山尾志桜里
やまおしおり
小選挙区(愛知県第七区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月23日 | 第197回国会 衆議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 早速ですけれども、ちょっと順番を入れかえて、先にTカードの問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。 皆さんお手元の資料で、右下に番号を振っています、資料十の一、要するに、Tカードの運営主体でありますCCCが出した...全文を見る |
○山尾委員 そうすると、当然、要請したときというのは、このCCCが令状なしでは出しませんよという方針を持っていた、その認識は警察庁にはあったわけですね。 | ||
○山尾委員 令状なしには顧客の情報は渡さない、大事なユーザーの情報を必要とするなら令状をお持ちください、そうすれば出しますというのは、一つの良識ある方針だったと思うんですけれども、こうした方針を打ち出している業者に対して、警察庁はどういった法的権限に基づいて要請をされたんですか。 | ||
○山尾委員 このポイントカードというのは、すごく個人情報、プライバシーの権利としてのリスクが高い、二つの特徴を持っていると思うんですね。それをどのように検討され、あるいは考量されてこうした要請をされたのかなということを大変疑問に思うわけです。 皆さんのお手元に、資料十一という...全文を見る | ||
○山尾委員 今の御答弁だと、やはり、提供を求める情報のリスクの高さとかあるいは情報網の広さとか、そういったものをこういうふうに検討しましたという足跡というのは全く見当たらないですし、多分されていないんだというふうに思うんですね。要するに、民間が任意で、いいと言ってくれればそれは使...全文を見る | ||
○山尾委員 個別の民間事業者に対して、例えば、皆さんのお手元のこの新聞記事ですけれども、これは左上の表が正確であれば、Tカードのみならず、四大ポイントカードと言われるdポイントカード、楽天ポイントカード、Pontaカード、これも基本的には令状がなくても照会書で出すという回答をされ...全文を見る | ||
○山尾委員 委員長、ちょっと、質問に答えていませんので、とめていただいていいですか。 | ||
○山尾委員 質問に答えていません。 ちょっと、二度目ですから、とめてください。 | ||
○山尾委員 つまり、把握していないということですか。かなり細かく質問通告はしたので、でも、まだ調べが終わっていないというふうな理解でよろしいですか。 | ||
○山尾委員 事実関係は確認して答弁いただけると理解してよろしいですか。 | ||
○山尾委員 答えない理由はないと思いますので。個別の事業者には答えられないと言っていましたけれども、個別の事業者を何ら特定して質問していませんし、ポイントカード事業者はたくさんありますからね。別に四大カードだけに限りませんので。しっかりと早く調査をして、それほどの時間がかかること...全文を見る | ||
○山尾委員 御懸念を全く踏まえた答弁になっていないので。 聞きましたよね、どういうふうな検討をされて、そうやって要請をかけたりかけなかったりしているんですかと。でも、全く中身の答弁がないので、踏まえていないだろうなと思うしかないわけですよね。 もう一つ、Tカードのプライバ...全文を見る | ||
○山尾委員 報告を求めたけれども、ないと把握しているということですか、それとも把握していないということですか、事実の有無について。 | ||
○山尾委員 今回、資料に入れていませんけれども、図書館がやはりそういう要請を受けて照会書で貸出履歴を開示してしまったということは、過去の新聞記事にもなっているんですね。どうやらそういう事実はあるようなんです。 ただ、一方で、皆さんのお手元の資料十二の一という、日本図書館協会が...全文を見る | ||
○山尾委員 もう一度よく検討を、これからしてみてください、ぜひと思いますね。 きょうは、国会図書館に来ていただきました。 国会図書館に伺います。 ユーザーの利用図書履歴の捜査機関への情報提供について、国会図書館はいかなる方針を持っていらっしゃいますか。 | ||
○山尾委員 私は、図書館のあるべき一つの方針だというふうに思います。 この点で、ちょっと改めて申し上げたいんですけれども、これから先、今の方針をいただきましたけれども、国立に限らず、あるいは公共機関に限らず、民間の業者さんも、やはり真摯に検討して方針を決定する。要するに、警察...全文を見る | ||
○山尾委員 時間の配分のバランスをどうするかというのもあるので、私も、答えていないとちょっと残念でありますけれども。 もう一点、ちょっと聞きたいと思います。 何でこうやって、じゃ、要請は控えますと言わないのかということを考えると、これは、私は、一つは、やはりそうやって任意...全文を見る | ||
○山尾委員 それでは、今回のTカード情報というのは特定の犯罪捜査目的で入手をしているわけですけれども、これを別の犯罪捜査に利用すること自体は法律上可能だと考えていらっしゃいますか。 | ||
○山尾委員 それでは、こうやって得た後のポイントカード情報を一つに統合して、あるいはセグメントに分類して、地域とか性別とかですね、これを、例えば犯罪傾向予測のためのプロファイルに利用する。場合によっては匿名加工しても結構です、そういう前提でそれをやること自体は、法律上可能ですか、...全文を見る | ||
○山尾委員 では、その捜査の収集した証拠というのを、もう一回聞きたいんですけれども、それこそ、匿名加工してデータとして統合して、セグメントに分類して、プロファイルのデータとして利用していくということは、法律上違法なんですか、合法なんですか。あるいは、もう一回聞きますけれども、そう...全文を見る | ||
○山尾委員 やっている、やっていないについてはどうですか。 | ||
○山尾委員 具体の事例については承知していないというのがちょっと意味がわからないんですけれども、私は、何か具体的なことを言っているのではなくて、そういった特定の犯罪捜査のために入手したデータを匿名加工等するなどして、プロファイルのためにデータを蓄積していくとか利用していくとか、そ...全文を見る | ||
○山尾委員 今のところ、ちょっと、やっているかやっていないかわからない、あるいは、そういうことは反省、教訓として蓄積することはあるというふうに伺ったわけですね。否定されないし、刑訴法上違法だとは考えていないということなんですよね。要するに、特定の犯罪目的で集めたデータを加工してプ...全文を見る | ||
○山尾委員 その捜査のために、以前の犯罪捜査で手元にある、カード会社から提供されたデータを使うことはあり得るということですね。 | ||
○山尾委員 質問に答えていただきたいと思います。 | ||
○山尾委員 特定の犯罪の捜査目的で、Tカード情報等、カードからの個人の情報の提供を受けるわけですよね、警察が。それを一定蓄積するということはあり得るし、別の犯罪捜査にも使うことは可能だという答弁がありましたので、だとすると、では、また別の犯罪が起きたときに、こういう人物像だと浮か...全文を見る | ||
○山尾委員 やっているし、やれるということなんですけれども。 私、きょう本当は外国人の話もしっかりやろうと思って、済みません、副大臣、政務官もお招きをしていたんですけれども、ちょっと大事なことなものですから、大変申しわけなく思っております。 つまり、きょう明らかになったの...全文を見る | ||
02月20日 | 第198回国会 衆議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょう、私は、今の政府は、行政の情報は隠すことが多いように思いますけれども、国民の個人情報を吸い上げることには随分と貪欲ですね、貪欲に過ぎるんじゃありませんかというお話をしたいと思います。 それは二つあって、一つは、自衛官募集のた...全文を見る |
○山尾委員 私どもの部会でも、あるいはきのうのレクチャーでも、しっかり、これは要請はやりましたというお答えをいただいていますけれども、もう一度答弁をお願いします。 | ||
○山尾委員 最初の答弁は何だったんでしょうかということですけれども、次に行きます。 私、答えられないことを無理に答えさせようとしていませんので、ちゃんとやりとりした上で、効率よく時間を使おうと思って問いを組み立てていますので、よろしくお願いします。 では、TSUTAYA以...全文を見る | ||
○山尾委員 TSUTAYA以外に二社という理解でよろしいのかと思います。もし違ったら、後で言ってください。多分、私はそう聞いています、TSUTAYA以外で二社要請をしたことがありますと。 では、その要請したTSUTAYA以外の他の二社は、この要請を受け入れましたか、それとも、...全文を見る | ||
○山尾委員 そうなんですね。だから、TSUTAYAさんは、警察の要請で一旦令状なし提供を受け入れたけれども、今は令状必要というふうに戻した。要請を受けたほかの二社も、これは要請をそのままうのみにせずに、原則対応を続けている。 警察というのは、大手のこういう業者さんに、要するに...全文を見る | ||
○山尾委員 九割方、質問と関係ない長ぜりふをやって、あとの一割でちょろっと関連するようなことを言うのはやめてください。時間がもったいない。でも、その最後のちょろっとの一割も違うんですよ。 私が言っているのは、もうこれから会社それぞれが、みずからのプライバシーポリシーを顧客にき...全文を見る | ||
○山尾委員 なお答えないんですね。当然のことを今おっしゃっただけですね。任意で応じていただけないときは令状でやりますと。だからそんな、任意でやってくれと。要請を控えてくれと言っているんだけれども、この答えはしないということなんですよね。 必ずしも令状を必要とはしないけれども、...全文を見る | ||
○山尾委員 尊重してほしいということなんですね。 これは、私の手元の資料でお伝えすると、LINEは、二〇一七年の七月から十二月、この前の半年ですね、これも令状なし開示はゼロです。その更に半年前、二〇一七年の一月から六月は令状なし開示が一件です。かなり令状なしの開示に抑制的に見...全文を見る | ||
○山尾委員 今おっしゃっていただいたように、やはり通信の秘密というのは憲法上も大変重要な保護対象であるから、この通信の内容に関する事項については令状なくては提供しないでくださいよ、こういうガイドラインを総務大臣が示しているということです。 だから、いろいろな業者の対応があるん...全文を見る | ||
○山尾委員 スマホゲームというとポケモンGOとかを思い浮かべるんですけれども、みんな、新しい卵とかポケモンとかをゲットしたくて、歩数を稼ぐために、スマホを持って歩き回ったりするわけですよね。あるいは、もちろん、ふだんの生活でも、歩数とか移動がカウントされるように位置情報をオンにし...全文を見る | ||
○山尾委員 総務省の認識はそうなんですね。 電気通信事業者には総務省の認識としては当たらないということを前提に考えていくと、仮に当たらないとしても、そもそも、さっき言ったように、通信の秘密というのは、やはり憲法上、その秘密を持っている主体の権利としてとても重要な秘密だから、こ...全文を見る | ||
○山尾委員 全く理解できません。きちっとそういう個人情報を適切に保護するためにガイドラインを出している所管の大臣が、まさに利益状況が同じことが今生まれているのにそれを放置しておくという立場に立たれるのは、私は全く納得がいきません。 国家公安委員長に伺います。 事実関係です...全文を見る | ||
○山尾委員 委員長に伺います。 では、そういう事実があったかどうかをあなたは知っていますか。 | ||
○山尾委員 立場は聞いていません。知っているか、知っていないか、それを答える立場にあるのは委員長一人なので。ほかに答える人がいないので。どうぞ。 | ||
○山尾委員 そういう事実があるかないかについて報告は受けたけれども、その結果については言わない、こういう趣旨ですか。うなずいていますね。そういう趣旨なんですね。 法務大臣、法務大臣はいかがですか。今のことについて、あったかどうか、それを御存じですか。知っていたら教えてください...全文を見る | ||
○山尾委員 法務大臣も言わないということでありました。 この問題は、もう新聞報道されているんですね。それこそ、この道五十年で、ずっと一人で、単独ですりをやっていますみたいな高齢の単独の犯罪者ならともかく、犯罪をしている人たちは知っていますよ、この報道は。もうあるものと思って対...全文を見る | ||
