宮本徹

みやもととおる

比例代表(東京都)選出
日本共産党
当選回数3回

宮本徹の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第189回国会 衆議院 本会議 第9号
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○宮本徹君 私は、日本共産党を代表して、所得税法等の一部を改正する法律案について質問いたします。(拍手)  本法案は、景気がどうであろうと、逆進性のある消費税を二〇一七年四月から何が何でも一〇%に引き上げ、一方で、地方税と合わせ、法人実効税率を二・五一%も引き下げようとしていま...全文を見る
03月04日第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。委員会での初質問をさせていただきます。  麻生大臣はきのうの所信表明で、「日本の財政は極めて厳しい状況にあり、引き続き、歳出歳入両面における最大限の努力を行わなければなりません。」と述べられました。ところが、来年度予算案では、軍事費は戦...全文を見る
○宮本(徹)委員 先ほどお話があったとおり、中期防衛力整備計画は毎年平均〇・八%の増、だけれども概算要求は二・四%の伸びだったということでありました。  来年度予算案は概算要求からは若干減らしましたが、私は、財政審の言っている「中期防衛力整備計画との整合性すら疑問」という指摘は...全文を見る
○宮本(徹)委員 それ以外にもたくさん買っているわけですけれども、水陸両用戦闘車だとか、ティルトローターというのはオスプレイですよね、アメリカの海兵隊が使うような兵器を含めて、新たな購入の契約をどんどん行っているわけであります。  そして、この新規後年度負担の急増は、当然のこと...全文を見る
○宮本(徹)委員 失礼いたしました。  適切な状況にというお話がありましたけれども、資料の三ページ目を見ていただければと思いますが、防衛省にこれも出していただきました。来年度予算案は私たちは反対しておりますけれども、仮にこの予算でいくと、(4)のところですが、平成二十八年度の後...全文を見る
○宮本(徹)委員 仮にということで私はグラフを出したわけですけれども、それぐらいことしの装備品の購入の規模、契約の規模というのは大軍拡予算になっている。こういうことを続けたら、際限のない軍事費の未来にわたって大膨張につながっていくということだと思います。そういう認識を麻生大臣はお...全文を見る
○宮本(徹)委員 中期防を踏まえてという答弁を麻生大臣の方からいただきましたけれども、実際は、当年度予算の見かけをできるだけ小さくするために、ツケ払いという形で後年度負担をどんどんどんどん膨らませているわけであります。これは、どこかで払っていかなきゃいけない、国民に対する大きな負...全文を見る
○宮本(徹)委員 中期防衛力整備計画は、これ自体は閣議決定なわけですよね。二十三兆九千七百億円程度の枠内にするというのは閣議決定なわけですよ。  いろいろ言いますけれども、当初予算だけでも、二〇一四年度は二・八%の増、二〇一五年度は米軍再編費まで含めれば二%の増。先ほど示しまし...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、その二十三兆九千七百億円でやる、中期防でやるとおっしゃられますけれども、今のペースでいえば、必ず超えるペースなわけですよ。もしこの枠内でいこうと思えば、二〇一六年度以降削らない限り二十三兆九千七百億円の枠内にはおさまらないというのは、足し算、割り算すれ...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、一方的な決めつけじゃなくて、今までの予算を足して割ればわかる話であります。  軍事費が増大したら、その分、当然、暮らしのための予算を圧迫することになるわけですよ。大臣も御存じのとおり、今、東京では保育園が足りないと、区役所の前でお母さんたちが、乳飲み子を...全文を見る
○宮本(徹)委員 では、米軍再編費そして政府専用機は入らないけれども、それ以外は基本的に中期防の二十三兆九千七百億円に、枠内にカウントしていくということを確認させていただいてよろしいですね。
○宮本(徹)委員 主要装備品以外も、防衛力整備にかかわる部分は当然中期防の部分に数えるべきだというふうに私は思います。  そして、私、二〇一四年度の補正予算を見て驚いたんですけれども、資料の五ページ目をごらんください、数年前から建造中の潜水艦や護衛艦の建造費の後年度負担分、二十...全文を見る
○宮本(徹)委員 全く経済対策にはならない。危機への対応だ、テロへの対応だということを言いますけれども、別に、これを一年前倒しして払ったからといって、一年早く潜水艦や護衛艦はできるわけでもないわけですよ。全く説明になっていないというふうに思います。  念のため御確認しておきます...全文を見る
○宮本(徹)委員 確認させていただきました。  とにかく、私、もう一度指摘しておきますけれども、主要装備品以外の装備も中期防にカウントすべきだということを重ね重ね申し上げておきたいというふうに思います。  さらに進みます。  財政制度審議会の建議では、さらにこう言っておりま...全文を見る
○宮本(徹)委員 つまり、自衛隊を維持する政府の立場から見ても、後年度負担がぐっとふえることというのは大変な事態だということであります。  財政審の資料を六ページ目につけておきました。財政審のグラフでも、整備維持費がずっと大きくふえ続けていることがわかります。  今後の見通し...全文を見る
○宮本(徹)委員 兵器が高度化、複雑化して修理にもお金がかかるという説明でございました。兵器自体、年々、いろいろな種類のものも高額になっていっているわけです。  我が国の今の財政状況からいったら、もう既に、このグラフは装備が過剰になっているということを示しているというふうに私は...全文を見る
○宮本(徹)委員 一層効率化を図りながらと言いますけれども、効率化を図らなければいけないぐらい大変な事態になっているということでもあると思います。  防衛計画の大綱では、さらにイージス艦もふやし、潜水艦もふやし、戦闘機もふやしていくということになっております。しかも、今、集団的...全文を見る
○宮本(徹)委員 当然そういう道に踏み出すことは許されないわけですけれども、財政にお構いなしに検討されているということですよ。  もし海外に自衛隊を出していくことになれば、軍事費はますますふえていく、国民生活のための予算をさらに圧迫していくことは明白であります。昨年の閣議決定に...全文を見る
○宮本(徹)委員 そういうことを言って軍事費をどんどん増大していくと、閣議決定である中期防だって超えていくことになるわけですよ。やはり軍拡と軍拡の悪循環という方向を断っていく外交努力こそ必要だというふうに私たちはかねがね申し上げているところであります。  海外で戦争する国づくり...全文を見る
○宮本(徹)委員 今説明がありましたように、今度の新しい制度では、今までやってきた年少扶養控除廃止前の税額を再算定することはやらないということであります。極力中立になるようにということのモデル世帯は、今お話がありましたように、二人の世帯ということになります。こうすると、子供が三人...全文を見る
○宮本(徹)委員 いろいろ言いますけれども、まず一つは、経過措置というのはごく一部に限られるわけですよ。それが終わったらみんな上がるという話じゃありませんか。(発言する者あり)いや、違わないです。土屋さんは余り口を挟まないでくださいよ。  しかも、三人目から無料と言いますけれど...全文を見る
○宮本(徹)委員 子育て支援に必要なことは全部やりますと言いますけれども、では、三人、四人とお子さんが多い世帯の保育料を上げるのは、子育て支援として必要なことなんですか。そんなことないですよ。全くおかしな話だというふうに思います。  大体、こういう話はどこで決まったんですか、再...全文を見る
○宮本(徹)委員 子ども・子育て会議の議論で決まったということで、国会で決めたことでもなければ、閣議で決まったものでもないということであります。  自治体の事務負担が多いということを言いますけれども、実際、今後も、経過措置じゃなくてずっと続けようという自治体もあるわけですよ。な...全文を見る
○宮本(徹)委員 もう質問時間が来てしまったので、麻生大臣にも最後に見解を伺いたいというふうに思っていたんですけれども、子供が多いほど保育料は現在よりふえる、そういう仕組みにしようとしながら、消費税増税は子育て世帯の支援のためだというようなことを言うのはやめていただきたいというこ...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○宮本(徹)分科員 日本共産党の宮本徹です。  きょう三月十日は、あの東京大空襲から七十年目の日でございます。平和憲法の大切さをかみしめながら、質問させていただきます。  昨年四月、安倍政権は、武器輸出は行わないと定めてきた武器輸出三原則をやめ、以降、官邸が先頭になって、武器...全文を見る
○宮本(徹)分科員 五人から二十人に、武器輸出、国際共同開発の体制を大きく強化しようという話であります。  三月五日付の日経新聞では、十三日に、日本、フランス両政府のいわゆる2プラス2を開いて、武器を含む防衛装備品の協力拡大について合意する、日仏で共同開発や輸出を進めやすくする...全文を見る
○宮本(徹)分科員 新聞に報道されているから、その方向というのは間違いないと思いますが、仮に政府間で防衛装備品の共同開発のための協定を結ぶということになった場合は、国会批准を求める条約になるんでしょうか。
○宮本(徹)分科員 つまり、行政取り決めということで、国会にかけないということです。国会にかけないということは、国民に事前に知らせて了承を得るということもやらないわけです。こうやって重大な内容をどんどん進めていくというのは、私は許されないというふうに思います。  昨年五月の日仏...全文を見る
○宮本(徹)分科員 初めは攻撃能力がない無人機として始めても、無人システムというのは、やはり無人攻撃機にまで応用されていく危険というのをはらんでいるというふうに思います。  実際、アメリカでは、自律型のロボット兵器の開発も莫大な費用を投じて進められております。近い将来、いわゆる...全文を見る
○宮本(徹)分科員 アメリカの民間研究所にスティムソン・センターというのがございます。そこが、無人機の運用戦略の見直しを勧告する報告書を昨年六月に発表しております。  報告書は、無人機は、みずからが危険にさらされることなく相手を攻撃し、費用も安いので、紛争にかかわる敷居が下がる...全文を見る
○宮本(徹)分科員 この報告書を知っているということでしたら、なおさら、軍用無人機の国際共同開発に乗り出していくというのは極めて重大だというふうに思います。  きょうはここに、社団法人日本機械工業連合会が日本戦略研究フォーラムに委託した、無人機についての防衛機器産業への影響調査...全文を見る
○宮本(徹)分科員 この報告書は、軍用無人機の先進国であるアメリカやヨーロッパ、そしてイスラエルの無人機を調べております。そして、この報告書はこんなことを言っております。我が国の防衛産業は、無人機システムの製品輸出あるいは国際的な共同開発、生産へ踏み出すべきである、そして、外国と...全文を見る
○宮本(徹)分科員 軍事企業の要望だということはお認めにならないわけですけれども、この防衛機器産業への影響調査報告書の中では、「わが国の防衛体制整備と無人機」という章を設けております。「一、わが国の防衛作戦における新たな作戦構想」「二、無人機の導入による各種作戦への影響」とあり、...全文を見る
○宮本(徹)分科員 いや、一般論で聞いているわけじゃないんですよね。これだけ国際社会でも問題になっている軍用無人機、特に無人攻撃機について伺っているわけであります。  そして、この防衛機器産業への影響調査報告書の作成は、名立たる企業が調査委員を出しております。この報告書の作成で...全文を見る
○宮本(徹)分科員 その範囲では全くわからないわけですよね、何をしたのかというのが。個別の企業のことはそれ以上わからないようですので、防衛省自身の動きについて伺いたいと思います。  先ほど紹介した昨年のNHKスペシャルの中で、防衛省の装備政策課長が、イスラエルの企業なのか国防関...全文を見る
○宮本(徹)分科員 NHKスペシャルでは、この防衛省の課長とイスラエルの方々との話し合いにカメラは入れませんでした。きょう、私のアイフォンで撮った写真を資料としてお配りしておりますが、これはNHKスペシャルの写真でございます。具体的には、あの場で何について話し合ったんでしょうか。
○宮本(徹)分科員 一般的な説明を受けたというお話ですが、ここにありますように、NHKスペシャルで、防衛省の課長は、イスラエルの機体と日本の技術を使うことでいろいろな可能性が出てくるというふうに述べられております。  このいろいろな可能性とは具体的に何なのでしょうか。無人機の共...全文を見る
○宮本(徹)分科員 一般的な可能性ということでありますが、もう一点、お伺いします。  ユーロサトリにこの防衛省課長が参加した最大の目的は、日本の企業とフランスの企業を国が橋渡しすることだと紹介されておりました。  防衛省は、この間、日本の企業をイスラエルの軍事企業などへ橋渡し...全文を見る
