前原誠司
まえはらせいじ
小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月25日 | 第169回国会 衆議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原です。 きょうは、現下の景気後退、株価の下落、そういった問題に対する集中審議ということで、少しでもこの議論が、日本に期待を持たせる、そしてまた、株価が上がる、また、日本への投資がふえる、そういった具体的な議論をしていかなくてはいけないと私は思っておりま...全文を見る |
○前原委員 そのときは総理でなくても、今、内閣の責任者なんですから。ですから、今の立場で、それが内閣として予見をしていたのかどうか。別に個人として聞いているわけじゃないんです。 冬柴大臣、お答えください。 | ||
○前原委員 民主党の方が内容が厳しいかどうかということを今おっしゃるのは、私はいかがかと思うんです。 つまりは、六月二十日に出た法律の運用改善の助言が八月の十日に出てきているということがまず一つの、要は、十分な準備でやっていないから二カ月近くもおくれて技術的な提言が出ているん...全文を見る | ||
○前原委員 帝国データバンクの調査で、二〇〇七年の倒産件数は、一万件を超えて一万九百五十九件。そのうち、住宅着工のおくれで、建設業者の倒産は二千九百三十九件。つまりは、約三割。しかも、前年比三百三十三件プラス。この中でこれは倒産しているわけですよ。申しわけなかったでは済まないんで...全文を見る | ||
○前原委員 謝罪をされました。政府の責任を認められました。私も、批判をするだけではなくて、では、どうしたらいいか、これをともに今から考えていきたいと思います。 右のグラフを見ていただきたいんです。この一号から三号建築物の建築確認の交付件数というのは、やはりまだ減っているわけで...全文を見る | ||
○前原委員 総理は謝られたんです。担当大臣は謝らずに、それで言いわけをして、いや、前年は多かったからその変化はどうのと。 まず担当大臣として謝るべきでしょう。自分に責任があるんでしょう。まず謝るのが先じゃないですか。 | ||
○前原委員 おわびをしてただしと言ったら、全然おわびをしたように聞こえないですよ。 先ほど申し上げたのは、四号についても書類添付という事務量がふえたんです。それがまず一つ。いいですね。それから二つ目は、現場の方々、一級建築士の方々と意見交換されましたか。では、話をされたんだっ...全文を見る | ||
○前原委員 大田大臣に伺いますが、大田大臣は、新聞のインタビューだったと思いますけれども、周知徹底されてくれば、このやり方が習熟されればいわゆる住宅着工件数は戻るという趣旨の話をされていたと思いますけれども、戻りますか、時間がたてば。どのぐらいで戻りますか。 | ||
○前原委員 制度要因で落ちた、だから戻るんだというふうにおっしゃいましたけれども、この建築確認、新建築基準法、改正したもので手続が変わったんです。 先ほど申し上げましたように、耐震偽装にかかわらない四号、つまりは木造二階建て、一号から三号以外のものについても、要は添付書類等が...全文を見る | ||
○前原委員 ということは、対策は要らぬということですね、新たな対策はしないと。国土交通大臣、対策はしないと。わかりました。 では、対策はしないということで……(発言する者あり)やってきていないんです。それは現場を知らない人たちの議論で、ちゃんと本当に現場の人たちの意見を聞いた...全文を見る | ||
○前原委員 いや、そこは、書いてあるのは読んだんです。でも、一行ちょろっと書いてあるだけ。だから、私は、核心だと言っているわけです、農業は。 それで、今、大田大臣がおっしゃったことで、つけ加えて申し上げると、より具体的に申し上げると、農地法の改正なんです。農地の転用をどうやっ...全文を見る | ||
○前原委員 何かいろいろおっしゃったけれども、今までの農業を規定していた農業委員会やあるいは農地法、そういったもの、あるいは特区で認めてきた株式会社参入というものを広げていくか、要は、これこそが改革です、今までのと違う形に農業を展開していくという。その意思がおありかどうかというこ...全文を見る | ||
○前原委員 私は、スピードというかテンポというか、先ほど申し上げたように、やはり極めて遅いというか、意思が感じられない。 何を言いたいかというと、日本の人口は減っていきますけれども、世界の人口は年間七、八千万ふえているわけですよ。そして、これからどんどんどんどん食料需給も逼迫...全文を見る | ||
