本村伸子
もとむらのぶこ
比例代表(東海)選出
日本共産党
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月18日 | 第190回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 来年度の予算にも盛り込まれておりますF35ステルス戦闘機の関連で伺います。 このF35ステルス戦闘機は、アメリカを初め九カ国が共同開発をし、ロッキード・マーチン社が中心的につくるものでございます。既に、アメリカが二千四百四十三...全文を見る |
○本村(伸)委員 アメリカ政府にとってリージョナルデポはどういうものかということですけれども、二〇〇八年四月、アメリカ空軍のデポ整備戦略計画というところに、リージョナルデポというのは戦闘能力を高めるものだというふうに書いてございます。 こちらのパネルにありますけれども、この資...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 現時点ではないというふうにおっしゃっておりますけれども、二〇一三年三月一日のF35にかかわる内閣官房長官談話にこういうふうに書いてございます。国内に設置される整備基盤により米国に対する支援も可能となると書いてございます。 この米国の支援ができる国内に設置され...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 米軍の支援もするという重大な答弁だというふうに思います。 昨年四月末に発表された日米の新ガイドライン、これで初めて「防衛装備・技術協力」という部分が盛り込まれました。 この新ガイドラインでは、資料の四でお示ししておりますけれども、日米の「相互の効率性及び...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 先ほどの官房長官の答弁とはちょっと今違う答弁だったんですけれども。 この新ガイドラインというのは、平時から有事まで切れ目のない、力強い日米の共同対応をグローバルにやっていくということが趣旨だというふうに思いますけれども、このリージョナルデポというのは平時でも...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 日米の新ガイドラインには、重要影響事態のときに整備を強化するというふうに書いてあります。ガイドラインに基づくリージョナルデポということですから、そういうときにも使われる可能性があるということでございます。 次に、コストについて議論をしていきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 アメリカは、コスト削減を目的に、これまでアメリカ軍の戦闘機は、アメリカに帰って、機体を解体したり、バージョンアップをするような重整備をやっていたわけですけれども、それをせずに、近くのリージョナルデポで整備、バージョンアップすれば、燃料代も維持管理費も安くなると。...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 御答弁がありましたように、ALGSというのは、アメリカの一元管理のもとで、全てのF35戦闘機のユーザー国が世界規模で部品などを融通し合うシステムだと。そのアメリカが一元管理する部品供給のシステムの構築まで日本が負担をさせられると。これが入りますと、エンジンとかレ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 詳細な資料を後でいただきたいというふうに思います。 それで、地元の問題なんですけれども、三菱重工小牧南工場がリージョナルデポに位置づけられるということでありますと、そうなると、滑走路はどこを使うのかという問題がございます。隣の県営名古屋空港を使うのではないか...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 リージョナルデポ、県営名古屋空港の利用が前提となっているというふうに思いますけれども、この間、愛知県豊山町、小牧市、春日井市、名古屋市にこのリージョナルデポについて説明したのは、いつ、どのようになされたのか、お答えください。 | ||
○本村(伸)委員 豊山町、小牧市、春日井市、名古屋市へは、もう全てが決まってしまってから、愛知県からこの資料二の資料がファクス一枚で通告されただけなんですね。それ以来、今まで何の音沙汰もない。住民の皆さんを無視し、そして地方自治を無視している。住民の皆さんや自治体はこのファクス一...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 名古屋空港が県営名古屋空港として残されるときに、周辺自治体である春日井市の市長、そして小牧市の市長、豊山町の町長が連名で、当時の額賀防衛庁長官に要望書を出しております。それが資料の七ですけれども、ごらんいただきたいというふうに思うんです。 ここにはこう書いて...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 丁寧に説明すれば済むという話ではないんです。明確に、他基地所属の自衛隊機や米軍機の利用がないようにという地元からの声が上がっている。 愛知県内には、もともと小牧基地と隣り合わせで国土交通省所管の名古屋空港がございました。それが、二〇〇五年に中部国際空港が開港...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 明確に、地元の皆さんは、他基地所属の戦闘機あるいは米軍の戦闘機、来るなということを言っているわけでございます。ぜひ、その地元の思いを酌んでいただきたいというふうに思います。 きょうの話をまとめますけれども、結局、F35は、情報と部品、何もかもアメリカが握って...全文を見る | ||
02月25日 | 第190回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○本村(伸)分科員 日本共産党の本村伸子でございます。 障害を持った子供たちが通う特別支援学校の問題について質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 ことし四月から、障害者差別解消法が施行されます。関係者の皆さんの期待というのは大変大きいも...全文を見る |
○本村(伸)分科員 ありがとうございます。 日本は、この障害者権利条約は、二〇一四年一月、批准を国連から承認をされ、効力が発生したということです。 馳大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、この障害者権利条約の、「全ての必要な措置をとる。」「児童の最善の利益が主として考慮...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 そこで、特別支援学校の問題について具体的にお伺いをしたいと思います。 文部科学省は、二〇〇八年三月五日、「特別支援学校の在籍児童生徒等の増加に伴う大規模化・狭隘化への対応について」という通知を出しております。 四点確認をしたいんですけれども、まず一点目...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 私が住んでおります愛知県は、全国の中でも、障害を持った子供たちが通う特別支援学校が足りない、大規模だ、マンモスだというふうになっております。 きょうお示しをしております資料は、特別支援学校を大規模順にまとめた表、第五十二回全国特別支援学校長研究大会研究協議...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 設置者に責任があるわけですけれども、しかし、ずっとずっとそういうことを言われていて、なかなか進まないということで、こうやって国会でも取り上げざるを得ないという状況にあるということは、ぜひ御理解をいただいて、劣悪な教育環境を緊急に改善していただきたいということを...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 ありがとうございます。 大規模校ということでもう一度戻りたいんですけれども、子供たちが広域から通っているという問題もあるというふうに思います。 先ほど申し上げました三好特別支援学校というのは、スクールバスの時間は大体一時間ということなんですけれども、バ...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 いろいろ計画はあるんですけれども、本当にスローペースなんですね。 とにかく、愛知県というのは特別支援学校の数が足りなくて、大規模校でありました安城特別支援学校は、二〇〇九年に分かれて、七年前にみあい特別支援学校をつくったんです。しかし、この表を見ていただき...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 その設置基準に関しましては、対象となる障害の種類に応じた多様な施設整備が必要になるとか柔軟な対応が可能になるというようなことをずっと言っておりますけれども、各学校でそれができていない。そもそも、施設が足りない、余裕がない。そういう柔軟な対応ができない状況がある...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 ありがとうございます。ぜひ、特別支援学校の建設、施設改善の緊急計画を国と地方で作成して、実施をしていただきたいというふうに思います。 もう一点、施設の老朽化、ぼろぼろだという問題についてもお伺いをしたいんです。 私が伺いました三好特別支援学校では、暖房...全文を見る | ||
○本村(伸)分科員 ありがとうございます。現地に行っていただけるということは大変心強いというふうに思います。ぜひ私も参加をさせていただきたいと思います。ぜひ、現地を見ていただいて、実態調査を進めて、改善を早急に図っていただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わらせてい...全文を見る | ||
03月09日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 軽井沢バス転落事故にかかわって、抜本的な安全対策を求める立場から、質問をさせていただきます。 バス転落事故で十五名の方がとうとい命を奪われました。この三十年で犠牲者が一番多いバス事故となりました。亡くなられた方々に心か...全文を見る |
○本村(伸)委員 運転手の方は、中型に乗っておりまして大型はふなれであるというふうに言っておられました。高齢で、健康チェックもせず、実車の訓練は回送運行時一回だけであった。運転手の方が以前勤務していた会社で受診をした任意の適性診断で、一部の項目で最低の評価を受けていましたけれども...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 大臣はいつも、この規制緩和のことを問われると、サービスの多様化など利用者の利便向上という点で一定の成果が上がっているというふうに真っ先に言うわけですけれども、貸し切りバスの最大の、一番のサービスは安全ではないんですか。大臣の認識を伺いたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 規制緩和の問題ですけれども、貸し切りバス事業を免許制から許可制にして需給調整をなくして、過度な競争にならないように、安全が守られるようにと調整してきた、そうしたものをなくした。安全確保も事前チェックから事後のチェックに切りかえた。それだけではなく、労働法制の規制...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 実際には、この二十年間で、バスの運転者の平均年間所得というのは百七十九万円も減っているわけでございます。 そこで、ちょっとお伺いしたいんですけれども、今回事故を起こしたイーエスピーの全てのバス運転手の雇用形態はどのようなものになっていたかという点。 そし...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 そのサンプル調査ですけれども、四千社以上ある中での二十六社の調査だと思いますけれども、よろしいでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 先ほど言われました数字が、正社員が八割と言いましたけれども、圧倒的多数の中小零細のバス会社の雇用状況まで調べていないということが明らかなわけでございます。 雇用契約期間が二カ月以上でないといけないというふうになっておりますけれども、二カ月、二カ月、二カ月と転...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 規制緩和でバス事業者がふえて、一社一社は収益が減る中で、人件費を削るしかない。労働集約型のバス事業でコスト削減となれば、結局、人件費を落として安全度を下げるということにつながってまいります。 そこで、ちょっと大臣に確認をしたいんですけれども、バスの運転手とい...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 バスの運転手は、大事だというふうに言っていただきましたけれども、命を預かる大事な仕事でございます。安全の観点から、安全運行が確保できるという基準が必要だというふうに思うわけですけれども、運転手の安全運行を事業者に確保させる担保はどこにあるのか、お示しいただきたい...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 もう一つ確認ですけれども、道路運送法の二十七条に、事業者は、運転者の過労運転を防止するために必要な措置を講じなければならないというふうに書かれております。この過労運転を防止するために必要な措置というのは、改善基準告示を守るということでよろしいでしょうか、確認した...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 厚生労働省に伺いますけれども、改善基準告示に違反した場合、罰則があるのかどうか、確認したいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 改善基準告示に違反しても、行政処分しかなく、罰則がない。やはり罰則つきの安全運行のための基準をつくるべきだというふうに思いますけれども、大臣の認識を伺いたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 イーエスピーに対して、昨年二月、国交省は監査に入り、違反が見つかったわけですけれども、処分をしたのは、ことしの一月十三日、事故が起こる二日前のことでございました。しかも、一台のバスの運行を二十日間とめるというだけの処分でございました。そこでちゃんと厳しい早急な対...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国交大臣にもお伺いをしたいんですけれども、こうした改善基準告示違反のオンパレードで過労死に至ってしまった事件、どのようにお感じになりますでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 改善基準告示は、先ほども答弁がありましたように、罰則がない、こういう問題を抱えております。