村上誠一郎

むらかみせいいちろう

小選挙区(愛媛県第二区)選出
自由民主党
当選回数12回

村上誠一郎の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月27日第177回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○村上(誠)委員 きょうは冷静にやろうと思っていたんですが、小林さんの質問を聞いて、ちょっとこっちへ来てやってもらいたいなと思っております。  まず最初に、このたびの東日本大震災で被害に遭われた皆さん並びに亡くなられた皆さん方に、本当に心からお見舞いとお悔やみを申し上げたいと思...全文を見る
○村上(誠)委員 このたびの謝罪にしても、何を反省するかわからない東電や政府、人のことのような答弁をもうそろそろやめてほしいんですよ。  それで、あのときに福島県知事が、この原発の問題が終わらない限り東北大震災は終わらないということでクレームをつけて、議題に入ったんですよね。 ...全文を見る
○村上(誠)委員 本来、外国においては、原発は地震のないところ、そして雨や洪水のないところにつくることを限定されています。日本のように地震が多発し、雨、洪水の多い、危険性のリスクの高い場所に建設せざるを得ないような状況において一番大事なのは、炉心がこのような状況になったときにどの...全文を見る
○村上(誠)委員 では、お伺いします。  住田先生、済みません、住田先生が一番最初の、朝日新聞で書かれたのにありますように、「すべてが後手後手に回る」、そして、最初にこういうふうに停止してから十時間近くあった後に何もできなかったということは、先生の文章でいけば後手後手に回った、...全文を見る
○村上(誠)委員 私は、このように原子炉にダメージを受けたときに本当にどうすべきかというマニュアルをもっときちっとやるべきであったし、そして直ちに判断すべきことは、やはり廃炉にするのかどうするのかということを決断すべきだったと思います。それをちゅうちょしたがために、海水の注入まで...全文を見る
○村上(誠)委員 それは、先ほど参考人の先生方が言われたように、ベントをしなかったらより多くの放射性物質が飛び散ってしまうから、緊急避難的にやるということですね。ということは、先ほど来小林さんも指摘しているように、水素爆発の可能性もあるし、ベントをやったら大変危険な状態にあるとい...全文を見る
○村上(誠)委員 そんないいかげんな答弁で今までよく原子力発電やってきましたね。今皆さんおわかりのように、総理が行っている最中に水素爆発が起こったり、ベントをしていたらどういうことになっていたんですか。  もっと私は、今回の一番の大きい問題は、情報公開の問題です。今回の大事故が...全文を見る
○村上(誠)委員 だから、何回も言うように、今回の答弁、政府も東電も他人事みたいな答弁なんだよね。特に、総理がこういうことにパフォーマンスで行くときに、体を張ってとめるのが忠臣でしょう。それをとめないで行かす。  そして、もっとおかしいのは、その後、起こった後ですよ。結局、考え...全文を見る
○村上(誠)委員 それはうそだ。  佐藤参考人、どう思いますか。
○村上(誠)委員 ありがとうございました。  佐藤さんはジェントルマンだから遠慮っぽく言いましたが、そういうことはないということであります。  そして、もっと一番大事なのは、原子力事故というのは、もう東電が幾らビッグエンタープライズであるからといって、一企業で処理できる問題じ...全文を見る
○村上(誠)委員 大体これで本当に今回のあれが人災であったということと、やはりこういうときに本当の政治家のリーダーシップ、また危機管理ができるかできないかということが明白にわかってくることだと思います。  そして、今後の対策についてなんですが、私は非常に危惧しております。それも...全文を見る
○村上(誠)委員 住田先生もジェントルマンですから、まず日本からとおっしゃるんですが、それさえも今できていないということであります。  それで、今回のいろいろな汚染についてほとんど知らされていないんじゃないかなと思うので、二、三説明したいと思います。  ちょっと済みません、小...全文を見る
○村上(誠)委員 それから、これは実は、あろうことか、西ドイツの気象庁が出した汚染の可能性を示したマップであります。要するに、風向きによってこのように飛び散っていく。そして、これには書いてありませんが、風向きが今度は下に来れば、我が東京にも来ることは考えられます。  もっと私が...全文を見る
