紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月08日第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、私、袴田参考人にお聞きしたいと思います。    〔委員長退席、理事榛葉賀津也君着席〕  実は、昨年、北方領土返還・四島交流促進議連ということで超党派の議員の皆さん...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それじゃ、藤原参考人にお聞きしたいと思います。  先ほどの出されてもおりましたので、北特法についてちょっとその続きといいますか、更にちょっと突っ込んでお聞きしたいんですけれども、結局今までせっかくあっても一度も適用にならなかったと。それで...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それじゃもう一点、漁業に対する支援の問題で、先ほども説明がありましたけれども、結局入漁料や協力金を払って操業しなきゃいけないと。それで、非常に漁場も年々狭まってきていて、経営難でやめる人も増えていると。それで、漁業協定について言えば、政府交...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。
03月07日第162回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、町村外務大臣にお聞きいたします。  日米外相会議でアメリカに行かれて、牛肉の輸入再開についてライス国務長官からどのような要求をされたんでしょうか。
○紙智子君 それに対して、外務大臣は日本政府の立場をどのように説明されたんでしょうか。
○紙智子君 ところが、アメリカではどんどんエスカレートをしていて、議会で日本への制裁決議まで飛び出すような状況になっているわけですね。これ、おかしいと思うんですね。食の安全をめぐる問題で日本は科学的な検討をやっているところなのに、一方的に制裁を持ち出すというのは不当じゃないんです...全文を見る
○紙智子君 いや、もう驚きますね、本当。そういう発言をされると思わなかったですけれども。  私は、それは掛かりますよ、専門家でも、ただ集まってきて話し合うわけじゃないんですから。いろんな新しい状況が出てきていると、研究も進んでいると、そういうことを専門家ですからしっかり研究して...全文を見る
○紙智子君 前回、私が予算委員会で総理に質問したときも、やっぱり私は専門家じゃないから分からないと、やっぱり専門家がきちっとやって判断をすべきだということを言われました。科学的知見に基づくということを繰り返し言われているわけです。  ところで、町村大臣は、今もお話しになりました...全文を見る
○紙智子君 だから、それが圧力になるわけですよね。あなたはアメリカから帰ってきたらそういうことを言い始めたわけですよ。それまで言っていなかったんじゃないですか。  そして、今度は島村農水大臣にお聞きします。  大臣はさきの非常識の発言については撤回をされましたようですけれども...全文を見る
○紙智子君 先ほどのやり取り聞いていまして、早く早くとは言っていないというふうに言ったというふうに言うんですけれども、しかし来年まで持ち越すようなことがあったら国際常識からおかしいとおっしゃったんですよ。これは結局、期限を切って早くやれと言っていることと同じじゃないですか。  ...全文を見る
○紙智子君 そこで、その米軍と自衛隊が現に共同で使用している矢臼別演習場と東富士演習場の使用条件についてどうなっているか、お聞きしたいと思います。
○紙智子君 富士演習場は事前に調整して決めるんじゃないんですか。
○紙智子君 済みません、資料をお配りしてください。    〔資料配付〕
○紙智子君 私も共同使用ということについて調べてみたわけです。そうしたら、こういうものが出てきたわけですね。これはアメリカの外交機密文書を公開した後、冊子にしたアメリカ統合参謀本部資料。実は、これがその元なんです。この中にある部分を印刷して出したということです。  ここに、一九...全文を見る
○紙智子君 質問に答えてないんですよ。二百七十日にも及ぶ優先使用を認めているんですかと聞いたんです。
○紙智子君 当時、富士演習場の返還は事前にでき上がっている協定に基づいているということで、ライシャワー大使が国務長官にあてた公電があるんですよ。それはこの中に入っているわけです。  それで、もし、しかも当時のその国会の審議の議事録を見てみますと、機密にわたるとか協定そのものは出...全文を見る
○紙智子君 全然分かんないですよ。ちゃんとあるかないか答えてください。  あるのかどうか、はっきり答えてください。
○紙智子君 ちょっと角度を変えて聞きます。  なぜこれを問題にするかといいますと、地位協定の二条四項(b)に基づいて米軍が日本の施設を共同使用する基地について、一九七一年当時の中曽根防衛庁長官の解釈をめぐるのがあるんですよ。一時、一応時間的にいえば一年のうち半数以上を向こうが使...全文を見る
○紙智子君 協定のこと、どうですか。
○紙智子君 今、調べてそして出すということを言われました。  私は、今指摘してきた点ですけれども、一つは二百七十日の優先権という協定の存在について、一方ではないことになっているわけですよ。片や秘密にあったということになるわけですから、これをきちっと調べて出すと。  もう一つは...全文を見る
○紙智子君 調べた結果、公開できないということになったら、それはとてもじゃないけれども承諾できませんよ。非常に重大な問題なんです。  なぜならば、初めに長官が話されたように、今後、日米の基地の共同使用を拡大していくという方向であれば、こういう問題を明らかにすることは国会の責任と...全文を見る
○紙智子君 終わります。
03月10日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、BSEの問題から質問いたします。  二月八日に、アメリカが示した月齢判定方法について、牛の月齢判別に関する検討会が報告書を出しました。この検討会は、この月齢判定方法を採用するためには、留意点として追加的検証又は実施後のフ...全文を見る
○紙智子君 最後の報告書がまとめられた第三回検討委員会の会議録ですね、こちら私も読みましたけれども、この中で統計学の専門家から、アメリカが出したデータについて随所で統計上のサンプリングの偏りですとかデータの不十分さが指摘されているわけですね。例えば、その問題の十五か月齢の九十二例...全文を見る
○紙智子君 米政府関係者が、この検討会が出した追加的検証について日本は繰り返し要求を出してくる、いかがなものかと述べて、現時点で応じないという考えを明らかにしたという報道がされているんですね。  アメリカに対していつこの追加的検証を要求したのか、またその回答は正式に出されたのか...全文を見る
○紙智子君 専門家が留意点として求めている以上、アメリカ側がこの追加的検証に応じないというふうに言った場合、月齢判定法の採用の前提が崩れるわけで、その場合、A40による線引きというのは採用不可能にすべきじゃないかと思いますけれども、どうでしょう。
○紙智子君 報告書は、A40の評価決定ポイントということで言われている、これは骨の部分の名前だと思うんで、ちょっと難しいんです。仙椎の明確な分離、それから腰椎棘突起というんですかね、棘突起の上部の部分的な骨化、骨、硬くなる部分だと思うんですけれども、等は、若い牛の特徴ではあるが、...全文を見る
○紙智子君 今いろいろ言われましたけれども、食の安全ということとの判断というふうにはならないというわけですよね。いずれにしても、このような方法で牛肉の安全を左右する基準が決められるということがあってはならないというふうに私は思います。  それで、次、大臣にお聞きしたいんですけれ...全文を見る
○紙智子君 もう一点、大臣、お聞きします。  先ほどもどなたか触れられていましたけれども、今日の日経新聞でも書いています。昨日、ブッシュ大統領が首相に電話で輸入再開を要請すると。小泉総理も、日米関係を害することのないように努力したいというふうに答えているわけです。来週はライス国...全文を見る
○紙智子君 米国に対してもその趣旨、はっきりするということだというふうに思います。  それで、やっぱりのど元を過ぎれば熱さを忘れるということもありますけれども、二〇〇一年に初めて日本でBSEが発生して、本当に大きな被害が出て、大議論がされて、食品安全委員会そのものの設定も、そう...全文を見る
○紙智子君 農水省は、価格決定、市場に任せても、担い手にはセーフティーネットがあるから大丈夫だというふうに言ってきたわけです。でも実際には、いろいろ回って話を聞いても、空知は米を作っているところなんですけれども、ここの農家の人に聞いても、〇四年産で十八ヘクタール作っていても、去年...全文を見る
○紙智子君 昨日も、基本計画の答申が出されて、意欲ある担い手を育てるというんですけれども、全く逆だというのが現場の皆さんの率直な声ですよ。しかも、二〇〇三年も戦後最低の収穫量だったわけです。価格の安定に関する政府の責任を放棄した結果で、やっぱり市場に、担い手と食料基地を窮地に陥れ...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、多くの障害者の皆さんが今度の国会に出されています障害者自立支援法による制度改悪で大幅な自己負担になることに強い不安を持って、この国会の審議も注目をしています。(資料提示)  これは厚生労働省が作っている資料から作成したもので...全文を見る
○紙智子君 今、不十分な点もあるというふうに言われました。やはり、障害年金で八万ですとか十万とか、こういうところで生活をされている障害者にとっては、本当にわずかなものでも本当に負担が重いわけです。  それで、減免制度もやるんだということですけれども、三年の期限があるわけですよね...全文を見る
○紙智子君 時間がないので。
○紙智子君 結論をお願いします。
○紙智子君 今、検討されるということなので、是非この要件については削除をするようにお願いをします。  そして、もう一問なんですけれども、精神障害者の通院医療は、今まで医療費の九五%を公費で補助をして、自己負担は五%でした。これを一割や三割負担に引き上げるとなれば、患者さんの受診...全文を見る
○紙智子君 精神保健福祉法の三十二条のところで、全体で六十億をここで削るということですから、これが負担になるということで、私は、総理が……
○紙智子君 はい。  痛みに耐えてと言うけれども、これは本当に耐え難いものだと。障害者や家族の皆さんから、とにかく利用者が納得してないうちに拙速に強行することがあってはならないということを強く要請されています。  是非、その立場で貫いていただきたいということを最後に述べまして...全文を見る
