片山虎之助

かたやまとらのすけ

比例代表選出
日本維新の会
当選回数5回

片山虎之助の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第140回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○片山虎之助君 自由民主党の片山虎之助でございます。  いろいろと質問させていただきたいと思いますが、まず具体的な質問の前に二点申し上げたい。  一点は、先ほどもお話がありましたが、ペルーの日本大使公邸占拠・人質事件でございまして、きょうで四十四日目になるんですね。まだ人質の...全文を見る
○片山虎之助君 ぜひ、総理の今言われましたテロリストには屈せず、人質の安全、解放、このための実り多い会談になることを心から望んでおきます。  二点目は、昨日、当院で友部氏の逮捕許諾請求に対して応諾の議決をやりました。参議院は割にないんですよ。衆議院はちょくちょくあるんですが、参...全文を見る
○片山虎之助君 それでは、具体的な質問に入りたいと思います。  まず、補正予算関係と景気対策でありますが、今回、御承知のように補正予算が成立する。総理が言われるように、休みない財政運営をやって景気を回復するということは、私はもう当然必要だと思います。今回の補正予算にのったものは...全文を見る
○片山虎之助君 一部で、今回の補正予算は公共事業等のばらまきだ、こういう御批判があります。今の景気の状況は、去年に比べますとずっと公共工事の受注額というのは減っているんですよ、もう八カ月も。民需がまだそんなに強くない。私は、景気対策のために緊急性がある必要な公共事業を追加すること...全文を見る
○片山虎之助君 大蔵大臣の言われるとおりなんですね。財政だけに頼る景気回復はもうこれからなかなか通用しない。私はやっぱり税制改革、規制緩和あるいはいわゆる日本版ビッグバンだとか、そういういろんなプログラムを着実にあわせてやることが必要だと思いますが、それじゃ公共一事業を一切抑えて...全文を見る
○片山虎之助君 そうなんですよ、大蔵大臣。これは計算のあれで、ただ部品や製品の輸入が、日本は現地法人をつくっていますから入っているし、経済そのものがソフト化あるいはサービス化で変わっていることは私は確かにあると思いますが、それなりの効用はある。  さらに、本格的な高齢社会になる...全文を見る
○片山虎之助君 どうも参議院の良識と褒めていただきまして恐縮でございますが、ただ公共事業の効率化というのは同時に急務だと私は思うんですよ。これはもう世間では三割も四割も高いと、そんなことはないと思いますけれども、資材が高かったり人件費が高いんだから、日本は山が多いんですからエネル...全文を見る
○片山虎之助君 何割ぐらいでしょうか。
○片山虎之助君 大胆な建設大臣が慎重になられてあれでございますが、できるだけ早く削減の目標を出してぜひそれを実行していただきたい。  それと、公共事業もさることながら、地方の単独事業は二十兆円を超えているんですよ、地財計画上。公共事業の倍なんですね、地方から見ると。ぜひ地方単独...全文を見る
○片山虎之助君 今の白川自治大臣のお話、ぜひ関係閣僚会議で十分議論して適正な方向を出していただきたい、こういうように思います。  実は一昨日、自民党の研究会が特別養護老人ホーム、岡光さんの件で相当有名になりましたね、丸投げか何か知りませんけれども、それについての是正案を厚生省に...全文を見る
○片山虎之助君 それから、来年度予算になるんでしょうか、省庁間の公共事業の連携調整のために二百億円の枠をおつくりになったと。それはどういう利用の仕方をするんでしょうか。事務方でも結構ですが、大蔵大臣でも結構です。国土庁長官ですか。
○片山虎之助君 そこで、今度のこの補正予算で私が今後の問題点として考えますのは、予算というのは年間総合予算がベターなんですよ。だから、補正予算はできるだけ必要なものに限る必要がある。ただ、今回は私はやむを得ないと思いますが、今後ですよ。  そこで、補正予算の中に毎回登場してくる...全文を見る
○片山虎之助君 いやいや、それは忘れないだけではだめですよ、もう永久に大蔵大臣をおやりになるわけじゃないんだから。どうされるかの方向を言ってくださいよ。年間総合予算主義というのが私は正しいと思っているんですけれども、いかがですか。
○片山虎之助君 よろしくお願いします。  そこで、この株安について私は思うんですが、普通は年末年始や御祝儀相場で株が上がるんですよ。ところが、年末からがたがたと株がダウ何千円も下がっている。それに対して政府側は、とにかく重大な関心を持っているけれども、マーケットのことはマーケッ...全文を見る
○片山虎之助君 市場が乱高下じゃないんですよ。今、大蔵大臣が言われるように仮に安定しているとすれば、低位安定なんですよ、一万七、八千円で。乱高下じゃないんですよ。  それから、私が言っているのは、市場介入しろとなんか一つも言っていない。私は、どうせ橋本総理の六つの大改革をおやり...全文を見る
○片山虎之助君 次に、為替安、円安なんですよ。これもずるずる、まあ輸出にいいんだからいいじゃないかと言っているといつの間にやら円が百二十円を超えるようになっているんですね。政府に言わせると、いやいや、円が安いんじゃないんですよ、ドルが強いんですよと言うんです。それはそうでしょう。...全文を見る
○片山虎之助君 日銀総裁は、景気回復が先決で、景気が回復すればみんな豊かになるんだから、国民にも回り回ってプラスがあるんだから、まあもうちょっと辛抱せい、注意深く見守ると、こういうことなんですね。でも、公定歩合は日銀の政策委員会、日銀改革が今大きな課題になっておりますけれども、政...全文を見る
○片山虎之助君 総理は、平成九年度は財政構造改革元年にすると、こういうことで国債を四兆三千億減額したわけですね。ところが、増税は七兆じゃないか、数字が合わないじゃないかという議論があるんですが、実は地方の方の借入金の減が二兆七、八千億あるんです。足すと七兆を超えるんですよ。私は、...全文を見る
○片山虎之助君 わかりました。よろしくお願いいたしたいと思います。  それから、財政再建法の中身ですね、フローで三%以下、ストックで六〇%以下、いいんですよ。しかし、そういうことだけじゃ本当の効果があるんだろうかと。よその国がやっているように、分野ごとに上限を設けるなり、あるい...全文を見る
○片山虎之助君 ぜひ総理、財政再建法を国会に出される、議論される段階までに関係をきちっと説明できるように、公共事業五カ年計画は意味があると私は思っている。ただしかし、今のようなやり方でずっといくのが正しいかどうか、基本計画の方はもっとふわっとしていますから、ぜひ財政再建との関係を...全文を見る
○片山虎之助君 この整備新幹線で世間が言っているのは、一つは、国鉄長期債務が二十八兆幾らもあるのに何でまた赤字になるものをつくるのかということなんですね。それが一つ。  それから、建設財源はどうなっているのと。財政再建で厳しい。建設財源はいろんなあれがありました。固定資産税の振...全文を見る
○片山虎之助君 それから、衆議院の予算審議の過程で建設大臣は、住都公団の改組、縮小、もう分譲住宅から全面撤退、賃貸住宅はもうかなり限定的にやると。残りは都市再開発や市街地再開発をやるんだと。そうなると、地域振興整備公団が地方の方をやりますから、ダブるから両方の統合もあるんだと。こ...全文を見る
○片山虎之助君 基本的には一致しているんでしょうが、三大臣若干違いますね、ニュアンスが。どうも押しかけ結婚風なんですよ、押しかけ結婚。来られた方はちょっと迷惑している。しかし、まあいい申し出だから検討しましょう、こういうことだと思いますね。  そこで、同じくまた建設大臣に関係が...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、何で日野市長がそういうことを考えついたかといいますと、道路審議会の中間答申で、とにかく将来、もともと高速道路は最終的には無料開放になるという前提があったんです、途中で償還が終われば。償還が終わっても補修だとか更新だとかいろいろあるから、とにかくずっとお金を...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、永久に無料化を仮にできない、まだ決まっていないんでしょう、となったら、私は何かきちっと手だてというか手当てをしないといかぬと思いますね、法律上きちっと書くとかあるいはほかのあれを考えるとか。例えば国有提供施設の納付金制度なんというのがあるんですが、それがい...全文を見る
