山尾志桜里

やまおしおり

小選挙区(愛知県第七区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数3回

山尾志桜里の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第196回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  裁量労働制のデータについて、いよいよ、裁量労働制の方が一般の働き方より労働時間が長くなるのではないか、こういう懸念のデータしかなくなってまいりました。総理は、にもかかわらず、おとといもですか、裁量労働制をとれば、子供の送り迎えやリフレ...全文を見る
○山尾委員 総理も今、二〇二二年度末までに推定される女性の就業率や保育の利用申込率をベースに試算をした、こういう答弁をおっしゃったんですね。  素朴な疑問なんです。仮に政府の試算方法が適切だとして、三年後は二〇二〇年度末ですから、二〇二〇年度末までにゼロにするためには、二〇二〇...全文を見る
○山尾委員 そうすると、この三十二万という数字を土俵にのせるのが適切なのか、二十二万という数字を土俵にのせるのが適切なのか、ここを確定させていただきたいんですね。つまり、政府としては、三年後ゼロにするためには二十二万が必要なんだが、念のため、プラス、根拠はないけれども、十万を更に...全文を見る
○山尾委員 よくないんですね。三年後ゼロにするための試算なのに、五年後の就業率や保育の利用申込率を使う計算は間違っていると申し上げているんです。  今の加藤大臣の話によれば、政府のロジックとしては二十二万なんだ、だけれども、あとはできる限り、不確定要素があるので、できる分は早く...全文を見る
○山尾委員 でも、去年の九月です、まだ五カ月足らず前ですけれども、子ども・子育て会議で配付をされた厚労省の資料を見ると、三年後どころかことしの四月には、受皿は三百万千七百十人分整備される予定に既になっています。  安倍政権では、一方では三年後までに受皿は二百九十五万までふやしま...全文を見る
○山尾委員 そうしますと、この三十二万ふやして二百九十五万というのは、定員ではなくて確実に入れる実員数の目標ということなんですか。
○山尾委員 そうしますと、この取組の状況についてという保育の受皿量というのは、あくまで、お皿だけつくるけれども、本当にこれだけ利用できることを目標にしたわけじゃない、こういうことですか。要するに、定員枠はつくるけれども、その三百万を超える児童が本当に利用できるような実数を目標には...全文を見る
○山尾委員 いや、全く説明がわからないんですけれども。  目標値を、待機児童解消に向けた取組の目標を設定するのであれば、受皿の目標値を設定するのではなくて、きちっと入れる実数の目標を設定するのが本来はあるべき姿であるということならば、なぜ、この子ども・子育て会議で配付された資料...全文を見る
○山尾委員 つまり、厚労省として、待機児童解消のために、一番の基準とする数、そこは、要するに、枠を目標にしているのか、本当に入れる利用児童者数の実数を上げることを目標にしているのか、どっちなんですかということなんですね。私の手元にある資料だと、例えば利用児童者数を目的にするという...全文を見る
○山尾委員 要するに、私がお伝えをしたいのは、二〇二〇年度末までに待機児童をゼロにするという取組の中で、子供の利用児童者数を一定程度までふやすという基準でいくのか、それとも、保育の受皿量、枠の部分の目標設定でいくのか、それが、基準がばらばらで目標設定が別々の数値でされているから、...全文を見る
○山尾委員 そうであれば、この子育て安心プランで、受皿、定員、ずっと総理は受皿という言葉を使い続けていますよね。受皿というのは、恐らく定員枠のことをおっしゃっていると思います。  総理が受皿をふやすということは、では、今おっしゃっている加藤大臣の、いや、受皿、定員が目標なんじゃ...全文を見る
○山尾委員 把握できるんですね。  野村総研の試算でいけば、例えば、二〇二〇年における未就学児童の数五百七十・五万人、育児をしている女性の就業率七三%、共働きの場合、保育サービスの利用を希望しない割合、アンケートによる九%、こういったものを使って試算して、サービスニーズは三百七...全文を見る
○山尾委員 実際に、大阪府の守口市は、未就学児全員を対象とする所得制限のない保育無償を始め、一七年四月の待機児童は、前年同期と比べて約二・八倍となりました。そして、兵庫県明石市……(発言する者あり)いや、こういう自治体は哲学を持って一部先行しているわけですから、決してそれを責めて...全文を見る
○山尾委員 今総理がおっしゃった、理想の子供の数を持たない理由について、私もデータを見ました、厚労省から取り寄せて。その選択肢の中には、子供を安心して預けられる場所がないからという選択肢はないんですよね。だから、このデータは、つまり、この目的を達成するために待機児童よりも優先して...全文を見る
○山尾委員 長々と答えましたが、全く私の質問に答えておりません。  合憲、違憲の議論というのは、常に九条二項との関係において行われてきたものと承知をしております。総理の提案が九条二項をそのまま残すものである以上、合憲、違憲の議論は、議論の余地をなくすどころか、そのまま残るのでは...全文を見る
○山尾委員 総理、総理は去年、読売新聞で、自衛隊を合憲するのが使命だとおっしゃいました。  じゃ、改めて御質問します。自衛隊の存在を書き込めば、自衛隊は合憲化されるというお考えですか。
○山尾委員 一項、二項を残したまま自衛隊の存在だけを書き込む、こういう総理の提案をすることによって国民の議論に一石を投じたい、こういうことをおっしゃりながら、その一石を投じる提案の中に、私は、最大の矛盾は、総理の提案では合憲、違憲の議論の余地はなくならないということです。総理のお...全文を見る
○山尾委員 見解の相違にもなっていないですよ、私の質問に全く答えられてないですから。  一石を投じて明らかになったのは、総理がやはり憲法というのをほとんどわかっていないということです。二項が問題なのに、二項を残したまま合憲、違憲の議論を払拭するというのは、憲法の基本的な考え方か...全文を見る
03月30日第196回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  きょうは、裁判官の定員法の質疑でありますが、私の方からは、裁判官が、いわゆる永田町に勤務をし官僚としての経験を積んだ後に、また裁判官に戻っていくというシステムの現状について、少し問題提起をするような二十分にしたいと思います。  きょ...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。  お手元の資料に、小野瀬局長のキャリアパスを配付させていただきました。昭和六十一年四月に裁判官として任官されて、判事補ですね、現在四月ですから、三十二年という長いキャリアを積まれておられます。  このキャリアを見ますと、昭和六十三年四月です...全文を見る
○山尾委員 それでは、今、去年からですね、民事局長、真摯に取り組んでおられて、その局長の役職を全うされた後なんですけれども、裁判所の裁判官に戻る可能性というのはあるんでしょうか、ないんでしょうか。
○山尾委員 可能性の有無ですから、お答えいただいていいと思うんですけれども、それでは、私の方から、小野瀬局長の前三代の民事局長のキャリアについて、事務総局からいただいた資料に基づいて申し上げると、その前の小川元局長ですか、その後、東京高裁の判事の部総括、そして今は千葉地方裁判所長...全文を見る
○山尾委員 制度上、必ずしもそういったことが起こらないというふうにはなっていないというお答えですし、私もそのとおりだと思います。  ただ、後でちょっと話に出ますが、裁判官として忌避をされたりあるいは回避をされたりという可能性があるかないかということは、またその時々になってくるん...全文を見る
○山尾委員 済みません、今、舘内局長にはこの内容で通告はしておりませんでしたが、舘内訟務局長も東京地方裁判所の判事補として法曹としてのキャリアをスタートされておられます。  私の手元にいただいたものによりますと、舘内局長は、どちらかというと裁判所の裁判官としてのキャリアが長く積...全文を見る
○山尾委員 今、ちょっと質問の先取りをしていただいたように思いますけれども、今の図は、お手元の資料の四ページの裁判官出身の訟務検事のこの約十年の数の推移を言っていただいたんですが、ちょっとその前提として、今の質問は、正しいかどうか確認です。  刑事分野、いわゆる刑事訴訟の判検交...全文を見る
○山尾委員 裁判の公正中立を害する制度ではないとおっしゃいましたけれども、少なくとも、よく裁判官の方が大事にされる、国民から見た裁判の公正中立らしさはやはり毀損する制度になっているのではないかというふうに思います。その点があるからこそ縮小という方針を維持されて、これからも縮小して...全文を見る