03月15日第162回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、二人の公述人の方、ありがとうございます。  最初に、伊豆見公述人の方からお聞きいたします。  既にお話も出てきておりますけれども、北朝鮮問題の対応をめぐって、言うまでもなくこの六か国協議という問題、先ほども開店休業の可...全文を見る
○紙智子君 一方、そういう日本が中国を動かすという話もあるんですけれども、この間、日米の2プラス2で、その共通戦略目標の中に中国、台湾問題を含めたということで、中国の側の反発が、招いているということもあるわけですけれども、こうしたことがこの六か国協議にも影響を与えるということがあ...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  それじゃ、次に村田公述人にお聞きいたします。  雑誌などで言われていることですけれども、沖縄の普天間基地の移転と、それから地位協定の改定、本格的な見直しが必要だというふうに言っておられます。実は、私は去年八月の米軍ヘリの墜落の事故現場に...全文を見る
○紙智子君 あともう一つお聞きしますけれども、基地の返還を求める声が相次いでいるわけです。それで、普天間基地に代わる新基地を名護市辺野古沖に建設計画があるわけですけれども、これについても長年圧倒的な反対の声で進んでいないと。私は、辺野古への基地の移転はすべきじゃないというふうに思...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日はお二人の公述人の方、大変貴重なお話、ありがとうございます。  それで、最初に藤原公述人の方にお聞きしたいと思うんです。  今、学校現場は非常に予算が少ないということで、例えば大阪の寝屋川市立の小学校、先日殺傷事件、ちょっ...全文を見る
○紙智子君 藤原公述人のよのなか科の授業、とても面白いと思って見ているんですけれども、地域に学校を開く新しい取組で、そこに例えばお父さんとかお母さんとか地域の人に参加してもらっている様子もとても興味深く拝見しているんですが、一方、著書の中で、あいさつやしつけを教育できない家庭が二...全文を見る
○紙智子君 済みません、もう一点お聞きしたいんですけれども、学校でのいろんな取組や問題解決という場合に、やはり校長のリーダーシップだけじゃなくて、その教師の意見をどうくみ上げていくかということも大事だというふうに思うんですけれども、その点で教員との協働をどうつくり上げているのか、...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、池谷公述人にお聞きします。  いろいろ出されているもの、先ほどの話も一々うなずきながら聞いていたんですけれども、新聞に前に載っている「論点」に出されていたところに触れて、環境保全や安全、健康、災害の防止に関する社会的規制を緩和することの誤りということで書い...全文を見る
○紙智子君 どうもありがとうございました。  終わります。
03月17日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  最初に、農水省は、本日の審議会に加工原料乳の限度数量の引下げを諮問しました。これは北海道の酪農家にとっても大きな打撃になります。  脱脂粉乳の在庫が過去最高の水準というわけですけれども、これは二〇〇〇年に雪印のあの食中毒事件が起きて、そ...全文を見る
○紙智子君 加工原料乳の補給金、十二銭引下げになったわけですよね。いろいろな対策という中にチーズの対策拡充したということもあると思うんですけれども、しかし、聞きますと、チーズへの奨励金引き上げたといっても、そこに向けた乳価というのはキロでいうと四十円から五十円ですよね。例えば十円...全文を見る
○紙智子君 伸びる可能性という話もありましたけれども、実質的にはやっぱり大変な状況というのは変わらないわけで、そこはよく状況も踏まえて支援をしていただきたいというふうに思います。  それから、乳用種の肉用子牛の補給金のことなんですけれども、今回算定方式が見直されました。大規模な...全文を見る
○紙智子君 現場を踏まえておられるのでしょうか。この保証金の価格が大幅に下がっていきますと、ぬれ子の価格も下がることになるんですよね。やっぱりいろいろなバランスを取りながら、足りないところはいろいろ補てんをしながらやっているわけですけれども、酪農家の経営にも影響していく問題なわけ...全文を見る
○紙智子君 何かもう全然現場の状況って聞いておられるのかなというふうに、もうさっきから全然影響がないというようなことをおっしゃるんですけれども、現場へ行って歩いてみたら大変だという話が出てくるわけですから、そこはやっぱりちゃんと見ていただきたいというふうに思うんですね。  それ...全文を見る
○紙智子君 書いてあることはいいんですけれども、それを実際にやるとなると、現場ではやっぱりなかなかできないできているんですよ。  何というのかな、実際には、そうなればいいと思っているわけですけれども、そのコストをもっと下げなきゃならないと、そうするとやっぱり飼う頭数を増やさなき...全文を見る
○紙智子君 終わります。
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  ライス国務長官が来られるようですけれども、今、日米間で牛肉の輸入再開、この問題が大きな問題になっています。国民みんな不安に思っています。先日のNHKの世論調査でも、八四%の人が安全性を重視するためには専門家の議論がまとまるのを待つ...全文を見る
○紙智子君 そもそもアメリカが言っていることというのは私は理不尽だと思うわけです。  三月三日に、資料もお配りしていますけれども、アメリカの下院で決議が出されています。(資料提示)米下院は、日本政府が米国産牛肉の輸入を再開しない場合、米通商代表部は直ちに日本に対して報復的な経済...全文を見る
○紙智子君 アメリカは、日本に対して制裁というふうに言いながら、自らの国内対策さえ満足にできていないと思うんです。  もう一つ、もう一回見ていただきたいんですけれども、(資料提示)米国は、会計検査院報告書、こういうものが出されているわけですけれども、この中で、食品医薬品局は、業...全文を見る
○紙智子君 それでは、今日、ライスさんがお見えになるということですけれども、直接はっきり言われるんですね。ブッシュ大統領にも言われるんですね。お答えください。
○紙智子君 この前、電話が掛かったときには言ったんですか、そのことについては。
○紙智子君 私は、何でアメリカがこんなに強烈に言ってくるのかというふうに思うわけです。それは、やっぱり日本が対米関係で弱腰だということで、足元を見られているからですよ。米国の畜産業は、畜産業界が突き上げをやっていると。カナダ産の牛肉が輸入再開になれば米国の牛肉がだぶつくと、相場が...全文を見る
○紙智子君 曲げられようとしています。
○紙智子君 とても誤解ではありませんよ。だって、この間どういうふうに推移してきたのかということを見れば明らかじゃないですか。アメリカの側は、日本がまだいろいろ審議をしている途中でもこういう制裁という形でやってきていること自体が足下見られているということじゃありませんか。  私は...全文を見る
○紙智子君 今そのように、お約束できるというふうに受け止めましたけれども、受け止めます。  そういうことで、頑張って貫くということを申し上げまして、私の質問を終わります。
03月18日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず初めに、BSEの問題についてお聞きします。  食品安全委員会による国内措置に関する検討が続いているにもかかわらず、アメリカ産牛肉の安全性評価を食品安全委員会に諮問する際は検討期間のめどを指定して諮問することを検討しているよう...全文を見る
○紙智子君 もう一つ確認したいんですけれども、今日の読売新聞なんですね。ここでは、食品安全委員会の審議期間を短縮するために諮問項目を絞り込む方針を固めて、来日するライス米国務長官に説明する方針だと報道されているんですけれども、これ事実ですか。
○紙智子君 記事の方がこれは違うと、事実じゃないということですね。
○紙智子君 事実ではないということで確認してよろしいですかね。──はい。  この問題も非常に重要な、重大な問題だというふうに思っています。この間の議論の経過を経てもそうだと思います。  それで、早期再開先にありきという形でやはりこの食品安全委員会の結論を急がせるということは、...全文を見る
○紙智子君 じゃ、次に移ります。ビートの生産についてです。ビートの生産努力目標について。  ビートの生産は北海道の畑作の輪作体系を維持するためには本当に不可欠なものです。しかし、今度の新たな食料・農業・農村基本計画によりますと、一五年度までの生産努力目標というのは二〇〇三年度の...全文を見る
○紙智子君 一つには豊作、非常にまれに見る豊作だったということを言われたんですけれども、ビートは豊作のとき、凶作のときで物すごく幅があるんですよね。面積を減らしますと、凶作の場合は、今まででさえも国産の需要を圧迫してきたわけですけれども、輸入調製品などが増えて定着をしてきていると...全文を見る
○紙智子君 これまでの議論を踏まえた課題と検討の方向っていう、この砂糖・甘味資源作物関係のこの資料がありますけれども、この中で、検討会の中で砂糖分科会が示した検討方向で言っていることは、財政負担を軽減することが必要だと。で、国産糖の供給量が適正規模を超える場合には、政策支援の上限...全文を見る
○紙智子君 消費者にすごく負担を掛けるというようなことを何か印象付くような話をされるんですけれども、そうじゃないんですよね。豊作になってすぐ超えるような数字が、これ自給率の向上目標というふうには言えないというように思います。  砂糖は国際的に見ても酪農と並んで最も各国で手厚く保...全文を見る
03月22日第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、北方領土の元島民から、島民の皆さんが四島からの引揚げの状況や領土返還への思いを語るいわゆる語り部活動というのがあります。根室管内を中心に行われているんですが、地元の小中学校や高校の生徒たちに語ったり、あるいは道外からの訪問...全文を見る
○紙智子君 直接、私たちも委員会などで行くと、じかに話を聞いてやっぱり理解が深まるということがあるわけです。  小池大臣、大臣は今年の北方領土の日に、元島民の訴えに心を打たれて北方領土返還への思いを強くされたというふうに語っておられますよね。それで、こういう語り部としての活動の...全文を見る
