片山虎之助
かたやまとらのすけ
比例代表選出
日本維新の会
当選回数5回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月07日 | 第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○片山虎之助君 それでは、まず冒頭に総理にお伺いいたしたいと思います。 言うまでもなく、政治改革なかんずく選挙制度改革は、もう御承知のように民主主義の土俵づくりでございまして、これについては与野党ということじゃなくて十分関係者が論議を尽くし、合意形成をすることが私は筋だと思い...全文を見る |
○片山虎之助君 そこで、選挙制度改正はいろんな意見があってなかなか集約に時間がかかると。会期は二十九日までと決まっているわけでありますから、しかしそれまでに集約が果たして可能かどうかという見方が一方である。そういう中で、もしそうなら与野党で合意し得る腐敗行為防止を先行すべきではな...全文を見る | ||
○片山虎之助君 選挙制度というのは、釈迦に説法ですけれども、私は便宜的な発想でなくて、ちゃんとした理念と長期的な運用に耐え得る制度である必要があると思うんです。 そういう意味で、今回の小選挙区比例代表並立制というのは、もともと選挙直後に日本新党と新党さきがけが小選挙区を主張し...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、この総理御推奨の並立制というのは、世界で五カ国だとか七カ国だとかという説があるんですね。ちゃんとした国と言ったら語弊がありますけれども、ちゃんとした国は余りおとりになってないし、おとりになっている国でもいろんな議論があるやに聞いているんですよ。 それは...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そういう考えの延長に立ちますと、二百七十四をさらにふやされるお考えはありますかありませんか。 | ||
○片山虎之助君 そういうことは、この参議院における論議の中で小選挙区優先をもう少し数字的に高めよう、こういうことになれば二百七十四がさらにふえていくと、こう理解してもよろしゅうございますか。 | ||
○片山虎之助君 そこで、今回、私はこの並立制で一つ考えるのは重複立候補なんです。 この重複立候補というのは今ドイツがやっている。ドイツは御承知のように併用制で、これは基本的な枠組みは比例代表ですね。ただ、国民に顔が見えないといかぬということで個人名を書かせる。個人名をたくさん...全文を見る | ||
○片山虎之助君 党にとって大事なら比例の上位に置けばいいんですよ。小選挙区で勝てるところに公認候補として出されればいいんですよ。小選挙区で落ちた者が、しかも外国の例で言うとほとんどが復活するような制度というのは、私は並立制の仕組みからいっておかしいと思いますよ。いかがですか。 | ||
○片山虎之助君 山花大臣、違うんですよ。ドイツは制度が比例代表だから、だからもともと名簿で通るんですよ。名簿の順番を個人名得票の多い人に優先するんですよ。総理のコールなんというのはいつも小選挙区で落ちるんです。それが名簿で復活してくるんですよ。これは比例代表だからなんですよ。 ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 全然違うんですよ。比例代表で当選できるんですよ。ただ、そこは顔が見えるということで小選挙区部分を中に取り込んでいるんですよ。制度の中に包み込んでいるんですよ。我が国の並立制は別のものをくっつけているんです。こっちで国民がノーと言ったものが政党によってこっちでイエス...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いやいや、違うんですよ。委員長、何度も同じことを言うのは時間があれですからもう言いませんけれども、相互乗り入れを認めているからなんですよ。だから、制度として私はそれはおかしいと、こう言っている。答弁になっていません。 | ||
○片山虎之助君 見解の相違で片づけるんならもう答弁なんか要りませんよ。何でそういう制度をとったかという背景をもっとちゃんと説明しなきゃいけませんよ。制度の説明をしているだけですよ。 | ||
○片山虎之助君 いやいや、立つと時間が惜しい。 | ||
○片山虎之助君 わかってないからですよ、質問が。委員長がそういう判断をするのはなってないですよ、あなた。 | ||
○片山虎之助君 あなたは議事を取り仕切るんだから…… | ||
○片山虎之助君 いやいや、それは答弁がよくない。(「続けてくださいよ」と呼ぶ者あり)ちゃんと答弁がなきゃ。何で続けなきゃいかぬのですか。あなた、そういうところから何言っている。 | ||
○片山虎之助君 わからない。 | ||
○片山虎之助君 比例代表併用制の方は、当選した者の中の優先順位を決めるだけの話なんですよ、ある意味では。こっちは二つの選挙なんですよ。こっちの選挙の意義というものを私は否定しちゃうんじゃないですかと、こっちで落ちた人がこっちで上がるのは。併用は違うんですよ、何度も言うように。皆様...全文を見る | ||
○片山虎之助君 こういうことで時間をとり中断するのもあれでございますから、一応この問題は、納得できませんけれども、後へ送らせていただいて、次の質問に入ります。 そこで、参議院の選挙制度をどうするのかということは本会議からこの委員会を通じて何度も議論してまいったわけであります。...全文を見る | ||
○片山虎之助君 全く同じ調子の受け身の答弁なんですね。 自民党がまとめた参議院選挙制度改革案、これは二つの柱があるんですよ。地域代表としての都道府県選挙区と職域代表としての全国比例制、これは維持しながらバリエーションを加えているんですよ。御承知でしょうか。 | ||
○片山虎之助君 そうすると、その二本柱について、それを維持する方がベターかどうかについてはいかがですか。 | ||
○片山虎之助君 総理は政府・与党のリーダーなんですから、皆さんの御議論を待って、御調整を待ってということでは私はいけないと思いますよ。総理、個人の意見で結構ですからどうぞ。 | ||
○片山虎之助君 総理の状況の御判断を聞いているんじゃないんです。参議院議員を三回もおやりになり、二期十二年とせんだってまで参議院議員であったわけでありますから、その総理自身の参議院選挙制度に対する御意見の基本的なものについてお伺いしているんですよ。与党の状況を聞いているんじゃあり...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いや、ベストの意見ではなくてベターでいいんですよ。 そこで、それでは具体的に言いましょう。 比例の単位が、御承知のように参議院では昭和五十七年に法律が通って五十八年から四回全国単位の比例をやっている。もう既にある意味では国民の間に参議院の全国比例の制度は定...全文を見る | ||
○片山虎之助君 とにかく二百二十六人も全国単位で名簿だけで選ぶというような制度はありませんよ。どこかにあるかというとイスラエルにあるかもしれない。しかし、イスラエルは人口も少ない国ですから。ドイツは全国集計ですけれども、ちゃんとラントごとの名簿で議席を再配分してラント単位で当選し...全文を見る | ||
○片山虎之助君 乱暴か乱暴でないかはこれは言葉の表現の問題ですから別にしまして、とにかくそういう制度を持ち込んで、それじゃ、参議院の制度はどういうふうにお考えですか。参議院の全国比例との関連を言ってください。 | ||
○片山虎之助君 往復ですから答弁は簡潔にもう要点だけでよろしゅうございますので、経緯その他はこれからは御省略願いたいと思います。 自民党の参議院の改革案は、衆議院の比例が都道府県単位だからそれを前提に我々は現在の全国単位の比例を維持する、こういうことなんですよ。ところが、遺憾...全文を見る | ||
○片山虎之助君 同じ答弁の繰り返しですから、早急に参議院の選挙制度について与党・政府で御、調整をいただくということ、二院制度のあり方を考えてしっかり御検討いただきたいということを申し上げて、答弁は一つも納得しておりませんので、それを申し添えて次に進みます。 次は、政党への公的...全文を見る | ||
