前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第162回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  民主党を代表いたしまして、質問通告をしております内容につきまして、順次、主に総理にお答えをいただきたいということをまずもってお願いしたいと思います。  前段、我々、予算委員会をしばらくボイコットしておりましたが、橋本元総理のこの予算委...全文を見る
○前原委員 外交ルートですから、いろいろな見えないところでの取引は私もあっていいというふうに思います。  私が次に伺いたかったことを若干申されたので、改めてお伺いをしたいと思うんですけれども、米朝の直接協議をどのように考えていくのかということは、私は一つの大きな議論の対象になっ...全文を見る
○前原委員 その前提で総理に、今後のみずから動かれての外交というものをどう動かしていくかという主体的なお気持ちをぜひお聞かせいただきたいと思うわけでありますが、六者会議を構成しているメンバー、北朝鮮は除いて考えた場合に、やはりアメリカ、そして韓国、そして議長国である中国、この三カ...全文を見る
○前原委員 今までの小泉外交の評価というのは、将来の歴史家にゆだねなければいけないんだと思いますが、一つの特徴としては、国交のない国に二度も総理みずからが行かれたということ、これは評価が私は分かれていると思いますけれども、そういうみずから動かれての現状打破というのが一つの小泉外交...全文を見る
○前原委員 いや、私の質問は、この北朝鮮の問題を打開するためにみずから行動を起こされる、その具体例として訪中をされるとか、そういうおつもりはないのかということを申し上げているんです。もう一言だけで結構です。靖国の問題をどうのこうの聞いているわけじゃありません。
○前原委員 長くても来年の九月までですね、総理としての任期は。先ほど申し上げたとおり、評価というのは後の人がやってくれる、そして、今一生懸命やられたら私はいいと思うんです。  その観点に立った場合、やはり今までの、こう言うと失礼になるのか褒めているのかよくわからないんですが、予...全文を見る
○前原委員 もちろん、外交面での機密性というものもある問題だというふうに思っておりますけれども、その点はかなり、カーン博士のやみのルート、主にアメリカからの情報提供ということになると思いますけれども、これは、そうだということかどうかで、外務大臣、答えは結構でございますけれども、納...全文を見る
○前原委員 総理、嫌な質問かもしれません、総理にとっては。この日朝平壌宣言の評価というものをやはりこの場で伺っておかなくてはいけません。  前回、予算委員会で私、この質問をさせていただきまして、総理は初めて、一部履行されていない部分があるが、この日朝平壌宣言というものが履行され...全文を見る
○前原委員 最後おっしゃった点は、私も、この日朝平壌宣言はもはや成り立っていない、あるいは、空文化している、意味がないんだというつもりはありません。これに向けて努力を行うことの政治的な一つの宣言文であるということは、私は認識をしております。  ただ、現状認識として私が総理に伺い...全文を見る
○前原委員 ちょっと細かいことなんですが、先ほどの答弁の中で、それぞれ問題があると。もし北朝鮮が総理の答弁を読んで、やはり日本も自分が問題あると思っているなどというふうにとられたら困りますので、問題があるのは北朝鮮だけであって、日本には問題はない。先ほどそれぞれとおっしゃったのは...全文を見る
○前原委員 北朝鮮の問題、最後の質問に移らせていただきたいと思いますが、衆議院の外務委員会の与野党の特に筆頭理事さんが中心となって、北朝鮮から亡命をして今ソウルにおられますファン・ジャンヨプ氏という元朝鮮労働党の書記、この方を日本にお連れをしたいということで相当努力をされまして、...全文を見る
○前原委員 ぜひ協力をしていただきたいというふうに思います。  それでは次に、二期目のブッシュ政権の外交政策について、これも総理に基本的にお答えをいただければというふうに思っております。  ライス国務長官の議会での証言、それから第二期ブッシュ政権が始まるときのブッシュ大統領の...全文を見る
○前原委員 特に、大統領の受諾演説のときに、リバティーとフリーダムという言葉を合わせて四十二回おっしゃって、そして、自由と民主主義を世界に広める伝道師の役割をアメリカが果たしていくんだ、こういう非常に肩に力の入った演説が行われたと私は認識しておりますが、私は、今総理がそういうおつ...全文を見る
○前原委員 ブッシュさんとの関係というものを大事にされるのであれば、そういった助言、アドバイスをされることも私は大変重要だろうと思います。独善的にならないように、独善的になり過ぎるとそれがまさに原理主義となってしまうと私は思っておりますので、ぜひそれは首脳会談あるいはさまざまなル...全文を見る
○前原委員 二年ほど前だったと思いますけれども、この場で総理と、他国を攻撃していいという国際法上認められた要件は二つある、その二つは何だという問いかけで、明確に二つお答えになりました。一つは自衛権の行使、もう一つは明示的な国連決議があった場合、この二つに限られる、武力行使を行うこ...全文を見る
○前原委員 それは先ほど答弁されたとおりなんですが、自衛権、それから国連決議、明示的なもの、それ以外では武力攻撃をすべきでないという日本のスタンスには変わりがないのかどうなのかということをお伺いしているわけです。
○前原委員 同じ質問になりますが、イランのことを前提とせずに、一般論としてお答えいただきたいと思います。  これはイラクのいわゆる国連決議一四四一の議論のときに、当時は川口外務大臣でいらっしゃいましたけれども、総理とも何度かこの議論をさせていただきました。自衛権の行使も認められ...全文を見る
○前原委員 最後に、大野長官に質問をしたいと思いますが、スーダンのPKOの話が出てきております。  このスーダンのPKOについては、私は、若干懸念を持っております。どういうことかといいますと、一つは、立場は違いますけれども、インド洋での活動、そしてイラクでの活動、そしてスマトラ...全文を見る
