松原仁

まつばらじん

小選挙区(東京都第三区)選出
立憲民主党・無所属
当選回数8回

松原仁の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
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○松原委員 いよいよ日朝の協議が来月スタートする、こういう中でありまして、これに向かって、我々はどのような対話と圧力、特に圧力を持って臨むかということがメッセージとして極めて重要だというふうに私は思っております。  先立ってお伺いしたいわけでありますが、こうした中で、警察庁長官...全文を見る
○松原委員 ことしは勝負の年というふうなこの長官発言は、私は極めて重いものがあるだろうというふうに思っております。  報道によれば、警察庁の中に拉致問題対策室が設置される、こういうふうに聞いておりますが、この拉致問題対策室、本当は内閣の直属でこういった対策本部が必要であるという...全文を見る
○松原委員 それと、報道によると、松木薫さんの御家族の方々が、よど号犯人の妻である二人、これは一日か何かNHKの報道で帰国するというふうな報道もなされましたが、こういった者に対しての告訴をするということを訴えているわけでありますが、警察はこれについてどのような対応をし、どのような...全文を見る
○松原委員 また、アメリカは北朝鮮のマネーロンダリング疑惑に関して金融の制裁の発動を示唆したわけでありますが、我が国に流通している覚せい剤、にせ札についての北朝鮮当局の関与に対して、警察はどの程度、どのように把握しているのか、お伺いいたします。
○松原委員 今お話がありましたが、極めて純度が高い覚せい剤、また、極めて精巧なにせ札が出回っている。これは、恐らく北朝鮮から来ているわけでありますが、北朝鮮政府のものとは断定を今警察はしておりませんが、ほかに北朝鮮国内でこれだけ精度の高い麻薬、覚せい剤、にせ札をつくる組織というの...全文を見る
○松原委員 要するに、北朝鮮政府以外にそれだけの強固な組織が北朝鮮にはあるかどうか極めて微妙であるというか、ないだろうと、私はもう北朝鮮がやっていると断定していいと思うんですよ。  このことについて、安倍官房長官、この北朝鮮の覚せい剤、そしてにせ札というのは北朝鮮がつくっている...全文を見る
○松原委員 つまり、北朝鮮政府がこのにせ札、麻薬の案件に関与している可能性は排除できない、極めて高いというふうなニュアンスで私は受けとめさせていただいたわけでありますが、これはちょうどアメリカが北朝鮮のにせ札問題に関して、先ほど北橋委員の発言にもありましたが、マカオの金融機関に対...全文を見る
○松原委員 警察の長官が、ことしは勝負の年だ、こういうふうに言ったわけでありますが、警察庁長官が勝負の年だと言ったことに対しての安倍官房長官の、これに対して自分はどう呼応するんだ、安倍官房長官はこの問題の最高責任者の一人として、ことし一年、拉致問題、どういうふうな年と位置づけるの...全文を見る
○松原委員 拉致の問題を解決するための専門幹事会、近いうちに行うという話でありましたが、きょう、この専門幹事会が行われたというふうに仄聞しております。その議長である官房副長官にきょうお出ましいただいておりまして、きょうの専門幹事会でどのような方向性が決まったのかということ、そして...全文を見る
○松原委員 官房副長官は、これは家族会との懇談の席でおっしゃったのかどうか、北に時間稼ぎをさせない、こういった発言もなさっておられるわけでありますが、北に時間稼ぎをさせないということで具体的な措置等は考えておられるのかどうか、お伺いします。
○松原委員 時間稼ぎをさせないというのは、双方得にならないんじゃなくて、北朝鮮側は得になる可能性があるんですよ。そこを勘違いしていただかないようにしたいんですが、つまり、時間が経過することによって、この問題は人の命にかかわる問題ですから、これは百年このまま放置しておけばこれで終わ...全文を見る
○松原委員 四日からの交渉で、先ほどの北橋委員の議論もあったんですが、辛光洙という名前も出てきて、朴何がしも出てきて、こういった具体的なことを、まさに警察庁長官がことしは勝負の年だと言って、長官が意図して流れているわけじゃないと思いますが、こういう議論が出てきて、私は、この中にお...全文を見る
○松原委員 外務大臣がおっしゃるのも、そういう議論があろうかと思いますが、やはりある程度の、外交ですから、駆け引きですから、何も言わないというのも駆け引きかもしれません。しかし、この問題で一定の前進、具体的な前進がない限りにおいて、これに対しては厳しい対応をするということをやはり...全文を見る
○松原委員 そうした中で、まだまだ、我が国の北朝鮮に対する、小泉総理の決断がなくてもできる部分の決断はすべてやって圧力を強めていこうというのが恐らく安倍長官の意思だろうと私はそんたくをしているわけでありますが、北朝鮮最高人民会議代議員を務める総連幹部六名が、我が国と北朝鮮との間を...全文を見る
○松原委員 安倍官房長官には、ここの部分はぜひ、認識は共有しているという話でありますが、まさにああいった国でありますから、やはり彼らは一体であるわけであって、彼らは拉致問題に関して無関係であったとも思えないし、また、彼らの自由往来ということ自体が、この拉致問題を日本は本気で解決す...全文を見る
○松原委員 なかなかすぱっといかないわけでありますが、そうした中で、あと日本がやはり毅然たる外交姿勢を持つということがこの拉致問題の解決のためにどうしても必要だろうというふうに思っております。  私は、実は、日本がこの拉致問題で、こわもてという言葉が日本語にありますが、こわもて...全文を見る
○松原委員 一般論で聞いているわけでありますので、ぜひともお答えをいただきたいと思うわけでありますが、このいわゆる上海領事館館員の死亡について、私はこれは通告しているのでありますが、日本の弱腰外交を示すもののように見える。ウィーン条約に抵触するということで、この問題に対しては強く...全文を見る
○松原委員 外務省の、これは事件が起こったときは、川口大臣はこのことについてもちろん知っていたというふうに聞いておりますが、その後の町村前大臣に対しての引き継ぎはあったんでしょうか。
○松原委員 つまり外務省の、大臣は大臣でいるわけでありますが、その下の官房長のレベルからは、大臣に対しては報告する必要がない、大臣がこのことを知悉している必要はない、こういう認識が当時の外務省の中にあったんですか。
○松原委員 私は、少なくとも外務省の官房長以下が町村大臣にこのことを、こういった事件があったということを伝えなかったこと自体が、外務省は、現在このことに関しては、領事関係に関するウィーン条約第四十条、接受国は相応の敬意をもって領事官を待遇するとともに、領事官の、領事官というのは人...全文を見る
○松原委員 私は、これはしかるべき対応には極めて不十分だと思うのですね。  今回のこの今の質疑も一応通告はしていたわけでありますが、これに関して、安倍官房長官はどういうふうに今までの外務省のこれに対する対応を認識しているのか。今後のことはいろいろなマスメディアにも載っております...全文を見る
○松原委員 時間が来たから終わりますけれども、要するに、このことに関して、まあ、のど元過ぎればではなくて、やはり、町村さんに対して、大臣に対してこのことを報告しなかった、こういったことに対して、私はそれを全く何もなしで事なかれで終わってはいかぬと思うのです。きちっとこのあたりのい...全文を見る
○松原委員 終わります。
02月24日第164回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○松原委員 ことし一月に外務委員会の委員の視察で沖縄、そしてその近海に行ってきたわけであります。大変に有意義な視察でありまして、ちょっと残念なのは、これだけ今話題の日中中間線、天外天、春暁というところまで我々が、今委員長の原田さんも一緒に視察したにもかかわらず、このことを日本のマ...全文を見る
○松原委員 つまり、今確認をされたわけでありますが、渡部施設部長がおっしゃるように、米軍の射爆場として使われている、少なくともそういうふうな日米の取り決めになっている、こういうふうなことであろうと思います。  私は、今は黄尾嶼という名前をおっしゃいましたが、きょうはこのことはあ...全文を見る
○松原委員 何か事前のすり合わせと違う答弁で困ってしまうんですが。  私は、それは、きょうの委員会の前にも違う話を聞いているし、現地でも違う話を聞いているんですよ、射爆場は足りないと。十分なんてどこを、十分なんて非常に主観的だろうけれども、現場の人たちは射爆場が足りないと言って...全文を見る
○松原委員 我々は視察に行ってうそを聞いてきたわけじゃないので、さらに確認したいんですが、では、射爆場は十分というふうに思っているんですか、あなたは。
○松原委員 ちょっと、非常にそういう答弁じゃ困るんだよね。ちゃんと打ち合わせしたことをやってもらわないと困るんだ。射爆場は不足していると言うという話なんだから。それを言わずに、ここで、その後ちょっといろいろと考えたら、そう言うとまずいと思ってそういう答弁にしたのかもしれぬけれども...全文を見る
○松原委員 時間がなくなっちゃうので、これ以上この議論をしてもしようがないんだけれども、要するに射爆場は不足していると我々は聞いているんだから。原田委員長も、さっきうなずいていましたけれども、今はちょっとうなずいていないけれども、小野寺さんだって聞いていたし、みんな聞いているんだ...全文を見る
○松原委員 極めて論理的な答弁だったと思います。要するに、久場島を射爆場として使うことは可能であると、結論は。  さっき言ったのは、最初におっしゃったのは、米軍は久場島を射爆場として使う、そういう協定があると。二つ目の答弁が、ちょっと予定と違って、過不足ありませんみたいな話だけ...全文を見る
○松原委員 麻生大臣が一考に値するということですから、ぜひ、やはりこの辺で日本は、きちっとこういった問題に対して国としての誇りを持って行動できること、私は、これは行ってみて初めて知ったことなので、どんなにあそこは領有権があるとか云々ということよりも、この一言が一番強いデモンストレ...全文を見る
○松原委員 この北朝鮮側との話の中の幾つかはまた後でお伺いしたいんですが、まず、こういったことを受けて、二月十六日に専門幹事会が行われたというふうに承知をしておりますが、その内容について簡潔にお伺いいたします。
○松原委員 そうすると、今回の会合では、経済制裁についての議論は行われなかったんですか。
○松原委員 経済制裁という言葉が少なくとも早期に議論されることを期待しております。  今回のこの日朝の協議に関して、北朝鮮側はどういうふうなことを言ってきたのか。特に私は、さまざまな北朝鮮側の発言の中には、我々から見ると到底許しがたいような発言もあるわけであります。北朝鮮側から...全文を見る
○松原委員 概略は今お話をいただきましたが、もう少し細かく、北朝鮮側がどう言ってきたのか、例えば、強制連行については人数を挙げて言ってきたのか、慰安婦問題については従軍慰安婦という名称を使ったのか、こういった部分についてお伺いいたします。
○松原委員 物の認識の仕方なんですが、従来からそういう発言があったとしても、交渉の中でそれを挙げてきたというのは、これは国際社会から見ると一つのまた事実だと思うんですね。  私は、ここで議論したいのは、日本の外交のあり方というか、日本の国際社会におけるあり方の議論に展開されるわ...全文を見る
○松原委員 日朝協議だけ考えた場合、これは非常に難しい議論だと思うんですよ。  佐々江さんがおっしゃるのは、それはそういう考え方も戦略上あるかもしれない。しかし、北朝鮮側がこの強制連行なりまた従軍慰安婦の問題を出してきた。従来は、これは、中国であるとかもしくは韓国であるとかでこ...全文を見る
○松原委員 強制連行というのは、今言ったように国家総動員法の中で始まった。北朝鮮というか、朝鮮半島においては、ここに書いてあるのは、朝鮮に徴用令が施行されたのは一九四四年、終戦の一年前だということでありまして、実態として、この徴用令自体が内地の通常の国民に対して発動された。徴用令...全文を見る
○松原委員 極めて重要なことでして、今の麻生大臣の発言も、こういった意味における従軍慰安婦の問題、強制連行はなかったということだろうと思います。  それは、官房長官談話がかつてどういう形であろうとも、真実を我々ははっきりさせないと、我々の先祖に対しての申しわけも立たないし、そう...全文を見る
03月10日第164回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○松原委員 普天間の飛行場移転計画でありますが、先般三月八日、沖縄県名護市の末松助役は市議会本会議で、普天間飛行場の移設計画に関連して、日米が合意したキャンプ・シュワブの沿岸案とSACO合意に基づく従来の辺野古沖計画との中間の位置まで移設場所が修正されれば、政府との協議に応じる意...全文を見る
○松原委員 市議会における答弁ということで、正式に伝えられていないということでありますが、どういう形が正式かというのはちょっといろいろとあると思いますが、正式にそれが伝えられたときは俎上に上げる用意がある、こういう認識でよろしいですか。
○松原委員 ぜひこれは正式に俎上に上げて、既にこのことについての議論はずっとこの両日行われておりますが、向こうから上がってきたエールに対してやはり真摯に受けとめる、その中で、可能性があるならば大いに検討するべきだということを私は申し上げたいと思います。  続いて、昨今の国際状況...全文を見る
○松原委員 私は、これから質問をする中で、要するに、そこに一つの意図があるのかもしれぬということを解明していきたいと思うわけであります。  要するに、ナチス・ドイツというのは、これはもう悪の権化みたいな話であります。あれだけの大量虐殺、ホロコーストを行ったわけでありまして、それ...全文を見る
○松原委員 歴史の「逆説の日本史」という本を書いている井沢さんが、この中でこれを指摘していたわけです。膺懲という言葉は、宗主国が属国に対して懲らしめる、つまり、宗主国が属国を教育する、懲らしめて教育する、これが膺懲という言葉であります。  私は、中国の中華意識というのがまさにこ...全文を見る
○松原委員 そうした議論を踏まえた上で進めていきたいと思いますが、南京大虐殺というのが一つのイメージとして、特にアメリカの多くの知識人、場合によっては親日的な政治家まで、南京はひどかったねと、その事実を肯定した上で話をするというような、大変に先人に対して顔向けできない状況が私は続...全文を見る
○松原委員 極めて重要な指摘なんですよ。つまり、南京大虐殺を最初に報道した人間が、実は中国側の宣伝、まあ、言葉は悪いけれども、ナチス・ドイツにおいてゲッペルスがやっていたような、その宣伝担当の人間が、南京大虐殺という表現とこういったものを最初にアピールしたということですね。このこ...全文を見る
○松原委員 何か今、質疑時間を見たら、私、四十分のつもりが、持ち時間の中で三十分に減らされているので、急いでやらなきゃいけないので大変困っております。  このティンパーリ氏が、同時にトランスパシフィック・ニュース・サービスの責任者であったか、これについてお伺いいたします。
○松原委員 その存在している論文の説明に入ると思いますが、私もここにその邦訳を持っております。  ザ・ローダウンという、一九三九年一月に出された、こういった雑誌があります。日本の研究家の茂木さんという方が、大変苦労してこれを入手して翻訳しておるわけでありますが、この中に、このテ...全文を見る
○松原委員 これは一九三九年に出されたものでありますが、ちょうど南京のことをティンパーリが、しかもこのティンパーリが責任者であるその雑誌において、それがここに出てくるトランスパシフィック・ニュース・サービスですよ。ティンパーリというのはどういうことをやってきたのか。それがどれほど...全文を見る
○松原委員 やはり我々は、日本という国は歴史があってやるわけですから、こういうティンパーリのような人間がつくり始めたことが、さらにそれが針小棒大になって今の南京大虐殺の実像をつくっている。  東中野さんは、これに関して、例えばアイリス・チャンが使っている写真とか、ほとんどにせも...全文を見る
○松原委員 このALPHAという団体は、在米中国人を主体とするALPHAという団体と産経に載っていますね。日本は侵略や虐殺に対して公式謝罪も賠償もしていない、その実行を求めるとしている、中国当局が関与する世界抗日戦争史実維護連合会の傘下にある、こういうふうに書いてあります。  ...全文を見る
○松原委員 産経新聞には中国との関係を明記しているので、私はこういう団体を調査するというのは国益上極めて重要だと思うんですよ。さっき言ったティンパーリの問題もそうですが、こういう団体が何をしようとしているのか、日本に対して何をやろうとしているのか、何を仕掛けようとしているのか。 ...全文を見る
○松原委員 大事なことは情報を探るということでありまして、今情報戦の時代でありますから、ティンパーリの存在一つとってみても、これは、茂木さんという方が本当に一人で苦労して、アメリカから、こういう一九三九年の資料を取り寄せたりして証明しているわけですよ。  こういうことを、別に民...全文を見る
○松原委員 私は、これはほとんど認識されていないと思うんですよ。ほとんど認識されていない。  問題は、やりましたよというアリバイ証明を我々は外務省に求めているんじゃないんですよ。アメリカの日本に対して間違ったメッセージを変えることをしなければ、これは引きずっていくんです、一回決...全文を見る
○松原委員 日本に対していい国だという印象を持つのは、それは非常に当たり前で、大事なことだし、我々も貢献しているわけですよ。  彼らが日本に対して好意的であっても、いや、かつてナチスみたいなことをやったんだねと思うことが問題で、その部分に対して、南京大虐殺三十万人あったみたいな...全文を見る
○松原委員 はい、終わりますけれども、こういったことに民間で汗を流している方々がおられるうちに、彼らも年をとっています、ぜひともそういった方と連携して、我々の誇りを高からしめるように、向こうの変なプロパガンダに、少なくともアメリカの世論が大事ですから、アメリカの世論がそのプロパガ...全文を見る
03月15日第164回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○松原委員 きょうは、外務委員会の一般質疑ということで、広範にわたってお伺いしたいと思います。  島根県が竹島の日を昨年制定したわけであります。二月二十二日でありましたが、本年二月二十二日に、島根県において竹島の日の啓発行事が、竹島は日本固有の領土である、これはずっと今まで係争...全文を見る
○松原委員 国会会期中であったということでありますが、このときに外務委員会が行われていたかどうか確認はしておりませんが、私は、この竹島の日というのは、日本の国内における思い、日本の固有の領土であるというこの思いと、やはり我々の決然たる意思を、それは韓国だけではなくて世界に知らしめ...全文を見る
○松原委員 そういたしますと、これは予算委員会がこのときあったということでありますが、こういった明らかに国会の公務で出席できないという条件が二月二十二日にあったから今回出なかったけれども、そうでなければ、これは出席をする意思はあった、こういう認識でよろしいですね。
○松原委員 時間の都合があって次に移りますが、大臣の御答弁をいただいた限りにおいては、このとき公務があったから行けなかった、そういった公務がなければ出席をした、こういう認識であるというふうに私はとらえさせていただきました。  次の質問に参りたいと思います。  先ほど水野賢一議...全文を見る
○松原委員 私は、こういったコメントを大使館が発表するというのはかなり異例ではないかと思うわけでありますが、仮に、日本の大使館がこうしたコメントをどこかの国のマスコミに対して要望したということは過去あったのかどうか、わかる範囲で教えていただきたい。
○松原委員 私は、このコメントというのは先ほどの水野議員の質問ともラップしているように思うわけであります。つまり、日本の報道機関に対して、日本の政府は日中の関係を良好にするように指導してほしいという話がさっきあった。彼らの認識はかなり違うわけでありますが、その認識を日本に持ってき...全文を見る
○松原委員 この大紀元というところの情報を持っているパソコン三台が盗まれた、金品の被害はなかった、こういうふうに書かれているわけであります。  かつて、この大紀元は、日本で創刊し始めた五年前の三月十四日にも、そういった意味で、資料を物色している男、ファイルを保存していた引き出し...全文を見る
○松原委員 その批判された論文の中身に関して、どういう中身だったか教えていただければと思います。
○松原委員 つまり、一九〇〇年に起こった義和団事変において、児童五十三人を含む二百三十一人の西洋人が虐殺された史実を、この中国の中学、高校の歴史教科書がほとんど記述されていない、これは歴史に忠実ではないという自己批判したものである、こういう内容なんであります。そのことを載っけたこ...全文を見る
○松原委員 そういうわけで、中国側が、情報統制というのはなかなかできない。実際、そうはいいながら、一つの威嚇も含めてさまざまなことが行われている可能性があるわけですが、むしろ、前回の外務委員会の質問で言ったように、情報統制ではなくてデマを流すという、このことの効果の方が、逆に言え...全文を見る
○松原委員 日本側はなぜ反論しないのかの理由を簡潔に教えてください。
○松原委員 問題は、今、日本側がその認定、数字的なそういったものは見方によって違うわけですね。しばしば集会でも、主催者側発表が例えば二千人でも警察発表が五百人とか、こういうのはよくあるわけであります。  ところが、それは実際の実数というのはなかなかわからない。しかし、中国側は三...全文を見る
