前原誠司

まえはらせいじ

小選挙区(京都府第二区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数10回

前原誠司の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第190回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○前原委員 民主党の前原でございます。  きのうも質疑を見ていまして、きょうも質疑を見ていましたけれども、質問者がいないのに答弁をされているケースが見受けられます。これは、委員長、ちょっとおかしいんじゃないですか。やはりしっかりと議論ができるような形で采配をされるということが大...全文を見る
○前原委員 しばらくちょっとやりとりしますので、私の質問にだけ答えてくださいね。  六月十日のやりとりの中でデメリットとおっしゃったのは何ですかということを聞いているわけですね。つまりは、その前段として、マネタリーベースをこれからも年間八十兆円買われるわけでしょう。それに対して...全文を見る
○前原委員 リスクは小さいのではないかということは、リスクはあるかもしれない。欧州の例を挙げられたわけでありますけれども、欧州の例と日本の例が全く一緒にうまくいくかどうかというのはわからないですよね。  確かに、国債を日銀に金融機関が売るということになると、金利が下がっていると...全文を見る
○前原委員 量的緩和はまだまだできるということをおっしゃっていたわけですけれども、それぞれの金融機関は国債を保有していて、一定程度の国債保有をしていくでしょう。例えば、ゆうちょなんというのは融資ができないわけですから、そういう意味ではしっかりとある程度保有しておいて資産運用をしな...全文を見る
○前原委員 私の勘定で四回ですね。  まず、二%の目標達成時期について、一五年度にということを言っていたわけですよ。それを二〇一五年度を中心とする期間ということにずらしたんですね。これが一回。次は、一六年度前半ごろに変えたのが二回。それから、一六年度後半ごろに変えたのが三回。こ...全文を見る
○前原委員 見通しを聞いているんじゃないんですよ。私は意思を聞いているんですよ。何が何でもやると言って、それでマイナス金利まで導入したんでしょう。そして、最強のツールを手に入れたとおっしゃっているんだから。  そして、先ほど私が申し上げたように、また総裁もおっしゃったように、原...全文を見る
○前原委員 見通しをおっしゃったのから、全力を尽くす、お誓い申し上げますということで、若干前に行ったような気がしますけれども。  本気で本当に二%を達成するのであれば、あらゆる手段をやるんでしょう。それが最優先されるわけでしょう、総裁。あらゆるものを手に入れた、最強のものを手に...全文を見る
○前原委員 為替水準にはこだわらないということをおっしゃいました。  しかし、次の質問でいいますと、三つ目のいわゆるマイナス金利というのはいわゆる量的緩和ではなくて、量的緩和もイールドカーブを下げてという効果があったわけでありますが、ダイレクトに金利が下がるわけですね。そうする...全文を見る
○前原委員 建前と本音の世界だと思うんですね。後で安倍総理にお話を伺いますけれども。  この政権がいわゆる好景気だと称しているものは、全て円安なんですよ、円安によってもたらされているものです。これを演出しているのがまさにこの量的緩和、異次元の金融緩和でありますので、為替にはこだ...全文を見る
○前原委員 しかし、先ほど、二%の物価安定目標を二〇一七年度にやるために何でもやるとおっしゃったでしょう。そして、きのうの講演でも、追加利下げ、マイナス金利をさらに引き下げるということはあり得ると。  今、否定はしませんということをおっしゃいましたね。否定はしませんと。否定はし...全文を見る
○前原委員 可能性がないということは言えるわけですね。  地方銀行とか信用金庫とかは、先ほど申し上げたように経営が大変ですよ、これから。それで、経営が大変になったときに、マイナス金利を、手数料をつけさせてもらわなきゃ困るということを言ったときに、日本銀行としてはバックアップでき...全文を見る
○前原委員 今、名目の金利の話をされているんですね。  実質金利というのは、名目金利から期待インフレ率を引いたものですね。これについてはマイナスですよね。  つまりは、実質金利はもうマイナスなんです。マイナスだということは、資産を持っている人は目減りしているんです、もう既に。...全文を見る