○前原委員 総理、かなりちょっと看過できない発言をされましたよ、今。つまりは、お金を使って効果があるとは限らないという話ですよね。そうしたら、今の予算委員会、今これは集中審議ですけれども、来週から補正予算、そして本予算が始まりますよね。限られた予算の中でいかに効果を上げようかと思...全文を見る | ||
○前原委員 莫大な借金がある。そして、先ほど表で見ていただいたように、少子高齢化が進んでいって、二〇五五年の推計値は、六十五歳以上の方が四〇%を超えるんですよ、五人に二人。働く人口、十五歳から働けるかどうかわかりません、十五歳から六十四歳までが五一%ぐらいに落ちるんですよ。そうい...全文を見る | ||
○前原委員 何にもできてないですよ。二〇〇七年度で一般財源化したのは幾らですか、五兆六千億のうち。たった一千八百億ですよ。(発言する者あり)何が大きいんですか。 先ほど一人当たりとおっしゃったけれども、それは、研究開発費の一人当たりも含めたらまた数字は違ってきますからね。つま...全文を見る | ||
○前原委員 この中間的な取りまとめ、今総理はこの方向でいきたいということをおっしゃっていましたけれども、では、道路についてこれはどう書いてあるかというと、「面的な管理の観点から、地域において市町村道と一体として管理することが効率的な都道府県道の管理権限については市町村に移譲すべき...全文を見る | ||
○前原委員 時間が限られてまいりましたので、幾つか総理に確認しておきたいことがあります。 提言ですけれども、我々は、先ほど申し上げたように、やはり今から、これから先もずっと道路の建設ということはないだろうということで、暫定税率をなくす、本則については一般財源化をすると言ってお...全文を見る | ||
○前原委員 これで終わりますけれども、歩み寄りといったら、お互いが歩み寄らなきゃ歩み寄りにならないんですよ。常に、いつも出てきているのは、今お答えにはならなかったけれども、三カ月間の暫定税率を今月中に議員立法で出して通しちゃってと、そういう議論があるんですよ。そういうことは、やり...全文を見る | ||
02月12日 | 第169回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 基本的には総理にお答えをいただきたいと思います。私から各大臣に対して個別にお願いすることがありますので、それ以外は、基本的に総理にお答えをいただきたいというふうに思います。 前回の質問でも使ったパネルでございますけれども、もう一度、...全文を見る |
○前原委員 私がお伺いしたかった核心は、日本のGDPというのがこれからも拡大し続けるための政策をとり続けるのかどうなのか、あるいは、今おっしゃったように、これはもうこういう客観情勢、もちろん、これをいかにつなぎとめるか、あるいはブレーキを踏むかという努力はしなくてはいけないけれど...全文を見る | ||
○前原委員 きょうの議論の前提なので、しつこいようですがお伺いします。 成長戦略というのは、とにかく、こういう所与の前提でも、経済の拡大を続けるためにいかに努力をするかという前提で今までの安倍政権はあったと思うんですけれども、福田政権はそれは不変なのか、変わったのかということ...全文を見る | ||
○前原委員 若干弱気というか、私はやはり、いかに成長力を高めるかといったところに中核を置かないと、地域の格差の問題とか、あるいは個人の生活のレベル、特に少子高齢化が進んでいくわけですから、医療、年金、介護、こういった社会保障の費用というのは、いかに無駄を削ったとしてもふえていくと...全文を見る | ||
○前原委員 その解決策を聞いているんじゃないですか。その中身を聞いているんです。そんなものは、だれだって言えますよ。財務大臣じゃなくたって言えますよ。 本質の議論に入りたいので、ちょっとはしょります。 大田大臣だったらこう答えていただくと思いますけれども。つまり、人口は減...全文を見る | ||
○前原委員 外資を日本へどう引きつけてくるかということは後で詳しく議論させてもらいたいと思いますが、総理、去年の十一月に韓国の全国経済人連合会の趙錫来会長という方とお会いをされていると思います。趙錫来、忘れられましたか。全国経済人連合会、日本でいうと経団連みたいなものでしょうか。...全文を見る | ||
○前原委員 再開してぜひまとめ上げる、そういう決意をいただきたいと思いますが、いかがですか。 | ||
○前原委員 おっしゃるように、これは相手もありますし、ただ、これはお互い、国家戦略としてFTA、EPAを結んでいくということで、お互いに言い分があると思いますけれども、それを乗り越えていかないと、アメリカと結ぶ、そして韓国はヨーロッパともそういった交渉をやはり行っているわけでござ...全文を見る | ||