○松原委員 日本に対しての評判というのは、私は、この間ベトナムに行ったときも本当に悪くなかった。ただ、こういった、南京が実態と違って大虐殺があったとか三千五百万とかというのに関して信じているけれども、今の日本は頑張っているねという評価では、これは私は国として不十分だと思うんですよ...全文を見る
○松原委員 それは、日本の政府がハリウッドの映画をつくるのに注文を出すわけにいかないと思うんですよ。  しかし、ここで問題なのは、そこでつくられた映画が明らかにデマゴーグ的な内容を、彼らも、つくっている側も、自分は正しいものをつくっていると思ってやっていて、実際そこにある資料が...全文を見る
○松原委員 以上で終わりますが、こういった情報戦に負けない外務省をつくっていただきたいということを要望して、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月17日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号
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○松原委員 松原仁でございます。  私、地元が大田区、品川区ということでありまして、大田区の特に町工場をずっと長い間歩いてまいりました。特に、二十八歳から約二年間、大田区の商工会議所の中に机を置かせていただいて、さまざまな勉強をする機会がありまして、特にやはり、大田区の商工会議...全文を見る
○松原委員 大変に前向きな御答弁をいただいたと思っておりますが、昔からよく言われているのは、今の部分に関して言えば、あきらめながら中小企業の社長方は言っている。農業は、政治がそういった意味で、相続のときにいろいろな、通常の例えば百分の一だったり、正確には、計算すると七百分の一で贈...全文を見る
○松原委員 そうした周辺が極めて大事でありますが、それが整備されるという前提の上に立って、この特定ものづくり基盤技術とは、どのような基準により指定され、具体的にはどのような技術が指定されるのか、お伺いいたします。
○松原委員 先ほどこれも桝屋議員の質問があったので、同じような趣旨の質問でありますので、簡潔にお答えをいただいて結構でありますが、ものづくり基盤技術振興基本法と本法案はどのような関係にあるのか。また、ものづくり基盤技術振興基本法との関連を有する既存の施策の成果と今回の新たな施策と...全文を見る
○松原委員 次に、この法律案の各論をちょっと議論したいと思うわけでありますが、この中に、出会いの場、こういったものも書いてあります。この出会いの場、私もかつて大田区の商工会議所の嘱託でいたころに、神奈川に、かながわサイエンスパーク、KSPというものがありましたが、こういったイメー...全文を見る
○松原委員 先般の参考人の先生方のお話で、鋳物の重量取引についてということの問題提起もありましたが、この具体的な対応策というものはどのようなものがあるのか、お教えいただきたい。
○松原委員 一つ一つ具体的なことをお伺いしていきたいと思うわけであります。総括して最後にまた大臣に御質問はしたいと思っておりますが。  まず、理事方にお伺いしたいのは、今回の人材の確保・育成施策、こういったものに予算が計上されているわけでありますが、これはどのような効果をねらっ...全文を見る
○松原委員 今、工業高校とか、今言った高専とか、こういう技術を習得する、訓練のできる学校機関もある、一方においては中小企業も人材不足である。まさにこういったことをする上で、もちろんそのことはアクションプログラムの中には入っていると思いますが、そういった学校の教師また校長、そして中...全文を見る
○松原委員 ぜひそれを、官製ではない、民民のニーズに即した形で行っていただきたいと思うわけであります。  次に、技術者に対するきちんとした評価制度のようなものを新たに設けることは人材の確保などに資すると考えるが、この評価制度というものは政策として取り組みの中に入っているのかどう...全文を見る
○松原委員 これは後で、今の件はまとめて二階大臣にもお伺いしたいと思っているわけでありますが、やはり、このものつくりの評価というものが、私は極めて重要だと思っております。例えば、工業高校に進学を希望する中学生というのは必ずしも多くない。それは、ものつくりというものの評価自体が、本...全文を見る
○松原委員 いや、本当に、大分長官も哲学書を読んでいるようでありまして、ポランニーの暗黙知という言葉が出てきて非常に感激をしておりますが、この暗黙知がきちっと伝わるかどうかが極めて大事であります。  そうした中で、私は、実は、後継者人材の確保、育成、そしてこの技術継承の円滑化、...全文を見る
○松原委員 例えば、工業高校、専門学校、ものつくりの熟練した中小企業の経営者、技術者、こういった人が、いきなり行くといったって、水準が違うかもしれないけれども、例えば、かなり高度なところまで来た学生に対しては、そういった現場のミクロン単位での暗黙知を持っている技能者が生徒に授業を...全文を見る
○松原委員 これで申し上げたいのは、そういったことが極めて重要なソフトの部分である。法整備としては、事業承継のときに、例えば農地であれば、通常の五百分の一、六百分の一という時代がありました。それで相続が済む。ほとんどお金は払わなくていい。それは、農業というこの財産が分割されて、産...全文を見る
○松原委員 中国側提案の内容及びそれに対する我が国の対応ということでお伺いいたします。
○松原委員 北と南で、こういうことでありますが、まず一点は、中国側の今四つないし五つ開発をしようとしている中国名の天外天、これは日本名で樫ですか、白樺、こういったところですね。これに関しては中国側は全く触れていなかったということなのかどうか。そして、南というのはこれは尖閣諸島周辺...全文を見る
○松原委員 きょうの産経新聞に載っているのは、「中国「領土問題」認知狙う」という表現があって、「東シナ海ガス田開発」。ここに政府関係者の発言として産経新聞が載っけているのは、日本の拒否は織り込み済み、尖閣諸島の、つまり南を尖閣というふうに定めているということでありますが、尖閣諸島...全文を見る
○松原委員 今、二階大臣が、ばらばらの発言を、こうおっしゃったわけでありますが、このばらばらの発言というのは具体的にどういう、例えば、今、麻生さんが言った発言、安倍官房長官が言った発言、これがばらばらな発言ということなんでしょうか。
○松原委員 つまり、麻生さんや安倍さんの発言は相手の思うつぼになる、そういった要素を持っている、こういう認識を二階さんは持っているということですね。
○松原委員 お互い対立なく交渉するのは、私は政治の極めて重要なスキルだと思っております。また、政治家であれば、中断されていた交渉をどうやったら再開するかというのを考えるのも、当然政治家としての、これは仕事だと思います。しかし、同時に、そうした中で、私は、相手の言い分もある、日本の...全文を見る
○松原委員 この試掘権の設定というのは、四十年間認められていなかったものが今認められた。今認められた理由というのは何かあるんですか。
○松原委員 つまり、四十年間試掘権を設定してこなかったけれども、中国側、私もこれ、外務委員会で前に質問したことがあるんですよ、何で日本は試掘権を設定しないんだと。いや、これは日中中間線が画定していません、中国側は認めていません、したがって、そういうふうな紛争地域というんですか、画...全文を見る
○松原委員 先ほどの事務方の答弁で、中国側は既に試掘に関して行動を起こしているがゆえに、日本としても四十年ぶりに試掘権を設定したと、これは事実の認識だと思うんですよ。  つまり、先に行動を起こしたのは中国側であります。日中中間線が画定していない段階で、普通は、国際的な良識であれ...全文を見る
○松原委員 帝国石油が、試掘をしたい気持ちはあるが現状難しいとおっしゃるのは、それは、二階大臣が御自身でそういったみずからの認識を持っておられるかは別にして、経済産業大臣という経済界におけるスーパーパワーが、試掘に対してはその道をとらないというふうな発言をしているので、それを見た...全文を見る
○松原委員 交渉を再開するための経済産業大臣の御発言としては、私はこれは重過ぎると思うんですよ。こういう発言は、私は政治家としてするべきではないと思います。  麻生外務大臣が一昨日の外務委員会で、中国が具体的に本格的な生産をしたときどうするのか、日本として対抗措置をとる考えを表...全文を見る
○松原委員 先ほど大臣が、政府として一体である、これはもう大変大事なことなんですよ。政府として一体である以上、この問題に対して、この発言をする前に、二階大臣が行って温家宝さんまで会っているわけですよ。温家宝さんまで会って話をし、それに対して外務大臣、安倍官房長官、安倍官房長官や外...全文を見る
○松原委員 時間が来ましたから、次回にまた、さらにこの議論をしていきたいんですが、二階大臣はこうおっしゃった、同じことを麻生さんに聞いたら麻生さんはどう言うんだろう、安倍官房長官に対して言ったらどう言うんだろう。これは、資源問題であると同時に領土問題であります。  少なくとも二...全文を見る
○松原委員 この問題、私はまだ重要な問題だと思っておりますが、質疑時間が参りましたので、以上で終了いたします。
03月22日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号
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○松原委員 民活法及び輸入・対内投資法廃止法案ということでありますが、長い間行われてまいりましたこれが、今回、こういったことで、歴史的使命を終えたという認識かもしれません。このことの評価と総括を簡単にお伺いいたします。
○松原委員 そうした中で、具体的には、日本政策投資銀行を通して、大きな金額がさまざまなこの民活法による施設整備等に融資されたわけでありますが、これはどれぐらいの額、どのように融資されたのか、お伺いいたします。
○松原委員 大変な金額がそこに拠出をされているわけでありますが、私は、もちろん政策的に民間活力を生かすということも必要でありましょうし、また、輸入をふやすというふうなこともこの当時においては求められていたことではないかと思っております。  しかし、その総括というのに照らし合わせ...全文を見る
○松原委員 大体平成六年度がこの融資のピークだった。最終は平成十五年度、最終融資が行われた。大体十年から十五年でこの返済というものが行われるとなれば、平成六年から十五年たつと平成二十一年であります。そろそろ、そういった一つの目安、どのぐらいが厳しい環境なのか。リスク債権というふう...全文を見る
○松原委員 一四%、こういうことであります。一四%というのはどれぐらいの数字ですか。
○松原委員 二千百五十三億、これがリスク債権、こういうことだろうと思いますが、こういったものを例えば融資をして行うようなものは、三セクでありますから、当然、他の民間が独自にやるものよりは、ある意味ではさまざまな特典がある可能性があるわけですね。例えば容積率がちょっとそこだけ上がる...全文を見る
○松原委員 民間の金融機関であれば、融資を担当して実行した長というんですか責任者、融資したものが戻ってこないよ、それは経済の変動とかあるでしょうが、しかし、あんたが融資した物件、すごい金額が焦げついちゃったよとなれば、その人間はその会社ではなかなか出世はもうできませんわ。  私...全文を見る
○松原委員 私は、これは、実際にこの融資をするというときの前提条件で、さまざまな数字が上がったと思うんですよ。  例えば、この辺はこれだけの人がいるから、地下鉄だって何だってつくるときはそうですよ。ここにこう駅をつければこれぐらいの人が集まりますよとか、そういうデータがあるわけ...全文を見る
○松原委員 いろいろとおっしゃるわけでありますが、簡単に言えば、民間企業だったら、やはりその融資した人間は基本的に責任をとるんですよ。個人に責任は帰せられるかどうかという議論も含めて、そういうそれに携わった人間、それは普通責任をとるんですよ。それはどういう責任をとるのかと聞いてい...全文を見る
○松原委員 その理屈は、民間では通用しない理屈だと思います。  特に、二千五百億ですか、大変な金額であります。やはりこれは、責任をトップがとるというだけではなくて、そのときそのプロジェクトをリードした人間がその後のうのうと、例えば年間二千万とか千五百万とか、わからないですよ、多...全文を見る
○松原委員 製造の仕方も、大田区、品川区は多品種少量生産というのがメーンなんですよね、多品種少量生産。少ない量、高いものだけれども付加価値があるものをつくる。これがアセンブリーラインでだあっと流れるというような、この間も私、この委員会で、大田区、品川区は母工場機能だと言いましたが...全文を見る
○松原委員 大臣にお伺いしたいんですが、私は、今回この工業再配置促進法を廃止するというのは、単にこれを廃止するというだけではいかぬと思うのですね。つまり、これを廃止してほしいという声は首都圏の中小企業からどんどん上がってきていたわけであります。しかし、私は、これを廃止するというの...全文を見る
○松原委員 なぜこの措置は工業には考えられないんでしょうか。もう一回、財務省。
○松原委員 僕はそれは答えになっていないと思うんですよ。やはり農業においては今あるんだから、これを将来なくすということですか、今のは。今の局長のお話というのは、じゃ、農業における猶予措置は将来なくすということですか。ちょっと答えてください。
○松原委員 であるならば、それは簡単に言えば続くんですよ。簡単には終わらないんですよ。  農業をそうやって、ある意味で、日本の食料安全保障から、そういった方向というのは実は必要なんじゃないかと私は思いますよ。逆に言うならば、製造業に対しても、工業再配置促進法等もあったし、十分に...全文を見る
○松原委員 続きまして、同族会社の役員報酬給与所得控除損金不算入についてお伺いいたします。  これはどんな制度でしょうか、簡単に教えてください。
○松原委員 これによって、この網にかかる中小企業はどれぐらいだというふうに財務省は考えておられるでしょうか。
○松原委員 私がさまざまな税理士会の方々に話を聞きますと、その十倍ぐらいの数字をおっしゃるわけですね。つまり、パーセンテージでいうと二%、こういうことですよね。二%の中小企業がこの税制で捕捉される、こういうことであります。私の地域の税理士さんとか、税理士さんというのは具体的に持っ...全文を見る
○松原委員 私のところに、ある税理士事務所の通信があるんですよ。  昨年十二月十五日に平成十八年度自民党税制改正大綱が発表されました、その中に、特定の同族会社に対しては、業務を主宰する役員給与の給与所得控除相当部分を損金不算入とするという条項が盛り込まれております、こう書いてあ...全文を見る
○松原委員 副大臣も中小企業の町、こういうことでしたが、これ、地元でお話しになって、どうですか、そういうふうに御理解いただけましたか。私の地元で話すと、こっちのこれだけぼんと話をすれば、これは大変だ、何でこんなふうに、せっかく今景気がよくなってきて、極めて単価も切り下げられた中で...全文を見る
○松原委員 例えば配偶者のさまざまな特典の控除を外すとか、そういう一連の流れがここにあるんだろうと私は思うんですよ。  ただ、問題は、中小企業の存在をどういうふうに日本経済の中で認識するかという議論ですね。私は、中小企業というのは景気のオピニオンリーダーだと。もちろん、サラリー...全文を見る
○松原委員 最後に一問だけ、簡単に。次の質問の近藤さんが待っていますので。  償却資産というのがありますね。今、中小企業では、使わなくなって、鉄屋だったら十二年で減価償却が終わる、終わった後、それは一〇%が償却資産で乗っかってそこにまた課税がかかると。これは大変に、人員も十人か...全文を見る
○松原委員 終わりますけれども、こういった税制もやはりかなり問題があるんじゃないか、そういったものを改めていかないと都市型製造業の復活にはなかなかつながらないということを申し上げまして、時間が終わりましたので質問を終えます。  ありがとうございました。
○松原委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、中小企業のものづく...全文を見る
03月29日第164回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○松原委員 これは、ワシントン、二十三日ですね、共同通信で、国土交通省と東京都が計画していた超高速旅客船テクノスーパーライナー、略称TSLでありますが、小笠原航路、これは東京から父島ですね。今でも小笠原に行くのには二十時間以上かかるという、飛行場がありませんから大変に、この時代に...全文を見る
○松原委員 今の2プラス2の合意文書の中にあるのが、恐らくこの共同通信が配信した、国土交通省と東京都が計画していたテクノスーパーライナー、TSLが、小笠原航路、これが何が理由かというと重油が値上げしたとかいろいろなことを言うんですが、これは百十五億円かけてつくったTSLでありまし...全文を見る
○松原委員 既に報道で、こういった報道がワシントンで二十三日に行われている中で、この報道の信憑性にもかかわってまいりますが、このTSLがHSVとして使われる可能性が非常にあるのではないかと。結局、東京都と国土交通省が中心になって百十五億円のTSLをつくって小笠原航路の高速化を図ろ...全文を見る
○松原委員 私は、この中国側の提案に対して、麻生外務大臣また安倍官房長官は、その中国側の提案には乗らないという発言を既に他の場所においてなさっておられる、それをむしろ私は支持する立場の者として質問しているわけであります。  過日、経済産業委員会において、三月十七日でありますが、...全文を見る
○松原委員 この問題は、やはり今言った二階さんの試掘は今しないというこの発言、波紋に波紋を呼んでいる発言でありまして、これは私は国益に合致するんだろうかと。これをやはり麻生大臣に、国益を重んずる麻生大臣として、できたら、ぜひともお答えいただきたいので、もう一度御答弁いただけますか...全文を見る
○松原委員 それでは、二階大臣の言葉に対して麻生大臣は、やはり同じ閣内でありますから、本当はここまで言いたいことがあっても言えない、それもよくわかります。  そこで、麻生大臣に別の角度から質問しましょう。麻生大臣は、この試掘を当面中止するべきだと思いますか。
○松原委員 この質問は、今のは最後にしようと思ったんですが、ちょっと角度を変えた質問がその質問というふうに思われたようであります。  しからば、私は申し上げますが、麻生大臣は、中国が試掘というよりは実際の量産態勢に入ったらば対抗措置をとるとこの間の外務委員会で御発言をしている。...全文を見る
○松原委員 なかなか苦しい御答弁で、本音が言えないその気持ちもわかります。しかし、これは国益にあることですから、やはり私は、麻生大臣、二階さんに対して、誤解があっちゃいけないから、どういうことだと直接これは話をしてほしいと思うんですね。  二階さんはこういうことも言っているんで...全文を見る
○松原委員 二階さんは既に、麻生大臣や安倍官房長官の発言に関して質問したときに、そういうばらばら感がつけ入るすきを与える、こう批判をしているわけであります。これに対してどう思うかということをお伺いしているんです。
○松原委員 この日中のガス田の問題はやはり極めて重要な課題であって、アリの一穴という言葉がありますが、こういうところで突き崩されてしまうととことん言いなりになってしまう可能性がある。私は少なくとも、試掘をしない、そういう試掘をしたいなんという元気のいい人もいるみたいな発言が経済産...全文を見る
○松原委員 次に、これは「中国のマスコミとの付き合い方」といって、井出敬二さんという方が書物を出したわけであります。この井出さんというのはどういう方でしょうか。
○松原委員 彼がこの書物の中で、中国人のインタビュアーに対して答える形で、幾つかあるんですが、私がここで申し上げたいのは、この本の八十八ページですが、「中国人は、日本の全ての教科書が、日本の中国侵略を認めていないと思っているのかもしれない。これは北京の日本人学校で使っている、東京...全文を見る
○松原委員 まず、これが大きなうそであります。  私は、ここに、当時南京において宣教師がいました、西洋、ドイツ人とかアメリカ人とか。そういう西洋の宣教師たちが南京の中に安全区というのをつくりまして、そこは守る、安全区をつくる、そのことに全力を尽くしていた、そのところのデータがあ...全文を見る
○松原委員 時間がないのでこれで終わりにしますが、こういったものを中国政府が、三十万と政府が言ってきている。中国の民間人が言ってきているんだったら、民間対民間で闘えばいいんです。政府が言ってきたら、日本の政府が、我々の先人の誇りと名誉にかけて、こういった資料をきちっと証明して、お...全文を見る
○松原委員 以上で終わりますが、この南京虐殺という、虐殺という事実は、そういう意図するものはなかったということも、私はこの外国人の手紙から極めて客観的にわかると思うので、勉強を外務省にはしていただいて、私は、政府として、中国に対して言うべきは言わないといけないと思います。  以...全文を見る
03月30日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○松原委員 この拉致の問題、また、日朝協議が終わりまして、先ほど麻生大臣は、ほかの委員からの質疑にも答えられました。遺憾であるということをおっしゃったわけでありまして、安倍官房長官にお伺いいたしますが、安倍官房長官は今回の日朝協議についてどのような評価をしているのか、お伺いいたし...全文を見る