○前原委員 私の質問に答えていないんです。  実質金利がマイナスだということは、国民の預金が目減りをして、ほかの国の例をおっしゃったけれども、借金のあるところについてつけかえをしているだけなんですよ。  つまりは、この政策によって、将来は景気がよくなる、よくなるというニンジン...全文を見る
○前原委員 我々の政権でもデフレを脱却しようということで、ただ、二%の物価目標は置いていなかったんですよ。一%以下のプラスの領域ということで、こんな異次元の、まさにやり過ぎの金融緩和はやっていなかったわけです。  最後に、民主党政権の三年三カ月を、よく安倍総理は、安倍政権とこう...全文を見る
02月24日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○前原委員 おはようございます。  きょうは、総理大臣また日本銀行総裁にもお越しをいただいておりますので、主にお二人に質問をさせていただきたいと思います。  まずは日本経済の現状について、税あるいは復興財源を議論する前提としてお聞きをし、また、各論にも移っていきたいというふう...全文を見る
○前原委員 こうも答弁されているんですね。  「世界史的にも先例のないデフレ脱却に取り組まなければならないという中において、思い切ったマインドの転換が必要なんですね。その中において、例えばスティグリッツもクルーグマンも、三%、四%という、例示として出していました。私も何人かのエ...全文を見る
○前原委員 黒田総裁にお伺いをしたいというふうに思いますけれども、私がなぜこの話を冒頭伺ったかといいますと、総理と黒田総裁にお話をしますけれども、金融政策に重きを置いておられる、ある方、専門家に言わせると、金融政策の一本足打法と言う方もおられますけれども、かなり金融政策に重きを置...全文を見る
○前原委員 先般、予算委員会で黒田総裁とはかなり突っ込んだ議論をさせていただきましたけれども、二年で二%という物価目標について四回先送りをされている、こういうことであります。先ほどの総理の言葉をかりれば、政治は結果を出さなきゃいけないということで、かた目の数字二%ですら実現をして...全文を見る
○前原委員 おかしなことをおっしゃいますね。どういうメカニズムで今の金融政策に働きかけるかということの議論をしているわけですよ。つまりは、金利を下げるわけでしょう。イールドカーブ全体を押し下げる。そして、それを補完する形として、この間マイナス金利を一部導入をされた。つまりは理論を...全文を見る
○前原委員 私が黒田総裁の今の御説明を分析すれば、量的・質的金融緩和によって実質金利を下げる、こういう政策目標を達成するためにやっているんだと。ということは、それをやめれば実質金利が上がるということですね。  実質金利が上がるということになれば、その場合、為替、株はどうなるかと...全文を見る
○前原委員 かなりお答えになられ始めたというふうに思うわけでありますが、実質金利が上がる、こういうことですね。  他国との金利差というものを考えたときに、実質金利が下がれば金利差は広がりますね。そうすると総裁、お金を持っている人は、金利の高いところで運用しますか、安いところで運...全文を見る
○前原委員 お答えになり始めたんですけれども。金利を下げる目的だったから、テーパリングとか、あるいは金融緩和をやめれば実質金利は上がる、そして、金利差については縮小するわけですから、為替にも影響を与える。縮小というか、金融緩和をしたときには金利差が拡大をするので、いわゆる為替にも...全文を見る
○前原委員 つまり、QE1、QE2のときは、世界環境というものが、経済環境というものがある意味で静かであった。しかし、今は相場が荒れている。中国の経済の減速、原油価格の下落、そういったものによって外部環境が荒れている状況であるので、別に為替を狙ったものではない、株価を狙ったもので...全文を見る
○前原委員 この週末に、麻生財務大臣と黒田日銀総裁は上海で行われるG20に行かれますね。それを前にどういう議論をするか、きょうだけじゃなくて、私は金曜日にも質疑時間をいただいておりますので、あわせて質問をしたいというふうに思います。  一部報道によりますと、アメリカが通貨安競争...全文を見る
○前原委員 黒田総裁にも質問をさせていただきたいんですが、先ほど、QE1、QE2とQE3、違いを述べられました。つまりは、世界経済の状況が違う中において、日銀としての当初の政策目標はしっかり達成しているんだけれども、為替、株価については違う結果が生まれている、こういうことでありま...全文を見る
