前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第159回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  午前中の残りとそして午後から約一時間、主に総理に質問をさせていただきたいと思います。  まずはイラクの問題について質問をさせていただきたいと思いますが、改めまして、昨年亡くなられました奥大使、また井ノ上一等書記官に対しまして、心から御...全文を見る
○前原委員 総論で、総理のおっしゃることに異論は全くありません。  私が申し上げたかったのは、つまりは、戦術外交、小外交。つまりは、日本でできることはまず最低限やろうと。それは、立場の違いもありますけれども、それはわかる。それがなければ大きな外交、戦略外交もできない。てこにでき...全文を見る
○前原委員 言葉が、私は躍り過ぎていると思いますよ。つまりは、戦略外交というのは、そのトータルの面で、具体的にどこに落としていくかですよ。  さっき申し上げたように、私の戦略外交という意味は何かというと、では、復興支援事業に、アメリカに協力した者以外を排除するということに対して...全文を見る
○前原委員 その成果というものを、努力したプロセスというものを、国民に開示をしてもらう、そしてまた、どれだけ進んでいったのかということをしっかり示してもらうということが必要だと思うんです。  僕は、対米追従ということがよく言われます。そこの一つの大きな問題点というのは、そういっ...全文を見る
○前原委員 引き続き午後また議論させていただきたいと思います。
○前原委員 民主党の前原でございます。  午前中に引き続き、イラク問題について質問をさせていただきます。  午前中私が申し上げたことは、戦争の経緯、イラク攻撃への大義の問題については政府と我々は全く違うけれども、今のイラク復興支援については、国連決議もこれあり、しっかりやって...全文を見る
○前原委員 その上で、より日本が行うべきことは何があるんだろうかということで、これは私も、建設的な提案も含めて総理と議論させていただきたいと思うのでありますが、今イラクで問題になっている一つは、先ほど申し上げたように、治安の問題とか、あるいは雇用が足りないという問題が起きています...全文を見る
○前原委員 二つ申し上げたいんですが、先ほど総理が、直接選挙か間接選挙かということについては、基本的にはイラク人に任せるべきだ、そういう話でしたけれども、くしくも総理がおっしゃったように、もうお互いの勢力争いに入ってきているわけですね、イラクの中では。ということになると、私は、そ...全文を見る
○前原委員 提案でありますので、付言をして、もうこれだけにしますけれども、アフガニスタンの復興支援会議でも、当事者を入れてやるわけです、当然ながら。だれも、外してやれなんということを私は申し上げているわけではない。今だったら、統治評議会というものがあるわけですから、そういったメン...全文を見る
○前原委員 一番初めに私がお話をしたように、立場の違いはあれ、派遣された自衛隊員の身に何かあっては困る、そして万全を期していただきたい、そして任務を遂行して帰還してもらいたい、その気持ちは共有をしております。したがって、質問をさせていただいているわけです。  そして、おどしに屈...全文を見る
○前原委員 民営化推進委員会というものがあって、今、空中分解していますね。二人しか残っておられない、こういう状況であります。  そのことについては後ほどおいおい伺うとして、今、総理がおっしゃった、今の道路公団方式では負担が見えない、こういうことですね。では、今度の政府・与党でま...全文を見る
○前原委員 多分、国民の皆さん方は何を言っているのかさっぱりわからないと思いますよ。  私が聞いているのは、大臣、石原さん、後で、大臣が行革担当のころだったところの言葉の、発言の変遷はまたしっかりとフォローさせていただきますけれども、つまりは、利潤を出さないと。そんな、法人税が...全文を見る
○前原委員 おかしいじゃないですか。附帯ビジネスというのは、みんなファミリー企業で、民営化されているじゃないですか。附帯事業は今でも民営化されているんですよ、今でも。民営化されているんですよ。天下り先だけれども、ファミリー企業だけれども、民営化されているんですよ。わざわざそういう...全文を見る
○前原委員 いや、答弁になっていないですよ。だって、一番初めに総理は、今の公団方式では負担が見えない、そして道路をつくり続けて、整備計画というのがあるわけですよ、九千三百四十二。そして全体計画というのは一万一千五百二十キロメートルあるわけですよ。その道路の話をして、そして民営化だ...全文を見る
○前原委員 ちょっと、大臣やめた方がいいんじゃないですか。借金返済するために法人税を取らせないのだったら、法人税を取らせて、その税金を借金返済に回したらいいじゃないですか、そしたら。何をむちゃくちゃなことを言っているんですか。何を言っているんですか。まともな答弁してくださいよ。
○前原委員 税金を払わせないために、わざわざ民営化して利潤を出させない民間会社というのは、何ですか、それは。ちょっとその整理ができるまで、この質問できないですよ。何を考えているんですか、その民間会社というのは。何を目指しているんですか。全くわからない。  では、財務大臣、今の国...全文を見る
○前原委員 ちょっと、では、切り口を変えましょう。  総裁、来られていますね。総裁の発言の今までの変遷もございます。総裁……(発言する者あり)ああ、変節。変節もございますが、要は、公団は会社更生法を適用する状態に限りなく近づきつつある、こういう話を当初されて、採算性を全く無視し...全文を見る
○前原委員 委員長、質問に答えておられません。  つまりは、そういう利潤が上がらないリース方式で上場できるのかという話と新規建設をやれるのかという話ですよ。明確に総裁は上場を目指すとおっしゃっているんですよ。上場を目指すということは、株主がそれを評価する。それこそさっきの話じゃ...全文を見る
○前原委員 本当に絵にかいたもちというか、まあ、本心じゃないんだと思いますよ。  石原さんだって、さっき、変節か変遷かわからないけれども、ちょっと総理、眠そうなので、総理に質問しますけれども、第二東名なんかできっこないということを行革大臣のときにははっきりおっしゃっている人です...全文を見る
○前原委員 時間がなくなりましたので、また改めてこれについては徹底的に議論をさせていただきたいと思いますが、先ほど申し上げましたように、ポイントは二つなんです。つまりは、償還主義、プール制というものをやめるということと、九千三百四十二キロ、あるいは一万一千五百二十キロを所与のもの...全文を見る
○前原委員 私の質問時間終わっているんですけれども、総理、もう一遍聞きますよ、伺いますよ。  この国土交通省でさえ、抜本的見直し区間ということで百四十三キロを出してきているわけですよ。この部分を除いたものを、さらにその九千三百四十二から百四十三を除いたものを見直すとおっしゃって...全文を見る
○前原委員 ちょっと待ってください、委員長。総理に聞いているんですから。総理に聞いているんだ。
○前原委員 質問に答えておられませんので、総理——いや、あなたはもういいですよ、あなたに聞いていないですから。
○前原委員 ちょっとちょっと、国土交通大臣に聞いてわからなかったら、総理に聞くと言っていたんだから、もうあなたは答えられたんだから、いいですよ。
○前原委員 あなたの言いわけはまたゆっくり聞きますから。ぼろが出るのはもう明確なんだから、利潤が出ないのに民営化会社と言っているのは。  総理、その点について、つまり、百四十三キロを除いたもの、整備計画とか基本計画、国会決議だといったって、我々、そのとき国会来てないですよ。改め...全文を見る
○前原委員 いやいや、全然明確じゃないじゃない。つまりは、有料道路の話をしているんじゃないんだ。高速道路として、つまりは高規格道路の高速道路として、論理のすりかえをしているのはもう目に見えてわかっているんだよ。それで、その九千三百四十二キロについても規格の見直しの話をしているんで...全文を見る
○前原委員 それはだから、規格の話をしているんです。僕は総延長の話をしているんです。ちょっと、総延長……
○前原委員 だから、百四十三を除いているのかどうかを聞いているんだよ。そこをしっかり答えなさいよ。逃げるなよ。百四十三を除いてやるかどうかを聞いているんだ。逃げるな、そこは。
○前原委員 違う、見直すのか見直さないかを聞いているんだ。総延長の話。
○前原委員 はい。  総延長の話を聞いているんです。つまりは、九千三百四十二キロという整備計画がある、そして、国土交通省でさえこの抜本的見直し区間というものを出してきている、これを除いた総延長をさらに見直すのかどうかということを聞いているんです。それと、一一五二〇についても、根...全文を見る
○前原委員 総理、逃げないでくださいよ。
○前原委員 だから、その百四十三の話を除いて総延長をそれからさらに見直すのかどうかと聞いているのに、答えてないじゃないですか。答えてないじゃないですか。
○前原委員 なってない。なってない。なってないですよ。なってない、そんなの。
○前原委員 逃げないでください。九千三百四十二を、国土交通省の出してきている見直しの百四十三を除いてさらに見直すかどうかを聞いているんです。
○前原委員 では、あと、一一五二〇、全体計画については所与のものとするのかしないのか、その点も御答弁ください。総理、総理。
○前原委員 もうこれで終わりますけれども、では、国土交通大臣、国会決議をしたことは全部やるということを約束しますか、本当に。国会決議をやっていることは、それは政府としては見直さないということになれば、それは必ずやるということになるんですね。
○前原委員 もう終わりますが、それとこれとは違うなんという手前勝手なことを言って答弁をされる大臣は、私は早くやめてもらいたい。そのことを申し上げ、それから、道路のことについては、これからとことんやらせてもらいますから、ぜひまた議論させていただきたいと思います。  終わります。
01月30日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第4号
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○前原委員 民主党の前原でございます。時間が限られていますので、端的に答弁をお願いします。  総理、この間本会議で同僚の原口議員が質問されたことでありますが、総理、考え方が変わられましたですよね、宮澤内閣のとき郵政大臣をされていたときと。——変わられていない。変わっていない。あ...全文を見る
○前原委員 いや、そう抗弁をする総理も総理ですけれども、拍手をする自民党議員もどうかしているんじゃないかと僕は思いますね。  つまりは、これはちょっとよく聞きなさい、皆さん。つまりは、PKO法のときは参加五原則というのがあったんです。参加五原則というのは、ちゃんと国ができている...全文を見る
○前原委員 これは、後世の批判に耐えられるような答弁じゃ全くないですよ。そんなことないよと言う議員は議員をやっている資格ないし、私は総理の資格もないと思う。  つまりは、PKOのときと全然違う局面に入ってきたんだ。そういう法制局解釈を拡大してきたんですよ。それは実務に当たってい...全文を見る
○前原委員 認識を変える必要はないということは、情報分析で万全な対策を政府としてとる、これからもとる、情報分析等々含めて。だけれども、とにかく安心して行ってこい、とにかく職務を遂行しろというふうに責任を持って送り出せるのかということを聞いているわけです。
○前原委員 拍手をするところじゃない、何も。  PKOでは、血を流してまでは貢献しろとは言っていないということを前おっしゃって、先ほど、その内容は変わっていない、自分自身の考え方は変わっていない、こういうことをおっしゃっている。今おっしゃっていることと矛盾しているじゃないですか...全文を見る
○前原委員 何かがあったときのそういう送り出した者の責任とはどう考えて、それをどう考えて送り出すのかと聞いているんですよ。答えていない。
○前原委員 我々は、情報が不足している中で本当に行かせて大丈夫かと言っている。そして、万全を期すのは当たり前のこと。それが責任を果たすのは、一方の責任としては当たり前。何かがあったときには、しかし、それが情報収集とかが不十分だった、安全確保対策が不十分だった、そのときどういう責任...全文を見る
○前原委員 総理、怒りますよ。質問をしなさいよって、あなた、質問をしたことに答えていないから再質問を求めているんじゃないか。いいかげんにしろ。
○前原委員 いや、答えていないんだよ。だから、我々は……(発言する者あり)答えていないよ。  情報が錯綜している。我々は、不十分だ、こんな状況で本当に送っていいのか。送ることがありきで、そして、初めに先遣隊の報告を待つ前にいろいろと文もつくっていたんじゃないですか。そういう状況...全文を見る
○前原委員 ちょっと、違うよ。答弁になっていないからだめだと言っているんじゃないか。  総理、サマワだけじゃないんですよ。バグダッドにも行かせるんですよ。CPAにも行かせるんですよ。(発言する者あり)
○前原委員 それは、見解の相違じゃないんだよ。(発言する者あり)
○前原委員 私の質問は、とにかく、自衛隊員が本当に誇りとそして自尊心を持って行かれる、そしてその安全を期すというのは当たり前のこと。しかし、我々の認識というのは、先ほど申し上げたように、情報も錯綜している、不十分、そして先遣隊の報告を受ける前にもう文案ができている、そんな状況で、...全文を見る
○前原委員 総理——委員長に要望します、お願いしますけれども、万全じゃないと思っているから、どうするんだと言っているんです。立場が違うからどうのこうのなんて、そんなちんけな話をしているんじゃないんだ。十分な情報収集と安全対策がとれていたら、こういう質問を聞かないですよ。十分じゃな...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  通告に従いまして、質問を順次させていただきたいと思います。  まず防衛庁長官に伺って、そして次は外務大臣にお伺いしたいと思いますけれども、私のまず初めにお伺いしたいことは、イラクに送っている自衛官あるいは内局のメンバー、そしてまた外交...全文を見る
○前原委員 事前の話では、PKOは大体半年というタームでやっているということでありますので、当然ながら、今のお話を含めて考えると、それより短くしなければいけないんだろうというふうに思います。  それにしたって、例えば三、四カ月という期間だと仮にいたしましても、今おっしゃったよう...全文を見る
○前原委員 同じような質問を外務大臣にもお聞きしたいと思います。  今外交官が行っておられるのは、サマワそれからバグダッド、この二カ所に行かれているわけでありますが、サマワの話を聞いておりますと、クウェートも近いものですので、出たり入ったりということで、その緊張緩和というものは...全文を見る
○前原委員 いろいろ御検討をされているようでありますけれども、ぜひそういう観点というものを大事にしていただいて、仕事ができる環境、それは限られた資源とはいえ、やはり人数をある程度補充しながらうまく回していって、そして、やはり一人に仕事を余り集中させないということだろうというふうに...全文を見る
○前原委員 今答弁されましたように、六月の政権移行というのは、これはブレマー氏も、あるいは国際社会全体が、まあすべてですね、六月末の政権移行というのは動かさない、こういうことだろうと思います。  ただ、その選挙のあり方については、まさに今大臣がおっしゃったように、国連のブラヒミ...全文を見る
○前原委員 そこで、もちろん暫定行政機構ですから暫定的なもので、過渡的なものになるのはそれはそのとおりなんですが、例えばそのオーナーシップ、今、イラク人によるオーナーシップということをおっしゃいましたけれども、もっと具体的に言えば、だれか一人がリーダーシップを発揮するような仕組み...全文を見る