○前原委員 官房長官、逢沢副大臣が、スーダンのPKOに日本が絡まないという選択肢はあり得ない、こう明言をされておりましたけれども、それは政府の考え方として認識をしてよろしいんですか。
○前原委員 大野長官、自衛隊法三条の本来任務、主目的のところに国際貢献を入れるという議論があって、この国会にも出されるかどうかということでありましたが、与党内で調整がつかない、こういう話でございました。  私は少し、それは自衛隊法の改正だけで議論する話じゃないと思います。つまり...全文を見る
03月15日第162回国会 衆議院 本会議 第11号
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○前原誠司君 民主党の前原誠司です。  私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、新防衛大綱及び次期防衛力中期整備計画について質問いたします。(拍手)  まず、昨日、マラッカ海峡で日本船籍のタグボートが海賊に襲われ、三人が連れ去られる事件が発生しました。政府に一刻も早い三...全文を見る
03月25日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  十日前に衆議院の本会議で質問をいたしまして、そのことをさらに、より掘り下げて質問させていただきたいと思います。  たくさんの役所に来ていただいておりますが、ちょっとその質問は二番目に繰り上げますが、もう少しお待ちをいただきたいと思いま...全文を見る
○前原委員 共同使用については私が一つの具体例として申し上げたわけでございますが、このトランスフォーメーションに合わせて、先ほど三段跳びとおっしゃいました。確かに、一段目が共通の戦略目標をこの間日米間で確認をしたということで、次のステップにおいて役割、任務、能力というものを精査し...全文を見る
○前原委員 では、私の方から具体的に、こういった問題を取り上げるべきではないかという逆に提案をさせていただきたいと思うわけであります。  一つは、先ほど、むだ、効率化というお話をされましたが、危険な基地を、基地というのはどこでも危険性というものはあるわけでございますが、極めて危...全文を見る
○前原委員 二番目、三番目についてはその方向性で議論されるということなんですが、一番目が少しわかりにくかったと思うんです。何度も申し上げておりますが、きょうは具体的な基地の名前を挙げて議論をするつもりはございません。機微に触れる話ですので、それを前提にした話になるとなかなかお答え...全文を見る
○前原委員 あと、日本から物を言っていくことの幾つかの中に、事前協議というもの、これをどのように考えていくのかということは、私はかなり大きな問題であろうと思っております。  再三国会の中でも取り上げてまいりましたけれども、事前協議制度というのは、日本が主体的に日米安保条約という...全文を見る
○前原委員 今の答弁の中で、今までそれに該当する案件がなかったとか、あるいは移動で十分説明ができるとか、日本からむしろ逃げ道をつくってある話になっているわけですね。私はこれは、事前協議制度というものができた背景からすると、完全に脱法行為だと思います。  つまりは、我々も日米安保...全文を見る
○前原委員 残念な答弁ですが、これ以上議論しても時間のむだだと思いますので、これについては割愛をいたします。これで終わります。  2プラス2の共同宣言の中に、共通の戦略目標を決めました。その共通の戦略目標には、地域の共通の戦略目標と世界の共通の戦略目標、その二つが議論されたわけ...全文を見る
○前原委員 その2プラス2の後に私もアメリカに行きまして、ワシントンでいろいろな方とお話をいたしましたけれども、私の認識は少し違うんですね、いろいろな方とお話をした中では。  例えば、中台間で仮に紛争が起きる場合というのはどういうシナリオなのか。台湾が独立宣言をして、中国がそれ...全文を見る
○前原委員 仮に起きたときの軍事的なオペレーション、サポートも考えないということですか。
○前原委員 これは、防衛庁長官、大変な問題ですよ。つまりは、2プラス2で、アメリカとの間で共通の戦略目標、地域の戦略目標としてこういったものを入れられた。防衛庁長官も行って入れられたわけです、これについては。平和的な解決を促す、それは我々もそう願っていますし、中台間で紛争があるな...全文を見る
○前原委員 答弁はいただいていないと思います、私の質問に対して。仮の話をするということは、防衛においては当たり前のことでしょう。北朝鮮からミサイルが飛んでくるなんという話は仮の話じゃないですか。それに備えてミサイル防衛という議論をしているんじゃないですか。そして十年間で八千億から...全文を見る
○前原委員 当たり前のことですけれども、中台間で紛争が起きた場合に、アメリカには台湾関係法という法律がありますね、アメリカが関与する可能性が高いわけですよ。そのときにどこの基地を使うんですか。一番近い日本が使われる可能性が高いんじゃないですか。  そのことを考えれば、直接ではな...全文を見る
○前原委員 ですから、事前協議の話は先ほどの話であって、今極東という言葉をおっしゃいましたね。台湾は極東に含まれますよ。フィリピン以北、そのときの中華民国ですけれども、極東に含みますよ。そうすると、六条で、アメリカがコミットメントする条約上の根拠があるじゃないですか。そのときに、...全文を見る
○前原委員 何をおっしゃっているかよくわかりません。  つまりは、事前協議の対象になったときに、イエスという答えもあるしノーという答えもある、ノーという答えを言えるのかどうか。それと同時に、日本に対する後方支援の要請が出てきたときに、全く何もしないということを言えるんですか。あ...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官、逆の立場だとなかなか難しい答弁だと思うんです、この答弁の仕方というのは。それはよくわかって、でも、伺っているわけです。  つまりは、こういう答弁の仕方もあるんですよ、助け船を出すわけじゃないですが。その質問については答弁を差し控えると。そのことで、お互い...全文を見る