○宮本(徹)分科員 今のお話だと、日本の企業にも、イスラエルの企業が参加している展示会にも案内していく、紹介していくという話で、重大だと思いますよ。  イスラエルは、昨年、御存じのとおり、ガザで二千人もの人の命を奪って、国際的な非難を浴びております。そして、この間、長い間のガザ...全文を見る
○宮本(徹)分科員 そういう方針は持っていない、イスラエルと共同開発するという方針は持っていないというお話でありました。  ならば、防衛省も、こういう展示会に行って無人機について話を聞いてくる、あるいは、日本の企業を、イスラエルの企業も含めて紹介していく、会ったらどうですかとい...全文を見る
○宮本(徹)分科員 今は遠隔操作の無人機ですが、世界の無人機の開発は、いわゆるロボット兵器と言われる自律型無人システムに向かっているのは大臣も御存じのとおりです。人間の判断なしに人の命を奪う兵器ということで、国連の専門家も、そのようなロボット開発は凍結すべきだと提言しております。...全文を見る
○宮本(徹)分科員 海洋安全保障のためといって、外務省まで発展途上国に対して防衛装備を供与していくことを認めていくというのは、重大な話だというふうに思います。大体、そうやって武器を供与していけば、アジア各国の軍備拡張を後押しすることになって、アジアの緊張をますます高める道になると...全文を見る
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○宮本(徹)分科員 日本共産党の宮本徹です。  東京外環道の関越—東名間について質問いたします。  私は、武蔵野市、三鷹市で党の地区委員長を八年務めてまいりました。計画の中止を求める運動にもかかわってまいりました。  計画は、練馬、杉並、武蔵野、三鷹、調布、狛江、世田谷の合...全文を見る
○宮本(徹)分科員 大臣、税金による負担が八割近くに上っているわけであります。これで有料道路事業が基本と言えるんでしょうか。
○宮本(徹)分科員 足りない分といいながら、税金の方が多いわけですよ。七割ぐらいですかね、さっき八割と言いましたけれども。こういうのは本当におかしいというふうに思います。  結局、外環道の練馬—世田谷間というのは、有料道路方式を基本にしては本来つくれない、不採算の高速道路に莫大...全文を見る
○宮本(徹)分科員 検討もされていないということでございます。  大臣もよく御存じのように、今日本じゅうでインフラが維持できない、更新できないと大問題になっております。  昨年の財政審に財務省が提出した資料があります。ここに持ってまいりましたが、新規投資は、社会資本の整備水準...全文を見る
○宮本(徹)分科員 維持管理費の日常的なものは見積もっているけれども、更新費用まで含めて検討すべきだということを財政審は指摘しているわけですよ。先の見通しもないまま新たな事業を進めていくというのは、未来世代に対して極めて無責任だということを指摘しておきたいと思います。  さらに...全文を見る
○宮本(徹)分科員 できる限り有料道路事業方式ということをおっしゃいますけれども、それを超えた場合は税金による追加の負担は生じないということで理解していいんでしょうか。
○宮本(徹)分科員 結局、できる限りといって、それ以上になったら税金を投入するという話じゃありませんか。工事費がふえればふえるほど国民の税金投入がふえていくというのは、これはけしからぬ話ですよ。  そして、今、当初予定を変更して、地中の一部を大きく拡幅する都市計画変更手続が進め...全文を見る
○宮本(徹)分科員 結局、現在検討中で、どれだけふえるかというのもまだ明らかにもなっていない。そういうままで、工事だけは実際は立て坑工事がどんどん進んでいるというのは極めて無責任だと思います。  大体、今、施工方法の検証、検討を行っているといいますが、事業着手している段階でいま...全文を見る
○宮本(徹)分科員 先ほどの大臣のお話でも、舛添知事も中央高速道の開通式で、これで渋滞は大分緩和するんだと言っているわけですから、改めてその時点に立って検証することこそ必要だと思います。そういう検証もせずに、一兆円も税金を投入して道路建設に邁進していくというのは全く無責任だと思い...全文を見る
○宮本(徹)分科員 今のお話は後づけの理由なんですよね。  このインターは杉並区との区境に計画されておりますが、杉並区では住民アンケートも行われて、住環境破壊に反対する住民の意見を踏まえて、杉並側はインターはつくりませんでした。その結果、練馬側だけのハーフインターになりました。...全文を見る
○宮本(徹)分科員 今、私の話の何を聞いていたのかと思いますけれども、丁寧な説明も何もやられていないという状況になっていて、裁判になっているわけじゃないですか。  大臣、ぜひ現地の状況を、行くなり住民の意見に耳を傾けるなりしていただけないでしょうか、この問題で。裁判にまでなって...全文を見る
○宮本(徹)分科員 もう一つ、「外環ノ2」と呼ばれる地上部街路についてお聞きします。  外環本線が大深度地下を利用することになった理由は何でしょうか。
○宮本(徹)分科員 もともと住民に迷惑をできるだけかけないということで始まったわけであります。  二〇〇六年六月に関東地方整備局と東京都が出した文書ではこう言っております。「外環は環境への影響や移転や地域分断への影響を考慮し、大深度地下構造としたことから、地上部の利用が可能とな...全文を見る
○宮本(徹)分科員 全然違うんですよ。当時の石原都知事は、二〇〇六年に、現地を視察した後の記者会見で、そういう御迷惑をかけないように、とにかくあの下をくぐる、そういう工法でやりますので、その点は御安心いただきたいと思っておりますということで、地上部の人たちには迷惑をかけないために...全文を見る
○宮本(徹)分科員 いや、都においてやっていると言いますけれども、国にはやはり政治的責任があるわけですよ。何のために外環を地下にしたんですか。四十年以上凍結されていた外環を、地上部には迷惑をかけないから認めてくれといって地下にしたわけですよ。そういう経過があるのに、これは東京都で...全文を見る
○宮本(徹)分科員 住民の話を聞いてと言いますが、住民は要らないと言っている道路なわけであります。  大体、当時の石原元都知事も、こんな道路がいまだに都市計画道路として残っているのかということを二〇一一年の段階でもおっしゃっているわけであります。本当に何のために外環本線を地下に...全文を見る
○宮本(徹)分科員 時間が来ていますから終わりますけれども、日本語はそうは読めないですよ。  「外環ノ2」も外環本線も廃止を求めて、質問を終わります。
03月11日第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  所得税法等の一部を改正する法律案について質問いたします。  きょうは、まず、研究開発減税について伺います。  本会議で、私は、消費税増税はやめ、大企業優遇税制こそ見直すべきだと求めました。租税特別措置の中で大企業優遇の最大のもの...全文を見る
○宮本(徹)委員 今お話ししていただいたとおりですけれども、私、きょう、提出資料を、二つの統計をつなぎ合わせてつくったものを出させていただきましたが、二〇〇三年度の税制改正で、財界が要望する法人税率引き下げのかわりに、新たに研究開発減税の総額型を設けたのを機に、減税額が一千億円を...全文を見る
○宮本(徹)委員 景気回復の影響もあると思いますが、同時に、総額型の控除限度額を、上限を二〇%から三〇%に一・五倍に大きく引き上げたことが、減税額をふやす大きな要因となっております。  さらに、二〇一四年度はまだ出ていないわけですけれども、二〇一四年度も、研究開発減税は二百七十...全文を見る
○宮本(徹)委員 四〇・九%ということで、十社で減税額全体の四一%も占めているということになります。  きのうの委員会の質疑の中でも、佐藤主税局長が、研究開発減税については一種の補助金だというふうに発言されておりましたが、一部の巨大企業に巨額の補助金が渡っているに等しい状況にな...全文を見る
○宮本(徹)委員 麻生大臣からも、国民の負担により賄われているという答弁がありました。  私は、国民の税金を原資にして減税している以上、巨額の減税を受けている企業名は公開されてしかるべきだというふうに考えます。  ところが、適用実態調査の報告書には、上位十社のコード番号しか書...全文を見る
○宮本(徹)委員 国民の目からすれば、これほどの巨額な減税が行われているわけですから、さらに透明化されてしかるべきだというふうに思いますし、もともとこの法案をつくる過程では、企業名を明らかにしようという議論があったというふうにも聞いております。  一位の一社で一千二百億円もの減...全文を見る
○宮本(徹)委員 先ほども言いましたように、やはりその企業名を国民は知る権利があると私たちは考えております。  週刊ポストの三月六日号には、富岡幸雄中央大名誉教授が有価証券報告書などから試算して明らかにした、研究開発減税の減税額が多い十社が出ております。トヨタ、武田薬品、デンソ...全文を見る
○宮本(徹)委員 企業イメージということを言われますけれども、国民も物すごく関心を持っているわけですね。週刊誌のつり広告になって発表されるようなことになっているわけですよ。公表しないことが逆に企業イメージを損なっていることになるんじゃないかというふうに思います。  私、調べてみ...全文を見る
○宮本(徹)委員 今御説明がありましたように、つまり、現在、税額の四〇%という控除額の上限が、法改正がなければ、この四月からは総額型の二〇%プラス増加型などの一〇%を加えての三〇%、さらに、二〇一七年度からは二〇%に下がるということであります。  ところが、今回の法案では、本来...全文を見る
○宮本(徹)委員 全く当たらないという批判ですが、法改正しなければ、先ほど説明があったとおり、二〇%に下がるところだったわけですよ。それを、二五プラス五の三〇%にしているというのは、これは事実上の拡充じゃないかということを言っているわけであります。  なぜ政府税調が言っていた総...全文を見る
○宮本(徹)委員 今お話があったとおり、経団連の皆さんから要望をいただいて、結局、政府税調の結論がひっくり返ってしまったということだと思います。  私たちが聞いたところでは、当時の自民党税調では、研究開発減税の総額型の控除限度額については二つの案が示されていたというふうに聞いて...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、私自身も、中小企業には当然配慮しながらこの税制の見直しが必要じゃないかということを先ほどから申し上げているわけであります。  お答えがなかったんですけれども、研究開発減税を縮減していくという観点は、今後のさまざまな検討をする観点の中には入っているんで...全文を見る
○宮本(徹)委員 何か禅問答のようで、それ以上質問してもあれなので、次に行きます。  今回の法案では、研究開発減税の総額型での控除限度額三〇%というのは、二年限りの時限措置が、期限なしということで三〇%ということになっております。  私は、恒久化というのは、これまた政府の税制...全文を見る
○宮本(徹)委員 増加型、高水準型とあわせて、総額型も含めて検討を行っていくということですから、政府税調にも反するような方向で、政策減税の期限の設定をなくしちゃったというのは直ちに見直していくことが必要だというふうに思います。  次に、受取配当の益金不算入制度について質問いたし...全文を見る
○宮本(徹)委員 今お話にありましたように、この間、益金不算入の額は約九倍に大きく膨れ上がっているということになります。そして、資本金百億円の企業が占める割合も、六〇・二%から八六・九%ということでどんどん高まっている。この制度も、大きな傾向として、制度の恩恵を受けるのが巨大企業...全文を見る
○宮本(徹)委員 内部留保は設備投資、賃金、配当に回らなきゃいけないということを言いますけれども、その配当は、内部留保として、益金不算入制度を使ってまた戻ってくるという仕組みにもこの制度によってなっているわけであります。  この制度は、当初、おっしゃるとおり、二重課税を廃止する...全文を見る
○宮本(徹)委員 今回、この制度の一部を見直して、課税強化の方向に踏み出したという点は、私たちも注目しているところであります。しかし、これによる増収の見込みは九百二十億円ということで、受取配当の益金不算入制度による減収額は一・四兆円ですから、是正されるのは数%ということになります...全文を見る
○宮本(徹)委員 諸外国を見れば、ドイツでは、持ち株比率一〇%未満の場合は全額益金に算入する、フランスでも、持ち株比率が五%未満の場合は全額益金に算入するということをやっているわけですから、自民党税調だってその案もあったわけですから、それはできないはずがないというふうに思います。...全文を見る
03月13日第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  所得税法等一部改正案に対する質問を行います。  総理、昨年四月からの消費税の増税でとりわけ生活が厳しくなっているのが、年金削減が続くひとり暮らしの年金生活者です。  先月発表された総務省の家計調査を見ますと、高齢単身無職世帯は、...全文を見る
○宮本(徹)委員 消費税増税の前からいろいろな要因で起きているというお話ですけれども、実際に起きていることを見ていただきたいというふうに思います。  受診抑制が典型的にあらわれるのは歯医者です。痛むまでは我慢ができるからであります。  都内でも高齢化率の高い足立区にある歯科ク...全文を見る
