山尾志桜里

やまおしおり

小選挙区(愛知県第七区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数3回

山尾志桜里の2017年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第192回国会 衆議院 議院運営委員会 第19号
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○山尾委員 平成二十九年度の国立国会図書館歳出予算の要求について、図書館運営小委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。  平成二十九年度の国立国会図書館の予定経費要求額は二百二十二億一千三百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、二十六億五...全文を見る
01月19日第192回国会 衆議院 議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号
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○山尾小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。  本日は、平成二十九年度国立国会図書館歳出予算要求の件について審査をいたしたいと存じます。  まず、羽入図書館長の説明を求めます。     —————————————  平成二十九年度国立国会図書館予定経費要求...全文を見る
○山尾小委員長 これより懇談に入ります。     〔午前十時四十六分懇談に入る〕     〔午前十時五十分懇談を終わる〕
○山尾小委員長 これにて懇談を閉じます。  それでは、平成二十九年度国立国会図書館歳出予算要求の件につきましては、お手元の印刷物のとおり決定し、議院運営委員会においては、勧告を付さないで議長に送付すべきものとするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山尾小委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  なお、本日の議院運営委員会において、以上の審査の経過及び結果を私から御報告いたしますので、御了承願いたいと存じます。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時五十一分散会
01月26日第193回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  きょうは、私の方からは総理と共謀罪について真剣な議論をしたいと思いますが、冒頭、細野議員と総理との、天皇の退位あるいは御譲位に関する議論を聞いておりました。私も民進党の皇位検討委員会の委員の一人でありますので、少しだけこの問題について触れ...全文を見る
○山尾委員 正直言って今の御答弁は、私の危惧感は深まったと言わざるを得ません。なぜなら、有識者会議の判断に重きを置かれるということはおっしゃったけれども、国会の、全国民の代表であるこの場の議論については、議決が必要だということにとどまったわけであります。  ぜひ、もう一度憲法一...全文を見る
○山尾委員 今回検討されている法案の概要というのは、メディアには出ていますから、私どももそれは多少把握をしているところがございます。そこで、それをもとに、では総理、ちょっと今の議論を続けたいと思います。  例えば、十人の者が飛行機をハイジャックするテロを計画した、共謀した、そし...全文を見る
○山尾委員 確認したいんですけれども、先ほどの総理の答弁で、今検討中の法案によって条約を批准できるというふうに判断を変えた、こういうような御趣旨の話がありましたね。ということは、もうその検討中の法案の中身が固まっているんでしょう。  もう一回尋ねます。  これは法務省が出して...全文を見る
○山尾委員 質問に全くお答えいただいていないんですね。  私の方からちょっとお話しします。今の二番目の事例ですね。  これは、誰か一人が切符を買った、これを準備行為と見れば、共謀した者も含めて検挙の対象にできる、こういうことでしょう。準備行為をやっていない人も、一人が準備行為...全文を見る
○山尾委員 安倍総理は過去の共謀罪の議論を余り詳しくは御存じないということが今わかりました。ぱらぱらと集まって、やろうぜと気勢を上げたって、過去の共謀罪でもならないということは皆さんが繰り返し繰り返し答弁されてきたことなんですね。ちょっと勉強不足だと思います。  それで、組織的...全文を見る
○山尾委員 今総理は、穴があるなら何とかしなければならない、準備行為をずっと引き伸ばしていくのはよくないとおっしゃった。私もよくないと思いますよ。  なぜよくないと思うか。そういった概念を制約せずに拡大でぐっと伸ばしていくと、罪刑法定主義にも反するし、明確性の原則にも反するし、...全文を見る
○山尾委員 私たちがずっと主張してきたことに近寄っているのかもしれません。  だったらば、今ある現行法でもこの条約を批准できるのではないか、そこをスタートラインにするべきだというふうに私は思います。  ここにあるように、犯罪の実行に着手する前段階で処罰を規定しているものがこれ...全文を見る
○山尾委員 百八十七の批准国のうち、新しく共謀罪をつくった国はノルウェーとブルガリアの二カ国だけである。百八十七分の二です。一%に満たないんです。本当に新しく共謀罪をつくる必要がどこまであるのか、しっかり検討すべきだと申し上げています。  そして、岸田大臣、今まで外務省は、この...全文を見る
○山尾委員 最後に総理に申し上げます。もしお返しがあればありがたいと思いますけれども、総理はこの前の本会議で、本条約を締結することができなければ、東京オリンピック・パラリンピックを開けないと言っても過言ではありません、こういうことをおっしゃった。その後の答弁では変えましたね。ここ...全文を見る
○山尾委員 重大な穴があるなら、個別で埋める方が適切に対処できると申し上げているんです。  以上、議論をさらに続けたいと思います。
02月03日第193回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○山尾委員 今、総理は、合意がなければ逮捕できない、それが今回の法案だ、こういうふうにおっしゃいました。  法務大臣、伺います。  合意、私たちの言う共謀、共謀プラス準備行為がなければ逮捕できない、総理はこうおっしゃいました。こうおっしゃいましたね。法務大臣、法務省としても同...全文を見る
○山尾委員 法務大臣は、実行準備行為がなければ逮捕できない、今こういうふうにおっしゃいました。総理も同じ考えですか。
○山尾委員 総理、答弁を変えないでください。  基本的には処罰できないということと検挙できないということは全く違います。そして、法務大臣は、逮捕できないと明確におっしゃいました。  統一見解をちゃんと答弁してください。
○山尾委員 統一見解であれば、総理、同じことをおっしゃってください。
○山尾委員 それでは、政府の統一見解、検討中の今回の共謀罪については、合意だけでは逮捕できない、合意プラス準備行為がなければ逮捕できない、これが統一見解だというふうに伺いました。  法務大臣、このことは実務上の運用ではなくて法文上当然明らかになっている、こういうことでよろしいん...全文を見る
○山尾委員 それだけはっきり政府としての統一見解であると言いながら、実務上の運用の話をしているのか、法文上、今度つくる制度の話をしているのか、それも明確に答弁できないというのはおかしいと思います。私たちは今、これからつくる法制度の話をしています。実務上の運用の話をしているのではあ...全文を見る
○山尾委員 実務上の運用の話をされているのか、法文上明確にされるのか、どちらですかということを伺っています。  なぜなら、これまでの三度の共謀罪の議論の中でも、刑事局長や大臣が繰り返し、実務上、共謀だけで逮捕、捜索なんということはないんだ、こういうことをおっしゃいながら、大臣も...全文を見る
○山尾委員 検討中ということは、その結論が変わる可能性もあるということですか、その可能性はないということですか。
○山尾委員 総理、政治家としての発言が揺れているから、その発言をおっしゃっている政治家に直に聞いているんです。わからないまま、揺れていないとおっしゃらないでください。これまで……(発言する者あり)
○山尾委員 ちょっと静かにしていただいていいですか。  どこまで皆さんが総理の本会議での演説や大臣のこの共謀罪についての答弁を真剣に聞いていたか私にはわかりませんが、これまで、先ほどの逢坂委員の質問に対する答弁までは、総理も大臣もかなり慎重に、準備行為があって初めて処罰をされる...全文を見る
○山尾委員 では、サリン等に当たらないけれども殺傷能力の高い薬品の名前を一つでも挙げてください。
○山尾委員 具体名が一つも出てこない幻の薬品を規制するために、六百だか、三百になるのか、百五十になるのかわかりませんけれども、包括的な共謀罪をつくる必要性の事例として挙げているんですか。具体的な薬品名が一つもないのに。具体的に今法務大臣が把握している、サリン等に当たらないけれども...全文を見る
○山尾委員 質問に答えてください。具体的な、規制をすべき薬品名は一つも把握されていないということですか。
○山尾委員 答弁いただきました。具体的な薬品は想定していない、そういうことでありました。今話がありましたように、具体的な薬品を想定していないなら、まさに架空の穴じゃないですか。穴はないじゃないですか。具体的な穴ではないじゃないですか。どこに穴があるんですか。私は……(発言する者あ...全文を見る
○山尾委員 少し静かにしてください。  私は、ちゃんと具体的に、例えば、これは、サリンの事案は一九九五年なんですよ、その後一カ月でつくられた法律なんです。何とか規制しなきゃいけない、ああいう犯罪を二度と起こしちゃいけないと。  そのときにはまだ、サリン等の中に何を入れるかこの...全文を見る
○山尾委員 驚きました。未知の薬品を含めて可能性があるなら、まさに、この間の総理の言葉をかりれば、一網打尽にしなければならない、だから、今わかっていないけれども、具体名は一つも挙がらないけれども、でも規制の網をかけなければならないと。要するに今の総理の答弁はそういう答弁でありまし...全文を見る
○山尾委員 一言だけとおっしゃったので、私も一言だけお返ししますね。  犯人は何を持っているか予測できないと。その裏を返せば、これから国民は何を持っていれば逮捕されるか予測できない国家になるということです。そういう危険性をしっかりと踏まえていただきたい。当たり前のことでしょう。...全文を見る
○山尾委員 申し上げますけれども、法務大臣にお伺いします。  自分の声も聞こえないので、静かにしてもらっていいですか。
○山尾委員 委員長、ありがとうございます。  大臣、今の、予備に当たるかどうかは、実害が起きる相当の危険性があるかどうかと。この規範は何に基づいておっしゃっているものですか。
○山尾委員 それは総理大臣も引いている判例というか裁判例ですね、最高裁ではありませんので。  しかし、この昭和四十二年の高裁判決が出た後に、刑事局の刑事局長はまさにこの二番目の事案について明快な答弁をしております。それが皆さんのお手元にある、昭和四十五年五月十二日参議院法務委員...全文を見る
○山尾委員 この四十五年の答弁の後に新しい判例が示されて、この結果が変わるというならまだ理解できるんですよ。でも、なぜ、この四十五年、明確に航空券の購入は予備に当たる、こういう答弁があるにもかかわらず、この答弁よりも前の裁判例にさかのぼって弁解をするんですか。  しかも、この四...全文を見る
○山尾委員 では、法務大臣にお伺いします。総理でも結構です。  昭和四十二年の、国会を襲って占拠しようとしたハイジャックとは全く関係ない破壊活動防止法の事案でありますけれども、この被告人らは結局、予備では処罰をされませんでした。では無罪になったんですか、御存じですか。御存じでな...全文を見る
○山尾委員 昭和四十五年、ハイジャック防止法についての法務省の刑事局長答弁ですけれども、もう一回見てください。当該の航空券を買ったというような場合が第三条の予備に当たるわけでございますと言っているんですね。当たることがあるわけでございますと言っているのとは違うんです。そして、法務...全文を見る
○山尾委員 今総理が言っていただいたとおり、この昭和四十二年の裁判例の事案は、予備では無罪になっていますが、正確に言うと、政治目的殺人陰謀罪では有罪になっております。  そして、これまでの三度の共謀罪の議論の中で、数々の先輩議員が議論を法務省とする中で、共謀と陰謀というのはほぼ...全文を見る
○山尾委員 時間もないので、全く答弁になっていないんですけれども、申し上げますね。  幾らこの昭和四十五年の刑事局長答弁を否定しようとしても、ハイジャック防止法の予備に当たる、一般のハイジャックでも予備に当たると刑事局長が明快に言っているのに、今回の事案は、見てください、テロ組...全文を見る
02月06日第193回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○山尾委員 私の方からは、法務大臣の方で出されてきた、今回の共謀罪について、現行法では穴になっているから新しい共謀罪で埋める必要があるというふうに示された三事例、その三つ目の事例について、きょうはまず議論をしたいと思います。  この三つ目の事例ですけれども、サイバーテロですね。...全文を見る
○山尾委員 では、これは開発がスタートした段階から対応しなきゃいけない、これが法務省としての判断だ、現時点でそういうことでありました。  そして、これは、現行法、刑法の百六十八の二、不正指令電磁的記録に関する罪、ウイルス作成、供用罪というふうにも言われますけれども、この法文の問...全文を見る
○山尾委員 全く質問に答えていただいていないのですけれども、これは開発のスタート段階から処罰をする必要があるというふうに、今、法務省として、法務大臣としてお考えなわけですよね。つまり、ウイルス作成の既遂では遅い、未遂から罰する必要がある、こういうことでありました。  では、お伺...全文を見る
○山尾委員 答えていただきたいと思います。今、葉梨理事が一生懸命レクをされていますけれども。国内法で、作成の未遂は私たちは制定をしていません。それでもこの条約は批准できています。そこからお考えになっていただいてもいいのかと思いますけれども、もう一度聞きますね。  このサイバー条...全文を見る
○山尾委員 法務大臣、大臣が出されてきた具体的な事案について私は質問をいたしております。  国内法でいくと、このウイルス作成のスタート段階、これは私たちの国内法は処罰の対象としていないんですよ。では、その背景となっているサイバー条約は、そもそも処罰の対象とすべきだ、こういうふう...全文を見る
○山尾委員 個人的な意見は求めていないんですね。  私が申し上げているのは、この三つ目の事案ですよ。サイバーテロが計画されて、ウイルスの開発がスタートした時点からやはり対応する必要があるんだということを、法務大臣みずからが出してこられたわけですね。  そういう判断をされたのな...全文を見る