○山尾委員 国の指定代理人として活動する者という定義が、ちょっとこれは抜け穴があるんですよね。  訟務検事のうち裁判官出身者は、平成二十九年で五十四名となっています。うち、国の指定代理人として活動する者は四十二名となっています。そうすると、差の十二名についてはいわゆる国の指定代...全文を見る
○山尾委員 質疑時間が終わりましたので、要するに、あるということなんですね。カウントから除いている人も結局訟務検事として訴訟に立つことはあるという中で、このカウントの仕方が本当に正しいのか、裁判官の人事がどうあるべきかということを引き続き御質問させていただきたいと思います。  ...全文を見る
04月04日第196回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  私の方からは、先日の続きになるんですけれども、一つは、やはり判検交流が象徴する内閣と司法のゆがみを一つ一ついかに解決していくかというテーマでまずはスタートをしたいというふうに思います。  資料一をごらんください。これは先週の質問のと...全文を見る
○山尾委員 それでは、今、国の指定代理人として活動する者ではない訟務検事は予防司法活動を中心にお仕事をされているという答弁でしたけれども、この十二名の方が、検察庁にはいわゆる応援というのがしばしばあるわけですが、ちょっと国の指定代理人としての活動が多い、そして、今のこの国の指定代...全文を見る
○山尾委員 つまり、この表なんですけれども、正確を期するならば、国の指定代理人として常時活動する者が四十二名、そして主に予防司法支援に当たるのだが場合によっては国の指定代理人として活動することがあり得る者というのが十二名の計五十四名というのが恐らく正しいのではないかと思うんですね...全文を見る
○山尾委員 では、ごくわずかなんだということを、そのごくわずかというのは評価なので、いわゆる本来は予防司法支援活動に当たる裁判官出身者が、例えばこの一年に何件くらいについて何人ぐらい、ごく例外的にいわゆるその代理人として従事したのか、何かそういうデータをいただきたいんですけれども...全文を見る
○山尾委員 今の答弁は全く理解できないし、完全にちょっとイカサマかなというような気が正直言っていたしますね。  私が伺っているのは、何も、その一つ一つの行政訴訟の個別具体的な内容を聞いているわけでもなければ、何か特定の事件についてどういった国としての準備状況になっているのかとい...全文を見る
○山尾委員 今、大臣の答弁も聞いていただいたと思いますので、ぜひ、追ってで結構です、私の方からも改めてお尋ねもしますので、お伝えをいただければと思います。  何も私は、年初の定点観測で、裁判官出身者の訟務検事が五十四名ですね、そして指定代理人として活動する者が四十二名ですね、そ...全文を見る
○山尾委員 では、少し聞いてみたいんですけれども、建前はわかります、客観的な法という規律にのっとって、どんな立場にあっても、その時々の立場に応じて適切に職務を全うするのだ、それが法曹なのだということだと思うんですけれども、そうであれば、大臣、なぜ刑事事件については、民主党政権で廃...全文を見る
○山尾委員 私が伺ったのは、客観的な規律にのっとって、その立場に応じて適切に職務を全うする、それは理想論であり、そうしようと思っている法曹はたくさんいると思うし、多くの法曹がそれを全うしようと各現場でやっていらっしゃると思うんですけれども、ただ、法曹も人間である以上、一定の場合に...全文を見る
○山尾委員 そうなんです。私の問題意識は、この集団訴訟においては、こういった訴訟は、各地域で訴訟を起こす弁護団がかなり組織的に情報共有をして、そちらの裁判官は大丈夫、そちらの裁判官は大丈夫という、そういう判検交流の問題意識も含めて相当努力をして情報をつかんだから忌避ができて、忌避...全文を見る
○山尾委員 それでは、同一ではないけれども集団訴訟の一部というような同種の事件のときは除斥されるんでしょうか。
○山尾委員 同一の事件であれば、一件記録から、その裁判官が以前代理人をやっていたということはわかるわけですね。記録に載っていますから、その名前が代理人として。ただ、同種の事件の場合は記録からはわからないということになりますよね。  お聞きします。そうすると、わからないときに、例...全文を見る
○山尾委員 そうなんですよ。だから、本当に当事者は、この裁判官、同種の事件で前に訟務検事で代理人やっていませんよねということを確認しようと思って裁判所に聞いても、裁判所は答えないということなんですね。  そうすると、先ほど申し上げたように、多分に偶然と努力の産物で、弁護士同士の...全文を見る
○山尾委員 義務ではないんですね。  皆さん、もう一度、資料四の条文を見ていただくとわかるんですけれども、裁判官の回避、民事訴訟規則第十二条、裁判官は、法第二十三条の除斥や法二十四条の忌避に規定する場合には、監督権を有する裁判所の許可を得て回避することができるであって、回避しな...全文を見る
○山尾委員 御指摘の事例があることなどを職員に周知するということをやっているということですけれども、それはやらないよりやっていただいた方がいいですよね。  ただ、法務省の事案じゃないというよりは、やはり、法務省として裁判官の訟務検事としての出向を受け入れ、そしてまた、その後、当...全文を見る
○山尾委員 私も、今後も折に触れて質疑をしてまいりますので、ぜひ検討していただきたいと思います。積極的な答弁をありがとうございました。  それでは次に、ちょっと時間が少なくなってしまいましたが、司法面接についてお伺いをしたいと思います。  まだ日本ではオーソライズされていない...全文を見る
○山尾委員 では、ちょっとあわせて伺うんですけれども、今の定義というのは、厚労省のカウントの定義やあるいは警察庁のカウントの定義とすり合わせした共通の定義でカウントはされているんですか。
○山尾委員 今、端的に言っていただきましたけれども、私はずっと、やはり何を試行の対象としてカウントするのかということをまず三者で定義をすり合わせて、きちっと共通して分析できるようにしてほしいとずっと言い続けているんですけれども、まだやっていませんということだったと思うんです。 ...全文を見る
○山尾委員 では、同じ質問を警察庁に。
○山尾委員 今わかったとおり、ちょっと定義づけもばらばらのままだし、結局、現時点で、数えている期間もばらばらということで、私は、例えば、警察において立件されたものの数を区切って数えたりとか、それぞれの役所の特色の中で、もちろん別カウントの枠があってもいいと思うんですけれども、その...全文を見る
○山尾委員 では、もう一つ。今、把握すべき事項についても今年度の四月からしっかりと共有するように、できているのか、やろうとしているのか、ちょっと判然としないんですが、私は、一つだけ申し上げます。  この制度の趣旨は、子供に、できるだけ一回で終わらせる、そして、その供述が裁判で争...全文を見る
○山尾委員 今聞く限りは、少しずつですけれどもいい方向に行っているような気がいたします。また今後とも質疑を続けさせてください。  ありがとうございました。
04月13日第196回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  きょうは、できれば超党派で前進をさせたい、そして法務大臣以下政府の皆様にもぜひ積極的に取り組んでいただきたい二つの政策について御質問したいと思います。  一つが、いわゆる司法面接、そしてもう一つが、司法修習生の貸与金の返済時期を延期...全文を見る
○山尾委員 私の方で少し整理をさせていただくと、改めて確認ですが、まず、指摘してきた一点目、どういったものを試行案件として三者で共有するのかということについては、最初から検察庁が関与した案件も、あるいは途中から送致を受けて検察庁が関与した案件も、それをどちらもきちっと試行案件とし...全文を見る
○山尾委員 そして、もう一点ですけれども、では、そうやって試行したことによって児童の心理的負担がどれぐらい軽減されたのかということをはかる指標として、誰が聞き取りをしたのか、そして何回聞き取りをしたのかということも、今後はきちっと報告をされるということ。  そして、もう一つの、...全文を見る
○山尾委員 まずは、ここから第一歩だと思います。  ちょっとだけ苦言を言うと、先ほど辻局長が、通知発出から二年半、事例が一定程度蓄積、集積されてきたということをおっしゃったんですけれども、本当は、一定程度集積されるその事案がきちっと今言ったような指標で報告をされていれば、今、集...全文を見る
○山尾委員 将来の施策への検討を進めるということなので、ここで私は一つ提案したいんですけれども、この三者連携が、今は、事実上、それぞれの担当実務者の方が、お聞きする限りは、相当程度頻繁に集まって連携をして進めているということではありますが、この三者連携の協議体を少し公的にオーソラ...全文を見る