○前原委員 ただ、この問題は非常に機微に触れる話ですが、特にいろいろ中国との関係もあるし、また、アジアの問題に派生をする可能性があるし、非常に機微に触れる話だと思いますが、ただ、どこかで腹をくくってやらなければいけない問題であることは間違いないと私は思いますし、後で御質問するよう...全文を見る
○前原委員 情報の共有だけで、例えば海上交通の安全確保についてみずから主体的に参加する、そういうお考えはありませんか。
○前原委員 第一番目の私の質問というのは、幾つか共通の戦略目標というのを今のようにお伺いしていたらわかるんですけれども、例えば今の海上交通の安全確保への参加、可能性はあるわけですね。参加にしても、先ほど防衛庁長官がおっしゃった、米軍から基地をまず返してもらう、そして、管轄権は日本...全文を見る
○前原委員 違う角度から質問したいと思いますが、与党の中でも、トランスフォーメーションの協議が調った段階で日米防衛協力の指針の見直しが必要なんではないかという議論がありますが、防衛庁長官はどのように思っておられますか。
○前原委員 引き続き、日米のトランスフォーメーション、アメリカのトランスフォーメーションに合わせる同盟のトランスフォーメーションという議論、そしてトランスフォーメーションに合わせた基地の再編の議論というものもこれからさらに具体的になっていくと思いますので、こういった場をとらまえて...全文を見る
○前原委員 新大綱の中に、テロのみならず、国としての安全保障にかかわる問題については統合的な対応というものを進めていく、こういうことが書かれているわけです。特に、「一層の情報共有、訓練等を通じて緊密な連携を確保する」ということでございますが、具体的に、例えば情報の共有の能力を強化...全文を見る
○前原委員 警察、海保、入管にも来ていただいております。  取り組みを強化している、昔よりは情報の統合というものは進んでいる、こういう話でありますが、ということは、警察、海保、入管にお伺いしたいんですが、今までは情報については出し渋っていたけれども、最近は統合が進んで出すように...全文を見る
○前原委員 これについても、恐らく自民、民主、公明三党で危機管理の体制整備を進めていく上で議論させていただくことになると思いますので、これについてはまた改めてやらせていただきたいと思います。  残りの時間で、二つのことについて質問をしたいと思います。  まず防衛庁長官にお伺い...全文を見る
○前原委員 ちょっと質問から答えがずれているんですが、つまりは、中国の軍事力増強の中で、日本の領土、領海、領空、例えば制空権、制海権というものを今後も維持できるのかという観点から質問しているわけです。
○前原委員 いやいや、だから、そういった防空識別圏をしっかりと、その中を守るということで、軍事力のバランスが変わってきているわけでしょう。軍事力の増強の中で、さっき申し上げた第四世代の戦闘機とか潜水艦の増強の中で、果たして制空権、制海権をしっかりと保つことができるのか。今までしっ...全文を見る
○前原委員 もっと簡単に言えば、相手、相手というか中国の軍事力増強の中で、例えば尖閣なんかも、向こうは日本の領有権を認めていないわけですよね。あるいは中間線も認めていないわけですよね。沖ノ鳥島も、島だと言っていないわけですね、岩だと言っているわけですよね。そういったところに実効支...全文を見る
○前原委員 いや、わかっていておっしゃっているんだったら怒りますよ。  パワーバランスが崩れていっていて、日本の主権を守り続ける意思を持っているかと言っているわけです、防衛庁長官として。そのための大綱になっているのか、中期防になっているのかということを聞いているわけですよ。
○前原委員 時間が参りましたのでこれで最後にいたしますが、海洋権益の中で天然ガスの開発を中国が中間線付近でやっていて、日本もそれについては調査をしておりますが、最後に小此木副大臣に、この先の見通しですね、つまりは、日本として試掘をする意思というものを持つべきかどうか、それはどのよ...全文を見る
○前原委員 終わります。
04月26日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きょうは、三参考人の皆さん、ありがとうございました。  お伺いしたいのは一点でございます。ミサイル防衛のそれぞれ専門家でいらっしゃいますが、資金が無尽蔵にあって、そして防衛費に限界がないということであれば、これからどんどんどんどん技術...全文を見る
05月10日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まず、自衛隊法八十二条の二、改正案につきまして、防衛庁長官にお伺いをしたいと思います。  防衛庁長官、まず事実確認をさせていただきたいんですが、先ほど石破前長官への御答弁を伺っていて、今までの答弁と違うんではないかと思ったところがあり...全文を見る
○前原委員 三項の命令は、もちろん事前に承認を得ておくわけですね。つまりは、「あらかじめ、」ということで、「同項の命令をすることができる。」ということでありますが、その命令をする場合、第三項の命令を行う場合、これは公表するんですか、しないんですか。
○前原委員 それであれば今までの答弁とは食い違っていないのでありますが、四月一日の衆議院本会議の我が党の本多議員の質問に対する防衛庁長官の答弁では、従来の命令と同様に非公表とすると考えておるということでありますが、従来の命令というのはどういう命令ですか。つまり、これは新たな改正案...全文を見る
○前原委員 これは、八十二条の海上警備行動においては、この間の潜水艦の事案の場合もそうでありましたが、公表すべしということが政府の方針として明らかにされたのではなかったですか。  つまりは細田官房長官が、つまりは内閣官房が、これは防衛庁がどういうお考えだったかわかりませんが、内...全文を見る