そして、この改善基準告示の違反の横行を放置してきたから、こうした最悪の過労死という事態になってしまったんだというふうに思います。 Tさんは、七月二十四日二十四時五分、こ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 そもそも、道路交通法には、ひどく疲れた状態で車を運転してはいけないというふうに書かれております。 さまざまな調査を読ませていただきましたけれども、睡眠時間八時間に比べて睡眠五時間だと運転中の脇見が多い、衝突事故や車両単独事故の関連要因を調べた結果、睡眠時間が...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 改善基準告示の休息期間の八時間では、安全運行を確保するための睡眠が確保できないというふうに思います。現場の労働者の皆さんは、勤務と勤務の間の時間は十一時間は必要だ、睡眠を確保するためにも、疲労を回復するためにも十一時間は休息期間が必要だとおっしゃっております。 ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 貸し切りバスの安全運行の確保を、国交省としては、そういう視点で、働くドライバーの皆さんの睡眠時間を確保できる休息期間の保障を検討し、安全基準として罰則つきでつくるべきだという提案なんですけれども、大臣の認識を伺いたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 今回の軽井沢バス転落事故を受けて何が必要なのかということなんですけれども、市場の競争ではなく、安全性や公共性を優先させるということ、そのために、安全を軽視する事業者の参入規制を厳しくし、既存の事業者も含めて安全優先にできないそういう事業者の排除をするということ、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 安全運行のために、事業者の参入の規制と同時に、働く人の労働条件を守る、その労働規制の強化、ぜひやっていただきたいということを申し述べ、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ————◇————— | ||
03月15日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 踏切道改良促進法、道路法にかかわって質問をいたします。 今回の法案は、危険な踏切、道路の箇所をなくしていこう、少なくしていこうというものであり、その点では賛成でございます。 しかし、それに逆行したことを実際に行おう...全文を見る |
○本村(伸)委員 私の地元でも、豊橋鉄道に路面電車、LRTが走っております。実際に、なれない場合は通行するときに少し混乱をするという状況はあるんです。 こういうことも考慮いたしますと、小学校のすぐ脇のところで県道とLRTが平面交差をすると、事実上、踏切のような場所が外形上でき...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 地元の皆さんは当然LRTの仕組みをわかった上で危険だというふうに指摘をされているわけですから、ぜひその声を聞いて、国土交通省としても慎重に慎重を重ねて判断をしていただきたいというふうに思うんです。 これから新しくつくるものというのは、認知症の方も障害を持った...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 安全上問題ないかをしっかりと見ていただきたいというふうに思うんです。 国が補助金を出す、出資をする事業で事故が多発したり、あるいは人命が奪われる、そういうことがないようにぜひ計画の見直しを指導していただきたいというふうに思います。 先ほど来御答弁がありま...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 現地調査の件はお願いできますでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 ぜひ行っていただきたい、そして地元の皆さんの声を聞いていただきたいというふうに思います。 次に、鉄道の安全という観点から、認知症の方のJR東海列車事故に関して三月一日に出されました最高裁判決にかかわって質問をさせていただきたいというふうに思います。 国交...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 御遺族の皆様は当初から、亡くなられた男性は、共和駅のホーム脇のフェンスが閉まっていれば事故に遭わずに、命を失わずに済んだ、被害者だと主張をされておられました。長男の方は、父は決して社会に危害を加えようとしたものではない、加害者のまま裁判を終えてはならない、こうい...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 そこで、ちょっと確認をしたいんですけれども、鉄道事業者は認知症の方が列車事故で亡くなったそういう列車事故でも原則御遺族の方に損害賠償を請求しているのか、例外的に請求しない場合があるとすればどういう場合か、お示しいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 二〇一五年三月期の連結決算では、JR東海というのは純利益で二千六百四十一億円ももうけを上げております。そういう巨大な企業が約七百二十万円のために、男性が亡くなられ、そして悲しむ御遺族の方に追い打ちをかけるように八年間もの間、賠償を請求していたわけでございます。 ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国交省がそういう態度では、認知症の方を初め被害に遭われた方、その御家族は救われないというふうに思います。 昨日も、首相が、関係省庁連絡会議で認知症の方のことを検討するというような御答弁がありましたけれども、鉄道事故で亡くなられた認知症の方の御遺族に、あるいは...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 二〇一四年四月二十四日、二審の名古屋高等裁判所の判決では、次のようにJR東海の責任に言及しております。 「社会の構成員には、幼児や認知症患者のように危険を理解できない者なども含まれており、このような社会的弱者も安全に社会で生活し、安全に鉄道を利用できるように...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この事故の件については、やはり国の責任も問われるというふうに思います。私たち国会議員も問われているというふうに思います。安全対策をJR東海や鉄道事業者任せにしていてはやはり進まないというふうに思います。 JR東海は、在来線のホームドアも全くありません。研究開...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 先ほども言いましたように、巨額のもうけを上げているJR東海は、在来線のホームドア、ゼロなんです。先日も、私、静岡県の掛川駅、新幹線のホームを見ましたけれども、ホームドア、柵、何もありませんでした。こういう状況を放置してはならないというふうに思います。 先ほど...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 より踏み込んだ形で進めていっていただきたいというふうに思います。 それで、最後なんですけれども、今回の法改正にかかわってお伺いしたいというふうに思います。 静岡県の御殿場市のJR東海の御殿場線で、幼稚園、保育園、小学校の子供たちが通る踏切がございます。踏...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございました。 今回、認知症の方の列車事故を受けて、もっと駅や踏切の安全対策を強化するべきだという声が多いわけでございます。その声にしっかりと応えた国土交通行政を進めることを求めて、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
03月30日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子と申します。 リニア問題について質問をさせていただきます。 私は、名古屋から品川まで、リニア沿線七都県を訪ねてまいりました。沿線住民の皆さんから、静かに暮らしているのに、その暮らし、生活が壊されることや環境が壊される、このことに対して...全文を見る |
○本村(伸)委員 リニアの環境影響評価の準備書に対する岐阜県の知事意見では、ウラン含有土壌に関しては次のような措置を講ずることということで、文献調査で把握をしたものとは別に、「事前のボーリング調査等においてウラン含有土壌の存在を含む地質の状況把握を」と書かれております。 そこ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 JR東海は、アセスで、岐阜県内三十七本のボーリングを国鉄時代、そしてJR時代にやっているというふうに出しておりますけれども、この出てきた土壌について、ゲルマニウム半導体検出器ですとかウラン分析法などによって何が含有されているのかということをはかっているのでしょう...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 アセスの評価書の後、ボーリングをやっているというお話でしたけれども、今何本やっているのか、今後何本やる計画なのかということと、ゲルマニウム半導体検出器とかウラン分析法によって何が含有されているのかということをはかって、ちゃんとそれは公表されるのかということを確認...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 結局、今現在、ボーリングをしている最中だ、それで分析をする最中ということだというふうに思うんですけれども、これでどうして今の段階で安全だというふうに言えるのかということを私は思うわけです。 リニアルート近くにはウラン鉱床があって、非常口あたりにも住民の皆さん...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 環境省に伺いたいというふうに思いますけれども、追加被曝線量の問題で、年間一ミリシーベルトという数値には根拠がないと環境大臣が言明をされ、そのことが大問題になりましたけれども、この追加被曝線量年間一ミリシーベルト以下にしようという根拠をお示しいただきたいと思います...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 やはり、健康や命を考えれば、追加被曝線量がないことが一番いいわけでございます。住民の皆さんや、リニアトンネルを掘る、そういう働く皆さんが追加被曝することがないように、万全に対策をとらなければならないというふうに思います。年間一ミリシーベルトを超えるような基準でや...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ちょっと確認したいんですけれども、一定量ないとだめということだというふうに思いますけれども、確認したいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 ウラン鉱床がない、回避しているということが、必ずしも、ウランや、あるいは通常よりも高い放射性物質がない、回避しているということを示すものではないというふうに今のお答えからもわかると思うんですけれども、旧動燃は、採算性のあるウラン鉱床を求めてボーリング調査をした、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 住民の皆さんには説明もちゃんとされていないわけです。住民の皆さんの不安に応えて、JR東海はほとんど何もやっていないというふうに私は思います。 こうした健康や命にかかわることはいいかげんにして、その一方で、リニア工事に着手したんだと大々的に報道して、南アルプス...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 そもそも通常よりも高い放射性物質が出てきた場合、あるいは、放射性物質であるんですけれども気体のラドンも問題でありまして、この高いラドン濃度がある場合に何法に基づいて対応するのか。どのくらいの線量の残土が出てきたら、あるいはどのくらいのラドン濃度で対応をとるのか、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 もう一つ確認をしたいんですけれども、通常よりも高い残土が出てきた場合はどのような対応をとるのか、残土をどのように運ぶのか、処分場所はどこになるのか。専門家の意見を踏まえてというふうに言いますけれども、その検討状況から情報公開をしていただきたいと思いますけれども、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 情報は公開されるんでしょうか。検討状況。 | ||
○本村(伸)委員 もう一つ心配なことは、ウラン鉱床で働いていた方は、坑内のラドンの濃度が高くなって、そこで内部被曝をして肺がんになるという危険性が指摘をされております。 このことは、リニアルートのトンネル坑内で働く人たちもこのようなことになるのではないかというふうに心配をされ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今も、トンネルじん肺で亡くなられた方の御遺族や苦しんでいる方々は、被害者全員の救済を求めて闘っておられます。そして、救済法や基金の創設を求めておられます。 これから、品川から名古屋まで二百八十五キロ以上、トンネルが八六%、こういう制度もつくらずにリニアをどん...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ちょっと大臣に確認したいんですけれども、今の御答弁は、三キロ以外のルートの部分で放射線量と放射性物質をはかるんだ、ボーリング調査をするんだ、ラドンの調査もするんだ、情報公開もするんだということでよろしいでしょうか。イエスかノーでお願いします。 | ||
