嘉田由紀子
かだゆきこ
選挙区(滋賀県)選出
碧水会
当選回数1回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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11月12日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 ありがとうございます。碧水会の嘉田由紀子でございます。 私も、参議院議員として初めての質問でございます。 改めまして、森大臣には、御就任おめでとうございます。滋賀県の知事時代に子育て政策や男女共同参画のところでいろいろ御支援をいただきました。改めて感謝申し...全文を見る |
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。総論的な方向をお示しいただきました。 二点目ですけど、今年の八月九日に、フランスのジムレー・フィネル法律事務所が国連人権理事会に対して、日本政府が児童の権利条約第九条第一項及び第三項に違反すると申立てがございましたが、これは承知していただ...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 非公開ということで、残念ですが。 こちらがいただいている情報によりますと、日本人の親による子の連れ去りなどの犠牲者が毎年十五万件に達すると、大規模かつ信頼できる証拠のある一貫した形態の人権侵害に該当するという主張を行っておりますけれども、これに対して日本政府と...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 それでは、行っていないということなんですけど、今後確認を行う予定はあるのでしょうか。特に、国際的に名誉ある地位を目指す日本としては、国連人権理事会からの通告を待たずに早急に確認するべきと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○嘉田由紀子君 残念ですけれども、国民の前にそのことが明らかになるように御努力いただけたらと思います。 六点目に、今年の二月一日の国連児童の権利委員会で、児童の最善の利益である場合、外国籍の親も含めて児童の共同養育を認めるため、離婚後の親子関係について定めた法令を改正し、また...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 研究会のことも先取りして御答弁いただきましたが、またそれはちょっと後から追加させていただきますけれども。 昨年の平成三十年三月六日に駐日EU各国大使から上川法務大臣に対して提出された書簡では、裁判所によって監護権又は面会交流権、ペア...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 御丁寧な御回答ありがとうございます。 今、面会交流という言葉を使ったんですけど、これ、英語で元々ビジテーション、訪問する、あるいはコンタクト、最近はペアレンティングタイム、つまりペアレントをイングを入れて、親として養育をする時間という形になっておりますので、私...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。時期は確定できないという御回答と理解をさせていただきますが、日々、子供たちは生まれ育っておりますので、できるだけ早く方向を示していただきたいと思います。 次に、子供の貧困の背景に養育費をめぐる状況がございます。本日、資料を皆様のところにお...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 政務官、ありがとうございます。問題意識は共通でございます。 さあ、そういうところで、海外の事例、よく聞かれることで、またこの報告書の中でも具体のデータはあるんですけれども、例えば米国の商務省の統計局では、監護権を有する親全体に対し、養育費の取決めをした者の割合...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 支払の低いことが深刻だという共通理解をいただきまして、ありがとうございます。 そういうところで、自治体がかなり突出して努力をしているところがあります。例えば兵庫県の明石市は、市長さんが弁護士で、子育てに大変力を入れておりまして、養育費立替パイロット事業を始めよ...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 はい、最後に一言だけ。 森法務大臣、そして自見政務官、尾身政務官、ある意味で、たまたまここで女性として、子育て経験の中で、大変問題意識が近いということが今日確認させていただけたと思います。次回以降は、なぜ、では日本ではずっと単独親権で明治民法の言わば影を引きず...全文を見る | ||
11月14日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 碧水会の嘉田でございます。 先日に引き続きまして、共同親権の問題、進めさせていただきます。 まず、このグラフを御覧いただきたいんですが、(資料提示)これは人口動態統計からですけれども、親権を行う者別に見た離婚件数及び親が離婚をした未成年の子の数の年次推移、...全文を見る |
○嘉田由紀子君 この感情的対立というのが、ある意味で日本だけで言われているんですね。既にOECD諸国二十か国では共同親権を採用しております。日本だけが感情的対立ではないだろうということをここで指摘をさせていただきまして、研究会の方では、諸外国と比較しながら、国民にとっても納得のい...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 研究会でもちろん進めていただくのは大事ですけれども、今、先ほど申し上げましたように、毎日五百七十人近くの子供たちが、年間二十一万人の子供たちがかなり無法地帯の中にあるということを、その切実さを理解をしていただきたいと思います。 その中で、目黒区の船戸結愛ちゃん...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 大臣の御答弁をお願いをしたいと思います。 | ||
○嘉田由紀子君 ただいまの、離婚後例えば共同親権になったとしても、教育あるいは医療というところに大変狭められている、そのことが実は問題だと私は指摘をしたいと思います。既に法律に、民法の八百十九条には、離婚後は単独親権という規定があるわけです。その規定を変える必要があるだろうという...全文を見る | ||