○宮本(徹)委員 いろいろ言われますけれども、私たちも、大阪の保険医協会だとか各地のお医者さんからの報告を、実際現場で何が起きているのかということを、レセプトだけでは見えない現実を見ていただきたいということで言っているわけですよ。  総理、どうですか。
○宮本(徹)委員 実際の総務省の家計調査でも、医療費の支出は減っているわけですよ。長期処方をしようがしまいが、使う薬の量が変わるわけじゃないわけですよ、その理由だったら。実際は、医療費が減っているということは、薬を受け取る量が減っているということじゃありませんか。そのことが大阪の...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、二〇一七年度以降、中立になるというのは私も知っていますよ。そうじゃなくて、二〇一五年、二〇一六年度分の減税分、各年度二千百億円分の財源はどこから持ってくるのかということをお伺いしているんです。
○宮本(徹)委員 結局、政策効果で税金がふえてくるかもわからないという話しかなくて、いろいろ言いますけれども、八%に引き上げられた消費税収の入った一般会計で、二〇一五年、二〇一六年度分の減税、それぞれ二千百億円を穴埋めするものになっているというのは、お金の出入りからすればはっきり...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、実質減税になるのか。法人税率引き下げを目指すというのは、実質減税に二〇一七年度以降もするということなんでしょうか。税率引き下げを目指しているというのは、それは書かれているわけですけれども、今回、二〇一五、一六年度が先行減税で実質減税になっているように、一...全文を見る
○宮本(徹)委員 ということは、実質減税は二〇一七年度以降はないということを御確認してよろしいでしょうか。
○宮本(徹)委員 ないというふうに断言できないということは、結局、また実質減税が続いて、そこを、消費税増税で今度一〇%に引き上げられたのがそこで穴埋めされていくという話になるじゃありませんか。それは私たちは本当に認められないというふうに思います。  次に行きます。  政府税調...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、中小企業の赤字のところのことを話をしておるわけじゃありません。黒字のところの話しか私たちはしていないわけです。当然、法人税は黒字でしか払わないわけですから。そこを見れば、各種試算で明らかになっているように、巨大企業の方が実質の負担率が低いというのは明らかだ...全文を見る
03月31日第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  きょうは、待機児童の解消と園庭の確保、国有地の活用について質問いたします。  政府は、一昨年打ち出した待機児童解消加速化プランで、二〇一七年度までの五年で四十万人の保育の受け皿をつくり、待機児童をゼロとするとしております。政府は過...全文を見る
○宮本(徹)委員 これまでの二倍のスピードで整備が進んでいるということですが、しかし、計画以上に需要が高まって、待機児童がさらにふえているという指摘も出ております。  これは東京新聞の今月の報道ですけれども、東京二十三区でいえば、昨年を上回る子供が一次選考で認可保育園に入れなか...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、私は、認可保育園に入りたいという家庭の子供のふえ方が政府の想定を上回っているんじゃないかと。  これから、さらに、二次選考もあれば、いろいろなことで入っていく方がいると思いますけれども、ふえ方が政府の想定よりもふえているから、認可保育園に入れない子供が、...全文を見る
○宮本(徹)委員 今の計画では足りないというお話でありました。  私も東京二十三区の定員確保計画を少し見てみましたけれども、ある区で見ますと、二〇一七年度になっても、ゼロ歳児、三から五歳児も、利用希望者が入るだけの保育施設の整備が間に合わないということになっておりました。これは...全文を見る
○宮本(徹)委員 潜在的ニーズも含めて十分だというお話でしたけれども、先ほど言いましたように、既にニーズ調査をやった数よりも就学前の子供がふえている自治体もある、働いているお母さんたちも保育園の希望がふえている。ですから、もっと、これで足りるのかという検証をしっかりやらないとまず...全文を見る
○宮本(徹)委員 地域によって差はあるけれども、待機児童の問題に対応できるようにしなきゃいけないというお話が麻生大臣からありました。  そして、待機児童を解消する上での一つの手だてが国有地の活用ということであります。  今、保育園をふやす上でネックになっている問題、大きな問題...全文を見る
○宮本(徹)委員 百八十八カ所のうち、保育所の用地としては、二十四カ所が協議中も含めて今進んでいるという答弁でありました。  自治体が多くの待機児童を抱えながら国有地の活用に至らなかったケースもあるわけですが、その理由は何なのかということで、私、二十三区にアンケートでお聞きしま...全文を見る
○宮本(徹)委員 具体的に例があればというお話ですけれども、民有地より安く国有地は借りられるのは事実ですけれども、それでも東京の土地は非常に高いわけですよね。  これは、ある区ですけれども、国から借りて年間一千七百万ぐらい賃料を払っていますけれども、民間の事業者に先に貸している...全文を見る
○宮本(徹)委員 社会福祉法人に負担が重いというのでつくられたというお話ですが、この中で普通財産は社会福祉法人や地方公共団体に対して無償で貸し付けることができるというふうに書いてあるわけですが、この無償で貸し付けることができるという最終的な判断は誰がすることになっているんでしょう...全文を見る
○宮本(徹)委員 済みません、ちょっと通告していなかったものですけれども、無償で貸し付けることができるというふうに法律に書いてあるんですけれども、これは最終的には誰が判断するのかということをお伺いしたんです。法律上。
○宮本(徹)委員 最終的には、法律上、普通財産についての処分は財務大臣が判断するということになっております。  それで、先ほど次の質問にお答えがありましたので、麻生大臣のお答えがあったとおり、当時ですけれども、現在、実際にこの規定を活用して無償で貸し付けている保育所もあるわけで...全文を見る
○宮本(徹)委員 慎重に対処と言いますけれども、待機児童ゼロというのは安倍政権の最優先課題だということで掲げられていると思うんですね。そして、法律上の規定ではできるというふうになっているわけですよ。その法律よりも運用指針を上に置くというのはまたおかしな考え方だというふうに思います...全文を見る
○宮本(徹)委員 私たち東京都議団が調べましたところ、今、都内の認可保育所、認定こども園、認証保育所で、敷地に園庭がない、あるいは園庭だけでは最低基準を満たさないという施設が四割にまでふえております。麻生さんの御出身地では考えられないことかもわからないですけれども、そういう事態で...全文を見る
○宮本(徹)委員 まとめます。  こういう事態が広がっていますので、自治体と協力して実態調査を行っていただきたい。そして、どういう課題があるのか、ぜひ厚労省としてつかんでいただきたい。そして、外遊びをしっかり保障するためのガイドラインを作成することを初め、必要な対策をとっていた...全文を見る
○宮本(徹)委員 終わります。
04月10日第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第8号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  政投銀法の一部改正案について質問いたします。  本法案は、政策投資銀行に危機対応業務を法律上義務づけるものになっております。  自然災害への危機対応という公益性の高い支援は必要ですが、この間政投銀が行ってきた危機対応業務について...全文を見る
○宮本(徹)委員 雇用を守る条件をつけていないということでした。  公的支援を受けたいのなら雇用への責任を果たせと条件を課せば、雇用を守れた可能性があるわけですよ。自動車メーカーへの危機対応融資は、雇用を守るという社会的責任を果たさない大企業に無条件の公的支援を行うことに結果的...全文を見る
○宮本(徹)委員 個別企業の経営悪化を考慮するものじゃないと言いますけれども、実際、私が示したように、莫大な負債を抱えていたオリックスを救済するという、個別企業の救済につながったわけですよ。そして、法文には、先ほど答弁がありましたけれども、モラルハザードにつながらないための担保措...全文を見る
○宮本(徹)委員 もう一点聞きますが、附則第二条の七で円滑に資金が供給されるようとありますが、ある大企業に対してメガバンクが資金援助を減らしている場合、あるいは拒否した場合、政投銀の対応はどうなるんでしょうか。
○宮本(徹)委員 つまり、法律上この危機対応融資を受けられる者については何の制約もない、危機だということになれば、メガバンクが責任をとらないまま、政府が政投銀に出資して大企業に対して公的支援がどんどん行えるというものになっております。  私は、今回、政投銀に危機対応業務の業務規...全文を見る
○宮本(徹)委員 民間は経営判断から手を挙げなかったということです。先ほど、その前の質疑の中で、麻生さんからは、民間はもうからないことをしないんだというわかりやすい説明もありましたが、そういう中で、結局、政投銀や商工中金が出てこざるを得なくなったということだと思います。  今回...全文を見る
○宮本(徹)委員 時期は明示しない、明示することができないぐらいの事態なわけですよね。麻生大臣が言われたとおり、もうからないことは民間はやらないということなんです。ですから、この間のリーマン・ショックや震災というのは、公的な金融手段が必要だということを証明したということだと思いま...全文を見る
○宮本(徹)委員 次に、電力会社への融資について聞きます。  二〇一一年三月末と二〇一四年九月を比較して、民間の金融機関と政投銀の東京電力への融資はどうなっているのか、会計検査院、紹介していただけるでしょうか。
○宮本(徹)委員 今お話がありましたように、民間金融機関は、借入金をどんどん、取りっぱぐれないように、原発被害者への賠償よりも優先される一般担保つきの私募債に大きく切りかえているということになっております。その一方で、政投銀が融資を大きくふやして、政投銀が東京電力を支える構図とな...全文を見る
○宮本(徹)委員 原発再稼働を条件にしない、当行としての考えはないということですが、実際は原発再稼働のためにどんどん融資しているわけですよね。  一番新しい二〇一四年版のCSR・ディスクロージャー誌を私は見ましたけれども、九州電力への優先株式出資が記されて、その中で、九州電力で...全文を見る
○宮本(徹)委員 島根原発三号機建設に向けた融資は入っていないということですか。
○宮本(徹)委員 この数年のものには入っていないということであります。  私、財務省から、この間の政投銀の中国電力に対する融資の一覧、何年何月に幾ら融資したのかという資料をいただきました。その際に、政投銀が民営化される前までは、どの融資が島根原発三号機の建設のためのものなのかと...全文を見る
○宮本(徹)委員 個社個別のものは明らかにできないという話ですけれども、これだけ国民の関心が高い問題について明らかにしないというのは、こんなおかしな話はないですよ。  今、ずっと見てまいりましたけれども、原発再稼働から原発の新規増設、核燃料サイクルまで、政投銀が政府の原発推進政...全文を見る
○宮本(徹)委員 ということは、開銀時代は、融資先上位五十社というのは相手方の同意を得て開示していたわけですか。
○宮本(徹)委員 開銀時代は手だても尽くして、相手の了承も得て公表していたわけですから、引き続き、この政投銀の一〇〇%株主は麻生大臣なわけでありますから、さらに説明責任を果たすように、相手の会社にもこれは財投を使ってやっているんだから公表すべきだということを働きかけることも含めて...全文を見る
05月15日第189回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  横田基地へのCV22オスプレイの配備の問題について質問いたします。  自治体、住民への頭ごなしでの配備通報について、横田基地の地元の福生市長は、寝耳に水、通達だからのめと言われても無理がある、この地域を預かる者として、これ以上の基...全文を見る
○宮本(徹)委員 接受国通報まで岸田大臣は知らなかったわけじゃないですよね。寝耳に水だったんですか、大臣も。事前に打診があったんじゃないんですか、横田に配備することについて。
○宮本(徹)委員 幅広くいろいろ議論してきたということで、では、実際は、正式なのは十一日だけれども、ない、ないと記者会見だとかいろいろなところで繰り返しながら、隠れて話し合ってきたということなわけですね。
○宮本(徹)委員 では、今まで、ない、ないと言っていたのは、国民に対してうそをついてきたということになるわけですよ。  次に行きます。  この間の報道では、四月二十七日の2プラス2の共同発表のときに、アメリカ側はこの文書にオスプレイの横田配備を盛り込むよう提案したが、地元との...全文を見る
○宮本(徹)委員 その最も高度な能力というのがオスプレイの話だったということですか。
