山尾志桜里

やまおしおり

小選挙区(愛知県第七区)選出
国民民主党・無所属クラブ
当選回数3回

山尾志桜里の2020年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第201回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  きょうは三つテーマを用意しましたけれども、ちょっとお手元の質問要旨の順番を変えさせていただいて、最初に皇位継承についてスタートをさせていただきたいと思います。これは本当に落ちついた雰囲気で議論したいなと思いますので、済みません、まずは...全文を見る
○山尾委員 この問題が国家の基本であり、重要な問題だという点は、私も同感です。  私は、この皇室制度というのは、国民の中にいろいろな気持ちがあって、それは、やはり伝統という観点から極めて保守的な感覚の人もいれば、皇室自体には大変親しみを持って敬意を払っているけれども、少しその制...全文を見る
○山尾委員 何だかちょっとあやふやなんですけれども、官房長官の言葉でお伺いしたいと思います。ちょっとここは大事なのでしつこくやりますけれども。  これは附帯決議ですから、分けて聞きますね。分けて尋ねるのが適切かどうかという議論、あとあるんですけれども。  安定的な皇位継承を確...全文を見る
○山尾委員 質問に答えていらっしゃらないんですよね。これは、主語は政府はですので、政府の認識として、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、これは先延ばしできない課題である、女性宮家の創設、これも先延ばしすることはできない重要な課題である、こういうふうにしか読めないということであ...全文を見る
○山尾委員 書物や有識者からのヒアリングということは今伺いましたが、これはいつから検討を行っているかということは、多分、確認していただければすぐわかると思いますので、今、確認していただいているなら、わかり次第教えていただきたいというふうに思います。  その上で、書物や有識者のヒ...全文を見る
○山尾委員 静かな環境とクローズな、閉鎖的な議論とか環境というのは別物ですので、オープンにしていただけるところはオープンにしていくことが大事だというふうに思います。  せっかくの機会ですので、具体的な方策の議論はまだで、大前提のところを議論しているとおっしゃっていますけれども、...全文を見る
○山尾委員 これからこうした御意向を確認する具体的な予定はありますか。
○山尾委員 今までやっていないし、そこは考えていないとはっきり長官がおっしゃいました。  私も別に、この節だから嫌だとかそういうことではないんですけれども、やはり、よくよく考えても、以前皇族だったおうちにたまたま生まれた方、つまり、国民として生まれて育った方が突然皇族として国民...全文を見る
○山尾委員 私の知る限り、立皇嗣の礼が一連の行事の最終行事だと明確におっしゃったのを今まで見つけたことがなかったんですけれども、今、少なくともそういうふうにおっしゃいました。  とすると、立皇嗣の礼が終わった後、四月十九日が予定だと思いますけれども、それが終わり次第、速やかに議...全文を見る
○山尾委員 私は、本来は、即位礼正殿の儀も終わって、大嘗祭も終わって、もう去年の時点で、やはり国民は、新しい天皇陛下、そして皇后陛下のもとで、本当にお祝いの気持ちを持って、祝意を持って、落ちついてもう令和という時代を迎えているわけですので、もう本当は議論を始めて十分いい時期に来て...全文を見る
○山尾委員 そうです。その帰結として、結局、皇嗣は天皇の子ではないので、皇位継承者第一位であっても、次の天皇となることが確定しない立場である、しかし、皇太子の場合は天皇の子でありますので、皇位継承者第一位であることが皇太子になったときに確定し、そして、その皇太子が天皇より先に薨去...全文を見る
○山尾委員 当初というのはいつですか。戦後初めて検察庁法の二十二条で検察官の定年年齢が定められたときなのか、それとも国家公務員法に定年と定年延長の規定が定められた昭和六十年なのか、それともそれ以外なのか、いつですか。
○山尾委員 国家公務員法に定年と定年延長の規定が定められたのはいつですか。
○山尾委員 ちょっと、昭和五十六年なのか、私は昭和六十年だと思っていたんですけれども、そこをちょっともう一回確認していただいて、私が間違っていたなら、五十六年でもいいです、大勢に影響はありません。  今の話でいくと、じゃ、昭和二十二年から国家公務員法に定年の制度ができるまでの間...全文を見る
○山尾委員 そうだとすると、このときけんけんがくがくの議論があったわけですね、一般公務員に定年と延長を認めるかどうかという議論があって、そのときできた条文が、一般公務員はこの年齢に達したら定年ですという条項と、プラス、延長の条文ですね。定年に達した職員が前条第一項の規定により退職...全文を見る
○山尾委員 そうすると、今大臣が主張している、国家公務員法の規定でできるんだというのは成り立たないわけですよね。なぜ、そんな成り立たないような改正を当時の立法者はしたんでしょう。  大臣が言うように、国家公務員も定年ができ、定年延長ができることになります、そうであれば、検察官も...全文を見る
○山尾委員 検察庁法の三十二の二ができたのは昭和二十四年なんですね。このとき、国家公務員法には定年も延長もないんです。だから、そこで書かれているはずだなんということは通用しないんですね。定年ができるのは、そこからずっと後の三十六年後ですから。  だから、三十二の二で交通整理をし...全文を見る
○山尾委員 定まるはずという、極めて独自の理解を繰り広げているわけですけれども。  私、この週末、ずっと議事録を調べてまいりました。この国家公務員法改正のときの議論を見たら、そんな議論はされていませんよ。むしろ逆ですよ。  私の手元にありますけれども、昭和五十六年四月二十八日...全文を見る
○山尾委員 この今の斧政府委員の確定的な答弁、定年制は検察官には適用されないと言っているわけなので、私は、では、この国会の議論の当時、定年制というのはどういう意味で議論されていたんだろうということをまた調べましたよ。  昭和五十六年四月二十三日、さっきの、検察官に定年制は適用さ...全文を見る
○山尾委員 この議事録を読んでいただかないことには、これ、検察官に戦後初の定年延長を国家公務員法に読み込めるかという解釈を理解できないと思いますよ。だから、これをまず読んでいただいて、もう一回、御自身の人事が法的根拠を持つものなのかどうか、再確認していただきたい。  その上で、...全文を見る
○山尾委員 なので、森大臣は適用されると言っているけれども、この当時の政府委員は適用されないと言っているわけですね。まずこれはきちっと、されないというふうに、そのときの、まさにその法案を審議していたときの適用されないという政府の答弁を森大臣は知らないとおっしゃったわけですね。 ...全文を見る