○山尾委員 引き続き、この件、質問を続けていきたいと思います。  少し、最後にですけれども、司法修習生の貸与金の返還を延期しようという法案を私ども提案したいと思っております。  改めてですけれども、この貸与制の谷間に落ちた世代というのが全法曹人口の何割に当たるのか、御答弁くだ...全文を見る
○山尾委員 やはり、全法曹人口の四分の一に当たる方々がしっかりと、人生を左右される職業につかれる中で、お金に左右されずに仕事を全うしていただきたいというのが私の切なる願いであります。  そして、私ども、やはり貸与制に移行したときの制度趣旨がもう既に該当しなくなっているということ...全文を見る
○山尾委員 そうなんです。もう既に二五%減という状況であります。  貸与制に移行した理由というのは、財政負担が厳しい、これから修習生が大幅にふえていく、そして公務に従事しない者に国が給与を払うのは異例である、この三つであったわけです。  ただ、実際は、大幅増加どころか二五%減...全文を見る
05月11日第196回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○山尾委員 上川大臣に伺います。  ただいまの質問の続きですけれども、世論調査について、平成三十年度中にも、是非は問わないが浸透度を問うようなことを検討するとおっしゃいました。  そうであれば、この法案がまだ成否がわかる前に、なぜ現時点での国民の意識の是非を問わないんですか。
○山尾委員 大臣、今の質問は、全く民事局長に答弁をさせるような質問ではないと思います。大臣の直近の答弁についての御質問です。  改めて伺いますけれども、私たちは別にやみくもに反対と言っているわけじゃないんです。実際、賛否を決めておりません、立憲民主党も。  ただ、今のような形...全文を見る
○山尾委員 全く承服できないんですね。実行すれば賛否は変わるんだという御答弁でした。そういう例もあると思いますよ。  ただ、実行する前の国民の素の意識をきちっと聞いておくということが必要じゃないですかと申し上げているんです。それでもやはり反対が多い、それでも政治家として判断をす...全文を見る
○山尾委員 既に何らかの問題は生じているんですね。今、現段階でも、当事者の合意の中で、例えば、大学進学までとかあるいは二十二歳までとか、当然、現時点での成年を超えて養育費の支払いを合意している場合があり、それが、例えば何らかの理由でとまったりしたときに、成年の子に対する養育費の請...全文を見る
○山尾委員 これは、もし改正が成立したら変えるとかそういうものではなくて、私としては、この議論中にどういう裁判所の判断、あるいは検討、判断があるかということをしっかりと私の方も見せていただきながらこの議論を進めていきたいというふうに思っております。  次に、もう一つ、社会的、経...全文を見る
○山尾委員 その中で、施設を出る理由としては、自立をして出ていく、あるいは親元に戻るとか、いろいろな理由があるわけですけれども、そういった施設を出る理由、一番多いのはどういう理由で、何割ぐらいなんでしょうか。
○山尾委員 少なくとも、就職や進学、ある意味、児童が施設を出て自立をしていくということを理由に出ていく、施設を卒業するのが三八%、四割の子供たちがいるということです。  そういう中で、十八歳を過ぎても自立にサポートが必要な場合は、児童福祉法で二十まで施設にいることができるという...全文を見る
○山尾委員 現時点ではこの答弁でしっかりと議事録に残していただき、ただ、成年年齢も考慮されたという点もあるというところにまだ懸念も持ちながら、これから先、また参考人の方では、こういった施設の現場を知る方にもいろいろと御知見あるいは御不安をいただいて、しっかりとこの委員会で払拭をす...全文を見る
○山尾委員 私も、知識と経験という要件が不適切だと言っているんじゃないんですね。これはこれで必要だと思います。あわせて、さっき申し上げたような提案をしているということですので、これは引き続き、特別委員会の方でもしっかりと議論をしていただきたいと思います。  時間もあと二分ですの...全文を見る
○山尾委員 私の質問は、なぜ平成三十四年にしたかというよりも、国会の判断でその時期を決めろという報告書が出ているのに、どうして内閣本位で決めたんですか、その理由は何ですかという御質問だったんですね。  改めて、引き続き、やはりこの国会の議論の中で、相当時間をかけた議論が必要だと...全文を見る
05月15日第196回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  それぞれの参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  私、今回の議論に当たって、三点のことを気にしております。それに沿って御質問したいと思います。  一点目が、今回のこの動きが、いわゆる一人親家庭や親のもとで暮らすこと...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。  私もその裁判所の認識というのを懸念していまして、今の養育費の請求の裁判書のひな形には、未成熟子ではなくて「未成年者」と書かれているので、これを質疑をしましたら、検討するというような話はございました。  実際、実務をやられておって、裁判所あ...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  それでは、伊達参考人にお伺いをいたします。  現状、実際に児童福祉法では十八歳まで、しかし、二十までは措置延長が認められ、二十二歳、場合によっては大学卒業まではごく限られた条件のもとで自立援助が認められる、こういう状況になっております。...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  それでは、もう一度中村参考人に、消費者保護の観点をお伺いしたいんですけれども、以前、私、中村参考人のお話を伺って、経済効果をクローズアップする向きもあるが、むしろ、いわゆる適正なマーケットよりも負のマーケットの問題に若者が引き込まれる可能...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。  私自身も、消費者契約法の改正案、これではやはり若者、消費者保護に当たって不十分なんだろうということで、立憲民主党でも今、そちらはそちらとして修正をしっかりと求めているところでございます。  次に、少年法の関係について、あるいはこの成年とい...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  山下参考人にお伺いいたします。  山下参考人は、最初の陳述のときに、失敗するリスクを負ってでも自分の生き方は自分で決めるとおっしゃったので、ちょっと私は不安になったりもしたんですが、一方で、議論を重ねる中で、未熟かどうかと自立を認めるか...全文を見る
○山尾委員 最後に、宮本参考人にもお伺いをしたいのですが、この少年法との関係をどのようにお考えでしょうか。
○山尾委員 ありがとうございました。  しっかりと参考にして議論を深めていきたいと思います。感謝いたします。
05月22日第196回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  本日は本当にありがとうございます。私の方からも、限られた時間、できるだけ有効に使わせていただきたいと思います。  まず、伊藤参考人にお伺いをいたします。  消費者契約法、今特別委員会の方で、できるだけ共通項を探し出して、与党と野党...全文を見る
○山尾委員 伊藤参考人にもう一点お伺いをしたいんですけれども、こうやって対象年齢とか対象商法を取り消せる範囲としてどんどんどんどん厳しく絞り込むほど、この対象には当たらない高齢者とかこの対象には当たらない商法というもの、商法というのはつまり業態ですね、そういうものがどんどんどんど...全文を見る
○山尾委員 岡田委員にもお伺いしたいと思います。  今と関連するんですけれども、先ほど岡田委員は、できるだけ年齢の対象を広げて、使い勝手のいい契約法にしてほしいということをおっしゃっていて、こういうことができるという前提で引下げには賛成だというふうにおっしゃっておられました。 ...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  増田委員にもお伺いをしたいと思います。  先ほどの資料を改めて見まして、増田委員の参考資料なんですけれども、電話の聞き取りのトラブル事例ですか、四ページから五ページにかけて、若年者のトラブル事例、これは全部二十以上の方によるトラブルなん...全文を見る
○山尾委員 それでは、本多委員にお伺いをしたいんですけれども、先ほど、現場の感覚からしてもということで、法規範の指導というのがなかなか十分にできていない、こういうお話がございました。  それで、これもまた増田委員の資料なんですけれども、九ページ、文科省が平成三十年に発表した消費...全文を見る
