宮崎政久

みやざきまさひさ

比例代表(九州)選出
自由民主党
当選回数4回

宮崎政久の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第193回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○宮崎(政)分科員 自由民主党の宮崎政久であります。  きょうは、質問の機会をいただきましてありがとうございます。早速始めさせていただきたいと思います。  きょうは二月の二十二日でございまして、十日前、二月の十二日に私の地元沖縄県浦添市で市長選挙が行われまして、自由民主党、公...全文を見る
○宮崎(政)分科員 ありがとうございます。  沖縄の基地負担の軽減というのは、非常に難しい側面があるわけであります。現実が目の前にあるわけでありまして、これは安全保障に関する問題でありますので、いろいろ難しいことも全部あわせのんでいかないと基地負担の軽減というのは進まない。だか...全文を見る
○宮崎(政)分科員 ありがとうございます。  昨年来進めていただいている、調査費もつけていただいておりまして、市長選挙も終わりましたので、スピーディーに進めていきたい、市民の皆さんの要望の非常に強い部分でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、住宅防音事業に...全文を見る
○宮崎(政)分科員 ありがとうございました。  これは、年来の大きな課題だと私は思っております。今大臣から、平成二十九年度から受け付けをしていただけるような方向で進めていただけるという言葉をいただいたこと、大変うれしい思いでおります。  現に、地元を歩かせていただいて、いろい...全文を見る
○宮崎(政)分科員 ありがとうございます。政府でも御認識をいただいていることは私も承知をしております。  ただ、これだけ状況が違うということになると、私は、これは真正面から突破していくということをしない限りはなかなか状況改善ができないというふうに考えておりまして、実は私も地元で...全文を見る
○宮崎(政)分科員 ありがとうございました。  これは前提が大きく違うということをぜひ御理解いただいて、また引き続き質疑もさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  終わります。ありがとうございました。
03月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○宮崎(政)委員 自由民主党の宮崎政久であります。  この通常国会が始まりまして、きょうよりいよいよ法務委員会での質疑が始まるわけであります。  今日に至るまで、理事会での協議等に御協力いただきました野党筆頭の逢坂理事を初めといたします理事の皆様、そして委員の皆様の御協力に感...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  まさにテロ等組織犯罪を未然に防止するための大きな一助として、これが全てということではないでしょうけれども、大きな一助としてTOC条約に加盟することが急務であるということであるかと思います。  TOC条約に加盟するためという点でありま...全文を見る
○宮崎(政)委員 今のTOC条約五条のところの御説明でありますけれども、合意を犯罪化する必要があるわけであります。そのための法形式を今政府の中で検討していただいていると承知をしておりますけれども、合意を犯罪化するというところを捉えて、一般の市民の方々や市民運動、労働組合活動などが...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  繰り返し御説明いただいているところでありますが、テロ等準備罪は、条約を受けて、組織的犯罪集団が主体となる。これは、今御説明がありましたように、構成員の結合の目的が一定の重大な犯罪を実行することにある団体ということになりまして、まさにテ...全文を見る
○宮崎(政)委員 これは要するに、変じたかどうかということではなくて、当該の事案における当該時点において組織的犯罪集団であるかどうかが問題となる。つまり、その集団が以前どういう集団であったかということではなくて、具体的事案によるわけですけれども、その事案の問題とされる時点において...全文を見る
○宮崎(政)委員 この関連で、よく報道などを見ていると、それではということで、一般の同窓会やサークルなどの団体という例を持ち出して、同窓会でもその性質を一変させたら組織的犯罪集団に該当するんじゃないか、こういう指摘をする例を見ますけれども、これについてはどのように考えたらよろしい...全文を見る