○宮本(徹)委員 そうですね。共同発表の中には、嘉手納へのP8哨戒機配備の問題、グローバルホークの三沢飛行場への配備の問題、輸送揚陸艦グリーン・ベイの配備だとかF35の配備の話はあるわけですけれども、オスプレイの話はないわけですよね。  そこではどういう話をしたんですか。オスプ...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、それを書き込ませなかったわけですけれども、横田へのオスプレイの配備の話も出たわけですよね、2プラス2では。結果で、まとまっている文書は見ているからわかりますよ。横田への配備の話は出なかったんですか。
○宮本(徹)委員 結局、その詳細は明らかにできないということで、こそこそと日米政府で話し合って、何を話したかということも国民には何にも明らかにしない、そして配備という結論だけを国民に押しつけていく、こんなやり方はとんでもないと思いますよ。  2プラス2の共同発表に入れようが入れ...全文を見る
○宮本(徹)委員 そういうことを聞いているんじゃない。さまざまな議論があったんじゃなくて、ここに私は持ってきましたけれども、立川、昭島、福生、武蔵村山、羽村、瑞穂、五市一町、外務大臣岸田さん宛てに、二〇一三年七月三十日、横田基地配備についてというのが出ているわけですよ。これは御存...全文を見る
○宮本(徹)委員 受け取っているわけですね。読まれたわけですよね。
○宮本(徹)委員 この要請書の中には、「CV22の横田基地への配備検討の撤回を求めるものであり、日本政府におかれましても、米国政府に対し、このことを強く求めるよう要請します。」と書いてありますが、こういう意見、要請書が出ているというのを、この間、アメリカとのやりとり中でアメリカ側...全文を見る
○宮本(徹)委員 別に、詳細なことを明らかにしろと言っているわけじゃないんですよ。これを伝えたのかどうかということなんですよ。それぐらい答えてくださいよ。
○宮本(徹)委員 全く納得できない答弁ですよ。  これぐらい、伝えたということが言えないということは、伝えなかったということですか、それが答えられないということは。  結局、読んだけれども地元自治体の要請は握り潰した、こういうことですか。
○宮本(徹)委員 自治体は、日本政府にこういうものを要請すれば当然アメリカ側にもその要請は伝わるだろうと思って、出しているわけですよ。これを伝えないのであれば、一体どこの国の政府なのかということが問われると思います。  オスプレイは、MV22を沖縄に配備するときも大問題になりま...全文を見る
○宮本(徹)委員 これから丁寧に説明とかそういうことを言っているんじゃなくて、地元は配備の撤回をもともと求めてきたわけですよ、来てくれるなということを。  先ほど、地元の懸念は承知しているという話でしたけれども、地元の懸念を承知しているんだったら、地元も含めてよく話し合って、ア...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、配備するべきかどうかというのこそ、本来地元の意見も聞いて協議しなきゃいけない問題だったんじゃないかということを私は言っているわけですよ。  結局、安全保障の問題は政府間の話だ、何でも日米同盟優先で、地方自治体の意見なんか聞く耳を持たない。これは、今、沖...全文を見る
○宮本(徹)委員 それは、日本側から要請したことはないということで確認していいんですか。
○宮本(徹)委員 結局、アメリカに配備を求められて、嘉手納周辺の自治体も要らない、横田周辺の自治体も要らないというものを、自治体住民よりもアメリカの意向を優先して受け入れていった、そういう対応をとったということじゃありませんか。本当に許しがたいと思います。  次に、CV22オス...全文を見る
○宮本(徹)委員 でたらめなことばかり言われても困るんですけれども。  まず、事故率のことをおっしゃいましたけれども、MV22に比べて今でも三倍以上高いわけですね、七・二一。ちなみに、戦闘機でいえば、F15は一・八八、F16は一・九五と、他の米軍機に比べても、この七・二一という...全文を見る
○宮本(徹)委員 結局、事故率の話しか出てこないわけですよ。今回、事故率以外に何か確認したものがあるんですか、CV22の問題で。事故率の話は、私が言ったとおり、MV22よりも、十万時間これから無事故で飛んだって高いんですよ。事故率以外に何か確認したんですか。
○宮本(徹)委員 結局、事故率の話以外、何にも出てこないわけですよ。今の話も、二〇一二年に調べたときの話でしょう。MVオスプレイを配備するときに調べたときの話なわけですよ。そのときに、同じ資料で、過酷な任務だから事故率は高いんだと言っているわけですよ。この認識がどう変わったのか、...全文を見る
○宮本(徹)委員 何を言っているんだ。その分析結果とあわせて発表したのがこの防衛省の資料でしょう。二〇一二年九月十九日ですよ。そういうCV22の事故原因まで調べた上で、危険な訓練、過酷な訓練をやっているから事故率が高いと言ってきたわけじゃないですか。  もう質問時間が来ちゃいま...全文を見る
05月15日第189回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  本法案は、マイナンバーの利用範囲を拡大して、預貯金の口座にまでマイナンバーをつけて、銀行などに管理を義務づけるというものになっております。  まず、お伺いしますけれども、そもそもマイナンバー制度は、国民の側が導入してほしいと望んだ...全文を見る
○宮本(徹)委員 余りいいかげんなことを言ってほしくないんですけれども、番号制度の認知度、そのころかな、二十三年十一月の調査で、内容まで知っているというのは一六%しかいないじゃないですか。内容を知らないのに必要だというのは、いいかげんな聞き方をしたことで、そういう答弁をされたら困...全文を見る
○宮本(徹)委員 一定の方が懸念というよりも、はるかに多い数が懸念を示していると思うんですけれども、この内閣府の調査では、懸念は特にないと言っているのが一一・五%しかいないということですよね。プライバシーが侵害のおそれ、三二・六%、個人情報不正使用により被害に遭うおそれ、三二・三...全文を見る
○宮本(徹)委員 それは大臣の希望的推測であって、現時点で国民の世論があるのかということに対して、世論があるということは答えられないわけですよね。確認します。
○宮本(徹)委員 順序が逆なんですよ、やることの。法律をつくる順序としては、国民の世論がどうであろうが、つくってから説明して回るんじゃなくて、まず何よりも国民の世論を得るのが大事だというのは、二年前に副総理が言っていたわけですよ。副総理ですよ。その立場に立ち戻るべきだというふうに...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、現行法の範囲の税務調査は税務署としてはやれるわけですよ、はっきり言って。それがやや迅速になるだけという話ですよ、今回のマイナンバー制度でできることというのは。税務署は税務署で、国税庁はちゃんとしたシステムを持っているわけですから、それで銀行に照会もしてや...全文を見る
○宮本(徹)委員 事実は確認していただきました。  では、今回、出されているこの法案では、先ほど言った消費税増税法七条に規定する給付つき税額控除の導入に関する総合的な検討、これを反映した内容というのは含まれているでしょうか。
○宮本(徹)委員 含まれていないということでありました。  そして、この法案について税務面の検討を行った政府税調のマイナンバー・税務執行ディスカッショングループというのがあります。マイナンバーの活用を検討しましたこのグループの中で、最終日に、出席した委員からこういう意見が出たん...全文を見る
○宮本(徹)委員 それで、この中の資料を見ると、いろいろな制度がマイナンバーを活用して、金融資産も勘案して負担増をしようという話がいっぱい出てまいります。  例えば、後期高齢者の窓口負担、現在の一割から三割にしようじゃないか。七十歳から七十四歳の医療費の窓口負担、現在、一割から...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、そう言いますけれども、私が先ほど来言っていますけれども、税務調査だとか資産調査とか現行法の範囲のものに、それこそ銀行業界に一千億円もかかるようなことをやらせるというのは、本当に、それこそ費用対効果で見たらつじつまが合わない話なんですよね。それは山口大臣はそ...全文を見る
○宮本(徹)委員 特養ホームのホテルコストの負担増を始めるのが夫婦で二千万、単身で一千万だから、それをもとに例示として書いたんだというお話でございましたけれども、例示だといっても、結局、この事務局案が議論のスタートになるわけですよね、これからこの制度設計をするときに。  高齢者...全文を見る
○宮本(徹)委員 所得税にしても相続税にしても、過去の最高税率からしたらまだまだはるかに低い状況なのは御存じのとおりだというふうに思います。この間少しは戻しましたよと言うんだけれども、これだけ格差が拡大しているわけですから、負担増を富裕層にもっとしっかり求める、こういうことこそ必...全文を見る
○宮本(徹)委員 全く予断を持っていないということなんですけれども、実際は、義務化しなければできないようなことの検討が既に政府部内で始まっているということなわけですよ。ですから、本当に、初めは義務化しませんよ、しませんよと預貯金口座への付番を導入しておきながら、後では義務化します...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、現在高い方が、現役並み所得ということで高いというのは、そういうのがプライバシーを侵害していないというのは物すごい認識の誤りですよ。  昔、子供医療費も、所得制限がある時代がありましたよね。この東京でもあったわけですけれども、そうしたら、あの人はお金がある...全文を見る
05月22日第189回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会 第8号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。東京選出です。  きょうは、東京の国家戦略特区とリニア新幹線についてお伺いしたいと思っております。  安倍政権が打ち出した「日本再興戦略」改訂二〇一四によると、世界の企業が日本に投資したくなるような環境をつくるとし、二〇二〇年オリンピ...全文を見る
○宮本(徹)委員 いろいろなモメンタムがあるんだというお話でしたけれども、二〇一四年の日本経団連の提言ではこう言っているんです。  折しも、二〇二〇年にオリンピックが東京で開催されることが決定した、これを好機として、それまでの間を持続的成長の礎を築くための集中対応期間と位置づけ...全文を見る
○宮本(徹)委員 残り八つはまだ出てきていないという話ですけれども、今お話があった中でも、容積率の緩和は一一〇〇%だとか一〇〇〇%だとか、すごい容積率でビルをつくっていくということになります。  きょう、野村総研が書いている「東京・首都圏はこう変わる!未来計画二〇二〇」というの...全文を見る
○宮本(徹)委員 こういうビル群をつくった場合に、昼間の人口と夜間の人口の想定というのはどうなっているんでしょうか。
○宮本(徹)委員 歩行者の通行量だとかは幾らか出すけれども、こういうビル群をつくったことでどれだけ昼間人口がふえるか、あるいは夜間人口がふえるか、そういうことは想定していない。結局、人口予測をしないまま、入れ物だけどんどんつくるということになっているわけです。  予想はしていな...全文を見る
○宮本(徹)委員 ちょっと、大臣、普通に考えたら流入人口はふえると思うんですけれども、どうですか。
○宮本(徹)委員 つまり、大臣からも答弁がありましたように、昼間の人口がふえるのは明らかだということだと思うんですよね。そして、昼間人口がふえれば、当然、仕事があるわけですから、二十三区を中心に定住人口も引っ張ってくる、ふえていくというのは目に見えていると思うんですよね。ですから...全文を見る
○宮本(徹)委員 建設発生土が非常に多いわけですね。  東京都知事も意見書を出しております。環境保全措置の内容についても具体性に欠けている、措置を講じることによる影響低減の程度が明確になってない、具体性に欠ける、明確性に欠けるということで、JR東海の計画に対して総論的に言ってお...全文を見る
○宮本(徹)委員 つまり、全体で二六%、行き先が決まっているのはそれだけしかない。都内分でいえば、今協議しているといいますけれども、行き先が決まっている残土というのは一つもないというのが今の状況であります。  この残土の行き先にスーパー堤防というのは含まれるんでしょうか。
○宮本(徹)委員 スーパー堤防も可能性はあるということを言われましたけれども、私、本当に大問題だと思うんですよね。  スーパー堤防は、何年か前、会計検査院自体が、スーパー堤防の事業は余りにもずさんだから、もう普通の堤防をつくる事業を優先すべきだという厳しい意見を出していたはずだ...全文を見る