○山尾委員 そうしますと、本多参考人は、いわゆる少年法の引下げも今後検討に入れていくべきだ、どちらかというと賛成のお立場だということなんでしょうか。
○山尾委員 わかりました。結構です。  本当は田中さんにもお伺いしたかったんですけれども、時間切れになってしまいました。でも、こうやって当事者の立場を持ってきてくださったことに感謝をし、皆さんに感謝をし、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
05月25日第196回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  高木厚労副大臣にもお越しをいただきました。  きょうは、高木厚労副大臣には、児童養護施設の入所年齢とこの成年、未成年の概念についてお伺いをしようと思っております。本当は先に質問しようと思ったんですけれども、ちょっと、この間のこの成年...全文を見る
○山尾委員 最低限その答弁を維持していただくことは大事なんですけれども、私が危惧するのは、結局、最終的には、法務省は裁判所の判断に委ねる、そして裁判所の判断というのは常に個々の裁判官の判断に委ねられるという点なんですね。  一般的には今おっしゃったような解釈がされるかもしれない...全文を見る
○山尾委員 それは検討はされましたか。
○山尾委員 恐らく、平均的な一人親家庭というのは想定自体が必ずしも容易でないのはわかるんですけれども、やはり少し具体的に、十八で支払う側からストップされたときに、その子は何を考えるのか、どういう金額を頭に浮かべるのか、それによって専門学校や大学の進学をどのように断念したり、あるい...全文を見る
○山尾委員 一般的には、未成年者であれば未成熟であってというのは一つの理なんですけれども、わかっていらっしゃると思いますが、では成年者であれば成熟者かというと、そうではないということを裏返してはおっしゃったんだというふうに私は受けとめます。  その上で、前回は、書式を改訂する必...全文を見る
○山尾委員 ぜひ、一つの大事な期限だという認識をこの機会に持っていただければと切にお願いをしたいと思います。  そして、改めて高木厚労副大臣に、今の議論とパラレルなところがあるんですけれども、先日、児童養護施設の入所上限年齢が延長しても二十となっている根拠について、役所にお伺い...全文を見る
○山尾委員 せっかくいただいた答弁ですので。  そうしますと、入所上限年齢の根拠について成年という根拠を外すことについては、これを機会に検討いただけると伺ってよろしいですか。
○山尾委員 その、入所が解除された後の自立支援事業については二十二歳まで、あるいは更に幅を持ってということを変えないという御答弁は、前回も伺いましたし、今副大臣にも御答弁をいただきました。それはそれで大事なことだと思います。  私が今聞いているのは、そうではなくて、いわゆる施設...全文を見る
○山尾委員 ごめんなさい、その必要性というのは何の必要性ですか。
○山尾委員 実態に応じてというところをいただきましたので、きょうの議論はここまでにしたいというふうに思います。  残り時間あとわずかになりましたので、もう一つ、消費者契約法について伺います。  これはちょっと法務大臣に伺いたいと思いますが、消費者契約改正法が特別委員会を衆議院...全文を見る
○山尾委員 特に四については年限がついておりませんが、二、三、四ともに、実際に引下げが仮に施行されるとしたら、せめてそのときまでに実現するということが不可欠だと思いますので、しっかりとお願いしたいと思います。  以上です。
○山尾委員 立憲民主党を代表して、民法の一部改正案に対し、反対の立場から意見を申し上げます。  反対の理由その一です。  取消権を失う若年消費者保護施策が現時点で極めて脆弱、学校における消費者教育も軌道に乗ったとは到底言いがたいことです。  この点、消費者契約法改正案の現状...全文を見る
06月08日第196回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  今回の法案ですけれども、私が懸念をしているのは、やはり最初の動機が少しよこしまだと、いろいろな判断、手続に無理が出て、中身がゆがんでくるということが出ているんじゃないかと懸念しています。  そもそもこの法案の起こりというのは、これは...全文を見る
○山尾委員 今、家族の多様性という言葉、そして、いろいろな考え方を議論すべきという大臣の言葉がありましたが、実際、このワーキングチームや法制審では、法務省の誘導は、両方向からのニュートラルな誘導になっていないんですね。  例えばワーキングチームの報告書の中には、こういった嫡出子...全文を見る
○山尾委員 質問に答えていただきたいんですね。  パブリックコメントをやられてこういう意見が出たとか、あるいはこういう団体から法務省にこういう申出があったとか、要するに、堂薗さんは、とりわけということで、法律婚の尊重を図るための措置を検討しバランスをとるべきであるという指摘だけ...全文を見る
○山尾委員 局長、それはおかしいですよ。さまざまな意見がある中で、これだけ堂薗さんは、とりわけ法律婚尊重の措置を別途検討しバランスをとるべきという指摘がされたというふうに、とりわけこの一つの意見を選択して、この第一回の法制審で、この議論の冒頭の方向性の流れをつくっているわけですよ...全文を見る
○山尾委員 大臣も聞いていていただいて、ぜひ議事録を見ていただきたいですけれども、委員の中には、むしろ、こういう最高裁判決があって、やはり法律婚という枠外の不平等をもっと是正していくべきではないかという委員もたくさんおられたんですね。  もちろん、このときの社説も、そういう社説...全文を見る
○山尾委員 これは大変深刻な答弁なんですけれども、もう一回確認します。  そうすると、この法律の目的は、あくまでも法律婚あるいは法律上の親族を保護するものであって、それ以外に、さまざまな家族形態や事情の中で、ともに暮らしてきたり、ともに支え合ってきた人の生活の配慮という観点は入...全文を見る
○山尾委員 できるだけ善意に解釈をして共通項をふやしたいと思いますので、あえて私の理解を言いますけれども、もう一度答弁に立っていただきたいと思います。  今回は、二法案のパッケージ、そして遺言制度の充実も通じて、この法案全体の目的は必ずしも法律上の配偶者あるいは法律上の親族の保...全文を見る
○山尾委員 そこまでの答弁を少なくともいただけて、よかったと思います。  そして、今度、手続なんですけれども。先ほどから、親族要件をかける案、いわゆる甲案と言われてきたもの、そして親族要件をかけない案、いわゆる乙案と言われてきたもの。乙案であれば、幅広く保護ができるわけですね。...全文を見る
○山尾委員 そうすると、団体でいうと、甲案が四、乙案が十。個人でいうと、甲案が五、乙案が十六と。賛成する意見が乙案の方が比較的多かったというよりは、相当多かったというのが多分正しいのではないかと思います。これはもう、私、やはり法務省の司会進行のリードがおかしいということを指摘した...全文を見る
○山尾委員 そうなんですよね。  議事録を見ますと、確かに裁判所は、一定の縛りをかけた方がいいんじゃないかという気がするという発言はありましたけれども、必ずしも親族に縛るべきだという意見は言っておられません。むしろ、この部会員の中でも、連合の南部さんとか弁護士の金澄さんとか女性...全文を見る
○山尾委員 いや、だって、この制度をつくり、そして親族に縛るという提案は、パブリックコメントでも委員でも少数派だったじゃないですか。なぜこの一番少数派の意見を最後の結論に取り上げて、一番多くの人が賛成できる案だというふうにおっしゃることが可能なんですか。非常に矛盾を感じますね。 ...全文を見る
○山尾委員 最後に御質問します。  では、この八木さんという方は、国民のどの層の考えを反映する方として選ばれたんですか。最後の質問です。
○山尾委員 これからも質疑を続けます。  以上です。
06月13日第196回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  参考人お三方、本当にありがとうございました。  まず、窪田参考人にお伺いをしたいと思います。  窪田参考人は、途中からこの相続部会の部会長代理になられて、ある意味取りまとめる立場にあった、あるいはなったという面があるんだと思うんで...全文を見る
○山尾委員 乙案というのは、つまり、親族要件を外した方がいいという案で、先日、委員会でも御紹介をしましたけれども、パブリックコメントでは、いわゆる絞る甲案に比べて三倍の御意見があったというものであります。そして、窪田委員も乙案に賛成の議論を張っておられたということをお話しいただき...全文を見る
○山尾委員 制度そのものに消極という意見、そして、制度をもしとるなら、親族要件を外して、広く保障するべきだという意見、この意見が複数、一定程度のボリュームでそれぞれあったということは私も承知をしていて、しかし、制度をとりつつ、しかも絞るという甲案の意見に積極的によって立つ方は少な...全文を見る