○本村(伸)委員 ウラン鉱床に近いというのは、どこまでを言うんでしょうか。中津川や南木曽も含まれるんでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 放射性物質や有害物質が出てきた場合の問題なんですけれども、JR東海が本当に正直に報告してくれるのかも心配になるわけでございます。 二月二十二日に、JR東海から、リニア中央新幹線建設工事に先立ち行った地下水調査において環境基準を超える鉛が検出されたにもかかわら...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今もお話がありましたように、中津川市の山口の地内と瑞浪市の日吉町の地内で井戸水から鉛が出たわけですけれども、JR東海は、わかった時点で周りの住民の皆さんに知らせたんでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 井戸水の中から鉛が出てきたのがわかったのが、この二つの地内では、二〇一三年と二〇一四年、そして二〇一六年の一月にわかったわけですけれども、全く住民の皆さんに知らせないというのは人道上も問題だというふうに思います。鉛や水銀など、その水を飲み続けていたらどうなるのか...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 鉛や水銀が入った水がある、地下水があるとわかっているのに報告しないというのは、やはりJR東海は何か感覚が麻痺しているのではないかというふうに恐ろしくなります。 今回は、岐阜県に、岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱があったから報告漏れということにな...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 リニアは今世紀最大の事業で、政府は国家プロジェクトだというふうに言っております。各都県任せではいけないというふうに思いますし、やはり、有害物質が出てきたとき、放射性物質が出てきたとき、JR東海に対して、国交省にまず報告させるようにするのが当然だと思いますけれども...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 結局、こういう有害物質が出ても、未報告、知らなかったというふうな回答をJR東海はしたわけですけれども、またこうしたことが起こり得るということだというふうに思います。 やはり、JR東海任せでは住民の皆さんの心配は尽きないというふうに思います。とりわけ、放射性物...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 命や健康にかかわる問題ですから、国交省として責任を果たしていただきたいというふうに思います。 別の問題にかわりますけれども、先日、私は岐阜県の恵那市の方に行きまして、リニアルート直上のところにお住まいの皆さんからお話をお伺いしてまいりました。中心線測量をまだ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 だから、先ほど中心線測量のことだと申し上げたんですけれども。 もう一つ確認をしたいんですけれども、今度は消費者庁に伺いたいと思います。 このJR東海の用地交渉というのは消費者契約法の対象になると思いますけれどもいかがでしょうかという点が一点、そして、契約...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今御説明いただいた中身は、重要な事項について事実と違うことを言ったり、あるいは、将来変動が不確実なことを断定的に言ったり、利益になることだけ言って重要な項目について不利益になることを言わないことがあったり、帰ってほしいと言ったのに帰らなかったり、帰りたいと言った...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 住民の皆さんの声を聞かずにどんどん進めるやり方はやめるべきだということを申し述べ、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
04月19日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 まず、熊本県そして大分県初め九州地方の地震で甚大な被害がございました。この国土交通委員会でも黙祷をさせていただきましたけれども、亡くなられたお一人お一人に心からの哀悼の意を表したいと思います。そして、被害に遭われた全ての皆様に心か...全文を見る |
○本村(伸)委員 私どもも、日本共産党福岡県委員会から現地の皆さんが自分たちで物資を運んでおりますけれども、高速が通じているところまで高速で行きまして、その後に地道で被災地に入り、支援物資をお届けすることができました。自分たちで行くことは難しくても、全国の皆さん、支援したいと思っ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 被災者の皆さんの支援のために、物流を支える皆さんに対して財政的な支援も含めて、支援物資が被災地に届くようにということで対策をぜひ打っていただきたいというふうに思います。 熊本県内の被災地では、指定の避難所に入ることができない人たちが車などで自主的に避難をされ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ徹底をしていただきたいというふうに思います。 そして、人員が足りないというお声も聞きますので、人員の応援体制についても強化をしていただきたいと思います。 熊本県では、災害時に国などから救援物資が来たときに受け入れる広域防災活動拠点ということで、三つの...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今答弁がございましたように、そのお示しいただいた数字を見てみましても、やはり大手物流会社とか大手荷主子会社に支援を広げたものだということがよくわかるというふうに思います。 大企業は内部留保もふえておりますし、もともと、大企業が収益を上げるために経営や事業の効...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 後で重層下請問題ですとか小規模事業者の問題については質問をさせていただきますけれども、今回の法改定では、物流業務の効率化、省力化ということで労働力不足に対応するというふうにしておりますけれども、そもそも、どうして労働力不足が生まれたのか、どうして三K職場と言われ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今御指摘がありましたように、規制緩和によって法令遵守が徹底されずという状況が横行をしているわけでございます。そういう中で、山陽道トンネルの事故のような、過労運転を生み、運転手が事故を起こしてしまうような状況になっているということだと思います。そして、社会保険など...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今答弁いただきましたように、七割弱の事業者でドライバーは不足している。不足していてどう対応するかというと、結局、下請や傭車、繁忙期に台数が足りなくなったときだけ依頼するような、そういう対応でなされているということでございます。 今答弁いただいたのは資料の一で...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 こういう状況では、労働条件が上がる見通しが立たない、人手不足が解消する見通しが立たないということになりますし、やはりこういう震災のときに人がいないということにもつながってまいります。 二〇一五年十一月三十日の社会資本整備審議会道路分科会基本政策部会、交通政策...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今、国交省の方で、中小企業庁とも連携をしまして、下請等中小企業の取引実態の把握ということで調査をされておられます。その中で、国交省がトラック運送業を調査されて、今ウエブ調査の七百三十五社の分が公表をされております。私は、この結果を見て、本当に愕然といたしました。...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 実効ある対策について御紹介をしたいというふうに思うんですけれども、トラック産業の健全化・活性化に向けた有識者懇談会の第二回のときに、全日本トラック協会の常務理事の方が出された資料が大変重要だと感じております。 資料の五にお示ししておりますけれども、運賃の流れ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 建交労全国トラック部会の皆さんも重層的な下請構造による弊害というのを指摘されておりまして、トラック運送業界では重層的な下請構造がまかり通っているんだと。下請はさらに下請、孫請へ、そしてさらに下請、ひ孫請へと回されていくのが常態化しているということを指摘されており...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 物流業界ではびこる不公正な取引を緊急に是正していただきたいと思います。そのためにも、大臣が、物流業界を所管する大臣として、重層的な下請構造の解消や運賃の引き上げ、賃上げ要請など、荷主も含めて物流業界に直接要請をしていただきたいということを最後に要請いたしまして、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 私は、日本共産党を代表して、流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 日本共産党は、もともと二〇〇五年、物流総合効率化法が制定された際、中小企業のみを対象とした流通業務効率化促進法を廃止し、大手物流業にも支援...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 午前中に続いて、熊本、大分を初めとした九州地方の地震の関連で質問をさせていただきます。 改めてこの場でも、亡くなられたお一人お一人に哀悼の意を表したいというふうに思います。そして、被害に遭われた全ての皆様に心からのお見舞いを申...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 JR九州によりますと、運転士の方は揺れを感じて非常ブレーキをかけて、地震の揺れを検知して列車を自動で停止させるシステムも作動していた、先頭車両は、にもかかわらず進行方向左に大きくずれて、車両が左側のレールにまたがった状態でとまったということでございます。 そ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 地震の揺れを検知して自動停止させるシステムは、JR東海が東海道新幹線で採用しているのと同じように、緊急地震速報を受信するか、あるいは沿線に設置をされた地震計が四十ガル以上の揺れを検知すると、新幹線への送電を自動的にとめて、列車を緊急に停止させる仕組みがあるという...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 JR九州では、中越地震以降、脱線防止ガードを設置するなどの対策をとってきたというふうに思いますけれども、事故が起きた場所は設置されていなかったということでございます。 九州新幹線では、二本のレールの内側に高さ二センチの壁を設けて車輪が乗り越えるのを防ぐ脱線防...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 それはなぜつけていなかったかということをお伺いしたんですけれども。 | ||
○本村(伸)委員 ちょっと確認をしたいんですけれども、自動停止システムも脱線防止ガードも東海道新幹線と同じタイプだというふうに思いますけれども、確認をしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 報道では、JR九州の新幹線部長が、地震対策は優先順位をつけて行ってきたが、今回の場所でのここまでの大きな地震は想定していなかったというふうに述べているということでございます。 想定していなかった、想定外ということだというふうに思いますけれども、大地震が頻発す...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今回は回送の新幹線でしたけれども、もし人が乗っていたら本当に大惨事になるということでございますので、ぜひ対策を強化していただきたいと思います。 あわせて、国交省が調査をして指摘をしております九州新幹線の地震の被害の写真を見ましたけれども、損傷は百三十カ所を超...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ、今回の事故を受けて、もう一度総点検、改修をしていただきたいというふうに思います。 そして、引き続き、被災者の皆さんの救援、生活再建、被災地の復旧復興に全力を挙げていただくということを強く求めて、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました...全文を見る | ||
04月20日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 港湾法にかかわって質問をさせていただきます。 最初に、本日も九州地方地震の問題について質問をさせていただきたいと思います。 連日亡くなられる方の数もふえているということで、亡くなられた方々に心からの哀悼の意を表した...全文を見る |
○本村(伸)委員 被災者の支援のためにも港湾が果たす役割というのは大変大きいということを今回改めて認識させていただきました。 港にかかわって、国土交通省は、ホテルシップということで、フェリー二隻を用意して八代港などに配備をする、被災者の方にそこで過ごしていただくということを出...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 いつまで続くのかと不安な思いで被災者の方はいると思いますので、少しでも安心していただけるようにということで、私どもも力を尽くしますけれども、国交省の方もよろしくお願いをしたいというふうに思います。 法案に話を移しますけれども、今回の港湾法改定案では、洋上に風...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 現行において、占用許可を与える場合に審査基準はあるのかということ、特に環境への配慮はあるのかということをお示しいただきたいというふうに思います。 | ||