○松原委員 ほとんどというか、全く進捗がなかったどころか、北側は、歴史的事実において、それは極めてあやふやな内容まで、慰安婦だとか強制連行とか、こういうことまで言っていることを考えると、ある意味では、一歩前進二歩後退みたいな要素すらあるというふうに思っております。  本来であれ...全文を見る
○松原委員 この圧力ということでまいりますと、アメリカ、米国が、バンコ・デルタ・アジアに対する金融制裁というのが実行された。これは事務方で結構でありますが、なぜアメリカ財務省はこの経済制裁を実行したのか、お伺いいたします。
○松原委員 この経済制裁、大変に、先ほどからの議論でわかるとおり、北朝鮮側に大きなインパクトを与えているということであります。具体的な中身は、これは財務省のホームページに掲載したということでありますが、どのような具体的な中身か、教えてください。
○松原委員 私は、このアメリカの金融制裁というのは、先ほどからお話があったように、かなり効果が上がっている。アメリカが金融制裁をした理由というのは、北朝鮮がさまざまなマネーロンダリングをバンコ・デルタ・アジアを通じて行っている、けしからぬ、このことによって金融制裁、経済制裁を行っ...全文を見る
○松原委員 なお、米国は当然、日本の拉致問題も知っているわけでありますが、バンコ・デルタ・アジアに対する制裁をする段階において、日本側に何らかの話があったのか、もしくは、これに絡んで何らか共同の行動をしようという話があったのか。通告しておりませんから答えられる範囲で結構であります...全文を見る
○松原委員 米国との共同の歩調の中で、非常に効果的な北朝鮮に対する圧力を、アメリカは既にこうやって圧力を加えているわけでありますから、ぜひともお願いをしたいと思っております。  同時に、四月の下旬に米議会の公聴会に、日本の拉致被害者家族会の方、また韓国の拉致被害者家族会の方、き...全文を見る
○松原委員 両大臣が出席できなければ、これは特に、従来から拉致チームを中心でやっているのは官房副長官でありますから、官房副長官等がこういったものに出席をし、きちっと我々の思いを告げることも必要だろうと私は思っております。  今、麻生大臣の御答弁もお伺いいたしましたが、安倍官房長...全文を見る
○松原委員 前向きの答弁をいただきましたので、ぜひともこの問題に極めて深い情熱を持つ政治家の方の米側に出席をお願いしたいというふうに思っております。  そして、公聴会があるわけですが、これは日本だけではなくて韓国の拉致被害者家族の方もいらっしゃる。  そこでお伺いしたいわけで...全文を見る
○松原委員 私が聞くところによりますと、昨日、御家族と面会した山中政務官が、できるだけ早く報告したい旨伝えたというふうに聞いております。来週中にはこのことについての報告が出る、このように思ってよろしいんでしょうか。
○松原委員 これは大きな問題というか極めて重要な事柄でありまして、四月の米側における公聴会までには当然これは明らかにしておかなければいけない、韓国の拉致被害者のDNAが入っているかどうかというのもこれは明らかになるわけでありますから。  同時に、そんなことはないと思いますが、韓...全文を見る
○松原委員 次に、安倍官房長官が官房長官につかれて以来、組織も改編をし、具体的な動きがなかなか進んできたのではないか、私はその点は評価をしております。  そして、その中において、先ほどからさまざまな質疑がなされましたけれども、専門幹事会の中に情報収集分科会、法執行分科会、こうい...全文を見る
○松原委員 御案内のとおり、この拉致問題というのは時間との闘いである、交渉の解決は時間との闘いの中で行われているというのは、これは皆様が御承知のとおりであります。  私は、先ほども申し上げましたように、安倍官房長官になってから、その前の官房長官とは違って、極めてスピードが速く、...全文を見る
○松原委員 何か、持ち時間が急に六分短くなってしまったので、最後の質問をまとめてやらないといけなくなってしまったので、ちょっと困ったものであります。これは本当に時間はこういうことなの、間違いないの、五十三分とさっき来たけれども。  警察庁関係にお伺いしたいわけであります。  ...全文を見る
○松原委員 質問時間が予定より急に短くなったものですから、途中すっ飛ばしまして、この次の質問。  韓国国情院長との会談というのが行われたように聞いておりますが、ちょうどこの強制捜査と時期が同じなわけでありますが、この韓国国情院長との会談というものが実際行われたのかどうかを含めて...全文を見る
○松原委員 最後に、麻生大臣にお伺いしたいと思います。  これは通告しておりませんが、ぜひともお答えいただきたいのは、こういったことをずっと見てまいりますと、やはり、情報戦において日本は負けている、この国はスパイ防止法がない。そういう中で、こういう十六人の協力者がいるとか、いま...全文を見る
○松原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
03月31日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号
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○松原委員 地球の環境を守るという問題は、大変に重要な課題であります。その課題に日本が、特にこの先進国の中で最も力を入れて闘っていく姿は、やがて必ず、既に評価もされておられますが、さらに将来は大きく評価をされるものだと思っております。  個人的に申し上げるならば、私は、やはりこ...全文を見る
○松原委員 さらにお伺いをしたいわけでありますが、当然、米企業が、まあいろいろな条件がありますよ、その条件を乗り越えてというか、条件を満たしてクレジット取引に参加することは可能であるというお話を今承ったわけでございます。  そうすると、その米企業は、クレジットの売買というか、例...全文を見る
○松原委員 私は、先ほど後藤委員の質問でも二階大臣答えておられましたが、米国はこれに入っていないわけであります。いろいろな理由をつけて入っていない。これ自体、私は、米国が入らないで世界の環境問題が語れるのかと。これはもう極めて不十分だろうというのは前から指摘があったわけであります...全文を見る
○松原委員 いいんですよ、それはわかっているんですよ。  私が申し上げたいのは、要するに、京都メカニズムによるクレジットの取引、金融商品としての取引も含めて、そのことによって米政府が利益、利益というか税金、税収を獲得する可能性があるということなんですよ。私はやはり納得できない。...全文を見る
○松原委員 この質問をさらに続けていきますが、では、京都議定書におけるクレジットについて、これはまたそれぞれ先物市場とかマーケットでいろいろなものを取引しますよ。アメリカで金融商品として取引される可能性というのは、現段階では可能性としてありますか。
○松原委員 そういった取引が多いのは当たり前であります。当たり前でありますが、では、これはこういう質問をしましょう。シカゴにおいてこういった取引が実際に今行われている。日本においてそういう場所はありますか。
○松原委員 ちょっと質問通告していませんが、ここで、最後に質問しようと思ったんですが、二階大臣にお伺いしたいんです。  アメリカのシカゴではそういう取引がある。日本ではない。その傾向はあるけれども、ない。これは、金融商品として最後に引き受けるのは、例えば日本が一・六%分引き受け...全文を見る
○松原委員 実は後の質問の部分のお答えも入っていたのかもしれませんが、今の部分は、きょうの質問の一番の重要なポイントなんですね。  要するに、日本にマーケットをつくるべきだと。シカゴで行われている、日本ではそういったマーケットまでいっていない。これは行政として、つまり、これはき...全文を見る
○松原委員 ぜひ、決意を持って、やはりこれは国益に絡む問題でありますから、頑張っていただきたいと思います。  次に、NEDOがクレジットを取得するに際し、アメリカ企業を含む他国の企業からも取得を行うということに関して、そのことは可能性としてはあるのか、それからその思いはあるのか...全文を見る
○松原委員 公募ということであります。公募というのは、私は、世界が一つの経済になってきつつあるので当然必要だと思いますが、公募をする場合に、公募の具体的内容というのは、これは具体的な細かい詳細をここで語っていただく必要はありません、どういうふうなのが一つの基準としての考え方にある...全文を見る
○松原委員 私は、公募の金額だとか数だとか、それは金額と数が完全に整合性を持っているとも思わないんですが、やはり日本企業を育成し優先するというスタンスは、公募ということでありますが、必要なんだと思いますが、日本企業に対してのアドバンテージというのは、具体的に可能性としてはあるんで...全文を見る
○松原委員 結果としては、私は、冒頭申し上げたように、環境産業というのはまさに一つの大きなビジネスになると。地球がこのままの状況で進めば人類は地球と共生できなくなるだろうと言われている中で、私は、日本の環境産業を育成するという観点、先ほども後藤議員の質問にもありましたが、これは大...全文を見る
○松原委員 このクレジットが、先ほどからるる言っているように、投機の対象になる可能性、こういったものについての検証とか考察というものはなされておりますでしょうか。
○松原委員 実需に裏づけられているということもわかります。ただ、この環境のクレジットというのは物があるわけじゃないんですよね。まず、先物取引で大豆だ小豆だといえば物があるんですよ。これはまさに一つの、具体的なバックボーンがあるイメージの世界の話ですから、CO2が何万トンとか何億ト...全文を見る
○松原委員 私は、これは極めて金融商品として、くどいようでありますが、最後の引き受け手は高くたって買わなきゃいかぬのですよ、国のメンツにかけて。投資家にとってこんなおいしい商品はないと思うんです。  もちろんそれは、結局、日本がいわゆる京都メカニズム以外の要素で目標値達成まで行...全文を見る
○松原委員 そうですね、片山さんはもともと財務省でしたね。ですから、では、片山さんにお伺いします。  先ほど二階さんは検討するということをおっしゃったんですが、思い切って発言して結構だと思うんですよ。そうであれば、このマーケットを日本でつくるべきだと私はさっきから言っています。...全文を見る
○松原委員 きょうの質疑の中で、そういう人がどこかで見て、ああ、片山さんも前向きな発言をしている、二階大臣も肯定的であった、こういう中でそういう話が生まれてくれば、私は、それは日本にとって大きなメリットになると。くどいようでありますが、それはアメリカに持っていかれる話じゃない。彼...全文を見る
○松原委員 お役人の答弁ですからそれ以上求めるわけにはいきませんが、だから、国内がどんなに頑張っても足りないから一・六パーなんだから、どんなに頑張ってもというのなら、頑張りが足りなかったらどうするんだ、こういう話でありますので、五十四億で予定の一・六パーよりも取得するようにやると...全文を見る
○松原委員 国内の努力が、リスクヘッジの問題ですから、私は、逆に一・六パーを超えたときに罰せられる話ではないと思うんですよ。予算が多過ぎたと財務省が文句を言ってくる筋合いじゃないと思うんですよ。だから、これはその上を目指すというのは、当然、戦闘的国家であればやりますよ。戦争すると...全文を見る
○松原委員 私は、日本人というのはやはり性善説過ぎると思うんですよ。性善説、周りの人はいい人だ、そういうことはしないと。しかし、周りの人はいい人ばかりじゃないんですよ。金融商品として想定されていないと言うけれども、必ず金融商品として投機の対象になりますよ、これは間違いなく。必ず彼...全文を見る
○松原委員 済みません、一言で。  東シナ海のガス田問題についてでありますが、とにかく国益を損なわないために、閣内の意見を統一してほしいと私は思っております。これについて、現在どのようになっているか、お伺いいたします。
○松原委員 終わりますが、私も今の二階大臣のお話を承りましたが、これは、きょうは経済産業委員会における質疑でありますから、経済の発展のための質疑であります。しかし、私は、国というものは、経済と精神とある、誇りと経済とある。両方大事なんですよ。どちらが欠けてもいけない。私は、その意...全文を見る
○松原委員 終わりますが、国益というものは、そういった経済の部分と精神の部分があるということをあわせて申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
04月07日第164回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○松原委員 一つ目の質問は、今回のこの条約第五号、六号にかかわる問題でありますが、特に日本の場合は、ほとんどの物流を海外輸送に頼っているわけでありまして、電子海図作成というのは大変に重要であります。ASEAN諸国への電子海図作成技術の技術協力についての政府の方針をお伺いいたします...全文を見る
○松原委員 次に、水路の問題ということもありますので、日本海の呼称についてお伺いしますが、政府は、日本海の呼称について、各国の地図、海図を参照に精査しているのか。また、飛行機の問題も今回扱っておりますが、航空機内のパンフレット及び機内スクリーンにイーストシーと表示されたものがある...全文を見る
○松原委員 今、この問題、我が党の武正公一議員も大変興味を持っているんですね。これは国民の関心事でありますから、ぜひ大いに取り組んでいただきたい、日本の国益と主権ということで頑張ってほしいと思います。  そうした中で、次に、現状における確認を二つほどしたいわけであります。  ...全文を見る
○松原委員 もちろん、これは極めて重要な問題でありまして、この遺伝子工学の技術、そういったものをはっきりさせる技術、韓国もこの問題に対しては当然調査をすると思うんですよね、日本と韓国の結果が違っちゃいかぬわけですから、当然科学があるわけですから。そして、それがもしこういった形に仮...全文を見る
○松原委員 ぜひこれも毅然と、これは六カ国の拉致の部分に関する大きな一つのインパクトになると思いますので、頑張ってほしいと思います。  次に、ガス田でありますが、東シナ海における中国の資源開発で、ウォールストリート・ジャーナルが、日本名白樺、春暁とも中国名で言われておりますが、...全文を見る
○松原委員 このダウ・ジョーンズ紙、ウォールストリート・ジャーナルというのは、これはいいかげんな報道機関ではないというふうに思っておりまして、かなりこのウォールストリート・ジャーナル紙、ダウ・ジョーンズ通信において、日本名白樺、中国の、この油田開発が、中国名天外天も既に火が燃えて...全文を見る
○松原委員 今大臣が、人間も足りない、経費も足りない、感覚も足りないと。もうこれはおっしゃるとおりなんですよ。これをきちっとやらにゃいかぬ。  ただ、私が一点心配するのは、もしかして知っていて、大臣のところまで上がっていなくて、知っていて、これを言うと日本国内における反中感情が...全文を見る
○松原委員 今、協議の中で一部みずからの誤りを認める発言があったと。具体的にちょっと言ってください。どういうことを言ったんですか。
○松原委員 そんなばかな話ないですよ。日中双方に責任があるというのは謝罪になるんですか。  大臣、これは謝罪になりますか。
○松原委員 総理を目指す麻生大臣としては、もっと激しいことを本当はおっしゃりたいのが、精いっぱいなのかもしれないと私もそんたくしますよ。ただ、今のが謝罪だったなんて、そんなばかな話はないですよ。日本にも責任があった、我が方にも責任があった。大体、外交ルートのきちっとした謝罪表明が...全文を見る
○松原委員 全然これはお話にならない感じであります。  次に、私、何度もこの外務委員会で質問してきましたが、この間の中国の反日暴動であります。あれは反日デモではなくて暴動であります。  反日暴動によって、日本大使館、いろいろと被害が発生した。このことに対して中国は謝罪をしてき...全文を見る
○松原委員 つまり、これに関しては陳謝をこれからも求めていく、謝罪を求める、こういうことだと思いますが、大臣、瀋陽の件については、これは日本はそういった陳謝を求めるということはしないんでしょうか。通告していないので、もしあれでしたら役人でもいいですがね。
○松原委員 もう一回確認。  瀋陽の件に関して、陳謝を外務省として求めていく、いいんですね。
○松原委員 陳謝を含めて求めていくと。瀋陽の領事館の脱北者引きずり出し事件に関しては、陳謝を含めて求めていくと。それと、今回の大使館の件も、陳謝を含めて求めていくと。  三番目。今回の、上海の領事館の問題であります。  この上海の領事館の領事館員の自殺の件に関しては、読売新聞...全文を見る
○松原委員 この自殺した領事館員は、あるとき家に戻ったならば文書が置いてあったと。「こんにちは 国家安全省の者だが、」これは読売新聞に載っていますからね。「国家安全省の者だが、個人的に、あなたか、○○か、××」、これは大使とかそういったレベルであります。「と単独で連絡をとりたい。...全文を見る
○松原委員 遺書が漏えいされたから、省内で、その遺書が漏えいされたことが問題だといって探ることにエネルギーを使うよりは、このことが事実なのか。そして、恐らく、この文書を読売新聞が載っけているんだから、あるんでしょう、きっと。これは証拠ですよ。そういったものに関して、少なくとも読売...全文を見る
○松原委員 再発をいかに防止するかというのは極めて重要でありますが、私は、少なくとも、中国側がこの問題に対して謝罪をしないという中でずっと引っ張っていくというのは、日本としてどういうふうにそれに対して対抗措置をとるのか。先ほど言ったガス田の話もそうです。実際に既に始まっていた、実...全文を見る
○松原委員 時間ですからやめますが、一兆円を超える数字と言われている。しかも、さまざまな報道を見れば、その中に日本の旧軍隊の遺棄兵器ではないものもたくさんあるという報道も一部にあったりする。しかも、本当に遺棄されたのか、あの当時の戦争で国民軍と共産党軍に渡されたんではないかという...全文を見る
○松原委員 私は、民主党・無所属クラブを代表し、いわゆる国際民間航空条約改正議定書、国際水路機関条約改正議定書、国際海事機関条約一九九一年改正について、賛成の立場から討論いたします。  まず、国際民間航空条約改正議定書は、国際民間航空機関(ICAO)にある航空委員会の定数を十五...全文を見る
04月12日第164回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○松原委員 これは既に、ことしの二月でありますが、日中両政府は、旧日本軍が戦時中に中国に残した遺棄化学兵器を処理するための共同事業主体、日中連合機構、仮称を近く設立する方針で合意したと。従来から、この遺棄化学兵器の問題については、日本政府はこれを解決するために取り組んでいるという...全文を見る
○松原委員 この遺棄化学兵器の問題を日本で取り組むということでありますが、既にこれは行われてきたわけでありますが、どれぐらいの予算というかそれが使われたか、教えてください。
○松原委員 これは、外務省の方は、数字出たら教えてください。出ませんか。出なければ結構ですが。  それでは、今後、このことでどれぐらいの予算が必要となるだろうか。大体の数字で結構でありますが、教えていただきたい。
○松原委員 平成十年の外務委員会の松沢委員の質問の中で、当時一兆円を超すだろうというふうなことを質問しているわけであります。これに対して当時の小渕国務大臣は、具体的にそのことについて、それを超えるとか超えないとかという答弁はしていないわけでありますが、かなりの金額がかかるだろうと...全文を見る
○松原委員 今回のこの遺棄化学兵器の問題は、私は三つのポイントがあるというふうに思っております。  一つは、これが遺棄化学兵器というふうに我々は認めて、実際それだけの金額を出しているわけでありますし、これからも大きな金額を出すことになるかもしれない。これが遺棄化学兵器という中に...全文を見る
○松原委員 今の大臣のお話は、遺棄されているというか、埋められているというのは事実かもしれないけれども、それを日本軍が遺棄したのかどうかという議論には当然至っていないわけであります。  では、ここでちょっと政府の方にお伺いしたいんですが、当時、中国もソ連もさまざまな化学兵器をつ...全文を見る
○松原委員 つまり、中国もソ連も化学兵器をつくっていたということを、いや、承知しているに決まっているんですよ。だって、政府が裁判でそう言って主張しているんだから。逆のことを本当は言いたいかもしれないけれども、裁判で言っている以上、それは認めざるを得ないわけです。  では、中国国...全文を見る
○松原委員 これは異なことをおっしゃるけれども、中国が最初に二百万発とかなんとかと言ってきた。これは、いろいろな資料を見ると、例えばある資料によりますと、五十二発の砲弾が回収され、このうち十発が旧日本軍のものと確認されたと。これは、時事通信が二〇〇四年六月二十五日に言っている。十...全文を見る
○松原委員 言っていることと違うことを答えてもしようがないんだよ。五十二発の遺棄化学兵器の発掘が行われて、では、五十二発というこの報道は、これは化学兵器じゃない五十二発、こういうふうに理解した方がいいんですか。
○松原委員 遺棄化学兵器が五十二分の十だったということは、その部分に関しては日本の国がさまざまな経費を持ちましょうと。四十二発は違うということですね。
○松原委員 いろいろな議論がある中で、私がここで言いたいのは、例えば四月二十六日第一回口頭弁論で、旧日本軍が中国に遺棄した毒ガス兵器などのため三件の事故の死傷者が出たとして、中国人被害者らが日本政府に損害賠償を求めた。日本政府が訴えられたわけであります。この中で、日本側が訴えられ...全文を見る
○松原委員 これは、日本はいわゆる条約に基づきまして、化学兵器禁止条約に基づいて、二の六ですか、やっていると。  化学兵器禁止条約に基づいてロシアは中国における回収作業をしているんですか。