○前原委員 いや、そこはちゃんと政府で調べていただきたいんですが、命令が出た段階で公表するというのが、私の理解では細田官房長官の趣旨であったと思います。概要を公表する、そのタイムラグが問題であったわけです、この間、言ってみれば。なぜ公表がおくれたのかということについて、そういう趣...全文を見る
○前原委員 そこは、では理事会にお出しをいただきたいと思います。ここでそういう不確定の要素で幾ら議論してもしようがありませんので、速やかにと直ちはどう違うのか、今おっしゃったのは。それと、今官房長官の発言要旨を読み上げていただきましたけれども、領水内という言い方をされましたね。そ...全文を見る
○前原委員 その上で、では、もとに戻って質問をいたしますが、なぜこの三項の命令については非公表にしなきゃいけないんですか。つまりは、飛んでくるわけですよね。飛んでくるから命令をするわけですね、そういう危険性があるから。その場合に非公表にすることの意味というのが私にはいまいちよく理...全文を見る
○前原委員 意味が全然わからないんですが、それだったら、逆に期間を設定する意味というのが、私は逆に危ないと思うんですね。それについてちょっと詰めて。  今おっしゃったことのすき間というのは、つまりはイージス艦で、もちろんミッドコースでイージス艦がまず撃ち落とすわけですね。四隻、...全文を見る
○前原委員 議論を進めるために、長官がおっしゃったすき間というものを、では、仮にあったとしましょう。一〇〇%はないわけですから、防衛力整備に。  では、すき間があった場合としても、あらかじめ定めておいた対処要領に基づいて命令を出さなきゃいけないような事態が来るかもしれない。とい...全文を見る
○前原委員 議論が本末転倒になっているわけです。シビリアンコントロールで、期間を設けることを知られたくないから非公表にするということを私は言っているんじゃないんです。それだったら、今の論理だったら、期間を言わなかったらいいんですよ。そして、その危険性がなくなったとき、蓋然性がなく...全文を見る
○前原委員 議論の中心が期間に移り過ぎているんです。私が聞きたいのは、飛んでくるようなときだから命令を出すわけですよ、三項にしても一項にしても。そういうときに国民に教えなくていいのかと。  例えば、この委員会ではありませんが、事態特で自民党の皆さん方、公明党の皆さん方と一緒にな...全文を見る
○前原委員 一項が蓋然性が高くて、そして三項の方が蓋然性が低いというのは長官の間違った認識ですよ。  つまりは、そういう情報が収集されていて、そして、あらかじめ準備もできるということで第一項が基本だというのはわかります。しかし、第三項で命令を出すということも、事態が急変して、そ...全文を見る
○前原委員 日本の情報収集能力がどの程度あるかという話に最終的には帰着するわけです。情報収集能力が高ければ高いほど、この三項というのは使われるケースがゼロに近くなると思うんですね。しかし、三項でやむを得ず命令を出すというときは、一項の方が蓋然性が高くて三項の方が蓋然性が低いという...全文を見る
○前原委員 うまくかわされました。  とにかく、この点は問題点として少し留保させていただきたいと思います。いや、同じですよ。だって期間で逃げられるんだったら、まあ期間の話も留保しますけれども。  とにかく、三項についてやるということは、いろいろ情報網を張っていたけれども、それ...全文を見る
○前原委員 つまりは、基本は第一項であるという認識は共通しているわけです。しかしながら、情報の把握に限界があって、しかし、実際問題、手続を経る余裕のないような状況が急変して起きた場合、あらかじめ、その三項の緊急対処要領に基づいて、それを閣議決定しておいて、命令を発することができる...全文を見る
○前原委員 だから、対処できる態勢にないということは、二つの前提条件が重なったときになるわけですよ。イージス艦でカバーできないという場合、今おっしゃったようなときがあるかもしれない。それと、もう一つは、PAC3といったって、三カ所にしか置かないわけですから、だから、それ以外のとこ...全文を見る
○前原委員 これ以上いじめるつもりはありませんが、第三条というのがいわゆる本来任務なんですよね。国土防衛、自国の防衛というのが、これが本来任務であります。  実際問題、このミサイル防衛というのは、それは防衛庁長官は明確におっしゃれないかもしれないけれども、北朝鮮対策なんですよ、...全文を見る
○前原委員 恐らく、後で読まれたら答弁になっていないと思います、御自身が読まれても。  つまりは、なぜ政令なのか、なぜ法律ではだめなのかということの意味合いがよくわからないわけです。  若干、その糸口のようなものを好意的に見出すとすれば、どういうときに解除するかということをも...全文を見る
○前原委員 いや、ですから、答弁になっていないわけです。  つまりは、三項が出ています、そして、飛来のおそれが出てきた、そして自衛隊の部隊に第一項に基づく命令が発せられた場合は第三項の命令は解除するという明確なことを書いてあるわけですね。今おっしゃった答弁で言えば、法律なんか要...全文を見る
○前原委員 事態が急変しておそれがない場合に命令出してはだめですよ。おそれが出るんですよ、事態が急変して。そして、事態が急変してそのおそれが出るから、しかも、一項でいとまがないから、あらかじめ定められておいた対処要領で命令を出すんですよ。おそれがない場合は三項だなんて、そんなばか...全文を見る
○前原委員 事態が急変して、そして一項の手続をとるいとまがない場合に、あらかじめ定めたものにおいて、緊急対処要領について命令を行うわけでしょう。「その命令に係る措置をとるべき期間を定める」というふうに逆に書いておられるわけですよね。  では、別の質問をします。先ほどの質問に戻り...全文を見る
○前原委員 ということは、あらかじめネットを張っておくとおっしゃったけれども、それは、事態が急変して、そして、これは一項の手続をとる暇がないねというときに三項の命令を出して、そのとき期間を定められるわけでしょう。——いや、違う違うって、では、答弁してくださいよ。この法律読んだらそ...全文を見る