○本村(伸)委員 一九九四年九月の通達だというふうに思いますけれども、文字どおり、環境を悪化させるおそれがないことということを実行することが大事だというふうに思います。 この通達の中には、周辺の船舶航行に支障を与えないことということも書かれておりますけれども、熊本や大分を中心...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 今回、当該公募対象施設等のための港湾区域内水域等の占用の区域を指針に定めるというふうにありますけれども、洋上風力発電による低周波被害、健康被害を発生させないことや、あるいは港湾内の生態系、生物多様性、自然環境を守る上で、この占用の区域...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 区域を設定する際に、第三者がちゃんと環境影響を調査分析して、一番自然環境に負荷を与えないエリアの選定が必要だと思いますけれども、大臣の認識を伺いたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 洋上風力を設置するエリアを定めるのは、先ほど来お話がありましたように、具体的には港湾計画ということになるというふうに思いますけれども、この港湾計画を策定する際に、低周波被害や健康被害を予防する立場で物を言うような有識者の方や、あるいは、浅瀬や干潟の脆弱性について...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ住民参加型の開かれた審議会にしていただきたいというふうに思います。 この区域の設定に当たってはパブリックコメントや説明会というものもあるというふうに思うんですけれども、よくあるような、ガス抜きで意見を聞くだけで反映しないということがあってはならないという...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 次に進みますけれども、環境アセスメントもやはり重要だというふうに思います。 環境省にお伺いをしますけれども、洋上風力発電施設の設置において、必ず環境影響評価はなされることになるのでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 なぜ一万キロワット以上なのかという問題もございます。一万キロワット以下の風力発電では騒音や低周波の被害、住民の健康被害、こういうものがないのだろうか、鳥の風車への衝突、バードストライクの問題は生じていないのかということを確認したいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 内閣府の規制改革会議に環境省が出した資料の中でも、千から二千キロワット程度の風力発電からも希少種を含む鳥の衝突死の発見例が相当数見られるということが書かれておりますし、健康被害の訴えも千から二千キロワットの風車一基からでも生じているということが環境省の資料の中で...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ環境影響の評価は事前にしていただきたいというふうに思うんです。 二〇一五年十二月二十二日、内閣府の規制改革会議の第十七回投資促進等ワーキング・グループでは、「風力発電における環境アセスメントの見直し」というタイトルで、環境影響評価の規模要件を一万キロワッ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 環境影響評価の規模要件を一万キロワットから五万キロワットに緩和するということなど絶対に許してはいけないというふうに思いますし、むしろ、この規模要件を厳しくするということを求めておきたいというふうに思います。 風力発電所の環境影響評価の手続における評価項目はど...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 結局、参考項目ということで、事業者が環境アセスの評価項目を選ぶという仕組みになっておりまして、やはりこれはおかしいというふうに思います。 騒音とか低周波ですとか景観ですとか、漁業への影響、海洋生物への影響なんかは、洋上の風力発電の建設においては必ず評価しなけ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 低周波に対して敏感な方や弱い方々に合わせて、ぜひ国として基準を定めていただきたいというふうに思います。 低周波被害については、被害者の側で根本的にその影響を避けようと思えば、住んでいる場所を移転しなければならない、そういう深刻な被害だというふうに思います。国...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 やはり未然に健康被害については防ぐというのは当然だというふうに思いますので、早急に対策をとっていただきたいということを要望しておきたいというふうに思います。 そもそも、洋上風力発電における環境影響評価について、現在、中央環境審議会でアセスの技術面の検討がされ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 要するに、洋上風力発電における環境影響評価については、まだ技術面で検討されているということで、確立をしていないという段階なのだというふうに思います。 そういう段階でもあるということを踏まえて、洋上風力においても乱開発は防がなければいけないということで、自然環...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 環境への負荷を本当に最小限に抑えるためにぜひ力を尽くしていただきたいというふうに思います。 今回の法案に関して、日本共産党は、そもそも、国際コンテナ戦略港湾事業など大規模開発とともに、公共施設である港湾の民営化に以前から反対をしてまいりました。民間事業者の行...全文を見る | ||
04月22日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 まず最初に、九州地方地震の被災者の皆さんの支援について質問をさせていただきます。 改めて、甚大な被害によって亡くなられたお一人お一人に心からの哀悼の意を表したいと思います。そして、被害に遭われた全ての皆さんに心からのお見舞いを...全文を見る |
○本村(伸)委員 どこで把握をし、どういう指示系統なのかということもお伺いしたいんですけれども、お答えをいただけますでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 先ほど避難所以外の方々の状況はつかんでいないという御答弁だったんですけれども、ぜひ応援人員も派遣して、確保していただいて、把握をして、支援が行き渡るようにということでお願いをしたいというふうに思います。 避難所や避難所以外の状況についてですけれども、先ほども...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 東日本大震災では、障害を持った方々の死亡率が二倍であったというふうに調査もされておりますけれども、なぜそのような状況になったのか。また、東日本大震災の教訓は必ず生かさなければならないというふうに思いますけれども、今回生かさなければなら...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 現場では、やはり病気を持った方や障害を持った方々がさまざまな困難を抱えているということでございます。 熊本市東区のAさんという方は、腎臓病、高血圧などの複数の疾患を抱えて、車椅子を利用しておられます。靴下をはくのにも介助が必要な方...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 被災した障害者関連の事業所の復旧に向けても予算の確保を含めぜひ万全の対策をとっていただきたいというふうに思います。 次に、安全、安心な宿泊場所の確保についてお伺いをしたいんです。 国交省はフェリーですとか、観光庁がホテル、旅館、厚生労働省もかかわるんです...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ告知、周知の徹底をお願いしたいと思います。 総理は、四月十九日、避難所から移動先として、既に約千五百の宿泊施設、二千戸を超える公営住宅や約千五百戸の民間賃貸住宅を確保していますと述べておられますけれども、既に仮設、公営など一定の長期間の住まいを確保して、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ、被災者の皆さんが入居するにはどこに連絡したらいいのかとか、どのように手続したらいいのかというふうに、わかりやすくしていただきたいと思うんです。 東日本大震災のときは、三月二十二日、発災後十一日後には、国土交通省の住宅局が被災者向け公営住宅等情報センター...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 やれることは全てやるということでしたので、被災者の皆さんの立場に立って、ぜひ安心、安全な住まいの確保のために国交省としても全力を挙げていただきたいというふうに思います。 次に、タクシーの安全運行、それを支えるタクシーで働く人たちの雇用と労働条件を守る立場から...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 本来なら、会社が道路運送法上の告知をしていれば、少なくとも七日前までに働く人たちは会社が事業廃止になるということはわかったはずです。それなのに、この石川タクシー富士宮は、何も知らせないまま事業をやめ、突然働く人たちを解雇いたしました。少なくとも、道路運送法に明ら...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 タクシー事業者が道路運送法など安全運行のために法令を遵守するというのは大前提だというふうに思います。 この石川タクシー富士宮では、自交総連静岡地連石川タクシー富士宮支部の皆さんが声を上げ続けてきました。その結果、乗務員の方々の拘束時間の限度は、こちらの資料を...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この石川タクシー富士宮も石川タクシー富士も、資料の一、二を見ていただきたいんですけれども、富士急の孫会社でございます。そういう意味でも、トップにいる富士急の責任は大変大きいものがあると思います。 資料の一ですけれども、石川タクシーは、従来一社だったものが、二...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 終わります。ありがとうございました。 | ||
04月27日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 まず、熊本、大分を中心とした九州地方の地震の問題で質問をさせていただきたいと思います。 この地震で亡くなられた方々に心からの哀悼の意を表したいと思います。そして、被害に遭われた全ての皆様に心からのお見舞いを申し上げたい...全文を見る |
○本村(伸)委員 余震によって被災をする二次災害を防ぐための制度が有効に機能するように、ぜひ全体を手のひらに乗せて対応をしていただきたいというふうに思います。 次に、住宅被害調査についてお伺いをしたいと思います。 自然災害により被害に遭った住宅について、内閣府が定めている...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 自治体がやるということなんですけれども、自治体の職員がそもそも足りないという問題がございます。 そして、建築の専門家ではない職員の方が研修を少しやって調査、判定ができるようになるというふうに言いますけれども、その結果が罹災証明などにもかかわる、その後の支援の...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 これまでの災害の現場を見てみましても、これが半壊なのかとか、いろいろ疑義があるわけでございます。ぜひ信頼の置けるものにしていただきたいというふうに思います。 応急危険度判定で危険と判定された住宅は、被害認定でも全壊になるのかという問題もございます。 応急...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 さらに、被災者の方が、大規模半壊ですとか全壊ですとかになりますと被災者生活再建支援法による支援金が出ますけれども、新築、建てかえで最大三百万円しかないという状況がございます。 被災者の方が住宅を再建するために、三百万円ではやはり住宅を建てかえることはできない...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この支援金の増額を強く求めたいというふうに思います。 次に、宅地建物取引業法の改定について伺いたいと思います。 住宅は、人が生活する上で必要不可欠なものです。良好な居住環境の住まいを確保し、そして長く安心して住み続けたいというのは、多くの方々の共通の願い...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 これまでの日本の住宅政策というのは、新築の方がやはりハウスメーカーなどがもうかるということで、スクラップ・アンド・ビルドという政策をとってきたというふうに思います。 実際、私の地元の方でも、杉やヒノキの人工林が各地であるのに、林業が業として成り立たない。そこ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ拡充をお願いしたいというふうに思います。 次に、建物状況調査、インスペクションについてお伺いをしたいと思います。 建物状況調査は、調査をしてくれる業者などが、やはりこれも信頼できるものでなければ安心できないというふうに思います。住宅が安心、安全なのか...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ信頼性のある調査にすることを求めておきたいというふうに思います。 この建物状況調査をした既存住宅について、調査結果が取引価格にどのように影響すると考えているかという点についてもお伺いをしたいと思います。また、影響するとすれば、宅建業者、不動産業者の方に有...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この建物状況調査の対象は、戸建て住宅だけではなくマンションも含まれるのかということ、そして、含まれるとしたら調査費用はどの程度と想定されるかということ、そしてまた、マンションの場合の建物状況調査の内容ですけれども、売買する予定のお部屋はもちろんのこと、マンション...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 長く安心して住み続けたいという願いに応える住宅政策の充実をお願いしたいというふうに思います。 次に、バリアフリー住宅をめぐる問題について伺いたいと思います。 三月二十三日、国土交通省の中部地方整備局が宅地建物取引業者に対する監督処分を行っておりますけれど...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この被害を受けた方は、車椅子を利用されている障害者の方でございました。最初、サンヨーハウジング名古屋は、建築条件つき土地売買契約で自由設計だといって、バリアフリーにできます、専門家が斬新なアイデアを出してくれますといって、土地の契約と同時に建築工事の請負契約もさ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 車椅子を利用する障害者の方がバリアフリー住宅を確保しようと思っても、実績のある設計士や専門業者も数少ないという中で、本当に困ってみえる現状がございます。車椅子の方が安全に暮らせる住宅、バリアフリー住宅のモデルなどを普及してほしいという要望もありますし、大学などの...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ総合的な支援をお願いしたいと思います。 車椅子を利用されている方が住宅を探すというのは本当に困難を伴っております。例えばマンション、三千万で駅前で当たったとしても、トイレも二畳のスペースが必要だったり、車椅子が回転できるスペースをつくったりと、結局、車椅...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ、車椅子の方が安心して住めるような住宅の確保のために、国交省としても全力を尽くしていただきたいということを求めて、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