11月21日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 碧水会の嘉田由紀子でございます。 今回の報酬と給与の改定につきましては、先ほど来議論ありますように、安江委員も御質問のように、法の現場、特に家事裁判、大変増えております。そういうところで、現場の皆さんの仕事量もまた役割も高まっておりますので、給与の改定について...全文を見る |
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 御指摘のように、大変多様な専門性を持った対応が必要でございます。人員の増強プラス質的なクオリティーを上げていただくということ、今後も是非ともお願いいたしたいと思います。 その家事裁判の質的クオリティー上げる上で、これいつも申し上げま...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 手嶋家庭局長さん、ありがとうございます。 今DVD作っていただいておりますので、こういうものもどんどん広めていくということが大変大事だと思います。 三点目の御質問ですけど、安倍総理が所信表明で引用した金子みすゞさん、「みんなちがって、みんないい。」、先ほど...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 父母両方が子供の監護に関わるという方向性は、前回も申し上げましたように、御一緒でございます。ただ、残念ながら、現場ではまだまだ日本はこの民法八百十九条の単独親権の制度が、そして現場での判断に強く影響しております。 この上で、実は、単...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 是非とも具体的に、現場の裁判官が頼ることのできる基準を言語化して、そして法制化まで持っていただけたらと思います。 ありがとうございました。これで終わります。 | ||
11月26日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 碧水会の嘉田由紀子でございます。 一貫して共同親権の問題を続けさせていただきます。 十一月十五日に家族法の研究会が始まっているということで、先ほど来、森大臣から共同親権の、大変大事なテーマだということをおっしゃっていただいております。 つい最近のニュー...全文を見る |
○嘉田由紀子君 前向きな御答弁ありがとうございます。 この後また、かなり具体的な例に入らせていただきますが、子の連れ去り等に関わって、最高裁判所に子の引渡しに関する審判と調停の実態についてお尋ねさせていただきます。 平成三十年の子の監護事件における審判と調停の新受件数は、...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 それでは、その二百四十四件のうち、父親に子供さんが引き渡された件数、これも統計はないでしょうか。もしありましたら、御示唆をお願いします。 | ||
○嘉田由紀子君 先ほど来、十一月十五日から家族法の研究会、第一回始まったということです。また、海外における離婚後の共同養育に関する外国法制、制度も外務省に依頼していると伺っております。 日本における実態、数値はもちろんですけど、数値の裏に隠れている事情をきめ細かく調査する、こ...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 それでは、裁判官が子の引渡しを実施する際に、子供が心の傷を負わぬようにどのように配慮しているでしょうか。民事局さん、また最高裁判所さん、両者にお尋ねいたします。 | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 いろいろ配慮していただいていても、実は裁判所での様々な経験者の皆さんの意見というのはかなり厳しくて、自分たちの面会交流、あるいは途中での意見を聞いてもらえないというようなことが親のグループが調べた調査結果などもございますので、そういうと...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 森法務大臣言及くださいましたように、七百六十六条、これは二〇一一年、当時の江田法務大臣が、しっかりと養育費と面会交流のことを法務大臣として責任を持って対応すると言っていただき、その後、この二項目については社会的認識は高まりつつあるんです...全文を見る | ||
11月27日 | 第200回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 七月に参議院議員、初めて当選させていただきまして、初めてのこの復興委員会での質問でございます。改めまして、小規模会派へも十分時間を配分いただきまして、理事の皆様に感謝を申し上げます。 また、今回、十九号台風、十五号を含めて九十八名もの方が亡くなられました。被害...全文を見る |
○嘉田由紀子君 政務官、ありがとうございます。 実は、この費用は、全て県下全域でやるのに二億円なんです。滋賀県全体、面積的に全国の百分の一ですから、二百億円あったら全国でできますので、是非国土交通省の方も予算を入れていただけたらと思います。 土地利用についての御質問も御回...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 土地利用とそれから建物規制、ここはちょっと踏み込んでいただいていないんですけれども、時間がちょっと迫っておりますので、是非とも横串を刺せる政策を国の方も自治体とともに進めていただきたいと思います。 次に、今回の被害の中で、私も長野の...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 その堤防強化なり河川改修、実は地元の土木の中小業者がしっかりと技術を持ってできます。もちろんゼネコンでないとできない仕事というのもあるんですけど、私の知事の経験からすると、本当に地元の中小の土木業者さんが堤防強化やあるいは河川の掘削、そ...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 事業の方はまさにBCPという言い方で、そして、実は三・一一もそうですけれども、今回も本当に工場が浸水をして、そして重要なオンリーワン企業が浸水してしまったがために経済動かなくなったということがございますので、このBCPはまさに経済の根幹...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 時間が来ておりますので。私も、三善地区に行って勉強させていただきました。是非これを全国のそれこそ数万ある小学校区などに広げていただけたらと思います。 ありがとうございました。 | ||