○前原委員 確認のためにもう一度質問をいたしますが、事態が急変する前に命令をすると今おっしゃいましたね、事態が急変する前に。これは、その文章は、どうやってその事態が急変する前に命令を、どこにその事態が急変する前に命令をと書いてありますか。
○前原委員 「あらかじめ、」って、これはどこに係るんですか。
○前原委員 長官、これは考えられるのは、あらかじめ長官が作成しなのか、あるいは、あらかじめ同項の命令をすることができるか、どっちかじゃないですか。今おっしゃった緊急対処要領に係るというのは、どう考えてもないでしょう。
○前原委員 今、事務方、だれでも結構ですよ、おられる方、防衛庁の人、それでいいんですか、今の。ああ、飯原さん、今のでいいですか。
○前原委員 それで、「あらかじめ、」はどこに係るんですか。
○前原委員 済みません。法律の文章は。
○前原委員 「あらかじめ、」「命令をすることができる。」と。  今、飯原局長がおっしゃったのは、「事態が急変し、」ということは、事態が急変したときにはもうミサイルが飛んできているということをおっしゃいましたよね、一つの例として。でも、先ほど長官は、これは議事録を読んだらわかりま...全文を見る
○前原委員 私もゴールデンウイークの後半にアメリカに行っておりまして、たくさんの議員の方が来られていたという、何かアメリカもうで、ワシントンもうでという批判的な報道がありましたが、私は、こういう北朝鮮問題とかあるいはアジアの問題、また、これから日米関係というのは、なかなか日本が努...全文を見る
○前原委員 アメリカ側と議論されているのは私も存じ上げていますが、大臣にお聞きをしたかったのは、外務大臣同士の話でそれをとどめておいてはなかなか難しいと思うんですね。つまり、先ほど申し上げたように、警察とか入管とか、あるいは海上保安庁という国土交通省関係もありますので、内閣を挙げ...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので終わりますが、防衛庁長官に、私も精査してまたしっかりと質問させていただきたいと思いますし、それと、留保したところについては、ちゃんとまた理事会で諮っていただくことについては精査して出していただきたいということを改めてお願いしまして、私の質問を終わり...全文を見る
06月14日第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  通告をしておりますテーマにつきまして質問をしていきたいと思いますが、ミサイル防衛に関する議論に入る前に、若干、米軍再編にかかわる問題につきまして質問並びに苦言を呈したいというふうに思います。  まず、苦言にかかわるものでございますが、...全文を見る
○前原委員 答えはそれで結構なんですが、ただ、例えばこの間の毎日新聞なんかは一面に出るわけですね。一面で普天間の移転先はあたかも嘉手納で決まった、こういうような報道がされる。しかも毎日新聞というのは署名記事なんですよ。記者に聞くとどこのソースかというのは大体わかるわけですよね。防...全文を見る
○前原委員 ある意味で私は情けない質問をしていると思っているのです。つまり、防衛庁というのは国の防衛をつかさどる役所で、そこの機密保持機能というものがうまく機能していない。したがって、そういった内部から類推も含めて話がリークをされて漏れて、それが新聞に書かれて、そして結果的に国益...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官もしくは防衛局長、どちらでも結構であります。ちょっと実務的な質問になるのですが、これは日米間で交渉しているわけですよね。ということは、基地の具体的な地名の問題につきましても、アメリカ側からの機密事項としてもこれは扱われ得るのかどうなのか。  なぜそういうこ...全文を見る
○前原委員 この点についてはもうこれで終わりにしたいと思いますが、防衛庁長官、今後、本当にこういう機微に触れるテーマというものは徹底的に機密保持をしていただいて、二度とこういう質疑をこの国会でしなくてもいいようにぜひ配慮をしていただきたいし、また、先ほど防衛政策の責任者の防衛局長...全文を見る
○前原委員 まあ、現実に防衛庁長官をやられている大野長官として、一挙にすべてを、今申し上げたようなことをやるというのは、それはなかなか難しいというのは現実の問題としてわかりますが、しかし私は、まず防衛庁長官がその意思を持たれることが大事なんだろうと思うのですね。  そして、ロー...全文を見る
○前原委員 ぜひ言い続けていただいて、早い時期に、このトランスフォーメーションの議論がまとまる時期までにその合意を日米間でしていただいて、ロードマップをつくる。航空管制にしたって返還をするということが決まっているところもあるわけですから、そういう意味では、どういう時間軸で、ロード...全文を見る
○前原委員 確認なんですが、アジア太平洋地域という場合に、例えばインドとかパキスタンとかそういった地域、つまりはマラッカ海峡より向こう側もアジア太平洋地域というものに入るのかどうなのか、その点、いかがですか。
○前原委員 いや、でも、それはちょっとおかしいんじゃないですか。教科書に書かれているような明確な定義をしてもらわなきゃ困るんですよ、その点については。それを何でそういう答弁なのか、全然よくわからないですが、明確な答弁をしてもらわなきゃいけない。  ちょっとミサイル防衛の議論をし...全文を見る
○前原委員 それでは、ミサイル防衛について議論をさせていただきたいと思いますが、今回の自衛隊法の改正、特に八十二条の二についての議論については、私は、与党・政府のかたくなな態度というものには極めて失望をいたしました。  我々はミサイル防衛を必要だというふうに考えておりますし、ど...全文を見る
○前原委員 ということは、待機命令のときは八十二条の二で対応する、こういうことでよろしいんですね。
○前原委員 わかりました。その点、ちょっと確認をしたかったので質問いたしました。  ミサイル防衛のちょっと技術的なことにつきまして、若干、幾つか質問をさせていただきたいと思うわけでございます。  先ほどから同僚議員が、共同開発の問題について、次世代のSM3でしたか、イージス艦...全文を見る