○紙智子君 次に、北方領土問題の特殊性からくる漁業問題ということで、そこへの国の支援の強化についてお聞きしたいと思います。  貝殻島昆布漁、昔から納沙布岬の目と鼻の先で、この地先で、根室の住民が小舟で昆布を取りに行っていたわけです。ところが、ロシアの占拠でできなくなって、その後...全文を見る
○紙智子君 交渉経費を含めると一隻当たり五十万ぐらいというふうにも私たちも聞いているんですけれども。  それで、小池大臣にお聞きしますけれども、このように高い採取料を支払ってやっている昆布漁、全国ほかはないと思うんです。それで、日本の領海なのにロシアに支配をされているために五十...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  去る三月五日に起きました陸上自衛隊島松演習場における射撃訓練中の事件について質問をいたします。訓練中発射した百二十ミリ迫撃砲の実弾が行方不明になりまして、演習場の外に飛び出した可能性が強いと、住民に大変大きな不安を与えている事件に...全文を見る
○紙智子君 第七師団が三月十六日に発表いたしました中間報告では、経過を時系列で記しています。  そこで幾つか質問したいんですけれども、十三時三十分ごろに砲弾の不明事故がありながら、その後も十四時ごろまで十数発も射撃を続けていたわけです。その間に人に危害が及ぶことになっていたかも...全文を見る
○紙智子君 危機管理という点でも反省を求めたいと思います。  次に、十四時十分ころにこの小隊長は演習場外に飛び出した可能性があるというふうに報告をしている。で、訓練中の連隊は、十五時ころには演習場外の道路、ここは恵庭岳公園線というのがありますけれども、その捜索を始めたわけです。...全文を見る
○紙智子君 この連絡を遅らせた責任というのはどこにあるんですか。
○紙智子君 現場の部隊は早くから演習場外の可能性を報告しているわけです。司令部や方面総監部、それから幕僚監部、上層部の対応に問題があったんじゃないかというふうに思うわけです。全力を挙げた対策を要求します。  まず、不明弾がどうなったのか。発見できるまで、これ、捜索態勢を強化して...全文を見る
○紙智子君 この迫撃砲訓練の再開は防止策が取られない間についてはしないということでよろしいですか。
○紙智子君 再発防止策は当然だというふうに思いますけれども、私はやっぱりこの演習場での迫撃砲の訓練の見直しを行うべきだというふうに思います。  資料にもありますように、最大の装薬の場合は軽く演習場の境界を越えてしまうんですね。ところが、すぐそばには、この地図にもありますように道...全文を見る
○紙智子君 注意を払うといっても、これ二〇〇一年のときにも、これは今回のような地表で射撃ということじゃなくて飛行中の誤射という問題もありまして、そういう意味では非常に大きな不安を与えてきているわけですね。ですから、私は本当に、またこういうことが起こったということについて言いますと...全文を見る
03月25日第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今年の一月に本委員会としても沖縄に調査に行きました。戦後六十年を経て、やはり沖縄は戦争の痕跡が生々しく残されているということを実感いたしました。基地問題や不発弾の処理の問題や遺骨収集などの戦後処理にかかわる問題も残されています。 ...全文を見る
○紙智子君 その上に立ってなんですけれども、その具体的な問題の一つとして紹介をいたします。  糸満市の大里地区というところに門中墓っていう、門中墓、現地では岩陰墓というふうにも言っていて、要するに岩を掘って墓にしているわけですね。幾つかあるんですけれども、この大里地区のは、戦時...全文を見る
○紙智子君 県の方では、一度見に来て、それでちょっと端のところにガードレールをつくったぐらいなんですね。それで、抜本的な崩れ落ちるところを対処しているわけじゃないわけです。  なぜ戦後処理に関係する問題として取り上げたのかといえば、先ほども言いましたけれども、ここは沖縄戦のとき...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、今ちょっとやり取りをお聞きになっていたと思うんですけれども、最後に小池大臣に、今までなかなか、国としては直接の枠組みというのはなかなかどうするのかっていうことではなかったっていう話もあったんですけども、今お答えがありましたように、現地とも連絡を取り合って必要...全文を見る
○紙智子君 この間落ちている岩石だけでもう百トン超えているということなんですね。それで、防災対策としてもやっぱり緊急性求められているということですし、地元からも是非一度見に来てほしいという声も上がっています。是非、解決の方向でやっていただきたいということです。  それで、ちょっ...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  昨年の農協法の改正で全中が農協への指導方針を定めることが決まって、三月四日に発表をされました。その基本方針について一、二伺いたいと思います。  まず、合併の推進を挙げているんですが、その重点は小規模未合併農協となっています。これ...全文を見る
○紙智子君 機械的、強制的にやるものではないというふうに理解をしてよろしいと思います。  それで、実施方法の項の中になお書きで、出資金五億円以上を原則とするとあります。現在、出資金五億円以下のところというのはかなりありますね、三分の一が五億円以下だと思います。これらに指導が掛か...全文を見る
○紙智子君 小規模ながら健全な経営を行っている多くの農協がこの出資金の積み増しを要求されると、これを心配する声が出ているんですね。  静岡の例えば小規模農協の組合長さんがおっしゃっていますが、戦後開拓の苦しみをともにした同志的連帯感を大切に、顔の見えるつながりという小規模農協の...全文を見る
○紙智子君 それでは、漁業の問題ですけれども、漁業の金融問題について御質問いたします。  昨年、これ質問した問題でもありますけれども、漁業の無担保無保証制度の問題で、今回の中小漁業関連資金融通円滑化事業について、大臣も改善の努力をするというふうに言われているわけですけれども、ど...全文を見る
○紙智子君 県や市町村も財政状況厳しい中で、やはり国の補助率の引上げを是非入れるべきだということを最後に申し上げまして、質問を終わります。
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、国の補助金等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資金助成法等の一部を改正する等の法律案に反対の討論をいたします。  農業近代化資金及び漁業近代化資金は、ともに施設資金として農業者と漁業者の経営を直接支援する融資制度の柱であり、国が食料政策に...全文を見る
03月30日第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、普天間基地の移設にかかわる問題です。  名護市の辺野古沖への普天間飛行場移設が国の天然記念物になっていますジュゴンに重大な影響を与えるとして、昨年の九月に日米の自然保護団体が米国の文化財保護法、NHPAに基づくジュゴンの保...全文を見る
○紙智子君 今回のこの連邦地裁決定の重要な点というのは、沖縄のジュゴンが米国でも文化財保護法が適用される価値のあるものだと認知をされたということですね。それから、辺野古への移設が日本政府の単独の行為ではなくて、これは米国政府の行政行為でもあるとしたことなんですね。  今後、アメ...全文を見る
○紙智子君 世界に対しても恥ずかしくないように是非やっていただきたいというふうに思いますし、やはりジュゴン保護という立場を出していただきたいというふうに改めて思います。  普天間基地の辺野古への代替新基地の建設の見直しにかかわっては、様々な政府の発言がされています。小泉総理は、...全文を見る
○紙智子君 自民党の元大臣だった額賀議員も、移転計画がスムーズに進展していないのは明らかであると、この際きちんと現状を再検討し、その上で判断する時期に来ていると、こういうふうに言っているわけですよ。  一〇〇%可能性がないというふうに大臣としては言えるんですかね。一〇〇%可能性...全文を見る
○紙智子君 極めて、非常に大事な問題なわけで、そういう中で大臣がそういうふうに言われるということは非常に私は残念です。針の穴みたいな小さなものでも可能性があると防衛庁の長官も言っていると。そういう中で、そういうことであれば、結論が出るまでは凍結するのが当然じゃないかというふうに思...全文を見る
○紙智子君 これまでの答弁の範囲からは余り変わらない、非常に、立場としてはそういう意味では環境大臣でもある一方で沖縄北方の担当大臣ということなんですけれども、やはり本当に国際的な長い目で見たときに、必要な立場に立って必要なイニシアチブを発揮していただきたいというふうに改めて思いま...全文を見る
○紙智子君 やっぱり期待が大きいわけですけれども、本当に現実甘いものではないという認識で、夢物語にならないように取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、機構で研究されたこととか大学になってから蓄積される知的成果、知的財産が国や県のために使われないで外国の企業に利用...全文を見る
○紙智子君 世界の最高水準のこの国際的な大学院大学と、アジア太平洋地域の先端的頭脳集積地域ということで発展させるというふうにありますけれども、同時にこの沖縄の経済的自立を図るということを目標にしているわけですね。したがいまして、是非この点が十分担保、保障できるように検討していただ...全文を見る
03月31日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  新たな基本計画に関する質問をいたします。  新計画では、四五%の自給率目標を五年先送りして二〇一五年までの目標として定めました。しかし、同じ四五%といいましても、二〇一五年度の生産努力目標は現行計画に比べて軒並み引下げになってい...全文を見る
○紙智子君 今いろいろとお答えになったんですけれども、やはりなかなか理解できないと思うんですよね。それぞれのというふうにおっしゃるんですけれども、多くの品目で下方修正になっていると。そもそもが自給率低いわけですから、もっと上げるべきじゃないかというふうに思うんですよ。  小麦で...全文を見る
○紙智子君 下方修正になっているからそういうふうに申し上げたんですけれども。  それで、その需要に合わせてというようなことを言われるんですけれども、私はやっぱり一体じゃ国はどういうところで責任を取るのかということが問われると思うんです。やっぱり自給率全体を上げるためには、全部上...全文を見る