○宮本(徹)委員 できる限り早期にとおっしゃられますけれども、都への見解への答えとしては、JR東海は工事着手前と言ってきたわけですよ。もう着手しちゃっているじゃないですか。全然、約束違反だと言わざるを得ないというふうに思います。  そして、報道では、品川駅のリニア新幹線の駅の工...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、早期に早期にと言うけれども、東京都への回答では、工事着手前に決めると言っていたわけですよ。そこを厳しく批判しなきゃだめなんじゃないかというふうに思います。  それから、発生土の処理という点では、運搬用の車両の通行も大きな問題になります。  品川区のシ...全文を見る
○宮本(徹)委員 理解と協力が住民から得られなければ進めてはならないというのが国交副大臣の考えというふうに理解をいたしました。  そして、立て坑についてですけれども、立て坑の掘削方法として、ちょっと専門的な話ですけれども、説明書を見ましたら、RC地中連続壁工法という方法とケーソ...全文を見る
○宮本(徹)委員 影響は、いろいろな重機だとかが決まらないとやらない、説明はまだしていないという話ですよね。  だけれども、もう二つの工法を説明しているわけですよ。私はこっちの問題、RCの方は知らないですからあれですけれども、私の知っている方でいえば、実際に住民からすごい振動の...全文を見る
○宮本(徹)委員 今、JR東海の見解をおっしゃられましたけれども、先ほど紹介された文章のすぐ上に、これまでのシールドトンネルの実績によれば、それほど深くない地下においては、施工管理の不手際などの理由による地盤沈下の事例は幾つか報告されていますというふうに書いているわけですね。これ...全文を見る
○宮本(徹)委員 適切にと言うんだけれども、人間がやることだから適切じゃない場合もあるから、今までいろいろな事故だって起きて、死亡事故だって起きているわけじゃないですか、シールド工事で。それで、国交省だって、いろいろな検討会を開いてやってきたわけじゃないですか。  適切じゃない...全文を見る
○宮本(徹)委員 では、適切じゃない場合もあるということでよろしいわけですね。適切に行われない場合もあって、こういう補償をしなきゃいけない局面があると。
○宮本(徹)委員 だって、人間のやることに間違いはないと言うんだったら、こんなものを出す必要もないわけで、あるから出しているわけですよ。  実際に適切じゃない場合もあるわけですよね、この間の事例でも。国交省は責任を認めないですけれども、名古屋の二環の工事でも家屋被害を訴える方々...全文を見る
○宮本(徹)委員 地表面の調査をすることと一軒一軒の家屋を調査するのは、全く違うじゃないですか。  地表面にわずかなずれがあったら、それをもって、この家は少したてつけが悪くなりました、では、その因果関係はどうやって説明するんですか。
○宮本(徹)委員 全く、私の聞いていることへの答弁になっていないんですよ。  時間が来ちゃいましたから、またほかの委員会でやらせていただきますけれども、こういうでたらめなやり方でリニアの工事を進めていくというのは絶対許されないということだけ強く申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
05月25日第189回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  二〇一三年度の一般会計予備費は、NSCの設置などに予備費を支出しております。この間、NSC、国家安全保障会議が司令塔となって、地球規模で日米の戦争協力体制づくりが進んでおります。その一環として、今月、横田基地にオスプレイ配備が通報さ...全文を見る
○宮本(徹)委員 地元からは、騒音に加えて、墜落そして部品落下による事故の懸念があるとおっしゃられました。そして、その懸念は、ちょうど一週間前のMV22オスプレイのハワイでの死亡事故を受けて、ますます大きくなっております。  MV22オスプレイは、二〇一二年のときは事故率一・九...全文を見る
○宮本(徹)委員 もっといろいろな意見が出たと思うんですけれども、市の三分の一が横田基地となっているのが福生市でありますが、福生市からどういう意見があったと聞いていますか。
○宮本(徹)委員 いや、福生の市長は、これ以上の基地機能の強化は受け入れられない、自衛隊の航空総隊司令部を受け入れるときに、これ以上の基地機能の強化はしないという約束だったんだ、こういう趣旨の意見が出されたんじゃないんですか。大臣、報告を受けていないですか。
○宮本(徹)委員 いや、本当に、地元の自治体からの意見が伝わっていないというのは非常に驚きなわけです。  これは、私、福生市が以前出した文書を持ってきましたけれども、自衛隊の航空総隊司令部の横田への移転の際、二〇一一年一月、加藤市長から総理大臣、防衛大臣宛てに抗議・申し入れ書が...全文を見る
○宮本(徹)委員 質問通告をしているのに何なのかなというふうに思いますけれども。これ以上、基地機能の強化はしないという約束、口頭了解があったというふうに福生市長はおっしゃっているわけですよ。  こういう福生市長との約束を破るというのは信義則にもとるんじゃないですか。
○宮本(徹)委員 いや、今のこのやりとりを聞いていますと、大臣にはこういう文書が以前出されて、そこで、この文書に基づいて市長とのやりとりがあったということも伝わっていないという話じゃないんですか。中島さん、大臣に伝えてあるんですか。
○宮本(徹)委員 大臣、今の話だと知っているということですけれども、知っているということでいいんですね。
○宮本(徹)委員 いや、そうじゃなくて、今回、その安全性について云々じゃなくて、二〇一一年の航空総隊司令部が横田基地に移転するときのやりとりを大臣は聞いていないんじゃないですかと聞いているんですよ。
○宮本(徹)委員 では、二〇一一年のやりとりの報告を受けているんだったら、信義則にもとるじゃないですか。そういう認識はないんですか。
○宮本(徹)委員 自治体の首長は直接住民の安全を守る責任を持っているから、航空総隊司令部が来るときも非常に強い態度で福生の市長は臨んでいたはずです。今回もその経過を伝えているはずであります。自治体との約束をほごにしておきながら、アメリカの意向を優先していくというのは異常としか言い...全文を見る
○宮本(徹)委員 そうですよね、市街地の真ん中にあるのが危険性で、除去しなきゃいけないと言っているわけですよ。横田基地も市街地のど真ん中にあるじゃないですか。除去すべきなんですよ。何でこんなものをアメリカに言われて受け入れるんですか、大問題ですよ。  航空機から部品の落下事故が...全文を見る
○宮本(徹)委員 中谷大臣は、普天間の危険性の除去、住宅地の真ん中だと言いながら、住宅密集地の真ん中の横田基地にCV22を持ってくることに矛盾を感じられないんですか。除去すべき危険性として言っているものと同じじゃないですか。
○宮本(徹)委員 これに矛盾を感じないというのはどうかしているというふうに思います。  大体、今我が国の防衛ということをおっしゃいますけれども、CV22は特殊部隊の輸送部隊ですよね。対テロ作戦、これに参加するんだと自治体に配っている防衛省の資料にも書いてありますよ。アフガンやイ...全文を見る
06月08日第189回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  二〇一三年度、一二年度の決算の審議ということですが、二〇一三年度はマイナンバー法が制定され、準備が始まった年であります。そして、マイナンバー制度実施を前にして、今回の年金情報の流出事件が起きました。そして、この中で、マイナンバー制度...全文を見る
○宮本(徹)委員 塩崎大臣は申しわけないということですけれども、確認したいんですけれども、公的年金業務の管理運営責任というのは、今回の年金データ流出事件の全容解明も含めて、最終的には塩崎大臣にあるということですよね。
○宮本(徹)委員 後でこれもちょっと議論したいと思っているんですけれども、こういう特定個人情報保護評価書を見ましても、この中の特記事項でも「厚生労働省が財政責任・管理運営責任を負いつつ、」と、どこでも、責任を負っているのは厚労省だ、厚労大臣だということをはっきりしているわけであり...全文を見る
○宮本(徹)委員 二つ目的があって、一つは外部の業者とのやりとりを含めてメールのやりとりだというお話でありました。  そうすると、今回流出したデータというのは、外部の委託業者とのやりとりをもともと目的にしていたデータだったということなんでしょうか。     〔委員長退席、松浪...全文を見る
○宮本(徹)委員 そうすると、外部業者とやりとりするために置いていた情報というのはないということですか。
○宮本(徹)委員 今回置いてあった情報は外部とのやりとりのものではないということでありますが、ただ、この間、年金機構は、サーバーからとは別のやり方で、いろいろな形で外部事業者に情報はハードディスクで渡していると思います。年金振り込み通知書の通知のデータのやりとり、それから年金給付...全文を見る
○宮本(徹)委員 そのとおりであります。  ですから、外部委託によってコストを削減する、コスト削減体制を決めたのは塩崎官房長官御自身だったわけですね。  特定情報保護評価書を見ましても、この三年間に起きている年金機構の個人情報に関する重大事故を見ましても、外部委託事業者による...全文を見る
○宮本(徹)委員 第三者委員会にさらに厳しく見てもらうんだという話がありましたけれども、二度と起こさないということを考えたら、厚労大臣みずからが一番厳しい姿勢で、この問題の解明、究明に当たって責任を果たしていくということが求められるということを指摘しておきたいというふうに思います...全文を見る
○宮本(徹)委員 完全な形での復帰はできないというお話がありましたけれども、つまり、データ流出で、仮に大臣やあるいは年金機構のトップの理事長が責任をとってやめたとしても、依然として、データが流出してしまったら、国民個人の権利利益の侵害の可能性は残り続けるわけですよね。先ほど、基礎...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、それは守るのが最優先なのは当然なわけですけれども、いざ起きたときにどうするのかということを考えなきゃいけないわけですよ、年金にしても。そして、年金以外の被害だって起こり得るわけですよね。いろいろな形の、電話の振り込め詐欺みたいなものだって、今回の情報を利...全文を見る
○宮本(徹)委員 全く納得できない答弁だと。真面目に、本当に被害が起きたとき、遭う可能性がある国民のことを誠実に考えていただきたいということを強く申し述べておきたいというふうに思います。  そして、残りの時間でマイナンバーの問題についてお伺いしたいと思います。  甘利経済再生...全文を見る
○宮本(徹)委員 これについては、見直す、評価を見直すという答弁でよろしいということですよね。事実上、これは撤回されるということであります。  そして、甘利大臣、年金にマイナンバーを使用することは、今回の事件の検証を踏まえて導入時期を考えるというふうに記者会見でおっしゃられまし...全文を見る
○宮本(徹)委員 今回の事件を検証して、それを踏まえるというんだったら、年金だけではなくマイナンバー制度全体を検証する必要があるんじゃないかと思います。  マイナンバーは、多くの情報をひもつきにする、そして一生ついて回る番号ということになります。情報流出した場合、極めて重大なプ...全文を見る
○宮本(徹)委員 私の聞いたことに全然答えていただいていないんですけれども。  先ほどトレンドマイクロ社の調査も示して、民間事業者ですよ、企業だってみんなマイナンバーを管理するわけですから。年金だって、企業がやっている税金だって納めるということで、全部そういう個人情報と一緒にマ...全文を見る
○宮本(徹)委員 民間の方からも、中小企業はできていないという話じゃないですか。  大体、中小零細業者まで含めてマイナンバーが流出しない体制ができているかどうか、政府として把握する仕組みというのはあるんですか。
○宮本(徹)委員 中小企業団体と連絡をとったからって、把握できるわけないじゃないですか、現場でどうなっているかなんて。  結局、政府としては、マイナンバーが流出しない体制が確立しているかどうかというのは把握する仕組みもないまま、十月から通知を開始して一月には始めよう、こういう話...全文を見る
○宮本(徹)委員 時間が来ましたから終わりますけれども、麻生大臣が二年前におっしゃっていたことは、世論を得てやるべきだと。非常に二年前は常識的なことを麻生大臣は言われていたというふうに私は思います。  今、マイナンバーを預金口座にまで広げるのが適当だという世論がないのは明白だと...全文を見る
06月10日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第8号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  本日、午前の質疑で、横畠内閣法制局長官は、昭和四十七年の政府見解の憲法解釈を変えた理由は安全保障環境が変わったからかと問われて、端的に言えばそのとおりと答弁されました。そして、安全保障環境が変われば、また憲法解釈が変わって、絞ること...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、何をもってと。今いろいろなことを述べられましたけれども、だって、ソ連があった時代なんて、もっとたくさんのミサイルが向けられていたわけでしょう。私の子供のころなんて、核戦争で核の冬になったらどうなるのかというふうな「NHKスペシャル」なんかがやられていたわ...全文を見る