○片山虎之助君 私の関連質問で同僚議員が日本海の重油流出の除去問題その他を質問すると思いますが、せんだって、これも衆議院の審議において自治大臣が、沿岸の関係地方団体は思い切って重油除去のためにやれ、金に糸目をつけないとは言われなかったんでしょうが、心配せぬでやれ、特別交付税は幾ら...全文を見る
○片山虎之助君 よくわかりました。  そこで、次は、質問の大きなテーマを教育改革、教科書問題に移したいと思います。  総理が五つの改革のほかに教育改革をお取り上げいただいたことは、私は大変喜ばしく思っております。  十二月十六日の特別委員会の質問で私は、公務員の綱紀の弛緩、...全文を見る
○片山虎之助君 総理の言われるとおりで、教育システムの改革も同時に必要なんですね。しかし同時に、そのことは日本人の意識の改革、日本には何でもあるけれども、日本だけがないと言われるような状況を打破していくことが私はやっぱりこの改革のポイントだろう、こういうふうに思います。  そこ...全文を見る
○片山虎之助君 もう午前中の時間がそろそろ来ました。  総理の指示に基づいて、文部省は一月二十四日に教育改革プログラム、こういうのを発表されました。盛りだくさんでいっぱいいろんなことを書いてある。あの教育改革プログラムの基本は何なのか。どういう決意でお取り組みになるのか。作文じ...全文を見る
○片山虎之助君 教育における教科書の重要性というのは論をまたないところでありますが、現在、我が国は昭和二十四年度から検定制度がとられております。検定というのは、国定教科書と自由化の真ん中なんですね。民間に書かせるけれども、チェックすると。  ところが、このチェックも大変きついチ...全文を見る
○片山虎之助君 わかったようなわからないような答弁でございますけれども、時間が余りありません。  そこで、文部大臣、教科書は検定があるんですよ。その教科書を教える教師用の指導書は全くノー検定なんですよ。これがかなりいろんなことを書いているんです。いいんですか、それを野放しにして...全文を見る
○片山虎之助君 私は事実は事実を歴史としてきちっと教えてひとつも構わぬと思う。ただ、それを誇張したり歪曲したり間違えたり、それは困ると言っているんですよ。そういうことが教師用の指導書に散見されます。調べてください。そして、それはきちっと何らかの措置をとるということを約束してくださ...全文を見る
○片山虎之助君 協会を通じてじゃ迂遠なんですけれどもね。  そこで、きょう午前中も質問がありました、ほかの党の質問者から。教科書について偏向だとか不正確だとか間違いだとかいっぱいそういう注文がある。それを文部省のどこかできちっと受け付けて、精査して、場合によってはその言ってきた...全文を見る
○片山虎之助君 いや、だめですよ。文部省に、教科書に関する苦情センターと言ったら語弊があるかもしれぬけれども、そういうものをつくって、そこできちっと、これはこういうことです、これは間違いですから直してくださいとか、そういう仕組みをつくってください、場を。任意で受け付けてということ...全文を見る
○片山虎之助君 いや、それは簡易にすぐ言えて、そこできちっと、公式非公式じゃなくて、議論をしてよりよい教科書をつくるというような場を設けるんですよ。  時間が余りありませんからあれですが、実は教科書の偏向記述の問題やいわゆる従軍慰安婦の問題で今国内のいろんなところで大変論議が起...全文を見る
○片山虎之助君 従軍というのは軍属ですよ、軍籍を持つということなんですね。したがって、従軍記者だとか従軍看護婦さんはおるんです。従軍慰安婦なんというのはないんですよ。勝手につくった言葉でひとり歩きをしている。しかも、この言葉は一定のイメージを与えるんですよ。不正確でありかつ一定の...全文を見る
○片山虎之助君 今の審議室長の話は、資料と証言を集めた、資料には強制性を示すようなものはなかったと。ということは、(「そんなことはない」と呼ぶ者あり)いや、今答弁したんだから。  そこで、それじゃ証言ということになる。その証言はどういう人から集めましたか。
○片山虎之助君 いや、日常生活の強制性なんというのは、これはある意味ではわけがわからないんですよ。そういう資料があるなら、また出していただきたいと思いますが。  そこで、結局は証言を中心にどうもあの調査報告や何かができたんじゃないかというふうに私は思っている。証言というのは、当...全文を見る
○片山虎之助君 いやいや、それじゃその資料だけであの調査結果ということは、なかなか私はすぐは結びつかないような気がしてしようがないんですよ。  いずれにせよ、しかしそれはきちっと資料として出していただきたいと、こういうふうに思います。もう一度。
○片山虎之助君 特定の個人の方の名前を出すのは本当はちょっと恐縮なんですが、当時の官房長官は河野さんで、河野さんが暮れのある新聞に、残された資料によれば、その当時の談話で彼が言ったことを裏づける資料はある、しかもそういう事実もあるということを言われているんですよ。それは恐らく個人...全文を見る
○片山虎之助君 それじゃ、すべてのそういう資料を当予算委員会に出すことを改めて要求します。理事会で御協議いただきたいと思います、委員長。
○片山虎之助君 もう時間がだんだんなくなってきたんですが、もし資料が大変不十分で不正確であると、こういうことになりましたら再度調査をする御意向がありますか、ありませんか。
○片山虎之助君 それは予算委員会の理事会なり何かで協議しまして、その結果どういうふうに政府にあれするか、なお引き続いて検討させていただきたいと思います。  そこで、そういう事実を踏まえて、文部大臣、とにかく事実が定かでないんですよ。ある意味では未確認、不正確なものを教科書に載せ...全文を見る
○片山虎之助君 もう時間がありませんが、無味乾燥な人格を形成してもらってもしようがないんですよ。自国の歴史や伝統や文化に誇りゃ自信を持つような、それをもとに未来を切り開いていくような青少年を私はぜひ育てていただきたい。今のような歴史教育のあり方では大変私は問題があると思います。 ...全文を見る
○片山虎之助君 私の残余の時間は、同僚議員の山崎、関根両議員に質問をしていただきます。  どうもありがとうございました。
02月12日第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○片山虎之助君 一点だけお聞きしたいんですが、まず大蔵省に、この間の予算委員会の質問でも言ったんだけど、公共投資基本計画があるでしょう。それからそれに基づく十六の公共事業五カ年計画がある。しかも、それは閣議決定しているからそれなりの権威のある数字なんだけれども、仮にあなたの方で財...全文を見る
○片山虎之助君 数値目標というのは、何割カットするとやるんですか。
○片山虎之助君 単独事業。
○片山虎之助君 箱だけじゃない、テーマパーク、プラスアルファ施策。補助事業に物すごくプラスアルファしている。いろんな施策、福祉を中心に。いいものはいいんだよ。だから、選別をする時代になったので、頼みます。  終わります。
○片山虎之助君 何点かと言うと怒られますから、一分以内にできるだけ質問いたします。  まず厚生省、今度医療保険を直しますね。私は医療保険制度改革はやむを得ないと思うけれども、かなり負担がふえる。それで、介護保険が平成十二年度でしょう。これもかなりお年寄りを中心に負担がふえる。そ...全文を見る
○片山虎之助君 いや、そうじゃなくて、私が言っているのは、単発でやっていいのかなと言っているの、単発で。医療保険は医療保険だけの収支を考えて、介護は介護だけで考えるわけでしょう。だから、仮に国民負担を五〇%にするのなら、その範囲で、例えば社会保険料を一五か二〇にしますよと、あなた...全文を見る
○片山虎之助君 わかったよ答弁は、余り長くなるから。  では労働省。
○片山虎之助君 だから、雇用者はもっと使うということだね。定年延長ということをぜひ打ち出しなさいよ。
03月26日第140回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○片山虎之助君 自由民主党の片山虎之助でございます。  まず、証人に質疑に入ります前に、先ほども御本人の御釈明がありましたが、実は今回の証人喚問、三月十二日に議決いたしまして、十三日にお届けして、十七日までは御出席だと、こういうお話でございましたが、十八日に急にぐあいが悪いので...全文を見る
○片山虎之助君 できるだけ簡潔にお願いします。
○片山虎之助君 なお詳しく聞きたいんですが、時間の関係がありますのでこのくらいにしますけれども、今回の事態、我々にとっては大変遺憾だと思います。本日の喚問が関係者の御努力によりまして実現しました以上、ぜひ本日のこの喚問を実りあるものにすることが双方の務めではなかろうかと私は考えて...全文を見る