05月10日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 本日も、熊本地震の関連で質問をさせていただきたいと思います。 地震の被害で亡くなられた方々に心から哀悼の意を申し上げたいと思います。そして、被害に遭われた全ての皆様に心からのお見舞いを申し上げたいというふうに思います。...全文を見る |
○本村(伸)委員 この大規模な斜面崩壊があった阿蘇大橋の約二・五キロ下流には、立野ダムの本体予定地がございます。 資料をお配りしておりますけれども、住民団体の皆さん、立野ダムによらない自然と生活を守る会という皆さんが、「熊本地震直後の立野ダム予定地周辺現地調査報告書(速報)」...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 働く人たちが巻き込まれてもおかしくない被害だったというふうに思います。 被災地の皆さんからは、立野ダムどころではないんだ、立野ダムに使うお金があるのであれば被災者支援の方にお金を回してほしいという切実なお声が聞こえてまいります。 国交省はこれまで、住民運...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 これだけ被害が周りであっても安全だというふうにおっしゃっているんだと思いますけれども。 住民の皆さんが地震の後現地に入って調査をされたわけですけれども、資料に出しております裏のページを見ていただきたいんですけれども、横ずれ断層を確認しているというふうに言われ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ボーリング調査では、ダムの基礎地盤及び周辺の地質を調べます、地盤の水の通しやすさを調べます、地盤のかたさ、強さを調べます、ダムの基礎となる岩盤の強さを調べますというふうに言ってやってきたわけですけれども、こうした立野ダム予定地近くで崩落が起きるということは想定内...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 立野ダム関係で、ボーリング調査を横坑、縦坑とやっていると思いますけれども、それぞれ何メートルのものを何本掘ったかということを資料として提出していただきたいというふうに思います。 そして、大丈夫だと言っていた判断の基礎となる調査を、どの調査、どの分析で行ったの...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 地元の皆さんからは、国は、治水対策のためにこの立野ダムが必要だ、こういうふうに言うけれども、今大規模な崩落がある中で真っ先にやってほしいのは、土砂が川に流れ込んで、それがたまって川底が上がって、雨が一旦降れば水位が上がるんじゃないか、それによって水害が起こるんじ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国土交通省の立野ダム工事事務所の担当者の方が、現時点では着工時期などがおくれるほどの影響があるとは考えていないということを業界紙に語っておりますけれども、工事車両が埋まっても、工事用道路が埋まっても、周辺に大規模な崩落があっても、働く人たちのリスクがあっても、現...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 では、この立野ダム工事事務所の担当者が言っているのは正確じゃないということですね。 | ||
○本村(伸)委員 少なくとも国土交通省がこれまで立野ダムの地盤について言ってきたことと、そして、今回の地震の被害について公開の場で検証する、そういう場をつくっていただきたいというふうに思います。そして、検討の資料と結果の資料を提出していただきたいというふうに思いますけれども、大臣...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ検証の場を公開でつくっていただきたいという質問なんですけれども、ぜひ検討をお願いしたいと思います。大臣、お願いします。 | ||
○本村(伸)委員 この立野地区にある九州電力の水力発電所の黒川第一発電所では、発電所に使う水をためる貯水槽のコンクリートの壁が崩落して、貯水槽につながる水路も壊れてしまった。これが原因だと言われておりますけれども、大規模な土砂崩れが起きて、住民の方がお二人、それに巻き込まれて亡く...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 私の地元の愛知県に今から建設されようとしております設楽ダムも、地盤が脆弱だとずっと指摘をされております。もともと地盤が悪いということで、電源開発がダムを建設することを断念した地域でございます。 私も、五月二日に改めてこの現場へ行ってまいりました。現在、設楽ダ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 設楽ダム本体の接岸予定部分とダム湖に接する斜面で、大きく崩落している場所があります。国土交通省はその地点のボーリング調査を行っているというふうに思いますけれども、ぜひその調査結果をお示しいただきたいというふうに思います。 そして、住民の皆さんからは、この設楽...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 そもそも、ボーリング調査の範囲が狭過ぎるという指摘もございます。 四点述べたいんですけれども、一点目が、設楽ダム予定地の右岸側、二重山稜と言われる松戸の地域なんですけれども、ここの調査では、川側の斜面しか調べていないんじゃないか、すべり面が見つかる可能性があ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 さまざま、住民の皆さんから、調査していないじゃないかという御指摘があるわけですから、その声を真摯に受けとめていただいて、調査をしてその結果を示していただきたいというふうに思います。 次に、設楽ダムのフルプラン、利水の問題について伺いたいというふうに思います。...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 総括評価というのは、どの場でやるということになるんでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 その部会についてちょっとお伺いしたいんですけれども、二〇一二年の三月十九日、愛知県の豊橋市で国土審議会の水資源開発分科会豊川部会が開催され、私も傍聴したんですけれども、そのときには、今回は、全部変更した豊川水系フルプラン策定後五年たったので、計画達成度など点検す...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 これまで四年間放置をしていたのは、やはり私は怠慢だというふうに思います。 この豊川水系のフルプランについては、予測と実績がどうだったのかということをしっかりと検証し、今後に生かしていかなければいけないというふうに思います。 そこで伺いますけれども、この豊...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 結局、フルプランの二〇一五年の予測値は、一日平均給水量が二十六万八千トンだと予測をされておりましたけれども、二十六万八千トンではなく、実際は二十三万三千トンであった。過大な見積もりがされていたということがこのことからもわかる。一人一日平均給水量についても、予測は...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 豊川用水の二期事業なんですけれども、大規模地震対策は、まだ達成度が三六・三%という実態がございます。こういうことをもっと真剣にやっていただきたい、やっているとは思いますけれども、もっと早急にやっていただきたいということを申し述べさせていただきたいというふうに思い...全文を見る | ||
05月11日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 海上交通安全法、南海トラフ巨大地震にかかわって伺いたいというふうに思います。 まず基本的なことを確認したいというふうに思います。 伊勢湾は、名古屋港、四日市港、衣浦港が含まれ、大規模な港がございます。この海上交通安全法は伊...全文を見る |
○本村(伸)委員 東日本大震災のときに海上交通の混乱があったということも今回の法改正の理由とされておりますけれども、南海トラフ巨大地震が来た場合、伊勢湾でも交通トラブルが起こる可能性があるのではないかというふうに思いますけれども、その点、伺いたいと思います。 〔委員長退...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひお願いしたいというふうに思います。 熊本、大分の大きな地震がありまして、南海トラフにも影響があるのではないかというふうに言われております。この南海トラフ巨大地震、津波というのはいつ起きてもおかしくないというふうに言われている中で、防災対策は急務だというふ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 大変な事態が想定をされております。 国交省は津波防災地域づくりに関する法律に基づいて津波対策をしておりますけれども、その進捗状況についても伺いたいと思います。とりわけ、津波浸水想定、津波災害警戒区域、それぞれ幾つの都道府県、地域で指定されているのか、お答えを...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 津波災害警戒区域の指定が四県にとどまっているということですけれども、なぜこのようにおくれているのかという点、伺いたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 後ほど質問をさせていただきますけれども、この津波災害警戒区域に指定されていないがゆえに有効な施策も使えないという現状がございます。この点、ぜひ改善をしていただきたいというふうに思います。 津波防災地域づくり法では、市町村は、国交大臣の基本指針あるいは津波浸水...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 現在つくっている自治体が五つの自治体にとどまっている、この法律の活用が全く進んでいない現状があるというふうに思います。 先ほども被害想定を述べていただきましたけれども、南海トラフ巨大地震というのはいつ起きてもおかしくないというものですから、切迫感を持ってこの...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 既にこの推進計画があるところでは、住民の皆さんへの説明会も含めて住民の皆さんの意識化にもつながっているというふうに思いますので、早急に進めていただきたいというふうに思います。 被害が甚大であるというふうに想定をされております三重県の南伊勢町の現状についてお話...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 南伊勢町の日本共産党の町議さんに伺ったんですけれども、何度も高台移転の計画を進めることを町議会でも求めております。 実際に町内には高台移転を希望されている方はおられるそうですけれども、高台移転といっても平地がない、山腹に移転用地を造成しなければならない、高台...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 小さい町でもそれぞれ使えるようにぜひ改善を図っていただきたいと思います。 また、自治体の負担分についてなんですけれども、起債した場合、返済も二十年とか三十年では難しいんだ、超長期に返す仕組みもつくってほしいというお話もありましたので、その点も含めて検討してい...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この名古屋港の防災機能強化については、名古屋市、愛知県、名古屋港管理組合、そして経済団体からも国へと要望が出されております。早急に進めなければいけないというふうに思います。 具体的には、名古屋港の高潮防波堤のかさ上げ、強化については、日本共産党も名古屋市議団...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国交省は河川管理者でもございますから、河川の方の対策も進めていただきたいというふうに思うわけですけれども、堀川、日光川、中川運河の水門、そして荒子川のポンプ所について、大規模地震と津波に対応できるように、まず耐久性の調査をして、その上で機能強化を図ってほしい、そ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ早急にお願いをしたいと思います。 名古屋港は総取扱貨物量が日本一多い港でございます。そこにはコンテナとか完成車とかが大変多いわけですけれども、津波が来たときに、そのコンテナ、完成車が流出をして、被害を広げてしまうのではないかという懸念もございます。被害を...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 津波の際に、何よりも命が失われることがないように、まず高いところに逃げなければならないということですけれども、愛知県内でも、命山ですとか津波避難タワーですとか、少しずつですけれども動き出しております。 もう一つ、津波避難ビルという...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 名古屋市の皆さんは、住民の皆さんも含めて、津波避難ビルをふやそうということで頑張っておられます。ぜひその後押しになるような取り組みを国としてもやっていただきたいというふうに思います。 名古屋市の港区では、住民の皆さんの津波の際の避難について超党派で取り組んで...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。その点もぜひ早急に進めていただきたいと思います。 次に、名古屋港の平和、安全の確保の観点から伺いたいと思います。 二〇一五年八月十四日、名古屋港から、戦車や対戦車ヘリコプターを載せた日本郵船の船がアメリカに向けて出港いたしました。八...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 以前の防衛省からの聞き取りの際に、自治体の求めがあれば開示するというふうに言っておりましたけれども、そのことは確認できますね。 | ||
○本村(伸)委員 もう一つ、アメリカ軍の名古屋港の利用の問題についても伺いたいと思います。 二〇一三年九月四日十時ごろ、アメリカ軍のイージス艦ヒギンズが名古屋港に入港をいたしました。名古屋港管理組合には一カ月前に打診がありまして、準備をしていたことがわかっております。しかし、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 最後に、少なくとも、アメリカ軍の艦船が港を利用することがわかった時点ですぐに公表するようにアメリカ政府に要請するべきだということを外務省に求めたいと思います。答弁、お願いしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 終わります。ありがとうございました。 | ||