○紙智子君 やっぱりこの一定の線引きはするわけですか、そういうわけですか。
○紙智子君 小さな農家も集落営農に参加すれば対象になるというふうにおっしゃるんですけれども、集落営農が対象となるためのハードルというのは、これは非常に高いですよね。一元的に経理を行い法人化する計画を有するなど、経営主体としての実体を有しと、それから将来効率的かつ安定的な農業経営に...全文を見る
○紙智子君 まあすごく高いところですけれども、そこをやっぱりやらなきゃならないということですよね。  そうしますと、現在同様の条件、つまり五年以内に法人化の計画で一元経理、そして主たる従事者が他産業並みの所得を目指すというのが付けられている、その特定農業団体というのは百二十しか...全文を見る
○紙智子君 絞り込むのが本意じゃないんだと、こういうふうにおっしゃるわけですけれども、しかし、須賀田局長は、日本農業新聞の報道で、だれにどのように地域農業を担ってもらうかを皆さんに考えてほしいと、努力する人を見捨てるつもりはないというふうにおっしゃっておられるけれども、この選別政...全文を見る
○紙智子君 現にこれまでだって集落営農でそれぞれ頑張ってやってこられたわけですよ。それを無理に、やっぱり絞り込まないといいながら結論としては絞り込むことになるんじゃないですか。局長の見解からも私はこれ外れていくことになると思うんですよ。これはもう選別政策にほかならないと思いますよ...全文を見る
○紙智子君 悲観的でも何でもないんですよ。  農業開発研修センターの市町村、JA、生協のトップ層に対するアンケートがやられています。このアンケートですと、担い手の選別方針に大半が反対しているんですね。消費者の組織である地域の生協のトップの五〇%が大多数の高齢専業や兼業農家をこの...全文を見る
○紙智子君 こういう方たちや本当に幅広い人たちの意見をちゃんとこの後も反映させるというふうに思っておられるのかどうかとお聞きしたんですけれども、どうですか。
○紙智子君 モラルハザードとかなんとかということを言われましたけれども、やっぱりそういうことでは政府がやろうとしている担い手育成の対策もこれ成功しないということを指摘しておきたいと思います。  農地のリース方式による一般の株式会社参入の問題です。  これ全国的に展開することを...全文を見る
○紙智子君 この間、例えば、九九年に契約栽培という形で参入した例えば日本たばこだとか、それから北海道の千歳にオムロンというのが出ましたけれども、ここは三年やって撤退したんですよね。やっぱり特区で、ほとんど始まったばかりで、須賀田局長自身も、これ企画部会ですかね、の中で、実際経営的...全文を見る
○紙智子君 と聞いておりますというお話であって、やっぱり非常に期間としては短い中で、直接やっぱり確かめられて十分やっぱり検討された上で決めていただきたいと。  いずれにしても、もっと期間を取ってしっかりと検討すべきだということを最後に述べて、質問を終わらせていただきます。
04月05日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  京都議定書達成のためにこの森林の二酸化炭素吸収目標で三・九%掲げられると。森林環境保全がかつてなく重要な課題になっているわけですけれども、しかし、その重要な役割を担っている現場の体制は非常に脆弱で、施業も進みにくい実態があります。...全文を見る
○紙智子君 北海道では市町村の指導に当たる林業改良指導員は年々減っていまして、二〇〇〇年に百五十九人だったのが、二〇〇四年には百四十五人と。だから、五年間で十四人減っているわけです。国が研修強化の掛け声を掛けても、現場の指導も手薄にならざるを得ない状況にあるわけです。  さらに...全文を見る
○紙智子君 地元で聞きますと、林業を本当に町づくりの柱に据えようといって森林組合から商工会から町からもう一体になって、一丸となって努力をして、例えば間伐材の活用の工夫だとか地産地消で積極的な取組を行っているところでも、今年度の造林事業費というのは、昨年台風が軒並み来たというのもあ...全文を見る
○紙智子君 今、進捗率七%で距離は一キロということです。  地元に聞きますと、昨年一年間の進捗率、進捗状況は三百メートルぐらいということだったわけです。まだ着手したばかりで、二十年掛かってできるかどうか分からないと、もしかするともっとずれ込むかもしれないというふうにも言われてい...全文を見る
○紙智子君 強い要望がって言うんだけれども、どこから上がっているのかなというふうに思うわけですけれども、何も大規模林道でなくても一般林道で十分なわけですよ。この地図を配らしていただきましたけれども、ここに、この国道に沿って造られようとしていて、平取区間というのは既に台風十号のとき...全文を見る
○紙智子君 あともう一点、大臣に聞かなくちゃいけないんですけれども。
04月12日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  答弁はできるだけ簡潔にお願いをしておきたいと思います。  最初、種苗法についてですけれども、今回の種苗法の改正は、前回法改正の際に私も強く要望していたわけですけれども、加工品に対してもこの育成者権の効力を拡大するものであって、こ...全文を見る
○紙智子君 人員が四人という体制で、今いろいろるるお述べになりましたけれども、Gメンという名前を付けているということもありまして、そう言うからには、やっぱり監視や取締りの権限を持たせることも、これから始めるということなんですけれども、実施状況を見ながら、そういうことも視野に入れて...全文を見る
○紙智子君 昨年の夏、米農務省がこの組み換え作物の栽培に関心のある日本の生産者三人を米国の穀倉地帯に招待したということも伝えられているわけです。実際に北海道でも数名の生産者が組み換えの大豆を生産する意向を表明していると。  農水省が出している通知というのは、都道府県に対して、今...全文を見る
○紙智子君 だから、情報提供がされるものということなので、義務はないわけですよね。  それで、食品としては安全だということになっているんですけれども、これをめぐっても不十分だという声もあるわけです。カルタヘナ法は、先ほども言いましたけれども、これ野生生物への影響を防止するものな...全文を見る
○紙智子君 開発企業にも、この組み換えの作物を作付けするそれから生産者にも情報提供の義務付けというのはこれないわけですよね。有機農業の側から防ぐ手だてがないと。そうすると、取り返しの付かないダメージとなって日本の有機農業を根底から危うくする、しかねないという問題だと思うんです。も...全文を見る
○紙智子君 しかし、現にいろいろ問題が起こっているわけですよ。実際にはやっぱり様々な形で疑問も呈されているし、不安も広がっているわけですし、それに対して問題ない問題ないといっても、これはやっぱり解決しないわけですよね。  それで、例えばカナダでいいますと、遺伝子組み換えの菜種の...全文を見る
04月19日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  コイヘルペス病の発生を踏まえまして、伝染性疾病を我が国に持ち込ませない対策ということで、遅きに失したとはいえ、輸入防疫強化は当然のことで賛成です。その上に立ってお聞きしますが、まず検疫体制です。  今回の改正によって輸入許可の審...全文を見る
○紙智子君 最初に局長の方から、今、一人増員が決まっているということなんですけれども、やはり十分な体制がなければ、書面での検査、審査ということで、本当に十分な情報を収集したり、隔離管理とか、効率が上がっていく、実効が上がるというふうになっていかないと思いますから、これは抜本的に強...全文を見る
○紙智子君 ブランド化促進ということで対象となり得るということだったというふうに思います。  それで、検査というふうにいいましても難しくて、死んだウイルスも検出されていくと。だから、陽性で出るんだけれども、実際にはそうなのかどうか分からないということですとか、それから、まだ方法...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それじゃ、それに関連して、北海道のカキの貝毒の問題についてお聞きしたいと思うんです。  貝毒問題が今出ているんですけれども、食の安全・安心確保交付金という中に貝毒安全対策の推進というのがあります。それで、全道的には検査体制の強化を行う方針...全文を見る
○紙智子君 それじゃ次に、もう一度三陸の方に戻るんですけれども、漁場の環境を良くするために様々な努力がされているんですね。漁業者の皆さんが参加をして植樹などの環境保全活動が行われています。  先日、私が行ったところなんですけれども、三陸の山田町ですね。ここは町有林に植林をしてい...全文を見る
○紙智子君 一件というふうにおっしゃって、ちょっとこれは、じゃやっていないと同じじゃないかなというふうにも思うわけですけれども、これを、じゃ抜本的に拡大するつもりはありますか。
○紙智子君 広葉樹については、ほうっておいても自然に出てくるというふうな考えではやっぱり駄目だと思うんですよね。本当に公益的な機能を重視するというのであれば、漁民の皆さんはずっと植えてきているわけですから、植栽を含めて、保育や管理を含めて、広葉樹を積極的に増やしていっていただきた...全文を見る
○紙智子君 終わります。
05月12日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  農業経営基盤強化促進法の質問いたしますが、冒頭、BSEの全頭検査にかかわる問題について質問したいと思います。  五月六日、食品安全委員会は、厚労、農水両省の諮問に対して、全頭検査の対象となる牛を二十一か月齢以上に変更した場合には...全文を見る
○紙智子君 BSEの人への感染、それから発症についてはまだ解明されていない部分が非常に多いわけです。科学的な知見も限られているわけですね。だからこそ、予防的な見地も含めて、国民の多数はやっぱり全頭検査は継続すべきだというふうに求めていると思うんです。  アメリカ産の牛肉について...全文を見る
○紙智子君 それで、この本体の農業経営基盤強化法の問題に入りますけれども、まずリース特区の評価についてです。  農水省は、このリース特区について、昨年の十月の実施自治体へのアンケートの回答を基に、現時点で弊害がないということで判断をして今回全国展開にオーケーを出しました。しかし...全文を見る