○前原委員 防衛庁長官にお答えいただきたいんですが、要は、ざっくばらんに言えば、お互いがギブ・アンド・テークで、ちゃんと技術は提供するけれども、アメリカの技術ももらうよというような相互の交流性というものがあるのかどうなのか。逆に、日本側からすれば、この点は損をしたとか、先ほど申し...全文を見る
○前原委員 今のミサイル防衛システムというのは、先ほど防衛局長から御答弁ありましたように、アメリカのものを導入しているということでありますが、今後、共同開発に移行するということは、少なくとも、日本がタッチできないような部分はなくすというような意思を持ってやらないと、今おっしゃった...全文を見る
○前原委員 次に、情報についても同じ観点から質問をさせていただきたいと思いますが、この間、ミサイル防衛庁のオベリング長官が来られまして、上級運営委員会ですか、この前開かれて、飯原防衛局長も出られたというふうに伺っておりますが、そこで議論された大きなポイントは情報共有システムである...全文を見る
○前原委員 私の伺っているポイントは二つなんです、大野長官。つまりは、情報も先ほどの技術と同じようにギブ・アンド・テークでなければいけないし、バッジシステムというのは、航空自衛隊のレーダーサイトが全国に散らばっていて、その上空の情報というものがすべてあるわけですね。そういうものを...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたのでここで終わりにしますが、これは、私は両方の見方が必要なんだろうと思うんですね。情報共有というのは当然必要で、だからこそネービー・ツー・ネービーでやっているわけですよ、共同運用というものをやっていかなきゃいけないから。  しかし、いかに独自の情報を...全文を見る
09月28日第163回国会 衆議院 本会議 第4号
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○前原誠司君 民主党の前原誠司です。民主党・無所属クラブを代表し、小泉総理の所信表明に対して質問いたします。(拍手)  質問に先立ち、二つの点で国民の皆さん方におわびを申し上げなければなりません。  一点は、我が党に所属をしていた小林憲司前衆議院議員が覚せい剤の所持、使用で逮...全文を見る
○前原誠司君 二点の質問、そして一つの意見を申し上げたいと思います。(拍手)  一つについては、今回の国民投票的な解散・総選挙について、これからの諸施策について白紙委任を受けたのではないという質問をいたしました。しかし、総理の答弁は、今までの改革が評価されて選挙に勝ったんだとい...全文を見る
09月30日第163回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  本会議に続いて、主に小泉総理に質問いたしますので、ほかの大臣の方はほかの大臣で指名いたしますので、総理大臣、ぜひ御答弁をいただきたいと思います。  伊藤達也金融担当大臣もおられますが、私の恩師の一人も松下幸之助さんでございます。一度し...全文を見る
○前原委員 いや、理解はできません。自民党のマニフェストで、「年金も、景気も、「小さな政府」から。」「郵政民営化なくして、小さな政府なし。」小さな政府がやたら出てくるわけですね。これをまとめられた張本人といいますか総責任者は総理御自身ですよ、自民党総裁ですから。  ですから、私...全文を見る
○前原委員 禅問答になっても時間がもったいないので。本質の話をしたいので。  要は、私が申し上げたかったのは、これだけ借金をつくった。そして、この間財務省が財務書類というものを出して、それにどう書いてあったかというと、政府の総資産が七百兆円。GDPの一・四倍。これはどう考えても...全文を見る
○前原委員 済みません、丁寧に申し上げましょう。  一般会計と特別会計の繰り出し、繰り入れを除いた純計、これは総額幾らですかということが私が申し上げたい国庫予算歳出純計です。このぐらいだったら、もう総理、どのぐらいか。  つまりは、一般会計の特別会計への繰り入れとか、あるいは...全文を見る
○前原委員 数字を聞いたことについてそうおっしゃっているんであれば、まあいいですよ。大きな議論をしているんです。これから大きな議論をするための入り口としてこの数字は不可欠なんですよ。  つまりはどういうことかというと、一般会計のいわゆる特別会計へ繰り入れしていないものは幾らかと...全文を見る
○前原委員 ちょっと切り口が似ているようで、若干私と違うんですが。必要なところにはお金をかけなきゃいけないし、社会保障が仮に、それは予算規模では大きいですよ、しかもこれから大きくなっていくのは当たり前ですね。では、それがむだであるかというと、もちろんその中のむだも削っていかなきゃ...全文を見る
○前原委員 改革というのはスピードだということをおっしゃいますね。私もそう思うんですよ。  そして、この国会に出されているわけですね、そういう給与関係の法案が。しかし、それは、今おっしゃったものが反映されていないわけですよ、先ほど申し上げた零細企業なんかは。もちろん地域格差とい...全文を見る
○前原委員 まだ是正されていないんですよ、それが。だから質問させていただいたわけで、公開することは今大臣おっしゃったように大事なことですから、ぜひ徹底的にそこは取り締まってもらいたい。私は、税金のむだ遣いをなくす、取り締まるというか指導してもらいたいというふうに思います。  公...全文を見る
○前原委員 実際問題、もちろん警察とか消防とかそういうものは無理ですよ、特別公務員。無理ですが、先ほどの身分保障を外すということと同時に、やはり人事院勧告ではない、自分たちで、組合でまた議論をしてもらって給与を決めるということも含めてやってもらうことが、まさに官のあり方、民に移す...全文を見る
○前原委員 反対論はあるでしょう、それは今まで使っていたものですから。  ただ、私は総理にもう二つ提案させていただきたいんです。  今おっしゃるような答弁をされるのであれば、一般会計と特別会計を分ける必要性はあるのか。つまり、先ほど申し上げたように、母屋が小さくて、子会社、し...全文を見る
