山口壯

やまぐちつよし

小選挙区(兵庫県第十二区)選出
自由民主党
当選回数7回

山口壯の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○山口(壯)分科員 私は民主党・無所属クラブの、無所属クラブの山口壯と申します。よろしくお願いします。  今、谷津農水大臣からいろいろ予算のことについての話を伺ったわけなんですけれども、私自身は、この間、谷農水大臣のときだったのですけれども、例の殺虫性のトウモロコシ、スターリン...全文を見る
○山口(壯)分科員 今伺った、これから充実強化させていくということをぜひともお願いしたいと思いますけれども、大臣、それでよろしいでしょうか。
○山口(壯)分科員 これから特にWTOの中で大きな議論がなされると思うのです。特に、この遺伝子組み換えというのはアメリカが一生懸命やっているということで、特にアメリカとヨーロッパとの間で見方の違いもあるんじゃないかという気もするわけなんです。  やはり最大の農業輸出国というのは...全文を見る
○山口(壯)分科員 今、ヨーロッパとアメリカとで若干スタンスの違いがあるということを大臣よく御認識いただいているようなんですけれども、ヨーロッパが、やはり自分の農業を守りたい、自分の農家を守りたい、そのためにはアメリカが安全を証明できなければそれを入れないということを言っているこ...全文を見る
○山口(壯)分科員 ぜひともそういう観点は大事にしていただきたいと思います。  このスターリンク、依然として検出されているというように私は聞いているわけなんですけれども、その点で、私は幾つかポイントになることがあると思うのです。  それは、例えばアメリカ側で検査をするという場...全文を見る
○山口(壯)分科員 ということは、日米の合意の後は、まだ検査が、どういうふうな結果になっているかということは我々はわからないわけですね。
○山口(壯)分科員 先ほどの、検査するのはすべて農務省の係官なりいわゆる役人の方でしょうか。
○山口(壯)分科員 ということは、民間の業者がそこにかかわっているということですね。
○山口(壯)分科員 ちなみに、いわゆるトレランスはいかがですか。二千四百粒検査して一粒でもだめであれば、これは輸出を向こうからしてこない、あるいは日本からいえば輸入をお断りするということとして理解してよろしいですか。
○山口(壯)分科員 ゼロトレランスという言葉もありますけれども、要するに、疑わしいものはとにかく入れないというふうに私は理解しているわけなんです。そういうことでないと、この遺伝子組み換えの話に対しては、日本の農業、特にこれから稲の問題が始まると思いますけれども、日本の米づくり、こ...全文を見る
○山口(壯)分科員 スターリンクというのはトウモロコシの話なんですけれども、日本の米づくりが年間生産量が九百万トンであるとすれば、アメリカから入っている輸入トウモロコシの量というのは千六百万トンもあるわけなんです。したがって、日本で一年間にとれるお米の量の二倍弱がアメリカからどん...全文を見る
○山口(壯)分科員 ちなみに、アベンティスという会社がこのスターリンクを開発したわけなんですけれども、アベンティスもえらいものを抱え込んでしまったなと思っているようなんです。この開発した、どうもアベンティス・クロップサイエンスというような子会社みたいですけれども、もうアベンティス...全文を見る
○山口(壯)分科員 今、谷津大臣は安全性が認められればというふうにおっしゃったわけですけれども、それは日本側が認めるわけですか。
○山口(壯)分科員 この問題について私は今、ちょっとおかしいポイントが含まれていたと思うのです。それは、例えばヨーロッパの場合、アメリカが安全性を確認、証明できなければ、要するに挙証責任はアメリカにあるわけです、アメリカがそういう安全を証明できなければ輸入しないというきつい立場を...全文を見る
○山口(壯)分科員 アメリカでもって非常に大変な騒ぎになった、特に飼料としてしかアメリカは認めていなかったわけです。ところが、食品のタコスから出てきた。日本では飼料としても認めていなかったものが、例えば食品のコーンミールから出てきたという意味で、一つ道を開けばどんどん食品への道が...全文を見る
○山口(壯)分科員 これは局長から伺わせていただければと思いますけれども、アメリカで今スターリンクの扱いはどういうふうになっていますか。
○山口(壯)分科員 アベンティス社に何かアメリカが回収を命じたというような話もあるかと思うのですけれども、その辺とこの話とのつながりはどういうふうになっていますでしょうか。