○山尾委員 きちっとした、議事録を読み込んで、当時の立法者意思を確認しないで私はそう理解していますと言っても、やはり国民には全く伝わらないわけですね。それはもう、知らないけれども私はもうそういうふうに言われたからそう言うしかないんだというふうにしか聞こえないわけですね。  なの...全文を見る
○山尾委員 そうすると、この過去の政府見解は、これは間違いであるという趣旨ですか。
○山尾委員 知らなかったということはもう仕方ないんです。それはもう法務省が悪いと思います。だけれども、こういう答弁がありますので、ちょっとやはり一旦とめてもらって、政府の見解を一旦整理してもらった方が議論が前に進むと思うので、そういうふうにしていただけませんか。私、これを一つこの...全文を見る
○山尾委員 法務大臣だとちょっとらちが明かないようなので、菅官房長官にお伺いしたいんですけれども、今聞いていただいて、その一般法という国家公務員法の、この質疑のときは、政府は今回の定年制は検察官に適用されないと言っている。今この時代を生きる森大臣は適用されると言っているので、私は...全文を見る
○山尾委員 そうすると、政府の見解を理由なく変更され、実は変更したことも知らずに、新しい解釈を今持ち出して、黒川検事長という戦後初の検察官の定年延長を求めようとしているというようなことになっているわけですけれども、これはちょっと防衛大臣に伺いますが、自衛官は定年と定年延長は認めら...全文を見る
○山尾委員 自衛官は、特別職でありますけれども、ちゃんと自衛隊法で定年と定年延長が決まっている。  付言すると、森大臣、多分御存じないかと思うので聞いていただきたいんですけれども、自衛官以外の自衛隊の職員については、この国家公務員法の議論のときに議論になって、やはり自衛官以外の...全文を見る
○山尾委員 だから、自衛官はきちっと法に規定があるから延長する、裁判官は法に規定がないから延長はない、何で検察官だけ法に規定がないのに延長があるんですかということなんですよね。  改めて聞きますけれども、じゃ、官房長官にお伺いしますね。黒川検事長にしかできない検事長としての仕事...全文を見る
○山尾委員 じゃ、質問の仕方を変えます。  黒川検事長にしかできない検事長としての仕事のために例外的に法を超えて定年延長させるのであれば、検事総長に任命するということはあり得ませんね。
○山尾委員 全く答えないわけですね。検事総長にはしないということもおっしゃらないということなんです。  もう最後にしますけれども、今回のやり方というのはとにかく法的根拠がない、明文に違反するので、これは違法な措置です。その前提事実を法務大臣は知らなかったので、もう一回、きちっと...全文を見る
○山尾委員 特別職であれ一般職であれ、法の根拠が必要だという点は同じで、なぜ検察官だけは法の根拠がないのに認めるんですかという質問をしたわけです。  済みません、まさかこういう答弁に法務大臣がなると思わなかったので、自衛官の海外での過失について防衛大臣と外務大臣と議論したかった...全文を見る
02月19日第201回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。  今聞いていましたけれども、竹本大臣にしても森大臣にしても、やはり大臣の答弁が軽過ぎて、すぐ変わるから、本当に信用して議論ができないことを大変残念に思っています。  その上で、きょうは三つ、皇位継承と、あと、国外での自衛官の起こしてし...全文を見る
○山尾委員 二問目です。これもここに書いてあります。「政府は皇位継承順位を変えないことを前提に、皇族減少に伴う公務の負担軽減策などを検討する構えだ。」これは事実ですか。
○山尾委員 三問目です。これも読売新聞の一面に書いてあります。「公の場で議論を行うための有識者懇談会も設けない方向だ。」これは事実ですか。
○山尾委員 今、明快に言っていただきました。  今の一連の長官の答弁が事実であれば、政府の方針、方向、構えとして全く決まっていないことを一面トップで読売新聞が報じたということになります。読売新聞が誤報でないというなら、長官の答弁が残念ながら事実でないという関係に立つわけですけれ...全文を見る
○山尾委員 今、ちょっとごまかしの答弁だったと、申しわけないけれども、思うんですね。  私が危惧をしているのは、ずっと長官と総理の答弁を議事録で精査をしていくと、附帯決議の趣旨を尊重して検討を行うということは言わず、対応していくとか、さまざまなことを進めていくということをずっと...全文を見る
○山尾委員 いわゆる準備室における不断の検討というのはやっているし、今は、フェーズとしては、この附帯決議もあるので、準備行為であり、整理をしているということでありました。  そうすると、今おっしゃった、立皇嗣の礼が終わった後、また対応したいとおっしゃったんですけれども、今されて...全文を見る
○山尾委員 わかりました。きょうはこの辺にしたいと思います。  検討の仕方は何もまだ決めていないと長官はおっしゃいましたけれども、私は、原則公開、政府主体よりは有識者主体で検討すべきだと思います。非公開では国民との対話にならないし、やはり国民代表としての有識者を主体にするべきだ...全文を見る
○山尾委員 そうすると、日本が裁判管轄を有していると思うんですけれども、日本の法令に基づき、この国外過失を刑事手続にかけること、処罰することは可能ですか。
○山尾委員 そこなんですね。  今、公務の内外かかわらずと大臣もおっしゃいましたけれども、公務中であろうとなかろうと、相手国ジブチの裁判権をいわば奪いながら、過失の行為については日本には関係法令がないので、これは日本でも処罰できませんという状況になっているので、これを速やかに、...全文を見る
○山尾委員 防衛大臣が検討のための準備を始めていきたいという答弁は大変重いと思いますし、私は本当にやるべきだというふうに思います。  ただ、ちょっと戻すと、起きたことがないし起こり得ない事件について法律がなくても、これは法の空白とは言わないと思うんですけれども、実際にカンボジア...全文を見る
○山尾委員 法の空白と言うか欠缺と言うかというのは、これ、議論の価値があることだと思いますけれども、いずれにしても、この問題について検討のための準備をするということを、防衛大臣の意向をはっきり伺えたのはとてもよかったと思います。  これは、そういうことであれば、質問ではなく、ち...全文を見る
○山尾委員 ちょっと質問にはお答えいただけなかったんですけれども、必ずしも憲法を変えずにこの対応は工夫できるというふうに私は思います。  やはり、この問題は、日・ジブチの協定において日本側が不公正に優遇されている状態を日本から提起をして公正な状況に改善する、こういう日本の動きを...全文を見る
○山尾委員 解釈変更ということを総理がおっしゃってから、その後、応接録というのが出てきたわけですね。一月十七日から二十一日、法務省が法制局に相談をしているという記録であります。  この、ちょっと内容のことも言いたいんですけれども、長官に聞きます。国会答弁で検察官は適用外であると...全文を見る