○片山虎之助君 余り定見がないという話ですね。私は、国民の目から見ると、消費税は今増税しようかどうか、不況でこの年の瀬をやっと越したというような状況で百億、二百億の話がすいすいこう変わるようじゃ本当に国民は怒ると思いますよ。 この政党への公的助成が三百九億円。これ以外に我々は...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今までの我が国の選挙制度が個人中心でありましたから、選挙公営をずっと拡充していって、それに伴って選挙運動の規制を強化してきたんですよ。今、細川内閣は規制緩和でしょう。そこで今度は、政党中心になるんなら、なるほど今回の改正でも、政党が政見放送をできるとかそういう一種...全文を見る | ||
○片山虎之助君 私は、個人中心の今の公営のシステムを見直して、選挙運動の規制ももう一遍これは再検討し直して、政党中心の公営化、これだけマスメディアが発達しているんですから、テレビやラジオをうまく活用して、例えば各政党ごとの立会討論会でも演説会でもよろしゅうございますけれども、そう...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、三百九億円の根拠です。 これは四百十四億円も似ているんですけれども、これは過去三年間の、与党の皆さんと自民党の方は時点が違います、少し計算の方法が違うけれども、政党活動費、本部、支部、個人も少し入れてその額を出して三分の一をぶっ掛けたのが四百十四億円な...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大変簡潔ないい答弁でございます。 ただ、その積算の基礎になっている数字というのは現行制度が前提なんです。金がかかり過ぎる金がかかり過ぎる、同士打ちでサービス合戦になるということが言われている現行制度を前提にその積算の数字が出ているんです。私はそれはおかしいんじ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、政党の財政基盤としては党費、企業献金、個人献金、事業収入、今回の公的助成と大きく五つあります。優先順位をつけてください。 | ||
○片山虎之助君 それ以上その点は言いませんが、それじゃ、今度の三百九億円でも四百十四億円でもよろしゅうございますけれども、三分の一にされた根拠。 | ||
○片山虎之助君 私個人は三分の一でも実は多いと思っているんです。思っているんですが、自民党の積算の根拠にも三分の一がありますから、まあ三分の一は認めましょう。五割を超えるなんというのは私は論外だと思う。公の税金、本来権力から独立して自由で権力に対抗せにゃいかぬ政党が公的依存の傘の...全文を見る | ||
○片山虎之助君 自治大臣、力強く言い切りましたけれども、これはデータがあるんですよ。データはありますけれども、今まだそれはややこしくなりますから言いません。 それから、配分はちゃんと法律に明定しているんですから、議員数と得票数なんだから、それを突き合わせますと五割を超える党が...全文を見る | ||
○片山虎之助君 だんだん時間がなくなってきて困ったんですが、そこで、私はやはり政党の経費というのは自助努力がなきゃいかぬと思います。十割全部を税金で賄います、五割以上税金で賄いますというふうな党は、これはよくありませんよ。もう解散してもらわなきゃいかぬ。やっぱり三分の一が私は限度...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いやいや、スタートだから大目に見てくれ、五年後にちゃんとやりますと。そんなことはいけませんよ。実績はきちっと選管というか自治大臣に出ているんだから、自治省や都道府県選管に出ているんですから、実績の三分の一を限度にしてくださいよ。 総理、いいんですか、実績を超え...全文を見る | ||
○片山虎之助君 私も選挙区に帰ると、公的助成というのは国民の皆さんの評判が悪いですよ。しかも、今の総理みたいな粗っぽいある意味では乱暴な配分、五割や十割を超える党が出てくるような配分を国民はなかなか許さないと思いますよ。ここできちっと私は約束してもらわにゃいけません。 まず、...全文を見る | ||
○片山虎之助君 理解できません。五年後じゃ遅過ぎると言っているんです。 何で改められないんですか、スタートするときに。こんなに問題が多いのに。 | ||
○片山虎之助君 スタートから直せと言っているんです。 | ||
○片山虎之助君 それでは、平常時において公的助成がその党の活動費の五割なり七割なり十割を超えることが公的助成のあり方として適当かどうか、総理の御見解を承りたい。 | ||
○片山虎之助君 大変問題な総理の見解ですよ。私の方はこれはもう重要な修正点として申し上げておきます。 とにかく各党の過去の実績の三分の一を限度にすると。そして、各党が公的助成をふやしていきたければ、自助努力であとの三分の二をふやせばいいんですから。今のままでは、三分の一という...全文を見る | ||
○片山虎之助君 確認しますと、地域に根づいた職域的な支部であっても今回の法案に合致すれば、それは活動の実態だとか規約の問題とかなると思いますけれども、それは認められる、こう理解していいんですね。イエスかノーかだけで結構です。 | ||
○片山虎之助君 はい、わかりました。 そこで、いろんな質問をしたいんですが、あるいは最後になるかもしれませんが、今回の全体の制度改正は政党中心主義なんです。政党のみひとり清く、政党悪をなさずなんですね。企業献金も政党には許される。公的助成も政党にどっと行く。公認の決定から、選...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いや、何で慎重にやらないといかぬのか。慎重な理由を教えてください、慎重に対応するというのは。 | ||
○片山虎之助君 政党活動の自由を侵さないような政党法にすればいいじゃないですか。 例えば、政党としての要件を書く。法人格の付与をきちっと位置づける。内部秩序、党首ほかの役員をどうやって選任するか手続の基本を書く。あるいは公認決定の手続、支部組織、まさに支部が今問題ですから、今...全文を見る | ||
○片山虎之助君 言われることはわかるんですよ。だが、私が言う政党法は公権力を政党に及ぼすようなことを考えているんじゃないですよ。政党の自律自浄能力を強化して政党中心になるのなら、国民にわかりやすい、国民の理解を得るような政党の仕組みをきちっと法的に位置づける必要があるということを...全文を見る | ||
06月09日 | 第129回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○片山虎之助君 税制改革から質問を始めたいと思います。 この税制改革、細川内閣から羽田内閣にかけて最重要の課題でございます。去年の八月からいろんな経緯がございました。真夜中の国民福祉税騒動、これも記憶に新しいところでありますが、結局は最終的には平成六年度限りの単年度の所得課税...全文を見る |
○片山虎之助君 大蔵大臣、六月中にどちらも結論が出ると、こう理解していいんですね。 | ||
○片山虎之助君 成案と結論は違うんですか。 | ||
○片山虎之助君 その問題はおきまして、そこでおさらいを少しさせていただきたいんですが、消費税の改廃を含む間接税の増税、これについては去年の夏の七月の総選挙ではどの党もはっきり言われてないんですよね。言われてない。新生党は、税制全体のあり方の中で考えると。公明党は、消費税の税率の引...全文を見る | ||
○片山虎之助君 この点についてはなお言いたいんですが、時間の関係があるからやめますが、仮に近々に選挙があるとしますれば、六月中に与党で成案を得るわけでありますから、その成案を堂々と選挙の公約にしていただきたい、これは強く望みます。 それから、念のためにお尋ねしますが、この確認...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それから、合意には「国民の理解を得つつ」とあるんですよね。これは、社会党は最初「国民の合意」を得てだったらしい。これが滑った転んだということで「国民の理解を得つつ」と。合意と理解は違うんですよね。理解というのは、納得しなくても言ったことがわかれば理解ということにあ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 くどいようですが、理解と合意は違うんですね。合意は得なくても理解がある程度いったということならばやると。 それで、国民が理解したかどうか何でお調べになりますか。 | ||