○山口(壯)分科員 アメリカの流通の実態を見ればすぐわかることなんですけれども、サイロがいっぱいありますね。そのサイロは、飼料用、食品用と分かれていないわけです。その中には、いっぱいいろいろなトウモロコシが入ってくる。例えば、きのうまで普通のトウモロコシ用のサイロだったものにスタ...全文を見る
○山口(壯)分科員 ここで、私が先ほどお聞きした、輸出業者がどこまでこういう、いわゆるIPハンドリングにかかわっているか。農務省がきちっとハンドリングしているんじゃなくて、輸出業者が、実態からいって大変だ、もうこれぐらいで勘弁してくれという人たちがそこにかかわっているのであれば、...全文を見る
○山口(壯)分科員 今御認識いただいているように、要するに一〇〇%安全じゃないわけです。そこに、ゼロ以上のリスクが伴っているわけですね。  特に、この遺伝子組み換えあるいは人間のアレルギー反応というものは、時間の経過とともに予想しなかったようなことも起こり得るというところが一つ...全文を見る
○山口(壯)分科員 きょうは予算の審議ということで、特に充実強化していただきたい検査体制、このことについては認識は一致していると思いますので、それはぜひともそういうふうにやっていただきたいと思うんです。  なお、遺伝子組み換え作物一般について、特に私が先ほど申しましたような稲、...全文を見る
○山口(壯)分科員 きょうは、遺伝子組み換えの作物、特にスターリンクに焦点を当てさせていただいて、非常に有益な議論をさせていただいたと思うんです。  我々は、特に日本の農業を守っていくために、この遺伝子組み換えの作物に対してむしろ警戒的に物を見ていく、そのことが日本の米づくりを...全文を見る
03月09日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○山口(壯)議員 今岩永議員が御指摘になった点ですけれども、閣法の方では、チームティーチング、少人数学習集団、それから多様な選択教科の開設というふうに限られておるわけですけれども、我々の提案した法案の七条の二項、「児童又は生徒の心身の発達に配慮し個性に応じた教育を行う」、これをさ...全文を見る
○山口(壯)議員 そもそも閣法で言っておられるような少人数の問題が、先生の数の上でこれは困難じゃないのかという気もするわけです。二万二千五百人しかいない、全国の学校の数をそれで割れば、極めて難しいことをやられようとしている。  しかも、教育の意味からいきますと、学習集団であると...全文を見る
○山口(壯)委員 民主党・無所属クラブの山口壯です。きょうは、三十人以下学級の法案について、政府案についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。  これまで、三十人以下学級、いろいろな形で議論されてきたとは思いますけれども、今回、閣法と我々のつくった衆法、この最大の違い...全文を見る
○山口(壯)委員 今、例えば集団の方が一定の効果があるとか、あるいは複数の、チームティーチングという話も出てきましたけれども、それが本当の理由なんでしょうか。
○山口(壯)委員 特に、我々の出させていただいた法案、これは三十人以下学級からスタートしていろいろな柔軟な対応が可能になるという法案です。したがって、例えば十五人、十六人になってもクラスを合わせていろいろな活動もできる。そういう意味では、今、町村文部科学大臣の言われた一定の規模の...全文を見る
○山口(壯)委員 三十人以下が果たして望ましいのかどうか。例えばイギリスだと一対一でのチューターという制度もあって、それが非常に人格の面でもあるいは本当の学習の面でも大きな効果を上げているというのは、我々もかいま聞くところです。そういう意味では、いろいろな方が小さい方がいいだろう...全文を見る
○山口(壯)委員 政治家というのは、やはり、十年先、二十年先あるいは五十年先を見なければいけないと思うんです。そういう意味では、今、町村大臣が将来にわたって四十人学級の方がいいような印象を私は受けるんですけれども、この点はいかがでしょうか。
○山口(壯)委員 ということは、将来においては、この四十人でなくても三十人ということもあり得べしという御答弁でしょうか。
○山口(壯)委員 三年か四年後に評価をされるということは、四十人学級のデータしかないわけですね。したがって、三十人学級がいいかどうかというデータ、これはその時点でもわからないわけです。だから、そういう意味では、今三十人学級の実証データがないからそれをしないという議論というのは私は...全文を見る