○前原委員 では、幾つか私もそれに資するような質問をさせてもらいたいと思いますが、一つは司法判断、それから先ほどお話があった規制、こういったものが日本に存在をするのではないかということであります。 司法判断について、少し事例を申し上げたいと思います。 まず大田大臣にお伺い...全文を見る | ||
○前原委員 司法の判断が問題にされるわけですよ。これは大田大臣が一番よく御存じだと思います。これでかなりの外国人投資家というものは、日本というのは極めて閉鎖的、何だ、この司法判決はというふうに思っているわけですよ。私も立法府の人間ですから、司法に対して介入をするつもりはありません...全文を見る | ||
○前原委員 鳩山大臣、司法がこういう判断を下している、そしてまた、英訳をされて、世界じゅうの投資家に、日本の司法判断はこうだということが全世界で知れ渡っているわけですね。 ここは立法府です。だから変えろということではありませんけれども、所管をされる大臣として、裁判官なり司法判...全文を見る | ||
○前原委員 若干、要らぬ答弁だったなと私は思いますが。 要は、今からちょっと空港とか電力会社についての議論をさせていただきたいと思うわけでありますけれども、先ほど来申し上げているように、日本を取り巻く環境はすさまじい変化を遂げているということなんですね。 例えば、昔は、企...全文を見る | ||
○前原委員 今、総理がお答えをされたように、これは悩ましい問題です。つまりは、お金を引きつけることによって日本は成長する可能性というものが大きく広がると同時に、何を守るのかというところの線引きというものが私は極めて大事なんだろうと。それが政府・与党の中で、例えば成田空港の民営化と...全文を見る | ||
○前原委員 これは、一九六六年に公団が設立をされて、小泉政権の二〇〇二年の特殊法人改革で、完全民営化に向けて特殊会社にする、こういう閣議決定が行われていて、二〇〇四年に一〇〇%政府出資の特殊会社としているということで、今、国土交通大臣は閣議決定は変わりないということで、総理、これ...全文を見る | ||
○前原委員 閣議決定の直前まで行って、渡辺さん、慎重になられるのはわかりますけれども、ただ、もし反対されるのであれば、対案を持っていなければいかぬわけですよ。つまりは、行動規制というものが、では、どういう行動規制だったらそれが守られるかというところがなければ、三分の一の外資規制と...全文を見る | ||
○前原委員 まだ閣議決定されていない、それで、国会の場でこれから行為規制の内容について議論していく、詰めていくわけでしょう。その御自身の考え方をおっしゃったらいいんですよ。 大田大臣、堂々と言ってください。そんなの、今から考えるんじゃなくて、議論するところが国会でしょう。その...全文を見る | ||
○前原委員 甘利大臣、Jパワーのことについて、同じ文脈の中でお伺いをしたいと思います。 TCIというイギリスの投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメントというところが、一月の十五日に、今九・九%の持ち株比率、これを二〇%まで高めたい、こういうような申請をしていて、普通な...全文を見る | ||
○前原委員 総理、この問題は、これから成田空港の問題、あるいはTCIにかかわるJパワーの問題を含めて、ここがまさに幕末の、尊王攘夷なのか開国なのかという大きな岐路だと私は思うんですね。 ただ、チャンスでもあるし、これだけ日本の経済規模より大きな経済大国がたくさん出てきて、その...全文を見る | ||
○前原委員 今、総理おっしゃったように、外資だけではないと思うんですよ。国内の投資家だって、それは安心かといえば、外資だけ悪者で国内の投資家がすべて善かというとそうではない可能性もあるわけですから、そういう意味では、単なる外資脅威論というものに偏ることなく、しかし安全保障の根幹に...全文を見る | ||
○前原委員 福田総理、この法的懇談会、四類型の議論をされてきたわけですけれども、総理のもとでこれをまとめられるという御意思はありますか。安倍さんがやろうとされていたこと、これをまとめられる御意思はありますか。福田総理。 | ||
○前原委員 ということは、福田総理のときに結果をまとめられて、そしてその法的懇談会の結論をもとにどういう対応をとられるかということは、総理御自身が御判断をされるということでよろしいんですか。 | ||
○前原委員 これは宙に浮いていますので、どういう結論を出されるかは別にして、やはり、まとめた上で、そしてその中身を判断される、それはそのとおりだと思います、安倍さんが総理のときとまた違うわけですから。しかし、この結論について、どういう議論を国民的にもしていくかということをやはり明...全文を見る | ||