○松原委員 ロシアの化学兵器は私はあると思うんだけれども、ロシアの化学兵器は遺棄されていない、こう確信しているんですか。
○松原委員 ということは、遺棄化学兵器に関して、金を出して、この遺棄化学兵器をこの化学兵器禁止条約二条六項に則して解決しようとしているのは日本だ、こういうことですね。  そうすると、日本が遺棄化学兵器を見つけたとき、今までロシア製のもの、いや、そういうものはわからないとあえて外...全文を見る
○松原委員 これは、そのロシア製がどれぐらいあるかとか、やはりそれは日本がこの化学兵器禁止条約に基づいてやっているんだから、日本製のものが何発で他のものが何発でというのは次の機会にお伺いしますよ。  だから、ここまでの部分というのは、我々が百歩譲って、千歩譲って、遺棄したという...全文を見る
○松原委員 少なくとも遺棄化学兵器のことで担当でやっているんだったら、既に頭から遺棄されたという前提で取り組むということもそれは大事かもしれぬけれども、大事かもしれぬというか、そうしないと自分が納得できないのかもしれぬけれども、見ればおかしいというのはわかるんですよ。  この外...全文を見る
○松原委員 引き渡しているんですよ。引き渡している。  いや、資料、これだけじゃないんです、たくさんある。これは、服部卓四郎さんという方が書いた書物の中で、「大東亜戦争全史」という中にある。時間がないので詳しくは読まないけれども、その九百六十三ページに、大陸命特第一号、また別の...全文を見る
○松原委員 しゃべっている御本人が説得力ないなと思ってしゃべっていると思うんですよ。これだけきちっとした具体的な話がディテールにあって、一カ所じゃないんですよ、たくさんあるんですよ。全部データは残っているでしょう、日本に。  要するに、中国側に言われたらどんどん金を出したい、我...全文を見る
○松原委員 終了いたしますが、率直に言って、これだけ具体的であれば、しかも、くどいようでありますが、マッカーサーが、「かくも速かにかくも摩擦なく武装解除が行はれたことは史上その例を知らない」と。日本軍はそれなりに規律、きちっとしていたんですよ。私は、このことをはっきり認めることは...全文を見る
04月14日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第12号
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○松原委員 まちづくりの中心市街地における整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律、こういったことであります。  既に大分質疑もされてきているわけでありますが、従来行われてまいりました中活法というものがやはりこの議論をする前に総括をされなければいけない、このように思っ...全文を見る
○松原委員 もうちょっとさわりだけでよかったのでありますが。  従来の中活法の成功した事例、なぜそれを成功と判断したのか、まずこれをお伺いいたします。
○松原委員 今、成功事例、失敗事例もまた別個質問しようと思っていたわけでありますが、そこまで御答弁いただいたわけであります。  成功事例としては、郊外にさまざまな人の流れが、出るのを抑制したと。しかし、私はそういう分析では不十分だと思うんですよね。成功事例の方の中には、病院その...全文を見る
○松原委員 コンパクトシティーの成功事例としてどういうものがあるのか、また、その成功の理由としてどういうものがあるのか、分析をお伺いしたい。
○松原委員 都市のにぎわいと行政との関係、行政がそこにあるかないか、行政の意思決定権があるかないかということと都市の成功事例との間に相関性はあるというふうに御認識はありますか。
○松原委員 ちょっと質問の趣旨が間違って伝わったようでありますが、私は、成功事例としては、県庁所在地が成功事例としてあるというのがさまざまなデータから明らかであって、私が今行政と言ったのは、行政の計画でどうだということについての行政の評価じゃないんです。中活法が成功している場所と...全文を見る
○松原委員 決定的ではなくても、私は、そこが一つのポイントにあるのではないかという気がしてならないわけであります。  このまちづくりの従来の中活法が不十分だったのは、商業に偏っていたというふうなことをおっしゃいました。つまり、商業に偏るまちづくりではなく、にぎわいを回復するため...全文を見る
○松原委員 今のではまちづくり哲学というのがよくわからぬわけですよ。にぎわいをつくればいいという、それはにぎわいは結果としてついてくるわけですよね。商業の繁盛ということも当然必要でしょう、物販が、売れるとかそこにたくさんの顧客が買いに行くとか。それは一つのそういう側面も出てくるわ...全文を見る
○松原委員 これ、非常に勉強していただくと、私も一緒に勉強しているわけでありますが、このアクロポリスとアゴラがあった。古代のギリシャにおいても、アテネを見てもアクロポリスの丘というのがあって、その下にアゴラというのがある。  アゴラというのは、そこで例えば有名な古代ギリシャの哲...全文を見る
○松原委員 つまりそれは、言ってみれば、今の言葉で言えば中心市街地である、こういうことですな。  恐らく、僕はイメージとして、そこで単に商品の売買をするというだけではなくて、そこでにぎわいがある、それが極めて重要な要素だと思うんですよ。だから、商業施設だけでということではなくて...全文を見る
○松原委員 私が最初、冒頭聞いたのは、従来の中活法は、はっきり明言はしなかったけれども、成功はしていなかったというのは明らかでありまして、やはりそれだけでは都市の魅力というのは不十分なんです。都市の魅力というのは、もちろん買いやすさ、便利さというものはあるけれども、それだけではな...全文を見る
○松原委員 片山さんは極めてブルジョアですから、ブルジョアというか、いいところにしか行かないんだと思うんだな。町のスーパーというのは、そんな語り合いをするような雰囲気じゃないんですよ。それは一部のデパートは、高級なデパートとかそういうのは別ですよ。やはり最近は、そういう語り合いの...全文を見る
○松原委員 そういう一つのまちづくり哲学については、やはり明快な哲学を持つべきだということをまじめに、真剣に考えてもらいたい。  そして同時に、今の商店街、実際どこの商店街もそうでありますが、シャッター通りというか、こういったものが大変に広がっているわけであります。シャッター通...全文を見る
○松原委員 土地を所有している人が、そういったことで協議会に出てきたり、具体的に前向きに検討してもらえればそれはそれでいいわけでありますが、そういった方が全くそういう前向きではない場合、これはもう、憲法で個人の所有権というのは極めてきちっと保護されているので、なかなか手を突っ込め...全文を見る
○松原委員 今回、例えば郊外の店舗について規制を加えるというようなこともまた出てくると思うわけであります。  私がいただいた資料を見ますと、世論調査では、さまざまな世論がありまして、特にこの日経調査、平成十八年二月二十日のものでは、大店舗の郊外出店規制については、市街地の活性化...全文を見る
○松原委員 土地はだれのものかというのは昔から議論があって、土地は、例えばここはだれだれの土地だといって、一億年前からその人間の土地じゃないわけです、そんなものは、はっきり言って。せいぜいこの三百年ぐらいだね。もう五百年さきになったらだれの土地なんというのはないわけです。最初に来...全文を見る
○松原委員 私がきょうこの質疑の中で二つポイントとして申し上げたかったのは、一つはまちづくりの哲学というところで、それはそういう今まで蓄積されたノウハウですよ。西洋流かもしれないけれども、一つの都市づくりのノウハウというものがある、哲学がある、考え方がある。そういうふうなアプロー...全文を見る
○松原委員 以上です。終わります。
04月21日第164回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○松原委員 松原仁であります。  きょうは外交問題の一般ということで質問をさせていただきます。  まず、今月十六日の報道によって私もそれを承知し、大変に驚いたわけでありますが、中国、日中中間線における船舶航行の禁止というものが一時発表されたわけでありますが、この中身を簡単にお...全文を見る
○松原委員 それは、日本のEEZはそこには含まれていない、こういうことですね。
○松原委員 そうすると、中国は明らかに日本のEEZ内においても、大体、船舶の航行禁止というのは極めて耳を疑うような話でありますが、そういう極めて異例なことを、しかも、我々が承知している日本のEEZ内にも設定した、こういうふうに認識してよろしいですか。
○松原委員 麻生大臣にお伺いしますが、三月一日に中国はホームページで記載をしたわけでありますが、大臣はいつこのことを御承知になったのか。そして、このことに対して日本はきちっと反論をするべきでありますが、安倍さんの懸念はあったわけでありますが、このことについてどうお考えか、お伺いい...全文を見る
○松原委員 二つありまして、一つは、三月一日に出された、それを日本の国の政府というか、麻生大臣自体が四月十五日、そこに一カ月半の乖離があるわけであって、この中国のホームページの情報は、すぐに発見をし、すぐにそれを少なくとも認識をする。意図的に、実は麻生大臣が、いや、おれは本当は、...全文を見る
○松原委員 巧みに御答弁がちょっとずれているかもしれませんが、私は、それは分量は多くてもこれを読んでいないと、麻生大臣が今の額面どおりのお話で四十五日後に知ったということで、その間に日本の漁船がその辺に行って、それこそ何か痛い目に遭ったということになれば、日本の国は日本の国民の生...全文を見る
○松原委員 お認めいただいたということで、情報はきちっと、特に日本国民にさまざまなマイナスというんですか、が発生しないように国として毅然としてやっていただきたいわけであります。  この中国の船舶航行禁止というのは、海洋法条約に照らして考えた場合はどういうふうに解釈できるのか、事...全文を見る
○松原委員 これは、中国側がそういった設定をする、やはりかなりこれは強引といえば強引な話であるというふうに私は思うわけであります。  先ほどの麻生大臣の話で、一度そういうふうな協議が両国の海事当局で行われた上で、またやるぞという話があったということになると、これはもう確信犯だ。...全文を見る
○松原委員 そうすると、何かこういうのがあったらみんな技術的でした、何かあったら技術的でした、これでいいということですか。ちょっとお伺いしたい。
○松原委員 今回、例えば日韓間で海洋調査の問題が大分クローズアップされていますが、事の内容からいうと、あの海洋調査とこの中国がやろうとした船舶航行禁止ではレベルが違いますよ。レベルが違うでしょう。レベルが違うと思いませんか。
○松原委員 こんなことを韓国のEEZでやったら今の騒ぎどころじゃないですよ。通航禁止ですから。技術的でおさまっていいのかというのが一つあるわけですよ。私は、これに関しては、技術的という言葉でおさまれば何でもいいという話ではなくて、きちっとやはり、麻生大臣、確信犯だと思いませんか、...全文を見る
○松原委員 ちょっと時間の都合もあるので、次に参ります。  外務省は、二〇〇六年外交青書の中で初めて言及している、中国の軍事力は不透明な部分が多いと。これから出る外交青書ですね、初めてそういったことが言及されたと私は承っているわけでありますが、中国の軍事力に対する認識をお伺いし...全文を見る
○松原委員 同時に、外務省は、東シナ海を平和の海にしよう、こういうふうに言っているわけでありますが、そういうふうな今の麻生大臣の御答弁もお伺いすると、どうも中国は、この軍事費の不透明な伸びを含め、東シナ海を平和な海にしようとする我々の思いと裏腹に、それに逆行しているような動きを中...全文を見る
○松原委員 しばしば言うわけでありますが、性善説、性悪説という話があって、人間は惻隠の情があるから本当は性善なんだ、人間というのは実は悪いんだ、孟子、荀子という中国の哲学者が、春秋戦国時代、これを言ったわけですね。  我々は、北朝鮮を見ると、国家というのは、性善説と思っていると...全文を見る
○松原委員 であれば、麻生大臣も、この場ではなかなか発言できないかもしれぬけれども、自分は性善説に立ちたいけれども性悪説的な部分で見なきゃいかぬ、こういうことを今言ったわけでありますから、中国が不透明な軍事費の拡大をしている中で、我々は平和の海を望むけれども、もうちょっと中国も考...全文を見る
○松原委員 意思決定は、これはどこがやったというふうに理解してよろしいですか。
○松原委員 これだけ重大な決定を、この間、尖閣に不法上陸した中国の不法上陸者に関して、捕まえたけれども強制送還したと質問したときに、あのときの大臣は川口さんだったかな、これは沖縄県警がやったことですと、そんなばかなことがあるはずないじゃないですか。海上保安庁がこれを決定するのにお...全文を見る
○松原委員 この問題に関して、海上保安庁は、海上保安庁の例えば上というか何というか、内閣とか外務省とか、そういったところに全くお伺いを立てていない、こう言うんですね。
○松原委員 このことを小泉総理大臣が知っているかどうか、小泉さんがいたら聞きたいわけでありますが、おられません。麻生外務大臣はこのことを事前に認識をしておられましたか。
○松原委員 麻生大臣のおっしゃるのは、法律上はそうでありますが、あの国は法律上どおりに現実にいっていない。そこは後でずらずらと、大分時間が経過しているのでどこまで聞けるかわかりませんが、聞きたいと思っております。  私は、こういう反応をする国だということを認識してやるならば、拉...全文を見る
○松原委員 そのときに、日本の国会は、今回の韓国の国会のように、許しがたい、問題がある、暴挙だと騒いだという認識をお持ちかどうかというのは、大臣に聞くのも、では、政務官、そのときに日本の国会ではそれを論議されたかどうか。では、事務方でいいです、このことを論議されましたか。
○松原委員 つまり、我々は大人の対応をしているけれども、韓国の対応はその対応とは異なって極めて激しいものだということになるわけであります。しかし、そのことは、従来の流れを見れば容易に想像できたことであって、麻生大臣がおっしゃるように、海洋法にのっとれば、向こうもやってきている、こ...全文を見る
○松原委員 具体的にどういう抗議をして、どういう反応でしたか。
○松原委員 日本が抗議をしたときは韓国の外務事務次官がこのことで釈明には来なかったけれども、韓国から言われると我が方の外務次官は行く、こういうふうなことになるわけであります。  私は、ちょっとお伺いしたいわけでありますが、そうしたら、これは、先ほど海保がやっているという話でした...全文を見る
○松原委員 結局、事務次官が行かれて、しかし韓国側がこの六月に名前を出しますよというふうになったときには、これは当然、国連海洋法に基づいて、我が方も粛々として、韓国が四年間調査をしたように、こちらも一年間というか、一年間になるのかどうかわかりませんが、六月ですから一年というそんな...全文を見る
○松原委員 そうすると、日本の海保の調査船が行って、向こうから追い出されるという事実を国際社会に知らしめる、そのためにも出ていくぞ、こういうことでよろしいですか。
○松原委員 時間が大分短くなってきたので端的にお答えいただきたいんですが、感想も含めて幾つか私は聞きたい。この国会答弁で、韓国の柳次官が、主権侵害は国内法で処理する、EEZに入ったときは拿捕も辞さない、こう言っていますが、これについてはどうお考えになりますか。
○松原委員 つまり、この柳次官の韓国の国会答弁、主権侵害で国内法で処理する、EEZへ入ったときは拿捕も辞さない、この発言はおかしい、今こういうふうな大臣の御発言だったというふうに私は承知をいたしました。その答弁で結構であります。  次に私はお伺いしたいわけでありますが、韓国は、...全文を見る
○松原委員 今私が質問した趣旨は、そのことによって、日本が韓国の同意なしに一方的に拿捕等のことについて国際裁判所に持ち込むことができない、これは新聞の記事でありますから正確さを欠いているかもしれませんが、これは事実ですかと聞いているんです。
○松原委員 これだけ韓国側が騒いでいるのは自信のなさのあらわれだろうというふうに私も思っておりまして、今の御答弁で、そのとおりなんじゃないか。こういうものを国連もきちっと受け付けるなんということは、常識あふれる国連がしないだろうというふうに私は思っておりますが、どちらにしても、極...全文を見る
○松原委員 極めて明快な答弁でありました。そういう事実はないと。  私もいろいろな資料を見ますと、竹島の経緯というのはいろいろとあるんですね。いわゆる一九〇五年、明治三十八年以降のことは、彼らは、この段階で竹島を日本がまさに暴力的に乗っ取ったと。しかし、あの時代は、例えばハワイ...全文を見る
○松原委員 私の資料、これは外務省からいただいた資料ですよ、日韓間の交渉の結果と。これは事実ですか、そのときの。
○松原委員 だったらこれは、完全に竹島は日本のものじゃないですか。一六九六年、韓国と日本、一九〇五年という彼らが言っている年の二百年以上前に日韓でそういう話になっているということは、日本領じゃないですか。これはあえてこの外務委員会で私は指摘をしておきたい。  しかしながら、そう...全文を見る
○松原委員 質問は以上で終わりますが、国益というのは極めて大事であって、国益というのは冷静に対応して、それぞれの平和を増進し、そして、その経済的なものをすぐれたものにする。しかし、私、この間、経済産業委員会で二階大臣に申し上げたんですが、国益は経済的なものや物質的なものだけではな...全文を見る
04月28日第164回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○松原委員 一般質疑ということでありまして、特に今話題となっております拉致被害者家族、横田早紀江さんを含む拉致被害者家族の皆さんが、アメリカ下院の公聴会に行って拉致問題についての公述をしたわけでありますが、そうした中で、報道によりますと、日本時間ではあす未明になるんですか、アメリ...全文を見る
○松原委員 この家族の皆さんとブッシュ大統領が面談をする、これは私は大変に大きな北に対する圧力になると思っているわけであります。  この面談が実現したということに関し、これは経緯の中で一応私も確認をしておきたいんですが、ブッシュ大統領の方がぜひ会いたい、こういうふうに思われてこ...全文を見る
○松原委員 齋木さんがアメリカに公使として行かれて、初仕事は大変な大仕事になったという評価ではないかと思うわけであります。  このブッシュ大統領との会見において、日本の外務省が、現地は齋木さんがいた、主導的にこれに携わってきたとするならば、麻生大臣にお伺いしたいわけでありますが...全文を見る
○松原委員 そうすると、もう官邸主導というよりは麻生外務大臣主導であった、こういう認識でよろしいですか。
○松原委員 本来は、官邸がこういうのをもっと頑張れば、横田めぐみにせ遺骨、おととしの十二月に発見以来一年間も、今さらでありますが、時間は戻りませんけれども、官邸が頑張れば、これは一年前にこういうことも起こった可能性があるわけで、私は、麻生さん頑張られたな、今の話を聞いてですよ、官...全文を見る
○松原委員 この問題、今回の会見が最大の圧力になるのは間違いない。  私は、ブッシュさんが拉致被害者家族にこのタイミングで会う、いろいろな実は思惑があるのかもしれませんが、それはここでは述べません。しかし、とにかく、アメリカの大統領が自国民ではない日本国民の拉致の問題で時間をと...全文を見る
○松原委員 小泉さんが行って最初のきっかけをつくったということは、結果論としては、歴史の中で評価されると思います。しかし、その後のていたらくが余りにもひどいというのは、これはすべての国民の目にも明らかであるということはここで申し上げておきたいわけであります。  経済制裁というの...全文を見る
○松原委員 本来であれば、アメリカが、例えば金融制裁はやっているわけでありますが、この問題でさらに本格的な経済制裁を発動するということになったときに、後づけで日本がやるような、それだけは、やはり国の面目、主権から考えて、それこそ日本はアメリカの属国で、自国民の問題であるにもかかわ...全文を見る
○松原委員 日本国民が国外の勢力によって拉致されたということで、これに対して、国家が国民を守るのかと国民は見ているわけですよ。頼りになるのは日本じゃなくてアメリカだった、日本は頼りにならなかった、一年半も全然何もしていなかったじゃないかと。アメリカが経済制裁をすると言ったから日本...全文を見る
○松原委員 そして、時間がないので少し飛ばしてまいりますが、今回のこういった流れに対して、盧武鉉さんが談話を発表しているわけであります。  極めて、私は、この談話というのは、何か針小棒大に、事を荒立てようと、これだけの問題を、こんな、家ごとひっくり返して、大騒ぎして、どうだと言...全文を見る
○松原委員 今、審議官がお読みにならなかったところで、私は、とにかく被害者意識だけが非常に先行している、ここまで言うのかという感じですね。  我が国民にとって独島、彼らは独島と言っている、完全な主権回復の象徴である。靖国神社参拝、歴史教科書問題、過去の歴史に対する日本の認識、そ...全文を見る
○松原委員 盧武鉉大統領の発言は誤りである、こういう麻生大臣の御所見、私は極めて真っ当な意見だなと思って聞いているわけでありますが、問題は、彼が歴史的認識で今まで言っていたことをまた言ったというんだけれども、言ったタイミングが四月二十五日なんですよ。谷内さんが行って、こういうふう...全文を見る
○松原委員 結局、この六月、韓国でも選挙がある。来年、大統領選挙ですよ、向こうは。今回、この間も私、これは前回の質疑でもここで言ったんだけれども、韓国の野党の民主党の議員が来て、日本の国会議員に会って、盧武鉉さんも最近支持率が下がってきたから、これで支持率アップをねらってやったん...全文を見る
