多額借金、事件背景か=税滞納、資産差し押さえ-前山梨市長逮捕1週間・警視庁 – 時事通信



元妻の詐欺事件について、自宅前で取材に応じる山梨市の望月清賢市長(当時、中央)=6月6日、山梨県山梨市

 山梨県山梨市の職員採用をめぐる贈収賄事件で、前市長望月清賢容疑者(70)は昨年末時点で約6800万円、県議時代には3億円を超える負債を抱えていた。前市長逮捕から28日で1週間。賄賂の80万円は借金返済などに充てられたとみられており、警視庁はこうした金銭事情が汚職や元妻による詐欺事件の背景となった可能性もあるとみて、事件の全容解明を目指している。
 資産報告書や県議会事務局などによると、市長就任時の2014年2月時点で7550万円、16年12月末時点で6790万円の借金があった。県議4期目だった11年5月から市長選出馬のため議員辞職する13年12月まで、甲府地裁の命令に基づき議員報酬の一部が差し押さえられていた。債務は個人や金融機関などに8件、総額約3億5800万円に上った。
 一方、元妻の治美被告はほぼ同時期の11年3月~13年2月、自身が社長を務める石材加工会社「差出石材」への事業資金名目で約3億7600万円をだまし取ったとして、起訴されている。
 2人が住んでいた自宅の土地、建物は、住民税や固定資産税の滞納のため、08年7月に山梨市から差し押さえを受けた。10年11月には県税の滞納で県税事務所に、今年1月にも東京国税局にそれぞれ差し押さえられた。
 周辺関係者によると、県議時代の望月容疑者は議員同士の飲食代を全額支払ったり、スーツにこだわったりするなど羽振りが良かったという。一方、同容疑者夫妻をよく知る男性は「奥さんはあっちこっちに(借金を)お願いに行って大変だった。会社の経営状況が良くなかった」と指摘。元市議は「(望月容疑者は)市長選をやる時から火の車だった。倒産した会社の連帯保証人になっていたようだし、選挙にもお金を掛けていた」と語った。(2017/08/26-14:15) 関連ニュース

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