松原仁

まつばらじん

小選挙区(東京都第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

松原仁の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  いよいよ、この外国為替及び外国貿易法の一部を改正する法律案がきょうこの委員会でも論議をこの後されることになったわけであります。  この北朝鮮による拉致問題というのは、一昨年、私自身はその前から携わってきたわけでありますが、この問題は、...全文を見る
○松原委員 私は、この法案によって拉致問題が前進をするというふうに思って非常に期待をしているわけでありますが、拉致問題の解決を含め、経済制裁法案とも言える外為法のこういったものが生まれて、この刀というのはいつ抜くかということが大きなポイントになるわけであります。  例えばこうい...全文を見る
○松原委員 この拉致問題も大変に長引いているわけでして、私としては、申し上げましたように、この問題の解決に対して北朝鮮が積極的に取り組まないということが明らかである限りにおいて、即時こういった制裁を行うべきだと思っております。  次に、いわゆる送金の問題についてお伺いいたしたい...全文を見る
○松原委員 今、山本副大臣から御答弁いただいたわけでありますが、これは、北朝鮮に対して、これも新聞によりますと、日本から北朝鮮への送金は年間で約二億ドルから六億ドルに上るとされているというふうなデータもあるわけでありますが、今おっしゃった中で、いわゆる支払い報告書の提出義務が課さ...全文を見る
○松原委員 この五百万円という数字は、私は大きいというふうな気がしているわけでありますが、なぜ五百万円なのかというのをお話しいただきたいと思います。
○松原委員 五百万という数字が、ほかの国も同じ五百万だから五百万だということでありますが、国交のない北朝鮮と例えば他の同盟国とみなされる国が同じ五百万ということであって、また同じ三千万になるということでしょうか。
○松原委員 私は、やはり、これが同じであるというのは、今までの経緯からして、それがなかなか私自身は納得できないわけでありますが、そういう中で、いわゆる北朝鮮と日本との送金の中でウエートを占めているのは、金融機関による送金というよりは、むしろ現金の携帯輸出であるというふうに認識をし...全文を見る
○松原委員 今までの経緯からいって、なかなか、北朝鮮に対する経済制裁、完全に実効性を上げるように担保していかなければいけないと私は思っているわけでありますが、この外国為替の法律の第十九条に、支払い手段の輸出入の条文が書かれているわけであります。  お伺いしたいわけでありますが、...全文を見る
○松原委員 簡単に言いますと、お金を持って向こうに行って、そのままお金を使わないで戻ってくれば、外為法の従来の解釈であればそれは可能なのかもしれませんが、この十九条を発動させることによって、お金をいわゆる北朝鮮籍の船に持って入る、使わなくて戻ってくるとしても、持って入ること自体が...全文を見る
○松原委員 わかりました。  ということは、十九条を使うことによってきちっと、いわゆる北朝鮮に対する外為法は、お金を持っていくこと自体、つまり日本の岸壁から北朝鮮の船に、日本の国のお金を持って、もしくはそういうものを持って外国籍の船に乗っていくことを規制することもできるというこ...全文を見る
○松原委員 私の認識で合っているというふうに、私も今の答弁を聞いて確信をいたしました。  ということは、この外為法改正を発動し、さらに十九条まで、まさに確実な実施を図るために必要であると。今でいえば、谷垣財務大臣が決断した場合は、北朝鮮籍の船にお金を持って乗ることを、厳しく義務...全文を見る
○松原委員 なかなかこれはお答えにならないと思うんですが、アメリカからの要請はあったんですか。そういうものは、恐らくあってもないと言うだろうけれども、一応お伺いだけしておきます。
○松原委員 極めて尋常ではない数字の伸びだと思いますので、さっきの五十嵐委員に対する御説明を聞いていても、なかなか納得するところまではいかないわけでありまして、どうも何かあるのかなという気がしてならないわけであります。  あと、この外貨準備に関しては、日本の場合は外貨でほとんど...全文を見る
○松原委員 アメリカが日本にとって極めて重要な同盟国というのは、考え方としてはあろうとは思うけれども、やはりすべてを握られてしまうようなことがあってはいけないと思っておりまして、それは明らかに、いろいろな理屈をおっしゃっても、分散を、外貨準備の中身についてドルがどれぐらいかという...全文を見る
○松原委員 先ほど経済の血液であるお金が回っていないということを申し上げまして、いわゆる国内銀行または信用金庫、信用組合等の貸し付け、貸出残高ですね、これが一九九三年から今日に至る間、大変な額が減っている。国内銀行では五百六兆円からずっと減ってきて、若干でこぼこがあるんですが、二...全文を見る
○松原委員 金融庁の指導としては、いいかげんな貸し付けをしていないかということについては、いろいろなチェックは当然されていると思うんです、金融機関に対して。僕は、やはりこういうものは表裏両面あると思うんですよ。いいかげんな貸し付けをしているのは許さぬぞという鬼平さんみたいな部分と...全文を見る
○松原委員 これを今度金融機関の方に聞きますと、いろいろなところで一緒になったりしますので金融機関側に聞くと、彼らの率直な印象として、やはりなかなか貸せないんですよということを言うわけですよ、隣で話をしていると。そんな、かみしもを着た話ではありませんよ、どっかの町会の新年会とかで...全文を見る
○松原委員 そういう攻めの経営をしている銀行というのは、私が知る限りではほとんどない。本当にそれはないですよ。  ただ、それよりも私が今聞きたいのは、この四%というのはなぜ四%なのかということをお伺いしたい。
○松原委員 前段の部分に関して言えば、これまたちょっと後で議論をしたいと思うので置いておいて、後段の四%の部分で、僕は、その四%というのがなぜ三%じゃなくて四%なのか、何で四%にしたのかというのは、その八%の半分だからという、そういう理由は、僕は理由になっていないと思うんだよね。...全文を見る
○松原委員 私、実はこれも、金融機関にいたある支店長と話したときに、何で四%なんだという議論になったんですよ。彼は言うわけですよ、いや、日本は二%でもいいんじゃないのかと。これも思いつきで言っているわけですよ。  しかし、四%という数字が、物すごい、一回決まったその数字が——国...全文を見る
○松原委員 まず、日本の場合、地政学的な要素があると私は思うんですよ。つまり、現実問題、ほとんど単一民族でやってきた。複数の民族が複数の言語でやっている社会と比べると、社会の安定感というのは私は非常に高いような気がしておりまして、以心伝心、それがいいかどうかということではないけれ...全文を見る
○松原委員 国際的なものはそれはそうなんですが、やはり向こう三軒両隣の半径四百メートルでやっている金融機関とかあるわけですよ。だから、それはまた違う日本の、それも将来的には変えていかなきゃいかぬですよ、きっと。それは海外の企業も入ってくるんだから、外資系もどんどん。ただ、それのい...全文を見る
○松原委員 今質問を終わりますが、富士山の上というのは非常に格好いいんですが、一番下の海抜一メートルからも土があって盛り上がっているわけであって、私は大田区、品川区をずっと見ていて、そういう企業、役に立たないと竹中さんが思われるかもしれないような企業もあって、しかし、その中で頂点...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○衆議院議員(松原仁君) 御答弁を申し上げたいと思うわけでありますが、この外為法改正というのは、やっぱり主権を持つ主権国家日本として、従来こういった自主的に判断をして行動するということはなかなか外交上、特に対話と圧力という言葉がありますが、その圧力的な部分でできなかったわけであり...全文を見る
○衆議院議員(松原仁君) 北朝鮮にとって日本というのは貿易の上でも極めて大きなパートを占める、国際的な中で日本は三番目ぐらいの貿易規模を持っているわけであります。その日本がそういったものに対しての規制をできる、新しく独自にそれを閣議で決めて発議して可能にするという法案を作ったとい...全文を見る
○衆議院議員(松原仁君) この発動を具体的にどのタイミングでするかということ、問い合わせでありますが、基本的には内閣が判断をすることであります。  この日本の国の安全と平和が脅かされたときをどのように判断するかということでありますが、例えば従来の不審船が日本近海に出没したり、ま...全文を見る
○衆議院議員(松原仁君) 北朝鮮との交渉において、やはり非常に脅しを使ってくる国であります。ですから、その脅しに乗ってはいけないというふうな思いを持っている中において、しかし、委員おっしゃるように、相手は何をするか分からないという部分もありますので、それに関してはやはりいわゆる外...全文を見る
○衆議院議員(松原仁君) 委員御指摘のそういった基本法、極めて重要だろうというふうに思っております。名称は緊急事態に係る基本的な法制ということで、昨年の五月十三日には四党間で真摯な協議をするということも確認をされておりまして、こういった議論の積み上げをして、正に危機管理体制を、先...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第1号
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○松原小委員 民主党の松原仁であります。  今回、ピョンヤンで会議が行われたわけであります。御承知のように、拉致問題は日本の主権が侵された案件でありまして、日本の主権が侵されたという点において、国のまさにプライドを傷つける大きな問題であります。また同時に、ここで拉致された人たち...全文を見る
○松原小委員 この田中均さんは、ぜひいずれの機会かこの小委員会で、やはり今までの経緯を知らないと議論も深まらないと思っておりますので、こういった答弁に立っていただきたいというふうに申し上げておきます。委員長によろしくお取り計らいをいただきたいと思います。  次に、今回の会議であ...全文を見る
○松原小委員 そのときに、伝わってきたときに、薮中局長の御認識でありますが、そのメンバーは、北朝鮮によって、北朝鮮側から指名されたのか、もしくは日本側のイニシアチブの中でメンバー策定は行われたのかということについてのお考えをお伺いいたします。
○松原小委員 一言で言えば、従来からの経緯を知っている田中均審議官も含めて協議をしたいということだったのではないかと思いますが、今回の交渉のいわゆる性格がどういう性格かということが、当初から随分と議論をされていたわけであります。本来は正式な政府間交渉ではなく、むしろそのための、ま...全文を見る
○松原小委員 ということは、事前に、通常こういったものは公式に発表をしたりするわけでありますが、今回はそれをあえてしなかった理由というのは、何かあるわけでしょうか。
○松原小委員 何が適切かという外交判断で行ったという御答弁でありますが、今回はあえて電撃的にやる意味があった、こういうふうに我々は理解してよろしいわけでしょうか。
○松原小委員 事前に公式に発表しないということは相手側との交渉もありということは、北朝鮮側の方のそういった強い要請があった、こういうふうなことでよろしゅうございますか。
○松原小委員 この交渉に先立って、中国の外務次官王毅さん、そういった方々から、北朝鮮が極めてこの拉致問題に対しては前向きで、期待できる表明をするのではないかというようなニュアンスの話が伝えられていたかの報道がありますが、このことについてお伺いいたします。
○松原小委員 先ほど漆原委員からの発言もあったわけでありますが、今回のこの会議をどうとらえるか、期待感というのは極めて高かったわけであります。  冒頭、田中均さんの話を申し上げましたが、田中さんが行かれるということは、これまた一つの、多くの国民、また関係者にとっては驚きというか...全文を見る
○松原小委員 今回、外交交渉でありますからどこまで話せるかということになりますが、北朝鮮側のメンバーというものは事前にわかっていたわけでしょうか。
○松原小委員 外交交渉でありますから、それは本当はわかっていたのかもしれませんが、もし額面どおりわかっていないとするならば、こちらは田中均さん、薮中さんと極めて明快にわかった人間が行き、向こうはわからないというのは、いささか外交交渉として、お互い同じ立場というにしては向こうの方が...全文を見る
○松原小委員 この北朝鮮側のメンバーでありますが、主たるメンバーは既に御報告をいただいたとおりでありますが、そこに、例えば鄭泰和大使であるとか宋日昊氏であるとか、こういった人間が同席をしたことはありますでしょうか。
○松原小委員 その会合でありますが、宋日昊さんが同席をしておられたというふうなお話でございますが、宋日昊さんに関しては、実は、昨年の十二月に非公式の会合を、議員外交というふうに言っていいかどうかわかりませんが、北朝鮮の政府高官ということで北京で接触をした経緯がありました。そのとき...全文を見る
○松原小委員 我々も当然その会談において無条件一括帰国ということを主張してきたわけでありますが、向こうの方でそういった案が出てきたということでありまして、今回の会合において、宋日昊氏は何らかの発言はしておりますでしょうか。
○松原小委員 今回が正式な外交交渉、政府間交渉、こういうことになるわけでありますから、昨年の十二月においての宋日昊氏が例えば語ったような、今言った出迎え方式であるとか、もしくは八人プラス二名、この安否に関して場合によったら再調査というふうな議論は今回の会議には出なかった、こういう...全文を見る
○松原小委員 十二月のときにも実はこれが大きな議論になって、今回も同じ議論がなされておりますので確認をしたいわけでありますが、北朝鮮側の主張の中で、この拉致問題解決に対して刺さったとげというんですか、それを解決を極めて難しくしている案件がある。それは、いわゆる一たん日本に帰国した...全文を見る
○松原小委員 今薮中局長がおっしゃった部分で、当然、彼らは日本で生まれ育った、これは今言ったように、帰す、北朝鮮に戻るというのは、これは筋が違うだろうと思っておりますが、問題は、この約束があったなかったの議論がやはり大きな問題点になっている、今回もそのように思っている。  この...全文を見る
○松原小委員 つまり、この約束はなかった、これは会議で明言をしていらっしゃった、これはもう田中均さんも薮中さんも二人ともこのことは否定した、こういう認識でよろしゅうございますか。
○松原小委員 ということは、当然、今言ったように、薮中局長また田中均さん、二人ともこれを否定した、こういう認識にしていきたいと思っております。それは、逆に言えば、北朝鮮側はこのことについてはある種言いがかりを言っている、こういうふうな認識でよろしいわけですか。
○松原小委員 つまり、調整をした経緯はあるが明言をしたことはなかった、調整をした経緯はあったが明言したことはなかった、こういうことでよろしゅうございますか。
○松原小委員 そうすると、北朝鮮側は調整した経緯を指して約束と、こういう認識をしている可能性はあるということですか。
○松原小委員 ぜひその原理原則で頑張っていただきたいと思います。  この会談の中で、会談のイメージを私たちもやはりできるだけ知っておきたい、語れない部分は別として。この会談の中で田中審議官と薮中局長が別々の会議に出るということはなかった、こういうことでよろしゅうございますか。
○松原小委員 全くない。  今回、これはお考えの中での話かもしれませんが、今回の会談が、いわゆる従来田中さんがやってきた北朝鮮外交を薮中局長、アジア大洋州局長ということで、前任者が田中均さんであった、こういう経緯の中で、薮中さんがこの田中さんからの経緯、さまざまな今までのデータ...全文を見る
○松原小委員 そういうことであれば、当然、田中均氏が持っていたさまざまな、名前も言えない交渉相手も含め、恐らく薮中局長がそのバトンを受け継いで、これから日本の原理原則をきちっと主張してこの拉致問題の解決に取り組んでいかれるのではないかというふうに期待をいたしておりますから、ぜひと...全文を見る
○松原小委員 善意で考えるということも、それは一つの考え方かもしれませんが、こういった外交においては、これはそれぞれの外交当事者のお考えの中の議論でありますが、やはり最悪を想定し、悪意を想定して行動するというのが私は基本原則ではないかというふうに思っております。  今回、結果と...全文を見る
○松原小委員 この件については、当然、日本側は、今薮中局長が言った立場を堅持するしか外交上ないわけであるけれども、相手にそれを言わせる理由をつくったというのは、私は一つ命題としてあるだろうと思っております。これがなければ、相手はそれすら言えなかったのではないかというふうな気がして...全文を見る