○村上(誠)委員 それで、お聞きしたいんですけれども、低レベル、低レベルと言うんですけれども、そのときに流した水の、放射性の量はどのぐらいだったんですか、教えてください。
○村上(誠)委員 私は、それは決して低レベルだと思いません。  そして、もっと大変なのは、その後ぼたぼたとトレンチから流れ出た排水が、何と四千七百兆ベクレル、一年間の許容量の二万倍ということです。ということは、一瞬のうちに二万年分が出てしまったということなんですよ。  これに...全文を見る
○村上(誠)委員 これでおわかりいただけたように、実はこの海洋汚染は大変なことになります。  もう一つ聞きます。  一万一千トン近く低レベルと言って流したようですが、そのときに、直ちにGPSをつけてブイを一緒に流して、どのような方向に流れるか、私は追跡調査をすべきだったと思い...全文を見る
○村上(誠)委員 もうあなたの説明を聞いている意味ないですよ。  我々が一番心配しているのは、あなた方、最初に、保安院の眼鏡をかけた人が毎日、直ちには健康被害がないとか言っているけれども、結局、あれだけ流していけば、アリューシャン列島からアラスカから太平洋岸まで届いたときに、今...全文を見る
○村上(誠)委員 このように、本当に私は、日本の官僚がこのように責任感を喪失してしまったのか、そしてまた、東電という日本一のエンタープライズがこのような脆弱になってしまったのか、私として本当に情けないと思います。  なぜこのことを言うかというと、さっき後ろからメモが出たようです...全文を見る
○村上(誠)委員 そのような無責任なことはもういいかげんにしてほしいんだけれども。  例えば、では六万トンの水を、アレバに頼んだかどこに頼んだか知らないけれども、それをクリーンな、放射性物質を取り除くとすると、一トンにつきコストは幾らかかりますか。
○村上(誠)委員 なぜ今聞いたかというと、これは後で、今後水棺化して冷却系をつくるといっても、先ほど来参考人の先生方が言われているように、ダーティーな汚水をぐるぐる回すのか、一々クリーンにしてやっていくのか、多分ダーティーな水をくるくる回すわけにいかないと思うんですよね。そうした...全文を見る
○村上(誠)委員 これは大きな問題なんですよ。今、世界は黙って見ているけれども、さっき小林さんが言ったように、もし、ある程度落ちついてきて、海洋法違反で全世界から風評被害や損害賠償を請求されたときに、どこがだれの責任でもって払うかということも考えておかなきゃいけないわけですよ。 ...全文を見る
○村上(誠)委員 それで、問題は、先ほど来言われている水棺化の問題なんですが、私は、今言ったように、いろいろな問題点があると思うんですね。一つは汚染水のジレンマ。最低でも一日六百トン入れれば、二日で千二百トン、二十日で一万二千トンと、どんどんどんどんふえていく。  それからもう...全文を見る
○村上(誠)委員 ありがとうございました。  それから、あと、使用済み燃料棒なんですが、実は使用済み燃料棒というのをマスコミもほとんど報じないんですが、実は、あそこの一号機、四号機、五号機、六号機、全部入れますと、何と三千四百四十六本あるんですね。そして、四号機のプールは、アメ...全文を見る
○村上(誠)委員 政府委員を廃止してからの弊害なんだけれども、あなたらの言葉は何か言霊がこもっていないんだよ、本当に。ただぺらぺら用意した文章を読んで、今、東先生が言われたように、何も答えていないよ、そんなのは。要するに、これだけ原発に対して不信を持って、例えば私の地元には伊方原...全文を見る
08月10日第177回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○村上(誠)委員 私は、国家として日本が今完全にメルトダウンしているんじゃないかという気がしております。国家は何のためにあるのか。一言で言えば、国民の命を守ることであります。そのためにこそ国家は存続しなければならないし、必要な領土、主権、政府の機能の維持が不可欠であります。  ...全文を見る
○村上(誠)委員 私は、尖閣事件の対応について、本当に日本は情けない対応をしたと思います。中国船長を逮捕しながら、中国の圧力に屈して釈放した。世界のメディアは、日本は中国に屈服していると。日本の国益は大きく損なわれたと思います。そしてまた、船長の釈放を政治判断とせずに、那覇地検の...全文を見る