○宮崎(政)委員 それはそうだよなという声が上がっておりますけれども、一般的な同窓会やサークル、これは、平穏無事に存在しているものを一つの例として出して、転じてというふうな言葉はつくんですけれども、組織的犯罪集団になるのかというふうなことを言うということ自体が、前後がつながってい...全文を見る
○宮崎(政)委員 次に、条約では、犯罪が成立するのが合意ということになっておりますが、合意をするというその方法や手段は限定されるものではないわけであります。  この合意も、最終的には事実認定の問題となるわけでありますけれども、合意が成立する意思表示の方法としては、面前の会話によ...全文を見る
○宮崎(政)委員 この合意の方法、意思表示の事実認定の方法の議論を受けてからですけれども、テロ等準備罪が成立すると、捜査というのは犯罪の嫌疑があるときに行われるという、もちろんこれは法律に基づく大原則があるわけですけれども、ちょっとそれも横に置いておいているかのような形で、メール...全文を見る
○宮崎(政)委員 テロ等準備罪につきましては、まだまだ議論もたくさんあるわけでありまして、法案が固まってから改めて細かい点も議論する必要がありますが、一点だけ、その他の点について質問させていただきたいと思います。  昨年成立した再犯防止推進法について、一点お伺いしたいと思います...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  きょうは、テロ等準備罪を中心にお聞きをいたしました。行き過ぎる懸念というか報道に対して、しっかりと説明していただきたいという思いでありました。  もちろん、人権に配慮した上で法案をしっかりと仕上げていくということは当然のことであり...全文を見る
03月16日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○宮崎(政)委員 私は、現行憲法のもとにおいても、投票価値の平等という憲法上の要請は、必ずしも、衆議院において議員一人当たりの人口が最高選挙区と最低選挙区の間で二対一未満、つまり二倍未満であること及び参議院において都道府県をまたいだ合区という制度をつくることまでは要請をしていない...全文を見る
04月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○宮崎(政)委員 おはようございます。自由民主党沖縄県第二選挙区、宮崎政久です。  本日より、いよいよ、テロ等準備罪の創設を含みます組織犯罪処罰法改正案の、この法務委員会での実質審議が始まるわけであります。  国民の皆様の関心も高いこの法案の審議に当たりまして、きょう、この委...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  その必要性について、また、さまざまある疑念の払拭についても、この委員会で十分な審議をして、国民の皆さんに御説明して、今国会で成立を図らん、その決意を申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
○宮崎(政)委員 自由民主党の宮崎政久です。  先ほど総理に質問させていただきました。引き続きまた質問させていただきたいと思います。  ちょっと、冒頭一点、確認をしたいと思います。  昨日報道に接したものがございましたので、確認でちょっと法務省にお尋ねしますが、この報道によ...全文を見る
○宮崎(政)委員 この報道の中では、いかにも法務省がアンフェアな数え方をして、対象犯罪数を少なくするような印象操作をしているかのような記載もあったわけでありますが、事実は、今のように適切に数えているというわけであります。  もちろん、野党の皆さんが一つ一つを取り上げてさまざま議...全文を見る
○宮崎(政)委員 次に、テロなどの凶悪な組織犯罪や国際犯罪、先ほど、例えば国内の事例でいえばオウムの例があった、最近の国際的な事例であればサンクトペテルブルクの自爆テロのようなものがあった、こういったところが報道からわかるわけであります。  我が国における国際的な組織犯罪の現状...全文を見る
○宮崎(政)委員 今のような、我が国における国際的な組織犯罪の現状の認識に対応しようということになりますと、テロ対策も含めて国際協力が不可欠であるということになってくるわけでありまして、当然、テロ等の組織犯罪の計画や国際組織犯罪を未然に防止するという観点からすれば、計画や準備の段...全文を見る
○宮崎(政)委員 重大な犯罪の未然防止また国際協力という意味でいいますと、捜査共助であるとか犯罪人の引き渡しも含めたさまざまなことが、我が国の治安対策、犯罪対策という意味で国際的な組織犯罪に対しても非常に有効であるということは、やはりTOC条約の条文、各条項に記載のところからも明...全文を見る