05月13日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 よろしくお願いいたします。 三菱自動車燃費性能偽装や東亜建設工業の羽田滑走路液状化対策工事偽装など、深刻な不正、偽装事件が相次いでおります。監督官庁としての国土交通省の監査、検査が形骸化していることの証左だというふうに思います...全文を見る |
○本村(伸)委員 私が問いましたのは、抜本的、根本的な対応が必要じゃないかということを問うたわけですけれども、大きな問題の一つとして、安心、安全を確保するべき国交省の監査、検査の体制の問題だというふうに思います。 三菱自動車の燃費性能偽装のもとになった型式認定では、国交省は、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 運輸、建設の分野でのうそ、ごまかし、そして詐欺的な行為は、国民の皆さんや住民の皆さんの命に直結する問題が多いわけでございます。国会としても、これを看過してはならないというふうに思います。 この運輸、建設分野での虚偽、偽装の問題について、この国土交通委員会での...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 とりわけ、三回目の不正を行いました三菱自動車の役員には、参考人としてこの委員会に出てきてもらわなければいけないというふうに思っております。 今回の三菱自動車の燃費不正で、三菱側から国交省へ二回の報告がされているというふうに思いますけれども、まだ不十分というこ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 先ほども申し上げましたように、企業の自主申告に頼らない方向で、第三者がしっかりとチェックする方向で見直さなければならないということを強調させていただきたいと思います。 そして次に、羽田の問題ですけれども、液状化対策工事の偽装工事、そして報告の問題について、少...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 管もバルーンも達成率ゼロ%。達成率ゼロ%ということは、計画した施工が全くできていないということで、施工したとは言えない。そして、薬液も五・四%ということは、誤差の範囲だと言えるというふうに思います。これは施工不良ではなく、施工の偽装だというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 工事中、複数回あった整備局の検査のたびに、薬液の注入量や地盤強度の数値を仕様書どおりに報告書類に記載していたと言われておりますけれども、報告書を見るだけなのか、現場に立ち会って監視するのではないか、確認をしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 また、今回バルーングラウト工法というものが採用されたそうですけれども、地中にはコンクリート片や古タイヤなどがあったとの報道もありますけれども、地中に想定外の障害物があったことなどから掘削がうまくいかずというふうにも報道されております。 とすれば、この工法が羽...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 運輸、建設分野での国交省の監査、検査のあり方を抜本的に変えていかなければいけないというふうに強調させていただきたいと思いますし、安全のために、必要な国交省の人員も強化しなければいけないというふうに思います。 そして、この国会では、この運輸、建設分野での国交省...全文を見る | ||
05月18日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 三菱自動車燃費不正事件、東亜建設工業の羽田空港液状化対策工事の不正事件についてお伺いをいたします。 先回の質問でも申し上げましたけれども、三菱自動車の燃費不正は、二十五年前から法令と異なる方法で燃費データをはかり続けるなど、三...全文を見る |
○本村(伸)委員 二十五年前から法令で定めた測定方法を守らず違反を続けてきたことが言われておりましたけれども、本当にひどい話だというふうに思います。 二点確認をさせていただきたいんですけれども、まず、法令に定めた測定方法かどうか、国交省はチェックをしてこなかったのかという点が...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 二十五年間測定方法についてもチェックをしないということであれば、監督官庁としての責任を果たしていないことになるというふうに思います。結局、メーカーを信頼して、メーカーの提出したデータに間違いはない、不正はない、こういう検査の仕組みだったということだと思います。 ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 過去の過ちを生かすことができなかったわけですけれども、そのことについても聞いていきたいというふうに思います。 三菱自動車は、二〇〇〇年、二〇〇四年にリコールを隠してそれが発覚をしたほかに、二〇〇八年から二〇一二年にかけてリコールの実施が大幅におくれるなど、た...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 過去に何度も不正を行った企業が不正を繰り返すのはなぜか、国交省としてはどのように考えているかという点を伺いたいと思います。 また、不正を見逃してはいけない国交省が、過去も今回も不正を見抜くことができず、結果として三菱自動車のたび重なる不正を許してしまっている...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 具体的にお伺いをいたしますけれども、二〇〇四年の欠陥隠しの発端となったのは、二〇〇二年、横浜市で、大型トレーラーの車輪が突然外れて歩行者を直撃いたしまして、ベビーカーを押して歩道を歩いていた親子三人に直撃をし、二十九歳のお母さんが亡くなり、二人の子供さんがけがを...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国交省は、当時も三菱自動車の言い分をうのみにしておりました。しかし、結果は、整備ミスではなく設計上のミスだったことが明らかになり、この事件は、二〇〇四年、虚偽の説明をしておりました当時の副社長など元幹部が逮捕、起訴され、六年前、二〇一〇年には道路運送車両法違反の...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 クレーム情報の問題ですけれども、不正のあった軽自動車の三菱と日産の販売台数でいえば、日産の方が多いわけです。 日産が不正を発見したということですけれども、国交省が収集するメーカーが保有するクレーム情報などの中に今回の報告はなかったのか、日産は国交省に報告した...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 クレーム情報を軽視しないように求めておきたいというように思います。 今回の燃費不正事件では、三菱自動車の社員の方や家族の方や下請中小零細業者、そこで働く人たち、取引業者など、地域社会に多大な、甚大な影響を及ぼしております。不正の責任は三菱自動車の経営陣にあり...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 三菱自動車に対してしっかりと罪に対する責任をとらせるべきだということを強く求めておきたいと思います。 そして、経済産業省と厚生労働省にも伺いたいと思いますけれども、今回の三菱の不正事件で、重層的な下請中小零細企業への影響について、どのような影響があると考えて...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 必要な支援はぜひお願いしたいんですけれども、三菱自動車にしっかりと罪の責任をとらせること、この点についても強調をさせていただきたいというふうに思います。 次に、羽田空港の工事に係る不正の問題についてお伺いをしたいんですけれども、五月六日、東亜建設工業により、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 民間を含めて、全て、施工状況、達成率を調査、公表するべきだということを求めておきたいというふうに思います。 そもそも、このバルーングラウト工法そのものについて、国交省として安全性などを評価したことがあるのかという点をお伺いしたいというふうに思うんです。事前に...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 終わります。ありがとうございました。 | ||
05月20日 | 第190回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 都市再生法、都市再開発法案にかかわって伺いたいというふうに思います。 最初に、法案の内容の一つであります民間都市再生事業の延長に関連して伺います。 まず、民間都市再生事業はそもそも、大企業の本社ビルの建てかえを初め、民間の...全文を見る |
○本村(伸)委員 今おっしゃったのは、五年間で五十件、総事業費は三兆七千六百五十九億円に上る事業ということだと思います。 同じく、近年五年間に優遇された減税相当額は幾らになるか、お示しをいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 トータルでいいますと、五年間で百四十二億七千万円だというふうに思います。一件当たりの事業費でいいますと、七百五十三億円を超える超大型の民間開発事業になっております。 安倍政権になって、この認定件数というのは近年増加をしております。税金の軽減措置も、五年間でト...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 それで、具体的にお伺いをしたいんです。 名古屋駅前の名駅一丁目一番計画南地区の建設事業ですけれども、これはJR東海が実施をする事業で、名駅一丁目一番計画南地区の建設事業は、リニア駅を見込んだ民間私企業のビルの建設でございます。この事業の総事業費、うち用地費、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 昨日、通告をさせていただきましたけれども。容積率もお願いします。 | ||
○本村(伸)委員 ビルだけで見ますと四十六階建てで、容積率は二一二〇%ということになるというふうに思います。 容積率というのは、御承知のとおり、敷地面積に対する建築延べ床面積の割合のことでございますけれども、容積率を二倍、二〇〇%に緩和をすれば建築延べ床面積も二倍になるという...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 次に、市街地再開発事業について具体的に伺いたいというふうに思います。 私の地元の愛知県豊田市では、この市街地再開発事業が行われているわけですけれども、豊田市駅前通り北地区第一種市街地再開発事業が今進められております。 資料でお示しをしておりますけれども、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 でも、実際に入るのは、イオンの映画館でしたり、あるいは三菱UFJ銀行でしたり三井不動産の分譲マンションというものでございます。私は、税金の使い方、優先順位がやはりおかしいというふうに思うんです。 豊田市は四十二万人以上の人口があります中核都市ですけれども、ト...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国土交通省さんに伺いますと、この豊田市駅北地区の再開発は、国費は七十九億円を見込んでおりますけれども、全体事業費の三四・八%が国費なわけです。これは、全国的に見ても、このくらいの割合で国が出している事業は結構あるというお話でございました。全国でこういう税金の使い...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 制度を見直していただきたいというふうに思います。 次に、団地再生、建てかえについても伺いたいと思います。 団地を再生するために新しく建てられたり大規模修繕したりするには、居住者など区分所有権の全員が合意することが理想であり原則だと思いますけれども、その点...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 先ほど来議論がありましたけれども、区分所有法では五分の四以上の合意で建てかえができるようになっておりますけれども、この法案の再開発事業ですと三分の二以上の同意で建てかえができるというふうになっております。これまでは百人中八十人の賛成で建てかえができるというふうに...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 どう考えても、やはり居住権、財産権の侵害、縮小になるというふうに言わざるを得ないと私は思っております。 再開発の手法、やり方についても伺いたいというふうに思いますけれども、第一種市街地再開発事業の権利変換の問題です。 権利変換は、従前物件の資産額と再開発...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 もう一つ確認をしたいんですけれども、再開発事業は、マンション建替え法による建てかえに比べて、道路や公園など公共施設への拠出など、負担がより大きくなるのではないかと思いますけれども、確認したいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 やはり、この再開発事業による建てかえは、場合によっては、これまでの建てかえよりも従前居住者の負担が増大する、あるいは権利が縮小されるというケースがあるということだというふうに思います。 そして、次に伺いたいんですけれども、再生の方法はいろいろあるというふうに...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございました。 | ||
○本村(伸)委員 私は、日本共産党を代表して、都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、都市再生特別措置法改正案で、期限が延長される民間都市再生事業が、大手ディベロッパーやゼネコンなどの開発大企業を優遇し、住民追い出しや環境破壊、...全文を見る | ||
10月04日 | 第192回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 リニアの問題について質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 今回、リニアへ財政投融資で三兆円もの公的資金を投入することを経済対策としております。本会議でも、人口減少とそれを上回る高齢化が同時に進行する日...全文を見る |