○村上(誠)委員 幾ら政府の答弁とはいえ、私は政治家の良心を疑います。  そして私は、中国の脅威の本質は、東シナ海、南シナ海をすべて中国の海であると考え、沖縄までが中国の焦点に入っている、みずからの力の増大をきっかけに主張しているところに中国の脅威の真の本質があると考えておりま...全文を見る
○村上(誠)委員 今、中国は南シナ海でこん棒外交を行っているというような記事があります。簡単に申し上げれば、ベトナムとフィリピンは中国にじゅうりんされているわけであります。特にフィリピンは、御承知のように、一九九二年にアメリカのスビック海軍、クラーク空軍両基地を議会の要請で引き揚...全文を見る
○村上(誠)委員 時間がないので、まとめてお聞きします。  このような状況において、あなたはどのような方法で日本外交を立て直すつもりであられるのでしょうか。  また、鳩山氏は日米中が正三角形の位置関係にあると言っていましたが、あなたは日中米の関係はどのようにとらえておられます...全文を見る
○村上(誠)委員 何というか、時間がないから明快な御答弁がございませんけれども、菅さんが居座り二カ月間で物すごく外交が停滞してしまいました。特に、米国においては、新共同宣言を発表する予定でしたが、政局の混迷で断念しました。また中国では、七月に予定した日中ハイレベルの経済対話開催も...全文を見る
○村上(誠)委員 一々説明を聞いていたら長いので、はっきり申し上げます。  この原子炉の中の溶けたのは、今、津波が起こって電源が喪失してからメルトダウンが始まったと言われていますが、地震直後にメルトダウンが起こったという説もあります。何はともあれ、実は三月十一日中にメルトダウン...全文を見る
○村上(誠)委員 これは重要な問題であります。ポーランド政府は、チェルノブイリが爆発してから四日以内に全児童にヨードを飲ませたわけであります。なぜ日本はその対応をとらなかったんですか。細川さん、答えてよ。なぜポーランドがやって日本はやらなかったのですかと聞いているんです。
○村上(誠)委員 まことに情けない話であります。  これは、今、松本市の市長をやられている菅谷昭さんが「チェルノブイリ診療記」というのを書いています。  秘密主義だった当時のソ連は隠ぺいします。このために住民の避難がおくれました。上空から放射性物質が降下しているにもかかわらず...全文を見る
○村上(誠)委員 相変わらず、はぐらかしと言いわけの答弁で、聞いていても意味がありません。  はっきり申し上げます。海江田さんの心中は察するに余りあるものがあります。  最初の初期段階で、消防署員や警察官に協力をしてもらわなきゃならなかった。そのときに多分、海江田さんは、消防...全文を見る
○村上(誠)委員 低濃度といっても、法令限度の百倍です。班目委員長、これが低濃度と言えるんでしょうか。
○村上(誠)委員 前回の委員会でも明らかになったのは、一万一千トンを流すときにGPSをつけずに流して、どこに流れたかどうかも把握できていない。  そして、もっとはっきり言わせてもらえば、今、班目委員長はオーバーリミットだと。実は、トレンチから流れたのが四千七百テラベクレル、要す...全文を見る
○村上(誠)委員 委員長、それでは困りますね。毎日新聞にちゃんと五百立米と出ているんですから。  それで、もっと重要なことは、委員長、この間質問をしてまだ答えをいただいていないんですが、海水の投入を、真水も含めて、今まで何十万トン投入したんでしょうか、保安院長。
○村上(誠)委員 三カ月前に質問したんですよ。そのときに、東電の常務もあなた方も答えられないから、三カ月間もずっと待っていたんですよ。  はっきり申し上げましょう。今まで海水や真水を投入したのが、多分数十万トンだと思います。そして今残っているのが十二万トンですから、それはどこに...全文を見る
○村上(誠)委員 時間がないので、質問にないことを答えないでくださいよ。  もっとはっきり言えば、あなたはそんなのうてんきなことを言っているんだけれども、事態はそんなに甘いものじゃないんですよ。毎日の潮が満ちたり引いている間も出ていっているし、あなた、大体、琵琶湖を基準以上に汚...全文を見る
○村上(誠)委員 こういう人が担当しているからどうにもならないですね。  班目さんも御存じだと思いますが、前回、民主党が参考人で見えた松浦さんは、この冷却機能システムが一〇〇%稼働して意味があると言っていたんだ。まして、五三%とか五七%とか、よくて七〇%の目標というのは何の意味...全文を見る