○前原委員 先ほどもお話ししましたように、いかに官邸主導で、そして省庁の縦割りの弊害を排除しながら統一的な国家的な戦略をまとめていくか。環境、省エネルギー、食料、そして何よりも地域の安全保障、こういった問題、私は大事だと思います。 そのためには、NSC、先ほど欠陥があると申し...全文を見る | ||
02月18日 | 第169回国会 衆議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、道路特定財源が使われている独立行政法人それから公益法人について、専ら冬柴大臣にお伺いをしたいと思います。 大臣、私がお配りをしている資料をちょっとごらんいただけますか。その三枚目をごらんいただけますか、横書きになっているもの。...全文を見る |
○前原委員 これはぜひ、今、大臣が答弁されたように、私は、これは五百二十七億円プラスアルファだと申し上げました。これ以上ありますよ、さっき駐車場整備推進機構で申し上げたように。マイナスになっているわけです、内部留保額が。ただ、実際にはお金があるんですよ。 ですから、そういうも...全文を見る | ||
○前原委員 しっかり、この予算委員会の議論をしているときに出していただきたいと思います。 大臣、次に、もう一遍この資料をごらんいただけますか。二枚目。 この駐車場整備推進機構、平成十八年度の収支状況というのを出していただきました。一般会計の事業と駐車場管理運営事業特別会計...全文を見る | ||
○前原委員 限度額は上がったけれども支払い額は変わっていないということでありますけれども、大臣、厳しく言えば、赤字が出たら役員の額は減らす、しかし、上限額を上げているということ自体も国民感覚からずれていますね。 大臣に提案したいんですけれども、この駐車場整備機構、何で財団でや...全文を見る | ||
○前原委員 今大臣がおっしゃった条件というのは、全部、民営化できないという理由には全くなっていないんですよ。つまりは、順調にいっていないところがあると。これは、民間にやらせたら順調にいきますよ。お役所がやるから順調にいかないんです。 三十一億円借金があると。国鉄というのは三十...全文を見る | ||
○前原委員 これぐらいで目を洗うようなと言ってもらっては困るんですが、後でもうちょっと目を洗うような提案をさせていただきたいというふうに思います。 この資料を見ていただきたいのでありますけれども、五枚目、六枚目、ごらんいただきたいと思います。道路整備特別会計による支出というこ...全文を見る | ||
○前原委員 今、るるお話ございました。 公務員の減員等、そういう言い方をされると、要は、公務員総定数を削減するから公益法人をつくってそこでその分をカバーするということになれば、公務員総定数を減らす意味が全くないですよね。つまりは、ところてんで、同じような分だけ外に出して、それ...全文を見る | ||
○前原委員 でも、精査してください。 つまりは、これは客観的な事実で、建設弘済会、建設協会、これは随意契約、特命随意契約で仕事していた。だめだということになった。でも、それはしり抜けで、特命随意契約じゃなくて随意契約が残っている。これは直してくださいということは申し上げました...全文を見る | ||
○前原委員 官房長官、町村官房長官、今、やりとりは聞いていただいたと思うんですが、聞いていただいていましたね。(町村国務大臣「はい」と呼ぶ)この建設弘済会、建設協会、出向者が半分以上を占めていた、技術者も半分以上、三倍近くいた。そして、結果は、出向者のところに仕事を渡していたとい...全文を見る | ||
○前原委員 かように道路特定財源が使われている公益法人を含めて、やはり天下りのためにつくられたもの、つまり、天下りありきでつくられたもので、その中で働いている人もいるわけです。 冬柴大臣、ですから、先ほどの駐車場整備推進機構にしても、今官房長官が御答弁されたものにしても、廃止...全文を見る | ||
○前原委員 ぜひ検討していただきたいというふうに思います。検討して何も変わらないということがないようにだけ、お願いしておきたいと思います。 残っている時間が限られてきましたので、次に、きょうのもう一つのメーンのテーマ、医療の問題について舛添大臣と議論させていただきたいというふ...全文を見る | ||
○前原委員 ある意味でこれは、厚生労働大臣は気の毒だと僕は思っているわけですよ。なぜかというと、財政全体の見地から、少子高齢化が進んでいく、社会保障費が上がっていく、その自然増を二千二百億円毎年抑制しなさいというところでキャップをかけられてしまっているわけですよね。その中でまた医...全文を見る | ||
○前原委員 舛添大臣、今、長期ビジョンとおっしゃいましたけれども、これはもう差し迫った話ですので、やはり短期、中期、長期と分けて考えなきゃいけないと思いますし、そのためには今、所与のものとして何ができるのか。金だけではないと思うんです、私は。つまり、システムをどう変えていくかとい...全文を見る | ||