○片山虎之助君 先ほど倉田先生の質問に対する答弁で、六月中に結論あるいは成案、どっちでもいいんですが、得て本年中に法案を通す、こういうことですね。これは公約がという質問がありました。総理は公約とはっきり言われなかった。 再度お尋ねしますが、公約ですか。 | ||
○片山虎之助君 公約だと言われました。公約だと言われました以上、もし十二月中に法案が成立しなかったら責任をおとりになりますか。 | ||
○片山虎之助君 その場合に、羽田政権がそこまでもっかどうかというこういう議論もあります、私はもってほしいと思いますけれども。仮にもった場合に、羽田さんの政権では自民党、社会党、第一党、第二党が外れているんですよ。自民党、社会党の了承がなければ通りませんよ。どうされますか。 | ||
○片山虎之助君 そこで、お願いの中身にこれからなるわけでありますが、確認事項に「行財政改革及び不公平税制の是正を積極的に進めるとともに」云々とあるわけです。これが税制改革にくっつくんですね。そうなりますと、ここで言う行財政改革、不公平税制是正というのは、税制改革、まあ増税がもちろ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今まさに民間がリストラを懸命にやっている。血と汗を流している。そのときに、増税をお願いする側が今までのとおり何も変えませんよということでは説得力がない、国民の理解が得られないと私は思うんですね。 ところで、それじゃ行政改革を言いますと、中期行革大綱というのをこ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 何かのあれに書いていましたが、この増税、子供がお母さんにお小遣いをふやしてくださいと、こう言うわけですよ。お母さんの方は、それは場合によってはふやしましょう、しかしあなたはお小遣いの使い方をちゃんとやっていますか、むだはありませんか、何のために要るんですか、こうい...全文を見る | ||
○片山虎之助君 まだ質問してないですよ。 | ||
○片山虎之助君 総務庁長官、長々とありがとうございました。 今、与党の行財政改革小委員会というのがいろんなことをやっているんですね。特に特殊法人の見直しに力を入れておりまして、九十二ある特殊法人は例外なく見直すと。物によっては廃止、縮小する、統合する、委託をする、こういうこと...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総務庁長官ね、省庁の統合まで言われましたので質問だけいたします。 公共事業省をつくろうといって与党の小委が言っているんです。そういう構想がある。それは、国土三庁の統合問題は昔からある。しかし、なかなか難しいですよね、それぞれ経緯も事情もあり理屈もありますから。...全文を見る | ||
○片山虎之助君 行革のためには政権交代と、こういうことでございますから、自民党政権にまた復帰しましたら大変な宿題を総務庁長官は背負わされたことになりますが。 そこで、先ほども私学助成の話がありましたが、補助金の整理合理化ということで特に文教や福祉を中心に国の補助金が交付税に相...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大蔵大臣、今の補助金の整理合理化と私学助成、一緒に後で答えてください。 その前に佐藤長官、どうぞ。 | ||
○片山虎之助君 今の私学助成の答弁、大蔵大臣、文部大臣からいただいたんですが、どうも文部大臣の答弁は私はよく理解できないんですよ。再度御答弁お願いします。 | ||
○片山虎之助君 いや、大蔵大臣、一般財源化は物によりますよ。私も反対じゃない。しかし、交付税化をするためには交付税の総量をふやさなきゃいけませんよ。一方的に国のものを切って交付税に振りかえるんなら、これは財源配分の変更ですから、そこのところをよく理解してもらわなきゃいけません。 ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いや、とにかくその答弁じゃだめなんですよ。私の言っていることに的確に答えていないし、しかも来年は来年の財政事情その他の情勢次第だと言うんですよ。それを私は大変問題だと思う。 自治大臣が発言を求められておりますので、委員長、発言をお許しくださいますように。 | ||
○片山虎之助君 私の言ったこととは違うんですよ。違うんですけれども、それは置いておきまして、今の三大臣の御答弁、自治大臣は、自治大臣であるにかかわらず、あるいは自治大臣であるからかもしれませんが、一般財源化が好ましい、こういう趣旨のことを言われました。大蔵大臣は、物による、物によ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 行革絡みで、もう一つの問題は日本の公共投資のあり方、一つはシェアの問題があるんです。しかし、シェアの問題は今さら言いません。単価というのか、公共投資の大変コストが高い。特にゼネコン汚職絡みで大変問題になったんです。人によっては三割から四割高いと。私はそこまではと思...全文を見る | ||
○片山虎之助君 どう取り組んでいるかを答えていただかなきゃいけませんよ。 | ||
○片山虎之助君 必ずしも満足しませんが、それでは次に進みます。 行財政改革と並んで、税制改革のための前提は私はやっぱり不公平税制の是正だと思います。 一つは、消費税自体の見直し、特にいつも問題になります益税システム、免税点の問題、簡易課税の問題、限界控除のシステムの問題、...全文を見る | ||
○片山虎之助君 とりあえず益税だけ。 | ||
○片山虎之助君 これをやめれば八千億ないしは一兆六千億の税収増がある、消費税率にして〇・六%引き下げ可能だと、こういう説があるんですけれども、これは間違いですか。 | ||
○片山虎之助君 そうすると、主税局長の計算ではあと二千億ぐらいあるというわけですね。単なるペーパー上の計算ですよ。 そこで、もうその問題はおいておきまして、この前衆議院の予算委員会で不公平税制是正について総理はグリーンカード制の導入など総合課税化について意欲ある答弁をされたと...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いろいろ御答弁いただきましたが、私は、増税には少なくとも政府は謙虚、慎重、憶病でなきゃいかぬと思うんです。ところが、今回の消費税増税に絡む一連の動きは、私は猪突猛進じゃないかと思うんです。 例えば、大蔵省と通産省の事務方のトップが二人一緒になって財界や言論界を...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今、私は質問で申し上げましたが、今の大蔵省、通産省の事務方のトップがずっと回ったという、これについて、大蔵大臣、事実を御存じでしょうか。 | ||
○片山虎之助君 そうすると、大臣の許可というのもおかしいけれども、大臣に御相談せずに回っているわけですね。通産大臣、いかがですか。 | ||
○片山虎之助君 大蔵大臣と通産大臣にお願いしますが、事実を調査して御報告ください。 | ||
○片山虎之助君 両大臣から今御答弁いただきましたが、単なる意見交換じゃなくて、我々が聞いているのは消費税問題の協力要請だというふうに聞いているわけです。しかも、先ほど大蔵大臣、通産大臣にお聞きしましたら、通産大臣はかわられていますけれども、大臣の了解、指示を得ることなくと、こうい...全文を見る | ||
○片山虎之助君 先ほども質問いたしまして、大蔵大臣からは、大臣が御指示をしたのでも向こうから相談に来て了解したのでもないという答弁を承りましたので、その点おかしいんじゃないかということを申し上げました。再度確認いたします。 それから、意見交換というお話でございましたが、意見交...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大蔵大臣の幅広くということは、この件での指示、了解ではなくて、一般的に経済や財政や税制についての外部の人との意見交換をしなさいという御趣旨でしょうから、少なくともこの件についての私は指示、了解ではないと思いますし、それから、事実関係はよくわかりませんけれども、その...全文を見る | ||
○片山虎之助君 この件で今の経済団体や労働団体のところを回るということの相談があったんですか、本当に。今、大臣が言われたのは一般論じゃないですか。 | ||
○片山虎之助君 大蔵省と通産省の事務方のトップが二人そろうというのはどなたの指示ですか。大蔵大臣の指示ですか。それじゃ、了解ですか。 | ||
