山際大志郎

やまぎわだいしろう

小選挙区(神奈川県第十八区)選出
自由民主党
当選回数6回

山際大志郎の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○山際分科員 自由民主党の山際大志郎でございます。  私は、国民の代弁者として、きょうは、主に文部科学行政に関しまして政府及び文部科学省に質問いたします。  まず初めに、教育基本法の改正について質問いたします。  教育基本法は、昭和二十二年に施行されまして、以来、半世紀以上...全文を見る
○山際分科員 先日、自由民主党の立党五十年の基本理念の講演におきまして、中曽根元首相から、憲法は体であり、教育基本法は心である、ですから、この二つを両輪として同時にこれを改正していくことが望ましいのではないか、こういった御意見も賜りましたし、私自身も、この教育基本法、本当に重要だ...全文を見る
○山際分科員 具体的に、総務省、財務省というものが相手になりますと、どのような形で交渉を進めていけばいいのかということが今この場で示されることではないのかなというふうには考えはするんですが、しかし、外から見ていても非常に力の強い省庁であることは間違いありませんし、財務省主導で、特...全文を見る
○山際分科員 具体的に意識調査という意味で、実数ではなくて意識調査という意味でこれを試みたことはあるのか、教えてください。
○山際分科員 私の地元であります川崎市というところは、東京のベッドタウンですから、まさに私立の学校もたくさんありますし、選択ができる場であるというふうには私も思うんですけれども、経済的に許すならば私立の学校に子供を通わせたい、こういった親御さんの方がずっと多いという感触は、私自身...全文を見る
○山際分科員 実は、私自身、御父兄の皆さんとお話をしますと、そういった抽象的なことではなくて、もう少し具体的なことでいろいろと公の学校に対する不満というものが出てきます。  これは当然お耳に入っていることだと思いますけれども、一番多い不満というのは、先生の質が下がっているという...全文を見る
○山際分科員 そもそも、平成四年から週五日制を導入しようとしたときに消極的な考えを持っている親御さんが多かったというところからいたしましても、なぜ、消極的な意見が多いのに、それを押し切ってまで、十年もかけて平成十四年度からこれを全面的に導入するということをする理由があったのか、そ...全文を見る
○山際分科員 ここで議論をしていても結論が出る話ではないと思うんですけれども、しかし、やはりこれは、今の御答弁を聞いておりましても、世界の趨勢がどうだから我が国の教育を変えるというような説明では到底納得できないわけでございまして、日本という国が戦後これだけ目覚ましい復興を遂げたの...全文を見る
○山際分科員 確かに、教育の話ですから、学力だけではかることはできない、これはもうおっしゃるとおりでございまして、私もその意見には賛同いたします。  しかし、二十一世紀に入りまして、国際競争社会というものが非常に激化している状況がございます。中国や韓国の台頭というものもあって、...全文を見る
03月12日第159回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○山際委員 どうもありがとうございます。自由民主党の山際大志郎でございます。  基本的には、文部科学行政は、野党とか与党とかという枠にはとらわれないものじゃないかなと、私も今、平野議員のお話を聞いていて思いました。  ちょっと毛色を変えて、御質問というか提案をさせていただきた...全文を見る
○山際委員 ぜひお願いしたいと思いますが、それに絡みまして、もう一歩踏み込んで、二十一世紀ということを考えますと、あらゆる意味で生き物が共生をする世紀であることは、これは間違いないわけです。この共生というものがうまくいかない限りは、二十一世紀、人類だってうまく生きていくことはでき...全文を見る
○山際委員 ぜひよろしくお願いいたします。  それと、肉の話ばかりで恐縮なんですけれども、今度は学校給食の話です。  実は、これは通告で出していないんですけれども、きのう、地元の方と少しお話ししていましたら、学校給食の中でいまだに牛肉を使っていないと言うんです。もちろん、鳥イ...全文を見る
○山際委員 現実問題として、給食に牛肉も鳥肉も使っていないという学校が厳然としてあるわけですから、これはしっかりとやっていただかないといけないんじゃないかな、このように思います。  少し話題を変えまして、今の日本の教育のあり方というもので、財政論が随分と今言われておりましたけれ...全文を見る
○山際委員 大臣、ありがとうございました。  次に、総務省の方に質問したいんですけれども、先日、本会議の中で総務大臣から、平成十八年度までに義務教育の国庫負担金の給与の本体部分についても包括的に検討するんだというような発言がありました。これを聞いて私も非常に暗い気持ちになったん...全文を見る