○紙智子君 一般の株式会社が参入することで一番危惧されるのは、やっぱり農地の荒廃なわけですね。きちんと継続して農業経営をずっとされるのかどうかと、これがやっぱり重要な問題だと思うんです。リース特区の実施地域というのは、耕作放棄地や耕作放棄地となるおそれのある農地が相当程度ある地域...全文を見る
○紙智子君 協定の問題はもうちょっと後から聞きますけれども、経営局は、食料・農業・農村審議会の企画部会で、経営的には成り立っていないと、リース特区について人件費とか地代の半分も出ない、参入法人に撤退されると耕作放棄に戻ってしまうと、だから地元が必死に支援しているというふうに報告し...全文を見る
○紙智子君 期待を持ってというふうにおっしゃるんですけれども、やっぱり甘いんじゃないかなと思うんですよ。  それで、現在特区の取組でいいますと、食品加工会社が地元の特産で原料の確保を図ったり、それから、公共事業が減少していて不況で仕事がないと。それで、そういう零細な建設業者が言...全文を見る
○紙智子君 全国農業会議所の中村専務さんが資料を出していますけど、千葉県では、特区など農地の規制緩和によって産業廃棄物処理会社などからの農地参入による農地取得の問い合わせが増えているというんですね。それで、食品残渣等を堆肥化してクリーン農業をやるんだと。まあNPOっていう話もあり...全文を見る
○紙智子君 そういうふうに言われるんですけど、その参入法人が撤退する場合に、農地を元の所有者に返すわけにもいかないと、そして結局耕作放棄地に戻ってしまう可能性も生じるわけです。何らかの協定違反が発生して協定を解除した場合、同様に、返還された農地をだれが管理するのかっていう問題が生...全文を見る
○紙智子君 ただ、協定解除、撤退ということになったら、次の借り手が見付かるまでは結局合理化法人がこの農地を管理耕作することになるわけですよね。しかし、その合理化法人の状況というのは今非常に厳しいですよね。地方行革で予算も削減されると、人件費も削られていますし、事業推進体制に影響が...全文を見る
05月17日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○紙智子君 四人の参考人の皆さん、今日はありがとうございます。日本共産党の紙智子です。  それで、最初に、酒人ふぁ〜むの福西参考人からお聞きしたいと思います。  資料を出していただいて、これ読ませていただいて、今日の発言も聞きながら、何というのかな、改めて組織というのは人がつ...全文を見る
○紙智子君 しばらくは集落営農組織ということでやってこられて、法人化するまでに少し間があったと思うんですけれども、ずっと集落組織でやって実績も上げてきて、その中でどうして法人化しようというふうに思われたんですか。
○紙智子君 私も法人化したところを幾つか歩いたりもしていろいろ見てきたわけですけれども、法人化したとしても、例えば農産物の価格が下がったりとかということがあるわけで、そうすると、最初の立ち上げのときはある程度のいろいろ制度を使ってやるんだけれども、なかなかやっぱり困難な中で悩みな...全文を見る
○紙智子君 もう一つだけ聞きたいんですけれども、酒人ふぁ〜むの場合はみんなが二種兼業農家ですよね。いわゆる農水省で掲げている主たる農業者というか、所得六百万ですかね、というのを得ているような主業農家というか、そういう人が中に入っていないわけです。しかし、みんなで力を合わせて実態に...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  それじゃ次に、「かみはやし」というんですね、カントリーの忠参考人にお聞きします。  今お聞きした質問と同じ質問にもなると思うんですけれども、法人化して、それで必ずしも、何というんでしょうか、うまくいくわけではないというか、やっぱり難しい...全文を見る
○紙智子君 この本ですね、「農業構造問題研究」ということで、この中に「神林カントリー農園の概要と青年農業者への期待」というのがあって、その中で参考人は、いろいろやり取りの中で、将来株式会社化される意向あるかというふうに聞かれていて、そのときに、興味はあるんだけれども、安易な株式会...全文を見る
○紙智子君 この同じ雑誌の討論の中で、新潟県の新規参入支援制度のことが書かれていました。法人に対して月額十万円出されていると。  それで、忠さんはこれを活用して研修受入れで青年農業者を育てるという重要な役割を担っておられるんですけれども、研修受入れそのものもなかなかやっぱり大変...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  じゃ次に、全中の山田専務理事にお聞きしたいと思うんですけれども、出されている資料の中で、農地と担い手に対する考え方ということで、効率的かつ安定的な農業経営と目される農業の動向で、これまでの認定農業育成政策の努力にもかかわらず、水田農業では...全文を見る
○紙智子君 いろいろな声が出ている中で、例えばこれだけ耕作放棄地が増えているんだし、この際、その歯止め掛からないんだったら株式会社でも何でも、とにかくやってくれるんだったらいいじゃないかというような声が出ていたり、あるいは農業団体にとっては不利益だから参入に対して抵抗するんじゃな...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  法案の質問の前に、諫早湾の干拓の問題で質問させていただきます。  福岡高裁が諫早干拓の工事続行を禁止した佐賀地裁の仮処分決定を取り消しました。漁民の皆さんは、一体どれだけ苦しめればいいのかと、我々に死ねと言うのかと、こういうふう...全文を見る
○紙智子君 都合じゃないと言いますけれども、私はやっぱり農水省の都合で勝手な言い分だというふうに思うんですよ。  予期せぬ事態が起こるというふうに言うんですけれども、これも前に一度質問したことありますけれども、開門調査をやった場合に、もしかすると被害が出るかもしれないと言って予...全文を見る
○紙智子君 中・長期の開門調査を否定したのは昨年の五月ですよね、農水省は。それ以来、言わば二回の司法の判断が出されたわけです。佐賀地裁の工事続行禁止というのと今度のこの高裁ですね。高裁の、工事と漁業の因果関係を否定せずに、かつ中・長期の調査を、責務についてうたったと。これらの司法...全文を見る
○紙智子君 現地の人たちは本当に納得をしていないし、本当に怒りを強めています。  漁民の廃業はこの間、本当に相次いできたわけです。私も直接お会いしていろいろお聞きしましたけれども、やっぱり息子と一緒に船に乗っていた人が一緒に乗れなくなったと、出稼ぎに出なくちゃいけなくなったと、...全文を見る
○紙智子君 収入が不安定であるということなど、それから意欲の問題なども挙げられていますけれども、米の価格が下落をして地域農業の担い手と言われる大規模農家の経営が打撃を受けているわけです。経営安定対策がまともに機能しないということが明らかになっているわけです。このままでは、やっぱり...全文を見る
○紙智子君 今、都道府県が、今度はこういう設計なんかも都道府県がやっているんだという話がありました。それから、十五年産は不作で特別高くなったんだという話もありましたけれども、十五年産、確かに少し上がったかもしれませんけれども、これ当然ですよね、取れなかったわけだから。それで、だけ...全文を見る
○紙智子君 今いろいろ言われたんですけれども、いずれにしても、現にこういう事態があるわけですから、やっぱり総点検をしてちゃんと見直していただきたいと思うんですよ。  農協共済総合研究所が専業農家に対して行った調査で、稲作を継続できる米の手取り価格ということで、手取りですよ、これ...全文を見る
○紙智子君 たとえ耕作放棄地対策であったとしても、やっぱり農業担当役員が一人いればよい特定法人に農地の権利取得を認めれば、やっぱり農業生産法人を特定法人レベルまで緩和しろというふうに必ず要請が出てくると思いますし、リースだったらどこの農地でもこの株式会社一般に権利取得認めろという...全文を見る
○紙智子君 今いろいろ言われましたけれども、やっぱりこの農地法そのものに手を付けなくても、例外とか特例という形で限りなく農地法を抜け殻にしていく、そういう改正はすべきでないということを最後に申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
06月02日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
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○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。  本法案は、特定法人貸付制度の導入により、全国どこでも株式会社がリースにより農地の権利を取得することが可能になるもので、重大な問題があります。  第一に、担い...全文を見る
06月13日第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最近、ロシア側の様々な意見が新聞紙上で報道されておりますけれども、六月三日にロシア外務省がサハリンの議員らの書簡を受けて声明を発表しています。その中で、平和条約締結をめぐるロシアと日本の対話はロシアの領土割譲を意味するものではない...全文を見る
○紙智子君 短めに。
○紙智子君 ロシア政府自身が出しているロシア対外政策概念というのがありますけれども、そこに述べていることに照らしても、そこで言っているのは、現在の交渉メカニズムの枠内において両国間の国際的に承認された国境線形成の互いに受け入れられる解決策の探求を続けていくというふうに言っています...全文を見る
○紙智子君 今、日本の外務省の認識として、ヤコベンコ報道官が、言わば反論的なという話もされていたんですけれども、ちょっと違うかなというふうに思って聞いています。  その同じ外務省の声明で、ヤコベンコ報道官は、報道局長ですかね、こういうふうにも言っていますよね。戦後処理の結果とし...全文を見る
○紙智子君 町村大臣は一々それに反論する必要もないようなことを言われたんですけれども、今ロシアが戦後処理の問題をめぐっては自らの正当性を主張してきているという、まあ駐日大使自身もさっき紹介したようなことを言っているわけです。  そういうときだからこそ、当時領土不拡大という連合国...全文を見る
○紙智子君 それで、やはり日本は領土交渉においてこのサンフランシスコ条約で千島を放棄したと、これは事実なわけで、それが日本にとっては弱点でもあると思うんです。しかし、このヤルタ会談での不当な秘密協定の取決め、今、町村大臣もおっしゃったとおり、やはり日本はあずかり知らないところで勝...全文を見る
