前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第183回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原です。  第二次安倍政権になって初めての予算委員会でありまして、まず、安倍総理には、二回目の総理大臣に御就任されたことをお喜び申し上げたいと思います。当選が同期で、昔の議員会館は隣同士でありまして、先ほどの石破幹事長の話によれば、総理になられるというのは...全文を見る
○前原委員 内規ですので、中身について議論するということは適切ではないと思います。そういう意味においては私も詳しく申し上げませんが、このROEをしっかり見直すということが大事であると同時に、二つ目のポイント、先ほど、空は直接警察活動がないということの中で、領域警備法のようなものが...全文を見る
○前原委員 それでは、質問に入りたいと思います。  一つ目は、余りこれは質問したくないテーマでありますけれども、触れざるを得ません。徳田毅議員のことでございます。  国交大臣政務官を辞任されました。辞表には一身上の都合というものが書かれていたわけでありますけれども、菅官房長官...全文を見る
○前原委員 まだ報道ベースでありますので、ただ、これが事実とすれば、先ほど私が申し上げたとおり、政務官を辞任して済む話かということになります。しっかりとこれからも精査をしていただき、けじめをつけていただかないと、我々、また国会の場で、徳田さんに来ていただいて参考人としてお話を伺わ...全文を見る
○前原委員 今までの総理の発言をちょっと御紹介しましょうか。今の答弁は国民に対して全く説得力のないものだということがわかると思います。ある意味では、これは政治家安倍晋三という方がライフワークで取り組んできているテーマなんですよ。  平成九年五月二十七日、総理を二回やられているお...全文を見る
○前原委員 幾つかおかしな点がありますね。  総理は、一度総理をやられた方なんですよ。総理をやった重みの中で、自分の御発言というものがどういう外交問題、政治問題化するということはわかられた上で総理をやられたんでしょう。そういう意味においては、総理をやられた方というのは、安倍さん...全文を見る
○前原委員 ねじ曲げていないんですよ。先ほどから申し上げているように、総理の主張はずっと一貫しているんですよ、このことについては。  つまりは、河野談話の前提となったものについての、その強制性、広義、狭義の議論がありましたけれども、狭義のという意味においては、それは証拠がなかっ...全文を見る
○前原委員 確認します。  河野談話プラス閣議決定というものを踏まえた談話ということを指示されているということでいいですね。それを、学識経験者も踏まえて、新たな談話をということでいいですね。
○前原委員 先ほど申し上げましたように、繰り返しになりますけれども、自民党総裁選挙で、政権交代がかなり確実視されている総裁選挙でおっしゃっていることについてですから、そこは、もし確信犯で信念を持ってやってこられたのであれば、堂々と私は答弁されるべきだと思いますよ。そのことだけ申し...全文を見る
○前原委員 今も繰り返し言われましたけれども、痛恨のきわみという言い方をされましたね。  そして、これは平成二十三年十一月の産経新聞のインタビューですけれども、同じことをおっしゃった。首相在任中に靖国神社に参拝しなかったことについて、それ以来、首相の参拝が途絶えたことで禍根を残...全文を見る
○前原委員 私の立場だけ申し上げておきますと、中曽根総理のときの後藤田官房長官、ここが取りまとめられたライン、これは私は極めて現実的なラインだろうというふうに思います。  と同時に、政教分離の問題がありますけれども、A級戦犯が合祀をされる前については総理のみならず天皇陛下もお参...全文を見る
○前原委員 こういう発言をされているんです。人権が弾圧されている現状を変えていくために全力を尽くしていくことを誓う、こうおっしゃっているわけです。これはチベット自治区での民主化運動に触れておっしゃっています。  これは御自身の発言ですね。総理、お答えください。
○前原委員 では、チベット自治区での民主化運動に対して、人権が弾圧されている現状を変えていくために全力を尽くしていくということを誓う、全力を尽くすとは何をされるんですか。
○前原委員 わかりました。  それでは、次に、アベノミクスについて議論をさせていただきたいと思います。  三本の矢ということを安倍総理はおっしゃっております。大胆な金融緩和、機動的な財政出動、そして民間の資金を活用した成長戦略。  私は、主にこの二つ、大胆な金融緩和、そして...全文を見る
○前原委員 さて、総理はたびたび日銀法の改正に言及されていますね。日銀法の改正、どこをどう改正すべきだと総理はお考えでしょうか。
○前原委員 白川総裁、お越しをいただいていると思いますが、今の安倍総裁の、日銀法改正の必要性のポイントをおっしゃいましたが、これについて、総裁としての考え方を述べていただきたいと思います。
○前原委員 今の日銀法に書いてある物価の安定というものと総理のおっしゃっているインフレターゲットとは恐らく違うと思うんですね。  それと、雇用のことについては、FEDがそういうことを明確に書いてあるということを恐らく一つの参考にされているのではないかというふうに思います。  ...全文を見る
○前原委員 正直に、白川総裁、お答えいただきたいんですが、今回の一月の政策決定会合で二%という共同文書をまとめるに当たって、政策委員の方々に、日銀法の改正を阻止するためにはこれをのまざるを得ないということを言い解いて、そして説得してこれを進められたという話もありますが、これは事実...全文を見る
○前原委員 では、もう一つ聞きましょう。  山口副総裁もおっしゃっているんですけれども、二〇一四年の見通し、CPIですね、〇・九になる、だから一が見えてきたんだ、だから二なんだという話なんですが、白川総裁はずっとこういう言い方をされていますよね、バブル期を含む一九八〇年代後半で...全文を見る
○前原委員 総理、今の答弁を聞いておられたと思うんですが、経済財政諮問会議の中で、二%のCPI、物価安定上昇目標、これについては日銀に責任を持ってもらうという発言をされていますよね。ということは、今総裁がお答えをされたことは、さまざまなものを組み合わせてという話でありまして、日銀...全文を見る
