前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第166回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○前原委員 民主党の前原です。  まず、外交問題につきまして、総理並びに防衛大臣にお伺いをしたいというふうに思います。  現在進行形で北京で六カ国協議が今行われております。中国、議長国でありますが、最終合意案というものを出してきているということでございまして、現時点で、それを...全文を見る
○前原委員 ということは、六カ国で合意をしたとしても、拉致の進展なくしては日本としてはこのエネルギー支援には踏み出さないということを今おっしゃったということでよろしいですか。確認だけです。
○前原委員 これは私は、我が党の中でもそうだと思いますし、また政府・与党の中でもいろいろな意見が出てくると思います。  少し大きな観点から私はこの北朝鮮の問題を議論させていただきたいわけでありますが、この北朝鮮の問題というのは、平和裏に、外交的に解決していかなくてはいけないと思...全文を見る
○前原委員 暴発の定義は、それは万が一のことですから、細かく議論しても仕方がないというふうに思っております。  しかし、最悪の事態を考えるのが防衛でありまして、それに対して巨額のミサイル防衛だって日本は計上しているわけであって、それについて我々も賛同しているわけであります。それ...全文を見る
○前原委員 外交的に政策決定の軽重というものをやはり判断する場面というのが私はあると思うんですね。例えば、拉致問題は極めて大事だ、拉致の問題解決なくしては日朝国交正常化はあり得ないし、例えば日本が独自で北朝鮮に対しての支援というものをやることはない、これはもう国民全員がコンセンサ...全文を見る
○前原委員 私は、賢明だとおっしゃっていただいたので申し上げますが、トータルで考えた場合に、安倍さんが突き進もうとしていることは、私は日本にとっての利益にならないと思う。  外交問題の中でこの問題を解決し、北朝鮮に最終的に核の放棄をさせる、これは日本だけではできないですよ。拉致...全文を見る
○前原委員 久間大臣、今の総理の発言というものを聞かれた上で、御自身の発言は個人のものであったのか、大臣、閣僚としてのものであったのか、その点だけ御答弁ください。
○前原委員 その当時は閣外におられた、あるいは自民党の総務会のメンバーではなかった、知らなかったということをおっしゃっても、今は、十二月の発言は防衛庁長官のときの発言ですし、一月は防衛大臣になられた後の発言ですよね。つまりは、そのときにそのときの感想をおっしゃったとしても、その発...全文を見る
○前原委員 では、簡単にお答えください。  今、大臣の立場としては、大量破壊兵器がさもあるかのように戦争に踏み切ったが、判断は間違っていなかったということを大臣としては答弁されますか。
○前原委員 私の質問に答えてください。  では、判断は間違っていなかったんですか。今、先ほどの総理の答えを聞かれて、大臣としては、総理大臣の言うことをしっかり閣内の一員として受けとめて、間違っていなかったということをおっしゃるわけですか。
○前原委員 アメリカのイラク攻撃は早まったのじゃないかという思いがそのときはしていたと。では、今はどうですか、大臣として。
○前原委員 早まったのではないかという思いがそのときもしていたということは、今もしているから発言されているんじゃないですか。今もしているから発言をされていて、そして、今は大臣として、そのときは大臣じゃなかった、そしてより詳しい情報に接する立場になかったということで考えを変えるんで...全文を見る
○前原委員 アメリカ側は、これはアメリカの関係者の方の話でありますけれども、要は、同盟国として、久間大臣の発言あるいは麻生外務大臣の発言については、これは礼を失するという意見が私の中にはありますよ、耳に入っている。  つまりは、先ほど言ったように、お互い交渉の中では、それはかん...全文を見る
○前原委員 そんな拍手をするところじゃ全然ないですよ。  つまりは、泥沼になったイラク戦争を支持したんですよ、日本は。そして、日本はそれに対して、今抜き差しならないような状況になっている。アメリカが撤退をしなければいけない、アメリカでは、このイラクに対しては、戦争に突き進んでい...全文を見る
○前原委員 その場合に、地方自治体というのはどういうイメージですか。つまりは、現在では地方というのはいろいろあるわけですね。都道府県があって、国の出先機関があって、そして政令都市があって、中核市があって特別市があって市町村があるという、極めて多層にわたっていますよね。それがまた行...全文を見る
○前原委員 お配りした資料をちょっとごらんいただきたいわけでありますが、きょうは最後に夕張のことも少し含めてお話をしたいと思いますけれども、和歌山県に白浜というところがあります。年間大体約三百万人以上の観光客が来られるというところで、有名なところ、温泉もあるところでありますが、そ...全文を見る
○前原委員 それでは、またこの質問をさせていただくことを申し上げて、私の質問を終わります。
02月19日第166回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原でございます。前回の続きをさせていただきたいと思います。  菅総務大臣にまずお尋ねをしたいと思います。  前回の予算委員会の冒頭の議論で、安倍総理と分権のあり方について議論をさせていただきました。そのときに、安倍総理はこういう答弁をされております。つま...全文を見る
○前原委員 小泉政権と違って、初めてその最終ゴール、もちろん詰めていかなくてはいけませんし、今菅大臣がおっしゃったように、これはプロセスは相当大変だと思います。したがって、最終ゴールを定める中で、このプロセスというものをどのようにしていくかということももちろん時間をかけてやってい...全文を見る
○前原委員 今おっしゃったことについては全く異論はありません。  私の意見を申し上げると、大きく言って三つあります。  一つは、この間も安倍総理に対して申し上げましたが、今、余りにも多層的である、行政機構が。国があって、国の出先機関があって、そして都道府県があって、政令都市が...全文を見る
○前原委員 総論は意見が合いましたけれども、頑張る地方プログラムについてはいろいろ申し上げたいこともありますし、また、地域間格差をなくしていく、地方を応援したいということに、これは後で議論しますが、私は今の地方財政計画を含めてなっていないと。むしろ地域間格差が拡大するような仕組み...全文を見る
○前原委員 当然、私もそういうふうに思っておりましたし、夕張市がつくらなくてはいけないものだろうというふうに思いますが、今、夕張がいろいろなテレビで取り上げられて、マスコミでも脚光を浴びております。そして、あるテレビ局のクルーが夕張市に視察に行って、そして夕張市の職員と話をしたと...全文を見る
○前原委員 これは、我々もそのテレビ局も認識をしておりますし、また、取材をした人もわかっているわけでありますので、調べたらわかることであります。  もしこれを本当に総務省が書いたとしたら大問題ですよね。大臣、今おっしゃったように、そういうことはないと思いますということであります...全文を見る