○前原委員 この質問はこれぐらいにさせていただきたいと思います。  今まさに外務大臣がおっしゃったように、これから詰めていかなきゃいけない問題なんだろうと思いますし、そしてまた、ブラヒミさんやアナンさんが来られて意見交換をされるということでありますが、私からお願いをしたいことは...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたのでこれで終わらせていただきたいと思いますが、今の私の質問の意味というのはよくおわかりをいただけると思います。  つまりは、普通の戦闘状況ではない。テロというのはどこで本当に襲撃をされるかわからない。しかも、空はある意味では逃げ場がない、やられたら、...全文を見る
02月27日第159回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○前原委員 前原でございます。民主党を代表して質問させていただきたいと思います。  まず冒頭、今まで同僚委員からも六者協議についての話がございましたけれども、もう少し突っ込んで話を聞かせていただきたいというふうに思います。  私が質問したい点は何かといいますと、もちろん、薮中...全文を見る
○前原委員 要は、この六者協議では、少しでも話が進めば、エネルギー支援なんかの話も韓国案を軸に行うという話がなされているわけですよね。  つまりは、今私がお聞きしているのは、そういうファーストステップというのは、濃縮ウランの核開発計画を北朝鮮が認めない段階でも、そのファーストス...全文を見る
○前原委員 最終ゴールはよくわかっているわけです。それは理解しているわけですが、私が伺っているのは、例えば私が薮中局長、代表だとしますよ。そうすると、どれだけ権限を与えられて交渉に臨めばいいんだということだと思うんです。  つまりは、先ほど韓国の案についての話で、それは韓国の案...全文を見る
○前原委員 前者の話でいいますと、要は濃縮ウランの問題も、核の軍事のみか、あるいは平和利用も含むのかという話については、そこはいわゆる原則というか、アローアンスを残して交渉に臨ませている、こういうことですね。  つまりは、ちょっと、私の質問がわかりにくければ私が悪いんですけれど...全文を見る
○前原委員 いや、立て方の違いじゃないんですよ、それは。全然そういう話じゃないんですよ。つまりは、これはもういいです、まさに進んでいることで、この議論というのはもうちょっとしたらはっきりすることですから、今動いているところでこれ以上詰めても仕方がないと私は思いますので。立て方が違...全文を見る
○前原委員 いや、国交正常化まで飛んでいないわけですよ。私が今申し上げたのは、今行われている六者協議の中で、先ほど、薮中さんが一番初めにおっしゃった大前提というのは百点満点、だけれども進まない可能性がある、しかし、一歩一歩前進をしていく解決策があって、要は、状況の中でエネルギー支...全文を見る
○前原委員 ということは、確認、イエスかノーだけで結構です。そうすれば、今、一歩進んで、ほかの国が、アメリカや韓国が経済支援、エネルギー支援を行うとしても、今のお話だと、我々はしないということですね。イエスかノーかで結構です。
○前原委員 質問に答えていないですよ。私の質問に答えていない。現時点での話なんか聞いていないんです。そういう話が進んでいって、ほかの国がやるときにということで、答えていないです。答えさせてください。
○前原委員 では、ちょっといいですか。  大臣、極端な例を言っているんじゃないんです。まさに現実に進んでいこうとしている中で、そういう話に今収れんしているんでしょう。先ほど答弁されたじゃないですか。団長会議と副団長会議があって、副団長会議では文書化の話まで行っているという話でし...全文を見る
○前原委員 矛盾したことを二つおっしゃっていると私は思うんですね。  おっしゃっていることはわかるんです。つまりは、物事を進めるということが大事である。その前提に立てば、すべての手のうちを明かさないことが重要であるという意味でおっしゃっていると思う。その意味はわかるんです。わか...全文を見る
○前原委員 原則ということは例外もあると。それも踏まえてやるということですね、要は。そういうことですね。
○前原委員 では、ちょっと長引いてしまいましたけれども、この問題はこれぐらいにしておきましょう。  六者協議をやっていく中で、中国が今回、議長国ということで非常に大きな役割を果たしています。ただ、靖国問題で、日中間がうまくいっているかというと、いっていないわけです。これは非常に...全文を見る
○前原委員 日中関係を踏まえて考えた場合に、総理が行かれることについては過去の戦没者への敬意と感謝、また不戦の誓いということですけれども、御自身は行かれないと。しかし、結果論として、総理が毎年靖国に参られることによって日中関係、日韓関係はぎくしゃくして、そしてスムーズな意思疎通が...全文を見る
○前原委員 今の答弁は、私は、外務大臣としてやはり失格だなというふうにはっきり思います。  今の状況がぎくしゃくしている。レベルの問題とかじゃないんですよね。これはいろいろな分野で交流をすれば当然わかっておられる話でありますし、私もいろいろな中国の方とお会いしますけれども、日中...全文を見る
○前原委員 これ以上は議論してもしようがないと思います。  ただ、カードとして使いたくないんですよ、中国は。これは私、いろいろな方と話し合いましたけれども、この問題で向こうがいろいろ言ってきたいというふうな思いは、少なくとも今の執行部にはないですよ。  とにかくこの問題は早く...全文を見る
○前原委員 質問通告してあるように、時間があれば一番初めに、まさに大臣が触れられたように、同盟関係と安保条約の関係、どう違うのか、同盟関係を拡大していくために安保条約今のままでいいのかという観点から議論したかったんですが、時間がないために各論から行きました。これはもう一度、仕切り...全文を見る
03月04日第159回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  主に亀井農水大臣に質問させていただきたいと思います。  昨日は京都まで行っていただきまして、浅田農産の現場を視察していただきまして、本当にありがとうございました。私も本日、我が党の菅代表とともに現地に行ってまいりました。ただし、二次感...全文を見る
○前原委員 簡単な御答弁で結構なんですが、百条何項ですか。
○前原委員 知事から要請があって、委託ということで行われているわけでございますが、先ほど申し上げましたように、三百人体制で、近隣の自治体からもボランティア職員の応援を受けて何とか処理をしている状況でありますけれども、職員の方々の疲労ももう限界に達している。しかも、劣悪な状況であり...全文を見る
○前原委員 調整していただいて、それはありがたいと思っておりますし、感謝をしているわけでありますが、私が気にしているのは、法的根拠に基づいて、つまりは、先ほど申し上げたような作業を、府からの要請があればさらに人を出して、そしてそれを受け入れる用意、準備が防衛庁としてあるかどうか、...全文を見る
○前原委員 この程度にいたしますが、多分、三百人の府あるいは近隣の自治体のボランティア職員だけでは対応できるような状況じゃなくなってきております。また、先ほど申し上げたように、近隣の五キロしか離れていない養鶏場でも陽性が見つかって、そこにきょうは知事から自主処分ということの通達、...全文を見る
○前原委員 鳥インフルエンザを発症させてしまった農場のみならず、三十キロ圏内における、きょうはそういったところにも行かせていただきましてお話を伺ったんですが、要は、三十キロ圏内に指定をされると移動制限がかけられて、鶏の出荷はもちろんのこと、卵というものも出せない、ふんも移動させら...全文を見る
○前原委員 考えていただくのはありがたいんですけれども、例えば、さっきおっしゃった二分の一、それは山口のケースから当てはめるということは知っております。しかし、それでは全く、多分対応できないんだろうと思うんですね。全く出荷できないし、つまりは、売り上げが上がらないけれどもえさ代だ...全文を見る
○前原委員 ぜひスピード感を、よく理解はしていただいていると思いますけれども、毎日毎日が、本当に、卵はたまっていく、保管場所をどうするんだ、鶏ふんが堆積していく。要は、それがまだ春先ですので、まだいいんですよね。これがまた、違う病気の発生とか蔓延とか、それは浅田農産の埋め立ての場...全文を見る
○前原委員 まさに今御答弁いただいたように、三十キロ圏内に準じた措置を、それをどの範囲をとるかというのはぜひまた御議論をいただきたいと思うわけでありますが、近接した農家は、圏外であったってもう同じような状況で、出荷できないということなんですね。ですから、その点を踏まえた対応策、つ...全文を見る
○前原委員 今の御答弁は、つまりは農林水産省として、府と相談をしながら、刑事告発も含めた対応を考える、こういう解釈でよろしいですか。
○前原委員 警察庁、来ていただいていると思うんですが、捜査状況というのはなかなかお話しになれないとは思いますが、私は、この事案というのはかなり悪質だというふうに思っておりまして、今、府やあるいは農林水産省が告発をしなければそういう手続に入らない、そういうことはないと思いますけれど...全文を見る
○前原委員 みずからの立件というものも視野に入れている、そういう御答弁でよろしいんですか。もう一度、その点についてだけ教えてください。
○前原委員 残り少なくなってきて、二つは絶対聞いておきたいので、簡潔にお答えをいただきたいと思うんです。  これは先ほど平岡議員が質問されたことと同様なんですが、人の手当ても含めて、近隣市町村、あるいは京都府、相当財政的な支出、マンパワーの問題も含めて出ておりますが、これはやは...全文を見る
○前原委員 先ほど、三十キロ圏外の養鶏農家も三十キロ圏内と同じような状況に陥っているという話をいたしました。つまりは、このごろといいますか、いっときそういう広告が出たわけでありますが、例えば、当店では京都府産地鶏は扱っていませんとかですね。今まで何とか京都府産の地鶏、あるいは、地...全文を見る
○前原委員 以上で質問は終わりにいたしますけれども、京都府の中での業者が他府県に多大な御迷惑をかけているということは改めておわびを申し上げなきゃいけないと思いますが、もう京都府のみの問題ではなくなってきて、これだけ大量の鳥インフルエンザによる死亡というものが出て、また、二次感染も...全文を見る
03月31日第159回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。  大臣が参議院の本会議でございますね。九時五十分ぐらいになったらお出をいただいて結構でございますので。それから海上保安庁長官も、国土交通委員会がおありだということでございますので、十時前になったら出ていただいて結構でご...全文を見る
○前原委員 いろいろな報道やあるいは警察関係者の方のいろいろな場面での証言も含めますと、勘案して考えますならば、やはり当初は、検察送致というものが望ましい、こういうふうに考えられていたというふうに伺っております。  では、もう一度警察にお伺いしますが、今御指摘をいただいた出入国...全文を見る
○前原委員 僕は警察を責めるつもりは全くないんですよ。もともと、今おっしゃっていることは、国会ではそういう御答弁になるかもしれませんが、警察としては検察に送致したかった、送検したかったというふうに私は思っています。  そういう観点でもう一度お尋ねしますけれども、今の警備局長の御...全文を見る
○前原委員 何度も申しますが、警察を責めるつもりは全くなかったんですけれども、ボタンのかけ違いが始まっているわけですよ。要は、警察は送検したかったんでしょう。送検したかったけれども、法務省との話し合いの中で結局こういう形になったんでしょう。そこは事実をちゃんと言ってから話をしてく...全文を見る
○前原委員 そんなものは県警が判断できない。沖縄県警がかわいそうです、そんなこと言ったら。  だから、警察を責めるつもりはないけれども、事実関係について、これ、国会ですよ、国政調査権の負託を受けて我々はやっているわけですから、送検をしたかったかどうかということを聞いているわけで...全文を見る
○前原委員 この種のって、これは普通に東京で不法滞在をしているものと違うでしょう。この種のということの言葉が当てはまらないと言っているわけですよ。  だから、そこで、沖縄県警というのは、形式的には最後は沖縄県警が決めることですよ。決めることだけれども、そうじゃないでしょう。そこ...全文を見る
○前原委員 警察を責めるつもりは私は全くなかったんですが、この件は東京と全く違うんですよ。つまりは、東京は別に中国は領有権を主張していないから、領有権を主張したいから不法入国しているわけですから、これは東京の件とは全く違うんです。  もちろん、国内法に基づいてということですけれ...全文を見る
○前原委員 委員長、ちょっと要望させていただきたいんですが、金正男氏と目される人が日本に入ってきて、そして慌てて送り返したという事例があって、いまだに政府はそれが金正男であったかどうかということを明らかにしていない。今回も、捜査の内容は明らかにできないという筋論はわかりますけれど...全文を見る
○前原委員 それでは、この魚釣島の問題について、関連して質問したいと思います。外務大臣もう出られる時間ですので、もし出られたら、逢沢副大臣、お願いいたします。  まず一つは、この魚釣島というもの、あるいは尖閣諸島というものが日米安保条約第五条の適用範囲になるのかどうなのか、その...全文を見る
○前原委員 私は、アメリカの政権がどのようなことになったとしてもその確認をぜひしっかりしていただきたいという意味で、今の質問をさせていただきました。  外務大臣がおっしゃったように、国務省のエレリ副報道官が、明確に、日米安保条約は尖閣諸島にも適用される、こういうふうに言ったと言...全文を見る
○前原委員 先ほど私が御披露しましたように、クリントン政権はそういうところをあいまいにしていたわけですよね。しかし、両国間の取り決めによってそれはもうきっちり担保されているんだ、政権がかわることによってその解釈が変わることはないんだという日本の立場というものを、常に、外務大臣とし...全文を見る
○前原委員 総論を言ってもらっても困るのですが、具体的にどのようにしていくのか。それはもちろん努力をしていただかなきゃいけないのはそのとおりなんですが、私、ポイントは二つだと思うんですね。  一つは、情報収集能力をどのように高めていくのかということだと思います。これは一海上保安...全文を見る
○前原委員 同じ質問を海上保安庁長官、実態はそういうことだと思いますけれども、もちろん海上保安庁の機能強化も大切だと思いますけれども、資源を有効活用という面から考えると、今防衛庁の運用局長がおっしゃったような連携強化というのは、さらにこの問題を契機に必要だと私は思いますが、御認識...全文を見る
○前原委員 ぜひその努力をしていただきたい。大変なお仕事を今もやっておられることは改めて高く敬意を表しますけれども、ぜひ努力をしていただきたいというふうに思います。長官、もう結構でございますよ。  逢沢副大臣に、最後にこの尖閣の問題で御答弁をいただきたいんですが、あのときは御一...全文を見る
○前原委員 尖閣あるいは中国の関係で、最後に一つだけ外務副大臣にお願いをしたい、また、可能であれば御答弁をいただきたいんですが、先ほど申し上げたように、中国における民間活動家ということが、果たして本当に純粋な民間活動家なのかどうなのか。もちろん、それは直接言えませんよ。根拠なしに...全文を見る
○前原委員 あらゆる角度から見ていただいて、そして、そういうことも、いろいろな角度から見ているということはまた外交の一つの交渉の術というかすべになると思いますので、御努力をいただきたいと思います。  最後に、ちょっとイラクの問題について、二点ほど、時間もちょっとなくなってきまし...全文を見る