○前原委員 安倍総理にお伺いしたいんですけれども、構造改革、いろいろな面があると思いますけれども、潜在成長率をどうやって上げるかということが大事、これは同じ認識でおられると思います。労働力、労働生産性、イノベーション、こういったところが非常に大事だというふうに思います。  そこ...全文を見る
○前原委員 それでは、今二つ目におっしゃった、消費税とプライマリーバランス二〇二〇年のことについて少しお話をしたいというふうに思いますが、お配りをしている資料の左の上に六と書いてあるもの、「短期経済予測の概要」というものをごらんをいただきたいと思います。  先般、二〇一五年の十...全文を見る
○前原委員 総理、私が伺っているのは、財政健全化というのはしっかりやらなきゃいけないと思うんです。成長戦略も大事であります。そして、今おっしゃったように、歳出歳入改革も必要。ただ、この間の予算委員会で最後に私申し上げたように、それから、先ほど日銀総裁と議論させていただいたように、...全文を見る
○前原委員 今、総理が御答弁されたように、ベースラインというものをしっかりと頭に入れながら、これから二〇二〇年までの基礎的財政収支黒字化をどう果たすかということを考えることの方が、むしろそれを達成できる蓋然性が高まると私は思っておりますので、しっかりそのベースラインというもの、つ...全文を見る
02月26日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○前原委員 おはようございます。民主党の前原でございます。  まず、財務大臣に、租特、政策減税についてお話を伺いたいというふうに思います。  お配りをしている資料の六をごらんいただきたいと思います。  民主党政権のときに租特透明化法というものをつくりまして、その結果明らかに...全文を見る
○前原委員 答弁は短くお願いいたします。  私は、冒頭に申し上げたように、租特そのものを否定しているわけではないんです。ただ、それで恩恵を受ける企業については、やはり区別すべきではないかということを申し上げているわけです。  今大臣が御答弁をされました内部留保の問題、恐らく、...全文を見る
○前原委員 いや、そこで終わられたら困るんです。はっきりしているのはわかっているんですよ。だからどうするかということを伺っているわけです。つまり、期限が来たものの見直しではなくて、内部留保とか、あるいは利益がずっと出ている、さっきのトヨタなんてすごい内部留保ですよ。  そこで、...全文を見る
○前原委員 ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  別に連合さんは自民党だけに頼んでいるのではなくて、政治にいろいろな団体が要望するのは当然の権利ですから。権利の中で、与党、自民党や公明党に政策要望をされている、我々にも政策要望をされている、それを政治が大局に立って判...全文を見る
○前原委員 黒田総裁がダボス会議に行かれたときに、グローバル・エコノミック・アウトルックというセッションに出られましたね。そのときに、先ほどお名前の出たラガルド専務理事、あるいは他国の財務大臣等々とパネル参加をされたと思うんですが、そのときに、国際金融のトリレンマの話をされていま...全文を見る
○前原委員 違法なものはもちろんよくありませんけれども、資本逃避というものをどうやって防いでいくのかということについては、大変重要な議論として考えなくてはいけないと思います。  それに関連すると、他国の金融政策というものがまた関連してきますね、総裁。つまりは、資本逃避するかどう...全文を見る
○前原委員 黒田総裁、一つポイントだけ伺いますけれども、関税関連法あるいは大統領選挙での候補者の発言を含めて、日本の金融政策は縛られるものなのかどうなのか。  それは、自分たちは違うと言いますよね、通貨を切り下げる、為替政策をダイレクトに意図したものではないと言いますけれども、...全文を見る
○前原委員 それでは、残りの時間で、今のマイナス金利つき量的・質的緩和についてお話を伺いたいというふうに思います。  この間も、おとついも若干言及したんですけれども、突然でしたよね、このマイナス金利つき質的・量的緩和。したがって、金融機関、銀行のシステム、それから法令、顧客との...全文を見る
