森山裕

もりやまひろし

小選挙区(鹿児島県第四区)選出
自由民主党
当選回数7(参1)回

森山裕の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月06日第190回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(森山裕君) 松本純議員の御質問にお答えいたします。  農家の不安を払拭し、農政新時代を創造するための政策及び補正予算に盛り込んだ具体的な施策についてのお尋ねがありました。  昨年取りまとめました政策大綱に基づき、農業者の懸念と不安を払拭し、協定発効後の経営安定に万...全文を見る
01月08日第190回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○森山国務大臣 あべ議員にお答えをいたします。  中山間地など生産条件の不利な地域においてもさまざまな農業が行われているところでありますが、農業者以外の地域住民等の参画も得て、地域全体でコミュニティー機能を維持していくことが必要であります。このため、農林水産省としては、不利な条...全文を見る
01月12日第190回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○森山国務大臣 再生産が可能になるかどうかということも論点の一つだと思っております。ゆえに、全てのことを判断して、批准は改めて皆さんにお諮りをさせていただくわけですから、そこはそこでの議論があるんだろうと思います。
○森山国務大臣 今回の大筋合意につきましては、与党は党内手続を経て結論を出していただいておりますので、そのことに沿って御判断をいただけるものだと思っております。
○森山国務大臣 手品ではありませんで、前提が大きく変わっているということに尽きると思います。
○森山国務大臣 前回の二十五年三月の政府統一試算につきましては、全ての関税が即時撤廃され、追加的な国内対策も行われないとの仮定のもとで、輸入品と競合する国産品は原則輸入品に置きかわるとの極めて単純化した前提を置き、その結果、農林水産物の生産額が三兆円程度低下すると試算をしたところ...全文を見る
○森山国務大臣 前回の試算については委員が言われたとおりでありますので、今回どういう計算をしたかということでありますが、TPP交渉の結果、鶏卵につきましては、国内鶏卵と強く競合する鶏卵や、輸入実績が多く用途も幅広い粉にした卵につきましては十三年までという、長期にわたる関税撤廃期間...全文を見る
○森山国務大臣 私の方からお答えをさせていただきます。  二十五年の三月の試算は、先ほど申し上げたような条件で試算を行ったわけでありますけれども、今回のTPP交渉の結果を見れば、国家貿易あるいは関税割り当て等国境措置が維持されますし、また長期の関税削減期間やセーフガードが設定を...全文を見る
○森山国務大臣 先生、TPP政策大綱も決めましたし、関連予算も決めておりますから、対策をしていくわけでございますので、対策を前提としない試算をするということは、やはり先ほど申し上げましたようなこともございますので、考慮していないということでございます。
○森山国務大臣 福島委員、私も、現場もよく行かせていただいて、農家の皆さんともいろいろ協議をさせていただいておりますが、今、福島委員が言われたような農家の経営感覚ではないなというふうに思っております。  機械を導入することによってどれぐらいコストが下がるのか、生産量を上げること...全文を見る
01月13日第190回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○森山国務大臣 坂本委員にお答えを申し上げます。  委員御承知のとおり、我が国は、北は北海道から南は沖縄まで、平地から中山間地まで、さまざまな環境のもとで水田、畑作、畜産等が営まれているところでありますが、地域の特性に応じたさまざまな農業が営まれてきたという歴史が日本の農業にと...全文を見る
○森山国務大臣 お答えをいたします。  委員御承知のとおり、穀物輸入の中で一番多いのはトウモロコシでございます。これが千百四十万トンでございます。飼料の関係がありますので、飼料としての穀物の輸入が多いということが典型的ではないかと思っております。あと、もう少し小麦の輸入ももちろ...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  先生のお示しいただいている資料でございますけれども、この数字の中には、酒、たばこのような農林水産省所管物以外である貿易額の多いものも含まれております。そしてまた、林産物が除かれているといった問題がございます。  加えて、輸入額を二〇〇二年...全文を見る
○森山国務大臣 平成二十五年度に策定をいたしました国別・品目別輸出戦略、これは二〇二〇年に輸出額一兆円を目標にしているわけでありますけれども、水産物を除く上位三項目はそれぞれ加工食品であります。一番は、みそ、しょうゆ等の調味料であります。二番は、飲料水、菓子類であります。三番は、...全文を見る
○森山国務大臣 重点品目のうち、平成二十七年の一月から十一月までの累計で、多い順に申し上げますと、青果物が百八十六億円でございまして、前年同期比四一・六%の増加でございます。次が、米、米加工品が百八十一億円でございます。あと牛肉が九十六億円でございます。緑茶が九十億円でございます...全文を見る
○森山国務大臣 先生、加工食品につきましても、データを見ますと、大体原料の七割ぐらいが国産品を使っておりますので、それが全て違うという理屈にはならないのだろうというふうに思っております。  また、加工食品で六次加工をするということは地域の雇用にも影響することでございますから、こ...全文を見る
○森山国務大臣 石田議員にお答えをいたします。  TPP対策につきましては、大筋合意をめぐります生産現場の懸念と不安をまず払拭するということが大事なことだと思っております。そうすることによって、次世代を担う生産者が、あすの農林水産業に、夢と希望を持って経営の発展に積極果敢に取り...全文を見る
01月15日第190回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(森山裕君) 長浜委員にお答えをいたします。  昨年の十月、TPPが大筋合意をいたしました後、全国でTPP大筋合意の内容について説明会を開かせていただきました。そこで現場の声も聴取をさせていただきました。  私もできるだけ現場の声を聞こうと思って、地域、現場に伺って...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 岡田委員にお答えをいたします。  農業を成長産業化するためには、農地の集約というのは大変大事なことであり、いかに担い手に集約化していくかということは正しい方向性だと思っております。  まず、各都道府県に農地中間管理機構を整備をさせていただきました。機構...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  TPPに対する不安や懸念が現場にあることは承知をいたしておりますので、今、政策大綱、それに伴います補正予算等について全国的に説明会を開催をし、丁寧な説明を続けてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。...全文を見る
01月18日第190回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(森山裕君) 片山委員にお答えをいたします。  今回のTPPの影響試算におきましては、交渉で獲得をいたしました措置とともに、政策大綱に基づく体質強化対策や経営安定対策等の国内対策により生産コストの低減や品質向上を図り、差別化、収益性の向上などが図られることから、国内生...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  農林水産業に従事しておられる方々の大変な努力によって、今委員おっしゃるとおり、基盤としては確かなものがあると思いますし、また、条件不利地域においてもいろんな努力が重ねられてまいりましたので、このことをしっかり今後続けていくということ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 荒井委員にお答えをいたします。  鳥獣被害は大体二百億ぐらいではないかというふうに推計をいたしております。平成三十五年度までにまず鹿とイノシシを半減をさせるという目標に向かって努力をしているところでございます。
○国務大臣(森山裕君) 捕獲力は、人的問題もありますし、猟銃の免許の問題もありますけれども、最近は、わなが、非常にいいわなが出てきておりまして、そこに実は補正予算でもお願いをしているところであります。また、捕獲の頭数もかなり増えておりまして、今回補正予算もお願いをしているところで...全文を見る
01月21日第190回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(森山裕君) 野村委員にお答えをいたします。  まず、新規就業者支援事業に対します会計検査院の所見は真摯に受け止めさせていただいて対応してまいりたいと考えております。  新規就農の促進を通じて世代間のバランスの取れた農業構造の実現を図ることは非常に大事なことだという...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  新規就農者の定着に当たりましては、農政に関する専門的な知識を有する、また指導能力のある普及員の役割が重要であると考えております。昨年五月に策定をいたしました協同農業普及事業の運営方向を示す運営指針にもこのことを明記したところであり...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  家族経営でありましても、パートの雇用をされたりしておられる農家もたくさんあります。また、委員が御指摘のとおり、畜産におきましては経営形態の九割が家族経営であるということも現実であります。このように、担い手には家族経営と法人経営の双方...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  昨年の十一月に取りまとめました政策大綱は、三つの柱から成っていると思います。  一つは、攻めの農林水産業への転換を目指す競争力強化、体質強化、これはもう集中的に講ずることとされておりまして、農林水産業の体質強化が待ったなしの状況で...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 横山委員にお答えをいたします。  平成三十二年度の輸出総額一兆円を目指して今努力をしているところであります。安定的な輸出につなげていくということが大事なことだと思っております。そういう意味からいたしましても、疾病発生時の輸出停止地域を限定をするということ...全文を見る
02月03日第190回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○森山国務大臣 石田委員にお答えをいたします。  神戸ビーフというのは非常にブランド力が高まってきておりまして、ブランド力の向上に努力をしてこられた方々にまず敬意を表したいと思います。  御指摘のように、兵庫県内に輸出の食肉処理施設がないものですから、今までは鹿児島で処理をし...全文を見る
02月04日第190回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○森山国務大臣 緒方委員にお答えをいたします。  今回、TPP交渉の結果、関税即時撤廃ではなくて十六年目に最終税率が九%となること等から、長期にわたる関税削減期間において生産コストの削減等を推進して、国産牛肉の競争力を強化することが十分に可能な時間であるというふうに理解をいたし...全文を見る
○森山国務大臣 まず、牛肉の世界を考えてみますと、和牛については競争力がありますから、私は別世界のものなのだろうと思っています。乳用種については、これはやはり競合いたしますので、そこのところはいろいろな対策を打たせていただくということを既に申し上げているところであります。  ま...全文を見る
○森山国務大臣 まず、緒方委員、オーストラリアの和牛と日本の和牛は別なものであると私は思っています。それは消費者の皆さんがよくおわかりをいただけると思いますし、和牛の輸出が伸びているのもそこに原因があると思います。また、和牛をつくるために多くの農家の皆さんが大変な努力をしてこられ...全文を見る
○森山国務大臣 緒方委員も御承知のとおり、セーフガードもきちっと入っておりますので、必ず、この政策をしっかりやっていけば生産量は維持できると考えております。
○森山国務大臣 私は、日本の畜産農家の皆さんというのはかなり短期間に頑張ってこられて、いい国産牛を、和牛というものもつくってこられたと思います。また、乳用種にしてもかなり努力をされて、輸入牛とは少し評価を変えていただけるような消費者の傾向もあると思っておりますので、今申し上げたよ...全文を見る
○森山国務大臣 緒方委員、先ほど牛肉の需要が伸びると申し上げました。ざくっと申し上げて、大体八十五万トンぐらいの消費だと思います。そのうち三十五、六万トンしか、どんなに頑張っても国産はできません。あと五十万トンぐらいをずっと輸入に頼っています。  そうすると、今の世界の牛肉の需...全文を見る
○森山国務大臣 村岡委員にお答えをいたします。  米どころを選挙区としておられますから、お気持ちは重々わかります。  TPPの対策につきましては、もう何回も申し上げておりますとおり、政策大綱を踏まえてしっかりと進めてまいりたいというふうに考えております。  米政策のところは...全文を見る
02月05日第190回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○森山国務大臣 黒岩委員、委員がお茶のこともおっしゃいましたし、お茶農家の皆さんも聞いておられますから、ちょっと聞いてください。  お茶につきましては、十年間で輸出は五倍に伸びています。そして、一兆円目標に対しまして、お茶は中間目標で百億円を目指してまいりましたけれども、百一億...全文を見る
○森山国務大臣 黒岩委員、ちょっと聞いていただきたいんですが、最初御質問になったのは、私は、輸出の伸びの話をしておられるのかなというふうに聞きました。(黒岩委員「輸出ですよ。輸出の話ですよ」と呼ぶ)はい。  だから、お茶につきましては……(発言する者あり)あるんですよ。(黒岩委...全文を見る
○森山国務大臣 生産量は維持していくというのが前提でありますから、だからTPPによる影響はないということであります、お茶については。  しかし……(黒岩委員「じゃ輸出もないということじゃないか。ゼロ」と呼ぶ)生産量の話と輸出の話は次元が違いますから。  だから、輸出については...全文を見る
○森山国務大臣 米につきましては、TPPのいかんにかかわりませず、二十五年十二月に農林水産業・地域の活力創造プランにおいて決定したとおり、主食用米の国内需要がおおむね八万トンぐらいずつ減少してまいりますので、そのことを頭に入れながら、例えば、飼料用米とか主食用とかいうものをしっか...全文を見る
○森山国務大臣 SBSにつきましては、まず、七十七万トンのSBSは輸入義務が課せられていますけれども……(黒岩委員「具体的に決まっているかどうか聞いているんです」と呼ぶ)ちょっと聞いてください、基本的に違うことをわかっていただかなきゃ説明ができませんから。  ですから、SBSも...全文を見る
02月08日第190回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○森山国務大臣 お答えいたします。  TPPによって輸出がふえる面もあると理解をしております。
○森山国務大臣 GDPが伸びますと、輸入がふえる可能性は否定できないと思います。
○森山国務大臣 間違ってはいないと思っています。
○森山国務大臣 もう一遍御説明を申し上げます。  今回の農林水産省の試算では、個別品目ごとに分析をいたしました。交渉で獲得した措置とともに、体質強化対策による生産コストの低減、品質向上や経営安定対策などの国内対策により、平成二十五年三月の試算のように輸入品と国産品が置きかわるこ...全文を見る
○森山国務大臣 前提がございまして、実質GDPが増加をしていくという前提に立つと、輸入がふえるということもあるのではないかと予測しているということであります。
○森山国務大臣 国内生産が維持される中でありましても、GTAPモデル上、嗜好品などの品目によっては、TPPにより実質GDPが増加することで需要が拡大をし、輸入が増加することはあり得るというふうに考えているわけであります。
○森山国務大臣 福島委員にお答えをいたします。  今回の農林水産省の試算では、交渉で獲得した措置とともに、体質強化対策や経営安定対策などの国内対策により、国内生産量が維持されると見込んでおります。ここは今、石原大臣が御答弁いただいたことでございます。  一方、内閣官房の経済効...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど申し上げましたように、国内生産が維持される中であっても、GTAPモデル上、嗜好品等については、実質需要が拡大をし、輸入が増加することはあり得ると考えておるわけでございます。
○森山国務大臣 輸入が増加することがあり得ると申し上げているわけでございまして、輸入が必ずふえるという前提で申し上げていることではありません。
02月18日第190回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○森山国務大臣 小山委員にお答えをいたします。  小山委員御承知のとおり、企業の農業参入は、平成二十一年の農地法改正で、リース方式では完全に自由化されております。したがいまして、法改正前の五倍のペースで企業の参入が進んでいるところであります。  他方、今御指摘のありましたよう...全文を見る
02月22日第190回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○森山国務大臣 石関議員にお答えをいたします。  我が国で、食べられるのに捨てられているいわゆる食品ロスが、年間六百四十二万トン発生しております。  食料資源の有効利用等の観点から、食品ロスの削減を促進していくということは大変重要な課題だと思っておりまして、農水省では、食品業...全文を見る
02月24日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○森山国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  昨年十月、TPP大筋合意直後に農林水産大臣に就任をしました。  総理からは、地方の農林漁業者の不安に寄り添って、万全の対策を検討し、TPPを攻めの農林水産業に切りかえるチャンスにしていくよう...全文を見る
02月25日第190回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○森山国務大臣 おはようございます。  初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明します。  私は、昨年十月、TPP大筋合意直後に農林水産大臣に就任しました。  総理からは、地方の農林漁業者の不安に寄り添って、万全の対策を検討し、TPPを攻めの農林水...全文を見る
○森山国務大臣 岩田委員にお答えをいたします。  今般のTPP大筋合意を受けまして、まずは生産現場の懸念と不安をきっぱりと断ち切って、次世代を担う生産者が、あすの農業に夢と希望を持って経営の発展に積極果敢に取り組んでいけるようにするということが重要なことであると基本的に考えてお...全文を見る
○森山国務大臣 後藤議員にお答えをいたします。  TPPにつきましては、二月四日の協定署名式の際の閣僚会合におきまして、今後、各国の国内手続の完了に焦点を向けるということが確認をされたところでございます。  今後、これを受けて、御質問の米国を含め各国が国内の手続を進めていくも...全文を見る
○森山国務大臣 後藤委員にお答えをいたします。  まず、都市農業振興基本法の成立に向けて大変御努力をいただきましたことに感謝を申し上げております。  現在パブリックコメントを実施中でありますが、都市農業振興基本計画案においては、都市農地の位置づけを、宅地化すべきものから、都市...全文を見る
○森山国務大臣 委員御承知のとおり、相続税の納税猶予制度におきましては、三大都市圏の特定市にあっては、市街化区域内の農地のうち、生産緑地に限って納税猶予の適用が認められているところであります。一方、三大都市圏の特定市以外にあっては、市街化区域内農地全てに相続税の納税猶予の制度の適...全文を見る
○森山国務大臣 藤井委員にお答えをいたします。  おかげさまで、二十七年の農林水産物、食品の輸出は、中間目標でありました二十八年、七千億というところをオーバーいたしまして、一年前倒しで七千四百五十二億円ということになりました。  今後、一層輸出拡大を図っていくためには、御指摘...全文を見る
○森山国務大臣 一昨年のダボス会議の場で総理の御発言があったことは承知をしておりますが、米政策の見直しにつきましては、平成二十五年の十二月に農林水産業・地域の活力創造プランにおいて決定をされたとおり、米の生産調整を見直して、生産者がマーケットを見ながら、みずからの経営判断で作物を...全文を見る
○森山国務大臣 三十七年度を目標年度とする食料・農業・農村基本計画において、飼料米等の戦略作物の生産拡大が明確に位置づけられていることを踏まえれば、三十年産以降についても、現行の水田活用の直接支払交付金のような枠組みは基本的に必要になると考えております。
○森山国務大臣 確かに、平成二十六年度の補正予算の消化が思うようにいかなかったことは私もよく承知をいたしておりますので、その点もしっかり反省をさせていただきながら、さらに生産原価をどう下げていくかという努力は引き続きさせていただきたいと思います。
○森山国務大臣 石崎委員にお答えをいたします。  今般のTPP大筋合意に伴いまして、米国、豪州向けに設定をされることとなりました国別枠につきましては、国内の米の流通量がその分増加することによって国産米全体の価格水準の下落が生じるのではないかという懸念が現場にあることは私もよく承...全文を見る
○森山国務大臣 これまでも、中国に対しましては、農林水産省や在中国日本国大使館から、中国の規制当局である質検総局等に対しまして、輸入規制を緩和していただくように働きかけを行ってきております。また、WTOのSPS委員会においても、中国側に働きかけてきたところであります。  これに...全文を見る
○森山国務大臣 お答えをいたします。  委員御承知のとおり、農地中間管理機構は、担い手への農地集積、集約化を進める究極の手段として、平成二十六年に全都道府県に整備をしたところでございます。  事業開始二年目となります本年度は、初年度の実績の問題点を踏まえまして、機構の意識改革...全文を見る
○森山国務大臣 お答えをいたします。  本年四月の二十三日と二十四日、G7新潟農業大臣会合が開催をされることになっております。  私も先日新潟をお訪ねさせていただき、知事とも新潟市長ともお目にかかりまして、関係者の連携をお互いに確認したところであります。  新潟市は国際会議...全文を見る
○森山国務大臣 田村委員にお答えをいたします。  諫早湾干拓の開門問題につきましては、福岡高裁及び長崎地裁から和解が勧告をされ、本年一月より長崎地裁において、関係する三者での和解協議が始められたところでございます。  長崎地裁による和解勧告においては、開門によることなく有明海...全文を見る
○森山国務大臣 お答えをいたします。  有明海につきましては、赤潮や貧酸素水塊の発生等により、漁業が大きな影響を受けていると認識をいたしております。  具体的には、ノリについては毎年色落ちが発生をしておりますし、タイラギについては佐賀、福岡両県でタイラギ潜水器漁業が平成二十四...全文を見る