○前原委員 今答弁されたように、日本が、内容については我が党との考え方の違いはありますけれども、しかし、金、人等で局地的なイラクへの関与をして、アメリカに物を言える立場は確保しているわけですね。それを、私は、よく小外交から大外交、つまり、それをてこにして国際的な風向きをどう変えて...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたので終わりますが、とにかく、立場のある方が行動するということが何よりも必要だというふうに私は思いますので、行動する外務省、また、副大臣もそういう立場で御努力をいただきたいということをお願いして、私の質問を終わります。
04月12日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  三人の方の一刻も早い、無事救出されることを民主党として祈ってやみません。また、そのために努力をされているあらゆる方々については、私は、これは政府関係者も含めて、心から敬意を表したいというふうに思います。  ただ、今の質問を聞いておりま...全文を見る
○前原委員 外務大臣が会われて、本当に家族の方々の声というものを真摯に聞かれたんだったら、小泉総理に、会われるべきじゃないですかという進言をされてしかるべきだと私は思いますが、そういうことをおっしゃったのか、それとも、そういうことを言うつもりはないのか。なぜ、総理大臣として御家族...全文を見る
○前原委員 質問していないところまで答えられましたので、私からも申し上げなくてはいけません。  まずは、中谷理事にしても外務大臣にしても、テロリストという言葉を軽々に使い過ぎじゃないですか。テロリストというのは一体何なんだという定義になると思いますよ。私は、犯人グループという言...全文を見る
○前原委員 わかりました。それについては、さらに突っ込むことはやめましょう。  次に、サラヤ・ムジャヒディン、聖戦士軍団と名乗る犯人グループ、これが、まずちょっと時系列的に、国民が、我々が聞きたいことについて質問をしていきます。お答えのできる範囲でお答えをください。  このサ...全文を見る
○前原委員 信憑性が高いということを政府として言ったことはないということでありましたけれども、要は、しかし、流れで、早くに解放されるのではないかと。しかも、現地では受け入れの飛行機まで押さえていたんでしょう、ヨルダンまでの飛行機まで。陸路にするのか、空路にするかということも含めて...全文を見る
○前原委員 普通の質問ならもう少し突っ込むところですけれども、それで結構です。  人質三名のことについてお伺いします。  先ほど、中谷理事の質問の中で、安否については確認できないという発言をされました。悪い意味でも確認できていない、こういうことをおっしゃいましたけれども、その...全文を見る
○前原委員 ちょっと後でまたまとめて質問します。どういうところが人質の安否にかかわるかどうかということも含めて、後で質問いたします。  なぜそういうことを申し上げるかというと、もちろん機微に触れる話です。我々も、三人の方に早く無事に帰ってきてもらいたい。だから、無理な情報につい...全文を見る
○前原委員 相談に乗ってもらっているということよりも、どういう方々が実際に交渉で動いているのかということを私は伺いたかったわけです。  つまりは、私も考えながら質問しているんです。これが本当にお答えになることのできる問題なのか、できない問題なのか、常に今も考えながら質問している...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官、逢沢副大臣が現地に行かれておりますけれども、マスコミ等の報道によりますと、逢沢副大臣とは別に警察の特別組織、TRTというんですか、TRT、これが現地に行っているということでありますけれども、それは事実ですか。
○前原委員 イスラム法学者組織、イラク・ムスリム・ウラマー協会、この要請に基づいて、当初、犯人グループは、人質を二十四時間以内に解放すると言ってきていると。このイスラム法学者組織、ムスリム・ウラマー協会というのはどのような組織だと把握をされているのか。また、直接そこに接触をされて...全文を見る
○前原委員 二つ質問をしたんですね。つまり、接触をしているかということについては、今の御答弁で結構です。どういう組織なのかということについて、わかる範囲でお答えください。
○前原委員 日本時間の十一日午後十時過ぎに、アルジャジーラが、ファルージャの抵抗勢力と接触したとするイラク人権擁護協会の会長を務めると自称するミズハル・ドレイミ氏とのインタビューを放送しました。その部族の一員だということでありますけれども、それを否定する見解も後ほど示されておりま...全文を見る
○前原委員 結構です。  先ほど、私が質問していないところで、他国の人質にとられた方も含めて、いろいろな国を列挙されました。  もちろん、当然考えておられると思いますけれども、他国の比較、そしてまた解放された条件、また、どういう形をとったのかといったことは、これは当然のことな...全文を見る
○前原委員 申し上げるべきではない、そういうことを聞いているのではなくて、そういったケースというものをどのように分析されているのかという話を私はしているわけです。  時間がなくなってきましたので、聞いておかなきゃいけないことが幾つかあります。  まず、今回ちょっと、解放が二十...全文を見る
○前原委員 私は、指摘しておきたいのですけれども、これは政府も当然ながら同じ認識だと思うんですけれども、ファルージャの地域で六百人を超えるイラクの人が亡くなった、米軍の攻撃によって亡くなったということを言われておりまして、今、ここの停戦をどのようにしていくのかということが——アメ...全文を見る
○前原委員 要は、こういったいろいろなゲリラ活動とかあるいは迫撃砲が撃ち込まれるとか、そういった状況のときには、言ってみれば、今おっしゃったような危険地域か危険地域でないかという問題ではなくて、法律に言うところの戦闘地域か非戦闘地域かという、戦闘地域の状況になったらもう遅いんです...全文を見る
○前原委員 いや、気持ちはそれでいいと思うんですけれども、これは自衛隊員の人たちも、行っている人じゃないですよ、行っている人じゃありませんが、自衛隊員の人たちも言っているのは、迫撃砲というのは、これはもう逃げようがないんだ、今持っていっている装備でも、それは、非戦闘地域か戦闘地域...全文を見る
○前原委員 私の質問時間は終わりましたのでこれで終わりにいたしますが、二つだけ簡単に申し上げて私の質問を終わりたいと思います。  一つは、全力で早く人質の方が解放されるように御努力をいただきたい、引き続き御努力いただきたいということ。  もう一つは、防衛庁長官、今まで日本が積...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  この七法案三条約の議論に入ります前に、冒頭、少しの時間をとりまして、イラクにおける人質の問題につきまして、主に外務大臣に質問させていただきたいと思います。  まずは、一日も早い人質の解放に向けて政府を挙げて御尽力をされていることとは思...全文を見る
○前原委員 先般、イラク復興支援特別委員会で議論をさせていただいたときに、私はこう申し上げました。チェイニー副大統領と小泉総理の会談において、イラクの情勢、特にファルージャの問題についてちゃんと議論したのかということを、おとついですけれども申し上げました。その質問については、具体...全文を見る
○前原委員 全く国会の議論の形骸化だと思うんですね。血の通った議論が全くできていないし、本当に、私は、人質を解放する意思があるのかどうかと疑いたくなるような答弁だと思います。  つまりは、私が聞いているのは、いろいろなところで紛争が起きている、それは、ここだけじゃないよ、ファル...全文を見る
○前原委員 外務大臣の口から、あればあった方がいいなんて、何かそんな人ごとみたいな話で、全く主体性とか意思とかは感じられないですね。まあ、しようがないですね。この問題は、いいです。  では、事態特の問題について伺いたいと思います。  まずは、緊急対処事態について質問をさせてい...全文を見る
○前原委員 私、今から検討課題というのはおかしいと思うんですね。やはり法案を出される前に検討しておいてもらって、ここでしっかり言っていただくというのが、私は本来あるべきだと思うんです。揚げ足をとるつもりはありません。建設的な議論をちゃんとしたいと思います。  そういう意味で、保...全文を見る
○前原委員 慎重に判断をするのは、もちろんそれは政府としてはそうやられるべきだし、やられなければいけないと思うんですが、法律に基づいていろいろ動き出すわけです。その不備については後で質問をいたしますが、例えば私権制限なんかも出てくるわけですね。ということになれば、制限をかけられる...全文を見る
○前原委員 そういうことで、政府の統一見解を出していただくということですので、これからいろんな質問等を重ねていく、きょうはキックオフの委員会でありますけれども、ぜひ、委員長の責任でもって、そういった統一見解をまとめる責任を委員長もしっかりと認識をしていただきたいと要望させていただ...全文を見る
○前原委員 そういう緊急対処事態、非常に難しい問題でありますが、では、その奥の深さが起きたものだけではわからない緊急対処事態において、この法律のスキームというものは私はいかがなものかと実は思っているわけです。これは井上大臣ももうお感じだと思いますけれども、国民保護法制に緊急対処事...全文を見る
○前原委員 その理解は私はちょっと違うと思うんですね。よりいいものということで、与党と民主党の間で修正をしてきて、二十五条もあると。しかし、これは大臣御承知のとおり、武力攻撃事態対処法というのは、基本法的な要素がある、それから、対処に関する具体的な規定があって、そして最後は、今後...全文を見る
○前原委員 いや、準用するものであればなおさら、武力攻撃事態対処法にそういうスキームがあるわけですから、それを準用する形だったら、武力攻撃事態対処法に準用した形で緊急対処事態を設けるのが普通じゃないですか。今のおっしゃるのは逆ですよ。
○前原委員 ここはちょっと真剣に議論させてもらいたいんですが、つまりは、法律の体裁とかそういうことで申し上げているんではないんですね。私はそう申し上げているわけです。  つまりは、本当に、この国民保護法制の中で緊急対処事態という規定を盛り込むだけで、さっき申し上げたような、自衛...全文を見る
○前原委員 大臣、立場の相違とかじゃないんですよ。緊急事態に対処できますかということの中で議論しているわけです。  先ほど、一番初めに類型化の話あるいは定義の話で申し上げたように、これが入り口で武力攻撃事態に発展するかもしれないわけですよ。そうすると、武力事態の対処と緊急対処事...全文を見る
○前原委員 検討していただくということでありますので、これについては検討してください。これはきょうが初めてですので、ぜひここは検討していただきたいと思います。  川口大臣、一つだけ、今の緊急対処事態について質問したいんですが、米軍はこの緊急対処事態においては協力できるんですか、...全文を見る
○前原委員 では、日本が米軍に協力を求めることはあり得るんですか。
○前原委員 あり得ると。先ほど大臣が御答弁されたように、条約上の権利義務関係ではない、しかし、同盟関係という中で協力を要請することもあり得る、こういうことですね。  その場合の国内法上の根拠はどうなるんですか。例えば、今回は有事において動くという意味での米軍関連法案というのは出...全文を見る
○前原委員 要請をする場合は、国内法上の根拠は要らないということですか。もう一度確認。
○前原委員 では、米軍が緊急対処事態において国内で活動する法的根拠は何ですか。
○前原委員 要は、地位協定から引っ張ってくるということですね。緊急対処事態においても米軍の協力を要請できるし、その活動においてのベースになる法律的な根拠というのは地位協定によって定められた法律に縛られる、こういうことですね。——はい、わかりました。  これも、きょうは初めですの...全文を見る
○前原委員 私は、人数の問題を申し上げているんではなくて、やはり、その機動性とかあるいはその役割の明確化というのが必要だと思うんですね。もちろん、ある程度のボリュームは要ると思います。私は、これでは絶対少ないと思います。  それと、先ほど申し上げたように、それぞれ役所から出てき...全文を見る
○前原委員 人事に任せる組織というのはだめなんですよ。どんな人がやったって回るような組織にしなきゃいけない。  それは、どういう人がなるかというのは大切ですよ。後でお話をするような情報の問題、各国を見ると、やはり、情報を集める、例えば日本でいうと外務省とかあるいは警察庁とか公安...全文を見る
○前原委員 そうしたら、附則に書いた組織の検討というのは、もう要らないと、今おっしゃった、そういうことですか。運用でいいということですか。今後の審議のあれに差し支えますよ、そんな、今結論を出されたら。基本法の中で我々言っているんだから。大事にそこは答弁してください。
○前原委員 何度も言っていますが、党利党略でこういう問題を言っているんじゃないんですよ。今の日本の危機管理体制において、余りにも縦割りの弊害が大き過ぎると。だから、対策本部にしたって、だれを対策本部に送り込むんですか。やはりそういうプロパーの人をここに置かなければ、結局はだめなん...全文を見る
○前原委員 今、財務大臣、御答弁されたように、予防措置、訓練、これについては、財政当局、国費で賄うというところをしっかりと位置づけていただきたいというふうに思います。  さて、次の質問に移らせていただきたいと思うわけでありますが、情報について一言だけ、井上大臣、もう一点だけ申し...全文を見る
○前原委員 ぜひ検討の中に入れていただきたいと思います。  次に、武力攻撃事態等における米軍の行動支援に移りたいと思います。  ここは、私は、我が党も日米安保条約は必要であると。日米安保条約の核になるのは五条と六条です。五条においては、もちろん抑止的な意味も含めてでありますけ...全文を見る
○前原委員 その点については、また精査をして、後日、質問をさせていただきます。  地位協定においては、米軍は接受国である日本の法律を遵守する義務はない、しかし、尊重をしなければいけないと書いてありますね。それで、本当に尊重されるかということが最大の国民の関心事だと私は思います。...全文を見る
○前原委員 言葉じりをとらえるわけじゃありませんが、外務大臣が確信をしておられても困るわけです。私は、要は、どう担保するかという話をお伺いしているわけですね。  それは、実際問題として、私は、日米間のさまざまなチャンネルの調整メカニズムが本当に大事だと思うんですよ。そこをうまく...全文を見る
○前原委員 もう時間ですので、一言だけ。  では、一言だけお答えください。では、その可能性として、米軍が優先される可能性もあるんですか。
○前原委員 時間になりましたので、終わります。
04月23日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第17号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  同僚議員の御好意により、質問をさせていただきたいと思います。  予算委員会で石原大臣とは一回この議論をさせていただきましたが、改めて議論をさせていただきたいと思います。  まず、今回の法案、これは民営化法案という銘を打ってございます...全文を見る
○前原委員 委員の人たち、静かに。ネタ振りでこれは聞いているわけですから、一つ一つにそんなに過剰に反応しないで。  いや、何でこういう聞き方をするかというと、道路公団の民営化法案じゃないんですよ、これは。まずは、道路公団を民営化するんであれば、民営化する会社、民間会社にするとい...全文を見る
○前原委員 センスかどうかは別にして、実態面では道路公団の民営化法案ではないわけですよ。国のコントロールで道路をつくらせる。そして新直轄もある。四十五年間で償還をさせて、結果的には民間会社として残るのは、サービスエリア、パーキングエリア等々、今のファミリー企業の関連でしかない。こ...全文を見る