○宮崎(政)委員 今御説明いただきましたとおり、TOC条約は国際的な組織犯罪に対処するためのスタンダードと言えるわけでありまして、国連加盟国百九十三カ国のうち、既に御説明があったとおり、百八十七カ国がもう既に批准をしているというわけであります。  この中を見ますと、条約を締結い...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  そういった意味で、条約締結のための国内担保法の整備ということで、テロ等準備罪の新設、これは今回の六条の二というところになるわけですけれども、それ以外にも証人等買収罪を新設したり、犯罪収益の前提犯罪の拡大などをされていくわけでありまし...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  この機会に、あわせて、きょう木原財務副大臣にも御出席をいただいておりますので、FATFの勧告の実施の関係についてもお伺いしたいと思っております。  G7のもとで政府間会合として設立をされた金融活動作業部会、FATFから、我が国を含め...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  改めて申すまでもないわけでありますが、経済のグローバル化というのもずっと進展をしておりますし、これがどんどん進展をしていくわけであります。  今、木原副大臣からも御指摘いただいたように、国際金融取引におけるマネーロンダリングやテロ資...全文を見る
○宮崎(政)委員 我が国が先進国として世界に範を示していくことの必要性、私たちの国の国際社会における信用、もちろん、憲法の中には国際協調主義もうたわれているわけでありまして、そういった観点からも改めてTOC条約というのは早期締結が必要である、また少し別の角度からもあるわけでありま...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  さまざま、TOC条約の早期締結の必要性があるということを、少し違う側面から御説明いただいたものと思っております。  次に、きょうは冒頭の質疑でありますので少し網羅的にと最初に申し上げましたので、テロ等準備罪について、少し網羅的に、...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  今の御説明も踏まえて、今回法案を提出していただきまして、テロ等準備罪の創設を含むというふうになっているわけです。この点で、しばしば議論も既にありましたが、テロ等準備罪というのは不適切な名称だ、印象操作をするものではないかというような指...全文を見る
○宮崎(政)委員 今御説明いただいたとおり、さまざまな限定を付しているので、ちょっと幾つかの点に、従前の、平成十七年提出法案との相違部分を、重複しても、少し御説明をいただきたいと思います。  まず、主体、組織的犯罪集団という限定、これはどういう考え方から限定しているのか、従前は...全文を見る
○宮崎(政)委員 この点、先ほど階委員との質疑でも出てきた点でありますけれども、今のような形できちんと説明していただければと思っております。  実は、十七年提出法案も、その本文部分は「団体」という言葉を使っている、「団体の活動として、」というふうになっているわけですが、法文には...全文を見る
○宮崎(政)委員 丁寧な御説明をありがとうございました。  もう一点、TOC条約五条一項のオプションを用いた形になりますが、実行準備行為というもので限定を付していった趣旨についても、改めて御説明をお願いいたします。
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  懸念等の払拭という意味でいいますと、例えば、その犯罪を計画した者のうち一人が実行準備行為を行えば、そのほかの者も全員処罰ができるということであれば、それは共謀罪のときと変わらないのではないかというような指摘があるわけであります。 ...全文を見る
○宮崎(政)委員 そのほかにも、よくある御指摘の中では、我が国の刑事法の原則を大転換するものだという御指摘もあるわけで、つまり、既遂処罰を原則としており、それ以前の行為を処罰するのは例外であるのに、多数の犯罪について計画を処罰する規定を設けることは刑法の基本原則に反するのではない...全文を見る
○宮崎(政)委員 もう一点、水道毒物混入罪に象徴されるように、既遂のみが処罰されている犯罪がありますね、未遂罪も予備罪もない。ここにテロ等準備罪を新設して、それよりも前の計画行為を処罰するというのは不合理だ、こういう指摘に対しては、法務省はどのようにお考えですか。ちょっと簡潔にお...全文を見る
○宮崎(政)委員 私は、このテロ等準備罪、きょう、少し概括的に説明していただきましたけれども、TOC条約の許容する範囲で構成要件に厳格な縛りをかけて、例えば、合意は、指揮命令、役割分担やスケジュールの具体化を内実とする計画というふうに定めている、そして、犯罪の主体は組織的犯罪集団...全文を見る