○前原委員 おっしゃっていることが違うわけです。  日銀に二%のいわゆるCPI、物価安定上昇目標をお願いするということを、総理は今も明確におっしゃった。しかし、白川総裁は、金融緩和だけでは無理だと。  私は、白川総裁のおっしゃっていることの方がより現実に近いんだろうと思うんで...全文を見る
○前原委員 先ほどお話をしたことに戻りますけれども、やはり今回の日銀の政策決定の変更というものは、よく言えば総理のリーダーシップ、悪く言えば政治の圧力、こういったものによって私は変わったんだろうと思いますし、いかに白川総裁が御答弁をされても、マーケットはそう見てしまっている。それ...全文を見る
○前原委員 他の国と比較することはできないでしょう。何がありますか、日本には。今のは非常に軽い答弁ですよ。私は今の総理の答弁、びっくりしましたよ。  確かに、ある制約要因がなければ、人口が減っていくことについては悪いことではないんですよ。例えば、人口密集というのがなくなるとか、...全文を見る
02月13日第183回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○前原委員 民主党の前原です。  まず、昨日行われました北朝鮮の核実験につきまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、事実関係でございますので、どなたからでも結構であります。今わかる範囲で、きのうの核実験の中身、つまりは、プルトニウムによる核実験だったのか、あるいは...全文を見る
○前原委員 総理にお伺いしたいんですが、北朝鮮は小型化に成功したということを言っています。それと、先ほど別の議員の質問に答えて、小野寺防衛大臣が、十二月のミサイル発射については、飛行距離が延びて、そして精度が向上しているということであります。  この二つを組み合わせて、外交、安...全文を見る
○前原委員 そのとおりだと私も思います。  韓国に届くミサイルはある、これはもう近いですから、隣ですから。そして、日本に届くノドンというミサイルも百基から二百基あるのではないかと言われている。そして今度は、先般のミサイル発射実験によってアメリカまで届く可能性のあるものまで開発を...全文を見る
○前原委員 最後は総理の御判断ですけれども、私の考えとしては、金星煥長官がニューヨークにおられるということであれば、三人が会って、やはり結束を強めるという見せ方をすることも大事だというふうに思います。これは御判断にお任せをいたします。  と同時に、今総理もおっしゃったように、中...全文を見る
○前原委員 ロシアとは、ラブロフ外相と話を直接、岸田大臣はされた方がいいと私は思いますよ。それと同時に、中国との関係が今緊張関係にあるということの中で、しかし、こういった問題も含めて、やはり中国というのは鍵を握る国ですよね。やはり、ヨウケツチ外交部長を含めた外相同士の、私は、まず...全文を見る
○前原委員 北朝鮮の問題では最後の質問にしたいと思いますけれども、やはり、効果のある制裁というものが私は必要だと思います。そういう意味では、人、物、金、これをしっかりと寸断するという意味では、どう制裁を実効あらしめるかという他国との協議というのは極めて重要になるし、国連決議の中身...全文を見る
○前原委員 このような問題には与党も野党もございません。国益に関する大事な問題でありますので、しっかりやっていただいて、我々もできる限りのサポートはさせていただきたい、こう思っております。  さて、補正予算の中身についての議論をさせていただきたいと思います。  まず、麻生財務...全文を見る
○前原委員 四・七兆円なんですね。それで、後でまたこれは申し上げますけれども、約半分が公共事業なんです。今回の補正予算の約半分が公共事業になるんですね。  それで、ちょっと一枚目のフリップを見ていただけますでしょうか。  これは、上がまず、建設労働者の確保が今どれだけ難しくな...全文を見る
○前原委員 ありがとうございます。  二十三年度、岩手が一〇、宮城が二八、福島が一四、仙台市が四六%。二十四年度は上がっているんですね、全て。一三%、三六%、二三%、四九%。要は、入札の不調が多くなってきている。  つまりは、過飽和状態になり始めているわけです、公共事業が。 ...全文を見る
○前原委員 いや、目配りできないですよ。これだけ不調が多くなっている。二十三年度、去年度よりも、本年度の方が不調件数が多くなってきている。そして、人材確保が困難になっていっている。賃金も上がっている。一年分の公共事業をやるわけですよ。そんなもの、被災地にむしろマイナスになりますよ...全文を見る
○前原委員 幾ら根本さんが頑張ってもできないと思いますよ。  これは厳しく見ていきます。つまりは、加速させるといって邪魔している予算なんですよ。復興を邪魔する予算になっているんですよ、公共事業を積み増すことによって。経済対策かどうかわかりませんけれども。  いいですか。今、全...全文を見る
○前原委員 補正予算の、自分のところだけじゃなくて、復興を任されているわけですから。  復興全体の予算は一・六兆円ですよ、一・六兆円。その中で、実際に事業に使えるのは幾らですか。今、半分お答えをおっしゃっていた。
○前原委員 全体でいうと一・六兆円の予算を組んでいるけれども、復興事業に使えるこの補正予算は三千百七十七億円なんですよ。つまりは、来年度の復興財源として追加をするということで、償還に回すんですよ。つまり、水膨れさせているんです。  復興だと補正には書いてある、一・六兆円。だけれ...全文を見る
○前原委員 補正をやるということは、今緊急にやるから補正なんでしょう。緊急にやるのが、額面が一・六兆で、実際の事業費三千億というのは、どういうことですか。まさに、看板に偽りありの復興の加速じゃないですか、これは。そういう予算になっているんですよ、このたてつけは。  二枚目、ちょ...全文を見る
○前原委員 では、別の観点から甘利大臣に質問いたしましょう。  この補正予算でGDPの押し上げ効果はどのぐらいありますか。
○前原委員 GDPが五百兆として二%、十兆円。十兆の真水を使って十兆円しかGDPは押し上がらない。二十兆の事業費で十兆しか押し上がらない。まさに、乗数効果や経済波及効果がない補正予算じゃないですか。  つまりは、早期に経済の腰折れを防がなきゃいけないと言いつつ、内閣府が出してい...全文を見る