○山尾委員 一般論で解釈変更を認めることがあるやなしやということを私は質問していません。  この論点について、過去に答弁で適用外と明確に除外しているものを適用内と変更するのは、解釈変更では足らないと思うんですけれども、この点はどう具体的に検討されたんですか。検察官というのは、行...全文を見る
○山尾委員 つまり、政府が至当であると判断したので私どもは了とした、長い答弁をされましたけれども、結局、結論はこれだけです。政府から至当であるというのを受けて、どういう検討をして私たちは了としたのかという、この中を聞いたわけですけれども、一切答えない。内閣法制局はそういうふうにな...全文を見る
○山尾委員 なぜ一月何日というふうに特定できないのか、理由を教えてください。(発言する者あり)
○山尾委員 結局、後から解釈変更したということにしているから、自分がやった請議は一月二十九日だったな、だったら、そのときに解釈変更も政権として終わったことにしておかなきゃいけないよね、こういう思考の過程が全部見えるわけですよね。  一月二十九日でいいんですか。(発言する者あり)
○山尾委員 何日ですか。
○山尾委員 何日ですか。(発言する者あり)
○山尾委員 一月二十四日ということでしたね。  大臣に聞きます。  国公法改正当時の政府見解は検察官については適用外だということを知ったのはいつですか。大臣が、昔は適用外だったということを知ったのはいつですか。
○山尾委員 質問に答えてくださいね。昔は適用外というふうに理解していたんだ、それが見解だったんだということを知ったのはいつですか。
○山尾委員 ちょっと今聞こえなかった。一月何日ですか。
○山尾委員 違うでしょう。申しわけないけれども、誰が見ても、二月十日に私がここで紹介して初めて知ったでしょう、はっきり言うけれども。  では、何で、森大臣、二月十日にこの場で私に、こういう解釈にしたんですというふうに言わなかったんですか。何で解釈変更を説明しなかったんですか。
○山尾委員 理屈に合わない関係ないことを答弁するのはちょっとやめてほしいんですね。  森大臣、この答弁を知らなかったんだ、詳細を知らなかったんだ、でも、私と二月十日にやったときに、過去の政府答弁、政府の見解が適用外だったということは知っていましたと言いたいんですか。知っていたん...全文を見る
○山尾委員 人事院に聞きたいと思います。  森大臣、二月十日に過去は適用外だったという見解を知っていたと言いたいんでしょうけれども、人事院に聞きますね。  人事院のペーパーがあるんですけれども、この論点について、人事院として特に異論を申し上げないというペーパーがあります。 ...全文を見る
○山尾委員 そうしたら、何で松尾さんは二月十二日の時点で、法務省から解釈を示されて、もうこの時点で異論を申し上げないというやりとりがあったのなら、どうしてそのとき、十二日のとき、現在までも特にそれについて議論はございませんでした、現在までも同じ解釈を引き継いでいます、なぜそういう...全文を見る
○山尾委員 一月二十二日の時点でこの論点が法務省との間で議論になっていたら、二月十二日の時点で、現在までも特にそれについて議論はございませんでしたという答弁にならないでしょう。現在までも同じ解釈を引き継いでいるということにならないでしょう。法務省から実は御相談があって、解釈変更を...全文を見る
○山尾委員 二月十二日の御自身の答弁、現在までも同じ解釈です、特に現在まで議論はございません、この答弁を撤回されますか。
○山尾委員 法務大臣のうそにつき合わされて、こんな撤回させられる人事院、もうかわいそうですよ、本当に。  でも、聞きますね。  じゃ、現在までもの部分を撤回されて、どういうふうに変更されるんですか。(発言する者あり)
○山尾委員 これは、現在までもを撤回するとこうなるんですね。制定当時に際してはそういう解釈でございまして、特にそれについて議論はございませんでしたので、同じ解釈を引き継いでいるところでございます。これでいいんですか。  もとはこうです。「制定当時に際してはそういう解釈でございま...全文を見る
○山尾委員 二月十二日の時点で、現在までも議論がない、解釈は同じだとおっしゃっているので、それは、今、森大臣や人事院がおっしゃっている、一月二十二日の時点でもう両者で相談をして、解釈変更ということで相調いましたと言っていることとは両立しないでしょう、おかしいですねと。  じゃ、...全文を見る
○山尾委員 整理してください。一度、現在までもは撤回したわけですよね。ちょっとその撤回内容では合わないんじゃないですかと言ったら、今度は、現在までもは一月二十二日までのことでございます、二月十二日に言ったけれどもと。二月十二日におっしゃっている現在というのは一月二十二日だと今おっ...全文を見る
○山尾委員 じゃ、人事院、もう一回、落ちついて整理して、できれば真実の答弁をいただきたいと思うんですけれども。  まず一問目、過去の政府見解を変えることを人事院として異論を申し上げないというふうに了としたのは何月何日ですか。
○山尾委員 一月二十二日に法務省から相談を受け、一月二十四日に了としたということであれば、二月十二日の人事院の答弁、「制定当時に際してはそういう解釈でございまして、」という言葉をつけた後、「現在までも、特にそれについて議論はございませんでしたので、同じ解釈を引き継いでいるところで...全文を見る
○山尾委員 一部修正とおっしゃいましたけれども、多分、この二月十二日の答弁のどこかを削って何かを入れたんだと思いますけれども、それがわかるようにお答えください。
○山尾委員 今の、ここを変えましたというのをもとに読むと、こうなるわけですね。  制定当時に際してはそういう解釈でございまして、一月二十二日に法務省から御相談があるまでは、特にそれについて議論はございませんでしたので、同じ解釈を引き継いでいるところでございます。  その後もあ...全文を見る
○山尾委員 同じ解釈を引き継いでいるところでございますではなくて、同じ解釈を引き継いでいたところでございます、こう変更しますということでいいんですか。
○山尾委員 解釈を変えたというよりは、御自身の答弁を変えるということですか。
○山尾委員 なぜ、こんな間違いようもないことを言い間違えたんですか。
○山尾委員 やはり、この時点では、過去は適用外だったという政府見解の存在はこの場で明らかになっていて、それからすると今回の黒川検事長の延長は違法ではないですかという議論をしていたんですね。  その議論の中で、一月二十二日までは同じ解釈でしたと言うつもりでしたと言いながら、その後...全文を見る
○山尾委員 聞かれなかったから答えなかったと。  もし今のストーリーが本当なら、一番大事なところですよね。昔はそうだったんだけれども、法務省と人事院で相談して変えたんですと。これは当たり前でしょう、言うの。それを言わなかったのは、聞かれなかったからじゃなくて、その時点ではまだ協...全文を見る
○山尾委員 私、これ、正直言って、人事院が一番悪者ではないと思いますよ。法務大臣、そして官房長官も、やはり無理筋の人事を通すために後づけの解釈変更をするから、こういうことになっているんだと思いますよ。  一点だけ、私、人事院をかばうつもりは全くありませんけれども、人事院、頑張っ...全文を見る