○片山虎之助君 こういう場合にこうだということは特にないんですね。
○片山虎之助君 御気分でお使い分けになっていると。
○片山虎之助君 御本名は齋藤衛、こういうことでございますね。  それで、これも恐縮なことになりますが、齋藤さんの平成七年及び平成八年の収入はどのくらいございましょうか、ざっと。それは何による収入でございましょうか。
○片山虎之助君 いや、年間の収入です。
○片山虎之助君 年間どのくらいの御収入がおありになったか。
○片山虎之助君 二と三は大分違いますよ。
○片山虎之助君 八年も同じようなあれですか。
○片山虎之助君 はい。それじゃ、証人は港区の芝浦にありますマンション、ピアシティ芝浦ハイツ一五〇号に昨年の十月ごろまでお住まいになっておられたと聞きますが、いかがでございますか。  その部屋の賃貸契約の名義人と連帯保証人はどなたでしょうか。
○片山虎之助君 初村謙一郎氏ですね。
○片山虎之助君 政治団体でなくて。
○片山虎之助君 団体の名前でね。
○片山虎之助君 一方、証人は千代田区平河町のマンション、ヘラクレストに事務所をお持ちだと聞いておりますが、その事務所の賃貸契約の名義人と連帯保証人はどなたでしょうか。
○片山虎之助君 連帯保証人は。
○片山虎之助君 吉野さんと言われる方は顧問弁護士さんですよね、まあ後ほど出てきますけれども。  そこで、事務所というお話でございますが、開設に要した費用や家賃は幾らですか、費用、家賃。また、その事務所は何のためにおつくりになったんですか。
○片山虎之助君 何のために事務所をお持ちになっていますか。何のために使っておられるか。
○片山虎之助君 はい。
○片山虎之助君 いや、それはそうじゃなくて、初村さんの東京事務所じゃないんですか。いかがですか。
○片山虎之助君 何かピアシティの方は初村さんから借り、ヘラクレストの方はあなたがむしろ初村さんに提供したと。バーターで、交換で、そういうお取り決めをしたんではないかと思うんですが、違うんですね、今のお話は。
○片山虎之助君 そうですが。それじゃ、あなたが代表をなさっておりますタクショウですか、あるいはタクセイか、両方呼び名があるそうですが、これはいつおつくりになって、どういうお仕事をしておりますか。
○片山虎之助君 それじゃ、例えば平成七年はどのくらいお仕事をされましたか。平成七年、八年、託正は。
○片山虎之助君 八年はどうですか。
○片山虎之助君 証人は託正の代表で、その託正のお仕事がせいぜい一千万か一千五百万で、平成七年、八年の収入が二、三千万あるというのはどういうことですか。ほかにどういう収入がおありなんでしょうか。
○片山虎之助君 それは確定申告なんかもちろんされておるわけでしょうね。税務申告。
○片山虎之助君 そこで、証人は、託正は株式会社なんですが、それ以外に、政治団体を含め他の団体の役員をされておりますか。されておれば、どういう役職で、どういうお仕事か言ってください。
○片山虎之助君 証人は代表初村さんの21世紀政治経済懇話会、その東京事務所の代表だとかまたは顧問という名刺を、あるいはそういう肩書をお言いになったと、こう聞いておりますが、違いますか。
○片山虎之助君 初村さんの政治団体の顧問なり東京事務所代表というお仕事はやっておられたんですか、なかったんですか。
○片山虎之助君 そうですが。それじゃ、ヘラクレストも事務所ではない、友部さんの選挙事務所だと、こういう今御発言でございましたね、御答弁。それはそうですね。確認いたしますよ。
○片山虎之助君 そこで、証人は先ほど初村さんとの関係で、平成五年の後半にお身内の方の紹介で知り合ったと。それは滝子さんのことでしょうか。
○片山虎之助君 我々がお聞きしましたのは、むしろ齋藤証人が百男さんとお友達で、それで百男さんと証人のお友達の関係で滝子さんと知り合いになり、さらに滝子さんの紹介で初村さんと知り合ったと、こう聞いておりますが、事実と違いますか。
○片山虎之助君 そうすると、百男さんとお知り合いになったのはいつごろなんでしょうか。それは後ほど詳しく質問いたしたいと思いますが。
○片山虎之助君 それは初村さんの事務所ですね。
○片山虎之助君 そこで、百男さんの証言をこの前いただいたんですが、彼は初村さんの事務所で齋藤さんと会った、最初に会ったと。その最初から、大変恐縮なんですが百男さんの証言どおり言いますと、齋藤氏に疑念を持ち、初村氏に齋藤氏を外すように要請したと、こういう証言をいたしておりますが、最...全文を見る
○片山虎之助君 証人が懇意にしておられる国会議員または国会議員経験者は何人おられて、お名前を教えていただきたい。
○片山虎之助君 お話をされたとか、面識があると言われる方もおりませんか。お話をしたとか、顔見知りである、面識があると。おられませんか。
○片山虎之助君 二人ですか。
○片山虎之助君 どなたですか。
○片山虎之助君 百男さんは証言で、齋藤証人は日本を動かす最有力議員十七人を知っていると、それを齋藤証人が大久保秘書に、今やめておりますけれども、大久保秘書に言い、具体的な名前を挙げたと。具体的な名前を齋藤証人が大久保氏に挙げられたと、それを自分は聞いたと、そういうことで相当偉い方...全文を見る
○片山虎之助君 大久保さんに言ったこともないんですね。いかがですか。
○片山虎之助君 そのうちの、十七人のうちの六、七人と百男氏は会ったことがあると証言したわけですが、その六、七人と百男氏が会ったことについて、証人は中に入られたとか紹介したとか、そういうことはいかがでございましょう。
○片山虎之助君 百男さんが政治家と会うところにお立ち会いになったり、それを目撃されたことはありませんか。
○片山虎之助君 我々は、齋藤証人が大変初村謙一郎さんと御懇意だ、交際があったと、こう考えておりましたが、先ほどのお話で、一年半ほどのつき合いで、友人関係に近い関係と、こういう大変難しい微妙な言い回しをされましたが、もう少し詳しくお話しください。
○片山虎之助君 一年半じゃなくて一年半ぐらい。
○片山虎之助君 証人は、初村さんと、物を贈ったりお金を贈ったり、貸したり借りたり贈られたり、そういうことは一切ございませんか。
○片山虎之助君 この件はなお後で質問させていただくことにしまして、証人は、友部参議院議員の選挙を手伝った、またはいろんな政治や政界への水先案内人というんでしょうか、さらに格高く言えば参謀長だと、こういうふうに言われておりますけれども、それはいかがですか。
○片山虎之助君 それじゃ、友部さんが今回参議院選挙に出、参議院議員になるについて一切関与されていないわけですか。
○片山虎之助君 どういう意味でしょうか。
○片山虎之助君 選挙に出ること、友部さんが選挙に出ること、比例で議員になられることについて、何らの関与、かかわり合い、一切ありませんか。
○片山虎之助君 これも後ほど聞きますが、その選挙の準備や選挙運動、ポスター云々も一切ありませんか。  よく考えて言っていただかないと、ついうっかり答弁していただきますと、後、証言法審査で場合によっては偽証罪その他のややこしいことにもなりますので、ぜひよく慎重にお答えいただきたい...全文を見る
○片山虎之助君 それは頼まれたのではなくて、お互いの雑談か何かの中でそういう話があった、そういうことですか。
○片山虎之助君 再度確認のために聞きます。  選挙に出るについて、選挙というのはもういろんなことをやらにゃいかぬのですね、御承知のように。そういういろんな準備、運動のためのいろんな行為、そういうことにも一切タッチしていないと。さらに、比例でお出になるわけですから、比例のためのい...全文を見る
○片山虎之助君 それじゃ、一応それはお聞きしておきます。  そこで、百男氏の証言によれば、あなたに政界工作を頼んで金品など何度も数え切れないぐらいのものを取られた、それから資金についてもいろいろ幾らどうするということの協議もしたと、こういう証言をしておるわけでありますが、これは...全文を見る
○片山虎之助君 まだ刑事責任云々にはなっていないんですが、そう言われるならよろしゅうございましょう。  そこで、報道等によると、あなたはこの件で三億五千万をオレンジ共済側から受け取ったと。それも現金と小切手だと。その場合、現金と小切手の額がいろんな説があるのであれなんですが、そ...全文を見る
○片山虎之助君 それと同じように、証人は報道陣の取材に対して二億円ほどは受け取ったんだとお答えになったと報道されましたが、そういう事実はありますか。マスコミさんの取材に二億円ほどは受け取ったと、こういうお答えをされたということが報道されておりますが、いかがですか。