○前原委員 議事録ぐらい読んでいますので、冒頭、余分なことは言わなくて結構ですから、質問したことだけに答えてください。  なぜ四十五年間で返せますかということを言ったのは、今まで道路公団で、初めの償還期限は三十年だった。しかし、プール制を入れて、そしてまた整備計画というものを実...全文を見る
○前原委員 今の償還期限、五十年を四十五年に短くする。そして料金は一割下げる。交通量も下方修正だ。しかし、管理費等三割下げる中でそれをしっかりやっていく。こういうことでありますけれども、私が質問しておりますのは、物すごいインフレとか大災害があったときには、それは想定外になろうと思...全文を見る
○前原委員 今、大臣がプール制について否定的な意見をされましたけれども、今回、プール制は残っていますね。この独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構というのは巨大なプール会社じゃないですか。  つまりは、東、中、西などの会社が建設をする、そして、建設が終わったときに、債務をあ...全文を見る
○前原委員 東名のお金で九州や北海道の道路をつくらないというのはうそなんですよ、うそなんです、これは。だれが考えたってうそなんです。  つまりは、さっき申し上げたように、会社は一応分かれます。会社が分かれて、それが分離されているように見えるけれども、しかし、それぞれの会社が料金...全文を見る
○前原委員 それだけ偉そうにおっしゃるんだったら、会社ごとにこの道路保有・返済機構も分けたらいいじゃないですか。分けるんだったら、今大臣おっしゃったことはそのとおりですよ。分けていないんだから。上がってきた料金収入は全部一つのどんぶりにして、あわせて四十五年で返すんだから。今おっ...全文を見る
○前原委員 三十秒でおさまることを、時間をとらないでください。  今おっしゃった、最後の二つのポイントなんですね。十・五兆のうち、公団は三兆、そして民間会社は七・五兆させるということで、最後、ぐちぐちおっしゃっていたけれども。  つまりは、大臣、いいですか、七・五兆円はもう民...全文を見る
○前原委員 その正当な理由というのは何ですか。
○前原委員 そんな詭弁は通用しないんですよ。  つまりは、社会資本整備審議会、学識経験者で構成されるということですけれども、今までの審議会、全部、国土交通省あるいは昔でいえば建設省、運輸省のお抱え学者ばかりの審議会じゃないですか。  私は、実は、今は外交の担当をしていますけれ...全文を見る
○前原委員 幾ら抗弁されても、私の質問に答えていないんですよ。  つまりは、道路保有・債務返済機構というものがなぜ一つなんですかという話をしているんですよ。六つに分割をして、それぞれにそれがあって、そして四十五年にそれでそろうというんだったら、さっき大臣のおっしゃった、東名のお...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第8号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  四人の参考人の皆さん、きょうはお忙しい中お越しをいただきまして、また、貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。御礼を申し上げます。  まず、村越参考人に一つお伺いをしたいと思います。  日弁連ということで、法の番人で、...全文を見る
○前原委員 また、ぜひそういった、本当に法の専門家の方ばかりでございますので、もちろん我々がつくった法律のチェックをしていただくと同時に、どうあるべきかという御提言もいただければありがたいとお願い申し上げます。  さて、緊急事態基本法の範囲について、青山参考人、小川参考人、小尾...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。小尾先生は、お話しいただいたので、その点については結構です。  次の点について、お三方にお答えをいただきたいと思います。  基本法については、今お話がありましたように、青山参考人から特にございましたけれども、特定すべきじゃないと。私もそのと...全文を見る
○前原委員 どうもありがとうございました。
05月12日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第14号
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○前原委員 民主党の前原でございます。よろしくお願いいたします。  きょうは、私は、一つのテーマを持って質問をさせていただきたいと思います。それは、新たな脅威というものでございます。  日米同盟関係の再定義というものが、一九九六年、当時の橋本首相、クリントン米大統領との間で取...全文を見る
○前原委員 済みません、今御答弁の中にも入っていたのかもしれませんが、目的、何を目指しているのか。先ほどアサヒビールの当時の樋口会長さんの話がありました。細川政権のときですね。現大綱の基礎になっているということは、もう一度目的を伺いたいんですが、大綱を前提としてどういった内容を取...全文を見る
○前原委員 さらにお伺いしたいんですが、政府側から、このことについては少なくともある程度の結論を出してもらいたい、こういう要望をされたことがおありになるのか。  例えば、新たな国際平和貢献あるいは武器輸出三原則の見直し、こういった個別の問題については、自由に意見を言ってもらって...全文を見る
○前原委員 石破防衛庁長官に伺いたいんですが、今まで長らく防衛庁長官、あるいはその前にも議員として安全保障の問題、防衛の問題に取り組んでこられて、一番、流れというか今後の課題、この防衛大綱の見直しを前提として議論していくわけですから、当然ながら押さえておかなければいけないポイント...全文を見る
○前原委員 私は、次の防衛大綱というのは二つのアプローチが必要だというふうに思っていまして、一つは演繹法的なアプローチ。つまりは、今、石破長官が基盤的防衛力ということを言われましたけれども、今の状況にあって、そもそもどういう防衛力が日本において必要なのかといった、そもそもの考え方...全文を見る
○前原委員 私の意見も紹介するのはありがたいんですけれども、私が申し上げているのは、やはり、内閣としてどういう意思を持つのか、また、どういう認識に基づいて新たな防衛力整備、あるいは防衛大綱の見直しをやろうとしているのかといったところの基本的な骨格がなければいけないでしょう、そのこ...全文を見る
○前原委員 この議論はこれで終わりにいたしますが、細田官房長官に最後にお願いでありますけれども、今までの防衛予算において陸海空の配分というのはほとんど変わっていないんですよ、積み上げ方式で。これは私はおかしいと思うんですね。だから、こういう議論をしている前提として、まさに政治が、...全文を見る
○前原委員 総論で議論していても私は余り意味がないと思っておりますので、ちょっと各論で議論させていただきたいと思います。  まず、NBC兵器によってテロが行われる、あるいはそのテロが有事のきっかけかもしれませんが、そういうことに対応するような法律、そしてまた現体制になっているの...全文を見る
○前原委員 まず、そういった兵器が使われた場合にどのような対応策がとれるのか、こういうことであります。  坂口厚生労働大臣に伺いたいんですけれども、余りたくさんやっても時間もありませんので、では、天然痘と炭疽菌に限って、まず生物兵器について御質問したいんです。  厚生労働省か...全文を見る
○前原委員 天然痘の予防接種を受けていない二十八歳以下三千万人、その三分の一はカバーするようにということでありますが、今、備蓄がないから非難するということじゃありません。私はそういう観点で質問するわけじゃなくて、大体どれだけのタームで、つまりは期間的な目標を持ってその整備をされて...全文を見る
○前原委員 次に、厚生労働大臣、化学兵器の方について話をさせていただきたいと思うんです。  私が厚生労働省にお尋ねしたのはサリン、VXガス、マスタードガス、それからリシン、この四つについてお伺いをしていたわけでございますけれども、それぞれについて回答をいただいております。  ...全文を見る
○前原委員 化学兵器についても対応できるような解毒剤あるいはそういう治療薬というものは確保されている、また、それについて厚生労働省としてしっかりと定期的にチェックをしていただいているということであります。  さらに厚生労働大臣に伺いたいんですけれども、地下鉄サリン事件というのが...全文を見る
○前原委員 最後の、とっているところでございますというのは、もうとっておられるのか。つまりは、重立ったBC兵器、先ほど大臣が列挙されましたそういうものについては、どういう症状で、どういう対処法が必要なのか、どういう薬を使うのかということは、ちゃんとマニュアル化されているのかどうな...全文を見る
○前原委員 本当の国民保護というのは、法律の議論をしていますけれども、そういった起きたときのやはり対処の仕方というものが整っていないと、法律をつくっても私は意味がないというふうに思いますので、やっぱり車の両輪で、こういったことについては井上国務大臣も目配りをしてもらうということが...全文を見る
○前原委員 小野国家公安委員長に質問させていただきたいんですけれども、後でちょっと具体的な事例で申し上げたいと思いますけれども、想定され得るテロにおいて、今おっしゃったような整備状況で対応可能だと思っておられるのかということがまず一つ。もちろん、事態の規模によるとは思いますけれど...全文を見る
○前原委員 消防についても、麻生大臣、お尋ねをしたいわけですが、同じように、やっぱり何かあったときには消防署員の方がその現場に行かれるというケースが多いわけでありますけれども、同じようにNBC対応についてしっかりとそういう対応ができているのかどうなのか、御答弁ください。
○前原委員 先ほども申し上げたんですけれども、今整備できていないからけしからぬということだけではなくて、この国民保護法制が議論される、これをきっかけに、法律の整備のみならず、いかに態勢の整備をしていくのかということが私は大切だというふうに思います。警察にしても、消防にしても、きょ...全文を見る
○前原委員 今、財務副大臣が答弁されたように、逆に言えば、麻生大臣や坂口厚生労働大臣、また小野国家公安委員長におかれましては、また国土、きょうは鶴保政務官が来られておりますけれども、やはりどのような規模がある程度十分と考えられるのかと。先ほど坂口厚生労働大臣は、天然痘のワクチンの...全文を見る
○前原委員 いや、これは取りまとめしてもらわなきゃ困るんですよ、井上大臣に。  つまりは、もともと武力攻撃事態の法案、前の通常国会で議論したときは官房長官がそこに座っておられたわけです。だけれども、今度は、この七法案については、井上国務大臣が法案提出者になられているわけですよ。...全文を見る
○前原委員 謙虚な御答弁でございまして、しっかりおれがやるということでやっていただきたいというふうに思います。  先般、私、質問させていただいたときに、緊急対処事態の類型化ということを質問いたしました。質問というか政府の統一見解を求めました。つまりは、緊急対処事態というのはどう...全文を見る
○前原委員 今お読みをいただいたものは、「国民の生命、身体及び財産を保護することが必要なものとして」という限定条件つきでありますが、緊急対処事態というのは国民保護法制の中に入っているのでそういう前提がつくのはわかるんですけれども、例えば、そういう限定を取った場合の緊急対処事態とい...全文を見る
○前原委員 例えば、直接は国民の生命財産の保護を必要としない場合は、領海侵犯とか領空侵犯とかそういうものとか、あるいは不審船、サイバーテロ、こういったものも考えられると思うんです。  ですから、これは委員長、理事会でも話をされていることでありますが、いわゆる国民の保護等に限定さ...全文を見る
○前原委員 それでは、最後に外務大臣に質問をさせていただきたいというふうに思います。  これも、前回、私も質問をいたしましたし、また、さまざまな議員が質問をしているところでございますが、どうしてもやはり納得できない、あるいは、どうしたら納得できるのかということについてのことなん...全文を見る
○前原委員 いや、それは外務大臣、違うんですよ。  では、質問時間も終わりましたので、逆に提案をさせていただきますけれども、何のために日米間で調整メカニズムがあるのかということなんですね。  つまりは、ガイドラインの議論というのをやってきました。平素からの協力、日米有事の協力...全文を見る
○前原委員 努力をお願いいたしまして、質問を終わります。
05月19日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第17号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  私も、有事法制の議論に入る前に、北朝鮮問題について、総理の所見、お考えを聞かせていただきたいと思います。  先ほど、同僚委員の質問に訪朝の目的はお話をされましたので、各論に入らせていただきたいと思います。  二回目の訪朝ということで...全文を見る
○前原委員 国会というのは、国民の代表、代弁者が集まっている。私は、立法府というのは国権の最高機関だというふうに思っております。マスコミでは報道されて、もう八名帰ってこられるのは既成の事実であるということを言われて、しかし、国会ではそれがまだ明確に、政府、特に総理の口からはお話が...全文を見る
○前原委員 報道機関のみならず、例えば御党の幹事長、安倍幹事長が、もうジェンキンスさんが帰ってこられる前提で、いわゆる訴追免除についても話し合いをしなきゃいけないということを方々で話されているわけでありまして、それが既成事実になっている。それであれば、国会でしっかりとやはり総理の...全文を見る
○前原委員 先ほど申し上げましたように、我々は、外交というのは、与党、野党の違いはあれ、日本としてやる場合においては、これは失敗は許されない、こういうふうに思っております。したがって、そういう意味での足を引っ張るつもりなんて、我々は毛頭ありません。  今おっしゃった部分で言えば...全文を見る
○前原委員 では、総理、別の観点から質問しましょう。  拉致の完全な解決というのは、何を解決したら拉致の完全解決なんですか。
○前原委員 それは今までの御答弁と違うでしょう。双方が納得する拉致問題の解決が完全解決であれば、向こう側の意図で外される問題が出てくるでしょう。それは今までの御答弁と違うじゃないですか。  今までの政府の答弁は、五人の家族それから残り十名の安否の確認、そしてあとは、政府が確認は...全文を見る
○前原委員 いや、それは今までの答弁と違いますよ。今までは、拉致の完全解決は何かという質問に対しては、外務大臣だってお答えされているでしょう。五人が帰ってこられた後ですよ。五人が帰ってこられた後は、五人の御家族それから残り十名の安否を再確認、それから、拉致されているかどうかわから...全文を見る
○前原委員 いや、私は違うと思いますよ。それは、日本政府が確認をするということも大事でしょう。しかし、これは子供が聞いてもわかることなんですけれども、北朝鮮に拉致されたわけですよ。ということは、日本の警察が幾ら、外国、例えば同盟国であるアメリカに協力を得たとしても知り得ないんです...全文を見る
○前原委員 総理、日本あるいは日本国民は被害者なんですよ。北朝鮮から拉致されて、そして向こうに連れていかれた、あるいは亡くなられた、殺されたかもしれない、そういう人たちの全体像を解明するのは、被害者の日本としては、原状復帰、その問題点を解明するというのは当たり前の話じゃないですか...全文を見る
○前原委員 ですから、そう思って十万ドル相当の支援をWHOを通じてやられたわけですね。私は、この事故に関して追加の支援をされるおつもりはありますかという質問をしているわけです。簡単で結構です。