○山尾委員 それに対して、人事院の見解はいかがですか。定年延長をなし崩しで認めちゃったけれども、再任用は認めるんですか。
○山尾委員 要するに、なし崩し的に定年延長を認めざるを得なくなって、法務省が出した定年延長を認めてくださいという人事院に対する書面の中で、定年延長も認めるということは再任用も認めることになるので、再任用も認められますよねというふうに法務省が言って、人事院は、これだけは注釈で再任用...全文を見る
○山尾委員 一旦これで終わりにしますが、私、そんなにうそだと言わないんですよ。それなりの議事録があるから言っているんです。私は、議事録を御存じですか、答弁を御存じですかという質問だけじゃなくて、過去の政府見解を御存じですかと聞いているんですよ。それに対して、森大臣は、承知していな...全文を見る
○山尾委員 以上で終わります。
03月11日第201回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。  冒頭、私からも、三月十一日、東日本大震災、たくさんの方がお亡くなりになり、そして、御遺族の方を含めて、心から哀悼の意をささげたいと思いますし、そして、そこから先、本当に苦しみながらも生活再建のために頑張っている皆さんに、この法務委員会...全文を見る
○山尾委員 効果として、それだけのことができるようになる。外出については、外に出ないでねという自粛の要請にとどまるわけですけれども、今おっしゃっていたように、多人数向け施設の使用禁止要請、指示だとか、あるいは催物、イベントの制限要請そして指示だとか、あるいは、一般の市民の土地を医...全文を見る
○山尾委員 民間テレビ局も指定しても違法ではない、ただ、過去、指定しないということを決めていた、そして現在も想定していない、こういうことでありました。  私は、少し前までの政権であれば、法文には書いていないけれども、それはやはり表現の自由に対する極めて大きなことなので、それはし...全文を見る
○山尾委員 つまり、時の政府がこれは必要最小限の範囲内なんだということを考えれば、それ以上の法的な縛りはないということなんですね。  そうすると、政府の判断としてこれは必要最小限の範囲内だというふうに考えれば、報道の内容に対する指示も法的には可能ということですか。
○山尾委員 確認ですけれども、想定はしていないが、必要があれば、その報道内容に対する指示も法的には可能である、そういう余地はあるということですか。  いや、あえて言うと、私は、報道の内容に介入することを、一切あってはならないという立場には今現在立っていませんよ、いろんな状況があ...全文を見る
○山尾委員 今の答弁は、私は真摯な答弁だと思います。ただ、そういうことを私たち議員や国民がしっかり知った上でこの特措法に臨むということが極めて大事だと思います。そういう意味では、大変重要な答弁だと思います。  法令の枠組みとしては、民放が指定された場合には、番組が編成されている...全文を見る
○山尾委員 上限二年の範囲内で、科学的知見に基づいて期間設定をするんだということはそのとおりなんだと思いますが、そういう中で、でも、上限としては二年が適切なんだという科学的根拠はないということだと思います。今、うなずいていらっしゃいますよね。  そうすると、やはりもうちょっと短...全文を見る
○山尾委員 そうすると、国会に報告さえすれば何度でも延長可能で、全体の期間にキャップもかかっていないと。それでも、さっき話したように、私権の制限は強い。例えば、では、一旦宣言がなされて、ちょっと長過ぎるんじゃないか、ちょっと指定の区域が広過ぎるんじゃないか、そろそろ縮小したり解除...全文を見る
○山尾委員 やはり前の新型インフルエンザ特措法を踏まえてという御答弁だと思いますが、私は、この新型インフルエンザ特措法が国会にかかったときは、民主党だったので与党の一期生の議員だったかと思います。賛成をしたんです。本当に反省しています。これだけ強い私権制限があるということに、当時...全文を見る
○山尾委員 ちょっと気持ちを吐露していただいたかなというふうに受けとめたいとは思いますけれども、なかなか閣僚の一員として踏み込んだ思いが述べられないということかなと受けとめましたが。  ただ、今、こうやっている間にも内閣委員会でも質疑が進んでいて、これは附帯決議で落ちつかせよう...全文を見る
○山尾委員 そうなんです。まず、法に規定すらない、ただただ先例だけに基づいている決議であるということ。そして、主体はあくまで立法府、委員会であって、立法府が政府に対して、私たちとしてはこういうことを強く要請するのでよろしく頼むよという、一方通行の告白みたいなものですね。  それ...全文を見る
○山尾委員 未実施。未実施ということです。  実際は宣言が起きなかったから、実際はだから不服申立てもなかったからというのが理由でしたけれども、だったら、今回つく附帯決議だって、その後、じゃ、実際起きなかったのでといったら、いつ、何が実施されるかなんて何の担保もないなということを...全文を見る
○山尾委員 ぜひ、宣言によって一人一人の生活に何が起きるのかということをしっかり想像してほしいと思います。  そして、コロナの感染拡大の危険と、一方で、宣言がもたらす不況と、個人の生活の基盤の不可逆的な破損や破壊ということが残念ながらあり得るということ、これをもうよくよく見きわ...全文を見る
○山尾委員 私、議事録で目にしたと思うんですけれども、過去の。一九六一年に共産党大会に出席しようとした外国人を拒否したケースがあるということを、政府答弁があったように思ったんですが、それは違いますかね。そして、これは事実ですか。
○山尾委員 過去の議事録、事務方に言うことじゃないのかもしれないけれども、ちゃんと大臣に把握していただきたいんですね。しかも、過去の答弁があるということは、つまり、だからこれは、その限りにおいては、ちゃんと法務省として公表すべき事項だと判断してこの国会で答弁しているわけですよね。...全文を見る
○山尾委員 そうなんです。なので、極めて前例のない適用ということで、今回、法令解釈としても運用手続としてもかなり無理をして実行せざるを得なかったというふうに私は理解していますが、きちっとその過程はやはり検証して、よりよき制度に結びつけていかなきゃいけないので、ちょっと法令解釈につ...全文を見る
○山尾委員 今後、この要件についてはやはり検討した方がいいというふうに思います。要件だけではなくて、手続なんですけれども、これも大臣に、ちょっと今回の経験者としてお伺いをしたいんです。  今回は、やはりこの要件に該当させて適用するということをせざるを得なかったので、会議体として...全文を見る
○山尾委員 今回、前例のない適用をしていこうということで、内閣法制局、そして内閣府でしょうか、官邸とよく言われますけれども、そして法務省、どういう協議の経過を経て、十四号でいける、いこうというふうになったのか、書面を出してほしいと言ったんですけれども、出てきていません。出てきてい...全文を見る