○前原委員 委員長、そういう大臣の御答弁ですので、取り扱いをよろしくお願いいたします。
○前原委員 さて、菅大臣、夕張のことなんですが、私はこれは、一つは、粉飾決算をしたということは大問題だと思っているわけです。会社で粉飾決算をやれば証券取引法違反ですよね。そして逮捕される、法的処罰を受けるということでありますけれども、粉飾決算をして、その責任者は市長になるんだと思...全文を見る
○前原委員 私も調べました。総務省にも問い合わせて調べましたけれども、今の仕組みでは粉飾決算をした自治体を処罰することはできないわけでありますが、これは、極めて私は大きな法の抜け穴だと思うんですね。  今、今国会に提出を予定されている、いわゆる早期是正措置、あるいは法的処理の問...全文を見る
○前原委員 刑法で対応するのは、私は今の市長を告訴してくれということを別にここでは言っているわけではありませんが、何が言いたいかというと、やはり責任と、そして、私は国の法の不備だと思うんですよ。つまりは、先ほど、今国会に出されるわけでありますが、早期是正措置がなかった、あるいは三...全文を見る
○前原委員 直接お答えいただいていないと思うんですが、半分まではいいかもしれない、でも、さっき申し上げたように、二、三年で八五%の人たちがやめたいと言っている。もしやめたら、一五%の人が、おれも、おれもやめるよという話になりますよ。すると、だれも行政サービスを担う人がいなくなるわ...全文を見る
○前原委員 一番初めの話に戻りますが、この夕張というのは、粉飾決算をやって、そして国の基準をさらに大きく上回るような莫大な借金をつくってしまったわけです。それは夕張が悪いんですよ、おっしゃるように。しかしながら、それを背負わされるのは市民なんですね、基本的に。だったら、先ほど、今...全文を見る
○前原委員 これはしかし、たちまちに、先ほど申し上げた救急救命士、一つの例でありますし、時間がありませんので具体的には申し上げませんが、水道の技術者を含めて、それだけ給料を減らされて、そして退職金は早くやめた方がたくさん出る。そして、今、調査では、八五%の職員がやめたいと言ってい...全文を見る
○前原委員 この議論はこれで終わりにしたいと思いますが、大臣、ぜひ柔軟に。これは、もちろんほかにも大変なところはいっぱいありますよ。いっぱいあるけれども、先ほどから何度も申し上げているように、粉飾決算をして、知らない間に莫大な借金がふえてしまって、それのツケを払わされるという状況...全文を見る
○前原委員 今大臣がお認めになったように、この仕組みというのは、地方税収が上がった、そしていわゆる交付税あるいは譲与金というものを下げて地方財政計画を抑制するということになれば、地域でも経済のいいところと悪いところ、これは交付団体でもですよ、不交付団体だともっともっと税収は上がっ...全文を見る
○前原委員 具体的な議論というのは、また具体的な数字を挙げて議論させていただきたいと思います。  厚生労働大臣、今の議論の前提で、地方がどんどんどんどん人数が少なくなっていて、そして高齢化が進んでいるという状況があるわけであります。その場合、お配りをしている資料の六を見ていただ...全文を見る
○前原委員 いや、私が聞いているのは、理解してくれということじゃなくて、人口減少社会、特に地方ではもう、日本全体では二〇〇四年から人口減少でありますが、地方ではもっと前から人口減少してきているわけですね。そして高齢化が進んでいるわけであります。その中で、この今申し上げた仕組みが成...全文を見る
○前原委員 いやいや、説明をしてくれと言っているのではなくて。  これについても、少し数字をこれからまた挙げさせていただいて、どれだけ地方が保険者としてもう成り立たなくなっているのかということを、実例を挙げて、これから厚生労働大臣と引き続き議論させていただきたい。持続可能ではな...全文を見る
○前原委員 この閣議決定においては、こういうことも書いてあるわけですね。今大臣おっしゃったように、十九年中に、今後の具体的な道路整備の姿を示して中期的な計画を策定するということでありますし、それから、二十年の通常国会において、この道路整備に充てることを義務づけている今の仕組みを改...全文を見る
○前原委員 財務大臣にお伺いしたいんですが、平成十九年度予算において一般財源化されたこの千八百六億円というものは、国の道路特定財源三兆四千七十六億円から見ると五・三%、あるいは地方の道路特定財源を含めた道路特定財源、国、地方全体は五兆六千百二億円、それからすると三・二%なんですね...全文を見る
○前原委員 ちょっと、さっきの馬淵議員の質問でお疲れになっているのかもしれませんが、要は、私が申し上げたいのは、仕組みを変えるのが画期的だと言われても、道路特定財源の中で大体どれぐらいが一般財源化されるのかということの議論の方が、むしろ私は大きな意味を持つと思うんですよ。  そ...全文を見る
○前原委員 拍手をしている自民党の本当の程度がわかりますが、こんなもので革命的と言ったら、まあ、あきれて物が言えないということで、本当にもう質問をするのも嫌になるような話でありますが、一般財源というものをどう、先ほど申し上げているように、人口減少、そして自民党政治のツケで莫大な借...全文を見る
○前原委員 問題意識は同じということは、地方の道路特定財源も一般財源化に手をつけるんですかと聞いているんです。イエスかノーかで答えてもらったらいいんです。
○前原委員 議論していこうじゃないんですよ、小泉さんの答弁は。一般財源化を排除していない、やると言っているんですよ。議論をするということではなくて、一般財源化するのかしないのかだけをお答えください。小泉さんの答弁の方針は変わるのか変わらないのか。
○前原委員 方向性が一緒ということは、地方の道路特定財源も一般財源化に向けて、そういう予算編成をするということですね。
○前原委員 とにかく私は、先ほど申し上げた、日本の置かれている財政状況、そしてまた、何に今国民が本当に税金を使うことを必要としているかという議論を含めて言えば、道路特定財源というのは手をつけるべきだと私は思います。もちろん、暫定税率の問題を含めて、いろいろ整理しなきゃいけないとこ...全文を見る
○前原委員 いや、米軍再編のことを申し上げているのであって、基地再編の話をしているわけではありません。  私が申し上げているのは、例えば、二〇〇四年でありましたけれども、ラムズフェルド国防長官と超党派の議員でお会いしたときに、彼はこういう言い方をしているんですね。このトランスフ...全文を見る
○前原委員 前知事ですのでもう話をしていいと思いますが、この決定があったとき、私は稲嶺前知事とお話をしたときに、この八千名というものについては、ほとんどが海兵隊の司令部要員なんですね。そして、家族が九千名ということで、一万七千人ということで、これは、両大臣御存じのように、沖縄の中...全文を見る
○前原委員 私も日米の同盟関係は必要だと思っておりますが、お金のやりとりというのはやはり明確にしなきゃいけない。それでなくても、地代を含めて六千億円以上の思いやり予算を出しているわけですよ、日本は。  そういうことを含めて考えれば、この移転費用というものがアメリカ側のいわゆるニ...全文を見る