○松原小委員 外交でありますから、どういうふうな流れか現場が一番わかっているわけでありますが、特に北朝鮮のように、交渉が一回途絶えるといつ再開されるかわからないという今までの経験則を持つ国に対して、当然、今回薮中局長は次回日程の固定化をおっしゃったと思うのですが、今私が言った質問...全文を見る
○松原小委員 ということは、おそらく、次回会合を申し入れてもなかなかまとまらなかった、こういうことではないかと私は感ずるわけでありますが、問題は、日程を決めない継続というのは非常に難しい、特に北朝鮮のような国を相手にした場合。これはいわゆる引き延ばしにつながるのではないかというふ...全文を見る
○松原小委員 今回、北朝鮮との政府間交渉が始まったことは、これは一定の前進ということはだれもが思っているわけでありますが、次回日程が明らかになっていないで、やりましょうということで終わったということは、極めて今回の交渉の意義をなくさせるもののような気がしてならない、私は個人的にそ...全文を見る
○松原小委員 もう時間が参りましたので、最後に申し上げれば、私は、外為法制裁法案は、拉致あり、核あり、ミサイルあり、不審船ありというこの現状の中において、つくったものは即座発動するべき時期に来ているというのが私の見解であります。むしろ、発動をためらわせる要素があるとすれば、今回の...全文を見る
02月18日第159回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  今回、拉致の問題について質問をさせていただきたいと思うわけでありますが、この拉致問題というのは、一つの国としてとらえるならば、その国の主権が甚だしくおとしめられた、甚だしく主権が侵害された事件でありますし、同時に、この問題は、拉致された...全文を見る
○松原委員 つまり、今の官房長官の御答弁をお伺いして、調査する部署としては、これは警察というふうな認識でよろしゅうございますでしょうか。
○松原委員 こういった問題において一番大事なことは、その全体を統括し、そして全体において情報を集め、そしてまたそれぞれの部署に対して指示を出すという、いわゆるヘッドクオーターといいますか、そういった、責任を負う、統括する部署が必要であると思っております。  拉致問題の解決のため...全文を見る
○松原委員 この問題の解決を図るために、専門的にこの問題に特化して扱っていく部署というものが必要なのではないかというふうに私は認識をしているわけでありますが、関係閣僚会議といえば、それぞれの閣僚の皆さんは、またそれぞれの省庁のさまざまな案件を持って寄ってこられるというふうなことに...全文を見る
○松原委員 今の官房長官のお答えでありますが、この専門幹事会を構成するメンバーというのをいろいろとお伺いすると、この専門幹事会のプロパーのメンバーというのは一体どなたがいるのかということになるわけであって、すべて他の役職と兼任しながらやっているというふうなことではないかと思ってお...全文を見る
○松原委員 私は、もちろんそういうさまざまな省庁との連携というのは絶対必要だというふうに思っておりますが、やはりしかるべき立場でこのことに特化する人間を置いてやるのとやらないのでは大いに違うし、そのための、それを専門に行うスタッフというのがどれぐらいいらっしゃるのか、ちょっとこれ...全文を見る
○松原委員 くどいようでありますが、私は、横断的にやることの必要性というのは極めてあると思っております。  ただ、そうした中で、最後の責任というか、最後の統括を専門にやる人間がどれぐらい存在しているのか。ということは、拉致問題を万全に備えて解決するためのこれは必要十分条件という...全文を見る
○松原委員 今、官房長官おっしゃっているように、この問題、非常に長期にわたってきているわけであります。逆に、長期にわたっているからこそ、そこの一貫性を含め、また、私は、ほかの仕事をやりながら拉致の問題に携わる人がいるというのは、これは当然必要なことだということは認めておりますし、...全文を見る
○松原委員 この部分で議論をずっとやっていてもあれでございますが、私は、今言った警察の関係で、それはいろいろな情報をとるときは、彼らは全国にいるわけですから情報をとると思うんですが、しつこいようですが、このことを特化してやる、それが百人が妥当なのかどうかというのはわかりません、五...全文を見る
○松原委員 専門幹事会が要するに扇のかなめであるというようなお話でありましたが、これはここで議論をしていてもなかなか平行線なのかもしれませんが、委員の言うのも一理あると今官房長官はおっしゃったわけでありまして、私は、一理どころじゃない、これはもうこれがことわりだと私は思っているん...全文を見る
○松原委員 専門幹事会の議長というんですか、主宰しているのは、これは官房副長官ということでよろしいんですか。
○松原委員 そういうことであるならば、官房副長官の直下に、私は、くどいようでありますが、専門的にこの問題を扱う部署をつくるべきだということを重ねて申し上げたいと思っております。  この拉致の問題、冒頭、調査及び認定という話がございましたが、この認定基準というものが具体的にどうい...全文を見る
○松原委員 基本的に、この拉致認定で、北朝鮮が認めた以外の人物の拉致認定というのはあるんでしょうか。
○松原委員 入国をしていないということでありますが、それは、そのとき一緒に行方不明になった人間が拉致されていたりする案件でありますから、要するに、北朝鮮側が入国をしていないと言っても、関連で認めているというふうな認識でいいのではないかと思っております。  それで、お伺いしたいわ...全文を見る
○松原委員 私は、先ほどから官房長官に申し上げているように、特化してこの拉致問題を専門的に扱う部署が必要であるということは再三申し上げてきたわけでありまして、そういった部署をきちっと確立をして、そこで、本来、これは民間でこういったことをやっている方々がいらっしゃるわけでありますが...全文を見る
○松原委員 この部分、官房長官に誤解があってはいけないんですが、私はそれは二択ではないと。いわゆる専門チームをつくってやるのか、既存の警察の職員の方々を使ってやるのかという二択ではない。そうじゃなくて、こういった方々にもお願いをしながら、そして全体の調整をし、コーディネートをし、...全文を見る
○松原委員 なかなか私の言わんとするところを御理解いただいていないのかもしれませんが、私は、それは優秀な日本のそういった警察その他を使ってやると。しかし、恐らくわかっていると思うんですよ、本当は、私の言わんとするところを、官房長官。いや、首をかしげているけれども、わかっていると思...全文を見る
○松原委員 国家の主権を侵害するというのをまさに国家が行った事案である、こういう認識でございますでしょうか。
○松原委員 今から二年前の四月に、これは小泉訪朝の半年前でありますが、私は外務委員会で、川口さんに対して、北朝鮮はテロ国家であると思うが、どのように考えるかという質疑をいたしました。今のこの事態を考えて、今のこの事態を踏まえて、川口大臣はこの部分に関してはテロ国家であるというふう...全文を見る
○松原委員 この際、やはり北朝鮮というのはそういったまさにテロをする国家であるという認識を持っていただきたいと思うわけでありますが、政府として、この拉致の解決というのは、どこまでいったときに拉致問題は解決をした、このように考えるわけでしょうか。
○松原委員 このいわゆる拉致問題の解決というのは、私なんかは北朝鮮に拉致された人間が全員日本に戻ってくるというところまでいって解決であるという認識でありますが、大臣はどういう御所見でしょうか。
○松原委員 被害者や、そのまた御家族の皆さんが納得するというのは、拉致問題を解決するための、当然それは避けて通れないというか、当然の条件でありますが、それでこの問題は解決したという認識に立たれるんでしょうか。
○松原委員 当然それはこの問題の解決に必要なことでありますけれども、私は、拉致問題というのは、北朝鮮側が認めて、認定をするような経緯が今まであったというふうに思っておりまして、その意味では、北朝鮮が認めていない案件の可能性というのは極めて高く、排除できないというふうに思っているわ...全文を見る
○松原委員 これ以上この議論はいたしませんが、やはりこれは、一般論という表現を使っていただいても結構なんで、本当は答弁で、拉致された最後の一人まで取り返すのが外務省の責任であるというふうにそれはおっしゃっていただきたいというふうに思っていたわけであります。  同時に、いわゆる犯...全文を見る
○松原委員 時間の都合があるので、質問をはしょりながらしていきたいと思うわけでありますが、そういう中で、今回、ピョンヤンに田中均、薮中局長が行ってきたわけであります。  今回のこのピョンヤンにおける会談について、この意義をどのようにお考えか、また北朝鮮側のねらいは一体何だったと...全文を見る
○松原委員 今、大臣、意義があったというふうにおっしゃっているわけでありますが、今回の北朝鮮側のねらいというのは、私が思うに、二つぐらいあったのではないかというふうに思っております。  一つは、この六者協の前に、拉致問題というのに関しては日本が粘り強く訴えてきておりますので、そ...全文を見る
○松原委員 私は、今回のこのピョンヤンにおける会議が余り高く評価できないんではないかという認識を持っているわけであります。つまりは、時間稼ぎであり、そしてその一方において、六者協に対してのアリバイづくりに使われたのではないか。大臣、これは、次回交渉の日程を確定するべきだという指示...全文を見る
○松原委員 恐らく北朝鮮側のねらいというのは、今言ったアリバイと引き延ばしだっただろうと私は思っております。引き延ばしについていえば、ずっと、北側としては、今の北朝鮮を囲む厳しい社会環境、経済環境を、時間を延ばすことによって、さまざまな国際的な変化要因があるわけでありまして、その...全文を見る
○松原委員 要するに、日本の立場というのは、私は当然それはぜひともそういうことで頑張ってほしいと思うわけでありますが、仮にこの六カ国協議が違う展開になって拉致の問題が置き去りにされて合意されるようなことがあった場合に、日本はその合意にはサインをしない、こういう認識でいいわけですね...全文を見る
○松原委員 私の質問した意図は、これは会議は生き物ですからどうなるかわからないけれども、日本の川口さんとしての意思をはっきりしてもらいたかったわけであります。これ以上聞いても出てこないと思いますから。  午前中に、実は外務委員会の小委員会がありまして、私が質疑に立ちまして、薮中...全文を見る
○松原委員 時間がありませんから、最後の質問に入りたいと思います。  きょうは、経済産業大臣の中川大臣にもお越しいただいておりますが、中川大臣に簡潔にお伺いしたいと思います。  外為法改正が今月二十六日で施行されるわけでありますが、このことに対して、どのような期待と効果をお考...全文を見る
○松原委員 日本テレビのアンケート調査ですと、約七割近い人が、十三日から十五日の間のアンケート調査で、ちょうどこれはピョンヤンにおける会合の結果が出たころだと思いますが、七割近い方が経済制裁を行うべしというふうなアンケートに対する答えをしておりますが、このことについての御所見をお...全文を見る
○松原委員 そして、中川経済産業大臣は、超党派の拉致議連の会長も一時お務めいただいたということでございますが、中川大臣の御所見として、いわゆる外為法、改正されたこの法案について、発動の時期というのですか、発動はするべきかどうか、この辺について、中川大臣の御所見をお伺いいたしたいと...全文を見る
○松原委員 今の、特に経済産業というのは、外為法と、ある種、まさに貿易の部分で極めて密接に関係があるという認識で中川大臣に対しての御質疑を申し上げたわけでありますが、私の認識としては、今の経済産業大臣の御発言というのは、まさに今この制裁法案を行うことも可能であるというふうな御認識...全文を見る
02月24日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第2号
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○松原小委員 先ほど蓮池さんから、いわゆる全体を統括して専門的に扱う部署がないという指摘があって、私、極めて重要な指摘だと思っております。  実は、先般の予算委員会でもこのことを私は福田官房長官に対して質疑いたしまして、例えばさまざまな会議をやっているけれども、全部、その他のこ...全文を見る
02月26日第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  きょうは、三宅島のことを中心にして御質問していきたいと思います。  三宅島のこの噴火災害、全島避難があって、大変に時間が経過をしております。当初は、もっと早く帰島できるんではないかというふうな観測もありましたが、現状の三宅島は、今なお...全文を見る
○松原委員 三宅島の火山の活動、もしくは、この火山性ガスについてのお話があったわけでありますが、ここで大事なことは、三宅島そのものは、こういった大変に危険な状況の中で全島避難をして、春、夏、秋、冬が何回か訪れているわけであります。三宅島のこの災害をどのように認識をし把握をするのか...全文を見る
○松原委員 こういう一時帰島のときに駆除をするとかネズミを追っ払うとか、そういうことは、してもおのずから限界があるわけであって、こういった財産の保全をどのようにするかというのは、三宅島が復興する上では大変に重要なポイントであろうというふうに思っております。  率直に言えば、これ...全文を見る
○松原委員 つまり、今までたくさんの人が三宅島でこういった作業に従事する間においては、災害による被災は発生していない、こういうことだと思います。  実際は、防毒マスク等の利用とかそういったものは行われていたと思うわけでありますが、そういった装着をすることによって、もしくは装着を...全文を見る
○松原委員 私が今も質問したことでぜひ考えていきたいことは、実際にその後の被災者というのは発生していない。被災というか、実際の火山性ガスでやられるとか、地震で何か起こるとか倒れたとか、そういう人はいないと。当然、土木作業に従事する方々ですから、いわゆる健康な肉体を持っている方が多...全文を見る
○松原委員 要するに二つあると思うんですよ、今の統括官の議論で。  一つは、いわゆるある程度の健常者であると。さっき私は既に冒頭質問で申し上げたように、一定の水準の、例えば気管支系に障害を持っているとかいうのだとちょっとこれは難しいかもしれない。それはわからないですよ、どういう...全文を見る
○松原委員 帰島したときに生活が万般できるようなインフラ整備をするということは、当然必要だと思っております。  実は、これは後でまた質問しようと思っていたわけでありますが、帰島するインフラが整備されても、住む住居がぼろぼろである。結局、インフラがあって人が戻れないということにな...全文を見る
○松原委員 前向きな御発言だと思っております。というのは、そういう組織立ったものもマニュアルに入れるなりして、そして、現地島民の皆さんが了解をしてやろうということになったらば、ただ問題は、それでも帰島するべき時期だと私は思っているんですよ、難しいけれども。ただ、非常に決断は重いん...全文を見る
○松原委員 きのうお伺いしたとき、大体七十万から二百万という幅があったんですが、それは、こちらのクリーンハウスは非常に高いんです。民宿等の部屋で十二畳とか二十畳とか雑魚寝だったら、そういうのは七十万から二百万というふうに僕は聞いたんですよ。東京都の方に二年ぐらい前に聞いたときも、...全文を見る
○松原委員 これは企業がまたつくったりしている部分もあるので、ぜひともそれは、安くいいものが、実効性のあるものができることを私は確信をしておりますが、問題は、そこで費用の部分の話になって、脱硫装置つきのそういったクリーンルームを各戸につくるとした場合に、この費用をなかなか国は出せ...全文を見る
○松原委員 最終的には、こういった脱硫装置つきクリーンルームを各戸につくるということが必要になる局面があると思うんですよ。永遠にこの火山性ガスが出ている間は戻らないということだったらそういう話になりませんが、私は、もうそうはいかないだろうと。しかも一方で、確かに組織的もしくは緊張...全文を見る
○松原委員 以上であります。ありがとうございました。
02月27日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  私は、今回のこのいわゆる所得税法等の一部改正の中で、特に土地等の譲渡損失、損益通算廃止が含まれている部分に関して質疑をしていきたいと思っております。  このいわゆる法案でありますが、バブルが崩壊して、大変に土地の値段というのは下落をし...全文を見る
○松原委員 質問の趣旨が違うので、そういった議論は後で、質問の後でそれはしていきたいと思っているんですが。  私が今申し上げているのは、これは、担税力がない、税負担能力のないところに対して追い打ちをかけることにならないかということを聞いているわけであります。