○村上(誠)委員 アメリカのゼオライトは日本の五倍なんです。日本のゼオライトでもできるのに、わざわざアメリカから五倍のゼオライトを輸入してやって、それも効果のないことにずっと延々とやるつもりなんです。  もう時間がないので、はっきり申し上げます。このままやっていたら、福島原発は...全文を見る
11月08日第179回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○村上(誠)委員 今回、原発問題を質問させていただくわけですが、実は今回で三回目であります。  四月二十七日には、もう既にメルトダウンが起こっている、水棺化なんかできるわけがないと言ったにもかかわらず、政府は認めようとしませんでした。八月十日には、循環型冷却装置はうまく働かない...全文を見る
○村上(誠)委員 全く答えになっていません。  では、最初にお伺いしますが、メルトダウンが当日に起こっているにもかかわらず、なぜ、二カ月も三カ月もメルトダウンが起こっていることを認めないで、できもしない水棺化を言い続けたんですか。それにお答えください。
○村上(誠)委員 委員長、注意してください。今、細野さんの言うことは細野さんよりわかっているんですし、そんなことを聞いているんじゃないんです。なぜ、もう七カ月、八カ月になるのに収束しないのか。はっきり申し上げると、初期の対応と人事の失敗なんですよ。だからそれを野田さんにお伺いをし...全文を見る
○村上(誠)委員 いや、私の聞きたいのは、そういうことじゃなくて、我々の予測がほとんど当たっていて、皆さんのやっていることがほとんど外れているじゃないかと。  そしてまた、はっきり申し上げると、この最初の取り組みについても、今から質問しますけれども、だれが中心で作業しているのか...全文を見る
○村上(誠)委員 では、ここまで長引いているのは、あなたの責任だということですね。
○村上(誠)委員 正直申し上げて、このような大変な事故を一企業に任せること自体、私は無理だと思います。  ここに前の日本部長のケビン・メアさんも書いていましたけれども、東電一社に任せるのはまことに気の毒であると書いてあるんですが、何を言いたいかというと、そもそも最初の瞬間、これ...全文を見る
○村上(誠)委員 後でもやりますが、今アメリカが非常に関心を持っているのは、なぜ水素爆発が起こったか、そのプロセスですが、アメリカの方は正直言って今の説明では納得していないようなんですが、委員長は今のままでいいと思っていますか。
○村上(誠)委員 班目さんが最初言っていたのは、まさか水素爆発が起こると思わなかった、水素爆発が起こると思わなかったから、菅さんを、翌日の朝、テレビカメラを連れて、現場に視察へ行かせたとこの間おっしゃっていたんですけれども、そこは間違いないですね。
○村上(誠)委員 ここが重要なことです。  おわかりのように、ベントは三月十一日、当日中に行う必要があったわけであります。それがおくれたことが水素爆発につながり、水蒸気爆発になって、今日の大きな災害が起こったわけであります。  それでは、皆さん方のお手元に資料があると思うので...全文を見る
○村上(誠)委員 委員長、ちょっと注意してください。私の質問に全然関係ないことを答えていて、こういうような事実があるのにそういうことを国民に知らせなかったのはなぜかと聞いているんです。  これははっきり申し上げます。日本が核攻撃を受けたら直ちに政府がそれを言うのと同じだと思いま...全文を見る
○村上(誠)委員 それでは全く話にならないですね。  まず最初にお伺いしたいのは、私の友人に、奥さんがフランス系企業に勤めている方がいます。私の友人からは、三月の十三日から十五日、フランス大使館から、全大使館員は関西以西に逃げろ、そしてまたフランス系企業の従業員も関西以西に逃げ...全文を見る
○村上(誠)委員 その答弁は、民主党内閣が無能であるということをみずから告白しているようなものですよね。ここにも書いていますよね、官邸には情報がなかったと。それからもう一つは、全電源喪失を想定していたアメリカと書いてあるんですが。  班目委員長にお伺いします。  班目委員長の...全文を見る
○村上(誠)委員 これは本当に重要なことでして、アメリカの協力要請を菅さんも拒否したわけじゃないという。だけれども、アメリカのルース大使は激怒していると。  これは一回どこかで決着をつけなきゃいけないと思いますので、委員会の理事会でこの問題についてはっきりさせていただきたいと思...全文を見る