○松原委員 時間が来ましたので終わりますが、冷静な対応というのは物を言わないということじゃないんです。冷静な対応が沈黙を守るということだったら、外交は相手の言いなりになってしまう。これが第一点。二つ目は、外交、防衛というのは国家がやることですから、島根県が県として竹島の日をつくっ...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○松原委員 今回、日本政府は、二〇一〇年末までにイギリスからの対日投資倍増計画、こんなものを目指しているそうでありますが、日英租税条約はイギリスの対日投資額の増加にどれぐらい貢献するものかという見通しについてお伺いいたします。
○松原委員 本年三月に英国・日本経済フォーラムというものが行われたわけでありますが、イギリスのジョンソン貿易産業大臣が、イギリスは日本の十五倍もの直接投資を受け入れているという現状を考えると、逆に、イギリス側から日本に投資をする場合についてのジョンソンさんのコメントでありますが、...全文を見る
○松原委員 この問題は、それぞれ、例えば労使の関係とか大分違うわけですね。そういうふうなさまざまな部分で、どちらがグローバルスタンダードかと言われれば、今、世界の主流は彼らの規格の方で進んでいる。日本が強い規格でいっても、それを例えば突然BIS規制をつくって打ち砕いてみたり、日本...全文を見る
○松原委員 今や経済がグローバル化しておりまして、例えば昔は、ケインズが、公共投資をするとそれは乗数効果ではね返る、こういう議論があったわけでありますが、物の考え方だと、乗数効果というのは、国境がきちっとしているとピンポン球がはね返るようにそこではね返りをするわけでありますが、国...全文を見る
○松原委員 ライスさんとこのゴールデンウイーク中前後に大臣がお会いした件は後でお伺いしようと思ったんですが、今ちょっと御答弁で出ましたので、この中で、今の国連改革に関する日本の案として、もしこの場で御披露いただけるんだったら、どういうことをおっしゃったのか。さらに、ほかにどんな話...全文を見る
○松原委員 既得権というのはそれぞれ守ろうとするわけですから、現在の五つのP5というんですか、この国々が、常任理事国、ほかを入れない方が本音は彼らはいいんですよ。それは、ほかをどんどん入れろと言うほど、そんなことはこの現実の厳しい国際生存競争の中であり得ないので、やむを得ず入れる...全文を見る
○松原委員 麻生大臣も政治の世界におられてわかると思いますが、個別のバイの議論も大事だけれども、やはり、対外的なインパクトも含めると、派閥だったら派閥で集まる、一人一人が会うんじゃなくて、集まることによってエネルギーと情熱とパワーを誇示するというのは、これは政治の世界では、極めて...全文を見る
○松原委員 ぜひ行っていただきたいと思いますし、これは本気でやるならば、それぞれの国のリーダー、そこまでではないんだという議論があっても、インドの外務大臣がいないというのを、逆にピンチはチャンスと、一つの大義名分を立てる理由で、通常は外務大臣だけれども、インドは外務大臣が不在で総...全文を見る
○松原委員 ちょっと長いね。そうすると、アジア地域で何カ国か、その国名を。
○松原委員 私は、日本の近隣の国々がこれに対して極めて否定的だったというのを、こういった共同提案の国々の名称からも感ずるわけであります。なかなか近くの国というのは、隣の家とこっちの家というのは、境界線でもけんかしたり、隣が二階を建てたら太陽光線が当たらないじゃないかとか、こういう...全文を見る
○松原委員 そういう答弁しかできないと思うのでありますが、その中で、私、中国というのは日本からのODAをかねてはかなりの額拠出をしている国でありますが、中国は今回の日本のことに対して反対をしていたというのは報道でもなされておりますが、それは彼らはどういうふうな行動をとったのか、お...全文を見る
○松原委員 中国が日本の常任理事国入りに対してはかなりさまざまな、これはだれに聞いたとは言えませんが、外務省関係者に聞いても、インフォーマルには、かなり中国がこの問題に対しては広範に反対の行動をしたというふうな話も聞いているわけでありまして、おっしゃったように、日本の今最大のこう...全文を見る
○松原委員 日本としてはそう言わないと面目ないわけでありますから、これはこれ以上質問を続けません。  次に、竹島を含む問題に関して、時間もありますので移ってまいりますが、今、韓国が四十一億円を投入して竹島に関する基本計画を策定しようとしている。その内容についての把握をどのように...全文を見る
○松原委員 遺憾の意を表明したと。遺憾の意を表明して、その後は行動がないや、こういうことじゃ困るわけですよ。  そこで、では、この竹島問題に対して日本というのは従来どれぐらいの予算を投入してきたのか。どれぐらい、それはどういうことに予算を投入してきたのか、お伺いしたい。
○松原委員 一千百六十億円かと思ったら一千百六十万円、大分違うわけですね。これは一千百六十万円だと、政務官の歳入を上回るかどうか、こういう話になってくる。千百六十万円でいいのか。それから、水産庁が十七億円。これは全部が日本海じゃなくて、その一部が使われるんでしょう。  竹島とい...全文を見る
○松原委員 竹島を韓国が不法占拠して、取り返さなきゃいかぬという認識を持ちながら、竹島というくくりでの予算措置がないというのはどういうことですか。
○松原委員 これが問題なんですよ。竹島に関しても北方四島に対しても、こういったところの予算措置が個別に行われていない。日本政府がそういうふうな、このことは、やってきたら、おれらは白旗掲げるから安心してくださいよみたいなシグナルをイメージ的に送っているからいかぬわけですよ。  韓...全文を見る
○松原委員 私は、今年度組んでいないから組みません、そういう話では、政治は生き物ですから、この状況で、韓国が四十一億を計上してやってきた、日本が本気で日本の領有権を主張し、韓国の不法占拠を違うと国際社会に訴え、国内の国民に対してもそのことを極めて重要にアピールするならば、今予算措...全文を見る
○松原委員 向こうの対応は、これで四十一億で出ているわけですよ。もう行け行けで来ているわけですよね。左手で握手をしながら右手でぼこぼこぶん殴るみたいな、右手で握手をしながら左でぶん殴ると言ってもいいですよ、似たようなものですよ、そういうことを彼らはやってきている。  私は別に、...全文を見る
○松原委員 最後は小泉総理の考え方だと思うんですよ。拉致の場合もそうでしたが、拉致対策室がいまだに内閣にはできていない。こういった領土問題に対して本気で取り組むなら、それは領土問題の、例えば竹島の対策室をつくるのは当たり前であります。韓国はそれを激しくやってきている。激しくやろう...全文を見る
○松原委員 日本は自衛のために、戦うために自衛隊というのを持っているわけでありますが、例えば竹島は不法占拠されてしまった、どこかの地域が不法占拠される、例えば東京が、中国が来て不法占拠する、中国軍が来て。そういう場合は、これは大臣、当然自衛隊は自衛のために戦いますよね。いかがです...全文を見る
○松原委員 可能性というよりは、当然自衛隊は守るために戦いますよ。竹島も同じように領土なんだということですよ。竹島と例えば北海道と九州と関東、日本の領土という点では同じなのか違うのか、お答えいただきたい。
○松原委員 ということは、今言ったように、それを守るために、究極の選択としては自衛のための自衛隊が出て戦って守る、こういうことになるはずなんですよ。それができない場合には、それは平和的に解決すべきだというのは九条の解釈の中にあるわけですが、そのときに、ほかのとり得る手段があるとき...全文を見る
○松原委員 結論からいえば、やはりその部分の決意がない限り、外交交渉において、竹島においてもそうだし、他のガス田においてもそうだし、じりじりと日本の主張は後退をさせられてしまうんだ、大変情けないことだと思います。  私のある知人が言っておりましたが、戦後、負けて一番悲しいのはそ...全文を見る
○松原委員 終わりますけれども、不審艦のことが一回あったと。しかし、今までの経緯があるから、それ一回だけではまだそういったものの伝搬というのは十分じゃないと私は思います。その後のさまざまな案件において、やはりまだ日本がそういうふうな姿勢になり切ったというふうには周りも思っていない...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号
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○松原委員 このゴールデンウイークがありまして、さまざまな外交活動というものが展開をされたわけであります。二階経済産業大臣におかれては、二十二日、訪問先の中国において曽慶紅国家副主席と、この曽慶紅さんというのは中国では事実上ナンバーツーともスリーとも言われている方でありますが、会...全文を見る
○松原委員 日中中間線をまたぐ資源問題でありますから、今大臣がおっしゃったように、友達は選ぶことができるが隣人は選ぶことができないという中において、どこの家に行っても、隣の家と仲がいい家もあれば、私なんかも、地域、地元選挙区を回っておりましても、何かいさかいごとがあって、実は、隣...全文を見る
○松原委員 今微妙な時期だからというのは、私は確かに政治的にそうであろうと思っております。私がこの委員会の席で申し上げたいことは、やはり、従来、報道によって我々が知らされた限りの中国側のいわゆる共同開発提案というのは、報道による限りでは、我々がなかなか納得できる中身になっていない...全文を見る
○松原委員 従来、この委員会の質疑でもさまざまありましたが、特に東シナ海の資源問題というのは、先ほどおっしゃいましたように、資源エネルギー庁長官とアジア大洋州局長も議論をして密接な連携をとってやるということの中で、二階経済産業大臣と麻生外務大臣の平仄が内閣の中できちっと合って行う...全文を見る
○松原委員 日本側からすれば、試掘問題というのが一つ存在しているわけであります。微妙な時期ですから発言ができないというのも一つの判断だと思いますが、日本側の試掘、帝国石油は試掘権に関してやるという意識をまだ固めていないということでありますが、仮にそうした試掘をしたいという意識が会...全文を見る
○松原委員 これでいわゆる資源問題に関しての質問は終わりますが、やはりその段階では、帝国石油が民間としてやりたいという意思を持ったときは、ぜひ大臣におかれてもそういう思いで対応していただければ、このように思う次第であります。
○松原委員 次に、中小企業問題についてお伺いしたいわけであります。  この連休前後を含め、私も、地域、特に品川区、大田区というのは中小企業が大変集積をしている地域であります、その中で幾つかヒアリングをしてまいりまして、そのことのお伺いをしたいわけであります。  一つは、今、中...全文を見る
○松原委員 マニュアルはいいんですよ。運用において、中小企業にお金を貸し付けているさまざまな地域の信用金庫や信組がびびっているわけですよ、金融庁に。これを疑似資本で、今言ったみたいな判断をすると、金融庁からしごかれるんじゃないかと。そういうことで、結果として、びびりの構造といいま...全文を見る
○松原委員 もう一つ、今回、ずっと地域を回っていて思ったことは、この優越的地位の濫用というものが、大手の中小企業に対する虐待といいますかいじめといいますか、大変に深刻になっている、これを感じました。  きょうは公正取引委員会も、来ていますか、来ていますね。公正取引委員会の方にお...全文を見る
○松原委員 時間がないので早口で参りますが、この救済措置とか、摘発はしたけれども、その後の中小企業に対しての何らかの措置というのは考えられるのかどうか。これは公正取引委員会じゃなくて中小企業庁、通告してないから、じゃ、次にしようか。  そして、同時に、他の金融機関が同じようなこ...全文を見る
○松原委員 この優越的地位の濫用というのは、地位を濫用する側は、証拠を、私はこういうふうに優越的地位を濫用していますなんてばかなことは言わないわけですよ。濫用されている側は、それを言ってしまうと、これはまた大変なことになる、八つ裂きの刑になってしまうかもしれないと。取引を停止され...全文を見る
○松原委員 要するに、買いたたきは、今言ったように、買いたたきで、えっ、こんな安く、しかし、おまえ、つくらなかったら、ほかへ発注するぞと。これは、まあ言ってみれば優越的地位の濫用だと思うんですよ。赤字覚悟でみんなつくるような状況というのは、完全にそれになると思う。優越的地位の濫用...全文を見る
○松原委員 製造業についてはいかがでしょうか。
○松原委員 ストライクゾーンがどこなのかというのは非常に難しい議論ではあるんですが、やはり、ほかの部分ではかなりこういったものをタイトに一応チェックするようになっている中で、私は、優越的地位を濫用した買いたたきというものに関して、やはり、金融マニュアルがあるように、マニュアルをつ...全文を見る
○松原委員 私は、やはりマニュアルみたいなものがないと、そういったものができること自体が言ってみれば抑止力になると思うんですよね。やはり、大企業の下請に対する下請たたきというのは大変強烈でありますから、現実に、これが黒だとか、これはストライクゾーンのど真ん中だといってそれを糾弾す...全文を見る
○松原委員 それは正論ですよ、正論だけれども、実態はかなり違うと私は申し上げたい。  ですから、私は、価格は自由経済だから当たり前ですよ。少なくとも、これは買いたたきであるとか、なかなかそれは立証できないから抑止力をつくりなさいということを言っているんですよ。まあそれは公正取引...全文を見る
○松原委員 終わります。よろしくお願いします。
05月10日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
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○松原委員 拉致問題、なかなかこの解決に見通しがつかないような状況が続いておりましたが、今回、連休前に、日本の拉致被害者家族会の方々がアメリカに参りまして、あちらの公聴会において拉致の問題について発言をした、韓国の拉致被害者の方もいらっしゃったわけでありますが。さらに、さまざまな...全文を見る
○松原委員 私は、今回、拉致被害者家族の方々がブッシュさんに会ったというのは、北朝鮮に対するある意味で最大の圧力になるだろうという認識を持っております。過日、外務委員会でも麻生大臣にこのことは御質問をしたわけでありますが、まさにそういった認識を持っている。  問題は、日本人の拉...全文を見る
○松原委員 このシーファーさんという方は、ブッシュさんとは朋友だという話でありまして、あちらの野球の球団か何かを一緒にシェアしていた、そういう関係の方で、本当の朋友であると。  そうしますと、このシーファーさんがいて、新潟に拉致の現場を見に行って、今度戻ったらブッシュさんに言っ...全文を見る
○松原委員 私は、拉致問題がなかなか解決をしない理由というのは、後で質疑いたしますが、小泉総理が確かに突破口は開いた、しかし、その後、例えば横田めぐみにせ遺骨問題が一昨年発覚した後一年間、拉致専門幹事会が行われなかったというふうなことも含め、今の総理大臣のこの問題に対する冷淡な態...全文を見る
○松原委員 お立場は官房長官ですから、なかなか言えないんですが、麻生外務大臣も、そして安倍官房長官も、シーファーさんにも話をした。クラウチさんにも、安倍さんの場合は電話連絡をしたりしたのかもしれない。小泉さんが見えてこないんですよ。恐らく、今回のことに関して、彼は熱心にそれを実現...全文を見る
○松原委員 三回なんですが、今回のブッシュさんが横田早紀江さんと御子息と一緒にああいうふうに会うようなフランクな会い方というのは恐らくしていないと思うんですよ。例えば一回は、北朝鮮へ行って、戻ってきて、あそこの、最初クローズでやると言ったのが、マスコミを入れてオンエアしてやったと...全文を見る
○松原委員 次に、かねての、例えばさまざまな委員会において、今警察の中には拉致対策室が外事課か何かにありますよね。しかし、内閣官房の中に、調整室とか支援室とかいうのではなくて、この問題を解決して、常設のスタッフを構える拉致対策室を、もうこの段階まで来たら、私はつくるべきだと思うん...全文を見る
○松原委員 これは、官房長官、やはり小泉さんが拉致対策室をつくっちゃいかぬというふうなことをおっしゃっているんでしょうか。これをつくりたいと官房長官が言ったときに、小泉さんはつくっちゃいかぬと言うんですか。  常設のそういう部署があるかないかというのは、これは、言葉では特命チー...全文を見る
○松原委員 今回、アメリカの公聴会に被害者家族会の方々も行かれて、サミットの議題、G8ですか、拉致問題を提案しよう、こういう話になっているわけでありますが、このことに対して日本としてはどのような対応をしているのか、御所見をお伺いしたいと思います。
○松原委員 今回ブッシュさんに会って、アメリカは金融制裁というある種の経済制裁を既にやっているわけでありますが、ライス国務長官、チェイニー副大統領と外務大臣はこの連休中会ってきて、その前にブッシュさんに会っているわけですね、拉致被害者家族会の横田早紀江さんと息子さんがお会いしてい...全文を見る
○松原委員 そろそろその可能性というか、秒読み段階、カウントダウンをしなければいけないのではないかと思っておりますが、一方において、今回、金英男さんの血液型のこともあって、共同戦線を張らなければいけない韓国でありますが、横田めぐみさんの御家族が韓国を訪れる際には面談をしないと統一...全文を見る
○松原委員 日本の場合は、自国の防衛も、自衛隊はあるけれども、アメリカに大変ゆだねているという議論がある。拉致の解決まで自国で解決できなくてアメリカにゆだねられ、そのことによってのみしか解決できなかった、こういうことになると、それは解決すれば、それはそれで、その部分はいいわけであ...全文を見る
05月12日第164回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○松原委員 これは私がとっている時局コメンタリーという、これは情報なんですが、この中に、竹島発言で盧武鉉大統領の支持率が三五%から五〇%にはね上がった、こういう記述が書かれておりましたので、一応、内政を外交で補うわけではないけれども、結果として、この数値が事実だとすればそういうこ...全文を見る
○松原委員 当然ということで、極めてこれは当たり前のことだと思うんですね。  そうした文脈の中でお伺いしたいわけでありますが、過日、経済同友会が総理の靖国神社参拝を批判したわけであります。経済同友会というのは、当然、物をつくるとか、経済の分野における国益というのは、国益というか...全文を見る
○松原委員 私は、今言ったように、国益というのは物質的な経済だけではない、精神的なものもあるということを申し上げて、そんなのは当たり前じゃないか、こういう麻生大臣の御叱正をいただいたわけでありますが、そのとおりだろうと。  特にまた、こういった国民が持つ名誉の気持ちというのは、...全文を見る
○松原委員 この強烈な表現ですね、鉄のカーテン第二幕みたいな話ですね。こういうことで、チェイニーさんの発言が、ロシアはサミット前に米国の敵か味方かを態度で示せと、強烈であります。場合によったらそのG8を、ロシアで開かれるサミットに、ボイコットはしないと思うけれども、それはアメリカ...全文を見る
○松原委員 ぜひ、こういった国際政治の中で、基軸であるということであればきちっと連携をとって、この発言のちょうど三日前に同じホテルにおられた、こういうことであれば、一言、二言あってもよかったのかなと思うわけでありますが……(麻生国務大臣「同じホテルって、向こうが出た後だよ」と呼ぶ...全文を見る
○松原委員 中国は、これだけ世界の経済でシェアを拡大している中で、中国の思惑としては、当然国賓の扱いであり、同時に共同声明というものが出る、それぐらいの重きをなしている、世界の最大パワーのアメリカが当然そういうふうな認識に来るだろうという認識を持っておられたと思うんですが、残念な...全文を見る
○松原委員 最近の米国ブッシュ大統領が、今言ったような要素、さらにチェイニーさんの発言、こういったものを見て、特にゴールデンウイーク前に、拉致被害者家族会横田さん、そしてさらにハンミちゃん一家、瀋陽の日本領事館に逃げ込んで引きずり出されたあのちっちゃなお子さんも随分大きくなったな...全文を見る
○松原委員 今、中国、韓国、北朝鮮は、歴史問題というのを言ってきているんですよ、竹島のこともですね。領土問題と歴史問題は違うという大臣の答弁は、私は非常に大事な肝だと思うんですね。しかしながら、彼らは歴史問題を言っている。  しかし、あなた方、歴史問題といっても歴史問題の事実認...全文を見る
○松原委員 これは通告していませんが、当然の常識で答えられますが、極東国際軍事裁判の判事というのは、戦勝国以外の判事はいましたか。
○松原委員 戦勝国の判事によって裁かれた。  そして、国際軍事裁判の判事の中で、その本国で法律家としての資格、判事としての資格を有していなかった判事というのは存在したんでしょうか。
○松原委員 ある書物によると、この極東軍事裁判における梅汝敖判事は自国において裁判官ではなかったという報道もなされている。これは後でちょっと調べていただきたいと思います。
○松原委員 大学教授、またそれは、大学教授は全部日本で判事かというと、そういうものじゃないですから。大学教授がみんな判事だったら、それは私の兄貴だって判事ですよ、大学教授をやっている。うちの兄貴は判事じゃないですよ。まあいいです、次へ行きましょう。  そうした中で、そういうふう...全文を見る