○山尾委員 結局、捜査としてやっている可能性を否定していないのに、それが合法かどうかも答弁しないというのは、私はやはり、法務大臣とか国家公安委員長の立場、あるいはこういう予算委員会での答弁の姿勢として納得が得られないし、私も納得、理解ができないんですね。 この点は、もう一点、...全文を見る | ||
○山尾委員 はい、時間ですね。 外部からの監督が十分に機能している、プライバシー意識の高まりで企業は余り照会に応じない、こういうふうに日本政府がEUに説明をしているけれども、政府関係者の弁として、その場しのぎの言いわけだったと批判されても仕方がない、十分性認定が更新される二年...全文を見る | ||
○山尾委員 というふうになりますので、しっかりと対応していただきたいというふうに思います。 以上です。 | ||
03月06日 | 第198回国会 衆議院 内閣委員会 第3号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、企業主導型保育のこと、そして令状なしの個人情報提供と、二点質問させていただきたいと思います。 まずは、保育について。 質問に入る前に、宮腰大臣、今、役所がうその数字を言うわけないと言いましたけれども、その認識は改めて...全文を見る |
○山尾委員 本当は質問に答えていませんと言って座りたいところですけれども、最初の質問ですので、もう一回お伺いをいたします。 待機児童対策の貢献ということが、「3 今後の方向性 (1)基本的考え方 事業の意義」の中で、なぜかこの点だけ記載がないのは、意図的に抜かしたのですか。そ...全文を見る | ||
○山尾委員 意図的に抜いていないのであれば、ここにきちっと書き込んでいただいた方がいいと思いますが、いかがですか。 | ||
○山尾委員 この骨子案は、前回示していただいて、私が聞いているところによると、それぞれの民間の委員の方がこの骨子案をもとに次の開催までにもさまざまな意見を御自身で考えられる大事な素材でありますので、これは事務局にお願いしたいですけれども、この括弧の中に「待機児童対策へ貢献」という...全文を見る | ||
○山尾委員 なので、今のこの骨子案には、きちっと、今後の方向性としても、意義に待機児童対策が入っているんだ、そういうふうに受けとめましたけれども、それでよろしいですか。 | ||
○山尾委員 私から二点だけ追加して申し上げると、まず、なぜ今これにこだわったかといいますと、私が仄聞するところでありますと、例えば、それこそ経団連を含めたお金を出している事業者団体が、これは我々のお金でやっているのだから、社会における広い待機児童の解決というよりも、お金を出してい...全文を見る | ||
○山尾委員 まず、いいところから。 今、実際に三年経過をして存在している企業主導型保育所が、できるだけ認可のレベルに合った基準にきちっと行ってもらいたい、そこまで達してもらいたいということは、私はそれはいいことだと思います。保育士比率も含めて、しっかり過渡的にやってもらいたい...全文を見る | ||
○山尾委員 これ以上何か非難をするつもりはありません。 多少正確性を欠いても、きちっと議事録に残るにもかかわらず、大臣がそのときの自分の思いをやはりぶつけていくということ自体、私は悪いことではないと思うし、少なくとも今大臣が、この五年の間に企業内保育所もやはり認可の基準まで達...全文を見る | ||
○山尾委員 私もそう聞いております。 ちょっと評価の認識が違うのは、指導監査業務の一部を民間に委託したのではなくて、指導監査業務の大部を民間に委託したんだと思います。だけれども、一部は確かに児童育成協会みずからがやっております。 その児童育成協会みずからが指導監査した対象...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっと質問と回答がかみ合っていないんですけれども。 パソナフォスターというパソナの関連会社が経営している企業主導型保育所は三月三十日時点で十二件であるということなんですよね。それはそう聞いているんですよ。 じゃ、ちょっと進めますね。私が聞きたいのは、だから、...全文を見る | ||
○山尾委員 そういう利益相反とか中立性が疑われるところに指導監査をさせてはいけないから、指導監査の公募要領には「保育事業を行っていない者であること」という要件をつけたわけですよね。その要件をつけて、でも、実質保育事業を行っている業者を選んで、実質そこがやっているところはそこにやら...全文を見る | ||
○山尾委員 私は、委託を受けた民間業者を非難するつもりはないんです。ただ、やはり、こういった要件設定と、そういった要件設定でありながらそれを選んだ、この場合でいうと児童育成協会の判断、そしてそういう児童育成協会を実施主体として選んできた政府の判断、むしろそこに問題があるんじゃない...全文を見る | ||
○山尾委員 児童育成協会への委託は、いつで終わるんですか。 | ||
○山尾委員 つまり、三月三十一までは児童育成協会だけれども、その後はどうするか決まっていないということですか。 | ||
○山尾委員 三月三十一日以降、実施主体がないという状況が生まれるんですけれども、大臣はどうされるおつもりですか。 | ||
○山尾委員 空白期間がないようにするために三月三十一日以降どうするのかということが、じゃ、まだ決まっていないというふうに伺えばいいんですか。 | ||
○山尾委員 つまり、だから、三月三十一日なので、もう今月の末なので、空白期間ができることは自明の理なので、空白期間をどうするかということはもう決まっていないとまずいと思うんですけれども、決まっていないのか、実は決まっているのかということを教えていただきたいんです。直轄でやるのか、...全文を見る | ||
○山尾委員 ということは、今、現時点では決まっていない、第四回の検討委員会等を待って決めるということなんですけれども。 ちょっときょうは優し過ぎたかなと思っているんですけれども、やはり大変無責任な状態なんですよ、幾ら何でも。三月三十一日で実施主体も切れる、監査指導体制も切れる...全文を見る | ||
○山尾委員 まず、最初に言っていただいたものが、このEUに出した文書の注釈にも出ているんです。私、見てびっくりしたんですよ。今委員長がおっしゃったことなんですけれども、この根拠は、警察庁が示した通達、一九九九年十二月七日だと。 何年前ですか。二十年前の警察庁の内部の通達文書に...全文を見る | ||
○山尾委員 まず、変化がないという根拠がないし、これだけ情報化社会ですごいスピードで進んでいるから対応しなきゃと政府皆さんで言っているじゃないですか。変化はありますし、それがどういう変化があったのかと何の分析もなく、ちょっとまずいというふうに思いますし、もう一つ言っていただいた、...全文を見る | ||
03月08日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 五十九分の時間を、二つのテーマ、一つがGDPRの問題、もう一つが、私、ちょっと来週の恐らく政省令の質疑でどこまで時間がとれるかわからないので、時間がある限り政省令の方も少し触れていきたいと思っておりますが、まずは前半の方でしっかり議論...全文を見る |
○山尾委員 二十年前の内部文書と十年前の内部アンケートが根拠であります。二十年前、ビッグデータはあったんでしょうか。十年前と今、随分違うんじゃないですか。ちょっと信じがたい根拠だというふうに思います。 中身に入っていきます。 これは皆さんのお手元につけました資料の十四です...全文を見る | ||
○山尾委員 そもそも、これに根拠があるのかどうかという前に、二十年前の警察内部の、警察が自分の感じ方として書いたものを、二十年後にEUに出す文書でほかに何の根拠もなく載っける。十年前の文書のこと、やりますけれども、まず、これは根拠じゃないんじゃないですか。根拠にならないでしょう、...全文を見る | ||
○山尾委員 大きな変化がないということの根拠を示してください。 | ||
○山尾委員 存在するかしないかを聞いているんじゃない。変化があるかどうかの根拠を示してください。 | ||
○山尾委員 ということは、より慎重になったわけでもなく、より積極になったわけでもなく、変化がないということを言っているんですか。 | ||
○山尾委員 「慎重になされる傾向が顕著となっている。」というふうに書いてあるので、この根拠を出してくださいと言っているんです。 | ||
○山尾委員 これは法務大臣の署名文書ですよね。これは二十年前の何のファクトの裏づけもない警察の内部文書で、それを根拠にして、照会への回答はより慎重になされる傾向が顕著となっているという文書をEUに出したままでいいんですか。 ちょっと率直な感想をまずお聞かせいただけますか。 | ||
○山尾委員 要するに、EUにもこれは二十年前が根拠ですと出した上で十分性が受けられているんだからいいだろう、こういう答弁だとしたら、それはそういうことではないと思うんですよ。 もう一つ、二十年前はあんまりだということで、ここに書いてない十年前のアンケートというのも出てきたんで...全文を見る | ||
○山尾委員 あんまりいいかげんなことを言わないでくださいよ。過去の経験と比較して、だったら、困難であると感じるようになりましたか、困難になりましたかと。これは別に傾向を聞くアンケートじゃないじゃないですか。この時点でどうですかという現場の感覚を聞くやつで、それを、こういうアンケー...全文を見る | ||
○山尾委員 その上で、もう一回法務大臣にお伺いしますけれども、二十年前の警察内部の何のファクトの裏づけもない書面をもって、そして、突然、EUのこの文書には書いていないけれども、二十年前じゃあんまりだと、多分、私が指摘したのでつけ加わったのかもしれませんけれども、突然十年前のアンケ...全文を見る | ||
○山尾委員 私も、別に自分の勝手な和訳を言っているんじゃなくて、内閣府の和訳をもとにやっているんですよ。 しかも、現状の認識を書いているというのは一緒でしょう。その現状の認識を書いているのに、出てくる根拠は二十年前と十年前だけで、あとは現場の感覚だと言われても、おかしいでしょ...全文を見る | ||
○山尾委員 法務大臣、こうやって、いや、根拠はないけれども、でも、事業主は照会にはなかなか応じてくれないからもうプライバシーは保護されているんですよと言っておきながら、一方で、国内では照会で応じろよと警察が事業者に言うというのは、これはおかしくないですか。もし根拠がなくても、そう...全文を見る | ||
○山尾委員 回答してもらわなければよかった、時間の無駄だったと思います。 全く、問題意識、わかって回答しているのか、わからないふりなのか、わかりませんけれども、法の枠組みを説明したものだというんだったら、根拠なく、こういうふうに運用されているから大丈夫だという運用とか実務を書...全文を見る | ||
○山尾委員 では、まずそこをちょっとはっきりさせた上で、きょうは國重政務官に来ていただきましたので、少しこのことを確認していきたいと思います。 予算委員会での質疑でちょっと私も認識不足のところがあったものだから、ちょっと丁寧にやりたいと思います。 まず、このスマホゲームの...全文を見る | ||
○山尾委員 スマホゲーム事業者といっても、更に数年たてば、またさまざまな形態で、もしかしたら事業者そのものに当たるような、届出や登録を必要とするような形態というのも出てくる可能性も、今うなずいていただいていますけれども、十分ありながら、それでも、ちょっと一個ずつ、条文を考えていく...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 皆さんのお手元で、最後の資料十八ですけれども、ここの黄色いラインにも、今、國重政務官が明確に言ってくださったことが書いてあります。 それではということで、これまた、位置情報といってもいろいろな位置情報があるわけで、本当に丁寧にやらなけれ...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 順番にそういうふうに考えていくと、先ほどから話をしている、スマホゲーム事業者がその位置情報を令状なしの照会を受けたときに提供してしまう、令状なしで提供することについては、通信の秘密あるいは通信の秘密に準ずるものとして、ガイドライン違反になる...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。私よりもやはり明確に整理されて、わかりやすい答弁をいただきました。 とすると、今の話の延長線で、提供してしまったという場合、やはり難しいですよね、すごく判断が。でも提供してしまったという場合は、事業者側にはどんなペナルティーがあり得るんでしょ...全文を見る | ||