○森山国務大臣 私も、参議院の時代から、奄美の皆さんが大変な努力をされてタンカンやポンカン等を主要作物に育て上げてこられたのはよく理解をしております。今回のミカンコミバエの問題というのは、本当に胸の痛い話でございました。  いずれにいたしましても、今回のことを契機にして、トラッ...全文を見る
○森山国務大臣 メロンの話でございますが、確かに、日本のメロンは品質が大変評価をされておりまして、いい値段で外国でも取り扱われていると思っております。  トップセールスの大事さというのは重々承知をしておりまして、八月の十一日から十五日まで、香港でやらせていただきたいというふうに...全文を見る
○森山国務大臣 鈴木委員にお答えをいたします。  家畜伝染病の蔓延を迅速かつ確実に防止するためには、まず患畜または疑似患畜の死体をいかに早く埋却処分をするかということが大変大事なことだと思っておりますが、先生御指摘のとおり、なかなか、用地等の問題もあり、そうばかりも言えないとこ...全文を見る
○森山国務大臣 今委員御指摘のとおり、攻めの農政実現に向けては大変重要な課題であると考えております。  我が国の畜産は、トウモロコシ等の濃厚飼料を多く輸入に依存しているというのが現実でございます。今後、足腰の強い畜産経営をつくっていくためには、飼料用米を初めとした国産濃厚飼料の...全文を見る
○森山国務大臣 委員御指摘のとおり、汚水処理施設につきましては、公共下水道、あるいは集落排水施設、あるいはまた合併浄化槽等の事業により整備をしてきているわけでありますけれども、これらの事業の効率的な実施を図るために、都道府県が施設の整備に関する構想を取りまとめ、この構想に基づいて...全文を見る
○森山国務大臣 例えば、公共下水道の処理区域の中に飛び地みたいなところがあって、そこに公共下水道で配管をするとすると相当お金がかかるという現実がございますので、そういう場合には合併浄化槽でも処理をしていただくような仕組みを今つくってきております。  ですから、我々の農業集落排水...全文を見る
○森山国務大臣 農村地域の水路や農道は、農業者が農業生産活動を営む上で必要不可欠な施設であります。また、農業、農村の多面的な機能を維持していく上でも、これらを将来にわたって適切に維持管理していくことが極めて重要な課題であると認識をしております。  しかしながら、先生御指摘のとお...全文を見る
○森山国務大臣 いずれにいたしましても、水路とか農道とかというものは極めて大事なものでございますので、何とか維持ができるように、今後も、多面的機能支払交付金等のあり方についてもよく検討させていただいて、対応をしてまいりたいと考えております。
○森山国務大臣 河野委員にお答えを申し上げます。  違法伐採問題は、地球規模での環境保全、持続可能な森林経営の推進にとって、極めて重要な課題であると認識をしております。我が国としても、違法に伐採された木材は使用しないという基本的な考え方に基づきまして、そのための取り組みを推進し...全文を見る
○森山国務大臣 吉田委員にお答えをいたします。  農林水産省の調査では、地産地消の取り組みである地域の農林水産物加工・直売所の売り上げは、平成二十五年度で約一兆九千五百億円という大変な金額でございます。また、そこに従事しておられる従事者は四十一万人となっておりまして、地産地消の...全文を見る
○森山国務大臣 吉田委員にお答えをいたします。  今委員御指摘のとおり、地域産品のブランド化は、地域の農林水産物や食品が広く認知され地域外に販売されることで、生産の拡大を通じた雇用の確保や所得の向上が図られ、それが地域の活性化等を促すものでありますので、非常に重要な意義を有して...全文を見る
02月29日第190回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○森山国務大臣 加藤委員にお答えをいたします。  米国において、米国の商標法に基づきまして神戸ビーフの名称を含む商標が登録されていることは、委員御指摘のとおりであります。  米国の商標法におきましては、商標の一部分について排他的な使用を主張できる権利を放棄する、いわゆるディス...全文を見る
○森山国務大臣 馬場委員にお答えを申し上げます。  農業農村事業につきましては、農業の成長産業化の実現に向けまして、農地の大区画化、汎用化を進め、経営規模の拡大や高付加価値作物への転換を促進する事業に充てております。また、農村地域の防災、減災を推進するとの考え方に立って実施をし...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  EUの対応につきましては、EUのリスク評価機関であります欧州食品安全機関、EFSAが、データ不足により、肥育促進目的のホルモン剤及びラクトパミンの使用について最終的な評価を行うことができなかったとしたことによるものであるというふうに承知をし...全文を見る
03月02日第190回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(森山裕君) 日韓の農産物の関係でございますが、米は守られておりまして、ほかの分野は全部開放しております。(発言する者あり)あっ、失礼しました、米韓でございました。
03月03日第190回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(森山裕君) 中山委員にお答えを申し上げます。  日本海の暫定水域においては、ズワイガニの資源状況が悪化する中で、韓国漁船によるズワイガニ等の漁場の占拠や漁具の放棄により、日本漁船による沖合底引き網漁業等の操業に支障が生じております。  我が国は、平成十一年の日韓漁...全文を見る
03月04日第190回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(森山裕君) 二之湯委員の議連での御活躍に敬意を表します。  農林水産物・食品の輸出に当たりましては、平成二十五年に初めて国別、品目別の戦略を定めまして、その実行につき毎年検証しながら、各産地や官民の主体が連携したオールジャパンの体制で取り組んできております。  例...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 先ほど委員もお述べになりましたように、日本でいいものはどこでも評価をされるという先入観が強過ぎたのかもしれません。ただ、日本の食品あるいは農畜産物というのは、海外でも高い評価をいただいていることは間違いがありません。それと日本食とどう結び付けていくのかとい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  オランダのワーヘニンゲン大学を中心としたフードバレーにつきましてはよく承知をしておりますし、産業力の強化に大きく貢献をしていると承知をしております。  また、農林水産業の成長産業化を実現をしていくためには、我が国でも農林水産・食...全文を見る
03月07日第190回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(森山裕君) 山崎委員にお答えを申し上げます。  委員の御指摘のとおり、地方経済の活性化のためには、その中核を成します農林水産業の振興が不可欠であると考えております。我が国農林水産業は、現場の現状を考えますと、活性化は待ったなしの課題であるというふうに考えております。...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 渡辺委員にお答えをいたします。  我が国の森林資源が本格的な利用期を迎えておりますので、これを循環利用することが大切だと思っております。このため、木材の安定供給の構築ということは、川上の話でありますがしっかりやらなきゃなりませんし、最も大事なのは、川下で...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 輸入額が非常に小さいもの、あるいは国産農産品との代替性が低いもの、関税撤廃がかえって生産者のメリットになるものということであろうと思いますが、例えば牛タンとか、生きた豚といいますか品種改良等に使う豚は関税の撤廃がかえって生産者のメリットになるというふうに思...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今回の農林水産物の試算につきましては、基本的に一次産品に着目した試算となっておりますが、しかしながら、トマトの加工品とか乳製品、水産物の缶詰等につきましては、国産原料を利用した加工品、調製品が比較的多く流通をしておりますので、輸入加工品との競合関係があるこ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 例えば、ハム、ソーセージにつきましては、国産品の主な原料が輸入の冷凍豚肉であることから今回の試算には含まれておりませんが、先ほど申し上げましたとおり、トマトの加工品とか乳製品とか水産物の缶詰等につきましては、国産原料を利用した加工品、調製品が比較的多く流通...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) JA長野グループが長野県の農林水産業に及ぼす影響額を公表したことは承知をしております。このような試算は、前提条件、分析手法やデータの取り方等によって結果は変わり得るものであると考えております。  例えば果樹について、生果、果汁にかかわらず、関税撤廃による...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 和田委員にお答えをいたします。  東日本大震災で被災をした岸壁の復旧に当たりましては、県や市町村が地元の漁業者の意見を踏まえて整備を行っているところでありますが、地域によっては、一旦沈下した地盤がその後隆起し、岸壁の高さを見直す必要が生じていることは承知...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 委員がお示しをいただいているパネルは、たしか鮪立漁港ではないかと思いますが、ここの岸壁は実は中型船用の岸壁でございまして、中型船用の岸壁を造り、次に小型船の岸壁を造るということでございますので、新しくできます小型用の岸壁はかなり低いものになるのだろうと思い...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 渡辺委員にお答えをいたします。  委員おっしゃいますとおり、私も、現場を歩いてみまして、米政策と中山間地の政策に多くの現場の皆さんが御心配をしておられることは共通した認識として持っております。  ただ、主食米の需要というのが毎年八万トンずつ減少しており...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 渡辺委員にお答えをいたします。  飼料米は確かに多収穫米にシフトしなければなりませんし、最近、畜産の現場に参りますと、いい豚肉を作るためにどういう品種の米がいいのかという選択も行われています。どういう品種かというのは、米によってたんぱくの含有量が違うらし...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 荒井委員にお答えをいたします。  先生から昨年の十一月の十一日の予算委員会で御指摘をいただいたと思っておりますが、国営農地開発事業等の農家負担金の軽減につきましては、負担金の支払期間の延長、利子助成、無利子融資等の対策を組み合わせて実施をしております。二...全文を見る
03月08日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(森山裕君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  昨年十月、TPP大筋合意直後に農林水産大臣に就任しました。総理からは、地方の農林漁業者の不安に寄り添って万全の対策を検討し、TPPを攻めの農林水産業に切り替えるチャンスにしていくよう御...全文を見る
03月09日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○森山国務大臣 小泉委員にお答えをいたします。  農林水産省では、福島県の避難指示区域等において、農地の除染の終了後に、営農再開に向けて、インフラの整備、あるいは作付の実証、大規模化や施設園芸の導入等、新たな農業への転換を支援してまいりました。  また、農業は、地域のまとまり...全文を見る
○森山国務大臣 これまでの農政は、その時々の農業を取り巻く状況に応じて必要な施策を講じてきたと考えておりますが、近年、委員御指摘のように、農業総産出額が減少し、担い手の減少と高齢化が進展をしているという現実があります。また、耕作放棄地の増大も見られますなど、我が国の農業、農村をめ...全文を見る
○森山国務大臣 農家の皆さんがいろいろな情報を共有していただくということは大変大事なことですし、そのための政策というものを農水省としても進めていくことは大事なことだと思っております。  乳価のことについて少しお答えをさせていただきたいと思いますが、生産者に対しまして乳価に関する...全文を見る
○森山国務大臣 ブロック別でもそれぞれの農家の皆さんは御存じなのかもしれませんが、しっかりとした情報公開という形ではなされておりませんので、そこはしっかりと指導してまいりたいと考えます。
○森山国務大臣 先日官邸で行われました官民対話で、生産者の皆さんの御意見も伺いましたし、またそれに対する全中の取り組みの姿勢についても伺うことができました。  やはり、農家の所得をふやすということは、どうコストを下げるかということも非常に大事なことでございますので、情報をしっか...全文を見る
○森山国務大臣 農林水産省といたしましては、事業再編が進みにくく、過剰供給構造や過当競争が長期に解消されないと判断をする事業分野につきましては、五十条の調査も検討してまいりたいというふうに考えております。  具体的には、配合飼料製造業について過剰供給構造や過当競争という面が考え...全文を見る
○森山国務大臣 上田委員にお答えをいたします。  震災地を訪ねるたびに、本当に御苦労があるなというふうに実感をいたします。  農水省といたしましては、この五年間、被災地の復旧復興に全力で取り組ませていただきまして、現場の方々の御努力もいただきまして、ほぼ全ての漁港の陸揚げ機能...全文を見る
○森山国務大臣 佐々木委員にお答えをいたします。  私も全国いろいろなところに行かせていただいておりますが、やはり現場の一番の不安は、TPPよりも、むしろ、飼料米の政策が本当に続くんだろうかとか、中山間地は本当に大丈夫なんだろうかとか、そういうところに現場の不安は大きいなという...全文を見る
○森山国務大臣 佐々木委員にお答えをいたします。  違法伐採問題は、やはり地球規模での環境保全や維持可能な森林経営の推進にとって極めて重要な課題であるというふうに認識をしております。我が国では、平成十八年に、グリーン購入法に基づいて、木材や木材製品の合法性証明の仕組みを導入した...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  本年の一月一日からロシア水域におけますサケ・マス流し網漁が禁止をされたために、北海道知事を初め水産団体の皆さんから御要望がなされておりましたので、御要望に沿って、平成二十七年度補正予算等によりまして緊急対策を講じさせていただきました。  ...全文を見る
○森山国務大臣 金子委員にお答えをいたします。  私は、大臣就任直後の昨年十月に福島県と宮城県を、また、ことしの一月には岩手県と宮城県をそれぞれ訪ねさせていただきまして、復旧復興の現状を視察させていただきました。  漁業にしても、農業にしても、畜産にしても、新しいやり方が芽出...全文を見る
○森山国務大臣 委員御指摘のとおり、福島は原子力災害地域のまた別な問題を抱えておられることはよく承知をしておりますので、速やかに農林水産業の再生が図られるように取り組んでまいりましたし、今後もその取り組みを強化していきたいと思っております。  具体的には、農業では、農地除染の終...全文を見る
○森山国務大臣 福島の農林水産業の再生に当たりましては、単なる復旧にとどまらない、将来を見据えた復興、創生に取り組むということが必要であるというふうに強く感じております。  私自身、昨年の十月に福島市のフェリスラテという酪農家を訪問いたしました。これは会社になっておりますけれど...全文を見る
○森山国務大臣 ふくしま未来農業創出事業というのは福島県の単独事業としておやりになっておられるわけでありますが、非常に積極的なお取り組みをいただいていることには敬意を表しております。これは、営農組織と企業等を核としたコンソーシアムの形成を図って、農業の新たなビジネスモデルを創出し...全文を見る
○森山国務大臣 風評被害対策につきましては、復興庁におきまして取りまとめられております風評対策強化指針に基づきまして、関係省庁が一体となって取り組みを行っているところであります。  農林水産省といたしましては、消費者庁等と連携をさせていただきまして、科学的なデータに基づいて正確...全文を見る
○森山国務大臣 毎日は食べておりませんが、お米につきましても、全量検査の現場を見せていただきましてから、できるだけ福島県産の米を買うように家内にも娘にも話をしております。それから、やはり福島のお酒というのは焼酎に負けないぐらいおいしいなと思っておりまして、そういう面でもできるだけ...全文を見る
○森山国務大臣 金子委員にお答えをいたします。  本日の夕方からこのプロジェクトの会議をいたしますので、そのことにつきましてはコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、二月五日に第一回の会合が開催をされまして、私も出席をいたしました。県の御要望、あるいはそれぞれの自治体...全文を見る
○森山国務大臣 新しい農政をどう進めていくかということは、現状を見ていただいても、皆さんお互いに理解ができることではないかなというふうに思っております。高齢化をしているということもそうでありますし、耕作放棄地がふえてきたということもそのとおりであります。ですから、ここをどう我々は...全文を見る
○森山国務大臣 現在交渉中でありまして、そのことにつきまして直接お答えをすることは御遠慮したいと思いますが、日・EU・EPA交渉におきましては、我が国の農林水産品のセンシティビティーに十分配慮しながら、重要品目の再生産が引き続き可能となるようしっかりと取り組んでまいりたいと思いま...全文を見る
○森山国務大臣 福島委員の言われたようなことを私も耳にすることもあります。しかし、今は、クラスターにつきましても、効率的にやっていただかなければなかなか適用にならないような仕組みになっておりますので、そのことはかなり是正をされてきていると思いますし、しっかりと取り組んでいきたいと...全文を見る
○森山国務大臣 農林水産物、食品の輸出を通じて生産者の所得向上を図るということは大変大事なことだと思っております。例えばリンゴとか長芋とかいった、これまでも先進的な取り組みによって大きく輸出を伸ばしている品目についてはそのことが言えると思いますし、今後は米とか牛肉とかお茶などの輸...全文を見る
○森山国務大臣 農地中間管理機構を活用させていただいて、遊休農地の解消と担い手への農地集積、集約化というのは、農業を成長産業化させていく上で極めて重要な課題だと思っております。  十年間で担い手の農地利用面積のシェアを八割に引き上げるという目標を達成するために、機構を早期に軌道...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  ホタテ養殖業において、ホタテガイを陸上で処理する際に発生する残渣の処理が漁業者等の負担になっているということは認識をしております。  また、陸上で処理する際に発生する残渣を海洋投棄することにつきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律等...全文を見る
○森山国務大臣 委員のお気持ちもよくわかりますし、また漁業者の方々のお気持ちもよく理解ができます。  ただ、私どもが関係法令を所管しているわけではありませんので、関係法令を所管いたします環境省とも相談をしてみたいと思います。
○森山国務大臣 升田委員に申し上げますが、升田委員も同じ御認識だろうと思いますけれども、法律や条約は我々は何としても守らなきゃなりません。ただ、適切な処理が行われて漁場の造成用の資材とする場合は、廃棄物には該当しない、有用物として海洋投棄が認められている場合もございますので、それ...全文を見る
○森山国務大臣 我々が農林水産物あるいは食品の輸出に積極的に取り組もうとしておりますのは、今委員がおっしゃいますとおり、農家の皆さんの所得をどう上げるかということでございますので、輸出でしっかりと所得を上げられるということが大事なことだと思っておりますので、そのことを常に念頭に置...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  農は国の礎と言われておりますし、日本の美しい田園風景、あるいはふるさと、また助け合いの農村文化などをしっかり守っていくことが私は政治の責任であるというふうに考えております。  また、日本の農林水産物が世界で最も安心、安全なものであると世界...全文を見る
○森山国務大臣 保守という意味をどう捉えるかということでありますが、正常な状態などをしっかり維持していくということであるとすれば、私は保守なのだろうなと思います。
○森山国務大臣 お答えいたします。  企業の農業参入につきましては、平成二十一年の農地法改正により、リース方式での参入は全面解禁をされており、農地中間管理機構との組み合わせにより、さらに参入しやすくなっております。  また、所有方式につきましても、昨年の農地法改正で、農業者以...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  お茶の国内外における需要の拡大に向けては、先ほどもお話がありましたが、急須を使わない新しい飲み方をどう普及していくか、あるいは、お茶の機能性のPR、緑茶以外のいわゆる茶葉の生産、輸出拡大等に取り組むことが重要だと考えております。  平成二...全文を見る
○森山国務大臣 関税撤廃の例外につきましては、今委員御指摘のとおり、TPP協定の二の四条で、特別の定めという形で明文化されております。条文上の、漸進的に関税を撤廃するという原則の例外となっているというところでございます。  また、御指摘の七年後の再協議規定につきましては、協議が...全文を見る
○森山国務大臣 やはり高齢化している面もありますし、若い後継者が頑張っているということもそのとおりだと思います。ただ、これは、お互いに年を一年に一つずつとってまいりますから、いつまでも続けられるものではありませんが、農業の場合は、比較的御高齢の方も頑張っていただいているのが現状で...全文を見る
○森山国務大臣 今回のTPPの農林水産省の試算は、あくまでもTPPによる関税削減の影響等を分析したものでございますので、高齢化の進展などの要素というのは考慮しておりません。
○森山国務大臣 乳製品につきましては、政策大綱に基づきまして、体質強化対策として、省力化機械の整備等による生産コストの削減や品質向上などの収益力、生産基盤の強化を図ることとしているわけでございます。  具体的には、畜産クラスター事業等の活用によりまして生産コストを削減していく。...全文を見る
○森山国務大臣 先生のお話を聞いておりますと、非常に悲観的なお話をお聞かせいただくわけでありますが、そういう声が現場にあることは私も理解をしております。  私もいろいろなところを歩かせていただきまして、例えば北海道の十勝の加藤牧場というところに参りました。非常にいい酪農経営をし...全文を見る
○森山国務大臣 たびたび申し上げておりますが、前回、平成二十五年三月の政府統一試算につきましては、米、麦の国家貿易がなくなるなど全ての関税が撤廃をされる、国内対策も何も行われないという極めて単純化した前提を置きまして試算をしてきたところであります。この結果、米の国内生産量が三割輸...全文を見る