○紙智子君 言いたいことは、要するに今の時点で、相手国、まあロシア側が言わばこの戦後処理をめぐって自分たちの国のやっていることは正当なんだということを言ってきているときだけに、やっぱり間違った、そもそも不当な占領という形でやってきた、そういう上に立って、そこから超えない形で、もう...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、最後一つだけなんですけれども、それらをめぐっても、ちょっと大臣の、町村大臣の最近の発言の真意を確認をしたいんですけれども、五月二十七日の記者会見で、先ほども出ていましたけれども、懸け橋の話と、それから五月十八日の日経新聞のインタビューで、領土交渉については、...全文を見る
06月14日第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第25号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日、小池議員に差し替えていただいて、私、質問いたしますので、よろしくお願いいたします。  それで、私は出身が北海道なんです。それで、北海道でこの間、社会保障推進協議会の皆さんなどが随分実態調査をされております。それに基づきなが...全文を見る
○紙智子君 できるだけ個別に具体的に聞いた方がきっと答えてくれるだろうということだったものですから、具体的にお聞きしているわけですけれど。  それで、次に要介護一の人についてなんですけど、一人の方は六十三歳、北見に住んでおられるんですけど、リューマチで家事、特に掃除をやる場合は...全文を見る
○紙智子君 実際に見た場合はいろいろ言えるけれどもということなんですけれども、やはりこの間も何度かそういうやり取りが委員会でもされていると思いますし、実際にはやっぱりその現状に即して必要なものまでは削らないという趣旨のことも言われているかと思うんです。そうであれば、やっぱり在宅生...全文を見る
○紙智子君 分布とかですか、この実態を具体的な掌握というのはされていないんですか。
○紙智子君 私、よく耳にする声というのは、やっぱり平均的に物事を何でも見ないでほしいというのが出されるわけですよね。やっぱり具体的に一人一人の状況があるわけなので、やっぱりそういう血の通った関係というのを非常に望んでいるということを痛感します。  札幌のある特養ホームで入居者ご...全文を見る
○紙智子君 低所得者に対する配慮をしているんだと。減免制度があるというのは私も知っています。しかし、この減免制度でいいますと、特養の法人がやろうというふうにしなければ、これはできないわけですよね。減免といっても、法人も持ち出す分というのがあると。それで、減免を強調するということで...全文を見る
○紙智子君 今その負担が、重い負担があるということを認識をお話しになりましたし、今後ともそこの部分を十分にできるようにという改善を考えているというお答えだと思います。  もう一つ、これ東京都が厚生労働省に対しても提案をしていますけど、低所得者の利用負担の軽減措置について、全サー...全文を見る
○紙智子君 社会福祉法人以外に拡大することを考えてないということなんですけど、私はやはり、介護保険の見直しというのであれば、こういう提案にこそ耳を傾けて、検討すべきだというふうに思います。厚生労働省が決めたことを地方に押し付けるばかりじゃなくて、地方の提案をちゃんと生かすというこ...全文を見る
○紙智子君 それから、食事も介護の一環ということでこれまで来たと思うんです。今までそういう形で保険から月に六万四千円の基本食事サービス費が計算をされて、うち一部を本人が負担をしていたと。これを今度は材料費と調理代については全額自己負担ということですね。  食事は介護療法の一環と...全文を見る
○紙智子君 もう一回きちっと答えていただきたいんですよね。施設のお話を聞きますと、今まで、例えば月に一人六万四千円の基本サービス費が、利用者から取る四万八千円、これ第四段階以上の人ですけども、と保険から幾ら出るか未定の栄養管理費用でやりくりしなければならないと。それで、施設によっ...全文を見る
○紙智子君 もう全然これでは納得できないと思いますね。  栄養分については確保するとかなんとかと言っていますけれども、現場はとにかくこのままじゃもう本当に大変だと、本当でいえば、この施設の中でも作ったりしたいわけですけれども、そういうことに掛けるお金が本当になくなってしまって、...全文を見る
○紙智子君 この問題も、個室の方が介護療養の条件がいいかもしれないんですけれども、しかしホテルコスト負担だということになりますと、国民年金だけの低所得者の人は入れなくなるんですね。北海道の国民年金の平均の支給額は幾らかといいますと、四万九千百九円ですよ、平均で。平均ですからね、も...全文を見る
○紙智子君 国民年金の低い方でも入れるようにしてほしいと思うんですよ。  厚生年金の受給者にとっても今後の特養ホームなどの施設というのは入りづらいわけです。今、北海道の厚生年金の平均は十六万五千三十五円です。この平均額でも、今後住民税の課税になりますから、見直しで個室、これ第四...全文を見る
○紙智子君 全部がダブっているわけじゃないと思いますからね。それで、具体的に困っているという話があるわけですから、やっぱりきちっとそこは把握して、見直していただきたいというふうに思います。  次に、介護労働者の条件の改善の問題で質問いたします。  まず、介護に当たるヘルパーさ...全文を見る
○紙智子君 北海道では、移動では非常に苦労が付き物なんですね。利用者のお宅まで行く場合のその距離も非常に遠距離という場合も多いですし、道北地方の例でいいますと、車で一時間掛かるんですね、往復で二時間と。その間のガソリンの経費や賃金は何の保障もないというのもあります。とてもサービス...全文を見る
○紙智子君 事業者の方に聞きますと、現在のこの介護報酬の水準ではとてもそこまで賃金を払えないということなんですね。  ある北海道内の事業所の例ですけれども、登録ヘルパーさん、Aさんの場合は、七十時間で、三十分サービスを行って、時給千五十五円で、月七万三千八百五十円と。そのほかに...全文を見る
○紙智子君 やっぱり本当に現場では、それは払いたいということもあるわけですけれども、実態としてこの介護報酬が低いために苦労しているわけですよ。それで、事業者が本当に苦労して、通達を実行した場合には今の介護報酬で経営できないと。それらの実態調査を、どうなっているかということをまず実...全文を見る
○紙智子君 今、実態調査をやっていると言ったんですけれども、こういうふうに実際、事業者の皆さんが今の介護報酬じゃできないというふうに言っていることについては調べられたんですか。
○紙智子君 させていただきますですか。これから、じゃ調査をするということですか。
○紙智子君 じゃ、きちっとそれは実態調査をやっていただいて、それで改善を図るように検討を求めたいというふうに思います。  あと、今後、厚生労働省は介護従事者の資格を介護福祉士一つにしようということで、関係者に非常にこれも不安が広がっているんですね。資格を取らない今のヘルパーさん...全文を見る
○紙智子君 じゃ、支援措置ということでは検討していくということでよろしいんですね。  人材育成にかかわる助成金に介護能力開発給付金というのがありますが、要件が厳しくて、予算額、二〇〇四年度で一億八百万円ということなんですけれども、これに対して実績が、この五年間を見ましても一、二...全文を見る
06月14日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第20号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初にJAS法についてです。  それで、今回の法改正で新たに流通情報JAS規格が制定されることになりますけれども、大臣は本会議の質疑で、この生産情報公開JASとそれから流通JASの一体化について、消費者が商品選択の際に生産と流通...全文を見る
○紙智子君 これから鋭意そういうものについて検討していくということかと思います。  それで、関連して、牛肉のトレーサビリティー法について質問いたします。  私たち、法律の制定当時から、外国産の牛肉にも、これ、トレーサビリティーは義務付けるべきじゃないかというふうに主張してまい...全文を見る
○紙智子君 ちょっと今の答弁ではなかなか理解できないといいますか、私、お聞きしたのは、最初、二〇〇三年に質問したときに、やはり発生国からは入れないから必要がないんだというふうに言っていたことが、今変える形になってきているわけですけど、そうすると、やっぱり最初に適用除外にすると言っ...全文を見る
○紙智子君 外国から入ってくる肉でもって、日本の例えば加工場なんかも六割がそれで占めているという中で、国内ではトレーサビリティーということでやっているわけだけども、やっぱり輸入しているものに対してもやるべきじゃないかということで、そのことでやり取りがあって、それで、いや、未発生国...全文を見る
○紙智子君 今の話を聞いていますと、結局輸入牛肉に対してもそういうトレーサビリティーのシステムは必要ないということなんでしょうか。
○紙智子君 ちょっとこの問題ばっかりやっていると、まだ全然納得していないんですけれども、時間が過ぎてしまうので、いずれ二十七日に再度そういう機会があると思いますからやりたいと思います。  それで、次に米国産のジャガイモの輸入解禁問題について質問をしたいと思うんです。  それで...全文を見る
○紙智子君 今、具体的な提案があったというふうにお答えになった中身、土はブラッシングで落として密閉してコンテナでという話なんですけれども、これはこれまでも余り変わらないんじゃないかと思うんですね。これまでもアメリカからは再三この解禁の要求が出されてきて、最初八四年だったと思います...全文を見る
○紙智子君 今回、米側が具体的な提案を示したのは、日本ポテトチップス協会ですね、これが加工用の生のバレイショを期間、数量、方法を限定して輸入可能とする構造改革特区の申請をしていると。それに対して農水省は一度否定、拒否したわけですよね。そうしながらもこの特区推進本部に再検討を要請さ...全文を見る
○紙智子君 心配をするのは、このアメリカには現在日本の国内では未発生のパソタイプの、まあ寄生型というんでしょうかね、ジャガイモのシストセンチュウの発生が確認されていると。このシストセンチュウはジャガイモを枯死させて密度が高ければもう半作以下という、本当に面積で見ても半分ぐらいしか...全文を見る
○紙智子君 今、途中ということなんですけれども、本当に慎重に見ていかなきゃいけないことだというふうに思っています。  それで、農水省自身が二〇〇三年の八月に日本ポテトチップス協会の要請に対して回答をしているわけですけれども、その中で言っている答えは、特にバレイショに甚大な被害を...全文を見る