○松原委員 結局、不動産を売ったからとりあえずキャッシュフローが入るだろう、こういうことを今おっしゃっているんだと思うんですが、お金がそこにあるからそこに課税するという議論でいけば、極端なことを言えば、私がどこかから借金してきて、ここに金がある、そこに課税するという議論すら成り立...全文を見る
○松原委員 今、私の大学の先輩でもあります山本副大臣から答弁があったわけですが、前段の部分が要するに私が言いたかったことですから、そういう事実がある、このことはやはり認めてもらわなきゃいかぬわけであります。
○松原委員 それでは次に、今回のいわゆるこの法案、損益通算が廃止される、こういったことでありますが、これに対して、東京税理士会もしくは公認会計士の会、こういったところから大変に強い懸念というものが表明されているわけであります。  少し読ませていただきますと、税理士会の方は、ほと...全文を見る
○松原委員 税理士会や公認会計士会が、どのような理由をもって今回のこの事柄について反対をしているかというのは、そういったことを含めいろいろとあるわけであります。  私が申し上げたいのは、彼らがこれに反対をしているということに対して、どのようにこれを解釈しているのか、このことをお...全文を見る
○松原委員 私も政治家として活動しておりますが、谷垣大臣もそういった意味では地域の政治家として活動しておられる。我々は、もちろんそういった学術的な内容というものも必要かもしれませんが、実体経済というんですか、現実がどのようにあるか、政治は理想を語り、それが正しいかどうかを議論して...全文を見る
○松原委員 私は、大地主だということは全然違うと思うんですよ、これ。昔からいる大地主は、むしろこれの損益で損しないケースが多いと思う、僕は。むしろ、例えばサラリーマンでも、将来独立をしようとか前向きに思っていて、とりあえずどこかにワンルームを買って、人に貸してというふうな人たちが...全文を見る
○松原委員 少なくとも、個人が今までそういったメリットがあったものがなくなってくる。私はなくなるということを見て、逆に、個人が今までそういうのはなかったけれども、そういうメリットをつくるというなら、個人の持っている一千二百兆、一千四百兆、これが機動的に出てくるぞと。今、日本は、確...全文を見る
○松原委員 パッケージということでありますから、私の理解では、この二六%から二〇%になるというふうなことの埋め合わせという要素が恐らくあったのではないかというふうに思っているわけでありますが、ここで事業用の土地の譲渡損の問題をさらに議論していきたいと思っているわけであります。 ...全文を見る
○松原委員 政府税調ということですから、その質疑もしていきたいと思っているのでありますが。  基本的に、このいわゆる譲渡所得、建物を売って損失が出た場合には、その個人がそれをなりわいとしていなくても、結果として、自分の副業と言っていいかどうかわからないけれども、そういうものをや...全文を見る
○松原委員 同じことをやっているんだから。  結局、不動産を買って、それは賃貸収入を得るために買うわけでありますよ。しかし、それは一体として理解しているわけですよ、それをやる側の個人にとっては。わかりますよね、言っている意味。  それは、彼の勤労所得と合算しろと私は言っていま...全文を見る
○松原委員 何か先の質問の答弁まで出てきちゃったんですけれども、要するに、私が申し上げたいのは——それは後できちっと議論しようと思っているんですよ。五戸十室、それはいいんですよ、わかっていますよ。サラリーマンで、そんな五戸十室、そこまで一気にいかないですよ。  そうじゃなくて、...全文を見る
○松原委員 それは違うと思うんですよね。政府税調で違和感なく受け取られているならば、そういう議論があったなら、それは税理士会だって会計士会だってわかっていますよ。  十二年にやったと言うんですが、十二年にそういった議論がどこまで行われたのか。しかも、そのときにそれが出てこなくて...全文を見る
○松原委員 結局、今回のこれが、不動産の場合に、消費者というか個人個人は経済の主体者ですよ、不動産というのはきょう売ってきょう売れるわけじゃないですよ、例えば中古のカラーテレビを友人に買ってくれ、三千円だと、これはきょうできょう売れるかもしれぬ、しかし、局長、不動産というのは簡単...全文を見る
○松原委員 ということは、やはり議論が不足しているということなんですよ。私は、これはよくまあ、何でこういうものを与党自民党が認めたのかと思うんですよ、率直に言って。こういう個人の、しかも前向きにやっていこうという人間が、同じ不動産の賃貸とすら合算ができないという、損益通算すらでき...全文を見る
○松原委員 十分な議論は行われていなかったということを今少しお認めになったけれども、これは極めて重要なことなんですよ。このことによって、どれほどの個人が、やる気のある人間が、経済に対してみずからが主体者として動くことに対して足どめになるか。そういうふうな議論がほとんど行われていな...全文を見る
○松原委員 政府税調での議論はどのぐらい行われたんですか。
○松原委員 議論の中で例えば勤労所得とこれを合算というのは、これは北欧のあり方が正しいかどうかというのは別に議論があるんですよ、それが日本において実践されるべきモデルかどうかというのは、これは日本経済と北欧経済は違うから、何といったって日本は土地本位制ですから、鎌倉時代以降と言う...全文を見る
○松原委員 これは、今谷垣大臣も山本副大臣も政府の立場ですからあれですが、恐らくそんな議論はしていなかったというふうに僕は聞いているんです、率直に言うと。政府税調は、もちろん、今言ったように議論していないと、突然出てきて突然決まったというふうな認識を持っていると。  それは、少...全文を見る
○松原委員 世界の潮流は世界の潮流で、世界の潮流を入れながら明治時代だって和魂洋才と言ったんですよ。日本人のDNAの中には、こういう不動産を、これも金融が変われば別でありますが、一つの担保にしながらやっていく、何かするときに。不動産というのは、日本人の頭の中では、一つの経済的な、...全文を見る
○松原委員 私は、今の局長の答弁、前向きに理解したいと思うんですよ。つまり、可能性はあると。  それは不動産と金融は違いますよ、違うけれども、不動産こそ、すぐに金融商品のように売れるわけじゃないんだから、私は逆に言えば合算をするべきだと思うんですよ、理屈から言ったら。きょう結論...全文を見る
○松原委員 山本副大臣のその答弁、ぜひ真剣に御検討、御賢察を賜りたい。これは大事なことなんですよ。これはリアリズムを推し進める政治家は、いわゆる現実を見据える政治家は、当然この議論に立っていかなきゃいかぬというふうに思っておりまして、そのことをよろしくお願いしたいと思っております...全文を見る
○松原委員 時間がないのでどんどん進めていきますが、私はそれは違うと。やはり、それなりに周知徹底するということは、当然、これは武士道の精神だ。それこそ島聡じゃないけれども、武士道の精神だと思います。それは、三十年間ローン組んでいる人間ですよ、一方は。少なくとも一年ぐらい猶予して当...全文を見る
○松原委員 結論的には説明になっていないと思うんですよね。このときは猶予があった。今回なかったというのも、今、地価税云々の議論が言われているけれども、そのときの状況は説明しているけれども、私は説明になっていないと。  むしろ、今回の方が、ある意味で税調での議論がなかったというこ...全文を見る
○松原委員 それは詭弁というんでありまして、このことで今アンケートなんかとっていないけれども、恐らく訴訟だって起こりますよ、この問題については。だって、ことしの一月までさかのぼって課税する、課税というか損益通算できなくなるんですよ。  十二月の十七日に自民党税調で出た、これが公...全文を見る
○松原委員 時間がなくなりましたので、本当は今も、法制局、ちょっと議論したいんだけれども、これはいろいろとこれから議論になると思いますよ。  最後に、こういった告知が今回のこういった経緯の中で十分にできているかどうか、このことを民主党の修正案を出した五十嵐さんにお伺いしておきま...全文を見る
○松原委員 以上であります。ありがとうございました。
03月02日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第3号
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○松原小委員 お三方、本当に大変貴重なお話をありがとうございます。  今、お三方の話で北朝鮮に対しては強硬に出るべきだというふうな議論がありました。我々は、北朝鮮に対していわゆる貿易等において、送金や貿易を停止することのできる新しい外交上の制裁法案を先般通したばかりであります。...全文を見る
03月03日第159回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  今の鳩山委員に続きまして、北朝鮮拉致問題を中心にして関連質問をいたしていきたいと思います。  先ほどから、小泉総理、そして閣僚の皆さんの答弁を聞いておりまして、どうも当事者意識がいま一歩強く伝わってこない、そういう感情を私は持ったわけ...全文を見る
○松原委員 いまだにその対応ができていないということは、我が国ではなくてかの国の方に、そういったミサイルや核や拉致についての対応に対して、その対応ができていないという認識を小泉総理は持たれて、不満である、こういうふうに認識してよろしいですか。
○松原委員 つまりは、日朝平壌宣言を金正日との間で結んで、この北朝鮮において日本人を拉致しているという事件についても明るみに出て、そういったものをこの一年有余、二年有余ずっと扱ってきて、このことについて、北朝鮮側の対応について極めて総理は不満を持っていると。それは、誠意ある対応を...全文を見る
○松原委員 これは極めて当たり前といえば当たり前ですが、大事であって、小泉総理が、今日に至るまでの北朝鮮の対応に対して不快感を持っている、簡単に言えば。不快感を持っているということを、こうやって国会の中できちっとおっしゃっていただくことは、私はメッセージとして大事だろうと思ってお...全文を見る
○松原委員 私が申し上げたいのは、今の拉致をめぐるさまざまな問題、例えば、拉致について解決済みであるとか、いや、これは約束があったとか、さまざまな議論が政府間で交渉になって、政府間でそれがいわゆる暗礁に乗り上げている。  私は、この日朝平壌宣言の中に拉致という言葉が入っていて、...全文を見る
○松原委員 私の質問は、拉致という言葉を入れる努力をしたのかということを聞いているわけでありまして、そのことだけお答えください。
○松原委員 私は、総理大臣でありますから、余りくどくど同じことを聞いては大変御無礼であると思っておりますので、明確に、それを入れようということは主張したのかしなかったのかだけお答えいただきたいと聞いているのであります。
○松原委員 いや、私は、拉致が重要であるという認識は大事なんですよ。  ただ、大事なことは、拉致の問題が大事だというのは必要だけれども……(発言する者あり)ちょっと待ってください、こっちは質問しているんだから。この拉致の問題の重要性は我々は認識している。しかし、北朝鮮側の極めて...全文を見る
○松原委員 私は、小泉総理が金正日と会って、拉致ということを、一応こうやって進んできたことに関して、それは評価してもいいと思っていますよ、それ自体は。  ただ、大事なことは、その部分の評価と、今日の日朝交渉がいわゆるこういう形で暗礁に乗り上げているその理由をつくったという点にお...全文を見る
○松原委員 私は、何度も同じような質疑だと思っていたんで、それだったらもう一回確認しますが、そうはいいながら、小泉総理は、この問題は進捗したという認識のもとに、拉致という言葉は文言として入れるということは要請しなかったということでいいんですね。
○松原委員 これは、私の質問は、拉致という問題、文言が日朝平壌宣言に入っていないことが今日の交渉を、さっき私はるる言ったんですよ、総理も聞いておられたと思う。  北朝鮮側の役人に対して、彼らはですよ、今の小泉総理が、例えば、いや、これは拉致を入れてこうしたという説明を北朝鮮側の...全文を見る
○松原委員 この質問は次に移っていきたいと思うけれども、私は、北朝鮮側の官僚に対して誤ったメッセージが伝わっているという認識を持っていますよ。
○松原委員 これは、北朝鮮側が、今回交渉はしているけれども、彼らが、例えば五人が約束で戻ってくるとか戻ってこないとかという話や、根本的には解決していると言っている話は、そこにきちっとした謝罪が北朝鮮側にあれば、私はそういう議論にならないだろうということを言っているんですよ。  ...全文を見る
○松原委員 交渉になっていないとは言っていないんですよ。交渉になっていないとは言っていない。  ただ、北朝鮮側が強硬で原理にこだわる理由はそこにあると私は言っているんですよ。北朝鮮が原理にこだわる理由はそこにあるんですよ。
○松原委員 どういう認識ですかって、これは非常に私は理解に苦しむ。これはテレビを見ている皆さんだって、拉致が何で入っていないのかと理解に苦しんでいますよ、恐らく。  結局、拉致問題の解決が進んでいない最大の理由というのは、そこに文言が入っていないからなんですよ。拉致問題の交渉は...全文を見る
○松原委員 当初の質問から話がずれているので、もう一回。  もうそれだけで、イエス、ノーだけでいいですよ。拉致について、文言に入れろと言ったのか言わないのか、それだけで結構ですよ。
○松原委員 だから、簡単に言えば、諸懸案に入っているということは、それを明確に入れろと言っていないというふうに、それは、その部分に関してそういうことだということですよ。もう、これはこれで結構ですよ、これ以上議論してもしようがないですから。  今、第二回の六者協が行われたわけであ...全文を見る
○松原委員 私が申し上げたいのは、この三カ国に対して、少なくとも彼らは昨年の四月のジュネーブにおいて、この人権非難決議に対して反対及び欠席をしたということを踏まえ、きっちりとした根回しがどこまでできていたのかなという疑問を私は持っております。  これは、彼らが再び、同じものをも...全文を見る
○松原委員 つまり、国家的なテロを行ったとするならば犯罪国家であり、あの国の仕組みの中で個人が、冒険主義者的なという表現を使ったというふうに聞いておりますが、個人がそれを行うということは、なかなか私は想定しづらい。したがって、国家テロであるという認識のもとに対処していただきたいわ...全文を見る
○松原委員 そこで問題なのは、質問がもう時間があとわずかなので、前後逆転しながらもしますが、先ほど、漆原さんの質問ですか、それに対して、抜かずの刀をやった覚えはないと言ったら、刀は飾っておく、そして抑止力だと小泉総理は答えましたね。抑止力だと言った。刀はそこに置いて、抑止力だと言...全文を見る
○松原委員 私は、抑止というので、おいおいと、こういう話でありましたが、そうではないと。今、解決のためのツールであると。  解決のためのツールということは、常に抜く緊張感と可能性がある。私は、武士が刀を持っているのは、それはやはり常に抜く可能性があるから持っていたんであります。...全文を見る
○松原委員 私は本当に、最初に、腰に刀を差している、それは常に抜くぞという姿勢の中で差している、それでもう答弁はいいんですよ。その後、平和的な解決と。それは平和的な解決は目指すわけですよ。目指しながらも、それは、さっき小泉総理はいつ抜くかわからないと。もしかしたらあした抜くかもし...全文を見る
○松原委員 時間がないから、これ以上この議論はしませんが、それ、違うんですよ。そういう部分の、腹までくくってある程度行動しなけりゃ解決できないぐらい、今までも硬直してきたし、今も、私は、こういった交渉を見ていれば、そんな安直なものじゃないというふうに思っているから、総理にそれを言...全文を見る
○松原委員 その場合に、今総理の答弁にありましたが、不明者ということも触れたので、要するに拉致被害家族の了解、そして不明者で明らかに拉致の可能性が極めて高く、排除できないというところの被害者の部分の了解まで入れて拉致問題の解決をしなければ、恐らくこれは国民の理解も得られないでしょ...全文を見る
○松原委員 以上で終わります。
03月12日第159回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  きょうは私の外務委員会の初質問ということで、この正規な外務委員会では今国会が初質問でありますので、基本的なことから幾つか川口大臣に質疑を進めていきたいと思っております。  まず最初に、川口外務大臣が外交をどのようなものと御認識をしてい...全文を見る
○松原委員 今大臣から御答弁いただいたわけでありますが、私はもちろん、平和であること、繁栄をすることというのは極めて重要な事柄であるというふうに思っております。ただ、重要なことは、やはり日本の外交は日本の国益を重視してやる、この国益というものはもちろん平和でありまた経済的繁栄であ...全文を見る