○片山虎之助君 そこで、友部達夫さんは証言で、自分は新進党の候補のコンテストに大変いい成績で十三位になったんだと、成績がよくてと、こう言われたわけであります。一方、百男氏は、このコンテストの筆記試験の問題と答えを事前に入手できたんだと、こういう証言をいたしておりますが、あなたはこ...全文を見る
○片山虎之助君 それでは、証人は友部さん以外の候補者の選挙運動を手伝われたことがありますか、ありませんか。
○片山虎之助君 思いますがでは困るんですがね。  平成七年の七月一日に長崎県の諌早市の文化会館で新進党の総決起大会があった。それに出席したという報道がありますが、いかがですか。  また、そのときに、証人が手配をして、名前を言いませんが有名女優を派遣したと言われておりますが、い...全文を見る
○片山虎之助君 いやいや、今の決起大会に行かれたんですか。
○片山虎之助君 有名女優はいかがですか。有名女優を応援に手配されたという事実はありますか、証人が。
○片山虎之助君 あなたがお世話をされましたか。
○片山虎之助君 はい、結構です。  同じく、そこでお世話をされたならば、それにお金がかかりましたか。どう調達されたかを御説明いただきたいと思います。  時間の関係で少し一緒にやりますが、同じく新進党の兵庫県の石井候補の応援のためにこれまた有名女優を派遣したことがありますか。あ...全文を見る
○片山虎之助君 お金は。
○片山虎之助君 委員長、刑事責任云々は、やっぱり具体的な根拠を示して拒否していただかないと、何でもそれで拒否だということは困ると思いますね。
○片山虎之助君 それでは、証人は平成七年の四月または七月に長崎に行ったことがありますか。
○片山虎之助君 はい。
○片山虎之助君 七月六日はいかがですか。
○片山虎之助君 四月二十一日は行かない、七月六日は行ったかもしれない、わからないと、こういう御趣旨ですね、今の御答弁は。
○片山虎之助君 七月、七月の六日。
○片山虎之助君 ちょっとあいまいなんですがね、あなたの言われることは。四月二十一日も七月六日も、あなたは、あなたの知り合いというか、石川和生さんでしょう、あなたのところの不動産部長の、お二人で諌早市内の初村元代議士宅を訪れてそれぞれ一千万を渡したと、こういう話を聞いておりますけれ...全文を見る
○片山虎之助君 そうですが。石川さんでないほかの方と行かれた、それはあいまいだと、こういうことですね。
○片山虎之助君 菊地さんですかそれじゃ、石川さんでなければ。
○片山虎之助君 さんと行かれた。
○片山虎之助君 行きましたか。
○片山虎之助君 あなたと一緒に。
○片山虎之助君 今のお話だと、四月二十一日も七月六日もあいまいだというお話だったですけれどもね。
○片山虎之助君 だから、行かれたんですね。
○片山虎之助君 二回とも。
○片山虎之助君 四月二十一日はあなたはサイトウレイジ氏名でJAL一八五便の切符をとっているんですよ。それから、同じく七月六日はサイトウレイジ氏名で、これは帰りの方ですけれども、JAS便の三六六便にお乗りになっているんですよ。  だから、行かれたということですね。長崎に行って、諌...全文を見る
○片山虎之助君 だから四月二十一日と七月六日です。
○片山虎之助君 今さっきの証言と違いますよ。――時間がないので、済みません、さらにほかの人がいろいろ解明されると思います。  そこで、財団法人の話なんですが、あなたは、平成三年三月四日、ホテルオークラのスイートルーム、あなたがおとりになった部屋で、吉野弁護士、初村さん、あなた、...全文を見る
○片山虎之助君 三月四日です。平成七年の三月四日、ホテルオークラです。あなたの部屋で、あなたがお借りになっている部屋で。いかがですか。
○片山虎之助君 事実はありますね。
○片山虎之助君 そこで四月十二日に、同じホテルオークラで、財団法人設立に関してオレンジ共済側と顧問弁護士吉野さんの方で業務委託契約を取り交わしてオレンジ共済側が五千万を支払ったと、こういう事実はありますか。
○片山虎之助君 いや、業務委託契約だから、それは正当な契約を結んで報酬を受けたということでいかがですか、諸経費は。それはお認めになっても刑事事件にかかわらないと思いますよ。
○片山虎之助君 それじゃ、その場におられて契約を結ばれたことはお認めになるわけですね。
○片山虎之助君 同じ部屋におられたわけでしょう。全然それはわからなかったですか。
○片山虎之助君 そこで五千万をオレンジ共済が払ったわけですが、そのうち二千万をあなたがお取りになって、一千五百万を初村元代議士が、残りを顧問弁護士が受け取ったと言われておりますけれども、それも御存じないですか。
○片山虎之助君 それはなかなか、そういうことでは大変困りますけれども、時間のあれがあります。  その財団の理事となるべき者の名前に小沢、鳩山、初村氏の名前があり、評議員となるべき者に文部省、厚生省の元次官の名前があり、北の湖親方の名前があったそうですが、御存じないですか。
○片山虎之助君 その場ではお知りにならなかった。
○片山虎之助君 その場ではそういうことは御存じにならなかったですかと言っている、四月十二日。
○片山虎之助君 証人は、平成七年の十二月に、友部百男氏と仲たがいをされた後に、財団設立の妨害工作を文部省への匿名電話でされたと、あなたの代理が。名前はわかっておりますが、言いません。そういう事実がありますか。
○片山虎之助君 あなたが友部百男氏と最後に会ったのはどこですか。
○片山虎之助君 その前に、平成七年の九月十九日に議員会館で、もうあなたは議員会館に来るなと、こういうことを百男氏から言われたと。百男氏は、証人のいろいろなことに疑いを持って、とにかく議員会館に出入りしないでくれと、こういうことを言ったといいますが、そうですが。
○片山虎之助君 あなたが友部氏の第一秘書になる予定だったのに、その結果、大久保氏が第一秘書になったと、こう聞いておりますが、違いますか。
○片山虎之助君 最初は第二秘書なんですよ。それが九月二十五日に、あなたが百男さんと別れた九月十九日以降の九月二十五日に第一秘書に昇格しているんですよ。  そこで、平成七年の秋に銀座にある某高級クラブ、ヨーロッパの国名が店名になっておりますけれども、そこに行ったことがありますか、...全文を見る
○片山虎之助君 平成七年の秋です。平成七年の十一月です。
○片山虎之助君 そのクラブで百男さんとけんかまたは口論になったことがありますか、そのクラブで。
○片山虎之助君 時間が来ましたので、残念ながらこれで終わりますが、今の刑事事件云々で肝心のところが明らかにされなかったことはまことに私は遺憾に思います。  証言については精査させていただきます。御協力については感謝いたします。  終わります。
03月28日第140回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○片山虎之助君 自由民主党の片山虎之助でございます。  予算審議も長丁場でございましたが、いよいよ大詰め、最終日となりました。総理初め閣僚の皆さん、委員の皆さん、政府委員の皆さん、大変お疲れさまのことと思いますが、きょう一日ぜひよろしくお願いいたしたい、フィナーレを飾るにふさわ...全文を見る
○片山虎之助君 今の総理の御答弁はよくわかりました。今回の特措法の改正は、試合中にルールを変えるのか、こういう議論もありますけれども、私はより大きな国益のためにはやむを得ないんじゃなかろうかと。  それから、総理から今緊急使用のお話もありました。ただ、緊急使用につきましても、楚...全文を見る
○片山虎之助君 ぜひ中長期的な課題として、実現の努力が沖縄県民の皆様の目に見えるようにその努力をお願いいたしたいと、こういうふうに思います。  そこで、沖縄振興なんですが、沖縄県における基地関係の所得が、いろいろ調べますと思ったより低いんですね。二兆五千億で千六百億程度、こうい...全文を見る
○片山虎之助君 よろしくお願いいたします。  そこで、オレンジ共済事件でございますけれども、先般、一連の証人喚問が、全部が終わったわけじゃありません、齋藤衛氏についてはまだ半分残っておりますけれども、二十一日に友部氏親子、二十六日に齋藤衛氏、こういうことをやったわけでありまして...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、せんだっての証人喚問で解明された部分もかなりありますが、私はまだ不十分だと思いますので、国会としてもあるいは当参議院予算委員会としても、さらに解明を続ける必要があると思います。  したがって、証人喚問の要求をしております初村謙一郎氏、新渡英夫氏についてぜ...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、法律上のことはもう捜査当局を中心に解明してもらう、国会は国会としてできる範囲でやっていく、私はこれはそれでいいと思います。思いますが、私は最後に政治責任、道義責任というのは残るんじゃなかろうかと。  友部達夫さんのような方を、まだきちっと有罪じゃありませ...全文を見る