○前原委員 はい、わかりました。それについては、そこはそれでいいでしょう。  川口大臣にお尋ねしますが、私が以前質問したこと、考え方は変わっていないかどうか、それだけちょっと確認をさせてもらいたいと思います。  平成十四年十二月五日の安全保障委員会での私と川口大臣のやりとりで...全文を見る
○前原委員 では、一部の報道機関で、首脳会談で北朝鮮に米の支援を行う、二十五万トンという何か数字が出ていますね。それで、日本テレビを同行させない、どうのこうのということでごたごたされていたようでございますが、この首脳会談で米の支援をするということは、もし仮にするということになれば...全文を見る
○前原委員 そうしたら、先ほどの外務大臣の答弁は政府の答弁としてそれでよろしいんですね。つまり、平成十四年十二月五日に私が安全保障委員会で質問をしたことに対しての外務大臣の答弁の考え方は政府としては変わっていない、そういうことでよろしいですね。
○前原委員 きょうは、本当は有事のテーマの締め総ですので、それを少しはやらなきゃいけないので、この質問ばかりしているわけにいかないんですが、一つだけ、総理、最後にこの北朝鮮の問題について御質問したいと思います。  連休中にアメリカに行ってまいりまして、いろいろな政府高官の方とお...全文を見る
○前原委員 はい、わかりました。その点については、きょうはこれぐらいにしておきましょう。  さて、きょうは締めくくり総括質疑ということで、幾つか総理に確認をさせていただきたいことがあります。  先ほど、基本法の必要性については、久間理事から質問をされたことについてはお答えをさ...全文を見る
○前原委員 その大きなポイントとしては情報だと思うんですね。この間、イラクで日本人の人質事件が起きまして、総理は、情報が錯綜していてどれが本当の情報かわからない、こういう発言をされました。私は、総理としてはやはりおっしゃるべき発言ではなかったと思います。  そういう体制になって...全文を見る
○前原委員 では、今の組織で情報収集、情報分析については十分だ、あとは手抜かりのないようにやってもらったらそれでいいんだ、そういう御答弁ですか。
○前原委員 私は、今の体制では全く不十分だと思いますので、ぜひ、その点については指摘をし、そして、今の政権の中でやれることについてはしっかりやっておいていただきたいというふうに思います。  あと、総理にお伺いをしたいのは、この法案の確認になるわけでございますが、新たな脅威という...全文を見る
○前原委員 私は、その御説明よりも、どういうものを政府として議論してもらいたいかということを聞いたわけであります。まあ結構であります、もう時間になりましたので。  最後に一つだけ。  今の話にかかわりますが、大平内閣のときに、もう既に総合安全保障に対する議論というのがなされて...全文を見る
05月25日第159回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  時間が限られておりますので、簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  まず、我々の北朝鮮問題についての考え方を若干申し上げたいと思います。  そもそも、罪のない日本人を拉致した犯罪者、これが北朝鮮であります。ということは、拉致被害者...全文を見る
○前原委員 双方の納得ということは、今おっしゃいましたね、大臣が。ということは、日本側が納得しなければ、北朝鮮がこれだと言っても納得しないということもあり得るということなんですね。つまりは、徹底的に日本側が調べて、日本がその点について納得しなければ、それは双方の納得とは言えない。...全文を見る
○前原委員 質問に答えてください、質問だけに答えてもらったらいいんです。  つまりは、我が国が納得をしなければ双方の納得にはならない、こういうことですねということを言っているんです。
○前原委員 ですから、犯罪を犯したのは北朝鮮ですよ。そして、うそをつき続けているのも北朝鮮ですよ。その北朝鮮が情報を提供して、そして北朝鮮はこれだけですと言って、その時点で北朝鮮側の納得が得られなければ双方の納得にならないというトーンダウンになったんですよ、この間の話は。  し...全文を見る
○前原委員 つまりは、そういったものの解決なくしては双方の納得にならないと。イエスかノーかだけで結構ですから。
○前原委員 答弁になってないですよ。私が聞いたことに答弁してないです。答えていません。大事なところですから。
○前原委員 日朝双方の納得という言い方をされましたよね。ということは、日本側が問題点があるとして納得をしなければ、それは日朝双方の納得とは言えないんですねということを聞いているんですよ。これほどわかりやすい質問はないじゃないですか。イエスかノーかで答えてください。
○前原委員 だから、初めからイエスとおっしゃって、その条件は日本の警察がとおっしゃったらいいんですよ。  それで、薮中さん、評価は別として、御苦労さまでした。その中で、ちょっと薮中局長にお伺いしたいのは、きょう地村さんが記者会見で、自分の知り得る日本人の情報については外務省に対...全文を見る
○前原委員 誤解を与えないように改めて申しますが、地村さん御夫妻も、そして蓮池さん御夫妻も、気の毒な被害者であります。しかし、被害に遭われていた間のことについては、私は、よく御存じだと思うんですね。しかし、今までは御家族のことがあってなかなか言えないこともあった。しかし、帰ってこ...全文を見る
○前原委員 全く理由になっていないですね。竜川のものは、あれは物すごく額も小さいんですよ。今回は二十五万トンと一千万ドルでしょう。額が三けたぐらい違うと思いますよ。だから、それは全然比較にならないですし、私が質問したお答えになっていない。  つまりは、二〇〇〇年からやってこなか...全文を見る
○前原委員 委員長、今の説明を聞かれて納得できますか。これは国民は納得できないと思いますよ。  つまりは、話をして一定の進歩があったんであれば、一回目の首脳会談の方がそれは評価される方は多かったんじゃないですか。そのときにはしていないんですよ。していなくて、結果的には、家族の方...全文を見る
○前原委員 よろしくお願いいたします。  それでは、三番目の質問に行きます。  日朝平壌宣言の評価についてということなんですが、薮中局長に技術的なことでお伺いします。  日朝平壌宣言の中に書かれている「朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守す...全文を見る
○前原委員 そうすれば、枠組み合意は崩れていますよね。だからKEDOを中止しているわけでしょう。そして、NPTを脱退すると言って、まだそれを撤回していませんね。ということは、北朝鮮はこの国際的合意を遵守していないということになりますね、薮中局長。
○前原委員 御答弁はよくわかるんです。意味は非常によくわかるんです。私が質問しているのは、国際的合意を遵守していますかということなんです。だから、政治的な判断、外交的な判断はよくわかります。大変よくわかります。私が質問しているのは、国際的合意を遵守していますかと。先ほど、国際的合...全文を見る
○前原委員 外務大臣より薮中局長の方がわかりやすい答弁をされるので、私、薮中さんに聞きますけれども、この九月十七日の後ですよね、アメリカのケリー国務次官補が平壌に行って、そして、あなたたちは米朝枠組み合意を、いわゆる約束を履行していませんねということを言って、そして話をしてきたわ...全文を見る
○前原委員 今局長が、アメリカの言い分が正しいと日本としては思っているということになれば、先ほど申し上げた、九月十七日以降にケリー国務次官補が訪朝されたということからして、つまりは、この九月十七日の平壌宣言という文書自体がその前に結ばれたことから考えるならば、そのとき結ばれた国際...全文を見る
○前原委員 ということは、お互いが、日朝平壌宣言を遵守する限りはということで、北朝鮮側からいえば遵守していると言えるかもしれない。しかし、日本側からすれば、アメリカの言い分が正しいという前提に立てば、その国際的な合意を北朝鮮は守っていないということになるんじゃないですか。というこ...全文を見る
○前原委員 外務大臣、今薮中局長がるる御説明されたように、九月十七日時点での平壌宣言というものについては、基本的には状況が変わってきているということは答弁されてきたわけです。変わってきていて、しかし、政治的な考え方の中で、この国際的合意を遵守していないということの判断はまだ留保し...全文を見る
○前原委員 外交ですから、一〇〇%白か黒かで割れないのはわかりますよ。しかし、日本の立場として、北朝鮮は遵守すると言っているけれども、実態は遵守していないじゃないですか。枠組み合意にしたってNPTの脱退表明にしたって、結局好き勝手やっているじゃないですか。それで、言葉だけは遵守し...全文を見る
○前原委員 いや、私はわかっていないと思いますよ。  つまりは、総論で言えば、核の問題について、非核化はいい、しかし平和利用についてはその例外だというのが向こうの主張でしょう。そしてまた、核開発についても濃縮ウランはやっていないということを言い続けているわけですから、それは、総...全文を見る
05月28日第159回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第12号
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○衆議院議員(前原誠司君) 御指摘のように、国民保護法案の百六十八条には、住民の避難と救援については国の負担ということが書かれているわけでありますが、何かが起こったときの負担を国が行うということも確かに大切でありますけれども、起こる前に起こったときの対処というものをしっかりとでき...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 御指摘の備蓄も極めて重要なことだというふうに思っております。  じゃ、必要な項目をすべて列挙してこの法律に書くということも、考え方も私はあると思っております。我々の衆議院の議論の中では、その備蓄も含めて大切なものについては国が財政的な措置を取るという...全文を見る
○衆議院議員(前原誠司君) 提案者なのか衆議院で質問をした人間なのか、ちょっと混同してしまいますが、いずれにしても衆議院での議論の中では、谷垣財務大臣あるいは麻生総務大臣からは、国として必要なものについてはしっかりとそれは財政的な措置も取っていくということの答弁を得ておりますので...全文を見る
06月11日第159回国会 衆議院 外務委員会 第22号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きょう、質問通告に、外務大臣と官房長官ということでお願いをしておりました。官房長官が来られておりません。  臨時代理総理をされているということでございますが、しかしこのイラクの問題については官房長官に対し質問をしたいということで我々の...全文を見る
○前原委員 それでは、委員長の今の御発言どおり、これからは、与党の理事さんも含めて、政府にしっかり対応していただきたいというふうに思います。  では、どなたがお答えをいただくんですか、内閣官房は。増田さんが——はい。  それでは、政治的な発言はできないでしょうから、少しイラク...全文を見る
○前原委員 ということは、今の答弁だと、六月三十日からできる暫定政権というものはこの「統治組織」には入らない、そういう定義でいいんですか。
○前原委員 しかし、一つ目の答弁と二つ目の答弁は食い違うんじゃないですか。つまりは、まさにその「統治組織」の前に、「民主的な手段による」ということをとらまえてだと思いますけれども、一番初めの答弁は、選挙の後の手続によってということを言われましたよね。しかし、暫定政権というのは選挙...全文を見る
○前原委員 申し上げるのは適当でないからって、法律の目的ですよ。目的に書いてある「統治組織」というものの定義、しっかりしなきゃだめじゃないですか。  それで、今おっしゃったのは、一五四六ということは、この法律がつくられた後につくられた国連決議ですよ。つまりは、その前にこの法律が...全文を見る
○前原委員 ということは、今おっしゃったことで言うと、判断ができないということであれば、この法律を六月三十日以降に援用するということはできませんよ。つまりは、「統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、」というのが目的ですよね。ということは、統治組織ができた...全文を見る
○前原委員 いや、つくったときはそうなんですよ。だって、CPAの統治下においてこれをつくっているわけですから、それを賛成するどうのこうのは別にして。  つまりは、私が聞きたいのは、六月三十日以降もこの法律が適用されるかどうか、目的のところで妥当なのかどうかということを聞いている...全文を見る
○前原委員 委員長、ちょっとお取り計らいをいただきたいんですが、ちょっと答弁が混同されている部分があります。なぜかというと、今の話をしているんじゃなくて、六月三十日以降の話をしているわけです。この法律の使い勝手がどうかということです。  今努力しているのはわかりますよ。だけれど...全文を見る
○前原委員 増田審議官、二条のことについて質問します。  基本原則、三の一、「外国の領域」とありますね。それで、ここの中に、「ただし、イラクにあっては、国際連合安全保障理事会決議第千四百八十三号その他の政令で定める国際連合の総会又は安全保障理事会の決議に従ってイラクにおいて施政...全文を見る
○前原委員 つまりは、CPAはなくなるわけですよね、六月三十日で。この法律には、今おっしゃったように、CPAの同意によることができるということが書かれるわけですよね。ということになると、CPAがなくなるのにこういう法律が残るということ、しかも、イラクにあってはCPAの同意によるこ...全文を見る
○前原委員 純法律的に伺いますけれども、六月三十日以降もこの法律で自衛隊を展開しようと思えば、少なくともこの項目は削除しなきゃいけないんじゃないですか、CPAの記述が書いてあるところは。
○前原委員 では、その理由を述べてください。
○前原委員 いや、それは理屈にならないんですよ。中谷筆頭理事がおっしゃった、僕が政府だったらそういうふうに答弁すると思うんですが、これは政令で読み込むという、すべて政令で読み込む話になっていて、今の段階では、「イラクにおいて施政を行う機関」というものをCPAとおっしゃったんです、...全文を見る
○前原委員 これも押し問答というか、意見が合わないと思います。  この文言についても、私は、少なくとも六月三十日以降、こういう文言が残ったままでこの法律でやるということは、やはり法律上おかしいというふうに思いますので、それに対する政府の統一見解も出していただきたいと思います。
○前原委員 私、余りこんな議論したくないんです。外務大臣あるいは阿部副大臣、どちらでも結構なんですが、やはり六月三十日以降のイラクでの活動というのは、自衛隊にとってはまた新たな見地に入るわけですよね。今まで海外で行動しないと言っていたのが、訓練、PKO、そしてテロ特措法、今度はイ...全文を見る
○前原委員 新たなフェーズに入っていないという認識なんですか。つまりは、活動内容が同じであっても、CPAという占領統治下にあったイラクで国連決議に基づいて参加をすることと、完全に主権が移譲されるイラクにおいて国連決議を前提として多国籍軍の一員として出すことは、違ったフェーズになら...全文を見る
○前原委員 ひょっとすれば、外務大臣とは最後の質疑になるかもしれません、国会も終わりますので。  私は、大臣というのはもっと大局的な観点に立ってやはりお答えをされるべきであって、法の中身とかあるいは国連決議、それを前提にして、踏まえられて発言されるのはもちろん大事なことですけれ...全文を見る
○前原委員 いや、私は、調整がつかなくて、そしてアメリカがそれの調整を無視した形でやった場合はどうなるんですか、日本としての判断はどうですかという質問をしたんです。調整をするということは、書いてあるんだからわかりますよ。