○前原委員 今後、そういった負担割合については、原則をきっちり政府として立てて国民が納得するような支払いをしていかないと、日米同盟関係そのものが基盤から崩れていくということはしっかりと認識して対処してもらうことを要望して、また議論させてもらいます。  終わります。
03月02日第166回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  まず、冒頭申し上げたいのは、きょうの委員会は、委員長の職権によって、与野党の合意なしに決まりました。その結果、事前通告をする準備をしておりましたけれども、できません。そしてまた、資料も用意しておりましたけれども、配付することができない。...全文を見る
○前原委員 そのとおりでありまして、あとつけ加えるとすれば河川整備ですね。要は一級河川の整備について、それがいわゆる道府県に移譲されていて、政令市の中を流れている一級河川については道府県の管理というものになっている。重立ったものはそれぐらいなんだろうというふうに思います。  さ...全文を見る
○前原委員 では、大臣、もう一つ申し上げましょう。  数字で、これもお見せすれば早くわかったと思いますが、最近三つなった政令市を挙げて、政令市に移行した後の県の職員の数、つまりは、政令市として、いわゆる中核市がなくなって仕事が大幅に政令市に移譲された後の県の職員の数の推移という...全文を見る
○前原委員 職員のことについて今御答弁なかったんですが、地方公務員法という法律の第二十八条、これは御存じだと思います。分限免職にかかわるものでありますが、「職員が、左の各号の一に該当する場合においては、その意に反して、これを降任し、又は免職することができる。」ということが地方公務...全文を見る
○前原委員 三年後に地方分権に対する考え方をまとめられるということで、これは、道州制を含めてですから渡辺大臣も含めて、菅大臣と共同して、協力してその話をされていっていると思うんですが、ことしが統一地方選挙ですね、これはもう間に合いません、もうすぐ選挙ですから。しかし、四年後にはこ...全文を見る
○前原委員 前回の予算委員会で菅大臣と議論させていただいて、これは一回目の安倍総理の答弁にもありましたけれども、私は、最終的には三層、つまりは国、基礎自治体、そして基礎自治体の広域調整をする道州のようなもの、緩やかなものにするのか確固としたものにするのか、それは議論が分かれるとこ...全文を見る
○前原委員 議会の問題のみならず、先ほど申し上げたように、政令都市も含めて、市町村合併をしていく中で、権限が移譲されたのに職員の数は減らないどころかふえている、こういうことも含めてしっかりと整理をしていく。何度も申し上げますが、分権こそが行革の本丸であるという意識を持ってぜひ取り...全文を見る
○前原委員 マクロでいえば、先ほど私が申し上げたように、地方税がふえた分、自由に使われるお金である部分を減らされて、地方財政計画は、全体、一般歳出は減っている。しかも、これから地方交付税特別会計においては、十八年間で返還していく中でどんどんどんどんその返済額もふえていくということ...全文を見る
○前原委員 去年の通常国会で、私は、随意契約の問題、天下りの問題について取り上げさせてもらいました。その当時の財務大臣だった谷垣財務大臣に対して、私は、いわゆる公益法人などに会計法が当てはまらない、随意契約ではだめだ、つまり、基本は一般競争入札じゃなければいけないということが当て...全文を見る
○前原委員 去年の通常国会で私がここで質問したときに、そのときの中馬大臣が、この迂回天下りに対して、「そういうことは各省庁にももちろん自主的にやらせておりますけれども、政府といたしましても、きつくそのことは指示してまいります。」こういうことをもう答弁されているんですね。  です...全文を見る
○前原委員 今のは国会に出すということですね、この通常国会に法案を出されるということですから。それでよろしいですね。  では、それを資料請求いたしますので、ぜひ出していただきたいということを求めたいと思います。
○前原委員 それからもう一つ、去年の行政改革特別委員会の中で、小泉総理大臣が、慣例である早期退職勧奨、これを三年おくらせていくということでありますけれども、それは不十分ではないかという趣旨には、これは私が不十分ではないかということを申し上げたときに、三年では不十分ではないかという...全文を見る
○前原委員 いや、ですから、質問に答えてくださいよ。早期勧奨退職はやめるということを総理がおっしゃっているんです、小泉さんは、やめると。いわゆる前政権のこの総理の発言というものは引き継いでいるんですね、それで渡辺大臣はこれをちゃんとやるんですねという、やるかやらないかだけ答弁して...全文を見る
○前原委員 何かもう、机たたいて言った迫力が全くないですね。とにかく、官の無駄遣いをどうやって削っていくのか、そういったところを本気で取り組まなければ、これから参議院選挙後税制の議論があるという話でありますが、絶対にそういう国民に負担を求めることはできませんよ。  つまりは、行...全文を見る
03月16日第166回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。  おとついの与野党国対委員長会談で、委員長が職権において委員会を開くということはしないという合意がなされた直後に、衆議院の憲法調査会で職権によって調査会が立てられ、そしてまた公聴会の議決が行われたということで、我々はそれに対し...全文を見る
○前原委員 例えば、インドで今度バンガロールというところにいわゆる出張駐在官事務所ができることになっておりますけれども、当初、外務省の概算要求では、バンガロールには総領事館を新設したい、こういう要望をされておりましたけれども、結果的には今申し上げたように出張駐在官事務所ということ...全文を見る
○前原委員 今外務大臣がおっしゃったように、バンガロールにおいては、デリーに次ぐ、二番目に多い日系企業五十七社が進出をしている、そして三百十名程度がそこに在住をされているということでありまして、それを考えると、総領事館というもので設置をすべきだというふうに私は思いますし、入口は出...全文を見る
○前原委員 ぜひ、先ほどお話ししましたように、今おっしゃった全体像をどのぐらいのタイムスパンで実現をしていくのか、また優先順位はどうなのかということをこの委員会にできるだけ早く私は提示していただきたいと思うんですが、いかがですか。
○前原委員 この通常国会の中でのこの外務委員会で、ぜひ資料提出をしていただきたいというふうに思います。  先ほど申し上げたように、我々、与野党関係なく、日本の外交執行体制ということでありますので、必要なものについては協力をするのは当然だというふうに思っておりますので、そういう観...全文を見る
○前原委員 これは恐らく、今質疑を聞いていただいた委員の皆さん方も同意していただけると思うんですが、レベルが高いのかもしれません、低いのかもしれません、それは私はつぶさによくわかりません。しかしながら、やはり教師の質を高めていくために、ですから、今、いわゆる教師の評価制度みたいな...全文を見る
