々とお話をされることじゃないと思いますよ。私は、そのことは余りき...全文を見る
○前原委員 委員長にお許しをいただいて資料をちょっと皆さん方にお配りしていただきたいと思うんですが、よろしゅうございますか。それでは、資料をちょっとお配りしていただきたいと思います。  それでは、その資料に基づいて少しいろいろお話をしていきたいと思いますが、まず、民営化PTとい...全文を見る
○前原委員 国会でよくそれだけうそがつけるなと思うわけでありますが、幾つかのうそを指摘したいと思います。  まずは、きょうお配りをしているものは自然解散したということですが、さっきおっしゃったように、道路資産の価格の評価ができない、素人集団が集まってもだめなんだということであり...全文を見る
○前原委員 ぜひ呼んでいただきたいと思います。  もう一つ、委員長、加古先生は、先ほど総裁が、自分たちの直属の部下、私のところには道路公団の内部のメールなんかもあるわけですよ。これは全員に配付されているメールでありますけれども、具体的な部署と名前、どういった方々がかかわっておら...全文を見る
○前原委員 扇大臣、民営化の話を少し後でさせていただきたいと思います、内容についてさせていただきたいと思うわけでありますが、やはり、本当に民間会社にしていくということであれば、外部監査をしっかりやるということが必要だと思うんですね。客観的な、つまりは、道路公団が内部で何かぐちゃぐ...全文を見る
○前原委員 これは大臣、余り正式なものとおっしゃり過ぎると同罪になりますよ。つまり、加古先生に参考人で来ていただくわけです、もちろん理事会でお決めいただいて。ということは、加古先生がどういった監査をやられたのかということが明らかになるわけですよ。そのときに、今、正式なものを受け取...全文を見る
○前原委員 大臣、外部監査の意味をわかっておられないんです。立派な方々が名前を連ねていて、それでやったから外部監査だということじゃないんですよ。(扇国務大臣「基本」と呼ぶ)いや、基本じゃない。資産、負債、すべて明らかにして、そして民間企業のように、要は、内部で粉飾決済、粉飾をしな...全文を見る
○前原委員 私の質問時間はもう終わりますので、資料を配っている部分の指摘だけして私の質問を終わりたいと思いますが、さっき、短期、中期、長期とおっしゃいましたね、大臣。短期の問題で、ファミリー企業とか、それからコスト縮減とおっしゃっていますけれども、ファミリー企業の問題も、ファミリ...全文を見る
07月16日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○前原委員 民主党の前原でございます。きょうは、テロ対策特別措置法の問題あるいは再延長問題につきまして、三大臣に質問させていただきたいと思います。  まず、トップバッターでございますので、それぞれお話を伺わなければいけないと思うわけでありますが、テロ特措法に基づく日本の支援とい...全文を見る
○前原委員 私は、ある程度評価はできるという今外務大臣のお答えでありましたけれども、テロの芽というのが根絶をされていないし、先ほど申し上げたように、それが拡散をしてしまっているのではないかという部分はあると思うんです。  では、どこまでが一体、日本が協力をすると決めたテロ対策特...全文を見る
○前原委員 今回のテロ特措法に基づく日本の協力というものは三つ柱がありまして、一つが、これは一回しか行われておりませんけれども、被災民救援活動ということで一度毛布、テント等を運んだ、二つ目には、これがメーンになっておりますけれども、インド洋北部においての補給活動、それから三つ目が...全文を見る
○前原委員 一番初めに申し上げたように、これはアメリカの自衛権に基づく活動なんですよね。それを日本は協力をしているわけです。そして、国際社会が、今官房長官がおっしゃったように、日本も主体的に判断をして協力しているということでありますけれども、主体的に判断をするのであれば、今おっし...全文を見る
○前原委員 艦船の数は減ってきたけれども補給回数は減っていない、それはそうですよ。ただで油を補給してあげるんですから、そういうものがある限りは活動するところはお願いしますと言ってくるのは私は当たり前だと思うんですね。  だから、ニーズがある限りやり続けるというのは逆なんですよ。...全文を見る