○山尾委員 これはちょっと委員長にお願いしたいんですけれども、今、大臣から、こういうふうに検討していきましたという経過が口頭であったんですけれども、この経過、これはやはり、法務省だけではなくて、法制局、あるいは内閣府も関係していることだと思いますので、この協議経過が明らかになるよ...全文を見る
○山尾委員 この上陸拒否のことについてはこれで終わりにしますけれども、きょうの時点ではですね。  やはり、遅過ぎ、狭過ぎというような対応にならないように、そして、きちっと科学的知見に基づいた適切、適宜のタイミングでの措置ができるように、また、この状況が少し落ちついたときには私た...全文を見る
○山尾委員 それでは、本当に残り四分なので、ちょっと、どうしても聞きたい、まず一点をお伺いしたいと思うんですが、これは森大臣にお伺いをいたします。  きょうの先ほどの大西委員も論点に挙げた、昨年十月には、検察官には定年延長なしということを前提に国家公務員の定年年齢引上げに関する...全文を見る
○山尾委員 そうすると、この、検察官が東日本大震災のときに福島県いわき市から国民、市民が避難していない中で最初に逃げたということが事実なんですか。身柄拘束している十数人の方を理由なく釈放して検察官が逃げたということが事実なんですか。これは議事録に載っていますけれども。
○山尾委員 ちょっと待ってくださいね。法務大臣が、法務大臣の認識として、今言ったのは、東日本大震災のとき、いわき市から検察官が最初に逃げた、これは事実だと言ったんですか。十数人の方を理由もなく釈放して逃げた、これが事実だという認識だと法務大臣として本当におっしゃったなら、大臣をや...全文を見る
○山尾委員 いや、ちょっと、私、そんなこと。ちょっと一回とめてほしい。ちょっととめてもらっていいですか。
03月18日第201回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山尾委員 立国社の山尾志桜里です。  今、宮下副大臣のお話を改めてこの委員会で伺いました。  宮下副大臣にまずお伺いをいたします。  ちょっと素朴な疑問なんですけれども、三月十一日のこの法務委員会で、私と宮下副大臣の質疑の中で、さきにおっしゃられたような、報道内容に指示す...全文を見る
○山尾委員 まず、この政府解釈についてはこの後すぐやりますけれども、私が申し上げたいのは、やはり、答弁に問題があったということがわかったら、それがきちっと政府として整理ができるまでは大事な委員会等はちょっと一回とめておくということも大事だと思うんですね。  しかも、この論点とい...全文を見る
○山尾委員 そうすると、ちょっと、さっきの質問は、つまり、本特措法というのは放送法三条における「法律に定める権限」には該当しない、これが政府解釈だということですか。確認します。
○山尾委員 そうすると、放送番組への干渉や規律というのはしないというだけではなくて、したくともできないということですか。
○山尾委員 そうすると、これは、将来にわたって、法改正がない限り、したくてもできないということなのか、それとも、今はしたくてもできないが、将来、解釈が変わればできるようになる余地があるのか、どちらですか。
○山尾委員 そうすると、現在の政府見解で、法改正がない限り、将来にわたり、いかなる政権になってもこの解釈は変わらないという見解に現政府が立っているのか。それとも、もう一度確認しますね、将来は法改正なしに解釈が変わる法的余地はあるということなのか。そこをもう一回確認させてください。...全文を見る
○山尾委員 ちょっと質問にお答えいただけていないので、もう一回聞きますね。  今の政府解釈が平成二十四年の解釈を踏襲した立場に立っているというのはわかりました。私が聞いているのは、今の政府の立場が、将来にわたってこの内容というのは、法改正がない限り解釈を変える余地は法的にないと...全文を見る
○山尾委員 私、政府の意思を聞いているというよりは、法的なことを聞いているんですね。  今、平成二十四年の見解を引き継ぎ、そしてそれで運用していくんだというのが政府の意思だということはわかりました。なので、私が聞いているのはその先のことで、今の政府の見解で、今後、この件について...全文を見る
○山尾委員 宮下副大臣にお伺いをいたします。  今後、解釈で結論を変える余地が法的にあるのかないのかということについては、今現在、宮下副大臣は確たる見解を持っていないということですか。政府見解を持っていないということですか。
○山尾委員 この法律についての所管なので、この法律の法的な解釈を変え得る余地についても私は所管だと思いますけれども、別の法律について聞いているわけではありませんので。  ちょっと、法制局、いらしていますよね。お伺いいたします。  同じ質問です。法制局の見解を伺います。今の議論...全文を見る
○山尾委員 そうすると、今わかったのは、今は少なくともこう解しているけれども今後その解釈を変える余地があるのかないのかということについては、内閣府も所管外だと言い、法制局も所管外だと言い、将来の可能性について責任を持って政府で答弁する立場にある人は誰一人もいない、こういう関係にな...全文を見る
○山尾委員 結局、私に今理解できたのは、法制局は一般論の解釈をしたので、私は今この特措法と放送法の話を聞いていまして、宮下副大臣は、今後、政権の変化あるいは社会情勢の変化でこの解釈が変わるかどうかということは答えられないということでしたよね。それでよろしいですか。答えられないと。...全文を見る
○山尾委員 私は、もっとはっきりこう言うかなと思ったんです。平成二十四年とこの令和二年、内容を同一にする二つの法のこの国会議論の中で、二度にわたり、立法者意思として明確に、これは報道内容の介入はできない、これが立法者意思として明らかになっている、したがって、今後も、もし結論を変え...全文を見る
○山尾委員 ちょっと、この場この場で副大臣の周りにいろいろな関係者が集まって、この場でごそごそと何か議論をされて、この解釈、変えるのには解釈でできるのか、それとも法律改正が必要なのか、法律改正が望ましいのかということを今この場で協議されても、そういう類いのものではないと思うんです...全文を見る
○山尾委員 その原則が全く破られているから、私もしつこくこれを聞いているんですね。  もう一回聞きます。  法改正が望ましいのはわかりました。その後、法改正で対応すべきだという言葉がありました。改めて確認します。望ましいのはわかりました。もし結論を変えるんだったら、法改正は必...全文を見る
○山尾委員 今までのところでわかったのは、結論を変えるなら法改正が望ましいという立場に今の政府見解が立っているが、しかし、将来、法改正が必須かどうかということについては答える立場にない、今、政府見解としては確たるものがないということでありました。  質疑時間がこういうふうに終了...全文を見る
○山尾委員 きょうの答弁ですので、私自身は、今後のことは解釈で変わる余地があり得るというふうに理解せざるを得ませんし、私自身、そういう前提に立ってこの質疑には臨みましたので、ますます、やはりこの特措法の問題というのはこれから先もちょっとしっかり議論を続けていく必要があると思います...全文を見る