○前原委員 一月二十九日に発表されて、二月十六日から施行ですよね。できていないんですよ、金融機関。多分、総裁もいろいろな方とお話しされていますけれども、まだ対応できていないですよ。  なぜもうちょっと準備期間を置かなかったんですか。それはやはり、私は、日銀としての実務的なミスだ...全文を見る
○前原委員 この政策によって、金融株は大幅に下落をする、そして、実務的にも、コンピューターのシステムのみならず、先ほどの法務上も大きな問題が起きるということで、別に数カ月とは金融機関も言っていませんよ、もう少ししっかりと準備をする期間をということでありまして、そこは配慮しないと、...全文を見る
○前原委員 いや、そういうことじゃないんですよ。運用に困って、メガバンクに預けているんですよ。そういうものがふえているんですよ。調べられたらどうですか。  あるメガには地銀から、あれ以降、数兆円のお金が集まっていますよ。だから、こういうポートフォリオリバランス、これは政策目的と...全文を見る
○前原委員 これで終わりますけれども、やはり、量的そして質的緩和を行うことによって、過去、バブルが起きているわけですね。それが崩壊して今のデフレにもつながっているわけですから、日銀のこの政策というものがもう一度同じようなバブルを生んではいけないということで、しっかりとその辺は注視...全文を見る
05月25日第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第19号
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○前原委員 民進党の前原でございます。  我が党は、先ほど、消費税率引き上げを先送りする法案を国会に提出をいたしました。私も、財務金融の担当者として党の決定には組織人としてコミットメントしますが、きょうの質問は、少し包括的な観点から議論をさせていただきたいと思います。  まず...全文を見る
○前原委員 後で伺おうと思ったんですが、今、財務大臣がそういう御答弁をされましたので、どうしても聞きたいことがあります。  G7で財務相・中央銀行総裁会合が行われましたけれども、予定どおり消費税は引き上げるということをおっしゃったということでありますが、これについて、おっしゃっ...全文を見る
○前原委員 確認ですが、国際公約と捉えてよろしいですか。
○前原委員 財務状況が悪いのにもかかわらず金利が下がっているということをおっしゃいましたけれども、今からちょっと日銀総裁とまた議論をさせていただきますが、金利が下がっているんじゃなくて、金利を下げているんですよ。これは金融政策によって無理やり下げている。  きょうの議論のポイン...全文を見る
○前原委員 私の質問にはお答えを今直接いただいていないんですね。  経済は緩やかに回復しているというのは、そのとおりだと思います。我々が言うと若干語弊があるかもしれませんが、アメリカ経済の回復基調と軌を一にしていますし、それがないとやはり円安には、こういう金融緩和をしてもここま...全文を見る
○前原委員 先ほどから申し上げているように、財政政策とか金融政策というのはカンフル剤ですから、これは政権が違っても、必要性は認識しているわけです。でも、それに頼り過ぎてはいけないということの中で話をしていて、そして今の金融政策というものは、ダッシュで走っている。ダッシュで走って二...全文を見る
○前原委員 そういう御答弁でしょう。  二%は中長期の目標にして、一%の物価安定目標に変える、その英断を持たれた方がいい。そうでないと、これからもう一つ副作用のことを申し上げますが、副作用はより大きくなるということであります。  もう一つの副作用を申し上げましょう。  先ほ...全文を見る
○前原委員 確かに、国債を買われる、今高い値段で買われていますね、金利が低いですから。長期国債でマイナス金利ですから。高い値段で買われているということですし、それに対する利息分が入ってくるということで、当然ですよね。国債の買う量を拡大していっているわけですから、その分、国に入るも...全文を見る
○前原委員 この金融政策というのは、よく言われるのは、行きはよいよい帰りは怖い。つまりは、お札を刷って、そして国債を大量に購入して、そしてマネタリーベース、マネーサプライを拡大しているという金融政策が、言ってみれば、攻めのときはいいわけですよ。さまざまなもので好循環を生むという、...全文を見る
○前原委員 つまりは、国民負担は生じ得るということを認められたわけですよ。  そして、私が先ほどお話をしたように、余りコミットメントを金融緩和でし過ぎると、結果的に副作用とかこういうひずみというものが大きくなるので、私は、もう少しマイルドなものにした方がいい、より持続可能なもの...全文を見る