○片山虎之助君 この件について大蔵大臣、通産大臣の個別具体の指示ないしは了解があったかどうか、なぜ大蔵と通産がコンビで行脚をしたか、その行脚の目的は税制についての協力要請ではなかったのか、この三点でございます。 | ||
06月10日 | 第129回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○片山虎之助君 ただいま文部大臣、大蔵大臣から御答弁をいただきました。満足すべきものでも必ずしもないんですけれども、私は了といたします。 さらに、先ほど当予算委員会の理事会に斎藤大蔵事務次官が出席いたしまして、年末の一連の行動、さらにきのうの発言について、釈明と陳謝がありまし...全文を見る |
○片山虎之助君 そこで、私は余り時間がないのでいろいろとしゃべれないんですが、内容面につきましてはいい点もあるんですよ。例えば年金と医療と福祉のバランスを変えるとか、介護対策を大いにやるとか、市町村をある程度表に引っ張り出してちゃんとやらせるとか、いいんですが、私の見るところ目標...全文を見る | ||
○片山虎之助君 もう本当に時間がなくて困るんですが、今このビジョンの中にケースⅡというのがありますね、説明しませんけれども。それで老人対策は、現状のものがケースⅡでいくと四兆円になるんですよ。それから、児童対策は二兆円が五兆円になると言っているんですよ。ここで五兆給付がふえるんで...全文を見る | ||
○片山虎之助君 老人についてはゴールドプランもあるんですよ。それから、今言われた市町村がつくる福祉計画もありますよ。ところがそれは、今大臣が言われた、積み上げただけなんです、チェックも何もしていないんだから、市町村のものは。いわんやこれが児童対策については何にもないんですよね。今...全文を見る | ||
○片山虎之助君 これは大変関係あるのは、国の関係では大蔵省、地方の関係、地方の負担では自治省だと思いますが、恐らく各省庁のきちっと協議したものでないんですね。合意してないと私は思うんですが、大蔵大臣、自治大臣、御所見いかがですか。 | ||
○片山虎之助君 今の大蔵大臣の御答弁だと、税調ではさらにチェックするというふうに受け取っていいんでしょうか。 それから、自治大臣、これは箱物ですね、福祉施設整備費だとかマンパワーの確保・養成費だとか地方団体によってプラスアルファの介護費だとかその他の経費が一つも入ってないんで...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いやいや、だからこれが本当の総体的な二十一世紀の福祉ビジョンかと言っているんですよ。給付が生きるためには箱も要るんですよ。人も、マンパワーも要るんですよ。そういうものに目配りをした計画になっていないと私は思うんですよ。どうですか。 | ||
○片山虎之助君 いやいや、私は地方単独事業だけを問題にしているんじゃないんですよ。地方単独事業もあるけれども、今もいみじくも厚生大臣が言われた特別養護老人ホームを初めとした箱をどうするんですか。在宅福祉をかなり拡充していくにしても、まだ施設収容型の福祉が強いんですよ。それよりもマ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いやいや、答弁になっていないですよ。言ってください、箱物やマンパワーの経費や試算のいろんなあれが入っていますかと聞いているんですから。――だめだ、大臣だよ。 | ||
○片山虎之助君 わけわかりませんよ。それじゃあなた、四兆なり五兆なりの中に入っているのかどうか、箱とマンパワー。 | ||
○片山虎之助君 あなたの言う目標水準と一・六倍というのは、市町村の計画を積み上げたのが一・六倍になっているんですよ。それで一・六倍のマンパワーの確保ができるの。 | ||
○片山虎之助君 今聞いても大変粗っぽいんですよ。ずさんなんです。私はこれを税制改革の大きな論拠にするのは間違いだと思う。これに基づく老人のための新ゴールドプランなり子供のためのエンゼルプランというのがきちっと出てこなけりゃいかぬのですよ。しかも、大蔵省や自治省を中心にして各省がき...全文を見る | ||
○片山虎之助君 答弁になっていません。私は新ゴールドプランやエンゼルプランをどうするのかと聞いたんです。それと税制をどう結びつけるのか。 | ||
○片山虎之助君 二十一世紀の高齢化社会において、福祉が増税の一番大きな理由になっているんですよ。それが、今のビジョンは非常にふわふわしたものですよ。カステラのようなもの。だからそれは、きちっとした新ゴールドプランやエンゼルプランを概算要求時の八月までにおつくりになると言うのなら、...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総理に。 | ||
○片山虎之助君 増税が必要な福祉の需要というのがどうなるかきちっと決まらないふわっとしたビジョンの段階で税率や時期を決めるのは、私は問題だと思う。ビジョンじゃなくてきちっとプランが出るんですから、概算要求、二カ月待でないことはない。私はそれまで増税論議、税制改革論議は凍結すべきだ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 わかりますよ、税制の欠陥、財政のいろんなこと。しかし、ネット増税は福祉でやるんです。その福祉のビジョンがきちっと決まるまで私は待てないことはないと思います。二カ月待てない理由があるんでしょうか。六月中に成案を得ると言われたそのことですか。 | ||
○片山虎之助君 時間がなくなったんですが、総理、急がれるのはやっぱり日米首脳会議とナポリ・サミットにお土産が要るんじゃないかという説がありますよ、私はよくわかりませんけれども。 税制というのは、しかも増税というのは、国民にとっては白昼金品を強奪されるようなことなんですよ、本当...全文を見る | ||
○片山虎之助君 このビジョンについてはなお私は議論したいと思います。特に、この後時間があれば聞こうと思いました、適正給付適正負担とこのビジョンの目標がどうつながるのか。この適正の意味は、負担と給付が適正なのか、負担と給付がそれぞれ独立して適正なのか。ちょっと昨日も御答弁がありまし...全文を見る | ||
06月17日 | 第129回国会 参議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○片山虎之助君 先週の質問で、税制改革に絡む二十一世紀福祉ビジョンの話をさせていただきました。 考えてみますと、まさにこれは二十一世紀のビジョンですから、高齢化のピークの二〇二五年を目標にしまして、その福祉の未来像というんでしょうか、あるべき姿、それを超えるためのいろんな努力...全文を見る |
○片山虎之助君 そこで問題は、本来二〇二五年の三十年後のビジョンが二〇〇〇年とか二〇一〇年とかの推計をやっているんですね。これが本来ビジョンであるにもかかわらず中長期の計画風に世間に受け取られる、あるいは税制改革のこれが一つの根拠づけになっている、ここに問題が私はあると思うんです...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今、厚生大臣から御答弁いただきましたが、なるほど二〇二五年は三十年後ですから、二〇〇〇年も二〇一〇年も私は要ると思うんです。それはやっぱりある程度の道筋を示さなきゃいけません。そういう意味では、このビジョンはビジョンとしては私はそれなりによくできていると思うんです...全文を見る | ||
○片山虎之助君 だから、厚生大臣今言われましたように、この五・三兆円はある意味では絶対的なものでもないし、ふわっとした数字で、きちっとした数字は、先週の答弁でもありましたが、新ゴールドプランなりエンゼルプランの策定にまつ、そういうことだと思うんです。 余りこればかりに時間をと...全文を見る | ||
○片山虎之助君 厚生大臣からいい御答弁をもらいました。私は、適正給付適正負担というのは、給付、負担ともに水準が適正であること、給付と負担の関係も適正であること、さらに負担が公私の組み合わせが適正であること。今、大臣は、給付については基本的なニーズにこたえるものが給付で、負担の面で...全文を見る | ||
○片山虎之助君 ありがとうございました。 それからもう一点、受益者負担というのを今回のビジョンに持ち込まれているんですね。税と社会保険料というのはだれもわかる。ところが、もう一つ受益者負担というのをこの中で取り上げられて、しかも経済成長と給付に差が出たら受益者負担を活用しろ、...全文を見る | ||