○前原委員 ちょっと委員長、ぜひこれは理事の皆さん方でお話をしていただいて、これは委員会として、外務省の中での語学能力を一定以上に保つためのチェックの仕組みというものをどのように立法府の立場として求めていくかということを、やはりしっかりと提言した方がいいと私は思うんですね。  ...全文を見る
○前原委員 ぜひ、外交力、情報収集能力、これを高めるということで、皆さん方が優秀だということはわかっておりますので、ただ、そういうものを常に一定レベル以上に高めるための仕組みというものは組織として必要だという観点からお話をしたということであります。  さて、次に、いわゆる従軍慰...全文を見る
○前原委員 アメリカ社会、すべて私は存じているわけではありませんが、やはり日本人以上に、日本人という言い方をすると、おまえはそうなんだというふうにおしかりを受けるかもしれませんが、私なんかよりはやはりアメリカの方々というのは人権意識というのが非常に強いんだと思います。また、いろい...全文を見る
○前原委員 しかるべきルートを通じて、決議案における事実誤認の点については伝わるようにしてあるということでございますが、ぜひこれも、委員長、理事会でお話をいただいて、それを表に出すかどうかは別にして、やはり外務委員会のメンバーぐらいはそういったものを、どこが事実誤認と政府が考えて...全文を見る
○前原委員 その上で、先ほど申し上げたように、河野談話を踏襲するという政府の姿勢というものは、これからもしっかりと大臣も発信をし続けていただきたい。こういうことで無用の外交問題、そして労力を使わなきゃいけないというのは、私は本当に不毛だと思うんです。建設的ではないと思っておりまし...全文を見る
○前原委員 六者協議の作業部会が五つですか、つくられて、そして、日朝はこの間やられたわけでありますけれども、きょうからですか……(麻生国務大臣「エネルギーがきのう」と呼ぶ)きのうから。作業部会がいろいろと動き始めているということでございます。  六者協議のそもそもの目的は、先ほ...全文を見る
○前原委員 先ほど、解決と進展は使い分けているんだとおっしゃいました。確かに使い分けておられるんだと思いますが、ただ、この間の日朝の作業部会において原口大使が、進展の意味は何かということにおいて、拉致の問題があるということを向こう側が認めて、そして新たな情報提供も含めて何か前向き...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたので終わりにいたしますが、とにかく、核の問題を解決する。そして拉致の問題を解決する。拉致被害者の方々にとっては、一分一秒でも早く我が子を、そして身内を帰してもらいたいという気持ちはわかりますけれども、相手のある問題でもありますし、特に核の問題については、...全文を見る
03月29日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○前原委員 民主党の前原です。  米軍再編の法案を議論する前提として、今の日本の防衛、そして同盟関係のあり方、そして何が足りないのか、あるいは周辺環境の変化あるいは財政状況の制約を含めて、どういった防衛力整備をこれから行っていくのかということを、まず前提に大きなお話をしていきた...全文を見る
○前原委員 今、武力攻撃を受けた場合、必要最小限度ということ、そしてさまざまな制約、それは憲法上の制約かもしれません、あるいは財政上の制約かもしれませんが、さまざまな制約の中で、できないところについては日米同盟体制の中でカバーをしていく、こういう話でありました。  では、武力攻...全文を見る
○前原委員 具体的に、今の他国の軍事力増強がすなわち攻撃につながるとは限らないということでございますが、しかし、今御答弁されたように、今はなくても将来的なものを考えてあらゆる準備をしておかなきゃいけないということ。  きょうの前半の議論のテーマは、では、そのニーズと制約要件の中...全文を見る
○前原委員 いや、違うんじゃなくて、それは、お立場からそう答えをつくらないと失言をしてしまうと。いや、はっきり言ってそうですよ。  十年前からそういうミサイル防衛の話があった。もっと前でいえば、一九八〇年代から、米ソ冷戦のときにアメリカはSDI構想をやってきて、いわゆる大陸間弾...全文を見る
○前原委員 おっしゃっていることもわかります。つまりは、日本は、人口減少社会に入って、莫大な借金を抱えていて、そして少子高齢化が進んでいる。皆さん方からお預かりした税金をどのように使っていくのかということの中で、先ほど御答弁もありましたけれども、防衛力整備にそれほど、シーファー大...全文を見る
○前原委員 少し今の議論を詰めて、具体的にお話をしたいと思うのであります。  では、今大臣が御答弁されたように、我が国の主権、領土、領海、領空、排他的経済水域、そういうものはしっかり守っていくんだ、こういう御答弁、それでよろしいんですね。そういう前提で考えて、しかし、考え方の違...全文を見る
○前原委員 事務方で結構ですので、タイムリミット、つまりは、いつまでに機種選定をしなきゃいけないのかという、そのデッドラインを教えてください。
○前原委員 ですから、来年の概算要求、来年というか平成二十年度ですね、平成二十年度の概算要求には間に合うように機種選定はしなきゃいけない、こういうことであります。  私は、これは戦闘機じゃありませんが、艦船について言えば、やはり日本はイージス艦を買ってよかった。一隻は非常に高い...全文を見る
○前原委員 後で質問しようと思っていましたが、武器輸出三原則のことも絡んでくると私は思うんです。  今おっしゃったことは大事なことです。つまりは、国内の防衛産業基盤をどうある程度維持しておくか。つまりは、ライセンス国産等々を行って、まあそれは、理想は国産ということ、これはなかな...全文を見る
○前原委員 まさに、それは後で議論しようとしていたことです。  この武器輸出三原則、これは久間大臣の方が大先輩でいらっしゃいますし、その経緯はよく御存じだというふうに思いますけれども、何で武器輸出三原則というのかというと、初めは、国連決議があった場合、対共産圏、それから紛争中の...全文を見る
○前原委員 でも、機能はしていないんですよ。機能しているとおっしゃったけれども、機能していない、問題は起きているわけですね。  やはりこれは、大臣、政治家として見直すべきは見直すと、さっきおっしゃったわけですから、そこはしっかりと、本来の、本則という言い方はおかしいのかもしれま...全文を見る
○前原委員 えらい急に慎重になりますね。  いや、だから、今はそれはそうですよ。今は、防衛力、先ほど議論したとき、さっきと全然違うじゃないですか。
○前原委員 それはそうでしょう。それは当たり前の話で、ただ、私が聞いているのは、今後見直していくべきだと考えておられるかどうかですよ。今のものは、それは尊重しないと、閣内のメンバーですから、それはそうでしょう。だけれども、先ほど御自身で、いろいろな不都合がありますねとおっしゃった...全文を見る