○前原委員 質問時間が終わりましたので、これで終了いたしますが、いずれにしても、私は、多国籍軍に自衛隊を派遣するということは、まさに自衛隊発足後初めての行為であって、活動内容が同じであっても、特別措置法のそういう内容が違うものについての援用というのは絶対にすべきではないし、そうい...全文を見る
06月18日第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第15号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まず、内閣法制局長官にお伺いをいたします。  昭和五十五年の十月二十八日の政府答弁書を引用して、平成二年十月二十六日に国連特別委員会、衆議院の特別委員会において中山太郎外務大臣が答弁されているのが、一応政府の統一見解になっているわけで...全文を見る
○前原委員 ちょっと最後の方がわかりにくくなったんですが、もう一度確認をいたしますと、この二つのポイントは両方相まってのみだめである、いわばかつということであって、片方であれば憲法上疑義が起きるとは考えられない、こういうことですか。
○前原委員 はい、わかりました。  それで、なぜ私がそういう質問をしたかといいますと、憲法上許されないと考えられている行動というものがこの二つを満たすものであればということでありますけれども、では、仮に、そういう多国籍軍でもいいですし、国連軍でもいいですし、その指揮下に入り、そ...全文を見る
○前原委員 今のは、済みません、答弁よくわかりませんでした。もう一度聞きます。  つまりは、二つの条件が重ならなければだめだと。そして、私が今聞いているのは、当該国連軍あるいは多国籍軍の指揮、司令官の指揮下に入って、そしてその一員として行動していると。それで、その国連軍の目的、...全文を見る
○前原委員 つまりは、やはりこの二つのポイントの「目的・任務が武力行使を伴うものであれば、」ということについてはさらに条件がつくということですね、今の話だと。  つまりは、日本の活動というものが、海外での武力行使の可能性があり、武力行使と一体化するという疑念があるときに、これが...全文を見る
○前原委員 つまりは、この平成二年の中山外務大臣の答弁というのはまだ解釈を拡大できるということをおっしゃったということなんです。  もう一遍、短い文章ですので読みますけれども、  「参加」とは、当該「国連軍」の司令官の指揮下に入り、その一員として行動することを意味し、平和協力...全文を見る
○前原委員 ということは、この文章そのものに縛られるわけではなくて具体的な判断ということは、これからも広げられるということを示されたことになると私は思います。それが趣旨ではありません。これは、次に聞くことを前提としてお話を聞きました。  官房長官、今回のイラクへの多国籍軍につい...全文を見る
○前原委員 官房長官、後でまた質問しますけれども、私の質問のところだけ、コンパクトにまとめて御答弁ください。  秋山長官、それに基づいてもう一度質問いたします。  先ほど私がなぜあれにこだわったかというと、安全確保支援活動というのが、やりますよね。つまりは、米兵などを輸送する...全文を見る
○前原委員 つまりは、今おっしゃったように、法律の要件である非戦闘地域ということを確保するためには指揮下に入らないということが前提条件であって、指揮下に入るということになれば安全確保支援活動というものは憲法上認められない、こういうことでよろしいですか。——はい、わかりました。 ...全文を見る
○前原委員 二つのことを申し上げたいのです。では、その回答を得た文書を出してくださいよ、国会に。いや、聞きましたとか確認しましたではだめなんですよ。つまりは、この大前提というのが、ユニファイドコマンドというものが本当に指揮下でないかどうかということが一番大きな問題なんですよ。 ...全文を見る
○前原委員 先ほど秋山長官がおっしゃったように、安全確保支援活動をやるということは、もしこれが統一された指揮下のもとでは憲法違反なんですよ。憲法上は疑義があるという話になるんです。ということは、今のこのユニファイドコマンドの訳の問題というのは、この法案が、政令に落とし込んで、そし...全文を見る
○前原委員 中身の長々説明を聞いているのではなくて、証拠を出してほしいと。そういう文書を示した上で我々は納得して質疑を続けられるということで、口頭でいろいろ言われたって、それを信じろと言われても、そこが憲法上の問題になっているという、今までの私の質問でも明らかになっているわけです...全文を見る
○前原委員 昨日、党首会談がありました。我が党の岡田代表もそれに参加をされましたけれども、今の米英了解というのが問題の一つになりました。  そのときに、総理は、口頭で言ってもだめだったら文書で明らかにすると約束したんですよ。今の答弁と食い違っているじゃないですか、総理は出すと言...全文を見る
○前原委員 いや、今外務大臣が言われたことをただ単に書いて、文書にして、出しましたと言われても意味ないんですよ。本当に米英側とどういう形で了解をしたのかというところが欲しいわけですよ。いや、だって、外交官の人たちが出ているでしょう。そのとき必ず、いろいろな会議でも速記をとっている...全文を見る
○前原委員 全く、答弁、無意味なんですよ。だって、外務大臣の発言に信頼を置けていないと言っているわけですから。だからこそ、ちゃんとしたものを出してほしいと。あなたの言っていることをすべて文書にして、自分の言ったことだ、外務大臣が言ったのだから信用してくれと。信用できないから質問し...全文を見る
○前原委員 いや、意味ないと言っているんですよ、大臣の答弁なんか。信用していないと言っているわけですよ。だから、証拠を出してその上で議論しましょうと言って証拠を出せないんだったら、これ以上、質問できませんよ。
○前原委員 だって、米英が了解しているから言っているんだというんだったら、出したらいいじゃないですか。なぜ出せないんですか。その説明にはなってないじゃないですか。そんな、大臣の権威がどうのこうのということじゃなくて、私は中身で議論しているんですよ。  だから、米英の了解を得てし...全文を見る
○前原委員 だから出してくださいと言っているんですよ。(発言する者あり)
○前原委員 先ほどから申し上げているように、資料を出してください。それが、確たる、ちゃんと米英間での了解があったかどうかということが確認できなければ、憲法にかかわる問題だと前提条件で秋山長官が言っているじゃないですか。それが、外務大臣の答弁だけでは我々としては納得できないから資料...全文を見る
○前原委員 いや、理事会で協議って、その前提が崩れれば憲法上問題があるということが先ほどの質問で明らかになっているわけですから、それが明らかにならないと質問できないじゃないですか。
○前原委員 出してもらいたいものをもう一度申し上げます。  米英と日本政府の間で合意がされているのであれば、その合意、電話でされたのか、あるいは担当者が話をされたのかは別として、これは絶対にメモは残っているはずですよ。メモというか、そういう文書は残って、それは大事な文書ですよ、...全文を見る
○前原委員 委員長、理事会で協議してもらうのはいいんですが、それをベースに議論を組み立てているわけですから、また、これは閉会中ですよ、開会中じゃないので、理事会協議をした後にもう一度やはりこれは議論をしないと意味ないと思いますね。その点も含めて議論してください。
○前原委員 それでは、そのペーパーを出していただきたいということ、メモか何かわかりませんが出してもらいたいということと、あとは、それをベースにまたぜひ質問をする機会というものが確保されるように、これは与党の理事さんにもお願いをしておきたいと思います。  それで、私が先ほど申し上...全文を見る
○前原委員 答弁は伺いましたが、十三カ国がどういう解釈をユニファイドコマンドという言葉のもとで行っているのか、その点についても、調べた上、理事会で協議をしていただいて、委員会に資料として提出をしていただきたいと思います。
○前原委員 よろしくお願いします。  それでは、次の質問に移らせていただきたいと思います。  官房長官、この間のサミットにおいて、少しのタイムラグではあるんですけれども、小泉総理は、多国籍軍への参加については、国連決議が固まる前にその表明をおっしゃいましたね、日米首脳会談にお...全文を見る
○前原委員 いや、ですから、でも、その後の記者会見では、参加ということもおっしゃっていますね。記者会見の中では、多国籍軍の中でということをおっしゃいましたね。ということは、多国籍軍に事実上参加するという前提で結局は表明されたということではありませんか。
○前原委員 先ほど力強く、大臣の言葉というものについての意見の御披露がありましたけれども、まさに内閣を預かる官房長官として、しかも、そのときは官房長官は総理の代理でしょう。私は、そんな後追いの議論というものを追認するのではなくて、やはりその点についてはしっかりと、総理の発言につい...全文を見る
○前原委員 官房長官、別の質問をします。  今回の多国籍軍への参加というのは、自衛隊が今まで行ってきた活動の新たな領域だと思われますか、それとも、いや、今までの、従来の活動の範囲の中だと思われますか。どう思われますか。
○前原委員 官房長官、それは私の質問と違う答弁資料を読んで答弁されていますよ。私が聞いているのは、指揮の問題ではなくて、多国籍軍に入るということが自衛隊の活動領域の新たな領域に入ったと思われますか、それとも、今までとは変わらないというふうに考えられますかということをお伺いしている...全文を見る
○前原委員 多国籍軍というものに、まさに今まで憲法解釈の中で大きな議論になってきて海部内閣のときには見送った多国籍軍に初めて入ることについても、全く変わらないと本当に言えますか。私は、それは官房長官に聞いているんです。
○前原委員 見解が変わるか変わらないかではなくて、新たな領域に入ったと考えないのかということですよ。  つまりは、自民党政権ですよ、湾岸戦争のときの海部内閣が多国籍軍に加わらないと判断したのは。それをまさに、解釈を変えていないと法制局はおっしゃると思いますけれども、しかし、多国...全文を見る
○前原委員 いや、多国籍軍に入ることが全く新たな領域に入っていないと言うことは、これは私は内閣としては非常に暴言だと思いますよ。  中身については変わらないかもしれない。つまりは、まさにそちらの立場に立って言えば、特措法に基づいて同じ活動をするんだから変わらないという言い方はあ...全文を見る
○前原委員 対応についてではなくて、政治的な意味について変わらないかと聞いているわけです。
○前原委員 政治的な意味においても変わっていないということは、私は、極めてこの重みをわかっておられないと思いますよ。政治的な意味において、私は、随分変わったものだと思います。多国籍軍への参加ということを決めたということは極めて重いと私は思います。  ですから、先ほど、立場の違い...全文を見る
○前原委員 時間が過ぎていますので、今の答弁は全くこの間と一緒で、「向けた」ということについての解釈が全く違いますので、この点についてはまたしっかりとこういう閉会中審査を精力的に行っていただいて、我が党でもしっかりやらせていただきたいと思います。  終わります。
08月02日第160回国会 衆議院 本会議 第2号
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○前原誠司君 民主党の前原誠司でございます。  民主党・無所属クラブを代表いたしまして、小泉総理に質問いたします。(拍手)  今、岡田代表が再質問された内容について、私からもう一度質問いたします。  つまりは、年金を含む社会保障制度全体について国会で議論をしたらいい、そうい...全文を見る
○前原誠司君 三点だけ再質問をさせていただきます。  一つは、先ほど、民主党に対する広告の中で、事実をねじ曲げてそういった広告を出しているということを申し上げました。しかし、総理からの説明については、事実と異なるかどうかという明確な御判断はありませんでした。それに基づいてちゃん...全文を見る
08月04日第160回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  それでは、おとつい本会議で質問をさせていただいたことを中心に、より掘り下げてお伺いをしたいと思います。  まず、東シナ海、そして太平洋における中国の海洋調査について質問をさせていただきたいと思います。経済産業省の方、お越しでございます...全文を見る
○前原委員 しかしながら、中国側は、日中の中間線というものは認めていない、今お話しのとおりでありますが、にもかかわらず、中国側は海洋調査をし、そして中間線の、まあ一応中国側ではございますけれども、四、五キロメートルのところで実際に採掘を始めて操業を開始する予定である、そして地下構...全文を見る
○前原委員 外務大臣にお伺いをいたしますが、今お話のあったように、関係省庁とも相談をしてきた、もちろん川口大臣が任に当たられていた大分以前の話だと思いますけれども。当時の外務省としては、多分今お話をされたような判断に政府として結論を出したということなんだと思いますけれども、しかし...全文を見る
○前原委員 それでは、今の外務大臣の御答弁に基づいて質問いたしますが、地下構造が春暁とかあるいはほかの四カ所ぐらいの、ほかというかトータルで四カ所ぐらいの油田、ガス田があるのではないかというふうに言われておりますけれども、特に春暁鉱区については、地下構造がつながっているのではない...全文を見る
○前原委員 要は、中国からは、今大臣がおっしゃったように情報の提供もない、そして、数年前に取り決めを約束した事前通告制度、これも形骸化をしている、無視されている。まさに、日本からの中国への抗議というか申し入れというものは無視され続けているわけですね。このことについて、私は、どうい...全文を見る
○前原委員 中国政府が国連海洋法条約を解釈しているような、そんな答弁にしか聞こえないんですね。つまりは、日本としてはどういう日本の権益を守るのか、そのためには国連海洋法条約をどう解釈して、そして実効支配をしていくのかということが私は大切だと思うんです。その意思というのが全く感じら...全文を見る
○前原委員 海上保安庁長官もお越しをいただいているので、質問をさせていただきたいと思います。  今官房副長官から答弁がありましたように、しっかりと日本の権益を守ることというのは必要だと思いますし、その上で海上保安庁が果たされる役割というのは、私は極めて大きいんだろうと思います。...全文を見る
○前原委員 もう一度官房副長官にお尋ねするんですが、沖ノ鳥島について、中国は四月に突如、あれは島ではない、岩だということを言い出して、領有権は認めるけれども岩は排他的経済水域とか大陸棚はないんだ、こういうことを言って、そして先ほど外務大臣は、東シナ海だけは事前通報制度はある、通告...全文を見る
○前原委員 私も、今副長官がおっしゃったように、尖閣、これは海上保安庁の飛行機に乗せていただいて、尖閣諸島の上を視察いたしました。たまたま台湾の漁船が不法に操業していて、一生懸命それを追いかけてやっておられる。あるいは、与那国の、台湾の国境線付近まで、本当に端から端まで、日本、世...全文を見る
○前原委員 いや、副長官というお立場におられるわけですから、まさに総合調整というのは内閣の仕事、官邸の仕事ですから、ぜひそれは問題意識を持ってやっていただきたいということはお願いしておきたいと思います。  あと、最後にもう一つだけ、官房副長官、今の問題に関して。試掘ですね。 ...全文を見る
○前原委員 それでは、この中国の問題については引き続き私どもフォローしていきますので、とにかく実効支配をしっかりやっていただく、そのための政府としての意思というものをしっかり見せていただきたい。先ほど申し上げたように、向こうはどこまでやったら日本はどういうリアクションをしてくるか...全文を見る