○片山虎之助君 関係者、関係会派、関係政党の良識ある対処、対応をぜひ望みたいと思います。  次に、橋本総理の言われる六つの改革と財政再建についてお尋ねいたしたいと思います。  橋本総理は、もう大変な使命感を持って、熱意を傾けて六つの改革に取り組んでおられる。だんだんスピードが...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、私は時々言っているんですが、六つの改革というのは間口が広くて全方位展開なんですね、だから、お互いにそれぞれ進んでおりますけれども、関係がよくわからないようなところが少しあるんですが、少なくとも私は、財政構造改革、財政再建にとりあえずは集約、先行させて六つの...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、平成十年度から本格的な財政構造改革、財政再建に入る、その前の平成九年度はどういうことになるのかと、こういうことなんですね。  平成九年度予算というのが、これはマスコミのせいが相当あると思うんですけれども、一般に大変評判がよろしくない。私はよくできていると...全文を見る
○片山虎之助君 この九年度予算は、一般歳出では一・五%しか伸ばしていないんですね。消費税のことを考えると、全く横ばいなんですよ。ちっとも伸ばしていないんですよ。ところが、これは一般にはなかなか皆さん御存じない。  そこで、誠実に御執行は結構でございますけれども、平成九年度予算に...全文を見る
○片山虎之助君 九年度です。
○片山虎之助君 ちょっとよくわからないんですが、努力目標はおつくりになる、おつくりにな久ない。外に出すもの、内部的、両方ありますが、努力目標というのは示さない。
○片山虎之助君 時間がありませんので余り議論を詰めませんが、一番大口の公共事業ですね。コストダウンの努力をやるんだと亀井建設大臣は音欲的な御発言をされておりますが、この努力日揮でどのくらいお考えか、平成九年度ですよ、ぜひお答えいただきたい。  私は、公共事業は投資額だけであらわ...全文を見る
○片山虎之助君 無責任でなくて、責任を持ってぜひコストダウンの努力をしていただきたい、こういうふうに思います。  それからもう一つ、予算で大口は社会保障ですね。これはせんだっての当委員会でも、今井委員から、当事者だった方ですからおかしいんですが、御指摘ありましたように、大変地域...全文を見る
○片山虎之助君 それからもう一つ、整備新幹線、これの着工には大変ハードルを高くされて条件をおつけになっているんです。あれだけではまだ不十分だという意見があります。より厳重にやっていただきたいと思いますが、いかがですか。
○片山虎之助君 そこで、せんだっての財政構造改革五原則なんですが、その中に、先ほども小泉厚生大臣からお話がありましたように、平成十年度は九年度の一般歳出をマイナスにする、こういうことを決めているわけですね。今全閣僚御同意されたと。集中改革期間のあとの二年も、例えば十一年度は十年度...全文を見る
○片山虎之助君 ちょっとわからないんですが、十年度やってみて、うまくいったら十一年度、十二年度もつなげると、こう考えればいいですか。
○片山虎之助君 そこで、またこれは大議論になるんですが、私は、この目標を二年前倒しされた二〇〇三年までは財政再建のためには増税はしないと。この場合に、増税というのはいろいろありますけれども、少なくとも消費税ですよね。私は、法人課税なんというのはグローバルスタンダードで課税ベースを...全文を見る
○片山虎之助君 大体総理のお考えはわかりました、増税はしないと。今社会保険料はこれから社会保障の構造改革をやるわけですから、私は合理的な範囲では社会保険料を上げるということはやむを得ないと思います。  ただ、これは国民負担率に関係あります。それ以外の個人負担、社会保険料でない個...全文を見る
○片山虎之助君 特殊法人につきましては、昨日、自民党の方で、特殊法人六、認可法人五について廃止あるいは民営化するその他ということで、党としての結論を得て、きのう政府に申し入れを行ったと聞いております。これから政府の中での調整があるいは行われるのかもしれませんし、既に行われたのかも...全文を見る
○片山虎之助君 結構です、もうそれ以上は。時間もありませんし。  それで、特殊法人は八十八あるんですよ。総務庁長官、残りはどういう大体のスケジュール、特に雇用問題が実際縮減するんですから、なくしたり縮小するんですから、その対応はいかがでございましょうか。
○片山虎之助君 最後に、当委員会でも大分問題になりました愛媛の玉ぐし訴訟判決の事前報道に関する秘密漏えい問題です。最高裁は、調査しましたけれども秘密漏えいの事実はありませんと。通り一遍の調査をしたのにだれもやりましたなんという人はいませんよ。新聞社に抗議しましたら、新聞社は恐れ入...全文を見る
○片山虎之助君 簡潔に、ポイントだけでいいよ、時間があれだから。
○片山虎之助君 あんな調査や照会ではだめなんですよ。さらにきちっとやってください。  以上で終わります。  ありがとうございました。
04月22日第140回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○片山虎之助君 自由民主党の片山虎之助でございます。  三人の参考人の皆様、大変きょうは御苦労さまでございます。時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。  先ほどの酒巻前社長の決意は私は大変了としたい、こういうふうに思いますが、実は野村証券が三月...全文を見る
○片山虎之助君 それなら、出張を少しおくらせるとか日を変えるとか、もっと繰り上げておやりになるとか、私はそれが筋だと思います。最高責任者がこれだけ重要なことはみずから発表されるということが必要だと思うんです。  それはまた時間がかかりますから置いておきまして、昨年の七月から証券...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、先ほども前社長が言われましたが、問題はとにかく二人の常務さんだけが独断でやったんで、この一連の取引は会社ぐるみではないんだと、こう言われますけれども、いろんな状況を総合的に判断すると本当かなと、こういうことになるわけですね。  私は、一つは、これは長い経...全文を見る
○片山虎之助君 酒巻前社長、権限委譲と管理体制というのは別なんですね。権限は大いに委譲して思う存分仕事をやってもらえればいいんです。  しかし、これは恐らく担当ごとに分野ごとにおやりになると思うんですよ。それを神田先生のお話じゃないけれども、横断的にチェックする仕組みというもの...全文を見る
○片山虎之助君 押し問答もあれですけれども、今回の事件を個人プレーだけの個人の責任にして済ませたら野村の体質は変わりませんよ。野村の汚染は構造的だと悪口を言われている。会社ぐるみの責任にして、会社ぐるみで人事も体制も刷新するという決意がないと、また個人であれとあれが悪かったんだ、...全文を見る
○片山虎之助君 何かけさの新聞によると、代表権のある取締役さん以上は全部総退陣になるんではなかろうかという予測記事が出ておりますけれども、それは二人の責任じゃないんですよ。私はやっぱり会社の責任だと、そこははっきり、もつと調査をしていただかなきやいけませんけれども、その上で責任を...全文を見る
○片山虎之助君 野村は業界のガリバーと言われているんですからね、リーディングカンパニーなんですよ。この野村が国民の不信にさらされるようなことになると証券業界はもう全部沈没します。それだけ私は、一野村証券だけじゃなくて証券業界全部の浮沈がかかっていると思うんですよ。そういう意味では...全文を見る
○片山虎之助君 いみじくも言われたように、仕組みだけつくってもだめなんですよ、本当に。仏つくって魂入れずというのがありますけれども、認識を変えるとか、もっと総合的な何かの自主規制団体としてのチェックの仕組みをぜひお考えいただきたいと思います。  神田先生は証券取引審議会総合部会...全文を見る
○片山虎之助君 先に先生に言われましたけれども、私はその次に証券取引等監視委員会の体制強化ということを言おうと思ったんですよ。  去年の七月からやっているんです。もう十カ月でしょう。まだ結論が出ない。結論が出ないから野村証券さんの方がばっぱっと社内調査をやって先に発表しちゃう。...全文を見る