○前原委員 ぜひ早くそれをまとめていただいて。じっくり時間かけなくていいんですよ。 さっき申し上げたように、システムをどう変えていくか。今大臣おっしゃったようなシステムは私も聞いたことがあります。つまりは、病院を開業医がバックアップする仕組みを地域でつくって、そのことによって...全文を見る | ||
○前原委員 外務大臣と防衛大臣にお伺いしたいんです。 日米同盟関係は私も非常に重要だと思っていますけれども、戦後六十年余り、少女暴行事件の地位協定の問題も含めてでありますけれども、米軍が日本の空を、航空管制を六十年以上もずっとやっているということは、私はこれは異常だと思うんで...全文を見る | ||
○前原委員 これは、まさに日本の国としての姿勢が問われている問題だと私は思います。しっかりとこの三つを、別に米軍は出ていけと言っているわけじゃなくて、日本が管理する、そして、今の日米同盟関係がうまく円滑に進むような形でどう行うかということを考慮しながら日本が主体的に航空管制すると...全文を見る | ||
○前原委員 終わります。 | ||
02月26日 | 第169回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 私は、医療の問題について質疑をさせていただいて、最後に財政論を総理と議論させていただきたいというふうに思います。 まず取り上げますのは、療養病床の改変についてであります。 この療養病床の問題というのは、昔は老人病院という言い方を...全文を見る |
○前原委員 総理も含めて、少しこのパネルをごらんいただきたいと思います。今回厚生労働省が出してきている療養病床の改変の問題であります。 まず伺いたいのは、この医療療養病床それから介護療養病床というもの、当初は、二十五万床そして十三万床ということで、合計三十八万床あったわけであ...全文を見る | ||
○前原委員 見通し等は、いつの時期に集約をして、どのぐらいになる予定ですか。 | ||
○前原委員 病床の数もですか。めど。厚生労働大臣。 | ||
○前原委員 厚生労働省が出してきている数字によると、療養病床の削減によりまして、平成二十四年度の医療費の増減というのは、医療給付費は四千億円減らすことができる、そして介護についてはプラス一千億になって、差し引き三千億円減らすことができると。 先ほど申し上げたように、本来の療養...全文を見る | ||
○前原委員 方策は間違っていないという言い方をされますが、若干、私は異論があります。 この医療療養病床についていえば、医療区分一、軽度な方、これは老健施設に行ってもらう、この下の方に行ってもらうということであります。しかも、医療区分一だけではなくて、医療区分二の三割も、要は医...全文を見る | ||
○前原委員 経過措置とおっしゃいましたけれども、ただ、最終的な人員配置基準はそうなっているわけですよ。つまりは、今大臣がまさにお母さんの介護の経験からおっしゃったように、私は聞いて、医療区分一というのは全然軽度じゃない。医療区分二の人も含めて医療療養病床には引き継がれない。そして...全文を見る | ||
○前原委員 ちょっと生意気な物の言い方をしますけれども、問題はやはりお金じゃないと思うんですよ。これは人の生き方、死に方の問題、人の命の問題ですよね。 机の上で、こういう形をとりましたと。しかし、実際、平成十八年からもう追い出しは始まっているわけですよ。 例えば、平成十八...全文を見る | ||
○前原委員 療養病床から、先ほど申し上げたように、介護療養病床というのはなくしていく。そして、医療療養病床についても、現在の二十三万床から十五万床に減らしていくということで、これは、先ほど申し上げたとおり、十五万床を二十万床にふやすというような話もあるわけでありますけれども、先ほ...全文を見る | ||
○前原委員 苦しい答弁ですよね。苦しいお顔で答弁されていますので、よくわかります。 増田大臣、要は政府としては、全体の金を減らさなきゃいけない、医療費を抑制する、削減するということで療養病床を減らして、そして老健施設なんかをふやしていくと。つまりは、医療から介護へという、財政...全文を見る | ||
○前原委員 総理大臣、今やりとりを聞いていただいていたと思います。 つまりは、療養病床を削減するという方向性については一定の理解はあるわけです。老人病院、そしていわゆる駆け込み増床という中で、社会的入院がふえた。今もゼロとは言いません、ある程度の社会的入院があると思います。そ...全文を見る | ||