○松原委員 今の大臣の御答弁を聞いて、体が幾つあっても足りないというぐらいに大変にさまざまなお仕事をこなしてこられたということはよくわかりました。  ただ、今の話の中に、例えば北方領土の問題、竹島の問題、そういった領土問題が御発言の中に強くは印象づけられなかったわけでありまして...全文を見る
○松原委員 今三つの領土問題についての話を聞かせていただいたわけでありますが、尖閣については実効性のある支配を日本はやっていると薮中さんが今おっしゃったわけであります。  竹島については、これはかなり厳しい環境でありまして、何か韓国は、切手を出す前にも、これにあるように、警備隊...全文を見る
○松原委員 この竹島の問題については、恒常的にこれを、もう半世紀ですからね、扱ってきた、お互いに議論する、そのステージというかそういう舞台というのはあったんですか。
○松原委員 五十年の間に、竹島の場合は、韓国側が続々としてこういったさまざまな既成事実化を進めてきていて、ついには接岸施設までつくってしまった。こういう状況というのは、簡単に考えれば、もう実効支配は向こうに移ってしまったというふうに彼らが世界に言ったとき、どれだけ我々がそれをひっ...全文を見る
○松原委員 尖閣列島については、これは韓国が竹島におけるようなことをどこもしていないということを今薮中さんおっしゃったわけですが、そうはいいながら、この領有権についてさまざまな議論がある中で、例えば韓国が竹島に、いわゆる軍隊というんですか、これを常駐させているわけですね。警備隊員...全文を見る
○松原委員 竹島の場合も、ここに昭和二十九年に韓国の警備隊員が上陸をした。尖閣列島においては、もしそういう日本以外の国が上陸をするというふうな可能性が、可能性というのは常にゼロではないわけでありますから、そういったことを考えれば、今国際世論的に、仮に、薮中さんがおっしゃったように...全文を見る
○松原委員 これ以上、なかなか答弁が薮中局長の御判断でできないのかもしれませんが、やはり客観的にそれが可能である状況ならば、それは日本が、固有の領土であるのだから、日本のそういった警備員が、警備員というか自衛隊が、それがきちっとそこを占有することは何らおかしくないので、ぜひ検討し...全文を見る
○松原委員 どちらにしても、竹島で韓国がやっているようなことは、当然自立した国であれば私はするべきだと思うし、竹島に関して見通しが全然ないんですよね。それは、先ほど大臣が、私の二年間のさまざまやってきたことということをいろいろとおっしゃいましたが、こういった領土問題がやはり私は、...全文を見る
○松原委員 中間線という話をおっしゃったわけでありますが、本来、固有の領土であれば、それはずばっと言えばいいわけですよ。本来そうあるべきなんですよ、我々の主張というのは。  だから、ここは極めて我々は理性的に譲歩してしまっているのか、それとも現実的にはこの辺だと思っているのかと...全文を見る
○松原委員 ちょっと、時間が大分押してまいりましたので。  いわゆる反対をした国々に対して、日本というのはODAをどれぐらい今まで出していたんでしょうか。
○松原委員 ODA予算を検討して、新しい新年度予算はちょっとまだデータを見ていないんですが、これをする場合に、国益を考えるなら、今回の北朝鮮に対する人権非難決議というものの対応等もODAの金額を決めるときの一つの私は要素にするべきだと思っておりますが、今回それを査定する場合に、そ...全文を見る
○松原委員 こういったものを日本は今までは余り勘案していなかったのかもしれませんが、今後はきちっと、勘案するぞというのをわかる形で私は鮮明にしていくべきだということを申し上げたいと思います。  そして、この問題を含め、次に、アメリカが北朝鮮をテロ支援国家に今入れる、こういうこと...全文を見る
○松原委員 歓迎するわけですが、それに向かって、当然、絶対にこれを入れると、向こうは入れる気があるという発言をアーミテージさんとかがしているわけですから、絶対これを入れるんだと。これを入れないと、六者協で、場合によっては、核の問題で北朝鮮がどこかで譲歩して妥結したときに、日本だけ...全文を見る
○松原委員 そのようないわゆる十件十五人の拉致以外で拉致の疑いが排除できない事案について、例えば、外務省等の関係機関と連絡をしながらその解明に努めておられるかどうか、質問をさせていただきます。
○松原委員 今の局長の御答弁で、拉致の可能性が排除できない事案が含まれ、外務省とさまざまな連携をしている、こういうふうに理解をさせていただく次第であります。  続きまして、先ごろマスコミでも少し出たわけでありますが、特定失踪者と申しますか、拉致された可能性が極めて高いという認識...全文を見る
○松原委員 これは、今お話があった昭和五十九年の六月四日、甲府市内の自宅を出て図書館に行く、その四日後の六月八日、柏崎市内で彼女のセカンドバッグが発見された。そして、六月二十一日、この失踪から十七日後に、山形県の遊佐町で一部白骨化した死体が見つかった。そのときの新聞があるわけであ...全文を見る
○松原委員 この山本さんの御家族にしてみれば、二十年間ひたすら自分の娘を捜し求めてこられた経緯もあったわけであります。話によりますと、不明の死体が見つかればそこに出向かれ、歯型等を調べて別人であったことがわかったとか、そういったことも何回かあったように聞いております。できれば、こ...全文を見る
○松原委員 ぜひとも、この件についても捜査をきちっとしていただきたいし、またほかの拉致関係、特定失踪者もさまざま努力をしていただいて、その事実を明らかにしていただきたいと思います。  今回の山本さんの件については、拉致された人間が抵抗すれば殴打して死亡させ、その中には海中に遺棄...全文を見る
03月18日第159回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○松原委員 ただいま議題となりました被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、民主党・無所属クラブ、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨について御説明申し上げます。  自然災害による被災者がその被害から回復するためには、日常生活の再...全文を見る
○松原委員 奥田委員に御答弁を申し上げます。  委員御指摘のように、この支援の拡大という点においては一歩前進であるというふうに思っております。しかしながら、今回の法案において、住宅本体の建設費がその対象に入っていないということでありますが、住宅には、個人の生活の柱としての役割の...全文を見る
○松原委員 奥田委員に御答弁いたします。  住宅本体への支給というのは、今、国及び都道府県に多額の財政負担がというお話がありましたが、もとより、この一方の負担者である知事会の要望を踏まえたものでありますので、これが第一点であります。  同時に、従来、震災時における仮設住宅等に...全文を見る
○松原委員 大規模激甚災害が発生した場合、どのように対処するかということであります。  政府案においても、東海地震クラスの大災害が生じた場合、基金だけでは対処できないということが想定をされております。住宅本体への支援金の支給とはまた別の議論がこれは必要になろうと思っております。...全文を見る
03月30日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○松原委員 松原仁であります。  今、長妻議員もるる質疑をしてきたわけでありますが、金融機関というのは大変に社会に影響を持っているわけであります。金融機関の公共性というのは極めて高くありまして、それは、借り手、貸し手、預金者にしても、またそれを借りる中小企業にしても、金融機関と...全文を見る
○松原委員 今、竹中さんがおっしゃった中で、一つはいい会社という表現を使われました。これは非常に難しい概念でありまして、世の中の会社というのは、いろんな会社があるんですが、いい会社というのはどういうことになるでしょうか。
○松原委員 今、情報の問題、先ほどの竹中大臣の答弁で、一つは情報が、新しい金融マニュアル、リレーションシップバンキングというのがあるわけですが、企業と金融機関がつき合ってきた従来の経緯というものは、切りかわった場合、どのぐらい新しい金融機関にその情報が伝わるのか。それに対して具体...全文を見る
○松原委員 それぞれの金融機関の判断である、それは最後はそうですが、今は特に地域の金融機関が淘汰されたりしている流れというのは、金融庁がかなり一つの指導をしながらやっているというふうに私は思っているわけなんですね。その中で、個々の金融機関の判断であるということでは、私は金融庁とし...全文を見る
○松原委員 これは事実論ですから大臣じゃなくてもいいんですが、引き継ぎのことに関して、新しいそういったマニュアルの中で書いてある部分をちょっと御指摘いただきたい。
○松原委員 要するに、これについては直接的に指導か何かで行わない限りできないのかもしれません。私は、極めて重要な部分だと。冒頭言った事例は事実ですから。その人に了解をとっていないから名前は言いませんけれども、事実ですから。  これはやはりきちっと、リレーションシップバンキングで...全文を見る
○松原委員 具体的にそういったものは現実的に可能かどうかわからないけれども、それは言ってみれば、例えば吸収される金融機関の支店長とこちらの新しい支店長が、三日、四日、一週間きっちりと情報交換するとか、極めて具体的なフェース・ツー・フェースの話ですよ、条文がどうだこうだではなくて、...全文を見る
○松原委員 ぜひ研究して、具体的な言葉、文字にしないとこれはなかなかしませんから、それをお願いしたいと思いますね。これが第一点。  あと、いわゆる中小企業、いい中小企業云々という議論があったときに、これは難しいと思うんですよ、日本の企業というのは、本当に自転車操業的に、なかなか...全文を見る
○松原委員 今、いわゆる長期、ずっと貸し付けている運転資金、いつ期限が来るのかわからないですね。ほとんどエンドレスのものがある。まあ、それもいろいろとまざっているわけですけれどもね。その他のきちっと返済するべき融資とそうじゃないのがまざったりして、ぐじゃぐじゃになっている。これも...全文を見る
○松原委員 一号と三号ということで、さすがに足利銀行の場合は二号ということにはならないで三号になったわけでありますが、りそなの場合は信頼できる監査によってなったと。最終的にりそなを百二条の一号に決めたときの数字的な根拠というのは、監査法人の監査の数字がデータになったということです...全文を見る
○松原委員 金融庁の検査は最終段階ではしていないわけですよね。そして、一方の足利銀行が百二の三で行われたというのは、数値は、監査法人の監査の数字によったのか、金融庁の検査の数字によったのか、どちらでしょうか。     〔委員長退席、山本(明)委員長代理着席〕
○松原委員 足利の場合は、金融庁の検査でかなり厳しいと、こういうふうな話になって監査法人がそれを追認したのかどうか、その辺はあれですが、結果として、三月期に比べたら一気に数字が悪化したということは既にもういろいろな報道がなされているわけでありますが、半年間でそれだけ数字が悪くなっ...全文を見る
○松原委員 短期間でそれだけ数字が変わるということは、それを本当にそのまま額面どおりに考えるならば、りそなの場合だって、少し前にやった特別検査からその後がらっと変わっていたかもしれないし、その判断は非常に難しいと思うんですよね。私が言いたいのは、この辺がどうも多くの人たちがやはり...全文を見る
○松原委員 足利銀行というのは、この法律が適用される前の段階というのは、利益は上がっていたんでしょうか。
○松原委員 利益が、物によっては五百億とかいろいろと書いてあるわけでありますが、利益がそれだけ上がっていて、それでもやはりこういったシステミックリスクのおそれがあるという判断をせざるを得ないということだったわけですか、これは。
○松原委員 なかなかここがわかりづらいところなんですよ。竹中さんは優秀な方ですからわかっておられるのかもしれませんが、わからない方が多くいるわけですよね。わからない人が多くて、たくさんの金融の評論家もわからないからおかしいと言ってますよ。当時の雑誌を見てもたくさん出ていますよ。な...全文を見る
○松原委員 この委員会にはあそこに渡辺代議士もいるわけでありますが、足利銀行の地域だと思っておりますが、恐らく渡辺代議士はそうは思っていないと思いますよ、わからないけれども。何で三号なんだ、おかしいじゃないかというふうに思っている人が多いわけですよ。時間がもうすぐ来てしまうのであ...全文を見る
○松原委員 だから、そのことについてどう思っているのか、おっしゃっていただきたい。
○松原委員 もう質問を終わりますが、一つ言いたいのは、一般の金融に関係している方々みんながそう思うぐらいのめり張りを持ってしなければ、それは大臣がそうおっしゃっても、認識は違うということなんですよ。一市場や、それに関係する人や学識経験者の認識は違うということですよ。やはりそれはひ...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○松原委員 松原仁であります。  今回の法律が出て、これで中小企業に対する貸し渋りや貸しはがしがどうなるんだろう、こういうことで、有効であればいいわけでありますが、そこに結びつくのか、大変に大きな疑問を感ずる一人であります。  冒頭申し上げたいことは、一般の民間企業には公的資...全文を見る
○松原委員 中小企業に対するさまざまな貸し付け等というのももちろんその公共性に入る、こういうことですね。     〔委員長退席、山本(明)委員長代理着席〕
○松原委員 よく例えられるわけでありますが、経済の血液がお金である、したがって、お金という血液を経済に循環させる、経済という体に循環をさせる心臓のポンプのような役割を果たしている、こういう認識でよろしゅうございますか。
○松原委員 アナロジーを使って表現するというのはいい点、悪い点もあるかもしれませんが、率直に申し上げて、日本の経済を一個の人間の体というふうにひとつ比喩を、例えて言うならば、血液は十分に回っているとお考えでしょうか。
○松原委員 血が少し行っていないんじゃないかという議論があるわけですよ。要するに、中小企業を多く回っていると、お金がないわけですよ、金が回っていない。借りようとしても借りられない。これを俗に貸し渋りと言うわけでありますが、貸し渋りは当たり前であって、それがもう当然のような状況にな...全文を見る
○松原委員 これは八〇%ぐらいだと今お話があったわけですが、竹中大臣の認識としては、かつて七〇%の時代があって、今八〇%というのは、逆に言えば七〇%までは、それぐらいまで落ち込んでもこれは別に、それは一つの正常値だ、こういう認識でありますか。
○松原委員 そういったことであれば、ただ、金融庁が一つの施策を打ち出してやる場合にどこのあたりが一番、GDPが変わるわけですから、これも生き物ですから変わっていくわけで、その他新しいファイナンスのあらわれ方もあるという議論もありますが、どれぐらいが一つの健全な状況なのか。血液が回...全文を見る
○松原委員 アメリカは日本よりはるかに低いということでありますが、日本が高くてアメリカが低い理由というのは何か、竹中さん、所見をおっしゃってください。
○松原委員 結論的に言えば、日本とアメリカでは経済の風土が違う、これはもう実際そういうことです。いろいろな理屈があっていろいろな理由がある。私が今申し上げたいのは、今の議論の中で、ああ、そうか、それだったら、これは経済の風土が違うということははしなくも明らかなんだ。全然違うと。そ...全文を見る
○松原委員 今、リレーションシップバンキングという表現があったわけでありますが、このリレーションシップバンキングということを考えるならば、私は、やはりそれは地域金融機関だけではなくて大手金融機関にもそういった要素というのは極めて重要だということは申し上げたいわけであります。  ...全文を見る
○松原委員 前段の部分に関して、リレーションシップバンキングをやったと。それは、一つ、それはそれで評価しましょう。しかし、大事なことは、リレーションシップバンキングだけで日本の経済風土の、それは百あるとしたら、そのわずか、幾つかの部分なんですよ。  私は、根本的には、我が民主党...全文を見る
○松原委員 実際は、恐らくこういった地域金融機関の強化をするという中に結局そういった再編統合も入ってくると思うんで、私は、それはお認めになってもいいんじゃないかなと思っているわけですが、この法律の趣旨からいって。やはり合併を促すような要素というのは極めて大きいと。  それで、民...全文を見る
○松原委員 パーセプションといういい言葉が出てきたわけでありますが、このパーセプション、大事ですよこれ、竹中さん。やはりそういうふうなことを、だから、御自身の方向性がどうあろうと、現実の日本の経済や多くの有識者がどう見るかということが、それがメッセージであって、右へ走るぞと言って...全文を見る
○松原委員 確かに申告なんですよね、申告をしてやるということでありますが、これが、ある方が新聞で言っているんですが、例えば、言うことを聞いて再編に応じれば予防的注入で新法、聞かなければ債務超過で預金保険法百二条三号ということがないだろうかということを非常に危惧している人も中にいる...全文を見る