○森山国務大臣 斉藤委員もよくおわかりになって御質問いただいているのかと思いますが、備蓄米の百万トンという数量は変わらないわけでございます。  それで、五年のサイクルでやっておりますけれども、やはり五年もたった古米を、有事のときといえども、国民の皆さんに提供することがどうなのか...全文を見る
○森山国務大臣 買い上げるということは今後もやらないと思います。  ただ、政策については、いろいろそのときそのときで対応しなきゃならないことは出てくるかもしれませんが、そのために特別買い上げるということはやめるということが政府の方針でございますので御理解いただきたいと思います。
○森山国務大臣 新しい方式でも、主食米として備蓄米が市場に出ていくことはありません。
○森山国務大臣 今から制度はつくらなきゃなりませんが、一定の期間を過ぎたものは、今までと同じように、飼料米とかあるいは加工用とかそういうところで出てまいりますので、主食用として市場に出ていくことはありません。
○森山国務大臣 在日米商工会議所が意見書を発せられたことは承知をいたしております。  農協の共済事業につきましては、経営の健全性の確保や契約者保護に関し、農協法で保険業法と同等の規制を行った上で、他の協同組合による共済事業と同様、農林水産省が単独で監督をしております。この体制に...全文を見る
○森山国務大臣 いろいろな御指摘があることは承知をいたしておりますが、私どもは別に間違ったことをしているとは思っておりませんし、また、農協の共済につきましても、ほかの事業協同組合の共済につきましても、それぞれ歴史を重ねてきた事業でございますので、そのことも在日のアメリカ商工会議所...全文を見る
○森山国務大臣 林前大臣も答弁をしておられますけれども、「見直し規定でございますから、これは一般的に法律には大体付されているものでございまして、何か方向性を持って見直すときには、こういう方向で見直すとかそういうことが普通は書かれるわけでございますが、そういうことも付しておりません...全文を見る
○森山国務大臣 TPPに関する説明につきましては、交渉中も秘密保持の制約がある中で国会等における丁寧な説明を心がけてきたところでありますが、大筋合意後は、その直後から、関税交渉の結果や協定本体及び附属書、さらには交換文書の概要資料などを公表してまいりました。  御指摘の交換文書...全文を見る
○森山国務大臣 きのう、ちょっとフーデックスの会場に行かせていただきましたが、本当に多くの国が出展をしていただいておりまして、フランスなんかはやはりワインに相当力を入れているんだなというのがわかるぐらいの状況でございました。  また、国内の企業も、自治体が中心になって取りまとめ...全文を見る
○森山国務大臣 百ヘクタールということを決めているわけではありませんが、できるだけ大区画化をさせていただくということが、規模の拡大にもつながりますし、コストも下がってまいりますから、大事なことではないかなというふうに思っております。できるだけ大区画化されたものを担い手の方に集積率...全文を見る
○森山国務大臣 村岡委員もよく現場に出ておられますからおわかりをいただけると思いますが、大区画化できるところはそのとおりやらせていただかなければなりませんし、効率よくやることが大事だなと思っております。  しかし、中山間地においてはなかなかそのことのかなわないところもありますか...全文を見る
○森山国務大臣 今、村岡委員のおっしゃるように、そういう方向で農業団体も考えていただいていると思いますし、そういう改革は的確に進めていくということが大事であろうというふうに考えております。
○森山国務大臣 行政が二つにまたがっておりますと、今、交付金事業が随分ふえてきておりますので、こちらの県はこの事業をやる、しかし、こちらの県はこの事業はない、そうすると、またがっている組合員はどうするかとかいろいろな課題はありますけれども、ただ、地域の特産品をどうつくっていくか、...全文を見る
○森山国務大臣 米の飼料米の政策につきましては閣議決定をされているわけでございますし、また、TPPの政策大綱の中でも、先ほど申し上げましたとおり、各年度の予算編成の段階で政府全体で責任を持つということになっておりますから、しっかりそこは確保ができると思っております。  ただ、で...全文を見る
○森山国務大臣 JA秋田県グループが影響額を公表されたことは承知をしておりますが、村岡委員御承知のとおり、試算というのは前提条件、分析手法やデータの取り扱い方によって結果は変わるものでございますけれども、この試算について申し上げますと、米については、備蓄の買い入れ数量をふやしても...全文を見る
○森山国務大臣 このことにつきましては、各県に計算をしていただけるように、資料を配付してございます。それをずっと計算してもらえば、各県のものは、国はこういうデータに基づいてやっていますというのは出てまいります。  ただ、国と違って別な考え方で試算をされますと、当然のこととして数...全文を見る
○森山国務大臣 農業界に優秀な人材を安定的に確保し、定着させていくためには、農業法人において社会保険を含めて他産業並みの就業環境を整備していくということは大変重要なことだと考えております。  社会保険の加入状況につきましては、議員からの御指摘を踏まえて、農林水産省として、平成二...全文を見る
○森山国務大臣 正しいデータに基づいていろいろな対策は打たなきゃなりませんので、今も調べておりますが、さらにその努力をさせていただきたいと思います。
03月09日第190回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(森山裕君) 渡辺委員にお答えをいたします。  飼料用米の生産コストの低減に向けまして、農水省ではいろいろ議論を重ねてまいりました。昨年の十二月に公表いたしました飼料用米生産コスト低減マニュアルにおきまして、今委員御指摘のように、多収品種の活用の際、地力の維持のために...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  飼料用米の助成申請に当たりましては、生産者からどうしても御理解をいただかなきゃならないことが二つ、最小限あるなと思っております。  一つは、飼料用米で申請をされたものが主食米に横流しされるようなことがあっては大変なことでございます...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今現在、委員御指摘のとおり、アメリカ、ブラジル、アルゼンチンから大体年間一千万トン程度のトウモロコシの輸入をしておりまして、残念ながら飼料の自給率は二七%にとどまっております。  一方、食料の自給率や自給力の向上を図るためには、国産飼料の生産の拡大という...全文を見る
03月10日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(森山裕君) 農地につきましては、農業の基幹的な資産でありますから、その管理の在り方については間違いなき運営というものが大事であるというふうに考えております。そのことをしっかり心して今後も農政を続けてまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) 先ほどの議論の中で、豚肉、牛肉と米は同じにした方がいいのではないかという議論がございましたが、牛肉と豚肉と米の一番の大きな違いは、牛肉、豚肉はどうしても輸入に頼らざるを得ないというのが現状であります。米は今のところ余っているというのが現状でございます。そう...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 山田委員にお答えをいたします。  生乳は、毎日生産をされる上に、液体で腐敗しやすいという特性を持っております。委員御承知のとおり、今日は搾らないというわけにいかないわけでございますから、毎日生産をされます。しかし、それは非常に腐敗性の高い製品でありますか...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) チェックオフ制度について申し上げます。  国産の農林水産物の需要拡大を更に進めて農家の所得を向上させていくということは非常に大事なことだと思っております。そのためには、生産者が自ら生産をしている生産物がどういう価値のものであるかということをしっかり認識を...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 先日、官邸で官民対話が行われました。経済界の方々も、農業の取組についていろんな御意見を述べてくださいました。また、全中の会長も御出席をいただいて、いろんな考え方を述べておられました。  私は、やはり農政新時代というのは、全ての人たちの知恵をいただいて日本...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 私は、農林水産大臣に就任をさせていただきまして、できるだけ現場を見させていただきたいと思っていろんなところにお邪魔をしておりますが、まず自ら反省をしなきゃいけないことがあるなと最初思いましたのは、やはり日本はそれぞれの地域で長い歴史に育まれて、それぞれの地...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 准組合員の利用制限に関してのお尋ねでありますが、改正農協法附則の五十一条三項では、准組合員の事業の利用に関する規制の在り方については、五年間調査を行った上で検討を加え、結論を得ることとされております。私もこれには幾らか党の立場で関わってまいりましたので、非...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 小川委員にお答えをいたします。  我が国の農業は、生産者の高齢化や耕作放棄地の増大等、課題が山積をしておりまして、農業を活性化していくということは待ったなしの課題だと思います。  ただ、委員がおっしゃいますとおり、農業は持続性が非常に大事なものであるこ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 農業というのは、ある意味、自然との対話が必要なことなのだろうと思います。そういう意味では、蜜蜂との問題というのは非常に大事な課題だなと思っておりますし、蜜蜂をもって受粉をする農家というのは三万五千戸ぐらいに上がっておりますから、蜜蜂をどう守っていくか、育て...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) OIEの基準について私が詳しく理解をしているわけではありませんが、現場を回らせていただいて、畜産農家あるいは養鶏農家、養豚農家等を見させていただいて、アニマルウエルフェアの基準というものをしっかり認識をしなければいけないなというところは多々あると理解をして...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) アニマルウエルフェアの考え方に対応した家畜の飼養管理指針というのは、実は割と早いタイミングでずっと示してきております。しかし、これが現場で徹底されているのかどうかということが大事なことだと思いますので、先生の御指摘を踏まえまして、現場がどうなっているかをし...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 御答弁申し上げます。  畜産、酪農の経営安定を図りまして生産性を向上させていくためには、規模拡大や法人化を目指すだけではなくて、家畜の能力を最大限発揮させ、品質の高い畜産物を生産することができるようにきめ細かな飼養管理を推進することが重要であるというふう...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 郡司委員にお答えをいたします。  郡司委員、私はいつもこう思っています。強いということは、優しさがなければ真の強さではないんだろうと思います。攻めるということは、しっかり守っておかなければ攻めるということができないのだろうと思います。ですから、農業におい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今後とも、HACCPの導入は加速化すべく、関係団体や民間団体とも協力をしながら、省庁間の連携もしっかり取らせていただきまして取り組んでまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) TPPに関係なく、HACCPの対応というのは必要なことであろうと思いますので、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) 農林水産物の輸出促進のためにはコールドチェーンが大切なものであることは、郡司委員と全く同感であります。  このコールドチェーンの整備につきましては、流通、運輸業など各種業界にまたがる話でございますので、各省庁としっかりと連携をさせていただいて取り組んでい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 食品のトレーサビリティーについては大変大事なものであるというふうに認識をいたしておりますが、中小零細企業ほど取組率が低いというのが現状でございますし、記録を保存することは非常に手間が掛かること等もその一つの原因ではないかと思っておりますが、全ての食品事業者...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 横文字はいかがなものかなと思いまして、例えばHACCPにつきましては、日本語の略として危害要因分析重要管理点と、こういうふうに書いてございますし、GAPにつきましては農業生産工程管理とか書いておりますけど、いずれにしてもなかなか分かりにくい話でございます。...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 被災地を訪れるたびに、本当に大変な御苦労をいただいているなというのが実感でございます。また、せっかく作物を作れるようになっても、水産物を漁獲できるようになっても、それがなかなか正しく評価をされないということは、非常に現場の皆さんは大変な思いをしておられるん...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 被災地を訪れますたびに、やはり福島ではまだ特別なことを感じますし、また宮城にいたしましても岩手にいたしましても、いろんな地域で想像に絶する被害だったんだなというふうに思っております。  農地の復旧につきましても随分進んでまいりましたし、また漁港の整備につ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 福島第一原発の放射能放出による汚染状況の把握に今しっかりと努めているところでありますが、農地につきましては、平成二十三年度以降、毎年モニタリング結果を公表させていただいております。また、平成二十六年度は、福島県内の四百十七地点を調査をさせていただきまして、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  現在、居住制限区域や帰還困難区域以外の地域においては、特別な線量管理を行うことなく営農に取り組んでいただける状況にあると認識をしております。  一方、不安を持っておられる農業者がおられることも踏まえ、農林水産省では、これまで現場の...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 漁業就業人口の減少する中で、漁村の内外を問わず、漁業の担い手を確保していくことは大変重要な課題であると考えております。このため、漁業の新規就業者に対しましては、漁業学校等で学ぶ若者に対する就業準備資金の給付、漁業現場での長期研修に対する支援を実施してきてお...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 福島の漁業振興のためには、二十キロ圏内をどうするかという課題が一番大きな課題ではないかと考えております。この取扱いにつきましては非常に慎重な取扱いが必要でございますので、地元の自治体とも、また漁業者の関係団体の皆さんともよく協議をさせていただきたい、そして...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) それではお答えいたします。  内閣官房が実施したモデルによる評価結果は、TPPが我が国経済全体に与える効果を分析したものであります。  その際、農林水産物につきましては、国家貿易等通常の関税と異なる複雑な国境措置があることから、その影響については、農林...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  牛肉、豚肉の調製品については、ビーフカレー、ビーフジャーキー等の牛肉調製品は輸入量が約七千トンと、牛肉の輸入量五十二万トンに比べて僅かな量であります。また、ハム、ソーセージ等の豚肉調製品は、輸入が増えれば、輸入豚を使って国内で生産さ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 牛肉、豚肉を始めとした加工品や調製品の関税削減が国内の生産に与える影響は、どう考えても限定的だと考えております。  現在、公表している試算を見直すことは考えていないところでございます。
○国務大臣(森山裕君) 儀間議員にお答えをいたします。  アメリカでいろんな議論があることは承知をいたしておりますが、まず、アメリカか日本が参加をしなければTPPというのは成り立たない枠組みになっておりますので、日本とアメリカは何としても責任を持って大筋合意ができたわけでござい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今委員がおっしゃるとおり、今後の担い手は、生産のみでなくて、流通、販売、輸出まで視野に入れた経営感覚を身に付けることが非常に大事なことではないかなというふうに思っております。  このため、これまでも農業界と産業界が連携して、次世代の農業経営者の育成に取り...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 沖縄の畜産におきましては、やはり飼料を輸送するコストが余りにも掛かり過ぎるというところは大きな課題であろうと思います。ただ、沖縄の強みは、牧草の収穫というのは十アール当たり北海道の三倍ぐらい取れますので、ここは非常に強みだなというふうに思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) ちょっと済みません、訂正でした。  私は牛の飼料の工場はないかと思っておりましたら、最近一工場稼働しているようでございますので、そこは訂正をさせていただきたいと思います。
03月14日第190回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(森山裕君) 川田委員に少し経過の御説明をさせていただきたいと思いますが、動物医薬品業界では、平成二十五年の十月に旧薬事法違反の行政処分がありまして、これを受けまして、農林水産省としては指導をさせていただいたところでありますが、同年十二月に日本動物用医薬品協会がコンプラ...全文を見る
03月15日第190回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(森山裕君) 矢倉委員にお答えをいたします。  刑務所出所者等の再犯防止あるいは社会復帰に向けては、働く場所の確保が重要であると認識をしております。そういう意味からも、茨城就業支援センターの活動につきましては敬意を表したいと思いますし、また、農業の担い手をお育ていただ...全文を見る
03月16日第190回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(森山裕君) 渡辺委員にお答えをいたします。  委員御指摘のとおり、繁殖雌牛の増頭対策というのは大変重要な課題だと考えております。高齢化の進展によりまして、繁殖経営の農家が減少が続いていることはそのとおりでございます。  農林水産省といたしましては、将来の経営発展を...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  繁殖経営の生産コストに占めます飼料費の割合は三九%でございます。委員御指摘のとおり、繁殖農家の経営の安定には国産飼料の生産、利用の拡大というのは大変重要な課題であると認識をしております。  農林水産省では、昨年三月に策定をいたしま...全文を見る
03月17日第190回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(森山裕君) 櫻井委員にお答えをいたします。  農業分野につきましては、TPP交渉におきまして、関税撤廃の圧力が極めて強い中、国会決議を後ろ盾にいたしまして、攻めるべきものは攻め、守るべきは守るとのスタンスで粘り強く交渉を行ってきたところでございます。  この結果、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 交渉の結果に基づきまして政策大綱の中で、省力化機械の整備等による生産コストの低減や品質向上を図るための畜産クラスター事業を強化をさせていただくほか、経営のセーフティーネットである牛、豚のマルキンについて補填率を引き上げさせていただきまして、充実した上で法制...全文を見る