○村上(誠)委員 よろしくお願いします。  次に、これを見ていただきたいんですが、三月十二日から十五日まで放射性物質が飛散して、直ちに影響がないという枝野さんたち政府の発表のために、幼児や妊婦にヨードを飲ませず、稲わらの保管指示も出さなかったんですね。  小宮山さんにお伺いし...全文を見る
○村上(誠)委員 これも前回質問したんですが、ここに八月十八日の朝日新聞があります。「甲状腺被曝 子どもの四五%」。私はもう二カ月前に言ったんですが、十月を過ぎてやっとその調査が始まったんです。  それで、そのときも質問したときに使わせてもらったんですが、松本市長の菅谷昭さんが...全文を見る
○村上(誠)委員 妊婦や子供というのは一番遺伝子が傷つきやすいんですよ。そして、それに対しては細心の注意を払わなきゃいけないんですよ。だから、私の同年の児玉龍彦先生が、測定と除染を急げとこの本に書いてあるわけですよね、「内部被曝の真実」ということで。  それで、ここに、「安定ヨ...全文を見る
○村上(誠)委員 それは大臣、そうしたら、全員になぜ沃素を飲ませなかったんですか。
○村上(誠)委員 それでは大臣の答弁ではありません。大臣というからには、全省庁の今までの責任を負うのが大臣であります。  はっきり申し上げます。なぜ四日以内かというと、四日以内のうちに飲まないと、中に入っていなければ、後から悪い、セシウムを含んだものが入って吐き出せないからなん...全文を見る
○村上(誠)委員 それは医者でもないあなたの判断だと思うんですが、妊婦や子供の健康が、原子力事故のときには厚生省が管轄じゃないなんて国民はだれも知らないですよ。では、なぜそれを言わなかったんですか。  それから、もう一回聞きます。では、それに対して、ヨードを配らなかった、後でい...全文を見る
○村上(誠)委員 もうはっきり申し上げます。今回は、本当にいろいろな問題がこれから起こってくると思いますが、私はこれは国家賠償法の対象になり得ると考えております。  この問題については、さっきから申し上げるように、ポーランドは、二十五年前はソ連の下にあった共産国だったんですよね...全文を見る
○村上(誠)委員 ただ、一番大きな問題は、冷温停止も含めてそうですが、その場所が確定できないのにただ水をかけているということは、病気で例えれば、体のどこの部位が本当に病んでいるのかCT検査しないで放射線を当てるようなもので、ますますおかしくなる可能性があると思うんですね。  特...全文を見る
○村上(誠)委員 なぜこれをしつこく申し上げますかというと、次の問題に行くんですが、最初のパネルへ戻っていただきたいと思います。  三月十二日から十五日までは、水素爆発と水蒸気爆発によって、これだけの飛び散ったものは仕方ないんですが、実は、三月二十日から二十一日—二十三日に大量...全文を見る
○村上(誠)委員 はい、済みません。  それで、セシウム137の都県別沈着量というあれを見てほしいんですが、実は、ここにありますように、奇異なことに、先ほど申し上げたように、三月十二日から十五日までは当然でありますが、例えば宮城県とか茨城県とか埼玉県とか、三月二十日以降にセシウ...全文を見る
○村上(誠)委員 この間、野田さんが冷温停止を国連で非常にPRなさっていたんですが、しかし、先ほども言ったように、冷温停止というのがまやかしである、そして徐々に世論もそのことに気づいておるわけです。  特に大きな問題は、今申し上げたように、溶け落ちた核燃料がどこにあるか不明のま...全文を見る
○村上(誠)委員 ですから、それは雨が降ったりして入ってくる。そして、サリーか何かを使った循環器の水で冷やすけれども、建屋にいっぱい水が入ってきたら量を減らさなきゃいけない。量をそのままにしていたら、じわっと地下の汚染水がどんどん上がってきて、多分、足の踏み場もなくなるということ...全文を見る
○村上(誠)委員 細野さん、そんな悠長な問題じゃないんですよ。この間の新聞に、十一月、東電に公的資金一兆円出しているんですよね、損害賠償で。  私が何を言いたいかというと、取り出せるものと取り出せないものを判別して、どういうふうな最終決着をするかも考えてやらないと、無意味な冷却...全文を見る
○村上(誠)委員 最後、一言だけ言います。  冷温停止というのは、あくまで、正常な原子炉が、点検するときに制御棒で温度を下げているのが冷温停止であって、このようにメルトスルーやダウンしてぼろぼろになっている原子炉に冷温停止の意味なんかないんです。それをはっきり申し上げて、質問を...全文を見る