○山尾委員 もう一度、窪田参考人にお尋ねをいたします。  今、やはり財産法での救済というのは事実上無理を強いるものなのだ、そしてまた事後的に裁判で争うというのは異性愛者以上に大変な困難を伴うんだというお話がございました。これを今聞いていただいて、その点、どうお考えでしょう。
○山尾委員 あと五分になりました。  私自身は、異性愛者であれば、一定の親密な関係があるということは、何か微に入り細に入り主張しなくても、これは認められるわけですよね。でも、同性愛者の場合は、さまざまな社会的な括弧つきの常識の中で主張して繰り広げていかなければいけないという、よ...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  そのとおりだと思います。存在するということを私たちが共有すれば、それ以上でもそれ以下でもないということだと思います。  最後に、済みません、一問だけ吉田参考人にお伺いをします。  核心になると思うんですけれども、やはりこの特別寄与分制...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。しっかり参考にします。
06月15日第196回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○山尾委員 立憲民主党を代表し、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案につき、反対の立場から討論します。  反対の理由は、本質的な一点であります。  今回創設される特別寄与制度の対象から、法律上の親族には当たらない事実婚や同性カップルが外されていること、そして、その判断...全文を見る
06月19日第196回国会 衆議院 本会議 第39号
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○山尾志桜里君 立憲民主党の山尾志桜里です。  まずは冒頭、昨日からの近畿地方における地震で命を落とされた方々と御遺族に対し心からのお悔やみを、そして被害に遭われ厳しい状況に置かれている皆様に心からのお見舞いを申し上げます。  本日は、立憲民主党・市民クラブを代表し、民法及び...全文を見る
11月13日第197回国会 衆議院 本会議 第5号
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○山尾志桜里君 立憲民主党の山尾志桜里です。  立憲民主党・市民クラブを代表して、入管法一部改正案に対して質問いたします。(拍手)  移民国家と言われるスイスの小説家マックス・フリッシュは、このように述べています。我々が欲しかったのは労働者だが、来たのは人間だった。  これ...全文を見る
11月16日第197回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  まず冒頭、この委員会の持ち方、委員長含めまして、抗議をさせていただきたいと思います。  私どもは、この外国人受入れが給与法の後に閣法として控えているということは当初から認識をしておりましたので、しっかり、最低限の議論の土台を整えて、...全文を見る
○山尾委員 何も答弁していません。真摯に対応させていただきたいというのは真摯な答弁ではありません。  多少なりとも、誰を長にして、こういう調査をかけて、いつまでをめどに報告を受けるようにしているとか、そういうものは何かないんですか。
○山尾委員 全く質問と違う答弁なので。  このメディアに数字が漏れた問題について、法務大臣としてどのような調査の指示を出しているんですかという質問です。
○山尾委員 いつまでに報告いただけるめどですか。
○山尾委員 先ほどメディアに対する調査はという話がありましたけれども、私もメディアに対する調査をせよという趣旨で言っているのでは全くありませんので、その点、誤解なきように。  そしてまた、法務大臣にお伺いしたいんですけれども、やはり、メディアに最初に漏れて、ずっと求めていた立法...全文を見る
○山尾委員 やはり法務大臣であれば、立法府がずっと求め続けていて、入管法のこの法案についての最も重要な数字の一つが立法府に出していないのにメディアに出ているということを知ったら、どういう内容の報道になっているんだということを、後ろに控えている秘書官の方に、早く把握したいので教えろ...全文を見る
○山尾委員 大変問題意識が希薄だと思います。私たちがこのことをどれだけ深刻に受けとめているのか、きちっと理解をいただいて、この調査、しっかりと報告をしていただきたいと思います。  そして、この受入れ枠数の中身の話を少しお伺いいたしますけれども、十四業種で受入れ見込み数というのが...全文を見る
○山尾委員 そうすると、業種にぶら下がっている該当分野について、どういった外国人の方が確保できるのか、こういうようなことは今提示されているこの数字表には反映されていないということですか。
○山尾委員 そうすると、真に必要な業種の絞り込みは今できておらず、これからという理解でよろしいんですね。
○山尾委員 そうすると、なぜ、十一月十三日の本会議で、総理大臣は私の質問に対して、この示す数字は、当該分野において一定の専門性、技能を有する外国人材を確保する実現可能性も勘案しながら推計すると言っているんでしょうか。当該分野が決まっていないのに、当該分野に係る実現可能性をどのよう...全文を見る
○山尾委員 その前のパラグラフで、総理はこう言っています。お示しする数字は、制度の趣旨に沿って、業界ごとに異なる雇用情勢、政策的な要素等、業界の特性、事情を踏まえ、ここから先です、さらに、当該分野において一定の専門性、技能を有する外国人材を確保する実現可能性も勘案しながら受入れ見...全文を見る
○山尾委員 ということは、総理の答弁は自分の考えと違う、政府の考えと違うと。今、こういう趣旨でお聞きしましたよ。そういうことですか。
○山尾委員 ごまかすのはやめてください。法律上のタームと、何ですか、日常のタームですか。  総理が言っているのは、当該分野においてと言っているんです。当該分野において。それは、この新制度に、当該、該当する分野という意味ですよね。これはまさに新制度における該当分野のことを言ってい...全文を見る
○山尾委員 答えが全く、該当分野の実現可能性は勘案できませんよねということを言っているんです。これから分野を決めるので、該当分野についての確保の可能性というのは勘案できませんよねと。勘案するんだとしたら、どういうふうに勘案するんですか。
○山尾委員 分野に区分がまだできていないのに、どうして分野別の見込み数が出てくる。  だったら、きょうの昼に分野別の見込み数を出してくださいよ。
○山尾委員 よくわかりました。  要するに、該当分野は決まっていない、分野別の見込みは今精査中である、そして、今回の、今出されているものにはそれはまだ反映されていないと。精査中なんですから、決まっていないんですから。これ、大変問題だと思いますよ、総理答弁ですから。  引き続き...全文を見る
11月21日第197回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  私たち、この新制度の根幹をなす技能実習制度、その問題点を浮かび上がらせる大事な聴取票、その一つ一つをきちっと把握して、正確な分析をし、その問題点を把握して対応策を考える、そういうすべを持たないまま、すなわち、手書きせよ、コピーはだめ、...全文を見る
○山尾委員 まず、四五%という数字を言っていただければ数秒で済むんですね。大事な時間を無駄に使わないでいただきたいと思います。  そして、私どものヒアリングではこれまで五〇%から六〇%という数字を言っていましたけれども、なぜ変更したんですか。
○山尾委員 今、二つの数字を議事録にとどめておきたいと思います。  これだけ、これからまた私ども精査しますけれども、いかんせん、データが手元にほとんど来ていない状態で準備をしろと言われていますので、こういうときにすぐ分析ができませんので、二つの数字を挙げていただきました。  ...全文を見る
○山尾委員 数字の誤り、そしてそれを前提とした評価の誤りと、二つに分けてお尋ねをしたいと思います。  今、数字の誤りについては、山下大臣なりの認識をおっしゃいました。皆様のお手元の資料でいうと、通し番号十ページ、これは、こんなふうに間違っていました、新しく集計してみたらこんなふ...全文を見る
○山尾委員 次、大臣に答弁いただきますけれども、この失踪原因の法務省としての評価、表現の変更は、私は、役所の方が述べるべきものではないと思います。法務大臣にしっかり述べていただきたいと思いますので、法務大臣から改めて、この新しい紙に基づいた失踪の原因を、そのまま朗読するなら朗読さ...全文を見る