○松原委員 確かに、債務超過であれば当然そういうことになるわけでありますが、これも、検査の仕方によって、変わらないと竹中さんおっしゃるけれども、それによって変わるんじゃないかという見方も専ら一方にあるわけで、同じような検査をしたら、今津々浦々にある日本の金融機関がすべて大丈夫とい...全文を見る
○松原委員 それで、今の議論で、総理大臣が出てくるこの会議を経ない、簡略化したというのは、これは何か理由があるんでしょうか。
○松原委員 何か答弁になっていないような気がするんですが。だって、結局公的資金を入れるんだから、従来は、そういった、総理大臣が出てきてやる、理由の説明として危機ではないからと言うけれども、お金を入れるという点は同じだし、どうもちょっとよくぴんと来ないんだけれども、竹中大臣、御所見...全文を見る
○松原委員 ちょっと納得できない部分もあるんですが、次に進みたいと思います。  ただ、大事なことは、今言ったように、大前さんの感想というんですか、これがあるような状況もある。だから、それはやはりきちっと受けとめて、これはほかにもあるんです、同じような議論は。これはきちっと受けと...全文を見る
○松原委員 ということは、中小企業に対する貸し付けの数値目標等は設定がされる、こういうことですか。
○松原委員 よくわからないわけでありまして、多面的と言うとそれでオーケーみたいな、そういうことじゃないわけでありまして、何かぴんと来ない。これで強化されて金融機関は助かる、助かるというかそれなりの形になる、しかし、実際に公共性のある血液が回るかどうかということに対して大変疑問があ...全文を見る
○松原委員 金融機関も厳しいと思うんですよ。それは、竹中さん、そうおっしゃってあれしますが、また金融庁がそこで検査に入るわけですよ。いろいろと、これはどうだ、あれはどうだという議論もある。極めておっくうな状況で、貸そうかどうかと思うと。  実際は、今の金融機関のこれを見ると、い...全文を見る
○松原委員 何か時間がなくなってあれなんですが、金融庁のマニュアルの中の、いわゆる自己資本的な、劣後債というんですか、そういったものにみなすことも含め、これがどこまで現実にできるのかどうかということに関しては非常に疑問を感じておりまして、次の機会に別の人が議論すると思いますので、...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○松原委員 まず冒頭、この東南アジア友好協力条約に関して御質問いたしますが、この条約の実効性というのは具体的にどういうものがあるのか、またその具体的な影響はどういうものがあるのか、御答弁をお願いいたします。
○松原委員 実効性よりはそういったシンボルというふうなイメージであろうかというふうに思っているわけでありますが、既に渡辺議員の質問にもあって同じ質問になってしまうわけでありますが、なぜこの条約締結が中国よりおくれたのか。私は、このことは一つの日本外交の行動のシンボルになってしまう...全文を見る
○松原委員 今、逢沢副大臣が、極めて東南アジアの、日本との関係を含め地域的なコミュニティーや経済圏における、具体的なものというよりはシンボルであるというお話をいただいたわけでありまして、シンボルであるならば、諸般の状況が云々ということではなくして、すぐに昨年の段階でそこに加盟する...全文を見る
○松原委員 であるならばこそ先に入るべきだと私は思っておりまして、ここに加盟をするのに何か慎重だった理由というのはあるんですか。
○松原委員 この問題は、もちろん条約であるから慎重であるというのは大事でありますが、それよりは、日本が先んじて入るということが、私は、日本の国益上そういったことが、今までの経緯を踏まえればこそ逆に必要だったという認識を申し上げたいと思っております。  そして、この条約関係は以上...全文を見る
○松原委員 これに付随する形で、薮中局長は当然ごらんになっていると思いますが、昨日のTBSの報道で、鄭泰和氏がテレビのインタビューに答えて、対日の極めて強硬的な議論をしているわけでありまして、無条件で戻すことはないということも含め、また日本の経済制裁的なものに対して我々は大砲を用...全文を見る
○松原委員 それでは、尖閣諸島の問題をお伺いしたいと思っております。  この尖閣諸島は日本固有の領土であるというふうに認識をしているわけでありますが、その歴史的経緯についてお伺いいたしたいと思います。
○松原委員 この尖閣諸島は、琉球王国の時代は琉球王国の領土であったという議論もあるわけでありまして、日本のまさに歴史的な正当性を持つ領土であるということだと思いますが、この尖閣諸島について、台湾、中国が領有権を主張するということが今日起こっているわけでありますが、その経緯について...全文を見る
○松原委員 通告していないので、お答えができなければ結構でありますが、尖閣諸島に大変ないわゆる天然資源があるというふうなことがあります。中台の主張も、その天然資源というものが起こってから、調査によって存在が明らかになってから主張が行われたという議論もあるわけでありますが、どのよう...全文を見る
○松原委員 御案内のとおり、十四日に明らかになったということでありますが、台湾が、中国、台湾も領有権を主張する尖閣諸島のうち五島を台湾内政部が中華民国の領土として正式に土地登記簿に記載したことが十四日明らかになった、このように伝わっているわけであります。台湾当局は、これまで同諸島...全文を見る
○松原委員 日本政府は取り消しを要請した、これに対して台湾政府からの何らかの返答等があればお伺いしたい。なければ、黙殺されているのか、これもお伺いしたいと思います。
○松原委員 日本政府のこのことに対しての行動は、今言った抗議をする、それ以上の何か具体的な措置というものはお考えでしょうか。
○松原委員 きょうの産経新聞に「中国、太平洋に拡大」という海洋調査のことが載っているんでありますが、その中で中国が、ちょっと尖閣とは離れますが領有権のそういった同じようなたぐいでありますのであえて申し上げたいわけでありますが、この沖ノ鳥島について、これは中国側が、同島は日本の領土...全文を見る
○松原委員 強く主張して確認をするわけでありますが、プラスして、具体的なこのことに対しての何らかの行動、アクションプログラムというものは考えておられますでしょうか。
○松原委員 そういったことを含め、日本の排他的経済水域、EEZの中は、特に尖閣諸島周辺も含め、中国の漁船によってさまざまな被害が発生しているというふうな話も仄聞しているわけでありますが、実態について、これは水産庁になるのですか、お伺いいたします。
○松原委員 これだけ、二百六十八隻、二百四十四隻という数値を今挙げていただいたわけでありますが、これだけのいわゆる日本のEEZの中における操業が行われている。  今それを取り締まるように鋭意やっているようなお話でありましたが、これは、現状のようなイタチごっこというか、イタチごっ...全文を見る
○松原委員 強化するということは、来たら追い払うのか、来たら捕まえるのか、どういうことでしょう。
○松原委員 これは、厳しく厳正にさらに対応していただくべきだと思うのです。  実は、尖閣に中国人不法侵入者が上陸をしたわけでありますが、この上陸も、日本がこういった日本の経済水域の中における中国漁船また台湾漁船の活動に対してより厳しく対応していなかったということも一つの遠因では...全文を見る
○松原委員 この七人の不法侵入者についてでありますが、この不法侵入者がどのようなグループに属していたのかというふうなことを含め、背後関係を、もし、わかる範囲でおっしゃっていただければと思います。
○松原委員 その中国の中国民間団体でありますが、これはまさにボランティア的に集まっているグループなんでしょうか、どういう背景でいつごろできたものかまでわかれば御答弁をいただきたいと思いますが。
○松原委員 やはり、これは日本にとってまさに犯罪行為を犯した人間でありますので、中国の国に対して、この尖閣に上陸したことは当然強く抗議をすると同時に、この七人の母体である組織が具体的にどういうふうな活動をしてきたのか、そして再犯のおそれがあるのか、こういったことについて、日本の国...全文を見る
○松原委員 今回の事案は、書類送検するということが事前にマスメディアに随分と流れた経緯がありますが、最終的には強制送還という形になったわけであります。  この間の経緯というのは非常に国民にとってわかりづらいわけでありまして、なぜ書類送検という手続を踏まずに超法規的に中国に戻して...全文を見る
○松原委員 この間の質疑は、先般、我が党の前原委員と局長の間でも既にしてありますので、こちらがあえて矛盾点をついたりすることはいたしませんが、私たちは、この強制送還ということが、もし、中国側の強い尖閣諸島に対してのさまざまな意思の中で、結果として強制送還が行われたとするならば、そ...全文を見る
○松原委員 それは余り説明になっていないと思うのでありまして、あの段階で七人を逮捕したわけでありまして、その不法侵入者が乗ってきた船というのは、その背後関係を明らかにしたりする上で極めて重要なものであることは当然であります。  なぜこれを拿捕しなかったのかというのに対して、今の...全文を見る
○松原委員 逮捕したということ自体はそういう証左と言えるかもしれませんが、その船をやはり拿捕するというのが当然の捜査手続であるべきだというふうに私は思っております。  瀬川さん、もし御所見があればお伺いいたしたいと思いますが、無理ですか。
○松原委員 これはぜひ拿捕するべきだったと申し上げたいわけであります。  もしその拿捕できない理由が海上保安庁の方にあるかどうかということでありますが、例えば、かつての不審船を引き揚げる場合に、中国の経済水域内に沈んでいた不審船を引き揚げるということで、その協力金を報償費から出...全文を見る
○松原委員 それは当然そうでありますけれども、本当に私は、これを拿捕しなかったことは、極めてやはり国際的に日本の、見ようによっては日本が弱腰であるというふうに映るのではないかということを危惧するわけであります。  そういう中において、時間も余りなくなってきたわけでありますが、実...全文を見る
○松原委員 これはちょっと言っている意味が政治的な意味ではなくて物理的ということだから、そういうしゃくし定規の答弁なのかもしれませんが、どちらにしてもやはり常駐するべきだと私は結論的に申し上げたい。  したがって、部内で検討していると思うんですよ、私は。さすがに日本の防衛庁はし...全文を見る
○松原委員 実効支配を揺るぎないものにするというのは、自衛隊の駐屯しかないだろうと私は申し上げたいわけでありますが、同時に、日本というのは、アメリカと日米同盟、極めて強い同盟関係にある。先般も西銘さんの質問の中であったわけでありますが、アメリカが、この領土問題、尖閣諸島のこの問題...全文を見る
○松原委員 時間もあれなので、これはここで議論はやめますけれども、これはやはりきちっと詰めていかないといかぬ問題だと思っております。  最後に、逢沢副大臣に、こういう全体の状況を総観して、やはり、一センチメートルの領土といえども、それをないがしろにした国は国が滅びると私は思って...全文を見る
○松原委員 終わります。
05月12日第159回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○松原委員 民主党の松原仁でございます。  まず、条約関係ということでありまして、本日案件になっております国際原子力機関憲章第十四条の改正の受諾についてのことであります。  我が国は、この設立当初からこの機関の理事国でありまして、IAEAの主要な理事国として、また、IAEAの...全文を見る
○松原委員 次に、国際電気通信連合についてでありますが、これまで同機関は、周波数の国際分配や通信の標準化などにおいて大きな役割を果たしてきております。今般、同機関の基本文書である国際電気通信連合憲章及び条約を改正するわけでありますが、その背景となった国際電気通信をめぐる変化、改正...全文を見る
○松原委員 続きまして、拉致問題についてお伺いしたいと思うわけであります。  この拉致の問題は、日本の主権にかかわる極めて重要な問題であると同時に、時間の経過とともにこの問題の解決、その解決の意義がだんだんと失われていくことも想定されるわけであります。人の命というのは有限であり...全文を見る
○松原委員 拉致問題の解決は、今大臣がおっしゃったように、五人の御家族の皆さん、十人の行方不明者、こういうことでありまして、今の大臣の御発言は、その全員が日本に帰国する、これは一つの、当然、拉致問題解決の必要条件である、こういう御認識でよろしいですか。
○松原委員 私の記憶であれば、かつて外務委員会のどこかで、この問題の解決ということに関して外務大臣がお答えになったのか、要するに、それは家族の皆様のすべてのこの問題が解決したという同意があってこの問題の解決であるといったような御発言があったという記憶、私の記憶違いかもしれませんが...全文を見る
○松原委員 これは重要であるけれども、それは解決の条件ではない、こういう理解でよろしいですか。
○松原委員 それは最低限の、当然、重要なというか、条件の一つだと思いますが、私が申し上げたのは、拉致問題の解決とは何かという根本的な考え方というのが、どこが大臣の頭の中で拉致問題の解決と見ているのか。例えば、その他にも特定失踪者の問題もあるわけですが、これについてはどういうコメン...全文を見る
○松原委員 私が聞いているのは、どこが、どういう状況を解決とみなすかと。調査をしているとか、北朝鮮に申し入れをするとかというのは、それは当然、日本の国としてやるべきことですが、どういう状況を解決と外務大臣としては考えているのかと聞いているんです。
○松原委員 私は、ちょっと今の外務大臣の御答弁では不満でありまして、真相の究明は当然必要なわけであります。しかし、真相の究明というところで終わってしまってはしようがないんであって、それに含まれて、真相が、例えば十人の行方不明者が生存しているなら当然それは戻すという作業が出てくるだ...全文を見る
○松原委員 私は、その順番があるということは承知をしておりますが、少なくとも、原理原則として、この問題の解決というのは、そういう全体の包括的な中で議論されるべきであるということを常に頭の中に置いていただきたい。やはりそれは、私は、外務大臣としての目的意識として持っていただきたいと...全文を見る
○松原委員 今回、五月四日の会議で、その中身は今明らかにされていないわけでありますが、巷間、小泉総理大臣の北朝鮮訪問という問題がさまざまなメディアでも流れているわけでありますが、この小泉訪朝ということに関しては、この五月四日の会議では議論されたんでしょうか。
○松原委員 そうすると、今の薮中さんのお話では、総理訪朝のためのというか総理訪朝の環境づくりの議論というのはこの四日の議論でなされた、しかし行くかどうかは決まっていない、こういう認識でよろしいですか。
○松原委員 総理訪朝がされる場合は、恐らく、この拉致問題、特に五人の御家族の八名という方々の日本に対する帰国ということが最大の焦点になっていくだろうと思っております。私は、総理の訪朝というのは極めて慎重にあるべきだというふうに個人的に思っております。  冒頭申し上げたように、こ...全文を見る
○松原委員 私は、拉致の根本的解決は原状復帰だと。ただ、解決はできないんですよ、ある意味で。二十年前に時計の針は戻らないんだから。そのことは認識をしながら、もう今外務大臣はそう言ったんだから、そういうことですよ。それをきちっとやってもらう、これが解決であります。  私は、日本の...全文を見る
○松原委員 ただいまの私の言っている質問に答えていただきたいわけでありますが、首脳外交ということでいうなら、次は、それは北朝鮮のトップが今度は日本に来る番ですよ。小泉さんはこの間行ったんだから。少なくとも、この外交上のさまざまな問題を包括的に解決するという見通しがない限りにおいて...全文を見る
○松原委員 これでこの拉致に関しての質問をきょうは終わりますが、大事なことは、総理大臣が、総理が北朝鮮に行くということは、そういう全体の解決の見通し、これを立てて行く、もしくは行ってそのことの結論をきちっと立てるということであって、極めてそれは慎重かつ積極的にやるべきだと私は思う...全文を見る
○松原委員 そういう薮中さんのお話でありますが、今これ、七日で九日ですから、悠々と日本の調査をして出ていった、こういうふうにも見えるわけであります。予定どおりの仕事を終えて、日本から退去しろと言われたけれども、一たん退去して再び戻ってきて、悠々とやって九日に出ていったんじゃないか...全文を見る
○松原委員 例えば、沖ノ鳥島を岩礁であるというふうに言う中国の主張、そしてそこにこういうふうな調査船が入ってくる、こういう流れというのは、実はもう一つの一連の流れの中の非常に戦略的な動きがあるような気もしないではない。これは岩礁だと言ってその周辺をやる、ほかのところもこれはジャブ...全文を見る