○前原委員 締めくくり総括ですけれども、今の答弁を聞いていると、もっと質問しなきゃいけないですね。  つまりは、では、二%押し上げということについては、その先のことについては入れていないということであれば、入れたものを数字で出してくださいよ。先ほどの私が申し上げた人的制約あるい...全文を見る
○前原委員 先ほど御自身が、つまりは、七—九の数字で悪くなったから即効性のあるものでということを御自身がおっしゃったんでしょう。それをその中で、要は経済効果のないものも含まれるみたいな話だと、自己矛盾の答弁をされているんですよ、理論としては。  そういう意味では、今すぐでなくて...全文を見る
○前原委員 では、理事会でも議論をしていただけますか、委員長。
○前原委員 ありがとうございます。  最後、時間がありませんので。  自民党さんは国土強靱化、公明党さんは防災・減災ニューディールとおっしゃっていますね。平成二十五年度予算の公共事業費というのは、平成二十四年度の当初の公共事業予算と変わらないんですよ。要は、一括交付金で国に入...全文を見る
○前原委員 我々は、三年間で公共事業費を三二%減らしました。その三二%減らしたものと同額しか、平成二十五年度は計上されていないんですね。それで本当にニューディール、あるいは国土強靱化、あるいは減災、防災をやられるということであれば、それはその中でやっていただきたい。  しかし、...全文を見る
02月28日第183回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  玄葉、山口両委員の質問に続いて、まずTPPから議論をさせていただきたいと思います。  TPPに入れば、特に世界第一の経済大国であるアメリカと自由貿易のスキームができれば、どういうメリットがあるのかということを国民にしっかり示すことが、...全文を見る
○前原委員 総理がおっしゃったことは、私は大事なことだと思うんですね。  つまりは、規制緩和の一種です。競争を高める、関税をなくしていく。そのことによって、今まで競争力が弱いと思われていた分野について競争力が生まれる、あるいはその努力がなされる。そういったことも付加しなくてはい...全文を見る
○前原委員 いや、私が聞いているのは、私は、TPPに入るべきだ、交渉に参加すべきだと思います。しかし、得意分野がある、不得意分野がある、それは本交渉で議論すべきであって、得意分野を武装解除して、それなら入っていいぞというアメリカの交渉のやり方というのは、交渉としては非常にうまいや...全文を見る
○前原委員 私は、自動車の関税、トラックの関税の問題とそれから安全基準の問題、この二つは絶対に譲るべきではない。これを譲って入れば、これはまさに国益を損なう話になると思います。  これがもし武装解除して入れということになれば、カードがない状況で入らされるわけですよ、TPPの交渉...全文を見る
○前原委員 テレビを見ている方からすると、安倍さんも茂木さんも何も答えていないんです、我々の質問に対して。  つまり、もう一度申し上げますよ。逃げているとしか言いようがないんですよ。自動車、トラックの関税をまさに例外扱いとして認めるんだったら、日本はTPP交渉に入ってきていいよ...全文を見る
○前原委員 今総理のおっしゃったことについては、いずれも日米同盟関係で重要なポイントだと思います。  五条、つまりは、やられたら、自分がやられたものとして共同対処するということを決めている。それから、核の抑止力の問題。核の傘というものを、しっかりとアメリカは日本に対してオブリゲ...全文を見る
○前原委員 もともと、武器輸出三原則という三原則というのは、紛争当事国、共産国、そして国連決議、この三つに限定しようというところが、三木内閣で極めて全てがだめなようになったということでありまして、そういう意味では、私は、原点に戻るべきだと思うんですね。  つまりは、死の商人にな...全文を見る
○前原委員 総理に申し上げたいんですけれども、さまざまな答弁の中で民主党政権の否定をされます。それは否定するところもあるでしょう。だけれども、先ほどの武器輸出三原則の見直し、それから今の防衛大綱の動的防衛力、こういうものについては、私はまさに、繰り返しになりますけれども、党派を超...全文を見る
○前原委員 もう終わりますけれども、防衛大綱というのはやはり十年、二十年のタームで決められるべきで、その防衛大綱に基づいて、五年ごとの中期防の中で具体的な装備を整備していくということだったと思うんですね。だから、余り防衛大綱をころころ見直すと中期防と逆転をしてしまうということにな...全文を見る
03月11日第183回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○前原委員 民主党の前原です。  三月十一日、東日本大震災、また、原発の事故が起きてから二年がたちました。お亡くなりになられた方々に心から哀悼の誠をささげたいと思います。  また、今なお厳しい避難生活をされている方々、あるいは復興に向けて御努力されている方々に心からお見舞いを...全文を見る
○前原委員 若干変わったのか、つけ加えられたのか、さまざまな要因はあるけれども基本的にという言い方をされました。  それについては、私は、一国の総理としては、生意気な言い方ですけれども、その方がいい答弁だろうと思います。つまりは、デフレの要因は貨幣現象が全てであるということにな...全文を見る
○前原委員 総理、一枚目の資料を見ていただきたいんですけれども、今、私は、デフレは貨幣現象であるというメカニズムをお聞きしたんですけれども、それに対するお答えは全くありませんでした。  上の図は、マネタリーベースを名目GDPで割ったものでありますけれども、言ってみれば、量的緩和...全文を見る
○前原委員 金融緩和を打ちとめたから、それで経済が減退傾向になったというのはそのとおりだと思います、結果論から見て。  これを見ますと、ちょうどマネタリーベースが膨れ上がったときから下がっている。下がっているところが第一次安倍政権のところですよ。この下の図です。だから、こういう...全文を見る
○前原委員 マインドの話を安倍さんも甘利さんもされるんですけれども、それが実体経済と乖離をした場合においては、そのマインド、つまりは、よく話に出ますけれども、インフレ期待ですよね、それが永続するかどうかの話なんですよ。それが永続するものであるかどうなのかが大きなポイントなんですね...全文を見る
