松本文明

まつもとふみあき

比例代表(東京都)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数4回

松本文明の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月30日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○松本(文)委員 自由民主党の松本文明でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。  私は、今回の問題について、三つの視点を頭に入れて質問をさせていただきたいと思います。第一は、被害者救済をどうしていくのか、これが第一の視点であります。第二の視点は、犯罪者を厳しく裁かなけ...全文を見る
○松本(文)委員 住宅局長、まだそこに何人がお住まいになっているのか実情を把握できていないというのは、事件が発生して既に一カ月近くたとうとしているさなかで、もうちょっと危機感、スピード感を持って対応をお願いしたいと思います。  これらの被害者の方々は、ある日突然地震に襲われたよ...全文を見る
○松本(文)委員 先ほど大臣から述べられたように、今被害に遭われている方々の命が危険にさらされている、その安全をどう確保するかが最も重要だ、こういう大臣のお話がございました。しかし、今、一体幾つの命が、何人の命が危険にさらされているのか把握できていないということは、私は大変に不満...全文を見る
○松本(文)委員 大臣、ありがとうございました。  ところで、大臣、被害者の方々というのは、マンションあるいはホテル等々の資産を取得されたときに、取得税あるいは固定資産税、こういったものを既にもうお支払いになっている、こう思うんですね。やはり、行政の親切心というんでしょうか温か...全文を見る
○松本(文)委員 北側大臣と税のことについて議論するつもりはさらさらありません。ありませんけれども、しかし、買った時点からマイナス資産だったことは明らかであります。取得をした時点からその建物は壊されなければならない運命をしょっていたものをだまされて手に入れたわけですから、やはり温...全文を見る
○松本(文)委員 事態は似たり寄ったりということなんですが、行政の対応として、出ているところもある、出ていないところもある。このばらばらの指導というんでしょうか、勧告ということの理由を教えてください。ばらばらにやらなければならない理由。
○松本(文)委員 局長、使用禁止命令あるいは是正命令、これは建築基準法に定められているものであります。退去勧告というのは、これは、法の根拠に基づかない、行政がきちっと、危険ですからということの勧告なんです。  建築基準法という法に基づいたこうした禁止命令や是正措置、こういう措置...全文を見る
○松本(文)委員 今、大変多くの方々の命が危険にさらされている、そういう状況の中で、もっとスピード感を持ってできないのかという思いが私の方にはあります。ぜひそこら辺を御理解いただいて対応していただきたいな、こう思うわけであります。  きのう視察をさせていただいたホテル、通りに面...全文を見る
○松本(文)委員 中越地震のときにも、これは危険な建物であるというような張り紙がきちっとされて、そして危険な箇所には近づかないようにというような対応がされておりました。ぜひ、余り協議に時間をかけずに、きょうの午後にでも局長からそれぞれの自治体の長に電話をしてでも、早急に対応するよ...全文を見る
○松本(文)委員 当然、退去命令を受けた方々が避難をすべき避難住宅が用意をされていなきゃなりません。避難住宅というのは、瑕疵担保責任を負うべき、きのう来られた参考人の方々が負うべきことは当然だ、こう思うわけであります。しかし、それをあのきのう来られた方々に期待することはまず無理だ...全文を見る
○松本(文)委員 住宅局長、一つ確認をしたいわけでありますが、それらの住宅に入居される方々から家賃を取ろうなんて考えていないと思いますが、もちろん無料ですよね。お答えください。
○松本(文)委員 中越地震で被害を受けられた方も、今回、詐欺、犯罪被害によって家を出ざるを得ない方々も同じ日本国民であって、同じ状況であります。避難生活がこれから始まるわけであります。それに対して、同じ国税を取られた国民が被害を受けたとき、こんなにばらばらでいいはずはない、こう思...全文を見る
○松本(文)委員 時間がなくて、あと五分だそうであります。  大臣、今回のこうした被害、これだけ大きな状況が出てくるというのは、この日本国でかつて想定をされておりません。したがって、そういう法体系にはなっておりません。なっていないんですけれども、震災や豪雨、そういう自然災害を想...全文を見る
○松本(文)委員 ぜひお願いをいたします。  瑕疵保証義務の話でありますけれども、当然これは果たされなくちゃいけない。木村建設は倒産をいたしました。これは、瑕疵保証義務をどう果たさせるかは大きな課題だ、こう思います。元凶であります姉歯設計士、この人にも、めぐりめぐっていけば、法...全文を見る
○松本(文)委員 時間が終わりました。終わったんですが、甘えてあと一つだけ言わせてください。(発言する者あり)そうですか。はい、わかりました。  どうもありがとうございました。
12月07日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