○前原委員 大臣、そんな守りに入らないで、変えるべきことは変えると。我々、いつでも政治家も大臣もやめるという気持ちでやはりやらないかぬですよ、変えるつもりでね。だから、そこはそんな守りに入っちゃいかぬですよ、大臣。  ですから、官房長官談話だから自分が言えないとかそういうのは全...全文を見る
○前原委員 なぜ私がそういうことを申し上げるかというと、だれが負担する話なのかということを明確にするためなんですよ。米軍の都合という言い方をするとちょっと突き放した言い方になるかもしれませんが、米軍再編によって日本における基地再編もしていきたいということ、米軍からの要請がある場合...全文を見る
○前原委員 二つ目はちょっと違う質問をしたんです。つまりは、各種、米軍再編というか基地再編にかかわるところがありますよね。私が申し上げているのは、そのグアムの話の中身ではなくて、先ほど申し上げた厚木から岩国へ移すとか、そういう話、あるいは航空総隊司令部を府中から横田に移すとか、そ...全文を見る
○前原委員 先ほど一つ大事な答弁をされたと私が思うのは、アメリカもそういうニーズがあって、日本がそれに乗じてということをおっしゃった。これはやはり確認しておかなきゃいけないんです。ここは担保しておかないといけないことなんですよ。  なぜならば、これから、日本の国内にある米軍基地...全文を見る
○前原委員 時間が来たので終わりますが、一言だけ。  今の私の質問は、ステップ・バイ・ステップで進んでいるからいいということではなくて、やはり将来的に、これはどのぐらいのタームで考えるかは別ですけれども、そういう航空管制とか管轄権というのは日本が持つべきだということでこれからも...全文を見る
○前原委員 終わります。
05月09日第166回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。  それでは、きょうは、主に外務大臣にお答えをいただいて、質疑をさせていただきたいと思っております。また、FTAについては、山本副大臣がお越しでございますので、伺わせていただきたいというふうに思っております。  まず、...全文を見る
○前原委員 安倍総理と上下両院の、院内総務含めて、重立った方々との会談を段取りしていただいたのがハワイ出身のダニエル・イノウエという上院議員でありまして、私もイノウエ上院議員とお会いをいたしまして、感謝を私からも申し上げました。  ただ、決議が出される、それが採択をされるかどう...全文を見る
○前原委員 引き続きその努力をしていただきたいと思いますし、何よりも、政府として、また責任あるお立場の総理とか外務大臣の発言というのが大切だと思いますので、ぜひその点には、今までも特に外務大臣は留意して発言をされてきたと思いますけれども、政府の中にはまだまだ強制性の狭義、広義にこ...全文を見る
○前原委員 少し現状を端的に御説明いただきたいんですが、北朝鮮からすると、金融制裁は解除されていないと。つまりは、今回の経緯を見ていると、BDAというものをアメリカは取引禁止銀行に初めは指定をした。しかしながら、BDAから、さっきおっしゃった二千五百万ドル、五十一口座か五十二口座...全文を見る
○前原委員 先ほどからお話をしているように、六者協議のもともと議題になかった金融制裁の問題をいわゆる取引材料にしている。そして、それが結果的にうまくいっていない。そして、妥協に妥協を重ねて、不正なお金というものを認定しながらも、それについてはおとがめなしにしようとしている。しかし...全文を見る
○前原委員 日米外相会談でも、先ほど日米首脳会談のお話を大臣自身が引用されておりましたけれども、忍耐は無限ではない、したがって、必要であれば圧力を強化という認識を共有したということは日米外相会談でも確認をされたことだというふうに思います。もちろん、どの時点でというのはなかなかそれ...全文を見る
○前原委員 このBDAの問題が仮に解決しても、解決というのは送金がなされた、それで北朝鮮が初期段階の措置に移らなかったら、その段階においては考えなきゃいけないという御答弁だったと思います。  それについては納得をするわけでありますけれども、私の予想ですよ、あくまでも見方でありま...全文を見る
○前原委員 私がなぜこういうことを言うかというと、北朝鮮が暴発をする、あるいは恐らく体調もそんなによくないと僕は思うんですよ、金正日は。ですから、後継指名をするしない、あるいは体調が悪くなってそういう独裁者がいなくなったときにどういう事態が起こり得るのか。私は、ミサイル、核という...全文を見る
○前原委員 経済財政諮問会議では、欧米とのFTAですか、進めていくという提言がなされるというふうに聞いておりますし、やはり安全保障と経済というのは表裏一体だと思います。やはり日本の唯一の同盟国であるアメリカ、そしてまた、ソ連崩壊後もなぜ日米同盟関係が必要なのかということになると、...全文を見る
○前原委員 時間が参りましたので、これで終わりにしたいと思いますが、一点、ちょっと統一見解、統一見解というか政府見解をもう一度整理していただきたいと思います。  つまりは、今、宮崎法制局長官からお話があったように、三項をもとにして、いわゆるそれが、内閣が行政権の行使について国会...全文を見る
○前原委員 よろしくお願いします。  それでは終わります。ありがとうございました。
05月18日第166回国会 衆議院 安全保障委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きょうは、久間大臣に、主にミサイル防衛、PSI、そして、時間があれば米軍再編に伴う基地再編について質問させていただきたいと思います。  まずは、このミサイル防衛を議論するに当たりまして、北朝鮮のこの間の軍事パレードの中で確認をされたム...全文を見る
○前原委員 何基ぐらい今あると想定をしていますか。それと、テポドン2とこのムスダンとの違いは、どういう把握をされていますか。
○前原委員 安全保障委員会で、特にミサイル防衛という巨額な費用を使って日本のミサイル防衛網を整備しているわけでありまして、その想定している国は北朝鮮であります。したがって、北朝鮮の新たなミサイル開発の動きについては、やはりしっかりと逐一国会に報告をしていただくということで、これか...全文を見る
○前原委員 その際に、前提として大事になってくるのは、三自衛隊の統合というか、情報交流が自動的に円滑に行われるということが大事なんだろうと思います。  海上自衛隊においては、米海軍とかなり密接に連携をして、ネービー・ツー・ネービーで情報がリアルタイムに流れるということもやってい...全文を見る
○前原委員 今の状況について、結構です。とにかく、私の認識では、統合は確かに進んでいる、しかし、陸海空の共通言語というものはまだ確立をされていない。特に、時間を争う、一分一秒を争うミサイル防衛を前提とした場合においては、先ほど大臣がおっしゃったように、すべてのアセットがある程度整...全文を見る
○前原委員 今大臣がお答えをされたように、アメリカ側からすれば、欲しいのは日本の防空情報、バッジの情報なんだろうと思いますね。しかし、ミサイル防衛を、撃ち落とすということになれば、先ほど申し上げたように、高高度の静止衛星あるいはXバンドレーダーのみならず、さまざまなセンサー、目で...全文を見る