○前原委員 同僚議員も同じ質問をさらに深く追及される部分もあると思いますので、私は違う観点から質問させていただきたいと思います。  防衛庁長官に、運用面からこの活動について本当に無理がないのかということです。つまり、補給活動、しかし、常夏の炎天下、言ってみればインド洋上における...全文を見る
○前原委員 ニーズの話、ちょっと私も反論しておかないといけません。  別にオール・オア・ナッシングの話をしているのではありません。ただでやってもらうことがあるから、その部分については甘えようかということは当然出てくるわけですよ。ただでなくてもそういったミッションがあるのは事実で...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官、今官房長官が一般法、恒久法の必要性について言及をされたわけでありますが、ある程度の哲学、ある程度というか、ちゃんとした哲学が必要だと私は思うんですね。テロは許さない、これも一つの大きな哲学、それと同時に、日本における総合安全保障の考え方をもう一度確立すると...全文を見る
○前原委員 集団的自衛権の話は少し後でさせていただきます。  テロ特措法に戻って、ちょっと各論的に話をさせてもらいたいんですが、延長をしたいということなんですけれども、内容の変更をするつもりは全くないんですか。つまりは、何度もやゆをして申し上げますが、海上での炎天下のガソリンス...全文を見る
○前原委員 内容の次に、今度は期間の話をしたいんですが、我が党の立場は別として、政府はイラクに派遣をしよう、十月から十一月にかけてという話になっているわけでありますが、特措法を二つ並べて、そして中東に自衛隊をかなりの人数派遣するということになるわけですね。  私はやはり、トータ...全文を見る
○前原委員 テロとの闘いは、アフガニスタン、アルカイダとの戦い以外にも未来永劫続くということを申し上げたわけです。  そういう意味で、私は、もし腰をつけてそういうものをやるんだったら恒久法にすべきだということを申し上げて、特措法の延長、再延長ということは慎むべきだということを申...全文を見る
○前原委員 さっき集団的自衛権の話をされました。それで、私、少しテロの対策特別措置法とは離れて恐縮なんですが、ちょっと気になる報道がありますので、防衛庁長官に確認をさせてもらいたいと思うんです。  ミサイル防衛を二〇〇五年から導入をし、そして二千億円程度の予算でやっていくんだと...全文を見る
○前原委員 ロジックはそうなんですけれども、現実を考えた場合に、情報はすべてアメリカからもらうわけです。自分たちで情報を収集していてそういう判断をしたんだったら格好いい理屈になるかもしれません。しかし、情報はすべてと言っていいほどアメリカから来るわけです。その際に、大陸間弾道弾で...全文を見る
○前原委員 今の議論は、また安全保障委員会などでじっくりやらせていただきたいと思います。  時間が参りましたのでこれで終わりにいたしますけれども、テロ特措法にしては、私は、やはり一たん打ち切るべきだというふうに思いますよ。といいますのも、イラクにも出す、そしてまた、このテロ特措...全文を見る
09月30日第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  テロ特措法の改正案につきまして質問をさせていただきたいと思います。  今、小一時間、与党の三人の方の質問を伺っておりましたけれども、根本的な質問が全くなかったなというふうに私は思っています。つまりは、二年間のテロへの闘い、不朽の自由作...全文を見る
○前原委員 日本がかかわった艦船への給油、そしてその給油を受けた艦船が船舶検査等を行うということについては、後でまた別個に質問します。  そうではなくて、そもそもは、つまりは九・一一テロを起こしたテロ集団、そして、そのかくまっていた政権、タリバン政権、こういったものを壊滅させる...全文を見る
○前原委員 多分、今の説明を国民が聞かれても、なかなか納得されないと思うんですね。ある程度の捕捉、逮捕者が出た、そしてまた船舶検査、無線照会を行っている、こういうことでありますけれども、何か本当に、不朽の自由作戦が前に進んでいる、そしてまた、目に見える成果を上げつつあるということ...全文を見る
○前原委員 いや、これは九・一一テロという文言がついているんですね。その首謀者、そしてまた、その中心人物がビンラディンでありオマルであるという話をしているわけです。一般的なテロとの闘いを続けるということの一般論でおっしゃるのであれば、そうしたら、特措法を引き下げて恒久法を出してく...全文を見る