○山尾委員 そうなんですよ。不当に処罰範囲が広がる危険があるから、その際は自民党の皆さんの賛成もいただいて未遂はつくらなかったんですね。  では、何で今回、不当に処罰範囲が広がる可能性があるのに、対応したいと言っているんですか。(発言する者あり)
○山尾委員 全く答えていないんですね。  作成、これは条約になぜ求められなかったかということとも関係すると思いますけれども、結局、開発をスタートするときには、ウイルスをつくろうとしているのか、それに対抗するための例えばウイルスバスターのプログラムをつくろうとしているのか、にわか...全文を見る
○山尾委員 それで、大臣、お伺いをしますけれども、開発スタートの段階から、それでもぜひとも処罰をする必要があるんだ、こういうことをおっしゃるなら、未遂罪をつくればいいんじゃないですか。刑法のウイルス作成等罪に、しっかりと要件を絞って未遂罪を入れればいいじゃないですか。なぜそれをや...全文を見る
○山尾委員 処罰範囲が不当に拡大するのを防ぐために個別の法律の改正を考えるのではなくて、六百だか、三百だか、百五十だか知りませんけれども、包括的な共謀罪をつくった方が処罰範囲の拡大を防げるというのは、私には全く納得ができないんですね。そもそも、個別の穴があるというなら、まさにこう...全文を見る
○山尾委員 今の答弁、意味が全く不明なんですけれども、もう一度質問します。  三事例、穴になっている、ウイルスの作成の開発段階から処罰をする必要がある、こういうふうにおっしゃっておられます。そうであれば、未遂で足りるんです。大臣自身がおっしゃったんです、ウイルスの作成、開発のス...全文を見る
○山尾委員 私が申し上げているのは、だったら、個別の法律の未遂罪を検討する際に、今大臣の頭の中にある絞り込みの要件を入れたらいいじゃないですか。なぜそれでは対応できないんですか。
○山尾委員 基本的に全く違うんですね。私たちは、立法事実に基づいて、個別の法律で対応できない穴があるのであれば、それをしっかり埋める努力は一緒にしていきましょうと。しかし、三事例を見て、先回の質問で、ハイジャックテロの事件、現行法でいけると私、論証いたしました。サリン等の事件、こ...全文を見る
○山尾委員 質問に答えていただきたいと思います。  個々の穴を個別の法律の改正で考えていくという考え方と、何百だかはわかりませんけれども包括的な共謀罪で対応していくという考え方の、どこに共通点があるんですか。
○山尾委員 お伺いします。  前回、予算委員会の質疑の中で大臣は、この私たちの考え方、個別の法案として対応していくという考え方、これについて、一回は、個別も含めて検討中だとおっしゃいました。その後、本当ですかという趣旨の私たちの仲間の質問に対して、検討しているとは申し上げていな...全文を見る
○山尾委員 本当に、検討の俎上に上っているということでよろしいんですね。個別の犯罪ごとに構成要件を個別に検討していく、それを今、検討中の俎上にのっている、そういうことでよろしいんですね。
○山尾委員 対象犯罪のあり方というのは何ですか。
○山尾委員 対象犯罪の数の絞り込みについて今検討中だ、そういう御趣旨ですか。
○山尾委員 成案を得る前に法務省から出てきた三事例について私は問うているんですよ。法務省が出してきたんですよ。  この三事例のうちの三事案目について、結局、私、今何度も繰り返し尋ねています。これにはちゃんと対応できる法律がある、それでもどうしても処罰の時期を早めたいんだったら、...全文を見る
○山尾委員 結局、この三事案目について、現行法のウイルス作成等罪、この未遂罪も含めた絞り込みで対応できないんだ、足りないんだ、こういう理由は、今、答弁、逃げましたね。一切お答えになりませんでした。  結局、一つ目、二つ目、三つ目と、共謀罪じゃないと埋まらない穴は見当たらないんで...全文を見る
○山尾委員 あるけれども出さないのか、ないのか、どちらかということを聞いているんです。
○山尾委員 法務大臣、お伺いします。  この三事例以外に立法事実はあるんですか、ないんですか。そして、この三事例は、まさかと思いますけれども、立法事実ですよね。立法事実じゃないんですか、立法事実なんですか。  済みません、二点お伺いします。  この三事例は立法事実なのかそう...全文を見る
○山尾委員 法務大臣、順番がおかしいですよ。立法事実のあるやなしやというのは、検討する必要があるかどうかの大前提でしょう。  そして、今、出す出さないじゃなくて、三つ以外に現時点で把握している事例が、四事例目があるのかないのかを答えてくれと言っているんですよ。  もう一つ申し...全文を見る
○山尾委員 立法事実でないようなものを出してきて、議論が進んだら、どんどんどんどんぼろぼろになっていった。  共謀罪もそんなことになってほしくないんですよ。しっかり質問に答えてくださいよ。
○山尾委員 議論できるような状態になっていないということがよくわかりました。  印象操作はやめていただきたいと思います。
02月09日第193回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  国民の命、国民の自由、国民の権利に直結をする基本的、核心的な質問に答えない、こういう政権だと思われないように、金田大臣、しっかりと御答弁をいただきたいというふうに思います。  今の稲田大臣の答弁姿勢は、私も大変問題だと思います。このこと...全文を見る
○山尾委員 私、質問はできるだけ明快にしていますので、私の質問を一々解釈して冒頭につけてもらわなくて結構です。  もう一度尋ねます。  このペーパーについて会見で記者に問われて、大臣は、口頭でもよかったと思う、こういうふうに言っているんです。この認識に今も変わりはありませんか...全文を見る
○山尾委員 ということは、この中身について問題があった、そういうことですか。どこの中身を訂正されるんですか。
○山尾委員 大臣、会見では、口頭でもよかったと思う、申し上げなくてもよかったと思うと、明快におっしゃっているんですね。  今気づいたのかもしれません。口頭でもまずいんですよ。申し上げなくてもよかったと思うじゃなくて、申し上げちゃだめなんですよ。それを今、初めて気づかれたんですか...全文を見る
○山尾委員 直ちに撤回した後の会見で、口頭でもよかったというふうに言っちゃっているんですね。  私、不思議だったんですよ、自分に言い聞かせるメモを何で記者さんに配ったんだろうと。今の答弁、そしてきのうの逢坂委員への答弁で合点がいきました。同じことをおっしゃっていました。  つ...全文を見る
○山尾委員 大臣にとってメディアというのはどういう存在なんですか。
○山尾委員 何を勘違いされたのか全くわからない答弁なんですけれども、メディアは権力者の仲間ではありません。メディアはあなたの考えを発信するツールではありません。メディアは官報ではありません。メディアは権力者の仲間じゃないんですよ。権力者の権力の行使、これが適正になされるかどうかを...全文を見る
○山尾委員 あのペーパーを出したとき、自分のしていることがメディアに対する規制になってしまう、そう受けとめられてしまう、そういう意図すらなかったんでしょう。余りにも自覚がないじゃないですか。  大臣、先日の続きに行きたいんですよ。あのペーパーを撤回し、謝罪をして、成案を得る前で...全文を見る
○山尾委員 立法事実ですか、立法事実ではありませんか。イエスかノーかでお答えください。
○山尾委員 この三事例は立法事実だということを、ようやく初めてこの場でお認めになりました。イメージだ、イメージだと逃げていましたからね。これは当たり前ですよ。私が一月二十日に立法事実を出してくれと法務省に言って、二十三日に私のもとに届けられたものですから。それを突然に、穴が埋まっ...全文を見る
○山尾委員 多数あるということでした、三事例以外に。一つでも出してください。
○山尾委員 成案前に三事例は出せたのに、その穴が埋まってしまったら、四事例目以降は成案を出してからしか出せないというのはなぜですか。理由を述べてください。
○山尾委員 大臣、伺いますけれども、一つでも把握を今しているんですか。把握していて言わないんですか。どっちですか。
○山尾委員 答えていません。もう事務方は前に出てこなくて結構です。  三事例以外に多数あるとおっしゃいました。そのうちの一つでも、大臣、自分の頭の中に今あるんですか。
○山尾委員 あることはありますというか、大臣、今議論しているのは刑罰法規なんですよね。人を逮捕して、自由を奪って、刑務所に入れる法律が数百という単位で一括して新しくつくられてしまうかもしれない、そういう法律の議論をしているんですよね。だから、立法事実、必要性があって初めて法案を検...全文を見る
○山尾委員 大臣、私も混乱をしています、大臣の答弁に。  いいですか。結局、重要なことは成案前にはしっかりと議論できないと言っているんだったら、このペーパーの内容を何にも反省していないじゃないですか。今大臣が言っているのは、ペーパーどおりのことを言っているじゃないですか。さすが...全文を見る
○山尾委員 質問を忘れたまま、なぜ答弁を続けたんですか。それは時間稼ぎ以外の何物でもないじゃないですか。貴重な時間を時間稼ぎしないでくださいよ。  大臣、この事例四があるかないかというのは、立法事実の有無そのものなんですよ。これが説明できないなら、何を検討しているんですかという...全文を見る
○山尾委員 どっちかですよ、こんなの。  今この答弁を聞いていても、何が聞かれているかもわからない、聞かれていることを忘れたと認めたまま答弁を続ける、つまり、質問者が聞いていることに自分は答えていないとわかりながら、三分も四分もこの予算委員会の時間を浪費する、そんな大臣とどうや...全文を見る
○山尾委員 時間を無駄遣いされたので、もう一点、お答えいただきたいと思います。  組織的犯罪集団、これは今までの共謀罪とは違う、大きな二つの柱のうちの一つだと、繰り返し大臣はおっしゃっています。  この組織的犯罪集団、大臣の言っていることと刑事局長の言っていることが百八十度違...全文を見る
○山尾委員 違いすら理解できないんですか。  そもそも要件があるかないかは根本的な問題なんですよ。刑事局長はそもそも要件があると言っている、普通の団体であれば後からワルに変わったってこれは対象外だと言っている。大臣は違うことを言っている、一変すれば当たり得るんだと言っている。刑...全文を見る
○山尾委員 大臣は、局長答弁と大臣答弁の違いの重要性が多分おわかりになっていないで今答弁されていると思います。  どちらも、二月二日、この予算委員会での答弁です。議事録もございます。統一見解を求めたいと思いますので、理事会で協議してください。
○山尾委員 以上です。
02月17日第193回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  総理、去年の二月二十九日、この予算委員会の場で私が総理に、保育園落ちた、日本死ねというブログを紹介してから約一年がたちました。保育園に入れるか入れないか、また通知が届く季節がやってきました。私のもとにも、ことしも保育園落ちたという相談、悩...全文を見る
○山尾委員 総理、一緒にこの待機児童を解決したいので、答えていただきたいんですね。  まず、総理は、待機児童ゼロを目指すと繰り返しおっしゃっています。いつまでに待機児童ゼロを目指しておられるのですか。
○山尾委員 総理は、二〇一三年四月十九日、日本記者クラブの講演で、しっかりと年限を明言されて待機児童ゼロを目指すと言っておられるんですね。この年限は今撤回をされたんですか。
○山尾委員 女性が職場に出ていけばやはり潜在的待機児童もふえていくということは、二〇一三年、またそれより前からわかっていることなんですね。  それでは、私、もう一回お尋ねしますけれども、この二〇一三年、総理は記者クラブで何年までに待機児童ゼロを目指すとおっしゃったか覚えておられ...全文を見る
○山尾委員 笑うところではないのです。笑うところじゃないんです。  総理、今、事務方から耳打ちをして、初めて平成二十九年という答えが出てきました。(発言する者あり)ちょっと静かにしてください。
○山尾委員 真剣なんですよ、お母さんたちの声を聞いて、子供たちの声を聞いて。  私が申し上げたいのは、平成二十九年なんです、来年なんです。平成二十九年度までに待機児童ゼロを目指すと言っているんですね。もしそれを本当に真剣に考え続けて去年の国会でも待機児童ゼロと胸を張っておっしゃ...全文を見る
○山尾委員 平成二十九年度末、平成三十年三月三十一日までに待機児童ゼロを目指すという政府の方針、これを今総理は答弁で事実上断念されました。そういうことですよね。私は……(発言する者あり)ちょっと静かにしていただけますか。
○山尾委員 この一年間、私も大変責任を感じ続けているんです。民進党として緊急提言も出させていただいた。でも、それを実際に与党に実行していただく原動力として、どこまでしっかりと私自身が働けているんだろうかというふうに思います。一つ一つ検証していきたいと思いますが、時間の関係で一部に...全文を見る
○山尾委員 今の話だと、検討会をやっているけれども定義を統一にするということは考えていないというようなお話で、結局、私たちがこうやって提言しても、今の御説明を聞いても、なぜやらないのかということはやはり納得がいかないんですね。育休がカウントに入ったり入らなかったりする。特定保育園...全文を見る
○山尾委員 結局、今の大臣のお答えを聞いていると、毎年確保されていくというお約束がないんですね。  私たちがどうしてこうやって法制度をつくろうと言っているかというと、予測可能性が鍵だからです。保育士さんたちに、これから先も給与が上がり続ける、上がっていく、途中で予算措置が途切れ...全文を見る
○山尾委員 前回、厚労省の方から聞いたときも、パブリックコメントをしっかり検討して、その上でこの施行案を施行するのかどうかも含めてパブリックコメントを踏まえて検討する、こういう御答弁がありましたので、今大臣もそういうことだというふうに思います。ぜひしっかりパブリックコメントを、い...全文を見る
○山尾委員 矛盾しているものを矛盾していないと言うことは、よくおっしゃられることなんですけれども、どう見ても矛盾しているんですよね。  そもそも犯罪を実行することにある団体に限られると局長は言っていた。そして、きのう出てきたペーパーは、もともと正当な活動を行っていた団体でも性質...全文を見る
○山尾委員 それでは、法務大臣、引き続きお尋ねしますけれども、今回の法務省から出てきたペーパー、もともと正当な活動を行っていた団体についても性質が一変したら当たり得る、これは従来の共謀罪のときの議論とどこが違うんですか。
○山尾委員 委員の意見とかは気にされず、大臣としてしっかり答弁してください。  もう一回お尋ねします。  それでは、従来の共謀罪では、もともと正当な活動を行っていた団体が今大臣がおっしゃったように性質が一変したと認められる場合には、この罪の対象に当たったんですか、当たらないん...全文を見る
○山尾委員 そうであれば、大臣、かつての共謀罪とは全く違うと言ってきた御自身の答弁、全部撤回してください。
○山尾委員 異なるとおっしゃるので、もう一回聞きます。  かつての共謀罪では、最初は正当な団体だったものが性質が一変した場合には対象となり得たんですか、ならなかったんですか、どちらですか。
○山尾委員 かつてと同じなんですよ。かつての局長答弁がこれです。初めは正常なものから走り出した、でも完全に詐欺集団として切りかわった、そうすれば認定され得る、こういうことを言っているんです。  かつてもそうだったし、今回もそうなんです。当初は一般の団体ひいては一般の市民であって...全文を見る