○前原委員 時間も限られているので、ちょっと簡潔に私から申し上げて最後に御答弁いただきたいと思うんですが、私が申し上げたのは、構造改革にこそ財政出動はすべきだ、それについては安易な赤字国債は発行すべきでない、恒久財源にすべきだということであります。  そこで、私は二つ申し上げた...全文を見る
○前原委員 終わります。
10月03日第192回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○前原委員 おはようございます。民進党の前原でございます。  まず、安倍総理に、安倍政権の外交防衛政策に対する基本的な考え方を伺いたいと思います。  まず、日ロの関係から伺いたいと思います。  私は、戦後七十一年間平和条約が結ばれていないということ、これをしっかりと解決して...全文を見る
○前原委員 交渉されているのは総理ですから。時間がもったいないので、外務大臣はもうおっしゃっているので。総理。
○前原委員 現時点で変更がないということを私は伺っているのではなくて、領土交渉に絡めることはないかということを、だから総理に伺いたかったんです。お答えください。
○前原委員 いや、私の質問は、後で四島の帰属の話は伺います、領土交渉の中にこのクリミアの問題を絡めるということはあり得るのかということを聞いているわけです。
○前原委員 私の質問にまだお答えいただいていないんです。  制裁については、おっしゃることについては理解をしています。領土交渉について、領土問題、クリミアの問題を絡めることはありませんかと聞いているんです。それについて、イエスかノーかでお答えをいただきたいんです。
○前原委員 多くの国民の皆さん方が理解されていると思うんですが、今、世界の中で、我々に対する挑戦というのは、力で世界の秩序を変更しようとしているゲームチェンジャー、ルールチェンジャーが出始めている。  一つはISですよね。自分たちのイスラム国をつくると言っている。それから南シナ...全文を見る
○前原委員 確認をいただいたと思っております。  次に、アメリカとの関係について、この領土問題についてお話をしたいと思います。  これは総理も恐らく肌でお感じになっていると思いますけれども、知日家あるいは親日家の中でも、ロシアの問題に対しては非常に厳しいですよね。シリアでのア...全文を見る
○前原委員 これは法的なことですので、後でまた細かく詰めたいと思いますけれども、それは前段の部分をおっしゃっているんでしょう。二十六条というのは前段と後段があって、これは後段のところを指しているわけですね。  しかも、一九五一年のサンフランシスコ講和条約を結んだ後に、これが一九...全文を見る
○前原委員 首脳同士あるいは副大統領との会話の中で承認されていると今明言されたわけでありますけれども、私が感じている雰囲気では、なかなかそんな簡単な、ぜひ進めてくださいという雰囲気ではないということは、わかっておられると思いますけれども、伝えておきたいと思います。  その上で、...全文を見る
○前原委員 主体性を保つことと同盟国との連携をしっかりとるということの中でさまざまな外交をやっていかなくてはいけないということは、総理が一番よくわかっておられると思います。私も、二十三年間国会議員をやらせていただき、アメリカとの関係を中心にやってきましたけれども、そんなに簡単な国...全文を見る
○前原委員 ホームページにも書かれていますけれども、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結する、これは東京宣言、一九九三年を踏襲されているわけですけれども、その後に、北方四島に対する我が国の主権が確認されることを条件としてということも書いてある。  つまりは、再度伺います...全文を見る
○前原委員 ちょっと私の認識と違いますし、今までの国会答弁とも違いますよ。つまりは、今までの国会答弁、累次行われていますけれども、日本への帰属じゃないですか。日本への帰属じゃないんですか。  四島の帰属というのは、ロシアへの帰属も含めて考えられるということですか。答弁ください。
○前原委員 もう一遍聞きますよ。簡単な質問です。  この帰属というのは、例えば、四島ありますから、ゼロ対四、四対ゼロ、一対三、三対一、そういうことも含めて帰属ということを定義するのか、あるいは四島の帰属、日本への帰属ということで四対ゼロを意味するのか、どちらですかと聞いているわ...全文を見る