03月23日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(森山裕君) 平成二十八年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  平成二十八年度農林水産予算の総額は、関係府省計上分を含めて二兆三千九十一億円、その内訳は、公共事業費が六千七百六十一億円、非公共事業費が一兆六千三百三十億円となっております。農林水産予算の編成に当...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 舞立委員にお答えを申し上げます。  今般のTPP大筋合意を受けまして、生産現場の一部に残っております懸念と不安というものをきっぱりと断ち切って、次世代を担う生産者が経営の発展に積極果敢に取り組めるようにするということが最も大事なことであるというふうに考え...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  我が国の農政は、農業、農村の有する多面的な機能を維持する地域政策と、農業の成長産業化を図る産業政策を車の両輪として推進をしてきているところであります。このような中、農業生産の場である農村地域においては、人口減少と高齢化が進行しており...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  森林整備事業は、森林の有する多面的な機能を発揮する上で極めて重要な事業であるというふうに考えております。これまでも森林整備事業予算の確保は重点的にやってまいりましたし、また、おかげさまで資源の成熟化とともに各県の要望も高まりつつあ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 国立環境研究所等がネオニコチノイド系の農薬等の浸透移行性殺虫剤について、野生の蜜蜂とかトンボ等の生態系への影響に関して調査を実施されたということは承知をしております。  今後、環境省では、これらの調査結果を踏まえて農薬の生態系への影響について検討を行って...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 農薬の登録の申請に当たりましては、農薬メーカーに、我が国での作物の栽培方法や病害虫の発生状況を踏まえ、防除の必要性や効果を勘案をして作成した使用基準の案や、毒性、残留、薬効、薬害等に関する試験成績を提出させております。  これらの試験成績に基づき、食品安...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  郡司委員が言われますとおり、TPPに関連をいたしまして、現場でやっぱり米に対する非常に不安なお気持ちを持っておられる農家の皆さんがたくさんおられるなというふうに思っております。  一つは、飼料米の政策等々が今後本当に続いていくん...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今回の食料自給率の試算は、先生御承知のとおり、あくまでもTPPの影響のみを考慮したものであり、国産生産量は維持されるとともに、千三百億から二千百億円の生産減少が生じるという試算結果を基に食料自給率を計算したものであります。結果として、カロリーベースで三九%...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 大変大事な課題であると考えておりますので、平成三十七年度に向けての品目別の生産目標というものも定めているところでございますから、そういうことに基づいて四五%、七三%という数字に結び付いてくるわけでございますので、この数字だけが先走りをしても、今委員おっしゃ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) いずれにいたしましても、食料の自給率をいかに高めるかということは農水省にとっての一番大事な役割であり、仕事であるというふうに理解をいたしております。そのためには、生産者である現場の皆さんの御理解と御協力、そしてまた消費者の皆さんの御理解と御協力がなければ達...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) まず、飼料の問題というのは、大部分がトウモロコシを始め輸入なものですから、外国からの輸送の仕組みがどう今後変わってくるかということもしっかりにらみながら、我々は対応しなければいけないなというふうに思っております。  恐らく、今後はばら積みの船で運ばれてく...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  農業経営を発展をさせて確実に次世代に継承していく上では、法人化というのは非常に重要な課題であるというふうに考えております。  今委員が御指摘をされましたとおり、日本再興戦略では三十五年までに五万法人を目指しているわけでございますが...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 紙委員にお答えをいたします。  まず、軽減税率制度が導入されますと、複数税率に対応した区分経理が求められることになりますので、事務負担が増えることになると思います。さらに、インボイス制度が導入されますと、免税事業者からの仕入れにつきましては仕入れ税額控除...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 転嫁できなければ紙委員おっしゃるとおりだと思いますが、免税事業者であっても、仕入れや諸経費の支払において消費税を負担をしておりますので、この分は転嫁をする必要があります。したがって、取引先が免税事業者であることを理由に消費税の転嫁を拒む場合は消費税転嫁対策...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今、私どもの漁業取締り船は、那覇港、糸満漁港、石垣港を利用させていただいております。  委員御指摘の与那国島の久部良漁港の整備につきましては、現在、管理者である沖縄県が、周辺水域で活動する漁業取締り船による漁港等の利用の実態や、取締り船が久部良漁港を利用...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) まず、私は、和牛とアメリカの牛肉、オーストラリアの牛肉とは基本的に違うのだと思っております。ですから、和牛のAの3とアメリカの牛肉のAの3とは基本的に違うものであるという認識を私は持っております。これは、やはり我が国の生産者が長年にわたって育種改良を重ねて...全文を見る
03月25日第190回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(森山裕君) 金子委員の御指摘の問題でございますが、御指摘のとおり、国は開門義務と開門禁止義務の相反する二つの法的な義務を負っておりますので、いずれかの立場に立つという状況にはありませんが、今年の一月、長崎地裁から、開門によることなく有明海全体の漁業環境を改善する方策を...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  現在、都市農地の防災上の位置付けにつきましては極めて大事なものであるというふうに考えております。いずれにいたしましても、今基本法に基づきまして計画を進めているところでございますので、ここでしっかりと位置付けさせていただきまして、農地...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  農業と福祉の連携は、地域における労働力不足や障害者の働く場の確保など、農業分野と福祉分野双方の課題解決に資するものであるというふうに考えております。  こういった観点から、委員御地元の大阪府による相談窓口の設置という取組は地域農業...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  自然との触れ合いが少ない都市部におきまして、都市農業は子供が農業を通じて自然に触れることができる貴重な機会を提供しているものと認識をしております。とりわけ、子供にとって農作業体験や都市農業との交流は、農業の重要性を学ぶことにとどま...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 箕面市の農業公社の取組は、全国のモデルとなるような優良な事例であると認識をしております。こうしたことも踏まえまして、現在検討中の都市農業振興基本計画においても、生産者のグループや地方公共団体、学校関係者との連携の強化を図るための取組を推進することとしており...全文を見る
03月28日第190回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○国務大臣(森山裕君) 河野委員にお答えをいたします。  お話しのとおり、食品由来の廃棄物というのは大体二千八百一万トンぐらいあるのではないかと言われております。また、そのうち可食部分と考えられる量が、いわゆる食品ロスの分が六百四十二万トンでございまして、今、これを生鮮食品に限...全文を見る
03月29日第190回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○国務大臣(森山裕君) 荒木委員にお答えいたします。  福島県の農林水産物は世界に誇れるものだと思っております。また、福島県また関係団体の皆さんの大変な御努力によって放射性物質の検査というのも的確に行われておりまして、今先生お話しのとおり、基準を超えるものは全くありません。こう...全文を見る
03月31日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(森山裕君) 山田委員にお答えをいたします。  攻めるべきものは攻め、守るべきものは守るとのいわゆる基本的なスタンスで粘り強くTPP交渉を行った結果、農林水産物につきましては、他国が原則的に関税を撤廃する中で、我が国は約二割の関税撤廃の例外を獲得することができました。...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今朝の農業新聞の記事につきましては、真摯に受け止めさせていただきたいと考えております。  TPP交渉は、山田委員御承知のとおり、保秘義務の掛かっていた交渉であったために、大筋合意まで交渉の進捗を説明をすることができなかったことから、やはり現場の皆さんは大...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 本年一月一日から、ロシア水域におけるサケ・マス流し網漁が禁止をされました。これ、現場の漁業者の皆さんにとってはいかんともし難いことであったと思っております。  こうした中、北海道等からのいろんな要請をいただいてまいりましたので、平成二十七年度の補正予算等...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  漁村の高齢化率は三六%と全国平均に比べて九%ほど高くなっております。また、漁村の人口減少、高齢化への対応というのは重要な課題であると認識をしています。  漁村の活性化を図り、人口を維持していくためには、漁村の主たる産業である水産業...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 平木委員にお答えをいたします。  我が国の魚類の養殖業は、配合飼料の価格の上昇等によりまして経営が大きく圧迫されている状況にあると認識をしております。このため、成長性や耐病性に優れた増肉係数の低い品種の作出が我が国養殖業の競争力強化にとっても重要な課題で...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 局長を信頼しておりますから、任せていいのかと言われれば、任せていいと思っております。  ただ、先生がおっしゃいますように、大きな、たしか平成二十六年の大雪のときには全国で千二百億円を超えるぐらいの被害額だったと思います。今回はそれに比べると非常に少額では...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 漁業経営に関する補償制度の改善のための漁船損害等補償法及び漁業災害補償法の一部を改正する等の法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  近年、漁業就業者の減少及び高齢化の進行、養殖業における配合飼料価格の高騰等我が国漁業を取...全文を見る
04月04日第190回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○国務大臣(森山裕君) 二之湯委員にお答えをいたします。  ただいまお話しいただきましたように、二十七年度の輸出額は七千四百五十一億円でございまして、順調に推移してきていると思っております。ただ、オールジャパンでの取組がどうなのかとか、また産地間連携を更に拡大させていかなきゃい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  フランス食品振興会、いわゆるSOPEXAが果たしてきた大きな役割というのはよく認識をしております。こうした国が一体となったプロモーションが、我が国の農林水産物・食品の輸出を一層促進をし、ブランドを確実にしていくためにも重要であると...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 安井委員にお答えをいたします。  食品ロスの問題というのは非常に急いで対応しなければいけない極めて大事な課題だというふうに認識をいたしております。  食品ロスの削減を図る上で、卸、小売からの返品などの商習慣の見直しを進めることが重要であると考えておりま...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 一つは、フードバンク等についての努力も、活動をしっかりと支えていくということも大事なことではないかなというふうにも思っております。  そのため、農林水産省といたしましては、ホームページ等でいろんな活動をお知らせをさせていただくということもさせていただかな...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 失礼をいたしました。  食品ロスの削減に当たりましては、まず食品廃棄物等の発生抑制の取組が有効であり、重要であると認識をしております。このため、食品関連事業者による食品廃棄物等の発生量が一定水準以下となるように、国において食品廃棄物の発生抑制目標を平成二...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 先ほどお答えをいたしましたように、まずは三十一業種について目標値の達成状況等について検証を行った上で考えてまいりたいと思っております。
○国務大臣(森山裕君) 先ほども少し説明が漏れておったかもしれませんが、二十六年の四月の二十六業種というものについて今検証をさせていただいておりますので、先生、努力をしていないというわけではありません。この問題は大事な問題だと農水省としては考えておりますので、今後も真摯に取り組ん...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 農水省だけでやれる話ではありませんが、農水省も積極的に取り組んでまいります。
○国務大臣(森山裕君) 寺田委員にお答えをいたします。  農村地域におきまして高齢化や人口の減少が進行する中で、どう農村、山村、漁村の集落のコミュニティー機能を維持していくかという課題は非常に大事な課題だと思っております。また、農地、水、環境の保全を図っていくことも極めて重要で...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 仁比委員にお答えいたします。  委員御承知のとおりなんですけれども、諫早干拓の開門問題につきましては、国は開門義務と開門禁止義務の相反する二つの法的な義務を担っておりまして、いずれの一方の立場に立つことができない状況でございます。このような中、本年一月、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 長崎地裁の和解勧告に対する国の考え方につきましては、和解協議の場においてお示しさせていただくことになるというふうに考えておりまして、この場でのお答えは差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(森山裕君) 三月一日の和解協議では、次回においてですから今度のことになると思いますが、開門に代わる漁業環境改善のための措置の検討状況について報告をするように求められておりますので、その内容までは求められていないと理解をしているところでございまして、四月十一日の和解協議...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 裁判所の訴訟指揮に従いまして真摯に対応してまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) 清水委員にお答えいたします。  農林水産省におきましては、森林の適切な管理、保全を図るために、森林法に基づきまして林地開発許可制度や保安林の伐採等に対する規制措置を講じてきているところであります。これらに加えまして、平成二十三年の森林法改正によりまして、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 山田委員にお答えをいたします。  御指摘の事業費に係る国費支出割合が一〇〇%という状況につきましては、本制度に係る予算の毎年度の執行状況報告や実情報告におきまして、農業者が自力で施工した分の費用あるいは機械を持っていてした分等が含まれていないということ等...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 農業基盤整備促進事業等の補助事業は、土地改良関係補助金交付要綱に基づきまして事業を行っているところであります。この交付要綱におきましては、平成二十七年二月より、土地改良区の補助事業者が実施する事業については、一般の競争に付することが困難又は不適当である場合...全文を見る
04月05日第190回国会 衆議院 本会議 第22号
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○国務大臣(森山裕君) 山尾議員の御質問にお答えいたします。  農林水産業への影響について、対策を講じない場合の影響試算などの再試算についてのお尋ねがありました。  今回の農林水産物の試算については、あくまでもTPPの影響のみを考慮したものであり、将来の人口減少などの他の要因...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 稲津議員の御質問にお答えいたします。  中山間地域対策についてのお尋ねがありました。  中山間地域等直接支払交付金については、平成二十七年度の第四期対策への移行期において三万三千ヘクタールの取り組み面積の減少が見込まれており、その減少幅は、平成二十二年...全文を見る
04月05日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○国務大臣(森山裕君) 高橋委員にお答えをいたします。  今の話を聞きながら、やはり日本の食文化はすばらしいなと改めて思いましたし、漁業問題というのはしっかり取り組んでいくことが大事なことだなというふうに強く感じたところであります。  ところで、漁船損害等補償制度及び漁業災害...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) WTOの漁業補助金交渉とTPP交渉への影響に関しては、WTOとTPP交渉では参加国も違いますので、基本的には別の交渉であるというふうに考えております。
○国務大臣(森山裕君) 郡司委員御指摘のとおり、我が国の漁業は、一九七〇年代半ばからの各国の二百海里規制による遠洋漁業の海外漁場からの撤退、また一九九〇年代初めの沖合漁業におけるマイワシの漁獲量の急減、沿岸地域の開発による沿岸漁業の漁場環境の悪化等により、生産量、生産額とも長期的...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) まず、捕鯨のことについて申し上げますが、我が国は科学的な根拠に基づく鯨類の資源管理に不可欠な科学的情報を収集するために調査を実施しているところでございまして、商業捕鯨の再開を目指すこととしております。  このため、御指摘の決議を踏まえまして、調査船団の安...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 委員御指摘のとおり、積立ぷらすの事業は漁業経営の安定を確保するという重要施策の一つとして平成二十三年度から実施をしてきたところであります。その重要性については、現在においても何ら変わりのないところであります。  今後とも計画的に資源管理等に取り組む漁業者...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  我が国では、漁業環境に配慮した持続可能な方法で生産された水産物であることを示すエコラベルの認証として、平成十九年にMEL、いわゆるマリン・エコラベル・ジャパンが創設をされ、認証に当たっては、漁期や漁具規制等の遵守など適切な資源管理を...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  我が国の漁船につきましては、平均船齢が二十三年となっておりまして、建造後二十年以上経過したものが全体の約七〇%となっております。こうした漁船の老朽化、高船齢化は水産業の競争力を阻んでいる大きな課題であり、漁船の更新を促進する必要があ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  本法案による改正事項については、漁業経営に関する補償制度の改善によるセーフティーネットの充実を図るという共通の趣旨、目的を有するものであります。このため、今回の補正対象となる法律はそれぞれ強い関連性があると認められることから、一括法...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 東日本大震災の発生時に支払保険金の財源不足が生じた組合があったところでありますが、こうした状況を踏まえまして、漁船保険組織の事業基盤を強化するため、平成二十五年五月から平成二十七年六月にかけまして、全ての漁船保険団体において、漁船保険中央会及び四十五の漁船...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 漁家子弟や漁業外からの就業者を問わず、新規就業者を就業後に安定的に漁業経営が営めるように、また安全に操業するためには、就業前に操船や漁労に関する専門的な技術や知識を習得することが大事なことであるというふうに認識をしております。特に、漁家子弟が親元に就業する...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 紙委員御指摘のとおり、平成二十七年十一月に公表した「品目毎の農林水産物への影響について」は、TPP合意による水産物への影響については、多くの水産物について影響は限定的と見込まれるとしております。これは、長期の関税撤廃期間の確保など、交渉で獲得した措置に加え...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 水産業の体質強化対策としては、政策大綱を踏まえて、広域浜プラン等に基づきまして操業の共同化を核とした実証的な取組などによる競争力強化、生産性向上、省エネ、省コストに資する漁業用の機器の導入、担い手へのリース方式による漁船の導入、産地の施設の再編整備等の国内...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 儀間委員も御承知のとおりなのでございますが、我が国の漁業というのは、一九七〇年代半ばからの各国の二百海里規制による遠洋漁業の海外漁場からの撤退が一つあると思います。また、一九九〇年代初めの沖合漁業におけるマイワシ漁獲量が急減したということも一つあると思いま...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) ただいまは漁業経営に関する補償制度の改善のための漁船損害等補償法及び漁業災害補償法の一部を改正する等の法律案を全会一致で可決をいただき、誠にありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  以...全文を見る
04月07日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○森山国務大臣 宮腰委員にお答えを申し上げます。  委員御指摘のとおり、備蓄米を買い上げることによって影響を遮断するということは、私もそのとおりだと考えております。  TPPいかんにかかわらず、主食用米の国内需要が毎年おおむね八万トン程度減少している中にあって、需要に応じた米...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  TPP協定が発効いたしますと、輸入麦のマークアップの削減、九年目までに四五%減少するわけでありますが、これに伴いまして、一般会計からの繰り入れとあわせて麦の経営安定対策の財源となっているマークアップ収入は減少することとなります。  この...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  乳製品につきましては、バター、脱脂粉乳の現行の国家貿易制度及び高水準の枠外税率を維持した上で、近年の国家貿易の追加輸入量の範囲内で関税割り当てを設定することとされたところでございます。乳製品全体の国内需要への悪影響は回避されるというふうに...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  日豪EPAにつきましては、昨年一月の発効以来、国産牛肉の価格が堅調に推移していること等を踏まえれば、国産牛肉との関係では、日豪EPAの発効に伴う影響は、これまでのところ特段あらわれていないのではないかというふうに考えております。  一方...全文を見る
○森山国務大臣 宮腰委員御指摘のとおり、平成二十五年三月の政府統一試算は、米、麦の国家貿易がなくなるなど全ての関税が即時撤廃をされ、国内対策も行われない等の極めて単純化した前提のもとで行った試算であります。  今回の試算に当たっては、その前提となる状況が変わっております。  ...全文を見る