○山尾委員 少なくとも、契約賃金以下や最低賃金以下は、不満を持っているのではなくて、正当な権利主張をしているのだと思いますけれども、なぜ不満という表現を使うのですか。大変不適切だと思いますが。
○山尾委員 質問に答えていただきたい。  契約賃金以下や最低賃金以下というのは正当な権利主張であって、それを不満と表現するのは大変不適切だと思いますし、前の表現がよくなかったというなら、どうして同じように誤導するような表現をあえて新しくまた使うんですか。  今大臣が言っていた...全文を見る
○山尾委員 今、山下大臣は、表現を検討しなければならないと言いましたが、確定させてください。  きのうの夜に配られた、この失踪の原因の表現ぶりについては、再び検討するという答弁でよろしいんですか。
○山尾委員 質問に答えてください。  この失踪の原因、今まで間違っていました、こういう表現に改めます、こういう評価に改めますと、きのうの夜出たわけですけれども、この失踪の原因、これについても検討し直すということですか。イエスかノーかでお答えください。もう一度検討する余地があると...全文を見る
○山尾委員 ちょっと、質問に答えていただきたいと思います。  失踪の原因の表現について、検討の余地が更にあると考えているのか、ないのかという、ただシンプルな質問です。質問に答えてください。
○山尾委員 この紙はまた広く世の中に出回っていくんですよ、この前の紙がそうだったように。そして、この前の紙に、要するに、技能実習生、より高い賃金を求めて失踪するものが多数、人権侵害行為等、受入れ側の不適切な取扱いによるものも少数存在と。これを、山下大臣も、間違った数字、その大もと...全文を見る
○山尾委員 答えていない。答えさせてください。委員長、答えさせてください。「等」の中に契約賃金以下や最低賃金以下が含まれていないかのように読めるから。含まれていますか、含まれていませんか。
○山尾委員 今の答弁でいうと、そのほかのとありましたので、明確に、含まれていないと答弁しました。  本当に与党の皆さん、これ……
○山尾委員 いえいえ。でも、今、そのほかにと言いましたよね。そのほかにと明らかに言いましたよね。私、ちょっと主張させていただきたいですよ。  低賃金、契約賃金以下や最低賃金以下は受入れ側の不適正な取扱いそのものであるにもかかわらず、なぜそれを1の「より高い賃金を求めて」にくくり...全文を見る
○山尾委員 特定します。今、2は、低賃金以外の理由でチェックが多いものを書かせていただいたというふうに答弁しましたね。  じゃ、それを前提に。  低賃金以外の理由でというのは、低賃金、契約賃金以下、最低賃金以下以外の理由で多いものを書かせていただいたのが2、こういうふうに理解...全文を見る
○山尾委員 山下大臣、今の局長の答弁でよろしいんですか。山下大臣自身の認識として、今、この1、2が議事録に残っております。  今の局長答弁を前提にすると、契約賃金以下だと訴えた人、最低賃金以下だと訴えた人、こういう人たちは、あえて、不満を持って、より高い賃金を求めて失踪する者と...全文を見る
○山尾委員 ちょっと私の質疑時間を浪費されておりますので、時計をとめていただいて、ちょっと局長と大臣と、よくよく協議していただいて、この答弁を確定させていただけませんか。さっき大臣もこのまま答弁しているので。この赤囲いの中のことを言っているんですよ。これが大臣の認識なんだから。 ...全文を見る
○山尾委員 では、局長、答弁変更ですね。
○山尾委員 要するに、全然煮詰まっていないで、こういう大事な評価の書きかえをしているんですよ、山下大臣。それをそのままさっき読み上げているわけですよ、大臣が。やっぱり、これ、本当に問題だと思いますよ、幾ら何でも。  きのう出してきた、今までの認識は間違っていました、こういうふう...全文を見る
○山尾委員 法務大臣、私はそんなつもりで言っていないとか、私はそこまで言っていないとか、でも今、大臣の目の前で局長は、「等」の中に入っていないと言ったじゃないですか。聞いていましたよね。この2の不適正な取扱いの「等」の中に最低賃金、契約賃金は入っていない、それを変更しますと局長は...全文を見る
○山尾委員 最賃割れを訴えている人が、「より高い賃金を求めて」というふうにくくられて、法務省のペーパーになっているわけですね。  皆さんのちょっとお手元にあるかわかりませんけれども、歴代法務大臣が、より高い賃金を求めてという評価をしてまいりました。  そこで伺います。  こ...全文を見る
○山尾委員 なぜそうやって「技能実習意欲が低く」ということと「より高い賃金を求めて失踪」が多くの大臣の答弁でセットで答弁されているのかということを聞いているんですよ。  次のページも見てください。佐々木聖子法務省大臣官房審議官、二ページ目の上の答弁です。  「多数の場合、技能...全文を見る
○山尾委員 山下大臣、この今回私どもが手書きをさせられている聴取票ですけれども、失踪動機のその他の欄、もしごらんになったなら、どのような、人権侵害とか苦しい思いをしているというその他欄があったか、御存じですか。
○山尾委員 結局、質問には冗々という言葉で逃げましたけれども、私は、大臣、本当にこのその他欄、個別のストーリーでどういう叫びがその他欄に書いてあるのかということを、別に、この事件番号の何番の人がこう言っていたとか、誰々という名前の人がこう言っていたとか、そういう必要は全くないので...全文を見る
○山尾委員 じゃ、山下大臣、どうして新しいペーパーでは人権侵害行為等という言葉を落としたんですか。もしかして、落ちたこと知らないんですか。
○山尾委員 全く理解できませんね。人権侵害行為等、要するに、不適正な取扱いの中にも、さらに、やはり人権侵害と呼ばなければならないものもあるという認識を少なくとも前は示していたんでしょう。それをどうして特段の事情なく落とすんですか。  大臣、よろしいですか。ちょっと目と目を合わせ...全文を見る
○山尾委員 もともとあった言葉がなくなるというのは大きな意味を持つことが大いにあるんですよ。それは、特段の事情なくということではないんです。もともとは人権侵害行為に当たるものもあるという認識が示されていて、それがなくなっているわけだから。これもぜひしっかり検討していただきたい。あ...全文を見る
○山尾委員 山下大臣、見ていただければわかるとおり、歴代大臣は、この、より高い賃金を求めてというのを、今局長がいろいろ言ったけれども、今の答弁を読んだら自明じゃないですか。より高い賃金を求めての一部の場合に、そういう非常に悪質な場合も中にはあるなんて言っていないですよ。より高い賃...全文を見る
○山尾委員 大臣、答えてください。大臣しか、変えるとか変えないと言えないでしょう、局長。(山下国務大臣「ペーパーをつくるのは局長ですから」と呼ぶ)
○山尾委員 まだまだ質問の序の口に入ったところであります。  これは、二重に間違った数字を利用して、より高い賃金という、あたかも実習生側に責があるような表現でくるんで、歴代大臣がこの国会で答弁を続けて、誤った認識をばらまいて、旧制度、旧制度と一生懸命言っていましたけれども、新制...全文を見る
○山尾委員 そういう中で、新制度の法案審議にこんな粗雑に入っていくということは全くもって私は大変遺憾でありますし、これから先、大変長い疑問をしっかりぶつけて、まともな答弁をしていただきたいというふうに思っております。  以上です。
11月22日第197回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  本日はありがとうございました。  まずは、指宿参考人にお伺いをしたいと思います。  在留管理政策と共生政策は別物であり両輪であると。そして、この両輪について、やはり法務省単独の一元管理は難しいというか、ふさわしくないのではないか、...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  ちょっと同じテーマで、安冨参考人にもお伺いをしたいんです。  安冨参考人、出入国在留管理庁について言及をされておられました。ちょっとその趣旨を少し伺いたいのは、私、さっきのお話を聞いて、決して安冨参考人が、出入国管理のみならず、いわゆる...全文を見る
○山尾委員 ここを深掘りするのが、ちょっと時間的に難しいかもわかりませんけれども、でも、せっかく専門家というか、いらっしゃるので、もう一点。  今お話を伺うと、私、ちょっと違和感を感じるのは、私は、やはり多文化共生社会という大きな国の枠組みづくりがまずあって、その中の大事な一部...全文を見る