○山口(壯)委員 今、将来においては前向きの検討もあり得べしという答弁をいただいたように私は思いますので、それはぜひともそういう気持ちを大事にしていただければと思います。  この閣法の中で、七条の二項、いわゆるチームティーチングの話ですね。このチームティーチングですけども、これ...全文を見る
○山口(壯)委員 学校の先生の数というものは、児童生徒の数によって確かに増減するものだと思うのです。したがって、これから、少人数の傾向が強まるに従って、学校の先生もひょっとしたら要らなくなるのではないかという議論も起こるべしだと思うのですけれども、少人数のこれからの傾向に伴って、...全文を見る
○山口(壯)委員 この二万二千五百人という加配の性質、あるいは、全体では二万五千七百七十四人、義務教育の中での性質、この数字がどこから出てきたのか。一つの考え方というのは、子供の数が少なくなるに従って先生の数も、普通なら減るところを今の現状の維持にする、そういうたぐいの数字じゃな...全文を見る
○山口(壯)委員 今、河村副大臣から非常にわかりやすい御答弁をいただいて、私も背景がのみ込めたような気がするのです。  要するに、先生の数はこのままだと減る。減らしたくない。他方、財政当局との兼ね合いで抑えられている。じゃ、その妥協点をどこに見つけるのか。欧米並みの学校の先生一...全文を見る
○山口(壯)委員 何か私、しかられているような気がしますけれども。  だけれども、この三十人学級についての前向きの姿勢、このことは、私、多分この議論を聞いている国民の多くは非常に感じると思うのです。  今、文部科学大臣の言われているのは、まるで財政当局が物を言っておられるよう...全文を見る
○山口(壯)委員 今の大臣の御答弁でさらにわかりやすくなってきたのですけれども、財政状況さえ許せば、将来は今の四十人、さらに三十人の実態を見てそれを検討することもあり得べしというふうに今お答えいただいたと思います。  この二万二千五百人の少人数学習集団等に加配のために割く人数、...全文を見る
○山口(壯)委員 三万四千であれば、この二万二千五百となれば一校に一人にもならない、五年かけてふやしても、一校に一人の加配もない。これで、どうして少人数学習集団が可能なんでしょうか。
○山口(壯)委員 今副大臣から、本当に苦肉の策の御答弁をいただいたと思うのですけれども、私の選挙区というのは兵庫十二区というところで、確かに、もう谷に沿って村があるというところなので、私自身も、三十人以下の学校がほとんどだということはよくわかるのです。  そうなると、もう一回ち...全文を見る
○山口(壯)委員 河村副大臣とは、本当にだんだん議論が私ども収れんしているような気がするのです。我々も、三十人学級がベストだとは思っていません。とりあえず、三十人は少なくともしようじゃないか。もっともっと小さい学級、例えばクリントンさんは十八人と言っているわけですね。こういうこと...全文を見る
○山口(壯)委員 ということは、この基本教科云々の議論というのは、あくまでも参考例であるということでしょうか。
○山口(壯)委員 そうですね。例えば、教科でいえば社会ですね。この社会の教科であれば、討議とかいうことは非常に大事になると思うのです。そういう意味では、その三教科に限らずに、例えば社会についても柔軟に見ていただける、そういうような御配慮をぜひとも考えていただければと思います。 ...全文を見る
○山口(壯)委員 この三つの場合に限定されずに、例えば各学校の工夫、そういうような取り組みについてもこの七条二項の加配が認められる、今の御答弁はそういうふうに解釈してよろしいですか。
○山口(壯)委員 ぜひとも、今河村副大臣から御答弁いただいたように、各学校による工夫が生かされるような対応をお願いします。  それから、この少人数学習集団云々の二万二千五百人、非常に大きな数字だと思うのです。これをあえて加配という措置によって行おうとした、その考え方はいかがでし...全文を見る
○山口(壯)委員 今河村副大臣からお答えいただいたのは、今までの第六次からの延長として、この少人数学習集団云々の二万二千五百があるという御答弁ですね。ということは、いかにも何も変わらない、今までの延長だというように私には思えるのですけれども、この点、いかがでしょうか。