○片山虎之助君 これから福祉の需要はずっとふえるんですよ。それを税を中心に賄っていくといったら無理があると思う。やっぱりある適正なルールのもとに社会保険料も伸ばしていかなければいけません。同時に、私は受益者負担もルールをつくって伸ばしていくべきだと思うんですよ。同じ御意見でしょう...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、加藤政府税調会長の要請によりまして「税制改革に関する機械的試算」というのが大蔵省から示されたんですよ。機械的機械的と一生懸命言うときは機械的でないことが多いんですよ、本当に機械的ならそう強調しなくてもいいんですから。意図的だとは言いませんけれどもね。しかも...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大蔵大臣から今御答弁がありましたが、その五・三兆円なるものを入れているわけですよ。消費税で上がるその物価スライドも加えていますが、五・七兆円になったりなんかするんですけれども、その社会保障の財源に充てるのと、現行の減税を続けるとして計算をされて、それで、消費税を一...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いや、大臣そう言われるけれども、税調はもう終わるんですよ。一般的な行革をやりなさいとか不公平税制がどうだということは、言いますよ。しかし、同じ機械的試算を出すのなら今言いましたように財政構造を変える歳出カットのオプションも同時に国民に示さなきゃいけません。しかし、...全文を見る | ||
○片山虎之助君 どこがやるんですか。 | ||
○片山虎之助君 政府のどこがやるんですか。 | ||
○片山虎之助君 今、大蔵大臣がああいうことを言われました。総理、ちゃんと数字を出して、やるんですね。 | ||
○片山虎之助君 そこで、私はこの所得税減税にはもともと異論があるんですよ。 それはけさの議論にもありました。日本は世界の先進国で所得税は低いんですよ。ただ、言われるように中堅からちょっと上ぐらいの累進構造というか、累進カーブは高いですけれども、相対的に所得税は低い。国民負担率...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、私は結論的に、もう所得税は減税しちゃっているんですからどうこう言ってもいけません、これは続けてもらわなきゃいかぬ、国際的にも。 それから、所得税アップもやむを得ないと私は思っているんです。しかし、そのためには条件を幾つかクリアしていただく必要があると思...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総理、大変簡単な答弁ですが、やるんですね。 | ||
○片山虎之助君 いけないというのは客観的な言い方なんですよ。当事者の責任者なんですからやると言わなければいけませんよ。 | ||
○片山虎之助君 考えているじゃいかぬ。やると言わなきゃ。 | ||
○片山虎之助君 言葉の多い人がいやに言葉を節約するんですよ。おかしいんですよ。もう一度やってください。やると言ってもらわなきゃだめですよ、そんな客観的な、評論家みたいな話しや。 | ||
○片山虎之助君 公約ですね。私は公約が好きなものですから。 | ||
○片山虎之助君 きょう午前中ありましたが、アメリカの財務長官が税制改革にいちゃもん――と言ったらいけません、向こうの考えを伝えてきた。私は内政干渉だと思いますよ。思うけれども、言っていることは正しいと思うんですが、いかがですか、大蔵大臣、もう一度。 | ||
○片山虎之助君 総理と大蔵大臣の力強い決意をお聞きしまして、安心いたしました。 そこで、政府税調と与党の税制協が間もなく答申や結論を出される。税率や実施日を入れないで出されたらどうしますか。 | ||
○片山虎之助君 そうなると、政府税調や与党協が税率や実施日をきちっと言わなくても、政府の責任と判断で税率と実施日を決めるということですね。 | ||
○片山虎之助君 期待じゃだめです。 | ||
○片山虎之助君 だから、税調もそれを書くことを…… | ||
○片山虎之助君 政府の重要な一員ですよ。 | ||
○片山虎之助君 総理、いかがですか。 | ||
○片山虎之助君 そこで私は消費税を慎重に、憶病に、謙虚にということを言っているんですが、仮に入れるとした場合に、今、大蔵省と自治省で地方消費税をめぐって子供のけんかみたいなことをやっているんですよ。お互い自分に都合のいいような資料を出し合って、マスコミを動員して環境づくりをやって...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それは後で質問いたします。 | ||
○片山虎之助君 それは、地方の経済活動が違うんだから、地方財政、地方税というのは絶えざる偏在との闘いなんですよ。そんなこと当たり前の話なんですよ、日本が均一に開発、発展するわけないんだから。そこのところはちょっと言っておきますが、自治大臣、今の件でいかがでございますか。 | ||
○片山虎之助君 そこで、日本の今の地方の歳入というのは三七・六%なんですよね。六三%ぐらい国税で入って、地方が三七・六。ところが、歳出は六五・五%は地方なんですよ。三分の二が地方で国は三分の一なんです。ここで三〇%、国から地方に金が流れているんです。それが地方交付税であり国庫支出...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、皆さん、地方独立税が望ましいという点では一致する。ところが、今の地方消費税には難点がある。私は技術的な難点と財源的な難点があると思います。 技術的な難点の一つは、大蔵大臣が今言われたように税の消費地と帰属地が少しずれる。ずれるというか、地方の場合には何...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大蔵大臣、交付税も自主財源だと言われました。確かにそういうところがあるんです。しかし、あてがいぶちの自主財源なんです。使い方は自主なんです。来るのは依存なんです。だから、これはコウモリみたいなあれなんですよ。私は、これがふえることは別に反対じゃありませんよ。しかし...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、今おもしろいんですよね。消費地とその帰属先が分かれることについて大蔵省は難点、自治省はメリットだと言っている。 例えば、茨城でテレビができる、東京で卸売、静岡で小売になる。今の消費税だと、多段階付加価値税みたいなものだから、つくったところの茨城でもかか...全文を見る | ||
○片山虎之助君 もう何度も済みませんが、総理、きちっとお決めになりますね。信用してないわけじゃないです。大変信用しておるからお聞きするわけであります。 | ||
○片山虎之助君 それでは、話はほかのことにいたします。 ことしの一月下旬に行政改革推進本部がつくられた。三月二十三日に輸入促進・市場アクセス改善・流通作業部会が置かれた。メンバーについて、私は最初よく知らなかった。いろいろよく聞くと、大変議論が多い。大企業の代表はいるけれども...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それは、メンバーにはしないが意見は聞いてやると言うんですか。何でメンバーにしないんですか、メンバーは大勢いるのに。 | ||
○片山虎之助君 石田総務庁長官、きょうは大分くたびれられていますからもうこれ以上総務庁長官には聞きません。 そこで、規制緩和を大いにやっていただくのは賛成であります。しかし、経済的規制は原則自由、例外だけ規制と。社会的規制は必要最小限度と。ところが、経済的規制だけで物を考えて...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大蔵大臣、特にお酒は相当な税金を取っているんですから、いわゆる財政物資ですね。ぜひそこは慎重な配慮をお願いいたしたいと思います。 もう時間がなくなりましたので、最後に農業問題を取り上げたいと思います。 ガット・ウルグアイ・ラウンドで大変な御決断をされたわけ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 済みません、時間が来ましたが、もう一言。 来年度の予算で、シーリングの別枠論というのが各党の農業関係の議員さんからもうずっとこのところありました。私も、農民の信頼を取り返す、ガット・ウルグアイ・ラウンド受け入れに対する農民の反発を和らげるためには、ここでシーリ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 どうもありがとうございました。 | ||