○山尾委員 罰則もお願いします。内容ですね、懲役と罰金があると思います。 | ||
○山尾委員 そうなんですよね。だから、もし、これは照会では応じちゃいけない内容なんだよという場合に応じてしまった事業者には、二年あるいは三年の懲役、百万、二百万という罰金のリスクがあるわけですね。 一方で、じゃ、それを國重政務官にもお伺いしたいんですけれども、所管なのかな、で...全文を見る | ||
○山尾委員 なるほど。そうすると、本当は令状を必要とするものを照会で済ませて、しかも提供を受けてしまった場合には、捜査官も場合によっては刑事罰を受ける可能性が制度としてはあるというお答えだったかと思います。 ちょっと法務大臣にお伺いをしたいんですけれども、ちょっと私もまだ、今...全文を見る | ||
○山尾委員 後ほど改めて私も調査をお願いしてみたいと思うんですけれども、今の政務官と私のやりとりを聞いていていただいて、スマホゲーム事業者による令状なしの位置情報の情報提供、これは言いかえれば、捜査機関のやるスマホゲーム事業者に対する照会による情報提供要請、主語を捜査機関にした方...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっとさっきの話をすると、NTTドコモににせの照会をかけて、違法に個人情報をとった警察官というのがいましたよね。こういう場合で、じゃ、どうなっていると思いますか。逮捕されて、案件を認めたけれども、記事によればですよ、県警は、事犯は軽微で精神的に不安定と立件を見送り、...全文を見る | ||
○山尾委員 要するに、GDPRの十分性認定が取り消されると、例えば、欧州にある日本企業の情報を日本国内の企業に持ってくる際にも、当事者の同意とかあるいは個別の契約とか、そういうものが必要になって、それがなくて仮に情報の移転があったときには、さっき申し上げたような物すごい罰金、巨額...全文を見る | ||
○山尾委員 締めます。またちょっと、続きですね。 お四方とも、改めて精査したら全く同じだったという答弁でありましたけれども、今まで部会とかでヒアリングしていますけれども、それぞれ、国会報告時点が既に最大限精査済みとか、精査の中で新たなファクターはない、状況は変わっていないので...全文を見る | ||
03月13日 | 第198回国会 衆議院 内閣委員会 第5号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 前回に引き続き、やはり、このデジタル社会の中で、どうやって自由、人権と、あるいは安全やビジネスというもののバランスをとっていくかという問題提起をしたいと思っています。 まず、皆様のお手元に、たくさんの資料をつくったんですけれども、...全文を見る |
○山尾委員 余りその場しのぎで後づけの理由を言うのはやめた方がいいと思うんですね、幾ら何でも。余りもうこういう議論に時間を使いたくないので。 そもそも十年前の警察の中のアンケートで、この前も言いましたけれども、警察官はやはり犯罪を解決したいし、犯人を捕まえたいから、もっと協力...全文を見る | ||
○山尾委員 議論するのもちょっとばかばかしいという感じなんですけれども、だったら、直近のアンケートなりあるいは数字なりを出してくればいいわけで、二十年前の根拠、突然国会では十年前の根拠が出てきたわけですけれども、つまり、現状におけるそういった変化をあらわす根拠資料が警察にないとい...全文を見る | ||
○山尾委員 その上で、主体としてはガイドラインを守るべき主体に当たる、じゃ、客体というか、位置情報というものなんですけれども、位置情報の提供その他の利用については、皆さんのお手元の資料七の一、二なんですけれども、まさにガイドラインの三十五条二項とその解説で位置情報の提供などの利用...全文を見る | ||
○山尾委員 核心に入っていくんですけれども、このガイドライン、七の一の上三行ですね、三十五条の二の解説の上三行を見ていただくと、これは、位置情報にも二種類ありまして、通信の秘密にそのまま該当するものとそうでないものがあるという前提です。 その上で、まず最初の三行では、通信の秘...全文を見る | ||
○山尾委員 ようやく少しずつ解きほぐされてきました。ありがとうございます。 そうすると、実際にスマホゲーム事業者が営む者に当たる場合には、通信の秘密に直接当たらないユーザーの位置情報、GPSを使った位置情報であっても、総務省のガイドラインによれば、やはり原則として令状でとって...全文を見る | ||
○山尾委員 そうなんです。なので、令状によらない今のような捜査手法を考えるときは、事前の監督はきかないので、つまり、この捜査手法が利用され、実際、起訴され、証拠開示で弁護側に明らかになり、それが証拠能力を争うという形で論点として提示をされ、実際にそれが裁判所の判断に供されて、それ...全文を見る | ||
○山尾委員 じゃ、今のような事案については、いかなる聞き取りや指摘を行っているのかいないのか、お答えください。 | ||
○山尾委員 全て一般論としてのやりとりであって、今問題となっている事例についてのやりとりというふうには受けとめません。受けとめたいんですけれども、受けとめられません。 そうすると、四番目は、国会による監督とあるので、これは国会による監督なので、当事者として私なんですけれども、...全文を見る | ||
○山尾委員 お答えいただけないということでありました。 では、法務省にお尋ねをいたします。 もし仮に、スマホゲーム事業者に対して捜査関係事項照会でユーザーの位置情報の提供を求める、そしてもらったということがある場合には、刑訴法、あるいは総務省のガイドラインを踏まえて、それ...全文を見る | ||
○山尾委員 聞かなきゃよかったというやつで、今の一般論は、今の事案について一般的に言ったのではなくて、およそ全ての捜査手法についてという答弁です。これは、私が言うのも変なんだけれども、法務大臣も法務委員会で答弁をちょっと明らかにしていただきましたので、このまま議事録に残ると困るの...全文を見る | ||
○山尾委員 保有しているけれども同じものかどうかわからないというのは、ちょっとにわかに理解できないので、もうちょっとクリアにしてもらっていいですか。 | ||
○山尾委員 そうしたら、確認の上、報告いただきたいんですけれども、いかがですか。 | ||
○山尾委員 私も内部文書を検事のときにも見ていますので、その全てを出せるわけじゃないということはよくわかります。ただ、今まだ確認していないのでとおっしゃるので、確認した上、それがどうであったかという結論を報告したり、あるいはその文書のどの部分がもしかしたら公開できるかできないかと...全文を見る | ||
○山尾委員 理事会で協議いただけますか。同一性の有無を委員会に報告することが捜査手法をつまびらかにするものだというのは、私はにわかに理解できないので、理事会で御協議いただけますか、委員長。 | ||
○山尾委員 その上で、私は、この状態では、国会での監督がありますと政府の皆さんは言っているんですけれども、きちっと適正な監督をしたいんですけれども、できません。 そこで、時間的に最後になるかもしれないんですけれども、終了していますね、もう一つ、行個法による監督というのが書いて...全文を見る | ||
○山尾委員 まずここまで明らかになりましたので、以後、続きをしたいですし、先ほどの件、理事会協議、よろしくお願いします。 ありがとうございました。 | ||
03月13日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、外国人の政省令の関係、前回の質問で、四政務官が新たに精査をしたけれども全部同じ数字になった件から始めたいというふうに思います。 皆さんのお手元に資料をお配りしました。少し復習をさせていただくと、資料一、これが、二〇一八年...全文を見る |
○山尾委員 私の質問は、今特定した期間に新たな計算方法や新たな要素を加えたならそれを教えてください、それがないならそれはないというお答えをくださいという質問ですので、ちょっとそこがわかりにくかったので、もう一度お願いし、あとのお三方もそれを明確にお答えください。 | ||
○山尾委員 明確にいただいて、ありがとうございます、そのこと自体は。 結局、改めて精査、最大限精査という中身は、特に新しい要素は四省庁ともないということでした。そういうことなんだろうというふうに思いますね。結局、十四業種を各分野にブレークダウンして精査をするということは実行さ...全文を見る | ||
○山尾委員 国会で議論していたときも、私たち立法府で法案をもとに議論していたわけですから、しっかり、法律上の概念であるなら法律上の概念で議論すればよかっただけの話であって、今の説明はよくわからないわけです。 この分野が変わるというときは、分野というのはつまり法律上の用語である...全文を見る | ||
○山尾委員 私が以前にレクを受けたときとちょっと答えが変わっていますけれども、大臣がそう言うなら、そういうことなんでしょう。 じゃ、ちょっと少し詰めていきますと、皆さん、資料二の一をもう一回見ていただいたらいいと思うんですけれども、基本的に、同じ分野の中で従事する業務というの...全文を見る | ||
○山尾委員 私が事前に伺ったのは、大体、今の大臣の改めての答弁に近いんですけれども、要するに、この新たな分野別運用方針を前提にいくと、本当に、このペーパーで言う分野が変わるときは在留資格の変更が必要だけれども、同じ分野内で業務を変えるときには、場合によっては、資格変更は要らなくて...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっと、認めたのか認めていないのかはよくわからない答弁ではありましたけれども、やはり、突貫工事で、審議も不十分に、お互いの概念を共有できないまま議論をしてということがやはりこういう問題にもつながっているんだというふうに私は思いますよ。とても、やはり、改めて精査をした...全文を見る | ||
○山尾委員 そのときに、新たな数字も入れた、新たな決定をするのですか。 | ||
○山尾委員 私はずっとそうするべきだというふうに法務省の関係者とも話をしてきましたし、それを今、大臣がここで明言したこと自体は、前向きに、非常にいいことだと思います。 やはりきちっと、法的にやはり上限として運用するというからには、変わるときには方針そのものを変更して、新しい数...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっと言い方にはそれぞれで違いがありましたけれども、四省庁とも、要するに、これは単純労働なので計算から外しました、そういうものはないということにおいては共通していたというふうに思います。 それで、皆さんのお手元で、資料六という、これは、法案審議のときの串田委員と...全文を見る | ||
○山尾委員 さっき、局長は訂正をしているということなんですけれども、仮に、人手不足の中には入っているものをきちっと、じゃ、外国人で受入れ見込みを計算するときには除外しているということであれば、その過程が、それぞれの省庁の計算の中で、こういうことで除外しましたというのが出てきてしか...全文を見る | ||
○山尾委員 今の省令は私も精査をしますけれども、ほかの法令でも支配となっているよというのは別に理由にはならず、私がちょっと聞いたときは技能実習の法令でも支配という形でやってきたというふうに説明も受けたんですけれども、やはり今社会的問題となっているのは、ちょっとそれでは足りないんじ...全文を見る | ||
03月22日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 まず、定員法のことについて質問をします。 この定員法ですけれども、専門的な事件に対応させるためとか裁判の迅速のためという立法趣旨とこの増員の因果関係については、本当にここにきちっとした因果関係はあるんですかと、るる、毎年指摘がある...全文を見る |
○山尾委員 縮小していくという方針は維持するということでありました。 でも、裁判の公正といっても、あわせてやはり国民から見た裁判の公正らしさというのも非常に大事なことだと思うんですね。例えば、集団公害訴訟なんかをやったときに、やはり、裁判官の顔を見て、あの人、この前は訟務検事...全文を見る | ||