○本村(伸)委員 総理は、公的資金は確実に償還されるということを本会議でおっしゃいました。その総理の発言について、総理が根拠を持ってその発言をしているのかということについて質問をさせていただきたいと思います。 今回は、リニアに財政投融資で、今年度一・五兆円、来年度一・五兆円、...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 三十年後、四十年後、本当に償還できるのかということについてお伺いをしたいというふうに思います。 資料の一ページ目を見ていただきたいと思いますけれども、財政投融資の計画の編成ということで書かれた財務省の資料を持ってまいりました。 この紙、下の方を見ていただ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 三兆円という巨額の公的資金投入を持ち回りでやるというのは、本当にいいかげんだというふうに思います。 緊急だからとおっしゃいますけれども、リニアが前倒しになるのは二〇二七年より後の話で、緊急性はないんですよ。しっかりと審議をすることが求められている問題です。い...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 当初の計画よりも膨れ上がった事例として、私も昨年の国土交通委員会でさまざま指摘をしてまいりましたけれども、上越新幹線は当初と比べて三倍以上になっております。これは死亡事故もあった難工事でございました。そういう中で、三・五倍以上の事業費と膨れ上がっております。東北...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 働き盛りの世代の人口が減ることを加味していない、いいかげんな需要予測でこの事業は進んでいるんです。 安倍首相に言いたいんですけれども、将来の支出、そして収入、これをちゃんと見ないと、償還確実性を審査したということにはならないと思います。財務大臣にちゃんと審査...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 自然を壊し、そして生活環境を壊し、実験線では健康被害まで出ております。住民の皆さんの声を聞かない、採算性もとれない、このリニア事業はきっぱりとやめるべきだ、公的資金投入はやめるべきだということを強く申し上げ、質問を終わらせていただきます。 | ||
10月19日 | 第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子です。 清水議員に続いて、三兆円の財政投融資、公的資金を入れるというリニアの問題について質問をさせていただきます。 リニアの計画ですけれども、今、資料をお配りしております。 資料の一を見ていただきますと、東京都内の品川区、大田区、...全文を見る |
○本村(伸)委員 そもそも地権者の数さえ把握していないというのは本当におかしいというふうに思います。ぜひ把握をしていただきたいというふうに思います。 この大深度地下というのは、東京の外環道でも関越—東名間で利用するということになっております。皆さんにお配りしている資料の二つ目...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 この東京の外環道ですけれども、二〇一四年三月二十八日に大深度の地下の使用の認可がされました。住民の皆さんにとっては突然のことだったんですけれども、同じ日に、都市計画事業承認、認可もされたわけです。 そうすると、建築制限、あるいは、売買する場合は国へ届け出義務...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 国交省が住民の皆さん、地権者の皆さんに、土地利用に制限を課すことはない、補償すべき損失は発生しないということを言っていたのにもかかわらず、建築制限や、あるいは自由に売買できないという全く違うことが起きています。住民の皆さんにとってはだまし討ちだというふうに言われ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 もう一つお伺いしたいんですけれども、都市計画事業に関係なく、大深度地下の使用の認可を受けた場合、その土地に自由に穴をあけたり、重い建物を建てたり、土地売買は勝手に自由にできるという理解でよろしいでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 では、自由に穴をあけたり、あるいは重い建物を建ててもいいんですね。 | ||
○本村(伸)委員 つまり、土地利用の制限があるというわけでございます。 もう一点確認をしたいんですけれども、不動産取引の際、その土地の大深度地下にリニアが通っている、このことは宅建業法の重要事項説明になるのかどうか、確認をしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 その土地の地下にリニアが通っているのに、それを知らせずに消費者に土地を買わせるということになるわけです。こういう情報を知らせないというのは、消費者にとって不利益に当たるんじゃないでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 この問題は、消費者の不利益に当たることも、大深度地下法、問題を抱えているということでございます。 大深度地下をリニアは通るわけですけれども、その上の家屋調査を事前にやらないということをJR東海は言っております。私の地元愛知県春日井市には亜炭廃坑があり、リニア...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 家屋に被害があったとき、立証するのは大変難しいということになってしまいます。事前の家屋調査はやっていただきたいというふうに思います。 シールド工法だから大丈夫というお話がありましたけれども、大臣、ネットを見てください。シールド工法でも陥没が起きている事例は幾...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 きょうの質疑を通じても、リニアの問題はさまざまな問題を抱えております。ぜひこの国土交通委員会でJR東海を呼んで十分な審議をしていただくということを委員長に求めて、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
10月26日 | 第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 今回、JR東海、リニアに財政投融資で三兆円の公的資金を入れる、そのために、鉄道・運輸機構の業務に貸付業務を加えるという法改定です。 私は、予算委員会でこの三兆円の公的資金投入問題を取り上げまして、麻生太郎財務大臣ともや...全文を見る |
○本村(伸)委員 リニアは、品川から大阪まで、建設費九兆円、今世紀最大の事業です。そして、新しい技術を使うものでございます。慎重に検討をしっかりとして、議論をするというのは当たり前だというふうに思います。 このリニアの三兆円、財政投融資の公的資金投入の問題で、財務省に伺いたい...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 お答えになっていないと思うんです。建設費九兆円の根拠や需要予測の根拠をしっかりと議論するのかという点、お答えをいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 ごまかしの答弁ですよね。 財政投融資の償還確実性の精査というのは、かつて、第二の予算と呼ばれて、不要不急の大型開発事業、湯水のようにこの事業に資金投入をされたことから、二〇〇一年、財投の改革の際に位置づけられたものだと理解をしております。その際には、政策コス...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 確認をいたしますけれども、JR東海が何らかの理由で三兆円を返せなかった場合、最終的な債務の負担を行うのは誰か、確認をしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 一般論として聞いているんですけれども、返せなかった場合、最終的な債務を負担するのは誰か、お答えをいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 確実に償還できるという根拠が、国交省でいえば交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員会の議論などだというふうに思うんですけれども、そこにも疑義が出ているわけでございます。そういうことでこの議論をさせていただいているんですけれども、結局、JR東海が返せ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 次にお伺いをしたいんですけれども、上の、三兆円財政投融資をした場合のJR東海の長期債務残高、そして財投がない場合の以前の長期債務残高、この二つのグラフを比較いたしまして、JR東海の利益、メリットをどのように考えているのか、国交省から伺いたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 この新しい表の二〇五〇年の債務残高を見てみますと、まず、財投ありのケースでいえば二兆円超でございます。そして、下の表の財投なしの場合は三兆円超でございます。二〇五〇年の債務残高で見てみますと、一兆円の債務残高が減るということになります。つまり、二〇五〇年にはJR...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 十月十九日のこの委員会で、財政投融資の金利を〇・六%と想定した場合、JR東海のリニア事業における利息負担というのは六千億円なんだという答弁がございました。JR東海はそもそも三%を想定していたわけですから、〇・六%の五倍でございます。〇・六%で六千億円の利息負担と...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 そういう優遇をするわけでございます。 私どもの志位和夫委員長が本会議質問をいたしまして、安倍首相がこう答弁をいたしました。先ほども御答弁ありましたけれども、「今般の貸し付けに際しては、貸付主体となる鉄道・運輸機構において、償還確実性に関する審査を行うとともに...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 役職で資料をいただきましたけれども、直近五年間で、JR東海から鉄道・運輸機構に出向など人事交流をしているのが十七名、そして鉄運機構からJR東海に出向などの人事交流を行っているのが六人だという資料をいただいております。 鉄道・運輸機構というのは、JR東海とずぶ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 事前の審査やモニタリングをする職員の人件費などの経費は、JR東海が負担するというふうになっております。JR東海がその人件費などを負担するということであれば、やはり厳格な審査機能を発揮することができないというふうに思うわけです。 これは初めてやることなので、本...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 九兆円の根拠や需要予測に疑義があるからこそ、こういう質問をしているわけでございます。公的資金を投入するわけですから、今局長が言われたことを検証するためにも、情報がしっかりと国民的に公開されなければならないというふうに思います。 そこで、伺いますけれども、品川...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 契約金額についてお伺いしたいんですけれども、JR東海だけじゃなくて鉄運機構も契約していると、私、資料の二枚目で出しておりますので、それを読み上げていただいてもいいかと思います。 | ||
○本村(伸)委員 鉄運機構の中央アルプストンネルの山口の部分ですけれども、百三十七億九千五百九十九万円というように公表されているわけでございます。先ほど答弁いただいた中身が二枚目の資料に、皆様方にお配りをしております。JR東海が発注しているトンネル工事その他の工事については、契約...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 公共工事では、入札状況調書ですとか、下請の施工体系図ですとかが公表をされております。公共事業でこうしたものを公表して、何か支障が出ておりますでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 昨日通告をしたはずですけれども、後で確認をして答弁をいただきたいというふうに思います。 鉄道・運輸機構は、JR東海発注の工事進捗状況を把握し、適正にできているか監視をする役割が、今回の法改定で仕事になるというふうに思いますけれども、工事の入札状況調書を初め契...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 明確に述べていただきたいんですけれども、工事の入札状況調書、そして契約に至る経過、施工状況、これはJR東海から機構に開示されるのか。 | ||
○本村(伸)委員 鉄道・運輸機構にも今私が指摘をした資料が開示されるかどうかもわからないということだったというふうに思います。そういう状況で認めろというのは、本当におかしいことだというふうに思います。 財政投融資の改革の柱に、情報公開が中心的な課題として位置づけられております...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 適切な情報が開示されるということは、鉄運機構には先ほど言った資料がちゃんとJR東海から提供されるという理解を財務省としてはしているという理解でよろしいでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 大臣も、そして安倍首相も、償還確実性はあるから大丈夫だというふうに言っておりますけれども、それを国民的に精査しようと思っても、情報が開示されない中でどうやって精査をすればいいのか、ただ信じろということなのかと抗議をしておきたいというふうに思います。 もう一つ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 民間の工事のときに、不当に下請の皆さんを買いたたいて、実際に働く人たちが犠牲になっている現場を知っているからこそ、こういう質問をしているわけでございます。償還確実性を審査すると言いますけれども、九兆円に抑えようということで働く人たちが犠牲になるようなことがあって...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 労災ゼロ、そして過労死ゼロは当然だというふうに思います。 リニアはトンネルが八六%ですから、じん肺にならないように労働安全衛生がしっかりとされるということ、あるいは、足場を組む場合も公共事業並みの安全対策をしっかりととられるのかという点、先ほど言った宿舎の安...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 交渉開始などについてはないんでしょうか。わからないわけですか。 民間のJR東海がやっているということを主張されるわけですけれども、では、用地交渉や事務をやっているのは一体誰かということが問題になります。品川から名古屋まで一都六県、どうなっているか、お示しをい...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 明確に、いろいろ秘密にして進めていくのかなというふうな疑念が出てくるわけです。 民間のJR東海がやるというふうに言っておりますけれども、実際に用地交渉や事務をやっているのは自治体の皆さんです。自治体を手足のように使っている。そして、JR東海のために土地収用法...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 では、もう一つ確認したいんですけれども、鉄運機構委託区間の工事の進捗状況、下請の施工体系図などは整っているのか、お伺いしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 いろいろ発注が進んで、工事に着手されているということが喧伝されておりますけれども、実際の工事は進んでいないわけです。前提となる用地取得も、まだほど遠いという状況でございます。 そもそもという点で、ちょっと話をかえてお伺いをしたいんですけれども、ルートの線引き...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 住民の皆さんの意見を聞いたというふうに言っておりますけれども、全然知らなかった、突然聞いたという方が沿線地域あちこちにいらっしゃいます。リニアは、本当に人の暮らしを無視して机上で線を引いたということで、沿線地域の皆さんから悲痛な声が各地で上がっております。 ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ、現地に行って、住民の皆さんの声を聞いていただきたいと思います。名古屋駅前の皆さんも、動きたくないと調査を拒否しておられます。生活を壊し、環境を壊し、採算もとれない、そして住民の声も聞かない、このリニアの計画はやめるべきだ、公的資金投入はやめるべきだというこ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法の一部を改定する法律案に反対の討論を行います。 リニア新幹線事業は、安全性、採算性、技術面、自然環境、生活環境など多くの問題を抱え、無謀な計画です。リニア建設に公的資金を投入することは、...全文を見る | ||