06月23日 | 第129回国会 参議院 本会議 第25号 議事録を見る | ○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました平成六年度予算三案に対し、反対の討論を行います。 今、我が国は厳しい経済情勢への対応はもちろんのこと、規制緩和、行財政改革の推進等早急に解決しなければならない課題が山積し、国際的にも我が国の役割は一層増大して...全文を見る |
10月17日 | 第131回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表して、与党の一番手として質問させていただきたいと思います。テレビも入っておりますし、できるだけわかりやすい質問をいたしますので、総理初め皆様もわかりやすい簡潔直截な御答弁をお願いいたしたい、こう思います。 まず、本題に入ります前に、せんだ...全文を見る |
○片山虎之助君 それでは、本題の質問に入りたいと思いますが、まず総理の基本的な政治姿勢から入らせていただきたい。 総理、このところのマスコミの世論調査を見ますと、ずっと村山内閣の支持率が上がっているんですね。三カ月間これだけ上がったというのは珍しいということなんです。しかも、...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今、総理が答弁されましたように、最初は私は本当に国民に戸惑いや不安があったと思いますよ、今までけんかばかりしてきたんですから、正直言いまして。しかも、三党合意はありますけれども、その時点では基本的な政策の相違というのは残ったわけですからね。 ところが、この三カ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 ありがとうございました。三党首の今のお気持ち、御決意で今後とも本格長期政権を目指してしっかりやっていただきたい、こう思います。 ところで、この国会に区割り法が提出されております。早晩審議が始まり、時期はわかりませんけれども、これが通る。通れば一連の政治改革は完...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総合的に勘案してお決めになる、今は解散のカの字もないと、こういうことですね。 | ||
○片山虎之助君 そこで、今、野党の皆さんはこの年末を目指して新・新党をおつくりになる。今、新しい統一会派の「改革」というのができておりますけれども、それはどういうことになるのかわかりませんが、できる。一方で、与党三党の自民党、社会党、さきがけで新党をつくったらどうかと、そういう意...全文を見る | ||
○片山虎之助君 私も総理の意見に同感でございますが、無理にということじゃないんですよ。一つの政党になるにはやはり自然な流れ、国民の意向、いろんな状況が総合的に加わっていると思いますけれども、もしそういう状況になってきたら、総理としてはそれもよしと、こういうお考えですか。 | ||
○片山虎之助君 総理は、所信表明演説のあの中で「人にやさしい政治」を五回使われているんです。下に政治がない「やさしい」というのはもう一回使っているんです。だから六回出てくるんです。これは今や総理のスローガンになって、いい言葉なんですけれども、それじゃ今までの政治はやさしくなかった...全文を見る | ||
○片山虎之助君 大体わかりました。 とにかく今までの政治は開発や経済にややウエートがあった、これから環境や生活や福祉や働く者の立場で、しかもそれには人にはやさしいけれども自分には厳しくと、こういうことなんですね。 そこで、総理、レイモンド・チャンドラーという作家がいるんで...全文を見る | ||
○片山虎之助君 私はちゃんと通告したんですから、内閣参事官室、ちゃんと伝えなきゃだめですよ。 そこで、フィリップ・マーローばこう言うんですね。人は強く、あるいはタフでもいいんですが、人はタフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きている資格がないということなんです。私は...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、政治改革でございますけれども、先ほども申し上げましたが、区割り法案が通過、成立することによって、政治改革の入れ物はこれで一応形を整える。問題は、その入れ物の中にどういう本当の政治改革を盛るかということだと思うんです。 私は、この単なる入れ物、この入れ物...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総理の言われるとおり、これは政治改革のスタートなんですね。ゴールじゃない。しかと承りました。 そこで、この区割り法、周知期間が一カ月だというんですよ。昔は全然そういう議論はなかったんですな。六カ月だとか三カ月だとか、いつの間にやら一カ月になった。まあみんな知っ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 しっかりやっていただきたいと思います。 そこで、この区割り法と一緒にこの国会に出てまいっておりますのが腐敗行為防止法、連座制の拡充であります。それからもう一つは、政党への法人格付与であります。 腐敗防止法、今、与党と野党と両方、案が出ておりますが、あるいは...全文を見る | ||
○片山虎之助君 ちゃんとやれますね。 | ||
○片山虎之助君 そこで、例の政党法と政党への法人格付与法なんですが、この法律は悪くはありませんけれども、これは任意なんですね、法人格を受けるかどうか。しかも、それは助成をもらうということがリンクしているだけなんですね。実はこの法人格をもらおうがもらうまいが余り差はないんですよね。...全文を見る | ||
○片山虎之助君 政党が国民に信用、信頼されるためにも、私は何らかの法的整備は今後の大きな課題だと思っております。 最後に、参議院の選挙制度であります。 これで衆議院の選挙制度は区割り法をもって完結する。参議院の選挙制度については八次審で議論はしましたけれども、本気で考えて...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いや、国会の中だけではやっぱり限界があるんですよ。国会の中は国会の中でやるんです。ただ、衆議院の選挙制度がそうであったように、客観的、中立的な学識経験者の御議論もひとつ一方でいただきたい。 私は、八次審が不徹底だったから、だから九次審の必要を今申し上げているわ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いや、どうもくどいようですけれども、余り積極的でないんですね。私、並行してやればいいと思うんですよ。国会で議論してその後に審議会というのは道なんじゃないですか、議論が。いかがでございますか、並行して。 | ||
○片山虎之助君 いや、それは話が違うんですよ。両方やればいいんですよ。お互いにフィードバックしていいものができてくるんですよ。衆議院の場合がまさにそうなんですよ。それは衆議院で、国会でまずやったんですか。その結果、審議会は受けたんですか。違うでしょう。結局は、一部手直しはあったけ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それでは次に、行政改革の問題に入りますが、政府の所信表明演説なり御答弁で一番大切な問題で最重要課題だと言われたのは行財政改革ですよね。ところが、総論だけで、かけ声ばっかりじゃないかという意見もあるんですよ、具体性に乏しいという意見が。 ただ、所信表明を読みます...全文を見る | ||