○山尾委員 以後も法務省としてはこういった例外的取扱いは行わないというふうにお聞きしていいんですか。この一年だけでなくてね。 | ||
○山尾委員 何だか最後、残念な感じになるんですけれども、これは何で聞いているかというと、もうそういう取扱いはしませんということであれば、割合を見ていくのには、この一番右の割合を見ていけばいいということなんですね。だけれども、これからも例外的取扱いはあり得るという前提に立つと、見る...全文を見る | ||
○山尾委員 まず、一年間、そういう例外的取扱いをやめたというのは、小さな前進だとは思いますけれども、このペースでいくと、いつなくなるのかなという感じなので、しっかり検討していただきたい。 除斥、忌避、回避というような話もありましたけれども、除斥はやはり同一事件、まさにその事件...全文を見る | ||
○山尾委員 私もこの前聞いて、そういう報告を受けました。 結局、原因がわからなかったということなんですけれども、この点も、やはり国会にまず提出をして、しっかりとした審議をすべき前提が先にメディアに漏れていくということは、根っこが共通にある問題だと思いますので、しっかり指摘をし...全文を見る | ||
○山尾委員 そうしますと、そのプロジェクトチームで、今の時期を聞きますと、この直近一年間で責めに帰すべき事由で行方不明者を発生させている者かどうか、団体かどうかということをプロジェクトチームで検証していると。 では、この結果をこの基準等に当てはめて、しっかり、はねるものははね...全文を見る | ||
○山尾委員 じゃ、ちょっとその先、政務官に伺います。 そうすると、そういうファクトについてはきちっと法務省内で共有をすると。では、その原因が、責めに帰すべき事由かどうかという判断が必要になるわけですね、この物差しを使うときには。 そこで、お伺いをいたします。 契約賃金...全文を見る | ||
○山尾委員 最低賃金以下の場合は、どちらの責任になるんですか。 | ||
○山尾委員 そうしますと、三ページを見ていただきたいんですけれども、皆さんのお手元の資料の三枚目ですね。これも私、こだわっておりますけれども、このペーパーが、今、現時点で法務省がまだ訂正をしていないものとして、ある意味、世の中に出回ってしまっている法務省の資料であります、評価も含...全文を見る | ||
○山尾委員 ここできちっと言っていただいて終わると思ったんですけれども、ちょっと指摘だけさせていただきますよ。まだ取りまとめ途中なんでしょうから、ちゃんとやってもらいたい。 まず、下の赤括弧の部分は、聴取結果をそのまま記載したと言いますけれども、これは今までの、ずっと、理事懇...全文を見る | ||
○山尾委員 大変問題があると思いますけれども、時間が終わりですので、また改めて、続けます。 | ||
03月26日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 皆様のお手元の資料の、二枚めくっていただいた、「失踪技能実習生の現状」、このペーパーの記載について、きょうは十五分、集中的に質問させていただきたいと思います。 まず、私の問題点を申し上げます。この赤囲いの失踪の原因の記載、これが一...全文を見る |
○山尾委員 そういった契約賃金以下、最低賃金以下は受入れ側の帰責事由だと、大臣も答弁をいただきました。 次、入国管理局長にお伺いをいたします。 改めて、三枚目の現状の紙をごらんください。この失踪原因の2、要するに、この失踪の原因の評価の仕方というのは、受入れ側の不適正な取...全文を見る | ||
○山尾委員 政務官、次、お伺いをいたします。 皆さんのお手元の資料の四枚目、五枚目を見てほしいんですけれども、四枚目の下、今私が佐々木局長としたやりとりを法務委員会の中で前の和田局長とやりとりをしたことを、多くの委員の方は覚えていらっしゃる方もいると思います。 もともと和...全文を見る | ||
○山尾委員 全く理解できません。 政務官、そうすると、この聴取票の表現ぶりについて、より誤解を招かない表現ぶりがあるんじゃないか、こういう検討はPTの中でされたんですか、されていないんですか、どちらですか。 | ||
○山尾委員 質問に答えてください。この聴取票の表現ぶりを検討し直すということはしているんですか、していないんですか。 | ||
○山尾委員 そうすると、平成三十年十一月二十一日のこの法務委員会で、大臣が、この表現ぶりについて、「より誤解を招かない表現ぶりというものも今後PTの中で検討していただきたいと思います。」と答弁していますけれども、大臣の指示に反して、検討していないということでよろしいですか。 | ||
○山尾委員 答弁をすれ違わさせないでいただきたいんです。だって、この聴取票そのものの表現ぶりに問題があるんでしょう。しかも、その聴取手法そのものに問題があるんでしょう。問題がある聴取手法に基づいた聴取結果やその評価を、なぜ、その記載を改めないまま、法務省が新たに別のものを出すんで...全文を見る | ||
○山尾委員 前の間違った紙をきちっと訂正しなければ、それは前提になりませんよ。訂正してください。 | ||
○山尾委員 このままいくと、報告書が出された後に集中審議、求めますよ、当然。当たり前でしょう。 大臣も本当にそういう認識なんですか。政務官、今、誤解を招く表現だということを認めつつ、そしてこの一枚紙の、聴取方法そのものにも課題があったということを認めつつ、正しいと思われる方法...全文を見る | ||
○山尾委員 全くまとめられないぐらい、ひどい話ですよ、こんなの。委員会で前提にしていた話と違うことを政府がやっているじゃないですか。そんな無理筋の解釈を国民や私たちに強いて、新しいのを出すから前のは撤回しない、こんなの、許されないと思いますよ。 これは引き続き質疑でもやってい...全文を見る | ||
○山尾委員 以上です。 | ||
03月27日 | 第198回国会 衆議院 内閣委員会 第9号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 本日はありがとうございます。よろしくお願いします。 まず、松田参考人にお伺いをしたいと思います。 私自身も、あるいは立憲民主も、幼児教育の無償化そのものに反対をしているわけではないということは多分御承知だと思います。 実際...全文を見る |
○山尾委員 ありがとうございます。 認可外保育施設の質の底上げということをおっしゃっていただきまして、このことはほかの参考人の方も同じ問題意識を持っていらしたのかなというふうに思っております。 ちょっとこの点、多分詳しい桑原参考人にもお伺いをしたいんですけれども、桑原参考...全文を見る | ||
○山尾委員 お気持ち、表情からも読み取りました。そうだと思うんですね。 じゃ、今度、弁護士としてこのことに携わっていらした寺町参考人にお伺いをしたいんですけれども、参考人の資料を見ると、やはりこれをやっちゃうと、結局五年間、事実上、問題のある認可外施設に業務停止だとか閉鎖命令...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 本当に、死亡事故が認可外で認可の二十六倍だ、そして、質の高いところはもう基準を満たしているよというお話をいただいたわけですけれども、引き続き寺町参考人にお伺いをしますが、あと、やはり、基準を満たさない認可外施設が繰り返し保育事故を、同じとこ...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございました。 聞いていくと、この質の問題は、少なくとも無償化の前提として、悪質とも言わざるを得ないような施設をやはりきちっとチェックをする仕組みだとか、そこまで言わなくても、基準を満たせるはずなのに満たしていない認可外については、その基準をまず達成して...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 同じ派遣会社やグループ会社が、保育園の監督もやる、保育士さんのトレーニングもやる、あるいは保育施設のコンサルもやるということでは、やはり保育の本質というのが見誤られるということを思うので、ぜひここはしっかりと検討していきたいというふうに思っ...全文を見る | ||
○山尾委員 もう一つ、次の話で、これもちょっと桑原参考人にお伺いをしたいんですけれども、最初に松田参考人にもお伺いをした、今回のある意味無償化の先行が待機児童の問題に与える影響についてです。 当事者としてやっていらして、繰り返しになりますけれども、やはり私なんかは、待機児童数...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 最後に、桑原参考人と寺町参考人に同じ質問を。 私も、福祉を原点にした保育であるべきというふうに思います。その上で、やはり質の低下ということを私が懸念し続けているのは、例えば一つの例として、私、保育園落ちたというあの質問をやって、待機児童...全文を見る | ||
○山尾委員 いい議論をありがとうございました。 松居参考人、質問の時間、済みませんでした。 ありがとうございました。 | ||
04月03日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○山尾委員 参考人の皆様、きょうはありがとうございます。 立憲民主党の山尾です。 私の方から、まず、今も議論になっていました子供の引渡しの強制執行について。 私、議論を聞いていますと、論点を二つ提示したいんですけれども、まず一つは、補助者として、立会人としてよりも、多...全文を見る |
○山尾委員 先ほど、遠山議員からの論点にもなっていたんですけれども、とすると、確保が必ずしも十分担保されていないという原因を、金銭的な問題なのか、あるいは関連団体ともっと広く連携のネットワークをつくっていくということをすべきなのか、もしお二方から更にこんな工夫もあり得るというのが...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 もう一つ、立会人と執行補助者ということで、やはり、その場にいるだけではなくて、事前の打合せの際に専門家のアドバイスをきちっと取り入れていくということが必要不可欠ではないかなということを思ったんです。 ちょっと部会の議事録を見ていてびっく...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 およそ一年で百件前後という件数ですから、もし金銭的な負担のところで、私たち立法府としても、やはり少し、ちょっとより踏み込んだ提案なり修正なりができるようであればちょっと取り組みたいなということは今改めて感じております。ありがとうございました...全文を見る | ||
○山尾委員 今のだとすると、私は、身体の侵害に対する損害賠償請求権だからおよそ入るけれども、ここを曖昧にしたままいくと、本当に、事例によってまちまちですということになるのかなと。 少し、三上参考人、この点で付加してお話し、説明いただける、あるいは懸念について説明いただけるとこ...全文を見る | ||
○山尾委員 例えば、この点について、合間弁護士も、やはりさまざまな態様の被害に遭われている犯罪被害者の方々と接してこられたと思うんですけれども、もし今の論点で御意見があれば、お願いしたいと思います。 | ||
○山尾委員 これはもう一度、山本参考人に戻りたいんですけれども、そもそも、この範囲を生命身体の侵害による損害賠償請求権というふうに区切ったというか、広げたというか、そこの制度趣旨ですよね、そこのところをちょっと本質的に御説明いただければと思います。 | ||
○山尾委員 なるほど。少しここは、この委員会の場でも、対政府も含めて、議論をきちっとしていく必要があろうかと思います。 やはり、性的被害の保護法益、何を一番大事なものと位置づけるかは、議論が進んで、発展しているところでもありますし、あわせて、三上弁護士がおっしゃった、要保護性...全文を見る | ||
04月10日 | 第198回国会 衆議院 内閣委員会 第11号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主の山尾志桜里です。 私、引き続き、デジタル社会の中で、公的部門による個人情報へのアクセスと、あるいは民間による個人情報へのアクセスや流通を、それぞれどうルール化し、そしてルールが守られているかどうかチェック体制を構築するかという問題意識で御質問をします。 ...全文を見る |