○山尾委員 そうであれば、総理、一月二十六日の御自身の答弁を思い出してください。  今総理は、当初から犯罪集団であるか、ある時点で犯罪集団であるかで扱いは変わらない、扱いが変わったら困るじゃないかと胸を張っておっしゃいました。  一月二十六日の総理の答弁を読み上げましょう。「...全文を見る
○山尾委員 総理、一月二十六日は、そもそもかどうかが違うんだ、そうおっしゃっていた。そうしたら今度は、一変したかどうかがポイントだと答弁を全く変えた。変えたものを変わっていないと強弁するのは、これは国民にとって不誠実ですよ。  総理はこの前、こういうこともおっしゃっているんです...全文を見る
○山尾委員 では、法務大臣に聞きましょう。  ぱらぱら集まって今度やってやろうぜと話をしたら、従来の共謀罪は共謀になったんですか。
○山尾委員 時間の無駄遣いの答弁をされて私は大変不本意でありますけれども、やはり、必要性もはっきりしていない、そして答弁がころころ変わる、変わったことも認めない、矛盾したまま突き進む、こういう法案の検討はやめていただきたいし、大臣、こんな姿勢では、本当に大臣は辞任していただかない...全文を見る
02月23日第193回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○山尾分科員 民進党の山尾志桜里です。  待機児童問題について塩崎大臣といい議論をしたいと思って、きょうは伺いました。  保育園落ちたというブログから約一年がたって、またお母さんたちのもとに、不承諾という、ちょっと悲しい通知が舞い込む季節が来ております。そういう中で、この一年...全文を見る
○山尾分科員 厚労省そして厚労大臣は、幾ら何でも来年度末達成ということを忘れていないでしょうし、それに向かって一歩一歩やれることをやろうというふうに思っていらっしゃるんでしょう。  ただ、一方で、総理は、二十九年度末ゼロの達成は難しい、しかし、ゼロにするという目標は維持する、こ...全文を見る
○山尾分科員 ゼロという目標を維持するということはおっしゃっていたと思うんです。二十九年度末までにゼロにするという目標は、今も政権として維持されているんですか、されていないんですか、こういう御質問です。
○山尾分科員 それでは、伺いますね。  平成二十七年では二万三千百六十七人、平成二十八年では二万三千五百五十三人、こうやって、二年連続、待機児童がふえている。そして今、これ自体はいいことだと思いますけれども、今まで必ずしも待機児童にカウントされていなかった隠れた待機児童も含めて...全文を見る
○山尾分科員 この道筋を聞くと、必ず受け皿という言葉が出てくるんですけれども、受け皿の整備を加速しているということ自体は、私たちの政権のときも、皆さんもやられている。  ただ、ではそうやって整備を加速しているにもかかわらず、例えばこの一年で、待機児童のいる市区町村は、前の年から...全文を見る
○山尾分科員 これは去年十二月の、総務省行政評価局が「子育て支援に関する行政評価・監視」結果報告書というものを出していて、この中に、まさに総務省が厚労省に対して、待機児童数の範囲の明確化とそれを踏まえた入所保留児童数の公表をすべし、こう勧告を出しています。このことは、大臣、御存じ...全文を見る
○山尾分科員 そうしますと、通知内容を変えて不合理なばらつきをなくしていく、こういう方向性については、これは確認させていただけるんですか。
○山尾分科員 では、少しその中身について入っていきたいと思うんですね。  今大臣、おおむね合理的と思われる範囲というのはおおよそ一致するんだろうという、私からすると少し希望的観測のように思える御答弁だなと正直感じたんです。  特に、このばらつきがあるんじゃないかと指摘されてい...全文を見る
○山尾分科員 つまり、独自補助の保育園に入れている場合は基本的に待機児童には含まない、こういう考え方で検討しているということですか。もしこういうことならば、私は残念ですけれども。
○山尾分科員 だとすると、私は、もう少しこの四点目のテーマについても優先順位を上げていただきたいんですね。  これは去年のデータでいくと、隠れ待機児童とされている六万七千三百五十四人のうち、独自補助の保育園に入れている人、そして待っている人、これは一万六千九百六十三人、四分の一...全文を見る
○山尾分科員 よく見ているとおっしゃるなら、もっとよく見ていただきたいんです。なぜ認証を含めた認可外に入れているのか。認可外に入れてポイントを稼いでおかないと認可に入れないから入れているという方がどれだけいらっしゃるか。そして、それを見越して、例えば最初の一年なら一・五倍あるいは...全文を見る
○山尾分科員 私は、この国の少子化、人口減少ということを考えると、むしろ就学前教育を含めて無償化するべきだと思っていますので、今の御質問については、それが方向性としてのお答えになるのかなと思いますが、議論はあっていいと思いますけれども、なので、この四つ目の、認証等に入っている人を...全文を見る
○山尾分科員 ぜひお願いします。  あと、次、二点目。隠れ待機児童の半分を占めている、特定の保育施設を希望しているというものなんですね。これは、ともすれば、特定の保育園というのは、ちょっとわがままもあるんじゃないのというような文脈で語られることもあるように思います。  そこで...全文を見る
○山尾分科員 時間が来ましたけれども、厚労省の方が、待機児童をこういう解釈でこういうふうにカウントをして数字を上げてくださいねということ自体は厚労省本体の事業ですから、これは自治事務にさわるものではないということだと思うんですね。  今申し上げた特定保育園の問題、そして自治体補...全文を見る
02月23日第193回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○山尾分科員 民進党の山尾志桜里です。  共謀罪、私の方からは、きょうは、必要性がないにもかかわらず一般人も対象となり得る新しい包括的な共謀罪という刑罰法規をつくることがいかに一般市民に対する冤罪の危険を高め、あるいは社会を監視社会へと変質させていくか、そういう視点で質問をさせ...全文を見る
○山尾分科員 質問に答えてください。  テロ対策のための必要性、立法事実とお認めになりましたけれども、四事例目以降はきょうはお話しいただけるんですか、いただけないんですか。
○山尾分科員 四事例目を答えない理由を大臣は全くお話しになっていないんですね。まあ、御自身もおわかりになっていると思います。  私の考えでいくと、四事例目以降はないんでしょうね、きっと。あるんだったら出さない理由がないですよね。だって、数百とも言われる包括的な共謀罪をつくる、そ...全文を見る
○山尾分科員 それでは、まず一本目の柱、準備行為についてお伺いをしたいと思います。大臣、よろしいですか、質問を聞いていただいていますでしょうか。  従来の、共謀という行為があって、それは重大な犯罪の合意と言ってもいいでしょう。そして、ここに準備行為というものが付加されるんだ、こ...全文を見る
○山尾分科員 続けます。  共謀プラス準備行為というところで、この準備行為が付加されたところが大きな違いだと。  では、共謀あるいは合意部分というのは、大臣、今、何か御説明できるような従来との違いというのはあるんでしょうか、ないんでしょうか。
○山尾分科員 今言っていただいた定義、共謀の部分の定義を言っていただきました。これは従来の共謀罪の議論における定義ですね。二人以上の者が特定の犯罪を実行する具体的、現実的な合意をすること、今大臣が言っていただいた定義づけと一緒でしたね。ということは、ここのところは、今の御返答によ...全文を見る
○山尾分科員 特段、手段に制約を設けることは考えていない、こういう趣旨の答弁でありました。したがって、従来の共謀罪と同じですね。従来もそうです、対面での打ち合わせでしか形成できないものではなくて、電話やメール等によって形成することも可能である、これも従来の共謀罪の答弁。今の大臣も...全文を見る
○山尾分科員 確認ですけれども、メールやLINEや電話でも共謀が認定される余地はあるということでよろしいですか。ちょっと一回確認をさせてください。
○山尾分科員 いやいや、今、余地があるから、その中でどういう人間を対象とするかは慎重に検討するとおっしゃったんでしょう。  大臣、やはり御自分の言葉に責任を持っていただいて、その余地があるけれども、網がかかる範囲については慎重に検討する、こういう答弁と受けとめましたけれども、も...全文を見る
○山尾分科員 確認ですけれども、今、特に手段の限定をするというような検討はされていないということでよろしいですか。
○山尾分科員 しかし、メールを閲覧しただけでは合意とはみなさない、これも本当によろしいんですか、それで。
○山尾分科員 はっきりさせてほしいんですね。  今、大臣は、メールを閲覧しただけでは合意に当たらないとまずおっしゃった。その次の答弁では、メールを閲覧しただけで合意に当たるかどうかは検討中だとおっしゃった。どちらが正しいですか。
○山尾分科員 したがって、メールやLINEなども合意と認定され得る、しかし、メールを閲覧しただけ、LINEを閲覧しただけで合意あるいは共謀に当たるかどうかということは今検討中だ、こういうことですか。
○山尾分科員 大臣は個人としてというのはありませんので、大臣として答弁をされたと思いますけれども。  ここ、私が申し上げたいのは、メールやLINEも、対面がなくても共謀と認定され得る、そういう中で、大臣のお気持ちとしては承りますよ、見ただけというので共謀に当たるというのはちょっ...全文を見る
○山尾分科員 私は、深刻な問題提起をしておきたいと思いますよ。  対面でなくても共謀は認められる、したがって、メールや電話やLINEでも共謀が認定され得る、しかし、その中で本当に網をかけるべき人を選別するためにはかなり広く細かくメールやLINEや電話を捜査しなければ、結局、全く...全文を見る
○山尾分科員 現時点では従来から何か解釈を変えるようなものはない、こういう御答弁でありました。  それでは、従来随分議論になりましたね、目くばせによって一斉に構成員が動くようなシステム化されたものであれば目くばせでも共謀と認定され得る、これは維持されるんですか。それとも、何かそ...全文を見る
○山尾分科員 大臣、前提が従来と一緒なので、当てはめても一緒なのではないですかと私は申し上げているんです。  今まだ法務省のホームページにもありますよ。従来の共謀罪の解釈の中で「どのような行為が、組織的な犯罪の共謀罪に当たるのですか。一般国民にとって危険なものではないですか。」...全文を見る
○山尾分科員 従来の定義と同じように、共謀というものの定義をさっき大臣はおっしゃいました、二人以上の者が特定の犯罪を実行する具体的、現実的な合意だ。従来の趣旨と同じような内容で定義づけた。  この同じ物差しに当てはめて、従来の共謀罪では、要するに当時の大林局長が、共謀としては、...全文を見る
○山尾分科員 私、一生懸命今大臣のことを理解したいと思っているんですけれども、では、つまり、目くばせで共謀があっても、今回、プラス準備行為を必要とするので、目くばせだけで処罰されるということはない、こういう御趣旨ですか。
○山尾分科員 では、どのように、その当てはめの前提となる基準を変えたのですか。
○山尾分科員 ということは、基準、定義が変わっていないということであれば、当てはめの問題ですから、目くばせも共謀と認定され得る、そういうことですね。
○山尾分科員 では、確認しますけれども、共謀の定義については特に従来と解釈が変わるところはない、まずそこを確認します。
○山尾分科員 だから、合意の定義については従来と特に変わりはないということですね。さっきそうおっしゃったので、もし変えるなら答弁を変えることになるから。
○山尾分科員 そうすると、当てはめの問題なんですね。  私も、さっきちょっと丁寧に言ったんですけれども、要するに、従来だってこういうふうに言っているんですよ、共謀罪については、団体要件がついているから、それが目くばせによって一斉に動くようなシステム化されたものであれば、これはケ...全文を見る
○山尾分科員 共謀の、要するに定義は全く変わらないという答弁がきょうは大きかったと思います。  それを前提にすれば、規範が変わらないので、具体的事例を当てはめたときの答えは従来と同じにならないと、これは法ではないのですね。では、それが従来どう当てはめられていたかということは今お...全文を見る
○山尾分科員 質問を聞いてください。目くばせによって一斉に動くようなシステム化されたものであれば当たり得る。これは今回は違うんですか。違うなら規範を変えないと。いかがですか。
○山尾分科員 要するに、規範の変化はないと言いながら、当てはめ部分で都合のいいところだけ発信されては国民に対して誤解を与えるからやめていただきたいとおっしゃっているんですね。  今の、理屈でずっと言えば、規範は変わらない、そうすれば同じ当てはめになるわけだから、従来でいえば、目...全文を見る
○山尾分科員 時間が来ているのは知っていますけれども、これは法務大臣の基本的な姿勢を問うているんです。冤罪防止と人権保障あるいは真実発見、いつも、この大きな要請の中でどこでバランスをとるか、これを考えるのが法務大臣の仕事であり、その姿勢にのっとって後ろにいらっしゃる官僚の皆さんが...全文を見る
○山尾分科員 あり得ないことがあり得て多くの冤罪を生んできたという歴史をもう一度踏まえていただきたいと思います。  以上です。
02月27日第193回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  通告はしていないんですけれども、保育、待機児童のことについて、先週、塩崎大臣と分科会でお話しさせていただいた内容と少し異なるような新聞記事がきのう出ていましたので、ちょっと一点、もしわかれば確認をさせてください。  待機児童を新しい定義...全文を見る
○山尾委員 この三月中に取りまとめるのであれば、次の待機児童の発表時にはもちろんこの新しい定義で運用していただきたいんですね。そうでないと、先日の予算委員会で総理が、平成二十九年度末の待機児童ゼロは厳しい、こういうことをおっしゃいました。私が危惧をしているのは、来年度末に待機児童...全文を見る
○山尾委員 特に今の段階でそういった検討は持っていません、こういうことでよろしいんですね。後ろから事務方の皆さんが力強くうなずいていただきました。大臣もよろしいですか。特に異論はございませんね。  とすると、お聞きします、短い質問です、例えば宗教団体、NPO法人、サークル、同窓...全文を見る
○山尾委員 大事な答弁をいただきました。もとの団体の性質は関係ないとはっきりおっしゃいましたね。宗教団体、NPO法人、サークル、同窓会、草野球チーム、こういったものも、もとの性質は関係ないという大変重要な答弁だったと思います。  では、大臣、性質に限定はないということですから、...全文を見る
○山尾委員 きょうは、かみ合った答弁をいただいて、大変ありがたく思います。特にこれも、コミュニケーションツールの手段も関係がないとはっきり答弁をいただきました。  これはできれば総理にお伺いしたいんですけれども、総理がこの前、オウム事例、オウム真理教の事案、こういうものに対応し...全文を見る