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○松本(文)委員 本日出席を予定されておりました内河参考人が経営をされます総合経営研究所、いわゆる総研は、一連の犯罪物件の建設に当たってそのスキーム全体をつくった会社であります。  木村夫妻の経営する平成建設、木村建設は、総研の徹底したコストダウンと工期短縮を実現するために、総...全文を見る
○松本(文)委員 渡辺参考人に伺います。  姉歯設計士の構造偽造に気づかれた経緯について御説明ください。
○松本(文)委員 渡辺参考人に続いて伺うわけでありますが、構造偽造、これは普通の一級建築士と言われる資格を持つ方であれば、だれが見てもすぐ変だなと思うような内容なのか、それとも、渡辺さんのような構造の専門家が何日間か徹夜をしなければ発見できない、こういうような代物なのか、わかりや...全文を見る
○松本(文)委員 一般論として渡辺参考人に伺いたいのでありますけれども、構造設計を依頼された場合、まず最初に断面図をつくって依頼先に届ける。その断面図を眺めながら、意匠設計ですとか構造設計の方々が建物全体についての検討を加える。それらの打ち合わせが終わった後に、構造設計士としては...全文を見る
○松本(文)委員 ということであるならば、元請設計者はもちろんでありますが、設備設計をする方などは、何回か複数の設計士が構造計算書あるいは構造断面図といったようなものとにらめっこしなくちゃいけない。そこでだれも気がつかないというのは、どうも私には、鉄筋が十八本必要なものが五本しか...全文を見る
○松本(文)委員 渡辺参考人、この設計業界というのでしょうかね、それを専門、専門に任せるのはいいんだけれども、やはり一級建築士、こう言われる中で専門性が今大きく三つに分かれていると言われました。分業になっているとはいいながら、試験を受けるときには同じ国家試験を受けるわけですよね。...全文を見る
○松本(文)委員 十分認識していらっしゃる業界ということであるならば、十八本必要な鉄筋が五本しか入っていないというのを見たら、普通の感覚であれば指摘をしなくちゃいけない。  ところが、それを眺めた意匠設計士、元請の意匠設計士ですよね、そして設備設計士もそれを眺めている、そういう...全文を見る
○松本(文)委員 横浜の設計事務所の名前と設計士の名前を具体的にちょっと教えていただけますか、もう一度。
○松本(文)委員 この偽造に渡辺さんが気づかれた後、いろいろなところに警告を発するというか御連絡をいただいたと思うのでありますが、具体的にどういう行動をおとりになったのか御説明をください。
○松本(文)委員 横浜の設計事務所、千葉設計さんの事務所で、関係者を集めて、これはおかしいよ、こういうような会議を開かれたやに報道されておりましたけれども、それはあったんですか。あったんでしたら、ちょっとその経緯も教えていただきたいんですが。
○松本(文)委員 その席に姉歯さんもいらっしゃったんでしょうか。それと、総研さんの具体的にどういう名前の方がいらっしゃったのか、そして平成設計さんのどなたがいらっしゃったのか、教えていただきたいんですが。
○松本(文)委員 そこで、平成の徳永さん、総研の四ケ所さん、姉歯設計士に偽造を指摘したときに、それぞれの反応はどうだったでしょうか。
○松本(文)委員 この会合で、渡辺参考人に伺いたいのでありますが、その会議というんでしょうか、その場をリードしていた、その場で一番主導者的立場で振る舞われていた方というのは、姉歯さんなのか、四ケ所さんなのか、徳永さんなのか、渡辺さんのそのときに受けた印象で結構ですから、おっしゃっ...全文を見る
○松本(文)委員 ここで伺いたいのが、四ケ所さんが主導的役割を果たした、こういう印象を持たれたようでありますけれども、この間違いを姉歯さんが認めて、そしてその訂正を約束した、こういうような報道があります。それは事実なんでしょうか。
○松本(文)委員 千葉設計さんの方に、構造設計からおりますという連絡が二週間後に姉歯さんからあった。千葉設計さんは、自分の事務所でその偽造が発覚を、偽造の指摘を受けているわけですから、当然わかっているわけですよね。元請の千葉設計さんはその後どう対処されたのか、お聞きになっていたら...全文を見る
○松本(文)委員 渡辺参考人、強度、建物の構造、建物がいつ倒壊するかわからないというようなものを、この国の法を破って、そしてつくっても、それは犯罪ではない、大したことではないんだ、まあまあ、間違っているよ、あんたの構造計算間違っているよ、それをしただけで、まあよかったな、間違いに...全文を見る
○松本(文)委員 渡辺参考人、渡辺参考人がやられているわけじゃないので渡辺参考人を責めるつもりはないんですが、具体的には、千葉設計さん、元請会社で法的には設計責任者、その責任者の方が、構造計算、最も建物の重要なところで大きなミスがあった、間違いがあった、この建物を建てたらそれその...全文を見る
○松本(文)委員 何かがっかりするというか、この国の設計士への試験というか、設計資格を与えるということの基本から見直さなくちゃいけないのかな、そんなことを思うわけでありますが、その時点で既に確認はおりていたわけですけれども、渡辺参考人、工事はどの程度進んでいたか、その当時、御記憶...全文を見る