○前原委員 二段階にしているということはどういうことなんですか。今のは、ということは、外務大臣、日本への帰属ということでいいんですね、四島は。  先ほど来、四島の帰属、日本への帰属と二つおっしゃいましたよね、答弁で。ということは、四島は日本への帰属を明らかにするということでよろ...全文を見る
○前原委員 余りこれで時間を使いたくないですけれども、大事なことなので。  日本への帰属ですね。
○前原委員 これは平成二十一年に予算委員会で行われていることでありますけれども、中曽根外務大臣のころなんですね。我が方からすれば四島が日本の領土である、そういう基本的な考えに立っての宣言だということ、つまりは四島が日本の領土であるという前提に立っての宣言という答弁をされているんで...全文を見る
○前原委員 ですから、今答弁をされたように、まだ曖昧なんですよ。四島が固有の領土であるということをおっしゃいましたけれども、平和条約締結のときは、四島の日本への帰属ということについては明確におっしゃっていないわけですね。  それで時間を使ってはあれなので、総理、その上で、歯舞、...全文を見る
○前原委員 そうなんですよ。四のうち二なんですけれども、面積でいうと七%なんです。択捉が六四%、国後が二九%。ですから、この歯舞、色丹というのは、領土のパーセンテージでいうとたった七%なんですね。  そこで、この二島の先行返還論、ある新聞に載りましたけれども、二島の先行返還とい...全文を見る
○前原委員 報道は横に置いておいて、御自身の考え方として二島先行返還論というのはあり得るんですかと聞いています。
○前原委員 現段階においてはそれが精いっぱいでしょう。  先ほど申し上げたように、ここにも書いてあるんですよ。二島の引き渡しで決着できたのであれば、五六年当時平和条約が締結されていたはずだというのが日本の立場なんです。つまりは、二島を返還して後でもう二島ですよなんということはこ...全文を見る
○前原委員 考え方が変わったということでよろしいんでしょうか。変わったなら変わったということを御答弁いただきたいわけですが。  こうもおっしゃっているんですね。「正論」という月刊誌の中で、二〇一二年の十一月号ですけれども、「中国は尖閣が核心的利益であると宣言し、本気で盗ろうとし...全文を見る
○前原委員 変わったんですね。一言だけで結構です。
○前原委員 中国の尖閣に対する実効支配の考え方というのは、自民党のいわゆる政策ブックにも書かれているわけです。  つまりは、野党のときはそういった勇ましいことを言っていて、そして実際に政権をとったら、相手国との関係で、今おっしゃったように、いたずらに刺激をしないという使い分けを...全文を見る
○前原委員 事前には通告していますよ。今までの国会での質問、そして発表された雑誌、新聞等々の中から外交、防衛、歴史観に対する……(発言する者あり)申し上げますけれども……
○前原委員 一つ申し上げますが、我々の政権のときは質問項目だけだったんです。それについて、我々は一つも文句を言わずに全部お答えしましたよ。あなたの質問に対してもそうだった。そのことについて私はより丁寧に、今回の質問通告については、日米同盟の重要性についてということを項目を立てて、...全文を見る
○前原委員 極めて漠としていますね。  防衛政策においてと申し上げたように、今のはいわゆる外部環境の話でしょう、防衛政策というのは具体的に、防衛省・自衛隊を預かっておられるわけでしょう、どの点が、同盟関係がなければ、日本の防衛に穴があくんですか、隘路になるんですか、そのことを聞...全文を見る
○前原委員 金曜日の質問でも、安倍総理が稲田さんが答弁されるときに手助けをされておりますけれども、今もバックアップをされておりました。(発言する者あり)いやいや、今お答えをされていたんですよ。  防衛の隘路というのは、幾つか申し上げましょう。一つは抑止力ですよ、つまりは核も含め...全文を見る
○前原委員 今、くしくも、稲田大臣の考え方は変わっておられると明言をされました。つまり……(発言する者あり)いや、変わっておられるということ、後で議事録を見ていただいたら結構でありますが。  つまりは、甘いんですよ、稲田さんに対して。甘いし、外交、安全保障について、あるいは歴史...全文を見る