○宮崎(政)委員 こういったことも含めまして、この法務委員会の中でしっかりとした審議をして、冷静な議論をこれからも進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。
04月28日第193回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○宮崎(政)委員 おはようございます。自由民主党の宮崎政久です。  法務委員会も、本日、このような形で開催ができる運びとなりました。  前復興大臣の不適切な発言は、東北の皆様初め多くの方の信頼を失うこととなりました。私も、与党の一人として、改めておわびを申し上げますところであ...全文を見る
○宮崎(政)委員 もちろん、今御説明のとおりでありまして、法案の法文上の文言で出てきているというわけではなくて、今まで質疑の中の説明で用いていることの説明をしていただいているということを改めて確認したいと思います。  次に、同じこの文脈においてということでありますけれども、捜査...全文を見る
○宮崎(政)委員 そうすると、今の御説明を重ねますと、一般の方々はテロ等準備罪の捜査の対象とならない、こういうふうに、一つの文であるものをつなげますと、組織的犯罪集団とかかわりのない方々はテロ等準備罪の嫌疑を受けて被疑者として捜査の対象とはならない、こういう御説明になるかと思うわ...全文を見る
○宮崎(政)委員 今、定義も含めて御説明をいただいたかと思いますけれども、一般の方々、つまり、今の御説明の文脈でいえば要するに通常の社会生活を送っている方々でありますから、そういう皆さんが組織的犯罪集団とは無縁である、組織的犯罪集団とは無縁である以上、主体要件にかかわることがない...全文を見る
○宮崎(政)委員 それでは、聞き方を少し変えてみたいと思いますけれども、例えば殺人であるとか窃盗であるとか、これを一般の犯罪類型と仮に言わせていただきますけれども、一般の犯罪類型については、当然のことでありますけれども、いわゆる通常の社会生活を営んでいるような方が罪を犯したりまた...全文を見る
○宮崎(政)委員 テロリズム集団その他の組織的犯罪集団という定義を改めてしたことによる、のりの高さというか、そういったことの御説明をいただいたかと思います。  もう少し聞き方を変えますと、今度は捜査の過程みたいなところから考えて御説明いただきたいと思います。  テロ等準備罪の...全文を見る
○宮崎(政)委員 今の主体論、捜査の過程と主体論との関係で、前回の質疑の確認をちょっとさせていただきたいと思います。  盛山副大臣に確認をさせていただきたいと思います。四月二十一日、前回の法務委員会での逢坂委員との質疑での御発言について確認をさせていただきます。  副大臣の御...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  同様に、井野政務官にも確認させていただきたいというふうに思います。  同じく四月二十一日の答弁でありますけれども、政務官の方から、疑いがある段階ではあくまでもまだ一般の方々であり、それが、捜査の結果、これは組織的犯罪集団に属する人々...全文を見る
○宮崎(政)委員 きょう、改めて、このことだけに限って質疑をさせていただきました。  お聞きいただいて、組織的犯罪集団というものの取り上げ、定義、のりの高さと私は先ほど申し上げましたけれども、そういうこともぜひ御理解いただきたいし、また、この委員会でも質疑がされている点でもあり...全文を見る
05月09日第193回国会 衆議院 本会議 第23号
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○宮崎政久君 自由民主党・無所属の会の宮崎政久です。  私は、会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました法務委員長鈴木淳司君解任決議案に対し、断固反対の立場から討論を行うものであります。(拍手)  冒頭、先ほどの階委員の趣旨説明の中で、我が党の理事がテロ等準備行為と言っ...全文を見る
05月24日第193回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○宮崎(政)委員 自由民主党の宮崎政久であります。  きょうは質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。感謝の思いを込めまして質問させていただきたいと思います。  まず最初に、返還をされましたキャンプ瑞慶覧、西普天間住宅地区の跡地の件でございます。  ここにはさまざ...全文を見る