○前原委員 先ほど申し上げたように、あれは挙げたものについては、もちろん将来のものもあるし、挙げてないものについては債務もあるということではちゃんと申し上げたでしょう。だけれども、剰余金が発生しているものが使えないというのはおかしいという話をしているわけです。  それで、総理、...全文を見る
○前原委員 その意味でも、どうですか、自民党総裁としてお伺いしますが、国会に特別会計を調査する特別委員会のようなものをつくって、徹底的にそれを調べて、むだを国民の皆さん方に暴き出す、私はそういう特別委員会をつくった方がいいんではないかと思いますが、自民党総裁として答弁をいただきた...全文を見る
○前原委員 都合のいいときには特別委員会を与党はつくってまいりました。建設的な意見として私が申し上げたいのは、与党が三分の二になりました。したがって、予算委員会で議論するということであれば、徹底的にやりましょう。そのかわり、しっかりと質疑時間をとってもらいたい。我々野党が質疑でき...全文を見る
○前原委員 一般会計についても、まさにおかしなことが行われている。  これは読売新聞の九月二日、選挙中でありましたけれども、架空予算など九十五件百十八億円というのがありますが、ちょっと大きくします。  これは総務省のものは入っておりません。後で提出されておりますけれども、総務...全文を見る
○前原委員 いや、それは予算というのはいろいろありますよ。何も使い切れと言っているわけじゃない。逆の意味で、それは使い切ってむだ遣いになりますから。  ただ、例えば、経済産業省が一番多かったんですが、国際エネルギー消費効率事業、国際効率をよくするための事業費に五十五億八千万円計...全文を見る
○前原委員 だから、それはさっき申し上げたように、何でも予算つけたら全部一円残らず使い切れということを言っているわけじゃないんです。それは、ある程度の誤差があって当たり前でしょう。だけれども、流用とか、あるいは先ほど申し上げたような十分の一も使われていないような予算、そういうもの...全文を見る
○前原委員 先ほど申し上げた特別会計の話とよく似ている話だと私は思うんですよ。  つまりは、私が申し上げてきたのは、特別会計は基本的にゼロベースで見直せ。もちろん、特別会計でも特定財源のあるものとないものがありますよ。だけれども、本当に必要なものを精査して、一般財源の中からやっ...全文を見る
○前原委員 いや、ですから、伺いたいのは、財務大臣じゃなくて自民党総裁に伺った方がいいかもしれませんが、マニフェストには「「サラリーマン増税」を行うとの政府税調の考え方はとらない。」と書いてあるんだから、その定義をちゃんとしてもらわなきゃいけない。サラリーマン増税の定義は何ですか...全文を見る
○前原委員 ということは、政府税調の考え方はとらないということは、政府税調はサラリーマンだけをターゲットにした増税を出しているんですか。それは何ですか。
○前原委員 私は自民党の議員じゃありませんので詳しくわかりませんが、我が党の岸本周平候補がこの点については明確に言っておりました。政府税調の考え方を尊重しなければいけないとかなんとか、そういう言葉は書いてあるはずですよ。だから、それは、参考にさせてもらうとかそういうことではなくて...全文を見る
○前原委員 答えになっていませんが、政調会長に後はゆだねたいと思います。  私ははっきり申し上げたいのは、選挙の直後に定率減税の話をされるというのは、私は非常に不愉快ですよ。不愉快だし、ひきょうだと私は思いますよ。だって、九月十一日選挙が終わって、与党が大勝したかどうか知らない...全文を見る
10月19日第163回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第1号
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○前原誠司君 民主党の前原でございます。  予算委員会とは雰囲気が違いますが、総理と、まさに国家の基本政策にかかわる問題について、忌憚のない意見交換をさせてもらいたいと思います。  まず、日本外交の基本姿勢について、総理にお伺いしたいと思います。  私は、日本外交の一つの柱...全文を見る
○前原誠司君 私が冷戦中と冷戦後と申し上げたのは、冷戦中はソ連という共産主義国家があって、まさにドミノ理論という、他国を共産主義化するという可能性があった、それを防ぐために、まだ戦後、経済的には発展ができていない日本においては経済に力を入れて共産主義化を防ぐ、安全保障についてはア...全文を見る
○前原誠司君 まあ、言われなくてもわきまえておりますが。  では、その意味で総理に伺いますが、日米関係は重要だと。確かに、アジアの国々といろいろ話を聞いても、私はあえて申し上げると、中国は敵対国家だと思っていません、私も。うまくつき合っていかなくてはいけない、後でこのことはじっ...全文を見る
○前原誠司君 総論は私はいいと思っているんです。つまりは、私が求めているのは、政治的な決着というものを総理がリーダーシップをとってやられますかということを伺っているわけです。  十一月にブッシュ大統領が来られますね。その前に中間報告を取りまとめますね。そのときに具体的に地名も入...全文を見る
○前原誠司君 それは、具体的な解決策も含めて、そして沖縄への説得も含めて、自分が責任をとるということをおっしゃったという解釈でよろしいですね。——はい、わかりました。  戦略性の問題について、幾つか申し上げたいことはほかにもたくさんあります。  例えば、国連安保理常任理事国入...全文を見る
○前原誠司君 アメリカは、私はそんな甘い考えを持っていないと思いますよ。日本が入っているから大丈夫なんということだったら、今まで十数年間も何で反対してきたんですか、この考え方に。しかも、先ほどおっしゃったように、アジア太平洋地域のまさに経済活動というものを、密接にあるいは緊密に、...全文を見る
○前原誠司君 私は、FTAそのものが日本は戦略的に立ちおくれたと思っているんです。これは他の国とのFTAもすべて後手後手ですよ。TACというものに対して入るのも、これは先ほど申し上げたアジアの国々が、中国が一生懸命アジアの国々を取り込もうとして、中国だけの影響力では困るんだという...全文を見る