○前原委員 そういうお答えになるのかもしれません。つまりは、動詞が初めに来て、プリーズも何も入らないという命令から、クッド・ユー・プリーズかウッド・ユー・プリーズかわからないけれども、そういう言葉が一つ入って、ただ、今これはためにする議論で言っているんではなくて、両方のアセットを...全文を見る
○前原委員 後でその四類型については若干議論をさせていただきます。  私自身も、集団的自衛権ではまずない。つまりは、これは日本に対してミサイルが飛んでくるときにどう撃つかということでありますので、アメリカの集団的自衛権の行使ではあっても日本の集団的自衛権の行使にはならないわけで...全文を見る
○前原委員 予算との兼ね合いになってくると思います。それはもちろん、大臣が一番考えられるべき問題だと思いますけれども、今おっしゃったように、仮に北朝鮮が撃ってくるということになれば、まず目をねらってきたり、あるいは原発という重点施設をねらってきたり、あるいは大都市ということになっ...全文を見る
○前原委員 いろいろなシミュレーションですから、どれが何%確率があるどうのこうのではありません。  ただ、今の答弁で気になったことが幾つかあります。一つは、日本に対して先に攻撃をする、そして、日本が例えば防衛出動を発令する、その後に北朝鮮が例えばアメリカに対してミサイルを撃って...全文を見る
○前原委員 いや、これは私、国会議員になって初めて聞く議論なんですよ。  個別的自衛権や集団的自衛権は、久間大臣がどういうお考えであろうが、今までは政府見解で分けてきたわけですよ。だから、分けてきたのは政府ですから、それをやはりしっかり使ってもらわなきゃいけないんですよ。(久間...全文を見る
○前原委員 そのアメリカに対する攻撃も、今大臣がおっしゃった、サンディエゴから日本を支援するための艦船に対して攻撃なのか、あるいはロサンゼルスとかシアトルとか大都市をねらったものなのかということはわからぬわけですよ、打ち上げたときには。だから、それはひっくるめて考えなきゃいけない...全文を見る
○前原委員 あともう一つ気になった、先ほどの答弁で。これは認識の違い、見解の違いかもしれません。アメリカを先に撃っておいて後で日本に対して攻撃の方が可能性が高いのではないかということをおっしゃいましたね、久間大臣は。私は逆だと思います。これは別に、お互い可能性がゼロでも一〇〇でも...全文を見る
○前原委員 お考えは一緒です。  とにかく、法律の解釈論も確かに重要であります、法治国家ですから。重要でありますが、現実に起きた場合にどう効果的に対処できるのか。そして、そのことによって人命、財産あるいは日本の主権というものがしっかり守れるのかということで、私が質問したかった趣...全文を見る
○前原委員 いろいろな政党、我が党の中にも、やはり集団的自衛権というのはだめだ、それはアメリカを守ることという、そういった、短絡的というか極めて思慮が浅い意見を言う人たちはいますよ。だけれども、今大臣がお答えになったように、自衛権というのは自分を守るためのものであって、それは個別...全文を見る
○前原委員 海洋基本法もできました、そしてまた海の重要性というものは、今おっしゃったように、与野党関係なく共通認識を持っているものでありますので、我々もしっかり検討して提言をしていきたいと思いますが、政府としてはやはり一義的には責任を持って、そういった新たな法制に向けて努力をして...全文を見る
05月18日第166回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。  まだ入れかえが済んでおりませんので、入れかえが済みそうなときを見計らって質問をさせていただきたいと思いますが、まず、座っておられる外務大臣にこの条約について質問をさせていただきたいというふうに思っております。  ま...全文を見る
○前原委員 では、少し具体的に、こういう事例はどうなのかということでお聞きをしたいと思います。  ある国の工作員が我が国に潜入をして原子力発電所の破壊行為を行う、あるいは放射性物質をまき散らす、こういったテロ行為を行った場合は、本条約に規定する犯罪行為とみなされるのですか。
○前原委員 とにかく私が質問している趣旨は、穴のないようにしてもらわなくてはいけないし、そしてこれは当然ながら、国内法の整備もやっていくわけでありまして、連動して、犯罪行為に対してはしっかり処罰するものを持っておくということで、個々の判断によるというものでございますけれども、基本...全文を見る
○前原委員 今、国の経済力の話がございましたけれども、マラッカ海峡というのは、我が国にとっても極めて死活的な、重要な海上航行路、物資の輸送、特にタンカーが通るところであります。  そういう意味では、そういった支援というものが日本にも回り回って返ってくるという御説明をいただいたん...全文を見る
○前原委員 予算というのは必ず使い切れと言うつもりはありません。しかし、七十億円、平成十八年度では予算を立てられて、先ほどお話をしたように、十九億余りと九億余りですので、約二十八億五千万円ぐらいですね。つまりは、半分以下しか予算消化がこの点にはなされていない。  今回は七十二億...全文を見る
○前原委員 条約について最後の質問を、下村官房副長官にお尋ねをしたいと思いますけれども、日本は、きょうは核テロ防止の関連の条約ということでございますけれども、非常に個別法のいわゆる寄せ集めで、一つ一つで何か束になって、テロに対するものが何とか抜け落ちることなく整備されているという...全文を見る
○前原委員 方向性は正しいという認識でありますけれども、要は、もちろん急いで、そして、余り粗雑なものができてもいけませんけれども、やはりスピード感覚というものも必要であります。今おっしゃったそのテロに対する包括的な法制というものは、これは私は閣法として出されるべきだというふうに思...全文を見る
○前原委員 聞いておるのを受けてしっかりと政治で早くにまとめるということを、しりをたたいていただいて、早くに提出をしていただきたいということを要望したいと思います。  さて、個別のテロ対策というものに、NBC兵器テロ対策というものに移っていきたいというふうに思っておりますが、質...全文を見る
○前原委員 もちろんしっかり取り組んでいただきたいというふうに思いますが、具体的には、その対応策の中で目玉になるのは何なんですか。実効性を上げるためには、銃の不法所持というものを認めないという実効性を高めるためには何がポイントなのか、その点について官房副長官。
○前原委員 とにかく、銃を根絶する、不法所持を根絶する、そのために政府を挙げて取り組んでいただきたいということを、改めて重ねてお願いをしておきたいと思います。  それでは、具体的なNBCテロ対策について、二つのテーマに分けてお話を伺いたいと思います。一つは未然防止、もう一つは起...全文を見る
○前原委員 未然防止については後で議論したいと思います。  ただ、起きてしまうことはあり得るわけで、それに対しての対応をどうとるかということを考えたときに、今お話をした、いわゆる核を使ったテロが大都市部で起きた場合においては、今の日本における緊急被曝医療機関というものが、大都市...全文を見る