○山口(壯)委員 確かにその方向というのは私はいい方向だと思うのです。他方、私と河村副大臣とぜひとも認識を共有させておいていただきたいのは、今回は財政の問題もあった、したがって、このままであれば減っていく先生も何とか工夫してとどめておいて、それが実質増になるようにという、今回はそ...全文を見る
○山口(壯)委員 この非常勤講師の制度というのは、財務当局の観点からすれば、定数として認めてしまえと。要するに、制限というか、言ってみれば、非常勤講師で定数を食ってしまうということが起こり得ると私は思うのです。  この文部科学委員会というのは、我々は利益共同体だと思うのです。教...全文を見る
○山口(壯)委員 今河村副大臣も非常に苦しい答弁をされたと思うのですけれども、この特別非常勤講師制度と今回の閣法に言及されている非常勤講師とは違うのでしょうか。
○山口(壯)委員 どこが違いますか。
○山口(壯)委員 今回の閣法に言う非常勤講師制度というのは、教員免許を持っておられる方に限るのでしょうか、今の大臣の答弁はそういうふうに私は解釈したのですけれども。
○山口(壯)委員 失礼、今の答弁、私はよく理解できていないのですけれども、最初の答弁は間違いだったということですか。
○山口(壯)委員 申しわけありません、町村大臣、今のはお間違えの答弁だと思うのです。特別非常勤講師制度というのは定数とは別途の話じゃないのでしょうか。
○山口(壯)委員 申しわけないのですけれども、今の答弁、私、正確じゃないと思うのです。どうですか、河村副大臣、今の御答弁のままでしょうか。よろしいんですか。
○山口(壯)委員 私、別にこれは責め立てるつもりで質問しているんじゃないのです。我々、閣法にも理解を深めたいと思って質問しているわけですから、補佐されている方、しっかりと補佐していただきたいのですけれども、特別非常勤講師制度というのは定数の枠外、そして今回の非常勤講師の制度という...全文を見る
○山口(壯)委員 いや、この三十人以下学級を、我々は対案を出しているわけですね。そして、言ってみれば閣法と対決させていただいているわけです。そういう意味では、これはテクニカルだからおれ答える必要がないという話は通らないと私思うのです。  しかも、この特別非常勤講師制度とこの非常...全文を見る
○山口(壯)委員 河村副大臣、申しわけないです。今、お間違いの答弁だと思うのです。特別非常勤講師制度というのは、定数を食わないんだと思うのです。これはいかがでしょうか。
○山口(壯)委員 もう一度ちょっと整理させてもらいます。  特別非常勤講師制度、今までにあった従来の補助制度によるものですね、これは定数外。今回、非常勤講師制度を定数を食う形で閣法が入れようとしている。ということは、これは別に今までの特別非常勤の先生でももちろん対象に入り得るわ...全文を見る
○山口(壯)委員 私、この問題を余り永遠に議論していてもどうも余り意味のないような、大事な話なんですけれども、ちょっとすれ違ったままだと思うのです。  私思うのですけれども、しっかりちょっと補佐をしていただきたいのです。というのは、私あえてこれは細かい問題で困らそうとしているわ...全文を見る
○山口(壯)委員 やっと議論が整理されたので、要するに、今回の非常勤講師制度というのは定数を食ってしまう。したがって、財務当局とのある意味では兼ね合いの中から出てきた工夫だと思うのですけれども、そういう非常勤講師でもって実際上の、言ってみれば常勤でない、フルタイムじゃない先生がど...全文を見る
○山口(壯)委員 教頭先生も、それではこれからは授業をもっともっと担当していただく、こういう話になりますか。
○山口(壯)委員 次に、高校の話に移りたいと思うのですけれども、高校について、今後五年の中で、いわゆる生徒の自然減による学校の先生の減ということも見通しがあると思うのですけれども、どれくらいの見通しを持っておられるでしょうか。
○山口(壯)委員 二万三千二百人の減が見込まれる中で、今回、閣法によれば、五年間で七千八人の増を考えておられるということですね。要するに、言ってみれば、二万三千には差が相当ありますね。他方、義務教育の小中学校の場合には、言ってみれば、先生の減に見合うだけの増を、加配という形を中心...全文を見る
○山口(壯)委員 よくわかる御説明だと思うのです。要するに、これはすべて財務当局の観点というものが非常に立ってしまっているということだと思うのですね。この七千八人も、本当を言えば二万三千二百人まで持っていきたいわけです。だけれども、どうしてもお金が足りないということですね。それは...全文を見る