○山尾委員 それでは、公安委員長にお伺いをいたします。 こういった場合については原則令状を必要とすると今明示をしていただきました。 そこで、お伺いをいたします。無令状での取得はやっておられますか。 | ||
○山尾委員 百九十七条、刑事訴訟法の中身を聞いているわけですね。全て百九十七条の一般論で答えられると全く議論が進まないわけでありまして、私も無令状で行われることが一切だめだという立場に立っているわけではないんですよ。前回の國重政務官とのやりとりでもあったように、例えば自殺のおそれ...全文を見る | ||
○山尾委員 その適宜の中身を国民に伝える必要はないというお立場になるんだと思います。 もちろん、捜査の必要性とかはあるんですよ。だけれども、皆さんわかるように、私が聞いているのは、何か個別の捜査、あるいは何か捜査の手法について、犯罪集団等に何かやりやすいような手口を与えるよう...全文を見る | ||
○山尾委員 そうしますと、先ほどガイドラインと言ったのは、私の手元にありますけれども、電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインということで、これは刑事捜査も含む公的機関の個人情報アクセスについてのルールを定めているガイドラインなんですけれども、法務省は、このガイドライ...全文を見る | ||
○山尾委員 私の理解では、刑事訴訟法というのが、当然、強制捜査、任意捜査、要するに令状主義の分水嶺で大原則としてありまして、でも、それについて、令状の要否に関して、こういった電気通信事業について、このガイドラインも、この類いの事案における刑事訴訟法の解釈に極めて大きな影響を与える...全文を見る | ||
○山尾委員 二つ、誤り、ないし、ちょっと不適切だと思うので言いたいんですけれども、このガイドラインというのは、何も事業者に対して告知の方式だけをガイドしているのではなくて、それこそ、こういう場合は令状じゃないと出してはいけませんよというような、開示のルールについても当然ガイドして...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっと、もう一回だけ言いますね。 あくまで刑事訴訟法の解釈だと私も思いますよ。ただ、あの刑事訴訟法百九十七条というのは非常に概括的な規定ですから、それを個別具体の事案についてどういうふうに解釈していくかということにおいては、当然、こういった今のガイドラインに関す...全文を見る | ||
○山尾委員 つまり、尊重しない。更に言うと、参考にしないということなんですか。 要するに、今、どういうことかといいますと、実際、皆さんのお手元にあるように、こういったスマホゲーム業者が持っている位置情報が、警察によって無令状で取得されているのではないかという記事があった。それ...全文を見る | ||
○山尾委員 かなり丁寧に言っていると思うんですけれども。 刑事訴訟法の解釈に基づくというのはわかりました。その刑事訴訟法を解釈するに当たって、今、ガイドラインの解釈が出たわけですよね。この総務省の解釈というのは、判断要素に含むんですか、含まないんですか、どちらですか。 | ||
○山尾委員 判断の要素にならないということなんですね。 これは、事業者に対しては、いわゆる政府は今はっきり言ったわけですよね、令状で原則応じるべきものではないよと。でも、それは表裏で、つまり、捜査機関は令状をとってやるべきだよということと表裏で、これは一体じゃないんですか。そ...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっと質問に答えていないんですけれども。この不整合を整合させる必要性はあるやなしや、どちらの認識に立つんですか、門山政務官。 | ||
○山尾委員 ちょっと、私、幾つも質問したいので、次に進みたいんですけれども。 そうすると、今の政府は、法務省としては、捜査としては、これ、無令状でやるかもわからないよと。でも、事業者さんは、これ、無令状では受けないでねと。 それはちょっと、余りにも公行政として無責任な立場...全文を見る | ||
○山尾委員 私は、ちょっと、なるほどというのはなかなか今言えないんですね。今聞いていただいたように、無令状が許容されるかされないか、刑事訴訟法だけ法務省が持ち出して、本当にこれだけ個別具体の事案の状況が変わっているにもかかわらず、実質的な議論ができない状況というのは非常にゆゆしき...全文を見る | ||
○山尾委員 私も、明確かつ一義的なルールを今すぐつくりましょうと言っているんじゃないんですよ。どの程度までルール化できるかということも、それこそ政務官が言及している五十一年の判例やGPSの最近の判例を含めて検討の俎上に上がるんでしょうし、あるいはやはり、総務省の蓄積してきたさまざ...全文を見る | ||
○山尾委員 政治家の皆さん、検討してくれよというふうに受けとめましたけれども、これは意見にとどめますが。 とはいえ、個人情報保護委員会も、それこそマイナンバーに関する、厚労省等を含めた行政からのアクセスについては、これは監督に含めていますよね。事務局長、うなずいていただきまし...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 では、一点目についてお伺いをしますけれども、利用者との関係では、そういうカメラの存在やその利用目的をきちっと通知、公表しなさいねということでした。それを十一月三十日に行政指導されたということですけれども、それ以降、その改善がされるまでの間、...全文を見る | ||
○山尾委員 質問に答えてください。 行政指導が十一月三十日で、知っています、私も。おととい質問通告してずっと気にしていましたら、きのう、ホームページが更新されて、そうやってタブレットに表示するようにしましたと出て、きょうから、ぽちっとやれば消すようにもできるようになっていると...全文を見る | ||
○山尾委員 ここ一点、やはり大問題だと思うんですよ。 個人情報保護委員会にお伺いをいたします。 行政指導した後、改善されるまではそういったことをやめろということをちゃんと指示したのか、それとも、その点はやめるだろうというふうに当て推量していたのか、その点は関知しないという...全文を見る | ||
○山尾委員 それを知ったのは、事務局長、いつですか。要するに、撮影され続けていたんだということを個人情報保護委員会が知ったのはいつということになるんですか。 | ||
○山尾委員 これは、まず、報道を通じて知った後、個人情報保護委員会としては、それは本当なんですかという事実確認や、本当だとしたらそれはよくないですよ、改善措置されるまでやめなさいよというような相手方とのやりとりはあったんですか、なかったんですか。 | ||
○山尾委員 そうすると、どういう報告になったんでしょうか。 | ||
○山尾委員 まず、行政指導した後、改善するまでの間、続けていたということが、私は、言葉を選ばずに言えば、ちょっと余り態度がよくないというのもなんですけれども、極めて不誠実な状況ですよね。 それについて、ちょっと国交省も、あるいは個人情報保護委員会もすごく姿勢が甘いというか、行...全文を見る | ||
○山尾委員 もう一回聞きますけれども、即座に対応してください、行政指導に従ってくださいと言ったということではなくて、対応に即した改善をするまでの間、この顔写真というのは不適切なので、きちっとそれまでは中止しなさいということは、言ったんですか、言わないんですか、どちらですか。 | ||
○山尾委員 でも、そういうカメラの存在とか目的を通知せずに顔写真撮影して、広告最適化しちゃいかぬよと指導した立場なんだから、それに対応する措置がとられていない間は写真撮影をやめているということも含めなければ、これは適切な指導にならないと思うんですけれども、それはどうなんですか。そ...全文を見る | ||
○山尾委員 ただ、少なくとも、結果として、行政指導したのが十一月三十日、そしてきょうが四月の十日ですか。そうだとすると、十二月、一月、二月、三月、四カ月と十日の間、何ら改善をしないまま、不適切だと指摘した状態が続いていたわけですよね。 国交省にお伺いいたします。 全国で走...全文を見る | ||
○山尾委員 その一万台の中に、恐らく日本交通ではないタクシーも含まれていると思うんですけれども、日本交通以外のタクシー会社も含まれているという理解でよろしいですか。 というのは、きのう、私のスタッフが、別の、日本交通ではないタクシーに乗ったら、やはり、目の前のタブレットに顔写...全文を見る | ||
○山尾委員 そうだとすると、その他五千五百は、このアプリ会社を使っている別のタクシー会社ということになるわけですよね。 それで、ちょっと時間が迫っていますので、少し次の質問の頭出しも含めてお話をしたいんですけれども、皆さんのお手元の最後の資料、資料七を見てください。これは、去...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっと、最後にしますけれども、指摘にしますけれども、これは私の手元に去年十月三十日付のジャパンタクシーのホームページがあるんです。 これに書いてあるのは、位置情報等の情報を第三者の広告配信、表示に利用することがある旨を記載の上、フリークアウトへの情報提供を行って...全文を見る | ||
○山尾委員 今はここで、今回は終わりにします。ちょっと、引き続きしっかり調べていきたいと思います。 ありがとうございました。 | ||
04月10日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私、十五分の時間をちょっといただきまして、前回、参考人質疑で、ちょっとみんなが驚いたり対応が必要だなというふうに思った、やはり子の引渡しの強制執行における児童心理の専門家の関与状況、それと女性の執行官というのがいないというこの二点につ...全文を見る |
○山尾委員 人材確保の問題と予納ができないというような経済面の問題、両方、混在もしているんでしょう。 ちなみに、専門家ではなくて、いわゆる執行官そのものが一定程度の児童心理の専門性を有しているというふうに認められる方というのは、人数あるいは割合でいうと、どんなものなんでしょう...全文を見る | ||
○山尾委員 今後、やはり子の引渡しの強制執行というのは執行官がやっていくわけですから、その研修と現状の把握というのはやっていただきたいと思います。 その上で、今、喫緊の課題としてはやはり専門家の関与をできるだけ担保していこうという方向性だと思うんですけれども、経済面のことにつ...全文を見る | ||
○山尾委員 なるほど。 じゃ、同じ質問で、執行補助者の手当についてはいかがでしょうか。 | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 今の話でいくと、おおよそ、執行補助者、一万から二万、旅費も含むのがスタンダードと考えると、よくも悪くも、そんなに高くないのかなという印象を持ちました。 そうすると、子供の引渡しを願うというか、その権利を持つ債権者の側としては、例えば、最...全文を見る | ||
○山尾委員 制度としてきちっと担保されているのかどうかということだと思うんですよね。 誰が制度上はそれを伝える役目を担うことになるんですか。 | ||
○山尾委員 子の引渡しを担当する執行官の皆さんには、今言ったような事柄をきちっと債権者に伝えて、望む場合には、あるいは、望む望まないにかかわらず、必要と考える場合には、執行補助者をつけるという選択肢がいいんだよと、そういうようなことは執行官の皆さんにはきちっとした形で伝わっている...全文を見る | ||
○山尾委員 ごめんなさい、運用が望ましいというか、ちゃんと債権者に対してそういう選択肢があるんだよということを伝えるというふうに、きちっと執行官の皆さんに告知をしているんでしょうか。 | ||
○山尾委員 ちょっとこれを機会に、ぜひ、私が言った項目で全てかわからないんですけれども、今言ったような事柄、やはり事前に、専門家をつけることができて、打合せも含めてアドバイスを受けることができて、おおよそこれぐらいの金額の予納になるけれども最終的には債務者からきちっとそれを償還さ...全文を見る | ||
○山尾委員 この件で最後にちょっと大臣に伺いますけれども、やはり執行打合せに専門家の関与を担保していくということが子は動産じゃないよということの本当の具体化だと思いますので、ちょっとその点について、今後どうしていきたいというような哲学をお願いいたします。 | ||