○前原誠司君 随分答弁に飛躍があると思いますよ。別にアメリカほどの軍事力や情報力を持てなど言っていません。しかし、総理、ちょっと聞いていただきたいんですが、仕方がないで済む話ですか。それがまさに主体性と戦略性が欠如している日本外交の現状をあらわしているんですよ。みずからが情報を持...全文を見る
○前原誠司君 話し合いは続いていて、どんどんどんどんパイプラインをつくって、一日一キロ延びるんですよ、パイプラインが。それで、あと二十日もしたら、春暁にも延びる。どんどんどんどんとられたら、先ほど申し上げたように、既成事実がしっかりと国際法上はつながる話になる。  我々民主党は...全文を見る
○前原誠司君 経済産業省は非常にそのことについては積極的でありますけれども、私は、他の役所がそれについて非常に否定的であるということで、これも、先ほど申し上げたように、政治のリーダーシップで物事を解決していかなくてはなりません。  私は、この中国の問題というのは、実は、この東シ...全文を見る
○前原誠司君 だれがいけないと言いました。私は、自分自身の考え方としては、A級戦犯が合祀されている間は行かない。しかし、亡くなられた方々に対しての哀悼の気持ちはみんな持っていますよ。総理だけじゃない、それは。  しかし、靖国神社というものがまさに一九四五年までは国家神道の姿とし...全文を見る
○前原誠司君 そういうこととか、あるいは、神社に対して祭られたくない人もいるのに、なぜ靖国神社、神社本庁は分祀や遷座ができないのか。そのことにしてもおかしいじゃないですか。そんなことを言い出したら、私も言いたいことはいっぱいある。  先ほど申し上げたのは、中国の多くの問題という...全文を見る
10月26日第163回国会 両院 国家基本政策委員会合同審査会 第2号
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○前原誠司君 民主党の前原でございます。  先週は、日本の外交そして安全保障の問題について議論させていただきました。安全保障といいましても国の安全保障の問題について議論をいたしましたけれども、今日は冒頭、人間の安全保障について議論をさせていただきたいというふうに思います。  ...全文を見る
○前原誠司君 今総理のおっしゃった日本の基準に合わせてということであれば、私はもっと早く解決していたと思いますよ。なぜなら、日本の基準に合わないことをやろうとしているわけでしょう、今。つまりは、日本の基準に合わせてやろうとすれば、アメリカで全頭検査させればいいんですよ。日本の基準...全文を見る
○前原誠司君 いやいや、私が申し上げているのは、全頭検査の話をしているわけです。つまりは、アメリカの業者の中でも全頭検査はやりますと、日本に輸出するものについては全頭検査を受けるという業者もあるわけですよ。そういう業者があるにもかかわらず、違った基準の中でアメリカの言われることに...全文を見る
○前原誠司君 ブッシュ大統領が来られる前にこの話をまとめるということであろうかと私は思っております。私は、先週申し上げたように日米同盟関係は極めて重要だと思ってますが、事、食の安全の問題を置き去りにしたまま、あるいは今おっしゃったように、日本の基準でやりますといってそれが本当に担...全文を見る
○前原誠司君 今おっしゃったように、来年法案の提出予定ということで、我々はこの中皮腫、アスベストの対策については今国会で法案を提出をさせていただきました。内容については後で少しお話をさせていただきたいと思いますが、私が申し上げたかったのは、申し上げたいポイントというのはこういうこ...全文を見る
○前原誠司君 もう一つ、先ほど総理御自身もおっしゃいましたけれども、各省にばらばらにまたがっているんですね。もう時間がありませんので申し上げませんけれども、とにかく濃度の基準を調べるのでも役所が全然違うわけですね。そのことについては今閣僚会議という形で行われているわけでありますが...全文を見る
○前原誠司君 それができていないから問題が起きているということを申し上げているわけです。  それで、例えばその人間の安全保障ということで申し上げれば、鳥インフルエンザの問題、これは今日は詳しくやりません。去年の二月に地元の京都で、二十五万羽だったと思いますけれども、鳥インフルエ...全文を見る
○前原誠司君 まあ、対応が私はできるかどうかということを今後厳しく見守りたいというふうに思いますが、私は、先ほどのBSEにしても、それから鳥インフルエンザ、あるいはアスベストにしても、やはり今の政治というのは、国民というか、人に対して余り目配り、しっかりと優しい政治が行われてない...全文を見る
○前原誠司君 いや、総理、一国の総理なんですから、野党第一党の党首に対して揚げ足を取るようなことはやめられた方がいいですよ。  例えば、先ほど私は答えなかったけれども、ブッシュ大統領が来られるときに合わせてという話は、そうじゃないと、うがった見方をするなと。それは、私も政府の中...全文を見る
○前原誠司君 今の答弁の中で、私は一つのポイントとしては、数字も入れるということをおっしゃったことは、これは私は重い発言だというふうに思います。つまりは、今後のやはり財政の運営ということを考えていったときに、これだけ借金を抱えて、しかも少子高齢化社会になっていく中で、数値目標を決...全文を見る
○前原誠司君 いや、少し失礼ですけれども、聞くに堪えない議論でした、今のは。  だって、総論賛成、各論反対って、総論がない人がしゃべっているんですから、何が総論かよく分からない。道州制が出てくるかと思ったら、道州制も難しいという話になって、じゃ、何が総論か全く分からない。  ...全文を見る
○前原誠司君 どのように入れさせていくかというようなこともしっかりと地域地域で考えられるわけですね。  じゃ、最後にまとめますが、(発言する者あり)いや、先ほどとうとうとしゃべられたので私の話す時間がなくなったんですが、総理はこの国のあるべき形というものを全く考えておられないで...全文を見る