○松原委員 やはり歴史は検証していかなければいけない。政治的にどうだという議論をする前に、事実関係の検証はしていく必要があると私は思うんですよ。  例えばオランダに関しては、ある書物によると、オランダのレーリング判事は、我々は戦争法規を擁護するために裁判をしていたはずなのに、連...全文を見る
○松原委員 米弁護団から書簡を受け取ったマッカーサーさんでありますが、よく麻生大臣が引用なさるわけでありますが、彼が、一九五一年、アメリカの上院軍事外交合同委員会で証言したせりふがある。その中身に関しては通告をしていなかったので、今わかりますか。では、麻生大臣、お願いします。
○松原委員 非常に正しい御記憶でありますが、「イズ」が「ワズ」だったという部分だけでありますが、どちらにしてもそういうことであります。大部分が安全保障の必要性に迫られて行ったと。それを初めからそう言ってくれればいいものを、五一年で確定してから、彼も政治家ですから言っているわけです...全文を見る
○松原委員 当然それは、通告も大事ですが、この程度のことは常識で頭の中に入れておいてほしい、こう思うわけであります。  私が申し上げたいのは、ロシアのこの態度、ところが、この極東軍事裁判の中で日本は、ソビエト連邦に対する侵略戦争は、本裁判所が審理している全期間を通じて企画され、...全文を見る
○松原委員 塩崎副大臣は否定しなかったということで理解しておきます。  つい何年か前に、スティネッツという人が書いた「真珠湾の真実」という本が出されて、やはりこの辺のくだりがかなり詳細に、アメリカの機密文書が出てきたので書かれている。  これは、日米基軸は日米基軸でいいんです...全文を見る
○松原委員 そういう中で、一九五七年、イギリスのウッドン・カービー陸軍少将が「日本との戦争」という本を書いたんだそうです。ハル・ノートを批判した中で、英独仏云々かんぬんとあって、個人の仕事ではできないと。そういった国の汚名というか、こういうことですね。「日本政府はよろしく責任を取...全文を見る
○松原委員 これは答弁なしで、麻生さんのお立場を考えると、御答弁をあえて求めないで申し上げたい。  もちろん、おじいさんですか、吉田茂さんという大変偉大な政治家もおられたわけでありますが、私は、この受諾した中身は、いろいろな議論があります、アクセプトの場所とか。やはりそれはトラ...全文を見る
○松原委員 つまり、承知していて、内容を検証するということを当然これからやる、こういう理解でよろしいですか。
○松原委員 もし、その検証の結果、新しい事実で、従来の枠組みと違う事実が出てくれば、それは日本政府として変えると、別の答弁でそういう答弁ができていますが、これはそういうことでよろしいですね。
○松原委員 遺棄化学兵器に関しては、ハルバ峠に日本の国会議員の方々が行かれた、こういうことでありますが、報道によると、現地で言い争いがあった、口げんかがあったと。さっきトイレで高松さんと会ったら、いや、そんなことは、そこまでなかったと言うけれども、そういうことじゃなく、本当のこと...全文を見る
○松原委員 これ、広いのを全部やるんだ、いや、そうじゃないんだ、こういう議論はなかったんですか。面積の問題とかそういうことの議論とか、価格の問題とかあったんじゃないですか。なかったですか。
○松原委員 時間ですので終わりますが、このことで二〇一二年までというふうに延びたんだけれども、二〇一二年で私は終わらないと思うんだね、今のペースだと。終わるかどうかの自信も聞きたいけれども、そうしたときに、中国政府が、あとは中国でやるから、お金だけ、これだけ経費計上しているからお...全文を見る
○松原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月17日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第17号
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○松原委員 ただいま近藤委員から、西川さんの問題、私は、これは通告していないわけで、今の話を聞きながら、先ほどから大変興味深く議論の推移を聞いていたわけであります。  きょうの私の質疑の中においても、前回の質疑に引き続きまして、いわゆるこの独禁法の中におけます優越的地位の濫用の...全文を見る
○松原委員 今の大臣の御発言は極めて重要な決意を秘めての発言というふうに私は聞かせていただきました。多くのまさに中小企業者の立場に立った御発言であり、このことで、一罰百戒ではありませんが、独禁法に言うところの優越的地位の濫用は、さまざまな局面において下請零細企業に対して今までなさ...全文を見る
○松原委員 中小企業というのは、これは単体では大変に弱い存在でございます。今申し上げましたように、厳しい下請いじめも含め、また、単体では金融機関からお金を借り入れる場合にもなかなか難しい側面があったりする。難しいというのはいろいろな議論がありまして、私も今回この質疑をするに当たっ...全文を見る
○松原委員 この趣旨に沿って行う場合に、これが非常に表裏、表と裏で難しいわけでありますが、ガバナンス機能を高める、中には悪いやつもおる、これをきちっとチェックしようということでありますが、このチェックをしようということが、逆の立場から見て極めて煩雑な作業を巨大に求めるということに...全文を見る
○松原委員 もちろん、合併して規模が大きくなりますと、社会学でミヘルスの寡占というか、そういう組織がだんだん大きくなっていくと一部の特権階級が生まれるというふうな社会学の論理も昔からあるわけでありますが、この合併がどれぐらいこれで進むようになるかとか、そういうシミュレーションとい...全文を見る
○松原委員 金融機関でもそういった合併というのはあるわけですよ。今言った類のことを原因にして生ずることがある。  私は、協同組合というものの歴史的意義というものは極めて今高くなっていると。今回は、悪いことをする連中もいるからこれを何とかしなきゃいかぬ、共済の方の一つのリスクをヘ...全文を見る
○松原委員 今回の改正の中にも、問題点とかさまざまレクを受けた中で、やはり一回組合幹部になるとどかない、若い人がなかなか入ってこれない、つまり、血の循環が行われない、こういうふうなことも書いてあるわけですから、この血の循環が行われない他の部分の組合員の声というのを私はやはり聞く必...全文を見る
○松原委員 なぜその有無は言えないのか、ちょっと理由を教えてもらえますか。
○松原委員 理解できないわけでありまして、その内容はいいですよ。具体的にどういう会社がどうだと、それは個別の話ですから、会社の名誉にもかかわるでしょう。しかし、その有無ぐらいは答えてもいいじゃないですか。  私は、やはり現実に協同組合がこういったものに対して抵抗力を持って、例え...全文を見る
○松原委員 それで、前回も質問したわけでありますが、やはり抑止力をつくれというのが私の議論なんですね。ですから、できればこういった買いたたき防止のための、親会社の行為が買いたたきの事例に当たると判断できるようなマニュアルを整備してほしいということを改めて要望として、これは経済産業...全文を見る
○松原委員 前向きな御答弁ですが、中小企業庁長官は、こういうマニュアルがあったらいいと思いますよね。ちょっとどうですか。いや、長官に聞いているの。
○松原委員 その効果が十分にあれば、いろいろなところ、私が地元を回ってもそういう声は上がってこないんですよ。だから、その研修の成果は、残念ながら、まだ深く親会社の資材部の胸に刻み込まれていない、こういうことですよ。二人そろっているんだから、ここで議論してもいいんだけれども、横で議...全文を見る
○松原委員 ぜひ検討を。検討し始めたというこれだけでも抑止力になると私は思う。そのマニュアルができなくても、らつ腕経済産業大臣である二階先生が検討を始めたというだけでこれは抑止力になる。現状のままでは抑止力になりませんが、さっきの西川さんの問題も解決をし、この問題のマニュアルもつ...全文を見る
○松原委員 そこで私は、この間は、例えば三百社、四百社に一人ぐらいそういった公正取引委員会の人がいれば、これは今の人数より全然大きなグロスになるわけでありますが、それは大変な抑止力になるということを申し上げました。  私は、つらつら考えてみますと、それはそれで一つの考え方ではあ...全文を見る
○松原委員 時間が参りましたが、協同組合の責務としては、今言った資金的な部分、これは商工中金がある。同時に、協同組合が一つのバッファーになってさまざまなことができるだろう。下請いじめに関しても右に同じであります。  私は、くどいようでありますが、抑止力をつくるというところが最大...全文を見る
○松原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月19日第164回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○松原委員 既に、最初の段階で、丸谷委員からも質問があったわけでありますが、報道によりますと、北朝鮮がテポドン二号の発射準備、こういう話になっているわけであります。大臣の答弁で、既にそういった動きを知っていた、こういうことでありますが、北朝鮮の今のこの動きに対して、政府として、こ...全文を見る
○松原委員 発射された後で抗議をするというのは、それはそれで一つの考え方かもしれませんが、発射された後では、後の祭りという日本語がありますが、後の祭りでありますので、やはり向こうも発射するかどうかはわからぬわけですよ、駆け引きでありますから。発射は恐らくしないかもしれない。そうい...全文を見る
○松原委員 この報道が間違っていれば、報道は間違うこともありますが、しかしながら、どうも今回は間違っていないんではないかという議論の方が、アメリカも含めての議論で出てきているようであります。  であるならば、今大臣がおっしゃったように、この平壌宣言を誠実に履行するという精神に反...全文を見る
○松原委員 我々は、拉致問題を通して、国家性善説が北朝鮮には当てはまらないということを明らかに認識をしているわけであります。  私は率直に言って、今だって北朝鮮の金正日主席がこの拉致事件の恐らく首謀者だろうというふうに思っています。あの国家において、彼が首謀者で動かない限りにお...全文を見る
○松原委員 では、今回の事柄が実際どうかというのは政府にどこかで判断してもらう。いや、白でもないし黒でもないというのはそれは許されないことですから、白黒判断してもらって、黒と判断した場合はそういったメッセージを送っていただく、こういうことでよろしいですか。もう一回御答弁いただきた...全文を見る
○松原委員 これは白か黒かの判断というのは必ず行わなければいけないと思うんですが、そのこともお約束いただけますか。
○松原委員 極めて重大な決意だと思って聞いておりました。  今回、恐らくこれは黒でしょう。あとは、黒という判断をいつするかという問題でしょう。そのときは毅然として、平壌宣言に極めて不誠実であるということの抗議を私は政府として上げるべきだということをまず冒頭申し上げる次第でありま...全文を見る
○松原委員 民団と総連の和解のその裏の部分のさわりだけちょっと聞かせてもらえますか。肝の部分で結構です。もしかしたら認識を共有しているかもしれないから、聞かせてください。
○松原委員 私がある報道に聞くところによると、民団のトップが、四月十七日に韓国に行って大統領に面会をしてきた。面談して戻ってきたときに発表した内容が、民団が頑張ってやってきた脱北者支援センターをやめましょう、これが一つ。新聞等によっては、今の部分に関しても、従来の総連の主張の方に...全文を見る
○松原委員 要するに、人権問題という新しい切り口で、前回のこの外務委員会でも私は言いましたが、ブッシュさんは、中国の人権問題、ロシアの人権問題、北朝鮮の人権問題、こういったものを切り込んでいく。これは、新しいブッシュ外交のあとの二年間の一つの戦略としてこれをやりますよというメッセ...全文を見る
○松原委員 私の今の発言は、五大紙の記事にきちっと載っている内容なので申し上げたわけでありますが、仮に民団がこの脱北者支援センターをやめましょうというふうにした場合、日本としてはそれに対しては無関心、こういうことでよろしいのですか。
○松原委員 麻生大臣、この間の経緯の中で、仮に、これは新聞紙上にはそういう報道があった、その条件をのんで和解になった。参政権の件もそうでありますが、今言った脱北者支援センターも基本的に打ち切りましょう、こういう総連側の政策を丸のみするような形で和解ができた、こういうふうな認識が少...全文を見る
○松原委員 朝鮮総連というのは、きょうは警察の方は呼んでおりませんが、破防法調査団体。破防法調査団体というと、例えばかつてのオウム真理教、今も調査団体であります。そこに、どういうわけか、かつて小泉総理はメッセージを出した、オウムじゃなくて朝鮮総連の方ですね、こういった経緯があるわ...全文を見る
○松原委員 大臣の発言としては妥当だろうと私も思います。逆に言えば、さっきのテポドン二号をもう少しおっしゃっていただければというふうに思いましたが、この問題はここまでにしましょう。  次に参ります。  先般、南京の事案のことで、私はエール大学の神学校における文書、あの膨大な宣...全文を見る
○松原委員 大臣、これはきちっと精査をするべきだと思うんです。それは、この間も言ったように個人ではできません。国家でやらないと、国家の汚名は晴らすことができない。  エール大学文書が明らかにしているのは、彼ら宣教師が、南京で十万人の無辜の市民の命を我々は守ったと。この間も私はこ...全文を見る
○松原委員 そういう政府の努力が従来なかった。今回、麻生大臣は今の決断で非常に、これでこそ日本の外務大臣として本当にすばらしいと、私はこのことは敬意を表していますよ。きちっとやるべきですよ。(麻生国務大臣「あした雪が降る」と呼ぶ)いやいや、この部分はね、この部分は。テポドン二号は...全文を見る
○松原委員 そうした中で、やはり彼らがそういう発言をするというのだけを一般の国民や世界の人が見れば、そういうふうに引きずられていくんですよ。このために、ロビイスト活動、中国も韓国もアメリカ国内で激しくやっているわけですよ。さすがに北朝鮮はロビイスト活動ができないだろうけれども、こ...全文を見る
○松原委員 ぜひ精査する部署をつくっていただきたいと強い要望をいたしまして、私の質問を終わります。  以上です。ありがとうございました。
05月29日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第6号
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○松原委員 民主党の松原仁でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当にお疲れのところ恐縮でございますが、質問を続けてまいります。  先ほど、崔成龍さんからのお話で、北には一切妥協するなとお母さんがおっしゃった、お父さんが公開処刑をされたと。大変に鮮烈な怒りを恐らく金正日...全文を見る
○松原委員 キム・ヘギョンちゃんは横田御夫妻にとってはお孫さんになるわけでありますが、横田御夫妻はそのとき同じようなお誘いがあったらどのように行動されるのか、また、その行動の理由について、もしよろしければそれぞれ御発言をいただきたいと思います。
○松原委員 横田早紀江さんにも同じことをお伺いしたいと思います。
○松原委員 肉親に会いたいという情愛は、世界のどこにおいても同じだと思います。問題は、北朝鮮という国の体質が問題ではないかというふうに思うわけであります。  私は、ここで崔成龍さんにお伺いしたいわけでありますが、北朝鮮が何らかの行動をする場合に、自分の国にメリット、利点がないこ...全文を見る
○松原委員 私は、横田めぐみさんの遺骨と称される骨がにせものであったということもあった、日本人の拉致被害者十一名の死亡診断書がすべてにせものであったということもあった。つまり、北朝鮮が接触をして出してきた情報に真実はなかった。出てきた生身の人間以外に一切真実はなかった。我々、日本...全文を見る
○松原委員 ありがとうございました。以上で終わります。
05月31日第164回国会 衆議院 外務委員会 第18号
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○松原委員 先ほど新藤委員から竹島の質問がありました。私は非常に大事な御指摘がその中にあったと思っておりまして、まず、このさまざまな新藤委員が今回提出された資料や、先ほどのいわゆる西暦一九四五年の大東亜戦争終結後の竹島、現竹島の扱い、アメリカの国務省の側から、これは今まで韓国に領...全文を見る
○松原委員 つまり、そういったところで、言葉は悪いけれども、法の網の目、サンフランシスコ講和条約が発効する寸前に李承晩ラインを設定した。結果、駆け込み的に、時系列が過ぎてしまえば国際法として完全にそれがはっきりしてしまうがゆえに、あえてそこの、言ってみればかなり灰色の部分で彼らが...全文を見る
○松原委員 さらに、先ほどの新藤委員の質問で、事務レベルでの交渉においてこの歴史認識をただすということをしたのかということに対して、余りそれはしていなかったような発言があったわけでありますが、これはもう一回確認したいんですが、なぜそのことは指摘をしなかったのか、指摘をする必要がな...全文を見る
○松原委員 その最後の部分を確認しますが、先ほどの議論の中では、この歴史的な事実関係をきちっとしたもので示そうとすると、彼らが、韓国側の交渉をする人間が興奮をし、全く無関係な日韓併合がどうだとかそういうような、そのうちファクトと違うことにすりかえて、興奮をして議論が爆発してしまう...全文を見る
○松原委員 そうすると、外交交渉で感情的に興奮をすればその議論を押さえつけることができる、こういうふうに彼らは認識をしているというふうにお考えですか。
○松原委員 私は、これは極めて大事な部分だと思うんですよ。要するに、具体的なファクトに基づいて、我々が、サンフランシスコ講和条約で竹島を鬱陵島や他の島々と一緒に韓国領にしましょうといったときに、アメリカ側から竹島は一回も韓国が領有したこともなければそのような事実もないという指摘が...全文を見る
○松原委員 もう一回最後のところの確認でありますが、麻生大臣が、歴史問題ではなく領土問題である、こう主張したことに対して、向こう側は、そうだ、それは理解したと言ったのか、いや、歴史問題だと言い張ったのか、もう一回確認をしたい。
○松原委員 私は先ほどの議論を聞いていて、韓国側がこの領土問題について、事実に基づいた議論、サンフランシスコ講和条約のときのアメリカの国務省の高官の発言に基づいて、竹島は韓国のものであったことは一度もないというふうな歴史的な詰めをしようとすると、興奮をし、その議論に入らせない、日...全文を見る
○松原委員 私は、談話が発表された直後に上がるというよりは、その以前からの対決姿勢によってぐっと上がってきたというのが事実だと思うんですよ。談話というのは一つのシンボルでありますが、それだけではなくて、従来の流れが、ここに来て、はっきり言って盧武鉉さん、経済が失敗をしたということ...全文を見る
○松原委員 いずれにしても、この竹島問題を、彼らは、特に現政権は、五月三十一日というときょうでありますが、選挙が行われる。聞くところによると、ハンナラ党が有利に進めているという議論もありますが、これの逆転をするための一つのデマゴーグとして使おうとしているのではないかというふうなこ...全文を見る
○松原委員 日本の国民の期待を背負って、やはり日本の国が自己主張を余りにもしなさ過ぎるということに対しての国民の失望感が大変にありますので、期待を背負って、これは若い、若いって私も若いんですけれども、若い政務官の皆さんできちっとこういうような取りまとめをして、具体的なアクションプ...全文を見る
○松原委員 そういう間に、事実上こうやって不在者投票もやったとか、既成事実を韓国側は竹島においてさらに積み重ねている。日本は外交ルートを通しての言ってみれば抗議をする。これでは、私は余りこういう例えはできないのでそれは言いませんけれども、どんどん譲歩していく、どんどん譲歩していっ...全文を見る
○松原委員 我々日本は、今や場合によったら、経済制裁だ、改正外為法を適用しよう、アメリカも金融制裁をやっている、こういう状況でありますから、韓国がやっていることに対して我々が韓国政府に物を言う立場ではないかもしれないけれども、明らかにこれは日本の国益上、少なくとも我々がやろうとし...全文を見る
○松原委員 率直に、納得しがたい、北朝鮮に対するこういった制度的、物質的支援を惜しまないという盧武鉉さんの発言は納得しがたいという麻生大臣の毅然たる発言に敬意を表するところであります。私はそのとおりだと思っております。  さらに、韓国は今般、国連海洋法条約上の強制的紛争解決手続...全文を見る
○松原委員 今、塩崎副大臣、残念であると。残念な話ですよ。遺憾であるという話があったり、残念であるという話があったり、そんな話がたくさんあって、しかも、私は、先ほど梅田参事官との議論であったように、事実を積み上げて議論していくと、彼らは興奮しその議論を遮って違うところの話をすると...全文を見る
○松原委員 これはきちっと主張するというのは、もう国際世論に訴えることも含め、いかにこれが、李承晩ラインも含め、国際法的に、違法とはいわないけれども違法すれすれの行為なのかということを我々は国際社会に納得させないと、韓国がやっていることに対して文句を言わなければ、彼らは正当なんだ...全文を見る
○松原委員 厳正に対処する、こういうことであります。  そこで、もう一問御質問いたします。  現民団のトップでありますが、この方が今回の歴史的な和解を推進した中心的な者であるというふうに理解をしておりますが、この方はどのような御出身なのか、かつて総連と関係を持っていたことがあ...全文を見る