○山尾委員 つまり、一般の活動が犯罪活動と並行して残っているかどうかということでは一概に決まらない、こういう御答弁だったと思います。性質が一変したかどうかは個別具体的に捜査機関が判断をすると。そうでないと、自民党の方からも一部指摘があったと記事にはありましたけれども、オウムの事例...全文を見る
○山尾委員 そうおっしゃるなら、この二十二年間、しっかり政令改正して穴を埋めればいいんですね。  今おっしゃったことは、また確認ですけれども、ネットの手段に限定はない、メール、ツイッター、LINE、そうすると、フェイスブックやブログ、こういったものも特に限定はない、そういうこと...全文を見る
○山尾委員 手段については限定がないということでした。  そうしますと、共謀の手段には限定がないと。ネット上の意思表示手段、これにはさまざまなものがあります。例えば、文字で了解とか頑張ろうとかそういうもの、これも意思表示の手段の一つですね。(発言する者あり)言っていただきました...全文を見る
○山尾委員 かなりはっきり踏み込んだ御答弁だったというふうに思います。メールやLINEでも共謀が成立し得る、そしてまた、文字に限らずさまざまなコミュニケーションツールがあると私は具体例を出しましたけれども、そういうものについても、手段として限定する方向は考えていないとはっきりおっ...全文を見る
○山尾委員 例えば、小学校時代の同級生のメーリングリストがある時点から薬物取引のコミュニケーションツールに性質が一変してしまった、これは残念ながらあり得る話ですね。これは組織的犯罪集団に当たらないんですか。
○山尾委員 恐らく、大臣、現実を御存じないというか、現実にあり得る穴は埋めなきゃいけないという総理の姿勢と整合性はどうなのかなと思いますし、それほど極端な事例を今挙げたわけではないと思いますよ。手段に限定はないんですよね。ネット上の団体もネット上のコミュニケーションも、手段に一般...全文を見る
○山尾委員 捜査機関が主体で判断し、補足しますね、令状請求のときに裁判所もそれにかかわる、こういうことを大臣はおっしゃっているんだけれども、そのときの証拠の程度というのは、犯罪の証明と疎明とは全く違うんですね。令状を出してもらうときに捜査機関が出すべき証拠の程度は、疎明といって、...全文を見る
○山尾委員 その話ではなくて、二十七年の四月十七日に法務委員会で政府参考人が答えておりますけれども、フェイスブックやLINEなど現在使われているSNSについて、法律上は傍受ができる、こういう通信に含まれるという答弁があるんですけれども、大臣、これは大臣の考えと違うんですか。要する...全文を見る
○山尾委員 ちょっと答弁の意味がわからないので、時間を無駄遣いしてほしくないんですけれども、現行の通信傍受で捜査できる範囲のことを聞いています。罪体のことを聞いているんじゃありません。おととし、現行の通信傍受で捜査できる範囲にSNSの限定はない、こういう政府答弁でしたけれども、こ...全文を見る
○山尾委員 私が申し上げたいのは、十二年前に共謀罪を議論していたときと今は、やはり時代が大きく変わっているんですね。そして、きょうの大臣の明確な答弁を前提とすれば、そもそも一般の団体には何らの限定もない、そしてネット空間かどうかという限定もない、共謀の手段、コミュニケーションツー...全文を見る
○山尾委員 全くこの三十分の議論が前提にされない、またもとに戻った答弁だと、とても積み上げの議論にならないんですね。  でも、やはり大きくこの三十分で状況も変わったと思います。やはり、一般の団体、これに限定がないということがはっきりした。もともと一般の団体、ここに限定がないこと...全文を見る
03月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  私たち民進党は、予算委員会における法務大臣の答弁姿勢、内容、これを踏まえて、残念ながら大臣の辞任を要求しましたし、今もそれは変わっておりません。  なぜなら、予算委員会の議論の中核、この新共謀罪ですけれども、大臣みずからが、成案を得る前...全文を見る
○山尾委員 していたのですか、していないのですか。していたはずではわかりません。どうぞ、もう一度お答えください。
○山尾委員 大変心もとないですね。していたはずですと、びっくりしました。本当にしたんですか。  では、どういう観点からチェックをされたんですか。お答えください。
○山尾委員 全く質問に答えておりません。  もう一度だけはっきりと申し上げます。  与党に示した法案、大臣はチェックをしたはずですとおっしゃいました。どのような観点からチェックをされたんですか。(発言する者あり)官僚に聞くところじゃないと思いますよ。委員長、時間をとめてくださ...全文を見る
○山尾委員 基本的な方向とは一体どういうものですか。
○山尾委員 大臣が最もこの法案に当たって大事な基本的な方向というのは、一般の方々が処罰されるおそれがないことだ、こういう御答弁だったと思います。そういうことなんですよね、基本的な方向とはという御質問にそういうことですから。そのことについては、後でしっかり質問をさらにしていきたいと...全文を見る
○山尾委員 全然よくないんですね。成案の具体的な内容を聞いているのではありません。与党に提示をした法案の中にテロという言葉が入っていましたか、入っていませんか、こういう基本的な事項を尋ねています。お答えください。
○山尾委員 なぜ差し控えるべきだと考えるのですか。
○山尾委員 全く理解ができないのですけれども。  立法過程というのは、国民、国会にとって非常に重要な判断材料の一つであります。いざ成案が出たときに、報道を見ますと、テロという言葉が入っている可能性は高いというふうに私自身は見ております。そういう中で、もし、当初、最初に与党に提示...全文を見る
○山尾委員 大臣からは、成案の具体的な内容等についてお答えできないという答弁が続いているんですけれども、私は、成案の具体的な内容は今何も聞いておりません。与党に示した法案の中にテロという言葉が入っていましたか、いませんかということを聞いております。  そして、この議論が成案を得...全文を見る
○山尾委員 それでは、なぜ、今よりもより内容が流動的で成案が固まっていないこの一カ月、二カ月、大臣は、中身も固まっていないにもかかわらず、前の共謀罪とは全く違う、あるいは、本当かどうか知りませんけれども、正当な活動を行っていた団体がたまたま一回だけ犯罪を行ったことで犯罪集団と認め...全文を見る
○山尾委員 要するに、大臣自身が恣意的に選んでいる、何について答えるか答えないか、それは自分自身の思いの中で選んでいる。合理的じゃないじゃないですか。  このことについてさらに質問を続けますけれども、与党に最初に示した法案、これは公文書ですか、公文書じゃありませんか。
○山尾委員 本当に今の確定した答えでいいんですか。与党に提出した……(金田国務大臣「私の思い」と呼ぶ)思いを聞いているんじゃありません。法務省として与党に提出したこの法案というのは公文書なのか、イエスかノーか。  よろしいんですか。公文書ではないと明快に答弁されました。よろしい...全文を見る
○山尾委員 ということは、先ほど公文書ではないと明言されましたけれども、これを一旦撤回されるということですか。
○山尾委員 予算委員会の質問のときにも幾たびも感じたんですけれども、大臣は、思いをお話しになるのは、気持ちはわかるときはあるんだけれども、その後、結局、それも含めて検討するというふうに、事実上撤回されることが散見されたんですね。やはり、こういう答弁のあり方を少し修正していただきた...全文を見る
○山尾委員 きょうの私の質問は、大変恐縮ながら、大臣の資質を問う質問です。  そして、与党に提示した法案をチェックされたとおっしゃるので、あれだけテロ等準備罪とおっしゃってテロ対策だというふうに説明をされてきたので、その法案の中にテロという言葉が入っていますか、入っていませんか...全文を見る
○山尾委員 はっきりしたことは、好意的に受け取れば、大臣は、最初に示した法案の中にテロという言葉が入っているのか入っていないのか、私は知っている、認識している、でも答えない、こういうことでありました。答えない理由の説明が検討中だからということで終わらせるのでは、この紙を出したとき...全文を見る
○山尾委員 全く質問にお答えになっていません。  成案を得たら、最初に提示した法案の中にテロという言葉が入っていたのかいなかったのか、きちっとお答えいただけるんですかという質問です。
○山尾委員 必要に応じてという言葉が入りました。ということは、大臣が、もう成案がこのとおりなのだから、自民党に最初に提示した法案の内容について説明をする必要がないと判断された場合には説明されない、そういうことですか。
○山尾委員 結局、今の段階でも、何ら隠す必要がない、もう既に報道も多数されている与党に提示した法案、テロ対策と言っていたのにテロの言葉がなくておかしいんじゃないの、ちまたでこう言われているにもかかわらず、今この段階でわかっていても、その言葉が入っていないとは言わない。そして、成案...全文を見る
○山尾委員 もう一度質問せよということなので質問しますけれども。  最初に自民党に提示した法案の中にテロという言葉があるのかないのか、それについて大臣はお答えにならないということですので、なぜお答えにならないのか。御存じなのになぜお答えにならないのか、合理的な理由があれば、どう...全文を見る
○山尾委員 予算委員会のときも、私が全く質問していないほかのことを長く答弁された上で、それを御認識になっていたからこそ、さて山尾さんの質問は何だったでしょうか、こういうことがあったんですね。  そして今も、私は、成案の中にテロという言葉が入りますか、入りませんかと一度も聞いてい...全文を見る
○山尾委員 そうすると、今検討中の新しい共謀罪の中身というのは、合意を処罰するものということなんですね。
○山尾委員 もう一つ。同じ質問者とのやりとりの中で、大臣はこういうふうにおっしゃっていました。予備では客観的に相当の危険性がなければ処罰できない、こうおっしゃっておられたのは覚えておられますよね。よろしいですか。そういうふうにおっしゃっておられましたが、そうすると、新しい共謀罪と...全文を見る
○山尾委員 もう一度聞きます。  実行準備行為の定義を聞いているのではありません。大臣が御自身で、きょう、このようにおっしゃった、予備では客観的に相当の危険性がなければ処罰できないんだと。要するに、予備では足りない理由を聞かれて、予備では客観的に相当の危険性がなければ処罰できな...全文を見る
○山尾委員 つまり、実行準備行為というのは客観的に相当の危険性がない段階でも当たり得る、そういうことですよね。
○山尾委員 だんだんはっきりしてまいりました。今回検討されている新しい共謀罪、共謀プラス実行準備行為とおっしゃっていますけれども、この実行準備行為に関しては客観的に相当の危険性を必要としない、客観的に相当の危険性を必要としない、こういう初めての法務大臣の答弁だったと思います。 ...全文を見る
○山尾委員 全く質問に答えていないので、もう一度だけ質問します。  この法案の検討に当たって、憲法上の人権全て挙げよとは申しません。幾つか、どの人権との関係をきちっと検討したのですか。
○山尾委員 最初に思想、内心の自由、十九条、これが出てきたので、私自身は、法務省の方々、今回は内心を処罰するものではないんです、あくまでも行為を処罰するものなんですと相当私たちにおっしゃってきたので、まさか最初にこれが出ると思わなかった。思想、内心の自由、まずやはりこの人権制約が...全文を見る
○山尾委員 過去の、そういう内心を罰するものではないかという批判を踏まえて検討したということでした。  そうしますと、この十九条、思想、内心の自由、そしてもちろん、これは刑罰権ですので、内心の自由や表現の自由の前提となる人身の自由、三十一条、こういったものも問題になる、それを検...全文を見る
○山尾委員 私も同感です。  そうであれば、この包括的な共謀罪、さっきのお話によれば、客観的に相当の危険性を必ずしも要しない段階で共謀を処罰する法律を包括的につくる、こういうものと、内心の自由、思想の自由、あるいは人身の自由、これを考量するときに、どういう判断基準を用いてこれが...全文を見る
○山尾委員 どういった判断基準を用いてこれを判断するべきかということは、成案を得る前でも成案を得た後でもお答えは変わらないはずです。  最後の質問になります、時間が来ましたので。どういう判断基準でこの憲法適合性を判断されるべきだと法務大臣はお考えですか。
○山尾委員 きょうはこれで終わりにします。でも、必要性、合理性の基準というのは、合憲性判定基準の中では、厳格な基準ではなくて緩やかな基準です。大臣は、内心、思想の自由と考量しなきゃいけない、最も重要な自由と考量しなきゃいけないとおっしゃりながら、用いる基準は必要性、合理性というこ...全文を見る
03月10日第193回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○山尾委員 おはようございます。民進党の山尾志桜里です。  よろしくお願いします。  けさも、私、子供を保育園バスに送って仕事に向かうお母さんと二人で駅に向かって走りながら、待機児童の話をずっとしてきました。あの保育園落ちたというブログから一年たちましたけれども、私の周りには...全文を見る
○山尾委員 この検討会ですけれども、一回目が九月十五日、二回目が十一月二十九日、三回目が一月十六日、それ以降開かれていないんですね。もし本当に今年度内にまとめるということであれば、大臣、やはり早急に状況を確認して、次の予定が立っているのかどうか。私は、四回目で取りまとめられる状況...全文を見る
○山尾委員 督促の指示をするという前半はいいんですけれども、決まったものをいつから運用するのかはこれから決めるというのは、ちょっと納得がいかないというか、かなり納得がいきません。  というのは、三月七日の本会議で、大臣自身がこのようにおっしゃっています。本年四月以降に明らかにな...全文を見る
○山尾委員 ちょっとここはしつこくこだわりたいと思うんですね。  待機児童ゼロを目指すとおっしゃっているんだから、その待機児童というものが正確に把握されなければ。ゼロにすることが目的じゃないですよね。本当に待機して困っている人の苦労をなくすということが目的ですから。なので、今そ...全文を見る
○山尾委員 今、統一基準をつくるわけではないと明言をされて、これまでも、大臣が何回かそういうふうにおっしゃるたびに私は大変がっかりしているんですけれども、そこにちょっと考えの大きな隔たりがあるように思うんですね。  私の場合は、統一基準はつくれるし、統一基準をつくるべきだと思っ...全文を見る
○山尾委員 私の提案ですけれども、やはり、育休については原則、待機児童に含める、カウントをするんだ、こういう形で厚労省からの通知を変えた方がいいと思いますね。  保育は自治事務だというふうに言われるんだけれども、待機児童数を厚労省として定義づけて、ぜひこの定義で集計を厚労省に伝...全文を見る
○山尾委員 なかなか確としたお答えがないんです。気持ちは通じれど、結果に反映されるのかというのがいつも不安なんです。育休二年の延長ということが今回のテーマになっているんだけれども、何度も申し上げますけれども、二年に延長するならば、やはりこの運用は変えていただかなければいけないと私...全文を見る