○山口(壯)委員 今まで、学級中心に高校の先生の数を算出していくのを、人数にしているということは、要するに、ドロップアウトとか、いろいろな形で生徒の数が減れば、学校の先生の数も減ってしまうわけですね。それは、要するに、義務教育ではまだそこまでいっていませんけれども、その辺が高校の...全文を見る
○山口(壯)委員 ドロップアウトを前提に考えられたのではない。もちろんそうなんです。ドロップアウトは勘案されていないのです。ドロップアウトが起こるだろうけれども、むしろドロップアウトのことが学校の先生の数に影響してしまうという議論です、私の質問をちょっと正確に言いますとね。  ...全文を見る
○山口(壯)委員 この定数云々と、それから学級編制の話といろいろ込めて、最後にお聞きしますけれども、教育振興基本計画、これは先ほどのレインボープラン、その中の一番最後の項目にも触れられているわけですけれども、こういう中で、今回の財政状況だけではない、むしろ教育に対する思いの熱さか...全文を見る
○山口(壯)委員 きょうは、我々の出させていただいている法案、そして今閣法で考えられている法案、この二つをお比べいただいているわけで、私自身は、少人数対三十人ではないのだ、少人数というのは我々も入れている、したがって、四十人からスタートするのか三十人からスタートするのかということ...全文を見る
○山口(壯)議員 日本教育学会の学校・学級の編制に関する研究委員会を基礎とする研究組織による、学校・学級の編制に関する総合的研究というのがあるのですけれども、そこでは、基礎学力のほかにも、例えば、少人数になることによって、学級が小さくなることによって、コミュニケーションが活発化さ...全文を見る
○山口(壯)議員 今平野議員御指摘のように、閣法の規定は、三条二項を見ていただくと、都道府県教育委員会が「特に必要があると認める場合」というふうになっているわけですけれども、我々の案の中では、三条三項において、都道府県教育委員会が「必要があると認める場合」となっています。「特に」...全文を見る
03月16日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○山口(壯)議員 葉山議員お尋ねになられた障害児教育に関しての定数改善ということで、閣法の中では入っていないと私は思うのですけれども、今通常の学級に障害児が在籍する場合にどういうふうな加配が行われるか。我々の案においては五千二百人、こういう通常の学級に障害児が在籍する場合には加配...全文を見る
○山口(壯)議員 学習障害というのも、基本的には、いろいろな形でとらえられる中でも、障害の一つというふうにとらえられれば、我々、この関係でも加配を認めようとしているわけなんですけれども、そういう意味では、特別な教育的支援が必要な子供たちであって、やはりこの加配の対象としてどうして...全文を見る
○山口(壯)議員 今都築委員がお尋ねになられたアフガニスタンのバーミヤンの件、私自身も隣のパキスタンに勤務した経験がございますけれども、大体ムジャヒディンが勢力を握っていたのが、今は追いやられて、この急進的なタリバーンが今は八割、九割を握っているらしいんですね。  他方、それを...全文を見る
○山口(壯)議員 児玉議員へのお答え、それは多分、この件につきましては、法律で定めているというほかにもう一つ、現場で学校の先生方がどういうふうに感じておられるかということも非常に関係すると思うのです。  特にこの非常勤の制度というのは、今、特別非常勤講師制度ということであるよう...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 文部科学委員会 第16号
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○山口(壯)委員 山口壯です。よろしくお願いします。  きょうは、出席停止の問題について質問をさせていただきたいと思います。  きのう、もう既に質問は出しているので、まず最初、実態、出席停止として、この法令が改正される前に、既に、例えば過去においてどれぐらいの出席停止があった...全文を見る
○山口(壯)委員 きょうは、これは非常に基本的な問題ですから、私はぜひとも遠山大臣にお答えいただきたいんです。技術的な問題は副大臣、答えてください。だけれども、まず遠山大臣にしっかり答えていただきたいと思います。  八十四件あったわけですね。これは中学生の話ですか。きちっと答え...全文を見る