○松原委員 そこで、ちょっと時間の都合があるので次の質問に移って、時間があればまた戻りたいと思います。  現在、私の友人であります作曲家のすぎやまこういちさんという方がおられます。ウルトラマンのテーマとかつくってきた作曲家の方でありますが、彼が九月にアメリカのニューヨーク・タイ...全文を見る
○松原委員 私は、やはり政府間で遺憾の意を表明するとか、雑誌社に対して遺憾の意を表明するというのは、相手は一般の知識人であります、知識人に対して、知識人がその国家のオピニオンリーダーになりますから、そこに対してすぱっと我々が反論を掲げていく。  本来はそんなことをしなくても、麻...全文を見る
○松原委員 ぜひ調査をしていただいて、そして、国際世論が誤った日本に対する評価を、戦前を含め誤った評価を下そうとするならば、それは我々個人だけの問題ではないんであって、我々の過去の先人たちとこれからの子孫に対しての我々の責任でありますから、毅然とした態度をお願い申し上げまして、私...全文を見る
06月06日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○松原分科員 民主党の松原仁であります。  きょうは特に、六月の一日から新しく駐車違反に関する取り組みが変わりました。このことにつきまして、地域の声を背景にして質問をしてまいりたい、このように思っております。  現在、特に今、既に六月一日からたくさんの駐車監視員の方々が町に出...全文を見る
○松原分科員 どうしても必要で厳しいところは解除及び緩和をした、こういうふうなお話でございました。  これも実は次に質問していきたいと思ったわけでありますが、まず第一点として、駐車場を経営するのが民間のケースがかなり多い、もちろん公営のパーキングというのもあるわけでありますが。...全文を見る
○松原分科員 今後、高層マンションが次々、駐車スペースがなくなって、建つ。私の家の近くもそうなんですが、前に駐車場があったところ、二十台ぐらいスペースがあったんですが、駐車場がなくなりまして、そこに社員寮ができてしまった。そうすると次々に駐車スペースがなくなっていくということで、...全文を見る
○松原分科員 十八万キロメートルで八・五%ということで見直されたということでありますが、そうすると、これは当然、今後もこの見直し作業は進んでいく。恐らく、場合によったら五〇%ぐらいまで見直しがされる、こんな認識でよろしいんでしょうか。イメージだけおっしゃっていただければと思います...全文を見る
○松原分科員 いわゆる駐車禁止区間は、渋滞と危険、大体これがその基準になっていると思うんですが、どういう状況の場合にそこの駐車が禁止になるのか、どういう状況のときにその駐車禁止を解除するのか。もちろん住民の声ということもあろうかと思いますが、このあたりをもうちょっと詳しくお伺いし...全文を見る
○松原分科員 まさに社会動態というのは日々変わっていくわけでありまして、私の地元でも、子供の遊び場道路というのは黄色い布が引いてある。いつ見ても子供が一人もいない、こういう状況であって、そこは例えば車が入っても本当はいいんじゃないか。ただ、黄色いのがありますから、物理的にも入れな...全文を見る
○松原分科員 そういったことで、住民の皆さんの中には、美観が悪いから駐車規制を取らないでくれと言う人もいるかもしれませんが、そういう法律でいくなら別ですが、ロジカルにぜひお願いしたいと思っているわけであります。  続いて、今回の新制度によって、私も、地域の酒屋さんがいまして、大...全文を見る
○松原分科員 実際、よくあるんですが、引っ越し屋さんが引っ越しの荷物を現に運んでいるところに、早くどけと。どけられるはずがない状況で、そういうこともしばしばある。実際にそこで作業をしているときに、もう早くどきなさいという、しゃくし定規な話もある。  こういったことに関して、今、...全文を見る
○松原分科員 そうすると、例えば酒屋さんがお酒をどこかに届けて戻ってくるのは五分間いい、こういうことですか。
○松原分科員 そうすると、その間その車に、宅急便でもそうですよ、五分間、物販をおろして戻ってくる間、運転手がいなくてとまっていても基本的にはいいということなんですね。
○松原分科員 普通の車を使っている多くの自営の方や市民が、悪意を持ってやるんじゃなくて、本当に今回の法律の運用によって、非常に皆さん緊張していますよね。緊張は大事なんですけれども、やはり行き過ぎるとそれは市民生活の破壊にもつながる。それぐらい思っている人もいるんですよ、極端に言え...全文を見る
○松原分科員 そうすると、郵便の車が当然郵便小包を運ぶこともある。民間の、例えばクロネコヤマトの宅急便が運ぶこともある。片っ方は駐車違反に問われるけれども、片っ方は問われない。例えば郵便小包を運ぶ場合に、郵政公社の車は駐車違反に問われないけれども、クロネコヤマトは駐車違反に問われ...全文を見る
○松原分科員 私は、やはり物事というのはフェアじゃなきゃいかぬと思うわけであります。職業に貴賤なしという言葉が昔から言われておりますが、やはり人間の日々の活動の中で切磋琢磨してやっていく。一方は競争もなければいけない。その場合に、郵便局の車は駐車違反が免除されているからドライバー...全文を見る
○松原分科員 やはり、同じ物を運ぶ、官がやればそれは駐車から除外される、民がやればどんどんと切符を切られる。私はそれは日本国民としてはなかなか納得できないものがあるんじゃないか。やはり職業に貴賤なしということで、そういうところで私は今回の、もちろん効果は上がっているけれども、そう...全文を見る
○松原分科員 きょうが六月六日でありますから、施行されて、今まだ一週間たっておりません。これからいろいろな声が伝わってくると思うんですよね。ある地域では、何とか今のこういうがちがちのものはやめてくれ、そういうふうな陳情が上がる地域もあるという話も聞いている、実際上がってきているか...全文を見る
○松原分科員 実際、例えば、タクシーの運転手さんなんかもそうですが、宅急便屋さんの運転手の方も含めて、点数がなくなってしまうと家族が路頭に迷う。責任と罪の関係というのは非常に難しいんですけれども、駐車違反というのは人殺しというほどの大罪ではないわけであります。しかしながら、駐車違...全文を見る
○松原分科員 終わります。ありがとうございました。
06月07日第164回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○松原委員 今回、幾つかの質問をさせていただきたいと思いますが、冒頭、まず遺棄化学兵器の問題からお伺いをしたいと思っております。  第一にお伺いしたいことは、外務省にお伺いしたいわけでありますが、化学兵器を保有することは国際法違反であったということが、いわゆる大東亜戦争、一九四...全文を見る
○松原委員 今の塩崎副大臣のお話であれば、使用は禁止だけれども保有は禁止されていなかった、こういうことになるわけであります。  そこを押さえた上で御質問を続けていきたいと思うわけでありますが、在中国日本大使館ホームページで、四月七日、「高松内閣府遺棄化学兵器処理担当室長による中...全文を見る
○松原委員 その中で、中国側のマスメディアとの議論のやりとりがあるわけでありますが、問いがありまして、「遺棄化学兵器はすべて中国の東北地方にあるのか。」という問いに対してのお答え。この答えは、高松室長がしているわけでありますが、「文献等資料が残っておらず、自分の個人的な推測である...全文を見る
○松原委員 先ほどの塩崎副大臣のお話で、保有は当時禁止されていなかった。高松さんのこのブリーフを読むと、保有も禁止されていると、「化学兵器を保有することは国際法違反であるという意識が強かった」、極めて具体的に「国際法違反であるという意識が強かった」と書いてある。ちょっとこれはよく...全文を見る
○松原委員 ちょっとやはり発言が軽率だと思うんだよね。これを言うこと自体が僕は非常にどうかなと思うけれども、戦後、中国の各地方にいた日本軍は、これも私の個人的な推測であるが、事実は国際法違反ではないけれども、保有することはいけないという意識が強かったと言うのだったら、それはまだわ...全文を見る
○松原委員 麻生大臣、重要なのは、しかも、個人的推測で、地中に埋設したり水中に投棄したケースがあったと考えられると。今この部分で国会でも議論がなされているときに、これを中国のメディアとの議論で言っちゃったら、では、我々の国会でのその議論は何なんだ。国会の議論は関係なく、担当者は、...全文を見る
○松原委員 少なくとも、中国のマスコミとの質疑で、在中国の日本大使館のホームページにこれが掲載されている。これを見た中国の人は、これは日本の担当者で、ある意味では対立する側のトップの人間が言うんだから間違いないよというふうになるわけであります。私は、高松室長に、やはり自分のお立場...全文を見る
○松原委員 今大臣の御発言で、二〇〇五年においてとめていた、なぜそのときにとめたのかということについて、その原因というんですか、理由を教えていただきたいと思います。
○松原委員 私の理解は、これを少しとめていたというか、大臣の先ほどの表現を使わせていただけば、とめていた。それは、明らかに過去中国政府によって行われたウィーン条約違反と目される三つの件がある。  一つは、瀋陽総領事館への官憲の侵入、これはハンミちゃん一家が滑り込んだときに、あの...全文を見る
○松原委員 今の大臣の御答弁をお伺いして、このいわゆるウィーン条約違反三点セット、瀋陽総領事館への官憲の侵入、在中国大使館建物の破壊、これは今大臣はデモとおっしゃいましたが、やはり日本政府の見解としては、デモではなくて、あれは暴動であるというふうにぜひとも路線を修正していただきた...全文を見る
○松原委員 つまり、他の要素もあるけれども、このウィーン条約抵触三点セットは入っていた、こういうふうな認識を私は今の御答弁で持つわけでありますが、この三つに関していまだに謝罪がない中で、一回とめていたものを、円借款を再開するというのは、結局中国に誤ったサインを送ることになるのでは...全文を見る
○松原委員 今、冒頭大臣がおっしゃられた部分で、やはり中国はウィーン条約抵触違反三点セットを一切謝っていない状況でありますので、その中で、こういったものの再開が、結果として彼らの日本に対する認識を、さらに、たたけば最後は折れてくるというふうにならないように、くれぐれも御留意をして...全文を見る
○松原委員 今の大臣の答弁で十分でありますが、この大手スポーツ用品メーカーはミズノであります。瀋陽におととしオープンした大型の直営店について、店舗の不動産を所有する現地の行政府から賃借の契約を一方的に破棄されたため閉鎖されたと発表した、こういうふうに発表されております。閉鎖に追い...全文を見る
○松原委員 一番最後の部分でありますが、この辺をやはり歴史を、私は実際、東京裁判でいろいろとなされた中にかなり誤謬があるということは従来から主張してまいりましたが、それを固定化するという動きであります。  もう一点お伺いしたいわけでありますが、アメリカの、これも下院のエバンス米...全文を見る
○松原委員 結局、日本政府のロビイスト活動が極めて不十分だということになると思うんですよね。彼らは、一方的な中国側もしくは中国側ロビイストによるプロパガンダによって、完全に考え方を支配されてしまっている。  これは、日本側の方の資料は、御案内のとおり、石原信雄元官房副長官が、こ...全文を見る
○松原委員 その平成五年の官房長官談話がおかしいんですよ、私に言わせれば、はっきり言って。  そのことを質疑しても、なかなか答弁しづらいでしょうが、麻生大臣、思い切って、何か御発言があれば。
○松原委員 そういう中で、いよいよ、アメリカの原子爆弾投下を正当化しようとするような人たちも含むこのチームと、一方では、中国の共産党の最近のさまざまな問題を愛国主義教育で乗り越えようとする、これも僕はどこかで結びつくと。  今、映画制作者ジェラルド・グリーンが、「レイプ・オブ・...全文を見る
○松原委員 この映画はフィクションだ、フィクションだと言いながら、ノンフィクションなんですよ。今回どこかの絵が盗作というのがあったけれども、フィクションだから事実と違うことを言ってもいい。例えば、織田信長は本能寺で殺されなくてどこかへ行って大成功したとか、それがいいかどうかという...全文を見る
○松原委員 言うべきことは言うということで、これはぜひ、こういう映画の方がむしろエバンスさんの決議より一般大衆に影響力があると思いますから、誤った情報が伝わっちゃいかぬということです。  ただ、これもよく見ると、横道にそれますが、私が前に言ったように、あそこに二十人の宣教師がい...全文を見る
○松原委員 最後の部分は、麻生外務大臣になってロビイスト活動を頑張ってやっておられるのかなという期待感にも結びつくわけでありますが、やはりこれをやらないといけない。やはりそれは外交の一番重要な部分だと思うんです。  時間が参りましたから、最後にもう一問だけ質問します。  韓国...全文を見る
○松原委員 この竹島問題は韓国側がいろいろと動きが慌ただしいわけであって、逆にこの機会にあえて国際紛争化をさせて、我々の領土であるということで、それをハーグの司法裁判所に持ち込むようなやはり手練手管をぜひとも使っていただきたいと思います。  これできょう質問を終わりますが、韓国...全文を見る
○松原委員 了解です。  以上で終わります。
06月09日第164回国会 衆議院 経済産業委員会 第21号
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○松原委員 民主党の松原仁でございます。  まず最初に、外国人の労働者のことについてお伺いをしたいと思っております。  現在の外国人の日本における労働者は、実習制度、研修制度というものがあるわけでありますが、この現状についてまず御説明をいただきたいと思います。
○松原委員 この実習制度ということでありますが、今何人ぐらいこれを活用して日本に来日をしているのか。また、これはアバウトで結構ですが、十五歳、十六歳で日本に来る方がおられるのか、最初の段階で何歳ぐらいが平均なのか。この辺の実態を教えていただきたい。
○松原委員 人数でありますが、この人数については、これが適当であるかどうかとか、そういうふうな議論はなさったことがありますでしょうか。
○松原委員 ニーズが高まればこの人数は十三万人から二十万、二十五万というふうにふえる、これは当然現実の、実社会のニーズの中であり得ることだ、こういうことでよろしいですか。
○松原委員 この受け入れは、個別の企業で可能なのか、それとも何かそれを受け入れる組織、団体を通してやるのか、現実の具体的な話、実務的な部分を教えていただきたい。
○松原委員 こういう受け入れということがなされているわけでありますが、これは北畑局長のエリアかどうかわかりませんが、今団塊の世代が退職をここ数年で一気にいく、このことによってどれぐらいの中小企業において従業員が減少するかとか、当然経済産業省としてはその辺をウオッチしていないはずが...全文を見る
○松原委員 西野副大臣、この団塊の世代が一気に大挙して、これは通告していませんが、一般論として言う中において、私もさっき大田区のある有名な中小企業、二階さんが選んだ三百社にも入っていますよ、社長に聞きました。うちの団塊の世代が引退する、外国人の研修生を受け入れざるを得ない、こうい...全文を見る
○松原委員 技術革新によってそういった人手が要らないように工場を整備するということもあろうかと思いますが、やはり人間がそこに介在しなければいけないものもある。私は、やはりそこは、個別企業のニーズと言いながら、実際、大田、品川の中小企業を回る限り、そのニーズはもう既に現状高まってい...全文を見る
○松原委員 局長、そうしたら、私が今言った大田区の中小企業が、団塊の世代がぐっと減ってしまうので何とか労働力を外国人に頼んでいかなきゃいかぬと、声としてあるんですよ。私はきょうも電話で聞いている。それは間違っている、そうおっしゃるんですか、お伺いしたい。
○松原委員 彼らが工場の現場の、汗と油と、そういう職場に来ないという現状は認識をしておらないんですか。
○松原委員 副大臣、局長はもうここまでしか答弁できないと思うんですよ。しかし、現実問題で、私が聞いている声は、団塊の世代が引退をする段階で、日本の今のフリーターとかそういった人たちが、メッキのにおいがぷんぷんするところとか、すさまじい超音波の音がする事務所とか工場とかに働きに来る...全文を見る
○松原委員 産業界のニーズを踏まえながら技能移転を考える、こういうお話でありました。私はそれでいいと思うんです。これは事実でしょう。  ただ、日本の国としては、やはり外国人労働者を受け入れた場合に、彼らが地元に戻る場合も気持ちよく戻ってもらわなきゃいかぬ。彼らもロボットではあり...全文を見る
○松原委員 既に次の質問の答弁までされてしまいまして、ゆっくり構えながらやっていたわけでありますが。  この中小企業の研修生、労災保険に今実際どれぐらい入っているのか、お伺いしたい。
○松原委員 厚生労働省の所管ということだけれども、外国人労働者のメリット、関係しているのは中小企業がほとんどですから、厚生労働省の所管だからうちは把握していない、これはちょっと調査不足じゃないかと思いますが、片山さん、どうですか。
○松原委員 つまり、私は、それぞれのふるさとに戻ったときに、日本はいい国だったというふうな感想を持って帰ってもらうということは極めて大事だと思うんですね、国益上。  であるならば、最初の一年間は研修生、少なくとも後の二年間に関しては労災保険に入るということを僕はやはり義務づける...全文を見る
○松原委員 それの徹底を督促していただきたいと思いますが、片山さん、どうですか。
○松原委員 次に、例えば、技能と技術という区別があります。技能と技術、どう違うか教えていただきたい。
○松原委員 厚生労働省、厚生労働省ということでありますが、厚生労働省は所管でありますが、やはり経済産業省は極めて関連を持っているので、技能と技術というのは、もう一回確認しますが、技術というのは、高度な技能を技術と言うのですか。確認します。
○松原委員 技能者と技術者の区別がまだよくわからないんですよ。技能者と技術者の間はどうなっているんですか。きちっと、截然と区別されているのかされていないのか。
○松原委員 私の知人の工場で、プラスチックを超音波で接着する技術がある、技能ですね。これはだれにもできることではなくて、非常に三Kで、音が厳しい。三年間の研修によって初めてそれができるようになる。その技能は技術ではない。そういう場合、技能は技術に入るのかどうか、お答えいただきたい...全文を見る
○松原委員 ここが重要でして、高度な技能者は技術者と呼んでいいと。片山さん、この見解でよろしいですか。
○松原委員 なぜこういう質問をしているかといえば、技能者と技術者は扱いが違うわけですよ。どう違うか教えてください。
○松原委員 入国管理法の違いはどういう違いでしょうか。
○松原委員 日本で滞留資格がどう違うか聞いているんです。
○松原委員 つまり、技能者は三年間で研修制度を終えるけれども、技術者は三年にこだわらない、こういうことですよね。
○松原委員 来た外国人労働者が熱心に仕事をすれば、さらに継続していられるというふうな一つの柔軟な体制を示すことは、技術と技能との境界線が不明確であるということも考えて、私は検討するべきだと思うんですけれども、西野さん、いかがですか。
○松原委員 大変前向きな答弁であります。  技能検定制度を外国人労働者は受けていますか。
○松原委員 今までの実績はありますでしょうか。
○松原委員 この辺をやはり経済産業省はきちっと把握をするべきだ、こういうふうに私は思うわけであります。  今、三年の年限で終わる。技術が三年で上昇していく。中小企業が単純なことだけやらせるならば関係ないんです。一定の高度な仕事をやらせるならば、三年間で技術が上がってきて、上がっ...全文を見る
○松原委員 極めて重要な答弁でありますが、もうちょっと具体的に教えていただきたい。これは、大田区、品川区の中小企業の方は非常に喜ぶと思うんです、今の答弁。教えていただきたい。
○松原委員 実際は、日本で企業が本当にその技術力をつけさせようと思って三年やったらば、現実問題、自分の故国に戻ってそれを適用できる工場はないんですよ、それだけのソフト、ハードがある会社は。彼らの技術は野たれ死にになってしまうんですよ。このことを認識しておられるかどうか、お伺いした...全文を見る
○松原委員 答弁はそうでしょうけれども、実際はその技術を適用できる工場がない。ヒアリングしてください。私はそうだと聞いている。  したがって、日本企業にしてみれば、三年間でずっと積み上げてきて、いよいよこれからは労働力として会社に貢献をしていただけると思うときに帰ってしまう。本...全文を見る
○松原委員 さっき技能者と技術者の違いというのがあったんですけれども、技術者は事実上三年間に限らない。技能者は三年間。技術と技能というのは、私は技術が上で技能が下だという議論はおかしいと思うんだね。技能が下だと思うから、工業高校とか商業高校が、なかなか人気がなくなってしまう。技能...全文を見る
○松原委員 大手工場はどんどん海外に移転するもので、下請が今ばたばたと来ているわけでありますが、従来は首都圏や日本から海外へという流れが施策としてもあったわけですが、逆に今回、海外から日本に工場を戻すということに対して何らかの支援をする、大胆にそういうことも考えるべきではないかと...全文を見る
○松原委員 日本の産業の空洞化ということが問題なんですよ。実際、大手企業が行ってしまいますと空洞化がどんどん起こるわけでありまして、そういった意味から、私は、そういう施策をやはり考えないといけない、日本の中の空洞化を阻止するために。  大臣、いかがでしょうか。
○松原委員 二階大臣、お戻りですから、トピックスを幾つか聞きたいと思うんですが、報道によりますと、ミズノ、靴とかつくっているミズノという大手メーカーが、瀋陽の直営店、一千二百平米、おととしの九月に開いた。瀋陽行政市とは二〇〇八年まで土地を借りる契約をしていた。ところが、四月に、香...全文を見る