○山尾委員 それでは次に、坂本参考人にお伺いをしたいと思います。  ちょっとこの参考人の持ち方が、実は、おととい提案をされ、そして野党からの皆さんへのお願いは、本当にあしたお願いしますというようなことになってしまって、大変申しわけなく思っております。  そういう中で、私が更に...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  それでは、鳥井参考人にお伺いをしたいと思います。  私、以前、何度か鳥井参考人のいろいろなお話をお伺いしていて、一つ、やはりそうだよなと思ったのは、確かに、違法、悪質な事例というのはたくさんあります、時給が低いとか長時間労働とか。でも、...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  八代参考人、ちょっとお聞きできなくて申しわけありませんでした。レロンソン参考人も、こうやって来ていただいて、大変敬意を払っております。  本当に貴重な御意見をいただきました。一回目の参考人質疑であります。来週から皆さんの貴重な意見をしっ...全文を見る
11月26日第197回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○山尾委員 きょう、予算委員会の集中審議、総理に私も質疑をしましたけれども、明らかになったのは、この外国人受入れ制度の拡大、中身が何も決まっていないということです。  技能実習制度の未来も決まっていない。上限は決めない。受け入れる人数は決まっていない。永住資格を持つかどうかも決...全文を見る
○山尾委員 質問に答えていただきたいんです。再々検討する余地はあるんですか、ないんですか。
○山尾委員 再々検討するということでございました。  政務官に伺います。いつまでに検討を終わらせるんですか。
○山尾委員 これから検討するという中で、今の理事会ではあしたの採決が提案をされております。どういう状況なんですかね。  政務官に伺います。政務官のプロジェクトチームでは、平成三十年の技能実習生の失踪原因についても、これはどういった形で状況把握すべきかということは当然調査をされる...全文を見る
○山尾委員 大臣に伺います。平成三十年、変更後の技能実習制度、新技能実習制度の失踪原因についても状況把握のやり方に問題が継続しており、それについて今、これから、政務官のもとのプロジェクトチームでもう一度どういうふうに状況を把握したらいいかこれから考える、こういうことでございました...全文を見る
○山尾委員 私と山下大臣が違うのは、前回の技能実習制度、衆知を結集したと言いますけれども、その衆知の前提となっている数字や評価に誤りがあったということであります。そして、その数値や評価、これを立法府の一員として見逃してきたことに私は恥じています。そこは山下大臣と違うかもしれません...全文を見る
○山尾委員 結局、適正な措置をとると言って、やるべきことをやらないということが続いているわけですね。  ここで改めて申し上げますけれども、刑事訴追のおそれがあると言いながら、どうして、じゃ、閲覧を認め続けているんですか。刑事訴追のおそれがある書類なら、さっきも何かこっちからやじ...全文を見る
○山尾委員 当然局長が登録されていると思っていたという法務大臣の認識は、私には理解できません。  そして、今の質問は前にもこの法務委員会の中で顕出されている質問でありますし、今すぐきっちりした正確な数値とは言いませんけれども、今、約三千件というようなお話もございました。  こ...全文を見る
○山尾委員 次に、単純労働についてお伺いをしたいんですね。  これ、きょうの予算委員会の集中審議で、法務省が、例えば単純労働とは土を右から左に動かすだけの仕事です、これは法務大臣が撤回されました。もう一つあったんです。ティッシュ配り。ティッシュ配りは、今回、外国人に拡大しない単...全文を見る
○山尾委員 質問に答えていただきたいんです。ただ法務省はティッシュ配りがそういう例に当たりますとおっしゃったので、それは撤回されるんですか、維持するんですか。
○山尾委員 例に出したティッシュ配りは単純労働であります、これは維持されるんですか、撤回するんですか。
○山尾委員 私がこのティッシュ配りを単純労働だと言ったわけじゃないんですよ。あなたの部下であります法務省の方が、ティッシュ配りという例を御自身で出されたんですよ。それは法務大臣の見解とは違うということですので、これは維持しない、法務大臣として撤回するというふうに受け取ります。 ...全文を見る
○山尾委員 つまり、生産性の向上で吸収できない、人でしかやれない単純労働は国内人材でやる、こういう答弁なんですね。単純労働の例示もできないで、でも特段の技能や技術を要しない仕事は外国人には拡大しません、日本人にやっていただきますと。この外国人材受入れ拡大の哲学というのは何なのかと...全文を見る
○山尾委員 全く今のは詭弁なんですね。考えを聞いているんじゃなくて、その大事なこと、これは技能実習制度を主な供給源として特定技能一号がスタートをし、一号を前提として二号になり、そして二号の方がガイドラインの就労資格に該当すれば、これは、永住資格を求めていく、そういう者となり得るわ...全文を見る
○山尾委員 これで終わりにします。  超えないというメカニズムをこの中で理解した方はいらっしゃるんでしょうか、超えないというメカニズム。  結局、本当に、上限、人数、永住、単純労働とは何か、大事なことを何も決めないままに、外国人という、人間を生活者としてこの国に受け入れていく...全文を見る
11月26日第197回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  私は、外国人受入れ制度の拡大について、主に総理大臣にお尋ねをしたいと思います。  委員長にお願いいたします。  これから私がお伺いすることは、外国人受入れについての本質的な問題、国民がやはり非常に気にしているテーマ、このことについ...全文を見る
○山尾委員 つまり、今、この新制度が国会で審議されているにもかかわらず、少なくともこの二号について、新しい技能実習生が一号を得て、その後二号を経て、その後永住資格を経ていくという、こういう新しいルート、これが開かれる、そういう制度なのか否かということは、今、法務省において検討中で...全文を見る
○山尾委員 結局、新制度が新しい永住許可のルートを開くものかどうか、こういう本質すら、いまだ安倍政権は決めていない。そして、決めるのは、法案が通って世間の注目度が下がってから法務省に丸投げする。そういうことが私ははっきりしたと思います。  なぜ、この難しい決断について総理自身が...全文を見る
○山尾委員 それでは、基本的に安倍政権が想定しないとしても、受入れ数を超える申請がなされた場合の対応はどうなさると決めているんですか。
○山尾委員 つまり、これは、法制度としての上限ではないということを法務大臣がおっしゃったわけです。受入れ枠を超える申請があったときには、法務大臣が決める、法務省の采配だ、法制度としてキャップをはめるわけではない、そういう答弁なんですね。  改めて総理にお伺いをいたします。これは...全文を見る
○山尾委員 つまり、法律上の制度としての上限規制はつけないということを繰り返しおっしゃっているんですね。法務大臣の広い裁量の中でうまくやりますから任せてください、そういうことをおっしゃっているわけです。  引き続き、総理に伺います。  総理自身の議事録、もう一度ごらんください...全文を見る
○山尾委員 よく議事録を皆さんも読んでいただいたらいいと思います。  総理自身が、まずはこの議事録の前半のパラグラフで、今もう既に、この答弁の当時は、これからお示しすると言い、そして、今示された業種別の見込み数について、これを受入れ数の上限として運用すると、はっきり議事録に残っ...全文を見る
○山尾委員 私、総理の言っていること、半分わかるんです。これが具体的に特段の技能や技術を要しない仕事だと特定することは、その仕事に従事している方の尊厳を壊すことになるんじゃないか、そういうことをもし言っていらっしゃるなら、私もそれを懸念しております。だから私、この質問をしているん...全文を見る
○山尾委員 では、法務省の例示は撤回するということでありました。  総理に伺います。  こういった、今回外国人には拡大をしない、特段の技能、技術、知識又は経験を必要としない労働は、この日本社会で誰が担うことになるんですか。
○山尾委員 つまり、諸悪の根源は、単純労働なんて割り切れる仕事はないんだけれども、単純労働は入れないからそんなに拡大しません、こういうふうに言いたいがために、例示をやはりこういう場で一つも挙げられないような幻の単純労働なるカテゴリーを無理につくるから、こういう苦しい答弁になるんじ...全文を見る
○山尾委員 つまり、具体的な、じゃ、総理に伺います。この定義は、ほかにこういう定義をとっている組織や学説があるんですか、ないんですか。
○山尾委員 結局、これは日本政府、安倍政権独特の定義であって、準拠するような定義や学説や組織はないということがはっきりいたしました。  なぜこういう質問をしたかというと、国際社会のスタンダードから見たら移民に該当する政策を、ほかに類を見ない独特の定義づけをして移民ではないと言う...全文を見る
11月27日第197回国会 衆議院 本会議 第9号