○山尾委員 大臣はもう退席されなきゃならないということなので、一つちょっと申し上げますけれども、緊急対策で、結局、仕事に復帰できないリスクというのは、今の現状では圧倒的に母親、女性が負うんですね。だから、私、仮に延長するなら、延長分はお父さんがとれる制度にするとか、二年に延長する...全文を見る
○山尾委員 二〇二〇年までに、育休取得率、男性一三%を目指しているんですよね。そういう中で、せっかくこういう制度をつくるんですね、緊急避難的に延長する。だったら、この機を捉えて、あとの半年はお父さんですよ、お父さんがとるならあと半年延ばせますよ、こういう制度にしたら、二〇二〇年、...全文を見る
○山尾委員 ごめんなさい。全く理解ができないんですね。こういうことがあってやれないんだということは何一つ出てこないわけです。だったらやりましょうよというふうに私は声を大にして言い続けたいと思いますし、恐らく、こちら側の委員の皆さんの中には、やった方がいいよなという、こんな空気を私...全文を見る
○山尾委員 ぜひ一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします。     —————————————
03月15日第193回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  冒頭、塩崎大臣に、きのうの予算委員会での答弁の姿勢について、ちょっとあれっと思ったので、一言申し上げたいと思います。後で感想を下さい。  きのう、予算委員会で、我が党の矢田議員が隠れ待機児童に関する質問をされていたんですね。大臣はこうい...全文を見る
○山尾委員 不遜な答弁という言葉が出てきましたけれども、今のお話を聞く限り、もう隠さないんだ、こういうことを大臣おっしゃいましたね。そうであれば、これまでの定義でいくと二万数千人だけれども、それを表に出してみたらプラス六万人で、九万を超えた。そうであれば、今回、三月末までに出す検...全文を見る
○山尾委員 きのう、厚労の役所の方に来ていただいて、このことを私も言いました。そうしたら、きのうの時点では、なかなかちょっとまだ日程までは表に出せないということでありましたけれども、今のお話だと、三月二十四日と三月三十日、二回分の日程を確保したということで、まずはこの二回分。 ...全文を見る
○山尾委員 この検討会の中で、今はカウントに外されている、そういった認証を含めた自治体補助事業としての保育園に通わせている方の扱いについても検討するということでありました。しっかりカウントに含める方向での検討をお願いしたいと思います。  そして、もう一つ、この検討会について、き...全文を見る
○山尾委員 きょうは、採決ですよね。参考人をお呼びして、私は、大臣、少なくとも議事録を読まれた上で採決に臨むというのが本筋だと思いますね。大変忙しいとは思いますけれども、ちょっと意外な答弁でありました。  非常にいい議論でしたよ。参考人の中に、もちろん学者の先生もおられたし、何...全文を見る
○山尾委員 それが、大臣、この検討会の中で、ホームページで募集された当事者の声がしっかりと踏まえられていないんですね。  検討会の議事録、これを全部大臣に読めとまでは私はこの場では申し上げません。でも、私は読みました。  確かに、大臣がおっしゃるように、第二回のところで、当事...全文を見る
○山尾委員 全く納得いきません。  今回のこの検討会のメンバー、九人中五人が自治体で実際今、保育、子育ての現場を背負って頑張っていらっしゃる役所の方です。役所の方が悪いとは言いませんよ。ただ、やはり役所というのは待機児童ゼロという大きな目標を背負って、これは役所の人が悪いんじゃ...全文を見る
○山尾委員 とすると、この検討会に当事者を呼んできちっとヒアリングをするということは検討すらしないというふうに伺いましたけれども、それでよろしいんですか。
○山尾委員 検討はしないということでよろしいんですか。
○山尾委員 あと二回の中で検討を十分できると思いますよ。呼べばいいんですから。あと二回ということは呼ばない理由にならないと思いますよ。呼んでみてどうしても、お母さんたち、忙しいですよ、確かにこの時期。呼んでみる努力はしてみたらいかがですか。
○山尾委員 ここまで申し上げても検討されない。さまざまな現場の声を検討会に上げているというふうにおっしゃっているけれども、私、申し上げました、読んだんですよ。だから、本当に聞きましたよ、きのう、役所の方から、ホームページで募集をして、それを資料でつけてちゃんと検討会で議論していま...全文を見る
○山尾委員 時間が来ました。  この育休については、確かに、紋切り型の役所の答弁より、大臣が一歩前向きな方向を示されているというふうに今素直に受けとめたいと思っています。  でも、この検討会の中で取りまとまったところの部分でいうと、育休を切り上げて復職することが確実である場合...全文を見る
03月16日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  まず、女性参政権とクオータ制についてお話しします。  女性が初めて国政選挙の被選挙権を得た一九四六年衆議院選挙、三十九名の女性衆議院議員が誕生し、その比率は八・四%でした。七十二年が経過した現在、この衆議院において女性議員の比率は九・五...全文を見る
03月31日第193回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○山尾委員 おはようございます。民進党の山尾志桜里です。  大事な給費制復活についての法案審査ということで、しっかりその中身を議論したいと思いますが、ちょっとその前に、大臣、私、手元に東京新聞三月二十八日の記事があるんですけれども、この記事によると、三月二十七日、金田法務大臣が...全文を見る
○山尾委員 そうすると、大臣がおっしゃっているのは、この法案審議に四月から入るというのは、共謀罪について特定して言ったものではない、こういう記憶ですか。
○山尾委員 確認ですけれども、そうすると、大臣の言われるところのテロ等準備罪、四月から法案審議に入るというふうに明言したかどうかについては記憶が定かでない、こういうことですか。(発言する者あり)
○山尾委員 お答えいただいていないんですね。  私は、ある特定の法案を指して、ある特定の法案審議の時期について、これには明言したとありますけれども、そういうふうにおっしゃったのなら大変問題だというふうに思います。  そして、今の御発言を聞いていると、その記憶があるかどうかにつ...全文を見る
○山尾委員 そうすると、今後大臣として、こういった委員会等の場で、まさに国会審議のあり方の一つであります刑事局長を呼ぶとか呼ばないとか、こういうことについて一切コメントはされないということは確認できたというふうに、私は善意に理解をしたいというふうに思います。  それで、今問題と...全文を見る
○山尾委員 質問にお答えいただけていないんですけれども、立法事実ですか、立法事実ではありませんか。
○山尾委員 今、立法事実の一つであると明言をいただきました。  きのう、法務省のお役所の方は、これは最初、立法事実ではないとおっしゃったんですね。私が大臣とのやりとりを引いてお話をしましたら、最終的には、私の理解だと、立法事実かどうかは答えられない、大臣の答弁したとおりである、...全文を見る
○山尾委員 今政務官が言っていただいたとおり、早期にこれは審議をし、そして結論を出すべき法案だと思います。  一点言わせていただければ、これは客体、被害を受ける方が女性に限らない、男性あるいは性的マイノリティーの方も入ることになる、そういう点でも大変重要な法案ですし、大臣、これ...全文を見る
○山尾委員 今この時点で、いや、今言わなければ、どうやら共謀罪が先に審議に入ってしまうんじゃないかというぎりぎりの時点だから、当事者の皆さんの声を伝えているんですよ。それが、ちゃんと順番を守っていただいて、あるべき姿できちっと議論していただける、今そう言っていただければ全く問題が...全文を見る
○山尾委員 いいですか、大臣。大臣は別に、この性犯罪厳罰化法案を後回しにすべきだということは現時点でおっしゃっていないというふうに受けとめていますから、何も批判はしていません。知っていただきたいんです。(発言する者あり)
○山尾委員 一日、この法案が、成立がおくれればおくれるほど……(発言する者あり)
○山尾委員 おくれればおくれるほど、今この時点では、親や監護者から性被害を受けている子供は、暴行、脅迫がない限り、まさに犯罪の被害者とは認められません。そして、まさに告訴権者から被害を受けていたり、あるいは父親から被害を受けていても、母親に告訴をしてもらえないような子供は、なかな...全文を見る
○山尾委員 それでは、大臣からは、そういった審議のあり方については大臣の立場でコメントはしないという決意をお伺いしましたけれども、給費制の話をさせていただきたいと思います。  大臣、いわゆる谷間の世代、貸与になってしまった六十五期から七十期までの司法修習生、この世代というのは全...全文を見る
○山尾委員 そのとおりなんです。四分の一、全法曹人口のおよそ四分の一をこの谷間の世代が占めて、これからのリーガルな分野を担っていくということになるので、この谷間の世代の救済措置をどうするのか、是正措置をどうするのかというのは、大変私は司法の未来にとって大きなことだという問題意識を...全文を見る
○山尾委員 私は、給費制を復活させるということで、一歩前進したということは評価しております。ただ、私は、この谷間の問題がほとんど、いろいろな検討会の議事録を見ても出てきていないことに、すごく不可思議な思いをしたんですね。  今、副大臣の方からは、法務省なりの理由を言っていただき...全文を見る
○山尾委員 私の考えは全く違うんですね。  平成三十年の七月から、この谷間の世代の最初の皆さんの返済がスタートするんですよ。谷間の世代の最初の方が、返済スタートが来年の七月ですよ。七月までに、私はやはり一回検討すべきだというふうに思うんです。  なぜなら、もし一人でも返済がス...全文を見る
○山尾委員 なので、私たちが目にすることができる公的な検討会の中でこの谷間の問題というのは検討された形跡がないし、今、副大臣からも、この協議会では議題に上がっていないということを伺いました。そして、三者のもとでけんけんがくがくということをおっしゃっているんですけれども、一体どうい...全文を見る
○山尾委員 今、手元にありますけれども、ホームページをごらんいただければ、オープンな形とおっしゃっても、二行なんですね。「法務省から、資料四に基づき、司法修習生に対する新たな給付制度の概要について報告され、それについて意見交換が行われた。」、以上なんですよ。オープンじゃないんです...全文を見る
○山尾委員 そういうことです。弁済免除分が百四十三億、給付分として五十一億。  そして、弁済免除分、確かに、貸したお金が返ってこないという意味で、歳入に欠けることに今後なっていくということにはなるんでしょうけれども、これは裁判所関連予算の歳出とのひもづきは特にないんですよね。今...全文を見る
○山尾委員 そうすると、まさに新たな財源をこれから必要とするのは五十一億ということにも解せるかというふうに思います。だから、つまり、設計上の困難というよりは財源の問題だと思うんですね。  今回、給費制が復活することによって、単年度で必要とされる分が三十億というふうに聞いています...全文を見る
○山尾委員 ちょっと、大臣に聞かずに終わらせた方が建設的だったなという思いですね、この点。何とも本当に、いやはやという感じです。これまではせっかくいい雰囲気で議論が前に進んでいるのに。  最後に、ちょっと一個だけお伺いをします。もう時間になっていますので。  この確認の資料の...全文を見る
○山尾委員 社会還元というのは、国家が定義をし、これは社会還元に当たる、当たらないと分別するようなことはやるべきではない、そして、これをどう手当てするかは、あくまで弁護士自治に委ねることを貫徹すべきであって、政府が何か法律で義務づけるようなことではありませんよねというのが私の本意...全文を見る
○山尾委員 以上です。
04月17日第193回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第3号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  まずは、総理、きのうの山本幸三地方創生担当大臣の言葉について、一点御質問させていただきます。  山本幸三地方創生担当大臣が、昨日、文化財の観光振興をめぐって、こういうふうにおっしゃった。一番ガンなのは学芸員、普通の観光マインドが全くない...全文を見る
○山尾委員 そういった大臣を任命した御自身のことについては、何ら謝罪もないということであります。  きょうは、共謀罪の質問を準備していたんですね。そして、共謀罪の対象犯罪と言われているパネルも準備をさせていただきました。ここにそのパネルがあります。  きょうは、この共謀罪とい...全文を見る
○山尾委員 最後の一言だけでいいんです。せっかくの時間ですので無駄にしたくないというふうに思っています。ここに閣議決定された答弁書もあって、二百七十七と政権としてお答えになっていますね。  ただ、おかしいんです。メディアには二百七十七の罪のリストを明らかにしているから、私はここ...全文を見る
○山尾委員 数え方に一定のルールはないというふうにおっしゃいましたね。ルールがない数え方で半分以下に絞ったとかそういうことを言うのは、私は非常に問題のあることだと思いますよ。おかしいじゃありませんか。  では、前回のカウント方法を踏襲すれば三百を超えると思われるのに、なぜ、二つ...全文を見る
○山尾委員 ちょっと静かにしていただいていいですか。  二百七十七という数の根拠も言えない。基本的な質問じゃないですか。  そしてもう一つ、中身について言わせていただきます。  先ほど文化財保護法の話もしました。この文化財保護法しかり、そのほか、どう見てもテロ対策と言えない...全文を見る
○山尾委員 共謀罪の対象犯罪について御質問をするとちゃんと通告申し上げているはずです。  そして、共謀罪の対象犯罪、その数が二百七十七だと法務大臣みずから国民に大きくアピールをしておきながら、その対象犯罪について答えられない、外務大臣を呼べと言う。これは、予算委員会のときに、私...全文を見る
○山尾委員 いや、本当に、これはテレビ中継で国民の皆さんに聞いていただいてよかったと思いますね。  テロ対策のためと掲げていた法案が、結局、今いい答弁をいただきました、私も必死で書きとめましたけれども、保安林の中で流木、流れ着いた木をとる、竹をとる、キノコをとる、土砂をとる、鉱...全文を見る
○山尾委員 結局、成案が出たら説明するとおっしゃっていた四事例目がきょうもなお出てこない。  予算委員会を通じて成案が出たら説明すると言っていた事例、四十ありますね。今の質問もこの中に入っております。議論の出発点になる質問です。これは、答えられないのなら、要するに、国民に説得的...全文を見る
○山尾委員 成案が出る前であろうと後であろうと、大臣からしっかりとした答弁が出てこないことがこの議論を混乱させている最大の原因なんですね。  結局、これまでの議論でいくと、二百七十七という前提も怪しいし、その中でどの罪がテロ対策なのかということすら法務大臣は答えられない。メディ...全文を見る