○森山国務大臣 上田委員にお答えを申し上げます。  今回のTPP合意を受けまして、生産現場の一部に残っております懸念と不安をきっぱりと断ち切って、安心して夢と希望を持って再生産に取り組んでいただけるように、政策大綱に基づき、万全の対策を講じることが重要であると考えております。 ...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  政策大綱に基づきまして、攻めの農林水産業への転換のための競争力強化、体質強化対策等、万全な対策を講じることがまず大事なことだと思っております。  ただ、現場を歩きますと、中山間地は本当に大丈夫だろうか、農村、山村、漁村集落を本当に守ってい...全文を見る
○森山国務大臣 福島委員、私の方から少し現状の説明をさせてください。  最低マークアップの引き下げ条項が発動されるのは、三カ年中二カ年でSBSが未達になっているというのが現状でございます。このような状況では、国産米の需給が緩和基調になって、国産米を合理的価格で調達できるために、...全文を見る
○森山国務大臣 主に中食等が多いと理解をしております。
○森山国務大臣 福島委員にお答えをいたします。  SBSの枠で輸入されたものは、確かに、平成十七年から二十一年までは十万トンでございますが、二十二年は三万七千トン、二十三年、二十四年はそれぞれ十万トン、二十五年は六万一千トン、二十六年は一万二千トン、二十七年は二万九千トンという...全文を見る
○森山国務大臣 福島委員にお答えをいたしますが、サイドレターは、SBSに関しまして円滑な入札手続を行うために、透明性向上の観点から、その運用の一部について技術的な変更を行うことを規定したものでありまして、枠数量の全量を輸入するということを保証しているものではありません。  例え...全文を見る
○森山国務大臣 国会決議につきましては、国会で御判断をいただくということが正しいことだと思っておりますが、やはりTPPにおいては除外あるいは再協議という定義がないということも事実であろうと思います。
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  今後の日本の人口構成等々を考えますと、やはり農業を成長産業化させていくという視点も非常に大事だと思います。これは産業政策としてしっかりやらなきゃならないと思います。  もう一方、今委員が御指摘のように、中山間地を含めて、農村、漁村、山村...全文を見る
○森山国務大臣 村岡委員にお答えをいたします。  TPPが大筋合意をいたしましたときに、総理からの御指示は、現場の皆さんの気持ちに寄り添ってしっかりと説明をするようにという御指示でございました。我々は、その指示を受けまして、全国でいろいろな説明会をさせていただきました。また、補...全文を見る
○森山国務大臣 前提がいろいろ違うと結果が違うのは当然のことでございますが、対策もやっておりますので、そのことを含んで計算をさせていただいているというふうに思っております。  また、大学の先生の調査では、例えば、米は三年したらまた市場に出てくるという前提での計算をしておられたり...全文を見る
○森山国務大臣 有事のときに備えて備蓄しております米については、主食米として市場に出回ることはありません。
○森山国務大臣 マルキン制度は、村岡委員も御承知のとおり、大型の農家向けの政策だけではありません。これは少頭肥育の農家の皆さんにも生産費をきちっと補填していく制度でありますから、畜産農家の皆さんからは御信頼をいただけると思っています。
○森山国務大臣 内閣官房に一元化しておりますので、私が見ているとか見ていなかったとかという次元の話ではないと思います。
○森山国務大臣 農林水産省が所管をいたします部分については、記録は、手続に基づいて、しっかりとして保管をしていると考えております。
○森山国務大臣 TPP交渉に関する会合、会談の記録の取り扱いにつきましては、内閣官房にお問い合わせをいただければと思います。私どもの判断で行えることではありません。  ただ、農水省は、情報管理については適正に対応していることは、そのとおりであります。
04月08日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○森山国務大臣 緒方委員にお答えを申し上げます。  まず、一般論として申し上げますが、国会議員の皆さんから政府に対して資料要求とか事実関係の確認があれば、適切に対応していることは御理解をいただけると思います。  今回の件につきまして、具体的に執筆に協力をした職員は確認をされな...全文を見る
○森山国務大臣 丸山委員にお答えをいたします。  今回の国内対策の検討に当たりましては、政策大綱の策定に先立ちまして、昨年の十一月四日、TPP合意の農林水産物への影響につきまして、国内価格や国際価格、輸入量などの客観的なデータをもとにして、品目ごとの影響を定性的に精査、分析をま...全文を見る
○森山国務大臣 検討中の十二項目につきましては、秋以降ということではありません。秋を目途にきちっとした結論を出させていただきたいと思っておりますし、そこの目標に向かって小泉部会長を初め皆さんが御努力をいただいている、与党の皆さんが御努力をいただいていることは御承知をいただきたいと...全文を見る
04月14日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○森山国務大臣 森林法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の森林は、戦後造林された人工林が成熟して本格的な利用期を迎えており、その森林資源を循環利用していくことが重要な課題となっております。その際、需要面においては、...全文を見る
04月14日第190回国会 衆議院 本会議 第24号
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○国務大臣(森山裕君) 福田議員の御質問にお答えいたします。  企業による農地所有の特例についてのお尋ねがありました。  企業の所有方式での農業参入については、企業が農業から撤退をしたり、産業廃棄物置き場になるのではないかという農業、農村の現場の懸念があることから、農地法上、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 樋口議員にお答えを申し上げます。  企業による農地所有の特例についてのお尋ねがありました。  企業の農業参入については、平成二十一年の農地法改正により、リース方式での参入は全面解禁されており、農地中間管理機構との組み合わせにより、さらに参入しやすくなっ...全文を見る
04月18日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第6号
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○森山国務大臣 緒方委員にお答えをいたします。  都道府県が行った試算においては、米につきまして、二十九道県におきましては、政府試算と同様の影響額はゼロという結果になっておりますが、一部の県においては、特定の銘柄の米の価格とSBS輸入米との価格を比較し、その価格差で当該県産の米...全文を見る
○森山国務大臣 お答えをいたします。  委員御指摘のとおり、大切畑のため池について、NHKのニュースで決壊をした旨の報道がありましたので、大変一時心配をいたしましたが、職員を派遣いたしましてよく調べさせていただきました結果、問題はないということがはっきりいたしました。また、放流...全文を見る
○森山国務大臣 岸本委員にお答えをいたします。  まず、砂糖政策について大変な御理解をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。  今回の加糖調製品及び調整金の徴収の考え方でありますけれども、もう委員御承知のとおりでありますが、対象となる加糖調製品は、砂糖との用途の競合...全文を見る
○森山国務大臣 篠原委員にお答えをいたします。  関税撤廃が原則というTPP交渉の中で、我が国は国会決議を後ろ盾に交渉をしてまいりました。その結果、農林水産品の約二割を関税撤廃の例外とすることができました。特に、重要五品目を中心に、米や麦の国家貿易制度や豚肉の差額関税制度など、...全文を見る
○森山国務大臣 升田委員にお答えをいたします。  農地の被害についてはまだ全ての把握が終わっているわけではありませんが、ちょうど今スイカの出荷時期になっておりますけれども、選果機等が非常に壊れておりまして、そのことが今非常に気になるところであります。また、熊本はトマトの生産が日...全文を見る
○森山国務大臣 黒岩委員にお答えをいたします。  御指摘のように、熊本を中心とする九州地域におきましては、第一次産業の非常に盛んなところでございます。今回の震災のことも大変気にしておりまして、農林水産省としては、先ほども御答弁を申し上げましたが、現地に局長も派遣をさせていただき...全文を見る
○森山国務大臣 私も地方議員として、激甚災害の指定を受けて本当に安堵したことを今思い出しておりますが、大変大事な御指摘だと考えております。  農林水産省といたしましては、農地、農業用施設、林道といった関係施設の被災状況の把握に今努めておりまして、早期に結果が得られるように、関係...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  農林水産省といたしましては、被害の状況の正確な把握を行った上で、早期の復旧と被災農家の経営再開に向けて必要な対応を関係省庁と連携して進めてまいりたいと考えております。
○森山国務大臣 被災農家の皆さんの不安に寄り添って、しっかりとした対応をさせていただき、準備を始めたいと考えております。
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  TPP協定では、関税に係る約束について、除外、再協議という区分は用いられておりません。  ただし、国会決議を後ろ盾にして交渉した結果、協定上認められている別段の定めとして、約二割の農林水産品について関税撤廃の例外措置を確保しているところ...全文を見る
○森山国務大臣 下地委員にお答えをいたします。  先生の独自の試算を今お示しいただいたところでございますが、いずれにいたしましても、ホルの雄をどう少なくするかというところが一つの課題だろうと思います。そのために、どう和牛、F1をふやしていくかというところが大事な課題だと思います...全文を見る
04月19日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号
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○森山国務大臣 笹川委員にお答えをいたします。  加工食品の原料原産地表示につきましては、平成十三年以降、順次義務づけの対象が拡大をされてきたところであります。現在、二十二食品群及び四品目について義務づけられております。  消費者の自主的かつ合理的な選択に資してきたというふう...全文を見る
○森山国務大臣 まず、自民党の農林水産業骨太方針策定PTが、原料原産地表示について真摯な御議論をいただいていることに敬意を表したいと思います。  その上で、同PTが三月三十一日に、全ての加工食品について実行可能な方法で原料原産地表示をすると取りまとめられたというふうに承知をして...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  今委員の御指摘のように、成長する海外の市場を取り込むためには、やはり海外の嗜好、ニーズに合った食品や生産物を輸出していくということが大事なことだろうと思います。もう一つ大事なことは、日本の農産物、食品が世界で最も安心、安全なものであるとい...全文を見る
○森山国務大臣 岡本委員にお答えいたします。  生産者の高齢化や耕作放棄地の増大等、課題が山積している中で、農林水産業の活性化は待ったなしの課題であると認識をしております。政権交代以降、産業政策と地域政策を車の両輪として、農協改革や農地中間管理機構の創設などの農政改革を実施させ...全文を見る
○森山国務大臣 攻めの農業に転じていくことは大変大事なことでありますし、若い人たちが意欲を持ってやっていくということが大事なことでして、全国いろいろなところでいろいろな試みが行われております。モデルになるようなこともたくさんありますので、そういうこともしっかりと横展開をさせていた...全文を見る
○森山国務大臣 玉木委員にお答えをいたします。  委員御指摘のとおり、東日本大震災のため池の決壊を契機といたしまして、各都道府県によりまして耐震性調査が行われてきたところでありますが、二十六年度までに全国で三千九十五カ所であります。そのうち、千七百八十七カ所で耐震性が不足してい...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  牛・豚マルキンにつきましては、政策大綱に基づきまして、補填割合を引き上げるなどの充実を図ることとしており、早期の実施を求める現場の声があることは私も承知をしております。  他方、牛・豚マルキンの法制化は、TPP協定による関税削減等の影響...全文を見る
○森山国務大臣 少し御理解をいただきたいと思いますけれども、一遍公表をいたしましたが、後で少しタリフラインの読み方を変えさせていただきましたので、今確定をしているわけではありませんが、おおよそと思っていただければいいと思いますけれども、五百九十四ラインのうちに、米は、撤廃されるラ...全文を見る
○森山国務大臣 玉木委員にお答えいたしますが、先ほど私、言い違っているかもしれませんが、先ほど申し上げたのは撤廃ライン数でございますので、それが百七十でございますから、四百二十四というのは例外であるというふうに御理解をいただければと思います。
○森山国務大臣 大変大事な課題でございますので、御通告をいただいていないものですから、整理がついておりませんので、少しお時間をいただいて、お答えさせていただきたいと思います。
○森山国務大臣 農林水産物全体といたしましては関税を残すライン数が四百五十九でございますが、重要五品目ではなくて、全体では四百五十九でございます。そのうち関税割り当てを設定して税率を維持したものが百六十六でございます。そして、同一ラインのうち一部について税率を維持したものが十八で...全文を見る
○森山国務大臣 玉木委員、申しわけありません。  今、数字が出てまいりましたので申し上げます。  四百二十四のラインのうち、関税割り当てを設定し、税率を維持したのが百六十二ラインございます。そして、同一ラインのうち、一部について税率を維持したものは十八でございます。税率を維持...全文を見る
○森山国務大臣 今答弁を申し上げましたとおり、関税割り当てを設定して税率を維持したというカテゴリーと、同一ラインのうち一部について税率を維持したもの、税率を維持したもの、税率を削減したものという四つで分けておりますので、あと、今委員がお尋ねになりたいことを、全てのラインについてど...全文を見る
○森山国務大臣 玉木委員の言われる手つかずという意味が必ずしもよく理解ができないところでありますが、部分だけを見るのではなくて、やはり米でしたら米全体で見ていただきたいと思います。  枠外税率については、ほぼ維持されていると理解をしております。
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  実態に影響のない対応をしてきていることは間違いがありません。(発言する者あり)
○森山国務大臣 委員長にお願いでございますが、大変大事な課題であると認識をしておりますし、また、国民の皆さんに誤解があってはいけませんので。  今、四つのカテゴリーの数字については申し上げました。この中で枠外税率の問題とか、全体的にどういう影響があるのかないのかということ等につ...全文を見る
○森山国務大臣 委員長初め皆様方には、答弁精査のために大変御迷惑をおかけいたしました。御配慮いただきましたことに厚く御礼申し上げます。  御質問にお答えいたします。  関税撤廃が原則というTPP交渉の中で、我が国は国会決議を後ろ盾に交渉をいたしました。その結果、農林水産品約二...全文を見る
○森山国務大臣 玉木委員も御理解をいただけると思いますが、百七十ラインにつきましては、先ほども申し上げましたように、輸入実績が小さいもの、もう一つは、国産の農産品との代替性が低いもの、牛タンとかそういうものがあると思いますが、あと、関税撤廃がかえって生産者のメリットになる、例えば...全文を見る
○森山国務大臣 全く輸入がないものは、二〇一〇年によりますと五十六ラインです。  ですから、どこまでを低いものとするかという基準の問題もありますので、そういうものを含めて百七十ラインと申し上げているところでございます。全くないものは、二〇一〇年では五十六ラインでございます。
○森山国務大臣 お答えいたします。  農家の皆さんの気持ちの中に不安な気持ちがおありになることは、私も現場を歩きながらよくわかっております。一つは米政策がどうなっていくんだろうか、あるいは、中山間地、条件不利地域の農業がどうなっていくんだろうか、TPPの関係はどうなるんだろうか...全文を見る
○森山国務大臣 畠山委員にお答えをいたします。  冒頭の御発言で誤解があるといけませんので少し御説明申し上げておきますが、私が玉木委員に御答弁をいたしましたのは、我が国の譲許表では、WTOの水準に従うもの、すなわちTPPでは変更を加えなかったものを単純に数え上げれば、重要五品目...全文を見る
○森山国務大臣 例えば、先生、青森の場合でございますが、先ほど委員御指摘のとおり、米への影響額というのは二十三億円というふうになっておりますけれども、考え方として、青森県の「まっしぐら」とか「つがるロマン」という価格がSBSの輸入米の価格まで低下するという仮定が置いてございます。...全文を見る
○森山国務大臣 丸山委員にお答えいたします。  法人による農地所有につきましては、法人が農業から撤退をしたり、産業廃棄物置き場になるのではないかという農業、農村の懸念があることから、当該法人が農業に継続的に真剣に取り組んでいくことを担保するために、事業要件や議決要件等を設けてい...全文を見る
○森山国務大臣 先ほどもお答えをいたしましたけれども、やはり農業者の意向に沿って法人の経営方針が決定をされるということを担保するためであります。
○森山国務大臣 それは、丸山委員お尋ねですけれども、農業者の意向によって法人の経営方針が決定をされるということは担保しておかなければいけないと考えております。
○森山国務大臣 農業を行うわけでございますから、農業者の意向というもので法人の経営方針が決定をされるというのは当然のことだと思います。それを担保するためにとられている措置でございます。
04月20日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○森山国務大臣 福山委員にお答えをいたします。  TPP交渉につきましては、関税撤廃を求める輸出国からの強い圧力など非常に厳しい交渉が行われた中で、農林水産物の約二割の四百五十八ラインのうち、重要五品目四百二十四ラインについて関税撤廃の例外を確保しており、これらのラインが守られ...全文を見る
○森山国務大臣 訂正をまずお願い申し上げたいと思いますが、四百五十九ラインと申し上げるべきところを四百五十八ラインと言い間違えましたので、まず訂正をさせていただきます。  ただいまの御質問でございますが、同じ品目について枠内と枠外の二つのラインが設定をされている場合においては、...全文を見る
○森山国務大臣 国家貿易で輸入する十七ラインは国別枠の設置にとどめ、国家貿易以外で輸入する十七ラインは高い関税水準を維持しております。  現在、枠外税率を支払って行われる輸入は極めて限定的でございまして、先ほど申し上げましたとおり、大体年間百トンから二百トンでございます。この水...全文を見る
○森山国務大臣 福山委員にお答えをいたします。  今までの御説明で御理解をいただけるのではないかと考えますが、一つ一つのタリフラインを精査し、全体として影響が出ない措置をしており、守られたものが一つもないという主張は当たらないのではないかと考えております。
○森山国務大臣 福山委員にお答えいたします。  チェックオフ制度については、委員御指摘のとおり、制度導入を志向しております業界団体におきまして、団体に加入していない生産者の意見も含めて、業界全体の合意形成に向けて取り組んでいただくことが大事なことではないかというふうに考えており...全文を見る
○森山国務大臣 中川委員にお答えを申し上げます。  御指摘のとおり、重要五品目につきましては、全体のライン数五百九十四ラインのうち四百二十四ラインを関税撤廃の例外として、残りの百七十ラインは撤廃をしております。  ただし、それはタリフラインごとに一つ一つ精査を行いまして、国内...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  例えば、甘味資源作物のうちカッサバ芋につきましては、十一年目に関税を撤廃するということになっております。カッサバ芋をでん粉原料として輸入し、国内ででん粉に加工すると高コストとなりますので、経済合理性がないことから、近年、TPP参加国からの...全文を見る
○森山国務大臣 中川委員にお答えを申し上げます。  現在、農林水産省におきましては、行政機関が行う政策の評価に関する法律等に基づきまして、各施策、事業について、あらかじめ目標を設定した上で、その達成状況を把握し、外部有識者による意見を聴取するなど客観的な評価を実施し、その評価結...全文を見る
○森山国務大臣 中川委員の御指摘のとおりだと思っております。  農林水産省では、日々の業務の中でも関係団体と情報交換や意見交換を行うほか、平素からお互いに問題意識の共有を図り、連携を強化するために、昨年十月から農林水産関係団体と農林水産省との定期的な意見交換の場を設けたところで...全文を見る
○森山国務大臣 中川委員にお答えをいたします。  TPP関連対策におきまして、産地パワーアップ事業や畜産クラスター事業など七つの事業につきまして基金を設けさせていただき、事業を実施することといたしました。平成二十七年度補正予算におきまして、七つの事業で千七百六十三億円の基金化を...全文を見る
○森山国務大臣 佐々木委員にお答え申し上げます。  やはり我が国の農政というのは、国や環境の保全など、農業、農村の有する多面的な機能を維持するという地域政策というのは本当に大事なことだと思っております。また、農業を成長産業化させるという産業政策も大事なことでございますが、こっち...全文を見る
○森山国務大臣 佐々木委員にお答えいたします。  現場の皆さんが不安を持っておられることは、私もよく承知をしております。一つ一つについてやはり詳しく御説明を申し上げるということが大事なことだと考えておりまして、その努力は今後も続けさせていただきたいと思っております。  品目別...全文を見る
○森山国務大臣 おにぎりがありましたので、それをお茶漬けにして食べまして、鹿児島のかつおぶしとみそでつくっております、あれはみそ茶というんでしょうか、それを一杯飲んでまいりました。
○森山国務大臣 升田委員にお答えいたします。  何回か申し上げてまいりましたが、現場を歩いていて感じますのは、やはり米農家の皆さんの不安というのが非常に高いなというのを実感いたします。それはTPPも影響していると思いますが、本当に飼料米の政策はずっと続いていくんだろうかという御...全文を見る
○森山国務大臣 米の特別枠の話でございますが、これはWTOと違いまして輸入義務を負うておりませんので、SBSでどれぐらい制約できるかというところがよくつかめません。  七万八千トン、別枠を、十三年後にでき上がるわけですけれども、そのまま入ってくるのかどうかというのは少しつかみに...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  農は国の基であると教えられてきました。  私は、日本の農林水産業に従事しておられる方々は、やはり日本の国民の食料を守り、あるいは山林を守ってこられたと思います。結果として、世界で最も信頼できる安心、安全な農林水産物を生産できるようになっ...全文を見る