○山際委員 恐らくこの議論はしていても不毛なものでしょうからこの辺でやめますけれども、しかし、知事さんの中には、今回総額裁量制が行われることによって随分地方も自由度が増してきたじゃないか、だから何もやみくもに地方にすべてを移譲してもらう必要はないよ、このようなことをおっしゃってい...全文を見る
○山際委員 ポイントとしてどういうものなのかというのが、まあくっきりとは見えない気がするのは、私が頭が余りよくないからなのかもしれませんが、給料を少し下げて人数を多く雇えるとか、そういったようなことなのかなという理解でおります。  ただ、こういった制度改革をしようとすると、当然...全文を見る
○山際委員 済みません、質問の趣旨は実はそうではなくて、実施する地方自治体の方が情報を公開しないと、そうじゃないと、本当にそれが丸投げだという批判を受けないかということでございまして、実施する地方自治体にどうやって情報を公開させるかという方法論を教えていただければという質問なんで...全文を見る
○山際委員 時間がなくなってまいりましたので、今の点、もう少しだけ。  今のお話だと、地方公共団体は、これは文部科学省にはどういう形で総額裁量制の中身を使っているかということは報告の義務はないということなんですか。
○山際委員 わかりました。  実は、池田小学校の後、いろいろな学校の現場での問題等々ありまして、それで、監視カメラをつけようじゃないか、監視カメラをつけました。でも、監視カメラを見る人がいないんですね。特に小学校の場合は、先生方が全部教室に出払っちゃっているので、監視カメラがつ...全文を見る
03月19日第159回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○山際委員 自由民主党の山際大志郎です。  本日は、今回提出の知的財産高等裁判所設置法案、裁判所法等の一部を改正する法律案、この二法案について御質問申し上げます。  二十世紀の日本というものを考えますと、日本はどうやってこの高度成長を遂げてきたのか、私は、やはりその根底には物...全文を見る
○山際委員 おくればせながらといいましょうか、やっと日本の政策も少し追いついてきたのかなという感じを受けますけれども、当然これは改正をするわけでして、まだまだ完璧なものができるかどうかという疑問も残るところでございますけれども、これに関連いたしまして、この裁判所法等の一部を改正す...全文を見る
○山際委員 日本においても、昨年、民事訴訟法改正というものが行われまして、今の専門委員ですね、専門委員制度というものが導入されました。先ほどの質問の御答弁の中でも、これがこの四月から百人導入されるというお話でしたけれども。  さらに、知的財産立国として日本のかじを切る、日本の生...全文を見る
○山際委員 ありがとうございました。  続きまして、侵害行為の立証の容易化、これに関する改正について御質問を申し上げます。  特許権の侵害訴訟では、侵害を立証するための証拠が、どうしても侵害した側、あるいは侵害したと疑われる側にのみ存在する、性格上、こういうふうになるんだと思...全文を見る
○山際委員 ただいまの御答弁の中に秘密保持命令という言葉が出てきましたけれども、アメリカにおいては、プロテクティブオーダーという類似の制度がもうあるというふうに聞いております。さらには、営業秘密の保護のためにこれが極めて有効に機能している、こういった話も聞いておりますけれども、こ...全文を見る
○山際委員 どうもありがとうございます。  次に、侵害訴訟と無効審判の関係の改正、これについて御質問申し上げます。  特許侵害訴訟においては、特許権を侵害しているかどうかということが当然争点となるわけですけれども、そもそもそのよりどころとなる特許そのものが本当に有効なのか、こ...全文を見る
○山際委員 どうしても特許庁と裁判所との関係というものがあって、制度的に不透明なというか、そごが生じないようにということなんだと思いますけれども、ここの部分だけはどうしても、私は、どちらかがイニシアチブをとるというか、例えば、特許庁の言うことを優先させるのか、あるいは裁判所のこと...全文を見る
○山際委員 どうもありがとうございました。  いずれにいたしましても、この司法制度改革というものが二十一世紀の日本のこれからの未来を強く決定づけていくものであることは間違いないわけでございまして、そういう大きな目で見たときには、今回のこの制度改革というものは、私は本当に評価がで...全文を見る
04月12日第159回国会 衆議院 法務委員会公聴会 第1号