○山尾委員 本当に目的がテロ対策だったら、しっかりとこの中にテロ対策と書き込めるはずなんですね。  実際に、最初に法務省が提示したときにテロという言葉が一文字もなかったから、自民党と公明党の皆さんもびっくりして、これじゃ説明できないじゃないかと、第六条の二そのほかのところにはぱ...全文を見る
○山尾委員 聞かれたくないことを答えない言いわけに時間を使うことこそ、この委員会の時間の無駄遣いだと私は思いますよ。  私たち民主党政権のとき、三年三カ月、現行法でTOC条約に入れるのではないかと、しっかり当時の平岡法務大臣が法務省に検討をおろしております。安倍政権だって、四年...全文を見る
04月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  きょうは、私は、安倍総理と、この共謀罪がテロ対策の役に立たないじゃないか、この共謀罪をつくってもテロを防止できないじゃないか、こういう証拠を一つ一つ明らかにしようと思って質問の準備をしてまいりました。  そうしましたら、この冒頭、本来は...全文を見る
○山尾委員 今、体調や、一年だった、そういう御説明がありました。  これは、共謀罪を提出して、トライをして、しかしやはり時間切れで成立できなかった、そういうことならわかるんですね。実際、総理が、次の福田総理にかわる前日の会見で、総理自身が、このままではテロとは闘えない、こういう...全文を見る
○山尾委員 総理、言い繕いにもならない言いわけを弄するのはやめていただきたいと思います。  今総理は、今回は明示的にしたとおっしゃいました。そうであれば、前のときは明示的になっていなかったので、ぱらぱら集まっても罪になるというふうな誤解を生じる、不安を生じる、そういうことがある...全文を見る
○山尾委員 今回も詭弁を弄して必死にごまかすわけですけれども、今まさに総理は笑っちゃいましたね、自分で。馬脚をあらわしたわけです。調べてみましたと。もし本当に最初から、そもそもは基本的にという意味である、そして、そもそもというのは初めからという意味で使っていない、そういうことをわ...全文を見る
○山尾委員 一月前の答弁ですよ。では、今もう一回読みましょうか。しっかりとそのまま一言一句読ませていただいていますよ。  結局、その答弁のぶれだけじゃないんですね。今まさに総理自身がおっしゃいました、テロの活動の資金源、これを断たなきゃいけない、そして過程もしっかり捜査をしなけ...全文を見る
○山尾委員 呼んでいないのに答えた局長の答弁も答えになっていないんですね。今、答えになっていないということは、聞いていただいても皆さんわかったと思いますね。キノコ狩りやお墓を荒らす、ごみを収集する、これがテロリストの資金源になるから厳しくしてテロを防ぐ、圧倒的なリアリティーの欠如...全文を見る
○山尾委員 百八十七といっても、TOC条約はテロ対策のための条約ではないんですね。だから私は、テロ対策のための条約に、テロ対策ということをおっしゃるならしっかり入ることを検討すればいいということを申し上げています。  そしてまた、今、中身のことについて検討して何か問題があるとい...全文を見る
○山尾委員 私たちは、実効的でリアリティーのあるテロ対策をやるべきだと申し上げています。水際対策も、責任主体を民間の航空会社から国にしっかり移行していこう、こういう現実的な具体的な提案もしております。それに対しては今御答弁がなかったんですけれども、要するに、テロ対策にどこまで本気...全文を見る
○山尾委員 御自身が使ったんでしょう、監視社会にはなりませんと。何でそれをこっちに聞くんですか。おかしいでしょう。  安倍政権においてもGPS捜査がなされていました。最高裁判例が出ております。
○山尾委員 最高裁判例が出ております。GPSは違法である、そういうことであります。
○山尾委員 まさに安倍政権において違法な監視捜査がなされていたわけです。これを、広く二百七十七以上も違法な捜査を合法化したら、これはまさに監視権限が強まるんじゃありませんか。
○山尾委員 私はそういう意味で大変危惧をしているわけです。  TOC条約二十条では、監視をしてくれということを求めています。この条約も守るんですよね。
○山尾委員 百害あって一利なしだということで、私たちはこの共謀罪の廃案を求めております。  総理大臣、答弁から逃げずにしっかりと答弁してくださいよ。最後にそれをお願いして、私からの質問とします。
04月21日第193回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  まずは、私の方からもこの運びに、委員長を初め、断固抗議したいと思います。  私も法務委員会に籍を置かせていただいて、例えばあの六十八時間審議をした刑事訴訟法、あのときも意見の対立は随分ありましたけれども、与野党筆頭間、私、そのとき筆頭を...全文を見る
○山尾委員 それでは、組織的犯罪集団も準備行為も構成要件だということですから、刑罰法規の明確性の観点で最も重要な構成要件、要するに、何が犯罪となるのかを一般市民に明らかにする、外延をしっかりと画する概念、この構成要件の射程、定義、これについて質問していきたいと思います。そして、実...全文を見る
○山尾委員 刑事局長に聞いているんですから、質問にそのままお答えください。  これは、一月三十一日に局長自身がこの組織的犯罪集団の定義を聞かれて答えた答弁をそのまま引いております。刑事局長は、一月三十一日、組織的犯罪集団とは、「そもそもその団体の結合の目的が犯罪を実行することに...全文を見る
○山尾委員 局長の説明がわからないのですけれども。  では、局長、そもそもその団体の結合の目的が犯罪を実行することにある団体に限られる、この発言は撤回はしないということですよね、しないですよね、撤回はしないんですよね。撤回するかしないかお答えください。
○山尾委員 そのとおりだということなので、それでは、このそもそもという言葉を、局長、どのような意味で使ったのか教えてください。
○山尾委員 総理は、この点、基本的にという意味で使ったんだとおっしゃいました。林局長も、基本的にという意味合いでお使いになっているんですか、違うんですか。総理が、そもそもというのは基本的という意味で使ったとおっしゃいました。局長の解釈は違うんですか、同じですか。総理の解釈と同じで...全文を見る
○山尾委員 総理は、基本的にという言葉を使い、局長は、何ですか、根本から説き起こすという意味で使っているとおっしゃる。  ちょっと皆さんの、私、きょうは冷静にと思っていますので、冷静に目を覚ましてほしいんですね。そもそもと聞いたとき、皆さん、何と思いますか。最初から、初めから、...全文を見る
○山尾委員 法文に書くのであれば明確性を欠くということを明確におっしゃいましたね。私は、刑事局長の法律の専門家としてのこの衆議院の法務委員会における答弁だって、明確であることが必要だと思いますよ。一般人が普通に考えれば違う意味にとるようなことを、なぜそんな簡単に言うんですか。そし...全文を見る
○山尾委員 論点が、初めから組織的犯罪集団であることが必要なのか、そうじゃないのか、論点がまさにそのものずばりの論点だったんですよ。この質疑をしている中で、そもそもという言葉が使われたら、それは初めからそうである必要はありませんよ、こういう答弁内容に聞くのが当たり前じゃないですか...全文を見る
○山尾委員 そうしますと、平成二十七年の最高裁判例とは違う解釈をするということですか。  この最高裁判例を引きますけれども、最高裁、二十七年九月十五日、まさに組織的犯罪処罰法における詐欺罪に当たる行為を実行することを目的として成り立っている組織と言えるかどうか、これが問題になり...全文を見る
○山尾委員 それでは、局長にもう一回確認しますけれども、正当な目的と犯罪目的が並列している団体は組織的犯罪集団に当たらないと明言をされました。最高裁判例とは、今回は新法なので違うということであったと思います。  もう一回聞きます。  正当な目的の業務がどれほどその団体の中で小...全文を見る
○山尾委員 だから、今の答弁を聞くと、結局、個別具体的に判断をするということじゃないですか。  だから、もう一回、答弁の重さということなんですけれども、目的が並列していれば組織的犯罪集団に当たらないというふうに言い切る答弁と、個別具体的ですよね、今の話で言えば。正当業務がどれぐ...全文を見る
○山尾委員 判断するのは捜査機関ですね、目的が正当かどうか。そして、強制捜査を必要とする場合には令状は必要ですけれども、それが却下される率は〇・八二%ということをつけ加えておきたいと思います。  次に、大臣、では、目的の正当性を判断するのは捜査機関だと。その基準なんです。違法か...全文を見る
○山尾委員 目的の正当性を判断する基準は何ですか。
○山尾委員 いや、私が聞いているのは、合法か違法かを判断する物差しは法律ですね、その目的がよき目的なのかよくない目的なのかを判断する物差しは、捜査機関にはないのではないですかということをお聞きしているんです。  座り込みというのは、もし威力業務妨害に当たれば違法な手段です。なぜ...全文を見る
○山尾委員 そうであれば、正当な目的ではなくて、合法な目的というふうになるはずなんですね。大臣の答弁が「正当な目的」だから座り込んでも今回は当たらないと、大臣がそう言っているんですよ。  だから、私が申し上げたいのは、結局、正当かどうかの判断基準は出てこないじゃないですか。物す...全文を見る
○山尾委員 また答弁変えましたね。目的が正当かどうかを判断しないと。では、國重さんへの答弁はうそですね。目的が正当だから座り込みをしてもこの犯罪の対象にならないと本会議のあの壇上で言ったじゃないですか。どうして、そうやって答弁を変え、変えた理由も答えず、恐らく次に質問したら、変わ...全文を見る
04月25日第193回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  きょうは、五人の参考人の方、本当に貴重な御意見をありがとうございます。全員に御質問できない場合は御容赦ください。  まず、私の方から井田参考人にお伺いをしたいと思います。  井田参考人、先ほど処罰とおっしゃったと思うんですけれども、前...全文を見る
○山尾委員 これは、捜査の時期についても少し議論が混乱しているんですね。  専門家の先生にお伺いしたいんですけれども、組織的犯罪集団に例えば当たるのか否かということについて捜査をされる際の開始時期なんですけれども、私の整理だと、要するに、任意捜査であれば、これは、計画が行われる...全文を見る
○山尾委員 要するに、強制捜査とは、例えば逮捕であり捜索であり、それは裁判所の令状を必要とする。任意捜査では、私が聞きたかったのは具体的なところだったんですけれども、もちろん必要性、緊急性、相当性の条件を満たすという前提ですけれども、態様としては、例えば、尾行とか、あるいは、管理...全文を見る
○山尾委員 そこで、私は井田参考人の方から、誤って、要するに悪いことをしていない人を捜査の対象としてしまうということは、今回の法案でも、そしてまた現行のさまざまな刑罰法規でもこれは同じですよ、こういう答弁をいただいたのは大変重たいと思います。  なぜなら、この場で法務大臣は一般...全文を見る
○山尾委員 やはりこの森林窃盗、キノコ狩りというのに組織的犯罪集団という主体がちょっとそぐわないのではないかという素直な御答弁をいただいたと思います。  私は、捜査機関に身を置いていて、今は国会議員ですので、やはり立法の段階ではできるだけ、運用に委ねなくていいぎりぎりの検討をす...全文を見る
○山尾委員 もう一点、早川参考人にお伺いしたいのは、先ほどの最初の意見表明の中で感銘を受けたのは、やはり警察のことを懸念しているということで、志布志事件や、あるいは村木厚子さんの事件のことを挙げられました。本当に、村木厚子さんなんというのは、いわゆる公務員であります、当然、何の悪...全文を見る
○山尾委員 非常に上品な言い方で御答弁をいただきました。ありがとうございます。  時間もありませんので、高山参考人に一言と、そしてまた小林参考人に一言お願いをしたいと思います。  高山参考人、もう一回、一般市民は捜査の対象にならない、こういうふうに法務大臣はおっしゃっています...全文を見る
○山尾委員 最後に、小林参考人にお伺いします。  実際にオウム真理教による薬物テロのターゲットになった小林参考人から、共謀罪は要らない、むしろ、その後につくられたサリン等による人身被害の防止に関する法律の予備なんかをちゃんと使ってくれ、とりわけ水際対策をちゃんとやってくれ、こう...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  小澤参考人、御質問できなくて失礼いたしました。
05月12日第193回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  九時からの質疑、自民党の皆さんも公明党の議員も、充実した審議ということで大変御満足の様子ですので、私も、主に金田大臣と充実した審議をしたいなというふうに心から願っております。  まず、大臣にお伺いします。  五月八日の予算委員会を思い...全文を見る
○山尾委員 一方、今度は盛山副大臣にお伺いをいたします。  盛山副大臣は、四月二十一日の法務委員会で、私たちからすると、盛山副大臣が唯一誠意ある答弁をされたなと思っている忘れがたい日ですけれども、これもまた、一般の方が調査あるいは捜査の対象になるのかという議論の中で、そのまま引...全文を見る
○山尾委員 検討という言葉が適切である、こういう法務大臣の言葉でありました。  では、調査という言葉は不適切なのですか。
○山尾委員 私は、検討、調査、趣旨としては捜査の前段階だ、こういうことが言いたいんだというふうに今のところ受けとめます。どちらがだめということは今の段階では明らかではないんだろうなというふうに思います。  この検討、調査の、私が聞きたいのは手法についてなんですね。告発であろうが...全文を見る
○山尾委員 これから先ちょっとこの手法については話を進めていきますので、では、最初の、尾行についてだけお答えください。  この尾行というやり方が、検討、調査の段階で合法的にやれる場合があり得るのか、一切ないのかということについて、大臣がこれを明確に答弁するほど御存じないというこ...全文を見る
○山尾委員 正確に答える自信がないということでありますので、刑事局長……(金田国務大臣「自信がないとは言っていない」と呼ぶ)自信がないとは言っていない。自信がありますか。自信があるならどうぞお答えください。  私は、これは、申しわけないけれども非常に細目的、技術的な事項だとは思...全文を見る
○山尾委員 武士の情けということで、刑事局長にお伺いをさせていただきたいと思います。  刑事局長、もう一度お伺いします。  嫌疑の嫌疑段階で、尾行というやり方、これは合法的にできる場合があり得るんですか。
○山尾委員 改めてお伺いしますが、そうすると、嫌疑が生じる前には、警察が行う尾行は一〇〇%違法だ、そういうことですか。
○山尾委員 これは大事なところなので。私は、任意捜査としての尾行ということを必ずしも聞いておりません。嫌疑の嫌疑が生じた段階で、要するに、嫌疑が生じていないから捜査ができないということは皆さんの理屈どおりですね。一切、警察が尾行を行うことはない。もし、嫌疑が生じる前に、嫌疑が確定...全文を見る
○山尾委員 私の質問に直接お答えいただいていないんですけれども。  そうしますと、嫌疑が固まる前の段階で、例えば告発があって、まだ嫌疑があるというところまで確定できない段階で警察が尾行を行うとしたら、それは、これまであり得た場合も含めて一〇〇%違法だ、そういうことですか。