06月16日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進のこの法案の改正案につきましては、農村の景観や地域の資源を生かしたグリーンツーリズム推進と農業の生産の振興、地域振興につながることを期待をし、これは賛成するものです。  ただ、この...全文を見る
○紙智子君 端的にお願いします。
○紙智子君 確認しますけれども、つまり、その線路を残すということでもし手を挙げた場合には、運輸局としてはそれに対応するということも選択肢としては否定しないということだったわけですよね。それでよろしいですか。
○紙智子君 非常に重要な発言だったというふうに思うんですね。  それで、届けが出されてはいるんだけれども、廃止届が出されてはいるんだけれども、やりたいという事業者が出てきた場合は、その新会社が銀河線を運行するために新規の鉄道事業の許可を申請した場合、又は現在の運行会社、別会社と...全文を見る
○紙智子君 では次に、環境省にお聞きしたいんですけれども、京都議定書のCO2の削減目標達成に向けて政府は公共交通機関の利用促進を運輸部門の第一に挙げているわけです。この運輸部門のCO2排出量のうち自動車が九割近くを占めると。一九九〇年からのCO2の排出増加の半分をマイカーなどが占...全文を見る
○紙智子君 これまでも環境省、国土交通省もそういう点は認めてこられていると思うんです。それで、国土交通省もできる限りやっぱり鉄道は存続させる立場に立って、まあ今、廃止のあれは出されてはいるんだけれども、しかし地元では何とか残したいものだということでの声は引き続きありまして、やっぱ...全文を見る
○紙智子君 私は是非、今何とかやりたいということでの努力が続いているわけですし、そして、もしかすると手を挙げるという人も出てくるかもしれないという中で、廃止するのはいつでもできるわけだけれども、やっぱりそういう事態も見守りながら、あらゆる可能性を追求するという立場に立っていただき...全文を見る
○紙智子君 終わります。
06月27日第162回国会 参議院 農林水産委員会 第22号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、参考人として来られた先生お二人にお聞きしたいんですけれども、ちょっと、質問時間が十五分なものですから、答弁できるだけ簡潔にお願いしたいと思います。  最初に金子座長代理にお聞きしたいんですけれども、アメリカのBSEの検査...全文を見る
○紙智子君 それじゃ吉川座長にお聞きしますけれども、これは国内対策の見直しの答申をめぐっての問題ですけれども、食品安全委員会のプリオン専門調査会がまとめた答申で、我が国における牛海綿状脳症に係る食品健康影響調査で、その「おわりに」というところで「二つの批判的意見に留意すべきである...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、もう一度金子さんにお聞きしたいんですけれども、米国・カナダ産牛肉のリスク評価に関しての厚労省、農水省の諮問の仕方、内容についてなんです。  それで、先ほどもちょっと和田議員とのやり取りがありましたので、それを、その上に立ってもう一度確認したいんですけれども...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、政府への質問にします。  まず、厚労省に質問します。  それで、今、参考人にもお聞きしたんですけれども、食品安全委員会の答申は、終わりに二つ批判的意見に留意すべきだと言って、この輸入混合飼料の影響が不明で、その対策の実施はこれからの課題で、SRMの除去の...全文を見る
○紙智子君 短くしてください。それ、言わなくても分かりますから。
○紙智子君 食品安全委員会の答申の中では、二十か月齢以下なら検査しなくてもいいという結論は一言も言ってないと思うんですね。やっぱり、リスクは増える可能性があるけども増え方が少ないと言っているだけだと思うんです。初めに検査の緩和ありきで、それに否定的な部分は無視するというのは良くな...全文を見る
○紙智子君 今の答弁では納得できませんけど、ちょっと時間もありますから次行きます。  農水省にお聞きします。  アメリカで二頭目の感染が確認をされて、同時に、これまでの検査のずさんさも明白になったと。アメリカの検査ではかなり見逃しがあるというふうに思うわけですけれども、少数の...全文を見る
○紙智子君 はい。  今お話があったんですけれども、私はやっぱり、十月二十三日の時点のときに既にこういうことを言ってしまったということ自体はやっぱり誤りだし取り消すべきだというふうに思っています。そして、やはり今お話がありましたけど、二十一日のプリオン専門委員会でも、一〇〇%の...全文を見る
06月28日第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  初めに、森岡厚生労働政務官の六月二十二日の発言について伺います。  東京裁判が本当に正しかったのか、国民に訴え、世界にも発信すべきだというふうに述べました。東京裁判の正当性を否定する発言を行ったわけです。これに対しては、細田官房...全文を見る
○紙智子君 厚生労働政務官というところにありながら、こういう形での発言を繰り返してその都度問題になるということ自体が私は非常に問題だというふうに思っています。繰り返しこういうことをやるということでいえば、やはりふさわしくないということで、はっきり罷免をすべきだということを最初に申...全文を見る
○紙智子君 ドイツやフランスなどは六%ということで、そういうところと比べても我が国の法定雇用率は低いということでは、やっぱり一層の見直し、検討が求められているというふうに思います。  続いて、一九七六年のこの法改正で現在の法定雇用率の制度がスタートしたわけです。当時は身体障害者...全文を見る
○紙智子君 ちょっと一つ、もう一つあるんですけれども、これもちょっと先ほど重なって質問をされていたので、もう一つ飛びまして、小規模作業所などの仕事への拡大の問題です。  それで、厚労省は地方自治体に対して繰り返し官公需の発注の促進を通知してきたと思います。国の機関の官公需発注の...全文を見る
○紙智子君 それでは、次に行きますけれども、あん摩マッサージ指圧師試験の受験の無効となった問題についてです。  これは、一方でこういう形で障害者の雇用を促進する法律を議論しているわけですけれども、それと矛盾するようなことが現場では実際起こっているということでもあります。  そ...全文を見る
○紙智子君 短めにお願いします。
○紙智子君 それで、この視覚障害者にとって、その後の人生設計を懸けたあん摩マッサージ指圧師の国家試験で、今年の三月、国の機関の過失によって受験が無効になるという事態が起こったんです。国立函館視力障害センターの入所者が今年の二月二十六日に行われたあん摩マッサージ指圧師国家試験を受験...全文を見る
○紙智子君 ちゃんと質問したことに答えていただけませんか。  実際に本人は手続にかかわってないで、もう出したものと思っていたわけですから、本人に過失があるかどうかということを聞いたんですよ。答えてくださいよ。短く。
○紙智子君 全く無責任な答弁だと思うんですね。本当にひどい答弁だと思いますよ。  この間、この可香さん本人も、函館から上京して、そして厚生労働省や財団に直接救済を要請したんですよ。ミスを犯した国立センターからも何度も救済を求めているんですよ。私も何回も厚生労働省に要請しました。...全文を見る
○紙智子君 確かに、ミスで書類は期限に出てないわけです。しかし、実態的にはこの可香さんは受験資格を有しているわけです。  法律に基づいて策定された試験の事務規程では、修業証明書は実施計画に定めた日までに提出させることというふうにあるだけで、受験者本人を無効にできる規定はないんで...全文を見る
○紙智子君 私は、大臣にはある種の期待を持っていたわけです。是非このことを直接大臣にお聞きしたいということで、今日わざわざ質問をさせていただいたわけです。  それで、私はどうしても納得いかないんですね。こういう厚生労働省の仕事の在り方でいいのかということを非常に思うわけです。 ...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたけれども、この問題はまたこの後もちゃんとした対策を取っていただくまでやりたいと思います。  以上で終わります。
07月11日第162回国会 参議院 行政監視委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  警察の裏金問題について質問をいたします。  最初に、北海道警察では、全部署で裏金づくりをしていたわけですけれども、昨年、道警も世論に押されて、九八年度から二〇〇三年度までの捜査用報償費、それから捜査費、旅費、交際費、食糧費につい...全文を見る
○紙智子君 国費、道費合わせて、今お話があったように、合わせて約十一億円と、この不適正執行があったということですけれども、今年の五月にその内部調査が適正かどうかを検証した道の監査委員の確認的監査結果報告書というのが出されました。道費について、新たに約三千七百万円の不正支出が明らか...全文を見る
○紙智子君 それは道警がそういうふうに答えられているということだと思うんですね。  それで、道警は必要な資料をなかなか提出しないと、監査に協力的でなかったということも言われているわけです。内部調査は全く不十分なんですね。一部の記載内容が異なるとか、精神的な圧迫を感じたとか、強要...全文を見る
○紙智子君 徹底した検証をこれからもやっていくということでよろしいですね。
○紙智子君 会計検査院が検査をする警察の会計書類は、例えば領収書等々あるわけですけれども、氏名などを黒塗りをして隠していない書類、いわゆるマスキングしていない会計書類等を検査をしていますか。
○紙智子君 徹底した検査を行っていく上で、今マスキングしていないということ、見ているということなんですけれども、捜査費を受け取ったとされる捜査協力者の聞き取りがやっぱり非常に大事、重要になっているというふうに思うんですね。道監査委員の一人は、この捜査協力者の聞き取りをできなかった...全文を見る
○紙智子君 国家公安委員長は、五月十六日のこの行政監視委員会、当行政監視委員会で、我が党の吉川議員が会計検査院の検査、検証に全面的な協力を行うように要請をしたのに対して、関係資料提出や捜査員の聞き取りなどは、業務上支障がある場合、例えば捜査中の事件にかかわるもの等を除いて、警察を...全文を見る
○紙智子君 今明快な御答弁をいただいたというふうに思うんですけれども、やはり会計検査院が捜査協力者に聞き取りをするということを、これまででいいますと警察の側が拒否をするということがあったわけですけれども、これはやっぱり法的にはそもそもできないことにはなっているわけですし、やっぱり...全文を見る