○前原委員 先ほどから一つも質問に答えていないんです、まともに。二〇〇六年とは違う状況をつくり出すために、日銀に対してはとにかく金融緩和を求め続ける、そのような人を総裁、副総裁にする、その意思はわかっています。それは、総理が第一次安倍政権のときに、日銀が金融緩和をとめてしまったが...全文を見る
○前原委員 私は、デフレは貨幣現象だけではないと思っています。  金融緩和は大事ですよ。だからこそ、私は、経済財政担当大臣のときに、日銀に強力な金融緩和を求めた。結果的な円安傾向、そして株価が上がるというようなことをやってきたのは、だから、そこの認識は共有しているわけですよ。だ...全文を見る
○前原委員 黒田候補の所信を一週間前に議運で聞かせていただきまして、その議事録を何度も読ませていただきました。二%の物価目標は、これはもうグローバルスタンダードだ、やるということもおっしゃっている。ただ、日銀の金融緩和だけで経済がよくなるかどうかということについては少し余韻を持た...全文を見る
○前原委員 先ほど、吉田泉議員から麻生財務大臣に対して、物価が上がった場合の金利上昇、その際の負の要因という話がございました。そういう懸念というのは幾つかあると思うんです。  残り十五分余りでありますので、きょうは二つに限って議論をさせていただきたいと思います。基本的には安倍総...全文を見る
○前原委員 麻生財務大臣がおっしゃるように、まず一つは、個人の金融資産も含めて国内資産が非常に大きいということを背景に、今まではお金が入り続ける仕組みだった。つまり、経常収支は黒字だったということで、国内にお金が入り続けることによって、千兆円から借金があっても安心感があったという...全文を見る
○前原委員 きょうの質問に全然答えていないですよ。  つまり、金融緩和をし続ける、円安がさらに進んだときに、この経常収支が赤字になった場合に、長期金利が上がり、ほかの副作用が出てきた場合、それでも二%の物価目標はしゃにむにやるのかどうなのか、トレードオフをどう考えるのかというこ...全文を見る
○前原委員 問題提起にしておきますよ、まともに答えられないから。  つまりは……(発言する者あり)いや、答えていないじゃないですか。全然答えていない。全然答えていない。  経常収支が赤字基調になった場合に、ほかの副作用が出てくる。そして、先ほど三兆円とおっしゃいましたけれども...全文を見る
○前原委員 我々が与党のときには、自民党から、とにかく情報を出せ、情報を出さない中で交渉参加入りというのは決して許されない、それは先ほど話があったばかりであります。それを我々としては、今、野党になりましたけれども、守秘義務というものについては、これは本当に国益にかなうかどうか、見...全文を見る
○前原委員 総理の表明には間に合うような形ということもおっしゃっていましたね。それもそのままでいいんですね。
○前原委員 私は、菅さんという人は約束を守る方だと思いますので、しっかりとこの答弁どおりやっていただくということを確信しておりますし、何よりも、与野党かわって、攻守はかわりましたけれども、国益の観点に立って我々は質問しているんです。国益を損なうような形で拙速にやってもらわないよう...全文を見る
03月26日第183回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。  まず、黒田総裁に対する我々のスタンスというものを申し上げますと、白川前総裁の残余期間については同意をさせていただきました。来る五年間の任期につきましては、きょうも含めて、しっかりとお話を伺った上で判断をさせていただきたい、こ...全文を見る
○前原委員 また、二年で二%が実現できなければ辞職をされるというお話をされていたかに思いますが、そのお考えは今も変わっておりませんか。
○前原委員 黒田総裁に伺いたいと思いますが、デフレは貨幣現象、そして物価目標二%達成は日銀の責任でという安倍総理の答弁について、黒田総裁のお考えも伺いたいと思います。
○前原委員 正副総裁とも、発言が大分変わってきているように私は思います。  一つは、二%の物価安定、上昇目標というものは、二年以内でやるということをおっしゃっていたと思います。そして、日銀の責任でそれはやるんだということをおっしゃっていたと思いますが、それについては変わりありま...全文を見る
○前原委員 変わりないということは、二年、二%、日銀の責任で基本的には行うということでよろしいんですね。
○前原委員 安倍総理は、日銀の責任で二%の物価上昇ということをおっしゃっていたんですよ。それを踏まえて任命されたのが黒田総裁ですよ。我々が同意するかどうかは別の問題として、それにはやはり責任を持って、トーンダウンせずにコミットメントされるべきじゃないですか。
○前原委員 言い切られたので、それはぜひやっていただきたいと思いますし、先ほど、アカウンタビリティーの関係も踏まえてとおっしゃいましたけれども、岩田副総裁はみずからの職を賭してそれをやるんだということもおっしゃっておられましたので、その点についてはしっかりテークノートをさせていた...全文を見る
○前原委員 今の総裁の御答弁を私なりに解釈すれば、まず、金融緩和の量が足りなかった、マネタリーベースの量が足りなかったということが、一つ、おっしゃったことだと思います。そしてまた、期待に働きかけるということをやってこなかったということ。それから、後で質問させていただきますけれども...全文を見る
○前原委員 今の御答弁の中身の一つを具体的にお尋ねいたしますが、その買う資産の中身を変えていくということで、金利の低い短期債ではなくて、その中身を変えていくということは、例えばFRBがやっているようなツイストオペ、つまり短期債を売って長期債を買う、こういったこともそれは中身に含ま...全文を見る
○前原委員 資産購入の中身について、少し具体的な話をさらにさせていただきたいと思うわけであります。  よく御存じのことだと思いますけれども、日銀のバランスシートが今どうなっているかといいますと、約百六十四兆円のうち、資産の中で最も大きいのが国債ですね、約百二十二兆円。他方、負債...全文を見る
○前原委員 結局、具体的な御答弁はなかったと思うんですね。  つまりは、超過準備がある程度ふえるのは仕方がない、しかし、それでどうマネタリーベースをマネーサプライにつなげていくかということについて、今後の日銀として、黒田総裁としてどうするかということについてはお答えがなかったと...全文を見る