○山口(壯)委員 そうですね。小学生の場合よりも中学生に問題が多いというのがそこではっきりしているんです。  そうしたら、出席停止、いろいろな理由があったと思います。それについて、どういう理由が重立った理由だったのか、ここをちょっとお願いします。
○山口(壯)委員 対教師暴力というのが一番大きいわけですね。  この出席停止の話の制定の趣旨というのは、ほかの子供の授業の妨害になるから、こういうことがあったと思うんです。今言われた、対教師暴力が三十五件。だけれども、授業妨害というのは十二件です。ということは、実態から見てみま...全文を見る
○山口(壯)委員 大臣、今、昭和五十八年の通達ということを言われましたね。昭和五十八年に大臣は初等中等教育局の中学校教育課長をされていたと思いますけれども、正しいですか。
○山口(壯)委員 途中で企画課長にかわっておられるのです。  今、通達の話をされました。だけれども、大臣、申しわけない、今の答弁、間違っておられますよ。指摘しましょう。  その通達は一九八三年の十二月五日に出されているんです。これは、初等中等教育局長の通達です。大臣のおられた...全文を見る
○山口(壯)委員 今の答弁も正確じゃないと思います。もしもそれだったら、この法案は書き直さなければいけないです。  今、この改正案の二十六条ではどう書かれているか。繰り返す必要がない。そこには四つのことが書かれていますね。その四つ目が「授業その他の教育活動の実施を妨げる行為」に...全文を見る
○山口(壯)委員 ということは、必ず、その出席停止の措置をとるに当たっては、他の生徒の授業が妨害されている、これが一つの大事な要件になっている、こういうことですね。
○山口(壯)委員 今、権利としては二つ、これは問題になっている可能性があるんですね。  一つは、例えば四十人学級であれば、三十九人の生徒がいて、そして一人のこの対象になり得る生徒がいる。どちらの権利も今問題になっているわけです。三十九人の生徒の権利というものが今この法案の中では...全文を見る
○山口(壯)委員 憲法上の基本的権利にかかわっている。私もこの出席停止の措置というのは絶対だめだと言うつもりはないんです。だけれども、基本的人権が制限される場合には、慎重の上にも慎重を期してその法案を審議するのが我々国会議員のあるべき姿です。  したがって、この出席停止の要件、...全文を見る
○山口(壯)委員 他の生徒の学ぶ権利を守るためにその生徒の人権が無制限に制限されていいわけはないわけです。  さっきの質問に答えてください。四つの場合に要件は限られますか。
○山口(壯)委員 基本的人権を制限する法案を我々は審議しているんですから、この文言が明快であるというには余りにも国会の審議としては低調だと思います。この性行不良であって他の児童の教育に妨げがあると認められる場合、極めて主観的な言葉です。そのことが明快であるというのはおかしいと思い...全文を見る
○山口(壯)委員 ということは、これ以外の場合はあり得ない、こういうことですか。
○山口(壯)委員 今の大臣の答弁であれば、四番目の趣旨は相当広く解せるからこれで全部対応できるだろう、こういう答弁ですか。
○山口(壯)委員 問題を整理しますと、それでは、この四つの場合に限られる、これでよろしいですね。まずそこを確認してください。
○山口(壯)委員 今の答弁は、この四つに限られない、こういう答弁ですね。
○山口(壯)委員 申しわけない、法律の議論としては物すごくわきが甘いんです。今、基本的人権の制限についての議論を我々しているんです。その憲法の二十六条にも関係する人権の話をしているんです。その中で、法律のねらいとしているところはという、そういう甘い議論では済まされないと思うんです...全文を見る
○山口(壯)委員 申しわけない、大臣、今の答弁はやはり問題だと思います。類似の事例を想定されておられる。そのことによって基本的人権を制限しようという法案を今提案されているんです。法制局がこう言っている、私には関係ないです。法制局の役人がどう言おうと、国会議員の我々には関係ない。立...全文を見る
○山口(壯)委員 わかりました。  そうしたら、「等」の具体的な事例というものをしっかりリストアップしていただかないと、この基本的人権の制限を認める法案を審議するわけにはいかないと思います。出していただけますか。
○山口(壯)委員 今、基本的人権にかかわるポイントについて、出席停止の対象となる生徒の人権よりも残された生徒の人権の方が大事だ、こういう答弁なんです。  私は思うんです。これから我々がどういう社会を目指すべきか、それは、ともに生きる社会ということが非常に大事だと思います。そうい...全文を見る