05月22日第201回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○山尾委員 山尾志桜里です。  森大臣に伺います。  私は、この問題を取り上げ続けてきて、できるだけその間、黒川検事長という人的な要素には、やたらには触れないようにしてきました。それは、人に注目してさまざまな報道ベースで法務委員会で意見交換するよりは、やはり制度の話として、き...全文を見る
○山尾委員 新聞の記事によりますと、かけマージャンの後のハイヤーの中が主な取材の時間であったというような記事も出ておりますし、森大臣、個人的な時間だというふうにおっしゃるのであれば、このかけマージャンをめぐる前後の時間帯も含めて、そういった、黒川検事長が検事長という立場で取材に応...全文を見る
○山尾委員 事実の認定をしていないんだから、本当に個人的な時間の使い方だったのか、検事長としての取材を受けた、一定程度検事長としての公務の遂行にかかわる時間帯だったのか、森大臣、そこは判断できないんじゃないですか。  判断、もうされているんですか。個人的な時間だったと。それが森...全文を見る
○山尾委員 要するに、今回のこの事実認定された中でのかけマージャンが行われた時間帯というのは、さっきおっしゃったように、これは個人的な時間だというのが法務大臣の認識ということでよろしいですか。
○山尾委員 森大臣、本当に答弁が、申しわけないけれども、大事なところで言葉遣いが物すごく軽いので。これは個人的な時間なのかどうかというのは一つ大きなことでしょう。勤務時間外だという意味なら、勤務時間外だというふうにおっしゃればいい。  個人的な時間なのか、取材に応じて検事長とし...全文を見る
○山尾委員 取材が行われていたかどうかは処分を認定するのに不必要だという答弁でありました。  大臣、今回、訓告にされたわけですけれども、これは何をもって訓告にしたのかということを聞きたいんですけれども。一つ、違法にもなり得るかけマージャンをしたということ。二つ目、特定のメディア...全文を見る
○山尾委員 そうすると、このかけマージャンの話、そして三名の記者というふうに、やはり記者との関係の話、ここはやはり焦点になってくるわけですね。  そうすると、このかけマージャンの一定程度の常習性の有無、あるいは特定のメディアとの不適切な癒着の固定化や常態化、やはり程度の問題が私...全文を見る
○山尾委員 何回聞き取りをされて、それは延べ何時間なんですか。
○山尾委員 それでは、その複数回というのは後で明らかになるということですけれども、手元に、これは産経新聞なんですが、これも刑事局長で結構です、この産経新聞の件を、ちゃんと黒川さんに、これは事実なのか、違うならどこなのかということをヒアリングしたのかどうかということを聞きたいんです...全文を見る
○山尾委員 じゃ、何という答えだったんですか。聞いたのなら、何という答えだったんですか。
○山尾委員 そうすると、黒川さん自体、三年前から特定の記者と月一、二回程度かけマージャンを継続しており、およそ、ハイヤーの接待も受けていたということは認めているという話だったんですけれども、森大臣、それなのに、なぜ懲戒ではなくて訓告なんですか。
○山尾委員 森大臣、説明する意欲を今突然なくした答弁なわけですけれども、検察の信頼を回復させるために、本当はやめたいけれども残るんでしょう。だったら、ちゃんと答弁してくださいよ。  階さんの資料にあるように、人事院の指針は、賭博をしただけでも減給又は戒告、常習だったら停職。ちゃ...全文を見る
○山尾委員 じゃ、レートはどうだったんですか、態度はどう認定されたんですか。大臣でも刑事局長でも結構です。
○山尾委員 まともな調査も尽くさずに、出てきた表面上の事実をピックアップして、そして人事院の基準よりもよほど軽い処分で終わらせて、それについての理由も説明しないという状況で、法務大臣、どうやって森大臣自身が検察の信頼を回復するつもりなんですか。
○山尾委員 法務大臣、確認したいんですけれども、今されている事実認定において、この黒川検事長のかけマージャンが、罰金五十万の賭博罪とか、あるいは懲役三年もあり得る常習賭博罪、こういった罪で可罰的違法性が存在する可能性はあると考えているんですか、ないと考えているんですか。
○山尾委員 私、まず、ちょっと一点お願いしたいのは、調査結果ということで一、二、三、四と出ているんですけれども、今、これの、書かれていない調査結果というものもそれぞれの答弁から出てきましたので、ちゃんとその調査結果を紙にまとめて提出していただけますか。
○山尾委員 制度論に入れませんでしたけれども、森大臣、最後にお尋ねをしたいと思います。  森大臣、今回、責任を痛感していると言っている。私も本当にそう思いますよ。検察官逃げたを始めとする森発言で、検察官の信頼を失墜させたのは森大臣だと思いますし、あるいは、森大臣自身の、戦後初め...全文を見る
○山尾委員 みずから全うできる自信のない大臣に法務大臣を続けさせるほど、やはり日本の社会はそんなに待っていられない状態だと思いますので、ぜひ考え直していただいて、御自身で辞任をしていただきたいということを強く要求して、終わりたいと思います。
05月26日第201回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○山尾委員 おはようございます。  私、今の質疑を聞いていましたけれども、この検察定年延長問題をめぐる一連の出来事の核心は、黒川さんのかけマージャンではなくて、森大臣の請議に始まった違法な閣議決定だと思いますよ。きょうはその話をしますけれども、その前に、もう一つ、ちょっと今やら...全文を見る
○山尾委員 多分先の答弁を読まれようとしたんだと思いますけれども。  今、森大臣から言葉がありましたけれども、法務省の所管ではないというふうにおっしゃいましたが、私は、やはりこういう問題については、外交的なポジションと離れて、フェアに法の支配の立場から法務大臣が発信するという役...全文を見る
○山尾委員 法務省の所管ではないというのが私はそもそも違うというふうに思いますし、ぜひ、この機会にこのことに問題意識を持ってもらって、やはり、少なくとも今閣僚の一員ですから、法の支配のつかさですし、国際的に法の支配を貫徹する立場にあるわけですから、しっかりと検討していただきたいと...全文を見る
○山尾委員 もう一回だけ質問します。答えてください。  解釈を変更しましたという事実を言わなかった理由は何ですか。
○山尾委員 解釈変更どころか、過去の政府見解すら、検察官の定年延長はできないという過去の政府見解、これにすら言及しなかったのはなぜですか。
○山尾委員 勝手に議事録をねじ曲げて、私の見解をパッケージ論というふうにレッテル張りするのはやめてください。  そして、議事録を見ていただければわかるとおり、私は六回聞いています。六回目は、議事録のことを聞いていません。過去の政府見解に対する認識を尋ねています。そして、それに対...全文を見る