○森山国務大臣 委員御指摘の件でございますが、平成二十三年八月に公正取引委員会が公表したところによれば、茨城県が発注する土木一式工事等の入札において、独占禁止法の規定に違反する行為が行われ、排除措置命令が出されたというふうに承知をいたしております。  そもそも、当該工事は茨城県...全文を見る
○森山国務大臣 先ほど御答弁を申し上げましたとおり、県において行われた事業でございますので、県においてしっかりと対応されるべきものだと考えております。
○森山国務大臣 先ほども申し上げましたが、県が行っている事業でございますので、県においてしっかりした対応をしていただけると考えております。  また、政治資金につきましては、一般的に申し上げて、総務省が所管をする政治資金規正法にのっとりまして適正に処理されるべきものであると認識を...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  委員御指摘の問題は、平成二十七年五月に補助金の交付を受けた御指摘の井関農機株式会社については、平成二十七年三月に公正取引委員会から独占禁止法に基づく排除措置命令を受けたと承知をしております。  他方、補助金の交付の決定の適正化を図ること...全文を見る
○森山国務大臣 御指摘の問題でありますが、談合により公正取引委員会から処分を受けた事業者については、農林水産省発注の入札において指名停止措置を講ずることとしております。一定期間に複数回の処分を受けた場合については、より長期間の指名停止を行うこととしているところでございます。
○森山国務大臣 一般論として申し上げますが、入札契約の相手方の選定と各種事業における補助金の交付を受ける補助事業者の選定は別でございます。補助金の交付に当たっては、補助金適正化法や各事業の要綱、要領等のルールにのっとりまして適切に選定をすることとしております。  補助目的との整...全文を見る
○森山国務大臣 原則として競争入札でございます。また、価格については事前公表はいたしておりません。
○森山国務大臣 先生から資料を提出していただいておるものにつきましては、都道府県が事業主体でございますので、競争入札であるかどうか等については、県に問い合わせをさせていただきたいと思います。
04月21日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○森山国務大臣 武部委員にお答えを申し上げます。  加工原料乳生産者補給金等暫定措置法が施行されましたのは昭和四十一年でございますが、その以前にどういう状況であったかということを少し御説明申し上げたいと思います。  非常に小規模な生産者団体が乱立をしているという状況が一つござ...全文を見る
○森山国務大臣 指定団体制度が果たしている役割をしっかり検証しながら、答申に向けて御相談があるということでございますので、我々は、現場を一番よく知っているというふうに自負しておりますので、そのことをしっかりと反映させてまいりたいと考えております。
○森山国務大臣 熊本県、大分県を中心とする地震に際しまして、とうとい多くの人命が失われる結果を招いてしまいました。また、多くの方々が不安な中で日々の生活を過ごさざるを得ない状況が続いておりますこと、本当にお見舞いを申し上げ、お悔やみを申し上げるところであります。  今委員から御...全文を見る
○森山国務大臣 指定団体制度が果たしている役割というのは、先ほども申し上げたところでありますけれども、一つは乳業メーカーとの対等な価格交渉があると思いますし、もう一つはコストの削減ということが集送乳の関係ではあると思います。また、非常に大事なことは、飲用牛乳と乳製品向けの調整をす...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども申し上げておりますが、指定団体制度が果たしてきた役割、そして指定団体制度が持っている機能というのは非常に大事なものでございますので、そのことをしっかりと受けとめて、今後も対応してまいりたいというふうに考えております。
○森山国務大臣 田島委員にお答え申し上げます。  鳥獣被害というのは、農作物への直接的な被害に限らず、生産意欲の減退を招き、離農や水産業の撤退の要因にもなると考えておりますので、農山漁村の暮らしにかかわる緊急の大事な課題だというふうに認識をしております。  また、生産者が安心...全文を見る
○森山国務大臣 岸本委員にお答え申し上げます。  委員御指摘のとおり、今後、貿易上の要件として、GAPやHACCPに基づく認証の取得というのは大変大事な課題だというふうに思っておりますし、国際的に通用する認証の取得を推進するということは農水省にとりましても大変重要な課題だと認識...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  我が国の農林水産物、食品の輸出に当たりましては、取引先の求めに応じて、国際的に通用する認証を取得することが有効であるというふうに、先生御指摘のとおり、私どもも考えております。  このため、日本発の規格・認証スキームがGFSIなどの国際的な...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  今回、東京オリンピックでも、木材が国立競技場におきましても多く使っていただけるという方向が示されてまいりましたので、林業関係者の中でも認証材というものがいかに大事なものであるかという認識が高まってきておりますので、この機会に、木材あるいは農...全文を見る
○森山国務大臣 私の方から少し補足をさせていただきますが、地理的表示の生産地というのがなぜ必要なのかということでありますが、一つは、人的な特性というのがあるのではないかと思っております。伝統的な製法とか、あるいは地域伝統の文化や行事につながるものとか、一番はやはり自然的な特性では...全文を見る
○森山国務大臣 今、井出委員おっしゃいますとおり、生産者の顔が見えるということが消費者には本当に安心感を与えているんだなと思うことが多々ございます。  先日伺いました道の駅での話を聞きますと、生産者の顔写真と名前が入っているものが一番先に売れるそうです。その次に、生産者の名前だ...全文を見る
○森山国務大臣 一般財団法人日本穀物検定協会で実施をしていただいておりますもので、一定の条件があろうかと思いますが、産地におきましても、この産地でも自分の米はこういうつくり方をしているからおいしいんだという話はよく聞きますので、井出委員おっしゃるとおり、個人で検査をしてほしいとい...全文を見る
○森山国務大臣 狩猟をされる方々が非常に高齢化しておりますし、また数も減ってきておりますので、それにどう対応するかというのは非常に大事な課題でございまして、農林水産省としても、今まで自衛隊のOBの団体の皆さんに御協力を要請してまいりました。一部の県においては進んでいるところもござ...全文を見る
○森山国務大臣 横山委員にお答えをいたします。  今先生御紹介いただきましたが、愛媛銀行さんの取り組みというのは私は大変ありがたい取り組みだなと思っておりまして、森林を育てる活動に取り組んでいただいて、今は支店を木造にしておられるようでありますが、私も一遍これを見させていただき...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  森林が果たしている役割は、材としての活用はもちろんでありますけれども、森林そのものが多面的な機能を果たしているというところにもしっかりと着目をさせていただいて、森林行政を進めさせていただきたいと考えております。
○森山国務大臣 畠山委員にお答えを申し上げます。  指定団体制度が果たしている大きく三つの機能があると思いますけれども、一つは、地域の酪農家を代表して乳業メーカーとの対等な価格交渉ができるということが一つあると思います。また、効率的な集送乳を行うことによってコスト削減ができると...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  指定団体におきまして、酪農家の所得向上に向けて、乳価交渉力の強化、中間コストの削減、流通コストの削減等を計画的に進めていくことは大変必要なことだと考えております。  このために、農林水産省におきましては、昨年七月に生乳取引のあり方等検討...全文を見る
○森山国務大臣 今委員の御指摘のとおり、牛肉につきましては、タリフライン数が五十三でございますが、撤廃したライン数が三十九でございますので、委員の御指摘のとおりでございます。  これは、牛肉を含む重要五品目のうち関税撤廃したものについては、先ほども局長が御答弁を申し上げましたが...全文を見る
○森山国務大臣 牛肉につきましては、輸入牛肉の大半を占めるTPP諸国との厳しい交渉の結果でございまして、最終税率を九%とさせていただき、十六年という長期の関税削減期間を確保したところでございます。  どういう交渉の経過であったかということにつきましては、外交交渉という性格上、御...全文を見る
○森山国務大臣 そういうことではないと思います。  農林水産省の影響試算の対象を関税が一〇%以上のものとしているのは、あくまでも現状の関税率のことであって、関税削減の期間等の要素を考慮する必要があると考えております。  牛肉の関税につきましては、実際に関税が九%になるのは十六...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  関税撤廃が原則というTPP交渉の中で、特に農業分野につきましては、国会決議を後ろ盾に粘り強く交渉をさせていただいて、その結果、牛肉については、十六年目に九%という関税撤廃の例外をしっかりと確保したところであります。  また、先ほど申し上...全文を見る
04月22日第190回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○森山国務大臣 黒岩委員にお答えを申し上げます。  サイドレターについてでございますが、入札において予定数量に満たなかった場合に、翌日に再入札を実施することというところがサイドレターに記されております。また、三年度中二年度で枠数量が消化されなかった場合には最低マークアップを一時...全文を見る
○森山国務大臣 黒岩委員にお答えを申し上げます。  枠数量が埋まらない場合等において、より落札しやすくするための措置を規定しているものの、このような措置を講じても、実際に枠数量が埋まるかは市場の動向を反映した入札の結果によることから、枠数量全量を輸入することを保証しているもので...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  当時のことを思い起こしておりますが、署名をした書類は今ここにありませんので正確なことは申し上げられませんが、私が一番危機感を持っておりましたのは、例外なき関税撤廃ではもたないという気持ちが強うございましたので、そういうことに基づいて御推薦を...全文を見る
○森山国務大臣 大筋合意の結果を丁寧に御説明申し上げれば、私の選挙区の皆さんは御理解をいただけると思います。(発言する者あり)
○森山国務大臣 私は交渉に参加をしておるわけではありませんし、また、政府のことでございますので、私は当時衆議院の農林水産委員会の委員長であったことは委員御指摘のとおりでありますが、私がコメントを申し上げることではないと考えます。
○森山国務大臣 私は、当時、農林水産委員会の委員長でございましたので、厳正中立な立場で委員会を運営しなければならないのが課せられた役割であったと思いますので、それは与野党筆頭間を中心に御協議をいただいて、おまとめいただいたものであると理解をしております。
○森山国務大臣 外交交渉の経過について情報公開ができないことは、国民の皆さんは御理解をいただいていると思います。  ただ、大筋合意ができました後、すぐ農林水産省はその内容については情報をしっかりと公開させていただいているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○森山国務大臣 村岡委員、私は、衆参両院の国会の決議というのは非常に重いものだったと思います。結果として、これを後ろ盾にして交渉ができたということが非常に意味があったと思いますし、両院の決議の一番意味するところではないかなというふうに思っております。  情報公開のところをどこの...全文を見る
○森山国務大臣 今先生がお示しをいただきましたのは、大学の先生が類型としてお示しになったものをもとに言っておられるんだろうと思いますが、私は国会決議は守れたと理解をしております。
○森山国務大臣 村岡委員にお答えいたします。  大変いい資料をつくっていただいているなと思って先ほどから見ておりますが、例えば精米について、国家貿易以外のものは手つかずということでございますから、全く変えていないわけでございます。ただ、国家貿易で輸入する分の国別の割り当てとして...全文を見る
○森山国務大臣 三つの基準ごとのタリフラインの数字を示すようにということがあり、理事会での協議事項となっていると承知をいたしておりますので、我々としては、理事会からの御指示に応えるべく今努力をしているところでございますので、理事会でしっかりと御協議をいただければありがたいと考えま...全文を見る
○森山国務大臣 まず、先生、御理解をいただきたいと思いますのは、ラインごとの取り扱いでございますが、これは、昨年の十月二十日の日に、既にホームページ上で公開をしているところでございます。  今、理事会協議となっているものにつきまして、私がここでお答えをすることは僣越でございます...全文を見る
○森山国務大臣 今御質問の件でございますが、現行のSBSの輸入における近年の状況を見ますと、平成二十三年から二十四年は枠数量の全量が輸入されておりますが、一方で、国産米の価格が比較的低かった平成二十五年、二十六年、二十七年は、輸入米の需要が低下したことにより、枠数量の全量が輸入さ...全文を見る
○森山国務大臣 村岡委員にお答えいたします。  私は、委員が農林水産委員会等々、中山間地を含めて条件不利地域のことについて大変御心配をしておられて、いろいろな見識を持っておられるなと思っておりますが、そこの中山間地における認識というのは、私は全く一致しております。ここはしっかり...全文を見る
○森山国務大臣 武部委員にお答えいたします。  物の見方にはそれぞれあるんだろうと私は基本的には思っています。しかし、今回のことについて守ったかどうかの判断は、各タリフラインがそのまま維持されたかどうかを個別に見るだけではなくて、品目全体にどのような影響があるかを見て判断をする...全文を見る
○森山国務大臣 武部委員にお答えいたします。  TPP交渉におきまして、我が国として米は最大のセンシティビティーな品目であることは踏まえております。ぎりぎりの交渉を行った結果、国家貿易対象の十七品目三十四ラインにつきましては、枠外税率はそのまま維持をさせていただきまして、十七ラ...全文を見る
○森山国務大臣 武部委員にお答えいたします。  重要五品目のうち約三割に該当いたします百七十ラインが関税撤廃になるわけでございますが、これについては、たびたび御説明を申し上げておりますように、一つは、カッサバ芋、非処理ヨーグルトのように輸入実績がほぼないもの、二〇一〇年の実績が...全文を見る
○森山国務大臣 武部委員にお答えいたします。  今回の交渉結果につきましては、関税撤廃の例外を活用させていただきまして、米、麦、乳製品については、国家貿易制度を維持するとともに枠外税率も維持できました。  また、豚肉については、差額関税制度を維持するとともにセーフガードを創設...全文を見る
○森山国務大臣 武部委員にお答えいたします。  関連対策のポイントは何かというお尋ねでございますが、TPP関連対策につきましては、大筋合意されました直後から説明会等を開かせていただきまして、現場の声に耳を傾けてまいりました。こういう御意見等もしっかりと踏まえまして、昨年十一月に...全文を見る
○森山国務大臣 近藤委員にお答えいたします。  一般論として、国会議員から政府に資料要求や事実関係の確認があれば、適切に対応しているところであります。  今回の件について言えば、既にお答えをしたとおり、具体的に執筆に協力した職員は確認をされなかったところであると承知をしており...全文を見る
○森山国務大臣 河野委員にお答えいたします。  TPPにつきましては、政策大綱に基づきまして、確実に再生産が可能となるように、交渉で獲得した措置とあわせて、万全の措置を講じていくことが大事だろうと思っております。意欲ある農林漁業者の不安を払拭し、希望を持って経営に取り組めるよう...全文を見る
○森山国務大臣 河野委員にお答えいたします。  TPPの影響につきましては、三十七道府県において一定の試算が行われております。そのうち、三十二の道県は国に準じた試算の方法をとっておられると承知をしています。  この三十二道県のうち八の道県においては、国が試算していない品目も追...全文を見る
○森山国務大臣 JA福岡中央会が、大学の教授に委託をされまして、県内の農業に及ぼす影響額を公表されたことは承知をいたしております。  このような試算は、前提条件、分析手法やデータのとり方等によって結果は変わり得るものであると考えております。  このJA福岡中央会の試算でござい...全文を見る
04月25日第190回国会 衆議院 地方創生に関する特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○森山国務大臣 古川委員にお答えいたします。  一昨日から昨日にかけまして、G7新潟農業大臣会合が開催をされました。  会合では、G7そして世界の食料安全保障の強化のための方策について充実した議論を行い、世界に向けた力強いメッセージを新潟宣言として採択、発出できたと思っており...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども御答弁を申し上げましたが、我が国として、新潟宣言を踏まえて、産業政策と地域政策を車の両輪として進め、農業の体質強化を図ることにより、食料の自給率の向上に努めてまいりたいというふうに考えておりますし、世界の食料安全保障の強化をするという意味からも大事なことだ...全文を見る
○森山国務大臣 樋口委員にお答えいたします。  企業の農業参入につきましては、委員御承知のとおり、平成二十一年の農地法改正によりましてリース方式での参入は全面解禁をされており、農地中間管理機構との組み合わせにより、さらに参入しやすくなっております。また、所有方式につきましても、...全文を見る
○森山国務大臣 宮崎委員にお答えいたします。  今回の特区法案における企業の農地所有を認める特例でございますが、一つは、「農地等の効率的な利用を図る上で農業の担い手が著しく不足していること。」、もう一つが、「耕作の目的に供されていない農地等その他その効率的な利用を図る必要がある...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  今回は試験的に実施するものでございますので、今後の検討の参考になるのではないかという考え方で実施をしようとしているものでございます。
○森山国務大臣 農地の問題というのは、我が国の農林業のために大変基本的な課題でございますので、今までも企業の農地所有につきましてはいろいろな対応をしてまいりましたし、また、リースの問題につきましてもいろいろな対応がなされてきております。  今回はあくまでも実験的にやらせていただ...全文を見る
○森山国務大臣 宮崎委員にお答えいたします。  まず、今回の国家戦略特区における農地所有の特例は、企業が地方公共団体から所有権を取得する場合に限定をしております。また、当該の企業が農地を適正に利用していない場合には、農地の所有権を企業から当該地方公共団体に移転する旨の書面契約を...全文を見る
○森山国務大臣 今委員御指摘のとおり、契約によって行われるわけでありますから、当然のこととして、地方自治団体は、契約を結ぶときに契約の内容をしっかりと精査しながら契約をしていただけるものだと思っております。ですから、原状回復のためにどういう措置をとるかということはいろいろなやり方...全文を見る
○森山国務大臣 こういうことだと思います。  地方団体は予算を計上しなければ買うことができませんので、予算を計上することによって議会に審議を委ねるということになります。そこで予算が成立をしますと一定の価格が決まってくるんだと思いますが、そこの価格の決め方というのはいろいろな考え...全文を見る
○森山国務大臣 今まで進めてまいりました政策の否定になるかという話でありますが、現実に放棄地がふえてきているという現実があります。ここは我々も、しっかりと今までの政策というものを検証してみる必要はあるのだろうと思っております。  今回お願いをしておりますのは、まさに試験的に行う...全文を見る
○森山国務大臣 椎木委員にお答えいたします。  先ほど石破大臣からもお答えがありましたとおり、四月十三日の国家戦略特別区域諮問会議において評価が行われたところでありますが、養父市と新潟市においては事務処理期間の短縮の効果があったと報告をされております。  一方、事務負担が軽減...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  委員のお話しの技能実習制度では、同じ実習機関において最大三年以内で実習できる仕組みとなっておりまして、農業分野では、現在二万四千人の技能実習生が実習に従事しているところでございます。  これに関しまして、農業の現場からは、実習期間をより長...全文を見る
○森山国務大臣 今先生の御指摘は外国人労働者のことでございましょうか。  これは、二年も三年もというと現場の方がもちませんので、できるだけ急いで検討を進めさせていただきたいと考えております。
04月26日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○森山国務大臣 吉野委員にお答えいたします。  戦後造林をされた人工林が本格的な利用期を迎えている中で、持続可能な森林をつくるためには、切って、使って、植えるという森林資源の循環利用を促進することが重要であると考えております。今般の法改正は、こうした観点から提案を申し上げている...全文を見る
○森山国務大臣 上田委員にお答えいたします。  農林水産省といたしましては、地震発生直後から九州農政局に立ち上げました現地対策本部を中心に、被災状況の迅速な把握に努めるとともに、被災された皆様に対する食料支援を行ってきたところでございます。  食料支援につきましては、食料供給...全文を見る
○森山国務大臣 鈴木委員にお答え申し上げます。  我が国では、グリーン購入法に基づきまして、農林水産省が定めたガイドラインにより、合法性が証明された木材の流通を促進しているところでありますが、これにより、輸入材に占める合法性が証明されたものが直近では三八%となっております。 ...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  四月の二十三日、二十四日に新潟で開かれましたG7新潟農業大臣会合におきまして、違法伐採の問題について、私から、違法伐採に対処することが世界的な課題であり、地球環境を保全する上で非常に重要である、我が国は違法伐採対策及び合法木材の利用推進に積...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  近年、国内の各地では、大量の木材を消費する大規模製材工場等の整備が進んでおります。地域によっては、同一県内だけでなく、県外からも木材を調達して安定供給をすることが求められているという現状があると思います。  現行の木材安定供給特措法は、...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  先ほども御答弁を申し上げたところでありますが、現行の木材安定供給特措法は、同一県内の木材の流通に対する計画の認定制度と特例措置を講じております。  一方で、先ほども申し上げましたように、県外からの木材の流通が増加しているという現状を踏ま...全文を見る