○松原委員 日本が留保しても、中国が事実上それをどんどん進める方向で動いているというふうな状況に今なっているんじゃないかと思うんですよ。では、これに関して、日本は留保しているから、あんたも少しやめなさいよという議論をしているんですか。
○松原委員 ちょっと、これもとにかく、何か中国が出てくると、どちらかというと弱腰になってしまう、すべてのものが。こういうことでは私はもうどうしようもないと思うんですよ、日本の国益を考えても、主権を考えても。その辺はきちっと、もう時間がないからこれ以上これは言いませんが、やっていた...全文を見る
○松原委員 時間ですから終わりますが、こういうことに受け身だけではなくて、積極的に領土問題を含め国益をどうするのか、主権をどうするのかということで、今言ったヘリポートの問題もそうですよ、それからいわゆる試掘権の問題もそうですよ、日本だけが自重していてもしようがないわけですよ。それ...全文を見る
05月17日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○松原分科員 民主党の松原仁であります。  きょうは、教育全般につきまして、河村大臣、また関係の皆様にお伺いをしていきたいと思っております。  教育問題というのは、極めて、ある意味では抽象論というんですか、そういったものを含むわけであって、数字ですべてが推しはかれるものではあ...全文を見る
○松原分科員 今、自信という言葉が大臣から語られたわけでありますが、同じく日本青少年研究所及び一ツ橋文芸教育振興会というのが、両財団が、二〇〇二年十一月、ちょっと古くなりますが、日米中、三カ国の中学生、今度は中学生の比較、意識調査を行った。それによっていろいろな、勉強も学習意欲も...全文を見る
○松原分科員 このアンケートばかり言っていてもいけないんですが、最後にもうちょっと言って、私の見解も申し上げたいと思うんですが、家庭は教育の原点だ、家族を大事にしよう、これは、「どんなことをしても親を養う」と答えた青少年の割合ですね。タイが七七%、ブラジルが七一・八%、アメリカで...全文を見る
○松原分科員 かつてエドモンド・バークという西洋の社会科学者が、政治についておもしろいことを言っているわけであります。かいつまんで言うならば、政治は現在の人々が参加するのが政治だというふうに思われている、しかし、そうではないと。彼は、政治というのは共同作業である、だれが参加する共...全文を見る
○松原分科員 大臣がそういう思いでなさるということは大変に敬意を表したいと思うわけでありますが、私は、やはり社会契約説に基づく人工的国家というのを国家の前提として考える時代は過ぎてきたんじゃないかなと。これからは、むしろその中の人間のあり方を、例えばハイエクなんか経済学者でもそう...全文を見る
○松原分科員 要するに、それは極めて教育的な意味があるということを、内閣の一員として、内閣の中で、それは結局、教育現場において子供がだめになるという議論は多少あります。しかし、教育の現場において子供がだめになるんじゃない、親の姿勢においてだめになる、もちろん、それぞれそれは要素と...全文を見る
○松原分科員 私は、国を愛する、もしくは日本の伝統、文化を継承する、日本の伝統、文化が価値があるからこそ継承するわけであって、我々は日本の伝統、文化に誇りを感ずるから継承するんであって、その誇りと価値、そういったものは、要するに、やはりみずからの誇りを感ずるような教育の中において...全文を見る
○松原分科員 従来から、そういう諸外国の教科書について、文部科学省としてそういったものをチェックするとか、そういうことはしておられますか。
○松原分科員 日本に対して極めて批判的だ、反日感情を持つような内容を記述している教科書があるとかないとかという報告を受けたことはありますか。
○松原分科員 そういう中で、日本の教科書については、彼らはウの目タカの目ですさまじいチェックをしてくるわけであります。人によっては、それは内政干渉という議論もあるわけでありますが、私は、近隣諸国条項というのができた経緯は、村山さんのときか何かだというふうに聞いておりますが、これが...全文を見る
○松原分科員 私は、やはりこういう条項があることによって、日本の教育が結果として自信を持ってこれだというふうになかなか現実はいかない要素があるんじゃないかと思うんですよね。結局、先ほど言ったアンケート調査の、今の子供たちの自信のなさやさまざまな問題点というのは、それは小泉さんの外...全文を見る
○松原分科員 それを言えば、同じく、中国が日本と同じ近隣諸国条項を持って我々に配慮する、これから、将来考えれば、お互いに配慮し合うんだったら、韓国も中国も近隣諸国条項を持って、我々も中国の教科書で、明らかにこれはおかしい、事実と違うということは物を申す、そういう関係ならいいんです...全文を見る
○松原分科員 終わります。
05月25日第159回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  最後に大臣には御質問をするということで、まず薮中局長に質問をしてまいりたいと思います。  何はともあれ、大変に御苦労さまでございましたと、まず冒頭、ねぎらいの言葉をかけたいと思います。  五人の御家族の中の五人が戻ってこられた、こう...全文を見る
○松原委員 つまり、訪朝の発表がありましたが、あの当日に、具体的に北朝鮮に行くぞ、こういうふうな御指示があったんでしょうか。
○松原委員 今のお話を承っておりますと、恐らく、準備というのは従来から行ってきておったと思いますが、訪朝の意思表明というのは極めて、まさにサプライズではありませんが、そういう中で行われたというふうに聞かせていただくわけであります。  その交渉の中身も、交渉の現場に薮中さんは立ち...全文を見る
○松原委員 金正日委員長、彼は、百五十項目の質問書が日本から上げられていることは熟知していて、その内容について、例えば今言った幾つかの極めておかしな点、これについて我々が大変疑問を感じている、そういうふうな疑問点が既に北朝鮮に対して発せられているということは認識をしておったという...全文を見る
○松原委員 今、薮中さんのお話だと、冒頭、金正日氏はもう解決済みであるというスタンスで出てきたというわけでありますが、彼は、この百五十項目が、日本から調査、そしてどうなっているんだということが一年以上既に出されているのに対して、それを知っていながらも、会談の冒頭では調査済みである...全文を見る
○松原委員 今、百五十項目全体ではありませんが、そうした幾つかの矛盾点を総理が指摘したというふうに私は薮中局長の答弁で承ったわけでありますが、それに対して金総書記、彼は、極めて申しわけないというふうな謝罪の言葉はあったんでしょうか。
○松原委員 前回も総理が行って、一国の総理が行って話をした中で、率直に言えば、うその報告がなされた、違う人のお骨だったとかを含めて。これについては、前回、拉致をしたことについては謝罪をしたと。文言には入っていませんけれども謝罪をしたということですが、今回は、あのいいかげんな、十人...全文を見る
○松原委員 私は、御家族の皆さんが今回大変に怒り心頭だった理由というのは幾つかあると思っております。少なくとも前回を思い起こすならば、日本政府が確認をしないで死亡ということを次々と告げていったわけであります。そして、今回の首脳会談において、そのことについて、つまり、あなたの娘は死...全文を見る
○松原委員 私は、これは本人が、少なくとも日本の総理が行って、これは政党の立場を超えて、小泉さんは日本のプライムミニスターですよ、総理大臣ですよ、総理大臣が行ってこういう扱いをするということは、私個人は許しがたい。  それと、前回に総理が飛行機をおりたときに出迎えた人、今回総理...全文を見る
○松原委員 恐らく立場が全然違う人が出てきたわけでありまして、私は、前回の、総理が行ってこういうでたらめなデータを出してきたことを反省するならば、当然、極端に言えば前回以上の人間が出て、言葉で申しわけないと言わないならば、態度でそれを示すべきだと。一国の総理が行って、小泉さんが日...全文を見る
○松原委員 ここで余り議論をしようと思っておりませんが、だからといって、今回の送迎の立場が前回よりもはるかに、総理にふさわしい人が出てきたのかどうかを考えれば、これはちょっと、前回のあのいいかげんな報告も含めて、私は非常に残念であります。  その話の中身でありますが、例えば、今...全文を見る
○松原委員 個名で言ったか言わないかという議論は、僕は思い入れの部分としては極めて重要だと思いますが、まあ、いいでしょう。  それで、例えば今回、横田さんに関して言えば、キム・ヘギョンちゃんという、遺伝子を調べる限りにおいて横田めぐみさんの娘にほぼ間違いないと言われている人に関...全文を見る
○松原委員 家族の気持ちがわかるという話でありますが、それを額面どおり薮中さんが受け取っているとは私は思えません。外務官僚としてそうおっしゃっているんであろうと思います。家族の気持ちがわかるならこんな拉致事件を起こすはずはないし、それをこのまま放置すること自体が許されないわけであ...全文を見る
○松原委員 聞くところによると、金正日政治軍事大学というところで蓮池さんが教官をしていたと言われているわけでありますが、そこに三十人の日本語教師がいるというふうな話であります。恐らくその三十人のほとんどが、すべてがかつて拉致された日本人である、こういうふうにもさまざまな証言がある...全文を見る
○松原委員 どっちにしても、この特定失踪者の数はどんどんふえていく。この間も議論したんですが、北朝鮮側もすべてを明かさないと、両国の信義なんかは進まないわけですよ。私は、そのことを小泉さんはきちっと金正日さんに言って、うそを言うな、この間みたいなああいううその報告をするなと。そし...全文を見る
○松原委員 そういう中で、実は今回の北朝鮮訪問というのは、それは、小泉さんがやはり行動しようという、小泉さんらしい決断かもしれませんが、私は率直に言うと、やるべきことをやっての行動と言えるだろうかという疑問を持っております。  前回、三月の予算委員会で、自民党の中山議員も質問し...全文を見る
○松原委員 北朝鮮という国を薮中さんは知った上でそれをおっしゃるんですから、かなり苦渋の発言だと聞いております。例えば安否不明者に関しても、調査をするまでもなく、恐らく金正日氏は知っていますよ、ああいう国ですから、あれだけの警察国家ですから。あえて安否不明者を調査しますというのは...全文を見る
○松原委員 この二十五万トンのものについては、そういった国際機関からの要請が従来からあって出していなかったわけで、ここで出す、このタイミングで発表する、平壌で発表する、それは、薮中さんのお立場でそれ以上言えないかもしれないけれども、本音はわかっているはずですよ。これは身代金ですよ...全文を見る
○松原委員 日本は国連に対しておびただしい運営費を出しているわけですから、日本の政府の意を体して、アナンさんがそれを悪いようには言わないと思うんですよ、率直に言えば。まあいいですよ、それはそれで、国連の評価ですから。  私は、そういう意味において、日本の国が日本の国を判断するわ...全文を見る
06月01日第159回国会 衆議院 外務委員会北朝鮮による拉致及び核開発問題等に関する小委員会 第4号
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○松原小委員 民主党の松原仁であります。  荒木さんにお伺いしたいわけであります。  この特定失踪者の表を見ますと、西暦二〇〇〇年以降も、特定失踪者で、荒木さんがこれは北朝鮮に拉致された可能性が高いという人間がたくさんいるわけでありますが、これは現実に、どういう背景で、何を目...全文を見る
08月04日第160回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○松原委員 今大変に、テレビできのうも放送されておりましたが、サッカーが盛り上がっているわけであります。アジアカップが行われておりまして、日本チームは準決勝できのうもバーレーンに勝っていよいよ決勝戦、こういうふうなことであります。  今回のこのサッカーアジアカップにおける印象で...全文を見る
○松原委員 先にそこまで大臣がおっしゃったわけでありますが、ブーイングに関しては遺憾である。ブーイングだけではなくて、ごらんのようにテレビでも報道されておりましたが、日本のサポーターに対して物が投げられるとか、こういうふうな事態が起こっているわけであって、しかも日の丸の曲が流れて...全文を見る
○松原委員 それで、そこまでは一人の日本の国民としての感情だと思うんですが、外務大臣でありますし、今ここは外務委員会でありますから、なぜそういったブーイングが起こったり、日本の選手がいいプレーをするとブーイングが起こる、日本の君が代が流れるとブーイングが起こる、日本のサポーターに...全文を見る
○松原委員 今、中国も当局が、そういったことで重慶のようなことがまたあってはいけないという指導があったという話で、きのうの試合においては、それでもブーイングは聞こえておりましたが、それほど大きなブーイング、重慶に比べれば、そういうふうな話であります。  私は、多くの日本の国民が...全文を見る
○松原委員 おっしゃるとおりで、これは日中関係の健全な将来を考えると、物すごい目に見えるマイナスだと。私も、私の知り合いの地域の女性の皆さんや、女性が特に怒っていましたね、今回。女性の皆さんなんかと話をすると、もうとんでもないと、みんな口をそろえて。だから、恐らく重慶はやり過ぎだ...全文を見る
○松原委員 日本が、例えばアメリカの選手団が日本に来たときに、日本に原子爆弾を落とした国だからといって、今ブーイングはしないわけであります。そこには一つの友好関係が成立をしているからであります。私は、今の大臣の答弁で、その後の教育によってとおっしゃった、極めて重要なことだと思って...全文を見る
○松原委員 どういうことを学んでいるんですか。その一因の、いろいろなことを学んでいるとおっしゃったけれども、そのいろいろなことの中身をおっしゃっていただきたい。
○松原委員 今の大臣の御答弁ですと、教育によってああいった反日のブーイングが起こっている可能性も否定できないというか、可能性も一つの理由の中にある、こういうふうな御認識を示されたということでよろしいですね。
○松原委員 この問題意識は極めて重要ですから、私は、珍しく大臣が本音を言ったんじゃないかと思っているんですよ。  つまり、中国における教育の結果として、あのサッカー場で、君が代のときもブーイング、そして日本人サポーターには物を投げる、そして日本人のファインプレーにはブーイング、...全文を見る
○松原委員 日米のときにという話があったけれども、私は、日本のアメリカに対するもし嫌米があったとしても、これほどいわゆる礼を失したところまで行っていなかったんじゃないかと思うんですよ。それは、サポーターに物を投げ、日本の君が代のときにブーイングをする。日本が嫌米のときに、どこかの...全文を見る
○松原委員 今外務大臣が、アメリカにおいて日系人が大分排撃をされていたことが戦前あったというふうなことをおっしゃいましたが、でも、今の話でいくと、大臣も本音では、第二次世界大戦前の日系人がアメリカ社会において排撃をされていたのと同じぐらいの今回はある種の遺憾の意を持っている、私は...全文を見る
○松原委員 従来からしてきて、それに関してどういうふうな結論を出しているのか教えてください。
○松原委員 薮中さん、中国の国語、算数、社会、理科があるかどうかわからない、そういう教科書でどういう点が、今ここで答えられなかったら次の委員会でやってもいいけれども、どういう点が問題で、どういう指摘をして、どこを改善してくれと頼んだのか。そこまで踏み込んでやっているのかどうかです...全文を見る
○松原委員 とにかく、外務省はさまざまなことをやってきて、もちろんODAも出してきてやっているわけであります。今やっているかどうかは別にしても、長い過去の歴史を考えれば。それはやはりこういうことをなくするためにやってきているんだ、簡単に言えば。何を今までやってきたんだ。しかも、サ...全文を見る
○松原委員 適切でなかったと私は思っているわけでありますが、なぜ適切なんですか。
○松原委員 法務省やそういったところが判断したから適切であったと。では、外務省のつかさとしてはどうなんですか。
○松原委員 適切の処理であった理由というのは、要するに、所管の法務省が判断したから適切だと思っています、こういうふうな理解でいいんですね。
○松原委員 水かけ論をしてもしようがないんだけれども、例えば、中には再犯している人もいるわけですよ、一回既にそういったことをやって。私は適切だったと思っておりません。  実は私は、今、超党派で、日本の領土を守るために行動する議員連盟というのができまして、そこで六月二十一日に、自...全文を見る
○松原委員 ヘリポートの整備は、関係省庁と相談しているということは基本的にもうやる方向だ、こういう認識でいいと思うのでありますが、尖閣の実効支配ということですよね。我々は実効支配しているという、尖閣の実効支配、今の段階でできているというふうにお考えかどうか、お伺いします。
