紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月20日第152回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は今回初めての質問になりますので、余りなれないところもあると思いますけれども、どうかよろしくお願いいたします。  今回の事態をめぐりましてやはり多くの国民に大変不安が広がっていると。私は実は九月の十三日の日に千葉県の白井市に参...全文を見る
○紙智子君 今、責任の問題ということで述べられているんですけれども、「サーベイランスの実施について」ということで、私もこれ見させていただいていますけれども、やはり本当に、マニュアルがなかったというところの問題というのは、本当に行政の責任という問題でもありますし、やはりこれに基づい...全文を見る
○紙智子君 次に、肉骨粉の問題について御質問いたします。  狂牛病に汚染された可能性のある英国産の肉骨粉については、九六年の三月末に輸入を禁止したと。EUからの肉骨粉についても一月、禁止したわけですが、それまでの間、我が国ではこの牛に対する肉骨粉の使用禁止はされてこなかったわけ...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、汚染されたイギリスの肉骨粉が入ってきているということは否定できないのではないかと思うんです。鶏、豚の飼料としての肉骨粉の使用について、やはり汚染された肉骨粉の輸入と流通ということでは、実態がやっぱり例えば第三国を経由しただとか、それからいろんな形で不明...全文を見る
○紙智子君 汚染の危険が少しでもあるものについては、やはり徹底して排除していくようにするべきだと思うんです。今、鶏や豚への使用を認めているわけですけれども、飼料工場や輸送中に牛のえさに混入する可能性という問題も先ほど来出されています。  農水省はことし六月にこの混入防止のガイド...全文を見る
○紙智子君 次の問題に移らせていただきます。屠場での全頭検査の実施の問題です。  これは、厚生省が三十カ月以上の牛の全頭検査の体制ということで、このこと自体、非常に重要だというふうに思います。それで、年間百三十万頭の牛が処理される中で、この検査体制の整備というのがやっぱり急がれ...全文を見る
○紙智子君 と畜検査員が獣医さんの資格を持たれているんですよね。九七年のときには二千四百六十七人だったわけですけれども、だんだん減ってきていまして、今、二千三百七十三人ですから、九十四人この間減っていると。しかも、食品衛生監視員も併任している方もいるということでは、専任で見ますと...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、最後になりますけれども、やはり生産者への補償問題と、それからやっぱり関係自治体への支援の問題です。  それで、風評被害の問題も出されていますが、佐呂間で、さっき大臣の話もありましたけれども、佐呂間ブランドについてはストップするというような話が出ていたり、あ...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。きょうは本当にお忙しい中、ありがとうございます。  早速、ずっと続けてで申しわけないんですけれども、小沢参考人にお願いいたします。  十月十八日に安全宣言が出されたわけなんですが、なお国民の中での不安、不信というのは払拭されていない...全文を見る
○紙智子君 もう一つ、済みません、お聞きしたいんですけれども、肉骨粉についてはアジアにも多く入っていて、そして今回、日本での発生を通じまして、水際での対策が非常に遅かったということが指摘されているわけですけれども、肉骨粉の輸入をずっと続けてきていたという問題がありましたし、イギリ...全文を見る
○紙智子君 それでは、木下参考人にお願いいたします。  政府が打ち出した、今回の大きな被害を受けられているということで、一つは牛の枝肉価格の安定の対策、それから肥育経営の安定対策の事業の補完とそれから子牛の対策ということで出されているんですけれども、これでもまだこの点が漏れてい...全文を見る
○紙智子君 やはり私も千葉やあるいは佐呂間を含めてずっと歩きまして、生産者の皆さんから寄せられた声の中で、やはり今度の問題を通じても畜産のあり方自身の見直しという問題も出されまして、コストを下げてやるということで安い飼料に頼って、輸入にほとんど頼らざるを得ないと、こういうことも含...全文を見る
○紙智子君 それでは、次に日和佐参考人にお願いいたします。  今回のことで、残念ながら、やはり国民の健康や食品の安全を第一にということでの行政がなされているとは言えないんじゃないかということが今度の問題を通じても出てきました。食品安全の行政の根本的な打開といいますか、改善の問題...全文を見る