○山尾委員 それでは、最後二分で、最高裁にお伺いをいたします。 過去から現在に至るまで、女性の執行官というのは存在したんでしょうか。 | ||
○山尾委員 ないんですね。 では、ちなみに、応募した女性はいるのかということが今度聞きたくなるわけで、例えば平成二十九年や三十年、この二年間での女性の応募状況はいかがでしょうか。 | ||
○山尾委員 その応募者が不採用ということになったわけですけれども、女性の不採用になる原因を幾つか定型化できると思うんですけれども、どんなところにあると認識していらっしゃいますか。 | ||
○山尾委員 質疑時間が終わりましたので終えますけれども、ちょっとこの件、これまで応募した全ての女性が何らかの理由があって全員落ちているということなんですけれども、ちょっとその適否も含めて、さらに、今後はそういった子の引渡しの執行ということも、実際もう既にあったし、これからもあるわ...全文を見る | ||
04月26日 | 第198回国会 衆議院 内閣委員会 第15号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 まず、このデジタル手続法案なんですけれども、大体どれぐらいのボリュームのものをどれぐらいの期間でやり遂げようとしているのかということを知りたいと思います。 このデジタル手続法案、今はオンラインしてもよいと許容しているルールを、改正...全文を見る |
○山尾委員 再度確認です。国以外に対しては努力義務ということですけれども、そうすると、法令ではなくて、条例や規則に基づく自治体なんかの手続はどうなるんですか。 | ||
○山尾委員 条例、規則の手続も努力義務の対象になっているということがこの法案の全体像であります。 では、この法案の整理を前提に、少し数でボリュームを聞きたいんですけれども、この法案の対象となる法令に基づく行政手続というのは、国、自治体合わせて、オンライン化が既にされているもの...全文を見る | ||
○山尾委員 六万種類と私も聞きました。 それでは、この六万種類の中で、義務化の対象とされる国の手続というのは、およそ何種類になるんですか。 | ||
○山尾委員 半分弱が国ということで、では、この三万弱の手続のうち、オンライン整備が既にされているものはどれぐらいで、されていないものはどれぐらいあるんですか。 | ||
○山尾委員 そうすると、既にオンライン整備ができているものが五千ぐらい、この法案が成立後、オンライン整備が義務化される国の手続というのは二万超という整理でありました。 それでは、この二万超の国の手続、そしてその外にある、さらに自治体などの手続、これをどういう順番で、どれぐらい...全文を見る | ||
○山尾委員 ここで大臣にお伺いをしたいんですけれども、優先順位のつけ方とか期限の区切り方なんですけれども、幾つか考えがあると思うんです。 ただ、私自身は、この内閣府とのレクチャーのやりとりを通じていて、例えば一つの考え方としては、そういった一定程度の頻度があるものを浮かび上が...全文を見る | ||
○山尾委員 そのメリットが大きいもの、そして国民生活に利便性が高いものということで、この法案が決定されて記事に載ったときによく出てきたのが、パスポートの手続と引っ越しの手続ということなんですけれども、この二つを例に挙げて、この法案でどこまでが義務づけられて、それ以上は努力義務で、...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっとまず素朴な疑問として、多分、今回、これは、やはり暮らしに密着するのは自治体絡みなので、自治体は努力義務で国が義務だとちょっと足りないんじゃないかという指摘がさんざんなされているわけなんですけれども、これに対する政府の答弁というのは、自治体というのはやはりそれぞ...全文を見る | ||
○山尾委員 もう一つ、さっきの答弁の中の実務的なところをお伺いしたいんですけれども、出頭回数が今は二回だけれども、交付を郵送にすることによって申請時だけの出頭にとどめられるようにしたいというような方向性だと思うんですけれども、確かに、外務省のデジタル・ガバメント中長期計画というの...全文を見る | ||
○山尾委員 戸籍について電子申請できるとしても、申請時に本人出頭が要請されるとするならば、ちょっと利便性という意味ではどうなのかなというような気もいたしますし、何もけちをつけているわけじゃないんですけれども、そうやってデジタル化されるからすごく便利になりますという事例として挙がっ...全文を見る | ||
○山尾委員 もう一回確認なんですけれども、転入や転出の届けというのは、自治体がうちの市はもうこれは電子申請でやりますというふうにやろうとしたらやれるものなんですか。現在、やっていいという整理になっているんですか。 | ||
○山尾委員 つまり、私が事前に聞いたところによると、やはり住民票の移転手続というのはどうしても対面確認が必要なので、ここの部分はいかに努力義務とはいってもなかなか、現状況の中ではそれを電子申請可能にするというのは想定していない、ちょっと難しいと考えているということだったんですね。...全文を見る | ||
○山尾委員 そうだとすると、つまり、行政手続については、マイナポータルというのは随分この委員会でもいろいろ課題も指摘されているんですけれども、マイナポータルを通じれば、市町村の住民票移転手続については少し利便性が高まるよ、それを利用する限りにおいてと。 あと、よく報道されてい...全文を見る | ||
○山尾委員 では、そうであれば、もう、両政務官、来ていただいたんですけれども、もう一回だけ聞きましょうか、確認のために。では、確認のために聞きます。 では、まず、やはり総務の政務官にお伺いをいたします。 スマホゲーム事業者が持っている位置情報、これを捜査上取得するに当たっ...全文を見る | ||
○山尾委員 答弁してもらってやはりよかったなと思います。明確でした。 それでは、法務の政務官にお伺いをいたします。 今の見解、要するに、通信の秘密に当たる位置情報であっても、当たらない位置情報であっても、原則令状を必要とするという理解でありました。法務省の見解はいかがです...全文を見る | ||
○山尾委員 ということで、整理をしますと、通信の秘密に必ずしも該当しない位置情報について、事業者から見ると、総務省のガイドラインで、照会ではその情報を原則出しちゃだめですよ、令状を出して、出してくださいねというふうになるわけです。一方で、じゃ、それに対して、求める側の捜査機関は、...全文を見る | ||
○山尾委員 それでは、次、もう一点、このやはりデジタル化の問題で、位置情報の扱いというのも大変な大きな問題なんですけれども、もう一つ、個人データ、自分のデータを勝手に取得されず、分析されず、勝手に何かをお勧めされない権利というのも出てきていると思うんですね。 それに関連して、...全文を見る | ||
○山尾委員 前回の質問のときに、行政指導しても、その対応がなされるまでの間、やはり同様の不適切な撮影が行われ続けていることについてはやはり責任があるんじゃないですかと、やはり対応できるのが委員会なら、委員会がしっかりやってほしいというような思いで質問いたしまして、今、状況の説明を...全文を見る | ||
○山尾委員 名前を挙げて、ジャパンタクシーということを言っていますけれども、同社だけが悪いわけではなくて、やはりこれだけ技術が進んで、いろいろなことができるようになっているのに、やはりルールメーキングが追いついていないから、そのはざまの中で、それはビジネスモデルを追い求めて、さま...全文を見る | ||
○山尾委員 それでは、残りの時間で、昨日発表された個人情報保護委員会の個人情報保護法の中間整理というものについてお聞きをしたいと思います。 まず、利用停止権という論点についてお伺いをしたいんですけれども、これまでは、利用停止を求めることができるのは、不正取得とか目的外使用の場...全文を見る | ||
○山尾委員 ここから先はちょっと平井大臣にお伺いをしていきたいんですけれども、利用停止が前向きに認められるようになっていくなら喜ばしいことだと思うんですが、二つお伺いします。 一つは、停止される前にさかのぼる自分のデータの消去、削除についていかがお考えか。私はやはり認めていく...全文を見る | ||
○山尾委員 最後にお伺いをいたします。 これはやはり個人情報保護委員会になるのかなと思いますけれども、今回の、さまざま改正に向けた論点を出していただいてきましたけれども、そういった形で権利の保障がなされていったときに、今お話に出たGAFAに象徴される、海外に本社がある企業をも...全文を見る | ||
○山尾委員 きょうはここで終わりたいと思います。ありがとうございました。 | ||
05月15日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第16号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私からは、一般質疑で繰り返し取り上げていますけれども、やはり個人情報のルール化の問題を取り上げていきたいと思います。 知らないうちに個人情報が爆発的に取得をされていて、知らないうちにそれが分析をされていて、そのデータの蓄積と分析結...全文を見る |
○山尾委員 強制は担保されていないということでありました。罰則もないということであります。 紹介しますけれども、捜査関係事項照会の回答を拒絶した場合ではないのですが、同じく法令に基づく照会を拒絶して、損害賠償請求を求められた事案というのがあります。これは、弁護士会がその弁護士...全文を見る | ||
○山尾委員 一概に答えることはできないでしょう。ただ、個別の判断によるということで、今、判断要素を言っていただきましたので、そういった判断要素を判断して、裁判所が不法行為責任を認める場合はあり得るという御回答だと思います。 これはちょっと過去のことなので、確認なんですけれども...全文を見る | ||
○山尾委員 そうしますと、経済産業省として、そのガイドライン、QアンドAに載っていた見解は今はとっておらず、今現在の見解は個人情報保護委員会の見解に従っていくというようなことで受けとめてよろしいんですか。 | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 こういうふうに、個人情報の価値が変わっていって、それを規律する法律が変わっていけば、やはりそれに対する認識も変わっていかなければならないということだと思います。 ですから、私は、今までの捜査がいい悪いを言っているんじゃなくて、やはり、個...全文を見る | ||
○山尾委員 そうしますと、警察にもう一回お伺いをいたします。 そういった照会を求められた際の事業者の判断に対しては、警察庁としてコメントする立場にないということを今、明確におっしゃいました。したがって、過去に数回やられているように、うちは照会では応じませんという事業者に対して...全文を見る | ||
○山尾委員 今、矛盾する答弁だと思いますので、明らかにしていただきたいと思います。 事業者の判断については、警察はコメントをする立場にないということを今おっしゃりながら、一方で、今後も要請をする可能性はあるというのでは、ちょっとつじつまが合わないんです。 今後も要請をする...全文を見る | ||
○山尾委員 ちょっとしつこくいきますね。 強制する手法はないんですよ。ただ、実際に起きたのは、警察からの要請という形で特定の事業者に対して要請をかけた。それも、白紙からの要請をかけるのはあるでしょう。そうじゃなくて、うちは照会ではこの点、応じていませんという判断をしている事業...全文を見る | ||
○山尾委員 質問に答えていただきたい。 再要請をかけるということがあるんですかと、わかりやすく言えば。つまり、照会をかける、でも、その事業者は、うちではそういうものは照会に応じていませんというルールを決めている。それに対して、いや、TSUTAYAさん、例えばですね、あったわけ...全文を見る | ||
○山尾委員 明確な回答はいただけていないんですけれども、ただ、私はこの件をずっと内閣委員会、法務委員会で質問し続けていて、CCCの一件以降、実際そういった事業者に要請をかけたということはしていないというお話も伺っていますので、ぜひ、やはり自主的な判断を顧客や社会に対してしている事...全文を見る | ||