11月16日 | 第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 駅のホームからの転落死亡事故をなくすために質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。 八月十五日、東京メトロ銀座線青山一丁目駅で転落死亡事故がありました。これに続いて、十月十六日、近鉄大阪線河内...全文を見る |
○本村(伸)委員 全国に駅は九千駅以上あるというふうに思いますけれども、そのうち、ホームドアの設置は、最新の数字で六百六十五駅だというふうに思います。その中で、一日平均利用者数が一万人以上、そして十万人以上の駅はそれぞれ何駅あるか、それぞれ幾つの駅にホームドアがついているか、お示...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 駅の数と比べて、ホームドアの設置は随分おくれている現状があるというふうに思います。 国交省としてどういう目標でホームドア設置に取り組んでいるのか、また、優先的に設置すべき駅、具体的な計画、その設置目標の根拠についてお示しをいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 二〇二〇年までに八百駅が目標ということですけれども、あと三、四年で百ちょっとやれば達成する数字でございます。十万人以上の駅でもまだ百七十ぐらいの駅が未達成だ、設置をしていないという現状があるわけです。 全国の駅は九千駅以上あるわけですけれども、一日平均利用者...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 八十二駅ということですけれども、まだまだ十分反映されていないところがあるというふうに思います。具体的に視覚障害者の方が名前を挙げている駅は幾つもありますから、よくよく障害者の方の意見を、声を聞いていただきたいというふうに思います。 また具体的にお伺いをいたし...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 計画もないというのは本当に無責任だというふうに思います。技術面で難しいんだとか、ドアの位置が違うんだとか、いろいろ言っておりますけれども、この検討会でも、新しいタイプのホームドアについてさまざま指摘があるわけです。 JR西日本でいえば、会社として、ホームドア...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今までのJR東海の態度は、本当に人命軽視そして安全軽視だというふうに言わざるを得ないというふうに思います。 もう一つ聞きたいんですけれども、鉄道事業者は、ホームドアの設置など、駅ホームの安全対策の計画を立てて国交省に報告する義務があるんでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 鉄道事業者が公表するということになっているんですけれども、やはり事業者任せになっている、国交省としてもそれを義務づけていなくて、無責任になっているという状況だというふうに思います。 ホームドアは、単なるサービスの一環ではなく、利用者の人命にかかわる駅の安全対...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ホームドアの設置もそうなんですけれども、人的側面からも対策が必要だというふうに思います。 同じJR東海では、静岡支社内ではホームドアの安全対策要員はゼロだというふうに聞いております。こういう人員配置、ホームの安全対策要員の配置、これもしっかりと対策をとらせる...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございました。 | ||
12月02日 | 第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 本日採決も予定されております議員立法の三法案について確認させていただきたいというふうに思います。 まず、道路運送法、貨物自動車運送事業法の関係でございますけれども、これは、バス、タクシー、トラックの運転者の方々の健康に...全文を見る |
○本村(伸)委員 この法案が通ったから解雇されたということがゆめゆめないように、法案成立後、ガイドラインなども定められるということを聞いておりますけれども、ぜひ、解雇につながらないように徹底していただきたいというふうに思います。 今回の法案は軽井沢バス事故が背景にあったわけで...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ確実に健康診断していただくということを徹底していただきたいと思います。 安全運行にかかわってもう一つお伺いをしたいんです。 三月九日の審議の際に、私、質問をさせていただいて指摘をさせていただいたんですけれども、国交省が、圧倒的多数の中小零細企業のバス...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ぜひ、雇用形態については詳細に注視をしていただいて、本当に安全運行を確保できる、そういう雇用形態を確保していただきたいというふうに思っております。 もう一つお伺いをしますけれども、バス、タクシー、トラックのドライバーの方の安全基準の中で改善基準告示というもの...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 軽井沢スキーバス事故対策検討委員会は次にいつ行われるのかと、なぜ国会に先に出せないのか、理由をお示しいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 委員長にお願いしたいんですけれども、国交省に、この改善基準告示等に係る運用実態調査の結果をこの委員会に提出していただきたいということで、お諮りをいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 次に、無電柱化の問題についてお伺いをいたします。 無電柱化については、大抵のケースだというふうに思うんですけれども、地域のまちづくりと一体として行われるケースが多いのではないかと思います。住民の皆さんの合意形成を何よりも優先しなければいけないというふうに思い...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今御答弁いただきましたように、住民の皆さんの理解、納得、同意、そして意見をしっかりと反映した進め方でやっていただきたいというふうに思います。 次に、自転車活用推進法の問題で質問をさせていただきます。 自転車は、化石燃料を使用しないということ、そして温室効...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 マイナンバーとリンクさせないということを確認させていただきたいと思います。 もう一つ、今度は経産省の方にお伺いをいたします。 同じく基本方針の中に自転車競技施設の整備なども書かれておりますけれども、これが競輪、公営ギャンブルの推進であってはならないという...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 競輪場など、公営ギャンブルの推進にならないようにということを求めておきたいというふうに思います。 自転車の活用を進める上でも、今、地域で起こっておりますことは、駅の駐輪場などがどんどん有料化されているということで、収入のない学生さんにも負担増になっている、こ...全文を見る | ||
12月09日 | 第192回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号 議事録を見る | ○本村(伸)委員 日本共産党の本村伸子でございます。 きょうは、議員立法として進められてきました建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律案にかかわって質問をしたいというふうに思います。 この法案は、建設業における安全及び健康を確保する対象として、建設労働者に加...全文を見る |
○本村(伸)委員 建設工事の発注者や元請の高い意識、そして責任を持った対応こそ、建設工事従事者の安全、健康は守られるというふうに思うわけです。 公共工事の場合、公共工事の品質確保の促進に関する法律でも、発注者の責任を重視して、二〇一四年に法改定をしていると思いますけれども、そ...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 今御説明いただきました品確法の改定の趣旨は、公共工事にとどまることなく、やはり民間の工事についてもその趣旨は徹底されなければならないというふうに思っております。 国交省として、建設工事従事者の安全、健康対策は、公共工事もそして民間工事も、発注者、元請にも責任...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 民間工事でも徹底をしていただきたいと思うわけでございます。 建設労働者の労働災害の死亡事故を見てみますと、二〇一五年でいいますと、その四割が墜落、転落が原因になっております。一人親方等として厚生労働省がつかんでいるだけでも、その六割が転落そして墜落が原因にな...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 じん肺、アスベストの点はお答えいただいたでしょうか。 | ||
○本村(伸)委員 ぜひもっと強化をしていただきたいというふうに思います。 安全と健康のための経費の支払いというのは、下請重層構造のもとでも、実際に働いている人たちに確実に支払われるようにするためには、発注者の段階から工事費とは別枠で経費を確保して、現場で働く事業者、働く人に至...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 そういう仕組みを、同じように建設工事従事者の安全と健康を守る経費にできたらというふうに思うわけです。そういう経費が買いたたきに遭ったり減額などがあってはならないというふうに思います。 務台政務官は、政務官という立場ではなく、今度は...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 働く人の安全、健康を守る経費をしっかりと確保するということで、国交省としても力を注いでいただきたいというふうに思います。 務台政務官にもう一問お願いをしたいんですけれども、この建設工事従事者安全健康確保推進法案は、建設工事従事者等...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 資料一にも出しましたけれども、現在、日本にいる技能実習生の方々は二十一万人以上でございますけれども、建設分野で働く外国人技能実習生の数の推移を二〇一一年、二〇一五年の数字でお願いしたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 資料の二に出しておりますけれども、次にお伺いをしますけれども、外国人技能実習生の失踪がふえておりますけれども、二〇一一年、二〇一五年、推移をお示しいただきたいと思います。 | ||
○本村(伸)委員 ありがとうございます。 二〇一一年から二〇一六年九月末まで、資料の三枚目の数字ですけれども、合計で外国人技能実習生が二万一千四百九十二名失踪しているわけでございます。この方々は一体どこに行ってしまったのかということが、命さえも私は心配になるわけでございます。...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 資料の五枚目を見ていただきたいんですけれども、失踪者が失踪する動機ということで、賃金が安いというのが最も多いわけでございます。 技能実習二号への移行者全体が二〇一五年で六万一千八百九名、そのうち建設関係は八千八百三十九名で、二号に移行された方は一四・三〇%な...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 大変無責任な答弁だというふうに思います。強く抗議をしたいというふうに思います。 実際に逃げている方は建設業でふえているわけでございます。そして、法務省、厚生労働省といっても、入管でも人が足りない、そして労働基準監督署も人が足りない、そういう中で、なかなか現場...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 実際どうなっているのかということを実態調査してください。せめて公共工事の分野では実態調査ができると思います。そして、違反を繰り返す悪質な建設業者に対しては、建設業の取り消しも含むくらいの強い姿勢で取り組むべきだというふうに思います。そして、公共事業について、外国...全文を見る | ||
○本村(伸)委員 労働現場のこうした問題を改善しなければ、やはり若い人たちが建設職場に入ろうということにならないわけですから…… | ||
○本村(伸)委員 改善を求めて、質問を終わりたいと思います。 ————◇————— |