○前原委員 それは、もう一度防衛局長に聞きますが、提案というか、話し合いはもちろん具体的な名前がかなり挙がっているし、私も聞いていますよ。アメリカからも話を聞いて、いろいろな具体的な地名が出てきています。それは、要は提案じゃないという意味なんですか。それとも、基地の名前も全然出て...全文を見る
○前原委員 そういう答弁ならわかるんですよ。つまりは、私も、今具体的な話をしてくださいということは一切申し上げているつもりはありません。本会議でもそういう趣旨のことを言ったわけです。  しかし、それが漏れている。日本側からもアメリカ側からも漏れて、そしてそれがあたかも双方の方針...全文を見る
○前原委員 いや、だから、言葉の遊びはいいんですよ。だから、何をもって交渉と言うのか、フリーディスカッションならよくて、例えば、もう終わります、終わりますが、私から申し上げたいのは、アメリカ側からいろいろ話が来ている中で、時系列的に分けて向こうからは出されているのに、それがごっち...全文を見る
10月18日第161回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  通告をしておりました質問を順次させていただきたいと思いますが、先般、自民党の役員改選、そして内閣の改造がございました。要職に当たられた人はそれぞれ頑張っていただきたいというふうに思いますが、私、この間の新たな役員あるいは大臣を見ておりま...全文を見る
○前原委員 こんなことで居直られるというのは、大問題だと思いますよ。ブッシュも頑張れ、ケリーも頑張れと両方頑張れと言うんだったらまだしも、親しいからといってそんな、いや、私は小泉さんが個人的にブッシュさんと心中するのは全然構わないですよ。これは、ケリーが勝ったときに日米関係どうな...全文を見る
○前原委員 日米関係が重要であるというのは当たり前のことです。でも、その中で、ブッシュさんだけ頑張れと。ケリーさんには言っていないんですよ。しかも、幹事長はどう言っているか。ブッシュさんに頑張ってもらわないと困る、ケリーなんかとんでもないと片方の候補者に対しては批判されているじゃ...全文を見る
○前原委員 幹事長の発言に対しては、総裁として幹事長に私は注意されるべきだと思います、ここまで踏み込んでおっしゃっているんですから。それをやられるかどうか、そのことについてもお答えください。
○前原委員 まあ、人の注意をされる前に、まず自分から、隗より始めよということで、自分の口を慎まれた方がいいと思います。そのことだけはまず申し上げておきたいと思います。  その上で、この武部幹事長がおっしゃったことについて、これは政策問題として伺います。  武部幹事長が、ケリー...全文を見る
○前原委員 では、まず、政策論に入る前に、そのことについては、つまりは、先ほどは、他国の選挙には干渉すべきでないということは注意された。  しかし、政策の中身についても、六者協議というのはちゃんとやりながらも、日朝だってやっているし、南北だってやっているし、中朝だってやっている...全文を見る
○前原委員 政策論については、その点も総裁として、余りわかっていないんだったら口を出すなということをしっかりおっしゃるべきだというふうに私は思いますよ。  今度は、失言カルテットの二人目、細田官房長官、お話を伺いたいと思うわけでありますが、二つについて伺いたいと思います。これは...全文を見る
○前原委員 新聞のインタビューでこういう発言をされているんですね。もしもこれで、これでというのは六者協議のことだと思いますが、これで動かないようなことがあればアメリカを中心に断固、国際的に問題にせざるを得ない、まず国際原子力機関、IAEAの査察、その上で国連安全保障理事会は一つの...全文を見る
○前原委員 いや、失言は次言いますから、聞いておいてください。  官房長官、でも、これは何度も申し上げますけれども、アメリカの国内でも、政府、政権内部でも分かれている意見なんです。国務省を中心として、あくまで六者協議でやっていくべきだという話があり、一方で、国防総省を中心に、ネ...全文を見る
○前原委員 官房長官、質問にだけ答えてください。  つまりは、御発言で、おとついの発言で、プルトニウム型の爆弾はできているからと断定しているんですよ。今の話だったら、そういうプルトニウムを抽出して、核燃料を再処理してという過程はあるし、そのことについては情報はあるけれども、今の...全文を見る
○前原委員 そうしたら、官房長官、ちゃんとここの場で、国民の面前で、私の言ったことは不正確でした、つまりは北朝鮮がいろいろ言っていることについて紹介しただけで、日本として、官房長官ですよ、総理の女房役ですよ、女房役が発言で、プルトニウム型爆弾はできていると断定したんですから、それ...全文を見る
○前原委員 申し上げているんじゃなくて、ちゃんと訂正して、そういう誤解を与えたことについては謝るべきじゃないですか。何でそういうことについてごまかすんですか。
○前原委員 先ほど私が申し上げたように、最大の争点は、いつ北朝鮮が核保有の宣言をするか。おっしゃるように、アメリカも言っているし、北朝鮮は本当のことを言っているかどうかは別として、少なくとも二個は持っているのではないかということを言われています。しかし、それをいつ北朝鮮が宣言をす...全文を見る
○前原委員 この日朝平壌宣言の中にはこういう文言があります。「双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。」こういうことが書かれているんですね。つまりは、核問題の包括的な解決のための関連するすべての国際的合意は遵守する、お互い...全文を見る
○前原委員 ということは、総理みずから認めておられるのは、日朝平壌宣言の中身はいまだに履行されていない部分があるけれども、これを履行されれば日朝国交正常化というものに踏み切れると。つまりは、日朝平壌宣言の今の私が申し上げた部分を踏まえても、向こうは履行していないということをお認め...全文を見る
○前原委員 これは今まで政府の言っていたことと全く違う話なんですよ。  つまりは、実は私は外務委員会でもこれは何度も質問しているんですけれども、日朝平壌宣言は、これは守られている、遵守されているというのが今までの政府の見解だったんです。今、総理みずからが、守られていない部分があ...全文を見る
○前原委員 総理とは何度も議論をさせていただきましたけれども、お忘れになってもらっては困るのは、朝銀の問題ですね。何度か総理とも議論させていただきました。一兆円を超える公的資金を投入している問題でございまして、朝鮮総連経由でそのお金が本国に流れていたという証言もございますので、そ...全文を見る
○前原委員 朝銀の問題については前提条件として考えるということでよろしいですね。
○前原委員 いや、厳正に対応できていないから言っているわけですよ。一兆円以上の公的資金を投入しながら、その行き先は不明確であると。それは、脱北者あるいは朝鮮総連の元幹部等を通じて、かなり北に流れていたということは言われているわけです。だから、そのことについても明確にしていただきた...全文を見る
○前原委員 あと一点伺います。  二回目の訪朝で、総理は北朝鮮に対し二十五万トンの食糧支援ということを約束されました。話に伺いますと、世界食糧計画を通じて半分の十二・五万トンがもう手配済みだということでございますが、このように二回目の日朝首脳会談で約束をしたことを北朝鮮が誠実に...全文を見る
○前原委員 答弁も不誠実ですね。  つまりは、人道援助だといったって、その二回目の日朝首脳会談の中で、これだけ拉致の問題、核の問題のみならず拉致の問題が日朝間の大きな懸案事項としてのしかかってきている中で、そしてそれの設置を決めてきたから人道支援にも踏み切ろうという話なんでしょ...全文を見る
○前原委員 私は、経済制裁がすべていいとは思いませんし、経済制裁をすぐひけらかすこともいかがなことかと思いますが、交渉事において、相手が約束したことを守っていないのに、こちらだけが約束を履行するというのは極めておかしな話でありますので、その点については、これからも注意深く政府の対...全文を見る
○前原委員 いや、その判断は後で議論しますから。  今私が伺っているのは、その判断が正しかったかどうかという議論は後でさせていただきたいと思いますが、少なくとも、総理御自身も川口外務大臣も、大量破壊兵器はあるということで国会の議論を組み立ててこられて、我々と議論してくださった。...全文を見る
○前原委員 それは詭弁というものですよ。私の質問に答えていない。  つまりは、私が言っているのは、そのイラク戦争の大義どうのこうのという議論は後でさせてもらうと言っているわけです。少なくとも、大量破壊兵器はあるという前提で国会答弁をしてきたことを、まず誤りを認められるべきじゃな...全文を見る
○前原委員 なかったものをいろいろ理由をつけて、あった、判断に値するなんということは、これは暴論ですよ。そうしたらどの国だって攻撃できる、そんなことをしたら。ちょっといいですか。ちゃんと聞いてくださいよ。  この報告書はどういうことが言ってあるか。大量破壊兵器というのは三つあり...全文を見る
○前原委員 今の総理のおっしゃったことに私は反論はしません。悪かったのはフセインだ、そのとおりです。証明しなかったのもフセインだと。  しかし、国連決議の中で決められた一四四一は、これも何度もこういう議論で私は言っているけれども、アメリカの国連大使でさえ、隠されたナイフじゃなか...全文を見る
○前原委員 アメリカがその疑惑が存在し続けるということを言ったんじゃないでしょう。大量破壊兵器はあると言って、そしてにせの情報を出してきたんじゃないですか。それに基づいて攻撃して、それを支持したんじゃないですか。それだったら、誤った情報に基づいて誤った判断をしたということになるじ...全文を見る
○前原委員 だから、そのことについては総理と同じだと何度も言っているじゃないですか。さっき私、事実関係は間違えましたよ。何度もそのとおりだと言っているじゃないですか。明らかにするのはフセインだったと、そのとおりですよ。国連決議の中にもそう書いてある。それから、先ほど総理が言われた...全文を見る
○前原委員 二つのことを申し上げたい。総理、聞いておいてください。  一つは、今、国連のいろいろ残された疑惑ということをおっしゃいましたよね、羅列されましたよね。私も、それはもちろん資料を持っています。だから、それについて明らかにしなかったということも先ほど認めたことでしょう。...全文を見る
○前原委員 だんだんだんだん議論の論点をスライドされておられますよ。私が言っているのは、大量破壊兵器の話をしているんだ。ほかの理由もあったからなんということを聞いているんじゃない。大量破壊兵器はあるということを国会で答弁されていたのに、なかったから、その答弁については少なくとも訂...全文を見る
○前原委員 一〇〇%証明しなかったのは、先ほどから私も申し上げているように、イラクが証明すべきだったのは国連決議から見て明らかですよ。だから、フセインがいいなんて一言も言っていない。イラクがそのことについてはちゃんと証明していなかったということを言っているじゃないですか。しかし、...全文を見る
○前原委員 いや、もういいです、もういいです。いや、いいですから。いい、いい。(発言する者あり)
○前原委員 いや、いいです。  委員長、外務大臣には私は質問していないですよ。委員長、それは越権でしょうが。(発言する者あり)
○前原委員 外務大臣には質問しておりません。しかも、この議論を一年以上やっている間は外務大臣ではありませんでした。私は総理とずっと議論してきましたので、総理に対して質問しているわけです。  総理、総理、聞いてください。先ほどから申し上げているように、事実としてはなかったんですよ...全文を見る
○前原委員 完全に私は議論をすりかえられていると思います。  私が聞いているのは、一つの大きな判断材料になった大量破壊兵器の有無について、あるあると今まで国会で答弁されてきたんだ、総理も外務大臣も。しかし、それはなかったんだ、結果的には。あるという、そういう根拠がないんであれば...全文を見る
10月26日第161回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○前原委員 民主党の前原でございます。同僚議員のお許しをいただきまして、質問をさせていただきたいと思います。  まず、台風二十三号を初め、風水害、また、このたびの新潟県中越地震におきましてお亡くなりになられた方々に心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。また、被害に遭われた...全文を見る
○前原委員 特に大切なのは、頻繁にローテーションをするということ、一人の隊員に過重な負担を与えないということが私は重要だと思いますので、そのことについては十分留意をしていただきたいと思います。  その中で、今度は一つ具体的な要望をさせていただきたいんですが、私は地元が京都でござ...全文を見る
○前原委員 やはり一回一回、こういう災害が起きるということは望ましいことでは決してありませんが、起きたときの教訓を一つ一つプラスに考えていただきまして、ぜひそういった態勢整備については努力をしていただきたいと思いますし、我々、野党の立場でありますけれども、そういうものについては与...全文を見る
○前原委員 大変な状況の中でお仕事をされていることについては敬意を表しますが、情報収集をしっかりやられて、そして遺漏なきように最善の努力をしていただきたいと思います。  その中にありまして、きょうの本会議でも質疑が出ておりましたけれども、台風二十三号の被害、そしてまた中越地震、...全文を見る
○前原委員 二カ月といったら、かなり長い期間ですね。このことについては、最善の努力、短縮をする努力をしていただきたいというふうに思います。  それから、国土交通の蓮実副大臣にかかわる話かもしれませんが、今回の台風や地震で、かなりの数の家屋が損壊をしたり、また、その中には公営住宅...全文を見る
○前原委員 水害また地震等でかなりの農林水産業に対する被害が出ているというふうに思っておりますが、例えば天災融資法の早期の発動とか、あるいは再保険金の早期支払いということが地方自治体から要望として出されていると思いますけれども、農林水産副大臣、こういったものへの取り組み、ぜひ前向...全文を見る
○前原委員 今のお話で、二十三号だけ台風が離れているということでありますけれども、累次の台風の被害があって、そして最終的にこういう大きなものが来ているわけで、それを時期が離れているからということで別個にカウントするというのは私はいかがかと思いますし、非常に冷たい行政としての原理原...全文を見る
○前原委員 この自然災害に対する質問は最後にさせていただきたいと思いますが、国土交通副大臣にお伺いしたいと思います。  地元のことで恐縮でございますが、一級河川の由良川がはんらんをいたしました。お隣の兵庫県豊岡の円山川というのは堤防が破堤をしてああいう被害になったわけであります...全文を見る
○前原委員 政府参考人で結構ですので、今副大臣が御答弁をされた由良川の件ですけれども、整備計画が整えば今回の水量でもこういった洪水は起きないんですか。起きないということであれば今のお答えでいいと思うんですけれども、その水量が五十年ぶりの出水でございますので、今の整備計画でそれがク...全文を見る
○前原委員 もう一度降雨量を精査していただいて、そして今回の降雨量、それ以上も可能性としてあるわけで、せっかく整備をしていただくのですから、もう一度根本的に見直していただいて、このような大きな被害、今さっきおっしゃったように三市一町にまたがる非常に大きな被害が出ました、今回は。し...全文を見る
○前原委員 自衛隊員の身辺にかかわることについては詳細な答弁は結構です、それは。  それ以前の問題として、防げるのかといったら、防げないと思うんですね。防げないということになれば、先ほど申し上げたように、爆弾等が、それがついているものであれば被害が出る可能性がある、人的被害の可...全文を見る