○紙智子君 もう一点お願いいたします。  牛の個体識別システムという問題が今言われていまして、もしか病気が発生した、発見されたときにはこれはすごく大事な役割を果たすわけですけれども、政府も重視してこれを導入するということで言われているんですが、ただ、今出ているのは生産者から屠畜...全文を見る
○紙智子君 それでは、福岡参考人に最後にお聞きしたいと思います。  それで、一番やっぱり敏感に消費者の反応があるという、あらわれるところだというふうに思うんです。焼肉店に全然人が入らないとか、軒並み本当に売り上げが下がってきているということで、先ほどのお話からもそういう実態が明...全文を見る
10月30日第153回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。まず最初に狂牛病についてお伺いいたします。  安全宣言が出されたわけですけれども、消費者の不信は今なおぬぐえていない状況だと思います。信頼回復をやらなければやはり消費は戻ってこないということで、大臣も必ずやるというふうに決意を述べられ...全文を見る
○紙智子君 最初は肉骨粉、次、フェザーミールと、しかし、いろいろ見ていったら加工品、調製品じゃないかということで、実際に貿易の関係で、向こうが出したものと日本との違いがこういう形でやっぱり出てくるということ自体も非常に問題ではないかなというふうに思うんです。  それで、先般の参...全文を見る
○紙智子君 全体としてのその違いということでは、あと残りの分がどうなのかということも含めてあるわけで、いずれにしましても、国民の目から見ますと本当にわかりづらい、どうしてそういうことになるのかということもあるわけですし、この解明については、肉骨粉の輸入が本当に適正に行われているの...全文を見る
○紙智子君 いつまでにこれをやるのかという目標ですとか、それからやっぱり中間報告という形で断片的にはあるんですけれども、まとまった形ではされていないと思うんですね。その点、どうでしょうか。
○紙智子君 質問したことは、いつまでにやるのかという目標の設定の問題ですとか、それからまとまった中間報告、それから第三者を入れたそういう委員会をつくる必要があるんじゃないかということに対してどうかということをお聞きしたんですけれども、お答えになってないんですが。
○紙智子君 大臣自身、御自身がやっぱり迷宮入りはさせないんだというふうに決意を述べられていますとおりに、やはりあらゆる努力を、全力を尽くしてやる必要があるということを申し上げて、次の補償問題に移らせていただきたいと思います。  それで、肥育牛への所得の補償というのは出されている...全文を見る
○紙智子君 肉用子牛基金の生産者の負担というのは、乳用種でいいますと一頭三千百七十五円と。哺育するという話がありますけれども、それだけ経費も手間もふえますから、現実の問題としてはぬれ子を売ることで経営を立ててきた農家が多いと思うんです。  それで、この間は出荷抑制ということで実...全文を見る
○紙智子君 次の質問に移らせていただきます。  それで、これはちょっとまとめて言うとたくさんになってしまうので、まず卸・小売業、飲食店、ここに対する支援という問題も大事だと思います。  それで、先日、ブランドを確立している松阪の業者の皆さんのアンケートをいただいたんですけれど...全文を見る
○紙智子君 融資では、たとえ無利子でもやっぱり返さなきゃいけない、そしてつなぎ資金という問題ありましたけれども、これは一年間で償還しなければならないわけですよね。ですから、今の状況で消費がいつ回復するかということでは、やっぱりめどが立っていないという中で、本当に耐え切れないという...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間の関係も詰まってきたので、食肉処理場なども冷蔵庫や保管施設も、これから出荷が本格的になるとこれも不足するというふうに言われています。ですから、そういう点では、そこへの対策も含めて、この後の解体処理をめぐってもいろいろ変更も出てくるわけで、そういうことも含め...全文を見る
○紙智子君 継続という、稲わらの生産者に対する三年間のたしか期限があると思うんですけれども。
○紙智子君 次に、セーフガードの問題で質問させていただきたいと思います。  十一月八日で暫定期限が終了するということですけれども、空白期間ができますと輸入の急増というのは必至です。そういう中で、空白期間が出ないようにしなければならないと農水委員会として決議も上げたわけですけれど...全文を見る
○紙智子君 ニンニク、ショウガの例で言いますと、過去には話し合いの決着ということで中国側と話をして輸出自主規制ということでやったわけですけれども、その後ニンニクの輸入量がふえたしショウガもふえたと、そして産地は大打撃を受けました。そういう点では、本当に今回確実にやっぱり輸入が抑え...全文を見る