○宮崎(政)委員 鶴保大臣、ありがとうございます。  とにかく県の主体的取り組みを求めていくわけでありますけれども、さはさりながら、私も地元の人間でありますので、地元の人間として最善の努力を尽くしたいと思っております。そして、これは県立高校でありますので、宜野湾市というエリアに...全文を見る
○宮崎(政)委員 大臣、今冒頭、できる限りの支援をしたいというお気持ちをいただきました。制度をしっかりと活用して、我々もこの問題に主体的に取り組んでいこうと思っておりますので、どうぞ政府を挙げてこれからも御支援賜りますようにお願いを申し上げます。  続いて、浦添市において行われ...全文を見る
○宮崎(政)委員 大臣、ありがとうございます。  実は、この先行取得を初めとする制度、私は非常に大切だなというふうに思っております。  実は、今指摘をさせていただいたキャンプ・キンザー、牧港補給地区、二百七十四ヘクタール、浦添市の面積の実に一四・三%を占める面積であります。 ...全文を見る
○宮崎(政)委員 大臣、ありがとうございました。  私たちも、沖縄のためだけでなく日本全体のためにいろいろな制度をつくっていきたいと思います。  そして、次に質問させていただきます、嘉手納基地の第一ゲートの件についてお尋ねをしたいと思っております。  国道五十八号線の、第一...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  地元から、私も、みんな町道からストレートに第一ゲートをつくってくれというこれが要望でありまして、今、深山局長の方から、そのように整備することが渋滞解消に一番適切だという調査の結果が出たということでありますので、これは引き続き、これは...全文を見る
05月25日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
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○宮崎(政)委員 私は、新しい人権とストレートにつながらないかもしれませんが、国民の権利という一環で、財産権についての意見を申し上げたいと思います。  現在、我が国で所有者不明土地が全国に広がって、所有者の探索に莫大な費用と時間を要して自治体関係者を悩ませているとともに、民間の...全文を見る
06月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○宮崎(政)委員 自由民主党の宮崎政久です。  性犯罪を厳正に対処するための刑法の一部を改正する法律案について質疑をさせていただきます。  明治四十年に現在の刑法が制定されて今日まで百十年が経過して、今回初めて、性犯罪の構成要件などを大幅に見直す改正となりました。何が罪となる...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございます。  それでは、ここから法文の具体的な構成要件等について質問をしてまいりたいと思います。  まず、改正後の刑法第百七十七条でありますけれども、強姦罪を改め強制性交等罪は、実行行為について、性交、肛門性交または口腔性交をしたと定めております...全文を見る
○宮崎(政)委員 この強制性交等罪の条文、定めた定義は今のような形でありますが、この形態で、女性が加害者となって男性に性交等を強いる場合も含まれているということが明らかになっているのかどうか、御説明をお願いします。
○宮崎(政)委員 さまざまな態様にも対応していくような形で今回の法改正がされておりますので、この辺の趣旨は法務当局でも十分周知を図っていただきたいと思っております。  次に、法定刑の下限の引き上げについて伺いたいと思います。  強姦罪の法定刑の下限を懲役三年から五年に、被害者...全文を見る
○宮崎(政)委員 冒頭、一番に指摘をさせていただきましたけれども、法定刑の下限を引き上げる、これによって裁判実務のあり方なども影響を受けることは間違いありません。ですから、そういったことを、一つ一つの裁判に対して立法府が注文をつけるというわけではありませんけれども、ぜひ十分に配慮...全文を見る
○宮崎(政)委員 次に、強姦罪の暴行、脅迫要件について伺いたいと思います。  まず、強姦罪の成立に必要な暴行、脅迫の程度であります。これは判例で確立されておりまして、強盗罪のように相手方の反抗を抑圧する程度のものであることを要せず、反抗を著しく困難ならしめる程度のものであれば足...全文を見る
○宮崎(政)委員 それでは、現在の実務において、今御説明のあった強姦罪の成立に必要な暴行、脅迫について具体的にどういった事情を考慮して事実認定をしていくのか、刑事局長に御説明いただきたいと思います。
○宮崎(政)委員 今概要を御説明いただいたわけでありますが、要はさまざまな事情をあわせ考慮するということですが、被害者の方々のお話を伺っていると、処罰すべきものが処罰できていない、激しい抵抗をしなければ暴行、脅迫が認定されないじゃないか、こういったことから、この暴行、脅迫要件につ...全文を見る