○宮本(徹)委員 インターネットだとか人工衛星が基準だということですか。二回も私の質問に対して答えたら、それが根本的変容の基準ということになっちゃいますよ。  いろいろなことを並べて、何が基準なのかということを聞いて、そして、いつからか。いろいろなことが集まってと言うんだったら...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、私が聞いたことに全然答えていないんですよ。  根本的変容というのは、根本的というのは何なのかということと、いつからなのかというのを全然答えられないわけですよ。これで憲法解釈を変えよう、根拠にしようというのは、本当にこんなおかしな話はないということを私は...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、だから、そういう我が国の話を聞いているわけじゃないんです、私は。我が国にあったら、それこそ大変な事態なわけですよ。そういうことを聞いているわけじゃない。  世界の中で、今安全保障環境が変わっているという話があったわけですけれども、他国に対する武力攻撃で国...全文を見る
○宮本(徹)委員 私が聞いているのはそういうことじゃないんですよね。紛争一般が起きているのは誰だって知っている話なわけですよ。そうじゃなくて、他国に対する武力攻撃によってある国の存在が脅かされるようなことが起きたことというのはありますかということを聞いているわけですよ、どこかの国...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、別にそんなに難しい話を聞いているわけじゃないんですよ。こういうことが、存立を脅かすようなことが起こり得るなんてことを言っているから、実際そんな例が世界にあるのかなと。このことについて物すごい国民は疑問を持っているから、私は代表して聞いているわけですよ。こん...全文を見る
○宮本(徹)委員 まあ、私の思いつく限りはないと思うんですけれども、あればぜひ調べて出していただきたいと思います。  なければ……(発言する者あり)理事会に提出していただくということで、理事会で御検討をよろしくお願いします。
○宮本(徹)委員 よろしくお願いします。  出せなければ、もうそれこそ立法事実がないということにもつながる話だ、憲法解釈の変更の根拠がないということにもなるんだということを厳しく指摘しておきたいというように思います。  その上で、憲法と本法案の関係について次にお伺いしたいと思...全文を見る
○宮本(徹)委員 これまでの論理は、憲法のもとでは、あくまで外国の武力攻撃、急迫不正の侵害があったときしか日本は武力攻撃で反撃はできないというのが論理であり、結論だったわけですよね。一九七二年、昭和四十七年の政府見解の論理を基本的に維持していると言いますが、全く維持していないわけ...全文を見る
○宮本(徹)委員 全然聞いていることに答えていないわけですけれども。  憲法の要請から来ているわけですよ、一九七二年の見解というのは。憲法は、戦力は持っちゃいけないというふうに書いているわけですよ。戦力は持っちゃいけない。それに対して、政府は、ある意味ぎりぎりの政府なりの論立て...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、そういう事態であったとしても、我が国は攻撃を受けていない、攻撃を受けていないわけですよ。攻撃を受けていない我が国が攻撃をしかけたら、それは戦争状態、武力紛争状態をつくるわけです、日本の側から、その国との間では。それは国際紛争の解決の手段としての武力行使に...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、何度も言いますけれども、危険の状態でこちらから武力攻撃を行うということは、憲法九条一項の禁ずる国際紛争の解決の手段としての武力行使に当たるのは明白なわけですよ。同じ答弁しか返ってこないですから、次に行きますけれども。  もう一つ聞きます。  これまで...全文を見る
○宮本(徹)委員 全く説明になっていないわけですよね。  これまでは、武力攻撃を受けたときしか反撃しない、だから戦力じゃない、武力の行使じゃないというふうに説明してきたわけですよ。それ以上は必要最小限を超えるわけでしょう。何、首を振っているんですか。そうでしょうが。本当に、戦力...全文を見る
○宮本(徹)委員 集団的自衛権について何か言っていますか、砂川判決は。
○宮本(徹)委員 ですから、集団的自衛権について判断したものではないですよね。そこは確認したいんですけれども、よろしいですよね。
○宮本(徹)委員 だから、集団的自衛権については何も触れていないですよね。
○宮本(徹)委員 そうです。当然ですよ。だって、集団的自衛権のことを議論している判決でもなければ、もっと言えば、自衛隊の合憲性も何も問われていないんですよ。そういうのが砂川判決なわけですよ。  しかも、この砂川判決以降も、政府は、憲法九条のもとでは集団的自衛権の行使は認められな...全文を見る
○宮本(徹)委員 今、結論を出すのには必要ではないところだというふうにおっしゃいました。そうなんですよ。政府見解が引用しているところは、文字どおり傍論なわけですよ。  政府の皆さんは、イラクの自衛隊派遣のときの判決を傍論だ、傍論だと言って無視している。その一方で、今法制局長官が...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、集団的自衛権は一切議論になっていない判決の、しかも傍論部分しか最高裁判決としては集団的自衛権の根拠として持ち出せないところに、いかにこの集団的自衛権の行使容認が憲法上根拠がないのかということを示していると言わなきゃいけないというふうに思います。  そ...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、砂川判決を知っているのはそうですけれども……(発言する者あり)
○宮本(徹)委員 砂川判決を知っているのはそうですけれども、こういう経過があったということも御存じだということでいいわけでしょうか。これは別に、マスコミに書かれている話ですよ。国会の中でも、私がここに来る前から議論されてきていることで、岸田大臣なんか、外務委員会で議論されているか...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、こんな、もう明らかになっているんですよ、アメリカの公文書館で明らかになっていることを隠す必要は全然ないわけですよ。何でそう隠すんですか。こういう形で判決が出されたことを隠さなきゃいけない、日本政府としての理由があるんですか。ないでしょう。  こういう、歴...全文を見る
○宮本(徹)委員 この砂川判決の、アメリカからは、国立公文書館で、いろいろな経過が公電として解禁文書で出ているわけですよね。日本政府は、ないというのが今の岸田大臣の立場でしたけれども、探せば出てくるかもわかりませんから、もう一度探していただいて、資料を提出いただくということを……
○宮本(徹)委員 よろしくお願いいたします。  ちょっと時間が大分押してまいりましたけれども、次に、自衛隊法改正案九十五条の二について質問させていただきたいというふうに思います。  今回、自衛隊法改正案九十五条の二は、自衛隊が武器を使用して防護する対象を外国軍隊にまで拡大する...全文を見る
○宮本(徹)委員 防衛省のレクで聞いたときは災害対処の訓練も入るというふうに聞きましたけれども、では、それはこの場で訂正されたということで確認したいと思います。  それから、情報収集・警戒監視の活動ですけれども、アメリカ軍は情報収集・警戒監視の活動を地球規模で行っております。こ...全文を見る
○宮本(徹)委員 ということは、地理的には無限定だということでよろしいんですか。
○宮本(徹)委員 そういうのに当てはまった場合というのは、地理的には無限定なのかということをお聞きしているわけです。
○宮本(徹)委員 ということは、地理的には言えない、制約があるとも言えないと。  どこでも、アメリカ軍が、情報・警戒監視活動をやっている、それを一旦政府が、防衛に資する活動だ、この防衛に資するというのは大変広い概念ですけれども、そう判断したら、どこでだってアメリカ軍の防護ができ...全文を見る
○宮本(徹)委員 法律上は事実上無限定だ、地理的に制約があるわけではないというのははっきりしたというように思います。  それから、九十五条の二の五行目のところで、防護対象となる「武器等」とありますけれども、これはどういう種類の武器なんでしょうか。あらゆる対象の武器が入るというこ...全文を見る
○宮本(徹)委員 では、何でも入るということでいいのかなというふうに思います。  次に、九十五条の二の五行目の下のところですけれども、「武器等を職務上警護するに当たり、」というところについて聞きたいと思います。  これは、九十五条の二の、その後ろにある二項のところで、「前項の...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、命令を出して、米軍の艦船や部隊を守る任務を負った自衛隊の部隊を派遣するということでいいわけですね。
○宮本(徹)委員 共同でやる場合もあれば、アメリカ軍の警護をする部隊を派遣する、アメリカ軍を警護する艦船を派遣するという説明でありました。  そして、少し戻って、武器等防護の対象ですけれども、重要影響事態の場合ですけれども、中谷大臣は、五月二十九日の答弁の中では、「我が国の平和...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、私が聞いているのはそういうことじゃなくて、大臣が二十九日に答弁された、重要影響事態で行われている輸送、補給の活動を武器等防護の対象だとおっしゃられたわけですよ。ですから、これはどういう意味なのかなと思っているんです。  アメリカ軍が前線で武力行使をしてい...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、もう一度お聞きしますけれども、では、具体的にこういう場合も当てはまるということでいいわけですね。アメリカ軍が前線で武力行使しています、そこに後方支援として、アメリカ軍が兵たん活動で輸送、補給に取り組んでいる、そのアメリカ軍の輸送艦を自衛隊が警護するという場...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、前線での活動のことを言っているわけじゃなく、後方で輸送や補給に取り組んでいる、皆さんの好きな後方で取り組んでいるという場合の米軍の輸送艦を自衛隊が警護する場合はどうなんでしょうか、重要影響事態の場合。
○宮本(徹)委員 ということは、実施区域の中で米軍の輸送艦を自衛隊が警護するということはあるということですね。この輸送艦は、前線の米軍にもちろん、その先には届くということになるわけですけれども、後方地域では警護するということであります。  それから、法案では「現に戦闘行為が行わ...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、だから、武力行使と一体化しないのは当たり前の話なわけですけれども、ですから、私が言っておりますのは、具体例で聞いているわけですよ。  戦闘現場に向かって戦闘機は飛び立っていく、だけれども空母自身は皆さんの言われる戦闘現場と呼ばれる地域にいない場合ですよ。...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、聞いていることに答えていただけないんですけれども、空母自身は戦闘現場と言われる地域にいない場合ですよ。ただ、戦闘機は、そこから艦載機はミサイルや爆弾を積んで戦闘現場に行く、こういうことは大いにあり得るわけですよ。その場合は武力行使と一体化しないというケー...全文を見る
○宮本(徹)委員 今よくわからなかったんですけれども、それは可能だということでいいわけですね。
○宮本(徹)委員 つまり、政策的には具体的に判断するけれども、法律上は、今の例ですよね、空母自身は戦闘現場と呼ばれる地域にいないけれども戦闘現場に向かって戦闘機が飛び立つ、こういう場合の空母でもある、法理上は可能だという答弁がありました。  これがどうして武力行使と一体化しない...全文を見る
○宮本(徹)委員 もう時間が来ましたので終わりますけれども、この九十五条の二の新設で米軍などを防護できるようになる、平時でも重要影響事態でもできるようになるというのは、集団的自衛権の裏口入学じゃないか、こう批判されてきたわけですよね。本当に、一体どこがどう違うのかと思いますよ。 ...全文を見る
06月19日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第12号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  いよいよ会期末まであとわずかとなりました。本委員会で審議すればするほど、国民の中では、今国会で成立はすべきじゃない、憲法違反だ、もうやめろという声が高まるもとでございます。  まず初めにお伺いしたいのは、前回の宿題です。  安全...全文を見る
○宮本(徹)委員 今の質問は、調べたけれどもなかった、存立危機事態に当たるような例は世界にはなかったということでよろしいんですか。