○前原委員 いや、仮定の問題じゃなくて、実際に自衛隊員がそこで活動しているわけですね。人的被害の可能性もあるわけですよ。その場合に、私がこれから質問したいのは二点ありまして、法律の要件を整えているかどうかという問題と同時に、法律の要件が整えられたけれども、人的被害があってもイラク...全文を見る
○前原委員 それは答弁になっていないですよ、長官。つまりは人的被害が出る可能性はあるわけです、先ほど御自身も認められたわけですから。人的被害が出たときに法律の要件を整えると考えるのかどうなのか、そのことを聞いているんです。
○前原委員 いやいや、答弁になっていないんです。防衛庁長官は、もちろん、日本国として今イラクに自衛隊を派遣して、その任務を日本国として果たすという役割と同時に、働いている、活動している自衛隊員の安全をどう守っていくのかということに最大の責任がある立場の方ですね。それで私は質問して...全文を見る
○前原委員 ということは、では一つだけお答えください。そういうことが決してあってはいけないと思いますし、望んでいるわけでももちろんありません。ないように万全を尽くしていただきたいと思いますが、しかし、先ほどから議論しているように、その可能性があるわけですね。そういったときには、今...全文を見る
○前原委員 誤解を避けるために改めて申し上げますけれども、そういうことがないことを心から望んでおります。また、安全には万全を期していただきたい、立場は違いますけれども。しかし、今長官おっしゃったのは、何かがあったときには法律の要件が整わない場合もあり得ると。これは非常に重い問題で...全文を見る
○前原委員 もう長くはいいです、だから。長官、要は、長官御自身の意見としては、十二月十四日、基本計画が切れるわけですね、それで、延長されようとしているのかどうなのか。それは、御自身の意思として延長すべきだと思ったのかどうなのか、その点だけ御答弁ください。
○前原委員 遺漏なきように決定をするというのはどういう意味ですか。ちょっと済みません。
○前原委員 とにかく、拙速な決断だけはやめていただきたい。確かに、それは政府としては決定されたことは重いわけでありますけれども、同時に、非常に難しくて大切なのは、状況判断をして撤退をするという判断も極めて私は大切だというふうに思いますし、ましてや、隊員の生命にかかわることが現実の...全文を見る
○前原委員 特に、化学兵器、生物兵器などが使われるテロについては、可能性はないとは言えないし、先般行われましたアテネ・オリンピックにおきましても、アメリカのいろいろなシステム、またパトリオットまで配備して、空中から、あるいは会場内の出入りする人に対しての極めて厳しいチェック体制と...全文を見る
○前原委員 今付言されたことについてはそのとおりだと思いますが、だからこそ、そういった自衛隊員が人的被害に遭わないように努力していただくと同時に、そういうものの可能性の中で、どう総合的に、外交的なものを含めて判断をしていくのかということもぜひやっていただきたいということを先ほど申...全文を見る
○前原委員 町村大臣、簡単に御答弁いただきたいんですが、先ほど再定義じゃない、再確認だとおっしゃいましたね。そうしたら質問いたしますが、再定義の必要性はないんですか。あるいは、新たな共同宣言を日米間でまとめる必要性はないですか。  先ほど、お話では、流れによってはそういう新たな...全文を見る
○前原委員 安保が妨げになっているどうのこうのという話を今されましたけれども、妨げになっているのを解釈で変えてきているんですよ、言ってみれば。先ほどの一九六〇年の日米安保の特別委員会の議事録を読むと、事前協議についてはまさに、ちょっと読んでみましょうか、時間も足りないですけれども...全文を見る
○前原委員 外務大臣、同じ質問。
○前原委員 防衛庁長官は、どこまででもやれるかどうかということはわからない、決めていないということでした。  今の外務大臣の答弁も含めて、このところはしっかりしてもらわなきゃいけないんです。つまりは、移動してどこへ行くかわからないと。でも、皆さん方の先輩の、前の前の前のもっと前...全文を見る
○前原委員 再三質問しております。もう十一年国会にいて、何度も質問しています、このことについては。  では、今のは、他の地域だったら、世界全体、どこへ行ってもいいんですか。それを聞いているんですよ。
○前原委員 世界全体、どこへ行っても移動という概念であればいいということになれば、第六条の趣旨は完全に骨抜きですよね。つまりは、この六条をもう一遍皆さん方読んでください。要は、「日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その...全文を見る
○前原委員 でも、移動してどこへ行ったかわからない、何をしているかわからないということを御自身がおっしゃったじゃないですか。そうしたら、日本の平和と安全に寄与しているかどうかわからないじゃないですか。矛盾しているじゃないですか、答弁として。
○前原委員 いや、確立していっているのは、それは抜け道をどんどんどんどん積み重ねていっただけで、それがいいかどうかという議論では全くないんですよ。  つまりは、少なくとも私は今町村大臣がおっしゃったことを初めて聞きましたよ。移動という概念を使ってどこへ行ってもいいということ、そ...全文を見る
○前原委員 ですから、私が知り得る限り、移動だったらどこへ行ってもいいというのと関知しないというのは全く違うんですよ。  つまりは、移動という概念を使えばどこへ行ってもいいということは、でも、町村さん、川口さんじゃないので政治家同士で話をしますけれども、本来、この第六条を見られ...全文を見る
○前原委員 くれぐれも、日米の外相会談で、一九七五年とそういう兵器の水準が変わっていないということは言わないでください、日本の恥になりますから。大きく変わっていますよ。物すごい勢いで変わっていますよ。それだから、トランスフォーメーションをやっているんじゃないですか。そういう認識を...全文を見る
○前原委員 統一見解でオーケーというのであれば、私は使命感を持っておられるとはとても思えない、そのことは申し上げておきます。  時間が、この問題についてはかなり長い議論があると思いますので、またさせていただきたいと思います。  せっかく小此木副大臣が来られていますので、質問を...全文を見る
○前原委員 最後に町村外務大臣に伺いたいんですが、日本の立場というものを改めて明確にここで示していただきたいと思うんです。  つまりは、沖縄トラフまでが中国の排他的経済水域であるということを中国は主張しているわけであります。日本は中間線をとって、そこで線を引くべきだということを...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりにいたしますが、先ほどのトランスフォーメーションの話で、私は、時代とともにその解釈を変えるのではなくて、やはり本当に日本の安全保障の観点から、どうすれば日米関係をうまくマネジメントできるかということを真剣に考えていただきたい。本当にそれは...全文を見る
11月25日第161回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  先般の中国原潜の領海侵犯事案につきまして質問させていただきたいと思います。杉浦官房副長官、おられますね。  まず冒頭の質問は、防衛庁長官と杉浦官房副長官にお尋ねをしたいと思います。  幾つか検証しなくてはいけない点があると思います。...全文を見る
○前原委員 よくわからないんですが、後でちょっと具体的な提案をさせていただきますので、それについて御答弁をいただきたいと思います。  問題は、内閣官房に上がってからだと私は思っておりまして、二つのことについて質問をさせていただきたいと思います。  一つは、海警行動発令までのタ...全文を見る
○前原委員 潜没潜水艦の領海侵犯について、海上警備行動は初めてだったと。しかし、危機管理というのは初めてのことがこれから起きる可能性が多いわけで、初めてだったからおくれたというのは、私は何の理由にもならないと思います。その点をしっかりやっておくのがまさに危機管理というものであって...全文を見る
○前原委員 いや、手続はあらかじめ決めておいたらいいんですよ。手続とそれを発令する権限者は決めておいたらいいわけです。  では、武力行使が可能な実戦部隊を自動的に出動させることには問題があるということであれば、自衛隊法の八十四条の対領空侵犯措置というのは、これは自動的に出るんじ...全文を見る
○前原委員 では、国連海洋法条約違反をされたときに、海警行動を発令しない、特に軍艦、潜没潜水艦のときに発令しないということがあっていいんですか。主権が侵されて、国際法違反を他国にされて、そしてそれを留保するということはどういうことですか。
○前原委員 それだったら、領海侵犯等の軍艦等による非無害通航時には、ある程度手続は決めておいて、だから、手続なしでやれなんということを言っているわけじゃありません。手続を決めておいて、半ば自動的に対領空侵犯措置のような形で取り締まりが行われるような形にしたらどうですかと言っている...全文を見る
○前原委員 いや、八十四条に基づく対領侵のスクランブル発進だって手続はあるわけですよ、当然ながら。勝手に飛び立っていっているわけじゃないわけですよ。情報を得て、そして判断をする中でやっていっているわけですから。  だから、そういうことの手続の簡素化の中で、迅速に、主権侵害がされ...全文を見る
○前原委員 官房副長官にお尋ねいたしますが、先ほど、公表のことについてあわせて御答弁されようとしましたけれども、これがなぜおくれたのかということと、今の防衛庁長官に対して私が申し上げたことについて、これは内閣もやはり手続についてはかかわる問題だと思いますので、主権侵害がされないよ...全文を見る
○前原委員 どこの国かとかいうことはその段階で私は言う必要ないと思うんですが、私が申し上げているのは、海上警備行動の発令は、やはり発令したらすぐに公表すべきだということを申し上げているわけです。  手のうちがどうのこうのという議論があったという話を聞いておりますし、軍事上の機密...全文を見る
○前原委員 今の点に関して防衛庁長官の御意見をお聞かせください。
○前原委員 ぜひそれは、お二人の答弁から、私もぜひ改善をしていただきたいということを改めて要望しておきたいと思います。  続きまして、八十二条に基づいて海上警備行動が発令をされて、それで何ができるのかといったところに第三の問題点があると思うんですね。第一は海上警備行動発令のおく...全文を見る
○前原委員 いや、それは検討しなきゃいけないのはだれだって認識しているわけで、具体的にどういう検討を加えていくのかということです。  もっと突っ込んで申し上げますと、部隊が任務のために自衛を行うということ、これをどのように担保していくか。これは、憲法上、自衛権と言ったら、すぐに...全文を見る
○前原委員 バッジをつけて、それで防衛庁長官になられているんですから、組織がどうのこうのって、今までの延長線上にこういう海上警備行動と防衛出動という大きな壁があるんじゃないですか。それだとうまく対処できない部分がありますね。そして、ほかの国の、さっき中国の例を申し上げましたけれど...全文を見る
○前原委員 では、これだけ防衛庁長官、御答弁いただけますか。  海上警備行動と防衛出動の間は、いわゆる段差があり過ぎる、この中間のものを、これは国際法に認められた権利なんですよ。それをほかの国はやっている。日本の自衛隊がそんな領海侵犯をすることはありませんけれども、したらそうい...全文を見る
○前原委員 検討して結論を出していただきたい、そのことをお願い申し上げます。  次に、今回の海上警備行動の発令は、海上自衛隊だけに発令をされていますね。なぜ海上自衛隊だけに発令をされたのか。そして、お話を伺っておりますと、AWACSが警戒監視に飛んだということでありますが、その...全文を見る
○前原委員 防衛庁設置法に基づく警戒監視ですか。私は、府中の航空総隊司令官が発した対領空侵犯措置だというふうに理解をしておりますが、それは、ちょっと事実関係だけもう一度答弁してください。対領侵でしょう。
○前原委員 いや、普通のスクランブルだって領空侵犯が行われてからでは遅いわけで、それまでにスクランブル発進をしているわけです、八十四条に基づいて。これは別にここで議論してもしようがないので、正式な根拠を、私は府中の航空総隊司令官の指示によるスクランブルだというふうに理解をしており...全文を見る
○前原委員 では、調べて。  その前提で少しお話をさせていただきたいと思いますが、能登半島沖の不審船事案のとき、海上警備行動を初めて発動されたわけでありますが、そのときは北朝鮮のミグが北朝鮮から発進をしてこちらまで来る気配があった、こういうことであります。つまりは、今回の中国側...全文を見る
○前原委員 陸はともかくとして、やはりエアカバー、そういったものは当然ながら予防的な措置としては必要になってくるし、そこまで視野に入れて海上警備行動は発令しなきゃいけないと私は思いますので、ぜひ今後は、私は、パッケージで海上警備行動を発令されることが望ましいということだけ提案をさ...全文を見る
○前原委員 先ほどお金の話をしました。日本は、莫大な長期債務、そしてまた単年度予算でも四割を超える公債比率、大変財政が厳しい。  しかし、別に中国と事を構えるという意味ではありませんが、まさに東シナ海あるいは今回の海洋区域、海洋におきましても、中国のプレゼンスというものがどんど...全文を見る
○前原委員 官房副長官と防衛庁長官にいま一度決意を私は聞かせていただきたいと思うんですが、内閣として、予算の総合的な調整をされるお立場の一人だろうと思いますので、ぜひ、その哲学というか基本理念は、私は押さえなきゃいけないと思っていますので、その点についても官房副長官には御答弁いた...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、これで終わりにいたしますが、もちろんむだは削らなきゃいけない、合理化できるところは合理化しなきゃいけない。しかし、先ほどもお二人が御答弁いただいたように、相対的に、近隣諸国が軍事費を増額していく中で、日本の領土のみならず、海洋権益を含め、またその...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○前原議員 同盟論については鳩山提出者がおっしゃったことと絡んでまいりますけれども、一つは、同盟関係というのは、広い意味での同盟関係と、そしてまた安保条約に基づく狭い意味での同盟関係があって、今回のイラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊の派遣、イラクでの協力というのは、これは安保...全文を見る
○前原議員 先ほど、出ていることを前提に、引くことのデメリットという話をされましたけれども、我々の立つスタンスというのは、そもそも法律というものが、先ほど三原委員に御答弁したように、戦闘地域、非戦闘地域の問題も含めてフィクションであって、その前提状況というものは、我々と与党のお立...全文を見る
○前原議員 一つだけまず申し上げたいのは、立場は違えども、自衛隊が今まで一年間やってこられたことについては、私は高く評価をしています。大変な地域において、危険な状況において、あんな武器使用の手足を縛られた状況の中で、しかも治安はオランダ軍は守ってもらって、オランダ軍に何かがあって...全文を見る
○前原議員 先ほどおっしゃったことで、言葉じりをとらえるつもりはございませんけれども、我々は政府・与党の敵失を追い求めるようなイラク政策というものを出しているとは思っておりません。  一つ、法律論は、先ほど吉良委員がおっしゃったように、戦闘地域、非戦闘地域の設定そのものについて...全文を見る
○前原議員 我が党もいろいろな情報ソースを、アンテナを張りめぐらせて、特にNGOの皆さん方でございますけれども、三十万人の住民のうち、二十五万人は避難をされたけれども、五万人の方が残られていて、かなりの数の方が犠牲になったんではないかというふうに我々も承知をしております。そういう...全文を見る