○前原委員 私は、どこまで主体的に日本政府として、情報を単に、ああそうですかということで聞き流さずに、それについての裏をとっているか。だれも、その無線傍受の内容を一つ一つ細かく教えろとか、あるいは、どの船舶が船舶検査をして何人捕まえたとか、今ここで言えなんということは僕は一言も言...全文を見る
○前原委員 総論の羅列はもう結構ですから、簡潔に答えてください。  先ほどテロリストのリストは、捕捉した、あるいは殺害されたリストは知っているとおっしゃった。それは、要は、三分の二が殺害、拘束されているというものについて、すべて持っているのかどうなのかということが一つ。それは、...全文を見る
○前原委員 後半の方、無線照会と船舶検査の方。
○前原委員 それは、私は外務省を信用したいと思いますよ。  ただ、これはちょっと総論としてお聞きをいただきたいのですが、実は私、今回のイラクへのアメリカの攻撃で、私自身がアメリカの情報収集能力あるいは情勢把握能力について大きな疑問を感じたんです。  二月の五日だったと思います...全文を見る
○前原委員 それだったら、何で、国連は、九割方廃棄をしたということは確認できた、しかし、一割についてはまだ確認できていないと。したがって、UNMOVICとかIAEAが大量破壊兵器の査察を継続して、そしてイラクもある程度協力をするということで現地に行ったりしたわけでしょう。だけれど...全文を見る
○前原委員 今までの国連の決議をまた引用してイラク攻撃の正当性がどうのこうのということを聞いているわけじゃないんです、私は。  つまりは、国連事務総長あるいはUNMOVIC、IAEAは、少なくとも査察継続を主張していたじゃないですか。アナン事務総長も主張していたじゃないですか。...全文を見る
○前原委員 私は、今の外務大臣のような答弁を本当にされ続けたら、同盟関係はむしろ壊れると思いますよ。  つまりは、アメリカの国内でさえ、イラクの大量破壊兵器の問題について、アメリカやイギリスが情報の操作あるいは誇張があったんではないかということが今問題になっているわけですよ。そ...全文を見る
○前原委員 いや、川口外務大臣に適任者だと思われる方が私は困ります、つまりは感覚が違うんですから。  ゴルバチョフが書記長のときに、外交についてどう言ったか。外交には敵も味方もいない、あるのは国家利益だけだと。同盟関係を結んだのも、国益をいかに追求していくかということで吉田茂さ...全文を見る
○前原委員 最後に一つだけ質問します。  基本計画の変更については、これについては国会への報告ということになっていますね。この国会への報告ということについても、どれだけ基本計画を大きく変えるかどうかによってまたそれは変わってくるんではないかというふうに私は思うんです。やはり、大...全文を見る
○前原委員 終わります。
12月15日第158回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まず冒頭に、先般イラク・ティクリートで亡くなられた奥大使、そしてまた井ノ上一等書記官、立派な外交官で、また外交官としての使命を果たされたその二人に心から敬意を表し、またお二人の御冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。  さて、総理...全文を見る
○前原委員 ですから総理、見解の相違で片づいたらこういう議論は要らないんです。  つまりは、今申し上げたように、国連決議の正当性については見解の相違でいいかもしれない、それは解釈の違いでいいかもしれない。私が申し上げているのは、大量破壊兵器がまだ見つかっていませんね。査察継続の...全文を見る
○前原委員 そんなものは全然説明責任を果たしたとは言えないんですよ。つまりは、クルド人に対して化学兵器を使ったということ、それはだれもが知っていること、化学兵器を開発していたということもだれもが知っていること。しかし、九割の化学兵器が廃棄をされて、残る一割はどうなのかということで...全文を見る
○前原委員 総理、一国の総理は、事実認識をしっかり踏まえて話をされた方がいいと思うんですね。  一四四一という国連決議を踏まえて、フセインは一たん査察を受け入れたんです。受け入れたけれどもサボタージュをし、せめぎ合いをしていたんです。  つまりは、今までも過去、大統領宮殿の査...全文を見る