○前原委員 後段お話しされたところは、白川総裁のときに決められた仕組みであるわけですね。私も、それから武正さんも、毎回日銀の政策決定会合に出てその議論は聞いておりましたので、今の後段のお話というのは、黒田総裁がどうするかという話じゃなくて、白川総裁のときに決めたものをどうこれから...全文を見る
○前原委員 そうであれば、日銀だけが、このデフレ脱却とか日本の経済をよくするというところに、私は余り肩に力を入れない方がいいと思いますよ。ですから、二年で二%物価上昇というものをむしろ政治が日銀に押しつけていること自体がゆがみを生じさせると私は思いますよ。  我々民主党政権のと...全文を見る
○前原委員 今の御答弁は、前の答弁とまた変わりましたよ。  日銀券ルールは見直す、撤廃するとおっしゃっていたんですよ。おっしゃっていたけれども、今やるかやらないかわからないとおっしゃいました。余り揚げ足をとるような質問はしたくありませんので。大事な御答弁をされたと思います。 ...全文を見る
○前原委員 質問にお答えになっていないんです。  私が聞きたいのは、新たなルールをつくりますか、もしそれを今お考えであれば何ですかということを聞いているんです。
○前原委員 あと、先ほど若干答弁をされていましたけれども、ETFそれからREIT、これについては抑制的でないと官製市場と言われますよ。ですから、これについては、しっかりと自制を持って対応するということが必要だということは申し上げておきたいと思います。  次に、先ほど公明党の岡本...全文を見る
○前原委員 柔軟性を持つことが大事で、我々、去年、二月の十四日に、二%以下のプラスの領域、そして一%当面めどとしたのは、私は穏当なものだったと思うんです。その一%めどというものについてのコミットメントの時期が日銀からしっかり示されていなかった、やはりそこの道筋を着実にしておくとい...全文を見る
○前原委員 また予算委員会で質問することがあると思いますが、とにかく、出口戦略もしっかりと今から定めていただく。それは、公表するかしないかは別ですよ。定めていただくということと同時に、繰り返し申し上げますけれども、日銀が努力していただくことは大事でありますけれども、日銀が全てでは...全文を見る
04月02日第183回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原です。  まず、金融政策について質問させていただきたいと思います。  まず、私のスタンスを少しお話ししたいと思います。  野田政権の最後でありましたけれども、約三カ月間、経済財政担当大臣をさせていただきました。毎回、日銀の政策決定...全文を見る
○前原委員 日銀もお願いします。
○前原委員 黒田総裁、時間を浪費するような答弁はやめていただけますか。  私が聞いているのは、二年で二%の物価上昇を実現するために実質GDP成長率はどれぐらい毎年必要なのかということと、二年後には失業率が幾らになったかということを申し上げているんですよ。それについて答えがあるの...全文を見る
○前原委員 これは、甘利大臣、そして黒田総裁がお答えされたように、いろいろな変数はあります。いろいろな変数がありますので、当然ながら、ある数値を置かなくてはいけないということであります。そうしないと予想が立ちませんから。  しかし、いろいろな前提の中で期待に働きかけるということ...全文を見る
○前原委員 多くの金融関係者の方々あるいは専門家の方々とお話をしておりましても、今の方向性について、先ほど私も申し上げたとおり、金融緩和をして、そして行き過ぎた円高が是正をされ、株価が上がっているということについては、皆さん評価されていますよ、それについては。ただ、本当に二年で二...全文を見る
○前原委員 先般のこの予算委員会で麻生財務大臣にはお聞きいたしましたが、黒田総裁に同じ質問をさせていただきたいと思います。  これだけ莫大な財政赤字を抱えているのに、なぜ国債の金利がこんなに低いのかということであります。なぜ低いと思われますか。理由を幾つか、幾つでも結構です、挙...全文を見る
○前原委員 私なりにその理由を申し上げますと、まず、日本の中に約一千五百兆と言われる個人の金融資産というのがある。それから、経常収支の黒字が続いている。つまりは、日本にお金が入るような状況というのが今まで続いてきた。それから、今総裁がおっしゃったように、国債の国内消化率は去年の末...全文を見る
○前原委員 これから異次元の金融緩和をする、そして量と質の拡大をしていくということをおっしゃっている。その中心は、恐らく、残存期間の長い国債をこれから買われるということになるでしょう。そうすると、結果として財政ファイナンスと見られるのではないか、見られた時点で、日本の国債の信認が...全文を見る
○前原委員 総理、先ほど、私の質問に対して、そんなことを言っているからだめなんだよ、君たちとおっしゃいましたね。日銀券ルールみたいなものは要らないということですか、そういうことは。お答えください。
○前原委員 財政ファイナンスと見られないことは、極めて私は重要だと思います。一千兆円の長期債務が国、地方で合わせてある、これがほかの国との大きな違いですから。その中にあって、白川前総裁に対するいろいろな批判はありましたけれども、我々が対話している中で、やはり非常に心配をされていた...全文を見る
○前原委員 ということは、二%の物価上昇を二年で達成するために質、量とも次元の違う金融緩和を行っていけば、さらに円安が進むという理解でよろしいですか。
○前原委員 内閣官房参与の浜田教授が、エール大学の教授が、一ドル百円なら大丈夫だけれども百十円なら問題だといった趣旨の話をされております。  内閣官房参与のお立場の方がこういう発言をされているわけですが、そういう相場観というものは共有されますか。
○前原委員 私が聞きたいのは相場観ではないんですよ。何を聞きたいかというと、総裁御自身が就任の記者会見で、金融政策が為替に影響するのは事実だということをおっしゃって、今でも、それについてはそのとおりだとおっしゃった。そして、一般論としても、金融緩和を進めていけば為替に影響があると...全文を見る
○前原委員 今、おもしろい答弁をされました。  我々は、二年で二%、こだわりますけれども、これをしゃにむにやってきた場合の長期金利の問題、そして為替の問題、これがさまざまな形になってきた場合に、それがマイナスの要因になっても本当にしゃにむに進むのかということをやってきたわけです...全文を見る