○宮本(徹)委員 今の話を聞くと、そういう角度で情報収集をやってきていないので大変だ大変だという話で、調べるというのが前回の答弁だったわけじゃないですか。  国連に報告がないということは、今まで国連に報告された集団的自衛権の事例が十四ありますけれども、その中ではないということで...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、私が聞いているのは、実際存立危機事態という例があったのかというところを聞いているわけですよ。国連には報告がないんですよ、そういう形での。存立危機事態の例があるのかと言ったら、そういう角度での報告がないのははっきりしているわけですよね。(発言する者あり)...全文を見る
○宮本(徹)委員 十四の事例の中にはない、それははっきりしているわけですよ。十四の事例以外ないということでいいですよね。
○宮本(徹)委員 はっきり言って、調べてくださいということを言って調べたけれども、なかったということなわけですよ。  存立危機事態なんというのは、今まで世界の中で……(発言する者あり)
○宮本(徹)委員 安全保障環境の根本的な変容の中で、他国が攻撃されたことをもって別の国の存立が脅かされるなんということは起きたことがないわけですよ。(発言する者あり)あるかもしれないなんて言わないでくださいよ、示していないんだから。あるんだったら示してくださいよ。一つもないわけで...全文を見る
○宮本(徹)委員 結局、安全保障環境の根本的変容という問題も本委員会で議論されましたが、ホルムズ海峡の問題は、先日岸田大臣からも発言があったとおり、安全保障環境は前向きに変化している、存立危機事態など起こり得ないとなりました。  それから、パワーバランスの変化ということを中谷大...全文を見る
○宮本(徹)委員 全然聞いたことに答えていないんですよ。  専守防衛にいささかも変わりないと言うけれども、米艦船を防護するために部隊をつくって出かけていく、これのどこが専守防衛なのか。我が国の防衛に資するといったって、我が国事態じゃないわけでしょうが、専守防衛から飛び出ているの...全文を見る
○宮本(徹)委員 そして、私も武力の行使と武器の使用の問題を改めて調べました。国会でもこの問題は議論が重ねられてきました。  日本有事でない事態に海外で自衛官が武器を使うことが許されるのかと初めて問題になったのがPKO法案のときでした。このときの政府の見解は、PKOでは、もしも...全文を見る
○宮本(徹)委員 それで、この九九年の「自衛隊法九十五条に規定する武器の使用について」の見解というのは、今もこれは維持されているという理解でよろしいわけですね。
○宮本(徹)委員 この見解は維持されているということでございました。  ですけれども、この九十五条の解釈と、今度の九十五条の二でやろうとしていることは全く違うわけですよね。今までは、受動的な武器使用だ、あくまで現場にある、手元にある自衛隊の自分の武器を守る受動的なものだというふ...全文を見る
○宮本(徹)委員 そんな詭弁は誰も理解できないですよ。論理の飛躍があるわけです。何で、自衛隊の武器と、海外で、我が国防衛のためにも働いていない、防衛に資するという大変広い概念で動いている米軍の武器が同等なんですか。そんなものは誰も納得しないですよ。(発言する者あり)
○宮本(徹)委員 はっきり言って、政府はこれまで、受動的だから憲法違反にならないと言ってきたわけですよ。今回は、繰り返して言いますけれども、アメリカ軍の艦船を防護するための部隊をつくるわけですよ。そういう答弁をしたわけですよ、前回。わざわざつくってそして出かけて、攻撃があったら反...全文を見る
○宮本(徹)委員 全然、全く答弁になっていないですよ。これまでの政府見解は、受動的だと言っている。今度やる行動は、誰が見ても能動的、積極的に出かけて武器を防護するということになっているわけですよ。これまでの政府見解に反しております。この問題での明確な政府の統一見解を求めたいと思い...全文を見る
○宮本(徹)委員 続いて聞きますが、自衛隊が米軍の警護任務についたり、自衛隊と米軍が部隊同士で防護をするということになるわけですけれども、この際、武器の使用基準というのは自衛隊と米軍は同じなんでしょうか、それともばらばらになるんでしょうか。
○宮本(徹)委員 一緒なのかどうなのかというのを聞いたわけですよ。意思疎通を図ってどうするのかということを聞いているわけですよ。  アメリカには標準交戦規則が御存じのとおりあります。SROEですね。これによれば、共同の場合は他国の軍隊とのROEの共通化を進めるというふうに書いて...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、求められるかどうかというのを聞いたわけですが、日米ガイドラインはこう書いているわけですね。「平時から緊急事態までのあらゆる段階において自衛隊及び米軍により実施される活動に関連した政策面及び運用面の調整を強化する。」とあります。ばらばらでやるとは書いていない...全文を見る
○宮本(徹)委員 アメリカ軍の二〇〇五年版の標準交戦規則は、平時のセルフディフェンスを三つに分けて説明しております。固有の自衛の権利と国家自衛と集団自衛、三つあります。米国以外の部隊を防衛するのは集団自衛に分けられております。英語ではコレクティブセルフディフェンスと書かれておりま...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、改定するのかどうか。全部明らかにしろなんて言っていないですよ。今回のガイドラインと法改正がもし行われた場合に、部隊行動基準を改定するのかどうかというのをお伺いしているんですよ。大臣、どうですか。
○宮本(徹)委員 いや、できないとかなんとか言っていますけれども、日経新聞なんかの報道でも、ROEは今後改定することが報道されているじゃないですか。何でそのことも答えられないんですか、大臣。ROEを改定するんじゃないですか。
○宮本(徹)委員 二〇一三年に安倍首相自身が、ROE改定は検討するということを国会で答弁されていますよ。何でそんなことも隠すのか。  新ガイドラインで、緊密な日米が協議、運用面での的確な調整をやっていくということを言って、結局、アメリカの軍事作戦に自衛隊運用のルールまで合わせら...全文を見る
○宮本(徹)委員 最後に砂川判決の問題もきょうはどうしてもやりたかったわけですけれども、時間がございません。  この憲法違反の法案の撤回と、国会延期など断じて許されないということを重ねて申し上げまして、質問を終わります。
07月01日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  きょうは、五人の参考人の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございます。  まず、私は、伊勢崎参考人にお伺いしたいと思います。  きょう、国連PKOを取り巻く環境は激変しているということが大変よくわかりました。今回のPKO法改正の...全文を見る
○宮本(徹)委員 ありがとうございました。  続きまして、柳澤参考人にお伺いします。  きょう、柳澤さん、存立危機事態の問題について、ファクトではなく価値判断の問題になっているという御発言がありました。  ネットを見ていましたら、ダイヤモンド・オンラインでは、柳澤さんは、今...全文を見る
○宮本(徹)委員 存立危機事態という概念自体に無理があるということで、大変よくわかりました。  続きまして柳澤さんにお伺いしますが、新ガイドラインについて、毎日新聞の記事の中で柳澤さんはこうおっしゃっています。日本有事や朝鮮半島有事は安保条約の五条、六条を根拠としていたが、今回...全文を見る
○宮本(徹)委員 情報を持っているアメリカが主になって、その中で動いていくということになるというお話でしたが、今回、自衛隊法改正案の九十五条の二で、米軍などの武器防護を対象に加えるということになりました。これによって平時でも重要影響事態でも米艦防護のために自衛隊は武器の使用ができ...全文を見る
○宮本(徹)委員 ユニットセルフディフェンスというのは日本語にすれば部隊自衛ということになるのかと思いますけれども、事態の推移が、政治がコントロールできないまま、この九十五条の二によってどんどん進んでいくということははっきりしているというふうに思います。  それで、引き続き柳澤...全文を見る
○宮本(徹)委員 密接なコントロール下に入るということで、後方支援がアメリカ軍の武力行使と一体化するというのが非常によくわかったお話だったと思います。  それで、柳澤さんは、イラク特措法のとき以上のことをやれば必ず戦死者が出るとこの間いろいろなところでおっしゃっていますが、この...全文を見る
○宮本(徹)委員 引き続き柳澤参考人にお伺いしますが、戦闘作戦行動のために発進準備中の航空機に対する給油及び整備について、これまでの周辺事態法などでは除外されるということになっていたわけですが、今回の法改正ではできるということになりました。戦闘に向けて発進準備中の米軍機への給油と...全文を見る
○宮本(徹)委員 時間が来ましたのでこれで質問を終わりますが、本法案の危険性がきょうの質疑を通じてもいよいよますます明らかになったというふうに思いますので、本法案の撤回を求めてさらに議論していきたいと思います。  終わります。ありがとうございました。
07月08日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第18号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  きょうは、重要影響事態法案などに盛り込まれました捜索救難の活動、今回、戦闘現場になったとしても活動を継続することがあり得るということになりました。  午前中、原口議員が、ガイドラインとのかかわりで質問をされました。その際、墜落した...全文を見る
○宮本(徹)委員 何でそういう単純なことを午前中お答えにならなかったのかなというのが大変不思議なわけですが、主には、米軍に限らずとなっているわけですけれども、重要影響事態法全体は米軍などの後方支援をしながら捜索救難もやるわけですから、米軍のパイロットを連れ戻すというのが捜索救難活...全文を見る
○宮本(徹)委員 人道的な活動とかということで、いろいろごちゃごちゃに二つのことをしない方がいいと思っているんですけれども。  捜索救難と今度言われていますけれども、やはり米軍のパイロットなどを助けるというのは軍事作戦の一環ですよ。それと、米軍と交戦している相手を助けるのは、そ...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、これが軍事作戦の一環だということは明々白々なわけですよ。ですから、さっきの話は全く成り立たないということを黒江さんもぜひ御認識していただきたいというふうに思います。  そして、そもそもこの捜索救難活動というのは大変危険を伴う活動だというふうに思ってお...全文を見る
○宮本(徹)委員 安全が確保される場合に行うと言いますけれども、この法案は後方支援とは違いますよ。後方支援は戦闘現場になったら活動を中断する、我々はそれは簡単にできないということを指摘しておりますけれども、今度は戦闘現場になっても活動を継続し得るということになっているわけですよ。...全文を見る
○宮本(徹)委員 全然私の聞いていることに答えていないんですよ。戦闘現場になっても活動を継続し得るという法律のたてつけになっているわけですよ、法律としては。戦闘現場になったら逃げるという話じゃないんですよ。例外としては、戦闘現場になっても活動するとなっているわけですよ。  戦闘...全文を見る
○宮本(徹)委員 現場が判断をして大丈夫だとなったら戦闘現場でやるわけですよね。空から眺めて、相手の兵器がどれぐらいの射程距離があるのか、隠れて携帯の地対空ミサイルを持っているかもわからないですよ、そんなものわかるわけがないじゃないですか。わかるわけがないことを盛り込んで、安全性...全文を見る
○宮本(徹)委員 ちょっと、そこを聞いているわけではないでしょう。例外の部分を聞いているわけですよ。  戦闘現場になっても活動を継続し得る例外があるというふうに答弁されているわけですよ。現場で判断、相手の兵器、何を持っているかというのは上空から判断するんだという話ですけれども、...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、そんなもので安全確保できるのか、どうやって上空から相手が持っている兵器を現場の人が判断できるんですかと聞いているわけですよ。できないわけでしょう。安全性を確保できるわけないじゃないですか、戦闘現場で、現場の判断で。どうやって安全性を確保できるんですか、大...全文を見る
○宮本(徹)委員 全く答弁になっていないと思いますよ、安全性がどうやったら確保できるのかというのが。  しかも、さっきから大臣は全然答弁に立たないわけですよ。自衛隊員の命を守らなきゃいけない、リスクを回避しなきゃいけないといつもいつも熱心に答弁される大臣がこの問題で全く答弁に立...全文を見る
○宮本(徹)委員 結局、戦闘現場で、射程が短いといったって、ピストルだけで戦争をやっているということはないわけですからね。自動小銃なり機関銃なりがあったら、それなりの距離まで届くじゃないですか。(発言する者あり)できる規定って、私はできるから問題だと言っているわけですよ。米軍がや...全文を見る