○松本(文)委員 もし、そのときに確認が取り消されていたならば、このビルというのは今建っていなかった、被害者は出ていなかったわけでありますけれども、確認は日本ERIさんの確認になっていた、こう承知をしておりますが、参考人、そのとおりですか。
○松本(文)委員 先ほど、渡辺参考人がその間違いについて日本ERIにもわざわざ報告をされたと伺いました。ERIの構造担当者の方とお会いになって御説明をされた、こう伺いました。そのときの構造担当者の方のお名前はわかりますでしょうか。——覚えていない。覚えていないんならいいです。
○松本(文)委員 ERIの鈴木参考人に伺います。  そのときに渡辺参考人と対応をされた構造担当検査官というんでしょうか、その方の名前は把握をされておりますか。
○松本(文)委員 参考人、その担当官が渡辺参考人の方から構造計算の偽造を指摘された、そのときにはまだビルの工事は着工されていなかった、それをとめることができなかった、その原因について社内調査はしっかりされたんでしょうか。もしされたということであるならば、きちっと日付を追って国民の...全文を見る
○松本(文)委員 渡辺参考人から指摘をされた方は結局何もしなかった、そして、ERIとしては、渡辺参考人の貴重な指摘、これについて全く何にも当時としては対応しなかった、こう理解してよろしいですか。
○松本(文)委員 参考人、私が伺いたいのは、渡辺さんから指摘を受けた、指摘を受けたら、普通だったら、前に確認をした同じ姉歯さんの設計にかかわる物件について、どうだったかさかのぼって眺める程度のことはされるのが常識ではないか。  渡辺さんの、新聞紙上によりますと、単なるミスではな...全文を見る
○松本(文)委員 ビルを建築する際に、中間検査あるいは完成検査という手続があるわけでありますが、今回、たくさんのビルが違法、偽造によってつくられているわけですから、どこと指定はしませんけれども、その中間検査、どのような手法で何回行われているのか、そこら辺をわかりやすく。現場へ行け...全文を見る
○松本(文)委員 イーホームズの藤田参考人にも同じ内容で質問するのでありますけれども、これだけ多くの偽造物件が全く検査で発見をされていない。確認をして、検査をして、中間検査をして完成検査をする、その過程の中で全く発見をされていない。本当に検査をやっているのかやっていないのか。国民...全文を見る
○松本(文)委員 藤田参考人、あなたのところで検査をパスして確認がおろされた物件、これが他社に比べて離れて多い。当然、被害額も被害者の数も大変なことになっております。この現実を前にしてなお、検査は適正に行われました、こういう強弁はとても納得いかない。とても納得いかない。  検査...全文を見る
○松本(文)委員 ありがとうございました。
12月21日第163回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○松本(文)委員 自民党の松本文明でございます。よろしくお願いを申し上げます。  捜査の、司直の手が入ったという報道がなされております。司直の妨害にならない範囲で、必要な証人喚問やっていかなきゃならない、こういう思いもあるわけでありますが、ぜひ、委員長、理事会で御検討をいただき...全文を見る
○松本(文)委員 さて、今回の事件は、単独犯による単なる建築法違反ではありません。悪質なグループによる、金もうけのための、周到に計画された詐欺事件であります。結果的に、多くの命が失われることを想定した殺人未遂事件でもあります。今、この国の巨悪の摘発、立件が問われております。刑事局...全文を見る
○松本(文)委員 国民の血税を使って行われる支援策でありますが、耐震強度〇・五を境に、対象になる物件と対象にならない物件に分けられております。  山本住宅局長に伺いますが、分けられた理由、〇・五の科学的根拠をお示しいただきたいと存じます。
○松本(文)委員 耐震強度〇・六でも〇・七でも危険性はあるわけでありまして、違法建築物であることに何ら変わりはない、こう思うわけでありますが、そうした違法な建築物に建築確認済証が既に出され、なおまた、完成検査済証まで出されてしまいました。危険で違法な建築物に対するこうした建築確認...全文を見る
○松本(文)委員 実態の利益がない、こう言われましたけれども、果たしてそれらの建物が十二分に耐震改修できるのかどうか、そしてそれが速やかになされるのかどうか、かかる費用等々を考えますと大変に心配であります。  しかし、その建物はずっとこれから何十年間も生き続けるわけであります。...全文を見る
○松本(文)委員 悪質きわまりない行為を行った関係者は、大臣、国土交通大臣の名をもって、あるいは特定行政庁の長の名をもって行われている営業許可証、あるいは資格によってこの大事件が起こされたのであります。関係者には、あらゆる許可証あるいはあらゆる資格、こういったものを剥奪するという...全文を見る
○松本(文)委員 建築基準法を所管する国、国交省、これと特定行政庁、それと国の指定にかかわる指定確認検査機関との関係をわかりやすく御説明願います。
○松本(文)委員 大臣、今回の事件の影響で、特定行政庁に確認事務の依頼が集中をしているようであります。通常二、三週間で済むこの確認事務でありますが、どうも数カ月かかりそうだ、我が党の調査によりますとそういう情報が入っておりまして、景気に悪影響を及ぼすかもしれない、こういう状況であ...全文を見る
○松本(文)委員 終わります。ありがとうございました。