○前原委員 繰り返し申し上げますよ、私の立場を。  デフレ脱却は必要なんですよ。だから、金融緩和をやり、結果的に為替が、円が安くなり、円高が是正されて、そして株価が上がる、輸出が回復する、いいことですよ。だけれども、懸念は、二年で二%というものを必ずやるということを言った場合、...全文を見る
○前原委員 答弁が変わりましたよ。今までおっしゃっていたことと変わった。(発言する者あり)いや、デフレは貨幣現象であるということをおっしゃり、そして二年で二%というのは日銀にやらせますということをおっしゃっていましたよ。それをやらせますということをおっしゃっていた。日本の全体にと...全文を見る
○前原委員 軽減税率を導入したら、その規模によりますけれども、いわゆるプライマリーバランス、国際公約というものの前提が変わるということも踏まえた上で議論をしていかなくてはいけないということは申し上げておきたいと思います。  それと同時に、総理もおわかりになっていると思いますが、...全文を見る
○前原委員 次回は具体的な歳出の見直しの点を議論させていただきたいと思います。  終わります。
04月16日第183回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  締めくくり総括質疑に当たりまして、まず金融政策について質問したいと思います。  きょうは黒田総裁にもお越しをいただいております。まず黒田総裁にお伺いをいたしますけれども、四月四日の金融政策決定会合におきまして、こういう文書が発出をされ...全文を見る
○前原委員 あわせて、物価目標が達成されれば出口ということになるということですね。あと二年でうまくいけばということでありますけれども、うまくいったとしたら、もうあと二年で出口になるということであれば、今から考えておかなくてはいけません。  過去の出口戦略として考えられることを私...全文を見る
○前原委員 確かに、これから金融緩和をやっていこうということで、二年間の工程表、目標を示された。その中において出口戦略を具体的に示すということは、相矛盾というか相殺することにもなるということで、理解をいたします。ただ、二年というのは早いですから、ここはどのようなオペレーションをし...全文を見る
○前原委員 後段の質問に答えておられないですね。踏み込んで言うのはいかがなものかとおっしゃいながら、今の日本の財政は持続可能ではないと言うのは、踏み込んだ発言だと思いますよ。  それで、先ほど申し上げたのは、今の経済状況あるいはさまざまな施策というものが取り上げられている中で、...全文を見る
○前原委員 直接お答えをされないので、総理もしくは財務大臣、どちらでも結構ですので、お答えをいただきたいと思います。  昨年末に景気が腰折れしそうになった、そのときに、何が問題だったかというと、アメリカの景気の減速、ヨーロッパのさまざまな財政問題、それが、金融不安、そして景気全...全文を見る
○前原委員 お配りをしている資料の二ページ目の上をごらんいただきたいと思います。これは、一八九〇年度以降の政府の債務残高、対GDP比で推移したものでありますけれども、第二次世界大戦の戦時状況よりも今ひどい状況になっているということであります。  三枚目の図表をごらんいただきたい...全文を見る
○前原委員 私、キャップがいいとは思わないんですね。ただ、政策テーマにおいて、やはり絞り込むべき点というのがあると思うんです。  例えば、三つ質問いたします。これは総理がお答えください、そんな難しい話じゃありませんので。  七十歳から七十四歳の医療費においての窓口負担、これは...全文を見る
○前原委員 介護保険の範囲そして負担というものについては、導入したときと比べて環境が大きく変わっています。例えば、今総理がおっしゃった、団塊の世代がそれをもらう時期に差しかかってくるとか、あるいは、平均寿命が大分延びてきておりますね。そういったさまざまのことを考え、また、今までの...全文を見る
○前原委員 終わります。
06月19日第183回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○前原委員 民主党の前原です。  きょうは、財務金融委員会で質問の機会をいただきまして、同僚議員また委員会の皆さん方に感謝を申し上げたいと思います。前半が黒田総裁に主に質問させていただき、後半は麻生財務大臣に質問させていただければ、こう思っております。  まず、黒田総裁にお伺...全文を見る
○前原委員 もう一点、再確認でございますけれども、機動的な対応が必要だというのは、それは当然のことだと思いますけれども、今おっしゃったのは、この二年の、例えばマネタリーベース二倍、二百七十兆ですか、そういうものプラスアルファというものを考えられるのか、それとも、その二百七十兆とい...全文を見る
○前原委員 それを伺って安心をいたしました。  まず、きょうお配りをしている資料の三というものをごらんいただけるでしょうか。これが日経平均の推移。日経平均はきのうのものまででありますけれども、ドルも、きのうの午後の三時半でございます。先ほど日経平均を見ますと、きのうの終わり値よ...全文を見る
○前原委員 二つのことについて注視をし、しっかりと取り組んでいきたいとおっしゃいました。ボラティリティーを下げるということと、金利の下方圧力をしっかり政策的にかけていきたい、こういう御発言だったと思います。  総裁もいろいろとマーケットとお話をされていると思いますけれども、私も...全文を見る
○前原委員 先ほど上田委員とのやりとりの中で、実質金利は下がっている、その理由としては期待インフレ率が高まっているからだという話をされておりましたけれども、資料四をごらんいただけますか。  これは、市場から算出される期待インフレ率ということでありまして、一つの目安になると思うん...全文を見る
○前原委員 日銀の事務方で結構でありますので、実質金利、期待インフレ率、いろいろな指標があるというのは総裁のおっしゃるとおりでありまして、そういったものの目下の推移、こういったものを資料としてぜひ提出していただくように、委員長にお願いをしたいというふうに思います。
○前原委員 よろしくお願いいたします。  ボラティリティーの話をされておりますので、私自身の若干懸念も含めて、このボラティリティーについてお話をしたいというふうに思います。  では、なぜこういう状況、変動幅が高くなっているのかということの理由の一つが、やはり、日銀が新規発行国...全文を見る