○宮崎(政)委員 今、刑事局長が答弁された点、それでも多くの方々から、必死に抵抗しなかったら暴行、脅迫要件が認められないんだという厳しい御指摘があることは事実なんです。どうかこれは重く受けとめていただいて、さまざま研修等の言葉も今ありましたけれども、受け手がどう受けとめるか、事件...全文を見る
○宮崎(政)委員 最終的に裁きを下す裁判所においても、今回の法改正の、冒頭刑事局長が説明してくれた経緯、そして今回のこの国会審議の中で出ている、被害に遭われた方、またこれを支援している方、さまざまな方々からこの暴行、脅迫要件については意見が出ていることが研修等で十分に伝わるように...全文を見る
○宮崎(政)委員 確認ですけれども、この強盗・強制性交等罪というのは、強盗の罪と強制性交等の罪に同時に着手した場合であるとか、この先後が明らかでない場合も成立するという理解でよろしいでしょうか。
○宮崎(政)委員 改正後の二百四十一条の一項の条文では、強盗・強制性交等罪は、強盗の罪または強制性交等の罪の一方を犯した者が他の一方をも犯した場合に成立するという、「をも」という表現を使っているわけでありますが、今御説明があった点がこの「をも」という表現の中に入っているという理解...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  あともう一点ですけれども、この二百四十一条の一項の文言なんですが、強盗罪ではなくて強盗の罪、強制性交等罪ではなくて強制性交等の罪という条文上の表現が用いられております。この意義というか射程範囲について御説明をお願いします。
○宮崎(政)委員 あともう一点、この強盗・強制性交等罪ですけれども、現行の強盗強姦罪と同様に、不幸にして被害者が死亡された場合に、さらに重い法定刑を置いています。  もっとも、現行の二百四十一条というのは結果的加重犯で、殺意がある場合には成立しない、殺意がある場合には強盗殺人と...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  次に、非親告罪化の件について御質問させていただきます。  今回、強姦罪、準強姦罪、強制わいせつ罪及び準強制わいせつ罪を親告罪とする規定を削除して非親告罪とするとともに、わいせつ目的、結婚目的の略取誘拐罪なども非親告罪とする内容とし...全文を見る
○宮崎(政)委員 私も冒頭指摘させていただきましたとおり、親告罪であるということの意味はプラスにもマイナスにも働く。だから、今後も、もちろん被害に遭われた方の中にはさまざまな御見解の方がおられるので、刑事当局では被害者の方の心情を十分配慮していただきたいというふうに思っております...全文を見る
○宮崎(政)委員 ありがとうございました。  次に、被害者の方々への配慮に関する点についてお尋ねをしたいと思います。  被害に遭った方の中には、被害に遭った直後、警察に行くこともできなくて、医療機関にだけ何とかやっと行くことができたという例も少なくないと思います。こういった場...全文を見る
○宮崎(政)委員 この第三次犯罪被害者等基本計画の推進は非常に重要であります。これまで取り組みが十分でなかったと言わざるを得ない面もたくさんあります。ワンストップ支援センターみたいなものをしっかりと政府挙げて支援していくことは重要でありますので、ぜひ、今の答弁に納得しているという...全文を見る
○宮崎(政)委員 また、被害に遭われた方々から、被害を届け出た事件が結果不起訴になったけれども、十分説明を受けたとは思えない、到底納得できないという声も聞かれます。今回、刑法の改正を求める活動をされているさまざまな団体からもこういった趣旨の声を聞きました。  こういった指摘に対...全文を見る
○宮崎(政)委員 これは先ほど質問したほかの質問とも共通するんですけれども、やはりこの犯罪の性質を踏まえてみて、よくよく、その被害に遭われた方、関係者の方の声を本当に丁寧に深く聞いてもらうことが必要な犯罪類型だと思います。そのことについて、今答弁をいただきましたけれども、さらにそ...全文を見る
○宮崎(政)委員 刑事裁判というのは峻厳なものであるべきだと私は思っています。人が人を裁く、その場面で訴訟関係者が間違いを起こしてはやはりいけないんだと思うんです。もちろん、人間ですから間違いはあるというのは当然ですけれども、やはり刑事裁判の場でこういう間違いが起きてはいけないと...全文を見る
○宮崎(政)委員 この検討は、多角的な検討が必要であることはよくわかります。ただ、これまでも、被害に遭われた方、刑法の改正を求める運動を進めてこられた方、さまざまな立場の方からの声が多数上がっておりますので、ぜひ慎重かつ速やかな検討をしてもらいたいと私は思っております。  当然...全文を見る