○前原委員 いや、それは、語るに落ちるというのはそういうことで、アメリカがそう思ったということを最後におっしゃっている、実際問題。つまりは、即時というのはだれが決めるかというと、アメリカの決めたことについて、日本もそうですねとしり馬に乗っているだけじゃないですか。ほかの国々は、即...全文を見る
○前原委員 これは大事なところですので、今後の日本の外交を決めていく上では、私は、この答弁というのは極めて必要な答弁だ、重要な答弁だと思いますので、確認をさせていただきました。  もう一つ。アメリカが小型核というものを、今までは研究段階でしたけれども、実際問題、予算もつけて、こ...全文を見る
○前原委員 総理に聞きたい。総理に聞いているんです。
○前原委員 いや、まずじゃない。総理に聞いているんです。
○前原委員 ちょっと、委員長、外務大臣には聞いていないんですから。ちゃんと仕切ってくださいよ。総理に答えてくださいと言っているんです。
○前原委員 いろいろな議論があるのは結構だ、そんなのんきなことを言っていていいんですか。大量破壊兵器をなくしていこうという国連決議の提案国になっているんですよ。しかも、唯一の被爆国。その中で、いろいろな考え方があって結構なことじゃないですかと。私は、そんな軽々しく答弁されるような...全文を見る
○前原委員 だれに表明しているんですか。ブッシュ大統領に会ったときに、直接それは言うんですか、言ったんですか。——いやいや、違うんだ。総理に聞いているんです。総理に聞いているんです。
○前原委員 ちょっと委員長、おかしいじゃないですか。  私は総理に聞いているんです。だって、ブッシュ大統領とさしで会われているんだから。外務大臣は同席していないんだから。
○前原委員 総理しかわからないことを聞いているのに、何で外務大臣が挙手するんですか。
○前原委員 委員長、おかしいじゃないですか。
○前原委員 違う。総理に答えてくれと私が言っているのに、なぜそれを——いや委員長、おかしいですよ、それは。委員長、おかしいです。
○前原委員 いや、これ認めたらだめですよ。だってもう時間のむだだから。総理に聞いているんですから。ちょっともうとめてくださいよ。ちょっと、こんな委員会審議するんだったら、本当に審議に応じられませんよ、これ。  委員長、おかしいですよ。委員長の進め方がおかしいと言っているんだ。
○前原委員 違う。ちょっと聞いてくださいよ。  総理が、ブッシュ大統領とさしで会っているんですよ。そういうことも含めて、外務大臣がわからないものがあるじゃないですか。
○前原委員 おかしいですよ、進め方が。  では、総理、答えてください。
○前原委員 いや、私は、そういう意思を持っておられるのであれば、また、八月六日、八月九日、何度広島、長崎に行かれましたか。そのときの御自身の言葉というのはよく覚えておられるでしょう。そういうことを含めて考えれば、しっかりとそれだけの人間関係を築いておられるということの自負を持って...全文を見る
○前原委員 全く主体性のない外交を行っていると言われても私は仕方がないと思いますよ。(小泉内閣総理大臣「野党と総理とは違うよ」と呼ぶ)野党と総理といったって、我々が与党になったらそんな外交はしませんよ。(小泉内閣総理大臣「国益に反するでしょう、何もしないなら」と呼ぶ)国益に反しな...全文を見る
○前原委員 そこまで我々の立場を危惧していただくということは、我々も議席を伸ばして脅威を与えられるようになったのかなというふうに思いましたよ。  耳をよくかっぽじって聞いていただきたいと思うんですが、まず質問に答えておられない。それから、では、民主党の立場をということであれば申...全文を見る
○前原委員 政治家というのは、そういう考え方を持っていて、ではどう行動するのかと。特に、総理は日本国の、まさに国連へ拠出をしている第二番目の大国の総理ですよ。  ある新聞社のインタビューに前の国務次官補のジョセフ・ナイさん、この方が答えているのはまさに、これは我々と根本の立場は...全文を見る
○前原委員 ぜひ積極的に努力はしていただきたいと思います。  また、先ほど少し触れましたけれども、このたびウォルフォビッツ国防副長官が、アメリカに協力しない国は復興支援事業から外す、こういう物言いをして物議を醸し出しております。おもしろいのは、ネオコンの代表者と言われているウォ...全文を見る