○山口(壯)委員 今、考えておられると言った。既にそういうことができる体制があるんでしょうか。
○山口(壯)委員 大臣、今、私は、助け船を出したつもりなんです。大蔵省じゃないんです、文部科学省なんです。教員の数が足りなければ、我々はこれで足りないから今から充実させていく、そのために助けてくれ、こういう議論もあっていいんじゃないですか。ただ単に守るべき答弁しなくてもいいんです...全文を見る
○山口(壯)委員 ぜひともその答弁が欲しかったんです。  三十人以下学級で議論したときもそうだった、大蔵省の立場を代弁する必要はない、今は財務省となっている。我々は教育に携わるそのことを一番の主の関心にしている者です。だから、そういう意味では、目的は一緒なんだから、足りないもの...全文を見る
○山口(壯)委員 今、基本的人権の制限の話について、指導の上でこれから遺漏なきを期したいというのは、それは私は、基本的人権の議論をこの国会の場でする答えとしてはなじまないと思うのです。そういう恣意的なこともすべて可能性として排除してしまう、その縛りをしっかりかけた上でこの法案とい...全文を見る
○山口(壯)委員 ここは私と大臣とで基本的な見解が違うのかもしれないけれども、やはり基本的人権の制限だということを、私は、ここにおられる同僚議員すべてに共通の認識を持っていただきたいのです。  我々が、これから二十一世紀を迎えるに当たってどんな社会を目指すべきか、そういうことを...全文を見る
○山口(壯)委員 ありがとうございます。
11月09日第153回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○山口(壯)委員 民主党・無所属クラブの山口壯です。  きょうは、パキスタンの投資協定あるいはモンゴルとの投資協定について審議されるということで、先にそれを少しお聞きしてから、あとはまた一般的な質問もさせていただきたいと思います。  最初に、この日パ投資協定、私もパキスタンに...全文を見る
○山口(壯)委員 大臣、私はきのう質問を事前に通告しているものですから、きちっとお答えいただきたいんです。私が今お聞きしたのは、例えば自由貿易地域とかいうものも含めて、アジアの大きな共同体に結びつくような発想をお持ちかどうかということをお聞きしているんです。経緯は要りません。
○山口(壯)委員 違います。議論がかみ合わないようですけれども、もう一度お聞きします。  この日パ投資協定あるいは日モンゴル投資協定、こういう個別の投資協定がいろいろ積み重なることによって、ASEANとのいろいろな関係も通じて、いずれはアジアにおける大きな共同体、あるいはその前...全文を見る
○山口(壯)委員 例えばヨーロッパではEUという大きな固まりに育っていっているわけです。アジアではまだそういう道が必ずしも見えていないわけです。その違いとして、何が一番このアジアでできない要素なのか、これは大臣の政治家としての見解をお聞かせください。
○山口(壯)委員 私がお聞きしているのは、なぜアジアで進まないのかということを、大臣の政治家としての見解をお聞きしたいわけです。何がこのアジアでそれを難しくさせているのか。
○山口(壯)委員 ということは、アジアでは進めるつもりがない、こういうお答えですか。
○山口(壯)委員 私は、これは多分国と国との間でまだ必ずしも理解ができていない。例えば、中国がいろいろな問題について日本に対して不信を持っている。あるいは韓国もいろいろ不信を持っている。ヨーロッパにおいては、ドイツとフランスが、例えばドイツのバイツゼッカー大統領が、自分が変わる、...全文を見る
○山口(壯)委員 まずみずからが変わるということが、日本がこれからアジアの中で示していく大きな姿勢だと思うんです。自分だけが正しい、そういう姿勢を改めていくことができるかどうか、これが一つの我々二十一世紀に生きる政治家の大きな役割だと思うんです。それについて、一般的な答弁で結構で...全文を見る
○山口(壯)委員 今、日本が変わっているというふうにおっしゃいましたけれども、日本の我々の歴史を見てみれば、例えば、吉田茂が日米安保を結んで、そして池田勇人が所得倍増と言っていった。そのことは、自分さえもうかればそれでいい、そういうことが今まであったと思うんです。例えば靖国に行っ...全文を見る
○山口(壯)委員 これは大きな理念の問題でもありますし、それを我々政治家として、日本が今まで、例えば富国強兵、自分さえ強ければいい、それでアメリカとの戦争に結びついた、その後は、兵隊を強くするということはアメリカに任そう、我々は所得倍増、経済中心で行こう、ところがそれが、自分さえ...全文を見る