○山尾委員 特定の事案でちょっとお話を進めていきますけれども、ずっと取り上げてきた、スマホゲーム事業者が保有する顧客の位置情報ですね。 総務省にお伺いをいたしますが、その位置情報について、電気事業者あるいは営む者に当たる事業者が捜査機関から捜査関係事項照会で情報提供を求められ...全文を見る | ||
○山尾委員 よくわかりました。 ここはちょっと法務大臣と議論したいんですけれども、政務官とはちょっとほかの委員会でもやっているんですけれども、やはり事業者には、今の場合は、ガイドラインに基づいて、通信の秘密に当たる場合、仮に、場合によっては当たらない場合であっても、この位置情...全文を見る | ||
○山尾委員 最後の方がどうして言わざるを得ないになるのかがちょっと私の頭ではうまく理解できなかったんですが、ちょっと時間がありませんので、この議論は引き続きやりたいと思います。回答させられる側は場合によっては責任をとるのに、むしろ回答を求める側は基本的には無答責ですから、やはりそ...全文を見る | ||
○山尾委員 当該社の対応の十分性だとか、あるいは、広げて、ほかの社にもきちっと目を配る必要があると思いますので、これからも質問を続けていきたいと思います。 ありがとうございました。 | ||
05月22日 | 第198回国会 衆議院 法務委員会 第18号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 本当に参考人の皆さん、ありがとうございます。やはり、こうやって参考人の皆さんがそれぞれの立場から、本当に子供たちのため、社会のためという思いでお話をしていただくと、法務委員会も、ふだんは余り見ていない方もいるかもしれないですけれども、...全文を見る |
○山尾委員 ありがとうございました。本当に大切な意見を今みんなでシェアできたと思います。ありがとうございます。 それでは、今度は少し制度的な話をしていきたいんですけれども、影山参考人、伊藤参考人、大村参考人にこの順番でお伺いをしたいんですが、論点は、実親の同意を例外的に不要と...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございました。 そしてもう一つ、これは安藤参考人を始め何人かの方から関連の御指摘があったんですけれども、里親制度と特別養子制度を社会の中でどういった形でよい役割分担をして支援の両立を図っていくかという、未来像を私たちもやはりつくっていく必要があるなという...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございました。 本当に参考にさせていただきます。ありがとうございます。 | ||
10月23日 | 第200回国会 衆議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 法務委員会での質問、何回も立っているんですけれども、思うのは、できれば追及するよりも対話をした方が建設的な委員会質疑になるんだろうなということを思っていまして、河井大臣といい対話をして、河井大臣を、ちょっと言葉を選ばずに言えば、野党議...全文を見る |
○山尾委員 時効のことは、外国の法制ということでいうと、多分、イギリスは性犯罪に時効がありません。ドイツは、子供が被害者のときは、三十歳まで停止をするというふうに聞いております。 先ほど、前回前進できなかった理由としてお話がありましたけれども、ほかに目撃者がいないという犯罪の...全文を見る | ||
○山尾委員 わかりにくいんですけれども……(河井国務大臣「わかりにくいんです」と呼ぶ)わかりにくいですね、非常にね。 よく議事録を見ながら、この議論、また別の回でも続けていきますけれども、私がまず受けた印象というのは、今の定義ですね、夫婦が子供を産み育てながら共同生活を営むと...全文を見る | ||
○山尾委員 もうその家族観は大きく若い世代から変わり始めているということも御存じだと思いますね。 幾つかもちろんアンケートはありますけれども、例えば全国家庭動向調査、ことしの九月の公表ですけれども、例えば、結婚経験のある女性を対象とした同性婚についてのアンケートでは、何と六九...全文を見る | ||
○山尾委員 私としては、積極的な議論、検討をしてほしいんですけれども、していきますが、ただ、お三方に共通したのは、議論をしていく必要がある、そこに慎重なという形容詞が加わる面もあるというところでありました。 河井大臣にお伺いをします。 その検討をしながら、ただ、じゃ、民法...全文を見る | ||
○山尾委員 現時点で同性婚の導入を検討していないので、憲法に適合するか否かの議論、検討そのものを行っていない。九月二十日の記者会見でおっしゃったことと同じかと思いますが。 ただ、今、前提として、この同性婚の導入は検討する必要があると、政務官、副大臣、大臣、三人が口をそろえて言...全文を見る | ||
○山尾委員 質問に答えていないので、もう一回だけ言います。 検討していないので憲法適合性も検討していないというのが現時点の状態だという答弁はわかっています。ただ、同性婚の導入については、これまでの大臣の答弁でもありましたし、今皆さんに聞いていただいた、政務三役が全員、慎重なと...全文を見る | ||
○山尾委員 慎重に検討するということと検討を先送りするということは違うんですね。 検討を要するとおっしゃったので、いつから検討を始めていただけるか、教えてください。 | ||
○山尾委員 もう一回だけ聞きます。 いつから検討を始めるのか、教えてください。 | ||
○山尾委員 いや、私、日本語としてもわかりませんし、検討を要するということが、検討するかどうかの検討を要するというふうに日本語は読みません。なので、全く取り繕った答弁としか思えないし、こういうところから対話ができなくなって追及型になってしまうと思うので、ぜひ後退しないでほしい、本...全文を見る | ||
○山尾委員 そのとおりじゃないわ。完全に答弁が変わったというふうに見るのが私は自然だと思いますけれども。 大臣、大臣がこう言ったからとかいうのを余り時間を使いたくないけれども、大臣のその三つの観点が重要というので、これは二つ目、今この瞬間も日本じゅうで助けを待っている方々の声...全文を見る | ||
○山尾委員 今、先進国の中で、人権国家といいながら、差別を解消しようといいながら、同性婚の導入を検討するかどうかを検討するなんて言っている国、本当にどこにあるんですかという状況だと思いますよ。大変恥ずかしいというふうに思います。 今のその答弁自体が、性的指向、性自認を理由とす...全文を見る | ||
○山尾委員 国民の議論は大事だと思いますけれども、全国民の代表者である私たちが集まった国会の場で議論しなきゃだめだと思いますよ。国会の場で議論しますけれども、やはりちゃんと政府としたってきちっと検討していただきたいというふうに思います。本当にちょっと大変残念ですけれども、これを契...全文を見る | ||
○山尾委員 初めて出てきた数字ですので、調べたということ自体は評価したいと思いますが、結果は惨たんたるものですね。 憲法判例の九割に近い裁判記録が捨てられていたという話なんですよ。判決文は別です、公平に言うと。ただ、裁判記録というのは、要するに、当事者の主張とか法廷でのやりと...全文を見る | ||
○山尾委員 廃棄済みと言われても、本当に、廃棄されたものは戻りませんので、大変ゆゆしき事態なんですけれども。 では、もう一つのデータとして、皆さんのお手元の資料ですが、七ページです。 これは本当に、戦後、違憲判決というのは物すごく少ないんですね。私は、最高裁の人事をやはり...全文を見る | ||
○山尾委員 どうしてこんなことになっちゃうのかというのを、ちょっと制度として知った方がいいと思うんですけれども、民事の裁判記録というのは、原則として、第一審の裁判所が五年保存して、その後廃棄するということになっています。一方で、例外が二つあって、一つは、その当該事件の必要から期間...全文を見る | ||
○山尾委員 要するに、廃棄しちゃったので、なぜ廃棄したかもわからないから、適切だったかどうか答弁できないということなんですね。そんなばかなことありますか。じゃ、誰が責任をとるんですか。 じゃ、長沼ナイキ訴訟を捨てましょうというふうに判断した者の名前、誰が判断したのか、教えてく...全文を見る | ||
○山尾委員 じゃ、当時の所長は誰なんですか。 | ||
○山尾委員 じゃ、もう一つ、まあ、言っても同じだからな。 私は、そのときの判断をした所長の個別の名前を挙げて、その人の責任追及を今、国会ですることが、そんなに適切なことだと思っていないんですよ。 私が申し上げたいのは、やはり、こうやって最高裁が基準を示しておきながら、それ...全文を見る | ||
○山尾委員 これは引き続きやりますけれども、ちょっと刑事裁判記録のこともやりたいので、一点伺います。 今度、刑事裁判の方は、これは法務大臣が責任主体でして、去年の九月二十八日、上川大臣のときに、こういうふうにおっしゃっています。刑事参考記録、要するに保存をすると決めた記録のリ...全文を見る | ||
○山尾委員 初めて期間が出ましたので、そこは評価したいと思います。年内、待ちますので、ぜひしっかり作業していただいて、そこからまた見えてくるものがあると思いますし、問題も出てくると思います。ぜひやっていただきたいと思います。 時間があと一分あるのかな。外務副大臣に来ていただい...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございました。仮とはいえ、一般論でお答えいただいて、まずは受けとめたいと思います。 本日の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 | ||
11月07日 | 第200回国会 衆議院 憲法審査会 第2号 議事録を見る | ○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。 発言の機会をありがとうございます。 せっかくこの国会でこうやって憲法審査会が開かれましたので、冒頭にこの審査会の今後の議論の進め方について私の意見を申し上げて、また、視察報告の方も意見、質問を申し上げたいと思います。 この視察...全文を見る |
11月14日 | 第200回国会 衆議院 憲法審査会 第3号 議事録を見る | ○山尾委員 立国社の山尾です。 馬場さん、ありがとうございます。 憲法審査会の場では、一方的な演説とかいうよりは、こうやって質疑のやりとりの中で対話を国民に見せていくのが大事だと思いますし、建設的だと思います。 まず、私は、議論をしようと言い続けていますし、自由に議論...全文を見る |
○山尾委員 はい、もう終わります。 この前、國重さんのデジタル社会と人権という議論もすばらしかったですし、やはりほかの委員からもすばらしい意見がたくさん出ておりますので、私自身は、きょうも、今この場もそうですけれども、党の代表する意見を言う場ではありません、まさに自由討議であ...全文を見る | ||
11月15日 | 第200回国会 衆議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。 ちょっと二問、きょう大きなテーマを用意しましたけれども、前後を入れかえたいと思います。最初に香港のデモについて、その後に裁判記録のことをやりたいというふうに思います。 まず、皆さんのお手元の、きょうは資料が大部なんですけれども、右...全文を見る |
○山尾委員 ぜひ見ていただきたいと思います、たくさん拡散されておりますので。事務方の方に言えばすぐ出てくると思います。 私は見ました。やはりこれは見るべきだ、国会議員なら見るべきだというふうに、たくさんの方から動画をいただきましたので。本当に丸腰ですよ。手に何も持っていないと...全文を見る | ||
○山尾委員 ぜひ、委員の言うとおりであるというところを、大臣の同じ言葉で結構ですので。 私は、一般論です、どのような政治体制のもとでも、武器を持たない市民に対し公権力が実弾で発砲するのは許されないと思いますが、大臣はいかがですか。一般論で結構です。 | ||
○山尾委員 私と大臣はやはり立場が違いますので、なかなか同じようにというのが難しいという事情はわかりますけれども、やはり我が国の法務大臣が、一般論としてであれ、この文脈の中でそういった答弁をしたということは、これは一つ私は大事なことだというふうに思います。 もう一つ、少し紹介...全文を見る | ||
○山尾委員 まずは、私もこの制度を使うことになるんだと思います。 一時庇護で許可をされた上で、更に条約難民としての申請があった場合にはどうなるんでしょうか。 | ||