10月21日第192回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○前原委員 おはようございます。  まず、金融政策につきまして、黒田日銀総裁に主にお話をお伺いしたいというふうに思います。  まず、黒田総裁、先般の予算委員会では、質問通告してお越しをいただきながら質問をすることがありませんで、申しわけありませんでした。きょうはたっぷりお答え...全文を見る
○前原委員 総裁、私が用意させていただいた資料をごらんいただきたいんですが、一番ですね。  色で区分けをしてあるのでありますが、黒田総裁が着任をされて、いわゆるバズーカと言われるものをされる前が赤でありまして、それ以降、累次追加緩和というものをされてきているわけでありまして、直...全文を見る
○前原委員 あと、金融関係者の中で幾つか意見がある中で確認をさせていただきたいのは、今回の金融市場調節の方針として、従来のマネタリーベース増加目標にかえて、短期政策金利と長期金利操作目標を決定する、こういうこととされていて、短期政策金利はマイナス〇・一%、これは据え置きですね。そ...全文を見る
○前原委員 再度確認ですけれども、ということは、政策決定会合において、今のいわゆる目安と言われるものが適切かどうかということをその都度判断していく、こういう御答弁だったという理解でよろしいですか。
○前原委員 後で物価の話をさせていただきたいと思いますけれども、物価上昇が思いどおりにいっていないわけですよね、正直申し上げて。そうなれば、言ってみれば、何らかの追加緩和というのをやらなきゃいけないということになろうかと思います。  二つですよね、いわゆる短期政策金利、そして長...全文を見る
○前原委員 けさ、パソコンで十年物の国債、長期金利の金利を見ますとマイナス〇・〇六三でございまして、九月の二十一日にばっと上がって、それからずっとまたゼロ、沈み込んでいる、こういう状況でありますし、物価の基調は非常に弱い基調になってきているんですね、これは後で申し上げますが。 ...全文を見る
○前原委員 総裁、可能性の議論をしているんじゃないんですね。つまり、今のトレンドの話をしているわけです。それは、総裁としては慎重に慎重に、市場との関係で上回ることもあれば下回ることもあるというような御答弁をされるのはわかりますけれども、先ほど申し上げたように、ゼロ近辺でいわゆる長...全文を見る
○前原委員 私の質問は、長期戦に備えるという、つまりは、シフトをしたんだという私の理解は、総裁から見て正しいですか、どうですか。
○前原委員 私は、その意味においては、僣越ながら評価をしているわけです。  ただ、わかりにくいのは、このオーバーシュート型コミットメントに代表されるように、今また総裁がお答えをされたように、八十兆円というものにこだわるような発信をし続けないといけないというところが残っている。 ...全文を見る
○前原委員 七ページ、七のグラフをごらんいただきたいんです。  これが今おっしゃった、つまり、ずっとおっしゃっているのは期待に働きかけるということで、マネタリーベースを拡大していくということが期待に働きかけるんだということをずっとおっしゃっていて、確かに、前半については、サプラ...全文を見る
○前原委員 私が伺いたかったのは、私も、このマイナス金利つき量的・質的緩和というものについては、そのときは強力だと思ったわけです。つまりどういう意味かというと、八十兆円、マネタリーベースを、まさに先ほど総裁がおっしゃったように、ネットで拡大し続けるということのコミットメントはやり...全文を見る
○前原委員 もう一度図六を見ていただきたいんですけれども、二年で二%というものがだんだん、何回か先送りされてきて、国会においては二〇一七年中に消費者物価上昇率を二%にとおっしゃっていたと思うんですが、ブルームバーグのインタビューで二〇一八年にずれ込むことを示唆されたようであります...全文を見る
○前原委員 展望レポートを出されるということで、今までちょっと口汚く願望レポートだというふうに言ってましたけれども、今度の展望レポートはまた先送りを示唆されたような、願望よりも何か悲観レポートのような感じになるような、ちょっと弱気の答弁だったなというふうに私は思っております。 ...全文を見る
○前原委員 ただ、日銀と政府の間で協定を結んでいるわけですから、そこはしっかり守ってくれということはもっと強く言わないといけないということは私は申し上げておきたいと思います。  根本国土交通大臣政務官、お越しをいただいておりまして、ちょっと時間もなくて恐縮なんですが、一点だけ、...全文を見る
○前原委員 ありがとうございました。終わります。