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○山際委員 自由民主党の山際大志郎でございます。  四人の公述人の方、本当にさまざまな、有意義な意見をいただきまして、ありがとうございました。  実は、私も、高井公述人や中川公述人のようなプロではございませんで、獣医をやっていたという、法に関しては、特に刑事に関しては全くの素...全文を見る
○山際委員 どうもありがとうございます。  続きまして、プロと国民の協働、ともに働くということでしょうが、この協働という感じがやはりこの法律案ではまだまだ足りないのではないかという最後の御指摘がございました。  実は、私もそのように思う部分が多少ありまして、ただ、今までの経緯...全文を見る
○山際委員 どうもありがとうございます。  次に、近藤公述人にお伺いしたいんですが、実は私も、幼少のころになるんでしょうか、「十二人の怒れる男」というあのテレビ映画、あれを見まして、本当に感動したことを覚えております。また、近藤さんがつくってくださったドラマも、これは結果として...全文を見る
○山際委員 私も全く同意見でございまして、やはり取り調べの部分からのものがすべて証拠として出される以上は、それの信憑性というものが確保されない限りは、公正な判断をと言われても難しいんじゃないかなと私自身も思っております。そこはまたしっかりとやっていかなきゃいけないなと改めて思いま...全文を見る
○山際委員 明快なお答えをありがとうございます。  最後に、中川公述人にお伺いしたいと思います。  辞退の問題というようなお話をいただきました。病気や介護の場合はわかりやすいから、これは認めるのも容易だろうということですが、仕事に絡む話、あるいは個人的な理由として、同窓会や結...全文を見る
○山際委員 どうもありがとうございました。  私も、高井公述人がおっしゃっているように、参加してよかったと思う制度というよりは、むしろ重い責任を果たすことができたと思えるような制度にしていくべきだ、このように思っております。私の意見も述べさせていただいて、質問を終わります。 ...全文を見る
04月28日第159回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○山際委員 自由民主党の山際大志郎でございます。午前中の最後の質問者でございますので、ぜひもう少しおつき合いいただきたいと思います。  私は、前にも申し上げたとおりに、この司法の世界からは完全に素人の立場でございますが、むしろ逆に、国民の皆さんに開かれた司法を目指すという司法制...全文を見る
○山際委員 まことに副大臣には申し上げにくいんですが、今の御説明を聞いていると余計にわけがわからなくなってしまうというのが、恐らく国民の皆さんが聞いていればそうだと思うんですね、というぐらいにやはり難しいものだと思うんですよ。ですので、これはやはりもうちょっとわかりやすく、かみ砕...全文を見る
○山際委員 やはりわかりにくいんですが、時代も変わって、住んでいる人間もかわって、制度も変わっていく中で、今、国民のニーズとしてやはり行政に対するクレーム等々が出てきている、それにきちっと対応できるようなものに変えていこうじゃないか、簡単に言えばそういうことでいいんでしょうか。
○山際委員 それでは、具体的に、少しずつわからない点をお聞きしていきたいと思いますが、まず、先ほど副大臣の方からの御答弁にありましたが、行政事件訴訟法というものの仕組みですね、これについて大きな枠組みを御説明いただきたいと思います。
○山際委員 一つ一つ御説明を伺えば多少はわかってくるのかなという気はするんですけれども、今伺った中で、抗告訴訟とか当事者、民衆、機関訴訟等々、四つの訴訟類型と呼ぶものがあるというお話ですが、今回改正する中に新しく、義務づけ訴訟の法定とか、差しとめ訴訟の法定とか、当事者訴訟の中に確...全文を見る
○山際委員 何かお役所が、今処分というお言葉を使われていたようですけれども、何か処分というものをやったときに、それが不服だ、だからその処分を取り消せというのが取り消し訴訟だという理解をしました。  取り消し訴訟はわかりました。では、次は、新しくできる義務づけ訴訟というのはどうい...全文を見る
○山際委員 やはり少し説明が難し過ぎて、もう少し具体例を、例えば、その事業者とかというのもごみ処理業とか、何かそういう説明をしていただけるともうちょっとわかるんじゃないかと思うので、そんな説明をしていただきたいと思うのですが。  次に、差しとめ訴訟というのもあると思うんですけれ...全文を見る
○山際委員 今操業停止という言葉が出ましたけれども、これはお役所の方が処分として操業を停止しますというような話をするわけですね、まず。そうすると、操業を停止しますというようなことと公表ということとは、どういう絡みなんですかね。
○山際委員 取り消し訴訟というのと今の差しとめ訴訟というのとの関係が、私の理解では、取り消し訴訟というのは、もうやられてしまった処分を取り消してくれというのが取り消し訴訟なわけですね。差しとめ訴訟というのは、その処分をするよというふうに役所の方から言われたときに、ちょっと待ってよ...全文を見る