○片山虎之助君 一言だけ。  今度、委員会は金融監督庁に行くんですね。行っても実態は変わらないですよ。私はこの際何かきちっとしたことを考えなきゃいかぬのじゃないかと思っておりますので、ひとつ先生の審議会の方でよろしく御審議を賜りますように。  どうもありがとうございました。
05月28日第140回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○片山虎之助君 自由民主党の片山虎之助でございます。  両参考人、きょうは御苦労さまでございます。時間がありませんから、早速質問に入らせていただきたい、こう思います。  銀行業というのは、もう言うまでもなく、大変社会性、公共性が高くて、免許企業であります。しかも、皆さんの第一...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、今回の問題は長い経緯があると報ぜられております。そこへいつも出てくるのが大物総会屋さんで某出版社社長の、名前も名字だけならいいんでしょう、木島さんと言われる方なんですね。  そこで、この前、二十三日に皆さんおそろいで記者会見された。いろんなことを言われて...全文を見る
○片山虎之助君 今、宮崎参考人いみじくも言われた、ずっとそれまでもつき合いをさせていただいたし、私もつき合いをさせていただいたと。特に宮崎参考人は親密だと、こういうことになっています。あなたは年に何回も京橋の彼の事務所にあいさつに行かれる。御長男の結婚式はちゃんと頭取で出られる。...全文を見る
○片山虎之助君 参考人、あなた足を洗ったと言われるけれども、足を洗ったかもしれません、御本人は。だが小池兄弟と大変仲がよくて、結果として木島さんの力であなたの方の大量の巨額の融資が小池兄弟の方に行くことになったんですよ。あなたは、そうするとその元出版社社長、大事な人だ、大切にしな...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、その小池兄弟とは今の木島さんが接点になって第一勧銀とのいろんな取引が始まる。ところが最初に口座をつくったときはどうということはないんです。わずかな金の融資だった。それが大量になるのは、実は宮崎参考人が頭取になられた後なんです、御承知のように。一九八九年から...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、宮崎参考人は、木島社長の紹介された小池兄弟、小池兄弟のお兄さん、弟さん、ともに会われましたか、どうですか。
○片山虎之助君 名前は知っていましたか。
○片山虎之助君 ちょっとはっきり言ってください。
○片山虎之助君 はい、結構です。  そこで、その弟さんの方は知っておったと、名前を。この隆一さんは嘉矩さんの兄貴だということは御存じですね。
○片山虎之助君 そこで、この前の記者会見聞きまして、私が大変けげんに思うことが二つあるんです。  一つは、小甚ビルディングなり小池嘉矩氏に貸したので、お兄さんは関係ないとこう言われる。これは一体なんですよ。表と裏なんですよ。小池嘉矩氏に貸すことによって、小甚ビルに貸すことによっ...全文を見る
○片山虎之助君 まあしかし、なかなか信用できないけれども、もしそうなら大変おおらかな会社ですな、おおらかな銀行。トップは怠慢にして無能ですよ。いや、こんなことはなかなか通らない。それから形式論ですよ、弟と弟の法人に貸したんだから兄貴は一切関係ありませんと。実際やっていることは、兄...全文を見る
○片山虎之助君 なかなか信じがたいけれども、時間がかかりますからちょっと置いておきますが、それじゃ皆さんは小池隆一氏及びそのグループが皆さんのところの株を二万六千株お持ちだということは知っておりますね。
○片山虎之助君 今株主である、大株主であるということは御存じなんだよね、二万六千株。
○片山虎之助君 そこで、そのお金は大和信用から回っていませんか。大和信用から彼は何十億か借りたんですよ。そのうち担保不足が二十億あるものだから、皆さんの方が債務保証かなんかやったでしょう。いかがですか。
○片山虎之助君 いずれにせよ、また予算委員会で資料を出していただいたり何かしなければいけませんね。  それから、もう両参考人重々承知だと思いますけれども、ここは国会の場ですから、ぜひ真実を言っていただく。証人喚問じゃありませんけれども、ぜひそれはよろしくお願いいたしたいと思いま...全文を見る
○片山虎之助君 伝えられるところでは、数社で、数千万円規模だなんというような話も聞きますが、とにかくあるわけですから、皆無じゃないんだから、きっちり調査してそれを公にしていただきたい。  いつまでにしていただけますか。
○片山虎之助君 時間がだんだんなくなってきましたので、そこでさらに問題なのは、皆さんが大蔵省の検査をこけにしたことですよ。しかも、これは極めて意図的、悪質だと私は思う。  二回やっているでしょう。一九九〇年、平成二年と一九九四年ですね。一回は山梨のゴルフ場に対する融資額を抑えて...全文を見る
○片山虎之助君 いや、ちょっと待ってくださいよ。心証を持っている疑惑にすぎないんですか。それじゃ、何で大蔵省が告発をもう決めた、こういうことになるんですか。疑惑じゃないんでしょう。ただ詳細までは皆さんのところでまだわからないというだけじゃないですか。それはもういろんなことで明らか...全文を見る
○片山虎之助君 それは頭取の方の都合や資金繰りのあれもあります。しかし、基本的には大蔵省検査に対する隠ぺいですよ。そこは私は疑いがないと思うので、だれが責任者でだれが実行したのか、それを明らかにすることが、皆さんはハートの銀行でしょう、どういうハートなんですか、ちょっと答えてくだ...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、二十三日の夕方に皆さんが記者会見されて、宮崎相談役初め相談役五人の方がおやめになる。会長、頭取も相談役になる。近藤頭取だけが相談役兼取締役ということになる。責任をとるんだと。どういう責任ですか。どういう責任で皆さんおやめになるんですか、そろい踏みで。
○片山虎之助君 経営体質はもちろんありますよ。経営体質はあるけれども、皆さんのリーディングバンクは、例えば銀行法違反、利益供与や特別背任に仮に該当するとすれば商法違反、法律違反すれすれのことをおやりになっている。しかも、今回のこの巨額な黒い融資について何ら回収の努力をしていない。...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、事実を究明してだれにどういう責任があるか明らかになったらどうされますか。近藤さんともう一人は奥田さんか、この二人は相談役で残るんだから、それは一生懸命事実の究明や責任の追及や再建策をやらなければいけません。それが明らかになった時点で、まただれかおやめになり...全文を見る
○片山虎之助君 処罰は及ぶんですね、近藤さんや奥田さんや藤田さんや摩尼さんにも、場合によっては。
○片山虎之助君 そこで、今回おやめになる相談役の方がおられたり、会長さんはおられませんが、そういう方に退職慰労金はどうされますか。
○片山虎之助君 結果としては大変な損害を銀行に、わしのところから見れば大したことないと、こう言われるかもしれませんよ。しかし、それはある意味では常識的には大変な損害をかけられたので、その辺についてはすぐ御検討をお願いいたしたいと思いますし、場合によっては、こういうことは本当に言い...全文を見る
○片山虎之助君 大阪の方の市民グループが株主代表訴訟を起こすとかいって新聞に出ておりますが、これは起こされたらしようがありませんね、受けて立たなければ。  そこで、私は、これからはやっぱり第一勧銀の皆さんの信頼性の回復ですよ、公正なきちっとした新しいバンクをつくるということだと...全文を見る
○片山虎之助君 もう時間がありませんが、合併銀行なんですよ、第一銀行と日本勧業銀行の。そこで合併銀行特有のもたれ合い、かばい合いがあると。人事もたすきがけですよね。そんなことを言っても、新日鉄もこの間までたすきがけだったんだから。こういうことについて今後どうされますか。向こうのこ...全文を見る
○片山虎之助君 お言葉のとおり御検討くださいますように。  終わります。
06月02日第140回国会 参議院 本会議 第31号
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○片山虎之助君 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました金融監督庁設置法等二法案につきまして、橋本内閣総理大臣並びに関係大臣に質問いたします。  我が国経済は、バブル崩壊後、相次ぐ金融不祥事、巨額の不良債権の発生、住専問題等により信用不安を招く中で、金融シス...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 大蔵委員会 第19号