○前原委員 危機管理上の観点からどれぐらい備蓄をしているかということについては言えないということでありまして、それについてはある程度は理解をいたします。  私が伺いたいのは、どういう被害を想定して、それを前提として備蓄を考える、まあ、ある被害を想定して考えるわけですね。それに対...全文を見る
○前原委員 これはもう政府の責任として、今、相当量あるということでありますけれども、ぜひしっかりそれは整備をしておいていただいて、何かがあったとき、まあないのにこしたことはありませんが、起きたときに、実は十分ではなかったということのないように、そこはしっかりと危機管理としてやって...全文を見る
○前原委員 とにかく、いつ起こるかわかりませんので、せっかくこういった予算をとっておられて、繰り返し申し上げますが、救命救急センターが全国で二百二カ所、そして災害拠点病院が五百七十七カ所あるにもかかわらず、一年で四カ所というのは、スピード感覚として、あるいは補助事業からすると、余...全文を見る
○前原委員 テロが起きた、あるいは間違ってそういったサリン、VXガスが散布をされる、テロの方がそれは確率は大きいと思います。そしてまた、あれほどの被害を出した地下鉄サリン事件というのを日本は経験して、こういったものに対する先進国でなければいけない、そういう事例をかがみとして。 ...全文を見る
○前原委員 ぜひ、各都道府県、四十七都道府県からそういった備蓄状況を早急に提出させて、厚生労働省がそれに対するチェックを行うということをお願いしたいと思います。  次に、地下鉄サリン事件の際、あるいは国民保護法制の際にも私は国会で同じような質問をいたしましたけれども、だれがテロ...全文を見る
○前原委員 それからもう一つ、講義で本が使われるわけであります。つまりは、こういう症状だったらこういう化学兵器が使われているとか生物兵器だとかいうことであります。確かに、講義を受けないと、研修を受けないと、お医者さんあるいは看護師さん、放射線技師の方であったとしてもなかなかわから...全文を見る
○前原委員 とにかく、いつどこで起こるかわからないということで、確率論として、今、先ほど御答弁いただいたように、研修のスピードアップをしていただいて、できるだけ多くのお医者さん、看護師さん、放射線技師などがそういう研修を受けておられるという形にしていただきたいというふうに思ってお...全文を見る
06月15日第166回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  たくさんの副大臣、お越しをいただきましてありがとうございます。質問が終われば、もう帰っていただいて結構ですというふうにも申し上げてまいりますので、まず、この三協定から質問をさせていただきたいと思います。  まず、日米の適合性評価手続の...全文を見る
○前原委員 遺漏なきよう徹底していただきたいと思うのでありますが、この際、政府として、どの役所が中心になってこれをやられるということになりますか。
○前原委員 今まさに麻生外務大臣おっしゃったように、私が心配しているのは、役所の縦割りの中でこういう協定を結んで、役所間の相互の連携がとれる中で実効性ある審査あるいは事後チェックがしっかりとできるかどうかというところが大変重要だと思います。  特に、これは私は経済産業省が中心と...全文を見る
○前原委員 実際、本当に日本の大きな問題の一つはこの縦割りの弊害で、ぽてんヒットのように、だれかがやるだろうと思ってだれもとらないというところが大変大きな問題でありますので、その点は、きょうおられる副大臣も含めて、連携をしっかりとっていただきたいということを要望しておきたいと思い...全文を見る
○前原委員 こういう協定を結ぶことによってそういった必然性が生まれる。厚生労働省としてもどういった支援ができるかということを検討したいという御答弁をいただいたわけでありますが、例えば外務省として、国際機関との連携ということも踏まえて、こういったいわゆる新薬開発のインセンティブにつ...全文を見る
○前原委員 ぜひ、ちょっと研究してください、国際機関で、今おっしゃったようなことを前提条件で。しかしながら、特にエイズというのは、アフリカ、アジアを含めて大変大きな問題になっていて、国際連携が必要だと。感染症についても、人間の安全保障という観点で、国連全体、国際社会で取り上げてい...全文を見る
○前原委員 ぜひそれを進めていただきまして、違法伐採防止のために日本が役立つということで、努力をしていただきたいと思います。  山本副大臣、御答弁いただかなかったんですけれども、もうお聞きすることはないと思いますので、どうぞお帰りください。申しわけありませんでした。あとの副大臣...全文を見る
○前原委員 なぜこの人を聞くかということになると、出資の意図がなかったり金の工面ができないということになれば、これは仮装売買になるんですね、架空取引になるわけです。そしてこれは、いわゆる差し押さえを逃れるため、競売逃れになるという、大変な犯罪要件を構成することになるわけですよ。六...全文を見る
○前原委員 捜査はされている、しかし、まだ事件として立件というか、逮捕者が出ているとか、そういう状況ではないわけですね。  国政調査権といわゆる捜査の状況を含めて考えたときに、これは外交問題なんですよ、大変大きな外交問題。後で質問しますけれども、朝鮮総連本部というのはいわゆる北...全文を見る
○前原委員 外務大臣、閣僚の一人として、朝鮮総連を調査する対象にしていた公安調査庁長官であった人が、仮にこれが商取引として成立しても、ペーパーカンパニーをつくって駆け込み的にこういった取引に加担をするということは、政府として道義的に認めていいんですか。
○前原委員 ちゃんと聞いておいてください。  朝鮮総連の調査をする公安調査庁のトップだった人が、やめて私人に戻ったといっても、ペーパーカンパニーをつくって、これは自分でペーパーカンパニーと言っているわけですよ。そして、売買決済がない取引というのは、いわゆる仲介した元日弁連会長の...全文を見る
○前原委員 そこで、問題は両面あると思うんです。  先ほど、大臣は聞いていただいたかどうかわかりませんが、朝銀の破綻処理に一兆四千億近くの公的資金が導入されたんです。つまりは、バブルがはじけていわゆる他の金融機関の不良債権処理と同じように公的資金が導入されたのももちろんあるけれ...全文を見る
○前原委員 公館と認めないのであれば、固定資産税は基本的には徴収すべきじゃないですか。
○前原委員 では、田村総務副大臣、この間総務省から伺った在日朝鮮総連関連施設、これを全国で百四十カ所挙げていただいております。取っていないところいっぱいありますよ。  これは地方税法三百四十七条でしたか、これによって条例で決めるということを言っているんですが、しかし、今麻生大臣...全文を見る
○前原委員 済みません、地方税法の三百六十七条でしたね。三百六十七条、固定資産税の減免ということ。  これは、先ほど申し上げたように、各自治体に任す話じゃないんです。国として朝鮮総連関係の施設をどう扱うのか。先ほども大臣は明言された、公館ではありませんと。だったら、固定資産税の...全文を見る