○山尾委員 まずは一時庇護、そして条約難民としての認定、そして、それがうまくはまらない場合でも人道配慮、そういう私たちのもとには受皿があるということだと思います。 これは、個別には今回ちょっと通告していないんですけれども、例えば、シリアからの難民や、あるいは人道配慮としての受...全文を見る | ||
○山尾委員 大臣にお伺いをします。 そういった形で、もし、とにかく自力で日本に来ていただいた場合は、これは、外務省ではなくて、基本的に法務省の管轄になってまいります。そのときに、一時庇護、条約難民、人道配慮、そして、シリアの事例を聞きましたらば、あわせて、文科省あるいは外務省...全文を見る | ||
○山尾委員 真に必要としている場合には確実に保護できるように検討したいということをいただきました。これもまた一つ重要な話だというふうに思って受けとめます。 あとは、やれることとして、私は、京都コングレスが気になっております。 京都コングレスは、まだ招待状を発出していない段...全文を見る | ||
○山尾委員 やはり、先ほど森大臣から、総理や菅長官も大変憂慮というコメントをしている、私も同じだというふうにおっしゃいましたが、私は、外務大臣とか官房長官とか総理大臣には発信できないことが発信できる、そういう立場だと思うんですよ、法務大臣というのは。外交とか経済とか、そういった政...全文を見る | ||
○山尾委員 それでは、例えば、皆さん、七ページまでめくっていただいて、左側の百六番というところを見ていただきたいんですけれども、百六番、これは長沼ナイキ事件と言われる事件です。初めて、自衛隊の存在が憲法九条二項に違反するというふうにされた裁判例であります。 最高裁の認識を聞き...全文を見る | ||
○山尾委員 運用に問題があったという認識はあるんですか。 | ||
○山尾委員 運用に問題があったという認識に立っているんですか。 | ||
○山尾委員 一歩前進というか、一歩素直な見解だと思います。 ただ、本当は、個々の事件についても、経過が今となってはわからない、それはもう廃棄してしまったからわからないんですよね。調べればわかるところも出てくるでしょう。ただ、なかなか、これだけ膨大な記録である、廃棄されたのが。...全文を見る | ||
○山尾委員 その連絡が電話連絡で、文書がないということも聞いたんですけれども、今も文書は出していないんですか。 | ||
○山尾委員 私は、それはちょっと大変問題だということを事前にも随分指摘しましたし、この場でも改めて指摘をしたいと思います。 電話連絡はないでしょう、やはりこれだけ大事なものを廃棄をやめろということに対して。裁判所という一つの組織がですよ。 だって、電話連絡だったら、どうい...全文を見る | ||
○山尾委員 それでは、お聞きしますけれども、事実上保存というふうになっていない、日々五年という保存期間が経過していくものについても、ちゃんと一切、廃棄という判断がとまっているとこの場ではっきりお答えになれますか。 | ||
○山尾委員 いや、その通常のルートに乗っていたら、百三十四件中百十七件が捨てられちゃったという話なんですよ。 何が通常のルートかというと、本来は、せめて判例百選に載っているとか、いわゆる素人感覚でも、これはとっておくべきでしょうというものがどんどん捨てられていたわけだから、通...全文を見る | ||
○山尾委員 例えば、最高裁において、戦後、違憲判決が出された民事の事件は十件というふうに最高裁に答えていただいて、そのうち七件がもう既に廃棄をされてしまったんだけれども、こういう問題をきちっとやりとりをするようになってから、一件がちゃんと特別保存に付されたり、その後も、恐らく気を...全文を見る | ||
○山尾委員 やはり、戦後、最高裁が、民事にしても刑事にしても、違憲判決というのは、統治行為論が支配して、すごく司法消極の中で極めて珍しい。その事件について、それが保存されているか、廃棄されているか、それを尋ねてもすぐには答えられないという自体が、まずやはり、結構というか相当ゆゆし...全文を見る | ||
○山尾委員 刑事事件は検察庁、刑事以外の事件は最高裁、ここが判断と保管の主体を担っているわけですけれども、ここから先、本当にそれでいいんですかという問題も浮かび上がってくると思います。ちゃんと外の目でその判断が適正かどうかをチェックする仕組みは要らないのかなどなど、やはり開示した...全文を見る | ||
11月20日 | 第200回国会 衆議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 まず、神田先生にお伺いをしたいんですけれども、私は、三百四条の一項二号、三号の追加内容規制、そして三百五条の同種の規定、これについては大変問題を感じています。その立場から...全文を見る |
○山尾委員 論理的には適用可能ということでした。 じゃ、逆なんですね。必ずしも民法の権利濫用には当たらないけれども、この新設三百四条の二号に当たるという場合は拒絶可能なんでしょうか。 | ||
○山尾委員 それはすごく驚きまして、これが私はこの問題の本質だと思っていて、法務省は恐らくその説明を極めて曖昧かつ不誠実にしてきたというふうに私は感じているんですね。 参考人に確認なんですけれども、つまり、今回のこの法案の提案というのは、今までの一般条項でいえば権利濫用には当...全文を見る | ||
○山尾委員 済みません、私はちょっとわからなかったんですね。もう一回聞きます。 論理的な帰結としてお答えいただきたいと思います。 必ずしも民法の一般条項で見たときには権利濫用に当たらないけれども、この三百四条新設の二号、三号に当たる場合は拒絶できる余地がある、こういう法案...全文を見る | ||
○山尾委員 まずこれがすごく、きょうはっきりしてよかったなというふうに思います。 なぜここを気にしているかというと、やはり、私ずっと、なぜ一般条項でやれることで、しかも、すごく特殊な事例が数件あるとはいえ、一般条項で対処し得る状態になっているのにどうしてここまでこういう文言を...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。そこもはっきりしてよかったなと思います。 多分、今までの通説とかあるいは裁判例二例を見ても、基本的には、主観目的、その株主の意図、プラス、それの提案によって会社が利益を害するかというような客観面、この主観と客観の利益衡量で濫用に当たるかどうか...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 それでは、前川参考人にお伺いいたします。 今の神田参考人のお答えも踏まえていくと、やはり今回問題だなと改めて思うのは、いわゆる、会社側が推測するところの提案株主の主観面だけをもって拒絶ができ、そしてそれは必ずしも権利濫用に当たらなくても...全文を見る | ||
○山尾委員 私もそう思うんですね。相当広がるというか、こういうものだとはちょっと、正直、ここまでは思っていなかったんですけれども。 もう一つ、前川参考人にお伺いをいたします。 三号のこともやはり問題点を指摘していただいておりましたけれども、ちょっと私、素朴な疑問として、会...全文を見る | ||
○山尾委員 そうしましたら、ちょっと今の関係で、やはりもう一回神田参考人にも聞いておいた方がいいと思ったんですけれども、御質問いたします。 今のような前提でいくと、先ほどの三例についても拒絶は可能なんだろう。ただ、それが裁判になったときに、裁判所の審理対象は何なのかということ...全文を見る | ||
○山尾委員 私も、神田先生が会社だったら恐らくそういう判断をされるんじゃないかなと思うんですね、これで拒絶はしないと。 ただ、会社は神田先生ではないといいますか、やはり極めてさまざまな会社がありますし、場合によっては、適正な株主提案権の行使、社会的に見れば極めて真っ当な提案で...全文を見る | ||
○山尾委員 大変参考になりました。ありがとうございました。 | ||
11月22日 | 第200回国会 衆議院 法務委員会 第11号 議事録を見る | ○山尾委員 ただいま議題となりました両修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 修正の趣旨は、株主提案権等の濫用的な行使を制限するための措置に関する改正規定中不当な目的等による議案の提案を制限する規定の新設に係る部分を削るものでありま...全文を見る |
○山尾委員 株主総会と株主提案権の本来的な意義という御質問だと思います。 株主総会というのは、会社の構成員である株主が直接にそれに参加をして、決議によって会社の基本的意思決定を行うための機関である、こういうふうに一般的に理解されていますし、私もそのように理解しています。 ...全文を見る | ||
○山尾委員 とても重要で、とても答えるのが難しい御質問だと思います。 まず、法律の文言、言葉をどの程度具体化、個別化していくかという問題の前に、新たな立法をする際には、立法事実に支えられた立法の必要性があるか否か、これが検討されるべきだと思います。その上で、必要性がある、立法...全文を見る | ||
○山尾委員 最終的には、裁判所が、株主が提案した議案が拒絶事由に該当するかどうかを判断するんですというのは、事実としてはそのとおりなんですね。 ただ、だからといって、株主総会の事前の提案やその当日の提案が拒絶される窓口を広げていいということにはならない、事後的救済があるから事...全文を見る | ||
○山尾委員 高木委員御指摘のとおり、この委員会質疑において、与野党問わず、いろいろな観点からの問題意識も顕出されたと思います。 改正原案の対政府質疑などを通じては、原案のままでは株主提案権が権利濫用として拒絶される範囲が広がるのではないかという疑義も提示されました。 つま...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 修正案の意義とこの経過を含めた思いということで聞いていただきました。 修正案の意義は、そういう、さきに申し上げたような、改正原案のままだと権利の制限が広くなるんじゃないかという懸念を払拭できるということなんですけれども、あわせて、あえて...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 修正案提出に至った経緯と趣旨ということなんですけれども、やはり、今回の会社法改正案の中でも特に、追加的に、株主提案権の内容に着目をして規制をする条項ですね、その条項が、株主総会における議案の提案、これはいわゆる当日の提案ということに実質的に...全文を見る | ||
○山尾委員 ありがとうございます。 今回、修正案では削除を提案している条項の何が問題だったのかという御質問でありました。 この委員会を通じて、まず指摘があったのは、やはり今も民法の権利濫用という一般条項を通じて一定の濫用規制がかかっている、その上で更に、会社法において、提...全文を見る | ||
○山尾委員 提出者としてお答えすると多少枠がはまるんですけれども、事実として指摘をするならば、やはり、この委員会質疑を通じて、追加的内容規制を必要とするというまでの立法事実が弱いのではないかという指摘が複数の委員、そして参考人からあったというのは事実だというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○山尾委員 まず大事な視点は、どこに重点を置くべきかという御質問でしたので、申し上げると、やはり株主提案権の今委員がおっしゃったような重要な意義に鑑みて、要件に当てはまる限りはその株主提案権の行使をきちっと保障していくということが前提として必要なんだろう、肝要なんだろうというふう...全文を見る | ||
11月28日 | 第200回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○衆議院議員(山尾志桜里君) ありがとうございます。過程について申し上げます。 衆議院の法務委員会で、一日目が対政府質疑、そして二日目に参考人質疑、そして三日目に対政府質疑で採決と、延べ三日を使って審議をいたしました。 その前半のところで、やはり追加的な株主提案権の内容規...全文を見る |
○衆議院議員(山尾志桜里君) 不十分なところがどこだったかということを申し上げますと、やはり、原案の会社法の三百四条のただし書、そして三百五条の第六項、ここに反映されていた株主提案権についての追加的内容規制、これを質疑していくに当たって、まず一点目は、権利濫用として拒絶される範囲...全文を見る |