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○片山虎之助君 総理、どうも御苦労さまでございます。  まず、その呼び名から質問させていただきたいと思うんですが、総理、日銀の正式な呼び名はニホン銀行なんでしょうか、ニッポン銀行なんでしょうか。
○片山虎之助君 実はちょっと前のこの委員会でそれが大分問題になりまして、阿部委員が指摘して、それで日銀総裁が日銀発行券をよく見ましたら、裏に「NIPPON」と書いてあるんです、ローマ字で。うその名前を出すわけありませんからどうもニッポンだろうと、こうなったんですが、実は、本会議で...全文を見る
○片山虎之助君 まさに総理の言われたとおりで、この法律による新日銀が、中央銀行としてのきちっとした主体性を持ってしっかりした金融政策をとっていただくことが私は必要だと思います。  そこで、この中央銀行、日銀と政府、国会の関係というのが割にわかったようでわからないので、とにかく独...全文を見る
○片山虎之助君 まさに総理、私の言う意味は、そんなはしの上げおろしじゃありません。広義の、コントロールと言ってはいけませんが、とにかく国会とつながって、国会への報告、あるいは了承、その中で中央銀行としての役割を果たすのがベターだと、こういう考えでございます。  そこで、今回の日...全文を見る
○片山虎之助君 これは私、いろんな議論があると思いますが、今それぞれの政策は、協調するよりも目的を目指して分担して突き進んでいって、その間にチェック・アンド・バランスをとっていくという方がいいんだという説もあるんですよ。私はそんな難しいことはわかりませんが、そういう意味で、この法...全文を見る
○片山虎之助君 いや、私は中立を侵すとは言っていないんですよ。中立を侵すとは思いません。思いませんが、運用なんですね。無言の圧力というのがありますから。なるほどドイツとは違いますよ、請求権なんだから。延期権そのものじゃありませんから違いますけれども、私はこういうのは伝家の宝刀か何...全文を見る
○片山虎之助君 それからまた気になるのは、政府短期証券の引き受けあるいは日銀特融について、とにかくおまえ頼むぞと言われたら短期証券の方は引き受けなきゃいかぬのですね。特融の方はできると書いてあるから私はきようにもできるんだろうと思うんだけれども、日銀が政府に言われたときに。しかし...全文を見る
○片山虎之助君 簡潔にお願いします。
○片山虎之助君 為替市場の介入権を、一元的にということもないんですが、政府が持っている。私はそれも一つの正しいやり方だと思うんですが、例えばドイツが、先ほど言いましたブンデスバンクがそれを持ち、今度はイギリスも、イングランド銀行ですか、そういうものにそういうことを移そうかと、こう...全文を見る
○片山虎之助君 そこで問題は、今度の新日銀が生きるか死ぬか、効用を発揮し得るかどうかは私はやっぱり人事だと思いますね。  総裁、副総裁の大事なんですが、今よく言われるように、日銀プロパーと大蔵省のたすきがけ人事、どこかの銀行にもありましたね、たすきがけというのは。いい場合も悪い...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、政策委員会の審議委員六人の人選でございますが、特に新日銀に変わるわけですから、最初の審議委員の選考は慎重に納得のできる選考にぜひしていただきたい、そのためには官邸主導というのか、政治主導でぜひやっていただきたい。  役所のOBが全部悪いと言いません、私も...全文を見る
○片山虎之助君 もう時間がなくなりましたので、日銀総裁に最後に一問御質問させていただきたい。  日銀のリストラの話が盛んに出ております。私は、これから日銀がひとり立ちして責任を持っていろんなことをやるためには、日銀自身に高い倫理性と絶えざる自己革新の必要があると思いますね。そう...全文を見る
○片山虎之助君 終わります。
11月10日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○片山虎之助君 自由民主党の片山虎之助でございます。当特別委員会の一番バッターとして代表質問させていただける、大変光栄に存じております。  このところいろんな選挙がございますが、大変投票率が低い。これは国民の政治不信、政治離れだ、こういうことが言われておりまして、私は、いろんな...全文を見る
○片山虎之助君 今お聞きしまして、大変大きな、画期的な成果だと私は思います。特に、ファハド国王、アブドラ皇太子と個人的な信頼関係をお結びになった。私は、総理は大変そういう環境をおつくりになるのがお上手だと思うんです。亡くなった司馬遼太郎の小説によく出てくる人たらしというのがある、...全文を見る
○片山虎之助君 来月末に行われる日サ合同委員会に大いに期待いたしたい、こういうふうに思います。  それでは、この問題はそれでおしまいにいたしまして、次に財政構造改革推進特別措置法に入りますけれども、その前に一、二点、その前提としてお伺いいたしたい。  先週金曜日、アジアの株式...全文を見る
○片山虎之助君 景気の気は気分の気、気持ちの気ですよね。だから、問題はマインドです、企業を初めそれぞれ国民の皆さんの。どうも株がこれだけ下がるということは決していいことではない。経企庁の公式な発表はいつも、心配するな、悪いんだけれどもまあまあと、こういう話なんですね。  経企庁...全文を見る
○片山虎之助君 その景況感というのがまさに気分の気なんですね。先行きに対する明るさかあるいは暗い見通しかと、こういうことになると思いますので、いずれにせよ、後ほどさらに景気対策については質問をさせていただきたい、こう思います。  そこで我々はこれから財政構造改革推進法を審議する...全文を見る
○片山虎之助君 総理の決意はよくわかりました。お考えもわかりました。  そこで、財政構造改革法案でございますけれども、この法案の中身ですね。これは歳出カットとキャップをかぶせる、上限と申しますか帽子をかぶせる、こういう法案でございまして、歴代の内閣でこれだけ思い切った歳出カット...全文を見る
○片山虎之助君 大蔵大臣の責任じゃありません、三塚大蔵大臣の。しかし、大蔵省の責任ではあるんですよ。財政がこれだけおかしくなるまでいろんな手を打ってきました、それは。財政改革の工夫も今まであった。マイナスシーリングというのも、あれは五十何年から取り入れました。あるいは、景気をよく...全文を見る
○片山虎之助君 それは大蔵大臣の言うとおりで、我が国は議院内閣制ですから、それはもう与党も内閣も一体ですから、それは同時に与党の責任でもあるんです。しかし、その責任を集約しているところが大蔵省なんだから、みんなで反省せにゃいけません、そういう意味では。いや本当に。内閣も歴代の内閣...全文を見る
○片山虎之助君 政治的には大蔵大臣の言われることがそう的は外れていないと私は思いますよ。的は外れていないと。ただ、この法律をつくるということは、ある意味では、言葉が大変悪うございますけれども、内閣も国会も自信がないということなんです。法律で何年間ぴしっと縛っておかないと構造改革も...全文を見る
○片山虎之助君 量的抑制が質的転換に変わる要素もそれはありますよ、ありますけれども即ではないと思います。だから、そこに仕掛けというのか誘導というのか、何かがなきゃ私はなかなか難しいと思うのですが、そうすると三年なり六年たてばキャップを外しても、法律をなくしてもあとは大丈夫なんです...全文を見る
○片山虎之助君 どう尽くすかということなんだけれども、それはそれでおいておきまして、そこで財政構造改革法案というからには、私は財政のビジョンみたいなものがあればよかったな、こう思います。量的縮減を三年こうやる、六年後に赤字率を三%にするというだけでいいのかなという気、望ましい財政...全文を見る
○片山虎之助君 総理の言われること、私もよくわかります。社会保障は書いているんです、構造改革的なことを。公共事業には書いてないんです。まさに公共事業の問題点は高コスト構造の是正であり、シェアの弾力的な変更であり、場合によっては、今、党の行革本部が言っておりますように、補助事業をや...全文を見る
○片山虎之助君 まさに総理が言われるように法律にどう書くか、大変私は難しいと思うんですよ。しかし、何らかの言及というか、それに触れることが全体の構造改革法案というものの理解を私はもう少し深めたのかなという気がいたしますが、これ以上その論争はいたしません。  そこで、六年後にフロ...全文を見る