07月19日第162回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号
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○紙智子君 先ほど日高参考人の方から、アメリカの側がどういうふうに思っているのかというようなことでのお話、日本が考えているのと全然違うんだというお話があったと思うんですけれども、現に今、日本に、沖縄には米軍の基地があって、防衛施設庁の情報によりますと、在日米軍人軍属による事件や事...全文を見る
○紙智子君 ちょっとそれは、私はそうかなと思いますけど、ちょっと島田さんの方にもお聞きしたいので。  島田参考人は沖縄振興計画、七年ずっとかかわってこられていると思うんですけど、その七年の到達点をどう見ておられるのか。そして、懇談会で指摘された提案の到達点と今後の展望についてど...全文を見る
10月11日第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、自立支援法による一割負担の導入について質問いたします。    〔資料配付〕
○紙智子君 大臣は無理のない負担だということを繰り返しお話しになっていますけれども、障害者や家族には深刻な負担増になることは避けられません。四日の予算委員会で我が党の小池議員が通所施設そして入所施設の負担がどれだけ過酷なものかということをお話ししたわけですけれども、それだけではあ...全文を見る
○紙智子君 手元に残す仕組みはグループホームの場合はないと、しかし六万六千円と作業工賃の一部が手元に残るというお話されているというふうに思うんですよね。しかし、平均工賃は大体一万に満たないということもなっていますし、グループホームの利用料、特に知的障害者の場合でいいますと平均で五...全文を見る
○紙智子君 ちょっと私聞いた趣旨と違うお答えで、別に根拠ということはもう既にお話しになっていますけど、これしか残らないような状況で本当にきめ細やかな減免なんというふうに言えるのかというふうにお聞きしたわけですよ。  この表の中で、次のところは平均的な例ということで出ていますけれ...全文を見る
○紙智子君 全然答えてないわけですよ。私は、これで無理のない負担だとおっしゃるんですかと言ったら、平均はこうだけどそうじゃない場合もあるとかなんとかということを言いますけれども、そういうことを聞いたんじゃないんですよ。しかも、減免措置は期限付きですよね。個別減免は三年間が限度です...全文を見る
○紙智子君 結局、検討という話の範囲なわけですよね。所得保障にしたって、一体何年前から言っていることなんですか。これ、政府は一九八一年の国際障害者年のときからずっと所得保障の確立ということを掲げてきているわけじゃないですか。もう二十五年たって実現してないものが三年後で実現できるん...全文を見る
○紙智子君 今、国際的に見ても日本が後れてきたということを認めて、もっと前進しなきゃいけないと、それはそうだと思いますよ。  で、私はやっぱりこの審議を通じて、今までも出されてきたけれども、だれかが負担しなきゃいけないというお話をされるわけですけれども、それはそうだと思いますよ...全文を見る
○紙智子君 もう時間がもったいないので、聞いていないのに立ち上がって答えないでいただきたいと思います。  大臣の言う無理のない負担の実態というのは結局障害者に最低生活を押し付けるものだと、日常生活や社会生活を営む最低限の支援を受けることは障害者の皆さんにとってはようやっと普通の...全文を見る
○紙智子君 短めにお願いします。
○紙智子君 義務的経費の対象となる新事業の基準がどうなるかというのは、作業所のこれからの運営に大変大きな影響があるんですよね。だから、白紙委任できないというふうに言っているわけですよ。法的審議には不可欠の要素だし、これ明示されなければ議論のしようがないことなんです、本来。当事者に...全文を見る
○紙智子君 予算の確保に最大限の努力というのは、それはいいと思うんですけれども、ただやっぱりそれぞれのところでちゃんとやってもらいたいということなんですけれども。実際上、財政難の自治体は柔軟に助成を増やすというよりも、削るということの不安というのはぬぐえないわけですよ、今厳しいか...全文を見る
○紙智子君 答えになってないんですけれども、ちょっとその後があるので、これはちょっとまた引き続きやりたいと思いますけれども、もう一つのちょっと重大な問題があるのでお聞きします。作業所が地域活動支援センターに移行した場合の利用者負担の問題です。  地域活動支援センターの利用者負担...全文を見る
○紙智子君 結局は、だから市町村がやることで、国からは別にどうもしないという話なわけですよね。  地域活動支援センターの利用者は負担上限額の別枠で利用料を払わなきゃならないわけですよ。個別減免もないと。ですから、ヘルパーなど個別給付の利用料を払った上で作業所の利用料を払わなきゃ...全文を見る
○紙智子君 おおむね無理のない負担だと思っていると言うんですけれども、それは余りにも患者さんの実態を知らないと思いますよ。  私は、北海道の腎臓病の患者さんの連絡協議会からお話を伺ったんですけれども、負担増の影響というのは本当に深刻なんです。腎臓病の場合、負担の上限は一万円で抑...全文を見る
○紙智子君 限りなく応能負担に近づけたというんだったら、別に変えなくてもいいんじゃないかなと思うわけですけれども。  この腎臓の方たちは、生きている限り透析の治療は続けなきゃいけないわけです。この過酷な負担が続くことになるわけですね。これ以上の負担に耐えられないと、家族にはやっ...全文を見る
○紙智子君 じゃ、時間になったということなので、最後に一言だけ言わせてもらいますけれども。  いろいろ議論してきていますけれども、やっぱり応益負担の撤回というのは、障害者や家族、関係者の皆さんの共通した声なんですね。やっぱり、本当にそれに対してきちっとお答えになっていらっしゃら...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  先日、私、北海道に原油価格の問題で調査に入りました。日高地方の漁協や、あるいはこの熱供給公社や、あるいはクリーニング協会、それからトラック協会、それから大衆浴場ですね、生協連などを含めて回ってきたんですけれども、どこに行っても、や...全文を見る
○紙智子君 国内的にやったとしても余り効果はないということをおっしゃられるんですけれども、しかし四年前のときに経済産業委員会で議論になったときには、当時の平沼元経産大臣もこの備蓄の放出ということで価格に影響があるということは認める発言も、答弁もされているわけですよね。  ここに...全文を見る
○紙智子君 今いろいろとその評価益の問題があるという話もあって、それはそういうふうにも私も知っていますけれども、それにしても利益は上がってきているというのは事実だというふうに思うんですね。  それで、実際に新日本石油などの六社についていえば、国際エネルギー機関の備蓄放出要請を受...全文を見る
○紙智子君 いや、時間がありませんから。  やっぱり、大臣自身が強く言わないと、ほかはだれも言う人はいないというふうに思いますので、そういうことと、もう一つ、今言われました漁業、水産の具体策の中で緊急対策ということを出されているんですけれども、やっぱり融資じゃ乗り切れないという...全文を見る
○紙智子君 非常に大事な問題だし、急いでこれ、経営安定対策という形で魚価対策含めたものをやっていただきたいというふうに思うんです。  それと、最後になりますけれども、価格を、もう市場だから仕方ないという形で、結局、政府として責任を持とうとしないと。この姿勢というのは米の問題でも...全文を見る
○紙智子君 その制度を決めた農水省の側からいえばそういう理屈なんでしょうけれども、しかし農家の皆さんは天気で左右されるわけですよね。いや、去年も台風が来て駄目になったと、その前は凶作だったと、ようやっと今年は台風も来なかったと、ほっと胸をなで下ろして、さあ収穫だと思ったら、今度は...全文を見る
12月06日第163回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  米軍再編に関してのさきの中間報告にかかわって質問させていただきます。  この中間報告によりまして、私の住んでいます北海道でも、嘉手納米軍基地の訓練を千歳の自衛隊基地に移転する動きが持ち上がっています。再編には多くの都道県やあるい...全文を見る
○紙智子君 短くお願いします。
○紙智子君 今のお答えでもわずか一人と。しかも、条件付というわけですよね。  北海道と周辺自治体も反対をしています。千歳では、戦後三十年に及ぶ米軍の駐留があった。で、今、自衛隊の駐屯で騒音や事故の負担にもう既に苦しんできているわけです。それから矢臼別でも、沖縄の米海兵隊実弾演習...全文を見る
○紙智子君 ちょっと今のお答えだとよく分からないんですよね。  つまり、私お聞きしたのは、関係自治体の意向を、つまりなかなか厳しいというふうに言っているその意向をどのように尊重してやろうと思っているのかということをお聞きしたので、調整といってもそこがどういう立場なのかということ...全文を見る
○紙智子君 市町村の意向をやっぱり本当に尊重しない方向でやるんだとすれば、これ、そもそも話合いにならないというふうに思うんですよ。  それで、千歳などに訓練、演習を持ってこようとしている沖縄の嘉手納基地なんですけれども、所属のF15戦闘機ばかりではなくて、ここは本国などからも外...全文を見る
○紙智子君 結局、今の段階で数的に言えない、示せないというわけですよね。だから、地元嘉手納の町議会では、十一月四日の日に、はっきりとした削減のその数量も示さないばかりか、嘉手納基地の共同使用や航空自衛隊が入ってくるということでは新たな負担増かつ機能強化につながることは必至だと、断...全文を見る
○紙智子君 ちょっと一言で、守ってくれというふうに言っているんですか。
○紙智子君 遵守を申し入れているということですから、それ自体、政府自身も協定やこの規制措置に反しているということをお認めになっているということだというふうに思うんですよ。  それで、大臣、この嘉手納の負担は軽減される保証はないと、今の段階で全然数字も示せていないわけですから。一...全文を見る
○紙智子君 御理解できないということなんですよね。  抑止力という話がありましたけれども、その考え方と私たちは一致しません、はっきり申しまして。  やっぱり、何のために米軍基地の再編なのかということでいいましたら、今回この中間報告を発表した後の記者会見で、当時の大野防衛庁長官...全文を見る