11月28日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 会社法についてまず質問させていただきます。 私が今回取り上げたいのは、四百三十条の二と四百三十条の三、会社補償に関する改正案、特に役員等賠償責任保険契約に関する改正案でございます。 私、知事を経験をしているときに一番周囲が心配をしていたのは、様々な事業をや...全文を見る |
○嘉田由紀子君 そのような方向に行くことを望んでおりますけれども、今回ずっと議論がありましたように、会社というのは本当に社会的存在でございます。そういう中で、先ほど来の女性参画、女性の言わば国際的な地位、日本の場合には健康、教育はかなり地位が高いんですけど、政治と経済は本当に取り...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。研究会への期待というのはもうかなり、十回近く伺ったと思いますけれども、その中に、大変重要な分野ですので、明示的に入れていただきたいと思います。 さて、この面会交流と、あるいは養育費ですけれども、二〇一一年、平成二十三年、民法七百六十六条、...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 裁判所の現場の実情、しっかりと調べていただいて、そして当事者が満足できるような、そういう方向に持っていっていただきたいと思います。 そのためにも共同親権という大きな枠組みの変更が必要だと思いますけれども、この面会交流に関する取決めをどうその実効性を確保していく...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 今日、お手紙をいただいたんですけれども、この間、十一月の二十六日に、共同親権運動をしていらっしゃる方たちが訴訟を起こしたということをここで取り上げさせていただきましたけれども、千葉県の七十歳、七十八歳のあるおばあちゃん、祖母ですけれども、息子の子供、別居して、そし...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 離婚が毎年、今二十一万組とかいう数字でございますので、四十五万部、毎年広げていただいているということは、かなり必要な人たちに届きつつあると思います。 私、そのパンフレット見せていただきましたけれども、今の段階で言えることをきちんとま...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 お三方には、御参加いただきありがとうございます。もう二時間半、大変ブラックな委員会でございまして、私たちはそれこそ二十分の一とかで聞いたらいいんですけど、お三方は全員の皆さんに耳を傾けていただいて、これで終わりますので、私が最後でございます、碧水の嘉田由紀子と申し...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ポジティブにプラス、あるいはニュートラル、そして足を引っ張る、その辺を理論化していただけると、それでそれを、結果を、別にA社、B社でいいんです、個別を出さなくても、社会の中で透明性を高めていただくと、社会的な言わば監視ができるかなと。そういうことがあってこそ、今回...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 ついつい行政と比較をしてしまうものですから、是非そういうところで、特にモラルハザードを経営者が起こさないようにという、ここが一番大事だろうと思いますので、ここのところは是非ともまたウオッチをし続けていただけたらと思います。 木村さん...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 どうもありがとうございました。 | ||
12月03日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○嘉田由紀子君 碧水会の嘉田由紀子でございます。 まず、企業の経営環境、厳しさ増す中で、今までも言及ありますけれども、国連では、二〇一一年に国連ビジネスと人権に関する指導原則が採択されております。また、二〇一五年には、我々の世界を変革する、持続可能な開発のための二〇三〇年アジ...全文を見る |
○嘉田由紀子君 今回、会社法で社外取締役、義務化されるわけですけれども、そのときに、今のような社外取締役の効果も含めて共に社会に出していただきたいと思います。 そういうところで、今日、日本企業の国際競争力と女性参画というところで少し話題を広げていきたいと思います。今ほど高良委...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 そのなでしこ銘柄選定企業の指標とTOPIXの比較、図二で今日お出ししておりますけれども、平成二十二年頃はほとんど差がないんですが、その後だんだんに差が開いてきて、なでしこ銘柄がTOPIXでの評価も高い、株式市場での評価が高いということ。...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 実は私も知事時代に、女性の係長、課長、そして部長を言わば増やそうとしたんですけど、実はなかなか、内部の職員は三十年、四十年の蓄積ですので、また尻込みしたりとか、あるいは、行政の中ではいろんな議会があります、議会の委員会対応などで、国の方...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 改めて図四を見ていただきますと、本当に暗たんたる思いがいたします。女性の役員割合、日本は五・三、韓国はまだ二・一です。一方のフランスは四三。これをどうやって上り詰めていくのか。それは結果として日本企業の国際競争力を高めることと並行できる...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。 養育計画がなければ離婚を認めない、例えばこれくらいの法的な介入が必要だろうということを是非とも家族法の研究会で前向きに議論いただけたらと思います。 最後の質問ですけれども、二〇一五年の桜を見る会、ジャパンライフ山口元会長が招待されて...全文を見る | ||
○嘉田由紀子君 ありがとうございます。また、大門議員が文書そのものも委員会で提示しておりますので、必要とありましたら再度お尋ねさせていただくかもしれません。 どうもありがとうございました。 |