○片山虎之助君 特に一番議論をされている特殊法人については今までの内閣よりずっと前向きなんですよ。前の内閣は二年後にやると言ったんです。それを本年度内に前倒ししたんです、村山内閣は。したがって、私はその姿勢は高く評価すべきだと思いますよ。固有名詞がまだないではないかとこの前質問が...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、特殊法人については年度内に見直して整理合理化計画をつくると、こういうことになっていますね。合理化計画も、総務庁長官、年度内につくるんですね。その中には、この特殊法人は残す、この特殊法人はいじると言ったら語弊がありますけれども、中身を変える、民営化する、統合...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今お話しありました、各省庁が出して内閣として決め、さらに本部にもかけるというお話でございますが、こういうふうにするということについてはいつまでにという期限をつけるんでしょうね。いかがですか。 | ||
○片山虎之助君 じゃなくて、統合なり民営化なり。 | ||
○片山虎之助君 長官、違うんです。例えば民営化するなら何年後までにするとかね。廃止するとかいうのはすぐできませんよ。 | ||
○片山虎之助君 それから二つ目の規制緩和なんですが、規制緩和は細川内閣のときに七百八十一の措置を決めたんですね。それからせんだっての七月に、この七月には村山内閣なんだけれども、実際決めたのは羽田内閣ですから。このときには二百七十九の措置を決めたんですよね。これはもう措置済みなんで...全文を見る | ||
○片山虎之助君 この規制緩和に絡むんですが、ことしの五月十八日に羽田総理が公共料金の年内一律凍結を言われた。五月二十日に閣議決定された。私はこれは本当に乱暴な、ある意味では、言ってはなんですが、人気取りの政策だったと思いますよ。引き上げを前提に各省が詰めて予算や財投が組まれ、事業...全文を見る | ||
○片山虎之助君 凍結があったからあれだけの努力をされたという点もあるんですよね、一石三鳥のお話が今ありましたが。 そこで、この一律凍結も乱暴だけれども、それじゃ凍結を単純に解除するというのも国民に私は理解されないと思うんです。この機会に公共料金の決定の仕組みについて踏み込んで...全文を見る | ||
○片山虎之助君 次に、三番目の地方分権ですが、年内に地方分権の大綱方針をお決めになる、それに基づいて地方分権の基本法をおつくりになると。その地方分権の大綱方針で、抽象論、総論はもう皆、飽き飽きしているんです、地方の関係者も。ぜひ、まあおまえそうは言っても大綱方針だからと、こういう...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今、総務庁長官が言われたのは、もう何十年来やっているんですよ。国と地方の事務の再配分、機関委任事務の廃止、行財政の自主性確立。いずれにせよ、実効性、具体性のあるものに全部ぜひおまとめをいただきたい、こういうふうに思います。 そこで、十月七日に自治省は、地方行革...全文を見る | ||
○片山虎之助君 ひとつよろしくお願いいたします。 そこで、中央省庁の統廃合になりますと、これは大変難しい問題もあるし中長期的な課題だと、与党三党のこの前の行革チームもそういうことを言われている。私もそうだと思います。 ただ、一つ二つ挙げますと、例えば、本当に申しわけないん...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総務庁長官、こういうことですな。国土三庁の方は中長期的な課題に返す。臨調答申は何度も言っているけれども、それはもう中長期的な課題にしますと、こういうこと。 食糧庁については言及がございませんでしたが、いかがですか。 | ||
○片山虎之助君 いや、私は食糧庁をなくせなんて一つも言ってないんですよ。食糧庁の機能が大幅に変わるというんですよ。今やっている仕事で必要のないものができるし、今やっていないけれども新しい仕事もできるんですよ。ミニマムアクセスなんてまたそうなんだから。それから今、細かく規制している...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それからもう一つ行革で忘れてならないのは、地方分権とも絡みますが、国の地方出先機関の整理統合、縮小であります。何度もやってはきたんです。やってはきたんだけれども、一つもはかばかしくないんです。 私は、この際、国の地方出先機関の整理合理化にもう一度取り組むべきだ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それからもう一つ、きのうかおとといか大蔵大臣もどこかで言われておったんですが、公務員、特に幹部職員になる上級職の一括採用の問題ですね。これはもう、これまた昔から言われているんですが、なかなか難しい。私は、一括採用が無理ならグループごとに、例えば経済官庁グループだと...全文を見る | ||
○片山虎之助君 採用はどうですか、グループごとの採用は。 | ||
○片山虎之助君 答えになっているかなっていないかわからないところがありますが、大蔵大臣、いかがでございましょうか。あなた、旅先で何か言っているじゃないですか、公務員の一括採用。 | ||
○片山虎之助君 時間の関係もありますので、次に税制改革に入らせていただきます。 今般、与党三党の税調が中心になりまして税制改革の取りまとめが行われました。私も与党税調のメンバーの一人に選ばれまして一生懸命やったわけでありますが、今回の税制改革は細川内閣の国民福祉税騒動とは違い...全文を見る | ||
○片山虎之助君 最善のものだと。大変ありがとうございます。 そこで、ここ税制改革で大変な議論になったのが増減税の一体処理ですよ、本当に。三年先の増税を今から法律に書くという例はないんですよ。ないんです。しかし、それは大議論があって、総理は踏み切られたんですが、総理はもともと増...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今、正直な経緯の御説明をありがとうございました。 そこで、総理も先ほど言われましたが、少子・高齢化社会や恐るべきものがあるんですね。一九九三年というと去年ですね。去年から前の三十年間で、日本の人口は二千九百万ふえているんですよ。その中で生産年齢人口が二十歳から...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、所得課税減税の話がありましたが、今回の二階建て減税というのがいろんなお褒めをいただいたりあるいは非難を受けたりしております。何でかというと、五・五兆の定率減税、特別減税をやってきたのに、それを二種類に分けて三・五兆の恒久制度減税と二兆円の特別減税を二階建て...全文を見る | ||
○片山虎之助君 だから、今言いましたように、所得課税の減税は三回に分けてやっているんです。今回は三回目の完結編なんですね。これで全部でトータルしますと九兆円の減税になるんです。今、所得税、住民税合わせますと三十六兆か五兆ぐらいです。九兆円の減税というのは四分の一なんですよ、四分の...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そういう意味では、野党の議員さん方が言っている五・五兆じゃないから特別減税附則五条の抜本的な税制改革にならないというのは全然間違いであります。そんなもの減税規模で決めるんじゃないですよ。制度全体の形で決めるんです。しかも、六十二年、六十二年、今回という全体で眺めて...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、国民福祉税では七%、今回、今のお話のように五%になったんですけれども、とにかく倍以上に一挙に引き上げるというのはこれはある意味では私はむちゃくちゃな話だと思うんです。民間がこれだけリストラをやっているときに、政府が行財政改革も不公平税制にメスを入れることも...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、この消費税でよく問題になるのが益税議論です。中小企業特例についてどうするか。これは御承知のように、免税点と簡易課税と限界控除、こう三つある。実質的には私は今回の中小企業特例の見直しはかなり大胆にやったと思うんです。やったと思うんだけれども、免税点制度をいろ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それから今度の税制改革の特色の一つは地方消費税をつくったことであります。これは私も当予算委員会で何度も議論させていただきました。住民税の減税を所得税と一緒にやるんですね。地方の税が細る。それが全部国の金になって、譲与税というか、大抵国から交付金で流れてくる。地方分...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、今回またこの税制改革で見直し規定というのがついているんです、見直し規定というのが。