○森山国務大臣 鈴木委員御指摘のとおり、財源をどう確保するかというのは最も大事なことだと思っておりますし、その中でも安定財源の確保をどう図るかということが重要であると考えております。  昨年末に決定をいたしました平成二十八年度与党税制改正大綱において、安定財源の確保に向けた道筋...全文を見る
○森山国務大臣 金子委員にお答えいたします。  森林資源の循環利用の推進と森林の有します公益的機能の継続的な発揮を確保していくためには、森林を伐採した後に適切に更新が行われる必要があります。  このため、現行法におきましても伐採及び伐採後の造林に係る事前届け出制度を設けている...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  伐採後に森林所有者等が造林を円滑に行える環境をつくっていくということは、政策として非常に大事なことだと考えております。  このため、森林所有者が伐採後の造林を行う場合の直接支援として、国と都道府県、合わせて大体七割ぐらいの補助になるので...全文を見る
○森山国務大臣 金子委員にお答え申し上げます。  林業従事者は長期的に減少の傾向を示してきておりましたが、平成十五年度からの緑の雇用の事業によりまして、現在、五万人程度で下げどまっている状況にあると思います。  また、従事者に占める三十五歳未満の若手の割合は、平成二年の六%が...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  就業環境の整備につきましては、今までも、緑の雇用事業における研修生の社会保険等の事業主負担への支援、また、労働災害防止のための巡回指導や安全教育の実施等を行ってきたところでございます。  今般の法改正では、国産材の安定供給体制の構築、森...全文を見る
○森山国務大臣 奥地水源地域の森林におきましては、土地所有者によって植栽されたものの、経営条件の厳しさから間伐等の森林施業が適切に行われないまま過密化し、水源涵養機能の公益的な機能が失われることが危惧されております。  こうした状況を踏まえまして、今般の法改正においては、土地所...全文を見る
○森山国務大臣 福島の森林・林業の再生に向けた総合的な取組をまとめさせていただいたところでありますが、私も本プロジェクトというのは非常に大事な事業だと思っております。また、私自身もこの会議には出席をさせていただきました。  この中で、当省の関係の施策といたしましては、農林水産省...全文を見る
○森山国務大臣 小山委員にお答えいたします。  本年度のお茶につきましては、天候に恵まれ、品質のよい産地が多いと聞いておるところでありますが、一番茶の取引につきましては、各地、四月の中旬ごろから開始されたばかりでございますので、今後の価格の動向については注視してまいりたいと考え...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  今般の改正は、森林組合が、組合員の同意に基づいて、組合員の利益の増進を図る目的で森林経営を行えるように道を開くというものであります。  一方、森林組合によっては経営基盤が脆弱で組合員の要請に応えられないこともあることから、森林組合連合会も...全文を見る
○森山国務大臣 畠山委員にお答えいたします。  委員の御指摘のとおり、やはり、近年、木材価格が低迷をしてきておりますし、また、森林所有者の世代交代等により森林所有者の経営意欲が低下をしてきているというふうに見ております。地域の森林組合に対しては、地域の森林の施業を集約する役割を...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  森林組合法第四条は今先生が御指摘になったとおりだと思いますが、今般の法改正におきましては、森林組合が、組合員の同意に基づいて、林業を行う組合員の利益の増進を図る目的で、みずから森林経営を行えるように道を開く等の改正を行うものでございます。...全文を見る
○森山国務大臣 林業の現場においては、効率的、安定的な、大規模な事業体のみならず、それぞれの地域の実情に応じた多様な担い手が存在することが重要であると認識をしております。  このため、小規模な事業体と大規模な事業体が相互に協力、役割分担をしながら、地域の森林・林業を支えていくこ...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  林野庁の職員につきましては、その大半が国有林野事業の職員でありますが、政府の行政改革の方針のもと、人員、組織の徹底した合理化、縮減に取り組みました。  昭和三十九年がピークでございまして、そのときは八万九千人いた職員が、先ほど委員も御指摘...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  戦後造林をされました人工林が本格的な利用期を迎える中、森林資源を循環利用し、木材需要の拡大と国産材の安定供給体制の構築を車の両輪として、林業の成長産業化を実現し、地方創生に貢献することが喫緊の課題であると認識をしております。  このため...全文を見る
○森山国務大臣 ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。     —————————————
05月09日第190回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(森山裕君) 荒木委員にお答え申し上げます。  農林水産省といたしましては、所管独法に対する不適正な経理処理の指摘を受け、各独法に対しまして、関与した者の処分、再発防止策の徹底等、厳正に対処するよう指導を行ってきたところであります。これを受けまして、各独法では、順次、...全文を見る
05月10日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○森山国務大臣 渡辺委員にお答えを申し上げます。  我が国の農業は、渡辺委員御承知のとおり、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増大等課題が山積をしておりますし、農業の活性化というのは待ったなしの課題であるというふうに認識をしております。  そのため、これまでの我が国の農業、農村...全文を見る
○森山国務大臣 稲津委員にお答えを申し上げます。  五月二日と六日、二回にわたりまして現地に伺いました。  熊本地震による農林水産業の被害額というのは、昨日現在で約千百億円になろうとしておりますし、まだ余震が続いておりますので、さらに被害額はふえるのではないかなというふうに考...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  熊本県知事からの要請を受けまして、本日の閣議におきまして、平成二十八年熊本地震による災害を大規模災害からの復興に関する法津に基づきまして非常災害として指定する政令が決定をされたところでございます。  農林水産関係事業につきましては、この...全文を見る
○森山国務大臣 福島委員にお答えいたします。  たびたび答弁をしてきているところでございますが、今回の試算では、あくまでもTPPによる関税削減等の措置が国内生産に与える影響を分析したものであり、例えば長期的な米の需要の減少など、TPP以外の要因は考慮しておりません。  また、...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  豚肉の話でございますけれども、このこともたびたび御答弁を申し上げてまいりましたが、一つは、やはりアジアを中心に、我が国以外の豚肉の需要が急激に伸びるということだと思います。そのことを見越して、中国企業がアメリカやニュージーランドの大手食品パ...全文を見る
○森山国務大臣 福島委員にお答えいたします。  現場に早期のマルキンの実施を求める声があることは私も承知をしております。  一方、牛・豚マルキンの法制化は、TPPの協定による関税削減等の影響に対応するものである以上、実際にその影響があらわれる協定発効日から実施することが適当で...全文を見る
○森山国務大臣 先ほども御答弁を申し上げたとおり、政策大綱においても協定発効に合わせて実施をするということになっておりますので、ぜひ、今国会に提出をしております一括法として、法律案や協定案とともに総合的、一体的に御審議、御判断をいただくことが適当であると考えております。
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  農山漁村に豊富に存在をするバイオマス、水、土地等の資源を活用する再生可能エネルギーの導入促進というのは、地域の活性化につながる取り組みとして重要であると思っておりますし、そこは委員と全く同じ認識でございます。  今、農林水産省といたしま...全文を見る
○森山国務大臣 金子委員にお答え申し上げます。  金子委員も東日本大震災で非常に厳しい状況の現場を見ておられますから、熊本にお寄せいただくお気持ちというのは本当によく理解ができますし、ありがたいことだと思っています。  私も現場を二回見させていただいて、農家の皆さんや漁業者の...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  先ほども申し上げましたけれども、やはり農家にとって田植えができないというのはかなりのショックだと思っております。ですから、そこをどう寄り添っていくかということは大事なことでございまして、JAさん、県、そして我々農政局と、三者が一緒になりま...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  避難地域等における営農再開に必要な試験研究を行うために、農林水産省といたしましては、福島県による浜地域農業再生研究センターの整備に対して支援を行ってまいりました。本年三月に開所を迎えられたことは何よりだったと考えております。  今後は、本...全文を見る
○森山国務大臣 先日、新潟でG7の農林大臣会合をいたしましたが、そこでも福島の食材も利用させていただきましたし、また新潟宣言でも風評被害等についての考え方についてはきちっと宣言の中にまとめさせていただいておりますので、やはり今後とも努力をさせていただいて、福島はすばらしい農産物が...全文を見る
○森山国務大臣 村岡委員にお答えいたします。  村岡委員のおっしゃる面があることは、私も現場を歩いておりますので、よく理解ができます。しかし一方、非常に意欲を持って頑張っていただいている皆さんもおられます。我々は、やはりそういうところに、皆さんが一緒に頑張っていただけるような農...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  農業者の所得の向上に向けて、農業者が少しでも有利に農業生産資材の調達をするということは非常に大事な課題だと思っております。  農業者が農業生産資材の価格等に関するさまざまな情報に容易に触れることができて、比較検討の上でまず資材を選択でき...全文を見る
○森山国務大臣 それは今委員がおっしゃるとおりでございまして、例えば、鹿児島と宮崎の焼酎の値段は少し違います。だから、宮崎の方が焼酎が安いと勘違いをしがちなんですが、実は、鹿児島の焼酎は二十五度でございまして、宮崎の焼酎は二十度なものですから値段が違うんです。  今おっしゃった...全文を見る
○森山国務大臣 一番優先されるべきは安全性であろうというふうに思いますので、その装置がどういうことになっているかというのは当然考慮されるべきものであると考えております。
○森山国務大臣 村岡委員にお答えいたします。  まず、地理的表示保護制度というのは、地域で生産をされ、高い品質と評価を得た農林水産物や食品について、その名称を知的財産として保護するというものであることは御承知のとおりでございますが、我が国では、昨年六月に、地理的表示法に基づきま...全文を見る
○森山国務大臣 大変いい御指摘をいただいたと思います。  実は、つくばに農林水産省の関係する研究施設があるものですから、私も出かけてまいりました。本当に、ああ、なるほど、将来はこういう農業になっていくんだろうなということを見せていただきました。自動走行のトラクターというのがどう...全文を見る
○森山国務大臣 岸本委員にお答えいたします。  漁業取り締まり船で頑張っている職員に対しまして御評価をいただきますこと、まず厚くお礼を申し上げます。  お尋ねでございますが、漁業監督官は、漁業法等の法律に基づき、我が国国民及び我が国周辺海域で操業する外国人の行う漁業に関し、立...全文を見る
○森山国務大臣 漁業に関する法令の違反は、金銭的利益を目的とした経済犯であるということが建前であろうと思います。特に、外国人の排他的経済水域における違反に対する刑罰は罰金のみとなっております。  このような実態を踏まえれば、漁業関係法令違反については、人に危害を与え得る銃器の使...全文を見る
○森山国務大臣 主計官としての経験をお持ちになっておられる委員の御質問でございますので、現場を本当によくわかっていただいているなと思いますが、今後とも、予算、人員の充実を図り、漁業取り締まり体制をさらに強化してまいりたいというふうに考えておりますので、しっかり頑張ってまいりたいと...全文を見る
○森山国務大臣 斉藤委員にお答えいたします。  昨日、農林水産省といたしましては、既存の事業の運用を工夫することなどによって、補正予算を待たずに実行できる対策を取りまとめて公表いたしました。  例えば、畜産の方々も、畜舎が全部倒れているものですから、こういうことに対してどうい...全文を見る
○森山国務大臣 お答えいたします。  昨日、熊本県知事からは、被災農林漁業者の経営再建に向けた支援をしっかりやってくれ、また、農地、農業用施設の早期復旧への支援をやってほしい、共同施設及び卸売市場の早期復旧復興への支援をやってほしいということでございまして、ちょっとこの市場が余...全文を見る
○森山国務大臣 県からの要望にはできるだけお応えする方向で努力をさせていただきたいと考えております。
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  杉の非赤枯性溝腐病につきましては、昭和三十年代から被害が確認をされており、現在、千葉県において集中的な被害が発生をしており、その被害面積は四千ヘクタールに及んでいるのではないかと承知をしております。  この病気につきましては、これまでも...全文を見る
○森山国務大臣 お答えをいたします。  梨の萎縮病につきましては、平成二十三年に農業・食品産業技術研究機構の果樹研究所におきまして診断方法が確立をされました。これを受けまして、平成二十四年の五月から六月にかけまして全国四カ所で梨の萎縮病の診断ワークショップを開催させていただきま...全文を見る
○森山国務大臣 この病害につきましては、同じ病原菌の感染により発症するなど、共通のところがあります。  今後は、林業と農業の分野を超えて、関係する機関が研究成果に関する情報の交換を行うなど連携した取り組みが必要であると考えておりますので、そのことをしっかりやらせていただきたいと...全文を見る
○森山国務大臣 仲里委員にお答えを申し上げます。  さとうきび増産基金につきましては、産地である沖縄県及び鹿児島県の南西諸島が台風の常襲地帯であること等を考慮いたしまして、平成二十七年度から、自然災害からの生産回復のためのセーフティーネット基金として位置づけられたところでありま...全文を見る
○森山国務大臣 お答え申し上げます。  沖縄漁業基金事業につきましては、平成二十五年度から平成二十八年度までとなっているところでございますが、本年二月に、沖縄県漁業関係者や沖縄県から事業の延長について要請を受けております。  平成二十九年度以降の取り扱いにつきましては、沖縄県...全文を見る
○森山国務大臣 漁業経営に関する補償制度の改善のための漁船損害等補償法及び漁業災害補償法の一部を改正する等の法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  近年、漁業就業者の減少及び高齢化の進行、養殖業における配合飼料価格の高騰等、我が国の漁業を取り巻...全文を見る
05月10日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○国務大臣(森山裕君) 熊本地震は地域の農林水産業に甚大な被害をもたらしております。五月九日現在で農林水産関係被害は千八十六億円となっておりますが、私も上空からも見させていただきましたけれども、まだまだ被害額は大きくなるのではないかと考えているところでございます。  今委員御指...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 先日、私も田崎の市場を訪問をさせていただき、競り場や管理棟の損壊を目の当たりにするとともに、卸売業者等関係者の皆さんから直接お話を伺うことができました。  田崎市場は、非常に特別な市場でございます。まず、民設民営の地方卸売市場であるということであります。...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 大規模被害から復旧復興に当たりましては、単に元に戻すということではなくて、地域の農業の発展につながるような復興に取り組むということが大事なことだと考えております。  例えば、農業用施設の災害復旧事業においては、全面的な復旧を行う場合は最新の設計基準等を適...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) アサリ漁業への影響が懸念をされておりまして、私も現場を見させていただきました。漁業者の皆さんにとっては、何年も努力をしてこられて、いよいよアサリの漁業が始まるかなというところにこういうことになっております。  ただ、今回、水産庁といたしましても、担当の職...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 四月の八日の日に規制改革会議におきまして、指定団体とそれ以外の取引を生産者が選択できるよう、補給金を含めたイコールフッティングを前提とした競争条件を整備するため、現行の指定団体制度を廃止するといった意見が取りまとめられたと承知をしております。  何回も申...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 小川委員が言われますとおり、生命倫理の世界をどう我々は理解をしていくのか、その範疇をどう定めていくのかというのは非常に大事な課題だと思っておりますし、また、畜産を営む者にとっても大事なことだと思っております。  今委員のお話を伺いながら、和牛の世界でも随...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) それはやっぱりマンパワーであろうと思います。
○国務大臣(森山裕君) 東京一極集中がいいか悪いかと問われれば、私は是正されるべきであろうというふうに思います。
○国務大臣(森山裕君) CLTは国産材の新たな需要先として大きな期待が寄せられております。その利用の拡大のためには、国産CLTの安定・低コスト供給体制の構築のほか、CLTが実際の建築物に積極的に利用されるための環境づくりが重要であると認識をしております。  その際には、政府とし...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 紙委員にお答えいたします。  私も農家の出身でありますから、まず地震が起きて最初に考えましたのは、田植の時期であり、田植ができない農家の皆さんのお気持ちというのは複雑だろうなというふうにまず思いました。それと、麦の生産を頑張っておられる地域でありますから...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 地域によっては、用水の確保ができなかったり田んぼに水を張ることができずに稲の作付けが困難な可能性があることは重々承知をしております。まず、このような地域においても大豆やソバといった他の品目への転換などにより所得を確保していただくことが重要であると考えますけ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 放射性セシウムの吸収抑制対策としてカリウムを牧草地に施肥し、その牧草を食べた牛が死亡したとされる本件につきましては、現在福島県を通じて事実関係を調査中であり、福島県の報告を踏まえて適切に対処してまいりたいと考えております。  これまで農林水産省として、牧...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 死亡牛があってはいけないことなんですけれども、それは農業共済のデータを見ていただけば分かりますとおり、どこでも幾らか死亡牛は発生をしております。それがどういう形になっているのかということと、この因果関係というものをよく調べなければいけないのだろうと思います...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 地方参事官もおりますし、そういう人たちを通じてよく現場の事情を聞かせてみたいと思います。
○国務大臣(森山裕君) 森林法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  我が国の森林は、戦後造林された人工林が成熟して本格的な利用期を迎えており、この森林資源を循環利用していくことが重要な課題となっております。その際、需要面にお...全文を見る
05月11日第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○森山国務大臣 上田委員にお答えをいたします。  委員御指摘のとおり、先月の二十三日と二十四日に新潟でG7農業大臣会合を開催いたしました。  改めて、御協力をいただいた新潟県、新潟市、また関係者の皆さん、ボランティアの皆さんに感謝を申し上げたいと思っております。  この会合...全文を見る
○森山国務大臣 上田委員御指摘のとおり、G7の新潟農業大臣会合では、宣言の中で「食料の損失・廃棄の削減」が盛り込まれました。  御承知のとおり、我が国の食品ロスの発生量は事業系と家庭系を含めて年間六百四十二万トンと推計をされているところであり、その削減は重要な課題であると認識を...全文を見る
○森山国務大臣 真珠の養殖は、我が国は大変歴史を持っておりますし、また輸出戦略上も極めて重要なものであると考えておりますので、今後も引き続き努力をさせていただきたいと考えております。
○森山国務大臣 横山委員にお答えを申し上げます。  漁船損害等補償制度及び漁業災害補償制度は、いずれも漁業や漁船に生じた不慮の事故等による損害を填補する制度であり、漁業の再生産の確保及び漁業経営の安定に重要な役割を果たしてきていると考えております。  ただ、漁業の現場も随分変...全文を見る
○森山国務大臣 田島委員にお答えをいたします。  委員御指摘のとおり、農林水産分野は特に気候変動の影響を受けやすいと基本的に認識をしております。  既に我が国でも、高温による米や果樹の品質低下、また豪雨の発生頻度の増加による山地災害など、気候変動の影響が大きく懸念をされている...全文を見る
○森山国務大臣 小山委員にお答え申し上げます。  お茶の国内消費につきましては、消費支出金額ベースではリーフ茶の消費が減少傾向にあると思います。また、ペットボトル入り飲料消費は近年増加の傾向にあります。緑茶、茶飲料全体では横ばいで推移しているところではないかと考えております。 ...全文を見る
○森山国務大臣 私の方から少し答弁させていただきたいと思いますが、実は、G7の新潟での農業大臣会合のときに、アメリカのビルサック農務長官が御出席をいただいて、緑茶を一緒に飲ませていただきました。こんなにお茶がおいしいものとは知らなかった、こう言われまして、実は自分の息子は緑茶の大...全文を見る
○森山国務大臣 佐々木委員にお答えを申し上げます。  太平洋クロマグロにつきましては、資源状況が厳しい中、国際合意に基づきまして、昨年一月から小型魚の漁獲量を、二〇〇二年から二〇〇四年の平均水準八千十五トンから半減して、四千七トンとする措置に取り組んでおります。また、これを確実...全文を見る