○山際委員 今まであったものかもしれないけれども、もう少しわかりやすく、こういうのがありますよということを指し示すためにも、「明示」と書いてあるぐらいですから、そのためにやるんだという御説明だと思います。  今までつらつらと、一つ一つ例を挙げてもいただいて聞いてきたんですが、や...全文を見る
○山際委員 今、私伺っておりましたら、一年間に大体、この行政事件訴訟というのは二千件ちょっとというお話でございました。どうなるかわからないんでしょうけれども、この改正を行うことによってどれぐらいこれがふえていくという見込みを持っていらっしゃるのか、もし、例えばこれが十倍にふえる、...全文を見る
○山際委員 わかりました。  最後に、最後にというか、この改正の中でわからない言葉の中で、執行停止というのが最後の「判決前における仮の救済制度の整備」というところにあるわけなんです。この執行停止の制度というのが、ここに書かれているようなことが、「回復の困難な損害」を「重大な損害...全文を見る
○山際委員 本当に複雑な体系になっているなというのを、今御説明を伺っていて思うんですけれども。  もう少しわかりやすく、自分自身で理解するために、一般論としてですけれども、一つ、こんな例の場合はどうするのかというようなことをお伺いした方がいいのかなと思いまして、ちょっとお聞きし...全文を見る
○山際委員 それでは、その一般論に加えまして、今の話なんですけれども、例えば、その墓地ができる。その墓地のすぐ隣、もう市は違って、すぐ隣に住んでいる住民は、お線香は臭いし、あるいは、そこは今まで緑だったのに住環境が完全に崩されてしまう。しかも、そこを通っていかないと行けないという...全文を見る
○山際委員 今のお話でちょっと腑に落ちない部分がありまして、例えば、墓地ができたらどうなるかという話だとすると、できるまではわからないわけですよ、現実には。ですから、騒音がどれだけふえるかといったって、実際にできて人がどれぐらい来るかということは、その墓地ができた後じゃないとわか...全文を見る
○山際委員 そうですね、将来に対する、未来に対することですから、やはり推察というか推測に基づいて許可等々を出さざるを得ないというのは現実的なものだと思うんです。  例えば、そういった一般的な話にしても例があったとすると、許可に基づいて開発が進行してしまう、だけれども、これはやは...全文を見る
○山際委員 さらに、では、その開発が進んでしまって山が裸山になってしまったといったときに、それを、では、これをもとに戻してくださいよ、そういえば、その許可を出したのはおかしいじゃないですか、今まで緑がいっぱいだったのに、それが裸山になっていて、土砂崩れが起こるかもしれないし、すご...全文を見る
○山際委員 おっしゃっていることはよくわかるのですけれども、大もとのもとは、例えばB市のそこのかの地に墓地をつくってもいいというふうに行政が許可を与えたから、そのことに端を発してそういったことが起こっていくわけですね。裸になっちゃったものをもとに戻せというときに、それは当事者同士...全文を見る
○山際委員 今、墓地のことをわざとというか、一つ例に挙げると今回のこの行政事件訴訟法のことが少し浮き彫りになってわかりやすくなるかなと思っていろいろ伺ったわけなんですけれども、やはりお話を伺うと、いろいろな類型があります、こういう形も考えられるし、こういう形も考えられるというよう...全文を見る
○山際委員 ありがとうございます。  本当に私は、一国民の視点とすると、今申し上げたようなことがやはり大事なんだろうなと。当然、窓口の問題というのが一番国民にとっては大事だろうと思いますし、その窓口から入った後に、きちっとこういう改正が行われて、この改正に基づいていろいろな手だ...全文を見る
○山際委員 今、くしくも、次にお聞きしようかと思っていた教示という言葉が出てきたんですけれども、「出訴期間等の情報提供(教示)制度の新設」というようなことが新設制度で出されているんですけれども、この法が施行されて、ちゃんと法に定められたとおりに、行政庁が処分を受けた方々に対して書...全文を見る
○山際委員 私はいつも思うんですけれども、例えば、法律をつくられたものに関して、中央省庁の方で、それを広く国民の皆さんにサービスとして提供できるようにアレンジを加えて税務署に落としたり、いろいろな地方行政に落としたりということをするわけですよね。でも、最終的に国民の皆さんがその法...全文を見る
○山際委員 本当に一般国民に対して開かれて、わかりやすく、そして使いやすい司法制度にしていただきたい、このように切にお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。