○山尾委員 ちょっとわからないんですけれども、私、まだちょっと手元にありませんけれども、特にその議事録について何か詳細に通告をしたという記憶はないんですけれども、何が森大臣と事務方の間で、何についてすれ違いがあって、何の準備に問題があったんですか。
○山尾委員 持ってきているかどうかは聞いていないんですね。  議事録の詳細について知らないというふうに大臣が答弁したのは私もしっかり記憶をしておりますが、私が言っているのは、議事録の質問だけではなくて、私は過去の政府見解に対する認識を尋ねていますよね。それを議事録しか尋ねられて...全文を見る
○山尾委員 変更をしたということについては知らせる必要はないということですか。
○山尾委員 知らないことをその場で知ったかぶりをしてしまうというのは、人間、間々あるんですよ。でも、知らないと正直に言ってしまっておきながら、実は知っていましたと言い張るのは前代未聞なんですね。  しかも、国会の予算委員会で大臣として答弁しているわけです。今でも、誰でもアーカイ...全文を見る
○山尾委員 余り意味のない答弁で時間を浪費しないでほしいんですね。閣議決定はもう撤回するべきだということに対して的外れな答弁がされるわけですけれども、私は本当にこの閣議決定というのは撤回されるべきだと思います。大臣がかわった後の大臣でも構いませんよ、この中で誰かがなったら、撤回し...全文を見る
○山尾委員 その必要性はどこにあるんですか。
○山尾委員 その事実に基づいて戦後唯一、定年延長がされた黒川さんが今やめているんですけれども、それでは、黒川さんが指揮していたいかなるプロジェクトのいかなる事件のいかなる捜査や公判に今著しい支障が生じているんですか。
○山尾委員 ここにいる皆さんおわかりのとおり、著しい支障なんて具体的に生じていないというのは、もう森大臣以外全員が共有している感覚だと思うんですね。  その上で、今の答弁でわかるのは、万が一にもこの特例法案が制度として成立した場合に、定年延長がなされる、特別に役職維持がなされる...全文を見る
○山尾委員 私は基準の話を聞いておりません。どんな基準を立てても、森大臣のような当てはめの説明では国民に納得がいかないですよ、もうちょっとしっかり具体的な当てはめを説明できるというなら、今少なくとも唯一あるこの事例で具体的な当てはめをおっしゃったらいかがですかというふうに言ってお...全文を見る
○山尾委員 もう一回だけ聞きますね。  今回の検察庁法の特例部分の制度化の目的には、内閣による検察人事を通じて民主的統制を図るという目的が含まれているのか、含まれていないのか、どちらですか。
○山尾委員 じゃ、もう一回だけお伺いをいたします。  この検察庁法の改正案の特例人事を制度化する部分について、その立法目的には、内閣による検察人事を通じて民主的統制を図るという目的が含まれるんですか、含まれないんですか。
○山尾委員 じゃ、含まれていないということは、五月十五日の内閣委員会あるいは二十二日の法務委員会で藤野委員の質問に対して、こういうことをやると検察の独立が害されるんじゃないですかという趣旨の質問だったと思うんですけれども、それに対して、国民主権のもと、内閣による検察人事を通じて民...全文を見る
○山尾委員 そうだとすると、任命権が内閣にあるという法目的にそういった統制ということがあるんだとすれば、任命権と定年延長をめぐる判断権者が同一であるべきという前提に今立たれているわけで、だとすると、そういった定年延長の判断権者が内閣にある、こういう法制度の立法目的にも、つまるとこ...全文を見る
○山尾委員 そうだとすると、ここに、五月十五日、藤野委員に対する森大臣の答弁があるんですけれども、このように書いてあります。答弁ですね、森大臣の。国民主権の見地から、公務員である検察官に民主的な統制を及ぼすために、行政権が検察官の人事を行うというふうにされたものでございますと。 ...全文を見る
○山尾委員 ちょっとよくわからないんですけれども、内閣が有する検察に対する人事権ということは、もちろんその任命をする際にも発動されるわけですし、私は大反対ですけれども、今、皆さん、大臣が提案しているのは、定年になった後、延長するかどうかとか、あるいは役職をどうするかとか、これは全...全文を見る
○山尾委員 いや、そうであれば、任命権のところも、その目的というのは、検察という必要な業務に適切な人事をするためという目的があるということならわかるんですよ。だけれども、どうして、さまざまな検察人事にまつわるさまざまな判断権を内閣が持っているということの、人事制度全体の目的は民主...全文を見る
○山尾委員 法案の目的ですので私がとおっしゃいましたけれども、法案の立法目的は大臣が語るべきことであって、その支える基礎的な数字などの事実は刑事局長だということだと思います。ただ、その上で、法務大臣の答弁よりは刑事局長の答弁を聞いた方がよほど、私も半分ぐらいは理解をできました。こ...全文を見る
○山尾委員 はい。  最後に、この法案を廃案にする可能性の有無についてお答えください。
○山尾委員 いや、だって、閣法なので、内閣が提出してきた法案を、じゃ、このまま継続する意思があるのか、それとも引っ込める可能性があるかというのは、内閣であり、その担当大臣の法務大臣の意思が必要なんじゃないですか。  これは本当にいいんですか。いいですよ、今の答弁で終わりでも。私...全文を見る
○山尾委員 まあ廃案にすべきだというのは、私、これは与野党を超えてあると思いますので、ぜひちょっとこちらの皆さんも、時間がそれこそできましたので、大臣はよく時間ができたので考え直したと言っていますので、この点についても考え直していただきたいと申し上げて、終わります。
05月28日第201回国会 衆議院 憲法審査会 第1号
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○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。  先ほど石破委員から札幌弁護士会でのシンポジウムのお話がありまして思い出しました。二〇一九年の一月十二日、雪の札幌で、本当に大ホールいっぱいの市民の方がいらして、隣室に中継の部屋もつくられるようなイベントでした。やはりそういった形で、方...全文を見る
11月12日第203回国会 衆議院 本会議 第5号
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○山尾志桜里君 国民民主党・無所属クラブの山尾志桜里です。  会派を代表して、日英EPAについて質問します。(拍手)  農業分野については野上農水大臣に、そのほかについては茂木外務大臣に伺います。五分という持ち時間を守れるように早口で失礼いたします。  冒頭、バイデン氏を次...全文を見る
11月13日第203回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○山尾委員 国民民主党・無所属会派の山尾志桜里です。  まず、香港の民主派議員四名の資格剥奪についてお聞きしたいと思います。  先ほど渡辺周議員の質問に対して茂木大臣は、重大な懸念を強めている、もたらす影響を注視していきたいというふうに、加藤官房長官のコメントと全く同じだった...全文を見る