○松原委員 しかしながら、尖閣諸島に、例えば日本の警察やしかるべきだれかが常駐しているわけではないわけであって、再び、この間のように七人上陸のようなことが起こらないとも限らない。起こった場合、どういうふうにそれを処置するのか、どうだれが責任をとるのか、だれがどう責任をとってそれを...全文を見る
○松原委員 川口さん、川口大臣、さっき強制送還は正しかったと言っていますが、もし万が一また上陸があった場合、これはやはり強制送還、正しいんですか。
○松原委員 関係の当局といったって、一番外務をつかさどっているのは大臣なんだから、関係の当局で判断をするということではなくて外務大臣としてはどういう思いなのかというのを言ってもらわないと、私はリーダーシップも自律したものもそこにはないということになると思うんだよね。  ほかにも...全文を見る
10月27日第161回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  きょうは、本来であれば、町村外務大臣、初めての質疑をさせていただきたかったわけであります。特に拉致問題に関しては、率直に申し上げまして、従来の川口さんが、極めてぬかにくぎのような、きちっとした対応がなかなかとれないという印象がありました...全文を見る
○松原委員 我々、実は拉致議連というものがあるわけでありますが、そこの人間とまた家族会の皆さんが一緒に町村外務大臣を訪問いたしましたときに、町村さんは、北朝鮮がこのような不誠実な対応をとるならばというふうな表現を使ったわけであります。  本当はきょうそのことを御本人にもう一回こ...全文を見る
○松原委員 そういう中で、人道支援ということで食糧支援等が予定をされているわけでありますが、この人道支援の現状はどうなっているか、簡潔にお答えください。
○松原委員 北朝鮮側が、拉致、特に未帰還者、さらには特定失踪者が明らかに拉致されているのではないかという案件が幾つか出てきているわけであって、こういう部分に関して北朝鮮側がきちっとした情報を出してこない場合は、既に到着したものについての分配の仕方もこれ、我々はさまざまなチェックを...全文を見る
○松原委員 今、不誠実であるということを副大臣がおっしゃったわけであって、私は、この認識が恐らく政府でも当然そういう認識だろうし、国民の多くもそういう認識を持っているということであるならば、外交の世界でありますから、私は、なぜこの十二・五万トン、閣議決定をされたからということで粛...全文を見る
○松原委員 その高い政治判断の中身が、率直に言って、やはりこれについては、私は、最悪の場合は凍結も含む決断をするべきだというふうに思っているわけであります。これは事務方の問題ではなくて、大臣、副大臣を初めとする政府の首脳の皆さんの判断だと思いますが、私はここで安直に、北朝鮮側の出...全文を見る
○松原委員 今副大臣がお答えいただいたのは残りの十二・五万トンということで、私はこれは当然その判断だと思います。しかし、今も着いていない、これから到着する。これ、薮中さん、どれぐらい到着していないんですか。
○松原委員 それは事務的な流れというのは流れであるでしょうが、生きた政治でありますから、当然、残余については凍結も含めそれも選択肢であるということは逢沢副大臣が明解におっしゃったわけであって、これはきちっと対応しなきゃいけないけれども、既に行った、行きつつあるものも、やはり政治の...全文を見る
○松原委員 圧力と対話、対話と圧力というのから私はもう圧力と対話に順番を変えるべきだ、このように思っております。逢沢副大臣も圧力と対話と言いかえておられるわけで、私はそういった方向で努力をしていただきたいと思うわけであります。  しかし同時に、まさにこの圧力の内容として、経済制...全文を見る
○松原委員 今の副大臣のお話によれば、私は、北朝鮮の行動は、核、ミサイルその他、拉致の進展も含め、日朝平壌宣言から既に大きく外れているという印象を持っておりますから、速やかに経済制裁のあり方の検討には入っていただきたいということを強く要請しておきたいと思います。  同時に、拉致...全文を見る
○松原委員 今、外務副大臣が拉致はテロであるという認識をするのであれば、テロに屈しないということは極めて重要なことであります。人によっては、人道支援は身代金ではないかという議論もあるようであって、私はそういうふうに思われること自体が日本にとっては国際社会において極めてマイナスであ...全文を見る
○松原委員 薮中さんが使う日本語の場合は、不十分というのは不誠実だ、こういうふうな日本語ととってよろしいですか。
○松原委員 きっと薮中さんも一番厳しい表現を使ったんだろうと思っておりますが、これはもう、厳しい表現を使うと同時に、中国は日本の探査に対して、何か、やめてくれとか、けしからぬとか言っているんですか。
○松原委員 とにかく、この中間線を含む議論というのは、それは中国の議論をいったら、極端なことを言えば日本の沖縄まで全部中国のものになるような、そういう拡大解釈が行われる可能性すらあるので、きちっと、外交交渉は黙っていてはいかぬということで、従来、本来であれば、私はことしの早い段階...全文を見る
○松原委員 日本海海戦の合同慰霊祭というものを行うということが具体的な話として進んでいるということを私は情報として得ているわけでありますが、この日本海海戦の合同慰霊祭に関してはいかがなっておられますか。
○松原委員 外務省として、この日本海海戦の慰霊祭に関してはどういう助力ができるかを考える、こういうことでよろしゅうございますね。
○松原委員 ぜひ、二〇三高地、これは中国領でありますからなかなか難しい部分があるという議論もありますが、私は二〇三高地は日露戦争最大の激戦地でありますから、ここにおける、二〇三高地における日本人の慰霊祭というのは最近全然行われておりませんから、百年ということで、やはり先人に対して...全文を見る
○松原委員 相互理解も大事でありますが、我々が日本の過去の歴史について正しいバランスのとれた歴史観を持つ、そういうことで我々が日露戦争を理解するということも極めて重要であるということを改めて申し上げたいわけであります。  最後に、時間がなくなってまいりましたが、竹島問題に少しだ...全文を見る
○松原委員 質問は終わるわけでありますが、竹島の日の制定で、日韓関係全体を見てということは大事でありますが、竹島を昭和二十九年以来一方的に占拠しているのは韓国であります。日韓関係全体を考えるならば、韓国の竹島の占有に対して猛省を促すべきであって、その中で、我々は、竹島の日は絶対に...全文を見る
11月11日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  ことしは特に災害が多い年でありまして、たび重なる台風被害、また新潟県中越地震の被害、本当に、このたび重なる災害でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思っております。  今回...全文を見る
○松原委員 今、大臣からの話でありますが、この災害後に、今お話があった、車で生活をしているという中で亡くなったとか、私は、これはやはりあってはいけないことだろうというふうに思っているわけであります。強制的に車の外に出ろ、出て休みなさいということが今のさまざまな法律の中でできないの...全文を見る
○松原委員 現在でも車の中で避難生活を続けている方はたくさんおられると思うわけでありまして、この方々については、車の中における避難生活を現状でまだ続ける方向なのか、その辺、もし答えられたらで結構でありますが、通告しておりませんので、お答えいただきたいと思います。
○松原委員 次に、災害で先ほどから激甚のこともいろいろと議論されているわけでありますが、この激甚指定の時間が、なかなか積み上げ方式ですからかかるというふうな議論が行われておりました。  そういう中で、よく我々は、今回も被災地に行ってみて痛切に感じたことは、通常、この激甚指定の積...全文を見る
○松原委員 今大臣は、迅速なさまざまな予算づけの部分の議論になろうかと思います。それは非常に大事なことだと思いますから、ぜひともお願いしたいわけでありますが、私が言った趣旨のもう一点は、被災地の職員の方々はもう疲労こんぱいである、みずからが被災している。山古志村なんかの場合は全員...全文を見る
○松原委員 であれば、そういうのは自発的な動きもあろうかと思いますが、やはり、国がある程度リーダーシップをとってこういう部分に関して私はやはりこの際やっておく必要があるだろうというふうに思います。どうぞ事務方、統括官。
○松原委員 前向きな御答弁を大臣と統括官からいただきましたので、これについてはぜひとも前向きに、この災害というのは、特にことしこれだけ多かったということは、来年さらに多くなる可能性もありますから、そういった意味では備えをきちっとすると。備えあれば憂いなしというのはまさにこういった...全文を見る
○松原委員 今おっしゃったような激甚以外の部分ではそういう既に方式になっていますが、私が言っているのは、激甚についても、やはりそういった方式を、まさにそれが一つの励みになるということでぜひとも検討いただきたいということであります。  最後に、時間が参りましたので一つだけ申し上げ...全文を見る
○松原委員 質問は終わりますが、こういった言葉と実態をやはりなるべく同じように常にしておくことが必要だと思うので、ぜひともそういう全体像をもう一回見つめ直していただきたいと思います。  以上であります。
11月12日第161回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  既に今武正委員からも質問がありましたが、今回のこの潜水艦、不審潜水艦ということでありますが、このことでお伺いをいたしたいと思います。  まず、初動のおくれ云々ということが議論をされておりますが、日本の領海を四十キロメートルにわたり、一...全文を見る
○松原委員 今大臣まことに遺憾であるというふうなお話であります。  その遺憾の中身をちょっとお伺いしたいわけでありますが、日本の領海を侵犯した潜水艦、その潜水艦の所属する国に対してはもちろん極めて怒りを禁じ得ないわけでありますが、これに対する日本政府の対応については、今大臣がお...全文を見る
○松原委員 このいわゆる海上警備行動の発令が領海の外に出てということであるのは全くもってお話にならないということは大臣も率直に、これはオペレーション中であるということでありますが、終わった後はきちっとこのことについて検証し、そして私は今回のこれは極めて問題だと思うんですよ。それに...全文を見る
○松原委員 外交はどういうふうな考え方で臨むかということはありますが、私はやはり最悪の場合を想定するということは外交の基本的な考えとして持つべきだと思います。これについての大臣の御所見をお伺いいたします。
○松原委員 最良のケースだったらそれは非常にラッキーなわけでありますが、最悪の場合を想定することは、日本の国の、当たり前でありますが、国民の生命財産、国を守るという観点からこれは極めて重要だということを大臣はおっしゃったんだと思うんです。  今回の潜水艦が、この辺はどこまでその...全文を見る
○松原委員 であるならば、当然、その国籍も不明というふうな今公式のお話が続いている中で、そういった核兵器を持っていなかったということを示す、もしくは核兵器があったということを排除することができないとするならば、私は最悪のことを想定した場合、結果として今日本の領海から外へ出たわけで...全文を見る
○松原委員 貴重な御指摘として受けとめる、こういう話でありますが、私は事は極めて重要だと思っております。  そもそも、日本の同盟国というアメリカにしても、こういう原子力潜水艦もしくは潜水艦がその地域にあるときに、例えば米空母の出動がそれによって阻害される可能性があると、ある軍事...全文を見る
○松原委員 次に、北朝鮮の拉致問題についてお伺いしたいと思います。  この拉致の問題については、小泉総理が五月に北朝鮮・平壌に行った折に、日朝平壌宣言に違反しない限りにおいては経済制裁をしない、こういうふうな発言をしたわけであります。  町村大臣は、かつて、大臣就任後、拉致被...全文を見る
○松原委員 日朝平壌宣言に違反をしない限りにおいて経済制裁をしないというふうに総理はおっしゃったわけでありますが、この今の日本と北朝鮮の関係において、外務大臣としては、日朝平壌宣言は守られているという認識をお持ちかどうか、お伺いいたします。
○松原委員 北朝鮮がIAEAから離脱をするというふうなこともありましたし、また使用済み核燃料を封印して運び出しをするということもあったわけであります。  明快に日朝平壌宣言違反というのは何かというのは議論があろうかと思いますが、明らかにこういう行動というのは日朝平壌宣言に違反す...全文を見る
○松原委員 今の大臣の御答弁をお伺いしますと、まあ、そういう今大臣御自身が列挙した幾つかの点を考えると、日朝平壌宣言、細かく言うと違反しているかもしれないが、全体の前進を図ることが大事だ、こういう発言なわけですが、それならば、この日朝平壌宣言に違反したときに初めて経済制裁を発動す...全文を見る
○松原委員 このいわゆる経済制裁ということが我々の外交上のカードとしてあるということは、これは町村大臣も御認識を持っておられるわけであります。ただし、この経済制裁なるものがどういう形で発動するのかということ、そしてどのような状況で発動されるのかということについては、日朝平壌宣言に...全文を見る
○松原委員 町村大臣に対しては、多くのこの拉致の問題を何とか解決したいという人たちは、川口さんとは違う、川口さんとは違ってこういった問題に対してかなり前向きに取り組んでいただけるだろうという強い期待があるのも事実でありまして、なかなか発言できない部分もあるのかもしれませんが、やは...全文を見る
○松原委員 今、ピョンヤンで協議が行われていますが、その結果によっては、子細に検討して経済制裁もあり得る、こういう御発言と認識してよろしいですか。
○松原委員 ゼロ%から一〇〇%ということは、あり得るということですよ。経済制裁は今回のピョンヤンにおけるこの流れの中で検討してあり得る、こういうふうな答弁だと私は今の大臣答弁を理解したわけであります。  そこで、問題は、やはりどういう条件のときに経済制裁を発動するかという手続論...全文を見る
○松原委員 なかなか、のれんに腕押しみたいな話なんですが、やはり省内でいろいろな議論をしていて、例えば時間を切って何月何日までにこの拉致問題に対して具体的に、例えばこの十人の安否不明者に関して、生存しているなら生存で本人を出すとか、もしくは、そうではないんだったら、それは大変残念...全文を見る
○松原委員 これはいろいろな考え方があると思うんですよ。交渉をやっている最中だから静かに見守ろうという考え方もこれあるでしょう。しかし、交渉をやっている間だからこそ、そういったことについて若干、日本国内から外交の現場にいる薮中さんや齋木さんに対して補助をする、支援をするという発言...全文を見る
○松原委員 いろいろなことを考えながらやっているということですから、当然、この問題については、今回の日朝における議論がそれなりの成果、具体的な何か証拠が出てくるという、生きているかそうでないかということも含め、そういったことをきちっと出すような内容がない限りは、外務省としてまた内...全文を見る
○松原委員 外務大臣としては、すべての手段を使って拉致問題の解決のために取り組んでいただきたいと思うわけであります。  最後にもう一点お伺いしたいのは、今言った経済制裁の時系列的なものや、その手続論、具体的なそういうものがなければ、私はいきなり経済制裁するといったってどういうも...全文を見る
○松原委員 屋上屋というのは既にあった場合を屋上屋というのであって、それが現状ないわけでありますから。ずっと常勤でそのことをずっと突き詰めていき、戦略を練るという部署がないわけでありますから。それは、それぞれが集まってきている部署はありますよ。しかし、そのことを常駐でやる部署はな...全文を見る
11月18日第161回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○松原委員 きょうは、この拉致の問題が三回目の実務者の協議によって大幅に前進するのではないかという期待感も、日本の国民は持っていたわけであります。その期待感があっただけに、落差というものが、やはり大変に大きく落胆というものが出てきていると思っております。  まず冒頭お伺いしたい...全文を見る
○松原委員 今官房副長官のお話でありますが、この拉致問題がなぜ解決しないか、さまざまな理由を考えることは可能だと思います。  実は、それは、硬軟使い分けと言いながら、その硬の部分、対話と圧力と言いながら、その圧力の部分が、極めて向こうに対してメッセージとしても伝わっていないとい...全文を見る
○松原委員 残された時間は極めて少ないということは御認識をしておられますか。答えてください。
○松原委員 そういう決意で臨むとすれば、悠長な解決、時間をかけてじっくり解決というふうなことで解決が仮にできたとしても、素早い解決を目指すということは、もう今どんどんと本当に被害者家族の皆さんも年老いている。スピーディーな、もう北朝鮮のペースではなくて、それなりに日本側が新たなカ...全文を見る