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○山尾志桜里君 立憲民主党の山尾志桜里です。  外国人労働者受入れ拡大を内容とする入管法改正案に対し、立憲民主党・市民クラブを代表して、反対の討論をいたします。(拍手)  国家の覚悟が問われる法案が、国会に提出されてみたら何も決まっていなかった。中身が決まっていない法案が通っ...全文を見る
○山尾志桜里君(続) 類型的な困難を抱えています。単純労働は外国人には拡大しないとか、移民政策はとらないとか、その場しのぎの曖昧な概念で線引きし、適切な待遇を受けていない日本人労働者と外国人労働者との間に分断と排除の種を埋め込まないでいただきたいと思います。  国家の決定は人間...全文を見る
11月30日第197回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○山尾委員 おはようございます。立憲民主党の山尾志桜里です。  私は、皇室制度の問題、これは三権分立とあわせて権力と権威の分立をもたらすものであり、日本社会の安定と安寧のために手放しがたい重要性を持つものだと思っています。しかも、歴史が育むものですから、一度途絶えたらつくり直す...全文を見る
○山尾委員 将来の先例となり得るものと改めて政府の認識を確認いただきました。  あわせて、これは指摘にとどめます。この皇室典範附則三条の法解釈ですけれども、この三条は、「法律の特例として天皇の退位について定める天皇の退位等に関する皇室典範特例法は、この法律と一体を成すものである...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございました。  次に、この本則なんですけれども、私たち、この法案のことを祝日法、祝日法というふうに縮めて呼ぶことがあるんですけれども、本則は、祝日とするではなく、「休日とする。」というふうに書かれているのはなぜなのでしょうか。  つまり、立法趣旨を見る...全文を見る
○山尾委員 毎年その日が祝日となる国民の祝日に関する法律に規定されている祝日とは異なる、今回の一度限りの休日であり、祝日であるという違いをお話しいただきました。  そこで、この附則を見ますと、祝日法の三条三項だけではなくて、三条二項も適用があるものとするというふうになっているん...全文を見る
○山尾委員 万が一、日にちが変わっても、慌てずに、成立するであろうこの法律の中できちっと対応できるようにしてあるということでした。  とすると、もし今後、今回の退位に基づく皇位継承が先例となっていき、次回以降、退位に基づく皇位継承が再びなされたとして、今回同様に、即位の日と即位...全文を見る
○山尾委員 そうだと思います。  変えなきゃいけなくなる部分というのは、もちろん今回はこのたびの皇位継承を基礎づける個別の特例法を書き込んでいますので、仮に、さきに申し上げたような、先例となっていって次回はということになったときは、そのときも典範改正ではなく仮に特例法での措置に...全文を見る
○山尾委員 もちろん、このように重要な日取りが一旦決まって、社会にそれなりに受けとめられている以上は、その日程に向けて滞りなくさまざまなことが進むように、私たちも喜びとともに協力をしたいと思っています。  ただ、ちょっと二つ、これからに向けての指摘というか懸念をとどめたいという...全文を見る
○山尾委員 それでは、前回、つまり平成における斎田点定の儀、あるいは昭和、大正、明治、もしわかるところがあったら教えていただけますか。斎田点定の儀の日取りですね。
○山尾委員 事務方の方に手持ちの資料がないものを、ちょっと私の認識で話していいか、少しちゅうちょはありますけれども、恐らく、昭和のときには二月五日、大正のときは二月五日、そして明治のときは五月五日というふうに、私自身が調べたところでは聞いております。  この点、明治は、京都から...全文を見る
○山尾委員 ちょっと、質問をもう一度言います。  まずは、日にちを正確なものに訂正いただいて、ありがとうございました。  ただ、いずれにしても、平成、昭和、大正と二月に行われているということでありましたが、御質問は、今回、斎田の候補として、ある田植が終わっているというような地...全文を見る
○山尾委員 一部の地域を選定から外すというようなことは、国民統合象徴、そういう観点からしても望ましくないと私も思いますので、今の答弁のようになるというふうに私も思います。  ただ、今、田植の時期とは関係ないんだというふうにおっしゃいましたけれども、他方で、やはり田植が終わってい...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。  少しこれに関連して、例えばこの即位の祝日の話が、むしろ十連休大丈夫だろうかというような話にちょっと置きかえられるのが、余り私は好ましくないなというふうに思ってはいるんですけれども、ただ一方で、例えば、お伺いをします。担当の事務方で結構ですけ...全文を見る
○山尾委員 それでは、銀行なんかの金融体制はどうですか。
○山尾委員 それでは、三点目として、保育など、ちょっと懸念の声が上がっていますね。いかがですか。
○山尾委員 今、医療、保育、そして金融と聞きましたけれども、やはり、この日に決まったというときの市井の人々の声の中には、お祝い事そのものとあわせて、でも、ちょっと十連休って結構いろいろ生活のやりくりが大変だよねと。割とそういう暮らしに密着した声というのは、やはりどうしても出てきて...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。  六方ということで、この儀式に供奉する皇族は皇位継承資格を持つ男性皇族で成年に達した方とする運用がなされているわけで、前回でいえば、皇位継承資格を持つ男性で成年に達した方が六方、当時はいらしたということになります。  今回なんですけれども、...全文を見る
○山尾委員 とすると、今回供奉される皇族方と人数はどのようになるんでしょうか。
○山尾委員 そうなんです。お二方ということになります。  ここで私が御指摘申し上げたいのは、まず一点は、皇位継承資格を持つ男性皇族で成年に達した方が供奉されるという運用の中で、前回は六方いらしたものが今回はお二方になっているということなんです。もう先送りにできないほど、やはり皇...全文を見る
○山尾委員 皇位継承に関する儀式であって、今の制度のもと、皇位継承は男子に限るということが一つの理由にあるということをおっしゃっていただいたのかもわかりませんが、この扱いは、もう一つ、旧皇室典範における旧登極令も一つの指標になっているというふうに思います。  旧皇室典範では、皇...全文を見る
○山尾委員 今回の考え方をお述べいただきましたので、これからの考え方に今申し上げたようなこともとどめていただければというふうに思います。  それでは、ここから先は官房長官に答弁をいただきたいんですけれども、安定的な皇位継承について、今申し上げたように、かなり皇位継承の先細りが顕...全文を見る
○山尾委員 確認ができました。ありがとうございます。  そこで、今なされている検討と、施行後速やかになされる本格的検討というのは、どういうふうにフェーズが変わるのかということを率直に官房長官にお伺いをしたいと思います。  ことしの二月六日、予算委員会の官房長官の答弁を見ると、...全文を見る
○山尾委員 私は、こうやって繰り返し重ねて、速やかな検討を確認を続けているのは、やはり描いていただきたいのが十年後、二十年後の皇室の姿なんですね。  これは事務方にお伺いをいたします。  現在の皇室の構成を前提に、十年後、二〇二八年末の皇室の姿なんですけれども、前提として、現...全文を見る
○山尾委員 つまり、十年後には、悠仁親王殿下二十二歳、そのほかの四方が全員六十代になられるわけです。  この時点で、皇位継承はもとより、今と比べると、やはり皇室の御活動の幅をどれだけ本当に維持できるのかということが、今と比してかなりもう厳しい状況になっているという姿が見えるわけ...全文を見る
○山尾委員 そうなんですよね。七十歳以下の方は、悠仁親王殿下三十二歳、お一人になるわけです、二〇三八年。こうやって皇室全体の高齢化は進むわけです。  そういう客観的な状況と、内親王、女王方の御結婚、今の制度のままでは女性皇族の結婚は皇室離脱を意味すること、これらのことを具体的に...全文を見る
○山尾委員 その上で、私は、安定的な皇位継承を制度として確保するという課題もまた、やはり、内閣で単独に検討を先行するよりも、全国民の代表たる国会における検討が先行あるいは並行して行われることがふさわしいのではないかと考えています。その考えを持ちながら、我が党でも、立憲民主でも、今...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。重要な答弁をいただいたと思います。  最後に、この検討、幾つかの案というふうに言われるわけですけれども、私自身は、当事者の意思、そして天皇、皇室の方々の御意向、そして国民統合の象徴として国民が自然に受けとめることができる選択肢、さまざまな提案を...全文を見る