○片山虎之助君 その四百七十六兆のうちには国鉄の長期債務に似たもの、四十五兆か何兆かは入ってないんですね。その議論はまたにします。  そこで、三%に抑えるのは、今五・四ですか、大変に難しいんですよ。仮に三パーに抑えたとしても、五百兆近い赤字のストックは減らない。赤字のストックの...全文を見る
○片山虎之助君 ストックの解消が私はもうなかなか難しいと思いますよ、二段階目になっても。今、大蔵大臣は、経済の構造改革その他で、金融制度改革もやるんですから、経済がもっともっと強く活性化してということなんですけれども、それはなかなかそうはいっても五百兆に及ぶものの解消は難しいと思...全文を見る
○片山虎之助君 大変な借金をそのままずっと持っていってあれするんで、その議論はわかりました。この財政構造改革法案がどううまく作動して、機能して、その結果どういうことになるかまちたい、こう思います。  そこで、この法案には当初予算のことは書いてあるんですね。補正予算と特別会計につ...全文を見る
○片山虎之助君 財投制度の見直しは法案には何も書いていないんだけれども、ぜひお願いいたしたいと思いますし、同時に特殊法人の改革は一応やりました。ただ、私は、財投制度を変えるときにあわせて財投機関とその事業の見直しを再度やらにゃいかぬと思います。安易に財投機関債なんか出してもだれも...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、ちょっと個別の問題に入りますが、ガット・ウルグアイ・ラウンド、いわばUR関連経費でございます。  御承知のように、これは平成六年度の補正から出てきたんですね。出方が少し悪かったのかもしれません。最初から補正で四分の三、当初で四分の一という組み方になっちゃ...全文を見る
○片山虎之助君 その緊急性というのが、ガット・ウルグアイ・ラウンドが六年ですか、もう一度二〇〇一年か何かに見直す、それまでに日本の農家の体質を強化せないかぬ、それが緊急性の理由になっているんです。いわゆる財政法二十九条か何かで言う緊急性とは違う緊急性なんですね。だから今回、本来の...全文を見る
○片山虎之助君 私は、農家、農民への約束だから手当てをしなきゃいけませんと言っているんですよ。それは見直しはいいです、組みかえや二年延長は。だけど、ここでほうっておくことはやっぱり大変な不信を買うと私は思うんです。ただ、そこで組むにしたらどういう知恵があるかということなんですが、...全文を見る
○片山虎之助君 よろしくお願いします。これ以上時間をとるのもあれでございますので。  そこで、次は公共事業なんですけれども、先ほどもお話が出ましたが、公共事業で昔から議論されているのはシェアですね。それからコストです。それから、今まで投資の額で物を考えているんですよ。どれだけの...全文を見る
○片山虎之助君 コスト削減につきましては、十一年度末までに一〇%のカット、こういうことですが、これはできるかどうかという点が一つ。  今、省庁再編で建設省と運輸省が一緒になって、ほかの省庁も入りますけれども、国土開発省という構想がありますね。仮に、建設と運輸が一緒になったら、公...全文を見る
○片山虎之助君 公共事業は、来年度は七%カットですね。ところが、その公共事業依存というのが大都市と中小都市と農山漁村というのか地方では物すごく違うんです。地方の地域経済というのは公共事業に依存しているんです、よくも悪くも、本当に。そういう意味で、べたに七%カットされたら地方はお手...全文を見る
○片山虎之助君 そこで、旧国鉄の長期債務問題でございますが、これは大変深刻な問題です。国の財政構造そのものではないけれども、大変に関係があるんです。この法案は何にも触れていない。どういうお考えかというのが一つ。  それからもう一つは、十一月中にあらゆる方策を検討して成案を得る。...全文を見る
○片山虎之助君 ここまでこの債務が多額に膨らみましたのはいろんな原因がありますが、大きくはJRになったとき、民営化したときに分けているんです、国の責任分とJRの分。国の方は十年間ほとんど何もやっていないです。放置した。その放置した責任。  それから、しかもそれだけの資金繰りに困...全文を見る
○片山虎之助君 私は、この問題は結局、落語に三方一両損というのがありますけれども、説明はつきませんよ、きちっと整理しているんだから。しかし、非常時だということで、普通の理屈を超えて、関係の者が少しずつ持ち寄るしかないと思います。  そこはどこだと。JRはもう絶対反対と、もうちゃ...全文を見る
○片山虎之助君 時間がだんだんなくなってまいりましたので、景気対策をお伺いしたいと思います。  経企庁長官、財政出動ができるできないは別にして、全くそれは別にして、別に何かできるか今の状況でと、こういうことでしょうけれども、今最も効果的な景気対策は何でしょうか。
○片山虎之助君 基本的には経企庁長官のお考えに賛成しますが、しかしその規制緩和や不良債権処理、その後の土地流動化は今の景気に即効性がありますか。
○片山虎之助君 いや、大変な御高説を賜りました。基本的には、即効性云々は別にして、今、経企庁長官が言われたことを大胆にやっていただきたいと思いますが、私は同時に、それはそれとしながら、やっぱり何か要ると思うんですね。  そこで、一つは、公共事業じゃないんですが、ゼロ国債、ゼロ県...全文を見る
○片山虎之助君 それはよろしく検討をお願いすることにしまして、それから税制です。  税制は、政府税調もありますし、こちらの方では自民党税調、与党税協というんでしょうか、あるいは経済対策協議会、そういうところでの議論になると思いますが、私は、所得税減税の御議論がありますけれども、...全文を見る
○片山虎之助君 そうなんですね。課税ベース拡大、税率を下げるというのは、両方とも国際的な基準に合わせるということなんです。私はそれはそれでいいと思うんです。両方とも国際並み、よその国並みにやる、課税ベースも、税率も。  問題は、景気対策の側面がどうしてもあるんですね。そこでいつ...全文を見る
○片山虎之助君 各論で質問しますと総論でお答えになるものですから、国際的な規模でお答えになるものですから、どうもぐあいが悪うございますが、景気対策という観点も加味しながら、税制はきちっとした制度でなきゃいけませんので、引き続いて御検討賜りたいと思います。  そこで、法人課税絡み...全文を見る
○片山虎之助君 大蔵大臣、いかがでしょうか。
○片山虎之助君 次は行政改革でございます。  今、大変霞が関を揺るがしている問題は省庁再編でございます。十七日からの集中審議で最終報告の取りまとめが行われると聞いておりますが、私は省庁再編のような大改革はもう少し時間をかけた方がいいんじゃないか。予算や財政は三年、六年のオーダー...全文を見る
○片山虎之助君 総理の言われるとおりです。国から地方へ、官から民へ。ただ、今の規制緩和や地方分権が組織減らしゃ人減らしにつながっていないんです。そこのところの私は検証が何か要るんじゃないか。特に地方出先機関ですよ、国の。これをどう考えるかということがどうしても一つ要るんです、一節...全文を見る
○片山虎之助君 行革と言うからには郵政三事業には触れぬというわけにはいきません。これは大変な大問題でございます。今我が国の郵便局というのはうまくいっているんですね。大変地域に同化して密着してうまくいき過ぎている。うまくいき過ぎているからかえって問題だということになるのかもしれませ...全文を見る
○片山虎之助君 それじゃ、独立行政法人のきちっと構想を決めていただきたいというのが一つと、これは民営化の過程じゃないんです、恒久的な制度なんですね。仮に郵政三事業を独立行政法人でやるということになると、ずっと先はわかりませんよ。それは恒久的だと考えていいんですか。
○片山虎之助君 言葉は多いんですがよくわからないんです。  恒久的な制度と理解してよろしいかとか、それから国家公務員ですね、この国家公務員は労働基本権はどうしますか。そこだけ簡潔にお願いします。
○片山虎之助君 これはいろいろな受け取り方ができますね。こういうのを名答弁というんです。迷う方じゃありません、名前の名の方でございます。  そこで、もう時間がなくなりましたので、最後に内閣機能の強化。  私も賛成ですが、我が国は議院内閣制ですから、それは官僚制度は問題がありま...全文を見る
○片山虎之助君 もう私に割り当てられた時間が尽きようとしておりますので、最後に一言だけ。  NHKの世論調査によりますと、行政改革に何を望むかというと、一つは官僚の天下りをなくせ、二番目は公務員の数を減らせ、三番目が、大変つらいんですけれども閣僚の数を減らせなんです。閣僚の皆さ...全文を見る