○前原委員 いや、それは先ほどいただきました。副大臣がおっしゃったお答えはいただきました。しかし、これをベースに平成十八年度でもまだ減免措置をやっているところがいっぱいあるんですよ、各都道府県で。徹底してください。要望します。  もう質問時間が終わりましたので、二つだけ要望して...全文を見る
○前原委員 お取り計らいをお願いいたします。  終わります。
10月10日第168回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  午前、午後と分かれて質問をいたしますが、まず、きょう質問したいことは大きく言って二つございます。  一つは、日本の最大の問題は、財政の赤字、国、地方を合わせて、数えようによっては一千兆円を超える借金を抱えているということが言われており...全文を見る
○前原委員 この川辺川ダムというのは、もともと多目的ダムでしたよね。農業利水、それから発電、それから、今大臣の御答弁された治水、この三つのいわゆる多目的ダムでしたけれども、多目的ダムではなくなりましたよね。これは、農業利水については、地元の受益者の三分の二以上が賛成をしなければい...全文を見る
○前原委員 川辺川が球磨川に合流する地名が人吉というところでありますが、人吉の旅館に私は泊まりました。川辺にある旅館に泊まりました。柱に、私の頭以上に洪水の跡が残っている。ですから、おっしゃったように、過去に何回も大きな水害、水がついている。その御主人に話を伺いました。もちろん、...全文を見る
○前原委員 わかっているんです。まだ川辺川ダムはできていないわけですから。ちょっと、事務局、そんなのだめだよ、持っていっちゃ。  そこまでおっしゃるんだったら、わかって治水のことをおっしゃっている、僕はだから治水議論を今からしようと思っているんです、治水議論を。  なぜ私がそ...全文を見る
○前原委員 今申し上げたのは一つの意見です。一つの意見ですけれども、私の質問には答えられていない。要は、市房ダムと川辺川ダム、その二つのダムの連携のダム管理ができますかと聞いているんです。
○前原委員 その学識経験者の方の意見というのは一つの意見で、できないと言う方々も学識経験者の中にたくさんおられることはここで申し上げておきたいと思います。そこで最終的に判断されるのは大臣になりますけれども。  あと、これはちょっと時間がきょうはもう切れるので、ここで一たん切りま...全文を見る
○前原委員 それでは、午前中に続いて質問させてもらいます。  午前中の質問で、二点申し上げたいことがあります。  一つは、熊本県知事の公の場以外での発言については撤回をさせていただきます。  それからもう一つは、地元の松野信夫議員の事務所にお電話があったそうであります、川辺...全文を見る
○前原委員 この場でかなり込み入ったことを議論しても余り私は意味がないことはないと思いますけれども、現段階では適切ではないと思います。  そこで、私が聞いているのでは、堤防強化も実は緊急措置であって、本格的な堤防強化ではないという話も聞いております。そしてまた、中流域の河川改修...全文を見る
○前原委員 総理がおっしゃったように、ぜひ徹底した情報公開、やるとおっしゃった、そして住民の意見も聞いて判断をするとおっしゃった、そういう仕組みをしっかりやっていただきたいというふうに思います。  次に、また国土交通大臣のところの質問になるわけでありますが、ちょっとパネルを。こ...全文を見る
○前原委員 要は、これはとにかく抜け道、抜け道をつくる、先ほど申し上げた最低三年以上の実務経験もそうですけれども、発注補助業務の請負実績があるとか、つまりは、今までやった人しかだめよというそういう条件は、ほかの人は入るなということなんですよ。だから、これを改めないと、特命随意契約...全文を見る
○前原委員 でも、今はそうおっしゃったわけですが、これはフリップはありません、フリップはこのまま出しておいていただいて、お配りをしている資料の後ろから二枚目を見ていただけますか、各建設弘済会等の元出向者の状況等一覧。  今、冬柴国土交通大臣は、専門性とか技術力とか守秘性というこ...全文を見る
○前原委員 公務員の総定数を減らしていったから、OBを、受け皿をつくってそこに仕事を任せているということになると、天下りを率先しているようなものじゃないですか。しかも、今、信用できるOBがなんということをおっしゃったら、まさに天下りを助長する。公明党はそういう党なんですか。そうい...全文を見る
○前原委員 いや、損害を与えているんですよ。税金の無駄遣い、随意契約でコストが高くなって、国民に損害を与えているんですよ。だから問題にしているんですよ。  最後の資料を見てください。これもフリップではありませんけれども、これは、九州地方整備局の支援業務、つまりは、このフリップの...全文を見る
○前原委員 そんな例外的なところの説明を聞くために質問したわけじゃなくて、犯罪行為であって、弘済会なんというのは、なくしてしまうか民営化してしまってもいいんじゃないか。出向者や契約社員を受け入れなかったら事業ができないんでしょう。専門性もない、守秘性という論理も崩れている、全くも...全文を見る
○前原委員 期待ではなくて、総理大臣がすべての大臣に指示をしていただいて、そしてその調査結果を国会に出す、そこまで明言をしていただきたいと思います。
○前原委員 委員長、今、指示だ、同等だということをおっしゃいました。予算委員会として正式に、今私が申し上げた各省庁の所管の公益法人、これのいわゆる随意契約の契約形態がどのように変わっていったのか、こういった脱法行為はないのか、そういったものを調べて、この委員会に提出をされていただ...全文を見る
○前原委員 続きまして、三つ目の、税金の無駄遣いにメスを入れる話でありますけれども、これは、行政機構の多重構造、これに基づく無駄があるというふうに私は思っております。  政令指定都市というのはどういう都市なのかということになれば、児童福祉、民生委員、身体障害者の福祉、生活保護、...全文を見る
○前原委員 がっかりするような答弁ですね。菅さんは政治家で、やはり増田さんは行政マンだと私は思いますよ。こういうのは、なぜ総理に聞いたかというと、政治決断が必要なんですよ。そんな何とか調査会にゆだねて議論を待っているって、そんなのは政治家じゃないし、スピード感がない。(パネルを示...全文を見る
○前原委員 三年後に地方分権推進法ということでいわゆるあり方をまとめるわけですので、それをしっかりと目指して取り組んでいただきたいと思います。  我々の十五・三兆円に対していろいろな人が、そんなもの根拠はあるのかという話がありますが、いろいろ知恵を出す人はいっぱい出てきます。そ...全文を見る
○前原委員 緊密に連携をとっていただきたいと思いますし、このことについて私どもがどうのこうのということで揚げ足をとったり、ネガティブなことを言うつもりは全くありません。  ただ、外交というのは、大先輩に対して恐縮でありますけれども、私の感覚として、やはり、お互い国益を背負ってや...全文を見る
○前原委員 私は外交、安全保障に与党も野党もないと思っています。そういう意味では、今おっしゃったように、国益というものを重視して、むしろ拉致問題も含めて積極的に関与していく中で、この朝鮮半島、東アジアの安全保障、ひいてはそれが日本の国益につながる、そういう思いの中で、安倍さんの少...全文を見る