○森山国務大臣 あらゆる場面で女性の活躍というのは非常に大事なことだと思っておりますし、また、水産の分野でも多くの方が活躍をしていただいていることはよく理解をいたしておりますので、その方々が働きやすい職場をつくることには、今後もさらに努力をさせていただきたいと思います。(発言する...全文を見る
○森山国務大臣 岸本委員に私の方から、統合の効果について答弁をさせていただきたいと思います。  水産総合研究センターの研究開発成果を水産大学校のカリキュラムに導入したり、水産総合研究センターの施設において水産大学校の実習を実施することによって、人材育成機能が強化されるのではない...全文を見る
○森山国務大臣 斉藤委員にお答えいたします。  EUの提案への対応につきましては、その詳細な内容につきまして関係省庁と今後精査した上で検討する必要がありますので、現段階で確たることを申し上げられませんが、ウナギ種について情報収集や評価を行うこと自体は、資源管理に資するとの観点か...全文を見る
○森山国務大臣 斉藤委員にお答えを申し上げます。  藻場、干潟は、水産動植物の産卵、生育の場として重要な役割を果たしていると認識をしております。近年、海水温の上昇やウニなどの食害生物によるいそ焼けの進行等により藻場が減少しており、水産資源への影響が懸念をされるところであります。...全文を見る
○森山国務大臣 ただいまは法案を全会一致で可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。     —————————————
05月12日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○国務大臣(森山裕君) 高橋委員にお答えを申し上げます。  CLT普及に向けまして、地方自治体あるいは国会議員の先生方による議連、いろんな団体を立ち上げて御協力をいただいておりますこと、大変有り難く、力強く思っているところでございます。  林業を成長産業化させていくためには新...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 舞立委員にお答えをいたします。  昨年のミラノ万博の日本館におきましては、コウノトリをシンボルに紹介をさせていただきました。また、先月の四月の二十二日、二十三日、G7の新潟農業大臣会合が開催されたまさにその日に、放鳥されたトキから数えて三世となるトキのひ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 組織委員会が調達基準を策定するに当たりまして、農林水産省としては積極的にまずいろんな情報提供の協力を行うということが大事なことだというふうに考えておりますし、そのことをしっかりやらせていただければ、今、舞立議員が言われましたとおり、一〇〇%に近い調達をして...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 林業の成長産業化に向けては、林業の低コスト化や作業の効率化を進めることが委員御指摘のとおり重要であるというふうに考えております。施業の集約化とともに、路網の整備や高性能林業機械の導入等による生産性の向上や労働環境の改善、機械操作にも対応できる若い担い手の確...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 平木委員にお答えを申し上げます。  近年の木材価格の低迷、また森林所有者の世代交代等により森林所有者の経営意欲が低下する中で、地域の森林組合に対しては、地域の森林の施業を集約する役割をより一層果たしていくことが期待をされております。その期待に応えるために...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 紙委員にお答えいたします。  生産森林組合は、自らの森林や労働力などを提供して効率的な林業経営を行うための協同組合組織であります。その中には、積極的に森林経営事業を行うほか、事業の多角化などの事業展開を図ろうと考えている組合も想定をされるところであります...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  戦後の経済復興に伴い木材需要が急増する中で、木材の輸入自由化と関税引下げが段階的に進められてきた結果、現在の木材の関税率は、製材で〇%から六%、合板で六%から一〇%となったところであります。  国内森林資源は、輸入自由化を行った...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 林産物につきましては現在の関税率が一〇%以下となっている中で、今回のTPP交渉の結果、合板、製材等については長期の関税撤廃期間の設定やセーフガードを確保することができたところであります。したがいまして、TPP合意による国内林産物への影響は限定的と見込まれ、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 戦後造成をされました人工林が本格的な利用期を迎える中、近年の国産材の供給量は増加傾向で推移しておりまして、平成十四年に一八%だった木材自給率は平成二十六年には三〇%台に回復したところであります。農林水産省としては、このような明るい兆しを捉え、林業の成長産業...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) いろんな考え方があると思いますけれども、紙委員の考え方は一つの考え方であろうと思いますが、ただ、戦後の非常に需要期のときに木材がなくて住宅をどうするかという大きな課題もあり、そういうことをどう克服していくかということでの政策の選択であったんだろうなというふ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 儀間委員御指摘の現状というのは、やはり畜産の将来にとって非常に憂慮すべき事態であると考えております。  日本獣医師会でもいろいろ御配慮いただいておりまして、産業動物に対する獣医さんの再教育とかということにも取り組んでいただいておりますので、我々としても、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 獣医師の数としては十分に足りているわけでありますが、大動物を中心にやっていただくか、大動物も診るし小動物も診るとやっていただく獣医さんもおられますが、もう小動物しか診ない獣医さんもおられるものですから、そこのバランスをどうするかということが大事なことでござ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 記事は読ませていただきましたが、まず、農地の制度上のこととの整合性を少し御説明申し上げた方がいいかなと思いますけれども、制度の枠組みについて申し上げれば、農地の所有権を取得するためには農業委員会の許可が必要であり、法人による農地所有については、農地法上、当...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 新聞報道によりますことについて私がコメントを申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(森山裕君) 農地法上の関係がございますので、関心を持って見守ってまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) 儀間委員御承知のとおり、我が国は法治国家でございますので、法律に基づいて判断をし、行動するということが大事なことだろうと思っておりますので、その原則をしっかりと守ってまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) ただいまは法案を可決いただき、ありがとうございました。  附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、対処してまいりたいと存じます。
05月13日第190回国会 衆議院 本会議 第32号
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○国務大臣(森山裕君) 福島伸享議員の御質問にお答えいたします。  災害被害の査定に時間がかかること、農業関連施設は残存簿価がないものやほとんど残っていないものが多いことについてのお尋ねがありました。  被災をされた農業者の皆様が速やかに営農再開できるよう、農地、農業用施設の...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 石田祝稔議員の御質問にお答えいたします。  農林水産業の再建支援についてのお尋ねがありました。  五月二日、五月六日と二回にわたって現地に入り、今回の熊本地震が農林水産業に大きな被害を与えている現状を目の当たりにしました。  こうした広範かつ甚大な被...全文を見る
05月13日第190回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(森山裕君) 馬場成志議員の御質問にお答えいたします。  農林水産業への支援についてのお尋ねがありました。  五月二日、五月六日と二回にわたって現地に入り、今回の熊本地震が農林水産業に大きな被害を与えている現状を目の当たりにしました。各県の被害額は十一日時点で約一千...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 仁比聡平議員の御質問にお答えいたします。  農業被害についての基本認識、農地、農業施設の復旧、営農再開支援についてのお尋ねがありました。  今回の地震による農林水産業の被害は、十一日時点で約一千百億円となっておりますが、現在も余震が続く中、今後も被害が...全文を見る
05月16日第190回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○森山国務大臣 大島委員にお答えをいたします。  熊本県の農業産出額を見てみますと、やはりトマトが非常に大きくて、四百十億ぐらいございます。恐らく東京市場の三割ぐらいを占めているのではないかと言われています。また、スイカも百四億ぐらいございまして、ハウス物が非常に多いというのが...全文を見る
○森山国務大臣 今我々がやらなきゃいけないことは、農家の皆さんが再生産意欲を失われることのないように、しっかりした対応をさせていただくということが大事なことだと思っております。  経営体育成支援事業につきましては、既に発動しているところでございますが、これを、予算が決定いたしま...全文を見る
○森山国務大臣 大島委員にお答えいたします。  やはり、農家にとりまして稲作というのは特別のことなのだろうと私は思っております。今回、田植えを目前にして、そのことがかなわなくなっているところもあります。また、麦をたくさんつくっていただいているところでもありますが、麦をやがて刈り...全文を見る
05月17日第190回国会 参議院 予算委員会 第22号
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○国務大臣(森山裕君) 農水省の予測と熊本の予測が違います一番大きな原因は、米の部分が違うのだろうと思います。米が、影響が我々はないと試算をしておりますが、熊本の場合は影響が出るというふうな試算でございますので、そこが一番大きく違うと思います。
○国務大臣(森山裕君) アメリカとオーストラリアに国別枠をつくりますので、その分がどう影響するかという見方が違うというところが基本的なことだと思っております。我々は、隔離いたしますので影響がないと見ておりますが、七万八千四百トンにつきましては備蓄米として別に置きますので影響がない...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 櫻井議員にお答えいたします。  豚一頭当たりの生産コストでございますが、二〇一三年の時点におきまして日米で比較をいたしますと、アメリカの農務省の公表データから算出をいたしますと一頭一万五千円の生産コストでございますが、日本の場合には三万三千円のコストとな...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) まず、飼料のことを申し上げた方がいいかと思いますが、アメリカの場合は、コーンベルト地帯で養豚をやっておりますから、大体トウモロコシで生産をしています。日本の場合は、輸入されたトウモロコシと、もっと単価の高い小麦、大豆を使って、ある意味いい飼料を使って生産を...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 櫻井委員にお答えをいたします。  直接支払による所得補償は、農家の経営を支えるための一つの方策ではありますけれども、方法によっては構造改革に向けた努力を鈍らせてしまう面も否めないと考えております。  今回のTPP合意を受けた対策につきましては、意欲ある...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) TPPにつきましては、関税撤廃の圧力が極めて強かった中で品目ごとに中身をしっかりと精査をさせていただきまして、国会決議を後ろ盾に交渉いたしました。  その結果、重要五品目を中心に農林水産物の約二割を関税撤廃の例外とできたところであります。特に重要五品目を...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 松村委員にお答えいたします。  総理の、できることは全てやる、平常時の対応にとらわれてはならないという御指示の下に、私も現場に入らせていただき、一昨日は益城町の農地の陥没の状況を見させていただいたり、また林地の崩壊の状況を見させていただいたり、西原村の木...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 秋野委員にお答えいたします。  営農継続のためには、やはりこういう災害のときには関係者が一丸となって取り組むということが大事なことだと思っております。  今回も、飼料等につきましては、道路が遮断されたり渋滞等が起きておりましたが、通常ルートによる飼料の...全文を見る
05月23日第190回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○国務大臣(森山裕君) 竹谷委員にお答えいたします。  食品ロスの削減を図る上で、卸、小売から返品などの商習慣の見直しを進めることが重要であると考えております。このため、平成二十四年度から、農林水産省といたしましては補助事業に取り組んでいるところでございます。  二十五年度に...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 竹谷委員にお答えいたします。  フードバンク活動は、近年、日本におきましてもNPO法人を中心とした活動が広がっております。食品ロスの削減だけではなくて、十分な食事が得られていない子供や高齢者などへの生活支援対策としても意義のある取組だと認識をしております...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) ただいまの農林漁業における新規就業者の定着に係る支援事業の改善について、有明海再生関係事業の効果の検証等について及び国有林野事業の運営の改善についての審査措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいる所存であります。
05月24日第190回国会 参議院 内閣委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  今回の特例は、本年の二月の五日に国家戦略特別区域諮問会議におきまして、総理の御発言を受けて政府・与党で具体的な措置内容を検討してきたものであります。この際、企業の農地所有につきましては、農業から撤退をしたり産廃置場になるのではないか...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 参議院選後までという、参議院選が何かポイントになっているように聞こえますが、そうではなくて、二十八年の秋までに検討し、結論を得るということになっております。  指定団体制度が果たしている機能というのは、これはもう誰が考えても大事にしなければいけないなとい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  リース方式での農地の契約の在り方につきましては、やはり長期であるべきだと考えております。委員御指摘のとおり、今はほぼ二十年未満のものが大部分でございまして、最長五十年まで延長できる特例が広く普及しているというわけではありませんので、...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  委員御指摘のとおり、企業の農業参入につきましては、平成二十一年の農地法改正によりリース方式での参入は全面解禁をされており、農地中間管理機構との組合せにより更に参入しやすくなっていると考えております。  一方、企業の農地所有につきま...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 仮にこの法案が成立したといたしましても、五年間の期間が経過した後はこの特例もなくなりますので、その後の取扱いについては現時点で何も決まっているわけではありません。  いずれにいたしましても、何らかの措置を講ずる場合には法改正が必要となりますので、国会で御...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 正直に申し上げて、東京ドームに行ったことがないものですから、ちょっとその広さがよく分からないところでございます。
○国務大臣(森山裕君) 中山間地における耕作面積を考えますと、一人当たり十ヘクタールというのは大変だなと私も思っておりましたが、ただ、新潟に参りまして、六名でやっておられて百十六ヘクタール、中山間地でやっておられる若い人たちがおられます。  ですから、これ、できないという発想だ...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 委員の御指摘は非常に大事なポイントだなというふうに思いながら、今、質問を聞かせていただきました。  区分による地域ごとの経営耕地面積をお示しできない状況でございますので、稲とか麦とかのいわゆる作物別の作付面積は把握しておりますから、今後、作物別と地域類型...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 三百万ヘクタールの農地を維持していくことは可能かというお尋ねだと思いますけれども、国民への食料安定供給の確保のために、重要な生産基盤である農地を将来に向けて確保していくということは非常に大事なことでございますし、優良農地の保全のみならず、耕作放棄地の再生利...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 山本委員にお答え申し上げます。  今回の国家戦略特区における農地所有の特例を活用して参入した企業が農地を適正に利用していない場合には、契約に基づき、農地の所有権が地方公共団体に移転をされることになるスキームになっております。この際の対価は、当該地方公共団...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 今回の試験的に行いますこの法案というのは、地方自治体の要望に基づいて行うわけでありますから、地方自治体が主体的に契約に基づいてしっかりしていただくということが前提であります。
○国務大臣(森山裕君) お答え申し上げます。  国家戦略特別区域諮問会議の有識者議員である竹中平蔵氏がオリックス株式会社の社外取締役に就任されていることは承知をしております。  また、本年二月五日に開催をされました諮問会議において養父市長が説明をされた資料の中で、農地所有に係...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 日本型直接支払制度は、やはり地域政策としても大変大事な政策でございますので、十分議論をさせていただいて、しかるべき予算を獲得してまいりたいと考えております。
○国務大臣(森山裕君) お答えいたします。  農業委員会は、所有権を取得しようとする企業が法令に定められた要件に適合するかどうかを審査すべきものでありますので、審査をせずに特定の企業について許可するとかというようなことは適当でないと考えておりますが、農業委員会が適切な御判断をい...全文を見る
○国務大臣(森山裕君) 農業委員会が御判断をされるべきことに私がコメントすることは差し控えたいと思います。
○国務大臣(森山裕君) 食料の自給力あるいは自給率については、今後も更に努力をさせていただいて、向上に努めていくことは当然のことであると考えております。
○国務大臣(森山裕君) 法律に基づいた手続を経たものであれば当然のことであると思いますが、今からどうするかということについては、今回の特区の問題は五年後に再度議論をさせていただくことになりますので、そのときにしっかりした議論が必要であると考えております。
09月26日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第1号
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○森山委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○森山委員 ただいまのうえの賢一郎君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○森山委員 御異議なしと認めます。よって、塩谷立君が委員長に御当選になりました。  委員長塩谷立君に本席を譲ります。     〔塩谷委員長、委員長席に着く〕
10月27日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○森山委員 宮崎県に派遣をされた第二班の委員を代表いたしまして、その概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、団長として私、森山裕と、理事江藤拓君、西村康稔君、篠原孝君、上田勇君、委員加藤寛治君、北村誠吾君、古川康君、升田世喜男君、田村貴昭君、松浪健太君の十一名であります。 ...全文を見る
○森山座長 これより会議を開きます。  私は、衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会派遣委員団団長の森山裕でございます。  私がこの会議の座長を務めさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  この際、派遣委員団を代表いたしまして一言御挨拶を申し上...全文を見る
○森山座長 ありがとうございました。  次に、蒲生芳子さんにお願いいたします。
○森山座長 ありがとうございました。  次に、興梠哲法君にお願いいたします。
○森山座長 ありがとうございました。  次に、藤原宏志名誉教授にお願いいたします。
○森山座長 ありがとうございました。  以上で意見陳述者からの御意見の開陳は終わりました。     ―――――――――――――
○森山座長 これより委員からの質疑を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。西村康稔君。
○森山座長 次に、篠原孝君。
○森山座長 次に、上田勇君。
○森山座長 次に、田村貴昭君。
○森山座長 次に、松浪健太君。
○森山座長 以上で委員からの質疑は終了いたしました。  この際、一言御挨拶を申し上げます。  意見陳述者の皆様には、御多忙の中、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、まことにありがとうございました。  本日拝聴させていただいた御意見は、当委員会の審査に資するところ極め...全文を見る