○前原委員 どのような御答弁をされたって、それは、マーケットの新規国債発行額の七割を日銀が買うわけですから、マーケットが狭くなってくる。そういう意味においては市場流動性が低下するというのは当たり前の話なんですね。  そういったところで、今どういう動きが出てきているかというと、国...全文を見る
○前原委員 今のお話を伺った背景の一つとして、六月の十一日の政策決定会合で、新たな長期金利安定化策の導入について、メリット、デメリットを議論されたと思います。現時点では必要がないというような結論になったわけでありますけれども、ただ、住宅ローン金利は二カ月連続、長期金利に連動する企...全文を見る
○前原委員 私が質問したことについて直接お答えになっていないかもしれませんが、いずれにしても、六月の政策決定会合で、現時点では、長期金利安定化導入についての必要がないとの結論となったということでありますが、今後、動向を見ながら適切に対応する、そういうことでございますね。  資料...全文を見る
○前原委員 これから数字がどういう推移をしていくかということはしっかりチェックをさせていただきたいと思います。  一つ、我々、三年三カ月政権にいる中で、数字を申し上げれば、GDPもかなり実質は拡大をいたしました。そして、今おっしゃった需給ギャップというのは、三十五兆円から十五兆...全文を見る
○前原委員 麻生大臣に、歳出改革の主要分野についてお話を伺いたいと思います。  これは、時間がなくなってきたので私の意見を申し上げます。そこでポイントを幾つかお答えいただきたいんですが。  やはり一般歳出の中身で今五四%を占めている社会保障、ここは聖域では全くないと私は思って...全文を見る
○前原委員 時間が来ましたのでこれで終わりますが、社会保障については、御持論の終末期医療の問題とか、あるいは、参議院選挙前には見送られました、七十歳から七十四歳までの窓口負担を本則二割に戻すという話も含めてやはりしっかりやっていただかないと、財務省が出された慎重シナリオでは、消費...全文を見る
06月21日第183回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
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○前原分科員 おはようございます。民主党の前原でございます。  今まで行ってこられた国土交通行政につきまして、フォローアップの意味で幾つか質問させていただきたいと思います。三十分で十五問ということで、多岐にわたっていますので、簡潔に御答弁をいただければと思いますし、事務方でも答...全文を見る
○前原分科員 ぜひ、九万回、そしてさらなる首都圏の機能強化というものにつながるように取り組みを継続していただきたいというふうに思っております。  次に、オープンスカイ協定と、今後の地方空港の公設民営化についてであります。  まずは、今の執行部に御努力をいただきまして地方空港の...全文を見る
○前原分科員 太田大臣に一言だけお伺いをしたいと思います。  今、田村局長がお答えされたことをしっかりとやっていくためには、航空局も今まで大変御苦労をいただいているわけでありますけれども、この公設民営化の法案が通った中で、また後で質問いたしますけれども、関空、伊丹も含めて、これ...全文を見る
○前原分科員 心強い御答弁、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  先ほど田村局長が若干付言された航空機燃料税でありますけれども、特例措置が切れるということになります。  確かに、日本航空も全日空も過去最高益を出しているということでありますが、私が申し上げるま...全文を見る
○前原分科員 ここは、大臣が財務省としっかりと話をされる、そして、航空機燃料税の軽減措置というものが、国際競争力を高めるために、また、変動があったときの脆弱性に打ちかつために大変重要なんだということをしっかり踏まえていただき、継続を力強く進めていただきたいということをお願いしてお...全文を見る
○前原分科員 この問題意識の背景には二つ大きな問題があって、一つは、有利子負債あるいは無利子負債を含めて一兆円を超えている大きな負債があるということで、補給金に毎年毎年頼っているということから脱却しなきゃいけないということが一つありました。  もう一つは、今大臣がおっしゃったよ...全文を見る
○前原分科員 今まで林田、山縣両局長初め港湾局の方も頑張っていただいて、取り扱い荷物もふえてきている、さまざまな取り組みをされているということでありますが、とにかく国際競争力をもう一度高めるということで、この二港を徹底的に集中と選択によって競争力アップをしていくということで、政治...全文を見る
○前原分科員 トップセールスもこれから御努力をいただくと同時に、民間の企業ともしっかり対話をしていただいて、例えば鉄道ではコンサルというものをつくったわけであります。これも国交省の皆さんが努力をされてできたわけでありますけれども、やはり実際に受注につながっていくためには何らかの努...全文を見る
○前原分科員 今までの償還計画のベースになる債務、それから大規模改修に必要になってくるお金、こういったものを分ける中で今考えることもというお答えだったと思いますけれども、ただ、四十五年以上、今までの債務にもかかるわけですね。大規模改修というのは、もうこれは待ったなしでやらなきゃい...全文を見る
○前原分科員 国交省所管の公益法人というのは数がかなりたくさんございますので、時間をかけて精査していただき、そして、かなり大きなところから手をつけてきましたけれども、小さなものを含めてぜひ手がけていただきたい。また一定期間がたったらどうなっていますかと伺いますので、ぜひしっかりと...全文を見る
○前原分科員 しつこくこの問題については取り上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問通告をして、また、お越しをいただきながら質問できなかった方々にはおわび申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