○松原委員 極めて大事な発言だと思うので、北朝鮮側にメッセージが伝わるように、もう一回確認したいんですが、つまり、この時間的な切迫感の中で、経済制裁も選択肢としてあり得る、こういうことを官房副長官はおっしゃっている、こういうことでよろしいですか。もう一回答えてください。
○松原委員 私は、今回のこの拉致問題がなかなか解決をしない理由というのは幾つかあると思っております。今までそういった外交上の基本的なカード、通常国会の予算審議入り前に成立した外為法を含むこういったものについて、それを稼働するというメッセージが向こうに伝わっていないこともこれあるだ...全文を見る
○松原委員 ああいった独裁国家でありますから、いわゆる拉致事案に関して、巷間、我々は、当然それは金正日自身が関与していたのではないかと思っているわけでありますが、金正日自体が関与していなかったというふうにお考えでしょうか。
○松原委員 何とも申すことができないということは、関与した可能性を否定しない、こういうことでよろしゅうございますか。
○松原委員 つまりは、関与した証拠はない、こういうことであって、ああいった独裁国家であれば十分、関与した可能性は恐らく否定できないというふうに私は思うわけであります。  冒頭、なぜこの拉致問題が、今言った拉致被害者の御家族の皆様の切迫した時間との闘い、この時間との闘いということ...全文を見る
○松原委員 この議論はもうこれで終わりにしますが、結論は、もしそうであるとするならば、そうしたらこの問題の解決というのは実際できるのかということになるわけであります。首謀者がその二人で本当におしまいなのか。いや、その後ろにもっと大物がいるのか。最後にその一番後ろに国家のトップがい...全文を見る
○松原委員 質問は、経済制裁という言葉を使ったかということをお伺いしております。
○松原委員 国内において厳しい世論がある、経済制裁を求める世論がある、こういうふうな議論が当然あっただろうというふうに思っております。  また後でこれも政府、官房副長官にお伺いするわけでありますが、今回の交渉において、国内で、例えばマスコミのアンケート調査においては六割、七割が...全文を見る
○松原委員 それはお立場が政府の立場で行っておりますから、私は、十分にあめとむちのむちを外交交渉において使ってこられなかったんじゃないかと思っております。その結果として切り込むところが十分に切り込み切れていない。日本に戻ってきても、先ほどの資料がありますが、極めて不自然な部分が残...全文を見る
○松原委員 それで、質問に入るわけでありますが、今回の実務者協議で物証がもたらされた、こういうことであります。ただ、物証が幾つかあって、実際は、チャーター機が飛んでコンテナが七箱ですか、大変な多くのそういった物証が出たかのような印象を持ったわけでありますが、実態としては、コンテナ...全文を見る
○松原委員 今回の物証をどう評価するかということでありますが、安否情報にかかわる物証としては、三点になるだろうというふうに思っております。そうすると、前回に比べると、提供された物証の安否にかかわる物証は減っている、こういうふうなことでよろしいですか。
○松原委員 実は、今回の実務者協議で、間違いなく明らかになったものは何か。デカルトの「我思う、ゆえに我あり」ではありませんが、何が間違いないものかという議論であります。出されてきた横田めぐみさんの遺骨とされる骨が本当かどうかというのは、これからの調査であります。私は、これはまた後...全文を見る
○松原委員 しかも、これはどう言ったらいいんでしょうか、かなり、うそをつくために彼らなりに用意周到に前回つくってきている。  例えば、ここに書いてありますが、死亡確認書八点、前回のときに出てきた死亡確認書、それは例えば、増元るみ子さんの死亡確認書、この場合に、死亡日が一九八一年...全文を見る
○松原委員 日本の法律でいきますと、これは公文書偽造ではないかと思うんですね。公文書偽造を明らかに北朝鮮はやってきた。  このことに関して北側は、前回のあれだけの、実務者協議で真っ赤な偽り、証拠隠滅ともとれるようなことも含む偽証をしてきた。このことに対して彼らはどんなふうに言っ...全文を見る
○松原委員 北朝鮮側が遺憾ながらと言って話したので、わかりました、じゃ、遺憾ながらということをおっしゃったので了解しましょう、こういう議論だったんでしょうか。
○松原委員 私は冒頭、薮中さんが努力なさったことを多とすると申し上げました、丸腰で行かれて努力したことは尊重し、また本当に御苦労さまとねぎらいたいと。ただ、私は、北朝鮮のこの実務者協議に対応する対応の中身というものを、きちっとその真実を見きわめるということは、安否不明をはっきりさ...全文を見る
○松原委員 キム・ヘギョンちゃんは、かつて横田早紀江さんがキム・ヘギョンちゃんの発言ということで伝わっていることは、骨がどこにあるかわからないとかそういう発言をしたということを聞いているわけでありますが、キム・ヘギョンちゃんが出ていった後、そういった具体的な遺骨の話とかになったん...全文を見る
○松原委員 これだけうそと偽証と証拠隠滅の国でありますから、私は、申し上げたいのは、この人が本当にお父さんかどうかということを考えたときに、キム・ヘギョンちゃんは、お父さんとか、じゃ、お父さん、先に帰るわとか、一切なしで、すっとよそよそしく帰っていった、こういうことですね。答えて...全文を見る
○松原委員 いろいろと、これがどういうことなのかというのは、想像力をたくましくするとさまざまなケースが出てくるわけでありますが、少なくとも、これだけで親子関係が明らかになったとは思えない。  それで、私は、通告の中にもあるんですが、ああいった独裁国家においてトップが、日本の小泉...全文を見る
○松原委員 ちょっと時間がなくなってきたのでまとめて質問を逢沢外務副大臣にしようと思うんですが、十一月八日の産経新聞によると、八〇%近い国民が北朝鮮に対して、この拉致問題が、交渉が、これは十一月の八日でありますから今回の結果がわかる前であります、経済制裁をするべきだということを言...全文を見る
○松原委員 時間がないので、最後に申し上げたいのは、国民の八割がこういった、さっき冒頭にすべて問題意識は申し上げました、官房副長官にも私は時間との闘いだと。官房副長官は、経済制裁はそれは一つのツールとして出てきている、現実的に視野に入っているということをおっしゃった。  私はも...全文を見る
○松原委員 以上で終わりますが、拉致対策室と専門家会議は違うんですよ。それは言葉の違いだけじゃなくて実態が違うということを十分承知していると思いますからお願いしたいのと、経済制裁を一刻の猶予もなく段階的に行うことを強く要望して、私の質問を終わります。  以上です。ありがとうござ...全文を見る
11月29日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○松原議員 ただいま議題となりました被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案につきまして、民主党・無所属クラブ、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨について御説明申し上げます。  自然災害による被災者がその被害から回復するためには、日常生活の再建とともに、そ...全文を見る
12月02日第161回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○松原議員 津川委員にお答え申し上げます。  当法案の立法趣旨は何かと、こういった御質問でございます。  自然災害による被災者がその被害から回復するためには、日常生活の再建、それは当然それだけではなくて、生活の基盤である住まいの再建を欠かすことができないのは言うまでもありませ...全文を見る
12月02日第161回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  もう薮中さん一人しか残っておりませんのでじっくりと議論をしていきたいと思います。  ただ、この問題は、拉致対策特別委員会ができたということは、これは極めて重要な意味があるわけでありまして、大変に遅きに失したわけで、本来であれば政治家の...全文を見る
○松原委員 国交正常化の中で。国交正常化の中で主権回復という日本の誇りを取り戻すことが、どの部分でできるんでしょうか。
○松原委員 非常にこの部分というのは難しい議論になってまいりますが、拉致を主導したのは一体だれなのかという議論であります。この間もこのことは議論しましたが、拉致を主導した人間が、北朝鮮のトップの人間がこれを主導したのであれば、そういうことについて、日本が主権を侵害されたことに対し...全文を見る
○松原委員 その二名が実際この拉致事案のすべてを統括したというふうには到底私は思えないわけでありまして、最初に謝罪という言葉をおっしゃったのは、それは金正日氏が小泉さんに対して謝罪をしたということでおっしゃったのかどうかわかりませんが、私は、この問題は、これはもう北朝鮮というのは...全文を見る
○松原委員 実際に小泉さんがどこまでこの問題について両首脳に対して切実に訴えたのか。また、今、力強くわかったということを両首脳が言ったと。それはわかったんだろうけれども、そのことの具体的な実際の関係はこれからの交渉の中で明らかになっていくと思いますから、これはよろしくきちっと今お...全文を見る
○松原委員 すると、その発言というのは、北がそれを考え始めているというのは、小泉さんがそういったことを北に対して言ってきた経緯の中で、彼らはそれを理解しただろうという小泉さんの一つの憶測、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○松原委員 何かもっと具体的な根拠があるのかと思っておったわけでありますが、要するに憶測で、相手が非常にこちらの思惑に対して好意的に反応する、こういう理解であったということだと思います。  次に、ブッシュ政権二期目が始まったわけでありますが、北に対する意気込みがどのように今感じ...全文を見る
○松原委員 アメリカのブッシュ二期目というのは、私は一期目と違ってかなり大胆な外交政策を展開する可能性があるだろうというふうに思っております。アメリカの大統領は二期までということでありますから、三期目につなぐことではなく、二期目で一つの結果を出そうというふうな一つの決断がそこにあ...全文を見る
○松原委員 この北朝鮮人権法案というのがどういうものなのかというのは、さまざまなとらえ方があろうと思っております。  しかし、私は、アメリカの戦略としては、既に体制転換というものを想定してのこういった北朝鮮人権法案ではないかというふうにも思っているわけであります。つまり、脱北者...全文を見る
○松原委員 では、とりあえず、その鑑定作業はいつごろできると聞いているか、お伺いいたします。
○松原委員 それは専門の捜査機関がやっているということですから、それはそういうことにしておきましょう。  問題は、この骨が、大体、土葬の国で二年半土葬していた横田めぐみさんを、二年半たって、手元に置きたいということで火葬にした。余りにも話としておかしな話だと私は思うんですよ。し...全文を見る
○松原委員 これは、薮中さんの答弁がどうあろうと、恐らく、今のことで遺骨が横田さんのものであることが証明されない限り、もはや経済制裁をするというのは当然のことだ。  私は冒頭に申し上げたのは、拉致被害者を取り返すというのは大事なことだ、しかし外務省の局長である薮中さんも一番大事...全文を見る
○松原委員 ちょっと分析不足だろうと思っておりまして、やはり、我々は韓国に対して、経済交流も含め、また今までさまざまな支援もしてきた中で、我々の、国のこの問題に対してもうちょっと真剣に取り扱ってもらうために、こういうふうな発言が、これに対して抗議をしたのかどうかも私はわかりません...全文を見る
12月10日第161回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  今回、信じがたい、横田めぐみさんの遺骨が別人のものであるということが判明をした中において、まず私がお伺いしたいのは、前回の日朝実務者協議、薮中さんを中心にして行かれたわけであります。御苦労を多としたということを申し上げましたが、この日朝...全文を見る
○松原委員 今、薮中さんが強い憤りを持つと。これは交渉当事者として当たり前だと思います。薮中さんは、薮中さん一人の立場ではなくて、日本国民を代表する立場として今回の交渉に当たったわけでありますから、それが愚弄されたということは日本国が愚弄された、こういうことに私はなろうかと思って...全文を見る
○松原委員 私は、当然、あれだけ不自然な説明を北はするわけでありますから、にせものであるというのも一つの、さまざまなストーリーがあるわけですよ。本物であるかもしれない、にせものであるかもしれない、わからないかもしれない、それぞれのシミュレーションは当然あったというふうに思います。...全文を見る
○松原委員 ということは、今回はとりあえずこういった形で遺憾の意を表明したということで、次の結果が出るまではこれで妥当であった。外務大臣、こういう御認識というふうに理解してよろしいですか。
○松原委員 私は、やはり人間というのは怒るときはきちっと怒る、国家も怒るときはきちっと怒る、これは必要なことだというふうに思っているわけであります。やはりきちっと怒るべきときには怒らなければ、あそこの国は何をやっても怒らないというふうになってしまうわけであって、今回、横田さんの遺...全文を見る
○松原委員 北朝鮮はこの委員会の内容も聞いていると思うんですよ。さっきから、手のうちを見せない、手のうちを見せないと。私は、それは一つの言い分としてあるかもしれないけれども、これだけ手のうちを見せないと言うことは、手のうちを見せている。つまり、日本の政府としては、まだまだこれにつ...全文を見る
○松原委員 時間もないので、それで、この間の質疑において、安倍委員の質問に対して警備局長は、拉致の案件というものに認定する場合の一つの条件の中に、北朝鮮の国家意思というものがそこにあるということが一つの条件であるというようなニュアンスの発言をしたわけでありますが、当然これはそうい...全文を見る
○松原委員 そこで、官房長官にお伺いいたしますが、北朝鮮の国家意思がある誘拐事件、我々は国家テロと言っておりますが、これが拉致であるということを国家公安委員長は今認めたわけでありますが、そこで官房長官、北朝鮮の国家意思というのは、その最終責任者は金正日だと私は認識しておりますが、...全文を見る
○松原委員 解決に向けた責任を負っているということでありますが、実質上最高指導者、責任者であった金正日総書記と今官房長官は言ったわけでありますから、実質上拉致の総指揮者は、国家意思を体現したものが拉致の案件であるとし、最高指導者が金正日とするならば、この拉致における最終責任は金正...全文を見る
○松原委員 小泉さんは、このいわゆる経済制裁は、日朝平壌宣言に違反しない限り発動しない、こう言っていましたが、少なくとも日朝平壌宣言に違反するという認識を持っている以上は、これは、政府部内でも発動できる、こういう認識をきちっと持っているということをもう一回おっしゃっていただきたい...全文を見る
○松原委員 私は、従来の交渉がこれ以上続いていて成果が得られるということは、もうほとんど厳しいという判断をするべき時期に来ているということをすべての委員が言っているわけですよ。  従来からの交渉をして、その前に出してきた資料は全部にせものですと。例えば、死亡確認書も公文書偽造で...全文を見る
○松原委員 思いは近いということは、もう圧力を前提にしながら官房長官としては交渉をやるんだという思いに近いということで理解をさせてもらいます。  それで、拉致問題は、毎回我々は強調しなければいけないのは、それは人権侵害、これは国家意思を持ったテロ、誘拐ですよ。しかし、それだけで...全文を見る
○松原委員 まさにその怒りをどういうふうに表明するか。結局、これだけ、特に核の問題ももちろんあるけれども、向こうは、両首脳が決めてきたことで、誠意を持ってやりますと言って、横田めぐみさんという拉致問題の一番シンボリックな人の遺骨を出してきて、それがにせものだった。こんな話を聞いて...全文を見る
○松原委員 今、日本の国の子供たちの七〇%は自信がないという教育のアンケート調査が出ている。前から自信がない。世界で一番自信がないのは日本に集まっている。なぜかと言えば、こういうところで、怒るところで怒らないから、こういうところで事なかれでいこうとするから。  私は、それは手の...全文を見る
○松原委員 私は、政治というのは、かつてエドモンド・バークが言ったように、現在の人々だけではない、過去の人と未来の人が共同で参加するのが政治である。  我々は、過去の我々の先人に対して、こんな態度で申しわけないと思いたいし、未来の子供たちに対して、こんな態度で誇れるのかというこ...全文を見る