五%にするんだけれども、実施の半年前までに見直して結論を出すという、これは異例の規定なんです、これまた、これについても評価が分かれるんです。しかし、私はこれは入れた方がよかっ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで総理、総理はこの見直し規定は予断を持たずに結論出すんだと、検討するんだと、こう言われましたね。どうも大蔵大臣は増税の可能性を否定してないんですよ。大蔵大臣ですから税がふえる方がいいに違いないんですけれども、私はこの規定を置いてよかったというのは、この規定はむ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 さてそこで、私は所得課税の税構造というのはかなりきちっとなったと思います。今、議論されているのは法人関係税ですよね、法人課税。これは世界で一番実効税率が高いんですよ、御承知のように。所得課税の方は真ん中辺なんですよ、真ん中辺かちょっと上が。法人課税は一番高い。とこ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 もう時間がありませんが、景気との関係でありますけれども、先般、経企庁は景気回復を宣言された。ところが四月−六月期を見るとまたマイナス成長になっているんですね。ちょっと心配しておりますけれども、この減税によって経済にどういう影響があるのか、景気回復にどういう影響があ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 三年後に消費税が増税になる、特別減税がなくなるんですよ。ダブルになるんですよ、消費税が上がって特別減税がなくなるんですから。それは景気にどういう影響を与えますか、逆に。 | ||
○片山虎之助君 そこで、三年後の特別減税というのは特に景気が好転したら二年でやめるという何かただし書きがついているんですね、税制改革の決めで。私は、「特に好転」というのはどういうことなのかお聞きせにゃいかぬのですけれども、ダブルにしないために一年早く消費税増税の前に特別減税をやめ...全文を見る | ||
○片山虎之助君 時間ですから。 | ||
○片山虎之助君 それでは、午後は外交問題を取り上げさせていただきたいと思います。 まず、当委員会でも再三議論になりました国連の安全保障理事会常任理事国入りの問題でございます。 十月七日に総理と副総理と大蔵大臣ですか、お集まりになって、これは立候補の表明ではないということを...全文を見る | ||
○片山虎之助君 いやいや、それが総理、回りくどくてわかりにくいんです。 それじゃ、自分からしゃしゃり出るんじゃない、よその国が出てくれと言ったら受けて立ちます、それだけの用意がありますと、こういうことなんでしょう。他薦なんですよ、それ。出したい国になるんですね、出たい国より。...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そうすると、消極的でも積極的でもないと言われたけれども、やや受け身だけれども積極的なんですね。 | ||
○片山虎之助君 そこで、総理は所信表明で、この常任理事国入りには「国民の一層の理解を」と言われた。「一層」がつくところを見ると、今、理解がまだ不十分どお考えですか、国民の。 | ||
○片山虎之助君 そこで、国民の理解を深める意味で、この常任理事国入りの我が国にとってのメリット・デメリット、憲法上できることとできないこと、それから同時に、したいこととしたくないこと、これを外務大臣、わかりやすく言ってください、国民の皆さんに。 | ||
○片山虎之助君 外務大臣、いろいろ言われましたが、常任理事国に入りまして、覇権派、武闘派に対して我が日本は同じ常任理事国で、良心派というか知性派というか平和派としてやりたい、そういうことで国連の地位や機能を強化したい、こういうことだと思うんですね。 我が国は国連第一主義なんで...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、今、外務大臣が言われるように、理解からやっぱり賛成に、はっきりした賛成がややはっきりしない賛成がはともかくとして、私はなってもらった方がいいと思うんですが、そのための日本からの働きかけをおやりになるのかならないのか。推されてなるんだ、積極的なんだけれども受...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それでは、常任理事国問題はこのくらいにしまして、せんだって私は、七月の終わりから八月にかけまして、そこにおられる予算委員長を団長としましてODAの調査にマレーシアとインドとネパールとシンガポールヘ行きました。マレーシアは有償ですね、円借が中心。インド、ネパールは無...全文を見る | ||
○片山虎之助君 今、外務大臣からるる御答弁ありましたが、私もやっぱりインフラ整備は最重要だと思いますね。今言われた上下水道やエネルギー、それから交通、通信、そういうものができていませんから、それはもうなかなか大変なんですけれども、ただ外務大臣の言われる教育は、私は、人づくり、人材...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それでは次に、ルワンダのPKOについてちょっと触れたいと思いますが、九月十二日に決定されまして、自衛隊員四百七十名ですか、向こうに派遣されることになりました。 ただ、素朴な国民感情からいいますと、我が国からずっと遠い、事情のわからない、言葉なんかほとんど通じな...全文を見る | ||
○片山虎之助君 そこで、今お話があったザイールのゴマなんですが、治安状況についていろんな説がありまして、日本の一部報道はちょっと騒ぎ過ぎじゃないかというような節もあるんです。 それで、自衛隊の皆さんは医療だとか給水だとか防疫だとか輸送だったですか、そういうことをおやりになると...全文を見る | ||
○片山虎之助君 義の範囲もありますね、義の範囲が大きいのか小さいのか。 それはそうなんですが、総理、不測の事態が起こったら自衛隊の撤退もあり得ると言われていましたよね。その不測の事態というのは起こるんですか。起こらないんでしょうか。 | ||
○片山虎之助君 そこで、難民がなかなかルワンダの国内に帰還ができない、紛争が泥沼化する、長期化するという場合が考えられますが、その場合に、自衛隊は三カ月ですから十二月末には引き揚げることになっている。状況がもう一歩も進歩がない前進もないときに自衛隊の皆さんが引き揚げることについて...全文を見る | ||
○片山虎之助君 私は、各国の軍隊、我が国の自衛隊もそうですが、ちゃんと任務を果たされて帰っているんで、逃げ帰ったなんて一切思っておりません。ちゃんと任務を果たされている。それは国連の難民事務所もいろいろやっているわけですし、それから今、近隣の国で、防衛庁長官のみんなでということも...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それから最後に、インドの肺ペストの問題、これは今ちょっと下火になっているようですが、八月に起こって九月の中旬ぐらいから十月上旬まで大変流行したようであります。 我が国は、海外に一千二百万人も出ておりますし、聞いてみますと、インドから来られる方、インドの方という...全文を見る | ||
○片山虎之助君 もう私の持ち時間なくなってきましたので、WTO協定について一問だけお伺いします。 この協定によってWTOが来年の一月から置かれる、こういうことなんですが、せんだっての自民党の意見集約でも、各国に先立って批准すべきではない、特にアメリカ、EUの状況を十分踏まえて...全文を見る | ||
○片山虎之助君 それでは、本当の最後でございますが、私学助成についてこの前の予算委員会で、大蔵省、文部省、自治省、三省の統一見解を出していただきました。とにかく平成六年度予算を二五%、高校を中心に私学助成はカットされたわけでありますから、どうするんだと、こういうことの質問をいたし...全文を見る | ||
○片山虎之助君 総理、私は私学教育は大変重要だと思うんです。大学は私立大学が四分の三ですよ。私立高校はこれは三割ぐらいですけれども、今や高校は準義務教育ですから完全に公立を補完して、私立がなきゃうまくいかないんですね。しかも国公立は、文部大臣、申しわけないんですが、これはやや画一...全文を見る |