○宮本(徹)委員 自衛隊がなぜ、米軍のパイロットを救出するために、戦闘現場になっても戦死のリスクまで冒して行くのか。米軍がやればいいだけの話じゃないですか、米軍自身の活動だったら。なぜ自衛隊にさせるのかということですよ。  きょうの答弁では全く納得いかないということを言っておき...全文を見る
○宮本(徹)委員 この問題は、何回もレクで聞いても全く明らかにならなかったわけですけれども、きょう初めて答弁をいただきました。上空に到着したということで、これは答弁として確定させていただきたいというふうに思います。  その上で、憲法とのかかわりについてお伺いしたいと思います。 ...全文を見る
○宮本(徹)委員 今回の場合は、戦闘現場になっても活動を継続する、任務を遂行する、任務を遂行するために武器を使用するわけですよね。  戦闘現場で任務を遂行するための武器の使用というのは、文字どおり戦闘行為であり、憲法の禁止する武力の行使そのものなんじゃないですか。
○宮本(徹)委員 随分おかしな答弁なんですよね。  みずから接近するものでないというふうに答弁されましたけれども、みずから接近するものでなければ、後方支援と同じように戦闘現場からは去るというのが今までの政府の説明だったんじゃないですか。戦闘現場になっても活動を、任務を遂行してい...全文を見る
○宮本(徹)委員 繰り返しますと、自己保存というんだったら活動を中断する、これが今までの説明だったんじゃないですか。今度は活動を、任務を遂行する、そのために武器を使用する。これが自己保存だということで成り立つんだったら、今までの全ての、積み上げてきた皆さんの、政府の解釈の積み上げ...全文を見る
○宮本(徹)委員 何のために、私が一番初めにきょう議論したいのは米軍のパイロットの救出ですよと、そして中谷大臣からも米軍の活動の軍事作戦上の位置づけは明確だというのも答弁していただいたのかというのがかかわるわけですよ。また一からやらなきゃいけないじゃないですか、そんな答弁をされた...全文を見る
○宮本(徹)委員 別にそんなことは聞いていないですよ。CSARじゃなくても、SARであっても、サーチ・アンド・レスキューであっても、人員の回収というのはアメリカの軍事作戦上の位置づけがあるということを私は話しているわけですよ。それはあらゆる人員の回収作戦に当てはまるわけですよ。C...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、さっきから言っている二つの種類の活動が入っているんじゃないんですか。  捜索救難活動には、敵味方関係なくというか、人命の救助として、アメリカ軍と交戦している国もナイチンゲールの精神で助けに行くんだという活動は、やられるかどうかは知らないですよ、法律上一...全文を見る
○宮本(徹)委員 時間が来たから質疑を終わらざるを得ないですけれども、全く答弁になっていないですよ。任務遂行のために残って、武器の使用が許されたら、それが武力の行使じゃないというんだったら何でもできることになりますよ、本当に。とんでもない話ですよ。自己保存だという理由で、どこの戦...全文を見る
07月13日第189回国会 衆議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  先週の審議で、イラクでの自衛隊の活動記録をまとめたイラク人道復興支援行動史が取り上げられました。国会審議のために資料請求した国会議員に対して、黒塗りだらけで出てきたわけです。  中谷大臣は、これまで不開示としていた部分の公表につき...全文を見る
○宮本(徹)委員 いや、だから、こういうところを非開示にしたのは、なぜ非開示にしたのかというのが不思議でしようがないわけですよ。機微に触れる軍事機密でも何でもないですよね。そう思われませんか、大臣。
○宮本(徹)委員 速やかに全文を出していただきたいですけれども、とにかくこういう形で審議中に黒塗りでいろいろなことが出てくるということだったら、我々に対して、与党も含めて、いろいろなものが隠されたままこの審議が続いているんじゃないかという疑問が拭い去れないわけですよね。こういう中...全文を見る
○宮本(徹)委員 今、数字を述べられたもの、うちのグラフは八年前しかちょっとつくれなかったんですけれども、グラフをつくりました。このグラフを見ていただけばはっきりしておりますけれども、安倍政権が誕生するまでは後年度負担の合計額というのは三兆円前後で推移していたということになります...全文を見る
○宮本(徹)委員 いろいろ言われますけれども、安全保障環境が厳しいから兵器をどんどん購入して未来世代にまでツケ払いをお願いするんだというやり方は間違っていると思いますよ。こんなに厳しい財政状況で、消費税増税までして、介護報酬も切り下げて、年金もマクロ経済スライドで切り下げて、保育...全文を見る
○宮本(徹)委員 ですから、この地域は領有権は確定していないというのが政府の公式な立場でいいということでございますね。
○宮本(徹)委員 それで、日本政府は領有権についてニュートラルな立場に立っているということだと思います。  そこで、南シナ海における領土問題の歴史を振り返りたいということで、きょうは、私も年表を作成してまいりました。  もともと海上交通の要衝だったところに、フランスが植民地支...全文を見る
○宮本(徹)委員 それは戦前の経緯です。  日本が領有した後、日本は一九四五年に戦争に敗れるわけですが、それから、サンフランシスコ講和条約で、先ほどお話があったとおり、正式に領有権を放棄するということになります。  一九四五年の日本の敗戦後からサンフランシスコ講和条約まで、こ...全文を見る
○宮本(徹)委員 私の方も年表をつくりましたけれども、一九四五年にフランスがいち早くこの島々を占領しますが、すぐ撤収するということになります。その後、中華民国が一九四六年までに重立った島々を接収して、四八年にいわゆる公式な地図と言われるものを作成して、これが今、U字線と言われるも...全文を見る
○宮本(徹)委員 中国の動きについてだけ紹介されたわけですけれども、私は年表の方をつくっておきましたけれども、一九六九年以降でいえば、一九七一年、フィリピン軍がスプラトリー諸島のコータ島、パガサ島に駐留して自国領土に編入する。そして、二年後、南ベトナムが開発事業に乗り出していく。...全文を見る
○宮本(徹)委員 さまざまな動きがあって、さまざまな実効支配が行われたわけですけれども、そういう中で、この緊張の高まりの中、やはりこの地域はこのままじゃよくないということで、何回もいろいろな話し合いが行われてきましたけれども、二〇〇二年に、中国とASEAN諸国は南シナ海行動宣言を...全文を見る
○宮本(徹)委員 私は、この南シナ海行動宣言は非常に大事だと思うんですよね。平和的手段で、友好的な協議を通じて解決に当たる、そして紛争を複雑化、激化させるような行動は自制すること、そして行動規範をつくっていこうということが確認されたわけです。  岸田大臣もこれは非常に大事な宣言...全文を見る
○宮本(徹)委員 また実際の歴史の経過を引き続き見ますけれども、南シナ海行動宣言に続いて、一旦はこれに基づいて、二〇〇五年には、論争棚上げ、共同開発の原則で、海底資源の共同調査の協定が結ばれるということもありましたが、実際はそのとおりうまく進まなかったのは皆さん御承知のとおりであ...全文を見る
○宮本(徹)委員 今、各国の埋め立ての状況が報告されました。一国だけではないということであります。そして、ベトナムや台湾なども、南シナ海行動宣言以降も滑走路をつくる、あるいは延長するということもやっているということであります。  南シナ海行動宣言がありながら、宣言に背く動きがこ...全文を見る
○宮本(徹)委員 岸田大臣がおっしゃったとおり、外交を通じて平和的に解決するというのがこの地域の問題では一番大事な問題です。それしか道はないんじゃないかというふうに思っております。  中谷大臣も参加されたアジア安全保障会議では、インドネシアのリャミザルド国防大臣は、南シナ海の紛...全文を見る
○宮本(徹)委員 その立場を貫くのは非常に大事だと思うんですよね。平和的、外交的解決が大事だということを繰り返されているわけですけれども、実際は、この委員会でも政府は、本法案が必要な安全保障環境の変容の一つとして、南シナ海での中国の行動というのを何回も挙げられているわけであります...全文を見る
○宮本(徹)委員 一方の側に立ってキャパシティービルディングをしていくということが緊張を高めていくことになるわけですよ。平和的、外交的解決とは違う道を今中谷大臣はおっしゃっているわけですよ。平和的、外交的解決に徹しなきゃいけないですよ。  なぜならば、歴史を初めに振り返りました...全文を見る
08月04日第189回国会 衆議院 国土交通委員会 第18号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  調布での墜落事故と安全対策について質問いたします。  一昨日、調布で住民の方にお話を伺ってまいりました。事故機が墜落した家からちょうど家一軒分挟んだ距離にあるお宅に行ってきたんですけれども、その方はこうおっしゃっていました。遊覧飛...全文を見る
○宮本(徹)委員 原因の究明、再発防止のために全力を尽くすということですが、とにかく空の安全を守るのは国交省そして国交大臣の責任、これは明確だと思うんですね。ですから、本当に、何が足りなくて今回事故が防げなかったのか、絶対に事故を繰り返さないためには何が必要なのか、深い反省と知恵...全文を見る
○宮本(徹)委員 都から上がってきた報告を見て、それでどうかというのを見ていたという話なわけですけれども、実際、ぱっと今インターネットで検索しても、過去にどんどんやられていたということはよくわかるわけですね、これは。「飛行機をチャーターし、さあゴルフ旅へ。」こういうのが、私なんか...全文を見る
○宮本(徹)委員 調査するということですけれども、これは全国的にいろいろなルールがあると思いますので、調布飛行場以外も含めて徹底した調査をやって、地元のルールだから地元の自治体任せということになってはならないということを強く申し述べておきたいと思います。  そして、大型機よりも...全文を見る
○宮本(徹)委員 だから、適切な使用方法といった場合、絶対事故を起こさないというのが一番適切な方法なわけですよ。とりわけ、これは住宅密集地にあるわけですよね。不時着する場所もないわけですよ、南側に限って言えば。全くないですよ、全部住宅密集地の上を飛んでいくということになっているわ...全文を見る
○宮本(徹)委員 事故原因の調査が進んでという話ですけれども、事故原因の調査を踏まえるのは当然ですけれども、現段階でもこれだけ報道があるわけですよね。現に、今、出発前の点検というのはやはり機長任せになって、今回だって、試運転をしたのかどうかというのは最終的にまだ全然わからない状況...全文を見る
○宮本(徹)委員 二〇〇六年のときとの比較のグラフを国交省につくっていただきましたけれども、これを見れば、先ほど言いましたように、それこそ管制官が必要な計器飛行が求められる定期便がぐっとふえているんですね。二千九百回から四千八百回にふえているわけですよ。こういうところもちゃんと見...全文を見る
○宮本(徹)委員 設置基準を満たしたら安全だということにはならないと思うんですよね。私は、今回ちょっと調べるので専門的な論文なんかを見ましたけれども、住宅密集地にあって不時着する場所がないというのは、飛行場の場所としては最も不適切だというふうに大体何を見ても書いてありますよ。です...全文を見る
09月02日第189回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○宮本(徹)委員 日本共産党の宮本徹です。  きょうは、お忙しい中、二人の参考人には本当にありがとうございます。  慎重派からの質疑が続きましたけれども、私たち日本共産党は、AIIBについては参加すべきであるということを考えております。  アジアは、経済成長率が世界で最も高...全文を見る
○宮本(徹)委員 大変参考になりました。やはり、まずいところは正していくという国際金融機関にならなきゃいけないというふうに思います。  そこで、日本がAIIBに参加することで、中国一国が拒否権を持つという事態について、齋藤参考人の方から、それは解消できるのではないかというお話が...全文を見る
○宮本(徹)委員 ありがとうございます。  加えて、AIIBが実際これからどういう基準でどういう案件に融資していくのかというのは非常に重要になると思います。先ほど美根参考人の方から一帯一路の問題もお話がありましたが、習近平体制のもとでAIIBの構想と同時に打ち出されたのが一帯一...全文を見る
○宮本(徹)委員 AIIBが国際金融機関としてふさわしい役割を果たすためには、やはり国際開発金融機関としての独立性がしっかり確保、担保されなきゃいけないというふうに考えておりますが、そのためにどういう手だて、方策というのが今後さらに必要になるというふうにお考えなのか、齋藤参考人に...全文を見る
○宮本(徹)委員 ありがとうございます。  あと、今の経済関係ということを見ますと、日本にとって中国は一番の貿易相手国ということになっております。ですから、日中の経済関係はこれからさらに深まっていくということになると思いますが、日本政府の対応を見ていますと、AIIBの問題でもア...全文を見る
○宮本(徹)委員 時間が来ましたので、これで私の質問を終わらせていただきます。  本当に、お二人の参考人の方には、大変忙しい中、貴重な御意見をありがとうございました。