○山尾委員 捜査としての尾行を必ずしも聞いておりません。嫌疑が生じる前に尾行を行うということは、警察の活動として一〇〇%違法だというふうにおっしゃっているんですか、違いますか。
○山尾委員 せっかく、刑事局長に聞けというので刑事局長に聞いているんですから、私の質問を聞いていてください。  私は最初に、捜査の話とは違う、嫌疑が生じる前の検討あるいは調査、このことについてお伺いするとかなり明確に、皆さんにわかるように議論をしているはずですよ。刑事局長に聞い...全文を見る
○山尾委員 全くそのとおりじゃないんですよ。  刑事局長、私は捜査としての尾行を聞いていないと何回繰り返したんですか。それにもかかわらず、全く趣旨を違えた答弁で時間を浪費しないでいただきたいんです。  今の答弁をかりると、捜査ではない尾行というものがあり得るのかどうかは、それ...全文を見る
○山尾委員 刑事局長も結局基本的な事項について答えられなかったら、私たちは一体誰に質問したらいいんでしょうか。  刑事局長、私が今聞いたのは、捜査としての尾行ではありませんし、そして、許される範囲を今の段階で聞いてもいません。捜査に当たらない尾行というものが可能性としてあり得る...全文を見る
○山尾委員 結局、この共謀罪の問題で、これだけ捜査手法が問題になり、一般市民は捜査の対象にならないと大臣は引き続き言い募っていらっしゃいます。そのときに、捜査というものが何で、では捜査の前段階の調査というものが何であるか、それも答えられる人がこの法務委員会は一人もいないのに、一般...全文を見る
○山尾委員 今のでよくわかってまいりました。  私が聞いているのは、捜査に至る前の尾行というのがあり得るのかどうか。結局、それに対する刑事局長のお答えは、捜査としての尾行というのはあり得ない、そしてまた、こういった場合には当然告発した人から事情を聞く、あるいは疎明資料を受ける、...全文を見る
○山尾委員 私は、お答えをすべき立場に法務大臣はおありになるというふうに思いますよ。なぜなら、刑事局長もあそこまでは答弁されているんですから。  もう一度聞きます。  捜査の前の調査あるいは検討という段階で、聞き込みあるいは張り込み、こういったものがあり得るのか、あり得ないの...全文を見る
○山尾委員 尾行のときと同じ趣旨のお答えですね。捜査の前に張り込みや聞き込みがあり得るんですかと。それに対して局長は、捜査としての張り込み、聞き込みはできません、そしてまた、できるかどうかは、個別具体的、目的による、一概には言えない、そういうことですよね。  私、それを虚心坦懐...全文を見る
○山尾委員 この捜査の前段階、嫌疑が生じる前、嫌疑の嫌疑という段階における警察活動、それを調査あるいは検討と呼ぶようですけれども、その中において、尾行、張り込み、聞き込み、こういったものがあり得るのかどうかということについて、刑事局長は捜査としてはない、そしてまた、検討、調査とし...全文を見る
○山尾委員 一般の方々は調査の対象にはなるんですか。
○山尾委員 委員長、おかしい。こんなのおかしいですよ。しかも、私が聞いている質問に全然かみ合っていないじゃないですか。一般の方々は調査の対象にはなるんですか、こういう至極シンプルな質問です。調査の定義だってちゃんと質問の冒頭に丁寧にやったでしょう。こんなのおかしいよ。時計をとめて...全文を見る
○山尾委員 まず、委員長、なぜ今の、一般の方々が調査の対象になりますかというシンプルな、大変基本的な、そして大臣の答弁から出てくる素朴な疑問が細目的、技術的事項として刑事局長の答弁事項となるんですか。理由を説明してください。
○山尾委員 そうすると、大臣、もしかして、一般の方々が捜査の対象にならないとおっしゃってきた大臣の言葉の意味は、捜査の対象というのはあくまでも被疑事実というか事件であって人間ではない、そういう意味合いですか。
○山尾委員 これは、三十回ぐらい聞いているブロックなんですね、答弁ブロック。私が聞いていることとは全くかみ合っていないんですね。後ろの方も、ちゃんとかみ合ったメモを出してくださいよ。  もう一回聞きますよ。丁寧に聞いていますよ、最初から。  調査や検討をした結果、嫌疑の嫌疑は...全文を見る
○山尾委員 もう一回だけ聞きますね。いいですか。  嫌疑の嫌疑という段階で捜査をすることはない、そして、その段階の警察の活動は、検討というのが適切だけれども、調査といってもいいのかもしれない、ここまで最初に確定しましたよね。確定しましたよね。  その結果、嫌疑があるのかないの...全文を見る
○山尾委員 大臣、御自身のおっしゃっていることの矛盾に気づいておられるのかどうかわかりませんが、盛山副大臣はうなずいていらっしゃいましたよ。  だって、嫌疑の嫌疑がかけられた人と、嫌疑がかけられた人が、では、つまり一〇〇%一致をする、同じ範囲だ、こういうことをおっしゃっているん...全文を見る
○山尾委員 つまり、呼び方として、自分たちは調査の対象となるというふうには言うか言わないかは、それは評価による、判断による、こんなようなお話でありました。  これは念のため聞いておきたいんですけれども、今の概念における調査や検討の中で、例えば、事業者側が、任意に協力を得られると...全文を見る
○山尾委員 また逃げましたね。捜査として聞くことはないと。私が聞いているのは、ずっと、調査、検討として聞くことは一切ないんですかということです。
○山尾委員 私は何度も聞いています。捜査関係事項照会としてあるのかないのか、捜査としてやるのかどうかということを一切聞いておりません。調査や検討の過程で、だって、別に文書を通じないで、実際に事業者側に問い合わせるということはありますね。そういったものが、検討、調査として一〇〇%な...全文を見る
○山尾委員 結局、捜査として、捜査のためにやることはできないということをずっと繰り返し続けているわけですね。  私、一つ指摘をしておきますけれども、捜査関係事項照会というものの中には、被疑事実名を明示する必要もなければ、被疑者名を明示する必要もありません。嫌疑が固まった段階から...全文を見る
○山尾委員 事案の処理のためにできることはありませんとおっしゃるのであれば、どういうとき、場合であればできるんですか。
○山尾委員 最初の刑事局長の答弁は、一概には言えない、その警察活動の目的による、こういう話でありました。そしてまた、三、四十分たつと、だんだん答弁が変わってくるということですね。  ちょっと、大臣は答えられないし、局長の答弁は四十分の間に移り行くということであると、私としては、...全文を見る
○山尾委員 今政務官がおっしゃったのは、捜査としてではなくて、行政警察活動、警察官職務執行法に基づく警察活動をおっしゃっているので、ちょっと違うというふうに思いますね、答弁していただいたのは大臣よりいいかと思いますけれども。  大臣、結局、これは嫌疑が生じているかで言えば、捜査...全文を見る
○山尾委員 そういうときに、実際に、例えば任意でちょっと見せてくださいと言って見せれば、それはそれで見ることができるわけですね。  では、大臣に聞きますね。
○山尾委員 これは、ビールと弁当しか持っていなくて結局ただの花見だった、こういう方は、大臣の定義でいうと一般の方々なんですか、そうじゃないんですか。
○山尾委員 大臣、自分の今まで言ってきたロジックをしっかり思い出してくださいよ。嫌疑がかかる人は一般人ではない、一般の方々ではない、こういうふうにおっしゃってきたでしょう。そうですよね、嫌疑がかかれば一般の市民ではないと。  今の例は、嫌疑がかかって、実際に持っているものを把握...全文を見る
○山尾委員 議論にならないんですよね。本当に議論にならないんですよね。積み上げた議論が全部意味がなくなっちゃうんですよね。  時間だということですが、私は大変不本意ですよ。委員長は時計をとめるべきときにとめないし、そしてまた、全くすれ違いの答弁でもそのまま時間は過ぎていく。法務...全文を見る
05月18日第193回国会 衆議院 本会議 第26号
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○山尾志桜里君 民進党の山尾志桜里です。  第二次安倍政権が発足してから間もなく四年半が経過しようとしています。安倍一強政治と呼ばれる長期政権のおごり、緩み、たるみが、安倍総理を初め、自民党の二回生議員と言われる方々にまで浸透していることは、さまざまな事件を見ても明らかでありま...全文を見る
05月19日第193回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  私たちも、国民の命に客観的な危険が生じて、早く摘発しなければいけないものを早く摘発することは大事だと思っているんですよ。だからこそ、今の現行法で摘発できるものをできないというふうに言わないでほしいんですね。できるものを、できないできないと...全文を見る
○山尾委員 そうしますと、例えば、平野龍一先生が刑法の基本書でこのように書いておられます。殺人の予備行為としては、凶器や毒薬を準備したりするような物的、有形的なものだけでなく、無形的なものも含む、当然、殺人の予備行為として毒薬を準備したりするようなものも含む、こういうふうにおっし...全文を見る
○山尾委員 もう一度お伺いしますけれども、この間参考人で来られた京都大学刑法学の教授の高山佳奈子先生もこの事例を引いて、「実際には、殺人予備罪、毒物劇物取締法違反の罪、」「テロ資金提供処罰法違反の罪がそれぞれ成立するのであって、やはり正しい情報を広く共有して、社会の中で議論して初...全文を見る
○山尾委員 初めからそう言っていただければよかったですね。  成立する場合もあれば成立しない場合もある、そういうお答えでよろしいですか。
○山尾委員 皆無ではない、成立しない場合もあるというふうにおっしゃったのですから、成立しない場合も成立する場合もある、これでしか論理的には導けないので、私はこういうふうに理解をします。それ以上読みようがないんですね。解釈しようがありません。  そこから考えていくと、ここに自民党...全文を見る
○山尾委員 大臣に重ねてお伺いをいたします。(発言する者あり)ちょっと静かにしていただいていいですか。静かにしていただいていいですか。
○山尾委員 よろしいですか。
○山尾委員 今の事案、これは今回の共謀罪の立法事実に当たりますか、当たりませんか。
○山尾委員 そうしますと、今のこの水道水に毒物を混入する事案は立法事実ではない、そういうことですか。
○山尾委員 そうしますと、私との議論の中で、これまで、法務省が出してきた三事案、これを、立法事実かどうかという議論をこれまで重ねてまいりました。そして、最終的に大臣は立法事実であるとお認めになりましたが、このことについても撤回される、変更されるということですか。  安倍総理も、...全文を見る
○山尾委員 立法事実からテロ対策が消えましたね、この段になって。私の質問に対して、ずっと条約批准の必要性を延々と述べられました。(金田国務大臣「テロを含む組織犯罪の未然防止」と呼ぶ)  答弁席からやじらないでください。  いいですか、自民党の皆さん……(発言する者あり)
○山尾委員 この「一口メモ」ですけれども、私が質問を始めてからたった十五分弱です。この中で、自民党の皆さんがよすがにしているこの事案、最初は、処罰が不可能だと言った。次の質問で、処罰が可能な場合もあれば不可能な場合もあるというふうに、あっという間に答弁が変わった。そして、この事案...全文を見る
○山尾委員 きちっと、共謀罪の捜査手法について尋ねるというふうに通告をしております。  そして、今、嫌疑があってからやるのだ、だから大丈夫なんだ、こういう答弁でありました。嫌疑があるというふうに考える捜査機関の判断、これが本当に正しかったのかどうか、それはどのようにして担保され...全文を見る
○山尾委員 大臣も同じ考えですか。
○山尾委員 同じということであれば、大臣にお伺いをいたします。  私の手元に、これは立派なことだと思いますけれども、LINEが捜査機関からの情報開示請求レポートというものをしっかりと公開しております。これ自体は大変立派なことだというふうに思います。  この二〇一六年、上半期、...全文を見る
○山尾委員 これは、個別のレポートを知らなくても、刑事訴訟法を知っていただければ当然のことなんです。  ここに、LINEも本当に丁寧に書いてありますけれども、こういう通信機関への情報開示、主に捜査機関によるものですけれども、これは二通りあるわけです。一つが強制捜査です。刑事訴訟...全文を見る
○山尾委員 いえいえ、大臣自身が、令状があるから大丈夫なんだと繰り返し繰り返し私とのやりとりで言ってきたんです、でも、令状によらない場合があるので、その点については大臣はどうお考えですか、こういう基本的な質問です。
○山尾委員 結局、今の話でいうと、捜査というのは適正なんだ、そして令状があるんだ、そして、そうじゃない場合は捜査機関内部の監査の仕組みがあるんだ、こういうお話でありました。  私が問うていたのは、結局、令状がない場合はどうするんですかと。つまり、大臣のお答えは、それは捜査機関が...全文を見る
○山尾委員 もう見られちゃった後に違法だと言われても、プライバシーは戻ってこないんですよ。  今、この二十五分の質疑の中で、先ほどの秋田の魁新聞へのコメントを地元の方がどう受けとめるか、それは地元の方に委ねたいというふうに思いますが、この二十五分で今回出てきた論点は、私たちは百...全文を見る
05月25日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第6号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  まず冒頭、今月三日に読売新聞に掲載された安倍総理の発言について、改めて問題提起をしたいと思います。  総理は、インタビューの中で、「私の世代が何をなし得るかと考えれば、自衛隊を合憲化することが使命ではないかと思う。」と発言しています。 ...全文を見る
○山尾委員 一点だけ、総理の合憲化発言について、私の方からコメントをさせていただきたいと思います。  自衛隊の憲法適合性について、国民の中に疑義を提起するようなものも含めて異なる意見があるという前提は共有しています。したがって、疑義をできるだけ払拭するだとか、あるいは明文化とい...全文を見る
06月07日第193回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  きょうは性犯罪厳罰化法改正案の質疑ということですけれども、当事者が早期の実現を強く望んでいるということを理由に本日採決ということであるならば、私は強く抗議をしたいと思います。  皆さんのお手元に、性暴力禁止法をつくろうネットワークの皆さ...全文を見る
○山尾委員 しっかりと聞いたかどうかということではなくて、別に私は、リーガルターム、法律用語としてこれが当たるのか当たらないのか、そういうことは聞いていませんけれども、魂の殺人という表現は法務大臣にとってどういう表現として受けとめていらっしゃいますか、まさか不適切だとは思われてい...全文を見る
○山尾委員 なぜ、この性犯罪がほかの犯罪と異なり、魂の殺人とまで表現されているのか、そのゆえんはこの犯罪のいかなる特徴にあるというふうに大臣は考えていらっしゃいますか。