○前原委員 これは集中ですので、抽象的な答弁は要らないんです。 さっき申し上げたように、一人一人、追い出されて困っている人たちもいる。あるいは、医療から介護へということで、自治体の財政負担の問題とか、あるいはマンパワーがいない、そして給料が低いという中で、本当に受け皿がつくれ...全文を見る | ||
○前原委員 総理、それから厚生労働大臣、これは失敗しますよ、このままいったら。だって、受け皿がないんですから。受け皿がなくて、とにかく社会的入院を減らす。それは、ある程度は理解する。しかし、金を減らすことを中心に考えて、受け皿がなかなかうまくいっていない。そういう中でこのように機...全文を見る | ||
○前原委員 ぜひ前向きな対応策を検討して出していただきたい、これを要望させていただきたいと思います。 時間も迫ってまいりましたので、総理大臣、ちょっと財政論を総理大臣とやらせていただきたいと思うわけでありますが。 実は二月の十八日に、この予算委員会、私、同じく医療の問題を...全文を見る | ||
○前原委員 持続可能かどうかということ。これは財源になるわけですよ。そして、先ほど申し上げたように、医療費は下がる、そして税収は上がる。行って来いなんですよ。そういう部分で、私は持続可能な財源だと思いますよ。 そして、それと同時に、先ほど申し上げたように、この二千二百億円のキ...全文を見る | ||
○前原委員 社会保障国民会議も結構でありますが、国会でしっかり議論をしたらいいと思いますので、ぜひ前向きに、そういったことはお互い建設的に議論していきたいと思います。 終わります。 | ||
02月29日 | 第169回国会 衆議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、イージス艦「あたご」と清徳丸の事故につきまして質問をさせていただきます。 まず冒頭、午前中の質疑を聞いていまして、私は、極めて違和感といいますか不謹慎だという思いを持ちましたので、それを少し申し上げて、総理もぜひそれについては...全文を見る |
○前原委員 午前中の議論でそういう議論があった、したがって、最高責任者である総理に今の御発言を求めたということでございます。 事故に遭われた吉清さん親子、御家族、関係者の方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。また、みずからの漁を休んで仲間の捜索に全力を挙げておられる方...全文を見る | ||
○前原委員 しかし、事前通告の情報そのものが疑わしいものだった可能性を否定されませんでしたよね、後の記者会見で。それは、今おっしゃったこととそごが生じるんじゃないですか。後に記者会見でおっしゃったことと今おっしゃったことは、違う内容のことをまたおっしゃっているんじゃないですか。 | ||
○前原委員 増田次官、もう一点ちょっと事実確認をさせていただきたいと思いますが、護衛艦隊幕僚長が海自のヘリで「あたご」に八時半ごろに着艦をしていますね。これについては、事前に次官の方に連絡はありましたか。 | ||
○前原委員 それから、市ケ谷にその航海長を呼ぶことについては、石破大臣は、もともと自分が呼んだものではない、ただ、来ているので話を聞くかというメモが予算委員会で入ったので聞きましょうという話でしたけれども、それを呼び戻すということは事務次官は聞いておられましたか。 | ||
○前原委員 事前にということは、今お話をされたように、到着をする前ということか、それとも、要は、出発しましたというのか、いや、これから呼び戻しますというのか、そういったあいまいな時系列で結構ですから。 | ||
○前原委員 まず、国土交通大臣、海上保安庁の所管大臣としてお伺いしたいと思いますが、事故が発生しました、そして、事故ですから、捜査を行うのは、海ですから、海上保安庁が捜査を行います。 その前に、例えば、先ほど事務次官は御存じなかったという答弁をされましたけれども、八時半ごろに...全文を見る | ||
○前原委員 海上保安庁に事前通告がなかったということも含めて、私は、これはやはり問題だろう、このように思います。 そこで、石破大臣、二月の二十五日のこの予算委員会の場で、大臣は、乗組員に接触することは、捜査の厳正、公平を確保するためにしていない、こうはっきり答弁されていますね...全文を見る | ||
○前原委員 非常に私は苦しい言いわけにしか聞こえませんよ、正直申し上げて。 日本語で現在のところといったら、それまでの間はと。今その時点のアイ・エヌ・ジーとは普通はとりませんよ。それまでには接触していないと。現在のところはといったら、それまでには接触していないということを普通...全文を見る | ||
○前原委員 しかも、その後に、聴取内容については覚えていないと。何を言ったか、何を聞いたかも覚えていないと。こんな大事なことについて、次官、これは私は、事務方のトップとしては正直言って失格だと思いますよ。どう思われますか。 つまりは、本当に覚えていなかったのか、本当に、何を聞...全文を見る | ||