○山口(壯)委員 申しわけない、質問が全然違っていると思うんです。アメリカが自己完結的な対応を日本側にしてくれと要請したと書いてある、それは事実ですかとお尋ねしているんです。日本が要請したかどうかは聞いていません。
○山口(壯)委員 米側から要請した事実はありませんと今お答えになりましたか。
○山口(壯)委員 ということは、この報道は真実じゃない、こういうことですか。
○山口(壯)委員 外務省の発表でも、この自己完結的な対応を要請されたというふうになっているんです。答弁に誤りがあると思いますけれども、事務方と打ち合わせて、きちっとした答弁をしていただけますか。
○山口(壯)委員 今の答弁は非常に失礼な答弁だと思いますよ。  当然、質問は、この新聞社に確認してから言っています。そして、これはきちっとした事実ですねということを外務大臣の方から確認いただきたいと思って質問しているんです。当然、新聞社の方には確認しています。お答えください。
○山口(壯)委員 したがって、アメリカからそういうきちっとしたメッセージが出されたわけですよね。だから、アメリカから要請されていないというのは、私は不正確な言い方だと思うんです。アメリカはきちっとそういうことを言ってあるんです。  こういうことについては、例えば、自己完結的な能...全文を見る
○山口(壯)委員 一般論としてというふうに今お答えになったわけですけれども、アメリカ側のつもりとして、今大臣の答弁のとおりであれば、これは、例えば自衛隊が攻撃を受けた場合に、自分たちのことは自分たちで守るということにもつながっていくわけです。それでよろしいのでしょうか。
○山口(壯)委員 軍隊を動かす、これは防衛力と言おうが、実際には世界からは武力と見られている。実力部隊を動かすわけですから、そのときにケース・バイ・ケースということを我々国会議員が言ってはおしまいだと思うんです。我々はシビリアンコントロールということを大事にしなければいけない。そ...全文を見る
○山口(壯)委員 これは、日米できちっと気持ちを合わせておかなければいけない大事な話だと思うんです。  というのは、外交交渉というのは、例えば、一九五一年に安保条約ができたときにも、アメリカ側から、極東の安全のために在日米軍を、メイ・ビー・ユーティライズド、使うことができるとい...全文を見る
○山口(壯)委員 この間の調整委員会で確認されなかった、それはそれでよくわかりました。  他方、それであればこれから、第二回が行われる際には、あるいはもう既にワシントンとの間でもいろいろな、我々在米大使館も持っている、あるいは在京のアメリカ大使館だってあるわけですから、この自己...全文を見る
○山口(壯)委員 このアメリカが言っている自己完結的な対応ということについて、我々は一般論で今議論をしてしまっているわけですね。したがって、本当にアメリカが、例えば日本の自衛隊が攻撃された場合には、同盟国なんだからちゃんと守ってやるよ、そういうような意思疎通があってもいいと私は思...全文を見る
○山口(壯)委員 答弁として前向きにお答えいただいたわけですから、ぜひともそういうふうにしていただきたいと思うんです。  だけれども、そういう心配があるから、そういう心配を持っている人もいるからということじゃなくて、これは外交当局のみずからの仕事として、自衛隊を送る限りは、防衛...全文を見る
○山口(壯)委員 その集団的自衛権の大前提として、私はシビリアンコントロールということがあると思うんです。  これは私の個人的見解でもあり、また私の仲間の見解でもありますけれども、いずれ集団的自衛権というのは、ほかの国が持っている、もちろん、ほかの国はそれを使える、これは当たり...全文を見る
○山口(壯)委員 防衛庁から官邸に報告はあった、ところが、報告は一方的にあっただけで、そのことに対して行っていいよというようなコントロールはなされていなかったわけです。そのことに対して、私は、外務大臣の立場として、日米安保条約をつかさどる外交当局の立場として、それはきちっとしたコ...全文を見る
○山口(壯)委員 今の大臣がお読みになったのは防衛庁の見解です。防衛庁としては、通常の警戒監視活動であったから特にこれは問題ないんだ、そういう立場をとっている。それはそれで防衛庁の立場です。  他方、外交当局の立場としては、これは通常の警戒監視じゃない、大きな政治的な意味を持っ...全文を見る