○山尾委員 それでは、殺人で時効の撤廃がなされたにもかかわらず、魂の殺人と言われる性犯罪について、未成年者を被害者とする場合の公訴時効の停止すら今回盛り込まれなかった理由はなぜですか。
○山尾委員 年少者の記憶が変容する、そういう類型的な特徴を持っているということは、私も、そういった未成年者の性犯罪被害者、検事のときに何度も事情聴取をさせていただいていますので、わかっております。そして、この性犯罪という密室で行われる類型的な特徴を持っている犯罪ですから、こういっ...全文を見る
○山尾委員 今、大臣は二点おっしゃいました。未成年者の性被害、このことに限ってこういった時効停止ということをとるのがいいのか、本当にこれだけなのか、もしかしたらそのほかもあるのではないか、そういうようなことを一点おっしゃいました。そして、二点目は、被告人、被疑者の防御の観点という...全文を見る
○山尾委員 一つ一つ反論させていただきたいと思います。  まず、早期に発見する努力をするべきだということはそのとおりです。しかし、それでも早期に発見できない事例というのは必ず残ります。なので、早期に発見する努力をするべきだというのは、私は、正面からの理由になってないというふうに...全文を見る
○山尾委員 大臣が局長に聞けと言うから、局長に答弁いただいても、私は、性被害特有の事情がありますよねと、合理的な理由を申し上げたと思うんですね。それをお聞きになっているにもかかわらず、答弁の中で、性被害以外でもいいのかもしれないというような言葉を紛れ込ませて論点を拡散したり、ずら...全文を見る
○山尾委員 今大臣がおっしゃったことは刑事局長がおっしゃったことで、私はそれに対する反論をもう既に申し上げていますから、再反論をいただきたいんですね。そちらが答弁されて、それに対して私が反論して、もとの答弁に戻ったのでは、議論の積み上げにならないんですよ。  この時効について、...全文を見る
○山尾委員 私の疑問は、反抗を著しく困難ならしめる程度が要求されているのはなぜなのかということなんです。  なぜ、困難が著しくなければ反抗できるだろう、こういう話になるんでしょうか。この著しいという要件を所与のものとしてこの要件解釈を続けると、大臣、暴行、脅迫があって、しかも性...全文を見る
○山尾委員 こういった判例解釈のもとで適切に事案を当てはめて適切な判断を下している判例があるということは、私もそう思います。ただし、適切な判断を下している判例があるということは、必ずしも適切ではないんじゃないのという判例もあるからこういうことが問題になっているのであって、いや、中...全文を見る
○山尾委員 スルーすればいいんですけれども、私、そういう答弁は嫌いなので、申し上げますね。  詳しく伺いましたというのは、簡単には知っていたんですか。私は、知らなかったと思いますよ、この事案は。知っていたか、知らなかったかと聞いているので、どうぞお答えください。
○山尾委員 では、こういった事案を御存じの上で、本会議のとき大臣は、この暴行、脅迫要件の裁判所の判断について、事案に即した適切な判断がなされている、こういう答弁をされているんですか。
○山尾委員 この性犯罪厳罰化法は、みんなで成立させて、しかし、残された課題をちゃんと顕在化して議事録に残そうという思いで質問をしていますし、無罪に対して疑問が呈されている判例というのはたくさんあるので、別に知らなくていいんですよ。  ただ、こういう事案を知っていただいて、この場...全文を見る
○山尾委員 今大臣がおっしゃった暴行、脅迫が要件とされている趣旨は何ですか。
○山尾委員 政務官のおっしゃるとおりだと思います。  本質は、その意思に反して性的自由が奪われている、これが本質である、ただし、その意思に反しているかどうかというのは内心、主観面だから、それを客観面、客観的な要件として顕在化させておかなければ逆に被疑者防御の観点にやはり問題があ...全文を見る
○山尾委員 先ほどの大臣や政務官がおっしゃっている規範は、恐らく昭和三十三年の最高裁判例の規範をおっしゃっていると思います。何年前でしょうか。昭和三十三年だから、五十九年前か。  そろそろ、裁判所の判例が変わるかもということではなくて、やはり立法府が立法府の意思でこの構成要件の...全文を見る
○山尾委員 ケース・バイ・ケースという御答弁をいただきました。一般的には当たらないと言い切ってしまうよりは、やはりケース・バイ・ケース、個別具体的な事案によるんだ、こういう答弁が私は正確だろうというふうに思いますし、こういった答弁をいただいたことで、やはり今回の監護者、監護する者...全文を見る
○山尾委員 いつも出てくる、ほかの親密な関係には成立しないという誤解が招かれるというのは、私はためにする答弁だなと思っていつも聞いているんですけれども、そんなことはないですよ。別に一般的に強姦が成立するという刑罰法規がちゃんとあって、配偶者間でも当然ですよということを置くことによ...全文を見る
○山尾委員 夫婦間だから性交渉を夫の妻に対する権利の行使と捉えている判例があるから、そういう誤解があるから、夫婦間でも、いや、おかしいよ、こういう明示の規定を置く必要性があるんじゃないか。必要性がなければ要らないんですよ、別に。でも、あるんじゃないですかということを私は申し上げて...全文を見る
○山尾委員 私の質問は、要するに、配偶者間の規定を明示しなかった理由について、国家が家庭内に介入することは危険だからやめた方がいい、こういう論を張る方もいらっしゃいます、大臣としては、これは理由に入っているんですか、入っていないんですかという質問です。
○山尾委員 こういう考え方はとっていないということでした。国家権力が家庭内に介入することはよくないから入れないんだという考えはとっていないということですね。  私の考えをこの件について申し上げます。  家庭内で犯罪が起きている場合は、必要があるならしっかり権力が介入すべきだと...全文を見る
○山尾委員 ちょっと時間が来ていますが、一点だけ法務省に追加で聞かせていただいて、問題提起で終わりたいと思います。  では、法務省、百八十八件ということですけれども、例えばその中で、最もの趣旨である、結局、一回で終わらせることができたのか、二回以上になってしまったのかとか、信用...全文を見る
○山尾委員 時間が過ぎたので終わりたいと思いますが、この司法面接をぜひしっかり前に進めていただきたいんです。きょう浮かび上がったのは、結局、三者で定義がばらばらなんですね。警察は立件したものを数えている、厚労省は二百十四件、法務省は百八十八件というふうに、定義が統一されておりませ...全文を見る
06月08日第193回国会 衆議院 憲法審査会 第8号
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○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。  時代の変化にかかわらず、憲法第一章に規定された天皇制という制度の根幹を守るためにいかなる制度の変更が必要とされるのか、再考する大変重要なタイミングで発言の機会を与えていただき、ありがとうございます。  この点、冒頭に三つの論点を提示いた...全文を見る
12月05日第195回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○山尾委員 立憲民主党・市民クラブの山尾志桜里です。  まずは給与法のことからお伺いをしたいと思いますが、今回の給与法の改正、今回は引き上げの提案ですけれども、引き下げの場合も、それは場合によってはあり得るという成り立ちになっていますので、お伺いをしたいと思います。  法務大...全文を見る
○山尾委員 ちょっと冒頭、憲法の解釈をする立場ではないとおっしゃったんですが、今言っていただいたのは、憲法七十九条の政府としての憲法解釈であると思いますし、そういった立場であることは、ここは共有できているというふうでよろしいんですよね、うなずいていただいておりますが。  その上...全文を見る
○山尾委員 ごめんなさい。質問の趣旨が伝わっていなかったので、もう一回、ちょっと私の質問の聞き方を丁寧にします。  七十九条は明文で、在任中、これを減額することはできないと。そのまま素直に読むと、こういった今回の法改正は抵触するようにも見えるわけですね。そこを趣旨にさかのぼって...全文を見る
○山尾委員 憲法改正については衆参の憲法審査会でということですけれども、それはもちろんそこで議論するわけですね。それはそれとして、そこが主戦場であることはそのとおり。  一方で、閣僚として、憲法尊重擁護義務を負う閣僚として、この憲法改正については、今例えば七十九条についてお伺い...全文を見る
○山尾委員 大臣は、少しさかのぼって八月三日の会見で、憲法改正について記者さんに問われて、こういうふうにおっしゃっておられます。憲法改正の議論は全て国会での対応が重要です、これが肝であり、衆参の憲法審査会がその大きな役割を果たすものです、閣僚の一人になった以上、私から改正について...全文を見る
○山尾委員 その何よりも大切な職責を全うするために憲法改正については発言をするべきではない、こういうお考えですか。
○山尾委員 そういった姿勢で職責を全うすることと憲法改正について何らかの発言をするということは、これはなかなか両立しがたい、こういうお考えですか。
○山尾委員 そうしますと、八月三日の会見でおっしゃった、閣僚の一人になった以上、私から改正について個人的な考え方を申し上げることはできませんと。つまり、法務大臣という立場がある以上は、個人的あるいは一議員としても考え方を申し上げることはできないんだ、この発言、これに変わりはないと...全文を見る
○山尾委員 私は、上川大臣の姿勢に共感するところはあるんですね。やはり、憲法改正議論あるいは憲法議論の肝は立法府であり、閣僚がそのことについて適切な範囲で言及をとどめなければ、立法府の肝としての役割を傷つけるおそれがある、こういうことだというふうに思っております、大臣もうなずいて...全文を見る
○山尾委員 それは、法務大臣であるから、その立場においてコメントはしないということですか。
○山尾委員 当時上川大臣は、五月三日は自民党の憲法改正の議論の事務局長をされておられましたよね、今とは立場が違いました。まさに自民党の憲法議論の事務局長として、こういった発言は国会における憲法改正議論の積み上げを毀損するものであるので控えていただきたい、こういうことは、まさに当時...全文を見る
○山尾委員 済みません。今私は、上川大臣の何か発言として何一つ申し上げておりません。  当時は自民党の憲法議論の事務局長をされていた上川大臣、当時は自民党の上川事務局長でありますが、上川事務局長として、自民党総裁の安倍総理のこういった憲法改正の議論の投じ方、発言の仕方に何か物を...全文を見る
○山尾委員 もう少しカジュアルに聞きますけれども、安倍総裁に上川事務局長の方から、こういうことはちょっと控えていただきたい、私どもが今自民党の中、あるいはしっかりと国会の憲法審査会の中で他党とともにきちっと議論を積み上げているんだ、こういう言い方はいかがなものかというようなことを...全文を見る
○山尾委員 そうであれば、私は非常に疑問なわけです。  こういったまさに行政府の長が、しかもここのインタビューには、安倍首相インタビューと首相の肩書でインタビューに応じているわけですね。そういった物言いがあるときに、突然、私の仄聞するところでは、それまで自民党の中で、憲法九条の...全文を見る
○山尾委員 ということは、現時点で少なくとも共謀罪で送検された案件はゼロということでよろしいですか。
○山尾委員 では、警察庁に伺います。  この送検の前段階、捜査ということがあるわけですけれども、私の手元の資料で、六月二十三日、ことし出された、警察庁から都道府県警察本部長に通達が出されております。これには、いわゆる共謀罪について、捜査を行おうとするときは警察庁事件主管課に十分...全文を見る
○山尾委員 引き続き同じ方に確認をしますけれども、この通達にある捜査というのは強制捜査のみならず任意捜査も含まれて、すなわち、今の御答弁は、現時点で共謀罪では任意捜査も含め捜査に着手した案件はゼロと伺ってよろしいんですか。
○山尾委員 法務大臣にお伺いしますが、仮に、万が一ですよ、私の立場からいえば、共謀罪で、任意捜査であれ強制捜査であれ、送検されたときは報告が上がる、捜査に着手された際には、警察庁から法務省に情報共有というのはされるのですか。何らかの制度的担保はあるのですか。
○山尾委員 ちょっと今の答弁はわかりにくかったんですけれども、つまり、万が一ですよ、共謀罪の初捜査案件で着手が行われたときに、法務大臣にきちっとそれが報告されるという制度的担保はあるんですか、ないんですかということです。
○山尾委員 一概に聞いているわけではなくて、この共謀罪が万が一、初めて捜査に着手されるときに、これはきちっと法務大臣に報告が行くという制度的担保はあるんですか、ないんですかということを聞いています。
○山尾委員 とすると、その判断をする側というのは要するに報告を上げる側の警察なわけですから、その判断に委ねるというふうに受け取ればいいんでしょうか。ちょっと、大変心もとなく思うんですけれども、大臣は、やはり八月三日の会見で、制定したものが初めの時期にどのように運用されるのかについ...全文を見る
○山尾委員 恐らく、今は、答弁は私の次の質問に対する答弁を読んでいただいたような気がしますけれども、私が伺いたいのは、別に大臣が公表するかどうかというところにまだ行っていませんで、共謀罪が初めて捜査の着手が行われたときに、それは法務大臣がしっかりと把握できるようにするべきではない...全文を見る
○山尾委員 では、政務官が発言してくださったので、大臣に確認いたします。  つまり、捜査段階等々で報告を受けるか否かというのは個別の事案によるので、一概には言えず、したがって、共謀罪の初めての案件であっても、それはその事案に応じて判断されるのであって、一概には言えないのだ、そう...全文を見る
○山尾委員 つまり、初めての共謀罪案件の捜査に着手がなされたときに、その時点で法務大臣は警察から報告を受けるのかどうかは、現時点では定かではないということですよね。
○山尾委員 質問にお答えください。  初めての共謀罪の案件が捜査に着手がなされた時点で法務大臣に報告が警察から上がるのかどうかは、現時点では定かなのか定かではないのか、お答えください。  これは大臣、引き続き大臣に……(葉梨副大臣「では、私、警察におりましたから」と呼ぶ)いや...全文を見る
○山尾委員 質問に答える答弁ならまだしも、私の質問は、報告が上がるということが定かになっているんですか、なっていないんですかということをお聞きしているんです。今の副大臣の答弁は、定かになっていない理由をるる述べられましたけれども、その前提として、私は、定かになっているんですか、な...全文を見る
○山尾委員 結局、また直接答弁を避けられたわけですけれども、結局は、初めて共謀罪案件で捜査がスタートした際に法務大臣がそれを把握できるのかどうかは、現時点で定かではないということですね。別に、その評価は言っていませんよ。定かではないということですね。その点についてお答えいただける...全文を見る
○山尾委員 時間になりましたけれども、私は、全て一律に報告を受けるんですかということを聞いているのではなくて、共謀罪の初めての案件について、捜査の着手のときには報告を受けるのですかとお伺いをしているだけであって、それが現時点では、法務大臣としては、それはその案件がどういう案件かに...全文を見る