○松原委員 先般、外務委員会でこれを麻生さんに質問したとき、外務省としては、事実関係を確認していろいろと検討する、こういう御答弁でありましたので、ぜひとも経済産業省でも、本当の事実関係、やはり企業は弱い立場ですから、二号店、三号店を出すということもありますので、そういった意味では...全文を見る
○松原委員 小笠原に行く船でTSLというのは大臣も御存じでしょうけれども、TSL計画が原油高騰を基本的な理由として打ち切られた。本当にそれが理由なのかどうかというのは、我々はこれから精査をしていかなければいけないと思っておりますが、大変にこの影響は大きいわけでありますので、影響が...全文を見る
○松原委員 このロイターの報道は関知していない、知らない、こういうことですね。  しかし、これに対して安倍官房長官は、「エネルギーの安定供給の観点から重要なプロジェクトなので、従来通り推進したい」、こう言っているわけであります。内閣官房長官がこう言っているわけでありまして、経済...全文を見る
○松原委員 イランは、アメリカが経済制裁をするかどうかということも今俎上に上がっているわけでありまして、国際社会の利害や関係に極めて重大な影響をこうむるわけでありますから、私は、一私企業のことだからということには全くならないというふうに思っておりまして、どうやって経済産業省はアシ...全文を見る
○松原委員 次に、今回、事件がいろいろとありまして、村上ファンドの村上さんが逮捕された。経済産業省の出身であります。このことに関しての二階大臣の御所見をお伺いしたい。
○松原委員 政府参考人として、松永総括審議官、お見えだと思いますが、人事を担当している方でありますが、同僚であった。面識があるかどうかはわかりませんが、その同僚としてどうお感じになるか。同僚として、友人としての御所見をいただきたい。
○松原委員 次に、日本の中国への円借款が再開されたということが報道されておりますが、円借款再開に対して二階大臣は、官邸会議の中で何らかの再開に向かっての前向きな御発言をなさったのかどうか、お伺いしたいと思います。
○松原委員 実際、これで円借款再開ということになったわけでありますが、このことに対しての大臣の御所見をお伺いしたい。
○松原委員 なぜこれは中断をしたのかお伺いをしたいと思いますが、お答えできる方は。
○松原委員 恐らく、さまざまな案件というのが、瀋陽の官憲の突入事件、また北京の大使館の破壊事件、さらには上海の館員の自殺事件、ウィーン条約に触れると言われている三つについて中国側がいまだに何ら謝罪をしていないというふうなことを含めて、中断をしたのではないかというふうに私は認識をし...全文を見る
○松原委員 副大臣にお伺いしますが、東シナ海のガス田協議の現状と見通しをお伺いしたい。
○松原委員 帝国石油は試掘の権限を持っているのですが、これに関しては、動向は何かこの段階までありますでしょうか。
○松原委員 試掘も、なかなか帝国石油が踏み切らない場合は、試掘の権限を、ほかの民間会社が、おれがやる、こういうふうなケースは想定されますでしょうか。
○松原委員 その場合、中国が、一方において協議が決裂し、さまざまな試掘というか生産を始めた場合に、私は、今回、円借款を始めたということでありますが、これは即座に凍結をするぐらいの、やはり我々はあめとむちを外交上バーゲニングパワーとして使うべきだと思いますが、大臣の御所見をお伺いし...全文を見る
○松原委員 二階大臣は中小企業問題を熱心に語っているわけでありますので、私、きょうは質問しておりませんでしたが、事業承継税制の問題、相続税の軽減、農業と同じようにやるべきだ、それから、いわゆる中小企業の金融機関、これもきちっと守るべきだ、さらには、さまざまな中小企業の経営者、その...全文を見る
○松原委員 ありがとうございました。終わります。
07月10日第164回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第9号
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○松原委員 今回、北朝鮮がミサイルを発射したということを受けまして、経済制裁、万景峰の入港制限というものが行われたわけでありまして、私は、これは日本の外交史上、恐らく後世において、大きな評価と、また、あのときに日本の外交は変わったという転換点になるのではないか、このように思ってお...全文を見る
○松原委員 もう少し明確にお答えいただきたいわけでありますが、今回万景峰の入港制限をした。半年後に拉致問題の側において何ら進展がなくて、仮にミサイル問題が解決をされたという判断でこれを解除するならば、その瞬間に拉致問題は飛んでしまうと私は思うわけであります。  したがって、科し...全文を見る
○松原委員 くどいようですが、私は余りくどく聞きたくないんですが、拉致問題の進展がない限り解除しないという認識でよろしいですか。
○松原委員 そのときの内閣、キャビネットの手足を縛らないというのはわかります。であれば、安倍官房長官が内閣の中枢にいる場合は、拉致が進展しない限りは解除しない、そう言っていただければいいんですよ、そう思っているんだろうから。言ってください。
○松原委員 今の発言で、私は、拉致の問題の進展がない限り解除しないという決意を読み取りましたので、よろしくお願いしたい。きちっと対応していただきたい。  実際は、さっきの水野さんの発言にもあったけれども、明示的に拉致という言葉が入っていないわけですよ、今回。こういう制裁を発動す...全文を見る
○松原委員 つまりは、今回の決議については妥協しない、日本の国としては妥協しない、最後までこれを通す、こういうことでよろしいですね。
○松原委員 これは決議でありますから、拒否権を持つ国が拒否権を発動する可能性もゼロではない。私は、そうした場合も含めて、やはり先ほどから議論があるように、改正外為法というのがあるわけでありまして、従来は我が国の外為法は国連安保理決議等があった場合に行うという、しかし、それがなくて...全文を見る
○松原委員 実際、その場合、例えば送金停止というふうなことも極めて現実的に行われなければいけないと思っております。今、日本国内にいる方々の中で、北朝鮮に、ある意味で関係があって、送金せざるを得ない人もたくさんいる。実態は、どうも本当は送金したくないけれども、送金せざるを得ないよう...全文を見る
○松原委員 この再入国禁止は、これはもう時限的にいつごろまでに解除するということはなく、当面は永続する、こういうことで理解してよろしいですか。
○松原委員 あともう一点だけ。  日朝平壌宣言が事実上骨抜きになってしまっている、こう思うわけでありますが、これについての官房長官の御所見をお伺いしたい。以上で終わります。
○松原委員 以上で終わります。ありがとうございました。
11月14日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○松原委員 民主党の松原仁であります。  まず第一番目にお伺いしたいことは、五十年以上経過して教育基本法の改正案が出されたわけでありますが、大臣がお考えの従来のものとの最も大きな違い、また、なぜ今この段階でこの改正をするのか、その思いをお聞かせいただきたい。
○松原委員 今回の教育基本法改正で我が民主党もきちっとしたものを出しているわけでありますが、教育基本法改正を必要とする時代背景というのは、もちろん今大臣おっしゃったように、冷戦構造の崩壊、これは大きな要素になっているだろう、国内的にもさまざまな問題、社会変化が、教育基本法ができた...全文を見る
○松原委員 私は必要だと思っているんですよ。必要であると断言をしてほしいと思うわけでありますが、伊吹大臣、いかがでしょうか。
○松原委員 愛国心は必要であるというふうな話であります。我々は民主党案でこの愛国心という思いが出ているわけでありますが、この愛国心を今、塩崎さんは無理強いをするものではないとおっしゃったけれども、必要である、必要であるけれども無理強いをするものではない、そうなったときに、ここで哲...全文を見る
○松原委員 愛国心に関しては、これは大事であると。議論していても、愛国心を否定する人間というのは私はいないと思うんですよ。  この国という部分の概念に関して、愛国心の国というのは、塩崎大臣はこれはどんなふうなイメージでとらえておられますか。愛国心の場合の国、今伊吹さんがお答えい...全文を見る
○松原委員 伊吹大臣がおっしゃったわけでありますが、愛国心という場合の国、そこにはもちろん、国土もあれば伝統もあれば文化もあれば営みもある、非常にそれは多義にわたるものでありますが、愛する対象として、私は、そのときの政体がどういうものであれ、その政体の中身ではなくて、政体という、...全文を見る
○松原委員 私はその仕組みを言っているわけで、民主主義とかですね、ただ、その仕組みを愛する中には、私は非常に微妙だと思うんですよ。イズムが入るかどうかというと、イズムは仕組みの上に成り立っているわけですよ。仕組みを否定したイズムというのは、これは革命になるわけでありますが、革命も...全文を見る
○松原委員 最後の部分は、全くそういう無意味な発言をされてもお断りというか、困るわけでありますが。  私は、ひっきょう一つの政党がということを言っていないんですよ。それぞれの政党はその仕組みの上に成り立っているから、その中にある意味で内包される部分があると言っているので、それを...全文を見る
○松原委員 本当の理由はこういうところでは言えないということでしょうが、伊吹さんも本当は愛国心を入れたいと思っているんですよ。思っているけれども、この委員会室では言えないと。私は、本当に苦渋の胸のうちを感じますよ。  では塩崎さん、なぜ愛国心教育というのを入れられないのか、お答...全文を見る
○松原委員 大変に私は残念なんですよ。世界のほかの国々でこういう議論があって、少なくとも責任政党の幹部が、愛国心はどうですか、愛国心教育は必要ですかと聞かれて必要だと言い切れない国というのは、私は極めてまれだと思うんですよ。  少なくとも教育基本法の中にそれを明記する、当然のこ...全文を見る
○松原委員 それでは、この第五の項目にある「我が国と郷土を愛する」ということは、これは事実上、愛国心ということですか、伊吹大臣。
○松原委員 愛国心という表現を使ってもこれは構わないんだ、こういう認識なんですね。もう一回確認します。
○松原委員 私は、これを愛国心と呼んで構わないんですねと聞いているんですが、これはイエス、ノーで答えてください。(発言する者あり)
○松原委員 どうしても愛国心というこの言葉を使えない。どうしても使えないというのは大変に残念でありますが、これが使えるようにならないとこの国はいかぬのじゃないかな。大きく大臣もうなずいていますから、これは、書記の人に本当は、「大臣、大きくうなずく」と書いてほしいわけでありますが、...全文を見る
○松原委員 時間がないので、次の項目に入ります。  宗教的情操教育ということに関してお伺いしたいわけでありますが、この宗教的情操教育をきちっと行うということがなかなか明快に語られていない。私は残念でありますが、なぜこれが明快に語られないのか、お伺いいたします。
○松原委員 今いじめの問題等が多発しておりますが、ここに欠けているのは何か。それはやはり、もちろんさまざまな暴力風刺漫画とか、またそういった映像という影響もあるでしょうが、やはり学校教育においてこういった宗教的情操というものが涵養されていないというところに大きな問題があるのではな...全文を見る
○松原委員 これは非常に難しい部分で、後でまたさらに質問を続けていきたいと思いますが、宗教的情操が多義的であるということで入っていないというふうなことの御答弁もあったようでありますが、宗教的情操が多義的であるという、このことはどういう意味でしょうか。
○松原委員 そうすると、宗教的教育、宗教的な情操教育というものに関しては、これは今回の教育基本法では否定をしている、こういうふうに考えた方がいいんですか。
○松原委員 では、この宗教的情操について、藤村さん、お答えできますか。
○松原委員 やはりこの部分、踏み込むというのが私は大事だと思うんですね。特に今の殺伐とした事件が多発している状況の中では、私はこの部分というのは物すごい大事だろうと。  宗教教育と書いてあるけれども、そうなると、具体的に、宗教のどういう教育が行われるのか。それは例えば、今言った...全文を見る
○松原委員 先ほど、私がさまざまな文部省の見解や、それから文部大臣の見解も申し上げて、宗教的情操は必要であると。宗教的情操は必要であるという点は、これは大臣も一緒ですよね。
○松原委員 宗教の持つ情操、必要であると大臣がお答えになったそれは、この宗教教育で、この箇条において実現されますか。
○松原委員 これで達成できるかと。私は、教師の能力というところで最後の条件をつけて、それだけ条件をつければ、できませんと言っているのと同じなんですよ。それだけ条件、これがこれで、これがこれで、これがこれで、全部よくって、最後に教師の能力まであればできますと。できますか、それ。これ...全文を見る
○松原委員 これは非常に難しいところでありますが、まず今多義的と言った部分に関しては、これは他のこの基本法の中で語られている概念にも多義的なものというのは随分あるわけであって、多義的であるということを理由にして宗教的情操を入れないというのは、これは承服しかねる部分であります。 ...全文を見る
○松原委員 重ねて副長官にお伺いしますが、今ヤーバリー校では、それぞれの宗教を持っている人はその宗教で祈っていただいていいですよ、相手は小学校の三年生とかそういう、ちょっと学年も幾つかあったと思いますが、そして、そういったもののない人は瞑想ですよと。つまり、それは、宗教でもあり瞑...全文を見る
○松原委員 今の答弁は、宗教教育という名称ではないけれども、それはいい、こういう答弁だったと思いますが、宗教教育という項目があるんだから、これを宗教教育というふうに言わなかったら、どこにも宗教教育なんかなくなってしまうわけであります。  それで、大臣、このガイドラインを、やはり...全文を見る
○松原委員 教師の能力でそれができるならば、それはもうそれでいいわけですよ。できないからこうやってお伺いしているわけでありまして、最終的に、ガイドライン的なものを指導要領につくりましょう、そこからスタートするしかないかと思いますが、私は、やはり他の国においてのそういう事例も研究し...全文を見る
○松原委員 これは、教育というふうに言うよりも、私は、ここで議論をしているのは、教育の学校現場を含めて行政がやっていることでありますから、今の御答弁ではちょっときちっと御答弁いただいているようには思いませんが、その中で、「不当な支配」というふうな言葉が書かれてあります。この不当な...全文を見る
○松原委員 過去に、こういった不当な支配、具体的にどういうものがあったのか、教えていただきたい。
○松原委員 今言った、法令に基づかない、そういった不当な支配というのは具体的にどういうものがあったんですか。
○松原委員 ずばっと言っていただいても構わないと思って質問していたわけでありますが……。
○松原委員 そうした中で、学習指導要領というのがあるわけでありますが、これは法的拘束力が判例によりあるというふうに言われているわけであります。この学習指導要領の法的な規範性を高めるために、私は、これは大臣に答弁していただくのが適切かどうかわかりませんが、この学習指導要領については...全文を見る
○松原委員 私自身の見解としては、事教育に関するものでありまして、権威というのが最も尊重されなければいけないのは教育の現場であります。したがって、私は、この学習指導要領を国会の承認事項にするべきだというふうに個人的に思っておることをここで付言しておきます。  次に、いわゆる国と...全文を見る
○松原委員 今の御答弁は、最終的には国が責任を持つという思いだろうというふうに理解をいたします。  あと、最後に、時間もないので、教員の部分でありますが、先ほど、教員の資質による、教員の資質によるということを大臣は何回もおっしゃっていますが、もちろん私は、第一番目に、学校の教員...全文を見る
○松原委員 民主党はきちっとした法案を出していますから、それは、伊吹大臣、御心配をいただかなくても結構でありまして、今みたいなことをきっちりやってほしいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。     〔斉藤(斗)委員長代理退席、委員長着席〕
11月15日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○松原委員 今回のこの道州制特区法案、大変に質疑を重ねてまいりまして、さまざまな問題点、本質的な問題が明らかになってきている、私はこのように思うわけであります。  まず、ちょっとお伺いしたいのは、この中で明示的に書かれている地名は北海道だけであるということであります。北海道とい...全文を見る
○松原委員 法律というのは、私はできる限り、そうだ、おっしゃるとおりだとだれもが思えるものじゃないとおかしいと思うんだよね。今、北海道だけはそういう理由を言った、ほかのものは三つの県以上だと。これはどうしても、だれもが理解できる形じゃないんだよ、北海道だけが明示的にしてあって。こ...全文を見る
○松原委員 それは必要がないという判断でしたか。いかがですか。
○松原委員 いや、そういうことを聞いているんじゃないんですよ。だから、そういう、これは地方にとっては、さっき佐田さんがおっしゃったように、廃藩置県以来だ。廃藩置県以来になるかどうか、残念ながら、極めてならないんじゃないかと私は思っているんだけれども、このままいったら。  少なく...全文を見る
○松原委員 では具体的に、三県以上でいくべきだというどういう議論があったんですか。教えてください。
○松原委員 苦しい答弁ですな。この際、聞いていませんと言った方がわかりやすい。  沖縄はこの法案についてどういうふうなことを言いましたか。
○松原委員 沖縄というのは、この間小川委員の質問でもあったように、文化的、歴史的にはまさに一つの固まりなんですよ。歴史的にはなかなか厳しい過去があって、それは九州に随分いじめられたとか、そういった経緯がある。もともとは琉球王国ですよ。  沖縄には少なくとも、こういう道州制の議論...全文を見る
○松原委員 ちょっとこれ、物すごくふまじめだよね。沖縄の意見は聞かない。しかし、私はこの間の長い時間の委員会の質疑を聞いて思ったのは、北海道が一つの地域でいくというなら、沖縄だってそうでしょう。しかし、沖縄は納得しています、私たちは鹿児島と組みましょう、熊本と組みましょうと納得し...全文を見る
○松原委員 北海道は一つなんだから。私は、この案件で、少なくとも、北海道という一つの文化的な固まり、翻って南の方にある沖縄という固まり、それは三県の枠を外すべきだというのは正論だと思うんだね。だから、それについて、沖縄が了解してこういう法律だったらばいい。  しかも、今話を聞い...全文を見る
○松原委員 あったかなかったかを、なかったと言ってあったら困るからそう言っているんだろうけれども、これ以上時間もないからいいけれども。これは、あったということが、九十五条を避けるがために三県以上という特約をあえて後で入れたということになれば、それは欺瞞だよ。  それで、私、今回...全文を見る
○松原委員 これは先ほどから議論にあるけれども、組織、権能、運営というこの部分がきちっと分かれるようなことになったときに、簡単に言えば、なぜこれを占領軍が日本国憲法において定めたのか。私は、これは彼らの頭で考えて、リスクをそこの地域住民が持つんだ、だから、リスクを持つ以上は権限を...全文を見る
○松原委員 私は、こういうふうに考えています。  なぜこの場でこれだけ住民投票をさせないか。住民投票というものが行われれば、それは極めて重いわけであります。住民投票によって地方分権が行われるということになれば、極めて重い。それは極めて意味も深いものになる。だからそれは避けたい。...全文を見る
○松原委員 質問の趣旨はいささか違いまして、どういう形式が最もこの問題に関して道民の理解を深め、そして、どこまで深まっているかということの明示的な証明になるのかということを私は聞いているのであります。
○松原委員 理解と決意ですよね。道民じゃなくてほかでもいいんですよ、道民だと、北海道は昔からあるから。三つの県が集まる場合に、例えば、私はこの県と明治時代は戦争しましたとか、あります。しかし、仲よくしましょうと。一つの決意がそこにある。決意と責任が発生する、そこに理解への尺度があ...全文を見る
○松原委員 当然、周知徹底、御理解は大事なんですよ。では、憲法改正、これは最後、国民投票法というのを今議論している、国民投票は要らないということだよ、それだったら。  つまり、周知徹底をし、議論するのは大事だ、最後はそれでいこうというそこの了解というものは、やはり人間において、...全文を見る
○松原委員 私は、住民投票がないということは、率直に言えば、本当の意味での分権をさせないという意思表示だというふうに理解している。投票までしてしまうと重いですから、タウンミーティングとかそういうレベルで周知徹底する分には、それはまあ投票で賛否を問うよりは軽いですよ、どう考えたって...全文を見る
○松原委員 私は、尾てい骨が人間にあって、昔、しっぽがあったという話があるけれども、この法案の中の例えば第七条の、冒頭の日に我が党の枝野氏が質問したところでありますが、七条の、第四号の「特定広域団体が道である場合にあっては、」こういう文言の文章がきちっとある。これは道でない場合は...全文を見る
○松原委員 こういう条文があるということも含めて、どうも初めから北海道ありきの法案だった。もう時間がないからまとめて言いますが、北海道ありきの法案であったとするならば、私はやはり住民投票をするという最低限のけじめをするべきだと思う。  この法律によってその趣旨の目的が本当に達成...全文を見る