10月21日第185回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  三十分という時間をいただいておりますので、主に安倍総理にお話を伺いたいと思います。  まず、安倍総理は、所信表明演説の中で、経済の取り組みにはこの道しかないということをおっしゃいました。  確かに、デフレ脱却は重要であります。デフレ...全文を見る
○前原委員 これは、太田大臣、国土交通省にヒアリングをした上で質問しているんです。国土交通省の役人そのものが私にレクチャーをしてくれたのは、これから年度の後半ですよね、年度の後半の方が発注がふえますと。したがって、今までは今答弁のとおりかもしれないけれども、これからは、説明に来ら...全文を見る
○前原委員 今、自民党席の方から、民主党が公共事業を減らした中で建設業を潰したという話がありましたね、不規則発言が。これは、事実関係を申し上げましょうか。  我々は、公共事業は、必要なものはやらなきゃいけないと思っているんです。これだけ莫大な借金がふえてくる中で、公共事業を含め...全文を見る
○前原委員 全くもって拍手するところじゃないですよ。公共事業は、必要なものはやらなきゃいけないのは当たり前じゃないですか。選択と集中の中で本当に必要な公共事業をやっていくということで我々は公共事業の見直しをやってきたんです。  例えば、我々が河川の見直しをやった中で、今でも太田...全文を見る
○前原委員 ちょっと、総理に答えてもらってください。  私は、総理がおっしゃっている三本の矢の中で、機動的な財政出動というのは人的制約要因が出てきている、それを認めますか、どうですかということを聞いているんですよ。
○前原委員 まず、平成八年から平成二十年、これは自民党政権ですよ、ずっと。この自民党政権で、国民所得はどれだけ上がったと思われますか。マイナス八・四ですよ。ずっと下がってきたんだ。自公政権で上がらなかった。まずそれを一つ申し上げる。  民主党政権で何もできなかったとおっしゃるけ...全文を見る
○前原委員 では、市場はどう見ているか。  ブルームバーグが日銀ウオッチャーに対して今月の初めに行った調査を幾つか紹介したいと思います。  ある外資系証券チーフエコノミスト。日銀の一四年度実質GDP成長率見通しは高い。日銀は、消費税率引き上げ直後の展望リポートで、つまりは来年...全文を見る
○前原委員 私が指摘をしたのは、確かに下げ幅は縮まっている。だけれども、コアコアで見た場合はまだマイナスじゃないですか。つまり、総合CPIで見られるということでありますけれども、それで二%、二年ということになると、コストプッシュ型のインフレになりますよということを申し上げているわ...全文を見る
○前原委員 グリーンに乗るかどうかわからないですよ。一緒に崖に連れていかれたらたまらない。だから我々はこうやって議論しているんじゃないですか。だから我々野党の存在があるんじゃないですか。  それと同時に、民主党のときのことばかりおっしゃいますけれども、繰り返し申し上げますよ。民...全文を見る
○前原委員 これで終わりますけれども、今の答弁は逃げているんですよ。つまりは、将来のことはわからないから出口戦略は語らないということは、おかしいんですよ。出口戦略というリスクも含めて今の金融政策があるんだ、今だけいいということだけで、その結果オーライでやられたらたまらないというこ...全文を見る
11月22日第185回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。  まず、お配りしております資料一を、麻生財務大臣また黒田日銀総裁初め皆さんにごらんいただきたいと思います。  これは、二〇一三年七—九のGDPの増減率の内訳ということでございまして、上が折れ線グラフ、そして、下の方が...全文を見る
○前原委員 日銀総裁に重ねてお伺いしたいと思いますけれども、OECDが先日、世界経済見通しを発表しました。ごらんになられていると思います。日本につきましては、ことしが一・八%成長、来年は一・五%成長。そして、CPIにつきましては、ことしが〇・二%、来年が二・三%、これは消費税が上...全文を見る
○前原委員 予算委員会でも繰り返し申し上げているように、私は、二%の物価上昇は求めるべきではないと思っています。一千兆円の長期債務がある中で物価上昇を無理やりやろうとした場合においては、金利上昇リスクというものが高まって、結果的にそれが財政破綻というものを招きかねない状況になると...全文を見る
○前原委員 このグラフを見ていただくと、マネタリーベースがふえている。しかし、先ほどおっしゃったようにマネーストックあるいは法人向け貸出残高というのは若干ふえているかもしれませんが、まだ微増ですよね。積み上がってきているのは超過準備じゃないですか。  それを考えると、今、金利も...全文を見る
○前原委員 いや、これは完全なるバブルですよ。だって、これだけ円安が一挙に進んだということは、日銀が量的緩和を異次元にやるということのメッセージじゃないですか。  ということは、裏返せば、これは二年で二%という話で、例えば来年、一般的に言われているように、乖離が出てきたときに追...全文を見る
○前原委員 資料三をごらんいただけますでしょうか。  これは、主要各社の売り上げ、利益の増減要因というものを示したものでありまして、先ほどお話をしたように、私は資産バブルということをあえて申し上げたいと思いますけれども、量的緩和によって円安、為替に働きかけて、そして輸出企業、関...全文を見る
○前原委員 日銀総裁と麻生財務大臣に申し上げたいんですけれども、私は、黒田総裁、黒田総裁を責めているような感じですが、日銀だけで全てができるとは全く思っていないわけです。  例えば、日銀と政府の間で共同文書というのを交わされたと思います。共同文書には、日銀のやるべきことも書かれ...全文を見る
○前原委員 付利金利とか、あるいは長期国債、短期国債の売買、こういったところの言及をされたわけでありますが、もちろん、まだ二年たっていないわけでありますので、これからどういった道筋を通っていくのかということは不透明でありますけれども、私は、繰り返し申し上げているように、出口のこと...全文を見る
○前原委員 これで質問を終わりますけれども、先ほどお話をしたように、どのようなリスクイベントが起きるかもわからない。そしてまた、日銀の量的緩和だけで日本の経済がよくなるわけではない。しっかりと政府と連携をとりながら、これは失敗すると、国民に対して相当大きな被害というか、大変な責め...全文を見る