○山尾委員 今大臣から、逆行する動きが議会で行われているという答弁もありました。  今回いろいろ、国安法の施行とか、相次ぐ拘束とか、日経新聞の香港支局への捜索も含むメディア弾圧とか、三権分立はないというキャリー・ラムの発言とか、そういった中で、今度は、大臣がおっしゃった、やはり...全文を見る
○山尾委員 存在しないということですから、当然、法のもとでしたことがないということだと思います。  財務省、伺います。同じく、人権侵害を直接の理由に資産凍結を行うことはできますか、したことはありますか。
○山尾委員 安保理決議なしにはできないということでありました。  経産省にお伺いします。同じ質問ですね。輸出入規制をすることはできるんでしょうか、人権侵害を理由に。
○山尾委員 それでは、外務省に伺います。外務省として、人権侵害を直接の理由にビザ規制をしたことはありますか。
○山尾委員 ということで、つまり、人権侵害をきちっと直接の理由にして制裁をするという手段が日本にはないんですね。  制裁メニューとしては、今言ったように、物をとめる、人をとめる、金をとめるというメニューはあるんだけれども、人権侵害を理由にはこういったメニューを発動することができ...全文を見る
○山尾委員 皆さんのお手元の資料をごらんいただきたいと思います。  これは経済安全保障の専門家の井形彬先生の調査によるものなんですけれども、まず一ページ目、成立済みが九つの国と地域ということになっています。米国、イギリス、カナダ等々書いてあると思います。  そして、もう一枚開...全文を見る
○山尾委員 ありがとうございます。  もちろん、WTOルールとか国際法のルールにどう一致させていくかということは大事な検討課題ですけれども、今見ていただいたように、既にもう成立し、運用している国もWTOの枠組みに入っている国であり、国際法のもちろん縛りの中でやっていることですの...全文を見る
11月18日第203回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。  私が言うまでもなく、外交において言葉の選択は極めて大切で、言葉が変わっていく背景には必ず何らかの外交的な意図があるということだと思います。  二〇一六年に日本が自由で開かれたインド太平洋戦略を打ち出した時点では、明確に戦略という言葉...全文を見る
○山尾委員 今も茂木大臣は構想という言葉をお使いになって、全体の文脈に応じてという言葉をいただきましたけれども。ただ、戦略という言葉が使われなくなったというのは、これは事実としてあるんだろうというふうに思っていまして、その背景には、中国への配慮があるのかなというふうには思います。...全文を見る
○山尾委員 コンパクトにという言葉が出ましたけれども、コンパクトにするときに、自由で開かれたというここの部分を削ったり節約したりしてほしくないんですね。  茂木大臣は多分これまでも、そしてここから先も、自由で開かれたという部分を節約したり削ったりということをできるだけなさらない...全文を見る
○山尾委員 理解は共通できたと思います。  ちなみに、バイデン次期大統領が各国の首脳と電話をしたときも、聞くところによると、このインド太平洋構想については、平和で繁栄したというような、今おっしゃったようなその枕言葉でお話をされたというふうにも聞いていて、ここにちょっと引っ張られ...全文を見る
○山尾委員 そうなんですよね。なので、帰結として、例えば、日本企業が中国でビジネスをするときには、アルゴリズムを含めたソースコードの開示要求をされたりとか、暗号の開示要求をされたりとかすることが一応ルール上はありということになってしまったということなんです。  今おっしゃってい...全文を見る
○山尾委員 暗号については、つまり、例示されなかったので、入るとも入らないとも、今後の検討事項として決め切らなかったという結果だというふうに思うんですけれども、ここで大臣にお伺いをしたいと思います。  今、データの世紀というふうに言われて、データというのは、皆さん御案内のように...全文を見る
○山尾委員 私もその点、認識を共通にします。  国民民主党も今、データ基本権の議論というのをしていまして、これは、やはり自由なデータ流通を可能にするために土台としてそういう権利が必要で、それによって健全なデジタル環境を前に進めていこうという考え方ですので、また引き続きこの議論も...全文を見る
11月19日第203回国会 衆議院 憲法審査会 第2号
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○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。  まず、国民民主党として、憲法審査会の進め方についての基本的な意見を申し上げます。  憲法審査会は、ほかの委員会のように内閣に対して大臣の答弁、出席を求めるものではありません。まさに立法府に属する国会議員相互の議論の場ですので、何か内...全文を見る
11月26日第203回国会 衆議院 憲法審査会 第3号
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○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。  この自由討議の対象、憲法と国民投票法の二つ、つまり、中身と手続の二つが対象になっているので、区別してお話ししたいと思います。  まず、手続法である国民投票法についてです。  この国民投票法については、七項目、そして二項目というよう...全文を見る
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。  本当は一問一答が望ましいと思うんですけれども、今回は三人の方に三問用意したので、まとめて伺いたいと思います。  まず、中谷委員に。  まだ一度も憲法改正の国民投票が経験されていない中で、今回、七項目の改正が必要と考えるに至った立法...全文を見る
12月03日第203回国会 衆議院 憲法審査会 第4号
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○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。  私から質問三つなんですけれども、ちょっとその前に、今、本多委員から期日前投票の投票時間の弾力的な設定についてお話がありました。  私の考えですけれども、この趣旨というのは投票機会の拡大であって、投票可能延べ時間の拡大ではないと思うん...全文を見る
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。ありがとうございます。  まず、冒頭、私たち国民民主党は、あしたになると思いますが、憲法改正に向けた論点整理というのを社会に発表したいというふうに思っています。この憲法審査会でのこれまでの議論の積み重ねも敬意を持って参考にしながらつくった...全文を見る