○前原委員 だったら、何でそういうふうにしっかりそのとき答弁しないんですか、言われないんですか。内容は覚えていない、そして何を聞いたかもわからない、忘れたと。 私は、それはやはり、明らかになってきたことについては言えるけれども、そのときに自分自身がどういう対処をしなければいけ...全文を見る | ||
○前原委員 どなたでも結構ですから、四交代だったかどうか、その事実確認だけで結構です。だれか、わかられる者、おられますか。 防衛大臣、閣議後の記者会見でも聞かれたと思いますけれども、一部報道に、飲酒をその艦内でしていたのではないか、こういう報道が流れているわけでありますけれど...全文を見る | ||
○前原委員 これは内規だと、今、石破大臣が答弁をされたように、当該艦船の部隊の指揮官が行うことであって、停泊中、しかし今度は、航海に出た場合、それは本当に決められたところしかだめだということでありますし、使用後、使用後というのは飲酒後ということで、内規の言葉は使用後ということだと...全文を見る | ||
○前原委員 少し政策論で、今回の事件を私はしっかりと受けとめて体制を立て直さなくてはいけないと思いますが、たびたび委員会あるいはこの場でも話があって、大臣も引用されていますけれども、私は、第一報を受けたときは、これは信じられなかった。なぜ信じられなかったか。 つまりは、漁船と...全文を見る | ||
○前原委員 私は、今の体制は万全だと思いませんよ。 九・一一テロの後にアメリカがイラクを攻撃する。キティーホークが出ていきましたよね。そのときに、海上自衛隊の護衛艦が護衛しましたね。これは、護衛という行為は法律違反だからということで、調査研究という極めて脱法的な形で護衛をした...全文を見る | ||
○前原委員 港の出入りをするときには、空母にしてもイージス艦にしても脆弱でしょうということで申し上げているわけですよ。 | ||
○前原委員 今申し上げたように、とにかくしっかりと、だから、石破さん、大丈夫だじゃないんですよ。一千四百億円するんですよ、一隻。万全には万全を期して、こういうものをどのように守るか。別に、それは一千四百億のイージス艦だけではない。さっきおっしゃったように、輸送艦「おおすみ」だって...全文を見る | ||
○前原委員 私は、国会議員の中で防衛、軍事に対して石破大臣ほどよくわかっておられる方はおられないと思いますよ。それは率直に認めますよ。でも、今の答弁、今までの答弁はおごりになっていませんか。私はそう思いますよ。 つまり、事故というのはもちろん起きる。だけれども、私が申し上げた...全文を見る | ||
○前原委員 総理、今の問題ももう一度総理にお伺いをしたいと思いますが、もう一つ私はきょう聞きたいテーマがあります。それは、沖縄の基地の問題、特に、また米兵による少女暴行事件という、忌まわしい、許すべからざる事件が起きました。 私は根本的に考えるんです、この国は主権国家なんだろ...全文を見る | ||
○前原委員 総理の支持率がだんだんだんだん落ちていっているという、嫌な言葉を申し上げるかもしれませんが、答弁を聞いていても、何か変えるという意思、あるいは問題を解決する意思が全く感じられないんですよ。 抑止力という言葉を言えば、それはその面は一つありますよ、確かに。しかし、実...全文を見る | ||
○前原委員 そういうことを考えているから、沖縄の理解なくして日米安保は成り立たないから、決断をしなきゃいけないときはしなきゃいけないということを申し上げているのに、しないから申し上げているんですよ。 質問を終わります。 | ||
10月07日 | 第170回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○前原委員 民主党の前原でございます。 まず、今の岡田委員の質問に関連をするかもしれません、日本の国家の経営といいますか、国家運営をどうしていくのかということについて、少し中長期的な話も含めて伺いたいというふうに思っております。 日本は、何党が政権をとっても、かなりの制約...全文を見る |
○前原委員 今から質問する導入の部分として、我々政治家が把握をしておかなきゃいけない制約要因、その中でどういった歳出構造改革をやっていくのか、あるいは、きょうは質問はいたしませんけれども、これは歳入構造改革、つまりは税制の抜本改革というのは、三年間消費税を上げないということをおっ...全文を見る | ||
○前原委員 基本的には総理にお答えをいただきたいんです。細かなところになれば関係大臣で結構ですけれども、基本的に総理にお答えをいただきたいと思います。 福田総理が例の三月二十七日の記者会見のときに、この道路特定財源の一般財源化についてどうおっしゃっているかというと、CO2を排...全文を見る | ||