○前原委員 総理が指摘をされたように、外交的なカードに使おうとしている部分もあると思います。十五日からですから、日本でいえばきょうからですか、ベーカー元国務長官がヨーロッパを訪問されて、まさに先ほど話をしたドイツ、ロシア、フランスなどの債権放棄について話し合うと。その前に発表した...全文を見る
○前原委員 ということは、非戦闘地域、戦闘地域という概念というのは、これは法律の求める要件ではなくて、今の総理だと、実際問題、戦闘地域もある、イラクの中には。そういう判断でいいですね。
○前原委員 いや、私が伺っているのは、戦闘地域があると。
○前原委員 それでは伺いますけれども、二人の外交官が亡くなられたティクリートあるいはバグダッド、そしてそれを一つの三角形の一辺にするスンニトライアングルと言われる地点、これはまさに、いろいろな事件、テロあるいは反撃、そういったものの九三%が集中していると言われている地域ですね。あ...全文を見る
○前原委員 だったら、何をもって戦闘地域があると判断されたんですか。総理がお答えください。
○前原委員 総理は明確に戦闘地域があるとおっしゃったんです。戦闘地域があるし、非戦闘地域があるとおっしゃった。  私どもが問題としたいのは、これは送られる自衛隊員のためでもありますが、法律の要件で線引きをする概念で話をしたいと思っているんじゃないんです。実際問題、イラクの現状に...全文を見る
○前原委員 法律の概念で線引きをしなければいけない、つまりは、法律の要件というのは非戦闘地域しか自衛隊は出せない、そういうおっしゃり方はわかります。しかし、現実に送られる隊員からしてみれば、そんな法律の概念で、非戦闘地域と戦闘地域を分けて、その非戦闘地域というものしか送れないとい...全文を見る
○前原委員 ですから、ティクリートはいいですよ。ティクリートは外しますが、実際問題、航空自衛隊を送ることになれば、クウェートあるいはアンマンから実際、バグダッド空港に対しての空輸というのはあり得るわけでしょう。そしてまた、サマワに送るということが言われていますよね。ということにな...全文を見る
○前原委員 先ほど一番初めに総理は、主要な戦闘は終わったけれども、まだ戦闘状況にある地域はある、したがって、非戦闘地域もあれば戦闘地域もある、こうお答えになって、それについては石破防衛庁長官も同意をされているわけです。つまりは、そこがまさに出発点で議論をしなきゃいけない。  そ...全文を見る
○前原委員 いや、簡単なんです、防衛庁長官。  要は、この法律には、現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施されている活動の期間を通じて戦闘が行われることがないと認められる地域にしか出せないと法律が書いてあるんですから。だから、そのことをちゃんと説明責任は要りますよと。失...全文を見る
○前原委員 個別の場所をしっかり示すことによって、それが隊員の安全の確保につながらなくなる可能性があるという理屈は一面わかるんです。わかるんですけれども、それは、一番初めに総理に対して私が質問をした政府としての説明責任、では、戦闘地域と非戦闘地域に分けて、非戦闘地域には出しますと...全文を見る
○前原委員 では、簡単に防衛庁長官に聞きます。実施要項の中に地名は入らないんですか。
○前原委員 入るか入らないかを聞いているんです。そこのポイントは大事なんですよ。よくわかっておられるでしょう。入るか入らないか、イエスかノーかで結構です。
○前原委員 いや、私が質問しているんです。つまりは、どういう書き方か含めて、地名は入るのか入らないのかと。それを決めるのは政府なんです。私に聞かれても困りますよ。入るか入らないかを聞いているんですよ。
○前原委員 それを初めから御答弁いただければもう少し話が進んだと思うんですよ。つまりは、我々が、本当に戦闘地域、非戦闘地域でないのかということについて、やはり説明責任を果たしてもらわなきゃいけない。  それと同時に、これは総理にお答えいただきたいんですが、きのう、フセイン元大統...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので最後にいたしますが、私は、実は、今の安全面の確保と、先ほど情報のことを申し上げました、これは極めて私は重要だと思うのは、今回亡くなられた二人の方の遺志を継ぐという言葉が、私からすれば、少し軽々しく言われ過ぎているのではないかという気がしてならないん...全文を見る