○紙智子君 一言だけ。  米政策の問題なんですけれども、全国八カ所で意見交換がされまして、そしてその中でさまざまやっぱり批判の声も出ていて、やっぱり白紙に戻すべきだとか、もっと十分話を、意見を聞いてやってほしいということも出ていますけれども、この点についてどのように受けとめて今...全文を見る
○紙智子君 抜本的な見直しであり、新食糧法の総括を、そのもの自身もどうかということが求められることなので、私はやっぱり集中的な審議が必要だと思いますので、委員長に最後に要望して、終わりたいと思います。  ありがとうございました。
11月27日第153回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 最初に、BSE、いわゆる狂牛病の問題について質問いたします。  それで、二頭目の感染牛が確認をされまして、今回発見された牛が一頭目とほぼ同時期の九六年の四月生まれということでは、WHOの勧告どおりにこの時点で肉骨粉の使用禁止ということが徹底されていたならば感染しない...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、やっぱり徹底していなかったということの責任は免れないわけですよね。そこのところは、繰り返しになりますから、そこはそこで、次に移らせていただきますけれども、今回感染した牛も乳牛の老廃牛ということだったんですが、このことをめぐって乳牛が一層価格下落をしてい...全文を見る
○紙智子君 今までと違う状況が生まれて、それも政府の責任が大きいわけですから、今の制度の中でやりくりということではなくて、やはり新しいそういう対策、救済対策を考えるべきだと思います。  それで、いよいよ感染源、感染ルートの解明が求められているということでは、これも前回質問の中で...全文を見る
○紙智子君 じゃ、次、米問題について伺います。  今回、農水省が突然、稲作の構造改革と米政策の抜本見直しということで打ち出してきた内容に対して、各地で意見交換会とかやられてきたわけですけれども、多くのところで批判が出されました。その最大の的となったのは、稲作経営安定対策に象徴さ...全文を見る
○紙智子君 各地で出された生産者の皆さんの声の中では、やはり専業だけじゃなくて副業的と言われるところも含めて支えてきてくれたということが実際に生産調整も含めて成り立っていたわけで、ここをやっぱり外すというのは間違いだという声が出されています。  そして、今検討されている農業構造...全文を見る
○紙智子君 副業を本当に外さないということであれば、そのとおり貫いてほしいと思うんですね。言葉の上では消えているんですけれども、これまで来る過程ではそのことが心配されたからこそ各地からいろんな意見が上がってきたわけですから。そこのところを改めて言っておきたいと思います。  そし...全文を見る
○紙智子君 結局、経営安定対策という形で言われるんですけれども、価格がどんどん下がってきていることに歯どめをかけることができない状態で来ているわけですよ。だから、確かに副業農家も専業農家も一緒にやってほしいんだと言うけれども、現実の問題としてやりくりいかない事態にあるということが...全文を見る
○紙智子君 副業農家と言われる方は好んでなったわけじゃないと思うんですよね。やっぱりそうしなければ食べていけないからですよ。ですから、その意味では、本当に意欲を持っているすべての農業者を本当に育てていくという立場でやるべきだというふうに思います。  次に、備蓄問題に移りたいと思...全文を見る
○紙智子君 百万トンということで何とかなるんじゃないかということなんですけれども、例えば作況が九二の場合に一回で底をついてしまう量だと思うんですよ。  まだ記憶にあるわけですけれども、九三年のときに大凶作になりました。あのときの作況が七四です。その同じような水準の凶作が襲ってき...全文を見る
○紙智子君 お金の、財政の問題ということも言われるんですけれども、安定して、やっぱり安心できる体制をつくっておかなきゃいけないということで考えるならば、やはり九三年、実際に私たちが体験したわけで、そのときの状況を振り返ってみても、百万トンというのがいかに危うい水準かということがは...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間がないので、あと一点だけ、セーフガードの問題で大臣に伺います。  最初の質問の中で国井委員からも質問ありましたけれども、セーフガードの発動をめぐって、結局十二月の二十一日でしょうか、そこまで待って、それでもつかない場合はやるということなのでしょうか。 ...全文を見る
○紙智子君 答弁、お願いします。