○前原委員 少子化はおっしゃっています。これは、平成二十年四月十六日、参議院本会議で答えられておりますね。ですから、いろいろなことをおっしゃっているわけですよ。 さてそこで、ちょっと概算要求を調べさせていただきました、国土交通省の道路特定財源。 総理に言うのは釈迦に説法で...全文を見る | ||
○前原委員 あくまでもこれは概算要求だと。 そうしたら、総理、これだけほぼ見合いで出てきているわけですよ。例えば、この一番左の表の道路関連施策というのがありますね、道路関連施策。これについては、前は道路特定財源で要求していたものが、道路特定財源を一般財源化したので違う局で要求...全文を見る | ||
○前原委員 要は、細かな額を伺いたいと言っているんじゃないんですよ。私は、福田前総理が道路特定財源の一般財源化をされたというのは、これは画期的なことだと。つまりは、道路族がいっぱいおられる中で、そして、まさに日本の社会の変化に合わせて道路特定財源を一般財源化して、後で触れるような...全文を見る | ||
○前原委員 総理大臣が決意しなくてどうやって。だって、それは国土交通大臣だったら、このままで出してくれと言うのは当たり前でしょう。もっとくれ、減らすのは嫌だと。当たり前でしょう。 これだけの道路特定財源を一般財源化するということは画期的なことだといいながら、見合いで出すどころ...全文を見る | ||
○前原委員 いや、総理、この特定財源を一般財源化するというのは画期的なことだと金子大臣はおっしゃった。そのとおりですよ。 そのとおりというのは何かというと、他にも使えるようにする。道路やあるいは道路環境整備だけに使うんじゃなくて、さっき申し上げたように、人口が減っていく、少子...全文を見る | ||
○前原委員 あきれた答弁だと私は思いますよ。いや、これをさらっと言われること自体が、先ほどの環境問題もそうですけれども、麻生さんの日本の置かれている状況の問題意識が低過ぎる。 税金の使い道をどう変えていくか。後で医療の話をしますけれども、本当に大変な状況だから道路だけに使って...全文を見る | ||
○前原委員 解散をいつされるか、果たして予算編成を麻生さんができるかどうか、それはわかりませんけれども、今のおっしゃったことは、ぜひ忘れないでください。 これで、例えば一般財源で、安倍さんのときも一般財源化で何か大騒ぎになりましたよ。ちょろっとだけだった。本当に何か大山鳴動し...全文を見る | ||
○前原委員 限界に来ている社会保障費、私どももそう思います。むしろ、日本の医療費というのは三十三兆円、そして対GDP比でいえば八%、これは先進国の中でも低いレベルですね。OECDの中でも低いレベル。逆に言えば、これだけ低い医療費で、よくまあ、医師やあるいは看護師、介護士の方々が頑...全文を見る | ||
○前原委員 済みません。ということは、二千二百億円も一般財源化はしないということですか。 | ||
○前原委員 言葉じりをとらえるようですけれども、一般財源化されたんですよ。だから、お金に道路特定財源という色はもうついていないんです。 つまりは、色がついていなくて三兆二千億円ぐらいあるわけですから、その中で、概算要求で国土交通省が、道路に関しては一般財源化したにもかかわらず...全文を見る | ||
○前原委員 今の人口比率の中で、七十五歳以上の方が九・七%、そして六十五歳から七十四歳までの方が一一・四%、合わせて、先ほど申し上げましたように二〇%ぐらいの方が六十五歳以上の比率であります。 二〇五〇年だったらちょっと遠過ぎますから、二〇二五年はこれがどうなるかというと、七...全文を見る | ||
○前原委員 これは、今の答弁にまた質問したいと思いますので、厚生労働大臣、最後に総理にお伺いしますので、やりとりをお聞きいただければありがたいです。 舛添厚労大臣に伺いたいのは二つありまして、一つは、記者会見の中で、大臣私案について、私の政治的リーダーシップでやって、私の責任...全文を見る | ||
○前原委員 だから言っているんですよ。厚生労働大臣、いいですか。だから言っているんです。 先ほど菅委員との話し合いの中では、後期高齢者医療制度と、そして県民保険という言い方をされておりましたよね、それを統合し一つのバスにする。 だから、私はまず確認として、それをシルバーシ...全文を見る | ||
○前原委員 いや、私はそう思いませんよ。びほう策を重ねていって、結局はトータルで根本的に考え直さなきゃいけないという、年金と同じようなことになってしまうと私は思います。 最後に、もうこれで終わります。 私は、きょうの総理の御答弁を伺っていて、正直言ってがっかりいたしました...全文を見る |